レポートインタビュー、記者会見、舞台挨拶、キャンペーンのレポートをお届けします。

『楓』大阪先行上映会 舞台挨拶 (なんばパークスシネマ) & 「なんば広場」2 周年記念 ライトアップサプライズイベント


kaede-11.23-main-550-1.jpg

 

スピッツの名曲「楓(かえで)」を原案にした、映画『楓』(配給:東映/アスミック・エース)が 12 月 19 日(金)に全国公開となります。

本作で監督を務めるのは、多様な恋愛映画を手がけてきた行定勲。『世界の中心で、愛をさけぶ』に続く令和を代表するラブストーリーに挑む。そして、オリジナルストーリーを書き上げたのは、『ソラニン』『東京リベンジャーズ』などジャンル問わず常に評価される脚本家・髙橋泉。そして音楽は、藤井風など様々なアーティストの作曲や編曲、プロデュースを務め、優れた楽曲をCM・映画・ドラマなど多方面に提供するYaffle が担当します。


物語の主人公を演じるのは、福士蒼汰福原遥。双子の弟・恵を失った涼(福士蒼汰)が、残された恵の恋人・亜子(福原遥)の前で弟のフリをしてしまうところから始まる、2人の切なすぎる運命を描く本作。


主演:福士蒼汰×福原遥、行定勲監督が公開に先駆け来阪、舞台挨拶を実施!

また、映画興行発祥の地・なんばにて点灯式イベントを実施いたしました。

なんばのまちの回遊拠点[なんば広場]の巨大プレゼントボックスに明かりを灯す!!

 

本イベントでは、12 月 19 日に公開を控える映画『楓』についての魅力をたっぷり語ってもらうスペシャルステージや、「映画興行発祥の地・なんば」ならではの映画興行についての 3 人の想いが語られました。


またメインイベントとして、再編され 2 周年を迎える「なんば広場」に設置された「なんば広場」の文字がプリントされた、赤い巨大なプレゼントボックスのライトアップ点灯式を行いました。
 


◆日時:11月23日(日)  ①舞台挨拶:13:00~13:30(上映後)
                                     ②点灯イベント:17:00~17:30

◆場所: ①なんばパークスシネマ スクリーン7
           (大阪府大阪市浪速区難波中2丁目10−70なんばパークス6階)

            ②なんば広場 (〒542-0076 大阪府大阪市中央区難波5丁目)

◆登壇者(敬称略): 福士蒼汰、福原遥、行定勲監督



①【 『楓』大阪先行上映会 舞台挨拶 】

kaede-11.23-main-550-3.jpg

なんばパークスシネマで行われた舞台挨拶は、直前まで先行上映が行われ、涙を拭うお客様で満員の中での登壇となった。拍手鳴りやまぬ会場で、久々の大阪について、福士は「以前通っているお店があり、今回連絡してみたのですが、予約が取れず、ダメでした…。いつも行けるチャンスがあれば連絡して、予約が取れたらすごく嬉しいんです!」と笑った。福原は「私も朝ドラの撮影で 1 年近く大阪に住んでいたので、皆さん温かくて、フレンドリーで、大阪が大好きになりました。その時は週 2 くらいでお気に入りのイタリアンに行っていて、お店の方と仲良くなって、クリスマスには厨房に入らせてもらって、差し入れ用のクッキーを一緒に作ってもらったりしました。」とほっこりエピソードを明かした。
 

★作品について

行定監督は「最後にスピッツの「楓(かえで)」の曲が流れるところに、グッと来てほしいと思って作りました。今回、スピッツさんから曲を授けていただいて、そこから映画を作り出したので、最後に「楓(かえで)」という曲に戻すことによって色が変わっていくのを感じて頂けたら嬉しいです。」と作品の見どころをアピール。


kaede-11.23-fukushi-1.jpg性格の異なる双子を演じた福士は「亜子と一緒にいるシーンは自分を偽っている部分が多かったので、心苦しさもありましたが、監督と会話しながら落とし込んでいきました。あと左利きも難しかったです。歯磨きとか、シャワーを浴びたりも左手でする練習を日常からしていました。」と演じてみて難しかった事や役作りについても語った。


★ニュージーランドでの撮影について

福士は「テカポ湖のシーンは、天候の関係もあって、空港についてバスに4・5時間乗って現場についてすぐ、撮るよー!と言われて撮ったんです(笑)」と撮影秘話を明かすと、福原は「撮影は大変だったけど、ここのシーン、お気に入りなんです。あの場所に行かないと出ない感情が湧き出てきて、お互い今まで抱えていたすべての感情が解き放たれるような、目を見ているだけで泣きそうになる、忘れられないシーンになりました。」と熱く語った。


★楽曲について

行定監督は「最後にすべてが分かって、お互いがリスタートする部分で、2 人のここまで歩んできた道のりを、「楓(かえで)」の歌詞が補填してくれるような流れになっていると思います。」と楽曲へのこだわりを述べた。


★最後に

福士から「この作品は見れば見るほど移り行く感じがあると思います。こだわっているシーンがたくさんありますので、噛みしめて観てほしいと思います。」

福原から「皆さんの様々な想いを温かく包み込んで、前へ踏み出させてくれるような、そんな作品になっていると思います。大切な人と観て頂きたいです。」と挨拶し、温かい拍手の中、舞台挨拶は終了した。



②【なんば広場サプライズイベント】

kaede-11.23-main-550-4.jpg

★関西弁でご挨拶!?

