レポートインタビュー、記者会見、舞台挨拶、キャンペーンのレポートをお届けします。

2019年12月アーカイブ

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『愛がなんだ』今泉力哉監督が描く男性同士の恋愛の“その先”の物語 

2 人の青年の恋と人生を描く 

「BL= BOYS LIFE」という新ジャンルを確立!

変わりゆく LGBTQ のファミリー像 誰にでも優しい社会を目指して 



場所:立命館大学衣笠キャンパス充光館地下シアター教室 
日時:12 月20 日(金) 18:00 本編上映開始 /20:10~20:50 トークセッション 
登壇ゲスト:南和行(「his」監修・弁護士) 、アサダアツシ(企画・脚本) 
 


his-pos.jpg『愛がなんだ』『アイネクライネナハトムジーク』の今泉力哉監督最新作『his』 1 月 24 日 (金)よりシネ・リーブル梅田ほか全国公開いたします。映画初主演を務めるのは、ドラマ「偽装不倫」(NTV)で多くの視聴者の心を掴んだ”塩顔イケメン令和代表”と話題沸騰中の宮沢氷魚。本作では周囲にゲイだと知られることを恐れ、東京からひとり、田舎にやってきた主人公・井川迅(いがわ しゅん)を演じます。そして、迅の忘れられない恋人・日比野渚(ひびの なぎさ)には、現在、U-NEXT にて配信中のオリジナル配信ドラマ「すじぼり」で連続ドラマ初主演を務めるなど話題作への出演が絶えない藤原季節。 恋愛映画の旗手・今泉力哉監督が、二人の青年の恋愛を題材に、「好きだけではどうしようもない」恋愛の‟その先”を描いた意欲作 です。

この度、立命館大学において、映画を通じて、変わりゆくLGBTQのファミリー像と社会の眼差しについて考えるトークセッションを実施いたしました。約 150 名の学生・一般客を前に、上映終了後、本作を監修した南和行弁護士と、脚本を担当したアサダアツシが登壇。

his-ivent-500-1.jpg本作についてアサダは、「当初やはりポスターを見た方からは、「BLモノ大好きです!」という声が多く、「BLモノではなくて、LGBTQ やセクシャルマイノリティを扱った真面目な作品です!」と最初は言っていましたが、「難しい話は観たくないしBLモノのファンタジーの方が好きだから」と閉じられてしまうのが嫌で、(あえて)途中から「BLモノです」と言うようにしました。その代わり「"BOYS LOVE"で はなくて"BOYS LIFE"です!」と紹介するようにしました(笑)LOVE だけを描いているわけではなく、LIFE・迅と渚の人生を描いている」と語る。
 

his-ivent-240-2.jpg同性婚やパートナー制度などはあるが、実際いまの日本で同性カップルによる子育ては可能か?という質問に対し南弁護士は「正直 (どちらかの)実子を育てる男性同士のカップルはあまりいない。そもそも子ども1人を育てるとういことに対して日本社会は大変すぎ る。同性カップルの方から受ける相談は、家族の問題よりも、学校や職場など"外"との繋がりに対しての相談が一番多い。同性愛者 だということがバレるかバレないか、もし同性愛者だということを知られたら、社会での居心地や関係性が悪くなるんじゃないか、という相 談がとても多い。」


南弁護士自身、同じく弁護士の同性パートナーと暮らす家で未成年後見人として 19 歳の子と 1 年半ぐらいの間 一緒に暮らした事があるという。「映画にも出てくるように近所のお餅つき大会に僕たちも出ましたよ!(笑)ご近所の方に「事情があって預かっているよその子なんですよ~」と説明すると「似ているから親戚かと思った。よその子なんて言ったらあかんやん!一緒に住ん でいるんだから!」と言ってくださった。そういう場面になったときは人は優しいのかもしれない。ただ、行きがかり上ではなく、自ら(子育てに)踏み出すのはまだまだ厳しい社会であるとは思う。」と実体験を踏まえつつも現実的にはまだ厳しい一面も語った。

his-ivent-240-1.jpg映画についてアサダは、「主人公2人の話だけじゃなく、渚の妻・玲奈の話もしっかり描きたかった。この2人に関わった人間がどういう 風に変化するかを描くことがこの映画の意味なのかと思います。タイトルについてもよく聞かれるが『his』=”彼の”という所有代名詞で、“his lover(彼の恋人)”、“his daughter(彼の娘)”、“his wife(彼の妻)”の3つの物語を作りたいと思っていました。彼の物語”his story”ができるという事は最終的に”history(歴史)”にしたかった。」と語った。


