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映画史に残る神話的名作『猿の惑星』完全新作

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プロキシマス・シーザー冷酷な独裁者竹内力が大阪コミコンに襲来!

「猿のくせに良く喋り、カリスマ性がある、オレか!?」

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■日時:5月4日(土)14:30~15:00(30分間)

■会場:インテックス大阪(大阪市住之江区南港北1-5-102)

■登壇者(敬称略):竹内力(プロキシマス・シーザー役)

         NMB48 安部若菜、塩月希依音、坂田心咲(大阪コミコンPR大使)



saruwakukingdum-main-550.JPG映画史に残る神話的名作『猿の惑星』の、“完全新作”として全く新しいストーリーが描かれる『猿の惑星/キングダム』(原題:Kingdom of the Planet of the Apes)が 5 月 10 日(金)に公開。『ゼルダの伝説』実写映画の監督にも抜擢され世界から注目が集まっているウェス・ボールと、「アバター」シリーズを手掛けた最高峰のVFXスタジオWETAがタッグを組み、現在から 300 年後、支配者が人間から猿へと移り変わった衝撃的な世界を舞台に、猿と人間の“共存”か猿の“独裁”かをかけた<猿&人間>VS<猿>の新たなる衝突をこれまでにない圧倒的なスケールで描く本作。


saruwakukingdum-comi-stage-500-1.jpg世界中から期待が高まる中、5月3日(金・祝)~5日(日)に行われているアメコミ・映画・ポップカルチャーの祭典「大阪コミックコンベンション2024」(大阪コミコン2024)のステージ(4日)に、プロキシマス・シーザーの日本版声優を担当する竹内力と大阪コミコンPR大使を務めているNMB48 安部若菜、塩月希依音、坂田心咲が登壇するスペシャル・ステージが開催された!


満席で立ち見が出るほどのお客さんが集まったイベントではMCとともに早速NMB48の3名が登場!シリーズを観たことがあるという安部は「ほんとにすごい作品ですよね!一作目でいうとまだ私たちの両親も生まれてない…その頃からある作品なので、オマージュされたり影響を受けた作品も多いですよね」とシリーズの凄さを解説した。マイ・ファースト“猿の惑星”という塩月と坂田。塩月は「初めて観ても作品に入り込めるようになっていて、すごく理解しやすくて面白かったです!」と本作を“猿の惑星”初心者に向けてもPR!


saruwakukingdum-sub1-500-1.jpgそして、プロキシマス・シーザーが「素晴らしい日だ!」と叫ぶ予告映像に会場が圧倒されるなか、ついに「フハハハ…!」とプロキシマスのようなドスの利いた笑い声とともに竹内が登場!白いスーツをスタイリッシュに着こなした竹内の威厳と迫力に、会場からは大きな拍手と歓声が上がった。


吹替えを担当したプロキシマス・シーザー役についてMCから問われると竹内は、「カリスマ性があり、腕っぷしが強く、知性があり、話術が巧み、戦略家でありますね、この男は。……オレか!?」と茶目っ気たっぷりに答え、会場を沸かせた。


saruwakukingdum-comi-stage-500-2-a.jpg安部からの「猿の惑星の声優の話を聞いたときどう思ったか」という質問には、「小学生の時に初めてTV放送で1作目を観てね。ラストシーンに衝撃を受けて。学校でもみんなその話題でもちきりで、すごく衝撃的な作品として刻まれていた。それからこの50年の間に9作品作られ、すごいシリーズですよね。」としみじみ語ってくれた。


人間ではなく、今回は“猿役”を演じた竹内。安部からの「猿の声は人を演じるのと違いますか?」との質問には、「変わらないですね。やっぱりハリウッド俳優さんが演じているので、その雰囲気を感じながら、自分の声のトーンと合わせてセリフを言う感じ。しかしまぁ(プロキシマスは)猿のくせによくしゃべるんですよ!(笑)」と猿ながら雄弁なプロキシマスに関してのアフレコのこだわりを明かした。


saruwakukingdum-comi-takeuchi-500-1.jpg塩月が「最初シーザーを見たときに敵役なのかなという印象を受けたんですけど、逆にかっこいいな、良い役だな、と感じたんですが、竹内さんは彼の第一印象ってどんなものでしたか?」と聞くと、「猿の世界をより良くしようとしている男。彼なりの正義があり、人間から見たら悪かもしれないけど、猿側から見たらどうなのかな、と考えさせられる。でもやっぱり人間も猿も争いが好きですよね。」と単なる敵役ではない魅力とその裏にある作品の重厚なメッセージを語った。
 

