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2018年2月アーカイブ

manhunt-bu-550.jpgあの堂島川にも入った!? 福山雅治・桜庭ななみ『マンハント MANHUNT』大ヒット御礼舞台
(2018年2月18日(日)TOHOシネマズ梅田にて)
登壇者:福山雅治・桜庭ななみ



大阪ロケで始まり、大阪の舞台挨拶が最後となる。
ジョン・ウー監督の奇跡のアクション大作、日本列島を爆進中!

 

manhunt-bu-fukuyama-240-1.jpg2月9日(金)よりTOHOシネマズ梅田他にて全国絶賛公開中の映画『マンハント』(ギャガ配給作品)の大ヒット御礼舞台挨拶に、主演の福山雅治桜庭ななみが登壇。夏真っ盛りの暑い大阪でロケが始まったのは2年前。昨年秋の製作本国・中国で公開されてより、数々の舞台挨拶をこなしてきた二人。舞台挨拶最終地となる大阪の映画館に立ち、「ただいま!やっと完成しました。公開までが長かった~!大阪の皆さんと一緒に作った映画です。舞台挨拶も最後だと思うととても名残惜しい」という福山の感慨深そうな言葉に、殆ど福山ファンで埋め尽くされた会場は大歓声をあげた。


本作は、香港フィルムノアールの巨匠ジョン・ウー監督が、高倉健主演でも映画化された原作「君よ憤怒(ふんぬ)の河を渉れ」を、日本映画へのオーマジュを込めて再映画化したもの。『男たちの挽歌』シリーズやトム・クルーズ主演の『ミッション・インポッシブル』シリーズと、独自のアクションスタイルで世界中の映画ファンを熱狂させてきたジョン・ウー監督が、大阪を舞台に、チャン・ハンユー福山雅治のW主演で奇跡のサスペンス・アクション大作を完成させた。


manhunt-500-3.jpg正義を信じる大阪府警の刑事・矢村聡を演じた福山雅治と、殺人の罪を着せられた弁護士のドウ・チウを演じたチャン・ハンユーとの逃亡劇。警察からも暗殺者からも追われる二人を、矢村の部下で新人刑事の百田里香を演じた桜庭ななみがサポートする。桜庭は本作のために運転免許を取ったが、運転シーンはすべてカットされているらしい。それに対し福山が、「最初は4時間になると聞いて、二部作か~!? と驚きましたが、110分に収めるために編集でカットされる部分も多いという訳です。決してダメだからカットされた訳ではありません」と桜庭の努力が無駄ではなかったとフォローした。


manhunt-500-43.jpg福山自身も水上バイクの免許を取って、水の都・大阪の堂島川や大川でのバトルシーンに挑戦した。「あの濃い緑の川に入りました!」。本作の大きな見どころでもある水上バイクでのバトルシーンで、“あの川”に入ったというのだ。全カットをスタントマンで撮ったのだろうと思っていたので、意外や意外。「勿論、水質検査の結果を調べたら、大丈夫ということだったので…」。さすが福山、抜かりはない。次は船舶二級の免許を取って、ヨットの上で優雅にくつろぎたいが、「肌を焼くことはしません」。――49歳になっても若くてカッコ良い秘訣は、美肌を保つことにあったのかな?

 
manhunt-bu-sakuraba-240-1.jpg男気のある激しいアクションが作風のジョン・ウー監督について、桜庭は「ひとりひとりの俳優の意見を尊重してくれる優しい監督さんです。現場でペットのワンちゃんの写真を見て微笑んでおられましたよ」!? 福山も「元々素朴で穏やかな人」と証言しながら、「現場では“カット!”“OK”しか言わない」と真似ると、「似てる~!」と桜庭を驚かせた。


“ジョン・ウー監督らしい”と思った点については、「鳩ですよ、鳩!鳩と共演するのが夢でしたから!」と興奮気味に語り出す福山。「ハンユーと僕が対決してる時に、2人の間を鳩を飛ばせるんです。香港から呼び寄せた鳩師が鳩を両手でつかんで待機しているんですよ。どんだけ綺麗に飛んでくれるのか気になっていたので、完成品を観て、鳩と一緒に映ってることが本当に嬉しかったです」。ジョン・ウー監督作品を数多く観て来た映画ファンならではの感想だろう。


一方桜庭も監督について、「アクションは勿論カッコイイのですが、発想が素晴らしいですね。私が被害者の気持ちになってシンクロさせるシーンがあるのですが、意外なその演出方法に驚きました」。「突然やって来て、ムチャぶりさせるんですよ。でもそれに応えられた桜庭さんも素晴らしい」と、桜庭を褒める福山。観客と呼応するように語っては笑いや拍手が沸き起こる。ここでも共演者や観客への気遣いに抜かりはない。


manhunt-bu-fukuyama-240-2.jpg撮影時、エキストラ2000人にアイスを提供したという“伝説の福山アイス”については、大阪での撮影中はかなりの暑さだったようで、だんじりのシーンは2日の予定を1か月もかかってしまったとか。会場にはエキストラとして参加されたお客様も来られ、「その節は大変お世話になりました。製作者に成り代わりましてお礼申し上げます」と福山からの謝辞を延べられると、会場はわれんばかりの拍手と歓声が沸き起こった。桜庭はそのシーンでは3日間も現場で待機していたが、1回も出番もなく、福山から差し入れられたアイスだけを食べて帰ったという。


大阪ロケでの楽しい思い出は、「撮影は日中に行われたので、帰り「松屋」へ寄って牛サラとビール飲むのが楽しみでした」。福山雅治が庶民的な「松屋」通いをしていたとは!? 意外過ぎる話にびっくり。勿論、東京では行かないらしい、ロケ先限定とのことだ。


manhunt-bu-500-1.jpg最後に、最終舞台挨拶ということで、名残惜しい気持ちを胸に、「1日も長く皆様に愛されますように」と桜庭が述べると、「大阪あっての作品です。大阪の街が、人情が、人柄も映っています。今後世界中で観られる映画ですから、そんな作品に参加できたことを光栄に思っております」また、「確かに若干ツッコミたくなる部分もあると思います。たとえば斎藤工の出番が少ないとか…。ジョン・ウー監督が30~40億かけて日本でオールロケして撮った奇跡の大作です。末永く愛してやって下さい」。殆ど福山ファンで埋め尽くされた劇場は、終始大歓声と拍手が響いていた。

 
(河田 真喜子)


『マンハント』

【STORY】
manhunt-pos.jpg酒井社長(國村隼)率いる天神製薬の顧問弁護士であるドゥ・チウ(チャン・ハンユー)がパーティの翌朝、ベッドで目を覚ますと、社長秘書・希子の死体が横たわっていた。現場には自身の指紋が付いたナイフが置かれるなど、突如として殺人事件の被疑者となった彼は、何者かにハメられたことに気づき、その場から逃走。そんなドゥ・チウを大阪府警の敏腕刑事・矢村(福山雅治)は、新人の部下・里香とともに独自の捜査で追っていく。