最後にアサダは、「いろんな意味で生きづらさを抱えている人がいると思う。考え方ひとつ変えるだけで、意外にやさしく受け止めてくれる人がいるんじゃないか。”これが正しい”という答えは無いんじゃないかと思う。この映画を観た時に、こうでなければならないという考え方をはずしてもらえたら嬉しいです。」と 締めくくり、イベントは盛況で終わった。 
 

【STORY】
井川迅は周囲にゲイだと知られることを恐れ、ひっそりと一人で田舎暮らしを送っていた。そこに、6 歳の娘・空を連れて、元恋 人の日比野渚が突然現れる。「しばらくの間、居候させて欲しい」と言う渚に戸惑いを隠せない迅だったが、いつしか空も懐き、周囲の人々も三人を受け入れていく。そんな中、渚は妻・玲奈との間で離婚と親権の協議をしていることを迅に打ち明ける。ある日、玲奈が空を東京に連れて戻してしまう。落ち込む渚に対して、迅は「渚と空ちゃんと三人で一緒に生きていたい」と気持ちを伝える。しかし、離婚調停が進んでいく中で、迅たちは、玲奈の弁護士や裁判から心ない言葉を浴びせられ、自分たちを取り巻く環境に改めて向き合うことになっていくー。 
 
◆出演:宮沢氷魚 / 藤原季節  松本若菜   松本穂香 / 外村紗玖良   中村久美  鈴木慶一   根岸季衣   堀部圭亮   戸田恵子
◆監督:今泉力哉    企画・脚本:アサダアツシ    音楽:渡邊 崇
◆製作プロダクション:ダブ   企画製作:メ~テレ   製作:映画「his」製作委員会 
◆配給・宣伝:ファントム・フィルム  ©2020 映画「his」製作委員会
◆(日本/5.1ch/カラー/127 分) 
公式サイト: https://www.phantom-film.com/his-movie/ 
2020年1月24 日(金)~シネ・リーブル梅田、なんばパークスシネマ、2月7日(金)~シネ・リーブル神戸 ほか全国ロードショー
 

(オフィシャル・レポートより)

 

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◆日時:2019年12月22日(火) 17:00~19:00

場所:ユニバーサル・スタジオ・ジャパン「ステージ33」

ゲスト:りんごちゃん


 

ものまねタレント りんごちゃん

「吹替をやるならものまねではなく自身の声で」と

マツコ・デラックスのものまねで熱望!

J:COM×ムービープラス

映画「ペット」スペシャルイベントを開催

 

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株式会社ジュピターテレコム(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:井村 公彦、以下:J:COM)と映画専門チャンネル「ムービープラス」を運営するジュピターエンタテインメント株式会社(本社: 東京都千代田区、代表取締役社長: 寺嶋 博礼)は共同で、今夏大ヒットしたイルミネーション・エンターテインメントの最新作「ペット2」のBlu-ray&DVDが12月にリリースされ前作「ペット」が12月28日(土)20時55分から「ムービープラス」(J:COM TV 450ch)でCS初放送されることを記念して、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンにて「J:COM×ムービープラス 映画「ペット」スペシャルイベント」を2019年12月22日(日)にJ:COM加入者200名を招待して開催しました。

 

イベントでは映画「ペット」の大ファンであり、今年ブレイクしたものまねタレント「りんごちゃん」が、ギネス世界記録を持つ有名なユニバーサル・スタジオ・ジャパンのツリーにちなんで緑色のクリスマスツリーの衣装で登場。大人気キャラクター・スノーボールと一緒に映画「ペット」シリーズの魅力や、マツコ・デラックスのものまねで吹替声優への思いを語り、会場を大いに盛り上げました。
 


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<コメント:りんごちゃん> 

◆パークに来たことはありますか?好きなアトラクションはなんですか?

もちろんです!初めて来たのは高校の卒業旅行で、スパイダーマン・ザ・ライドが一番好きなアトラクションです。いつでもドキドキときめきを求めているのでスリリングなアトラクションが好きなんです。
ギネス世界記録を持つツリーはまだ見たことがないので、今年こそは絶対見たいです!


