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舞台挨拶の最近の記事

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■日程:11月27日(日)

■場所:大阪ステーションシティシネマ スクリーン3

■登壇者:岡咲美保(リムル役https://okasakimiho.com/
     杉本紳朗(プロデューサー)



tensura-550.jpgシリーズ累計発行部数 3,000 万部突破の大人気異世界ファンタジー「転生したらスライムだった件」(通称『転スラ』)初の劇場版作品、 『劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編』 がついに11 月 25 日 (金)より公開しました。本作は、原作の伏瀬が自ら原案を担当する完全オリジナルストーリー。人間からスライムに転生した主人公・リムルたちが、仲間のために陰謀に立ち向かう本作では、壮大な世界観や大迫力の戦闘シーンなどスケールアップした映像はもちろんのこと、「転スラ」ならではの個性豊かなキャラクターたちが繰り広げるユーモア溢れるやりとりも健在。既に12以上の国と地域での公開も決定し、全世界が待ち望む中、11月27日(日)に大阪ステーションシティシネマにて大ヒット記念舞台挨拶を行った


tensura-bu-500-1.jpg舞台挨拶には、声優活動のみならずアーティスト活動など幅広く活躍している若手声優で、本作の主人公リムル役を唯一無二の声で演じる岡咲美保と、”杉P”でお馴染みの、アニメ『転スラ』のプロデューサー杉本紳朗が、約200人の転スラファンに迎えられ、ステージに登壇!ようこそ、大阪に!と迎えられた岡咲は、大阪に『転スラ』のイベントで来るのは約4年ぶり2度目で、上映後の舞台挨拶の登壇とあって、色々話せる!!と喜んだ。プロデューサーの杉本は前回、『転スラ』で大阪での舞台挨拶に来た時に、話してはいけない事を話してしまって怒られると思ったけど、大阪の皆さんが誰も話さなかったので、怒られずに済んだという話を披露。岡山県出身の岡咲は大阪には小旅行感覚でよく遊びに来ていて、USJや大阪城などの観光スポットは馴染みがある地域であることを伝えた。舞台挨拶登壇前に大阪ならでは大量のたこ焼きの差入れがあり、美味しかった!とSNSにもアップしたことを明かした岡咲。それを受けプロデューサーの杉本は、たこ焼き??と首をかしげ、岡咲と楽屋が違った為、たこ焼きではなく・・・代わりに大量の栄養ドリンクの差入れがあったことを明かした。それを聞いた岡咲は「働きなさい!という事ですね。」と和やかにトークがスタート。


tensura-bu-240-1.jpg昨日は福岡、今朝は岡山で舞台挨拶やイベントを終え、岡咲は「大阪のお客さんは優しい目をしているので今日も大丈夫かな!」とホッとした表情で、映画の反応を問いかけると会場からは盛大な拍手が起こった!映画の感想を改めて聞かれた岡咲は、「25日公開とずっと言い続けてきたけど、アッという間に時がきて、今は観ていただきたいという期待と面白いと思ってもらえるかなという不安、そしてリムル役としての責任感があったが、SNSには「何度も観たい!」などの声が届いていて嬉しいし、誇らしいです!」と主役ならではのコメント。


杉本プロデューサーは「長かったー!」と振り返り、「胃が無くなるかと思うほどのプレッシャーと不安がずっとありましたが、公開して皆さんの顔を見てホッとしました。」と気持ちを吐露した。“映画化”の話を初めて聞いた時の印象を聞かれた岡咲は「嬉しかったです!でもどういう話になるのか良い意味で分からず、原作が続いている中、アニメの続きを描くのか?と思っていたら、まさかのオリジナルストーリーでヒイロというキャラクターがオーガの生き残りという設定も、天才的な発想!転スラを広げたいという想いを感じてスゴイ!」と絶賛。


tensura-bu-240-2.jpgまた杉本プロデューサーは、「本筋はテレビシリーズで、劇場版はお祭りの一つとして、という無理なオーダーに応えてオリジナルストーリーの原案を書き上げた原作の伏瀬先生に感謝ですね。」と語った。本作のテーマである“絆”について『転スラ』を作り上げた二人の絆を聞いてみると、「何度も聞かれている質問ですね…」と、顔を見合わせ、杉本プロデューサーは「新人の頃から付き合いがある岡咲さんがCDデビューした初回盤CDを買ってずっと応援しているけど、ライブには呼ばれなかった・・」とまさかのクレームに岡咲は「その節は大変申し訳ございませんでした!!」と慌てて謝罪。MCが「杉本さんにはお客さんとして来て欲しかったんですよね?」と岡咲の味方になり、「ステキな絆で結ばれていますね」とフォローし、会場は笑いに包まれた。