カギとなるのは、天神製薬研究員だった婚約者を3年前に失った謎の美女・真由美(チー・ウェイ)。次々と警察の包囲網を潜り抜けていく被疑者に近づくほどに、この事件に違和感を覚え始め、次第に見解を変えていく矢村だったが、ついに真由美の実家である牧場にいるドゥ・チウを捕らえることに成功。だが、手錠をかけた彼とともに、女殺し屋・レイン(ハ・ジウォン)たちからの襲撃に立ち向かった矢村は、彼の無実を確信する。何者かによって捜査が妨害されるなか、身分や国籍を超えた“強く熱い絆”が芽生えた2人はともに手を組み、事件の真相に立ち向かうことを決意する。だが、そこには恐ろしくも、巨大な陰謀が待ち受けていた――。


監督:ジョン・ウー
主演:チャン・ハンユー、福山雅治、チー・ウェイ、ハ・ジウォン 友情出演:國村隼  
特別出演:竹中直人、倉田保昭、斎藤工 
共演:アンジェルス・ウー、桜庭ななみ、池内博之、TAO、トクナガクニハル、矢島健一、田中圭、ジョーナカムラ、吉沢悠
原作:西村寿行『君よ憤怒の河を渉れ』/徳間書店刊 および 株式会社KADOKAWAの同名映画

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高橋一生、子供の頃の夢は考古学者。共演したい俳優は「原西さん!」。『blank13』大阪舞台挨拶(18.2.17 大阪ステーションシティシネマ)
登壇者:高橋一生  
 
俳優の斎藤工が高橋一生を主演に迎え、「齊藤工」名義でメガホンを取った長編監督デビュー作、『blank13』が 2 月 24 日(土)から大阪ステーションシティシネマ他にて順次公開される。放送作家のはしもとこうじの実話を基にした家族の物語では、高橋一生演じるコウジが13 年前に突然失踪し、見つかったときはがんで余命3カ月だった父雅人の真の姿に辿り着くまでが、静かに描かれる。主人公の彼女役を松岡茉優、失踪した父親役をリリー・フランキー、母親役を神野三鈴が演じ、斎藤も主人公の兄役で出演。葬儀で父親の在りし日のエピソードを語る友人には、村上淳、川瀬陽太、佐藤二朗、くっきー(野生爆弾)ら個性派俳優や芸人が揃った。
 

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2月17日に大阪ステーションシティシネマで行われた舞台挨拶付き先行上映会では、6000人もの応募が寄せられ、453人が当選。大阪での初の単独舞台挨拶となった高橋一生は上下ホワイトのカジュアルスーツスタイルで登場し、満席の観客から大きな歓声が巻き起こった。

 
監督兼、高橋演じるコウジの兄役でも出演している斎藤工の監督ぶりについて聞かれると、「最初は助監督が用意スタートと言うけれど、カットは兄役の斎藤さんが現場で一呼吸置いてから言う感じ。まずこちらが演じてみせて、そこから演出をしていだくような作業でした」と現場の様子を披露。
 
 

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さらに台本をめくると「台詞を丸暗記しなくてもいい」と書かれたページがあり、役者に役作りをゆだねる自由度の幅が広かったことを明かした。そんな高橋が印象的だったのは家族のシーン。「家族の空気感やお兄ちゃん、お母さんとの距離感が測れ、コウジ像を作る助けになった」
 
コウジが弔問客の語りで亡き父の姿を知ることになる葬儀シーンは、出演者それぞれがアドリブを繰り広げる“何が起こるか分からない”現場だったそうで、「僕は喪主側で、アドリブをする訳ではないけれど、笑いをこらえることはありました。特に(野生爆弾の)くっきーさんは、コウジの立場に立てば『怖い人が来た!』と思いますよね」と、そのインパクトの強さを「だんとつ面白い、狂気!」と表現。この撮影が初対面だったというくっきーとのエピソードを聞かれると、「撮影の帰りにいきなり車を貸してほしいと言われました。足利で撮影、東京に帰るのに2時間かかるのに。正直に『ごめんなさい』と言いましたが、冗談だと分かって驚きました」。また、村上淳が棺を覗き込んで歯を抜こうとしたアドリブシーンでは、「斎藤さんの方を見て、何かあったら動くつもりでいました。お兄ちゃん、どうするって感じでした」とまさに息をのむような思いで見守っていたという。
 
 

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コウジが野球選手になるのが夢だったことから、子どもの頃の夢を聞かれた高橋は、「ピラミッドの中の通路に捨てられたバナナの皮がなかなか腐らないと小学校の頃何かで読み、ピラミッドへの興味から考古学者になりたかった。僕にとって吉村作治さんはヒーロー」と意外な一面を披露。さらに、今後共演したい俳優の話題になると、「原西さん!」と即答。「一日、劇場でずっとは原西さんを見続けていたい。大好き!いつか何らかの形でご一緒できれば」と熱烈ラブコールを送った。

 
フォトセッションの時、声援に手を振りながら応えていると「キャァー」と黄色い声が飛んだことに感動した高橋は、「ぼくもキャァーを言う側に回りたい!」と咄嗟に舞台を降りて最前列に座るアドリブも。観客の熱気も最高潮のうちに終わりの時間となった舞台挨拶。最後には、「映画を観終わった皆さんとこの時間を共有できて本当にうれしいです。僕達は映画を作り、その映画を観てもらうこの空間でなければできない時間を共有するのが映画館。この作品を観て、それぞれの中にひっかかりを持って帰ってもらったら、(僕が)お芝居をしていて一番うれしい瞬間です。この作品は皆さんの想像力を刺激する作品ですし、それを提示できたと自負しています。これからもそんな作品に出演していきたい。また観たかったら、(劇場に)来てください」と高橋が感激の面持ちで挨拶し、観客と心が一つになれるような温かい舞台挨拶が終了した。主人公の子供時代と2つの時代を行き来しながら綴る家族の物語。対照的な二つの葬儀から在りし日の人間関係を感じさせる演出も印象的だ。
(江口由美)
 

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<作品情報>

『Blank13』
(2017年 日本 1時間10分)
監督:齊藤工
出演:高橋一生、松岡茉優、斎藤工、神野三鈴、リリー・フランキー他
2 月 24 日(土)から大阪ステーションシティシネマ他にて順次公開
公式サイト → http://www.blank13.com/
(C) 2017「blank13」製作委員会
 
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日時:2 月 12 日(月・祝)12:40-13:10   会場  :TOHO シネマズ梅田   シアター②
ゲスト(敬称略):二階堂ふみ・吉沢亮・行定勲監督
 