Pet2-jake-240.jpg◆「ペット2」の見どころや魅力について

「ペット」は1から大ファンで、公開当時はまだ青森に住んでいたので地元の映画館に、お姉ちゃんと一緒に初日に観に行きました!ずっと冷蔵庫を覗いている食いしん坊の猫のクロエが自分と似ていると思い、一番好きなキャラクターです。私もしょっちゅう冷蔵庫を覗いてしまうので。

「ペット2」はもちろんキャラクターも素晴らしいのですが、背景の景色や動物の毛並など、リアル過ぎる映像美がとっても魅力的だと思っています。


◆ものまねで吹替のオファーがあったらどうでしょうか?「ペット」の中でものまねをするとしたら誰でしょう?

(マツコ・デラックスさんのものまねをしながら)突然降るなんてどういうことよ?!あんたこれで声優やったらマツコさんかどうかわからなくなるじゃない? (りんごちゃんに戻って)もし声優のお仕事があった時はりんごちゃんでお願いしたいですね。もし「ペット」のキャラクターをものまねするなら内藤さんが演じるルースターかな。私に降りてくる方っていつも声が渋い方が多いので。


◆「ペット2」ではトラを救うべくスノーボールの活躍が描かれますが、トラつながりで、阪神タイガースの谷川選手が「りんごちゃん」のものまねをしていましたがご存知でしたか?

すごく嬉しかったです。谷川選手に限らずものまねしてもらえることはとても光栄なので、どんどんしていただきたいです。ものまねタレントのものまねと、数珠つなぎで広がっていくのは面白いですよね。


Pet-ivent-500-2.jpg◆クリスマスの予定はありますか?1番残っているクリスマスにまつわる思い出はなんですか?

クリスマスはお仕事でラブの予定はないです。いまは、日々新しい人と出会う機会があって、毎日好きな人が更新されるので、特別な誰かは決めないで毎日恋するようにしています。

クリスマスの思い出というと、子供の頃は結構現実的でサンタを信じてなかったので、しっかりお母さんにお願いしてセーラームーンのスティックをもらいました。



J:COMは、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(合同会社ユー・エス・ジェイ、本社:大阪市此花区、社長CEO J.L.ボニエ)のオフィシャル・マーケティング・パートナーです。2019年8月21日より、イルミネーション社の作品『シング』を体験できるアトラクション「シング・オン・ツアー」を開催中の「イルミネーション・シアター」に施設協賛しております。


ジュピターテレコムについて  www.jcom.co.jp/

株式会社ジュピターテレコム(本社:東京都千代田区)は、1995年に設立された国内最大手のケーブルテレビ事業・番組供給事業統括運営会社です。ケーブルテレビ事業は、札幌、仙台、関東、関西、九州・山口エリアの11社70局を通じて約552万世帯のお客さまにケーブルテレビ、高速インターネット接続、電話、モバイル、電力、ホームIoT等のサービスを提供しています。ホームパス世帯(敷設工事が済み、いつでも加入いただける世帯)は約2,164万世帯です。番組供給事業においては、17の専門チャンネルに出資及び運営を行い、ケーブルテレビ、衛星放送、IP マルチキャスト放送等への番組供給を中心としたコンテンツ事業を統括しています。

※上記世帯数は2019年9月末現在の数字です。


ムービープラスについて  https://www.movieplus.jp/

今年開局30周年を迎えた⽇本最⼤級の映画専門チャンネルです。ハリウッドのヒット作をはじめとする国内外の選りすぐりの映画、映画祭、最新映画情報を放送し、J:COMなど全国のケーブルテレビやスカパー、IP放送を通じ、約721万世帯のお客様にご覧いただいています。


イルミネーション社について

2007年に設立されたイルミネーション社は、エンターテイメント業界におけるアニメ映画制作大手のひとつです。イルミネーション社が創りだす印象的でユニークなキャラクターたちは、世界中の人々を魅了、世界中の興行収入は62.5億ドルを超えています。

イルミネーション社はユニバーサル・ピクチャーズと提携しており、驚くべき数のヒット作品を生み出してきました。『怪盗グルーの月泥棒』の大ヒットをはじめ、『怪盗グルー』シリーズは、アニメーション映画の中で最高の興行収入を挙げています。ユニバーサル史上最もヒットした『ミニオンズ』に加え、アカデミー賞にノミネートされた『怪盗グルーのミニオン危機一発』、さらに2017年公開の『怪盗グルーのミニオン大脱走』は世界の興業収入が10億ドルを超えるヒットとなりました。

