レポートインタビュー、記者会見、舞台挨拶、キャンペーンのレポートをお届けします。

2025年11月アーカイブ


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スピッツの名曲「楓(かえで)」を原案にした、映画『楓』(配給:東映/アスミック・エース)が 12 月 19 日(金)に全国公開となります。

本作で監督を務めるのは、多様な恋愛映画を手がけてきた行定勲。『世界の中心で、愛をさけぶ』に続く令和を代表するラブストーリーに挑む。そして、オリジナルストーリーを書き上げたのは、『ソラニン』『東京リベンジャーズ』などジャンル問わず常に評価される脚本家・髙橋泉。そして音楽は、藤井風など様々なアーティストの作曲や編曲、プロデュースを務め、優れた楽曲をCM・映画・ドラマなど多方面に提供するYaffle が担当します。


物語の主人公を演じるのは、福士蒼汰福原遥。双子の弟・恵を失った涼(福士蒼汰)が、残された恵の恋人・亜子(福原遥)の前で弟のフリをしてしまうところから始まる、2人の切なすぎる運命を描く本作。


主演:福士蒼汰×福原遥、行定勲監督が公開に先駆け来阪、舞台挨拶を実施!

また、映画興行発祥の地・なんばにて点灯式イベントを実施いたしました。

なんばのまちの回遊拠点[なんば広場]の巨大プレゼントボックスに明かりを灯す!!

 

本イベントでは、12 月 19 日に公開を控える映画『楓』についての魅力をたっぷり語ってもらうスペシャルステージや、「映画興行発祥の地・なんば」ならではの映画興行についての 3 人の想いが語られました。


またメインイベントとして、再編され 2 周年を迎える「なんば広場」に設置された「なんば広場」の文字がプリントされた、赤い巨大なプレゼントボックスのライトアップ点灯式を行いました。
 


◆日時:11月23日(日)  ①舞台挨拶:13:00~13:30(上映後)
                                     ②点灯イベント:17:00~17:30

◆場所: ①なんばパークスシネマ スクリーン7
           (大阪府大阪市浪速区難波中2丁目10−70なんばパークス6階)

            ②なんば広場 (〒542-0076 大阪府大阪市中央区難波5丁目)

◆登壇者(敬称略): 福士蒼汰、福原遥、行定勲監督



①【 『楓』大阪先行上映会 舞台挨拶 】

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なんばパークスシネマで行われた舞台挨拶は、直前まで先行上映が行われ、涙を拭うお客様で満員の中での登壇となった。拍手鳴りやまぬ会場で、久々の大阪について、福士は「以前通っているお店があり、今回連絡してみたのですが、予約が取れず、ダメでした…。いつも行けるチャンスがあれば連絡して、予約が取れたらすごく嬉しいんです!」と笑った。福原は「私も朝ドラの撮影で 1 年近く大阪に住んでいたので、皆さん温かくて、フレンドリーで、大阪が大好きになりました。その時は週 2 くらいでお気に入りのイタリアンに行っていて、お店の方と仲良くなって、クリスマスには厨房に入らせてもらって、差し入れ用のクッキーを一緒に作ってもらったりしました。」とほっこりエピソードを明かした。
 

★作品について

行定監督は「最後にスピッツの「楓(かえで)」の曲が流れるところに、グッと来てほしいと思って作りました。今回、スピッツさんから曲を授けていただいて、そこから映画を作り出したので、最後に「楓(かえで)」という曲に戻すことによって色が変わっていくのを感じて頂けたら嬉しいです。」と作品の見どころをアピール。


kaede-11.23-fukushi-1.jpg性格の異なる双子を演じた福士は「亜子と一緒にいるシーンは自分を偽っている部分が多かったので、心苦しさもありましたが、監督と会話しながら落とし込んでいきました。あと左利きも難しかったです。歯磨きとか、シャワーを浴びたりも左手でする練習を日常からしていました。」と演じてみて難しかった事や役作りについても語った。


★ニュージーランドでの撮影について

福士は「テカポ湖のシーンは、天候の関係もあって、空港についてバスに4・5時間乗って現場についてすぐ、撮るよー!と言われて撮ったんです(笑)」と撮影秘話を明かすと、福原は「撮影は大変だったけど、ここのシーン、お気に入りなんです。あの場所に行かないと出ない感情が湧き出てきて、お互い今まで抱えていたすべての感情が解き放たれるような、目を見ているだけで泣きそうになる、忘れられないシーンになりました。」と熱く語った。


★楽曲について

行定監督は「最後にすべてが分かって、お互いがリスタートする部分で、2 人のここまで歩んできた道のりを、「楓(かえで)」の歌詞が補填してくれるような流れになっていると思います。」と楽曲へのこだわりを述べた。


★最後に

福士から「この作品は見れば見るほど移り行く感じがあると思います。こだわっているシーンがたくさんありますので、噛みしめて観てほしいと思います。」

福原から「皆さんの様々な想いを温かく包み込んで、前へ踏み出させてくれるような、そんな作品になっていると思います。大切な人と観て頂きたいです。」と挨拶し、温かい拍手の中、舞台挨拶は終了した。



②【なんば広場サプライズイベント】

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★関西弁でご挨拶!?

会場には約 1,000 人のお客様が駆けつけ、スピッツの楽曲「楓」が流れると期待の声で大盛り上がりする中、ステージ前に敷かれたレッドカーペットを歩いての登壇となった。拍手が鳴りやまない会場で、まずは福士から関西弁での挨拶の無茶ぶりに、関西弁のイントネーションで「今日は来てくれてありがとう。いや~難しいわ。戻ってしまいますね。今日はサプライズイベントにも関わらず、こんなに集まっていただきありがとうございます。よろしくお願いします。」と挨拶。

続いて福原から「みんなありがとう。大阪めっちゃ好きやねん。ほんまに来れて嬉しいわ~。今日は楽しんでいってください。よろしくお願いいたします。」と挨拶。

最後に監督を務めた行定から「おおきに。ありがとうございます。こんな場所があるんですね。皆さま集まっていただき、ありがとうございます。よろしくお願いいたします。」と挨拶した。

それぞれの関西弁に会場からは黄色い声援があがり、大阪らしい盛り上がりを見せた。


kaede-11.23-2shot-500-1.jpg★脚本を読んだ感想は?

福士は「双子という設定で、もう一人のフリをしないといけないというある種 3 役を演じることになったし、「楓」という曲から生まれる物語の可能性、歌詞と劇中の場面の繋がりを感じ、歌の聞き方が変わったなと感じました。」

福原は「こんな切ない作品があるだなぁと思いましたし、登場人物それぞれの想いを感じるたけで、すごく胸がきゅっとなる瞬間がたくさんある作品だと思いました。きっと誰もが別れだったり喪失を経験した事があると思いますが、そんな人の背中をそっと押してくれるような温かい作品だと思いました。」


★スピッツが映画を鑑賞した際のエピソードは?

行定監督は「実はお互い緊張して、そこまでお話できなったのですが、終わった後に友人に美しい映画だったと褒めてくださっていたとお聞きし、すごく光栄でした。」


★やりとりから仲の良さを感じる二人に、現場で感じた自分だけが知る相手の一面は?

福士は「ピュアで真面目ですし、役に対して真っすぐな方だなと思いました。ニュージーランドでウールを使ってマフラーを編んでくださって、編み物が好きな事は知らない一面でした。」と笑い、

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福原は「福士さんはストイックで努力家ですけど、意外とお茶目で、猫のぬいぐるみを使って話しかけてきたり、現場でもムードメーカーで盛り上げてくださって、すごく支えられていました」と普段見せない一面を明かし、福士も赤面していた。


★映画について鑑賞前のお客様にオススメポイントは?

福原は「ニュージーランドの景色は本当に綺麗で、自然が多く、日によって表情が違う事にすごく感動したので、大きなスクリーンで見てほしいです。」

行定監督は「日本的なラブストーリーで、20年振りにこんなに実直な映画を作らせてもらったと思います。楓の花言葉に遠慮という言葉があり、お互いに踏み込まない距離感、想い合うからこそ踏み込めない部分を描いていて、そこが見どころだなと思います。」

福士は「人間らしい作品だなと思います。それぞれの登場人物がお互いをおもんばかって生きていく様子が描かれており、それがとても輝いて見えるように感じるし、反対にすごく人間らしくもあり、人間ドラマを感じました。めっちゃエエ映画やで。見てな~」と最後は関西弁を交えて回答し、会場を沸かせた。


★開催地「なんば」について?

福士からは「実は数年前にドラマの撮影で2か月間なんばに泊まってました!元気で明るい街だし、お店もたくさんあって、毎週通っていたご飯屋さんもあります。」という思い出話が飛び出し、会場からは驚きの声があがる。


MCから「なんば」は明治 30 年に日本で初めて映画上映された地であり「映画興行発祥の地」であることが伝えられると行定監督は「映画を同じ空間で見るという行為が人を元気づけられるし、自分と隣の人の感情が違うと、そこに生まれる熱量みたいなものがすごく良くて、この活気のある場所を映画でもっと盛り上がってほしいですね」と語った。


★最後に

行定監督から「冬にみるにはピッタリで、心の奥底から温まる映画になっていると思います。音楽はスピッツをはじめ、他4曲流れてくるので、それを劇場のいい音響で楽しんでほしいです。」

福原から「大切な人をなくしてしまって、どうやって向き合って前に進んでいくのかを注目してほしいですし、見終わった後に大切な人をもっと大切にしたくなるような、心温まる映画になっていると思うので、劇場で楽しんでください。よろしくお願いします。」

福士から「劇中で4回流れる「楓」にそれぞれの色味があって、その色味の差を感じてほしいですし、27年前にリリースされ、ずっと愛されるスピッツさんの「楓」を劇場で聞くと、こんな感想になるんだと思いますし、本当に見る前と見た後で曲に対する感じ方が変わるので、皆さんがどう感じるのかすごく楽しみです。ぜひ劇場でご覧になってください。ありがとうございました。」
 

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続いて「なんば広場」に設置された「なんば広場」の文字がプリントされた、赤い巨大なプレゼントボックスのライトアップ点灯式を実施。

今回のために映画『楓』の装飾が行われた点灯ボタンを「3・2・1・点灯!」の掛け声に合わせ 3 人で押すと、煌びやかなイルミネーションが点灯。さらに会場に集まった 1,000 人のお客様が事前に配布されたペンライトを一斉に上にかかげ、会場はさらに華やかに。そんな光景に、福士も思わず驚きを見せ、福原も目を輝かせて喜んでいた。会場からも「綺麗~」の声が溢れ、「楓色」に染まったペンライトと美しいイルミネーションに照らされながらなんば広場での点灯式は終了した。
 


【なんば広場とは】

なんば駅前は、関西国際空港に直結し、大阪ミナミの中心に位置する多くの人が行き交う場所です。このなんば駅前の道路空間を「人のための広場」に変える取組は、2008 年に地元発意で始まりました。2011 年には広場化を本格的に推進するために「なんば安全安心にぎわいのまちづくり協議会」が発足しました。

当時のなんば駅前の空間は、ほとんどがタクシーと車のための空間であり、滞留行動は喫煙に限られ、放置自転車や旅行者の増加による混雑など、快適で安心できる環境とはいえない状況でした。

また、検討を開始時には「大阪の他エリアの開発に伴う地域商圏の縮小・エリア間競争の激化」「治安・環境の改善」といったエリア全体の課題も抱えていました。その後、インバウンドの観光客の増加により、歩行者が大幅に増加し、歩行者空間の不足が新たなエリア課題として加わりました。

これらの課題を解決するために、地元が中心となり、行政や経済界も巻き込み、官民連携プロジェクトして推進され、2023 年 11 月 23日に広場部分が先行オープン、2025 年 3 月に広場からなんさん通り(南北区間)の工事が全て完了し、全体完成しました。


【ストーリー】

僕は、弟のフリをした。君に笑っていてほしくて。

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須永恵(福士蒼汰)と恋人の木下亜子(福原遥)は、共通の趣味の天文の本や望遠鏡に囲まれながら、幸せに暮らしていた。しかし朝、亜子を見送ると、恵は眼鏡を外し、髪を崩す。実は、彼は双子の弟のフリをした、兄・須永涼だった。1ヶ月前、ニュージーランドで事故に遭い、恵はこの世を去る。ショックで混乱した亜子は、目の前に現れた涼を恵だと思い込んでしまうが、涼は本当のことを言えずにいた。幼馴染の梶野(宮沢氷魚)だけが真実を知り涼を見守っていたが、涼を慕う後輩の日和(石井杏奈)と、亜子の行きつけの店の店長・雄介(宮近海斗)が、違和感を抱き始める。二重の生活に戸惑いながらも、明るく真っ直ぐな亜子に惹かれていく涼。いつしか彼にとって、亜子は一番大事な人になっていた。

一方、亜子にもまた、打ち明けられない秘密があった――。愛するからこそ、伝えられなかった想い。めぐる季節の中で明らかになる、あまりにも切ない真実に、驚きと涙がとまらない。


■出演: 福士蒼汰 福原遥 宮沢氷魚 石井杏奈 宮近海斗 大塚寧々 加藤雅也
■監督:行定勲
■脚本:髙橋泉
■原案・主題歌:スピッツ「楓」(Polydor Records)
■音楽:Yaffle
■プロデューサー:井手陽子 八尾香澄
■製作:映画『楓』製作委員会
■制作プロダクション:アスミック・エース C&I エンタテインメント
■配給:東映 アスミック・エース
■コピーライト:Ⓒ2025 映画『楓』製作委員会
2025/日本/カラー/120 分/シネスコ/Dolby5.1c

公式サイト: https://kaede-movie.asmik-ace.co.jp
公式 X:公式 Instagram
公式TikTok:@kaede_movie1219

2025年12 月19 日(金)~全国公開


(オフィシャル・レポートより)

 

 

 
 
 

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歓びも悲しみも怒りも、家族だからこそ素直に伝えにくい感情を、観る者の気持ちを代弁するかのように映像で表現してくれる中野良太監督。『湯を沸かすほどの熱い愛』『浅田家!』に続いて5年ぶりの最新作『兄を持ち運べるサイズに』は、作家・村井理子の疎遠だった兄の死について綴ったノンフィクションエッセ イ「兄の終い」を基にした、笑いあり、切なさあり、涙ありの共感しまくりの感動作である。主演に柴咲コウ、兄役にオダギリジョー、兄の元嫁役に満島ひかりと円熟期に入った魅力的なキャストをそろえ、“厄介だけど愛おしい家族”についていま改めて問い直して、胸に迫るものがある。見終えて、優しい気持ちで家族と向き合えるような気がして、気持ちも軽くなるような作品。


11 月 28 日(金)からの全国公開に先駆けて、11 月 21 日(金)よりTOHOシネマズ日比谷とTOHOシネマズ梅田にて先行公開された。それを記念して、TOHOシネマズ梅田で舞台挨拶が開催され、オダギリジョーと原作者・村井理子と中野量太監督が登壇。原作者を交えたトークは珍しく、原作者の目から見た映画の魅力や、兄を演じたオダギリジョーや中野監督の本作に向けた熱い想いなど、作品同様、笑いあり、感動ありの舞台挨拶となった。詳細は下記の通りです。
 


■日時:11 月 23 日(日)12:10~12:40(上映後)

■会場:TOHO シネマズ梅田(大阪市北区角田町7−10 HEPナビオ 8 階)

■登壇者(敬称略):オダギリジョー(49)、村井理子(55)(原作者)、中野量太監督(52)

■シネルフレ作品紹介はこちら⇒ http://cineref.com/review/2025/11/post-1334.html


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【はじめに】

最初の挨拶では、初めての舞台挨拶で緊張しているという原作者の村井に、先行上映を観たら感想をどんどん広めてほしいと意気込むオダギリジョー、そして、京都在住の中野監督は仲間の応援もあって、3年掛りで作った作品を観てもらえるのが何よりも嬉しいと挨拶した。


★映画化のキッカケは?

中野監督:3年位前にあるプロデューサーの勧めで読んだエッセイが、兄が亡くなる話だが、クスッと笑って、熱い想いになって、優しい気持ちにもなった。これまで僕がやってきたテイストというか方向性が似ているなと感じて、これなら映画化できるのではと思いました。


★最初に映画化を聞いてどう思った?

村井:率直に嬉しかったです。私は地味に書いている人なので、最初は何を言っているのか分からず戸惑いました。書き手にとって映像化されることはとても嬉しいことなのです。


完成作品を観た感想は?

村井:とても感動しました。本では兄の死はとても悲劇的に終わるのですが、映像になるといろんな仕掛けがあって、悲しいだけではない楽しいこともあって、私にとっては救いになりました。とてもいい映画だなと思いました。


台本を読んで即決!?

オダギリジョー:とてもいい台本だったのですぐに中野監督にメッセージを送りました。『湯を沸かすほどの熱い愛』以来10年ぶりのコラボですが、監督とは年齢も近いので分かり合えるような気がして、監督を信用しています。それに監督が書く脚本は笑えて泣ける面白い脚本が多いので、映画化するのがとても楽しみでした。

 

【「兄」というキャラクターについて】

「兄」を演じるにあたって研究したことは?

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オダギリジョー:オンラインで村井さんにお話を聴く機会を頂いたのですが断りました。今から演じる人の「答え」を先に見せてほしくなかったので原作も読まずに、監督が書いた脚本だけを信じて、監督との作業で演じました。

中野監督:オダギリさんはいつもそんな感じでして、皆と何かを準備するとか、事前の本読みとかも凄く嫌がるんですよ(笑)。その分、僕が村井さんに沢山お話を聴いて脚本に反映させていたので、それを信じて演じてくれました。お陰で村井さんに「お兄さんみたい」と言って頂けたのは嬉しかったですね。
 

★「兄」の人物像について監督と相談しながら演じていた?

オダギリジョー:兄は主人公・理子の回想シーンとイメージのシーンにしか登場しないので、その幅がありすぎてどうにでも演じられるが、逆に怖いことでもありました。

中野監督:最後に3パターンの兄ちゃんが登場するのですが、演じ分けるのも難しかったと思います。でもあのシーンを撮りたくて脚本を書いていたぐらいですから、大事なシーンでした。
 

オダギリさんがお兄さんに見えてきたところとは?

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村井:勿論、見た目は随分違うのですが、例えばお葬式の時にお金の無心をするシーンとか、スーパーで焼きそばを買うシーンとか、部屋の中で履歴書を書いているシーンとか、本当にびっくりするくらい雰囲気が似ていて、やっぱ凄いなぁと思いました。

オダギリジョー:それは偶然です。まぐれで当たっただけで、恐ろしい奇跡です!(笑) でもそう言って頂けて嬉しいです。

中野監督:それをコントロールしたのが僕です!(笑)。
 

★実在の兄について?

村井:実在の兄がついた嘘も後になって回収できたのですが、当初は次は何を言ってくるのか分からず本当に怖かったので、理解できてなかった部分もありましたね。



【作品の内容について】

★原作と脚本の違いは?

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中野監督:原作が6割、2割は村井さんに直接取材して付加したもの、後の2割はオリジナルです。やはり文字と映像は別ものですから、120分という制約の中で面白く見せるためには、本のままというのは難しいと村井さんにも申し上げました。でも、本の大切な部分は絶対にブレることなく描いてあります。村井さんにお話を伺っていると次々と面白い話が出てきて、例えば焼きそばの話や、良一君の下着が小さかったこととか、もうそれを聞いた時には胸がキューって締め付けられました。


面白く見せるための工夫は?(主人公の本音をテロップで映すとか…)

中野監督:兄は亡くなっていますので回想でちらっと見せるだけでなく、どうやって出そうかと悩みの種だったんです。でも、理子は作家だから、頭の中で書いた文字をそのまま表記して、その流れで兄が登場するのはイケると思ったんです。それが映画的表現としても面白いなと。そこに気付いてからは脚本もワーって書いていけました。


中野監督と村井さんは家族への向き合い方が似ているのでは?

中野監督:原作を読んだ時、兄の死を描いているけれど、残された人たちが右往左往しながらも頑張って生きている姿に感動しました。僕も家族の死とかを描いてきましたが、やりたいこととは、その死を受け入れてどう生きていくかということです。一所懸命に生きている姿が滑稽で可笑しくて、という方向性は村井さんと似ているかもしれません。


村井:中野監督も今までの作品でずっと家族を描いてこられましたが、私も家族を描くことが多くて、それはなぜかというと、家族というものがよく分かってない、「家族とはなんなんだろう?」とずっと探っているような形で、中野監督と同じような気持ちを持っているのかもしれません。



【作品の影響について】

この映画によって気持ちが変化したことは?