坂田が「今回は洋画の吹替えということで、特に意識したことはありましたか?」と聞くと、「やっぱり動物なので、鼻息荒い感じとかがセリフよりも難しかったかな。口を動かしていないところは外しちゃダメなので、タイミングが難しかった。」と話し、実はアフレコの演出では「いつもの竹内さんらしく“ボス”っぽくやってください」と話があったといい、セリフを猿っぽく喋るよう準備してきたら、逆に活舌が悪くなって没になったという役作りの上でのエピソードを披露してくれた。


saruwakukingdum-sub2-500.jpg海外レビューでも絶賛されている本作について竹内は、「ネタバレができないからあんまり言えないけど、いい映画でした!子どもの頃に感動した作品に携われて嬉しく思ってます。」とトーク。坂田は「私は映像の綺麗さに驚きました。猿の毛並みだったり、自然の描き方の繊細さとか、技術の発達にびっくりしたのと、やっぱり音響の凄さによって疾走感や臨場感が出ていて大きなスピーカーでしか味わえない。ぜひ劇場で皆さんにも見て欲しいと思った」と、塩月は「私は展開に自分の心が遊ばれたというか…ずっとのめり込むように観ていて、予想を裏切られるところが面白かったです。」とマイ・ファースト“猿の惑星”の2人もいろんな視点で楽しんだことをアピールした。


本作のために前作を観なおしたという安部は「自分は初めて劇場で“猿の惑星”を観られるのが嬉しくて。もちろん初めてでも十分に楽しめるんですが、過去作に通じる部分を発見できたり、最新の技術による2024年の“猿の惑星”を感じられて感動しました。そしてなんといってもプロキシマス・シーザーのカリスマ性も素晴らしかったです!」と興奮気味に語った。最後に竹内は、「猿の映画ですけど、人間っていうのはな、とちょっと考えさせられる作品ですよね。まだ世界中で争いがあってそういうテーマも含まれていますよね。」と、本作の持つ深いメッセージ性にも言及した。


saruwakukingdum-sub3-500.jpgフォトセッションでは、竹内が「劇場公開ということは…後悔しないように観ておけよー!」とドスを利かせた声でダジャレメッセージを送ると会場は大喝采の拍手に包まれながらイベントは終了した。

 

完全新作として描かれる新たなる“猿の惑星”。猿と人間の共存は不可能なのか。進化は本当に彼らを選んだのか。この惑星に隠された驚くべき真実と衝撃のラストにぜひご期待ください!『猿の惑星/キングダム』はいよいよ来週5月10日(金)公開!


◇監督:ウェス・ボール  
◇出演:オーウェン・ティーグ、フレイヤ・アーラン
◇配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン 
◇ ©2024 20th Century Studios. All Rights Reserved.
◇公式サイト:https://www.20thcenturystudios.jp/movies/kingdom-apes

2024年5月10日(金)~全国公開!


(オフィシャル・レポートより)

 
 
 
 

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(左から、斎藤元彦兵庫県知事、江口のりこ、中条あゆみ)


■日時:3月25日(月) 16:30 ~ 17:00

■場所:兵庫県公館 3F
     兵庫県神戸市中央区下山手通4丁目4番1号

■訪問者:江口のりこ、中条あやみ (MC:松井 愛)(敬称略)



尼崎市全面協力で完成した映画『あまろっく』。

オール関西人によるネイティブ関西弁が心地いい、

笑って感動して泣けるハートフルコメディ!


