レポートインタビュー、記者会見、舞台挨拶、キャンペーンのレポートをお届けします。

2022年7月アーカイブ

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2022年7月30日(土)@シネマート心斎橋

ゲスト:バンジョン・ピサンタナクーン監督、サワニー・ウトーンマ(祈祷師・二ム役)、ナリルヤ・グルモンコルペチ(ミン役)




ただ恐怖を煽るだけの映画ではない。

日本人も共感する精霊信仰に潜む恐怖をドキュメンタリータッチで肉迫!

 

タイ東北部のイサーン地方に残る精霊信仰、代々女性が継承してきた〈女神バヤンの巫女〉について取材中だった撮影隊が偶然に捉えた最恐の悪霊憑依現象は、観る者をトラウマ級の恐怖に陥れる!

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取材対象の祈祷師ニムは、撮影隊を引き連れ姉ノイの夫の葬儀に参列し、ノイの娘ミンの異変に気付く。ノイは自分が継承するはずだった〈女神バヤンの巫女〉をニムに押し付け、呪われた家系の男と結婚していたのだ。撮影隊は〈女神バヤンの巫女〉の継承シーンを撮れるかもしれないと期待して、今度はミンを対象に撮影を進めていくと……。


ドキュメンタリー撮影から始まる物語は、万物に宿る精霊を信仰している人々の暮らしや、〈女神バヤンの巫女〉の使命などを映像に収めながら、祈祷師ニムの親族に起こる怪奇現象を実録ものとして描写していく。そのリアルさにグイグイ引き寄せられ、最後は逃れようのない想像を絶する恐怖に突き落とされる。


megaminokeishou-sub-500-1.jpg本作の原案・プロデュースを『チェイサー』(08)、『哭声/コクソン』(16)で、正に脳裏に刻み込まれるような恐怖でその名を轟かせた韓国映画界が誇るナ・ホンジンが務め、『心霊写真』や『愛しのゴースト』『アンニョン!君の名は』で日本でもお馴染みのバンジョン・ピサンタナクーンが監督しているというから、ただ恐怖を煽るだけの映画ではないことは確か。今年の夏、逃れられないホラー体験ができること間違いない!


『女神の継承』は7月29日(金)より全国公開され、30日(土)には大阪・シネマート心斎橋でも舞台挨拶が開催された。タイからバンジョン・ピサンタナクーン監督と、最恐の悪霊に憑りつかれたミンを救おうと奮闘する霊媒師・二ム役のサワニー・ウトーンマさんと、狂暴になったり豹変したりする美しい娘・ミンを体当たりで熱演したナリルヤ・グルモンコルペチさんが来阪し、ヒット公開に期待を込めて挨拶した。
 


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(観客と一緒に、はい、ポーズ!)

――最初のご挨拶。

サワニー:こんばんは~♪ ニム役のサワニー・ウトーンマです。

ナリルヤ:(日本語で)初めまして。皆さんに会えて本当に嬉しいです。『女神の継承』をよろしくお願いします。

監督:大阪には何度も来たことがあります。いつもは大阪アジアン映画祭で上映されているのですが、日本でのロードショー公開は初めてなのでとてもドキドキしています。大阪の皆様に気に入って頂いて、是非クチコミで拡めて頂きたいと思います。


*監督のたってのご希望で、観客から質問を受けることに――。

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Q1.次回作はどんな作品ですか?ホラーを撮るとしたらどんなホラーになるのですか?

監督:今いくつかの作品が同時進行中なんですが、まだ言えません。


Q2.タイでは精霊文化が根付いていると聞きましたが、この映画はどんなところに着想を得て作られたのですか?

監督:今回の映画は非常に珍しいケースなんですが、韓国のナ・ホンジンさんが最初は韓国で映画を作ろうとしていたのですが、他の国で撮ったら面白いかなと思われて、元々知り合いだった私に声を掛けて下さったんです。タイの祈祷師がテーマなんですが、私自身全く知らなかったので、時間をかけてリサーチをしました。祈祷師や精霊信仰などについて知らないことが多く、調べながらとてもワクワクしました。


Q3.ドキュメンタリータッチの映画でしたが、演じる上で難しかったことは?

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サワニー:第一に大変だったのは自分のニムの役を丁度いいさじ加減で演じることでした。撮影の前のワークショップで役の理解を深めていきました。ただし、その時にどのように演じるかはきっちりとは決めていなかったのです。撮影現場で監督から「これはやり過ぎだから」とか「これはちょっと足りないので」とい風に常に役者と一緒に考えてくれて素晴らしい監督だと思いました。

ナリルヤ:今回ドキュメンタリー風の作品ということで、その役を演じているのですが演じてないようにするのが難しかったです。その土地で生まれ育ったように演じました。脚本には「こういうことをする」とは書いてあったのですが、セリフが書いてなかったので、大体が即興の演技でした。


Q4.(タイの人からタイ語で質問が)韓国から始まった企画ということで、それをタイの文化に置き替えなければならなかったと思いますが、その難しさは?

監督:最初プロットを見た時は韓国版でしたので自分の知らないことだらけでした。でも、タイでリサーチを始めてみると、意外と韓国とタイは似ている部分も多いなと思いました。例えば、祈祷師の代替わりになる時にひどい病になって耐えられない程の症状が出るというのが似ていて、それが面白かったです。それと、あらゆるものに精霊は宿るという新しい視点はタイらしいと思いました。


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(舞台挨拶後、サイン会の応じるゲストたち)

Q5.映画製作時に、世界に見せるというインターナショナルの視点はありましたか?

監督:ナ・ホンジンさんと私の名前があるということで、最初から世界で公開されることは分かっていましたが、製作時はそのことは一切に気にしませんでした。いかにタイらしさを表現するかを意識して作りました。ですが、ナ・ホンジンさんから世界の観客の視点で作るようにとアドバイスされ、結局数か国で公開されることになりました。


Q6.劇中の車の後ろに張られた「この車は赤い」というステッカーを祈祷師のおじさんが見て意味深な顔をしていましたが、どういう意味があったのでしょうか?

監督:タイ人の迷信で、厄除けみたいなものです。これが最後の儀式に繋がっていくのですが、説明はこれぐらいにしておきます。今のような質問を受けることが、私やナ・ホンジンさんが目標としていたことが達成されたと思います。観客が自分と繋がることを見つけて色々と疑問に思う、だからこそはっきり書かないで、色々考えて楽しんでもらい議論してもらうことを意図しているからです。ネットのいろんな掲示板を見たのですが、アメリカに殆ど言い当てている人がいて、全員が解っている訳ではないのですが、とても驚きました。

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――最後のご挨拶。

サワニー:(日本語で)「私は生きてる!」(笑)

ナリルヤ:サワニーさんが、さっき入口で一所懸命練習していた一言です(笑)。

この映画を応援して下さって本当にありがとうございます。出演者としてとても元気をもらいました。これから先もタイ映画をよろしくお願いします。ありがとうございます。

監督:私の映画は他のアジアの国では公開されているのですが、日本で中々公開されなくて、とても緊張しています。気に入って頂けたら是非クチコミで拡げて頂いて、これからもタイ映画が公開されるよう応援して下さい。よろしくお願いします。

 



megaminokeishou-main-500-1.jpg.jpeg祈祷師役のサワニー・ウトーンマは舞台を中心に活躍されているベテランの女優だが、本作ではドキュメンタリータッチということで、抑えた演技で田舎のおばちゃんを自然体で魅せている。

一方、ナリルヤ・グルモンコルペチは弱冠20歳(撮影当時)でこの難役に体当たりで挑んでいるが、その思い切りの良さは鋭い感性の賜物だろうと思わせるほど。

他にミンの母親・ノイ役のシラニ・ヤンキッティカンも、悪霊から娘を守ろうとする必死さを全身で表現していた。精霊信仰を大切に守る人々の静かなるシーンから始まり、次第に人間の内奥を破壊していく悪霊がエスカレートしていく。その吸引力たるや、この恐怖から逃れられなくなるようだ。
 


『女神の継承』

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原題:The Medium  2021年 タイ・韓国合作 2時間11分 R18+
原案・プロデュース:ナ・ホンジン(『チェイサー』『哭声/コクソン』)
監督:バンジョン・ピサンタナクーン(『アンニョン!君の名は』『一日だけの恋人』)
キャスト:サワニー・ウトーンマ、ナリルヤ・グルモンコルペチ、シラニ・ヤンキッティカン
配給:シンカ  提供:シンカ、エスピーオー
後援:タイ国政府観光庁  協力:OSOREZONE
公式サイト:https://synca.jp/megami/
© 2021 SHOWBOX AND NORTHERN CROSS ALL RIGHTS RESERVED.

2022年7月29日(金)~シネマート心斎橋、シネ・リーブル梅田、T・ジョイ京都、アップリンク京都、シネ・リーブル神戸 他全国ロードショー


(河田 真喜子)

 


巨匠、スティーヴン・スピルバーグが“恐竜”に命をふきこみ、誰も観た事がなかったリアルでスリリングな映像体験に世界中の人々が心を躍らせ、映画史に偉大な足跡を残した『ジュラシック・パーク』、そして『ジュラシック・ワールド』シリーズ。累計 5000 億円以上の世界興行収入を記録しているこの『ジュラシック』シリーズに関して、全世界待望のシリーズ最新作にして完結編となる『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』が 7 月 29 日(金)に日本公開いたします!


前作に引き続き、主人公オーウェン役にクリス・プラット、そしてヒロインのクレア役にはブライス・ダラス・ハワードが続投!そして『ジュラシック・パーク』シリーズで活躍したサム・ニール演じるアラン・グラント博士ローラ・ダーン演じるエリー・サトラー博士、前作でカムバックしたジェフ・ゴールドブラム演じるイアン・マルコム博士といったレジェンドキャラクター達も登場し、さらには新キャラクター&新恐竜達の登場も明らかに!大ヒットシリーズの最終章を飾るに相応しい、スケール感、映像技術、そしてエンターテインメント性など全てにおいてフルスケールアップを果たした本作の続報に是非ご期待ください!
 


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日時:2022年7月28日(木)11:50~12:20

場所:TOHO シネマズ六本木ヒルズ スクリーン7 (港区六本木 6-10-2 六本木ヒルズけやき坂コンプレックス)

登壇者(敬称略):ブライス・ダラス・ハワード、ディワンダ・ワイズ、コリン・トレボロウ監督、クリス・プラット(リモート出演) 【日本語吹き替えキャスト】 玉木宏、伊藤沙莉、満島真之介



遂に「ジュラシック」シリーズのフィナーレを飾る『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』の公開に先駆けて、本作のヒロイン・クレアを演じたブライス・ダラス・ハワード、ケイラ役のディワンダ・ワイズ、メガホンを執ったコリン・トレボロウ監督が来日!プレミア試写会が実施され、ブライス、ディワンダ、トレボロウ監督、そして日本語吹替を担当した玉木宏(オーウェン役)と満島新之助(フランクリン役)とともに大きな拍手に迎えられて観客の前に登場!