会場には約 1,000 人のお客様が駆けつけ、スピッツの楽曲「楓」が流れると期待の声で大盛り上がりする中、ステージ前に敷かれたレッドカーペットを歩いての登壇となった。拍手が鳴りやまない会場で、まずは福士から関西弁での挨拶の無茶ぶりに、関西弁のイントネーションで「今日は来てくれてありがとう。いや~難しいわ。戻ってしまいますね。今日はサプライズイベントにも関わらず、こんなに集まっていただきありがとうございます。よろしくお願いします。」と挨拶。

続いて福原から「みんなありがとう。大阪めっちゃ好きやねん。ほんまに来れて嬉しいわ~。今日は楽しんでいってください。よろしくお願いいたします。」と挨拶。

最後に監督を務めた行定から「おおきに。ありがとうございます。こんな場所があるんですね。皆さま集まっていただき、ありがとうございます。よろしくお願いいたします。」と挨拶した。

それぞれの関西弁に会場からは黄色い声援があがり、大阪らしい盛り上がりを見せた。


kaede-11.23-2shot-500-1.jpg★脚本を読んだ感想は?

福士は「双子という設定で、もう一人のフリをしないといけないというある種 3 役を演じることになったし、「楓」という曲から生まれる物語の可能性、歌詞と劇中の場面の繋がりを感じ、歌の聞き方が変わったなと感じました。」

福原は「こんな切ない作品があるだなぁと思いましたし、登場人物それぞれの想いを感じるたけで、すごく胸がきゅっとなる瞬間がたくさんある作品だと思いました。きっと誰もが別れだったり喪失を経験した事があると思いますが、そんな人の背中をそっと押してくれるような温かい作品だと思いました。」


★スピッツが映画を鑑賞した際のエピソードは?

行定監督は「実はお互い緊張して、そこまでお話できなったのですが、終わった後に友人に美しい映画だったと褒めてくださっていたとお聞きし、すごく光栄でした。」


★やりとりから仲の良さを感じる二人に、現場で感じた自分だけが知る相手の一面は?

福士は「ピュアで真面目ですし、役に対して真っすぐな方だなと思いました。ニュージーランドでウールを使ってマフラーを編んでくださって、編み物が好きな事は知らない一面でした。」と笑い、

kaede-11.23-fukuhara-1.jpg

福原は「福士さんはストイックで努力家ですけど、意外とお茶目で、猫のぬいぐるみを使って話しかけてきたり、現場でもムードメーカーで盛り上げてくださって、すごく支えられていました」と普段見せない一面を明かし、福士も赤面していた。


★映画について鑑賞前のお客様にオススメポイントは?

福原は「ニュージーランドの景色は本当に綺麗で、自然が多く、日によって表情が違う事にすごく感動したので、大きなスクリーンで見てほしいです。」

行定監督は「日本的なラブストーリーで、20年振りにこんなに実直な映画を作らせてもらったと思います。楓の花言葉に遠慮という言葉があり、お互いに踏み込まない距離感、想い合うからこそ踏み込めない部分を描いていて、そこが見どころだなと思います。」

福士は「人間らしい作品だなと思います。それぞれの登場人物がお互いをおもんばかって生きていく様子が描かれており、それがとても輝いて見えるように感じるし、反対にすごく人間らしくもあり、人間ドラマを感じました。めっちゃエエ映画やで。見てな~」と最後は関西弁を交えて回答し、会場を沸かせた。


★開催地「なんば」について?

福士からは「実は数年前にドラマの撮影で2か月間なんばに泊まってました!元気で明るい街だし、お店もたくさんあって、毎週通っていたご飯屋さんもあります。」という思い出話が飛び出し、会場からは驚きの声があがる。


MCから「なんば」は明治 30 年に日本で初めて映画上映された地であり「映画興行発祥の地」であることが伝えられると行定監督は「映画を同じ空間で見るという行為が人を元気づけられるし、自分と隣の人の感情が違うと、そこに生まれる熱量みたいなものがすごく良くて、この活気のある場所を映画でもっと盛り上がってほしいですね」と語った。


★最後に

行定監督から「冬にみるにはピッタリで、心の奥底から温まる映画になっていると思います。音楽はスピッツをはじめ、他4曲流れてくるので、それを劇場のいい音響で楽しんでほしいです。」