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村井:一番感動したシーンは、スーパーで兄だけなく両親も出てきたところです。実際には無理だけど、映画だとこんな風にみんな集まれるんだという、ちょっとした安心感に繋がりました。今では亡くなった両親を思い出す時、そのシーンが出てくるようになりました。


オダギリジョー:僕は両親が離婚して母子家庭で育ったのですが、最近になって父方の情報が少しずつ入ってくるようになり、これもこの映画の縁なのか、そういう年頃になったのか、不思議な縁を感じるようになりました


中野監督:(オダギリジョーの話を受けて)自分のルーツがこの年になって聞こえてくるということはとても面白いことですね。
僕がなぜ家族について撮っているのかというと、村井さんと同じで、「家族とは何か?」という答えがよく分からない――今回は村井家にとっての答えというものがきっとあると思います。前作の『浅田家!』だったら浅田家の答えがあったりして、毎回家族をとっているけど、毎回新鮮なんです。そのことに改めて気付きました。

 

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【最後に】

村井:ぜひ、「楽しかったよ」とか「良かったよ」とか言って宣伝して頂きたいと思います。よろしくお願いいたします。


オダギリジョー:僕たちが今ムービーカメラに向かって手を振っていますが、観客の皆さんも手を振って頂いて、こんな風景初めて見たので、とても感動しています。今までカメラに向かって手を振るなんてバカらしいと正直思っていたんですが(笑)、今日初めてその意味が分かった気がします。もうすぐ50歳なんですけど、ようやく手を振ることを嬉しくできました。それはここに来て頂いた皆さんのお陰です。ちょっと成長できたような気がします。ありがとうございました。この作品を愛情をもっていろんな所で広めて頂ければ幸いです、どうかよろしくお願いいたします。


中野監督:本当に映画作りは長い旅でして、3年前に企画から始まってやっと出港できる状態になりました。皆さんは初めてこの映画を観るお客さんです。勢いよく出港するためにも、応援して頂けると嬉しいです。僕としても 5年ぶりに撮ったこの映画は自信作です! 皆さんもウソではなく正直な感想を広めて頂ければ嬉しいなと思います。よろしくお願いいたします。
 


【ストーリー】

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エッセイストの理子(柴咲コウ)の元に突然、兄の死を知らせる電話がはいる。理子は疎遠になっていた兄の死を悲しむこともなく、淡々と唯一の肉親として遺体を引き取りに東北へと向かう。兄は7年前に離婚して小学生の息子・良一(味元耀大)と二人で暮らしていた。警察署で兄の元嫁・加奈子(満島ひかり)とその娘の満里奈(青山姫乃)と再会して、「早く、兄を持ち運べるサイズにしてしまおう」と荼毘に付す。

そして、兄たちが住んでいたゴミ屋敷と化したアパートを片付けていた3人は、壁に貼られた家族写真を見つける。兄と加奈子に満里奈と良一の家族のものと、そして子供時代の兄と理子が写ったものもあった。迷惑ばかり掛けられていた理子が兄の文句ばかり言っていたら、元嫁の加奈子から意外なことを言われてしまう。実は、兄は病気のために働けず、かなり困窮していたことを知り、兄から何通ものメールを受け取っていたにもかかわらず、全てスルーしていたことを後悔する。そして、自分の知らない兄の在りし日々を辿ろうと、良一の案内で思い出の場所へ向かう……。


【作品概要】

◎原作:「兄の終い」村井理子(CE メディアハウス刊)
◎脚本・監督:中野量太  
◎撮影:岩永 洋    
◎音楽:世武裕子
◎キャスト:柴咲コウ、オダギリジョー、満島ひかり、青山姫乃、味元耀大
◎制作プロダクション:ブリッジヘッド/パイプライン
◎配給:カルチュア・パブリッシャーズ
◎コピーライト:©2025 「兄を持ち運べるサイズに」製作委員会
映画公式サイト: https://www.culture-pub.jp/ani-movie/
◎映画 SNS:[X] https://x.com/ani_movie1128
◎映画 SNS:[Instagram] https://www.instagram.com/ani_movie1128
推奨ハッシュタグ:#兄サイズ #兄を持ち運べるサイズに

2025年11月28日(金)~TOHOシネマズ梅田、TOHOシネマズなんば、TOHOシネマズ二条、MOVIX京都、T・ジョイ京都、109シネマズHAT神戸、OSシネマズ神戸ハーバーランド、OSシネマズミント神戸ほか全国ロードショー


(河田 真喜子)


kinpatsu-11.22-main.JPG(左から、坂下雄一郎監督、岩田剛典、白鳥玉季)


■日時:2025年11月22日(土)11:50~12:15 ※上映前イベント 

■場所:グランドシネマサンシャイン池袋 スクリーン3(豊島区東池袋一丁目30番3号 グランドスケープ池袋)

■登壇者(敬称略):岩田剛典、白鳥玉季、坂下雄一郎監督 MC:奥浜レイラ 



kinpatsu-11.22-3shot-500-1.JPG第38回東京国際映画祭で観客賞を受賞した映画『金髪』が、ついに全国公開!11月22日には都内劇場にて公開記念舞台挨拶が実施され、主演の岩田剛典、共演の白鳥玉季、そして坂下雄一郎監督が登壇した。

 

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満員御礼で迎えたこの日、事なかれ主義の中学校教師・市川を演じた岩田は「ついに全国公開という事で本当に嬉しく思います。『金髪』が皆さんの元に届いてどんな感想が待ち受けているのか?日々SNSを見ながらチェックしている…まさに市川のようにこの日を待ちわびていました」と役柄に絡めて挨拶した。


第38回東京国際映画祭にて観客賞を受賞した事への祝福の拍手が送られると、岩田は満面の笑みでガッツポーズ。「映画祭上映期間中の皆さんの感想が導いた観客賞だと思うので本当に嬉しかったです。授賞式当日僕は大阪にいたけれど、監督が名前を呼ばれて席を立つ瞬間をスマホで見ていました。そこまで市川の気持ちを引きずる、そんな『金髪』です」と生配信で受賞の瞬間を見届けていた事を報告した。


市川のクラスの生徒で金髪デモの発起人・板緑役の白鳥も受賞に大喜び。「受賞のお知らせはマネージャーさんからLINEでポッと伝えられたので、一瞬流してしまって戻して驚くという。その段階があったので、ワー!と急に叫ぶような驚きはなかったけれど、しっとりとしっかりとした驚きが心の底からありました」と可愛らしく回想した。


kinpatsu-11.22-sakashita-1.JPG一方、授賞式当日に名前を呼ばれてステージに登壇した坂下監督だったが「最初に名前を間違えられて呼ばれたので、それは言った方がいいかなと思って。一度訂正してから出来たので、それを言えて良かったと思います」と独特な逸話を通して喜びを表していた。

 

坂下監督によるオリジナル脚本に惚れ込んで出演を快諾した岩田は「会話劇でシーンが作られていくので、役者としてはやりがいのあるチャレンジになる。そこに対して燃える気持ちが生まれた作品でした」と述べた。

 

 


kinpatsu-11.22-shiratori-1.JPG劇中で金髪姿を披露した白鳥は「金髪ウィッグをかぶった自分の姿を鏡で見た時に、私ではないみたいで。これが板緑だという認識が先に出来ました。現場に行ってウィッグをかぶるたびにスイッチの入りがわかりやすくて、良い感じに活用出来ました」と話した。


その横で岩田は15歳とは思えぬ白鳥の冷静沈着なトーク運びに「落ち着いているね~!凄いよ」としみじみ。坂下監督がオーディションでの白鳥の挙動について「落ち着いていて大人びていた」などと評すると、岩田は「ほら~!」と嬉しそうだった。


そろそろ年末という事で、それぞれが思う2025年を表す漢字一字をフリップに記入して発表白鳥はイラスト入りで「猫」と書いて「猫に今年からハマってまして、猫を飼うために家を買いたいという新しい目標が出来た」と理由を説明した。猫カフェに行くのはもちろんのこと、猫を飼っていないのにペットショップで猫用トイレの砂を見てしまうそうで「いつかペルシャ猫みたいな子を飼いたい。この夢を胸に、頑張ります!」と意気込んでいた。


kinpatsu-11.22-iwata&shiratori-500-1.JPG岩田は「外」と書いて「タ、ト、です」と。「というのは冗談で、外です。去年までなかったのに今年から仕事で海外に行く事が増えたし、外の世界を知る1年にもなったので。年明けから不思議と海外に行かせてもらう事が増えたので、自分の中では潮目が変わってきている気がする」と実感を込めて、海外作品への興味も「もちろんあります。出演したいです」と前向きだった。

 

最後に坂下監督は「気に入っていただけたら幸いです」、白鳥は「普段は見られない光景が沢山見られる面白い映画です。お気に入りのシーンを見つけて楽しんでください」とPR。主演の岩田は「大人の皆さんには必ず共感していただけるシーンやワードが散りばめられた作品です。僕自身完成作を観た時に身につまされる思いがあって、自分の中で笑いが起きたと同時に嫌な気持ちにもなって。他人事だとは思えない。そんな新感覚ムービーになってるので、感想を口コミで広めていただきたいです」とさらなるヒットを祈願していた。
 


<Story>

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中学校教師・市川(岩田剛典)は、世の中には様々な生き方があり、多種多様なことが日々起きているが、自分の価値観は間違っていないと思っていた。ところが、ある日、その価値観を大きく揺るがす出来事に直面する。ひとつは担任クラスの⽣徒数⼗⼈が校則に抗議するため髪を⾦⾊に染めて登校してきたこと。そしてもうひとつは、1年付き合っている彼⼥(門脇麦)から結婚の話を切り出されたこと。マスコミやネット、さらには⽂科省まで巻き込む⼤騒動になる“⾦髪デモ”と、⽇々の愚痴を聞いてくれていた彼⼥からの予期せぬ反応。生徒と学校側との板挟みになる市川は、窮地を脱するために“⾦髪デモ”を計画した張本⼈・板緑(⽩⿃⽟季)と⼿を組み、ある作戦に打って出るが…⋯。

仕事の問題と⼈⽣の重要な決断に迫られた市川は、果たして自分が“イタイ大人”だと自覚して、“マトモな⼤⼈”へと成⻑できるのか?


出演:岩田剛典、⽩⿃⽟季、⾨脇⻨、⼭⽥真歩、⽥村健太郎、内⽥慈
監督・脚本:坂下雄一郎 音楽:世武裕⼦
配給:クロックワークス
 ©2025「金髪」製作委員会
2025年/日本/カラー/アメリカンビスタ/5.1ch/103分/G
公式HP:kinpatsumovie.com 
公式X:@kinpatsumovie #映画金髪

2025年11月21日(金)~ T・ジョイ梅田、なんばパークスシネマ、MOVIX堺、T・ジョイ京都、MOVIX京都、109シネマズHAT神戸、Kino cinema神戸国際、他全国絶賛公開中!


(オフィシャル・レポートより)


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『ミッドナイトスワン』(’20)で第 44 回日本アカデミー賞最優秀作品賞に輝いた内田英治監督の原案・脚本・監督を手掛けた最新作『ナイトフラワー』が 11 月 28 日(金)から全国公開される。内田英治監督自ら“真夜中シリーズ”と銘打つ本作は、借金取りに追われながら大阪から東京へ逃げてきた母親が、二人の子供の夢を叶えるためにドラッグの売人になることを決意し、危険な世界へと足を踏み入れていく衝撃のヒューマン・サスペンス。


nithflower-pos.JPG主人公・永島夏希を演じるのは同じく二人の子供を持つ北川景子。ほぼスッピンで挑んだ北川は、スナックで無理やり酒を飲まされてはカラオケをやけくそで歌い、関西弁で捲し立て、泣きじゃくり、顔を崩して大きく笑い、今まで見せたことのない必死の母親を熱演。それでも、その姿に優しさと温もりを感じられるのは、北川景子自身が持つ優美さによるものだろう。


夏希のボディーガードとしてシスターフッドを繰り広げる格闘家・芳井多摩恵役を演じた森田望智Netflix の「全裸監督」シリーズ、「シティーハンター」や NHK 連続テレビ小説「虎に翼」など、伝統的な女性像からセクシーなアクションまで、多様なキャラクターを演じ分けている。今回はさらに見間違えるほどの肉体改造を敢行した上に凄まじいまでの格闘シーンで度肝を抜く。


そして、ラストシーンにご注目!決して甘くはない現実を、せめてものベールで覆い隠そうとする内田監督の優しさが最も強くにじみ出て、より一層のせつなさに胸が締め付けられることだろう。


本作の全国公開に先駆けて大阪で舞台挨拶が開催され、主演の北川景子が登壇!生活苦の中で子どもたちのため危険な世界に足を踏み入れてしまう母親・夏希を、文字通り体当たりで演じて秀逸。1週間後に公開を控えた心境や、撮影の裏話、また地元である関西にまつわるお話や、彼女の意外な一面をうかがい知れるエピソードも飛び出して、大声援を受けて終始上機嫌だった。
 


【日 時】2025年11月20日(木)19:00~19:20 ※上映前舞台挨拶

【会 場】大阪ステーションシティシネマ(大阪府大阪市北区梅田 3-1-3 ノースゲートビル 11F)

【登壇者】北川景子(敬称略) MC:岡安譲(関西テレビアナウンサー)



nithflower-11.20-240-1.JPGMCの呼び込みにより登場した北川は、色とりどりのペーパーフラワーを手にした大阪の観客から、一斉に「おかえり~!」と迎えられ、会場は一気に華やかな雰囲気に。そんな会場を笑顔で見渡した北川は、「すごい!ありがとうございます。華やかで嬉しい!舞台挨拶で大阪に来るのは8年振り。今日は、大阪の皆さんにお届けできるのを楽しみにしていました」とにこやかに挨拶。


★大阪の思い出は?

「学生時代によくHEP FIVEへ行きました。観覧車にも乗りましたよ。ゲームセンターにプリクラがあって、今でも訪れる度に懐かしいなと思い出しますね。あと、大阪に帰ってきたら一度は必ず粉もんを食べます」と、関西出身者ならではのエピソードを披露。自宅にもタコ焼き器があって、月イチで夕食にたこ焼きを食べるという。「子供たちも大好きで、タコだけでなくウィンナー入れたりして、夫が焼いてくれます」と、料理上手なDAIGOによるたこ焼きは美味しくて楽しそう。


★二人の子供を持つ母親役について?

自身も二人の子供を持つ母親である北川は、「夏希は色々な事情を抱えながらも、真面目に一生懸命子供に向き合うお母さん。子供が食べたいと言った料理を用意したり、好きな習い事をやらせてあげたいという気持ちは、母親になったからこそ理解することができました」と、役に共鳴したと語る。「夏希がパート先で地球儀を作っている時に、抑圧に耐えかねてブチ切れるシーンがあるのですが、そこは思いっきり感情を爆発させて演じました。とてもすっきりしました!(笑)」と、従来の北川とはギャップのあるシーンも見所として紹介。


nithflower-sub-1.JPG★共演者について?

「夏希に協力する多摩恵役の森田望智さんは、半年以上のトレーニングで7キロ増量して骨格から変えたそうです。その格闘シーンが凄すぎて、私は客席から見ていて本当に胸を鷲掴みにされました。それから、娘役の結美ちゃんがバイオリンを弾くシーンでは、母としての想いや娘の健気さや、曲の情感から思わず泣いてしまいました」と、感動的なシーンがいくつもあるという。


さらに本作で俳優デビューを飾った人気バンド SUPER BEAVER のボーカル・渋谷龍太について、「(サトウ役の)渋谷さんの貫禄も凄い!普段の渋谷さんはすごくフレンドリーで優しい方なのですが、本番になると怖くて。サトウに全財産の小銭を差し出すシーンでは、手が震えてしまって何度もNGを出してしまいました。出す度に金額が変わってしまい、「さっきと違う!」と言われました(笑)。Snow Man の佐久間大介についても、テレビで普段見ている印象とは違うので、是非楽しみにしてください」と呼びかけた。


nithflower-11.20-240-2.JPG★カラオケシーンについて?

映画の冒頭に夏希の熱唱シーンがあるが、元々歌は大の苦手で、カラオケ行ってももっぱら盛り上げ役と語る北川。「歌のシーンは私自身もやけくそになって歌っています(笑)。内田監督から歌うとは聞いてなかったので、台本を読んで、“えーっ!?”って。仕方なく、帽子を深くかぶり、マスクをして一人でカラオケへ行って練習しました。1時間で終わると思ったら、延長して練習しましたが…」 と、初の一人カラオケで猛練習したそう。その成果のほどは劇中で!


★全編関西弁を披露?

「関西弁の台詞はネイティブですから余裕でした。私は、兵庫県出身ですが、夏希は大阪出身の設定なので、大阪弁を練習して撮影に挑みました。それで自然体で演じられたのはよかったです」とコメント。


★最後に

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あっという間にイベントが終盤に差し掛かり、「時間が全然足りない!」と、まだまだ語りたいことがある様子の北川。最後に「関西出身の母親が頑張る役を演じましたので、今日こうして関西に帰ってこられて嬉しかったです。皆さんにもお花で出迎えていただき、感動しました。監督とキャストが一丸となって魂をぶつけあって作った映画です。明日から周りにいる人との時間を大切にしようと思ったり、 温かい気持ちになれたりすると思います。もし面白いと思っていただけたら、是非広めてください」と締め、終始アットホームな雰囲気のイベントは、大盛況の内に幕を閉じた。
 


【ストーリー】

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借金取りに追われ、二人の子供を抱えて東京へ逃げてきた夏希(北川景子)は、昼夜問わず働きながらも、明日食べるものにさえ困る生活を送っていた。ある日、夜の街で偶然ドラッグの密売現場に遭遇し、子供たちのために止むに止まれず自らもドラッグの売人になることを決意する。そんな夏希の前に現れたのは、孤独を抱える格闘家・多摩恵(森田望智)。夜の街のルールを何も知らない夏希を見かね、「守ってやるよ」とボディーガード役を買って出る。タッグを組み、夜の街でドラッグを売り捌いていく二人。ところがある女子大生の死をきっかけに、二人の運命は思わぬ方向へと狂い出す――


出演:北川景子、森田望智、佐久間大介、渋谷龍太、渋川清彦、池内博之、田中麗奈、三石研 他
原案・脚本・監督:内田英治 
撮影:山田弘樹、
音楽:小林洋平 
エンディングテーマ:角野隼斗Spring Lullaby(Sony Classical International)
配給:松竹
©2025「ナイトフラワー」製作委員会
(2025年 日本 2時間4分 PG-12)
公式サイト:https://movies.shochiku.co.jp/nightflower/

2025年11月28日(金)~大阪ステーションシティシネマで、なんばパークスシネマ、MOVIX堺、T・ジョイ京都、MOVIX京都、kino cinema 神戸国際、109シネマズHAT神戸、MOVIXあまがさき、TOHOシネマズ西宮OS 他全国公開!


(河田 真喜子)

 

 
 



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tomas2025-pos.jpg今年、イギリスで最初の絵本が出版されてから80周年を迎えた「きかんしゃトーマス」の初のクリスマス映画となる 『映画 きかんしゃトーマス サンタをさがせ!パーシーのクリスマス急行』が12月12日(金)に公開となります。 今回声のゲスト出演を務めるのは、2016年『映画きかんしゃトーマス 探せ!! 謎の海賊船と失われた宝物』で紫色のタンク機関車ライアン役から9年ぶりの出演となる、アーティスト、タレントとしてマルチに活躍するDAIGOさん! 映画トーマスにサンタクロース役で帰ってきました!さらに“サンタへ手紙を書いた女の子役”を務めるのは、今作で 人生初のアフレコに挑戦した倉田瑛茉さん!ドラマ「西園寺さんは家事をしない」や「あなたを奪ったその日から」の 天才的な演技が話題となり、映画やCMに引っ張りだこの人気子役です。

少女の願いのこもった手紙をサンタさんに届けようと頑張る、トーマスたちの熱い気持ちがクリスマスの魔法を呼び起こす、最高にハッピーなクリスマス・ムービーが誕生しました!