juraworld-bu-500-1.jpgマスコミ向けのサウンドバイツと記者会見を終えたばかりの豪華キャスト陣が集結した会場に集まった観客の前に、サプライズとして主人公・オーウェン役のクリス・プラットがリモートで駆け付け、スクリーンにクリスの姿が映し出されると会場のボルテージはマックスに!クリスは「秘密がとうとうばれてしまいましたね、今作の T-レックスは僕なんです(笑)。このサイズでドカドカと劇場の中に入ってバクバクと頂きたいと言うのは冗談ですが、本日はイベントに参加してくださってありがとうございます」とスクリーンに大きく映し出された自身に対してのジョークを交えながら、「日本の皆さんは私たちの友人でもあり、ファンでもあります。心から愛しています」ご挨拶。


juraworld-kishakaiken-240-1.jpgそして、いよいよ公開となる本作を一足早く鑑賞する観客に向けて「30 年間の集大成となります。壮大なスケールのフィナーレが皆様を待っています。ご存じのように『ジュラシック・パーク』だけでなく『ジュラシック・ワールド』三部作のフィナーレを飾る作品でもあります。ジェフ(・ゴールドブラム)、そしてローラ(・ダーン)、サム(・ニール)ら 1 作目に出ていたレガシーキャストたちも登場するので楽しみにしてください。セットもアクションも派手で、今までで一番のジュラシック映画になっていると思うので、ジュラシック作品が好きな日本の方に早く観て頂きたいです」と見どころを教えてくれ、「観て頂けることを本当にワクワクしていました。エイガヲミテネ(日本語で)!日本に本当に行きたかったのですが、実は妻が子供を産んだばかりで今回はかないませんでした。僕たちが愛してやまない日本の友人、ファンの方々が作品を観てくださるのを楽しみしています。劇場で是非、この体験を楽しんでください。アリガトウ(日本語で)!」とメッセージを贈っていただきました。


juraworld-bu-240-3.JPG続いて、会場に集結したキャスト陣にいよいよ公開となる気持ちを問うと、ブライスは「ワタシノナマエハブライスデス(日本語で)。先ほどクリスが言っていたように本当に私たちは日本が大好きです。やっと日本の皆様とこの作品を共有することができて嬉しく思います。私たちは最高の場所を(ワールドツアーの)最後に残しておいたので、日本の皆さんには本当に感謝をしています。長年日本の皆さんに作品を応援していただいて、作品を追うごとにどんどん応援をしてくださって劇場に足を運んでくださっているので、今回も是非、劇場で作品を観て頂きたいです。集まっている皆様がこの作品を初めて観ることになりますが、お家に帰られたらお友達やご家族に是非作品のことを話して欲しいです。そして、この 30 年間の集大成となる作品をより多くの方々に新たに経験していただきたい。是非、公開週の週末で観て欲しい!」と日本語を交えながら日本のファンへの愛や感謝を述べました。


juraworld-bu-240-2.JPGディワンダは「この作品と一緒に初めて日本という素晴らしい国に来ることが出来て光栄です。初来日とは思えないくらい家のように寛げて、皆さんが温かく迎えてくださって日本が大好きになりました。この映画の見どころは、笑えるシーンや本当に怖いシーン。そして、世界中をまたにかけて冒険しているので、ロケーションの一つ一つに注目頂きたいです。必ず観客の皆さんは感情移入できるキャラクター、恐竜がいると思います。誰もが楽しめる映画になってると思います」と初来日で日本が大好きになったことや見どころを教えてくれました。

 

 

 

juraworld-bu-240-1.JPGトレボロウ監督は「コンニチハ(日本語で)。皆さん、8 年間の間、この三部作で 3 回来日しています。皆様のサポートを感じて感謝していますし、日本の皆さんは映画好きで、良い趣味を持っていると思います。この映画を愛してくれて本当に嬉しいです。皆さんの為に映画を作りました。恐竜も出ますし、今まで見たことのない壮大な冒険を見ることが出来ますし、ローラ、エリー、ジェフらレジェンドキャストも出ています」と、シリーズを通して来日したことを振り返り、作品についての想いを感慨深く明かしました。また「日本は吹替キャストをリスペクトしていると思います。他の国であまり吹替キャストに会うことはないのですが、日本の吹替キャストをリスペクトするのは良いことだと思います」と日本の吹替キャスト文化についても言及しました。

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玉木は「シリーズ完結作ということが信じられないのですが、今回も見ごたえのある作品に仕上がっていますが、夏を熱く盛り上げてくれる作品となっているのでよろしくお願いいたします。」

 

 

 

 

 


juraworld-bu-240-3-mitushima.jpg満島は「前回からフランクリン役として、久しぶりに監督にお会いしました。特に日本人はそうだと思うんですが、『ジュラシック・パーク』で恐竜が動いている姿を小さい頃に初めて見ている人が沢山いると思っていて、日本のみんなが恐竜を好きになるきっかけを作ってくれた映画だと思っています。僕は吹替を通して恐竜博物館に行かせていただいたんですが、恐竜を子供から大人、おじいちゃんおばあちゃんまで愛している国は日本だけなんじゃないかなというぐらいすごい映画だと感じました。監督からも吹替をやらせていただく人へのリスペクトを感じるのでこれからも頑張っていきたいと思います。熱い夏にしましょう!」と思い思いに作品についても思いを明かし、イベントは熱気に満ちた中、幕を閉じた。
 



【出演】クリス・プラット、ブライス・ダラス・ハワード、ローラ・ダーン、ジェフ・ゴールドブラム、サム・ニール、ディワンダ・ワイズ、マムドゥ・アチー、BD・ウォン、オマール・シー、イザベラ・サーモン、キャンベル・スコット、ジャスティス・スミス、スコット・ヘイズ、ディーチェン・ラックマン、ダニエラ・ピネダ
【監督】コリン・トレボロウ
【脚本】エミリー・カーマイケル、コリン・トレボロウ
【キャラクター原案】マイケル・クライトン
【ストーリー原案】デレク・コノリー、コリン・トレボロウ
【製作】フランク・マーシャル、パトリック・クローリー
【製作総指揮】スティーヴン・スピルバーグ、アレクサンドラ・ダービーシャー、コリン・トレボロウ
◆ティザーポスターコピーライト:TM & © 2020 UNIVERSAL STUDIOS & AMBLIN ENTERTAINMENT, INC.
◆公式 HP:https://www.jurassicworld.jp/
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2022年7月29日(金)~ TOHOシネマズ 梅田 ほか全国超拡大ロードショー!


(オフィシャル・レポートより)

 

 

巨匠、スティーヴン・スピルバーグが“恐竜”に命をふきこみ、誰も観た事がなかったリアルでスリリングな映像体験に世界中の人々が心を躍らせ、映画史に偉大な足跡を残した『ジュラシック・パーク』、そして『ジュラシック・ワールド』シリーズ。


累計 5000 億円以上の世界興行収入を記録しているこの「ジュラシック」シリーズに関して、全世界待望のシリーズ最新作にして完結編となる『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』が明日、7 月 29 日(金)に日本公開いたします!前作に引き続き、主人公オーウェン役にクリス・プラット、そしてヒロインのクレア役にはブライス・ダラス・ハワードが続投!『ジュラシック・パーク』シリーズで活躍したサム・ニール演じるアラン・グラント博士、ローラ・ダーン演じるエリー・サトラー博士、前作でカムバックしたジェフ・ゴールドブラム演じるイアン・マルコム博士といったレジェンド・キャラクター達も登場し、さらには新キャラクター&新恐竜達も登場!大ヒットシリーズの最終章を飾るに相応しい、スケール感、映像技術、そしてエンターテインメント性など全てにおいてフルスケールアップを果たした本作を是非劇場でお楽しみください。


日時:2022年7月28日(木)11:50~12:20

場所:TOHO シネマズ六本木ヒルズ スクリーン7 (港区六本木 6-10-2 六本木ヒルズけやき坂コンプレックス)

登壇者(敬称略):ブライス・ダラス・ハワード、ディワンダ・ワイズ、コリン・トレボロウ監督、クリス・プラット(リモート出演) 【日本語吹き替えキャスト】 玉木宏、伊藤沙莉、満島真之介


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この度、2018 年に実施された前作『ジュラシック・ワールド/炎の王国』のジャパンプレミアから実に 4 年ぶりとなるヒロイン・クレアを演じるブライス・ダラス・ハワードと、クリス・プラット演じるオーウェン達と行動を共にし、物語を大きく動かす新キャラクター・ケイラを演じるディワンダ・ワイズ、そして本作のメガホンを執ったコリン・トレボロウ監督が来日し、日本語吹き替えキャストの玉木宏、伊藤沙莉、満島真之介と共に記者会見を実施。主演オーウェンを演じたクリス・プラットは「こういう機会は絶対に出たかったんだ!」と満面の笑顔でリモートでの登場となりました!


【スティーヴン・スピルバーグと話したこととは?「レジェンドキャストを一緒に共演させること」】

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『ジュラシック・パーク」から約 30 年、遂に完結となる本作について、完結させるにあたってスピルバーグ監督とどのような事を話しましたか?という質問に対し、コリン・トレボロウ監督は、「主にキャラクターについて話をしました」と明かす。「我々が大好きだったローラ・ダーン、サム・ニール、ジェフ・ゴールドブラムとこの 3 人のレジェンド・キャラクターについて、またオーウェン役のクリス・プラット、そしてブライス・ダラス・ハワードのキャラクターについて話をして、みんなを一緒に共演させるということを話ました。そして、ディワンダ・ワイズが演じているケイラという新しいキャラクターも、是非皆さんに愛していただきたいですね。はい、とても責任感を感じています。」と、スピルバーグとの会話を回想した。


【レジェンドキャスト、ローラ・ダーン、サム・ニール、ジェフ・ゴールドブラム】

続いて、そのレジェンドキャストと共演した感想を聞かれたクリス・プラットは、「彼らと共演できてとても光栄です。私は10代の頃に第1作目を見ているんですが、そこから30年経った今、アイコンと呼ばれる彼らとスクリーンで共演をできたというのは、キャリア1番と言えるくらいの光栄なことです。」と、敬意を示した。


juraworld-kishakaiken-240-2.jpgブライス・ダラス・ハワードは「私は『ジュラシック・パーク』を、公開した週末に 12 歳で見たの。この映画を見たからこそ、私は映画を作りたいと思ったんです。それくらい重要な作品です。そして、自分が「ジュラシック」の一部になるとは予測もしていませんでした!(レジェンドキャストについては)とにかく楽しい人たちで、遊び心があり、才能に溢れていて思いやりに溢れているの。全ての瞬間が彼らによって高められていると思います。」と絶賛した。


ディワンダ・ワイズは、「映画の準備期間に、素晴らしいキャストと同居できたのが最高の体験でした!2017 年にローラが、ある賞を受賞したのだけど、私はその現場にいて“あんなふうになりたいな”と思っていたのだけど、そんな人たちと一緒にスクリーンに出るだけではなく家族ぐるみで仲良くなれたなんて、最高の体験でした。ジェフは毎晩素晴らしい音楽を提供してくれたし、サムは美味しいワイン。そして、ローラは…究極の悪戯っ子ね。最高に楽しくて最高に素晴らしい時間を過ごさせさせてもらいました。」と撮影期間を懐かしみながら、楽しいエピソードを披露してくれた。


【日本語吹き替えキャスト、オーウェン役の玉木宏、ケイラ役の伊藤沙莉、フランクリン役の満島真之介】

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ここで、日本語吹き替えキャストが登場!「参加できたことが嬉しい」と語るオーウェン役の玉木宏、そしてケイラ役の伊藤沙莉は、「素敵な作品に関われて幸せ」と言い、最後に登場したのはフランクリン役の満島真之介は「皆さんに会いたくてきました!たくさんの人が楽しみにしている作品なので本当に嬉しい」と再会の嬉しさを滲ませて挨拶。ここで、吹き替えキャストより、キャストの皆さんへの質問タイムが設けられ、トップバッターの玉木宏は「(マルタ島の)バイクでのチェイスシーンは、とても興奮を覚えるシーンでした。実際の撮影はどのような感じだったのですか?」とクリスに質問すると「まず、オーウェンに素晴らしい声を与えてくださった玉木さん、ありがとう。」とお礼を述べた後、バイクのシーンについて「本当にすごいシーンだよ。映画と言うのは演技もそうだけど、スタントマンやみんなの力が合わさってコラージュされて作られているんだ。あのシーンは本当にすごいし、『ジュラシック・ワールド』を思い出させるところもありつつ、ちょっとその時とは違うひねりもあって、みんながワクワクするようなシーンになっているはず。」と自信をのぞかせた。


juraworld-kishakaiken-240-3.jpg演出する上で苦労したシーン、良い出来だと思っているシーンは?という質問を満島からコリン監督へ尋ねると「(全てに対して)チャレンジング!」と返答するも、「アニマトロニクスの恐竜がたくさん出ていて、セットもたくさん作ったんだ。でも、それぞれの場所でプロフェッショナルなエキスパートがたくさんいるので、私は見ているだけと言う時もあったよ。さっきクリスが話したマルタ島でのバイクシーンについてはかなりの CG やビジュアルエフェクトを使っていると思われているけど、実際には実物のバイクや飛行機を使って撮影をしているんだ。」と苦労を語る。そして1番のお気に入りのシーンとして、クレアが密林で恐竜に追われ、池に入って息をひそめるシーンをあげ「あのシーンは私が思うようになったと思う。素晴らしいシーンだよ」というと、満島は「(撮影については)いろんな思い出があると思うのだけど、今の話を聞いた後に映画を見ると、いろんなシーンを愛情を持って楽しむことができますね」と感想を述べた。