劇場版ならではの、もう一度見たくなるポイントを聞かれた岡咲は「テンペストにヒイロがやって来たシーンでアドリブを入れる部分が、けっこう長尺でどうしよう…と思ったが、最終的にはアハハ、、という笑い声のアドリブで対応した!」と明かすと、杉本プロデューサーから「実はそのアドリブ部分はけっこうカットしている」という告白を受けたが、岡咲は試写でその笑い声を確認したことを告げ、少しは残した。と杉本は笑った。それを受けMCより「そういう細かいところまで含めてもう一度見て欲しいと観客に伝えた。

最後に杉本プロデューサーは、「『転スラ』を全てアニメ化することを目標として動いていて、この初めての劇場版の大ヒットが、そのステップの一つとなるので、ぜひ応援よろしくお願いします!」と語った。
 


<STORY>

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【魔国連邦】(テンペスト)の西に位置する【ラージャ小亜国】。かつては金の採掘で栄えていたが、今はその繁栄は見る影もなく、湖は鉱山毒に侵され、国は危機的状況に陥っていた。女王「トワ」は、王家に代々伝わるティアラの魔力を使い、毒を取り除いて民を守っていたが、その代償としてティ アラにかけられた呪いを全身に受けてしまい、命を蝕まれていた。そんな中、テンペストに突如現れた、大鬼族(オーガ)の生き残り「ヒイロ」。ベニマ ルたちの兄貴分だったというヒイロは、トワに命を救われ生き延びていたのだった。自分を救ってくれたトワと【ラージャ小亜国】を守るため、テンペストのリムルに助けを求めに来たヒイロは、ベニマルと運命の再会を果たす。ラージャの危機を救うため、そしてトワにかけられた呪いの謎を解くため、リムルたちはラージャへ向かうが…。そこには驚くべき陰謀が待ち受けていた! 


【CAST】リムル:岡咲美保/ヒイロ:内田雄馬/トワ:福本莉子/ベニマル:古川 慎/智慧之王:豊口めぐみ ほか
【STAFF】原作:川上泰樹・伏瀬・みっつばー「転生したらスライムだった件」(講談社「月刊少年シリウス」連載)
     ストーリー原案:伏瀬 監督:菊地康仁
     アニメーション制作:エイトビット
【配給】バンダイナムコフィルムワークス
【コピーライト】 ©川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会 
【公式サイト】https://movie.ten-sura.com/

11 月 25 日(金)~ 大阪ステーションシティシネマほか全国公開中!!!


(オフィシャル・レポートより)

 
 

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稲垣吾郎主演×今泉力哉監督、待望の完全オリジナル脚本。

創作と恋愛を軸に描く、ちょっぴり可笑しい大人のラブストーリー。

『ミッドナイトスワン』に続く温かな愛、新たな青春映画の誕生。

 

『半世界』など次々と斬新な役柄に挑んできた稲垣吾郎を主演に迎え、『愛がなんだ』『街の上で』などの今泉力哉監督による完全オリジナル作品『窓辺にて』は11月4日(金)より絶賛公開中です。ある悩みを持つ主人公・フリーライター市川茂巳を演じる稲垣吾郎に加え、市川の妻・紗衣役に儚げな存在感で観客を魅了し続け、『母性』の公開が控える中村ゆり、高校生作家・久保留亜役に『ホリックxxxHOLiC』など多数の話題作に引っ張りだこの玉城ティナ、市川の友人でプロスポーツ選手の有坂正嗣役に今泉監督作の常連で『街の上で』で主演を務めた若葉竜也、有坂の妻・ゆきの役に幅広い役柄でキャラクターを演じ分ける『架空OL日記』の志田未来、そして紗衣と浮気している売れっ子小説家・荒川円役に『裸足で鳴らしてみせろ』の今後が期待される若手俳優の佐々木詩音が抜擢。個性的な俳優陣が今泉組に集結し、濃密でほろ苦い愛についての群像劇を繰り広げます。


本日、11月17日(木)TOHOシネマズ 六本木ヒルズ スクリーン7にて、公開御礼・全国生中継つき舞台挨拶を実施いたしました。舞台挨拶では、公開を迎えた喜びや、本作に込めた思いなどたっぷりと語っていただきました!!

