レポートインタビュー、記者会見、舞台挨拶、キャンペーンのレポートをお届けします。

舞台挨拶の最近の記事

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新元号は「北山」で!キスマイ北山宏光が願望を明かす
『トラさん~僕が猫になったワケ~』大阪舞台挨拶
(2019.2.16 TOHOシネマズ梅田スクリーン1)
登壇者:北山宏光(Kis-My-Ft2)、筧昌也監督
  
突然死したダメ男が、ネコの姿で家族の元に戻ってきたら・・・。ファンタジックなストーリーが人気の「トラさん」(板羽 皆/集英社マーガレットコミックス刊)が実写映画化。人気アイドルグループ、Kis-My-Ft2の北山宏光が映画初出演にして初主演、そして初ネコ役に挑戦したのも話題の『トラさん~僕が猫になったワケ~』が2月15日(金)より全国ロードショー中だ。
北山宏光は、ネコ嫌いなのに、ネコが主人公の漫画で大ヒットを飛ばしたものの、その後ヒット作が出ず、娘にも愛想を尽かされている漫画家の高畑寿々男と、猫のトラの一人二役を自然体で好演。『Sweet Rain 死神の精度』「素敵な選 TAXI」などの、筧昌也監督が、アナログながら、ファンタジックな世界観を見事に表現した、感動ドラマだ。
 
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公開2日目の2月16日、TOHOシネマズ梅田スクリーン1で行われた上映後の舞台挨拶では、北山宏光と筧昌也監督が登壇し、「撮影から約1年、やっとみなさんにお見せでき、嬉しい気持ちでいっぱい」(北山)、「アパートの中でぎゅっとスタッフとキャストが一緒になって撮影し、3ヶ月間地味に編集作業をして仕上げた作品を、こんなに大きい劇場で見ていただけるのは感無量」(筧監督)と感動の面持ちで挨拶。
 
 
すでに映画の感想が寄せられているそうで、北山は「Kis-My-Ft2のメンバーやキャイ〜ンの天野さん、オリエンタルラジオの藤森さんが見てくださいました。中盤ぐらいまではコメディーではないかと、まさかあの姿で泣かされるとは思わなかったというお声をいただきましたね」と反響を語れば、筧監督は「普段あまり話さない映画には辛口の兄が、北山くんのオープニングのタバコを吸う姿に、ダメ夫の姿が集約されていたと褒めてくれたので、胸をなで下ろしています」と手応えを感じている様子だった。
 

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現在全国10カ所での舞台挨拶を開催中の二人が、毎回違うお題に答える「みっくん×まーくんのトラさんトーク」では、「●●が好き」というお題が登場。そこはすかさず北山が「『大阪大好きだ』でしょ!!!」と会場のファンを喜ばせると、さらに観客からの「めっちゃすきやねん」という言葉に、「好きレベル5段階中、5!」と会場は、コンサート並みの熱気に。
 
 
そして「平成が終わるまでにやっておきたいこと」では、二人とも「平成最後の映画『トラさん~僕が猫になったワケ~』大ヒット!」と気持ちを一つに。さらに、「新元号は?」というお題にも、すかさず北山が反応。「北山、いいでしょ。新元号の顔になりたいな」と切り出し、筧監督と撮影現場が垣間見えるようなほのぼのトークを繰り広げた。
 
 
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最後に、「数ある映画の中から『トラさん』を選んでいただき、ありがとうございます。映画、今口コミで広がればムーブオーバーします。うまくいけば元号が変わる瞬間も上映しているかもしれない。それで元号が北山になれば!そこまでいきたいですね。ご協力ください」(筧監督)
「この作品は初映画初主演、初ネコで、本当に素晴らしいキャスト、スタッフにめぐまれ、やっとみていただけるのを嬉しく思っています。みなさんに愛してもらうことで、映画が広がっていくきっかけになると思いますので、ぜひ、よろしくお願いします」(北山)と力を込めて挨拶した。
 
 
CGなしの猫スーツで奮闘する北山のハマりっぷり、多部未華子や平澤宏々路が演じる家族の愛に笑って泣ける、平成最後のアナログファンタジー映画をぜひ楽しんでほしい。
(江口由美)
 

 

<作品情報>
『トラさん~僕が猫になったワケ~』
(2019年 日本 91分)
監督:筧昌也
原作:板羽皆「トラさん」集英社マーガレットコミックス刊
出演:北山宏光(Kis-My-Ft2)、多部未華子、平澤宏々路、飯豊まりえ、富山えり子、要潤、バカリズム
公式サイト → http://torasan-movie.jp/
(C) 板羽皆/集英社・2019「トラさん」製作委員会
 
 

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高杉真宙、同級生、安田聖愛との共演は「気恥ずかしかった」『笑顔の向こうに』舞台挨拶
(2019.2.16 大阪ステーションシティシネマ)
登壇者:高杉真宙、安田聖愛 
  
公益法社団法人日本歯科医師会が全面協力のもと、歯科医療の現場で働く若者たちの成長を描いた青春映画『笑顔の向こうに』が、2月15日(金)より全国ロードショー中だ。
 
公開直後の2月16日(土)大阪ステーションシティシネマで行われた公開記念舞台挨拶では、容姿端麗で“王子”の異名をとる若手歯科技工士の大地を演じた高杉真宙と、大地の幼馴染で、東京のデンタルクリニックで働き始めたばかりの新人歯科衛生士真夏を演じた安田聖愛が登壇。
「今年に入ってずっとたこ焼きが食べたかった」という高杉と、初めての大阪に「インスタで見かけるオシャレなカフェが、位置情報を見ると大阪。オシャレな人も多そう。道頓堀のグリコの看板を見たい」という安田の主役コンビによる舞台挨拶の模様をご紹介したい。
 

 

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―――歯科技工士、歯科衛生士という職業を演じた感想は?
高杉:今まで歯医者に行くことはありましたが、歯科技工士という職業があることを知らずに生きてきたので、知る機会をいただき、うれしかったです。違和感がなく、手つきがなれているように、たくさん練習させていただきました。
安田:姉が歯科衛生士なので、遠い職業とは思っていませんでした。姉がどんな仕事、作業をしていたのかわからなかったので、作品が決まって姉の歯医者に見学。こういう感じで患者さんに接しているんだなと知りました。実際に資格のない私が施術シーンをするのはとても怖く、恐怖シーンを体験したようでした。
 

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―――撮影中、印象に残っているエピソードは?
高杉:二人で共通して大変だと思っているのは(真夏が無理やり大地を連れ出し、デートをした)江ノ島のシーン。撮影初日で、あのシーンからだったので、どんなテンションで撮影したらいいかわからず、楽しいシーンを演じるにあたって、(安田やスタッフとの)距離感が掴めなかった。いつも初日はメチャクチャ緊張するので、どうしようかと思っていました。結果的には大地と真夏のテンションの落差につながって良かったです。
安田:江ノ島のシーンは、私もどうしようかと思いましたが、9日間のうち5日間二人のシーンがあり、5日間でどれぐらい距離を詰めたらいいのか悩みました。(同級生なので)初対面じゃないのに、初対面のようになっていましたが、5日間のうちにその緊張がとれていましたね。撮影の裏話ですが、歯科医院でのシーンで、皆、受付の椅子で昼食を食べていたのに、高杉さんだけメイクルームの隅で、体育座りで食べていたので、本当に幽霊みたいでした。
高杉:スタッフさんも含め、女性の方が多かったので、ちょっと落ち着こうと思いました。特にご飯中はどうしたらいいかわからなくて。全ては僕の気遣いですよ。別の現場でも落ち着こうと思った時、ひとりになることが割とあります。
 
 
 
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―――お二人は、堀越学園の同級生ですが、(役での設定のように)同級生だから醸し出るような幼馴染感はありましたか?
高杉:すごく親しいとか、すごく親しくないという距離でもないので、ただただ最初は緊張とやりづらさがあって、一緒に仕事をしたのは気恥ずかしかったですね。
安田:デートシーンや喧嘩のシーンはやりにくかったです。台詞の練習などは手伝ってくれるので、そういう点ではやりやすかったですね。
 

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―――初共演して、俳優としてどう感じましたか?
高杉:僕が安田さんに対して一番羨ましいと思ったのは、スタッフの皆さんとすぐに仲良くなれることですね。今回撮影期間が短かったのですが、僕は人見知りなので、そんなに短い期間で距離を詰めることはなかなかできないですから。学校での姿を見てはいるので、こういう感じでお仕事をされているのかと思いました。
安田:高杉さんは気遣いが素晴らしい。普通の人ができる気遣いより何倍もすごいです。ある意味紳士的なのですが、高校生の時は1ミリも感じたことはなかったので、現場ではこんな感じなのかなと思いました。
 