この度、11月19日(水)にDAIGOさん、倉田瑛茉さんが登壇する完成披露上映会を開催いたしました。 DAIGOさんはこの日のための特注のサンタクロースの衣装、瑛茉さんも特注のトナカイ頭の衣装で登場!一足先 にクリスマス・ムードに包まれながら、きかんしゃトーマスの世界の一員となった感想や、アフレコでのエピソード、さらにとっておきのクリスマスの思い出など、存分に語っていただきました。
 


■日時:11 月 19 日(水)
■会場:新宿ピカデリー
■登壇者(敬称略):DAIGO、倉田瑛茉



tomas2025-11.19-daigo-1.JPG衣装のポイントを聞かれて「ロック風」と答えた DAIGO は、「(自分の)クリスマスにこの衣装、借りたいです!」 とすっかり気にいった様子。トナカイ姿の瑛茉ちゃんから「かっこい い!」と言われて笑顔満面の DAIGO。瑛茉ちゃんもちょっぴり照れた様子でしたが、なぜか二人で手を振り合っていました。


9 年ぶりの『映画きかんしゃトーマス』への出演について、「9 年前は子どもたちもいなかったので」としながら「今は 2 人いて。下の 子は 1 歳 10 ヶ月で、まさに車、電車の大ブームが起こっているところで、すごくいいタイミングした」とニッコリ。続けて「息子は案の定、トーマスがめちゃくちゃバズっている状態なので、すごくうれしいです。サイコーです」とご機嫌の DAIGO は、「映画館で一 緒に観たいです!」とパパの顔を見せながらウキウキとしていました。


tomas2025-11.19-kurata-1.JPG本作で生まれて初めてのアフレコに挑戦した瑛茉ちゃん。アフレコの感想を問われ、「楽しかったけれど、ライアンの口に合わせるのが難しかったです」と振り返った瑛茉ちゃんに、DAIGO は「OYU。俺よりうまい!すごく上手でした」と大絶賛しました。


サンタクロース役で大変だったことを訊かれると、「サンタさんの口癖が『ホッホッホー』と言うんですけれど、それがやたらあるんです(笑)小さめから大きめまでいろいろなバージョンの『ホッホ』があって…」とサンタクロースの口癖を再現しながら説明し ました。「僕は人生で『ホッホッホー』って言ったことがなくてね(笑)でもやってみたら楽しくなりました。 子どもたちも真似しやすいし、映画を観た後はみんな絶対『ホッホッホー』が口癖になると思います」とキッパリ。さらに「今年はもう間に合わないけれど、来年の流行語大賞を狙います!」宣言も飛び出しました。 DAIGO の「ホッホッホー」については瑛茉ちゃんからも「カッコよかった!」と2度目の「カッコいい」が送られ、「嬉しいなあ」とよろこび手を振る DAIGO に瑛茉ちゃんが振り返すなど、再びステージはほっこりムードに包まれました。


tomas2025-11.19-daigo-2.JPG完成した映画の感想は「OKT」と答えた DAIGO。「大人も子どもも楽しめます」と解説した DAIGO は、「トーマスやパーシーたちが、一つの目的のために手を取り合って頑張る姿が描かれています。仲間の大切さを教えてくれる映画です。大人には忘れかけていた何かを思い出させてくれる、素晴らしいエンターテインメント作品です。全世代が楽しめる作品になっています」と映画の魅力を丁寧に伝えました。続けて「47 歳にもなると、自分の可能性に蓋をしている部分もあります。人生の大切なこともほとんど 忘れてしまっていて…」と笑わせた DAIGO でしたが、「トーマスたちが夢に向かって頑張っていく姿を見て、僕も限界を超えてもっ とさらに頑張っていけるように、いろいろとチャレンジしていきたいなと思わせてくれました」と、作品から受け取ったものについて語っていました。


映画の感想を訊かれ長考の末「おもしろかった!」と一言答えた瑛茉ちゃんに対し、「十分ですよね」としみじみの DAIGO は、 「一番伝わる感想ですよ。僕もためて言うほうだけど、それを上回る瑛茉ちゃんに惹きつけられます」と瑛茉ちゃんの魅力を語りました。言葉数は少なめですが、DAIGO がコメントしている間も、会場の声援に応えながら手を振るなど、“ファンサ”もしっかりできていることについても感心していました。さらに「瑛茉ちゃんは妻(北川景子)ともドラマで共演していて、僕とも共演。縁を感じ ます」と目を細めながら、「とてもしっかりしていて、5 歳とは思えません。学年で言うと“41 個下”だけど、僕の 5 歳の時とは全然 違う。さっきも楽屋で『おじさんは何歳に見える?』って訊いたら『45 歳!』って 2 個若く言ってくれました。この微妙な答えがうれしかったです」と、絶妙な受け答えで心をくすぐられたと語っていました。


tomas2025-11.19-kurata-2.JPG好きなキャラクターについて語るコーナーでは「パーシー推し!」と笑顔の DAIGO。好きな理由は「黄緑色。僕がすごく好きな色。今回の映画はパーシーが頑張っています。その姿に心打たれます。今朝、息子にも『トーマスで誰が好き?』と訊いたら、パ ーシーって言っていて。親子だなぁって思いました」とニコニコの DAIGO。観客にもパーシー好きが多いことが判明すると、「一緒だ ね!」と言いながらうれしそうに手を振っていました。瑛茉ちゃんは好きなキャラクターはの質問に「カナ。速いところが好き」と答え、「色もかわいいよね?」と DAIGO が畳みかけると?と首を傾ける反応に「速いからだよね。色じゃなかった・・(笑)」と DAIGO が苦笑いする場面もありました。


改めて、きかんしゃトーマスの魅力を訊かれた DAIGO は「KAS。顔があってしゃべるところ。当たり前だけど…」と前置きしつつ「その発想が素晴らしい。きかんしゃ同士が話せたらこんな感じかなと楽しさを感じさせてくれる世界観がいい。あとはやっぱり、元気を与えてくれるところが魅力です。今回の映画もきかんしゃたちが大活躍しますし、クリスマス気分がめちゃくちゃ味わえますし、歌もあります。エンターテインメントの要素がたっぷりと詰め込まれています」とアピールしました。上映時間が 63 分であることにも触れた DAIGO は、「子どもたちがちょうど集中できる時間。僕も集中力がなくなってきたので(笑)集中したまま見終われるのもいいですよね」と映画のおすすめポイントを次々と挙げていました。


映画では素敵なクリスマス・イブの一日が描かれます。理想のクリスマスについて訊かれた DAIGO は「クリスマスは毎年家族と過ごします。ケーキを買ってチキンを予約して取りに行きます。今年もちゃんと予約できるように。DAI 語で言うと“KFC”。DAI 語で 言わなくても“KFC”だけど…」と笑いながら、「当日に行っても1本も売っていないので、しっかり予約しようと思います。この後、 行くかもしれません。無事にケーキとチキンを予約できるかが、素敵なクリスマスを過ごす大切な要素です」と回答しました。瑛茉 ちゃんの理想のクリスマスは「大きなクリスマスツリーを飾りたいです」と笑顔で答えていました。


tomas2025-11.19-550-2.JPG「サンタさんにクリスマスプレゼントをお願いするなら?」との質問に DAIGO は「僕、もらえますかね…」と苦笑しながらも、「もしもらえるなら、ジャパンカップの当たる予想」と大人のリアルな回答で笑わせ、「クリスマスの後なら、有馬記念かな? 当たる予想をお願いしたいです」とニコニコ。瑛茉ちゃんが「大きなクマさんのお人形が欲しいです」と答えると、DAIGO さんは「サンタさん!お願いします!」と瑛茉ちゃんのお願いが通じるように大きな声で会場に呼びかけていました。トークの最後は DAIGOさんと瑛茉ちゃんの二人で一緒に“ウィッシュ”ポーズをキメて締めくくりました。



 【作品情報】

原作:「汽車のえほん」ウィルバート・オードリー
監督:キャンベル・ブライヤー 脚本:リック・サヴァル
声の出演:田中美海、越乃 奏、大久保瑠美、古賀英里奈、山藤桃子 山下七海、土師亜文、竹内恵美子、伊東健人、神尾晋一郎、岡本幸輔
2024 年/アメリカ・カナダ/63 分/ヴィスタ/カラー/5.1ch/日本語
原題:Thomas & Friends The Christmas Letter Express
提供:ソニー・クリエイティブプロダクツ
配給:東京テアトル 配給協力:イオンエンターテイメント
公式サイト:https://movie2025xmas.thomasandfriends.jp/

2025 年 12 月 12 日(金) ~全国ロードショー!


 

(オフィシャル・レポートより)

 
 


hoshitsuki-11.18-550.JPG(左から、荒井晴彦監督、咲耶、綾野剛、田中麗奈


日本映画界を代表する脚本家・荒井晴彦が監督を務めた、綾野 剛主演最新作の映画『星と月は天の穴』が、12月19日(金)よりテアトル新宿他にて全国ロードショーいたします。
 

脚本・監督 荒井晴彦 × 主演 綾野 剛が織りなす日本映画の真髄


hoshitsuki-pos.jpg『Wの悲劇』(84)、『リボルバー』(88)、『大鹿村騒動記』(11)、『ヴァイブレータ』(03)、『共喰い』(13)でキネマ旬報脚本賞に5度輝いた(橋本学と並んで最多受賞)、⽇本を代表する脚本家・荒井晴彦。『身も心も』(97)をはじめ、『⽕⼝のふたり』(19)、『花腐し』(23)など、⾃ら監督を務めた作品では⼈間の本能たる〝愛と性〟を描き、観る者の情動を掻き⽴ててきた。最新作『星と月は天の穴』は、長年の念願だった吉行淳之介による芸術選奨文部大臣受賞作品を映画化。過去の離婚経験から女を愛することを恐れる一方、愛されたい願望をこじらせる40代小説家の日常を、エロティシズムとペーソスを織り交ぜながら綴っている。


主人公の矢添克二を演じるのは、荒井と『花腐し』(23)でもタッグを組んだ俳優 綾野 剛。これまでに見せたことのない枯れかけた男の色気を発露、過去のトラウマから、女性を愛すること、愛されることを恐れながらも求めてしまう、心と体の矛盾に揺れる滑稽で切ない唯一無二のキャラクターを生み出した。矢添と出会う大学生・紀子を演じるのは、新星 咲耶。女性を拒む矢添の心に無邪気に足を踏み入れる。矢添のなじみの娼婦・千枝子を演じるのは、田中麗奈。綾野演じる矢添との駆け引きは絶妙、女優としての新境地を切り開く。さらには、柄本佑、岬あかり、MINAMO、 宮下順子らが脇を固め、本作ならではの世界観を創り上げている。


11月18日(火)テアトル新宿にて本作の完成披露上映会が行われ、主演の綾野剛のほか、咲耶、田中麗奈、荒井晴彦監督が登壇し舞台挨拶を行いました。
 


◆日時 11月 18日(火) 19:00-19:30 ※上映前舞台挨拶

◆場所:テアトル新宿〒160-0022 東京都新宿区新宿 3-14-20 新宿テアトルビル B1F)

◆登壇者(敬称略):綾野剛、咲耶、田中麗奈、荒井晴彦監督



hoshitsuki-11.18-ayano.JPG『花腐し』に続き、2度目の荒井組参加となった綾野は、お披露目の日を迎え「率直に今日という日を迎えられて嬉しいです。映画はいろんな見方があると思いますが、この作品は“目で見る”というより、“耳で見る映画”であり“読む映画”とも言えると感じています。“珍味”な作品だと思うので、ぜひ味わって見てほしいです。僕自身、試写で見た時に、現場では感じられなかった味わいをたくさん感じました。咲耶、田中麗奈、岬(あかり)が演じられた3人の女性の在り方がとても豊かで、いまの時代にこの作品が出ていく理由というところで、『強いメッセージを込めた』というよりは、言葉の美しさや滑稽さ――小説家であり、言葉を生業にしている矢添という男から放たれる言葉がどこかおかしく、ある種、いまの時代でいうところの“化石男”と言える男なので、そういう部分を楽しんでいただけたらと思います」と本作への思いを静かに、しかし熱く語る。

 

吉行淳之介の私小説的とも言われる小説を映画化した荒井監督は、この原作に惹かれた理由を尋ねられると「言いづらいな…」と苦笑を浮かべて口ごもる。すかさず、綾野が“通訳”として荒井監督の隣に立ち、舞台上で内緒話をする一幕に会場からも温かい笑いが起きる。話を聞いた上で監督の心情を代弁したところによると、荒井監督が共感を抱いたポイントとして「とあるシーンで、なかなか“本領発揮”できない瞬間があって、『どうしようか…?』と悩んだ末に、あるものを見つけて、なぜか本領を発揮できる気がしてきた」(綾野)とわかるような、わからないような…(?)説明を行ない、会場はさらに笑いに包まれた。


ちなみに、荒井監督によると、撮影現場でも綾野は、直接的な言葉を使わない荒井監督とキャスト陣の間に立って、潤滑油のような機能を果たしてくれていたとのことで、荒井監督が綾野に全幅の信頼を置いている様子が伝わってきていた。


hoshitsuki-11.18-sakuya.JPG綾野演じる矢添が出会う大学生・瀬川紀子を演じた咲耶は、これが人生初の舞台挨拶。そのことを告げると会場からは温かい拍手がわき起こる。オーディションで紀子役を手にした咲耶は、合格の知らせを聞いた瞬間について「夢のような心地でした」とふり返り「この作品のオーディションを受けませんか? というお話をいただいて、企画書と準備稿と原作をすべて読んで『絶対にこの作品で紀子役を勝ちとりたい!』という思いが強くわいてきました。本当に私の漠然としていた理想が、こんなに早く奇跡的なタイミングで実現していて、『掴むしかない!』と思って精一杯頑張りました。(知らせを聞いて)本当にフワフワしてしばらく現実感がわきませんでした」と明かす。ちなみに、この人生初の舞台挨拶に立っての心境についても「ちょっとまだよくわからないです…(笑)」と緊張気味に笑みを浮かべていた。ちなみに、荒井監督は、オーディションに突如、現われた咲耶の豊かな才能を目の当たりにして「(世間に発見されることなく)いままでどこにいたの?」という言葉を放ったとか。


hoshitsuki-11.18-tanaka.JPG矢添の馴染みの娼婦の千枝子を演じた田中は、これまで荒井監督が脚本を執筆した作品への出演は複数回あったものの、監督作品は今回が初めて。荒井組への参加に「すごく嬉しかったです。荒井組は入りたいと思っていたので念願かなってお声がけをいただき、驚きましたが嬉しかったです。緊張していたけど剛くんが荒井組の先輩なので『付いて行こう』と思って現場に入りました」と語り、実際に現場でも綾野を頼りにしていたという。


荒井監督は、物語の時代設定を1969年という昭和の激動の時期にした理由について、タイトルに“月”が入っている点に触れ「69年のアポロ(※アポロ11号の月面着陸)を入れたかったし、自分の人生でもいろいろと“致命傷”を負った時期だった」と説明する。


咲耶は、映画の中の印象的なシーンについて尋ねられると「私が一番好きなフレーズがあって『隠されたものが現れた時にひとつのものが終わるのさ。そして、また新しいことが始まるんだ』というセリフで、この言葉は今回の映画に登場する全員に当てはまる言葉で、矢添さんがその言葉を発するシーンが好きなシーンのひとつです」と明かす。


一方、田中は「最後のエンドロールが好きです。咲耶ちゃんが、“あること”をされていて、その現場に立ち会えたのですが、魅力が満載で、この年齢でしか出せない色気と無邪気さ、少女っぽさ――女の子と女性を往き来している姿が目に焼き付いています」と絶賛。


hoshitsuki-11.18-2shot.JPGちなみに劇中、田中演じる千枝子がタバコを吸いながらペディキュアを塗るシーンが出てくるが、タバコを吸うというのは現場での綾野のアイディアとのこと。荒井監督は、綾野を指して「監督はあっちですから(笑)」と冗談交じりに語り、綾野は慌てて「違います(苦笑)!」と否定していたが、このシーンについて「助監督さんと共に監督の話を聞いて『たぶん、こういうことを言ってるよね?』という話をしていたんですが、その時、ペディキュアを塗っているだけだけど、それがとても美しくて、(千枝子は)喫煙する設定なので、白黒の作品でもあるし、煙の “揺らぎ”があれば感情を伝わってくるんじゃないか? ということで、『タバコを持っていただくのはどうですか?』という話をしましたが、あくまでも荒井さんから出てきたものを助監督さんと一緒に考えたという感じです」と謙遜しつつ説明。このシーンに関して、当の田中も「気に入っています!」と笑みを見せていた。


hoshitsuki-11.18-ayano2.JPG舞台挨拶の最後に荒井監督はこれから映画を見る観客に向けて「見て、面白かったら宣伝してください。じゃないと、次回作が撮れなくなるんでね」と早くも次回作への意欲を口にし「年も年で、もうすぐ80だし。山田洋次に負けたくないし(笑)」と語り、会場は笑いに包まれる。


綾野は「本当に登場人物たちが魅力的で、矢添以上に咲耶さんや田中麗奈さんが演じられた女性たちに魅力が詰まっているなと思います。その中でグズグズしている矢添というひとが、どのように言葉に向き合うか? その美しさの中にある滑稽さみたいなものも、彼の持ち味なので、『はいはい』『まあまあ』と思いながら(笑)、受け止めて、てのひらで転がしてやってください。そうするとこの作品は育っていくと思います」と呼びかけ、温かい拍手の中で舞台挨拶は幕を閉じた。
 


【STORY】 

いつの時代も、男は愛をこじらせる――

小説家の矢添(綾野 剛)は、妻に逃げられて以来10年、独身のまま40代を迎えていた。離婚によって心に空いた穴を埋めるように 娼婦・千枝子(田中麗奈)と時折り軀を交え、妻に捨てられた傷を引きずりながらやり過ごす日々を送っていた。そして彼には恋愛に尻込みするもう一つの理由があった。それは、誰にも知られたくない自身の“秘密”にコンプレックスを抱えていることだ。そんな矢添は、自身が執筆する恋愛小説の主人公に自分自身を投影することで「精神的な愛の可能性」を探求していた。ところがある日、画廊で運命的に出会った大学生の瀬川紀子(咲耶)と彼女の粗相をきっかけに奇妙な情事へと至り、矢添の日常と心が揺れ始める。

 

出演:綾野 剛 
   咲耶 岬あかり 吉岡睦雄 MINAMO 原一男 / 柄本佑 / 宮下順子  田中麗奈
脚本・監督 荒井晴彦  
原作 吉行淳之介「星と月は天の穴」(講談社文芸文庫)
エグゼクティブプロデューサー:小西啓介 
撮影:川上皓市 新家子美穂 照明:川井稔 
音楽:下田逸郎 主題歌:松井文「いちどだけ」他 
製作・配給:ハピネットファントム・スタジオ 
制作プロダクション:キリシマ一九四五 制作協力:メディアミックス・ジャパン 
レイティング:R18+
©2025「星と月は天の穴」製作委員会 上映尺:122
公式サイト:https://happinet-phantom.com/hoshitsuki_film/

2025年12月19日(金)~テアトル新宿ほか全国ロードショー
 


(オフィシャル・レポートより)

 

結婚しても別れても苗字は変わらないー

ヒリヒリするくらいリアルなマリッジストーリー

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1日目 天野監督、奥浜レイラ、東紗友美がぶっちゃけトーク炸裂!
   