福原から「大切な人をなくしてしまって、どうやって向き合って前に進んでいくのかを注目してほしいですし、見終わった後に大切な人をもっと大切にしたくなるような、心温まる映画になっていると思うので、劇場で楽しんでください。よろしくお願いします。」

福士から「劇中で4回流れる「楓」にそれぞれの色味があって、その色味の差を感じてほしいですし、27年前にリリースされ、ずっと愛されるスピッツさんの「楓」を劇場で聞くと、こんな感想になるんだと思いますし、本当に見る前と見た後で曲に対する感じ方が変わるので、皆さんがどう感じるのかすごく楽しみです。ぜひ劇場でご覧になってください。ありがとうございました。」
 

kaede-11.23-main-550-2.jpg

続いて「なんば広場」に設置された「なんば広場」の文字がプリントされた、赤い巨大なプレゼントボックスのライトアップ点灯式を実施。

今回のために映画『楓』の装飾が行われた点灯ボタンを「3・2・1・点灯!」の掛け声に合わせ 3 人で押すと、煌びやかなイルミネーションが点灯。さらに会場に集まった 1,000 人のお客様が事前に配布されたペンライトを一斉に上にかかげ、会場はさらに華やかに。そんな光景に、福士も思わず驚きを見せ、福原も目を輝かせて喜んでいた。会場からも「綺麗~」の声が溢れ、「楓色」に染まったペンライトと美しいイルミネーションに照らされながらなんば広場での点灯式は終了した。
 


【なんば広場とは】

なんば駅前は、関西国際空港に直結し、大阪ミナミの中心に位置する多くの人が行き交う場所です。このなんば駅前の道路空間を「人のための広場」に変える取組は、2008 年に地元発意で始まりました。2011 年には広場化を本格的に推進するために「なんば安全安心にぎわいのまちづくり協議会」が発足しました。

当時のなんば駅前の空間は、ほとんどがタクシーと車のための空間であり、滞留行動は喫煙に限られ、放置自転車や旅行者の増加による混雑など、快適で安心できる環境とはいえない状況でした。

また、検討を開始時には「大阪の他エリアの開発に伴う地域商圏の縮小・エリア間競争の激化」「治安・環境の改善」といったエリア全体の課題も抱えていました。その後、インバウンドの観光客の増加により、歩行者が大幅に増加し、歩行者空間の不足が新たなエリア課題として加わりました。

これらの課題を解決するために、地元が中心となり、行政や経済界も巻き込み、官民連携プロジェクトして推進され、2023 年 11 月 23日に広場部分が先行オープン、2025 年 3 月に広場からなんさん通り(南北区間)の工事が全て完了し、全体完成しました。


【ストーリー】

僕は、弟のフリをした。君に笑っていてほしくて。

kaede-pos.jpg

須永恵(福士蒼汰)と恋人の木下亜子(福原遥)は、共通の趣味の天文の本や望遠鏡に囲まれながら、幸せに暮らしていた。しかし朝、亜子を見送ると、恵は眼鏡を外し、髪を崩す。実は、彼は双子の弟のフリをした、兄・須永涼だった。1ヶ月前、ニュージーランドで事故に遭い、恵はこの世を去る。ショックで混乱した亜子は、目の前に現れた涼を恵だと思い込んでしまうが、涼は本当のことを言えずにいた。幼馴染の梶野(宮沢氷魚)だけが真実を知り涼を見守っていたが、涼を慕う後輩の日和(石井杏奈)と、亜子の行きつけの店の店長・雄介(宮近海斗)が、違和感を抱き始める。二重の生活に戸惑いながらも、明るく真っ直ぐな亜子に惹かれていく涼。いつしか彼にとって、亜子は一番大事な人になっていた。

一方、亜子にもまた、打ち明けられない秘密があった――。愛するからこそ、伝えられなかった想い。めぐる季節の中で明らかになる、あまりにも切ない真実に、驚きと涙がとまらない。


■出演: 福士蒼汰 福原遥 宮沢氷魚 石井杏奈 宮近海斗 大塚寧々 加藤雅也
■監督:行定勲
■脚本:髙橋泉
■原案・主題歌:スピッツ「楓」(Polydor Records)
■音楽:Yaffle
■プロデューサー:井手陽子 八尾香澄
■製作:映画『楓』製作委員会
■制作プロダクション:アスミック・エース C&I エンタテインメント
■配給:東映 アスミック・エース
■コピーライト:Ⓒ2025 映画『楓』製作委員会
2025/日本/カラー/120 分/シネスコ/Dolby5.1c

公式サイト: https://kaede-movie.asmik-ace.co.jp
公式 X:公式 Instagram
公式TikTok:@kaede_movie1219

2025年12 月19 日(金)~全国公開


(オフィシャル・レポートより)

 

 

 
 
 

月別 アーカイブ