 
―――お二人の好きなシーンは?
高杉:大地の軸でもある家族との話は、注目してほしい部分です。松原さんとのシーンは結構色濃い時間を過ごさせていただきました。松原さんだから見えた大地の姿があって、大地の人としての成長、歯科技工士としての成長があるので、そこは見て欲しいと思います。
安田:個人的に好きなのは、患者さん(丹古母鬼馬二さん演じる寝たきり老人)の入れ歯がきちっとはまって、うれしそうに歯をカチカチさせるシーン。撮影中もそこにいて、笑わせていただきました。
 
 
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(最後のご挨拶)
高杉:僕が歯科技工士という職業を初めて知ったように、知らない方にたくさん広めていただけたらうれしいです。入れ歯を見るたびにそういう職業があることを思い出してもらいたいです。大地は共感できない役でしたが、演じていくうちに家族のことや様々な軸のゴールがみえてきます。大地は思いやりが足りない人だったけれど、様々な人と接する中で、それを知ることができました。
安田:この作品が初ヒロイン作で、個人的に思い入れも強く、色々な人に見ていただきたいです。今、なる方が少なく、知らない人も多いので、この映画を通して知って増えてほしいです。いいと思ったら広めてください。
(江口由美)
 

<作品情報>
『笑顔の向こうに』
(2018年 日本 89分)
監督:榎本二郎
出演:高杉真宙、安田聖愛、松原千恵子、辻本祐樹、西方凌、木村祐一、中山秀征、藤田朋子、秋吉久美子他
公式サイト → https://egao-mukou.jp/
(C) 公益社団法人日本歯科医師会

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『半世界』舞台挨拶

(2019年1月31日(木)TOHOシネマズ梅田スクリーン1)
ゲスト:稲垣吾郎(45歳)、阪本順治監督(60歳)

 

ふと自分を見つめ直すキッカケをくれる、
思うようにならない人生でも素直に向き合える――。

「こんな稲垣吾郎、見たことない!」自然体の魅力が光る感動作!

 

阪本順治監督の記念すべき“還暦作品”『半世界』は、昨年の第31回東京国際映画祭で観客賞を受賞。田舎町を舞台にした39歳の仲良し同級生3人組の人生の折り返し点に立つそれぞれの思いと悲哀を描いた、阪本監督完全オリジナル脚本の映画化である。主演には《新しい地図》結成後の初映画出演となる稲垣吾郎を迎え、朝ドラ『まんぷく』で人気急上昇中の長谷川博己に、緩急自在の手堅い演技力で魅了する渋川清彦や池脇千鶴に石橋蓮司という、キャスティングだけでも吸引力のある面々で大いに楽しませてくれる。阪本監督の初期の頃の作品を思わせる笑いあり涙ありの人情物語は、現実的だがどこか懐かしく、心のひだに優しく寄り添うような、そんなヒューマンドラマである。


hansekai-550.jpg2月15 日(金)の公開を前に、主演の稲垣吾郎と阪本順治監督が舞台挨拶に登壇。TOHOシネマズ梅田のスクリーン1の733席のチケットが即完売したとあって、稲垣吾郎人気に改めてびっくりした阪本順治監督は、「無理にこっち見なくてもいいですから(笑)。僕は大阪人なんで大阪の怖さも知ってます。20年前に藤山直美さん主演の『顔』という映画の舞台挨拶の時、立ち見が出るほど満員だというので楽しみにして行ったら、受付でおばちゃんが怒鳴ってまして、何怒鳴ってるかというと、「立ち見やったら300円まけて!」(笑)――これが大阪や!」と、大阪のファンにご挨拶。


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(撮影中の阪本順治監督)


阪本順治監督とは初タッグを組む稲垣吾郎は、「阪本監督が怖かった?」という質問に、「全然!」と即答。『座頭市 THE LAST』と『人類資金』と2本の阪本監督作に出演した香取慎吾から監督について色々と聞かされていたという。「ああ見えて人見知りするタイプの香取君が、“阪本監督、阪本監督”と珍しく心を開いてとても慕っているようだったので、きっと仲良くして下さったんだろうなと思ってましたから」。


hansekai-bu-inagaki-240-3.jpg阪本順治監督はいつも撮影前に主演俳優と二人だけで食事に行くようにしているという。「自分ってこんな人間なんだよってバラした方が、撮影中も相互理解が深められるから」という理由。今回も、稲垣吾郎とホテルの1室で大まかな台本10枚を渡して読んでもらった際も、「とても緊張しましたよ」という稲垣に対し、「えっ?二人きりだったから、違う意味で?(笑)こっちも何言われるかと緊張して、隠れて酒飲んでましたよ。“炭”を焼く役がイヤだと言われたら、じゃ“ピザ”にする?(笑)とかね、返答の仕方を一所懸命考えていたんですよ」と阪本監督。


ロケ地は三重県南伊勢町、2018年2月15日クランインで1ヶ月の撮影期間中、東京から名古屋まで新幹線で行って、近鉄線に乗り換えてロケ地へ行ったという稲垣吾郎。近鉄電車の車両が旧式と新式のタイプがあり、「今日はどっちのタイプかな♪」ととても楽しみにしていたという。


hansekai-bu-500-1.jpg炭焼きの役について聞かれた稲垣吾郎は、「炭焼きは落ち着く感じがして、興味はありました。実際使われている炭焼き小屋で持ち主の方に協力して頂いたのですが、撮影中の炭も実際の商品となる訳ですから、小屋の横に寝泊まりしては炭焼きのタイミングを見計らって、夜中でも撮影していました。伐採のシーンでは初めてチェーンソーを使いました。箸より重たいものを持ったことがないこの僕が!? かなりの重労働だと実感しました」。


hansekai-bu-sakamoto-240-1.jpgこれからご覧になるお客様に向けて、
阪本順治監督、
「映画が始まったら全く違う彼(稲垣吾郎)がいます。この映画に自分なりの思いを込めていますが、基本的にはスター映画は大好きでして、いろんな人物が登場します。その人たちへ思いを寄せてもらえれば嬉しいです。つぶやきはスマホでなくてもできます。横断歩道ですれ違う人に“半世界”と一言つぶやくとか(笑)、ついでに電車の中で友達と話す時も、「今日は寒いね、“半世界”」と(笑)――こんなこと大阪でしか言えませんが、合言葉は“半世界”で拡げて頂きたいと思います。『半世界』というタイトルに込めた想いや、俳優のみなさんが何をやろうとしているのか理解して頂ければ嬉しいです。還暦記念映画でもあります。どうぞお楽しみ下さい」。


 

 

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稲垣吾郎、「阪本監督の記念すべき映画に主演させて頂いて嬉しく思っております。この映画は、一昨年から準備を重ねて撮った作品です。備長炭ではありませんが、我が子のように育て上げた映画ですので、皆さんにきっと気に入って頂けると思っています。合言葉は“半世界”でぶつぶつつぶやくばかりでなく、さっき撮った写真をSNS駆使して拡散して頂きたいです。ここから世界に発信していって、多くの皆さんの観て頂ければと思います。本日はどうもありがとうございました」と、締めくくった。

 

この日はWEB媒体の取材撮影は勿論、観客にもスマホでの撮影を許可するという、ジャニーズ時代では絶対厳禁とされていたことが許された。少し不慣れな様子を見せた稲垣吾郎だったが、観客との近い距離感を楽しんでいたようにも見えた。コテコテの大阪人気質で笑いを誘った阪本順治監督のトークからも、今までに経験したことのないキャラクターを演じる稲垣吾郎を撮影現場でもフォローしていた様子がうかがえる。ベテラン監督のもと、新たな挑戦の始まりを感じさせる記念すべき作品となったようだ。
 


『半世界』

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【STORY】
田舎町の地元で炭焼きをしながら妻の初乃(池脇千鶴)と中3の息子・明(杉田雷麟)と暮らす絋(コウ:稲垣吾郎)は、自衛隊を辞めて帰郷した瑛介(長谷川博己)の姿を見つける。瑛介が何か訳ありで固く心を閉ざす中、同じ同級生で祖父母に両親と未婚の姉という大家族を支える独身の光彦(渋川清彦)と共に彼を助けようとする。だが、瑛介は中々心を開こうとしない。地元で家族と暮らしながらも、心のすれ違いや商売の難しさなど、思うようにならない人生に戸惑いを見せる一方、瑛介の帰郷をキッカケに、39 歳という人生の折り返し点に立つ男3人が、改めて自分を見つめ直していこうとするが、……。

 

■2019年 日本 
■脚本・監督:阪本順治
■出演:稲垣吾郎、長谷川博己、池脇千鶴、渋川晴彦、杉田雷麟/小野武彦、石橋蓮司
■コピーライト:©2018「半世界」FILM PARTNERS
公式サイト:http://hansekai.jp/

2019年2月15日(金)~TOHOシネマズ梅田、他全国ロードショー


(写真・文:河田 真喜子)

 
 

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誰も知らないマリア・カラスがここに。
未完の自叙伝、未公開映像・音源・封印されたラブレター
初解禁!