 「私の話かと思った!」

2日目 婚活アドバイザー 植草美幸
             「離婚は一つの通過点。いくつになっても結婚したいと思った時が結婚適齢期」



岸井ゆきの宮沢氷魚がW主演を務め、第32回東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門でも上映された映画『ミセス・ノイズィ』(20)でその人間の機微を絶妙に描き、NYジャパンカッツ観客賞、日本映画批評家大賞脚本賞を受賞するなど監督としての手腕が注目されている天野千尋の最新作『佐藤さんと佐藤さん』が、11月28日(金)に公開する。また本作は第38回東京国際映画祭ウィメンズ・エンパワーメント部門公式出品作品として選ばれている。
 

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本作は、“夫婦”というテーマを軸に、ヒリヒリするくらいリアルに描いたオリジナルストーリー。苗字が“佐藤”同士のサチタモツが、交際結婚出産を経て歩んだ15年間を丁寧に描き出す。苗字は変わらなくても、夫婦という関係は常に揺れ動き、ぶつかり合い、変化し続ける——そんなぐらっぐらで“リアルな夫婦”のかたちに迫る、誰もが共感してしまう物語。


芯が強く明るい佐藤サチ役を務めるのは、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞するなど高い演技力で多くの支持を集める岸井ゆきの。そして真面目でインドアな佐藤タモツ役には、国内外の数々の賞に輝き、ドラマ・映画・舞台など幅広く活躍する宮沢氷魚が演じる。


公開に先駆け、11月13日と14日に一般試写会が開催され、13日は「アフターシネマカフェ」として、天野千尋監督、映画ソムリエの東紗友美、映画・音楽パーソナリティーの奥浜レイラによる本音炸裂のトークイベントと交流会が行われ、14日には婚活アドバイザーの植草美幸の登壇イベントが行われた。
 



【『佐藤さんと佐藤さん』アフターシネマカフェ】

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◆日程:11月13日(木)

◆会場:LOFT 9

◆登壇者:天野千尋監督、東紗友美、奥浜レイラ(敬称略)



11月13日、本作『佐藤さんと佐藤さん』の一般試写会とトークイベントが都内で開催され、天野千尋監督と映画ソムリエの東紗友美、映画・音楽パーソナリティーの奥浜レイラが登壇した。
 

東が鑑賞直後の率直な感想について「見終わったあと、心にあざが残るような映画でした。夫婦の喧嘩の場面も、ただの言い合いじゃなくて、“ああ、これあるある…”と胸の奥を突かれる瞬間ばかり。トイレットペーパーの“ないよ”の言い方ひとつで空気が変わるシーンとか、そういう細部のリアルさがすごく刺さる。たぶん誰にでも思い当たる節がある」と、SNSでも話題となった場面を挙げながら語った。奥浜も「距離が近い関係ほど“言ってはいけない一言”が分かってしまう。二人が積み重ねてきた年月の蓄積が2時間の中でしっかり表れていました」と、作品の人間描写に深く共感した。


satouW-11.13-240-1.jpgさらに天野監督自身の経験に基づいて作品を制作されたそうで「出産を機に一度仕事から離れ、家事育児を担う期間は社会から取り残されたような孤独感があった」と述べる。その後、映画の現場に復帰した際には、今度は監督自身が外で長時間働く立場になり、家を任せた夫が、かつての自分と同じように “外で自由に働いていていいな” と羨ましそうに、少し恨めしそうな目で見ていたことに気づいたという。この体験が「立場が変われば感じ方もまったく変わる」という作品テーマの着想につながったと明かした。


また作品タイトルにも関わる“名字”の設定について、天野監督は「名字が変わることは、アイデンティティが揺らぐ経験でもある。佐藤さんと佐藤さんという同じ姓にしたことで、性別や役割ではなく、まずは二人をフラットに見られる関係性として描けると思った」と語った。


satouW-11.13-500-1.jpgそして特に印象的なラストシーンで魅せるサチの表情について、奥浜は「最後の岸井さんの表情は私もしたことがあります。」と告白。「経験なされてないのに、あの顔になる岸井さんはすごいです。自分で踏ん切りつけたはずなんだけど、あの顔になるんです。いろんなものがないまぜになるあの感情をなんと言っていいかわかりません。」と激しく共感。天野は「脚本には悲しみの感情とは書いていなくて、悔しさなのか、懐かしさなのか、いろんな感情が込み上げてくるような表情で、岸井さんの演技が本当に素晴らしかった。また撮影時に風もすごい助けてくれました。ちょっと長めにカットを撮ってる時に、突然岸井さんの髪に風が吹いてきて、サチの感情の揺れ動きを表現しているようでした」と明かした。
 



【『佐藤さんと佐藤さん』婚活アドバイザー・植草美幸トークイベント】

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◆日程:11月14日(金)

◆会場:株式会社ポニーキャニオン

◆登壇者:婚活アドバイザー・植草美幸、MC:奥浜レイラ(敬称略)



映画『佐藤さんと佐藤さん』の公開直前イベントに、結婚相談所マリーミー代表で婚活アドバイザーの植草美幸が登壇。植草は本作の感想について、「作り物というより、まるでドキュメンタリーを見ているようだった。ドキドキして観てました」と語る。サチとタモツの15年間が描かれることについては、「結婚する前、結婚するとき、それからお子さんができる。そのあともまた続いていき、夫婦のステージがどんどん変わっていくところが、すごくリアルだった」と振り返った。


satouW-11.14-240-1.jpg植草が最も印象的なシーンとして挙げたのが、サチがタモツに向けて「私も勉強してみようかなって」と口にするシーンだったと語る。「何か目標に向かって頑張ってるところを見て、“辛そうだな”“大変そうだな”って思って応援することはあるんですけど、自分も一緒にやってみようって、なかなか言えないですよね」と強く響いたという。MCが自身の離婚経験を明かした際には、植草は「離婚は悪いことじゃない。バツ1じゃなくてマル1なんです」と即答した。結婚相談所には再婚や再々婚の人も多く訪れるが、たとえ離婚が“ドロドロ”だったとしても、思い返せば幸せな時間があったと感じる人は少なくないという。


弁護士として働きながら家族を支えていくサチについては、そのバイタリティに「すごい」と感心したそうだ。「こんなにバイタリティーがあって、家族を作るのに、自分が柱となって頑張って経済力を持って…なかなかすごいなって思いますよね。彼女の立場って今の時代を表していると思います。だけど“男性がリードして”とか“男性が主軸で”って感覚がまだ残っている中で、彼女は1歩早いですよね、今の時代に」と語った。


婚活市場の変化について語る場面では、「女性の方が年収が高くてもいいよ、もしくは女性の方が年収が高い方がいいよって思ってる男性が9割を超えたんです。奥さんの方が年収低い方がいいと思っている男性はもう1割になっています。経済的な理由ももちろんあるけれど、“奥様にも好きなことをやってほしい”“お互い成長していこうね”という気持ちがすごくあるんですよ」と意外な回答に、会場がざわついた。


satouW-11.14-500.jpgもしサチとタモツに二人に助言するとすればと問いかけられると、「30歳でサチさんが司法試験受勝ったタイミングで、『これから人生が大きく変わるよ。できる人ができる時にできることをやればいいのよ』って伝えたい。プライドも何もなく目標は次はあなたが試験に受かることなんだからって」と語った。


そして最後の挨拶では、「結婚ってすごくいいものだと思ってます。誰かと支えながら生きていくということだから。どっちが支えになるかはその時によって違うけれど、何回ぶつかっても理解し合えるし、褒め合ってもほしい。何歳でもいいので、結婚したいな、再婚したいなって思った時がその方の結婚適齢期なので、ぜひ結婚してほしいと思います」と語り、イベントは終了した。
 


【Story】

佐藤サチ(22)は、ダンス好きの活発なアウトドア派。佐藤タモツ(22)は、正義感の強い真面目なインドア派 。正反対な性格だがなぜか気が合い、程なくして付き合い同棲を始める。そして5年後。弁護士を夢見るタモツは、司法試験を受けるが不合格が続く。しかし諦めずまた挑戦したいというタモツを応援するサチは、一人孤独に頑張るタモツを助けようと、一緒に勉強をはじめると、相変わらず不合格だったタモツとは反対に、サチが司法試験に受かってしまう・・・!!
申し訳ない気持ちのサチと、プライドがズタズタのタモツ。そんな中、サチの妊娠が発覚!ふたりは結婚することになるが・・・!?
 

<クレジット>

岸井ゆきの 宮沢氷魚
藤原さくら 三浦獠太 田村健太郎 前原 滉 山本浩司 八木亜希子 中島 歩
佐々木希  田島令子  ベンガル
監督:天野千尋
脚本:熊谷まどか 天野千尋 
音楽:Ryu Matsuyama Koki Moriyama(odol) 
主題歌:優河「あわい」(ポニーキャニオン)
配給:ポニーキャニオン 製作プロダクション:ダブ  
2025年/日本/カラー/アメリカンビスタ/DCP/5.1ch/114分  (
C)2025『佐藤さんと佐藤さん』製作委員会
公式サイト:https://www.sato-sato.com/

2025年11月28日(金)~ 全国ロードショー!


(オフィシャル・レポートより)


blueboy-11.15-550.jpg(左から、飯塚花笑監督、六川裕史、イズミ・セクシー、中川未悠、中村中、真田怜臣、泰平)

 

トランスジェンダー男性であるというアイデンティティを反映した独創的な作品作りで国内外から大きな注目を集める期待の若手、飯塚花笑監督の最新作『ブルーボーイ事件』が11月14日(金)より公開となりました。


1960年代、東京オリンピックや大阪万博で沸く、高度経済成長期の日本。国際化に向け売春の取り締まりを強化する中、性別適合手術(*当時の呼称は性転換手術)を受けた通称ブルーボーイたちを一掃し街を浄化するため、検察は手術を行った医師を逮捕。手術の違法性を問う裁判には、実際に手術を受けた証人たちが出廷した。

 
この度、『ブルーボーイ事件』が劇場公開を迎え、主演の中川未悠、ブルーボーイ役の中村 中、イズミ・セクシー、真田怜臣、六川裕史、泰平、そして飯塚花笑監督が登壇し、新宿の地で公開記念舞台を行いました。本作を華やかに彩った仲良し個性派キャストが大集合し、撮影当時のエピソードや公開を迎えた思い、周囲からの反響など、感嘆の思いを語り尽くしました。
 


■⽇時︓2025年11月15⽇(土)

■場所︓TOHOシネマズ新宿(新宿区歌舞伎町1-19-1 新宿東宝ビル3階)

■登壇者(敬称略)︓中川未悠、中村 中、イズミ・セクシー、真田怜臣、六川裕史、泰平、飯塚花笑監督


<レポート本文>

blueboy-11.15-中川未悠.JPGチケット完売の満員御礼で迎えたこの日、サチを演じた中川は「初めてのお芝居挑戦で右も左もわからない状態でしたが、スタッフ・キャストの皆さんに助けていただき、サチを演じ切ることが出来ました。昨日無事に公開を迎える事が出来て、今日はめちゃくちゃ嬉しいです」と喜色満面。印象的な場面は法廷シーンで「撮影4日目で緊張とプレッシャーがありました。監督やスタッフさん達から『法廷のシーンが大事!』と何百回も言われていて、セリフも長くて不安でした」と回想し「テストでセリフを喋った時に泣き崩れてしまって…。傍に中さんがいてくれて支えになりました。そうして皆さんに助けていただきながら生まれたシーンです」と舞台裏を明かし、中村は「中川さんがもっている繊細な部分がサチにすごく活きていたと思います。こういう体験は最初しかできないと思うし、大切な時間だと思うので、すごい時間に立ち会わせもらっているなという思いで見守っていました。」と共演者同士、難しいシーンの撮影に向き合ったことを称え合った。
 

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1960年代当時の法廷資料や証言などをリサーチした飯塚監督は「歴史に埋もれさせるのではなく、当事者の手を通して世に出すことが重要ではないかと思った」と映画化への意気込みを述べた。

 

メイ役の中村は「本作をマイノリティ性のある人だけのために作られた映画だとは思っていただきたくないです。法廷の証言台で幸せを問われたときにサチは『あなたが思っている幸せとは違う』といいます。撮影時に私はそのセリフは抵抗の言葉だと思っていました。でも完成作を観た時に、その言葉はどんな人の幸せもカテゴライズできないという意味だと思いました。マイノリティ性を持っている人とマジョリティ性を持っている人が双方から歩み寄れる、架け橋のようなセリフだと。この映画はマジョリティ性を持っている人のための映画でもあると伝えたいです」と呼び掛けた。

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アー子役のイズミは「撮影は怒涛で目まぐるしかったけれど、この作品が世の中に出て皆さんの目に触れる事がとにかく嬉しいです」と声を弾ませ「撮影後はみんなで前橋の居酒屋に行って飲んだり食べたりして楽しかったし、撮影オフの時はやる事がなさ過ぎて一人で散歩して山奥まで行ってうどんとか食べました」とユーモアを交えて笑わせた。

 

 

 


 

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ベティ役の真田とユキ役の六川、それにツカサ役の泰平は本読みで初めて会った瞬間から意気投合したという。真田が「3人で固まっていた時のアドリブが楽しかった」と振り返れば、六川も「その時のアドリブが実際に本編に活用されていて嬉しい」とニッコリ。泰平は「お二人とは初めてお会いした時からフレンドリーに接してもらえたのでやりやすかった」と言い、六川も「会ったその日から仲良かったよね!」と楽しそうだった。


 


 

 

 

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また真田は「脚本が素晴らし過ぎて本読みで号泣。自分がこれまで経験した事も沢山描かれていたので、苦しくもなるけれど素晴らしい映画だなと思いました」としみじみ報告すると、ロケ地・前橋市出身の泰平も「前橋出身の私の人生にとってはかけがえのない作品になりました。両親が初日に映画を観てくれて『県民として嬉しい』『いい作品に恵まれたね』と言ってくれました。群馬、最高!」と大喜び。六川は「沢山の方々に知ってほしいし観てほしい。そして苦しい思いをしてきた方々に希望の光を当てる事が出来たら」と期待を込めた。


 


 

 

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主演の中川は「皆さんのコメントを聞きながら、サチの『大切な人とかけがえのない人に出会えたのは先生のお陰です』というセリフを思い出しました。今回本当にかけがえのない仲間に出会えたと思っています。ちょっと泣きそうです!」とウルウルし、改めて「初めての映画出演が『ブルーボーイ事件』で良かったなと思っています」と感極まっていた。

 

フォトセッションでは、世田谷区にある音空花店が本作をイメージしてデザインした花束を持って艶やか写真撮影。最後に主演の中川は「幸せになる権利は性別・人種問わず誰もが持っていいものです。幸せには正解はないと思うので、色々な色があったり、形は様々でグラデーション。本作が皆さんの背中を押したり、ちょっとした心の光になったら幸いです」と願いを込め、最後に「錦戸亮さんはめちゃくちゃカッコ良かったです!」と付け加え会場を笑わせた。

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飯塚監督は「この『ブルーボーイ事件』はみんなが心を込めて世の中のためを思って作った作品です。莫大な宣伝費のある作品ではありませんが、この作品が広がって一つの成功例になることがこの世の中にどれだけの影響を与えるのか。そのためには皆さんの口コミや応援が必須です。私たちが心を込めて作った子供『ブルーボーイ事件』の応援者になって世の中に送り出してください」とさらなる反響を願い舞台挨拶を締めくくった。


 

 


ストーリー】

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1965年、オリンピック景気に沸く東京で、街の浄化を目指す警察は、街に立つセックスワーカーたちを厳しく取り締まっていた。ただし、ブルーボーイと呼ばれる性別適合手術(*当時の呼称は性転換手術)を受け、身体の特徴を女性的に変えた者たちの存在が警察の頭を悩ませていた。戸籍は男性のまま、女性として売春をする彼女たちは、現行の売春防止法では摘発対象にはならない。そこで彼らが目をつけたのが性別適合手術だった。警察は、生殖を不能にする手術は「優生保護法」(*現在は母体保護法に改正)に違反するとして、ブルーボーイたちに手術を行っていた医師の赤城(山中 崇)を逮捕し、裁判にかける。同じ頃、東京の喫茶店で働くサチ(中川未悠)は、恋人の若村(前原 滉)からプロポーズを受け、幸せを噛み締めていた。そんなある日、弁護士の狩野(錦戸 亮)がサチのもとを訪れる。実はサチは、赤城のもとで性別適合手術を行った患者のひとり。赤城の弁護を引き受けた狩野は、証人としてサチに出廷してほしいと依頼する。
 

監督:飯塚花笑
キャスト:中川未悠 前原 滉 中村 中 イズミ・セクシー 真田怜臣 六川裕史 泰平
渋川清彦 井上 肇 安藤 聖 岩谷健司 梅沢昌代 / 山中 崇 安井順平 / 錦戸 亮
脚本:三浦毎生 加藤結子 飯塚花笑  音楽:池永正二
製作:アミューズクリエイティブスタジオ KDDI 日活
制作プロダクション:オフィス・シロウズ
配給・宣伝:日活/KDDI
©2025 『ブルーボーイ事件』 製作委員会_
公式HP: blueboy-movie.jp 
公式X:@blueboy_movie

★シネルフレ作品紹介はこちら⇒ http://cineref.com/review/2025/10/post-1331.html

絶賛上映中!


(オフィシャル・レポートより)

 
 
 
 




kaede-11.13-550-2.jpg 左から、行定勲監督、石井杏奈、福原遥、福士蒼汰、宮沢氷魚、宮近海斗


スピッツの名曲「楓(かえで)」を原案にした、映画『楓』(配給:東映/アスミック・エース)が 12 月 19 日(金)に全国公開となる。時代を超えて愛される国民的バンド・スピッツの楽曲が、デビュー34 年にして初の映画化。「楓」は、1998 年にリリースされた 8th アルバム『フェイクファー』の収録曲で、同年にアルバムからシングルカットされ、その後数多くのアーティストにカバーされながら、27年経った今も愛され続ける名曲。ボーカルで作詞・作曲も担当する草野マサムネが綴る歌詞と心揺さぶるメロディーは、聴く人それぞれに寄り添い、大切な人との別れや想い出を包み込む。


kaede-pos.jpg本作で監督を務めるのは、多様な恋愛映画を手がけてきた行定勲。『世界の中心で、愛をさけぶ』に続く令和を代表するラブストーリーに挑む。そして、オリジナルストーリーを書き上げたのは、『ソラニン』『東京リベンジャーズ』などジャンル問わず常に評価される脚本家・髙橋泉。そして音楽は、藤井風など様々なアーティストの作曲や編曲、プロデュースを務め、優れた楽曲を CM・映画・ドラマなど多方面に提供する Yaffle が担当する。


このたび、豪華キャスト&監督が集結する<ジャパンプレミア>を実施!