伊藤からディワンダへ「演じるのに苦労したシーン」について、聞くとディワンダは「全てが難しかったわ!」と大きなゼスチャーで笑う。「1 番最初の撮影がツルツル滑る氷上で、クリスと一緒のアクションシーンだったの。クリスが全力でサポートしてくれて、つるっと滑ってもしっかりを支えてくれたことが嬉しかった」と、撮影をクリスに助けられたことを明かす。伊藤は「とても好きなシーンですが、まさか 1 番最初に撮ったシーンだとは!」と驚いた。


【もし恐竜と共存することになったら? 「クリスがいれば大丈夫!」】

本作は、人間と恐竜の共存もテーマの一つとなっているが、もし恐竜と共存することになったら?という問いにブライスは「クリス・プラットが横にいれば大丈夫よ!」と大笑い!そして「この映画の楽しいところは、もし○○だったら?と想像力が豊かになるところ。十年近いところで学んだことは、クリスとれば大丈夫!ということね。」とチャーミングに笑う。するとクリスもその答えを受け「うん、なんとかなるんじゃないかな!結構いけると思うよ。もし恐竜がいるとしたら、ブライスとまた一緒に過ごせるのでそうなったら楽しいね」と笑った。


juraworld-kishakaiken-500-1.jpg【「ファンでいてくれてありがとう。劇場に見にいって」】

最後に、日本のファンへのメッセージを聞かれると、ブライスは「これは本当にことなんだけど『ジュラシック・ワールド』の1作目で上手くいったら日本に行けるかもしれないねと、みんなで話していたの。最高の場所を最後まで取っておいたというわけ。日本の観客のみなさんが私たちのことを大切にしてくださってとても嬉しいです。お子さん、家族のみなさんで映画館で楽しいでほしい。そして、願わくば 12 歳くらいのお子さんが私と同じような体験(本作に感激して映画を作ることを目指した)をしてくれたら嬉しいです。」と答えた。


クリスは今回来日が叶わなかったことについて「日本に行けなくて残念!」といい「実は、赤ちゃんが産まれたばかりで妻や子供の近くに居たかったんだ。」とその理由を明かし、会場からは拍手が!「この10年間、本当にありがとう。明日公開ということで(本作の)ファンでいてくれてありがとう。ファンのことを考えて作ったので、とにかく劇場に見にいってくれると嬉しいよ。もし次回があるなら、家族と一緒に日本に行きたいです。」と日本のファンに向けて温かいメッセージを残した。大ヒットシリーズの最終章を飾るに相応しい、スケール感、映像技術、そしてエンターテインメント性などフルスケールアップしてお送りする本作はいよいよ明日から公開!レガシーキャストと新キャストの共演に胸アツ間違いなし。乞うご期待ください!
 


【出演】クリス・プラット、ブライス・ダラス・ハワード、ローラ・ダーン、ジェフ・ゴールドブラム、サム・ニール、ディワンダ・ワイズ、マムドゥ・アチー、BD・ウォン、オマール・シー、イザベラ・サーモン、キャンベル・スコット、ジャスティス・スミス、スコット・ヘイズ、ディーチェン・ラックマン、ダニエラ・ピネダ
【監督】コリン・トレボロウ
【脚本】エミリー・カーマイケル、コリン・トレボロウ
【キャラクター原案】マイケル・クライトン
【ストーリー原案】デレク・コノリー、コリン・トレボロウ
【製作】フランク・マーシャル、パトリック・クローリー
【製作総指揮】スティーヴン・スピルバーグ、アレクサンドラ・ダービーシャー、コリン・トレボロウ
◆ティザーポスターコピーライト:TM & © 2020 UNIVERSAL STUDIOS & AMBLIN ENTERTAINMENT, INC.
◆公式 HP:https://www.jurassicworld.jp/
◆公式 Facebook: https://www.facebook.com/jurassicworld.movie.jp
◆公式 Twitter: https://twitter.com/jurassicworldjp

2022年7月29日(金)~ TOHOシネマズ 梅田 ほか全国超拡大ロードショー!


(オフィシャル・リリースより)

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日本生まれの大人気キャラクター”ソニック”ハリウッド実写映画の最新作!!
地球の命運をかけた究極のハイスピードアクションが、さらなるスケール&スピードアップ!!


 

全世界でシリーズ累計約 13.8 億本※を記録した日本発の大人気キャラクターであるソニックがハリウッド実写映画化、全米でゲーム原作映画史上最高の興行収入記録を打ち立てるなど大反響を呼んだ、『ソニック・ザ・ムービー』の待望の続編となる、『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』が 8 月 19 日(金)に全国公開となります!(※=DL 含む)


sonicna-pos-1.jpg日本公開に先駆け、4 月 8 日より公開された全米ではオープニング 3 日間において興行収入 7,210 万ドルを記録し、前作の全米公開 3 日間の興収 5,801 万ドルを大幅に上回るスタート。イギリス、フランス、オーストラリアを含む 47 ヶ国・地域でも初登場1位を獲得するなど、幅広い地域で大ヒット!また、全米興行収入は、前作の 1億 4,897 万ドルを上回る 1 億 9,056 万ドル(259 億 1,616 万円)を達成し、前作のゲーム原作映画史上最高興収記録を更新!!また、公開から 3 ヵ月で全世界興行収入は 4 億ドル(544 億円)を突破する等、大躍進が止まらない!


この度、ソニック役の吹替を務める中川大志と、ソニック、テイルス、ナックルズが登壇する親子試写イベントを実施いたしました!

親子試写会上映終了後、子供たちが集まった会場にソニックが駆け付け、加えて今回のイベントの為に“初来日”を果たしたテイルス、ナックルズも登場!更に、サプライズゲストとして主人公ソニックの日本語吹替を担当する中川大志も登壇し会場は大盛り上がり!中川さんが子どもたちからヒントを得ながら連想ゲームに挑戦したり、子どもたちからの素朴な疑問に回答する Q&A コーナーも行いました!


【日時】 7 月 26 日(火)
【会場】 シネアーツ試写室(東京都新宿区市谷本村町 2-5 AD 市ヶ谷ビル)
登壇者】 中川大志、ソニック、テイルス、ナックルズ


【レポート全文】

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前作から2年、全てにおいてパワーアップを果たした『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』では、よりド派手に進化したハイスピードアクションが展開されることはもちろんのこと、スピードが自慢のソニックに加えて、今回新たな強敵にして、最強のパワーを持つナックルズや、モフモフしっぽで空を飛び、発明が得意なテイルスなど個性あふれるキャラクターも大集結!この夏必見の一作となっている。そんな本作の公開がいよいよ8月19日(金)に迫る中、この度、親子試写会イベントを実施した。会場には、本作の一足早い鑑賞を楽しみに来場した親子連れたちが招待された。


sonicna-ivent2-500-5.JPGそして、上映が終了した会場には、スペシャルゲストとしてなんとソニック・テイルス・ナックルズたちが登場し、キュートな3人の登壇にキッズたちは大喜びの様子!また、テイルスとナックルズは、今回のイベントが“初来日”とあって、来場したキッズたちを前に嬉しそうなリアクションを見せた。ここで、更なるゲストが呼ばれることに…。なんとサプライズゲストとしてソニック役の吹替を務めた中川大志が登場し、会場は更に大盛り上がり!


映画よりちょっと大き目なソニック、テイルス、ナックルズたちに囲まれての賑やかな登壇となった中川さんは「両サイドの圧がスゴイです!(笑)テイルスとナックルズは初めましてですね」と、述べつつ壇上のソニックたちと仲睦まじいやり取りを見せた。中川さんが「来ている皆、夏休みかな?」と問いかけると、観客の方々は事前に配られていたソニック&ナックルズが描かれた特製“Yes or No”団扇でレスポンスし、賑やかしい様子を見せた。


sonicna-ivent2-500-1.JPG今回、映画の冒頭ではソニックは「本当のヒーローになること」に憧れる姿が描かれるのだが、それにちなんで「今日来ている子供たちに、本物のヒーローになるにはどうしたら良いですか?アドバイスをください!」という質問をMCに投げかけられると「難しい質問ですね…。やっぱり、お父さん、お母さんを大切にすれば、本当のヒーローになれると思います!」と神回答!会場内はほのぼのとした雰囲気に包まれた。


そしてイベントでは会場に来ているキッズたちから中川さんへ質問を募集!多くの子供たちからの手が挙がり「ソニックは何センチメートルですか?」「テイルスの好きな食べ物は?」といった、ある意味自由に答えづらい超ピュアな質問に中川さんはタジタジの様子だった。またソニックのぬいぐるみを連れた女の子からは「中川さんのソニックの好きなところは?」という質問も。中川さんは「いつもどんな時も楽しんでいるところ、そこが凄くカッコ良くて可愛らしくもある部分です!」と暖かく答えた。


sonicna-ivent2-240-1.JPG子供たちからのピュアな質問も一区切り、ここで中川さんと会場にいる子供たち、一緒に楽しめる企画として「連想ゲーム」を行うことに!中川さんの背後のスクリーンに映し出されたお題を、会場の子供たちからのヒントを元に中川さんが当てるというもので、子供たちは、事前に配られた団扇で YES or NO のヒントを出しつつ、ステージを一緒に盛り上げているソニックたちも全力で中川さんに答えのヒントを送った。会場全員の協力もあり、難しい問題も難なくクリア!


大きな盛り上がりを見せたところで、時間惜しくも中川さんよりイベント締めくくりのご挨拶。「皆さん、ありがとうございました!僕も楽しかったです!夏休みでも、中々旅行とかまだ行き辛かったりすると思いますが、この映画は、今回ソニックたちが色んなところへ冒険していますので、まるでアトラクションに乗ってソニックたちと一緒に冒険できるような、そんな映画になったかなと思いますし、新たな仲間たちも増えて、益々パワーアップした映画になっていると思っています。公開したら、是非お友達・ご家族と大きいスクリーンで楽しんでもらえたらなと思います!」とコメントし、賑やかな盛り上がりを見せた親子試写会イベントは終了した。
 


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【STORY】

ヒーローになるため奮闘中のソニックの元に、ドクター・ロボトニックが銀河系一キケンな戦士ナックルズを引き連れて帰ってきた!

彼らは、史上最強のパワーを持つ【マスターエメラルド】を探し、なぜかソニックが狙われるが、ナックルズにはスピードパワーが全く通用しない。助けに来た味方のテイルスと共にソニックはチームとして、究極のパワーを秘めたマスターエメラルドを守るべく、氷の洞窟や南国ハワイ、海底の迷宮を旅してまわる! そして、遂に姿を見せる謎の超巨大ロボを前にチームは絶体絶命の危機に・・・。

地球まるごとを舞台に、ソニック史上最大の危機を乗り越えられるのか! 今、世界の未来は、ソニックとテイルスに託された。


■監督:ジェフ・ファウラー(『ソニック・ザ・ムービー』)
■脚本:パット・ケイシー、ジョシュ・ミラー、ジョン・ウィッティントン
■ストーリー:パット・ケイシー、ジョシュ・ミラー
■製作:ニール・H・モリッツ(『ワイルド・スピード』シリーズ)、トビー・アッシャー、中原徹、奥野仁
■製作総指揮:里見治紀、杉野行雄、内海州史、ナン・モラレス、ティム・ミラー(『デッドプール』)
■出演:ジェームズ・マースデン、ベン・シュワルツ、ティカ・サンプターwith イドリス・エルバ and ジム・キャリー
■日本語吹替版:中川大志、山寺宏一、木村昴、広橋涼、中村悠一、井上麻里奈、中村正人
■日本版主題歌 DREAMS COME TRUE 「UP ON THE GREEN HILL from Sonic the Hedgehog Green Hill Zone- MASADO and MIWASCO Version -」
■全米公開:2022 年 4 月 8 日
■原題:Sonic the Hedgehog 2
■配給:東和ピクチャーズ
■公式サイト:sonic-movie.jp
■コピーライト:©2022 PARAMOUNT PICTURES AND SEGA OF AMERICA, INC.