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トム・ヴォルフ監督 & 綾戸智恵(ジャズシンガー) 登壇!

綾戸智恵、カラスは「魂で歌うオンリーワンな人」と大絶賛
トム・ヴォルフ監督の才能にも太鼓判!

 

音楽史に永遠に輝く才能と絶賛されたオペラ歌手、マリア・カラス。いちど聴けば忘れられない世界にひとつの歌声と、高度なテクニックを自在に操る歌唱力、役柄とひとつになる女優魂、さらにエキゾティックな美貌と圧倒的なカリスマ性で、聴衆をとりこにした不世出のディーヴァ。没後40年にして初めて紐解かれる彼女の人生を綴った映画『私は、マリア・カラス』が、12月21日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマ他にて全国順次ロードショーとなる。


2013年にマリア・カラスの歌声に感銘を受け、マリア・カラスを探求するプロジェクトを開始したトム・ヴォルフ監督。彼は3年間にわたり世界中を旅して未公開の資料や映像、音源を入手。また、カラスの近親者や仕事相手にも会いに行き、60時間以上のインタビューを実施。そこで得た貴重な情報や素材が初長編監督映画となる本作だ。


 

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この度、11月15日(木)に東京・神楽座にて一般客向け試写会が行われ、本作でメガホンをとったトム・ヴォルフ監督、本作を一足早く観賞・絶賛し、マリア・カラスに魅了されたというジャズシンガーの綾戸智恵が登壇した。


会場から盛大な拍手で迎えられ監督が登場し、「皆さん、こんにちは。マリア・カラスを日本の皆さんにお披露目できる事をとても光栄に思っています。個人的にも日本が大好きで14年前に初めて日本に来て、富士山に登って以来ずっと日本のファンなんです!この映画をつくるプロセスは富士登山と非常に似ていて、忍耐も力も必要だけでなく、意志の強さも大切でした。」と挨拶し、イベントはスタートした。


maria-callas-bu-240-1.jpgなぜ、今マリア・カラスのドキュメンタリーという大きな山に登ろうと思ったのかと聞かれると、監督は「この山は誰も今まで登ったことがないからです。」と即答。「今までカラスについて取り上げた本やテレビ番組はたくさんありますが、最初から最後までカラスが自分自身の言葉で自分について語った映像は今までなかったんです。それが全く新しいアプローチであることに私が大変興味を持ちました。そして、彼女の言葉から彼女を直接知るという経験をしてみたいと思いました。」とカラスの魅力や想いを語った。


本編の50%以上が初解禁の素材で構成されている本作。膨大な素材の集め方については「皆さん彼女に関する音源や映像は全て見て、聴いたと思っていらっしゃると思います。だからこそ、この映画をつくる旅路に5年もかかりました。これまでとは異なる形で、私はこの映画の全てを彼女自身の言葉で構成しようと思ったので、最初の3年間はリサーチに時間を費やし、世界中に散らばっている素材を探しました。探し出した素材の多くは未公開で、中には失われたと思われていたり、個人が所有しているものがほとんどでした。幸運にも彼女の友人にもお会いできて、貴重な手紙やホームビデオを入手する事ができたんです。」と感慨深く語った。


続けて「二重の意味でこの映画を日本で公開できるのは、非常に光栄に思っているんです。というのも、マリア・カラスの最後の公演は日本で行われたので、彼女にとって日本は特別な位置を占めているんです。44年経ってこの映画を日本に持ってくるということ、日本のファンに紹介するということは非常に大きな意味があると思います。日本のファンはマリア・カラスを非常に愛していましたし、愛と尊敬をもって彼女を迎えていました。なので、この映画を若い方々にも観てもらい、ぜひ彼女を知ってほしいですね。そうする事で、日本とマリア・カラスの"ラブストーリー“がずっと続けばいいなと思います。」と言及し、会場の観客も感銘を受けた様子だった。


maria-callas-500-1.jpgドキュメンタリーでありながらドラマティックな要素もある本作の編集については「6ヶ月間、あちこちに散らばったパズルのピースを一つ一つ集めて、一枚の大きな絵を作り上げるような作業でした。編集担当のジャニス・ジョーンズと2人で部屋にこもって作業に没頭しました。劇中で度々登場するデビッド・フロストとのロングインタビューをバックボーンにして作り上げていったんですが、実はこのインタビューは1970年に放送されて以来、40年ぶりに発見したものでした。このインタビューは普通とは異なり、彼女の告白に近く、最初で最後の、カラスではなくマリアとして話をしているとても貴重な内容でした。


このインタビューをバックボーンに、時代順に映画は進むのですが、ある意味で彼女が自分自身を振り返っている形になっています。劇中では、マリア・カラスのアーティストであるカラスの部分と、ひとりの女性であるマリアの部分の二重性を追っているんですが、そのバランスも大切にしました。彼女自身も個人的な生活とアーティストとしての生活のバランスを取ろうとしてもがいていたわけですが、個人としての幸せを追求したいという想いと、アーティストとしての自分が段々大きくなっていく間の苦悩をこの映画の中で表現できるよう構成していきました。そして、最終的にはマリア自身が浮かび上がるような、マリアとカラスのリンクが分かるような映画にしていきました。」と語った。


maria-callas-bu-240-2.jpg続いて、本イベントの特別ゲストとして日本のジャズ・ディーヴァことジャズシンガーの綾戸智恵が大輪のバラをもって登壇。「(マリア・カラスにかけて烏のマネをして)カ~カ~と言いながら登場しようと思ってたけど、足を痛めてたし、お花を持ってたからできへんかった。」と綾戸節炸裂で元気に登場し、会場は笑いの渦に包まれた。一足早く観賞した本作については「(カラスと自分は)音楽というのが共通点だと思う。なぜ、こんな歌なのかというのは、その人の人生をみればわかる。歌い方ではなく、歌詞でもなく、憂いや女性の性を彼女が歌うことによって、作品が彼女の歌になる。私もジャズの名曲を自分の歌として人生を重ねて歌えば、亡くなってからも愛される存在になるんかなと思いました。」とユーモアたっぷりに作品の魅力を話した。


賛美とバッシングを受けながらも舞台に立ったカラスについては「美しいから出る杭は打たれる。一番はやはり彼女が"歌えた”人だということ。歌いたいという気持ちはもちろんあるけれど、こんな風に歌えた人だし、歌を上手く歌うだけの努力ではなく、色々な人から受けた影響を大事に思いながら、歌に反映させたんちゃうかな。だから、マリア・カラスはオンリーワンやね。」と答え、監督は「映画の冒頭で、彼女がマリアとしての自分と、カラスとしての自分の2人がいるが、よく聞けば、そのカラスの中にマリアがいることが分かると語っています。


maria-callas-500-2.jpgつまり、それはマリアとして生きた感情や人生経験、葛藤があったからこそ、彼女が演じたオペラの役にリアルに浮かび上がらせる事が出来たんだと思います。自分の人生を超越して、天上にあるハーモニーという高みに達するために努力したお陰で、時代を乗り越え、没後40年経った今でも彼女は多くの人に愛されていますし、私たちは彼女が努力して得たアートの美しさを得ているんだと思います。綾戸さんや私のようなアーティストにも影響を与えてくれます。


映画をつくるにあたって、自分の役割は現代の今の観客の方にマリア・カラスの本当の姿を伝える事だと思ったんです。エゴや名声ではなく、人に仕えるというアーティストとしての謙虚さも彼女から学びました。」とコメント。さらに綾戸が「彼女はジャンルを超えて、心を通じて歌うんで、専門家でない人にまで、すべての人を引き込む力があった人やないかな。なんでか言うたら、小さい時に初めて彼女の歌を聞いて、何を歌ってるか分からなかったけど、思わず「ええな」と耳を傾けてしまった。そこにはジャンルを超えた人間マリア・カラスがおったからやと思う。それを監督が映画にしたのは良い意味の使命感がある。歌い続けることよりも、引き継ぐことに彼女の一生があるんだと思う。」と熱い想いを語った。


maria-callas-bu-500-1.jpg冒頭で“マリアとして生きるには、カラスの名が重すぎるの”というセリフが印象的な本作。歌い手でありながら、常に人の目に晒され、生き方までキャリアに影響したカラスについて、自身も同じ歌い手である綾戸は「女性だから、自分の幸せについて考えるし、何が幸せかはわからないけれど、それは彼女が決めること。辛い事もあったけど、彼女は全てを歌にぶつける事ができた。私は楽しい事があると家族にぶつける事が出来た。歌の重さは人それぞれですから、量りに乗せてもメーターは動かへん。ただ、(彼女の歌を)聴いてる私たちは、スキャンダルなどあった彼女の歌、その中でもがき苦しんだ女性の儚さが聴こえる。この人生だったから、この歌があると納得してほしいし、これだけ誰しも歌えるとはちゃいまっせと言いたいですね。それが彼女からのギフトであり、この人の道。だからこそ、没後40年経ってもマリア・カラスは皆さんに聴いていただけると思う。」と綾戸節全開で、深く共感する気持ちを明かした。