「俺は尼ロック(街を守る尼崎閘門)なんや」と家ではゴロゴロ、職場でも外をウロウロするだけの父親が連れてきた再婚相手は、なんと20歳!? リストラされて実家暮らしのプータロー・アラフォー娘はびっくり仰天!


amarock-pos.jpg尼崎市を舞台に、問題だらけの家族のドタバタを、笑いと感動でテンポよく紡ぎ出し、予想以上に胸が熱くなる映画『あまろっく』。父親役の笑福亭鶴瓶の再婚相手が中条あやみ!?「ありえへん!」とツッコミ入れながら、「ええことも、悪いことも、楽しまにゃ損や!」が口癖の能天気な父親と、真面目で優秀な娘との丁々発止のバトルトークに大爆笑。今年の大阪アジアン映画祭では観客賞を受賞した、誰もが笑顔になれる映画『あまろっく』が、いよいよ4月12日(金)より兵庫県で先行公開され、4月19日(金)より全国公開される。


兵庫県と尼崎市の全面協力のもと完成したお礼に、主役の江口のりこと中条あやみが兵庫県知事を表敬訪問。出迎えた斎藤元彦知事は、先達て〈MOVIXあまがさき〉で開催された試写会に参加して、本作を絶賛! 来年の大阪万博で計画されている兵庫県のフィールド・プロジェクトと映画『あまろっく』との関連性にも触れ、そのPRに大いに役立つことに感謝。そこで、斎藤知事手作りのアカデミー賞のオスカー像ならぬ“ヒョスカー像”を記念に贈呈。今朝30分で作ってきたという段ボール製のヒョスカー像に意表を突かれたお二人。斎藤知事の歓びと映画『あまろっく』に掛ける期待の大きさがうかがえる。


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兵庫県公館の外に用意された屋台の前で。劇中、優子が愚痴をこぼしに通うおでん屋さん。)


それにしても、安易に同調することもなければ愛想笑いをすることもない江口のりこ。そんな江口に代わり、支えてくれた街の人々の温もりが作品にも反映されていると、一所懸命に感謝を述べる中条あやみ。その温度差は劇中の若い継母とアラフォー娘との関係性そのまんま! 地でいくのはこの二人だけではない、笑福亭鶴瓶もおでん屋の駿河太郎も皆が尼崎の人々そのものだ。街を歩けば聞こえてきそうな飾らない会話に、きっと心癒されることだろう。


(会見の詳細は以下の通りです)


 

amarock-3.25-500-1.jpg江口:この度は映画『あまろっく』の撮影に協力して頂きまして誠にありがとうございました。

中条:撮影では、尼崎の街の皆様にとてもよくして頂きまして、尼崎の良さが沢山詰まっている映画だと思います。よろしくお願いいたします。

知事:映画『あまろっく』の完成、誠におめでとうございます。コロナ禍の影響で完成が少し延びたようですが、皆さんの想いがいっぱい詰まった素晴らしい映画だと思いました。お二人からもビデオメッセージを頂きました……

江口:そうですか…

中条:(江口のそっけない返事に、笑いながら)二人で撮ったビデオですよね。

知事:笑いあり、感動あり、涙あり、尼崎閘門(あまがさきこうもん:通称“尼ロック”)を舞台に尼崎の色んな名所での撮影もPRして頂いて、心温まるロックな映画になったと思います。これから全国へ向けて兵庫県からも盛り上げていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。


amarock-500-1.jpg――先達て〈MOVIXあまがさき〉で開催された試写会での反響は?

知事:凄く良かったです!兵庫県の関係者や尼崎市の関係者など沢山の方々と一緒に見せて頂いたのですが、観終えてから皆さん口々に「いい映画だったねぇ」と仰ってましたので、皆さんの心に響いたのではないのでしょうか。


――関西出身の俳優陣ということもあり、関西弁がハートを直撃したと思いますが…?

知事::日常生活の場で繰り広げられる様々な出来事をテンポよく見せてくれたと思います。特に、ハラハラするようなドラマチックな展開をコメディー要素たっぷりに楽しませてくれて、とても面白かったですね。


amarock-500-6.jpg――江口のり子さんは姫路ご出身ということですが、尼崎弁との違いは?