 


日程1117日(

実施時間18:30~19:00 

会場:TOHOシネマズ 六本木ヒルズ スクリーン7

   (東京都港区六本木6-10-2 六本木ヒルズけやき坂コンプレックス内)

参加者(敬称略)稲垣吾郎、中村ゆり、今泉力哉監督


〈詳細は以下の通りです〉

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Twitterでさまざまな感想が届いていると笑顔を浮かべる稲垣。実際に映画館に足を運んだそうで「映画を観てくださっているみなさんの後頭部を見ながら、映画を楽しみました」とうれしそうに振り返った。顔バレしなかったのかというMCの質問に「バレなかったです。変装していたので」と回答。イベント冒頭に、MCが稲垣の演じるキャラクターの職業・フリーライターを「フリーターの…」と紹介したことを踏まえ「フリーターみたいな雰囲気で座っていたので…」と説明すると、会場は大きな拍手に包まれた。


上映前のイベントのためネタバレはできないと気遣う稲垣だが、会場に来ていた観客のほとんどがリピーターと知ると、「観てくれてありがとうございます」とニッコリ。主人公の市川茂巳については「あまり共感してもらえる役ではないかもしれないけれど、僕が演じることで感情移入して観ていただいているように感じています」と、寄せられた感想から観客が抱いた思いを推測していた。また今泉監督と稲垣の相性の良さを指摘されることも多いそうで、「そういう映画ファンの声もすごくうれしいです」と微笑んだ。


中村は「知り合いのライターさんが、(映画を観て)当時、自分が気づかなかった気持ちが分かり涙が出たと言ってくれました。そういう映画体験をしていただけたことをうれしく思います」とし、感想を見るのがすごくうれしいそうで「この映画(のTwitter)はかなり見ています」と会場を見渡しながら報告していた。


同じくTwitterの感想をチェックしているという今泉監督は、気になった感想をメモしてきたと話し内容を読み上げる。その感想を聞いた稲垣は「すごく、うれしい…」としみじみ。茂巳のことを理解できないと言われることも多いそうで「『なんで怒らないの?』『どうしてなの?』ってインタビューとかでライターの人たちに本当によく怒られます」と熱烈な感想をもらっていることも明かしていた。


madobenite-pos.jpg劇中にはインタビューシーンなども登場する。これまでの(仕事の)経験が活きているのかという質問に「最近はMCをやったりまたラジオなどでゲストの方とお話ししたり、作家の方や映画監督と対談する仕事も増えています。そういう仕事は増えるのはすごくうれしいです。昔は5人組の一番端っこで前髪を気にしているミステリアスな感じというイメージが強かったようで、最近は『意外とよく喋るね』と言われます(笑)」と照れ笑いの稲垣。茂巳役があまりにも稲垣のイメージに近いせいか、「演じてないのでは?」と言われることも多いと話し、「役者として最高の褒め言葉です。今、ここで僕が喋っているような感じで、映画では茂巳が喋っていますので」とこれから作品を鑑賞する観客へ呼びかけていた。


撮影で印象に残っていることについて中村は「何度か話してきましたが…」と前置きし「予想していなかった役の感情を稲垣さんに引き出してもらったことが印象深いです」とこの日のイベントでも稲垣との掛け合いシーンの感想を明かしていた。今泉監督は稲垣の出演シーンで個人的に気になっているシーンを2つ挙げ、「パフェを食べるシーンとトランプのシーン。パフェを食べながら静かに揺れる稲垣さんを編集時には『ダンサブル吾郎』と名付けていました」とニヤリ。また、トランプを持った手がリズムを刻んでいたと指摘された稲垣は「あーーー」と反応し、頭の中で音楽が流れているのかを問われると「記憶にないけれど、そんな指摘されることは多いです。中村さんがABEMAの『ななにー』に出てくれたときも、パフェのシーンについて(香取)慎吾くんが『パフェ(のグラス)をおさえながら食べてるのって、まんま吾郎ちゃんじゃん!』と話していて。勝手にやっちゃっているんだと思う。パフェのシーンもそうだけど、ダンサブル吾郎が出ちゃうほど、素だったんだと思います。演じていないのかも」と照れ笑いしながら「踊れと言われると踊りたくなくなるけれど」とニヤニヤ。稲垣のこの姿に会場のあちこちから笑い声が漏れていた。