最後に監督が「綾戸さんにこの映画とマリア・カラスの事を理解していただけてとても嬉しいです。私よりも彼女について語れると思いました(笑)今日は綾戸さん、そして皆さまに心からお礼を申し上げたいと思います。」と熱いメッセージが贈られ、大盛況のなか笑顔でイベントを締めくくった。


『私は、マリア・カラス』

【STORY】
音楽史に永遠に輝く才能と絶賛されたオペラ歌手、マリア・カラス。いちど聴けば忘れられない世界にひとつの歌声と、高度なテクニックを自在に操る歌唱力、役柄とひとつになる女優魂、さらにエキゾティックな美貌と圧倒的なカリスマ性で、聴衆をとりこにした不世出のディーヴァだ。


maria-callas-pos.jpgスターの座に上り詰めた彼女の名は、数々のスキャンダルによってさらに広まった。28歳年上の男性との結婚、大統領やセレブも駆け付けたローマ歌劇場の舞台を第1幕で降りたことへのバッシング、メトロポリタン歌劇場の支配人とのバトル、ギリシャの大富豪オナシスとの大恋愛、そしてそのオナシスが元ケネディ大統領夫人ジャッキーと結婚したことを新聞で知るという衝撃の顛末。

ドラマティックな人生は幾度か映画化され、マリア・カラスの伝説はコンプリートされたかに見えた。ところが、没後40年にして彼女の未完の自叙伝の存在が明らかになる。彼女に惚れ込んだトム・ヴォルフ監督は、3年の月日をかけた〈真のマリア・カラスを探し求める旅〉でこの自叙伝を入手。さらに、彼女の親友たちから信頼を得て、封印されてきたプライベートな手紙や未公開映像もふんだんに集めることに成功した。


そこで描かれるのは「誰も知らない」マリア・カラス。スキャンダルやバッシングの嵐の中、プロフェッショナルとしての信念に、倒れても歌うことを諦めなかった壮絶な“カラス”と、ひとりの女性として愛を切望し、千々に心乱され苦悩しながらも、全てを受け入れようと変化していく“マリア”の姿があった。その「圧巻の歌声」は、彼女の偽りのない「告白」により、深い哀しみと深い愛を湛え、我々の胸をさらに掴んで離さないものとなる―。


■監督:トム・ヴォルフ  
■朗読:ファニー・アルダン(『永遠のマリア・カラス』) 
■配給:ギャガ 
公式サイト: http://gaga.ne.jp/maria-callas
■(c)2017 - Eléphant Doc - Petit Dragon - Unbeldi Productions - France 3 Cinéma

2018年12月21日(金)~TOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマ、大阪ステーションシティシネマ、TOHOシネマズなんば、MOVIX京都、シネ・リーブル神戸 ほか全国順次ロードショー


(オフィシャル・レポートより)

 

 
 
 
 
 
 
 
 

 

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(2018年11月5日(月)なんばパークスシネマにて)
登壇者:原日出子さん、木竜麻生さん、野尻克己監督(敬称略)



悲しみを乗り越えようとする一所懸命さに可笑しみが滲む感動作


長年引きこもりだった兄が自殺してしまった。そばには左手首に傷を負った母が倒れていた。残された妹と父は、記憶を無くした母のために兄が生きているよう一所懸命に嘘をつく。親戚や友人を巻き込んで兄の生存を装う――ただでさえ自殺されたショックは大きいのに、母親を気遣ってつく嘘にこの上なく優しさを感じさせる。監督デビュー作となる本作は、監督自身が自らの実体験を基に脚本を書いたという。悲劇的な出来事にユーモアをバランスよく練り込んだ、優しい嘘から始まる家族の再生と絆の物語は、新たな家族の物語として広く共感を得ることだろう。


suzukike-550.jpg先ごろ開催された【第31回東京国際映画祭】で、活性化する日本映画の多様性を世界に紹介することが目的の《日本映画スプラッシュ部門》で作品賞を受賞。さらには、妹を演じた木竜麻生は、宝石の原石(ジェムストーン)の様な輝きを放つ若手俳優に贈られる《東京ジェムストーン賞》を受賞している。自殺した兄を加瀬亮、家族をこよなく愛する母を原日出子、息子の足跡を辿ろうとする不器用な父を岸部一徳、母の弟で気のいい叔父を大森南朋、父の妹で唯一常識的な物言いをする痛快な叔母に岸本加代子。巧みな脚本に個性と演技力で惹きつける本作の魅力は、じわじわと心に沁みる新鮮な感動となって心を癒してくれる。


公開を前に開催された上映会の舞台挨拶に、原日出子、木竜麻生、野尻克己監督が登壇。作品にかける思いや撮影中の秘話などについて語ってくれた。

以下に詳細を紹介致します。



suzukike-bu-240-2.jpg――今回の役について?
原:家族の話ですので、どなたにも共感して頂けると思います。台本を読む前に、野尻監督の初監督作の出演オファーということで、デビュー作によんで頂いてとても嬉しかったです。でも、台本を読んで「私で大丈夫かしら?」と心配になりました(笑)。


――ベッドから落ちたりいろいろと体当たりの役でしたね?
野尻:原さんにお願いしたことは、人間としての母親は勿論ですが、根源的な本能を出してほしいことです。ベッドから落ちるということもその一つです。

原:記憶を失う前の緊迫した状態を体が覚えていて、どこかへ行こうとしてベッドから落ちました。


suzukike-bu-240-3.jpg――原さんにこの役をやってほしいと思った理由は?
野尻:原さんの日本のお母さんというイメージを壊したいな思いました。原さんは役の幅が広い方だと思っていたので、心が壊れる瞬間を撮りたいなと思ってお願いしました。


――木竜さんはワークショップがあったとか?
木竜:まず面接を受けて400人の中から6人になって、4日間ワークショップを受けてから役が決まりました。ワークショップでは脚本の中の富美が関わるシーンはすべて監督とお話をしながらやらせて頂きました。


――木竜さんのどんなところに注目したのですか?
野尻:木竜さんの第一印象は、素朴なんですが芯がある女優さんだなと思いました。例えれば、『Wの悲劇』の薬師丸ひろ子さんみたいに、自分をむき出しにしてほしいとね。シリアスなテーマですからしんどいシーンもあるのですが、それを明るくしたかったので、木竜さんの笑うと画面が明るくなるのを活かしたいと思いました。

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――木竜さんは、喪失感やいろんなものを受け止めなくてはならない役ですが?
木竜:映画の中のそれぞれの人がいろんなものを感じながら演じる現場でしたが、原さんをはじめ共演者やスタッフの方に引っ張って助けて頂きました。


――シリアスだけどクスクスっと笑えるシーンが多いですよね?
原:シリアスなんだけど笑える。人って一所懸命やればやるほどおかしい様もありますよね。リアルだからこそ可笑しい、生きていくってそんなもんだと思います。


――脚本を書く上でバランスを考えたのですか?
野尻:僕は「笑えない映画は好きじゃない」というのが根本にあり、元々喜劇が好きなんです。大真面目に嘘をつくところに家族の裏の心を描いたつもりです。そこをしっかり描けない内に笑いだけをとる気はなかったので、楽しんでもらえる作品になっていると思います。


suzukike-500-4.jpg――岸部一徳さんについて?
野尻:お父さんが風俗店へ行くシーンがあるのですが、風俗が一番似合うのは岸部さんかな?(笑)無口であることもあり、岸部さん以外あり得ないと考えました。


――原さんは岸部さんとの共演は如何でしたか?
原:私は岸部さんの大ファンなんです!何本かご一緒したことはありますが、直接絡むことがないお芝居だったので、一度でいいからちゃんとお芝居をしたい!と思っていたので、お父さん役が岸部さんだと聞いて飛び上がって喜びました。本当に夢が叶ったと思いました。ドキドキしながら現場に行ったら、ナチュラルで優しくて温かくて益々ファンになりました(笑)。


suzukike-500-2.jpg――木竜さんはこのような両親で如何でしたか?
木竜:岸部さんがお父さんで、原さんがお母さんなんて、こんな幸せなことはないですよね。お二人には本当によくして頂きました。食事の時も私を待って下さり一緒にお食事しました。本当の鈴木家の家族のように、ずっと一緒にいるような雰囲気を作って下さいました。


suzukike-bu-240-1.jpg――弟役の大森南朋さんについて?
野尻:ハードな役を演じられることが多い方ですが、実際はふわふわしていて優しい方です。お兄さんの大森立志監督はよく存じ上げているのですが、優しくて人間大好きなタイプです。芸能界を自由に生きておられる方なんで、その浮遊感が出ればいいかなと思いました。