江口:ざっくり関西弁で、ということでしたので、特に尼崎弁で演じていたというつもりはなかったですね。

知事:特有の言い回しがあって、例えば「どたまかち割ったろか」とか「しばきまけるぞ」とか(笑)

中条:「しばきまけるぞ」という言葉を使う人が周りに居ないので、これって本当に使われる言葉なのかと一度議論になったことはあります。それぐらい尼崎弁って強いってことなんですよね。


――関西弁の中でもいろんな違いがあって面白いですね。それでは、主演のお二人に知事から質問はございますか?

知事:観光大使というお立場から見た兵庫県のイメージは?

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中条:三和商店街で撮影させて頂いたのですが、フルーツ屋さんやキムチ屋さんから差し入れして頂いたりとか、撮影のために商店街を通行止めにさせてもらったりとか、色々ご協力して頂きました。リアルな街中で撮影できたことが、映画の中の温かみに繋がっていると思います。皆さんにはとても感謝しております。

尼崎の街も古き良き所もあったりしてとても綺麗な街でした。江口さんと鶴瓶さんの3人で定食屋さんへ行ったらとっても美味しいお食事を出して下さいました。神社で出会った清掃ボランティアの方が、「私がこの神社を守っていかなあかんねん」と仰ってて、尼崎の人々皆さんで「街を守っている!」という気持ちが強くて、それが温かみのある人情に繋がっているんだなと思いました。


――商店街の中では、劇中だけでなく実際にもいろんな方に声を掛けてもらっていたんですね?

中条:この映画は「家族」がテーマです。街全体でこの家族を見守ってくれているんだなぁと、人と人との距離の近さに温もりを感じました。


――江口さんは「尼ロック」を実際にご覧になった感想は?

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江口:「尼ロック」って初めて聞いたんですけど、尼崎の人も知らない人が結構いて、実際行ってみると思ったよりこじんまりしてて(笑)「ああ、これか…」という感じでした。正直、尼崎というと柄の悪いイメージでしたが、今回初めて行ってみたら、駅前はお花畑だし、ちっちゃい公園もいっぱいあるし、住みやすいし、めっちゃ綺麗ないい街だなぁと思いました。

――小学生のあの優子ちゃんの成長を育んだ街ですよねぇ。

知事:主人公の優子は一所懸命勉強して出世したのにリストラされて出戻ってきますが、それからの再起の様子がドラマチックですよね。


――尼崎城でデートするシーンがありましたが、尼崎城の印象は?

江口:めちゃめちゃ綺麗な所でした。

中条:私は映画でしか見ていませんが、尼崎城を初めて知りました。

――いろんな所でデートするシーンがありましたが、おススメのデートスポットは?

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江口:うどん屋さんです(と意外な回答)。すごく美味しかったんですよ。

知事:行ってみたいですね。

江口:(すかさず)行って下さい。

知事:尼崎のちゃんぽんしか知らなかったですね。

江口:ちゃんぽんですか!?1か月いたけど、ちゃんぽんは知らなかったです。

知事:姫路の焼きそばと同じくらい有名ですよ。

江口:是非、今度行ってみます!


――来年はいよいよ関西万博ですが?

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知事:会場は夢洲なんですが、兵庫県は万博会場の外でいろんなプログラムを提供させて頂こうかなと考えております。農業だったり地域の地場産業だったり街づくりだったり、現場をパビリオンにして2年前から「体験型のフィールド・パビリオン」というプログラムで準備中です。民間で活動しておられる200位の団体に手を挙げて頂いて、実はその中のひとつに「尼ロック」もあるんですよ。船で水路をクルージングして「尼ロック」も見学して、そこでよく獲れるようになった魚を食べたり、子ども食堂への提供などを体験して頂くプログラムです。そのタイミングで映画『あまろっく』が公開されるということで、とてもいいPRになっていると喜んでおります。