映画公開までまもなく 1 カ月と迫る中、本作で W 主演を務めた福士蒼汰、福原遥をはじめ、宮沢氷魚、石井杏奈、宮近海斗(Travis Japan)、行定勲監督が登壇する《ジャパンプレミア》を開催!今回が映画の初のお披露目の場となるが、会場に敷き詰められた鮮やかな“楓色”のカーペット上で、本作を心待ちにしていたファンと交流するほか、サウンドバイツ取材も実施。ステージトーク、舞台挨拶では、切なく胸を打つラブストーリーに込めた“想い”や撮影時のエピソード、本作の見どころなどを存分に語り尽くした。
 


【日にち】 11月13日(木)

【会 場】 ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場
     (〒135-0091 東京都港区台場 1-7-1 アクアシティお台場内)

【登壇者(敬称略)】 福士蒼汰、福原遥、宮沢氷魚、石井杏奈、宮近海斗、行定勲監督


<以下、レポート全文>

★作品について

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双子の兄弟を演じた福士は「今回双子というやりがいのある役を演じられて嬉しかったです!」と挨拶しながら「スピッツさんの『楓』は僕が 5 歳の頃にリリースされた曲ですが、だけど当たり前のように知っていたし、カラオケでもよく歌っていました。『楓』という楽曲にお芝居でその世界の住人になれることが感慨深かったですし、どんな作品になるのかワクワクしました」と声を弾ませた。しかも福士にとっては 9 年ぶりのラブストーリー映画への出演となる。「僕が30 代になり、人間の心の内側を表現できる作品だと思いました。人間誰しも生きていると喪失だとか壁だとかがあるけれど、本作の脚本を読んでいく中でそれが修復される物語だと思って、このようなラブストーリーをやってみたいと思いました」と述べた。

 

秘密を抱えている木下亜子を演じた福原は「スピッツさんは小さい頃から聴かせてもらっている大好きなアーティストです。しかも『楓』はリリースされたのが私の生まれた年だったので、勝手に運命を感じてしまいました」とオファーを快諾。撮影時は涙する場面も多く、胸が苦しくなることもあったそうだが「亜子がそこからどう前に踏み出していくのか、立ち上がっていく力強さを感じて、私自身も背中を押されました」と役柄の魅力を紹介した。

 

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涼と亜子の秘密を唯一知る梶野茂役の宮沢。福士と福原とはすっかり仲良しで「(福士と福原は)チャーミングなお二人で、福士さんは撮影中に写真を撮っていて、しかもセンスがいい!」と福士カメラマンの腕前を絶賛。これに福士は「遥ちゃんの写真を整理したら 800 枚くらいあって、そこから 300 枚にして送りつけました!」と笑わせて、それを受け取った福原は「素敵な写真を撮られていて流石だなあと思いました」と喜んでいた。

 

涼に想いを寄せる遠藤日和役の石井は「思ったことを行動に移す真っ直ぐな日和の心意気が大好きで、共感したり応援したり、それが全体を通してずっとありました」とすっかりお気に入り。

 

辻雄介役の宮近は「一つの楽曲から物語になるって…。僕は音楽表現を使って仕事をしているので、短い時間で人の心を動かす音楽という媒体が、映像というイメージの世界から物語に具現されるのってどうなるのだろうかというワクワクがありました。作品からも学びを得ることが出来て嬉しかった」と手応え十分。撮影中は福原と石井と過ごす時間も多かったそうだが「お二人が盛り上がって喋られているのを…見守っていました。時々『どうですか?』と気を使って僕に話を振ってくれたけれど、僕は入れず。お二人は楽しそうでした」とガールズトークの圧にタジタジの様子を見せて場内爆笑となった。

 

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キャスト陣の和気あいあいの様子に行定監督は「映画の 80%はキャスティングで決まる。これは上手くいったなと思った。このキャストが集まらなかったらこの映画にはならなかったと思う。特に本作は皆さんが演じてくれたことで一人一人のキャラが豊かになって、グッとくる場面が沢山ありました」と自信。『世界の中心で、愛をさけぶ』から約 20年、行定監督は「もう一度ラブストーリーに挑んでみるのは僕にとっても思い入れが強く、撮影させていただきました。人を想う気持ちが届くことを期待しています」と述べた。

そんな行定監督とのコラボレーションに福士は「有意義な時間でした」としみじみし、福原も「撮影前に沢山お話をさせていただいたので、安心して撮影ができました」と感謝した。

 

★作品の内容にちなんで「まだ言っていない秘密カミングアウト」企画を実施。

福士は「秘密?僕はこの映画の PR キャンペーンで秘密を聞かれ過ぎてなくなりそう!」と苦笑いも「秘密というか勘違いですが、氷魚くんの事をずっと年上だと思っていました。落ち着きがメチャクチャあるから。でも実は一個下だった」と驚いていた。


福原は「小学校の時にランドセルを背負わないまま登校したことがあります。だいぶヤバい」と天然すぎるエピソード披露。福士が「え?どういう事!?」と理解が追い付かないと「30 分くらい学校までみんなで登校して、教室で準備しようと思ったら『あれ?ランドセル背負ってない!』と気付いてダッシュで家に帰りました」と詳細説明。しかし、聞けば聞くほど全員がポカン状態で、福原は「ウフフフ。そんな事もあったなあと。初出しでございます」と無邪気な様子を見せていた。


宮沢は「銭湯で誰もいないと歌っちゃう。反響がライブ会場みたいで。人が来たら何事もなかったかのような顔をする」と密かな楽しみを暴露。
 

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英語勉強中の石井は撮影中に福士からおススメの英語本を紹介されて購入したというも、「でも届いてから半年…まだ読んでいません!今福士さんの顔を見て『ヤバい!』と思いました」と反省。


宮近は中学時代に友人からシャーペンの芯を 1 本貰ったそうだが「実際は 5 本いった!その人は 1 本だと思っているので、これで知って落ち込むと思う。シャーペンの芯のようにポキッと折れてしまうはず」と冗談交じりで明かし、福士から「シャー芯 4 本買って返した方がいいんじゃない!?」とアドバイスを受けると「スケジュールが許す限り、4 本買ってその人に渡したい」と謎の意気込みを見せていた。

 

★ニュージーランドロケの思い出話

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福士は「景色が壮大で、テカポ湖は波がなくて静かだけれど近くで見ると迫力があって、静けさと壮大さが両立していた。そして周りの風景は見渡す限り綺麗な山たちがあって、それも素敵でした」と思い出し、福原も「本当に景色が綺麗で、見ていて癒されました。緑が生い茂り動物も多くて羊がとにかく可愛くて。天気によって空の表情も違っていて、夕方になるとピンクで早朝はエメラルドグリーン。本当に綺麗で食べ物も美味しくて楽しみました」とすっかりお気に入りだった。

 

★楽曲「楓」について

宮沢は「本編では 4 回流れるけれど、歌い手とシチュエーションが違うと、何 100 回も聴いているはずなのに、初めて感じるものがありました」と述べると、石井も「本作を通して楽曲の深みが増しました。映画を観る前と観た後とでは感じ方が違うはず」と予告。これに福士も「本作を通して『楓』を聴くと感想や感覚が変わります。皆さんが本作を通してどう聴いたのか、感想が気になります」と興味津々。宮近は「この映画は主演のお二人が紡ぐラブストーリーと聞いていたけれど、『楓』を含めて 3 人になった!二人の物語を追っていたはずなのに、『楓』という音楽に感情を乗っ取られて…不思議だった。映画を観れば、僕のこの言葉の意味がわかります!」と呼び掛けていた。

 

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★そんな宮近に石井からのこんなタレコミがあった――

石井は「宮近さんと私は撮影日数が少ないのに、打ち上げの際に撮影の思い出を話す流れになったら、2 日間の撮影だった宮近さんは『人生で一番楽しい作品でした!』とみんなの前で仰っていました!」と大爆笑。当の宮近は「今のお話しを聞いて少しばかり言葉に責任を持たなければ…と今思いました」と赤面も「でも本当にそう感じられた。一番グッと来た作品です。…同率一位はありますが」と調子よく答えて笑いを取っていた。

 

★最後のご挨拶

主演の福原は「本作には切なさが沢山ありますが、別れや喪失からどう立ち上がってどう前に進んでいくのか。本作が皆さんの背中を押せるような作品になっていたら嬉しいです。秘密が沢山隠されているので二度三度楽しんで欲しいです」と期待。

福士は「本作は人間の心の底をつついた作品です。素敵な恋愛物語である一方、人間の姿を美化せずリアルに映し出しています。少しずつ心と心、点と点が繋がって物語が終結した時に『楓』という曲が僕にはレクイエムのように感じました。僕が好きなシーンは外来語禁止ゲームをする場面です。そこになぜ注目するのか?その意味も含めて考えて楽しんでいただければ幸いです」と呼び掛け、会場からは大きな拍手が送られた。

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そして本日より、語りたくなる【#楓泣き】感想&期待投稿キャンペーンも開催!

いち早く本作を鑑賞し、涼と亜子の切ない運命とこの冬一番の感動を見届けた観客たちからの熱いコメントにも注目してほしい。
 


【ストーリー】

僕は、弟のフリをした。君に笑っていてほしくて。

須永恵(福士蒼汰)と恋人の木下亜子(福原遥)は、共通の趣味の天文の本や望遠鏡に囲まれながら、幸せに暮らしていた。しかし朝、亜子を見送ると、恵は眼鏡を外し、髪を崩す。実は、彼は双子の弟のフリをした、兄・須永涼だった。1ヶ月前、ニュージーランドで事故に遭い、恵はこの世を去る。ショックで混乱した亜子は、目の前に現れた涼を恵だと思い込んでしまうが、涼は本当のことを言えずにいた。幼馴染の梶野(宮沢氷魚)だけが真実を知り涼を見守っていたが、涼を慕う後輩の日和(石井杏奈)と、亜子の行きつけの店の店長・雄介(宮近海斗)が、違和感を抱き始める。二重の生活に戸惑いながらも、明るく真っ直ぐな亜子に惹かれていく涼。いつしか彼にとって、亜子は一番大事な人になっていた。

一方、亜子にもまた、打ち明けられない秘密があった――。愛するからこそ、伝えられなかった想い。めぐる季節の中で明らかになる、あまりにも切ない真実に、驚きと涙がとまらない。


■出演: 福士蒼汰 福原遥 宮沢氷魚 石井杏奈 宮近海斗 大塚寧々 加藤雅也
■監督:行定勲
■脚本:髙橋泉
■原案・主題歌:スピッツ「楓」(Polydor Records)
■音楽:Yaffle
■プロデューサー:井手陽子 八尾香澄
■製作:映画『楓』製作委員会
■制作プロダクション:アスミック・エース C&I エンタテインメント
■配給:東映 アスミック・エース
■コピーライト:Ⓒ2025 映画『楓』製作委員会
2025/日本/カラー/120 分/シネスコ/Dolby5.1c

公式サイト: https://kaede-movie.asmik-ace.co.jp
公式 X:公式 Instagram
公式TikTok:@kaede_movie1219

2025年12 月19 日(金)~全国公開


(オフィシャル・レポートより)

 

 

 


倍賞千恵子&木村拓哉&山田洋次監督が大阪に集結!

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1日限りの“OSAKAタクシー”が通天閣に登場し、観客大熱狂!

倍賞、通天閣に「感動しています」

木村「皆さんが前に進み続けるための力になることを願って」

 

TOKYOタクシー』、11月21日㈮からの公開を前に開催されたイベントの会場を大阪ステーションシティシネマ(舞台挨拶)から通天閣へ移し、タクシーセレモニーが開催されました。大阪の観光名所である通天閣の麓から木村拓哉が劇中で使用したタクシーの助手席に倍賞千恵子を乗せ、沿道を埋め尽くした大勢のファンからの熱い大歓声を浴びながら、ステージまで走行。まるで劇中のシーンが再現されたかのような登場に、会場のボルテージは最高潮に!本作のイメージカラーであるピンクカーペットに到着すると、木村が倍賞をエスコートしながらステージへ。続けて山田洋次監督も登壇し、会場は盛大な歓声と拍手に包まれました。


以下は、通天閣でのタクシーセレモニーの模様を紹介しております。大阪ステーションシティシネマでの舞台挨拶はレポート第一弾をご覧ください。
 



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大阪・通天閣でのドライブについて?

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先日、東京タワーで行われたタクシーセレモニーも大きな話題となったが、大阪・通天閣でのドライブについて倍賞は感動しています。この映画に出演させていただいたおかげで今日のイベントに出席できて、今ドキドキしています。」と明かし、木村の運転について「本当に運転が上手なんです。(始まる前に)ドキドキしていると話したら『大丈夫です。任せてください』と言ってくれました。」と登場前の微笑ましいやりとりを明かした。

幕が開くまでどんな景色が広がっているのか一切分からなかったという木村は、「こんなに沢山の方がいらっしゃるなんてとてもありがたいです。本日11月12日が僕の誕生日前日という事もありまして、たくさんのバースデーメッセージを登壇前に皆さんからいただけたのが凄く嬉しかったです」と観客への感謝とあたたかいメッセージについて喜びを語った。

さらに、『男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎』でも寅さんの旅の舞台となり、『おとうと』でもロケをした通天閣に久々に訪れた事について山田監督は、「今夜はひと際通天閣がかっこよく、綺麗に見えますね。この映画のタイトルは『TOKYOタクシー』だけれど、今日は『OSAKAタクシー』にしなきゃいけないんじゃないかなと思っております。」と笑顔でコメント。
 


★これから本編を観る方について、どのように受け止めてほしい?

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倍賞は「この映画を観ていただいた方がどんな風に受け止めていただけるのかはそれぞれ違うと思います。ただ、本当に素晴らしいスタッフの皆さんたちに恵まれて一生懸命作りました。皆さんがこの映画を観て、何か心に思う事があったり、もう一回観ようかなと思ったらまた誰かを誘ってこの映画を観に来ていただきたいです。」と作品への想いを語った。

木村は「僕が演じた浩二は劇中でひとつだけ大きな間違いを犯すんですが、それは“今を生きているからこそ起こり得る間違い”だと思っています。観客の皆さんには、浩二の間違いをただ否定するのではなく、苦悩の末に出した答えとして受け止め、この作品が示すように、間違いとして終わらせず本作のタクシーのように、皆さんが前に進み続けるための力になることを願っています。」と熱いメッセージを送った。

山田監督は、「この映画に登場する2人は決して特別な人ではないんですが、最後に不思議な奇跡が起こる映画です。浩二のようなタクシーの運転手のように、毎日を懸命に生きている人たちが幸せになってほしいという想いを精一杯込めました。」と本作に込めた思いを明かした。


TOKYOtaxi-11.12-tutenkaku-yamada-2.JPG★最後のご挨拶

倍賞は「映画『TOKYOタクシー』を思い出しながら、気を付けてお帰りになってください。」、木村は「『TOKYOタクシー』ぜひ受け取ってほしいと思います。よろしくお願いします。今日は集まってくれた皆さんも本当にありがとうございました。」、山田監督は「皆さんに感謝するのみです。この映画をぜひ映画館で観てください。よろしくお願いします。今日は本当に冷たい風が吹いている中、こんなにも大勢の皆さん来てくださってありがとうございました。」と集まった観客への感謝と本作の公開を心待ちにする方へメッセージが贈られ、タクシーセレモニーは幕を閉じた。

 


【ストーリー】

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個人タクシーの運転手として毎日休みなく働いている宇佐美浩二(木村拓哉)は、音楽家を目指したいという一人娘の入学金や学費に車検代、さらには家の更新料など大金の要り様で頭を悩ませていた。そんな浩二のもとに高野すみれ(倍賞千 恵子)という85歳のマダムを東京・柴又から神奈川の葉山にある高齢者施設まで送るという依頼が舞い込む。最初は互いに無愛想だったが、すみれが「東京の見納めに、いくつか寄ってみたいところがあるの」と浩二に寄り道を依頼する。次第に心を許し始めたすみれは東京のさまざまな場所を巡りながら、自らの壮絶な過去を語り始める。それは現実的な悩みを抱えた浩二の想像をはるかに越える波乱万丈の人生だった。

初めての出会いで1日中二人で旅をして、人生最後の喜びを噛みしめるようにはしゃぐすみれ。浩二は「高齢者施設へ送り届けるだけの関係が、やがて肉親を思い遣るような熱い感情が沸き起こり、浩二自身の人生を大きく動かしていくことになる――。


出演:倍賞千恵子 木村拓哉 蒼井優 迫田孝也 優香 中島瑠菜 神野三鈴 イ・ジュニョン マキタスポーツ 北山雅康 木村優来 小林稔侍 笹野高史
監督:山田洋次
脚本:山田洋次 朝原雄三
原作:映画「パリタクシー」(監督 クリスチャン・カリオン)
配給:松竹
©2025 映画「TOKYO タクシー」製作委員会
公式サイト:https://movies.shochiku.co.jp/tokyotaxi-movie/

2025年11月21日(金)~全国公開


(河田 真喜子)

 

たった1日の旅が、2人の人生を変えていく―

心にあたたかな光を灯す珠玉のヒューマンドラマ



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倍賞千恵子&木村拓哉&山田洋次監督が大阪に集結!

木村へのサプライズ誕生日祝いに倍賞が生歌唱のプレゼント!!

 

山田洋次監督の91本目となる最新作『TOKYOタクシー』が、2025年11月21日(金)より公開いたします。長きにわたり日本映画界で活躍し続け山田監督作品には欠かせない名女優・倍賞千恵子、そして『武士の一分』以来19年ぶりの山田組参加となる木村拓哉がW主演を務めます。さらに蒼井優、迫田孝也、優香、中島瑠菜、イ・ジュニョン、笹野高史など多彩な豪華キャストが集結した、感動のヒューマンドラマです。

公開を間近に控えた本作の公開直前イベントが大阪にて実施されました主演の倍賞千恵子、木村拓哉、本作のメガホンをとった御年94歳の山田洋次監督ら豪華キャストとスタッフが集結し、大阪ステーションシネマにて舞台挨拶と大阪の観光名所・通天閣をバックにしたタクシーセレモニーを開催。舞台挨拶では、11月13日が誕生日となる木村にサプライズでお祝いを実施。本作にかける想いや撮影現場でのエピソードなどを語り、大盛り上がりのイベントとなりました。

下記は、第一弾として大阪ステーションシティシネマでの舞台挨拶の模様を紹介しております。通天閣でのタクシーセレモニーレポート第二弾をご覧ください。

 


■日程:2025年11月12日(水) 16:40~17:00(上映後)

■場所:大阪ステーションシティシネマ Scr1 〈大阪府大阪市北区梅田3-1-3 ノースゲートビル11F 〉

■登壇者:倍賞千恵子(84)、木村拓哉(52)、山田洋次監督(94) (敬称略)  MC:津田なおみ



大阪ステーションシティシネマで行われた舞台挨拶では、公開を間近に控える本作を一足先に鑑賞した観客を前に倍賞千恵子、木村拓哉、山田洋次監督が登壇。
 

★公開が11月21日(金)に迫った今の気持ちについて?

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本作の主演で終活に向かうマダム・高野すみれ役の倍賞は「去年の今頃は撮影準備に入ろうとしていたのに、今こうして皆さんの前に立っているのがとても不思議な感じです。木村君とは『ハウルの動く城』以来21年ぶりで、とても楽しくお仕事をさせて頂きました。今回はタクシーの後部座席から彼の後ろ姿を見ながらお芝居をすることが多かったのですが、時折バックミラーにうつる木村君の目がとても大きくて、これまで渥美清さんのような目の大きな方とお芝居してきたものですから(笑)、凄い目力のある方だなと思いました。あぁ、この人ならいろんなことを受け止めてくださるだろうと思って、膨大なセリフでも安心して言えました。こんなにたくさんの方に映画を観ていただいて、大変嬉しく思っております。」と少し緊張した様子を見せつつも喜びの思いを伝えた。


すみれを乗せる事となるタクシー運転手・宇佐美浩二役を務めた木村は「今日は500名以上の方にお集まりいただいたと先ほどスタッフから伺ったのですが、たくさんの方に観ていただけたこと、本当にありがたく思います。」と満席の会場へ感謝の気持ちを込め挨拶。

山田監督は「この映画は今年の早春にクランクインしまして、終わったころにはものすごい暑い夏になって、夏が過ぎてようやく封切りを迎えられます。映画が成功してくれるといいなと心から願っております。今日は本当にどうもありがとう。」と本作への熱い思いを明かした。


★大阪での思い出やお気に入りの場所は?