2022年8 月19 日(金)~ 全国公開!


(オフィシャル・レポートより)

 
 
 
 
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 『君を想って海をゆく』の脚本で知られるエマニュエル・クールコル監督による、囚人たちと崖っぷち俳優が起こした奇跡の物語『アプローズ、アプローズ! 囚人たちの大舞台』が、7月29日(金)よりシネ・リーブル梅田、なんばパークスシネマ、MOVIX堺、アップリンク京都、8月12日(金)よりシネ・リーブル神戸にて公開される。 
デンマークで80年代に実際に行われた囚人たちによる演劇とその顛末をドキュメンタリー映画で知り、感銘を受けたというエマニュエル・クールコル監督が、現代のフランスの社会事情を反映させながら脚本を執筆。俳優のエチエンヌが、囚人たちの演技ワークショップ講師として招かれ、囚人たちが難解な作品として有名でサミュエル・ベケットの「ゴドーを待ちながら」に挑むという驚くべき高いハードルを、最初は興味本位に、次第に舞台の楽しさにも魅了されながら懸命に越えようとする様が描かれる。
舞台を成功させるため、囚人の役者たちの個性を引き出し、ゴドーの世界を作り上げようと懸命に指導するエチエンヌと、演技に目覚める一方で外の世界と塀の中の世界の往復に苦痛を覚え、これ以上待てないという気持ちになっていく囚人たち。舞台に向けた物語の裏側に、登場人物それぞれの事情や願望が強弱をつけて描かれる。演劇のようなラストにもぜひ注目してほしい。
 本作のエマニュエル・クールコル監督にお話を伺った。
 

 

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――――囚人たちは出所する日を、エマニュエルは自分が再び俳優として舞台で輝く日を待ち続け、それを観ているわたしたちは、コロナや戦争が終わる世を待ち続けているように思い、何度も劇中で演じられてきた「ゴドーを待ちながら」に重なりました。クールコル監督はもともと俳優としてのキャリアも長いですが、監督にとってサミュエル・ベケットはどんな存在であり、「ゴドーを待ちながら」とはどんな演劇と捉えていたのですか?
クールコル監督:演劇学校ではベケットは神話的存在で、「ゴドーを待ちながら」は傑作の一つです。私自身はベケットの作品を演じたことはありませんが授業で触れましたし、世界中で演じられており、現代不条理演劇のひとつだと思います。
 
――――本作のオリジナルとなるヤン・ヨンソンさんのドキュメンタリーを観た時、どのような点に一番魅力を感じたのでしょうか。映画化を熱望した背景は?
クールコル監督:まず、ラストが予想外の展開で印象深く、映画化したいと思いました。物語全体を見ると、演出家と囚人たちとの関係や、囚人たちとベケットの演劇との出会いに興味を抱きました。スウェーデンでも90年代に映画化されたそうですが、ヤン・ヨンソンさんはその作品より今回の『アプローズ、アプローズ!〜』はとても気に入ってくれたそうです。もちろんドキュメンタリーから変えた部分もありますが、精神的な部分をよく伝えてくれていると。
 
 
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■エチエンヌ役のカド・メラッドに出演してもらうため「待つ」

――――脚本を書く前に、実際に刑務所で撮影する仕事に従事することができたそうですね。その経験をどのように脚本に生かしていったのですか?
クールコル監督:刑務所でのドキュメンタリーを撮る前からシナリオを書いていました。エチエンヌ役のカド・メラッドさんもすでに出演を快諾してくれたのですが、多忙のため1年待ってほしいと言われたのです。その間に刑務所で数ヶ月撮影したわけですが、シナリオ自身を変えることはありませんでした。ただ、この映画を作るにあたり、様々な細かい点で反映させたことは確かです。
 
――――1年待ってでも出演を熱望したカド・メラッドさんの魅力とは?
クールコル監督:カド・メラッドさんは大衆コメディーによく出演している俳優です。わたしはテレビの連続ドラマ「バロン・ノワール」で彼が政治家を演じているのを観たのですが、日頃とのギャップからエチエンヌに良い影響をもたらしてくれるのではないかと感じ、彼のスケジュールが空くまでシナリオを書いたり、他の仕事をしながら待ちました。この映画は「待つ」がテーマなので、彼を待ち、劇中では彼と一緒に「ゴドー」を待つことになりましたね。
 
 
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■矛盾に満ちた人物像を描きたかった

――――この物語は、皆とても人間臭さがあります。特にエチエンヌは、演出家として揚々と指揮する面と、囚人たちの気持ちがわからず葛藤する面など、様々な顔を見せます。娘との葛藤もありますね。
クールコル監督:エチエンヌに関心を持っていただけて嬉しいです。わたし自身の内側の葛藤を投影していますから。俳優をやるというのは、すごくフラストレーションが溜まり大変で、うまく自分でコントロールしていかなければならないし、突然仕事がなくなるような経験も活かしています。囚人が変わっていくにつれ、エチエンヌも変わっていきますし、自分がやりたいことの方向性も変わってきます。また、演出をすることで囚人たちの様々な才能を発見したり、人間関係を作ることに関心を持ち、まさに人の人生を表していると思います。
 またエチエンヌは娘との関係も複雑です。自己中心的で仕事のため、ほとんど家にいなかった。ですが、囚人たちの演出をすることで、娘のことを知ることにもなりました。わたしはそのような矛盾に満ちた人物像を描きたかったのです。
 
――――囚人たちのバリエーションが非常に豊かです。様々な国出身の個性豊かな囚人が描かれていますが、中でもロシア人のボイコは掃除係だったのに、いつの間にか演劇に加わっていたりと、非常にユニークな存在ですね。
クールコル監督:ボイコはわたしが創作したキャラクターです。彼はベケット的なキャラクターで、どこからともなく謎めいた人物として現れ、ちょっと面白くて、感動させ、演出家や俳優が、彼をアシスタントとしていつの間にか受け入れているんです。幽霊みたいに舞台で突然ゴドーになるシーンは、何度見ても笑ってしまいます。カメルも色々なモチベーションが混ざった複雑な人物で、隠れた演劇へのモチベーションがあります。囚人たちはベケットの芝居を自然に受け入れ、自分のものとして演じているのですが、まさにそんな感じですよね。情報をなるべく少なくしながら複雑なキャラクターを描写しなくてはならなかったので、キャスティングには力を入れました。
 
 
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■現実を反映させた女性の刑務所長

――――刑務所長マリアンヌの毅然としながら、演劇活動に理解を示す姿はとても魅力的でした。女性がそのような立場になれることにも驚きました。
クールコル監督:女性の刑務所長は、フランスでは非常に多く、過半数はいると思いますので、映画は現実を表しています。マリアンヌは新しいことをして動かしていこうとする実際に取材をした刑務所長をモデルにしており、エチエンヌをしっかり支え、最後まで興行がうまくいくように尽力するのです。
 
――――演劇にまつわるシーンの中で、特に監督の心に残るシーンは?
クールコル監督:一つだけ挙げるのは難しいですが、エチエンヌとジョルダンがジム部屋で、繰り返しセリフを練習しているシーンは好きですね。彼は失語症で思うようにセリフが言えなかったのですが、ローイングマシンを漕がせてリズムを付けることでセリフを発することができるようにトレーニングし、一生懸命覚えようとしているんです。
 
――――ありがとうございました。最後に、映画を撮影され、改めて名作「ゴドーを待ちながら」について発見したことはありましたか?
クールコル監督:囚人たちが「ゴドーを待ちながら」を演じる話ですから、何度も読み直しました。どのセリフを映画で採用するかを選ぶ作業をしましたので、とても自分の中に入り込んできた演劇です。もともと俳優にとって、非常に難解で、覚えるのが難しい作品ですし、映画でもそれが現れていると思います。「ゴドーを待ちながら」の芝居の中で普遍的なメッセージを伝えることができたのではないでしょうか。
(江口由美)
 

 
<作品情報>
『アプローズ、アプローズ! 囚人たちの大舞台』(2020年 フランス 105分) 
監督・脚本:エマニュエル・クールコル
出演:カド・メラッド、マリナ・ハンズ、ワビレ・ナビエ、ソフィアン・カメス、ダヴィッド・アヤラ、ピエール・ロタン、ラミネ・シソコ、アレクサンドル・メドベージェフ
劇場:7月29日(金)よりシネ・リーブル梅田、なんばパークスシネマ、MOVIX堺、アップリンク京都、8月12日(金)よりシネ・リーブル神戸にて公開
配給: リアリーライクフィルムズ / インプレオ
(C) 2020 - AGAT Films & Cie - Les Productions du Ch’timi / ReallyLikeFilms - Photo (C) Carole Bethuel
 


 

巨匠、スティーヴン・スピルバーグが“恐竜”に命をふきこみ、誰も観た事がなかったリアルでスリリングな映像体験に世界中の人々が心を躍らせ、映画史に偉大な足跡を残した『ジュラシック・パーク』、そして『ジュラシック・ワールド』シリーズ。累計 5000 億円以上の世界興行収入を記録しているこの「ジュラシック」シリーズに関して、全世界待望のシリーズ最新作にして完結編となる『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』が 7 月 29 日(金)に日本公開いたします!

前作に引き続き、主人公オーウェン役にクリス・プラット、そしてヒロインのクレア役にはブライス・ダラス・ハワードが続投!先日解禁された最新予告では、『ジュラシック・パーク』シリーズで活躍したサム・ニール演じるアラン・グラント博士、ローラ・ダーン演じるエリー・サトラー博士、前作でカムバックしたジェフ・ゴールドブラム演じるイアン・マルコム博士といったレジェンドキャラクター達も登場し、さらには新キャラクター&新恐竜達の姿も明らかに!

大ヒットシリーズの最終章を飾るに相応しい、スケール感、映像技術、そしてエンターテインメント性など全てにおいてフルスケールアップを果たした本作に是非ご期待ください!
 


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シリーズ 1 作目の『ジュラシック・パーク』から29年。累計 5000 億円以上の世界興行収入を記録しているこの「ジュラシック」シリーズ最終章となる『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』が2022年7月29日(金)に公開されます。

1993年7月17日(土)に大阪・梅田地区では北野劇場(現 TOHO シネマズ梅田)にてロードショー公開された「ジュラシック・パーク」。その後 29 年間すべての「ジュラシック」シリーズを公開してきた梅田地区は、「ジュラシック」シリーズの大阪の聖地。そんな「ジュラシック」シリーズの聖地にて、最終章となる『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』の公開を記念して、キング・オブ・ダイナソー=ティラノサウルス・レックスの等身大頭部スタチューが日本で唯一、この梅田に出現しました!

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最新作となる本作では、第1作『ジュラシック・パーク』シリーズで活躍したサム・ニール演じるアラン・グラント博士、ローラ・ダーン演じるエリー・サトラー博士、前作でカムバックしたジェフ・ゴールドブラム演じるイアン・マルコム博士といったレジェンドキャラクター達もカムバック!

もちろん最新作にも登場する、シリーズのもうひとりの主役でもある最強の肉食恐竜T-レックスに是非会いに行ってください!
 


■T-レックス頭部等身大スタチュー設置概要

【設置場所】 : ホワイティうめだ サニーテラス広場

【設置期間】 : 2022年7月19日(火)―7月28日(木)

※一般通行者の通行可能時間は、AM5時から23時15分まで。


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■T-レックス頭部等身大スタチューサイズ
・高さ:2100mm
・横幅:1470mm
・奥行:3300mm
・重量:450kg


【出演】クリス・プラット、ブライス・ダラス・ハワード、ローラ・ダーン、ジェフ・ゴールドブラム、サム・ニール、ディワンダ・ワイズ、マムドゥ・アチー、BD・ウォン、オマール・シー、イザベラ・サーモン、キャンベル・スコット、ジャスティス・スミス、スコット・ヘイズ、ディーチェン・ラックマン、ダニエラ・ピネダ
【監督】コリン・トレボロウ
【脚本】エミリー・カーマイケル、コリン・トレボロウ
【キャラクター原案】マイケル・クライトン
【ストーリー原案】デレク・コノリー、コリン・トレボロウ
【製作】フランク・マーシャル、パトリック・クローリー
【製作総指揮】スティーヴン・スピルバーグ、アレクサンドラ・ダービーシャー、コリン・トレボロウ
◆ティザーポスターコピーライト:TM & © 2020 UNIVERSAL STUDIOS & AMBLIN ENTERTAINMENT, INC.
◆公式 HP:https://www.jurassicworld.jp/
◆公式 Facebook: https://www.facebook.com/jurassicworld.movie.jp
◆公式 Twitter: https://twitter.com/jurassicworldjp

2022年7月29日(金)~ TOHOシネマズ 梅田 ほか全国超拡大ロードショー!