2016年に公開された『ペット』は米国史上、オリジナルのアニメ映画では初公開時に最高の興収を記録。また、『シング』も世界中で大ヒットするなど、世界中の観客を魅了しました。

イルミネーション社は、オリジナルのストーリーを描くだけでなく、人々に愛されるおなじみの作品を創り続けています。また、携帯ゲーム、グッズ、ソーシャル/デジタルメディアの成功により、イルミネーション社の作品は、映画館を飛び出し、様々な形で展開しています。『怪盗グルーのミニオンラッシュ』は大人気の携帯ゲームアプリとなり、ユニバーサル・オーランド・リゾートとユニバーサル・スタジオ・ハリウッドにあるアトラクション『ミニオン・ハチャメチャ・ライド』は、2017年4月にユニバーサル・スタジオ・ジャパンにオープンした「ミニオン・パーク」にも加わりました。

イルミネーション社は2019年7月に『ペット2』を公開。今後は、2020年7月に『ミニオンズ2(仮題)』、 2021年夏に『シング2(仮題)』を公開予定


ユニバーサル・スタジオ・ジャパンについて

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンはコムキャスト NBCユニバーサルが完全所有しています。

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは、国内のみならず海外からも多くのゲストが訪れるエンターテイメント、レジャー界における一大ランドマークとしての地位を築きあげています。「世界最高を、お届けしたい。」という強い想いの下、ハリウッドの人気映画だけではなく、さまざまな世界的人気エンターテイメント・ブランドをテーマとする本格的なアトラクションやショー、ゲストが思いきり楽しめるシーズナル・イベントなど、世界最高クオリティのエンターテイメントを提供し、訪れるゲストに世界最高の体験と思い出をつくっていただいています。

2001年の開業以来、常に革新をし続けており、近年は「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」が絶大な人気を博しているほか、「ジュラシック・パーク」エリア一帯を滑走する画期的なフライングコースター「ザ・フライング・ダイナソー」、大人気エリア「ミニオン・パーク」ではミニオンたちが繰り広げる想像を超える〝ハチャメチャ″が楽しめる「ミニオン・ハチャメチャ・ライド」など次々と世界最高エンターテイメントを打ち出し、さらなる進化・成長を遂げています。さらに、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは、任天堂が世界に誇るキャラクターたちやその世界観をテーマにした新エリア「SUPER NINTENDO WORLD」のオープンにむけての工事も着々と進められています。


(オフィシャル・リリースより)

 
 

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全米初登場No.1!“アカデミー賞最有力”の声続出‼

伝説のレースで絶対王者に立ち向かったふたりの男の“挑戦の実話”


■日時:12月12日(木)18:10~ イベント開始(約20分)
■場所:TOHOシネマズなんば  [スクリーン2](大阪市中央区)
■ゲスト(敬称略): レイザーラモンRG、モンスターエンジン 西森洋一
■スペシャルゲスト:関谷正徳氏(ル・マン24時間耐久レース 日本人初の総合優勝レーサー)


     

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<奇跡に挑んだリーチ・マイケル⁉> <車を愛する町工場芸人>

レイザーラモンRG VSモンスターエンジン西森洋一

“今年の漢字”発表の日に、映画も漢字一字で表現対決

<日本人でル・マンを初めて制した伝説のレーサー>関谷正徳氏がジャッジ!!

レーザーラモンRGが今年の締めくくり“あるある”を披露

 

『オーシャンズ』シリーズ、『オデッセイ』のマット・デイモンと、『ダークナイト』シリーズ、『バイス』のクリスチャン・ベイル、アカデミー俳優の2人が今回初共演で主演を務め、伝説のレースで絶対王者フェラーリに挑んだフォードの男たちを描いた挑戦の実話『フォードvsフェラーリ』が2020年1月10日(金)に日本公開となります。


世界の映画祭で評論家たちから絶賛されており、全米でも初登場1位でスタート! アカデミー賞最有力候補との声も上がっている本作の舞台は、世界中が熱狂した1966年、伝説のル・マン24時間耐久レース――。歴史を変えた、2人の男の熱い友情と、不可能に挑戦していく姿を描いた奇跡の大逆転の物語。