原:「お姉ちゃん」と呼ばれることに何の抵抗もありませんでした(笑)。私の弟にもちょっと甘えん坊な感じが似ていて、優しくてとても自然な感じの方でした。


――妹役の岸本加代子さんについて?
野尻:僕は本編を何度見ても岸本さんのシーンで泣いちゃうんですよね。この家族は一変して非日常に持っていかれるんですが、「それじゃいけないよ」と客観的な立場で物言う人なんです。残された家族は悲しんでいいかどうかも分からない状態なのに、一番悲しんでいる人なんです。熱いキャラで直情的な人。直情的な人って優しい人が多くて、その辺りが表現できればいいかなと思います。


suzukike-500-3.jpg――突然亡くなる息子の加瀬亮さんについて?
原:凄い存在感ですよねぇ。繊細なニュアンスを出せる俳優さんです。役に入っているときはぐ~っと真剣な表情だったのですが、普段は明るくてよく喋る人です。立った姿が家の息子にそっくりで、何の感情移入も要らず、ずっと本当の息子だと思ってやってました。


――木竜さんは凄い役者さんたちと共演したんですね?
木竜:撮影が終わってしばらく経ちましたが、「あれは夢だったのかな?」と思ったりすることがあります。こうした舞台挨拶などで再びお会いすると、「やっぱり好きだな~」と思います。素敵な方々とご一緒できて、とても大事な作品になりました。

原:これからもっと凄い人と仕事するから大丈夫よ。ほんとに楽しみです!
 


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『鈴木家の嘘』

【STORY】
長年引きこもりをしていた兄・浩一(加瀬亮)が部屋で自殺した。その傍には手首に傷を負った母・悠子(原日出子)が倒れていた。母はようやく意識が回復したものの直近の記憶がない。母が再びショックを受けないよう、妹・富美(木竜麻生)と父・幸男(岸部一徳)は叔父(大森南朋)や叔母(岸本加代子)の力を借りて兄が生きているよう嘘をつく。そんな中、兄を自殺に追い込んだと思い込み自責の念に苦しむ富美。父は息子を理解してあげられず後悔して、息子の足跡を探そうとする。バラバラだった家族が兄の死をキッカケに一つになって母を守ろうとするが……。


(2018 年/日本/上映時間:133 分)
・監督・脚本:野尻克己
・出演:岸部一徳、原日出子、木竜麻生、加瀬亮、岸本加世子、大森南朋
・配給:松竹ブロードキャスティング、ビターズ・エンド
公式サイト: http://suzukikenouso.com/
・コピーライト:(C)松竹ブロードキャスティング

2018年東京国際映画祭スプラッシュ部門作品賞、ジェムストーン賞(木竜麻生)


2018年11月16日(金)~なんばパークスシネマ、シネ・リーブル梅田、MOVIX 京都、神戸国際松竹 他にて全国ロードショー!


(写真・記事:河田 真喜子)

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『ういらぶ。』舞台挨拶レポート

日時:11月10日(土)18:15~18:35
場所:TOHOシネマズ梅田 スクリーン1 
登壇者:平野紫耀、桜井日奈子、佐藤祐市監督(敬称略)

 


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平野紫耀「自分って、ホンマにゴミやな!」

劇中セリフを関西弁で披露!

 

アスミック・エース配給にて、LINEマンガの少女部門にて月間1位を記録し、累計180万部を突破した、星森ゆきもによる大人気コミック「ういらぶ。-初々しい恋のおはなしー」(小学館「Sho-Comi フラワーコミックス」刊)の映画化、『ういらぶ。』が11月9日(金)に全国公開致しました。

公開を記念して、11月10日(土)、TOHOシネマズ梅田にて舞台挨拶付上映会が実施されました。

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映画を鑑賞したばかりの観客の熱気と拍手で包まれる中、主演の平野紫耀さん、ヒロインの桜井日奈子さん佐藤祐市監督が登壇。割れんばかりの歓声の中、平野さんは「皆さんの歓声がすごくて!たくさんありがとうございます。」とご挨拶。笑顔でファンに手を振り会場の熱気はさらにヒートアップ!


続けて桜井さんから「映画は楽しんでいただけましたか?今日は短い時間ですがよろしくお願いします」とご挨拶。そして佐藤監督から「今日は東京からまわってきましたけど、大阪が1番熱い!良い雰囲気でちょっと泣きそうです。」と熱狂する大阪の観客を前に目を潤ませました。                           

MCより大阪の印象について聞かれ、平野さんは「大阪は本当に熱い!太陽みたいな街ですね。」と答え、桜井さんは「学生時代よく遊びに来ていたのでよく知っている。大阪の人はみんなハートが熱いですよね。」とそれぞれ大阪の熱さを絶賛しました。


welove-bu-500-1.jpg映画にちなみ、自身がこじらせてるところを問われると、平野さんは「特にないです。自分でいうのもなんですけど、素直なんです。」と答え、すかさず佐藤監督から「発言で周りの人をこじらせるよね。」と言われ、「そうなんですか?知らなかったです。今気づきました!」と天然発言を炸裂し、会場からは笑いが巻き起こりました。「強いて言えば、腰痛ですかね。」と半年ほど前から腰痛に悩まされていると告白。続いて桜井さんは「私は肩をこじらせてます。」とこちらも体の不調を告白。MCから「お二人とも大丈夫ですか?お大事にしてください。」と心配される一幕も。


welove-bu-250-2.jpg続いて、ここは胸キュンだ!と思うシーンを聞かれ、平野さんは「ベッドでシャツをはだけて、優羽を横に座らせて倒すシーン。あのシーンは恥ずかしかった。」、桜井さんは「凛くんがおかゆをまずいといいながら完食するシーン。」と言いMC、観客一同納得。


ここで劇中の決めセリフを関西弁で披露していただくことに!

平野さんは凛の「おまえってマジごみな」のセリフを「自分って、ホンマ、ゴミやな」と流ちょうな関西弁を披露したが、監督から「もっとドSに!」と指摘が入りテイク2。さらにドS度の増したセリフに会場からは悲鳴が。


一方の桜井さんは優羽の「ほんとにわたしってダメダメです。凛くんといると心臓がどきどきしちゃって」を「ホンマにうちってあかんねん。凛くんとおると心臓がどきどきするねん。」とかわいらしい関西弁を披露。これには会場から「可愛い~!」の声が漏れました。

 

welove-bu-250-3.jpg貴重なお二人の関西弁に会場のボルテージは上がりまくる中、最後の挨拶に。

 

佐藤監督から「皆さん注意してください。ベ、ベ、ベイベー(主題歌サビ冒頭部分)に洗脳されますよ!」と笑いを誘い、桜井さんが「主題歌に洗脳されるようにこの作品も皆さんの心に残ればいいなと思います!」と作品への想いを伝え、平野さんが「素敵なキャスト、スタッフで作った作品。何度でもキュンキュンしてほしい。」とご挨拶。舞台挨拶は大盛り上がりの中、幕を閉じました。

 

 

 


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出演:平野紫耀(King & Prince) 桜井日奈子 玉城ティナ 磯村勇斗 桜田ひより / 伊藤健太郎
監督:佐藤祐市 
原作:星森ゆきも「ういらぶ。-初々しい恋のおはなし―」(小学館「Sho-Comi フラワーコミックス」刊)

脚本:高橋ナツコ 
音楽:佐藤直紀 主題歌:King & Prince 「High On Love!」(Johnnys‘ Universe)

製作:『ういらぶ。』製作委員会 
制作プロダクション:アスミック・エース、共同テレビジョン

配給:アスミック・エース(C)2018『ういらぶ。』製作委員会 (C)星森ゆきも/小学館

11月9日(金)~TOHOシネマズ梅田、ほか全国絶賛上映中!!!


(オフィシャル・レポートより)

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驚異の歌声をもつロックスターの秘密は“声帯ドーピング”!?
爆音!爆上げ!ハイテンション・ロック・コメディ!!