(オフィシャル・リリースより)

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■日程:7 月19 日 (火)

■場所:曽根崎警察(大阪市北区曾根崎)

■登壇者:阿部寛 (敬称略)



idoujirei-550.jpg刑事一筋30年、独自の執拗な捜査とカンを頼りにする昔気質の男(阿部寛)が、ある日異動を命じられる、警察広報課の音楽隊へ。「なんで俺が?」――その傲慢さと協調性の無さから捜査本部から外されたのだ。バツイチで認知症の母親(倍賞美津子)と二人暮らし、離れて暮らす娘にも嫌われ、今さら音楽隊とは……周囲の気持ちなどお構いなしに職務に邁進してきた男が、音楽隊の演奏活動を通じて初めて知る一所懸命に頑張る人の気持ちやチームワークの達成感。果たして、世間を揺るがす高齢者を狙った詐欺や強盗殺人事件の捜査のゆくえはどうなるのか?


仏頂面で太鼓を叩く成瀬司を演じた阿部寛さん。家庭より出世より仕事第一に生きて来た男が音楽活動によって変貌する姿を、主演映画の絶えない国民的人気俳優の阿部寛さんが人間味あふれる緩急つけた演技で魅了します。この度、8 月 26 日(金)の全国公開を前に、大阪府警察の「一日音楽隊長」に就任し、そのセレモニーと演奏会が開催されました。
 


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大阪府警察曽根崎警察署の10階にある講堂に音楽隊とカラーガード隊がスタンバイする中、阿部寛さん登場!(大勢のマスコミも待機する講堂に廊下から一人押し出されるように登場した阿部さん。呼び込みと共に拍手で迎えられるはずだったが、ちょっと意表を突かれた感じ。)


――最初のご挨拶をお願いします。

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阿部:『異動辞令は音楽隊!』をやらせて頂いた阿部寛です。音楽隊のドラムに初挑戦させて頂いたのですが、最初は右も左も分からなくて、映画の中の人物と同じように一からがむしゃらにやるしかなくて、本当に難しかったです。2か月ちょっと練習して徐々に出来るようになった時には本当に喜びがありました。クランクイン前でしたが、ここにいらっしゃる音楽隊の皆さんと同じように、みんなで練習することがとてもいい経験になりました。この映画は、一人の男が周囲の人々に助けられながら新しいステージで変わっていく姿を描いた感動作です。よろしくお願いします。

――ドラムを叩く姿がとてもカッコ良かったですよ。

阿部:そうですね、ありがとうございます。

――今もドラムやってらっしゃいますか?

阿部:ドラム買おうかと思ったんですが、どこで叩くんだ?となって、結局買ってないです。


――今日は大阪府警曽根崎警察署にお出で頂きましたが、警察署ということで緊張しませんでしたか?

阿部:先ほど登場の時の方が緊張しました(笑)。以前、別の映画で曽根崎警察署の1階にはお邪魔させて頂いたことはあるのですが、ここまで入ってくるのは初めてです。

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――50年以上の歴史のある警察署だそうです。今回は撮影前に音楽隊の方と会って役作りとかはされなかったのですか?

阿部:それはなかったのですが、先ほど「正に映画の中の音楽隊の通りで、実際の活動の様子が反映されていた」と仰って頂いて、とても嬉しかったです。

――ここにいらっしゃる音楽隊の皆様も映画を観ておられますよ。

阿部:どうでしたか?

――今日は、代表してお一人の方に感想を言って頂きます。

音楽隊楽長:映画を拝見いたしまして、現在社会問題にもなっている特殊詐欺の手口についても触れられていて、現状をよく捉えているなと思いました。ここ大阪府内でも特殊詐欺が大きな問題になっているのですが、その中でも還付金詐欺が多くて、府民の皆様がそういう被害に遭われないよう、我々もメロディーパトロールとして積極的な広報活動の必要性を再認識いたしました。この映画を機に我々音楽隊の存在を知って頂き、防犯に努めたいと思いました。

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阿部:ありがとうございます。そうなんですよ。映画の中の音楽隊の活動でも目の前の沢山のお客さんが本当に喜んで下さって、そういう広報活動という警察の役割もあるんだなと思いました。

さらに、映画の中では詐欺についてとてもリアルに表現されているのですが、ある方から「今まで詐欺についてあまり詳しく知らなかったけど、この映画を観てはっきり分かった」と言って下さって、とてもありがたく感じました。いろんな手口の詐欺があると思いますが、これを機に改めて詐欺の実態を知る必要があると思いました。


――今日は阿部さんに「一日音楽隊長」というお仕事をやって頂きたいのですが、よろしいでしょうか?

阿部:はい、やります!

――これから任命式を行います。大阪府警察広報課長による任命式を執り行わせて頂きます。

(阿部寛さんに任命状と赤いリボンが授与される)

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――おめでとうございます!早速ですが、今日はここにいらっしゃる音楽隊の演奏を聴いて点検して頂こうと思います。

阿部:わかりました、しっかり点検させて頂きます。


――今日は2曲演奏して頂きます。1曲目は、Official髭男dismメンバーの楢崎誠さんがかつて島根県警の音楽隊に所属してサックスを担当していたことから生まれた曲「Choral A」。2曲目は「宝島」です。今日はサンバのリズムを組み合わせて演奏して頂きます。

・1曲目:映画の主題歌「Choral A」(Official髭男dism)

・2曲目:「宝島」(和泉宏隆)


idoujirei-ivent-500-6.JPG――ありがとうございました!阿部楽長、如何でしたか?

阿部:いや~興奮しました!特に「宝島」は自分たちも演奏していたので、あの時のひとりひとりの姿が見えたのは自分でもびっくりしました。皆さんとても息が合っていて、とても楽しそうで、僕まで興奮してしまいました。OKです!

――楽長からOK頂きました!(拍手)

阿部:こうやって皆さんが他の仕事も兼務しながら一所懸命頑張って、一体となって楽しく演奏している姿を見せることが、府民の皆様に笑顔になって頂けることになると思います。本当に素晴らしい事です。今後も頑張って下さい!
 


『異動辞令は音楽隊!』

◆(2022年 日本 1時間59分)
出演:阿部寛 清野菜名 磯村勇斗 高杉真宙 岡部たかし 渋川清彦 六平直政 光石研 倍賞美津子
原案・監督・脚本:内田英治
配給:GAGA ©2022「異動辞令は音楽隊!」製作委員会
公式サイト:https://gaga.ne.jp/ongakutai/
© 2022「異動辞令は音楽隊!」製作委員会

2022年8 月26日(金)~ TOHO シネマズ梅田他 全国ロードショー!


【阿部 寛】

1964 年 6 月 22 日生まれ。神奈川県出身。大学在学中にコンテストで優勝したことをきっかけに雑誌「ノンノ」「メンズノンノ」のモデルとして活躍。1987 年に映画『はいからさんが通る』で俳優デビュー。『テルマエ・ロマエ』(12)で第 36 回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞受賞、第 38 回日本アカデミー賞では『ふしぎな岬の物語』(14)で優秀主演男優賞、『柘榴坂の仇討』(14)で優秀助演男優賞をダブル受賞。「結婚できない男」「新参者」「ギーイングマイホーム」「下町ロケット」「ドラゴン桜」などの TV ドラマでも主演を務める。そのほかの映画出演作品は、『トリック 劇場版シリーズ』『歩いても 歩いても』『海よりもまだ深く』『麒麟の翼』『祈りの幕が下りる時』『テルマエ・ロマエⅡ』『HOKUSAI』、外国映画ではチェン・カイコー監督の日中合作『空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎』マレーシア映画でトム・リン監督の『夕霧花園』など多数


(河田 真喜子)

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■日時:7 月 15 日(金)

■会場:TOHO シネマズ渋谷 スクリーン 5

■登壇者(敬称略):笑福亭鶴瓶、LiSA



minionsfeaver-main-550.jpg世界中で“ミニオンブーム”の社会現象を巻き起こした「ミニオンズ」シリーズ待望の最新作『ミニオンズ フィーバー』が本日 7 月15日(金)から全国公開!大ヒットを記録した『SING/シング:ネクストステージ』ほか「怪盗グルー」シリーズ、「ペット」シリーズなど、誰もが知っている人気アニメーション作品を世に送り出しているイルミネーション。最強最悪のボスに仕えることが生きがいのミニオンたちがグルーと出会うまでの話にフォーカスが当てられた『ミニオンズ』(15)、グルーとバナナが大好きな相棒のミニオンたちを中心に物語が展開する『怪盗グルーのミニオン大脱走』(17)は日本でも大ヒット!今や”ミニオン”は絶大な人気を誇るキャラクターとして日本を含め世界中で愛されています!


最新作では、1970年代を舞台にグルーとミニオン最大の謎であるはじまりの物語が描かれます!主人公:グルーの声は笑福亭鶴瓶さんが続投!さらに新キャストとして、グルーがあこがれる悪党グループ ヴィシャス・シックスの元リーダー:ワイルド・ナックルズ役で市村正親さん、ミニオンたちの前に立ちはだかる最強悪党チーム ヴィシャス・シックスの女リーダー:ベル・ボトム役で尾野真千子さん、ミニオン達の師匠になるカンフーの達人:マスター・チャウ役で渡辺直美さんが参加!この夏、ミニオン史上最高のハチャメチャな物語に期待が高まります!


先駆けて公開を迎えた全米では初登場 No’1 を獲得し、『アナと雪の女王2』以来、コロナ禍以降、最大のオープニングアニメ作品を記録し、世界中でミニオン“大フィーバー”が巻き起こっております!
 



minionsfeaver-ivent-500-4.jpg本作の公開を記念して TOHO シネマズ 渋谷に期間限定オープンした「ミニオンズシアター」。特定のキャラクターが TOHO シネマズのスクリーンをジャックするのは、国内初の試みとなり、劇場入り口の大型ラッピング装飾にはミニオンたちが描かれるほか、シアター内の座席カバーも全てミニオンで覆われていたりと、TOHO シネマズ 渋谷はまさにミニオン一色のお祭り状態!そんなミニオンズシアターへ、公開初日の 7 月 15 日にグルー役の笑福亭鶴瓶さんと、シアターの特別支配人に就任し本編でも空港のグランドスタッフ役として参加している LiSAさんが登場!


グルーを演じ続けて 12 年、ミニオンを知り尽くしている鶴瓶さんと、自他ともに認める無類のミニオン好きの LiSAさんだからこそ語れる本作の見所、キャラクターたちや作品の魅力をたっぷりと語っていただくと共に、ミニオンズシアターに来場してみての感想、特別支配人に就任されてのお気持ちなどを伺いました。さらに、“夏の思い出”についてのトークでは、お二人が夏にフィーバーしている写真がスクリーンにアップされ、それぞれの写真にまつわるエピソードを展開。ミニオンたちも公開を祝して劇場に駆けつけ、ミニオンに囲まれた特別な空間での本イベントは、”ハチャメチャフィーバー”で大盛況のうちに幕を閉じました!