岡崎京子の代表作「リバーズ・エッジ」の実写映画、且つ主演キャスト2人と人気監督の登壇ということで、今か今かと登場を待ちわびる観客の熱量と高揚感が感じられる満席の劇場。発売開始15分で即完売というだけあり、相当な期待感が伝わってくる。歓声と温かい拍手が鳴り響く中、満面の笑みを浮かべながら登壇したのは、本作で主演を演じた二階堂ふみ、吉沢亮、そして行定勲監督だ。この日二階堂は春めいた白いノースリーブのワンピース、今若者の間で人気絶頂の注目俳優・吉沢亮は  細身なスーツで登壇!今をときめくキャストの登場に、感極まり号泣するファンの姿や、絶叫する女の子たちの姿も見られ、大盛り上がりのスタートを切った。
 
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いよいよ今週末の 2 月 16 日に公開を控えた本作、二階堂は企画が立ち上がった当時はちょうど17歳の時だったそうで、6 年の時を経て公開を迎えるに当たり「いよいよ公開なんだなと。自分にとってとても特別な作品なので、沢山の方々に観て欲しい気持ちですが、少し寂しい様な色々感じるものがあります。」と映画に対する心情を吐露した。二階堂のコメントを受け吉沢は「(『リバーズ・エッジ』は)青春の話ではありますが、どの世代にも必ず“刺さる”ものがある作品。最近の邦画には無い感じの特別な映画なので、たくさんの人に届いて欲しいなと思います!」と、行定監督は「1997 年に出版された、あまりに伝説的な作品につき、映画化するにあたって本当に覚悟しました…。永遠に誰もが持っている気持ちを描いているので、今の若い子たちに観てもらいたいですし、観てくれた人に何か残れば良いな…。」とそれぞれ本作への想いを述べた。
 
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2日後にバレンタインデーが迫っている事もあり、MCからバレンタインデーの思い出を聞かれると,「(バレンタインデーが)明後日だという事に今日気づきました(笑)」と二階堂。加えて「高校生の時は本格的にチョコを作って好きな子にあげたりとかしてました。手作り派なので、カカオから取りに行きたい位でした…(笑)働く様になってからは買う様になったんですけど(笑)」と学生時代の思い出を笑顔で披露していた。また、吉沢の「小学6年生の頃から“友チョコ”が流行り出して…なのでチョコを交換している女 の子のところに自分から行って、“余ってるんだったらチョコ頂戴!”って10個くらい貰ってました(笑)」というエピソードに対して    は、すかさず「チョコ貰ってる奴はすぐこういう事言う!何言ってんだよな~(笑)俺なんか“(女の子に)チョコ嫌いだから”って言い張ってましたよ、本当は甘いものもチョコも好きなんですけどね!(笑)」と行定監督がコメント。会場は爆笑の渦に巻き込まれた。吉沢は「中学時代は死ぬ程モテましたけど、バレンタインデーに関しては何もないです!(チョコが)ないとは思いつつも、ソワソワして入ってないかな~って机の中とか探してました!!(笑)」と笑いながら否定し、またもや会場を沸かせた。
 
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また、大阪に来た際に行く場所は?という MCの問に対して、二階堂が「揚子江ラーメンに必ず食べに行きます!」と即答。この二階堂の意外な(?)返答にキャストと会場がびっくりする場面も見られた。最後に二階堂の「伝えたい事はたくさんあるのですが…シンプルに作品を感じて頂けたらと思います!」と本作と、岡崎京子さ  んの描いた原作に対する愛と尊敬の溢れるコメントを残し、大歓声と満足そうなお客様の笑顔で溢れる中、3人は大阪舞台挨拶を後にした。
 

『リバーズ・エッジ』
 
主演:二階堂ふみ、吉沢亮、上杉柊平、SUMIRE、土居志央梨、森川葵
監督:行定勲 脚本:瀬戸山美咲 原作:岡崎京子「リバーズ・エッジ」(宝島社)
主題歌:『アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)』小沢健二(ユニバーサル ミュージック)
2018 年/日本/カラー/118 分/5.1ch/スタンダード/日本語
<STORY>
若草ハルナ(二階堂ふみ)は、彼氏の観音崎(上杉柊平)が苛める山田(吉沢亮)を助けたことをきっかけに、夜の河原へ誘われ放置された<死体>を目にする。「こ れを見ると勇気が出るんだ」と言う山田に絶句するハルナ。さらに、宝物として死体の存在を共有しているという後輩でモデルのこずえ(SUMIRE)が現れ、3 人は決して恋愛には発展しない特異な友情で結ばれていく。 ゲイであることを隠し街では売春をする山田、そんな山田に過激な愛情を募らせるカンナ(森川葵)暴力の衝動を押さえられない観音崎、大量の食糧を口にしては吐くこずえ、観音崎と体の関係を重ねるハルナの友人ルミ(土居志央梨)。閉ざされた学校の淀んだ日常の中で、それぞれが爆発寸前の何かを膨らませていた。そうした彼らの愛憎や孤独に巻き込まれ、強くあろうとするハルナもまた、何物にも執着が持てない空虚さを抱えていた。そんなある日、ハルナは新しい死体を見つけたという報せを、山田から受ける…。
 
2月16日(金)より TOHO シネマズほか にて全国公開

<オフィシャルリリースより>
 

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関西弁にチャレンジの井浦新、聖地・大阪の観客を前に感動と緊張!『ニワトリ★スター』大阪完成披露舞台挨拶
(18.2.11@大阪カンファレンスセンター)
登壇者:かなた狼監督、井浦新、成田凌、紗羅マリー、シャック、マグナム弾吉
 
バイオレンスもエロもあるけれど、実はとてもロマンチック。役者が全てをさらけ出し、混沌の世界に一筋の希望を見出す物語を体現したバイオレンス・ラブ・ファンタジー『ニワトリ★スター』が、3月18日からヒューマントラストシネマ渋谷、3月24日からシネ・リーブル梅田、シネマート心斎橋、今春元町映画館、他全国順次公開される。
 
<ストーリー>
深夜のバーでアルバイトをしながら大麻を売買する草太(井浦新)と、自由奔放で破天荒な楽人(成田凌)は東京の片隅にあるギザギザアパートで同居しながら、きままに暮らしていた。楽人は覚せい剤中毒で6歳の息子を抱え、DVの恐怖におびえるかつてのバンド仲間、月海(紗羅マリー)と再会し、月海と彼女の息子を支えたいと願うようになる。街の不良たちを陰で操るヤクザの八田清(津田寛治)の陰謀を感じ、大麻売買から足を洗って実家の大阪に戻ることを決意した草太は、楽人と喧嘩別れをしてしまうが、東京に残った楽人は仕事欲しさに八田の元を訪れてしまい…。
 
前日の東京完成披露試写会に引き続き、撮影地でもある大阪で行われた完成披露試写会では、かなた狼監督、草太役の井浦新さん、楽人役の成田凌さん、楽人と深い縁を持つ月海役の紗羅マリーさん、バーのママ、中年ゲイカップル、菊役のシャックさん、熊役のマグナム弾吉さんが登壇。かなた監督の地元である大阪での初披露とあって、全編関西弁で挑んだ井浦は緊張の面持ち。かなた監督からキャストへの言葉には笑いあり、感動あり、そして涙あり。ここから羽ばたくという決意を込めた舞台挨拶となった。その内容をご紹介したい。
 