madobenite-pos-2.jpg形に残るものが愛情を表現するというシーンにちなみ、ラブレターの思い出を訊かれると「そりゃ〜ね〜」と微笑んだ中村は「若かりし頃はピュアな心を綴っていました」と告白。「え?ない…」とちょっぴり驚いた表情を見せた稲垣に「これから、書きましょう!」と促した中村。この中村の提案に「そっか、でも、実際に言葉でハッキリ伝えた方が手っ取り早いかな…」とモゴモゴする稲垣は「(自分の書く)字にコンプレックスがあるので…」とラブレターを書かない理由を説明。ラブレターやファンレターはもらうことが多いという稲垣は「残るし、うれしいもんです。手紙はいいですもんね」としみじみ。すると、小学生の時にもらったラブレターを思い出したようで「もらったことはあるけれど…中身を見てなくて。(本人から)渡したというのを聞いたのですが、僕の二つ上の姉が本人に返したそうなんです。その理由は訊いていないけれど…、迷宮入りですね」と首を傾げながら話した。


「監督は美しい文章で書きそうですよね」という稲垣の言葉に、今泉監督は「いつ渡そうか迷いに迷っていたら泥酔してしまって…。泥酔状態で渡したことはあります」と照れながら「でも、その手紙は(相手の方が)今でも持っていると聞いています」とラブレターのその後についても触れていた。


madobenite-sub4-500.jpg夫婦の物語を描く本作。理想の夫婦像を訊かれた稲垣は中村と顔を見合わせながら「独り(身)だから、あまり説得力ないよね…」と苦笑い。「友達みたいなのがいいです。なんでも話せるけれど、よりかかり過ぎず、お互い自立している感じ。機嫌の悪さも出し合わない感じがいいです」という中村の回答に稲垣は「そっか。機嫌の悪いことも全部伝えられるような人がいいのかなと思うこともあるけれど、難しいよね」と微笑むと、「大人同士だから」とすかさず答える中村。稲垣から「今から結婚したら、すごく気を遣っちゃうと思います。無邪気でいられる?」と訊かれた中村は「無邪気でいられる人がいい」と即答。中村の話を噛み締めながら「僕もそういう形がいいかな。ちゃんと距離感を保ちながら、家族だけど他人としても認めあうような。家族だからみたいなベタベタもないような、お友達のような」と理想を語りながら、「僕たち気が合いますね」とキリッとした表情を見せた稲垣。「お話を引き出すのが上手だから、ペラペラしゃべっちゃった」と話す中村に「いや、同じ考えを持っているのかなと思って…。しつこい?ぜひ、よろしくお願いします」と微笑む稲垣が、徐々に中村のほうに寄っていくような仕草を見せるとステージ上は劇中の夫婦関係とは違う、ホッコリとした雰囲気に包まれた。


夫婦の理想のデートについて「好きなこと、趣味は共有できた方がいいかな。スポーツとか、映画を見ることもそうだし…。食事の趣味とか部屋の温度とかもね。27度と22度じゃ違うから」という稲垣のコメントに中村は「ほっこりなのがいいですね」と笑顔。「一緒に何かを乗り越えるようなデートはどう?」という稲垣の問いかけに「山登りとか? 機嫌悪くなりそう…。富士山に登ったことがあるのですが、自分のことで精一杯で(相手を思いやれなくて)」と苦笑いの中村。すると稲垣は「夫婦二人三脚じゃなくていいの?一緒にゴールしようみたいな感じでいいの?」とグイグイ質問し、再び中村に近づくような仕草を見せて笑わせた。