阿部サダヲ「映画をご贔屓に!いっぱい拡散してください!!」

 

日時:2018年10月21日(日) 11:30~11:55
場所:TOHOシネマズなんば スクリーン1 
登壇者:阿部サダヲ、吉岡里帆、三木聡監督(敬称略)



アスミック・エース配給にて、「時効警察」シリーズの三木聡が監督・脚本を務める映画『音量を上げろタコ! なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』が10月12日(金)より全国公開しております。全国公開を記念して、10月21日(日)、TOHOシネマズなんばにて公開記念舞台挨拶付上映会が実施されました。


ontako-bu-abe-240-1.jpg会場から拍手が沸き起こる中、主演の阿部サダヲさん、ヒロインの吉岡里帆さん、三木聡監督が登壇し、まず初めに阿部サダヲさんから「阿部サダヲです。よろしくお願い致します。」とご挨拶。MCから「かなりあっさりしていますね!」とつっこまれ、「このあといっぱい話したいので!」とファンへの優しさを見せました。

続けて吉岡里帆さんから「おはようございます。吉岡里帆です。よろしくお願いします。」と役さながらの小声でご挨拶され、会場から笑いが。

三木監督は「映画を観ていただいてありがとうございます。よろしくお願い致します。」とご挨拶されました。

 


ontako-bu-yoshioka-240-1.jpg三木組へ初参加となった阿部さんと吉岡さんへMCから三木組の印象を聞かれると、阿部さんは「稽古やリハーサルを念入りにして作り込まれている。三木監督の世界ってこんな感じでできていくんだなと思いました。」と答えられ、続けて吉岡さんは「今回ギターと歌を撮影前から練習していて、音楽を準備するのは新鮮だったし、楽しかったです。」と準備期間を含め、撮影を振り返りました。


MCより、監督に向けて映画を作るきっかけとなったことを問われると、「昔バンドをしていて、その時にロックバンドを題材とした映画を作りたいと思った。」と話し、「ロックを歌っている人が声が大きいのは、想いの強さだと知り、面白いと思った。」と答えられました。


ontako-bu-miki.jpgここから観客からの質問を受け付けることに。ところが客席から吉岡さんにセリフのリクエストが!サウンドトラックのCDに収録されているセリフを言ってほしいということになり、質問者の名前を叫びながら、「勘違いは大事よ!大抵の事は勘違いでできている。このまま終わりじゃ、もったいない!!」と全力でファンのリクエストに応えていました。


次に阿部さんへは、「パートを頑張れと罵ってほしい。」とリクエストがあり、戸惑いながらも、こちらも全力で「パート頑張れタコ!」と罵り、会場は笑いに包まれました。その後も観客からのリクエストは続き、質問コーナーのはずがリクエストタイムに。一同もさまざまな要求に対しテンションが上がっていました。


客席のボルテージも上がる中、観客向けのフォトセッションの時間が特別に設けられ、各々ポーズをとりながら、テンション爆上げのフォトセッションとなりました。


ontako-bu-500-1.jpg最後に吉岡さんが「大阪の皆さんのおかげで楽しい時間となりました。また帰ってきたいです!その時は質問してください!」とご挨拶され、続いて阿部さんが「僕もパートとか大変な時期とかありましたけど、今こうやって主演として舞台に立っていて、是非映画をご贔屓にしていただければ。今日いっぱい写真撮ったと思うのでSNSで拡散してください!!」とご挨拶され、大盛り上がりの中、舞台挨拶は無事終了しました。
 


 

『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』


【ストーリー】
ontako-pos.jpg驚異の歌声を持つ世界的ロックスター・シン(阿部サダヲ)と、声が小さすぎるストリートミュージシャン・ふうか(吉岡里帆)。正反対の二人が偶然に出会い、シンの歌声が『声帯ドーピング』によるものだという“禁断の秘密”をふうかは知ってしまう ! そんなシンの喉は『声帯ドーピング』のやりすぎによって崩壊寸前…。さらには、シンの歌声をめぐって二人は追われるハメに!? リミット迫る“声の争奪戦”が今、はじまる―!!!!

 

・出演:阿部サダヲ 吉岡里帆 千葉雄大 麻生久美子 小峠英二(バイきんぐ) 片山友希 中村優子 池津祥子 森下能幸 岩松了 ふせえり 田中哲司 松尾スズキ
・監督・脚本:三木聡(『俺俺』、「時効警察」シリーズ)
・製作:映画「音量を上げろタコ!」製作委員会 制作プロダクション:パイプライン
・配給・制作:アスミック・エース
・公式HP: http://onryoagero-tako.com

・公式Twitter: @onryoagero
・ ⓒ2018「音量を上げろタコ!」製作委員会

 10月12日(金)~TOHOシネマズ梅田他にて絶賛公開中!!!


(オフィシャル・レポートより)

 
 
 
 

bokujira-550.jpg和歌山県 太地町立 くじらの博物館を舞台にした映画

『ボクはボク、クジラはクジラで、泳いでいる。』舞台挨拶レポート

(2018年10月13日(土)、ジストシネマ和歌山にて)
登壇者:
矢野聖人さん(主演で飼育員役)、武田梨奈さん(ヒロイン)、岡本玲さん(くじらの博物館・学芸員役で和歌山県出身)、主題歌を担当し、映画にも出演の清水理子さん(主題歌を担当し、映画にも出演。和歌山県出身)、藤原知之監督
 


 

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まず、本作が映画初主演となる矢野聖人に、最初に話が来た時のことを聞いてみると、「20代の時に映画初主演を果たすのが夢のひとつだったので、それがやっと叶うんだと思いましたし、初主演がこの作品で良かったなと思います。 」と述べた。


そして、東京から来た飼育員・唯を演じた武田梨奈は、「とにかく今回は海の中に入って撮るシーンがあったので、矢野君や監督たちと撮影の1ヶ月前に現地で合宿してトレーニングしました。」と語ると、監督は、飼育員役の矢野、武田に対して「合宿では、本物のプロの飼育員さんやトレーナーの方にショーをやってもらって、 それから特訓だったんですが、 サーフィンのシーンや、太一たち飼育員がイルカに対して指示を出したりするシーンも、全部スタントや吹き替えなしで本人たちが演じています。」と裏話を披露。観客からは拍手が起こっていた。


さらに監督は、「博物館の副館長からも、「ちょっと難しいと思う」と言われてしまったので、当初はクジラに乗ろうとするところまで本人で撮影して、あとは本物のトレーナーの方に乗ってもらおうかなと思っていたんですが、武田さんがサクッとできちゃったんです(笑)」と続けると、武田は「全然、サクッとできてないですよ。」と返し、そこに矢野が「実はカナヅチなんですよね。」と暴露。


bokujira-500-2.jpgすると武田が「クランクイン前にそれを言ってキャスティングを変えられたら困るので、合宿の前の1ヶ月間はずっと泳ぐ練習をしていました。」と返すと、監督は「カナヅチって、この前知りました。カナヅチって知っていたら、ちょっとビビっていたと思います。本人に事故があったらどうしようという心配が出てくるので。クジラに乗るのは本当にサクッと乗ったんですが、乗る前の飛び込みができなくて、それをずっと練習していたよね。」。


すると、武田が、「実は、矢野君も飛び込みが苦手だよね?」と矢野にふると、「泳ぐのは得意じゃないですね。でも、岡本さんも泳ぐの苦手なはず」と、実は3人とも泳ぐのが苦手という意外な事実が発覚。監督は「全然知らなかった。そういえば、矢野君が飛び込んだ後にタイトルが出る前のシーンは何回もやった気がします。」と驚きを隠せない様子だった。


次に、同い年の3人に撮影中の過ごし方を聞いてみると、矢野は、「美味しいものをいっぱい食べました。特に、和歌山ラーメンが印象に残っています。泊まってるホテルの近くに屋台があったので、3人でほとんど毎日行っていました。」すると清水も、「私も食べました!あれはおいしい和歌山ラーメンです。」と自信の出身地でもある和歌山のグルメを絶賛。武田も「夜中の11時ぐらいに撮影から帰ってきて、ラーメンを食べに行ってたんですが、普通、女優さんて夜食べないじゃないですか。でも玲ちゃんは一緒に来てくれて(笑)。嬉しかったし、美味しかったです!」とこちらも絶賛していた。


bokujira-bu-500-2.jpgそして、最後に監督は「撮影は昨年の10月だったんですが、本当にたくさんの方にご協力いただきました。太地町の体育館で 「映画に出たい人集まってください」って言ったら、たくさんの人が来てくださいました(笑) 。ロケ場所なども含めて、和歌山県には全面的にバックアップしていただきました。本当にありがたかったです。僕らと皆さんで協力して作った映画だと思っています。 」と感謝を述べた。


主題歌を担当した清水は、「主題歌を歌わせていただいたことは、今でも本当に信じられなくて、今ここに立っているのも夢のようです。大好きな和歌山の作品に携われて本当に嬉しいです。和歌山の良さが伝わる映画だと思います。 この映画と共に私の主題歌も皆様に愛してもらえる嬉しいです。」とコメント。