倍賞は「今日たこ焼きをいただいたのですが、とても美味しかったです。私は昭和36年に『斑女』という映画でデビューしたのですが、大阪から家出してきたきゃぴきゃぴの女の子を演じたんです。ポスター撮影の時に大阪城で撮影したのですが、私にとって大阪城は映画界に入るきっかけになった場所のイメージが強いです。今回(大阪城に)伺えたらいいなと思うのですが、行ける時間があるかどうか…。そんな思い出がある場所なんです。この『TOKYOタクシー』で178本目の映画となりました。」と明かし、会場から驚きの声と称賛の拍手が起こった。
 

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続けて木村が「山田監督の撮影数だったり、倍賞さんの出演本数はホームランの数じゃないですからね?(笑) 素晴らしいなと思いました。」と驚きを交えつつ称えた。自身の大阪の思い出について木村は、「幼少期に葛飾柴又にいた事実もあるんですが、僕は箕面にもいた事があるので、皆さんの交わす大阪弁を耳にしていてもスムーズに入ってくるんです」と明かし、「大阪城ホールはグループにいた時も個人としてもお邪魔して皆さんと騒がせてもらったんですが、大阪は非常に盛り上がってくれます(笑)」とコメントし、会場から拍手が起こると「その代わり、MCに関してはもの凄く厳しいです(笑)」と会場の笑いを誘った。そして、「大阪の皆さんは本編と同じようにあたたかさもあり、厳しさもあって人間味豊かな印象をいつも持たせてもらっています」と大阪についての印象を明かした。


続けて豊中市出身の山田監督は僕、大阪出身なんです。一応ね(笑)。なんで一応かと言うと僕は満州の小学校に入った時に、先生に『雪(↓)が降ってきた」と言ったら『違うよ雪(↑)だよ』と言われたんですが、母親に『あなたは大阪出身だから関西のイントネーションが身についているのよ。』と言われたんです。なので僕は今日大威張りで大阪出身ですと申し上げております(笑)」と語り、自身の幼少期の思い出を語った。


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★サプライズのハッピーバースデー!TOKYOタクシー特性ケーキと倍賞千恵子の生歌でお祝い♪

舞台挨拶が終盤に差し掛かった頃、翌日11月13日に誕生日を迎える木村へサプライズでお祝い!登場した特大のバースデーケーキは、劇中で木村演じる宇佐美浩二が運転するタクシーを完全再現したデザインとなっており、倍賞は「このタクシーに私たち乗ってたのね」と山田監督も交え3人でケーキを囲むと、木村もスイートな感じですね(笑)と照れながら笑顔でコメント。


さらに倍賞からのサプライズでバースデーソング生歌唱というサプライズプレゼントも。歌う前に倍賞が突如“HAPPY BIRTH DAY”と書かれたカチューシャを頭に着けると、それを見た木村が嬉しそうに大爆笑。倍賞のチャーミングさに会場も「かわいいー!」と歓声が湧いた。そして、倍賞の美声が会場に響き渡る中、観客と最後のフレーズを歌い上げ、木村の誕生日を一足早く祝福。サプライズ歌唱とケーキのプレゼントに感極まった木村は倍賞と熱いハグを交わした。その場にいる全員が幸せに満ちた表情で、観客からも大きなあたたかい拍手が贈られた。


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★最後に山田監督からご挨拶

もうすぐ封切りなんですが、キャスト含めこの映画に関わった大勢のスタッフみんな、胸がドキドキしているんですよね。この映画がたくさんの人に観てもらえるよう、よかったよと、面白かったよと思ってもらえることを心から願っております。どうぞみなさんよろしくお願いいたします。とメッセージが贈られ舞台挨拶は終了した。

 


 


【ストーリー】

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個人タクシーの運転手として毎日休みなく働いている宇佐美浩二(木村拓哉)は、音楽家を目指したいという一人娘の入学金や学費に車検代、さらには家の更新料など大金の要り様で頭を悩ませていた。そんな浩二のもとに高野すみれ(倍賞千 恵子)という85歳のマダムを東京・柴又から神奈川の葉山にある高齢者施設まで送るという依頼が舞い込む。最初は互いに無愛想だったが、すみれが「東京の見納めに、いくつか寄ってみたいところがあるの」と浩二に寄り道を依頼する。次第に心を許し始めたすみれは東京のさまざまな場所を巡りながら、自らの壮絶な過去を語り始める。それは現実的な悩みを抱えた浩二の想像をはるかに越える波乱万丈の人生だった。

初めての出会いで1日中二人で旅をして、人生最後の喜びを噛みしめるようにはしゃぐすみれ。浩二は「高齢者施設へ送り届けるだけの関係が、やがて肉親を思い遣るような熱い感情が沸き起こり、浩二自身の人生を大きく動かしていくことになる――。


出演:倍賞千恵子 木村拓哉 蒼井優 迫田孝也 優香 中島瑠菜 神野三鈴 イ・ジュニョン マキタスポーツ 北山雅康 木村優来 小林稔侍 笹野高史
監督:山田洋次
脚本:山田洋次 朝原雄三
原作:映画「パリタクシー」(監督 クリスチャン・カリオン)
配給:松竹
©2025 映画「TOKYO タクシー」製作委員会
公式サイト:https://movies.shochiku.co.jp/tokyotaxi-movie/

2025年11月21日(金)~全国公開


(河田 真喜子)

 
 
 


『Born In THE U.S.A.』の前夜、

若きスプリングスティーンの魂の旅路を描く感動の音楽ドラマ

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和製スプリングスティーン吉田栄作、熱唱!

新米パパはロックが子守唄

ロックの英雄(ブルース・スプリングスティーン)>を熱く語る!


ロックの英雄、そしてアメリカの魂と称され、50年にわたって第一線を走り続けるブルース・スプリングスティーンの若き日を描く感動の音楽ドラマ『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』が11月14日(金)に日本公開されます。


springsteen-pos.jpg1982年。キャリアの岐路に立つブルース・スプリングスティーンは、名声の影で深い孤独と葛藤に揺れていた。ロックスターとしての喧騒を離れ、彼が向かったのは、誰もいない荒野のような〈どこでもない場所〉。4トラックのレコーダー一台、手元にあるのは曲になりかけた断片だけ。恋人との時間、幼き日の母との思い出、そして父との確執に苛まれながら、彼は静かに魂を刻み始める。その時、彼に何が起こっていたのか——。


伝説の名盤「ネブラスカ」、その創作の舞台裏と心の旅を「一流シェフのファミリーレストラン」のジェレミー・アレン・ホワイトが、言葉少なに、しかし圧倒的な存在感で体現する。監督は『クレイジー・ハート』(アカデミー賞®受賞)で音楽映画の真髄を見事に描いたスコット・クーパー。観る者の心を掴んで離さない、乾いたアメリカの風景と、テープに刻まれた声と、救いを求める祈り。あの夜、何が生まれ、何が壊れたのか——。

ロックの英雄がすべてを削ぎ落とし、ありのままの自分に向き合った時代を、今を生きる私たちが見つめ直す。
 



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 ブルース・スプリングスティーンに大きな影響を受けたと公言する

俳優、吉田栄作をゲストに迎えて、

『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』スペシャル・ファン・プレミア実施!


世界中の人々から“ボス”の愛称でリスペクトされ続け、今なお現役のミュージシャンとして熱い音楽を届けているブルース・スプリングスティーン。イベントには、スプリングスティーンから大きな影響を受けたと公言する吉田栄作さんが登壇。

白いTシャツにブルージーンズ、ギターを抱え星条旗を背に歌うボスの姿に憧れたという高校時代。そして芸能界での成功を捨てて26歳で渡米し、LA滞在中(1993~1997年)に震えるほど感動したボスのライブ体験など、スプリングスティーンへの熱い想いとは…。父と子の物語でもある本作に自身を重ね、父親となった今の心境や家族への想いを熱く語りました。

さらに、スプリングスティーン、エルヴィス・プレスリーなど愛用し、劇中でジェレミー・アレン・ホワイトが弾いている名ギター、ギブソンJ-200を手渡されると、スプリングスティーンの名曲「ハングリー・ハート」を弾き語りで熱唱、熱い熱気に包まれた場内には拍手と大喝采が巻き起こった。
 


■日   時︓11月11日(火)19:00~

■会   場︓109シネマズプレミアム新宿 スクリーン3

■登壇者︓吉田栄作(俳優)  司会:荘口彰久 (敬称略)



プレミアは、予告編&スプリングスティーンを演じたジェレミー・アレン・ホワイトが日本の観客に向けて「日本の皆さんに映画を楽しんでいただけることを願っています」とメッセージを寄せた映像の上映で幕をあけた。
 

springsteen-11.11-yoshida-1.JPG名曲「Born in the U.S.A.」をBGMにスプリングスティーンをイメージしたデニム衣装での登場となった吉田は「今日はドレスコードがデニムと言う事で…」と場内を笑わせつつ「僕とブルースの出会いは高1。テレビ神奈川を見ていたら星条旗を背中にテレキャスターをぶら下げて拳を突き上げるあの「Born in the U.S.A.」です。あの姿を見て『おおおっ!』と思いました」とスプリングスティーンとの運命的な出会いを述懐した。
 

吉田は二十歳で歌手デビューした際、改めてスプリングスティーンのアルバムを遡って聴いて熱烈なファンになったという。「特に『ネブラスカ』はそれまでと毛色が違って、人を殺めた人物を主人公にした曲が多くて。どういうこと!?と。でも僕はその音が好きで車で聴くには気持ちの良いサウンドで。大好きなアルバムになりました。それから時が過ぎ、本作製作に当たってスプリングスティーンが『ネブラスカ』を作ったころの自分を題材にした作品ならば良いと承諾したと聞いて、がぜん興味が湧きました」と前のめりに語った。


さらに吉田は26歳の頃に単身渡米し、現地でスプリングスティーンのライブを鑑賞したことを振り返り「アルバム『ゴースト・オブ・トム・ジョード』をリリースした後、ギター1本で2時間!初めて生で見て痺れました。ステイプルズ・センターのこけら落とし公演がスプリングスティーンで、そのライブにも行きました。Eストリート・バンドと久々にやった時の公演で、ステイプルズ・センターが壊れるくらい盛り上がって…。オフレコですけど、チビリそうになりました(笑)」と当時の興奮そのままに報告していた。


springsteen-11.11-500-1.JPGスプリングスティーンと父親との関係性も映画の大きな見どころだが、「男とは父親との関係はずっと子供の頃からあるので、父の身長を越えるとか、歳をとったなあと思う瞬間があるわけです。本作を通して成長過程の中でブルースも父との複雑な関係があった事を垣間見ることが出来ました。そこも含めて観ていただきたい」としみじみ。


そんな吉田も今年9月に、妻で俳優の内山理名との間に子供が誕生したばかり。吉田は「オールドルーキーです!」と新米パパとしてはにかみながら「この歳になっての子供ですから、自由に。スポーツでも音楽でも何でも好きなことを追求してくれればいいなと。ああせいこうせい言わずに自由に」と教育方針を明かすと、「クラシックやジャズを聴かせているけれど、意外とロックで泣き止んだりすると『お!?』と思ったり。時には僕が鼻歌をしてみたり」とすっかりパパの表情だった。


springsteen-11.11-yoshida-2.JPG主演俳優ジェレミー・アレン・ホワイトが吹き替え無しでスプリングスティーンの名曲を歌うシーンも話題。これに吉田も「ボス本人の曲を映画で使っているのかと思うくらいで、ファンの方が聴いても僕と同じように感動するはず」と太鼓判。そんな中、スプリングスティーンをはじめ多くのロックスターが愛用してきたギブソンJ-200が登場。その100万円クラスの超高級ギターを吉田がつま弾くのかと思いきや、なんと『ハングリー・ハート』を弾き語りでサプライズでフル熱唱、手拍子&合唱が巻き起こり即席ライブ会場となった!


和製スプリングスティーンと化した吉田は「うん、良い!…いやいや、俺は何をしているんですか!?、ギター弾いちゃったよ。今ちょっと手が震えています。ド緊張です!」と照れ笑いを浮かべながらも嬉しそう。そして今年2025年を振り返り「常にチャレンジ精神は忘れたくない!」と言いながら「今年は色々な事がありました。私生活でも命の大切さ、儚さを感じざるを得ないような事がありまして。生きている事、一度きりの人生を燃やし続けるんだと。憧れのスプリングスティーンが76歳になってまだ現役で、素晴らしい歌声で活躍されているので、そんな70代を目指して。うちの子供が二十歳になると僕は今のボスの歳になりますので、そこを目指したいです」とスプリングスティーンをリスペクトしつつ生涯現役を誓っていた。


最後に吉田は「あえて『ネブラスカ』の頃のブルース・スプリングスティーンがどういう生き方をして何と戦っていたのか。それをじっくりと鑑賞できる映画です。なぜ毛色の違う『ネブラスカ』が生まれたのか?それを知ることのできる映画になっています。楽しんでください」と観客に呼び掛けた。

 

ブルース・スプリングスティーンの魂の旅路があなたの心を震わせる。

『ボヘミアン・ラプソディ』の20世紀スタジオが贈る感動音楽映画『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』は、11月14日(金)より全国ロードショー


■作品情報

監督・脚本:スコット・クーパー(原作:ウォーレン・ゼインズ著「Deliver Me from Nowhere」)
主演:ジェレミー・アレン・ホワイト(ブルース・スプリングスティーン)
共演:ジェレミー・ストロング(ジョン・ランダウ)、ポール・ウォルター・ハウザー(マイク・バトラン)、
スティーヴン・グレアム(父ダグ)、オデッサ・ヤング(フェイ)、ギャビー・ホフマン(母アデル)、
マーク・マロン(チャック・プロトキン)、デヴィッド・クラムホルツ(アル・テラー)
プロデューサー:スコット・クーパー、エレン・ゴールドスミス=ヴァイン、エリック・ロビンソン、スコット・ステューバー
製作総指揮:トレイシー・ランドン、ジョン・ヴァイン、ウォーレン・ゼインズ
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
©2025 20th Century Studios
公式サイト:https://www.20thcenturystudios.jp/movies/springsteen
#スプリングスティーン孤独のハイウェイ

★ブルース・スプリングスティーン/ソニー・ミュージック・オフィシャル:https://www.sonymusic.co.jp/artist/BruceSpringsteen/


(オフィシャル・レポートより)

 
 

 

祝!マッツ・ミケルセン生誕60周年

日本劇場初公開作からキャリアを象徴する代表作まで、

《北欧の至宝》の歴史を辿る魅惑の特集上映がいよいよ始まる!

 


2025年11月14日(金)~新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、 ヒューマントラストシネマ渋谷、テアトル梅田、アップリンク京都、11月15日(土)~Cinema Kobe ほか全国順次公開



〜七変化!一度足を踏み入れたら最後、マッツ沼からもう抜けられない〜

 

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北欧の至宝とはまさに至言。『キング・アーサー』(2004)『007カジノ・ロワイヤル』(2006)で注目を集め『ローグワン/スターウォーズストーリー』(2016)『インディ・ジョーンズ運命のダイヤル』(2023)などハリウッド大作のオファーも途切れぬ一方『アナザーラウンド』(2020)や『愛を耕す人』(2023)などデンマーク国内でも押しも押されもせぬ盤石の地位を築く。そんなマッツ・ミケルセンの特集上映が11月14日(金)から全国順次開催される。

 


公式サイト:https://synca.jp/mads60thanniv/


 


【LINEUP】

①『ブレイカウェイ』(監督:アナス・トマス・イェンセン2000年/109分/デンマークほか)
※日本劇場初公開
本国で歴史的大ヒットを記録したデンマーク映画史上最高傑作とも言われる幻の名作

②『フレッシュ・デリ』(監督:アナス・トマス・イェンセン2003年/100分/デンマーク)
※日本劇場初公開
日本では長らく視聴困難となっていたファン待望のハートフル・カニバリズム・ドラマ

③『アダムズ・アップル』(監督:アナス・トマス・イェンセン2005年/94分/デンマークほか)
試練と不条理の果てに予期せぬ“奇跡”が舞い降りる予測不能なダークヒューマンドラマ

④『アフター・ウェディング』(監督:スザンネ・ビア2006年/120分/デンマークほか)
アカデミー賞 外国語映画賞ノミネート。ハリウッドリメイクもされた感動のヒューマンドラマ

⑤『ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮』(監督:ニコライ・アーセル2012年/137分/デンマークほか)
ベルリン国際映画祭 脚本賞&男優賞W受賞デンマーク王室最大のスキャンダルを描いた歴史劇

⑥『偽りなき者』(監督:トマス・ヴィンターベア2012年/115分/デンマーク)
カンヌ国際映画祭 主演男優賞受賞!力強い演技が観る者の魂を揺さぶる衝撃作

⑦『メン&チキン』(監督:アナス・トマス・イェンセン2015年/104分/デンマークほか)
※日本劇場初公開
あなたの“マッツ愛”が試される?! 狂気的な怪演が光る奇想天外、クセ者たちのルーツ探しの狂想曲

この7本のうち3本が日本初公開(※)というから、これは見逃せない!
 


【作品紹介】

mads-ブレイカウェイ.jpgまず『ブレイカウェイ』は往年の名作『スタンドバイミー』の大人版かと思わせるルック。しかしながら、どうやら犯罪の匂いがしてきて・・・。どこかタランティーノ作品の香りもするなかマッツが演じるのは言葉より先に手が出る武闘派。今ならリーダー役のイメージだが、意外に違和感はない。それぞれが抱える少年時代の孤独が丁寧に描かれるところも新鮮。4人分描けば単調になりそうだが、興味を逸らさない。バイオレンス✖️ハートフルな作品。

 
mads-フレッシュ・デリ.jpgお次の『フレッシュデリ』はカニバリズムを描いた劇薬。『ブレイカウェイ』でも共演したニコライ・リー・コスと共に精肉店を立ち上げる。マッツが額を剃り上げた特徴的な髪型でクセの強い店主を怪演する異色のダークファンタジーだ。世間の規範から大きく外れたストーリーラインなのに終盤のマッツのスピーチに心動かされそうになる。逸脱した世界観にも関わらず、二人の演技力によって意識は遠い世界まで飛ばされる強烈な映画体験。このキャラクターを違和感なく演じ切れることに感服。


mads-アダムズ・アップル.jpg『アダムス・アップル』は服役を終えた元囚人の引受先である教会が舞台。ここでのマッツは「右の頬を打たれたら左の頬を差し出せ」というイエス・キリストの教えを地でいく温厚な牧師なのだが、”ネオナチ”のアダムがやってくると雲行きが怪しくなる。車の中から流れてくるBeeGeesの「How deep is your love」の爽やかなメロディが、ブッとんだストーリーを程よく軌道修正?してくれる。


mads-ロイヤル・アフェア.jpg『ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮』(ニコライ・アーセル監督)は宮廷もの。18世紀後半イギリスからデンマーク王室に嫁いだ王妃カロリーネと国王の侍医ヨハンとの道ならぬ恋を描く。端正な顔立ちが啓蒙思想のドイツ人医師という役どころにはまっている。仮面舞踏会でカロリーネを演じたアリシア・ヴィキャンデルと、キャンドルライトの下みつめ合う姿はため息が出そうな程に麗しい。啓蒙思想とは、聖書や神学が権威とされていた当時の社会・政治体制に対し理性と知識をもって改革を目指すというもの。デンマーク史に残る野心家ストールエンセをモデルにしており、天然痘の蔓延など当時の社会情勢を時系列に描いて観やすい。


mads-偽りなき者.jpgカンヌ国際映画祭で最優秀男優賞に輝いた『偽りなき者』(トマス・ヴィンターベア監督)では変質者の汚名を着せられる。しかも被害者とされるのが親友の娘なら・・・。原題「JAGTEN」は狩りの意味。北欧の映画には猟銃をぶっ放す男がよく登場するが、狩猟の免許は大人になった証らしくニューフェイスを歓迎し讃えあう。タイトルの意味するものと美しい秋の景色との対比に思わず身震いしてしまう。『アナザーラウンド』でも同僚役を演じたトマス・ボー・ラーセンが今回も親友役で登場。


mads-アフター・ウェディング.jpgスザンネ・ピア監督『アフター・ウェディング』ではインドで孤児院を経営するヤコブを演じる。ある日、支援を申し出る企業のトップからデンマークに呼び出される。会長ヨルゲンに誘われるまま、娘の結婚式に出席すると、思わぬ人との再会が待っていた。本作は2020年ジュリアン・ムーア、バート・フレインドリッチ監督夫妻によって『秘密への招待状』としてリメイクされた。ハリウッド映画にも合いそうなストーリーだが、ヨルゲンを演じたロルフ・ラッスゴードの演技がより複雑味を与えている。そして、ヤコブがインドで我が子同然に面倒をみてきた少年プラモドとのラストシーンに胸が熱くなる。

 
mads-メン&チキン.jpgそして『フレッシュ・デリ』を凌ぐ問題作が『メン&チキン』だ。コピーの「あなたのマッツ愛が試される?!」は言い得て妙。キャストが出揃ってもマッツの姿を探してしまったほどの特異キャラ。わからなかったのはチリチリ頭に無精髭という見た目のせいだけではない。7本のうち本作含め監督名の記載のない4本はすべてアナス・トマス・イェンセン監督作。ニコライ・リー・コスも常連でヘンテコリンな世界観がクセになるが、本作は突出している。主要キャスト5人の役名はエリアス(マッツ)、ガブリエル、フランツ、ヨセフ、グレゴール。ネーミングの意図は明かされないが、聖書やフランツ・カフカの著作「変身」の主人公の名前がグレゴールというのには関係がありそう。


それにしても見応えのある作品揃い。端正な顔立ちと類まれな身体能力で見る者をたちまち魅了するマッツ。いくつかの作品では、そのルックスさえも奇異なものに改変し、常軌を逸したキャラクターでも惹きつけてやまない。正義漢も野心家もアウトローも変人も、七変化どころか百面相だ。見れば見るほど、はまってしまうマッツ沼へようこそ。どうか存分にご堪能あれ。
 


(山口 順子)




ラインナップ 7 作品の新ポスター解禁!

入場者プレゼントにオリジナルトレカの配布決定!

全作品コンプリートキャンペーンも実施!
 