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<以下、イベントレポート>

幅広い層に絶大な人気を誇る「ミニオンズ」シリーズ最新作『ミニオンズ フィーバー』が遂に本日公開!映画にはお馴染みのケビン、スチュアート、ボブに加え、新ミニオンのオットーも登場し、あの「ミニオンズ」シリーズならではのハチャメチャが再びスクリーンに帰ってきます!本日行われた「初日舞台挨拶 in ミニオンズシアター」には多くのマスコミ陣が駆けつけました。イベント直前には MC と共にケビン、スチュアート、ボブがカンフースーツを着て登場。その後 MC とミニオンたちの呼び込みにより、グルー役の笑福亭鶴瓶さんと、シアターの特別支配人に就任し本編でも空港のグランドスタッフ役として参加している LiSA さんがミニオンたちとハイタッチをしながら登壇すると、会場から大きな拍手で迎えられました。


始めに鶴瓶さんが「どうもありがとうございます。二年くらいやっていなかったのでどうなるのかなと思ったんですけども、こんだけお客さんがきてくれてとてもうれしいです。」と二年越しの公開を迎えた喜びを噛みしめた後、ミニオンズシアターの座席に目を移し「椅子みんなミニオンやん…!1つくらいグルーがあってもいいんちゃう」とぼやき、笑いを誘いました。続いて LiSA さんは特別支配人らしく「ミニオンズシアターにようこそ!今日はよろしくお願いします!」と元気に挨拶をしました。


minionsfeaver-ivent-500-3.jpg特定のキャラクターが TOHO シネマズのスクリーンをジャックするという史上初の試みとなった、「ミニオンズシアター」について「外もすごいんですよ。外にも大きなミニオンがラッピングされていて、来る途中も全部ミニオン仕様になっているんです!」と興奮気味にLiSA さんが解説。それを受けて鶴瓶さんは「うちの娘に『今日ミニオンズシアターに行ってくんねん。でもお父さんの(演じる)グルー(のグッズ)が全然ないねん。』と言ったら、『当たり前やん!あんなん誰が手にとんねん』と言われた」と笑い交じりに自虐を披露。すると LiSA さんは、すかさず「とりますよ!今回のグルーはすごく可愛いですから!」とフォローし笑いを誘いました。


minionsfeaver-ivent-240-2.JPGシリーズの前作「ミニオンズ」(2015)のイベントでお会いし、本イベントが久々の再開となったお二人。LiSA さんは「凄く嬉しいです!」と吐露。また、ミニオンが大好きな LiSA さんは今回声の出演に加えて、ミニオンズシアターの特別支配人に就任したことについて改めてお気持ちを尋ねられると「大好きなものを、皆さんに楽しんでもらえる特別な空間として作っていただいてとてもうれしいです。グッズもコラボさせていただき、沢山作ってしまいました!」と喜びをあらわにしました。本イベントには TOHO シネマズ 渋谷でしか買えないという、このコラボぬいぐるみを持っているお客さんも多数来場しておりました。


更に、グルーの声を演じて 12 年となる鶴瓶さんは「道を誰かと話しながら歩いてると、すれ違う子どもに『グルーや!』と言われる。」と自身のグルーとしての浸透具合に驚くとともにしみじみ。「今回のグルーは少年なので声を高くして演じるのを難しかったけど頑張った。」とこだわりポイントも披露しました。


続いて、今作でミニオンたちがカンフーに挑戦していることにちなみ、“これから挑戦したいこと”について問われると、「英語をしゃべりたい。ある程度しゃべれるかなと思っても全然無理で。結構海外も行っているけど、ほとんど日本語が通じちゃう。渡辺直美(本作でマスター・チャウの声を演じている)と話していたら、なぜか若さを取り戻して『俺もニューヨークにいこうかな!』という気分になっちゃいました!」と鶴瓶さん。
LiSA さんは「今、体を鍛えていて、機械を使ったピラティスをやっているんですが、難しい技にチャレンジしたいです。体幹がしっかりしてると歌も歌いやすいので。カンフーもね?いつかね?」とカンフースーツをきたミニオンたちに目をやり、期待をあおりました。


minionsfeaver-ivent-240-1.JPGここで、お二人の“夏の思い出”についてのトークが展開し、スクリーンにお二人の思い出写真が公開!まず LiSA さんの野球場での写真が投影。投影された写真について LiSA さんは「こちらは神宮球場で中日ドラゴンズの応援をしている写真です!だけどヤクルトスワローズの傘をさしています笑。神宮球場は屋根がなく、近くにいたヤクルトファンの方が傘を貸してくれたんですが、開いたら小さくて…応援するための傘だったんだなと開いてから知りました」とうっかりエピソードを披露、次に鶴瓶さんの満面の笑みの写真が投影。鶴瓶さんは「毎年ハワイに行っていたんですが、ここ3年くらいは行けてない。昔、うちのこどもがまだおむつの時に、ワイキキの海で遊ばせていたら波にさらわれてしまったのですが、次の波ですっと戻ってきました…!」とあわや大惨事になりかけたエピソードを披露。
また、写真の満開の笑みについても「向こう(ハワイ)いったら顔が変わるんです」と会場の笑いを誘いました。


イベントも終盤となり、LiSA さんは「今日はミニオンズシアターでの最初の映画を楽しんでいただいて本当にうれしいです。今回のミニオンズは私みたいなこれまでのシリーズが大好きな人は勿論、初めてご覧になる人も楽しめる作品になっていると思います。グルーのことも好きになるしミニオンのことももっと好きになります!ぜひお楽しみください!何度でも楽しめるので期待しすぎてください!」、鶴瓶さんは「テンポが良くてほろっと泣ける。なぜミニオンがグルーの仲間になったのかもわかる作品になっており、あっという間に終わってしまいます!楽しみにしてください!めちゃめちゃ面白いです!」と締めくくりました。


イルミネーションらしく、終始笑いに包まれながら、大盛況のうちに幕を閉じた本イベント。息ピッタリでハチャメチャなボケとツッコミが飛び交う賑やかなキャスト陣が贈る最新作『ミニオンズ フィーバー』は本日から公開。是非ともご期待ください!
 


映画『ミニオンズ フィーバー』

【STORY】

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時は 1970 年代。11 歳のグルー少年の夢は、“スーパー・ヴィラン”になること。世界最恐の悪党集団ヴィシャス・シックスに憧れている。彼らはやりたい放題、欲しいものを次々と奪っては世間を騒がせていた。リーダーのワイルド・ナックルズをはじめとするベル・ボトムら5 人は、伝説の十二支石、ゾディアック・ストーンを手に入れる。ところが、ワイルド・ナックルズは仲間たちの裏切りに遭い、谷底深く突き落とされてしまう。

ヴィシャス・シックスは、ワイルド・ナックルズに代わる新メンバーを募集。グルーも張り切って応募するが、子供のくせにと笑われるだけだった。悔しい思いから、グルーは咄嗟にゾディアック・ストーンを盗み出す。そんな中、グルーの前に、谷底に突き落とされたはずのワルド・ナックルズが現れ、グルーはそのまま拉致されてしまう。ケビン、スチュアート、ボブは、グルーを助け出すためにカンフー・マスターに弟子入りを志願するが、それは、幾重もの試練が待ち受ける、険しき道の始まりだった・・・。


■プロデューサー:クリス・メレダンドリ『怪盗グル―』シリーズ、『SING/シング』、『ペット』
■監督:カイル・バルダ『怪盗グルーのミニオン大脱走』『ミニオンズ』
■声の出演:スティーヴ・カレルほか
■日本語吹替版キャスト:笑福亭鶴瓶、市村正親、尾野真千子、渡辺直美、田中真弓、速水奨、大塚明夫、立木文彦、宮野真守、鈴木拡樹、LiSA ほか
■全米公開:2022 年 7 月 1 日 [予定] ■原題:『Minions: The Rise of Gru』
■配給:東宝東和
■コピーライト:©2021 Universal Pictures and Illumination Entertainment. All Rights Reserved.
■公式サイト: http://minions.jp
■公式 facebook:https://www.facebook.com/minions.movie/
■公式 twitter:https://twitter.com/minion_fanclub

大ヒット上映中!


(オフィシャル・レポートより)

 

 
 
 
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 2018年に日本をはじめ、世界で大旋風を巻き起こした上田慎一郎監督の『カメラを止めるな!』が、フランスでリメイクされ、この夏あの笑いが戻ってくる!
『アーティスト』のミシェル・アザナヴィシウス監督が脚本も務め、ロマン・デュリス(『モリエール 恋こそ喜劇』『タイピスト!』)、ベレニス・ベジョ(『ある過去の行方』)、フィネガン・オールドフィールド(『マルヴィン、あるいは素晴らしい教育』)ら豪華キャストを迎えて全力で映画愛と笑いを届ける『キャメラを止めるな!』が、7月15日(金)より全国ロードショーされる。
今年のカンヌ国際映画祭ではオープニング上映されたことでも話題になった本作では、オリジナル版でテキトーなプロデューサーを演じ、大ブレイクした竹原芳子が、リメイク版でもリメイクをオファーした日本のプロデューサー、マダムマツダ役で再登場。オリジナルにオマージュを捧げた本作でも、とりわけ大きな存在感を見せている。
初の映画出演となったカメ止めからリメイク版まで、まさに映画のような活躍ぶりを見せるにお話を伺った。
 

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■カンヌの重みを感じたレッドカーペット

――――本作は今年のカンヌ国際映画祭のオープニング上映で、晴れ舞台の様子は日本でも大きく報道されました。おめでとうございます!カンヌはいかがでしたか?
竹原:カンヌに着いたのは夜中で、その日がオープニングの前日だったんです。レッドカーペットの場所を確認しに行くとまだ準備中で、当日の午前中も3つあるレッドカーペットステージのうちの真ん中がまだできていなかった。ですから、ようやく全てのレッドカーペットが出来上がったとき、「いよいよできたな、あそこに立つんだな」と思い、しっかり踏みしめて歩きました。準備をするのに相当たくさんの人が携わっていらっしゃるので、そこからもカンヌの重みを感じました。インタビューで今の気持ちをと聞かれましたが、とにかく「うれしい、うれしい!」と言っていましたね。本当に幸せでした。
 
――――オープニング上映では笑いが巻き起こり、沸きに沸いたそうですね。
竹原:そうなんです。字幕が出ないので、言葉はわからないけれど、日本版のカメ止めと脳内で比べたりしながら、フランスならではの面白さを感じましたね。日本にはないフランスらしいジョークもありますし、同じゾンビでも動きが全く違うので、そうなるのか!と。細かいところが笑いのツボでした。
 
――――竹原さんはゾンビドラマ『ONE CUT OF THE DEAD』のリメイクを発注し、日本からやってきたプロデューサー役として、前作同様キレッキレでしたが、登場シーンの評判はいかがでしたか?
竹原:自分では客観的に観ることができなかったので、インタビュアーから「笑いが起きてましたよね」と言われて、逆に「そうなんですか?」と聞き直したぐらいです(笑)
 
――――今回はキャストの中でも竹原さんが唯一オリジナルから参加していますが、ミシェル・アザナヴィシウス監督からオファー理由をお聞きになったのですか?
竹原:リモートで監督と打ち合わせをしたときに、オリジナルの『カメラを止めるな!』を観てオファーしたとおっしゃり、「受けてくれてありがとう」と。こちらこそ呼んでいただいてありがとうございますと言いたいですね。
 
 
 
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■監督の許可を得て、セリフを標準語から大阪弁へ

――――脚本は事前に目を通されたのですか?
竹原:日本語に訳したものを送ってくださったのですが、標準語で書かれていたので、打ち合わせのときに、オリジナルは勢いのある大阪のおばちゃんというキャラだったということをお伝えしたんです。監督からはやりやすいように変更してくださいと許可をいただいたので、すぐに大阪弁へ変更しました。
 
――――大阪弁で登場されたので、コレコレ!とカメ止めの記憶が蘇りました!
竹原:「条件については話をしていただけましたか?」というセリフがあったのですが、日本で公開されることがわかっていたので、オリジナルで使っていた決め台詞に変えました。オリジナルでは、上田監督がそれぞれのキャラクターに当てはめながら、いろいろな言葉を紡ぎ出してくださったので、ここはコレやなと。
 
 
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■上田監督とアザナヴィシウス監督の想いが融合されたシーン