学芸員役を演じた和歌山県出身の岡本は、「地元の作品に出たいというのが私の目標のひとつでもありました。和歌山には、15歳までしかいなかったんですが、自分のルーツは和歌山ですし、和歌山の自然や人柄の暖かさは、東京に出てから感じることも多くて、それを少しでもスクリーンを通して全国の人達に届けたいと思っています。長く愛される作品になればいいなと思います。これからもよろしくお願いします。」と挨拶。


bokujira-500-1.jpg武田は「理子ちゃんの主題歌の歌詞にある、“言葉では伝わらない想いを”というフレーズが、この映画にピッタリだなと思いました。人間とクジラ、言葉では通じ合えないですが、他の形で通じ合える、一緒に生きているんだと思える作品になっています。派手な映画ではないですが、長く皆さんに愛される作品になってほしいと思うので、皆さんこの映画を愛してそして気に入っていただけたら周りの方に広めて下さい。」と話し、


最後に矢野が、「僕は、この映画を見て皆さんにそれぞれいろんな思いを持ち帰ってほしいと思っています。それは、太一みたいに自分も大きな夢を持ちたいとか、頑張っている人を応援したいとか、なんでもいいと思うんです。でも、必ず何かを感じていただける映画だと思います。たくさんの方に見ていただくためには、皆さんの協力が必要なので是非、協力をお願いします。ありがとうございました。」と挨拶し、舞台挨拶は終了した。
 



『ボクはボク、クジラはクジラで、泳いでいる。』 

【STORY】 
bokujira-pos.jpg舞台は、クジラしか飼育されていない、和歌山県南部にある「太地町立くじらの博物館」。
来客も増えず、次々に飼育員が辞めていく中、館長は、経験豊富なベテランスタッフから強い反対を受けても、飼育員リーダーに、純粋にクジラを愛する青年・鯨井太一(矢野聖人)を任命する。東京の水族館からピンチヒッターとして呼ばれた白石唯(武田梨奈)や、学芸員の間柴望美(岡本玲)ら、同僚たちの中にも懸命に太一をサポートする人も現れるが、皆を悩ませていたのは来客がすくないことだった。http://www.bokujira.com/

そんな中、博物館を盛り上げるために太一は、スタッフの手作りによる「くじら夢まつり」を行うことを思いつく。しかし、開催を目前に控えたある日、「くじら夢まつり」中止の危機が訪れる・・・。


【監督】:藤原知之『U・F・O〜うしまどの、ふしぎなできごと〜』
【出演】:矢野聖人、武田梨奈、岡本玲、近藤芳正(特別出演)、鶴見辰吾  【主題歌】:清水理子「Colorful〜あなたといた時間」
【後援】:和歌山県、和歌山県観光連盟、太地町、太地町観光協会、那智勝浦町、那智勝浦町観光協会、新宮町、新宮町観光協会、串本町、串本町観光協会、熊野灘捕鯨文化継承協議会
【配給】:キュリオスコープ/2018年/117分  bokujira.com
公式サイト】:http://www.bokujira.com/

2018年10月12日(金)より、ジストシネマ和歌山/イオンシネマ和歌山ほか和歌山先行公開中!

11月3日(土)より、なんばパークスシネマ/MOVIX堺/MOVIX八尾にて


(オフィシャル・レポートより)

 
 
 
 
 
 
 
 
 

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黒木華、初共演の野村周平は「ガツガツくるかと思いきや、相手に合わせて気を遣える人」『ビブリア古書堂の事件手帖』大阪舞台挨拶
(18.10.10 TOHOシネマズなんば)
登壇者:黒木華、野村周平、三島有紀子監督
 
若き古書店主が古書にまつわる謎を解き明かす三上延のベストセラー小説「ビブリア古書堂の事件手帖」が、黒木華&野村周平を迎えて映画化され、11月1日(木)より全国ロードショーされる。
 
 
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『幼な子われらに生まれ』などの三島有紀子監督が、鎌倉の片隅に佇む古書店を舞台にした本作の雰囲気を丁寧に描写。亡くなった祖母が大事に持っていた夏目漱石の「それから」を大輔(野村周平)がビブリア古書堂に持参したことがきっかけで、店主栞子(黒木華)と出会う物語は、50年前の祖母の秘密が同時並行で描かれ、時を超えたミステリーになっている。野村周平は9月公開の『純平、考え直せ』に続いての主演、そして黒木華も10月公開『日日是好日』に続いての主演とノリに乗った関西出身の二人が初共演を果たす。
50年前のエピソードで登場する夏帆、東出昌大、そして物語のジョーカー的役割を果たす成田凌と、共演も若手実力派が揃った。
 

 

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10月10日にTOHOシネマズなんばで行われた先行上映会では、黒木華、野村周平、三島有紀子監督の関西出身トリオが登壇。黒木と三島は大阪出身の中、野村は「僕だけ神戸で仲間外れ、そこは譲れない」と神戸っ子を強調しながらも、ずっと客席後方を見つめている。
実は、最後列に三島監督応援団のパネルがズラリ。いち早く行われた地元大阪での凱旋舞台挨拶で映画のヒットを願うパネルの言葉に、三島監督も笑顔満面だった。撮影中は標準語だったという3人も、この舞台挨拶は全員関西弁で和やかな雰囲気。初共演となった野村の印象を聞かれた黒木は、「ご一緒する前はガツガツこられるかなと思っていたが、実際にお会いすると空気を読みながら、相手に合わせて気を遣える人。周りを見つつ仲良くしてくださったので、とても助けられた」と絶賛。一方、野村も黒木のことを「僕は周りからはうるさいとかチャラいという偏見があるが、こんなタイプは嫌いかと思いきや、そこに栞子さんがいるかのように僕の話を笑顔で聞いてくれてた。優しい方」。そんな二人について、三島監督は「野村さんは一人一人に気を遣い、時には突き放したりする。黒木さんはそれを観察してジリジリと近寄っていました。あまりにも楽しそうだったので、珍しくたまに飲みに行ったりしたよね」と撮影中の様子を振り返った。
 
 

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人と接するときは内気さを覗かせながらも、本の話になると話が止まらなくなるビブリア古書堂店主の栞子を演じた黒木は、「監督と相談し、謎解きをする部分と、素の栞子の部分との緩急をつけたり、栞子の癖を付け加えました」と役作りを語ると、「(撮影前の)本読みの時に、黒木さんがずっと恥ずかしそうにしていたのが栞子さんぽい仕草だったので映画に取り入れました」と三島監督流の演出を披露。さらに読み聞かせシーンへのこだわりから黒木にオファーしたことを明かし、「黒木さんは、本を読む姿がとても美しい。本の活字の良さの伝え方は難しいが、文章をこの声で読むことで、音符を読むように心に届くのを現場で見ることができた」と読み聞かせのシーンの素晴らしさを称えた。
 
 

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一方、小さい頃、祖母が大事にしていた夏目漱石の「それから」を偶然触ったことから、祖母にひどく叱られ、それがトラウマとなって活字恐怖症に陥った青年、大輔を演じた野村は、自身も活字が苦手なことを披露。三島監督からは「会った時に、どんな本を読むの?と聞くと、全く・・・と言われて、これは大輔だと思いました」と、キャスティングのポイントになったことを明かした。さらに、「野村さんは素直で人に優しい、まっすぐ。チャラチャラしているように見えて、優しくて、大輔はそういう人だなと」と、他にも大輔と重なる部分が多かったことを付け加えた。
 
 
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実際の現場では、「三島さんは、時に鬼になる時もありました。僕が喋りすぎると『ちゃんとやろうか』と言われて」と野村が口火を切ると、「現場でサザンの歌を歌うなんて、あり得なくないですか?」と三島監督がその時の真相を暴露。飄々としながら野村は「ちゃんと指先まで見ていただき、しっかりと教育と演出をしていただいた。光の使い方、アングルのこだわりなど、三島節が詰まっているので(映画を見て)引き込まれると思う」と見事に切り返し、映画の見所をアピールした。
 
 
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最後に
「最初からこの映画に引き込まれていくと思います。素晴らしい照明、素晴らしいアングル、素晴らしい役者 が揃い、ストーリーも面白い、しっかりしたミステリーになっているので、楽しんでください」(野村)
 
「原作が好きな方も、読んでいない方も楽しめますし、本が時を超えて人と人をつなげ、その中で起こる人間関係の網の中を栞子と大輔が泳いでいくような映画です。東出さんと、夏帆さんの姿が本当に文学の香りがして素晴らしいですし、鎌倉の匂い、古本の匂いを感じながら見ていただけるとうれしいです。
 
「黒木華さん、野村周平さん、成田凌さん、夏帆さん、東出昌大さんというキャストたちと映画を一つ作れて、私の中で宝物のような時間でした。死んだ人の思いは今生きている人に色々な形で伝わると信じているのですが、そんな瞬間をこの映画で見つけてもらえたら嬉しいです」(三島監督)
と挨拶。観客と一体となったフォトセッションや、前列の観客と握手を交わすファンサービスぶりを見せた野村周平と黒木華。三島監督と共に地元での舞台挨拶を心から楽しんでいる様子が伺えた。読書の秋にふさわしい、文芸の薫り漂うミステリアスなラブストーリーだ。
(江口由美)
 