ラインナップ7作品の新ポスタービジュアル

この度解禁するのは、生誕 60 周年祭の開催を記念して、ラインナップ7作品の新ポスタービジュアル。それぞれ違った表情を見せるマッツ・ミケルセン。若かりし頃のマッツ・ミケルセンから、国際的に知られることになった出世作まで、スクリーン越しにその輝きを放つ“北欧の至宝”を存分に堪能いただきたい。
 


mads-入プレ.オリジナルトレカ_SAMPLE.png入場者プレゼント

併せて入場者プレゼントに、各作品のマッツ・ミケルセンが演じるキャラクターを収めたオリジナルトレカを配布することが決まりました。配布方法は以下よりご確認ください。

 

配布方法はこちら⇒ https://note.com/synca_creations/n/nfc10a3bb02eb

 


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★7作品鑑賞した方へのプレゼントキャンペーンを実施

さらに、7作品鑑賞した方へのプレゼントキャンペーンを実施します。キャンペーン概要は、以下よりご確認ください。

 

プレゼントキャンペーン⇒ https://note.com/synca_creations/n/n95ed051a0faf
 


本生誕祭では、彼の60歳の節目を祝い、日本劇場初公開の貴重な作品を含む7作品を一挙に上映。

若き日のマッツ・ミケルセンを堪能できる『ブレイカウェイ』(00)や『フレッシュ・デリ』(02)、長らく未公開となっていた『メン&チキン』(15)といった日本初公開作だけでなく、『アダムズ・アップル』(05)、『アフター・ウェディング』(06)、『ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮』(12)、そして代表作とも言うべき『偽りなき者』(12)まで、マッツ・ミケルセンのキャリアを通じて培われた演技の真髄を劇場で堪能できる滅多にない機会となる。

“北欧の至宝”とも称される名俳優の輝き、そして圧倒的な存在感をスクリーンで体感してほしい。


 

 


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日本最大級のミステリーランキング『このミステリーがすごい! 2023 年版』(宝島社)『ミステリーが読みたい 2023 年版』(ハヤカワミステリマガジン 2023 年 1月号)で堂々の 1 位を獲得した呉勝弘のベストセラー小説「爆弾」が、映像化! 現在大ヒット上映中だ。キャストには、主演の山田裕貴を始め、伊藤沙莉、染谷将太、坂東龍汰、寛一郎、渡部篤郎、佐藤二朗ら日本を代表する演技派が集結!『帝一の國』『キャラクター』の永井聡が監督を務める。


物語の幕開けは、酔った勢いで自販機と店員に暴行を働き、警察に連行された一人の謎の中年男。彼は自らを「スズキタゴサク」と名乗り、霊感が働くと称して都内に仕掛けられた爆弾の存在を予告!秋葉原での爆破を皮切りに、この後一時間おきに3回爆発すると予知していく。そして、刑事たちの問いかけをのらりくらりとかわしつつ、次第に爆弾に関する謎めいた“クイズ”を出し始めるのだった・・・。彼は、いったい何者なのか、そして仕掛けられた“爆弾”の正体とは!?


bakudan-550.jpg爆弾の在りかを探す警察と犯人との取調室で行われる先読み不能の謎解きゲームと東京中を駆け巡る爆弾探しがリアルタイムで進行する、まさに極上のミステリーと超ド級のアクションが織り成す究極のエンターテイメント!圧倒的な情報量で人の本質を突きつける“本物の衝撃”が 2025 年、スクリーンで明らかになる!!


10 月 31 日(金)より公開された映画『爆弾』は、全国 360 劇場、383 スクリーンで上映され、公開 4 日間(10 月 31 日~11 月 3 日)で動員 37万 9013 人、興行収入 5 億 2045 万円を突破! 動員・興行収入ともに邦画実写映画で初登場第 1 位を獲得し、10 代~30 代の若年層をはじめ、ファミリー層やシニア層まで、老若男女を巻き込む“爆弾級” 大ヒットスタートを切った。


2 週目に入った 11 月 8 日(土)には大阪で11 月 9 日(日)名古屋で大ヒット御礼舞台挨拶が行われ主演の山田裕貴と永井聡監督が登壇名古屋は山田の故郷でもあり、2 日間にわたり熱気あふれるイベントとなった!


<映画『爆弾』大ヒット御礼舞台挨拶 in 大阪>

■日時:11 月 8 日(土)

■場所:大阪ステーションシティシネマ

■登壇者(敬称略):山田裕貴、永井聡監督



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◆「僕もこうならなければ」

── 山田裕貴、佐藤二朗から受けた刺激を熱弁! 大阪舞台挨拶 ──


11 月 8 日(土)、大阪府大阪市の大阪ステーションシネマで行われた本作舞台挨拶に、山田と永井監督が揃って登壇

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主人公・類家を演じた山田は、満席の観客を前に「大阪に限らず、全国でどれだけ『爆弾』に興味を持っていただけているのか気になっていたので、こうしてたくさんの方にお越しいただけて本当に嬉しいです」と感慨深げに挨拶。 「今日初めて観るという方?」という山田の問いかけには多くの手が挙がり、「めちゃくちゃ嬉しい! 初めての衝撃たるやないと思うので、このあとの SNS 感想が楽しみです!」と満面の笑みを見せた。また、「僕は名古屋出身なんですけど、吉本新喜劇を観て育ったこともあって大阪の人が大好きなんです。子供の頃から観ていたので、こういうステージに立つとズッコケたくなりますね」と“大阪愛”を語り、会場を沸かせた。


2 年ぶりの大阪訪問となった永井監督は、「食べ物が楽しみです」と語ると、山田が「監督にとっては皆さんの感想が“おいしい食べ物”ですよね!」とアシスト。監督も「地方によって感想も違って面白いので、ぜひ聞かせてください」と笑顔を見せた。


公開から 1 週間、すでにヒットの手応えを感じているという山田は、「映画が公開された翌日に“大ヒット公開中”という CM を見て、いつも『本当かな?』と思っていたんですけど(笑)。『爆弾』はマジで、僕のもとに熱狂的な感想や絶賛の声が届いていて、『あの大ヒットって本当なんだ!』と初めて信憑性を感じました」と喜びを語った。


bakudan-11.8-nagai.jpg永井監督のもとにも山田への称賛が多数寄せられているといい、「類家は原作でも難しいキャラ。もじゃもじゃ頭に眼鏡という漫画的な見た目だけど、スイッチが入るとすごくかっこいい。その両面をリアルに成立させた山田くんは本当にすごい」と語ると、山田も「あの難しいキャラクターをよくリアルに落とし込めたなっていう、そういうところですよね!」と自画自賛し、笑いを誘った。また永井監督は、「類家は刑事だけどスニーカーを履いているのが特徴で、廊下を走ると“きゅっきゅっ”と鳴る。その音も印象的なので注目してほしい」と細部へのこだわりも明かした。


そして話題は、SNS でもその怪演っぷりで話題沸騰、謎の男・スズキタゴサクを演じた佐藤二朗について。山田は、「タゴサクには信念も哲学もなく、何かひけらかしたいわけでもない。ただ“僕はこうだ”という存在を、類家や観客の皆さんに突き付けて、ゾワゾワさせるんです二朗さんのその芝居の幅が本当にすごくて。役の捉え方や脚本の読み方も含め、『僕もこうならなければ一流とは言えないな』と思わされました。最大のリスペクトをこめて、怖い存在でした」と、佐藤への深い敬意と受けた刺激について熱弁した。


一方永井監督は、衣装合わせのエピソードも披露。「類家のスーツの衣装合わせのとき、山田くんの体型が良すぎて、どんなスーツを着てもモデルみたいで(笑)。ダサいスーツを着せてもかっこよくなってしまうので大変でした」と、意外すぎる“苦労”を挙げて会場を盛り上げた。対する山田も「結局ずらっと並んでいる中で、一番安いスーツが一番しっくり来たんですよね。それから撮影用に、形は一緒だけど生地は良いものを仕上げたりしています」とこだわりを明かした。


bakudan-11.8-500-4.jpg撮影で苦労した点については、山田が取調室シーンを挙げた。「カメラ位置が限られる中で、僕らのお芝居をストレートに映してくださるのが嬉しかった」と振り返ると、永井監督も「カメラアングルに凝ろうと思えばいくらでもできるけど、お客さんは類家やタゴサクの表情を見たいだろうと思って。二人のシーンでは、二人芝居だと思って託すことにしました。結果本当にいい芝居をしてくれて助かりました」と大絶賛。類家 VS タゴサク──息詰まる二人の攻防がどのようにスクリーンに映し出されているのか、ぜひ劇場で確かめてほしい!


bakudan-11.8-500-2.jpgさらに、舞台挨拶の後には山田の熱望により、来場客への『爆弾』チラシ配りも実現!主演俳優としてさらなる大ヒットを願い、「『爆弾』もお願いします!」と一人一人にチラシを手渡す山田。来場客が驚き歓喜の声を上げる中、笑顔でチラシを配り続けていた。
 



<映画『爆弾』大ヒット御礼舞台挨拶 in 名古屋>

■日時:11 月 9 日(日)

■場所:ミッドランドスクエア シネマ

■登壇者(敬称略):山田裕貴、永井聡監督


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◆「自分が出ている映画なのに、3 回観てもまだ面白い」

 ── 山田裕貴、故郷に凱旋で熱烈歓迎! 名古屋舞台挨拶  ──


11 月 9 日(日)、山田裕貴の故郷・愛知県名古屋市のミッドランドスクエア シネマにて、山田と永井聡監督による大ヒット御礼舞台挨拶が実施された。


上映後、熱気冷めやらぬ観客の前に二人が登場すると、会場は大歓声と拍手に包まれ、山田も永井監督も「盛り上がりが凄い!」「海外プレミアか何か!?」と驚きと喜びを隠せない様子だった。

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山田は「お客さんがたくさん入ってる劇場を見られる、こんなに幸せなことはない。本当にありがたいです。そんな作品の主演であれることを誇りに思います。観終わった今、みなさんの心にモヤモヤを与えているのはスズキタゴサクかもしれませんが…この作品を楽しんでいただけたら嬉しいです!」と笑顔で語った。


永井監督もこの映画は、愛知県が生んでくれたこのイケメンと、不気味なおじさんと、中日ドラゴンズさん、そして名古屋のみなさんのおかげです!」と“名古屋愛”たっぷりに感謝を述べると、会場から大拍手が沸き起こった。さらに、スズキタゴサクが劇中で被っている中日ドラゴンズの帽子が「実際に選手の帽子を製作しているところで、映画用に作っていただいたもの」と明かし、地元との深いつながりをアピールした。


拍手と歓声が絶えないなか、山田は「こうして故郷に映画を持って帰ってこられるだけでありがたいです。本当に、母ちゃんか親戚かな?って思うくらい盛り上がっていただいて…!」と嬉しそうにコメント。さらに試写会やヘルシンキ国際映画祭でのワールドプレミア上映、そしてプライベートですでに 3 回本作を鑑賞しているという山田は、「この映画は音にもこだわっているので、音の良い環境で観たくて 3 回目はドルビーアトモスで観ました。自分が出ている映画なので、反省点を探しながら見てしまうこともあるんですけど、ようやく 3 回目で冷静に観られたというか。3 回観てもまだ面白いのか!という、本当に総合力の高い作品だなと思いました」」と熱弁。



bakudan-11.9-nagai.jpg永井監督も、特に音響に対しては並々ならぬこだわりを持っていたといい、「『爆弾』というタイトルから爆発を期待されると思ったので、映像も音も胸に迫る立体感を意識しました。爆発シーンは、エキストラを入れて基本的に火薬を使って本当に爆発させています。伊藤沙莉さんと坂東龍汰さんの巡査コンビが直面するバイクの爆発シーン、あそこでの彼らのリアクションも本物です」と、撮影秘話についても明かしていた。


山田は、「爆発シーンで逃げ惑う人々や、警察の特殊部隊が出動する一瞬のカットまで気合が入っていて素晴らしい。僕がめっちゃ好きなのは、代々木公園の爆破のシーン。救助に来た人が目の前の怪我人を横切ってしまう描写があったり、現場の混乱が伝わってきてすごい迫力でしたね」と語り、興奮冷めやらぬ様子。その“臨場感”の裏には、音と映像への徹底したこだわりがあったことを、監督が重ねて強調した。


さらに話題は、スズキタゴサク役・佐藤二朗との対峙シーンへ。山田は、「二朗さんの膨大なセリフ量、波を作って観客を引き込む芝居、アドリブの妙……本当にすごい方。熱量もテンポも落とさず、新たな発見があればセッションしようとしてくれて、楽しすぎてまさに類家の気持ちでした。『はー!楽しいー!』と思える現場でした!」と語り、満面の笑み。永井監督も「渡部篤郎さんが佐藤さんを“二朗”、佐藤さんが山田くんを“裕貴”と呼び合う関係性も微笑ましかった」と、現場の和やかな空気を振り返った。


bakudan-11.9-500-2.jpg大先輩たちとの共演について、山田は「今年は『木の上の軍隊』『ベートーヴェン捏造』、そして『爆弾』と、5 か月間ですべて撮影していて、その間に錚々たる先輩俳優の方々と向き合い続けてきた。天から修行させられているようで、毎日 120%で挑んでいました」と俳優人生の充実ぶりを語る。そんな山田について永井監督は、「山田君は本当に裏表がなくて、悪口も言わないしすごくピュアで、本当にいい子だなと思いました。愛知県から生まれたんだね」と微笑むと、山田がすかさず「愛を知る県ですから!」と返し、会場は笑いと拍手に包まれた。


bakudan-11.9-yamada-1.jpg主演俳優として特に感謝を伝えたい相手を問われると、山田はとてつもなく面白い原作を生み出してくださった呉勝弘先生、そして永井監督はもちろん、キャスト、スタッフ、全員に感謝しています」と感慨深げに語り、「僕のばあちゃんが別の劇場でウン十年ぶりに映画を観ているらしくて、それもすごく嬉しいです。爆発のシーンとか心配ですけど…無事を祈ります!(笑)」と笑いを誘っていた。


舞台挨拶の最後に、永井監督は「みなさんに観ていただくことが映画にとって一番幸せなので、気に入ってくださったらぜひまたお越しださい。そしてみなさまのお力でもって、『爆弾』を広めていっていただきたいと思います」と呼びかけた。

山田は、「『爆弾』は、“踏みとどまれるか、踏みとどまれないか”を描いた映画だと思っています。類家は、踏みとどまれる人。世界を、社会を、人間をあきらめていても踏みとどまれる人なんです。タゴサクは、踏みとどまれなかった人だと思う。人の優しさや孤独を思い出させてくれる作品です。だけど、悪い人が本当に悪さをしたくしているのか、そこには何かあるんじゃないかと思えるだけで、人に優しくできる気がしていて。もしタゴサクのような状況になったとき、自分は踏みとどまれるか――そう問いかけてくれる映画だと思います。この映画がどんな形でも、たくさんの人の心に届いたら嬉しいです。そしてみなさんの感想で、ぜひ『爆弾』を“爆発”させてください!」と熱くメッセージを送った。


bakudan-11.9-main-1.jpg割れんばかりの拍手の中、名古屋の夜は熱狂のうちに幕を閉じた。


日本を代表する実力派キャスト陣が集結し、取調室という密室と、爆弾の恐怖が潜む東京の街という対照的な空間で、それぞれが張り詰めた演技合戦を繰り広げる!緊迫する交渉、突きつけられる謎、刻一刻と迫る爆発。観る者すべてが試される“極限のリアルタイムミステリー”、ついに開戦!!


 2025年最大の話題作となる本作を是非、劇場で目撃せよ! 映画『爆弾』は大ヒット上映中!
 


映画『爆弾』

◇出演:山田裕貴  伊藤沙莉  染谷将太  坂東龍汰  寛一郎  片岡千之助  中田青渚  加藤雅也  正名僕蔵  夏川結衣  渡部篤郎  佐藤二朗
◇原作:呉勝浩「爆弾」(講談社文庫)
◇監督:永井聡
◇脚本:八津弘幸 山浦雅大
◇主題歌:宮本浩次「I AM HERO」(UNIVERSAL SIGMA)
◇配給:ワーナー・ブラザース映画
◇原作クレジット:©表記:呉勝浩/講談社
◇©表記:©呉勝浩/講談社 ©2025 映画『爆弾』製作委員会
◇公式サイト:bakudan-movie.jp
◇公式 X:@bakudan_movie
◇公式 Instagram:@bakudan_movie

大ヒット上映中!


(オフィシャル・レポートより)

 

 
 
 
 


sumikko-11.8-main.jpg(左から、角田貴志(脚本)、本上まなみ、 井ノ原快彦、ねこ)

2019 年に初めての劇場アニメ『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』を公開して以来、2023 年に公開されたシリーズ第 3 弾までの累計観客動員数が 300 万人を超える”大ひっと”シリーズ『映画すみっコぐらし』。

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第 4 弾となる本作が、10 月 31 日(金)に全国ロードショーとなりました。


今回の舞台は・・雲の上にある空の王国。ある日、雨続きのすみっコたちの町に、空の王国から「おうじ」がやってきて、新たな物語が始まります。ナレーションには井ノ原快彦さん、本上まなみさん、そして主題歌は木村カエラさんの「君の傘」!監督は、「ピングーin ザ・シティ」のイワタナオミさん、また脚本は第一弾・第三弾も手掛けたヨーロッパ企画の角田貴志さんがつとめています。最新作は、シリーズ史上もっとも【あげあげ】!?

すみっコたちが空の王国でやさしい大冒険を繰り広げます!
 


◆日時: 11 月 8 日(土) 14:00~14:30 (上映後舞台挨拶となります。)

◆場所: なんばパークスシネマ スクリーン 10 (大阪府大阪市浪速区難波中2丁目10−70 なんばパークス 8 階)

◆登壇者(敬称略): 井ノ原快彦、本上まなみ、角田貴志(脚本)、ねこ



初週新作アニメ1位&前作動員 102%超えの大ひっと上映中の『映画 すみっコぐらし 空の王国とふたりのコ』の大ひっと御礼舞台挨拶が 11 月 8 日大阪で行われ、ナレーションを務める井ノ原快彦、本上まなみ、脚本をつとめた角田貴志が登壇した。


sumikko-11.8-500-1.jpg映画を観終わったばかりで暖かい雰囲気が漂う会場にて、まずはナレーションを担当した井ノ原が「楽しかったですかー?」と問いかけると観客からは大きな拍手が。「今観終わったばかりで、早く感想を言い合いたいところだと思いますが、今日は最後までよろしくお願いいたします。」と挨拶した。

続いて本上からは「皆さん、相棒のぬいぐるみも連れてきてくれてありがとう~!すごく可愛いですね。映画楽しんで頂けたようで嬉しいです。今日はよろしくお願いいたします。」と挨拶。

最後に本作の脚本を務めた角田は「井ノ原さんがすみっコでの大阪の舞台挨拶が初めてということで、特別な日に来ることができたと思っています。お客さんのように楽しみたいと思っています!」と話し、イベントはスタートした。


sumikko-11.8-inohara-1.jpg『映画すみっコぐらし』シリーズの舞台挨拶で大阪に来るのは初めてという井ノ原は「大阪は第二のふるさとです。芸能界での一番初めのお仕事が大阪でした。実は一週間前にも来ていましたし、電車でも移動しちゃいます(笑)なので今回、舞台挨拶で来れて嬉しいです!」と喜びを語った。京都在住の本上は「一昨日来て、靭公園の薔薇園でひとりピクニックしていました。」と明かした。同じく京都在住の角田は「一昨日あたりに、茶屋町の方に行きました。」と話し、関西エピソードで盛り上がった。


公開から 1 週間が経った本作についての反響を聞かれた井ノ原は「友人のお子さんが観に行ったという声も聞きますし、同世代の男性も「泣いた~」と言ってくれました。」と喜びを話す。「皆どこか自分と重ね合わせる部分があるんだと思います。大人も子供も性別も関係なく、楽しめる作品だと思います。」と本作の魅力を語った。


本上も「従妹が一家で観に行ってくれたみたいで、すぐに電話で熱弁してくれました。従妹の旦那さんは『すみっコぐらし』のハンカチしか持たないと言ってくれているみたいです(笑)」と周りからの反響も大きかった様子。


角田も「なぜかこそっと「観たよ」と言ってもらったり、兄弟がいる方や兄弟のお子さんをお持ちの方からは特に、「関係性を重ねて観ていたので、共感や感動が多かった」という感想をもらいました。」とたくさんの心に響くコメントをもらったようだ。


sumikko-11.8-honjo-1.jpgナレーションを担当した二人にお気に入りのシーンを聞くと井ノ原から「たくさんあって難しいですね…脚本家の角田さんに、実際完成した作品を観て、僕たちのナレーションがどうだったか聞いてみたいです!」と要望が。それに対し角田は井ノ原さんはすみっコたちと一緒に冒険しているような、兄貴的なイメージで作品を書いたので、その通りで素晴らしかったです。」と大絶賛。さらに「本上さんは“おつきのコ”とか大きい世界を見守る神目線のイメージで書いたので、ピッタリでした!」と 2人のナレーションを称賛した。