――――元々のカメ止めは300万と本当に低予算映画でしたが、フランス版は相当豪華ですよね。現場の様子はいかがでしたか?
竹原:今回は本当に現場の雰囲気も和やかでしたし、撮影もスムーズでした。わたしのこともすぐに受け入れてくださり、毎日楽しく過ごしました。オリジナルでは、スタジオシーンだけだったので、半日だけの撮影だったのですが、今回は5日間撮影しました。中盤のスタッフやキャストたちの集まるシーンがワンカットになっているので、その撮影に1日以上かけています。実は上田監督がやりたかったまさにそのことを、アザナヴィシウス監督がされていて、おふたりの想いと想いが融合されましたね。
 
――――今の時代にこういうみんなで笑える映画は必要ですね。
竹原:フランス映画は日常を切り取って、静かな感動を呼ぶ作品が多いというのがわたしの印象で、そんなに大騒ぎをする映画はないと思うのですが、これは本当に笑えますよね。関係者の方のお子さんが笑っていたとおっしゃっていたので、子どもから大人まで一緒に楽しめるので、夏休みに打ってつけの映画ですよ。吹き替え版もあり、上田監督が監修しているので、字幕版と両方観ていただくと、より面白みがわかるのではないでしょうか。
 
 
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■織田信長を思い「50歳からは第二の人生」、やり残したことにチャレンジ

――――女性の場合、歳を重ねるにつれて演じる役が限られ、出演機会が奪われる中、竹原さんは50代からNSCに入学、俳優にチャレンジされ、カンヌ、そして著書も出版されました。まさに中高年女性に勇気を与える存在ですね。
竹原:とにかく行き当たりばったりなんですよ。あまり考えすぎると前に踏み出せないので、とにかくえいっと足を踏み出すんです。NSCに入学した時もそうでした。「行こう!」と。
実はわたしが50歳になったとき、織田信長が炎の中で舞っているシーンを思い出したんです。信長は50歳で死んでしまったと考えると、50歳からは第二の人生だ。やり残したことをやろう!と思いました。
 
――――映画の中でプロデューサーが大声で笑うシーンが、オリジナルよりパワーアップされていると感じましたが、ミシェル・アザナヴィシウス監督の演出ですか?
竹原:何がおかしかったのかわからないけれど、とにかくそのときは後ろに反っくり返るぐらい思いっきり笑いました。最初は笑ってから一瞬間を置いて、もう一度笑ってくださいと指示されたのですが、何回も笑ううちに、笑ったままセリフを言う流れになって、そのときは驚きました。日本語吹き替え版で、自分の役をアフレコしたのですが、その時改めて、あれだけ大声で笑ってたんだと思いました。ちなみに、携帯見ながら「あ〜〜〜っ?」と怪訝に言うシーンは一発OKでしたね(笑)
 
――――やはり、このむちゃぶりでテキトーなプロデューサーがいるからこそ、『キャメラを止めるな!』も成立するんだなと、改めて竹原さんの役の存在感に唸りました。
竹原:オリジナルも5年経っていますから、若い人は観たことがないという人も増えてきたんですよ。だからもう一度『キャメラを止めるな!』と同時にカメ止めブームが起きてほしいですね。本当にカメ止めから『キャメラを止めるな!』まで出演させていただけてよかった。夢のようです。また人生を振り返り、NSCからはじまって、本当にいろいろやらせてもらってよかったなと思いますね。
 

■フリーの活動はボケ防止、今までのキャリアが役に立っている

――――ちなみに、今は事務所に属さず、フリーの俳優として活動されています。
竹原:ボケ防止になるんですよ!前はマネージャーさんが細かく行く場所のことを連絡してくれましたが、今は自分で調べて行きますし、今までやってきたことが全部役に立っているんですよ。昔営業関連のことをしていたので、人とお話するのも好きですし、請求書も書ける。いろいろな人にお会いできるから楽しいです。出演オファーがあったとき、直接事務所の方に聞きたいことをすぐ聞けるのでいいですよ。本当に頭を使わないとダメになりますから!
 
――――最後に、これからご覧になるみなさんにメッセージをお願いします。
竹原:『キャメラを止めるな!』は、日本版の『カメラを止めるな!』に加えて、とろみと甘みが加わってさらに面白くなっています。家族愛の表現の仕方も感じていただけますし、「あれがこうなってる!?」と目新しい部分もありますので、ぜひご覧いただきたいです。できれば、字幕版を観て、吹き替え版を観て、そしてパンフレットを買ってください。ミシェル・アザナヴィシウス監督が細やかにその想いやディテールについて説明してくださっているので、より理解が深まりますよ。
 
(江口由美)

 
<作品情報>
『キャメラを止めるな!』” FINAL CUT”(2022年 フランス 112分)
監督・脚本・製作・編集:ミシェル・アザナヴィシウス 
出演:ロマン・デュリス、ベレニス・ベジョ、グレゴリー・ガドゥボワ、フィネガン・オールドフィールド、マチルダ・ルッツ、ジャン=パスカル・ザディ、竹原芳子 
2022年7月15日(金)より全国ロードショー
(C) 2021 - GETAWAY FILMS - LA CLASSE AMERICAINE - SK GLOBAL ENTERTAINMENT - FRANCE 2 CINEMA - GAGA CORPORATION
 

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・2022年7月3日(日)

・会場:なんばパークスシネマ

ゲスト:早川千絵監督(45)・河合優実(21)(敬称略)

・MC:津田あゆみ


 

「PLAN 75」という架空の制度が問いかける「生きる」ことの意味

他者の痛みを思い遣れない“不寛容”な世の中への警鐘

 

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少子高齢化による歪みが危険な状況となった社会で、75歳以上が自らの生死を選択できる「PLAN 75」という架空の政策による人間模様を描いた『PLAN 75』が、6月17日の公開以降センセーショナルな話題を巻き起こしている。本作は、2018年に公開されたオムニバス映画『十年 Ten Years Japan』の短編『PLAN 75』をベースに製作されている。2025 年には国民の5人に1人が 75 歳以上になると言われる日本では、当時から決して絵空事ではない問題として反響も大きかった。高齢者や身体的障碍などの弱者に対する不寛容や、他者の痛みを思い遣れない風潮への警鐘を鳴らすと共に、命の尊厳についても考えさせられる静かなる衝撃作である。


本作が初めての長編作品となる早川千絵監督は、今年の第75回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に正式出品され、カメラドールの次点にあたる特別表彰を受けている。これは日本人として25年ぶりの快挙となった。


一方、河合優実は、18歳でデビューして以来、多くの映画やドラマだけでなく舞台にも出演して、まだ21歳とは思えない落ち着きと知的な雰囲気でキャリアを重ねている。さらに演技だけではなく得意のダンスを活かした活躍も今後期待されている大注目の俳優。


この度、『PLAN 75』の公開を記念して、大阪〈なんばパークスシネマ〉にて舞台挨拶が開催され、早川千絵監督と78歳の主人公・ミチの相談役として「PLAN 75」を実施する側の若者を丹念に演じた河合優実が登壇し、キャスティングや撮影現場の様子や大女優・倍賞千恵子とのコラボレーションについても語ってくれた。


〈以下はその詳細です。〉


 

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――最初のご挨拶。

早川監督:大阪の皆さんにお会いできるのをとても楽しみしてまいりました。

河合:大阪で舞台挨拶が出来るなんて思ってなかったので、とても嬉しいです。

――大阪の印象は?

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早川監督:大阪は仕事と前作の『十年 Ten Years Japan』の舞台挨拶で来させて頂いただけで、観光とかしたことがなかったので、今回は少し早めに来て、本作の美術担当で関西在住の方々と久しぶりに会えて嬉しかったです。ちなみに、〈551〉とい名前がカッコいいなと思っていたお店へ連れて行ってもらいました。そこが大阪名物ということを初めて知りました。豚饅もとても美味しかったです。

河合:仕事で何度か来させて頂いていますが、今回は舞台『ドライブイン カリフォルニア』が現在サンケイブリーゼで公演中でして、それで舞台挨拶に参加させて頂けることになりました。私も、前回大阪からの帰りに〈551〉の豚饅や〈点天〉の餃子3箱も買って帰りました。焼いて食べたらとっても美味しかったです!

――お二人ともB級グルメがお好きなんですね。他にどこか行きたい所はありますか?

河合:〈太陽の塔〉へ行きたいです。


――6月17日に公開されて沢山の方に観て頂いて、沢山の反響もあったと思いますが、その中で印象に残ったことは?

早川監督:「観た後に人と話したくなった」とか、取材して下さる方々も質問そっちのけで、「自分はこう思った」と熱く語って下さいます。他にも「久しぶりに友人や家族と話しをした」という声を聞きまして、とても嬉しく思いました。


――初の長編映画監督作ですが?

早川監督:説明が少ないので、伝わらないのでは?解ってもらえないのでは?と心配もされましたが、観て下さる方の感受性を信じてみようと思いました。こうして観客の皆様のお声をお聞きして、予想以上に理解して下さっていることが分かり、これで良かったんだとホッとしております。

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河合:撮影に入る前は、この物語のように75歳になったら「自由死を選択したい」という声が多く届いて、それだけ「生きることが辛い」と思っている人が多いことに驚きました。でも、この作品を観て、「生きることが希望」へと変わればいいなと思っています。そして、自分の家族や親類の人たちに想いを馳せられたらいいですね。


――今回の役は、電話で応対するシーンが多く、声だけの演技もあったと思いますが、役作りは?

河合:相談役の成宮瑤子のそれまでの人生よりは、倍賞千恵子さん演じるミチと出会ってからの瑤子に集中して演じました。


――倍賞千恵子さんを主役にと思われたのはどの辺りからですか?

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早川監督:脚本を書きあげてからです。ミチという女性がどんどん追い詰められていく訳ですが、「可哀そうだ」と同情されるだけではなく、どこか凛とした強さを持った人間的魅力のある方に演じてもらいたいと思ったら、「倍賞さんしかいない」と思いました。

――どんな風にお願いしたのですか?

早川監督:脚本をお渡しして「お願いします」と。しばらくして、「監督とお話してから決めたい」というお返事があり、「なぜこの映画を作りたいのか」と説明させて頂いてからお引き受け頂きました。


――河合さんは倍賞さんとの共演は如何でしたか?

河合:今までも沢山の方とご一緒させて頂きましたが、倍賞さんと共演できたことはとても大きな経験になりました。人として素晴らしい方で、あれだけのキャリアを積んで来られた方なのに偉ぶることもなく、純粋に目の前のことに感動している人だなあと思いました。完成品を観ても、倍賞さんが映っているだけで素晴らしかったです。

――現場で何かお話をされましたか?

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河合:よく話し掛けて下さいました。撮影が終わってから、ハグして「貴女なら頑張っていれば必ず誰かが見ていてくれるからね」と言って下さって、本当に宝物のような体験でした!


――早川監督からご覧になった河合さんの魅力とは?

早川監督:河合さんのことはこの映画を考えている間もずっとご一緒したいと思っていました。でも河合さんの年齢に合う役が無かったので、河合さんに合うように瑤子の年齢設定を変えて出演してもらいました。初めてお会いした時も、若いのにとても落ち着かれていて、話す言葉がまた深くてとても賢い方だなと思いました。出演作品を見る前にプロダクションのHPの写真を初めて見た時からご一緒したいと思っていました。一目ぼれですね(笑)。

――そのことを河合さんはご存知でしたか?

河合:写真を先に見て下さっていたとは初めて知りました。嬉しいですね、設定まで変えて下さっていたとは…(笑)


――河合さんからご覧になって早川監督は如何でしたか?