――それでは最後のご挨拶を。

江口:この映画は尼崎の街が隅から隅まで映っていますので、最初に尼崎の方や兵庫県の方に観てもらって喜んでもらうのが一番嬉しいことだと思っております。私自身、兵庫県で生まれて育ってきた大好きな場所なので、こうして兵庫県を舞台にした映画で来られてとても嬉しいです。映画のヒットと同時に、万博のイベントも大成功することを心から祈っております。

知事:ありがとうございます。

中条:尼崎の皆さんに協力して頂いて完成した映画ですので、尼崎の皆さんに喜んで頂けると嬉しいなと思います。これから全国の皆さんにも、人と人の繋がりや家族の良さを感じて頂けたらいいなと思っております。

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知事:素晴らしい映画ですので全国での大ヒットを願っております。是非来年のアカデミー賞を獲って頂きたいと思いますが…(微妙な表情の江口のりこと中条あやみ)そこで、私が独自に《兵庫県フィールド・パビリオン・アウォード》と題しまして、ここにオスカーならぬヒョスカー(兵庫県のトロフィーという意味で)・トロフィーを差し上げたいと思います。私が今朝30分かけて手作りしたトロフィーです。どうぞ!

江口:あれまぁ、段ボールでできてますよ~。

中条:究極のSDGsですね(笑)

知事:怒られるかなと思いましたが…(笑)

江口:いや、嬉しいです。ありがとうございます。

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(フォトセッションでは「ヒョスカー」を手に、はいポーズ!)


『あまろっく』

尼崎発、オール関西人による「生きとったらなんとかなる!」の応援歌♪


amarock-550.jpg巨大な閘門”尼ロック”によって水害から守られている街・尼崎。「俺は“尼ロック”やねん」と家でゴロゴロしてばかりの父親(松尾諭)と優しい母親(中村ゆり)に大切に育てられた優子は、何事にも真面目で優秀に育ち、上京して出世もするが、周囲に軋轢を生みリストラされてしまう。そんな娘・優子(江口のりこ)を「リストラおめでとう!」と、母亡きあとヤモメになっても「ええことも、悪いことも、楽しまにゃ損や!」が口癖の父親(笑福亭鶴瓶)が迎える。娘も実家でのんびりプータロー生活を送っていると、なんと父親が再婚するという。しかも相手は二十歳!?

若くて可愛い継母に戸惑いながらも、家族団らんを夢みるその健気さと一所懸命さに優子の気持ちも変化していくが……。


〈 尼崎を守る「尼ロック」とは?〉

兵庫県尼崎市にある尼崎閘門(あまがさきこうもん)。英語で閘門は Lock Gate(ロックゲート)であることから尼ロックという愛称で呼ばれる。 船舶が通航できる巨大な閘門で、尼崎市の「ゼロメートル地帯」に海水が流れ込むのを防いでいる。


■出演:江口のりこ 中条あやみ / 笑福亭鶴瓶
松尾諭 中村ゆり 中林大樹 駿河太郎 紅壱子 久保田磨希 浜村淳/後野夏陽 朝田淳弥 高畑淳子(特別出演) 佐川満男
■監督・原案・企画:中村和宏
■脚本:西井史子
■音楽:林ゆうき 山城ショウゴ
■主題歌:「アルカセ」ユニコーン Sony Music Labels Inc./ Ki/oon Music
■文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業)独立行政法人日本芸術文化振興会
■特別協賛:阪神電気鉄道株式会社 ■特別協力:兵庫県/尼崎市
■協賛:TC 神鋼不動産 中島商店 レンゴー
■製作:「あまろっく」製作委員会
■製作幹事:MBS ハピネットファントム・スタジオ
■制作プロダクション:MBS 企画
■配給:ハピネットファントム・スタジオ
©2024 映画「あまろっく」製作委員会
2024 年/日本/119 分/カラー/シネスコ/5.1ch/G
※本作の撮影は2023 年 3 月 24 日~4 月 30 日にかけて行われました。

■公式サイト: https://happinet-phantom.com/amalock/

2024年4月12日(金)~兵庫県先行公開、4月19日(金)~全国公開
 


(河田 真喜子)

 