井ノ原は「すみっコたちが過ごしているのをみんなで覗きながらうるうるしてきちゃうので、僕たちもナレーションをしながら、そんなことになっているのか…とかを思いながらやっていましたね。一方通行ではあるかもしれないですが、すみっコたちに気持ちを寄り添いながらやっていました。」と想いを語る。本上は「まさかのゴッド!(笑) 今回で 4 作目ということもあり、私はお話しを進める役割でもあったので、気持ちはすみっコたちに寄り添いながらも、意外とあっさりシーンを終わらせて次にすすめる役割をまっとうしました」と話した。


また脚本を担当した角田に新キャラクター“おうじ”と“おつきのコ”の誕生秘話についてきくと「ゲストキャラは大事なので今回、別の立場の人をもう 1 人つけるのはどうだろうと提案しました。“とんかつ”と“えびふらいのしっぽ”は特に仲がいいので、そういうお互いを惹きたて合える新キャラクターにしました。」と明かした。


感動の声が多い本作を更に楽しむための注目ポイントを聞かれた井ノ原は「隠れキャラとか…?」と回答し、会場からも頷きが。それに対し角田も「今までのシリーズで出てきたキャラがゲストとして出ているんですよね。探しながら観るのも面白いかも。」と二回目の楽しみ方を語った。続いて本上も「“くものたね”にじょうろで水をかけて揉むと雲が出るのが、自分でもやってみたいです。あと、“おつきのコ”がみずのしんでんに入っていくとね・・・!」とネタバレを気にしつつ推しポイントを語った。


sumikko-11.8-sumita.jpg最後に角田から「たくさんの方に観て頂いて嬉しいかぎりです。5作目ができるかは皆さんに懸かっているので、ぜひ何度も観ていただきたいです。」と続編への期待を込めて挨拶し、本上からは「この映画を観たら、なんだか空を見上げたくなるんですよね。空の色が移り変わっていくのを見ていると綺麗だなあと思うし、空の王国があるのかなと思ったり…皆さんもワクワクすると思います。私たちとの生活ともリンクしているようなお話なので、楽しいけれど地球のことを考えるような時間も持つ作品です。ぜひご覧になられた後に大好きな人と語り合ってほしいです。」と挨拶。


井ノ原からは「この作品にまた参加できて嬉しいです。この先、家族を大事にしたい、友達ともっと過ごしたいとか、自分が困った時は助けてと言えるような、そんな皆さんであってほしいなと本作を観て思いました。それぞれ何か1つ、心の中に持って帰っていただけたらなと思います。」と温かくコメントし、「(大阪には)美味しいお店がいっぱいあると思うので帰りに寄って、みんなで大いに語り明かしてください!ありがとうございました。」と挨拶をし、会場は大きな拍手に包まれた。


これにて終了と思いきや、なんと本日のために冒険衣装に身を包んだ「ねこ」がゲストとして登場!会場からは黄色い歓声が響いた。「ねこ」が入口から登場する姿をみて、井ノ原は「大丈夫かな?」と心配しつつ、喜びの笑顔。本上は「うわあ可愛い!」と嬉しそうにコメント!

ほんわかした暖かい雰囲気の中、会場からは拍手が起こり、舞台挨拶は幕を閉じた。
 


【ストーリー】
sumikko-main.jpgすみっコの町はここのところずっと雨ばかり。
そんなある日のこと、くもり空の上からとつぜん何かが落ちてきた!
「だいじょうぶ?」すみっコたちがかけよると、それは空の王国からやってきた〈おうじ〉と〈おつきのコ〉だった。
王国は今しんこくな水不足で、おうじはひとりで解決しようとがんばっているけど、おつきのコは心配そう。
水不足を解決するためのヒントが「みずのしんでん」にあることを知り、すみっコたちも加わって、雲の上の大冒険にいざ、出発!

〈クレジット〉
ナレーション:井ノ原快彦、本上まなみ
主題歌:木村カエラ「君の傘」(ELA/Victor Entertainment)
原作:サンエックス
監督:イワタナオミ
脚本:角田貴志(ヨーロッパ企画)
美術監督:日野香諸里
アニメーション制作:ファンワークス
配給:アスミック・エース
コピーライト:©2025 日本すみっコぐらし協会映画部

【映画すみっコぐらし公式サイト】 https://sumikkogurashi-movie.com/
【映画すみっコぐらし公式 X】 https://x.com/sumikko_movie
【映画すみっコぐらし公式 Instagram】 https://www.instagram.com/sumikko_movie/

大ひっと上映中


(オフィシャル・レポートより)

 

 

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■日時:11 月 5 日(水) 17:30~18:00(予定)

■会場:T・ジョイ梅田 スクリーン 6 (大阪市北区梅田 1-12-6 E-MAビル7F)

■登壇ゲスト(敬称略):岩田剛典



“金髪”になった大阪の神様 ビリケンさんに大ヒット祈願!

本音と愚痴のオンパレード! 笑いながらも自省することしきり!

かくもゼネレーションギャップに直面した“イタイ大人”の成長談に共感するとは!?


岩田剛典演じる中学校教師が、校則に抗議するため金髪デモを起こした生徒たちと対峙しながらも自らの既成概念を変えていく、“大人”必見の映画『金髪』が11月21日から全国にて公開される。公開を前に舞台挨拶付き上映会がT・ジョイ梅田で開催され、主演の岩田剛典が登壇した。自身のゼネレーションギャップについてや、意外な役柄について、さらに撮影中のことなどについて忌憚なく語ってくれた。


kinpatsu-11.5-550-3-A.JPG★《東京国際映画祭2025》観客賞受賞、おめでとう!★

大歓声の中登場した岩田剛典は、クールないで立ちながらも嬉しそうな表情で、「今、坂下雄一郎監督から連絡がありまして、映画『金髪』が東京国際映画祭で観客賞を受賞しました!」と報告。同時刻、《東京国際映画祭2025》のクロージングセレモニーが開催されており、見事『金髪』が観客賞を受賞!
 

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「多くのコンペティション作品の中から『金髪』が選ばれたことが何よりも嬉しい!撮影時にはこんなことになるとは思ってもみなかったので、ノミネートされるだけでもありがたいと思っていました」と予期せぬサプライズに興奮気味。さらに「坂下監督も授賞式に行った方がいいのかな、なんて言っていて期待もしていなかったのに…本当に皆さんの声が大きな支えとなって受賞することができたのだと思います。」と歓びを語った。また「なぜ自分が式典にいられなかったのか!?」と授賞式に出られなかったことを悔しがる様子も見せた。10月27日のオープニングセレモニーでは、⽩⿃⽟季や坂下雄一郎監督らと共に華々しくレッドカーペットを歩いていたので、さぞかし授賞式での栄誉を自身も受けたかったことだろう。

 

《東京国際映画祭2025》レッドカーペットの様子はこちら⇒ http://cineref.com/festival/2025/10/-38.html


★初めての教師役で、しかも“イタイ大人”の役という意外な役柄について?

「型通りの熱血教師ではありません。まず脚本を頂いた時、圧倒されました!オファーされて、この役を任せて頂けることが何よりも嬉しかったです」。役柄への準備については、「教師として特に指導するシーンはなく、準備することもあまりなかったのですが、クランクイン直前までライブをやっていたので明るめの髪色を黒に染めて撮影に臨みました」。共通点は?「共感できるところがいっぱいありました。」


kinpatsu-11.5-240-3.JPG★難しい役柄だったのでは?

「早口でしゃべるシーンが多く、役作りといえばそこかな? 脚本の7割近くが主人公のセリフ!?覚えるのが大変でしたが、今思えば楽しくてのどかな現場でした」。


★大勢の生徒に囲まれて如何でしたか?

「学校での撮影は4日間だけ、生徒役の子らはガチで本物の中学生で、期末テストどうしよう?なんて喋っているのを見て、こんな大人の現場に現役の中学生がいるなんてどういうこと?期末テストなんて久しぶりに聞く言葉だし、これがゼネレーションギャップかな?と思いました」。また生徒役の子らから話し掛けられることも少なく、「1か月半、ずっと出ずっぱりの現場でも他の方と少し話すくらいで、孤独でした。でもそのお陰でとんでもない量のセリフに没頭できたので良かったです」。


★金髪デモの発起人役の⽩⿃⽟季について?

「彼女は大学受験を控えていて、普通の女の子、というかまだ少女って感じでした」。


kinpatsu-11.5-240-2.JPG★世代間のギャップについて?

「この映画は世代間のギャップを鋭く突いた物語です。でも、僕自身は後輩たちと話をしていてもあまりギャップを感じたことがないんですよ、これは危険なことかも?」


★“イタイおじさん”と思っていない主人公がいろんな問題に直面して成長していくが、印象に残っているシーンは?

「皆さんの日常の中で、話のオチがない人、言葉数は多いが着地しない人、とかいませんか?そういうシーンがいっぱいあるので見つけては楽しんでください」。


★自分が”詰んだな!”と思ったことは?

「海外で携帯を失くした時には“詰んだな!”と思いました。タクシーの中に置き忘れたのですが、聞いたこともない言語の人たちと電話でやりとりしなくてはならず心配しましたが、翌日のフライトに間に合うように空港まで届けてくださったんです。本当にありがたかったです。特にやりとりしてくれたマネージャーには感謝です。」


kinpatsu-11.5-500-2.JPG★映画『金髪』の大ヒットを祈願して、ビリケンさん登場!

なんと金髪のウィッグを被ったビリケンさん登場!「こんなことしていいんですか?ビリケンさんて神様ですよね?」と恐る恐るビリケンさんの足を撫でる岩田。登場したビリケンさんは2代目で、現在通天閣に鎮座しているビリケンさんは3代目となり、実際金髪なんだそうだ。「なんだか映画の中の生徒っぽい?」と金髪ウィッグ姿の可愛らしいビリケンさんを優しく愛でていた。

 


<Story>

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中学校教師・市川(岩田剛典)は、世の中には様々な生き方があり、多種多様なことが日々起きているが、自分の価値観は間違っていないと思っていた。ところが、ある日、その価値観を大きく揺るがす出来事に直面する。ひとつは担任クラスの⽣徒数⼗⼈が校則に抗議するため髪を⾦⾊に染めて登校してきたこと。そしてもうひとつは、1年付き合っている彼⼥(門脇麦)から結婚の話を切り出されたこと。マスコミやネット、さらには⽂科省まで巻き込む⼤騒動になる“⾦髪デモ”と、⽇々の愚痴を聞いてくれていた彼⼥からの予期せぬ反応。生徒と学校側との板挟みになる市川は、窮地を脱するために“⾦髪デモ”を計画した張本⼈・板緑(⽩⿃⽟季)と⼿を組み、ある作戦に打って出るが…⋯。

仕事の問題と⼈⽣の重要な決断に迫られた市川は、果たして自分が“イタイ大人”だと自覚して、“マトモな⼤⼈”へと成⻑できるのか?


出演:岩田剛典、⽩⿃⽟季、⾨脇⻨、⼭⽥真歩、⽥村健太郎、内⽥慈
監督・脚本:坂下雄一郎 音楽:世武裕⼦
配給:クロックワークス
 ©2025「金髪」製作委員会
2025年/日本/カラー/アメリカンビスタ/5.1ch/103分/G
公式HP:kinpatsumovie.com 
公式X:@kinpatsumovie #映画金髪

2025年11月21日(金)~ T・ジョイ梅田、なんばパークスシネマ、MOVIX堺、T・ジョイ京都、MOVIX京都、109シネマズHAT神戸、Kino cinema神戸国際、他全国公開


(河田 真喜子)

 


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10月24日より全国227館にて公開がスタートし、「純愛と洗脳は紙一重」「純愛だと思ったがやっぱり洗脳かも・・・」 「何度も見て考察したい!」とSNSを中心に感想の輪が広がっている本作の大ヒットを記念して行われた本イベン ト。W主演の長尾謙杜、山田杏奈が登壇し、公開後の反響や今だから語れる撮影現場の裏話、3年ぶりの共演・宣伝 活動を経た現在の想いをお話しいただきました。さらに、宣伝コピー「この恋は、純愛か洗脳か――」にちなみ、事前に SNSで募集した“究極の2択”トークも実施!大盛り上がりのイベントとなりました。


◆実施日:11月5日(水) 18:05~18:35 ※上映後イベント

◆場所: TOHOシネマズ新宿(160-0021 新宿区歌舞伎町1-19-1 新宿東宝ビル)

◆登壇者(敬称略):長尾謙杜、山田杏奈


 ▼以下オフィシャルレポート

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TikTokでの紹介動画再生回数が200万回を超える大反響を記録した、衝撃の恋愛小説を実写映画した『恋 に至る病』が現在全国公開中!11月5日にTOHOシネマズ新宿にて大ヒット御礼舞台挨拶が実施され、W主 演の長尾謙杜と山田杏奈が登壇した。


満員御礼の本編上映後に登壇した二人。内気な男子高校生・宮嶺望を演じた長尾は「公開から一週間半ほど経 ちましたが、皆さん楽しんでもらえているようで嬉しいです」と挨拶。宮嶺が転校してきた学校の人気者・寄河景 を演じた山田も「色々な人に観ていただけている事を肌で感じています」と大ヒットを実感していた。


劇場公開から 1 週間半が経過し、「純愛と洗脳は紙一重」「純愛だと思ったがやっぱり洗脳かも・・・」「何度も見て 考察したい!」と SNS を中心に感想の輪が広がっている本作。なにわ男子としてのコンサートツアーもあった長 尾は「ファンの皆さんがうちわに感想を書いてくださったりして。たまに文字が小さすぎて読めなかったりするけれ ど…(笑)」と反響報告。山田は「内容もそうですが、私に関しては『バスケのシーンで一度も入っていなかったよ ね!?』と言われます」と照れると、長尾は「本当に入らないんですよね(笑)。景が宮嶺にボールをパスしてくれるシ ーンでは、ボールがビックリするくらい下の方に飛んできて…」とバスケシーンの意外な見どころを挙げていた。


koiyamai-11.5-2ショット.JPG撮影および宣伝活動を通して親交を深めた二人。山田が「長尾さんは何を言っても受け止めてくださるので、舞 台挨拶でも安心感がありました。後は毎回宣伝時の衣装が可愛くて、今日は何を着てくるんだろう?と気になっ ていました」と言うと、長尾も「僕も杏奈ちゃんの衣装が可愛いなと思っていました」と似た者同士。また山田が「長 尾さんは西に行くにつれて雰囲気がラフになっていく。ホームに近づいているのを感じました」と笑うと、自覚あり の長尾は「大阪に近づけば近づくほど安心感がある」と地元愛を口にしていた。


本作のコピーは「この恋は、純愛か洗脳か――」という究極の 2 択。これにちなんで「これは究極の選択だった!」 という人生のターニングポイントをそれぞれ発表。山田は「高3の時に大学に進学するかしないか。出演が決まっ ている映画をやるためには転学しなければならず、その時はめっちゃ考えました。周りの先輩や両親にも話を聞 いて、私自身の選択でどうするか決めていいと言われて。その時の自分にとってのベストの選択が出来たと、今 振り返って思います」としみじみ。


koiyamai-11.5-長尾謙杜.JPG一方、長尾は「隣で真面目な良い話が出ている中で僕が思ったのは…小さい頃に『ポケモン』のキャラを選ぶのに めっちゃ悩んでいました」とボケるも「お芝居の事に関してのターニングポイントで言うと、杏奈ちゃんと前回共演 した作品。そこで出会わせていただいたスタッフさんとは今でも仲良くしている。芝居に対して楽しいと思えたタイ ミングでもあるので」と山田との初共演作をターニングポイントに挙げていた。


「恋に至る病究極の二択」というハッシュタグを用いて、きっと二人が悩むであろう究極の二択を事前に SNS で 募集した。まずは「過去の自分に一つだけアドバイスする or 未来の自分から一つだけアドバイスをもらう」。これ に長尾と山田は「未来の自分から一つだけアドバイスをもらう」をチョイス。長尾は「過去の自分に何か言う程、僕 は成長出来ていないから。未来の自分から大きなアドバイスをもらうよりも、ふんわりしたアドバイスが嬉しい。例 えば『元気にいた方がいいよ』とか。何か明確に言われたらそれに影響されて人生が変わりそうだから」と理由を 述べた。


「大切な人のために嘘をつくのはあり?なし?」では二人とも「あり」。長尾は「高い買い物をした時に母親に言わ なかったりするので。そういう嘘はついていいかな?なぜ高い買い物をしたことを言わないのか、それは『お金を 使い過ぎたらダメよ』と母親から怒られないためです」と苦笑い。山田は「本当の事だけで乗り越えられない瞬間 もあると思うし、嘘をつけないとなると自由度が狭まりそうだから難しそう」と理由を述べた。


koiyamai-11.5-山田杏奈.JPG「撮影するなら真夏に長袖 or 真冬に半袖」。これには二人とも「真冬に半袖」を選んだ。長尾は「本作は真夏に厚 着で撮影しましたが、汗が出て映像に映るとまずい。僕は寒がりだけれど、真冬に半袖の方が映像的には耐えら れるかな」と解説し、山田は「私は暑いのが苦手なので。出来るならば夏場の撮影もしたくない…」と切実だった。


「好きなものは最初に食べる or 最後に食べる」では、長尾は「絶対に最後」で山田は「最初に食べる派」と分かれ た。長尾は「最後に食べて、その味のまま幸せな気持ちで帰りたい。メンバーと食事する時は誰かに食べられて 『あれ?ない!』となることもあるけれど、そんな時はもう一度頼みます」と力説。山田は「最初…いや真ん中くら いに食べたい。好きなものはお腹がいっぱいになる前に食べないと胃のコンディションが…。最近大人になったな と思う」と照れていた。


最後に山田は「観た方それぞれによって意見が分かれる、感じ方や捉え方も違う映画です。これからも沢山の人 たちに広がって行けばと思いますので、引き続き皆さんの力を貸してください」とさらなるヒットを祈願。長尾は 「年内のツアーも終わってしまったので皆さんに直接会うのは今日が今年で最後かもしれませんが、こうして皆さ んと直接会ってお話ができるのは楽しい事。皆さんが人生を選択していく中で本作に出会ってくれて、僕らにも出 会ってくれて…僕たちも幸せをいただいていると思っています。この映画が皆さんにとって何かのポイントになっ ていたら嬉しいです」と呼び掛けていた。


【STORY】

不器用で一途な初恋、同級生の不審死と恋人への恐ろしい疑惑、抑えられない純粋な想い。
ふたりがたどり着く、〈切なすぎるラスト4 分〉と〈明かされる彼女の本心〉とは?

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内気な男子高校生・宮嶺(長尾謙杜)は親の転勤で転校を余儀なくされていた。今度こそ転校せずに済むと思ったクラスには、学校中の人気者・景(山田杏奈)がいた。しかも家は近所同士。景は男女問わず誰からも慕われ、宮嶺に対してもドギマギするほど親切で近い距離感で接してくれた。さらに二人で水族館へ遊びに行ったり、宮嶺が虐められたらすぐさま仕返ししたり…次の日から、宮嶺を虐めた首謀者が殺されたり、同級生の女子高生が自殺したり、景の周囲で不穏な事件が次々と起きていく。

どんな状況になろうと宮嶺は景を守り抜く覚悟でいたが、事件は思わぬ方向へと突き進んでいき……宮嶺と景の関係は、一途な恋なのか、それとも景による洗脳なのか?
 

出演:長尾謙杜 山田杏奈 醍醐虎汰朗 中井友望 中川 翼 上原あまね 小林桃子 井本彩花 真弓孟之(AmBitious) / 忍成修吾 河井青葉 / 前田敦子
監督:廣木隆一  
脚本:加藤正人 加藤結子
原作:斜線堂有紀『恋に至る病』(メディアワークス文庫/KADOKAWA 刊)
音楽:加藤久貴  主題歌:「奇跡を待ってたって」Saucy Dog(A-Sketch)
撮影:鍋島淳裕
製作:アスミック・エース KADOKAWA ダブ 日本出版販売
配給・宣伝・制作プロダクション:アスミック・エース
Ⓒ2025『恋に至る病』製作委員会  PG-12

公式サイト:https://koiniitaruyamai.asmik-ace.co.jp/

2025年10月24日(金)~絶賛全国公開中!


(オフィシャル・レポートより)

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