この日のイベントは全国生中継つきイベント。稲垣は時折「中継ってこと忘れちゃう。ちゃんと手を振らなくちゃ…」とカメラ目線になる場面もあった。
 


『窓辺にて』

出演:稲垣吾郎 中村ゆり 玉城ティナ 若葉竜也 志田未来 倉 悠貴 穂志もえか 佐々木詩音 / 斉藤陽一郎 松金よね子
音楽:池永正二(あらかじめ決められた恋人たちへ)
主題歌:スカート「窓辺にて」(ポニーキャニオン/IRORI Records)
監督・脚本:今泉力哉
配給:東京テアトル
英語タイトル:by the window
©2022「窓辺にて」製作委員会
公式サイト:https://madobenite.com/#modal

2022 年 11 月 4 日(金)~全国ロードショー


(オフィシャル・レポートより)

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「変わらないって、ダメな事ですか?」

那須塩原の美しい自然と暖かい人々に抱かれて、自身の生き方を見つめ直す成長の物語。

松本享恭、前田亜季、杉山嘉一監督、川岡大次郎プロデューサー登壇!

11月11日フォーラム那須塩原先行公開 初日舞台挨拶レポート

松本享恭、前田亜希「圧倒的な自然を体感して、お芝居をした」

 

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紅葉で色づく那須塩原の美しい自然を舞台に、母を亡くして一人になった青年の成長の物語を描いた映画『川のながれに』が、11月11日(金)フォーラム那須塩原で先行公開、11月25日(金)より池袋シネマ・ロサ、シモキタ-エキマエ-シネマ『K2』他にて全国順次公開される。


この度、東京公開に先立ち、11月11日(金)フォーラム那須塩原で、松本享恭、前田亜季、杉山嘉一監督、川岡大次郎プロデューサーの先行初日舞台挨拶が、午後17時から行われた。


登壇者は、東京を出発した後、宇都宮のRADIO BERRY(エフエム栃木)で、プロモーションのため番組収録をした後、午後那須塩原に到着。同日公開の大作がひしめく中、160席のスクリーン5は、登壇者を見たい、本作を応援したいという人々で満席。熱気溢れる場内に次々に登壇者が呼び込まれると、コロナ禍であまり声を出せない中、大きな拍手で迎えられた。


司会は、那須塩原市まちづくり大使のプロデューサー兼俳優の川岡大次郎(44)。松本享恭(27)、前田亜季(37)、杉山嘉一監督(52)の順番で登壇し、一言ずつ挨拶。「君島賢司役の松本享恭です。本日はお越し頂きありがとうございます。また応援をありがとうございます。那須塩原で上映できることが本当にうれしく思っています。」「皆様今日は劇場に足をお運び頂きありがとうございます。森音葉を演じました前田亜季です。撮影していたのが丁度1年前の今頃だったのですが、本当にたくさんの方に助けて頂いて、公開を迎えることが出来ました。ここから広がって行きますように、皆さんのお力添えをどうぞよろしくお願い致します。今日はありがとうございます。」「監督の杉山嘉一です。本日は大作の公開が並ぶ中、この作品を選んで頂いてありがとうございます。1年ぶりに戻って参りました。皆様のおかげで撮影もでき、クラウドファンディングの応援でこのように公開もできました。25日は東京でも公開になりますので、ぜひ引き続き応援をよろしくお願い致します。」


kawanonagareni-500-2.jpg「うれしいですね、初日を迎えられました。本来は昨年のなすしおばら映画祭のクロージングとして撮影されていた作品なので、ロードショーというのを当初は考えていなかったんです。でも出来上がった作品を見て、那須塩原の美しい風景と町の魅力が本当によく撮られていて、クオリティが高いし、1回の上映ではもったいない、ということでクラウドファンディングで資金を集めさせて頂いて、やっとここまで来ることが出来ました。」と川岡プロデューサーは熱い思いを語る。久しぶりに戻って来た松本享恭は、「那須塩原に久しぶりに帰ってきまして、まだ街を味わえてはいないのですが(笑)、今日来て、大次郎さんと町の方のやりとりを見ていて、いいなあって思いました。」と語る。そして撮影の時はコロナ禍だったので、あまり町の人と触れ合うことが出来なかったため、「大次郎さんと今度は一緒に来たいですね」と語り、熊鍋パーティー、ジビエ大会、日本酒の名酒とか、と次回来た時のイベントへと夢が膨らんでいた。