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大変お世話になっております。幸せな人生を選ぶ決意の手紙を20万人以上がシェア。フランスから発信された感動の世界的ベストセラーが映画化! 『ぼくは君たちを憎まないことにした』が公開中。


本作は、家族3人で幸せに暮らしていたアントワーヌが、テロ発生から2週間の出来事を綴った世界的ベストセラー『ぼくは君たちを憎まないことにした』の映画化である。最愛の人を予想もしないタイミングで失った時、その事実をどう受け入れ、次の行動に出るのか。


bokunikumanai-550.jpg誰とも悲しみを共有できない苦しみと、これから続く育児への不安をはねのけるように、アントワーヌは手紙を書き始めた。妻の命を奪ったテロリストへの手紙は、息子と二人でも「今まで通りの生活を続ける」との決意表明であり、亡き妻への誓いのメッセージ。一晩で20万人以上がシェアし、新聞の一面を飾ったアントワーヌの「憎しみを贈らない」詩的な宣言は、動揺するパリの人々をクールダウンさせ、テロに屈しない団結力を芽生えさせていく。


たった一人の言葉が世の中の声を変えていく。ヒーロー視しない演出が人間の弱さと強さを浮き彫りに

 パリ中心部にあるコンサートホールのバタクラン。アメリカのバンド、イーグルス・オブ・ザ・デスメタルのライブ中に3人の男たちが1500人の観客に銃を乱射し、立てこもった。少し前には、パリ郊外のスタジアムで行われていたフランス対ドイツのサッカー親善試合や周辺のレストランで過激派組織「ISIL」の戦闘員が自爆テロを起こしていた。バタクランには、アントワーヌの妻、エレーヌと友人がいた。安否確認すらままならないカオスの中で、2日後に判明したのは、友人は生き延び、エレーヌは犠牲となった受け入れがたい事実だった。


bokunikumanai-500-2.jpgパリ同時多発テロから8年。憎しみの連鎖を断ち切る1つの答えがここにある!

ロシアのウクライナ侵攻やTVではパレスチナ、イスラエルのニュースが連日放送され、世界中で起こっている止められない“憎しみの連鎖”を目の当たりにし、気持ちがどうしても沈んでしまう昨今。本作も130人が犠牲となったパリ同時多発テロで、最愛の人を失った父と子を描く中で、主人公がテロリストに「憎しみを贈らない」と決意表明し、幸せに生きていくことを誓う。この決意に至るまではもちろん苦しみや悲しみにもがき苦しむ主人公たちの姿が描かれる。それでもアントワーヌと息子のメルヴィルは、それらを抱えて幸せに生きていくことでテロに負けないと心に決める。まさに本作は、憎しみの連鎖が蔓延る世界に生きる我々が観るべき強いメッセージを伝えてくれる。


11月13日でパリ同時多発テロから8年が経つ。憎しみや怒りを乗り越えていかないと終わらない“憎しみの連鎖”を断ち切るヒントを今作は教えてくれる。
 



天才子役のかわいい場面カット9枚も一挙解禁!


本作で映画評論家の町山智弘が「とんでもない天才が現れた」と大絶賛したのが、母親を失ったメルヴィルを演じたゾーエ・イオリオ。劇中のメルヴィルは1歳の男の子だが、ゾーエは女の子で撮影当時は3歳。監督はフランス、ドイツ、ベルギー、スイスでオーディションを行い、ゾーエを見つけたそうで、「初めて見た瞬間から、この子だ! と誰もが確信したのを覚えている。」と初対面で特別な子だと分かったという。「ゾーエは他の子たちとは違って、大人の俳優のようにシーンを理解して感情を表現したんだ。とても器用で賢くて、自分の考えを表現できる特別な3歳児だった」と振り返る。3歳児がそもそも演技をできることが驚きだが、ゾーエは母親の不在、失った哀しみ、父と過ごす幸せな時間など様々なシーンで類まれなる演技を披露し、観る者の心を揺さぶる。


解禁された場面カットも当時ゾーエが3歳ということを考えると、「とんでもない才能が現れた」という賛辞も決して大袈裟ではないことがわかるだろう