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■かなた監督が吹き込んだ台詞を2ヶ月かけて完コピした関西弁。(井浦)

井浦:この作品の生まれた場所で、皆さんに見ていただくのはうれしい気持ちと、少し緊張している気持ちもあります。普通の作品では言語指導が必ずありますが、狼組だから指導してほしいと言う訳にはいかない。その代わりに、「草太の台詞を全部監督の声で録音したデータを僕にください」とお願いし、2か月間24時間、ヘッドフォンで監督の声と共に過ごしました。睡眠学習のように、寝る前にイヤホンをして、監督の声を聴きながら寝たりするものだから、家族とも離れて寝ていましたね。現場でもちょっと音程がずれるとかなた監督からチェックが入ったのですが、撮影がはじまると自分では全く気にならなかったです。監督のほぼ完コピできたつもりなので、映画の関西弁がマズいのなら、それは監督の関西弁がオリジナルすぎるということです(笑)
 
かなた監督:僕が物語を書き始め、これを映画にすると伝えた時から、新は「わかりました」と言ったきり、ずっと待ち続けてくれました。関西弁を話すこと、世間が持つ井浦新の少しクールなイメージを一切封印するという大きな十字架を背負わせましたが、彼はやり遂げてくれた。新は決着をつけたいような関係、結局(この作品を一緒にやっても)決着はまだだけれど、遠い先にまたやるかもしれない。とにかく、この作品でまた(二人の新しい関係が)始まりました。

 

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■楽人を演じたというより、「2016年の夏をただ草太と一緒に生きた“良い思い出”」。(成田)

成田:2016年の夏をただ一緒に生きていただけなので、代表作と思える作品になっていると思うだけでなく、他の作品とは少し距離がある気がします。「ただ過ごした」ということにしたい。草太と楽人として過ごした、スタッフさんたちと一緒に過ごしたあの日々を「すごく良い思い出」という気分に収めておきたい。まだ作品を観ても、一切客観的に観ることができないし、初号を観た時にも、僕と新さんは一切目を合わさず一番遠い距離にいました。まだ誰とも感想を言い合えてないですね。
 
かなた監督:映画を作る時、最初は真っ裸の状態からはじまるので、逆に今は精神的に服を着てしまって、お互いにぎこちなさがある。凌は「楽人をやるのは俺しかいません!」と言い切り、この作品に全てを捧げ、僕らも現実かどうか分からない瞬間が多々ありました。この世ではないことを延々と話し、草太、楽人としてその期間を生きた。今、井浦新と成田凌が一緒にいるけれど、あの時の草太と楽人には二度と会えない。映画の中にはいたけれど、もうここにはいない。「あの夏」という言葉が僕達には相応しいのでしょう。

 

■撮影前、人生をさらけ出したワークショップがあったから、本当に辛いことを乗り越えられた。(紗羅)

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紗羅:何年も前に東京の代々木公園で5分会っただけの私に、いきなりかなた監督からインスタのメッセージで出演依頼をされました。すごく大きな気持ちを受け、とても難しい役でしたが、やってみようと決意。撮影前に凌君と私と監督の3人のワークショップでは、「凌と手を繋いで、見つめ合って、人生全てを語れ」と2時間密室で見つめ合いながら、親にも言えない悩みや人生で辛かったこと、嬉しかったこと全てをさらけ出しました。その上でこの作品に臨んだおかげで、「できないかも」と思う瞬間や、本当に辛いこともなぜか乗り越えられました。120%の力を出し切ることができたと思います。
 
かなた監督:役者とはすごく危険な仕事。違う人格になるし、全てがポジティブな人格ではないので、不安定な状態を保たなくてはならない。役者に「精神の世界の深いところに飛び込め」と言うのと同時に、何かあった時に救出に行くのも監督の仕事。ワークショップで心の深い悩みを一緒に聞いたので、本番で行き詰った時にも見えない関係性で声をかけることができる。だから、あの時聞いた話は、3人の秘密。この作品をやれば、絶対何かが変わったと思う。

 

■20年来の友人シャックと、30年来の友人マグナム弾吉の出演秘話

シャック:東京で10年以上役者活動をしていて、かなた監督の短編にも出演していました。10年前に映画を作る時は声をかけると言われていたけれど、音沙汰がなくて。でも「お前の役を作ったから」とオカマの菊という素晴らしい役をやらせていただいて、本当に感謝しています。
かなた監督:20年来の友達で、いろいろありました。愛してるよ!
マグナム:かなた監督とは30年来の友達。人生で大分弱っている時に監督へ電話すると、「映画を撮るけど、役があるから出てくれへんか」と。自信を取り戻すことができたので、これからもがんばっていきたいと思います。
 

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■色々なことをやり、彷徨い、やっと居場所を見つけた。(かなた監督)

かなた監督:46歳で初監督ですよ。色々なことをしてきたけれど、今振り返れば彷徨っていた。魂の置き場、居場所がやっと見つかったと思いました。映画作りは、俳優に精神的、肉体的にきつい役作りをしてもらったり、スタッフさん、出資してくださる方、ありとあらゆる方が関わってくださり、それらの努力、忍耐全てを僕が絞り上げ、作品に全て注ぐ。それを皆さんに観ていただく。それができた今、究極の言葉は心からの「ごめんなさい」と心からの「ありがとうございます」しか思い浮かばないんです。自分を支えてくれる家族、仲間、役者や他の人たちの家族の人たちもそうです。そういう皆さんに支えられて映画を作る覚悟が要りました。自分が誇れる人たちと一緒にやれたことで、自分を誇りに思える。今は、勲章をもらったつもりでいます。
 
 

■狭くなってきている表現の幅を、押し返したい。(かなた監督)

かなた監督:この作品は僕の10年間、必死でした。こういう映画を世に出すということはものすごいものを背負わないといけない。過激な作品、暴力な作品と言われもしますが、現実を見てください。現実の方がよほど恐ろしいことが起こっている。現実の方が麻痺していて、逆にコンプライアンスで映画の表現の幅が狭まってきている。だから僕はこういう作品で、狭くなってきている幅を押し返したい。日本には素晴らしい役者や、製作陣がいますので、世界に向けて新しい時代を示していく。僕らの世代は政治や宗教、教育のはざまで、何か役割があるのではないかと思っています。本当にありがとうございました。
(江口由美)
 

<作品情報>
『ニワトリ★スター』(2017年 日本 2時間15分)
監督:かなた狼
出演:井浦新、成田凌、紗羅マリー、阿部亮平、LiLiCo、津田寛治、奥田瑛二他
2018年3月17日(土)~ヒューマントラストシネマ渋谷、3月24日(土)~シネ・リーブル梅田、シネマート心斎橋、今春~元町映画館他全国順次公開
公式サイト⇒http://niwatoristar.com/
(C) 映画『ニワトリ★スター』製作委員会
 