kawanonagareni-500-3.jpg「1年ぶりに戻ってきて、またここからスタートできることが本当にうれしくて、クラウドファンディングでたくさん協力して下さったと聞きました。本当にありがとうございます。」世界中を旅してきて那須塩原を客観的に見る女性という役を演じている前田は続いて、「撮影に来るまで、じっくり来たことが無かったのですが、どんな土地かと想像しながら、脚本を読んでいました。実際来てみると自然にも圧倒されて、難しく考えずに、体感で自然を感じながらお芝居をした方がいいなと思って、説得力のある自然でした。」。「想像していたより、圧倒されましたね。」と松本も同意する。「後半の沢登りは印象的でしたね。助け合いながら、登って行きました」と前田が話すと、川岡も「ぜひこれから見る方は注目して下さい。僕たち満身創痍で撮影しています」と語る。監督は、「次に連れて行って下さい。と言われても、もういけないよね」と冗談めかして、撮影の大変さを語った。


kawanonagareni-bu-11.11-500.jpg那須塩原愛の強い、熱きフリートークが続いた。最後に登壇者か締めの言葉として、松本は「川岡さんがこの町と町の方々と出会って、繋げて頂いたご縁でここに立たせて頂いております。本当に出会えてよかったなと思っています。これから他の街でも上映されて行きますので、自分も広めていきたいと思いますし、皆さまのお力もお借りしたいと思います。ありがとうございました」と語る。前田は「地元の方々と一緒に作品造りをすると、1人ではできないことが、皆さまの力を借りて作品として完成する。皆さんのお力のお陰だと感謝しております。ここからどんどん広がって行くことを願っています。今日はゆっくりご覧下さい」と語る。また杉山監督は「大ちゃんの小さな思いから、皆さんのお陰でここまで来れました。ちいさな川が大きな川に、箒川がアマゾン川になるまで広がって行きたいと思います。東京は25日から公開です。SNS等で応援の方、どうぞよろしくお願い致します」


フォトセッションの後、前田亜季演じる森音葉のモデルとなった方や、撮影で協力して下さった方々が花束を持って登壇。場内からは暖かい拍手が起こっていた。


先行公開のフォーラム那須塩原は、地元の方々の愛情で満席発進となった。本作は、11月25日(金)より池袋シネマロサ、エキマエ-シネマ-シモキタザワ『K2』他にて全国順次公開予定。 
 


『川のながれに』先行公開初日舞台挨拶概要

■日時:11月11日(金) 17時00分~17時30分 (17時30分の回上映前)

■場所:フォーラム那須塩原(〒325-0023栃木県那須塩原市豊浦12-1)

■登壇者:松本享恭、前田亜季、杉山嘉一監督、川岡大次郎プロデューサー(敬称略)
 


STORY

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母親を病で亡くし、一人きりになった君島賢司。彼は、心の赴くまま世界中を旅し塩原に移住した女性と出会い、今までの人生に疑問を抱く。「今まで自分はただ流されて生きていたのかも」初めての感情に戸惑う賢司に、想いを寄せる温泉旅館若女将の幼馴染や東京で働く元彼女、さらに、幼い頃に死んだと聞かされていた父親が現れ、穏やかだった賢治の心にさざなみが拡がる…。


出演:松本享恭 前田亜季 
   小柴カリン 大原梓 松本健太 安居剣一郎 林田麻里 森下ひさえ 三上市朗
   青木崇高(友情出演) 音尾琢真(特別出演)
プロデュース:川岡大次郎
監督・脚本:杉山嘉一
2021年/日本/ヴィスタ/5.1ch/105分
配給:株式会社コンセント 配給協力:SDP
©Consent / Nasushiobara City

公式サイト:kawano-nagareni.com   

11月11日(金)~フォーラム那須塩原先行公開

11月25日(金)~池袋シネマロサ、シモキタ-エキマエ-シネマ『K2』

12月3日(土)~シアターセブン、順次 ~京都みなみ会館 他全国順次公開
 


(オフィシャル・レポートより)

 

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日程:11月5日(土)

実施時間:13:10~13:40

会場:TOHO シネマズ 六本木ヒルズ スクリーン7

 (東京都港区六本木 6-10-2 六本木ヒルズけやき坂コンプレックス内)

参加者(敬称略):中村ゆり、玉城ティナ、若葉竜也、今泉力哉監督



稲垣吾郎主演×今泉力哉監督、待望の完全オリジナル脚本。

創作と恋愛を軸に描く、ちょっぴり可笑しい大人のラブストーリー。

『ミッドナイトスワン』に続く温かな愛、新たな青春映画の誕生。


 