FvsF-500-1.jpg本日12月12日(木)に本作の公開を記念して、大阪市・TOHOシネマズなんばにてIMAX試写会が実施されました。試写会のゲストとして、車を愛する町工場芸人モンスターエンジンの西森洋一さんが登壇し、「東大阪のクリスチャン・ベイルです。」とご挨拶。続いて、「今年のラグビーワールドカップで“ONE TEAM”を率いて奇跡を起こし、日本中を感動の渦に巻き込んだリーチ・マイケルさんです!」とMCより紹介されて、どよめいた会場の中、登壇したのは、リーチ・マイケルさんに扮したレイザーラモンRGさん。「ラグビー界のマット・デイモン、リーチ・マイケルです。ONE TEAM!」と挨拶すると会場からは笑いが。MCや西森さんから「いやいや違うでしょ!」と突っ込まれながらも、「本人にいただいたパンツと靴下できております!」と会場を驚かせました。


そして、今回はスペシャルゲストとして日本で初めてル・マン24時間耐久レースで優勝された伝説のレーサー、関谷正徳さんも登壇。「ようこそ試写会に来てくださいました。この映画めちゃくちゃ面白いです!自分が見たレース映画の中では1番面白い!」と挨拶されました。

 

本作の感想を聞かれると、西森さんは「わかりやすく言います!アメリカの”下町ロケット”です。ほんまに面白い!」と笑いを誘い、続いてRGさんにはMCより、ご子息がスーパーカーに詳しいスーパーカー博士であることを聞かれると「本当に車のことばかり考えている息子です。この仕事のことを話したら、この試写会に来ようとしていたらしいです。」と親子のエピソードを披露した。そして「僕もわかりやすく言います。アメリカの”スクールウォーズ”です。」というと、「ラグビーによりすぎでしょ!」と突っ込まれる一幕も。また、ル・マン経験者の関谷さんは「当時のモータースポーツと今のモータースポーツと全然違います。ものすごいアナログだった。命の危険と隣り合わせの当時のシーンが見られるのと、車のかっこよさも注目してほしい。」と、それぞれ映画同様に熱く語ってくださいました。


FvsF-ivent-500-2.jpgその後、12月12日は日本漢字能力検定協会 による 「今年の漢字」 が 発表の日という事で、本作を漢字一字で表現しプレゼンテーション対決を実施されました。

西森さんが書いた字は「愛」。選んだ理由は「純粋な愛、ものづくりへの愛ですよ。でも本当は“欲”にしたかった。劇中でシェルビーが乗っていたコブラが欲しかった。」と暴露。

RGさんが書いた字は「闘」。選んだ理由は「闘って闘って、無理だと思っても闘って。闇営業とも闘って。」と自虐を交え理由を発表され会場は失笑に。

ジャッジを関谷さんにお願いしたところ、関谷さんが選んだのは西森さんが書いた「愛」。その理由を「信頼と友情や家族愛もしっかり描かれているので、やっぱり“愛”かなと思いました。」と話されました。


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フォトセッションも終わり、MCに「言い残したことはないですか?言いたいことはありませんか?」と聞かれると、「ありますよ!」と勢いよく答えるRGさん。「何があるってあるあるがありますよ!皆さん待ってたでしょ!?」というと、満を持して、B’zの「兵、走る」にのせて、“男の友情あるある”「片方のやつサングラスしがち」と披露(映画のポスターではマット・デイモンが演じるキャロル・シェルビーがサングラスをかけている。)RGさんのあるあるに、会場は笑いの渦が巻き起こりました。


最後に関谷さんは「キーワードはビジネス、企業、友情、家族愛と見どころがたくさん。ぜひ皆さんゆっくりご覧になってください。」、西森さんは「レースに興味がなくてもかなり面白い。誰でも楽しめる映画です。」、RGさんは「人生を投影した映画。ワンチームになって楽しんで。」と挨拶され降壇。イベントは大盛り上がりの中、無事終了しました。


<ストーリー>
FvsF-pos.jpgル・マンでの勝利という、フォード・モーター社の使命を受けたカー・エンジニアのキャロル・シェルビー(マット・デイモン)。常勝チームのフェラーリに勝つためには、フェラーリを超える新しい車の開発、優秀なドライバーが必要だった。彼は、破天荒な一流レーサー、ケン・マイルズ(クリスチャン・ベイル)に目をつける。限られた資金・時間の中、シェルビーとマイルズは、力 を合わせて立ちはだかる数々の困難を乗り越え、いよいよ絶対王者として君臨するフェラーリに挑戦する―。