 

omiokuri-s-550.jpg『おみおくり』主演の高島礼子・文音、そして、主題歌を歌った2VOICEによる記者会見

(2018年2月8日(木)朝日生命ホールにて)
ゲスト:高島令子、文音、2VOICE


亡くなられた人も、残された人も救いたい!
女性版“おくりびと”の感動作

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富山県氷見市を舞台に女性の納棺師の活躍を描いた『おみおくり』。妻子ある人とは知らず愛した人を亡くした悲しみを背負いながら生きている主人公・満島弥生(高島令子)と、両親の事故死のトラウマに苦しみながらも弟を励まし生きてきた河村亜衣(文音)。亡くなられた方に美しい死化粧を施し、残された方との心ゆくお別れができるよう取り計らう納棺師という職業を通じ、命の輝きや家族の愛情を感動的に描いた作品。


3月31日(土)からの大阪での公開を前に、全国でもいち早く完成披露試写会が行われました。主演の高島令子さんと文音さん、そして「YOU~120歳のラブソング」が主題歌に起用された2VOICEのおふたりが、試写会前の記者会見に応じて下さいました。詳細は下記の通りです。


――― 納棺師についてどう思われましたか?
高島:私は二十歳ぐらいの時に母を亡くしたのですが、その時には納棺師については知りませんでした。もっとクローズアップされてもいいのでは。この機会に是非知って頂きたい職業だと思います。遺族の選択肢として、亡くなった方をもっと手厚くおみおくり出来るのではないかと思いました。


――― 若くして納棺師に弟子入りするという役柄でしたが?
文音:難しい役でした。7つの葬儀に携わるのですが、悲しい場なのに、満島先生のように感情を隠して淡々と葬儀を執り行わなければなりません。家族の愛情あふれるおみおくりもあれば、そうでない場合もあります。どんな場合でも感情的にならず仕事に徹する職業は素敵だなと思いました。私は元々感情が出やすい方なので、特にそう思いました。

また、亡くなった方のお顔を復元する技術的なことも含めて、女性の納棺師の仕事はとても勉強になりました。


――― この役をオファーされた時のお気持ちは?
omiokuri-s-takashima-240-1.jpg高島:私が演じた満島の役は、不倫とは知らずに愛していた男性を亡くしています。結果的に不倫だったことを知って、他人の不幸の上に自分の幸せが成り立っていたことを悔い、その罪を背負いながら生きています。納棺師の仕事を通じて、人様が救われることによって自分も救われる……つぐないのような気持ちがあるのではないかと感じました。


――― 亡くなった方に向き合う高島さんの表情がとても慈悲深く感じられましたが?
高島:あまり感情を出してしまうとご遺族の悲しみを引きずるようで、ちょっと違うかなと思い、亡くなった方の想いを汲み取るような気持ちで演じました。


――― この難役について経験や参考にされたことはありますか?
高島:大切な人を亡くした経験はあります。納棺師の仕事は、亡くなってから火葬するまでを管理することですから、それらを任せられるような信頼できる人物でありたいと心掛けました。特に、若い人から「そうなりたい」と魅力的に見られるよう、辛い思いばかりでなく、やりがいを持って亡くなった人に接している姿を見せたかったのです。納棺師の仕事に関心を持って頂けたら嬉しいです。

文音:私は両親を交通事故で亡くし心に傷を持つ女性の役柄でした。勿論そんな経験はありません。そこで、私の出番はなかったのですが、事故のシーンの撮影に立ち会わせてもらいました。その現場を見て、自分の中に悲しみの感情をとり入れていったのです。


――― 主題歌について?
2VOICE: 「YOU~120歳のラブソング」は2016年に発表した曲ですが、伊藤秀裕監督の耳に届いて、今回使って頂きました。元々ラブソングとして作ったもので、聴く人によって様々な愛を感じとってもらえて本当に嬉しかったです。

映画はいろんな方が携わっておられますが、それぞれがこの歌に心を重ねて下さいました。初めての経験で、楽曲が独り歩きすることを改めて感じました。


omiokuri-s-ayane-240-1.jpg――― 完成した作品を観た感想は?
文音:女性が主役ということで嬉しく思いました。弟との関係性は、実際私には二人の弟がいますのでとてもやりやすかったです。家族とは普段から連絡し合っていて、メールなどでしょっちゅう炎上したりしています(笑)。この映画を通じて、両親を大切にしなければと思いました。是非両親にも観てほしいです。


――― 撮影中、文音さんに両親(長渕剛と志穂美悦子)を感じることはありましたか?
高島:実は、以前テレビドラマで共演した時に、文音ちゃんのご両親について知らずに、長渕剛さんのコンサートへ行ったんです。そしたらそこで、長渕剛さんと志穂美悦子さんに「娘をよろしくお願いします」と挨拶され、とても恐縮したことがありました。今回は、姉か親のような立場で共演させてもらいました。


――― 文音さんは役柄と違ってとても快活ですが、普段からこんな感じですか?
文音:そうです(笑)。高島令子さんがとても甘やかせて下さるので、現場では安心してリラックスしていました。テーマはシリアスですが、現場は和気あいあいとしてとても楽しかったです。


omiokuri-s-500-1.jpg――― 観客の皆様へのメッセージ。
2VOICE:生きる歓びと輝きを感じ取って頂きたい作品です。是非ご覧ください。

高島:このような作品は引きずることが多いのですが、音楽と作品がマッチしていて、希望を感じさせて温かい気持ちになれると思います。年齢。男女を問わず、多くの方にご覧頂きたいです。

文音:この作品を通じ、お葬式は、亡くなった人のためというより、故人を思い出して話をすることによっておみおくりの準備をする、残された者のためにあるように感じました。女性納棺師について知って頂くと同時に、お葬式について違った視点で見て頂く機会になればと思います。是非ご覧ください。


omiokuri-500-1.jpg『おみおくり』

【STORY】愛する人との悲しい過去を背負う女納棺師・満島弥生(高島礼子)。そこへ、子供の頃、両親を交通事故で亡くし、心に深い傷を抱えた亜衣(文音)が弟子入りを希望してやってくる。友人の家族の葬儀の場で満島弥生の納棺師としての仕事ぶりに衝撃を受けたのだった。生前のように遺体を修復し、遺族がきちんとお見送りができるように尽力する満島の姿は、トラウマを抱える亜衣の心に救いのようなものをもたらしていた。そして亜衣は、自分を見つめ直し、様々な「おみおくり」の現場に接しながら、心の闇から徐々に解き放たれてゆく。