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『半世界』など次々と斬新な役柄に挑んできた稲垣吾郎を主演に迎え、『愛がなんだ』『街の上で』などの今泉力哉監督による完全オリジナル作品『窓辺にて』は 11 月 4 日(金)より公開です。ある悩みを持つ主人公・フリーライター市川茂巳を演じる稲垣吾郎に加え、市川の妻・紗衣役に儚げな存在感で観客を魅了し続け、『母性』の公開が控える中村ゆり、高校生作家・久保留亜役に『ホリック xxxHOLiC』など多数の話題作に引っ張りだこの玉城ティナ、市川の友人でプロスポーツ選手の有坂正嗣役に今泉監督作の常連で『街の上で』で主演を務めた若葉竜也、有坂の妻・ゆきの役に幅広い役柄でキャラクターを演じ分ける『架空 OL 日記』の志田未来、そして紗衣と浮気している売れっ子小説家・荒川円役に『裸足で鳴らしてみせろ』の今後が期待される若手俳優の佐々木詩音が抜擢。個性的な俳優陣が今泉組に集結し、濃密でほろ苦い愛についての群像劇を繰り広げます。


11 月 5 日(土)TOHO シネマズ 六本木ヒルズ スクリーン7にて、公開記念舞台挨拶を実施いたしました。舞台挨拶では、公開を迎えた喜びや、本作に込めた思いなどたっぷりと語っていただきました!!
 



<稲垣吾郎さんからのコメント>

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本日は『窓辺にて』公開記念舞台挨拶にお越しいただき誠にありがとうございます。現在療養中のため、今泉監督や出演者の皆様と一緒に登壇できずとても残念です。先日【「第35回東京国際映画祭」コンペティション部門観客賞】という素晴らしい賞をいただきました。これも、いつも応援してくださっている皆様がいらっしゃるお陰だと感謝しています。 そして、ずっとご一緒させていただきたいと思っていた今泉監督の作品に出演できたことは僕にとって素晴らしい宝物となりました。

日々、回復に向かっています。中村さん、玉城さん、若葉さん、今泉監督、そして観客の皆様とまたお会いできるのを楽しみにしております。『窓辺にて』をどうぞ宜しくお願いいたします。

稲垣吾郎



★<映画『窓辺にて』公開初日舞台挨拶レポート>★

新型コロナウイルス陽性のため、イベントを欠席した稲垣からのコメントを受け、今泉監督は「本作の出演を“宝物”と言ってくださったのがすごくうれしいです」とニッコリ。第 35 回東京国際映画祭 コンペティション部門観客賞受賞に関しては「(作品が)お客さんに届いたときが、創作の過程でとてもうれしいこと。光栄に思います」感謝の気持ちを伝えた。


madobenite-sub4-500.jpg本音が言えない夫婦役を稲垣と演じた中村は撮影を振り返り「稲垣さんと対峙し気持ちを吐露するシーンでは、脚本では理解できていなかったものをストンと理解することができました。本当は脚本の段階で理解していなきゃダメなんですけれど…」と俯きながら、稲垣の演技に助けられた部分が大きかったことを明かした。映画祭でのレッドカーペットでは、隣を歩いた稲垣が薄着の中村と玉城を気遣ってくれたそう。中村は「寒くない?大丈夫?」と優しく声をかけてくれた稲垣と「初めて何気ない話ができました」と微笑んだ。


madobenite-sub1-500-1.jpg稲垣との撮影について玉城は「お互い『こういう演技にしましょう』と話すタイプではありません。カメラ前で互いの持っている感情を差し出すような形で、お芝居ができました」と笑顔を浮かべ、「役では私が引っ張っていかなきゃいけない感じでしたが、『なんでも来い』という感じで稲垣さんが引っ張ってくれたのが印象的でした」とうれしそうに語った。スクリーンで稲垣との共演シーンを観た感想については「(2 人の姿を)引きで観ることで関係性が浮き出ると感じることが多かったです。出来上がった映像で気づくことがたくさんありました」とコメントした。