 

監督:ジェームズ・マンゴールド
出演:マット・デイモン、クリスチャン・ベイル、ジョン・バーンサル、ジョシュ・ルーカス、トレイシー・レッツ、カトリーナ・バルフ、ノア・ジュブ
全米公開:11月15日 配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン 
©2019 Twentieth Century Fox Film Corporation

公式サイト:http://www.foxmovies-jp.com/fordvsferrari/


2020年1月10日(金)~TOHOシネマズ梅田他 全国ロードショー


(オフィシャル・リリースより)

 

 

 

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名匠オリヴィエ・アサイヤス監督がパリの出版業界を舞台に

<本、人生、愛>をテーマに描く、迷える大人達のラブストーリー

映画と出版業界への熱い想いを語る!

オリヴィエ・アサイヤス監督、樋口泰人氏、坂本安美氏登壇トークイベント!

 


【⽇程】12⽉2⽇(月)   
【場所】アンスティチュ・フランセ東京(新宿区市谷船河原町15)

【登壇者】オリヴィエ・アサイヤス監督、樋口泰人(映画批評家/boid主宰)、坂本安美氏(アンスティチュ・フランセ日本の映画プログラム主任)



ジュリエット・ビノシュ、ギョーム・カネ、ヴァンサン・マケーニュなどフランスを代表するスターが出演する、名匠オリヴィエ・アサイヤス監督最新作『冬時間のパリ』が12/20(金)Bunkamuraル・シネマほか全国順次ロードショー致します。


敏腕編集者のアランは電子書籍ブームが押し寄せる中、なんとか時代に順応しようと努力していた。そんな中、作家で友人のレオナールから、不倫をテーマにした新作の相談を受ける。内心、彼の作風を古臭いと感じているアランだが、女優の妻・セレナの意見は正反対だった。そもそも最近、二人の仲は上手くいっていない。アランは年下のデジタル担当と不倫中で、セレナの方もレオナールの妻で政治家秘書のヴァレリーには内緒で彼と秘密の関係を結んでいる。時の流れと共に、変わりゆくもの、変わらないもの――それは何? 

fuyujikan-500-1.jpg出演は、是枝裕和監督の最新作『真実』も話題の大女優ジュリエット・ビノシュや、監督としても活躍するギョーム・カネ、ポスト・ジェラール・ドパルデューと称される『女っ気なし』のヴァンサン・マケーニュ、人気コメディエンヌのノラ・ハムザウィ、そして『木と市長と文化会館』で主演を務めたパスカル・グレゴリーが、思わずニヤリとさせられる役どころで出演する。


本作はエリック・ロメールの『木と市長と文化会館』に着想を得た、オリヴィエ・アサイヤス監督の新境地ともいえる作品。魅力的な冬のパリを背景に、二組の夫婦の愛の行方と紙からデジタルへと移り行く出版業界の今を巧みに共鳴させつつ、洗練された会話とユーモアで活写していく。



fuyujikan-tolk.jpg坂本氏は導入として、「ある一人のアーティストの旅の記録でもあり、その旅というのは新たな作品と共に更新されていくものだといつもおっしゃっているオリヴィエ・アサイヤス監督の旅に常に付き添い、その度に刺激を与えあってきた樋口泰人さん。本日、この二人をお迎えでき、皆さんと共にお話を聞けるのは幸福なことだと思います」と挨拶。


樋口氏は、「『冬時間のパリ』は、新しい映画を観たという感じです。登場人物はみんな中年なんだけれど、例えば日本の若い才能のある監督たちが撮った群像劇に見えてしまって、その新しさ、どうしてそう見えるのか考えたいと思った。アサイヤス監督は30年以上のキャリアをお持ちですが、彼にとっては初めてのコメディ映画だと言ってもいいのではないでしょうか」と感想を述べ、続けて「あなたの長いキャリアの中での『冬時間のパリ』という作品はどういった意味を持つのでしょうか」とアサイヤス監督に投げかける。