■出演: 高島礼子文音 / 渡部秀 風谷南友 芳賀優里亜 井上奈々/藤田富 / 宮下順子 / 重盛さと美/加藤雅也(特別出演)
■原案及び納棺師監修:永井結子「今日のご遺体 女納棺師という仕事」(祥伝社黄金文庫刊)
■主題歌:「YOU~120歳のラブソング~」2Voice(フジパシフィックミュージック)
■脚本・監督:伊藤秀裕  プロデューサー:芳賀正光、佐藤敏宏 キャスティングプロデューサー:河野優 アソシエイトプロデューサー:間瀬頼彦 ロケーションコーディネーター:中村正一郎
■撮影協力:一般社団法人氷見市観光協会、富山県ロケーションオフィス、立山フィルムコミッション
■制作・配給:エクセレントフィルムズ 配給協力:トリプルアップ
(カラー/ビスタ/5.1ch/117分)
■ Ⓒ2018「おみおくり」製作委員会
■公式サイト:http://www.exf.info/omiokuri/

2018年3月17日(土)~富山県先行公開、3月24日(土)~有楽町スバル座、3月31日(土)~シネ・リーブル梅田 ほか全国順次公開


(河田 真喜子)

 

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リアル宇相吹・松坂桃李のマインドコントロールに、白石監督が驚愕のリアクション!『不能犯』大ヒット御礼舞台挨拶
(18.2.3 TOHOシネマズ梅田)
登壇者:松坂桃李、沢尻エリカ、白石晃士監督  
 
「愚かやねん、人間は――」が決め台詞。松坂桃李が絶対に立証不可能な方法でターゲットを殺す主人公・宇相吹正を演じて話題となっている白石晃士監督最新作の『不能犯』が、2月1日から絶賛公開中だ。宇相吹が唯一コントロールできない、正義感溢れる女刑事 多田友子役を沢尻エリカが演じる他、宇相吹に翻弄される人々に新田真剣佑、間宮祥太朗、テット・ワダ、菅谷哲也、岡崎紗絵、真野恵里菜、忍成修吾、水上剣星 水上京香、今野浩喜、堀田茜、芦名星、矢田亜希子、安田顕、小林稔侍という豪華キャストが出演する【立証不可能犯罪】スリラー・エンターテインメントになっている。
 
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2月3日節分の日にTOHOシネマズ梅田で行われた大ヒット御礼舞台挨拶では、松坂桃李、沢尻エリカ、白石晃士監督の3人が客席から豆まきをしながら登場。大喜びの観客に笑顔で応えながら、登壇した。
 

冒頭のあいさつで、白石監督は前日に尿路結石で救急搬送されたことを告白。「体の中の小さい豆を出させていただきました。誰かの体の中に…」とオカルト系作品に定評のある監督らしいコメントで笑いを誘った。

 
 
 
 

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2月1日に初日を迎えた感想を聞かれた松坂は「ようやく公開できたという感じでうれしい。本当に撮影期間より、番宣期間の方が長かった」と感慨深げに切り出し、「(バラエティーで)色々な芸人さんに可愛がってもらった。シソンヌという芸人さんと即興でコントを披露したり…。シソンヌさんにも感謝したいし、その番組の司会者、有吉さんにも愛を感じましたね」と、番宣を通じてのエピソードを語った。

 
 
 
 
 
 

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一方、オファーがあった時の感想を聞かれた沢尻は「脚本を読んで、すぐにその世界観に入っていけた。元々サスペンスやアクションが大好きで、今回は女性刑事でアクションのある役どころだったので、すぐにオファーを受けた」と振り返る一方、アクションシーンの撮影は「現場でアクションをすると、思った以上に難しくて体が動かない。こんなに大変なんだと思った」と、アクションシーンの洗礼を受けた模様。そんな沢尻の演技について、白石監督は「終盤、病院で走るシーンは、冒頭の短い走るシーンのテイクを重ねている時に痛めた足で、走りにくい靴にも関わらず、相当我慢してがんばってもらった」と語り、その女優魂を称えた。
 
 
 
ここで話は大阪の話題に。大阪で一番行きたい場所は?という問いに「(NHK朝ドラ『わろてんか』で共演の)兵動さんにフグを食べさせてもらったお店が、美味しかった~。お酒を飲んで、すべらない話をたくさんしてくれ、すごく贅沢な時間だった」(松坂)、「USJ大好きです。また行きたい」(沢尻)、「梅田食堂街にあるたこ焼屋、来るたびに食べてから仕事に向かう」(白石監督)。
 
 
 
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朝ドラの撮影で大阪に滞在していた松坂は大阪の人のエピソードとして、ドラマで共演の濱田岳から聞いた“上下真っ赤な下着姿で信号待ちしている40~50代の女性”の話を披露。大阪人はバラエティー豊かでノリがいいという“マインドコントロール”にかかっているのでは?と無理やりのフリから、「いきなり誰に〝バン!“と拳銃撃ちしても、必ず反応してくれる」と、本日のクライマックスへ。
 
事前に白石監督から様々なパターンの“撃たれ方”を演出された観客に向けて、松坂が「バーン!」と舞台上から仕草をすると、一番大きなリアクションをしたのはなんと隣の白石監督。舞台上に倒れ込み「ビックリした!」と、昨日の体調不良を感じさせないハイテンションで、松坂も沢尻もビックリ。観客を巻き込んでのマインドコントロールの成功ぶりに、「大阪の人は本当にやさしい!」と松坂も感謝しきりだった。
 
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ホラー顔で変幻自在の白石監督に刺激され、満面の笑顔でフォトセッションを行った松坂と沢尻。最後に「宇相吹というキャラクターが何を目指そうとしていたのか、思い描いてほしい」(白石監督)、「すごく思い出になった作品。また一人でも多くの人に観てほしい」(沢尻)、「東京の人では思いつかないような忌憚なき感想をぜひSNSにあげて!」(松坂)と挨拶。盛りだくさんの舞台挨拶を締めくくった。
 
 
明るい舞台挨拶とは裏腹に、攻略できない難敵、宇相吹が醸し出すダークな雰囲気が覆う『不能犯』。宇相吹を演じる松坂、そしてアクションにチャレンジした沢尻と、それぞれの新しい魅力を発見できる作品だ。
(江口由美)
 

 
<作品情報>
『不能犯』
(2018年 日本 1時間46分)
監督:白石晃士 
原作:『不能犯』(集英社「グランドジャンプ」連載 原作:宮月新/画:神崎裕也)
脚本:山岡潤平、白石晃士
出演:松坂桃李 沢尻エリカ 新田真剣佑 間宮祥太朗 テット・ワダ 菅谷哲也 岡崎紗絵 真野恵里菜 忍成修吾 水上剣星 水上京香 今野浩喜 堀田茜 芦名星 矢田亜希子 安田顕 小林稔侍
主題歌:GLIM SPANLY「愚か者たち」(UNIVERSAL MUSIC)
配給:ショウゲート
公式サイト → http://funohan.jp/
©宮月新・神崎裕也/集英社 2018「不能犯」製作委員会 
 
 

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『マンハント』完成報告会 あべのハルカス展望フロア 
2018年1月31日(水) 17:40~


manhunt-pos.jpg日本映画を愛してやまないジョン・ウー監督が3か月以上に及ぶ日本オールロケを敢行!
故・高倉健主演の伝説的名作『君よ憤怒の河を渉れ』(76)の再映画化に挑んだ!
二丁拳銃アクション、白い鳩、スローモーションとカット割り…確立されたアクション流儀はそのままに、W主演の福山雅治、チャン・ハンユーの他、チー・ウェイ、ハ・ジウォンなどアジア各国から、そして日本からも國村隼、竹中直人、倉田保昭、桜庭ななみ、斎藤工など実力派俳優が集結し、スクリーン上で躍動する。
今40年の時を経て、ウー監督により進化を遂げて甦る、衝撃と圧巻のサスペンス・アクション超大作、いよいよ日本上陸!