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<作品情報>
『ビブリア古書堂の事件手帖』(2018年 日本 121分)
監督:三島有紀子
原作:三上延「ビブリア古書堂の事件手帖」メディアワークス文庫/KADOKAWA刊
出演:黒木華、野村周平、成田凌、夏帆、東出昌大他
主題歌:サザンオールスターズ「北鎌倉の思い出」(タイシタレーベル/ビクターエンタテインメント) 
配給:20 世紀フォックス映画、KADOKAWA
公式サイト:https://biblia-movie.jp/
(C) 2018「ビブリア古書堂の事件手帖」製作委員会

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「大阪の人柄がメッチャ好きやねん!」『あのコの、トリコ。』舞台挨拶

(2018年10月8日(月・祝) TOHOシネマズ 梅田にて)
【登壇者】:
吉沢亮(24歳)、新木優子(24歳)



「日本中の人をトリコにしたい!」
吉沢亮の“胸キュン・ポイント”を新木優子が披露

 

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子供の頃から俳優を目指してきた昴(杉野遥亮)・雫(新木優子)・頼(吉沢亮)の3人の恋のトライアングルが、芸能界を舞台にせつなくも心ときめかせる、映画『あのコの、トリコ。』。10月5日(金)より全国公開され、その大ヒット御礼のため、主演の頼を演じた吉沢亮と、彼が想いを寄せるヒロイン・雫を演じた新木優子がTOHOシネマズ梅田のシアター1の舞台挨拶に登壇!超満員の客席から割れんばかりの大歓声が沸き起こった。不慣れな関西弁を交えたコメントを求められ、それに応える度に「これで合ってますか?」と訊き返す謙虚さ。今回は、本来の役に加え、いくつかの劇中劇の役にも挑戦するというかつてない複雑な役回りに、俳優としての手応えを感じさせていた。


以下に、舞台挨拶の模様をご紹介いたします。
(敬称略)



toriko-bu-yosizawa-240-2.jpg――関西弁をまじえたご挨拶をお願いします!
吉沢:皆さん、なんでやん!鈴木頼を演じました吉沢亮です。こんな
に沢山の方に集まって頂いて、みんなのトリコやで!(笑)

新木:皆さん、こんばんは~!立花雫を演じました新木優子やで!(笑)


――公開された今のお気持ちは?
吉沢:撮影したのは1年以上前なので、こんなに沢山の方に観て頂けてホッとすると同時にとても嬉しいです。

新木:やっぱり関西の方は元気だなと感じました。


――大阪の「こんなところのトリコです!」というものがありますか?
吉沢:大阪にはこうした舞台挨拶などで1年に何度も来させて頂いてますが、スタッフの方もとても明るくて優しい方が多いので、大阪の人柄がメッチャ好きやねん!(笑)

新木:大阪のみなさんの人柄とノリの良さにトリコです♪


toriko-bu-araki-240-3.jpg――撮影中、印象に残ったこととは?
新木:いつもはここに無邪気な杉野君が加わってとても和やかになるのですが、そんな杉野君の靴紐を吉沢君が変に結んでは歩けなく
して遊んでました。いじられキャラの杉野君をからかっては写真を撮ったりしてました。

吉沢:杉野君は、普段はとても可愛いキャラなんですが、携帯ゲームでヒートアップしてくると人格が変わっちゃいます。「なんでだよ!」とずっと言ってて、熱い一面を見てしまいました(笑)。


――もう一度観るなら、「是非ここを!」というシーンはどこですか?
吉沢:頼が複雑な表情を見せる劇中劇のシーンでしょうか。主人公の頼と劇中劇の役の両方があり、また作品によって表情も変わるので、そこをじっくり見て頂きたいです。

新木:劇中劇の中で頼の表情が急に切り替わる時が女子にとっては“キュン・ポイント”だと思います。劇中劇で、セットから落ちてくる私を頼が受け止めようと、手に持っていたバラの花束をかなぐり捨ててダッシュしてくるシーンがあります。その花束の捨て方がとってもカッコいいんです!そこに注目して是非見て頂きたいです。



(観客からの質問に応じて)
toriko-bu-yosizawa-240-4.jpg――役で芸能人を演じるのはどんな気分でしたか?
吉沢:中々ある機会ではないのですが、芸能界の裏側を忠実に描いてるなと思いました。例えば、下着宣伝の撮影シーンで緊張しながらも次第に親しくなっていくというのは、意外とよくあることなので、共感しながら演じてました。

新木:こんな役自体あまりないので、とても貴重な体験をさせて頂いたと思っています。また、私が演じた雫はモデルをしながら女優を目指しているのですが、モデルをしていた自分の経験が活かされたかなと思います。雫の役を演じながら劇中劇の役を演じるのは、ほんと不思議な感覚でした。自然に見えるよう演じ分けるのに苦労しました。



――「もっともっと上を目指したい!」と頑張っていた頃を思い起こされたのでは?
toriko-bu-araki-240-2.jpg新木:はい。高校時代、みんなががむしゃらに頑張っていた時期だったので、その頃を思い出しました。


――お二人とも多くのドラマや映画で大活躍されていますが、その切り替えはどうしているのですか?
吉沢:僕の場合は役に入り込む瞬間がないというか、基本的には俯瞰で見ているので、のめりこみ過ぎて役が抜けないというような感覚に陥ったことがなく、オン・オフを意識したことがないのです。

新木:作品毎にスタッフや役が違うので、現場に行ったらその役が頭にスッと入ってきて、いつの間にか切り替わっているような気がします。意識して切り替えようとしたことはないです。衣装やヘアメイクなどで切り替えて頂いていますね。周りの方々に上手くサポートして頂いて感謝しています。


――今日は“愛をささやく日”ということで、私たちに愛をささやいて下さい。
新木:「ここにいるみんな、好きやで!」(会場から、「可愛い!」と歓声があがる)

吉沢:「ほんとに、みんなのことが、メッチャ、好きやで!」(笑)

 

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――最後のご挨拶をお願いします。
新木:舞台挨拶最終日にこんなに沢山の方に来て頂いて本当にありがとうございます。今日は神戸や大阪の皆さんに盛り上げて頂いて、とても嬉しくて楽しい時間を過ごすことができました。本当にありがとうございました。まだご覧になってない方にもお薦め頂ければ嬉しいです。この映画をこれからも応援して下さいね。

吉沢:今日は楽しんで頂けましたか?僕たちも皆さんのノリの良さに楽しませて頂きました。この映画を面白いと思って頂けましたら、周りの皆さんにお勧めしたり、SNSでつぶやいて頂くとか、この映画が日本中をトリコにすることができたら嬉しいなと思っております。今日は本当にありがとうございました。

 


映画『あのコの、トリコ。』

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「ずっと君のことが好きだった!どんな時も君だけを想ってきた」
“胸キュン・ポイント”いっぱいの楽しい映画

 

子供の頃から俳優を目指してきた昴(杉野遥亮)・雫(新木優子)・頼(吉沢亮)だったが、頼は早々と脱落して地方で暮らしていた。だが、ずっと大好きだった雫のことが諦めきれず、雫の通う東京の芸能コースがある高校に転入する。そこで、既にモデルの仕事を始めていた雫に付き人をさせられ、地味で内向的だった頼が否応なく芸能界の洗礼を受けていく。さらに、人気者となっていた昴も当然のように雫を恋のトリコにしようとするが・・・芸能界を舞台に3人の恋のトライアングルが展開されていく。
 

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どんな時も雫だけを見守ってきた頼の男らしさが、ふとした瞬間に発揮されるところにハートを鷲掴みにされる。冴えないメガネ男子の頼が劇中劇の様々な場面で豹変する度に、吉沢亮の美しい顔立ちにハッとさせられる。また、“落ちていく雫”を受け止めようと必死で駆け寄る頼の表情がいい!何をさておいても雫のためならと決死の覚悟を見せる頼は、カメラの前でも別人のような輝きを放つ。雫ならずとも、ときめかずにいられない❤
 



・出演:吉沢 亮 新木優子 杉野遥亮
              水上剣星 大幡しえり・内田理央 古坂大魔王/高島礼子(友情出演)/岸谷五朗
・原作:白石ユキ「あのコの、トリコ。」(小学館「Sho-Comiフラワーコミックス」刊)
・監督:宮脇 亮   脚本:浅野妙子
・主題歌:「トリコ」Nissy(西島隆弘)     配給:ショウゲート
・©2018白石ユキ・小学館/「あのコの、トリコ。」製作委員会 
公式サイト: http://toriko-movie.jp

2018年10月5日(金)よりTOHOシネマズ 梅田ほか全国ロードショー



(取材・撮影:河田 真喜子)