アサイヤス監督は「コメディ映画にするという意図は最初から明確にあったわけではなかった。脚本を書き続けてようやく出来上がったときに、この作品はコメディとして位置づけられるのではないかと考えたのです。今回シナリオはシーンごとに書き進めていったのですが、自分自身がこの作品のプロセスを少しずつ発見していったという感じです。これまではシーンで有用性みたいなことを考えながら書いていたのですが、今回は非常に喜びに溢れ、楽しみながら各シーンを書き進めていきました」と明かした。


fuyujikan-500-2.jpg「10年周期で関係性がある作品を作っている印象がありますが」との樋口氏の指摘には「私は映画監督として、今自分が生きている世界のことを語りたいという欲求があるんです。映像で語ることによって、それがその世代を描いた作品になるという、そういう気持ちで映画を撮っています。ですから次の10年後には、世界が撮るに値するぐらい変わっていて欲しいとは思います。自分自身でも説明がつかないのですが、時を経るごとに歳を重ねるごとに、どんどん作品の中のトーンというものが軽やかに光の方へ。そして愉快なものへと導かれているような気がします」と答えた。


樋口氏が演出の部分について「役者陣がセリフに血や肉を与えるために、何かヒントや指示したことはあったんですか」との質問には「まったくその逆です。感情面がとても重要なシーンであればあるほど、私からアドバイスやヒントを出すことは一切ありません。なぜなら、彼らが演じる際に表れてくるものは彼らの自発的な感情であってほしいのです。決して、こうして欲しいというような無理強いをする演出方法は好みません」と熱く語った。


坂本氏も「『冬時間のパリ』は感情が先にあって、それを言葉にしているというよりも、言葉が感情を引き出しているというように言葉の力を感じますよね」と付け加えた。


本作のクライマックスにおいて、海辺でバイクに乗る夫婦のシーンの音楽がとても印象的だったと語る樋口氏は「あのシーンの音楽を聞いたときに、一気に世界が変わる感じがしました。そしてアサイヤス監督の過去作『夏時間の庭』の最後で流れるインクレディブル・ストリング・バンドのギターの響きと重なって、ふたつの映画があのシーンで、一緒に迫ってくる感じがしたんです」と氏ならではの意見に、アサイヤス監督も「そうですね、この作品も『夏時間の庭』も自然の中で、緑の豊かな所でドラマが展開するシーンがありますからね」と笑顔で同意した。


fuyujikan-500-5.jpg出版業界のデジタル化も本作のテーマのひとつで、自身も本やCDを発売している樋口氏はそのテーマについて日々話し合っているようで「自分の書籍なども含め、スマホで読まれるということをどう思っていますか」と監督に問いかけると「実は、今でもちゃんと、紙の本を読み続けている人々は多いのです。電子書籍は思ったよりも普及していないように思えます。本は消えていくのか? 私はそうは思いません。楽観的な考えかもしれませんが、書籍としての本は残り続けるだろうし、映画もちゃんと映画館で観られていくのです。そういったフィジカルな存在は、このデジタル革命の中でも消えずに、バーチャルなものと共存して残っていくのだろうと私は確信しています。私自身、まだベルイマンやブレッソンのブルーレイディスクを棚に並べて、その隙間を埋めていく喜びを持っています。たとえ、デジタル化すれば、その半分以下のスペースで済むのだとしてもね」と出版業界と映画についての強い想いを客席に述べ、30分近く時間を延長するほど盛り上がったトークイベントは幕を閉じた。


『冬時間のパリ』

監督・脚本:オリヴィエ・アサイヤス『夏時間の庭』『アクトレス 女たちの舞台』 
撮影監督:ヨリック・ル・ソー『ミラノ、愛に生きる』
製作:シルビー・バルト『COLDWAR あの歌、2つの心』、シャルル・ジリベール『パーソナル・ショッパー』 
出演:ジュリエット・ビノシュ、ギョーム・カネ、ヴァンサン・マケーニュ、クリスタ・テレ、パスカル・グレゴリー
2018年/フランス/フランス語/107分 原題:Doubles Vies 英題:Non-Fiction 日本語字幕:岩辺いずみ 協力:東京国際映画祭
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本 配給:トランスフォーマー
©CG CINEMA / ARTE FRANCE CINEMA / VORTEX SUTRA / PLAYTIME
公式サイト: http://www.transformer.co.jp/m/Fuyujikan_Paris/

2019年12月20日(金)~Bunkamuraル・シネマ、1月17日(金)~テアトル梅田 ほか全国順次ロードショー


(オフィシャル・レポートより)

 

 
 

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