 


2月9日(金)の公開を前に、ジョン・ウー監督が松井大阪府知事と吉村大阪市長と共に、あべのハルカスでのイベントに参加。その模様を下記に紹介いたします。


松井大阪府知事:まずジョン・ウー監督に心よりお礼を申し上げたいと思います。大阪を舞台に、世界に大阪の景色を発信できる素晴らしい映画を作っていただきましたこと、大変感謝いたします。

私も観ましたが、スリルとサスペンスがあって、本当にドキドキしながらあっという間に最後まで見ました。この作品が日本で公開されることを大勢の日本の皆さんも楽しみにしていると思います。これからも、我々も出来る限りのサポートをさせていただきます。

また大阪の景色が取り上げられる・大阪でロケをしていただける映画をまた作ってください。よろしくお願いします。


ジョン・ウー監督:感謝の気持ちでまた大阪の地に戻って参りました。そして松井知事や吉村市長にも感謝申し上げたいと思います。撮影期間中は多大なるサポートをしていただきまして、心から感謝申し上げます。

ロケで大阪に来た時、大阪(の街)は美しいだけでなく、大阪の方々は人情があって、優しく、隣人を大切にする所が印象的でした。ストーリーやキャラクターに関しても大阪風にアレンジし、主演の福山さんにも大阪人として演じてくださいと注文したほどです。

正義感があって、親しみやすく、しかも人情、友情を大切にする大阪の方の印象をこの映画の中に盛り込みました。本当に感動の連続でした。

大阪は国際的な大都市(という側面)だけではなく、魅力に満ちております。このあべのハルカスにてスケールの大きなシーンを撮っただけでなく、大阪の方々にエキストラで出演していただきました。しかもみなさんボランティアで出演してくださったことに感謝します。

また地元の鉄道会社にいろんな便宜を図っていただいたことにも感謝申し上げます。あべのハルカスの他にも上本町や、水上バイクのシーンを川で撮らせていただきました。ありがとうございました。


吉村大阪市長:私も映画を拝見しました。あべのハルカスのシーンも水上バイクのシーンも「大阪ってこんなに綺麗やったかな!」と思うくらい、そのぐらい印象に残っています。

あべのハルカスのシーンも水上バイクのシーンも、大阪の行政で(大阪を)世界に広げることに使わせていただきたいくらい素晴らしいシーンでした。

水上バイクのアクションシーンは固唾をのむようなシーンで、あのようなことができるんだな、と感激しました。多くの日本の皆さんや世界のみなさんに大阪を発信できる素晴らしい機会いをいただいたことに感謝申し上げたいと思います。


ジョン・ウー:水上バイクのシーンは大阪ならではの「活力」や「エネルギッシュ」を表現できたと思います。改めて撮影許可をしてくださったことに感謝いたします。

水上バイクのシーンはこの映画の魅力の一つです。おそらく桜満開のシーンも川以上に美しいと思うので、また機会があったら四季折々の大阪を表現できたらと思います。


【ジョン・ウー監督から大阪の皆さんへメッセージ】
大阪のみなさん、無事にこの映画が完成できたことはみなさんのご協力のおかげです。

撮影期間中はご迷惑やご不便をおかけしたと思いますが、こうやって大阪の美しい所や魅力のある所をこの映画の中で表現できたことは大変良かったと思います。

この映画で大阪を世界にアピールしたいと思っておりますし、大阪で撮影したことも自分にとって一生忘れがたい経験となりました。ありがとうございました。


【STORY】

真実を、狩れ。運命を、撃て。

manhunt-500-1.jpgのサムネイル画像酒井社長(國村隼)率いる天神製薬の顧問弁護士であるドゥ・チウ(チャン・ハンユー)がパーティの翌朝、ベッドで目を覚ますと、社長秘書・希子の死体が横たわっていた。現場には自身の指紋が付いたナイフが置かれるなど、突如として殺人事件の被疑者となった彼は、何者かにハメられたことに気づき、その場から逃走。そんなドゥ・チウを大阪府警の敏腕刑事・矢村(福山雅治)は、新人の部下・里香とともに独自の捜査で追っていく。


manhunt-500-2.jpgカギとなるのは、天神製薬研究員だった婚約者を3年前に失った謎の美女・真由美(チー・ウェイ)。次々と警察の包囲網を潜り抜けていく被疑者に近づくほどに、この事件に違和感を覚え始め、次第に見解を変えていく矢村だったが、ついに真由美の実家である牧場にいるドゥ・チウを捕らえることに成功。だが、手錠をかけた彼とともに、女殺し屋・レイン(ハ・ジウォン)たちからの襲撃に立ち向かった矢村は、彼の無実を確信する。何者かによって捜査が妨害されるなか、身分や国籍を超えた“強く熱い絆”が芽生えた2人はともに手を組み、事件の真相に立ち向かうことを決意する。だが、そこには恐ろしくも、巨大な陰謀が待ち受けていた――。


■監督:ジョン・ウー
■CAST:チャン・ハンユー/福山雅治/チー・ウェイ/ハ・ジウォン/友情出演:國村隼 特別出演/竹中直人/倉田保昭/斎藤工/共演:アンジェルス・ウー/桜庭ななみ/池内博之/TAO/トクナガクニハル/矢島健一/田中圭/ジョーナカムラ/吉沢悠
■2017年 中国 110分 ギャガ
公式サイト⇒ http://gaga.ne.jp/manhunt/
■© 2017 Media Asia Film Production Limited All Rights Reserved.