河合:早川監督は倍賞さんと通じるところがありまして、目の前で起きることに対し純粋に感じ取っておられるんです。「監督泣いてましたよ」とスタッフさんに言われることもありました。自分が感動した方向性を直ぐに行動に移せる方で、周りも早川監督のために協力したいと思わせるような魅力を持った監督だと思いました。


――これからご覧になられる方に注目してほしい点を教えて下さい。

早川監督:ご自身の気持ちがどのように動くか?集中してご覧頂きたいです。観る方によって受け止め方も違うと思います。私たちが創り上げたものは半分までで、後の半分はお客様のものだと思っておりますので、どのような完成品になるかはお客様の感性次第です。ご自分の心に注目してご覧頂きたいです。


――最後のご挨拶。

早川監督:まずは映画を楽しんで頂いて、お友達やご家族とお越しの方はこの後お話をして頂いて、お一人で来られている方もどなたかにお話し頂いて、この映画をおススメ頂けると嬉しいです。本日はどうもありがとうございました。

河合:最後まで楽しんで頂きたいです。とても強い問い掛けをしている映画ですので、ご自身の立場と照らし合わせながらお楽しみ頂ければと思います。私と同世代の若者も、75歳という主人公だけでなく私の役の立場からも観て、自分たちがどのように社会のしくみの中に取り込まれているのかも考えて頂きたいです。よろしくお願いいたします。

 


【STORY】

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少子高齢化社会を迎え高齢者への憎悪が高まりをみせる中、政府は「PLAN 75」という政策を施行。75歳になると安楽死を選択できるというプランだ。強制ではないが、身寄りのない生活困窮者を中心に誰でも申し込め、支度金 10 万円を支給される上に、葬儀一切を政府が賄ってくれるというのだ。

夫に先立たれ一人暮らしのミチ(倍賞千恵子)は、ホテル清掃の仕事をしていたが同年代の同僚の死で失業を余儀なくされ、さらに長年住んでいた団地の立ち退きを迫られていた。寄る辺ないミチは意を決して「PLAN 75」に申込み、若い電話相談役の成宮瑤子(河合優実)と昔話をしているうちに楽しい思い出がよみがえり生き生きとしてくる。一方、役所の受付担当の岡部ヒロム(磯村勇斗)は、行方不明だった叔父の岡部幸夫(たかお鷹)と再会し、亡くなった父の兄である幸夫の人生を初めて知ることになる。そして、安楽死を迎える日に……。
 

■出演:倍賞千恵子 
            磯村勇斗 たかお鷹 河合優実 ステファニー・アリアン 大方斐紗子 串田和美
■脚本・監督:早川千絵  ■脚本協力:Jason Gray
■エグゼクティブ・プロデューサー:小西啓介 水野詠子 國實瑞惠 石垣裕之  Frédéric Corvez Wilfredo C. Manalang
■プロデューサー:水野詠子 Jason Gray Frédéric Corvez Maéva Savinie
■企画・制作:ローデッド・フィルムズ
■製作:ハピネットファントム・スタジオ ローデッド・フィルムズ 鈍牛俱楽部 WOWOW Urban Factory Fusee
■配給・宣伝:ハピネットファントム・スタジオ
■©2022『PLAN 75』製作委員会/Urban Factory/Fusee
■公式サイト:https://happinet-phantom.com/plan75/
■Twitter:@PLAN75movie #PLAN75

大阪ステーションシティシネマ / なんばパークスシネマ ほか 絶賛上映中!!


(河田 真喜子)

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2022年7月1日(金)@大阪ステーションシティシネマ

ゲスト:岩本照(Snow Man)・生見愛瑠(めるる) (敬称略)

MC:大抜卓人


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ツンデレだけど頼もしい大人の男性への憧れ、

誰でも恋をしたくなる女子共感度120%の胸キュンラブストーリー


2022年7月8日(金)より全国公開となる映画『モエカレはオレンジ色』は、シャイで真面目な消防士と夢見るピュア路線の女子高生の恋を描いた人気コミックス「モエカレはオレンジ色」の映画版。主演は体脂肪率4パーセントとアスリート並みの肉体美を誇る《Snow Man》の岩本照。頼もしくカッコ良すぎる消防士を好演。他にも同僚の消防士に古川雄大を始め鈴木仁や浮所飛貴、藤原大祐、上杉柊平などイケメン揃い。大人の消防士に憧れる女子高生を、ヒロイン初挑戦の生見愛瑠がピュアな一途さでコミックのヒロインそのままに魅了する。


誰もが恋するトキメキと多幸感で心をわし掴みにされる女子共感度120%の胸キュン映画。その主人公を演じた《Snow Man》の岩本照と、ヒロインの生見愛瑠が大阪で開催された特別試写会の舞台挨拶に登壇!満席の会場から大きな拍手で迎えられた。
 



――最初のご挨拶。

岩本:超シャイな消防士・蛯原恭介を演じました岩本照です。(関西弁で)“今日はほんまにありがとう”。(照れ笑い)短い時間ですがよろしくお願い致します。

生見:佐々木萌衣を演じました生見愛瑠です。(これまた関西弁で)“今日は楽しんでいってな~”(照れ笑い)。

――まさか関西弁で挨拶してくれとは!?向井康二君(Snow Manのメンバー)に教えてもらったのでしょうか?

岩本:いいえ。でも康二の育った場なんで関西弁で喋りたいなと思いまして…僕の関西弁はおかしくなかったですか?(場内から拍手が沸き起こる)ああよかった!ありがとうございます!

――関西の印象は?

岩本:コンサートやお芝居で関西に来させて頂いていて、戎橋あたりにも行って楽しかったですね。

生見:皆さん明るいイメージで、食べ物も美味しいですよね。先ほどたこ焼き頂きましたが、とっても美味しかったです。


――映画の中でも逞しい体を披露されていますが、相当体が仕上がってますよね?

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岩本:いえいえそんなことないですよ。普通に生きてたらこれぐらいにはなりますから。

――なりませんよ!

生見:無理無理!

――消防士服がとても体に馴染んで似合ってましたが?

岩本:僕の過去に消防士という時代があったんでしょうかね、何代か前に(笑)

――今回の役作りについて監督とは何かお話されましたか?

岩本:監督とは必要最小限の会話しかしてないですね。役についてというより、現場で自由にのびのびやらせてもらってました。役については萌衣ちゃん(愛瑠)や周りの人たちが創り上げてくれた海老原だったという印象です。


――生見さんの場合は、恋する気持ちを抑えながらも抑えきれないとか感情表現がとても重要だったと思いますが、役作りについては?

生見:役を作り込んでいくというよりは、皆さんと相談しながら演じていました。でも、結構泣くシーンが多かったので、とても勉強になりましたね。


――岩本さんは初めての単独初主演作ですが、最初ドッキリだと思ってたんですって?

岩本:ず~っとドッキリだと思ってました、盛大な(笑)。

――グループはドッキリ受けがちですよね?

岩本:そうなんですよ、僕のところにまでは来ないだろうと思ってたら、最近ドッジボールぶつけられまして、ドッキリが迫ってきてるな?今回もそうかなと思いました。

――どの辺でドッキリじゃないと思ったのですか?

岩本:愛瑠さんに会わせて頂いたり、監督と会ったり、消防士の訓練をさせてもらっている辺りから、「これはドッキリじゃないんだろうな」という雰囲気になりました。


――この作品は恋愛の要素もありますが、とても前向きに生きる要素もあるようですが?

岩本:それが凄く描かれている作品だと思います。勿論、キュンキュンするシーンもあるんですけど、蛯原や萌衣ちゃんの言葉や周囲の人の言葉など、共感できるようなメッセージが沢山含まれているのがいいところだと思います。

――生見さんが演じられた役は、同世代の女性にスイッチが入るようなメッセージ性があったようですが?

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生見:そうですね、好きな人に対して真っ直ぐに向かっていく姿がカッコいいなと、勇気をもらいましたね。


――“お姫様だっこ”されるシーンがありましたが、抱っこされてどうでしたか?

生見:なんだか消防士さんに助けられているという感じで、途中から岩本さんのことを本物の消防士さんだと思ってしまいました。ロープのシーンなんか凄すぎて、いつ訓練されていたんだろうと。

――そう、所作が消防士そのものなんですよね?

生見:本物の消防士さんにしか見えず、間違えたこともありました(笑)。

岩本:現場の隅で作業していたら「蛯原さん!」て呼ばれるほど馴染んでたり、スタッフさんにも間違えられました(笑)。


――本物の消防士さんの所へ行って訓練されたんですよね?

岩本:はい、実際に見学に行って、手取り足取り教えて頂いて、訓練にも参加させて頂きました。

――訓練は結構大変だったのでは?

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岩本:辛いとか苦しいということはなく、楽しかったですよ。ロープを使った訓練など学ぶことも多かったですし、楽しんでいたら登り切っていたという感じでした。


――消防士さんたちのチームワークも清々しかったのですが、同じジャニーズ事務所の方も共演されてましたね?

岩本:はい、浮所飛貴も出演してましたしね。クランクインの前に、僕が聞いてないと思ったのか、「ボク、ひかる君よりしゅうへい君(上杉柊平)推しです!」と彼が言ってるのを聞いて、「凄く素直な子なんだなあ」と思いました(笑)。「元気」というムードメーカー役なんですけどね(笑)。他のキャストの方やスタッフの方々にも積極的に声をかけて現場を盛り上げてくれていたんです。ホント凄くいい子なんです!


――この作品は夏にぴったりな爽やかな映画だと思いますが、この夏やりたいことってありますか?

生見:バーベキューやりたいです!映画の中でもバーベキューのシーンがあったのですが、「いいなあ」と思って是非この夏やりたいです!

岩本:僕は川でテントサウナをやりたいです。テントサウナを持ってるんですが、まだできてなくて、ず~っとやりたいと思ってました。川に流されたいなと…。


――岩本さんは役者の仕事が増えてきていると思いますが、如何ですか?

岩本:楽しいですよ。普段、踊りや歌や振付もやらせてもらったりしているのですが、お芝居も表現のひとつのジャンルとして演じているのが本当に面白いですね。


――映画の最後に「オレンジkiss」という曲が流れるんですが、これがまた映画の感想文のように聴こえたんですが?

岩本:あっ、オレ歌ってるわ!初めての主演映画で主題歌まで歌わせて頂いて、しかも心に刺さる歌詞でとてもいい曲だと感動しました。


――これからご覧になる観客の皆様へ

生見:これから観て頂けるということでとてもドキドキしています。消防士さんのカッコ良さや大変さも分かって頂いて、さらにキュンキュンして頂けると思いますので、是非お楽しみ下さい。今日はどうもありがとうございました。

岩本:夏にぴったりの作品だと思います。自分の仲間や家族や恋人などに想いを伝えたいなという時に、背中を推してくれる作品になっていると思いますので、是非何回も観て楽しんで頂きたいです。沢山キュンキュンしてほしいなと思います。
 


【STORY】

ツンデレ消防士に恋をした女子高生のピュアな一途さに、胸キュン必至のラブストーリー
 

父親を亡くし高校へ進学したばかりの女子高生・萌衣(生見愛瑠)はまだ友達もいない。ある日、頼もしくカッコいい消防士・蛯原(岩本照)との突然の出会いに動揺!? 内面は超シャイで真面目な蛯原に、すっかり恋をしてしまった萌衣は16歳で、相手は大人の男性。気持ちを抑えられない萌衣だったが、どんどん前向きに明るくなって友達もできる。蛯原もある悲しい過去から心を閉ざしていたが、萌衣の素直でまっすぐな気持ちに癒されていく。純粋過ぎて不器用に見える2人の恋に周囲もやきもき。そんな時、なんと蛯原と同期の嬉野(鈴木仁)という恋のライバルが現れて――!?

不器用な2人の恋はコミックの世界から抜け出たようで思わず笑ってしまうが、いつの間にか応援したくなるから不思議だ。ツンデレだけど頼もしい大人の男性への憧れ、誰でも恋をしたくなる女子共感度120%の胸キュンラブストーリーにあなたも癒されて下さい。


■原 作:玉島ノン「モエカレはオレンジ色」(講談社「デザート」連載)
■主 演:岩本照(Snow Man) 生見愛瑠
     鈴木 仁 上杉柊平 浮所飛貴(美 少年/ジャニーズJr.)
     古川雄大 藤原大祐 永瀬莉子 高月彩良 晴瑠 笛木優子
■監 督:村上正典  ■脚 本:山岡潤平
■音楽:林イグネル小百合
■主題歌:「オレンジkiss」Snow Man (MENT RECORDING)
■製 作:「モエカレはオレンジ色」製作委員会
■配 給:松竹株式会社
■©表記:(C)2022「モエカレはオレンジ色」製作委員会
公式HP: https://movies.shochiku.co.jp/moekare-movie/
■公式twitter:moekare_movie
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2022年7月8日(金)~ 大阪ステーションシティシネマ 他にて全国公開


(河田 真喜子)

 

 

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