■ 2018年2月9日(金)全国ロードショー


 (オフィシャル・レポートより) 

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『麦子さんと』『ヒメアノ~ル』の吉田恵輔監督による究極の兄弟姉妹映画『犬猿』が、2月10日(土)からテアトル新宿、テアトル梅田、なんばパークスシネマ、シネ・リーブル神戸、京都シネマ他で全国ロードショーされる。
性格や容姿が真逆の兄弟姉妹のガチンコバトルをパワフルに描く本作。刑務所から出所したばかりの凶暴な兄(新井浩文)と親の借金を返しながら地道に働く真面目な弟(窪田正孝)。容姿は悪いが家業の印刷所を切り盛りするしっかり者の姉(江上敬子)とグラビア系の仕事をしながら、姉の元で働く美人だけど要領が悪い妹(筧美和子)。それぞれの対立だけでなく、兄弟と姉妹が出会うことで起こる化学反応と、お互いの本音が爆発するまでを丁寧に描写。クライマックスの爆発ぶりも必見だ。
 
テンポの良い会話にのせて、兄弟姉妹のあらゆる感情を引っ張り出した本作の吉田恵輔監督に、お話を伺った。
※吉田監督の「吉」は「つちよし」です。
 

 


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■脚本を書く時は、自身の実体験とはかけ離れた設定に

―――兄弟、姉妹ががっぷり四つに組んでの物語は非常に迫力がありました。構想のきっかけは?
兄弟や姉妹の話は前から作りたいと思っていましたが、面白い作品がたくさんあるので、企画としては弱い。でも、兄弟と姉妹が合体したものはないなと思いつくと、プロデューサーの喜びそうな顔が目に浮かんで、お金が集まりそうだぞと(笑)。その方が、話も広がっていいかのではというところからスタートしました。 
 
―――兄弟姉妹の物語で『犬猿』というタイトルは強烈なインパクトですね。

 

最初僕が出したのは別のタイトルだったのですが、こむずかしいフランス映画みたいだと却下されて(笑)。もう少しキャッチ―な、『犬猿の仲』みたいな、いっそのこと『犬猿』でいいんじゃないと。プロデューサーのアイデアですね。
 
―――監督自身の体験も反映されているのですか?
姉がいますが、そんなに話をしなかったので特に反映している訳ではありません。僕の場合、物語の設定は実体験とかけ離れている場合が多いです。例えば初期作品は童貞ものが多いのですが、僕は高校生の時から色々な女の子に声をかける方だった。どちらかと言えば、本作の卓司のような不良文化で育ってきたので、僕にまともな弟がいたら、嫌な思いをしていたでしょう(笑)オタクとかアイドル文化、アニメ、ゲームも大人になってから勉強しました。 
 
―――姉妹の方は、一つ屋根の下で暮らし、住居兼工場という自営の印刷工場で働いている設定が効いています。その狙いは?

 

やっぱり狭い方がイヤじゃないですか?狭くてもクリーンなオフィスならまだしも、狭くて逃げ場がないような空気感や、絵作り的にも印刷工場の雰囲気が合っていました。薬品の臭いが漂いそうな感じですね。ネイルとか美容に構っている必要性がない場所、若い従業員がいない場所なのに、妹の真子はネイルをしている訳です。
 
―――姉の由利亜を演じるお笑いコンビ「ニッチェ」の江上敬子さんは、藤山直美を彷彿とさせる雰囲気がありますが、現場ではいかがでしたか?
実際に藤山直美さんに似ていると言われることもよくあるそうです。彼女は演技のスイッチの入り方に天性の才能を感じますね。
 
 
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■実力派男性陣×フレッシュ女性陣の演出について

―――役作りに関しては、役者に委ねる部分が多かったですか?
特に男性陣は委ねるというより、脚本に書いてあることを読めば自然にできるし、演じたら正解を出してくれる。スタート、カットは言うけれど、何もしないという感じですね。その分、女性陣は頑張って引き上げていきました。大体いつもそうですが、演技初心者を引き上げながら、周りの先輩にフォローしてもらうという組み合わせにしています。男性陣は演技の強度の調整はあっても、NGを出すことはなかったですね。
 
―――後半、病院の屋上で4人が並んで語らっているシーンは、他のシーンとは違う空気感がありました。
あのシーンだけは脚本に台詞がなかった。「和やかにしゃべる4人」とだけ書いて、エチュードにしたんです。立ち位置を変えずに、自由にしゃべっていい。でもそれぞれのキャラクターとして話すことと、2カットで撮ることを伝えました。江上さんはとても勘が良くて、両方の編集点が繋がるように動いてくれ、さすがだなと感心しました。

 

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■欲望のさらけ出し方に同じ匂いを感じるキム・ギドク監督と、影響を受けることができなかった塚本晋也監督

―――ちなみに、好きな映画監督は?
キム・ギドク監督が好きですね。僕の作品は会話がメチャクチャ多いけれど、キム・ギドク監督の作品は一言もしゃべらなかったり。僕と真逆のことをするけれど、欲望のさらけ出し方に、スケベなおじさんの同じ匂いを感じるんですよ。アプローチの違う同種かな。
 
 
―――監督は若い頃、塚本監督の照明部で経験を積まれていますが、塚本監督からは影響をうけたのですか?
影響を受けたかったけれど、受けることができなかった。10年以上照明部をやりましたし、自主映画を作っているときも塚本監督に憧れていたので、塚本監督の作品っぽいものを作りたかったのですが、ニセモノ感がハンパじゃないんです。塚本監督の作品は本物だけが出せる味です。近くで見れば見るほど、「これは、この人にしか出せない」と思ってしまう。憧れと自分に向いているものとは違うので、自分に向いているものをきちんと見て、作るようになりましたね。
 
―――「影響を受けたかったけれど、受けることができなかった」という意味がよく分かりました。
僕はよく変わり者のように言われるのですが、10年以上映画病のような人が目の前にいたので、自分としてはむしろビジネスライクというか、“上手くやっている人”という感覚です。それぐらい、塚本監督は修羅というか、狂気すら感じる方です。最近の容姿は仙人のようになられていますが。
 

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■何かの“欲”を描きたい

―――次はどんな題材を撮りたいですか?
題材というよりは、感情ですね。例えば自己愛とか、自己顕示欲に囚われるとか、“欲”が結構好きなんです。それぞれ皆の中に自己顕示欲は眠っているのに、それがないように装うのが日本人の特徴でしょ?それを謙遜と呼ぶのだけれど、謙遜は、実は白々しい。「若いですよね」と言われて、「いえ、全然~」と返しながら、もっと言ってと思うとか。見た目の若さが自慢だとか、何かの欲望や感情を描いていきたいですね。
 
―――最後に、メッセージをお願いします。
誰に感情移入するのかは、皆さんの生き方によって違ってくると思うので、逆に言えば、どんなメッセージ感じたか見た人には教えてもらいたいですね。
(江口由美)
 
 
 
 

 
<作品情報>
『犬猿』(2017年 日本 1時間43分)
監督・脚本:吉田恵輔
出演:窪田正孝、新井浩文、江上敬子、筧美和子他
2月10日(土)~テアトル新宿、テアトル梅田、なんばパークスシネマ、シネ・リーブル神戸、京都シネマ他全国ロードショー
公式サイト⇒http://kenen-movie.jp/ (C) 2018『犬猿』製作委員会