madobenite-sub2-500.jpg稲垣&中村の共演シーンでは 12 分の長回しも。台本では 8、9 分のシーンだったと話した今泉監督は「2 人がお芝居をする中で、セリフや気持ちの間(ま)がプラスされた結果です。稲垣さんは台本にはないセリフを自分で 2、3個足していたことに気づいていなかったらしくて…。ただ(台本に)書いてあることをやるのではなく、(2 人が芝居とキャラクターに)向き合っている空気でした」と現場の様子に触れ、「撮影で芝居をチェックする時は冷静に観るように心がけていますが、稲垣さんから『監督、チェックのときに泣いてませんでした?』と何かのインタビュー時に指摘されて(笑)、見られていたことは恥ずかしかったけれど、稲垣さんから『俳優としてはうれしかったです』と言われました」と笑顔で稲垣からかけられた言葉を伝えていた。


今泉組には 4 回目の参加となる若葉は「現場にどんな方がいても変わらないのが今泉組のすごいところ。今泉監督の温度で現場が進んでいるので、いつものように真摯に取り組みました」といつもと変わらない姿勢で撮影に挑んだと明かす。稲垣の印象については「小さい頃から見てきた方を目の前にすると独特の緊張感があります。手の届く距離、頑張れば肩を“ポンポン”できる距離に稲垣吾郎がいることがとても不思議でした」とスターとの共演の感想を伝えた。


本作で扱うテーマ、浮気や不倫について今泉監督は「浮気や不倫はよくないことという前提はあります」と前置きし、それが理由で芸能人が断罪されたり業界から消されたりする現象について「『それって行きすぎてないか?』と思うところがあって…。当事者で話し合ってうまくいきそうなことが、SNS などによって離婚に追い込まれるのはどうかなと思います。(浮気や不倫は)よくないことだけど、いろいろな葛藤や感情があったりします。純粋に好きという気持ちまで全部なきものにされるのはちょっと違うかもと感じていて。僕は映画の主題にはならないような、取るに足らないことを掬い取りたいと思っています」と解説。続けて「浮気や不倫のシーンはありますが、楽しいこととしては描いていません。(浮気や不倫をそのまま描くのではなく、そのことで)悩んでいる時間を描くことで、キャラクターを嫌わないで済むかなという考えがあり、あえてという気持ちで(悩んでいる姿を)描いています」とテーマ選びとキャラクターの描き方について説明した。


madobenite-nakamura-240-1.jpg本作のテーマにちなみ「何かを得るために手放していることはある?」という質問に中村は「欲しいものがあまりないので、思い浮かばないけれど…」と困り顔。しばらく考えて「大好きなラーメンのためなら行列に並びます。ラーメンのために時間を手放している、それくらいかな…」と微笑んだ。玉城は「人の縁もモノも手放してからこそ得られるものがあると思っています。買い物をして 1 つ手に入れたら 1 つ手放す。割と断捨離しています!」とコメント。若葉は「何かを手に入れるために何かを捨てるという感覚がそもそもなくて…。断捨離もほとんどしません」と回答。モノは手放さずためまくっているという今泉監督は「アイドルの卒業や解散、映画にも登場するスポーツ選手の引退などはマイナスと捉えていません。抱えすぎると窮屈になるし、手放したから手に入るものがあります」と話すも自分自身は「部屋は紙や脚本が山積みです。思いを書いたノートも捨てられないです。奥さんは捨てたがります。その(奥さんと自身との)感覚の違いもおもしろいと思っています」とうれしそうに答えていた。


madobenite-tamasiro-500-1.jpgイベントでは「誰にも言えない悩みの解決法」について語り合う場面も。今泉監督は稲垣の言葉に触れ「(映画のように)奥さんに浮気されたらショックを受けるかもしれないけれど、2、3 日落ち込むくらいかなとおっしゃっていました。感情を乱すことはなく『明日のこととか考えてしまうかも』とおしゃっていたのがすごく稲垣さんらしいし、演じた茂巳っぽいなと思いました」とニコニコ。若葉は「相談相手は人生の中でごく少数」だと明かし、玉城は「どんな立場の人でも悩みはあると思います。隣の芝生は青く見えちゃうけれど、やっぱり自己解決かな…。誰にも言いたくない悩みはあるけれど、割と自分で解決策を見つけようとするタイプです」と説明。中村は「悩んでいる状況からとりあえず逃げます。どんな悩みも常にあるけれど、一回入り込むとしんどいので、逃げ出して海とかに行って入ります」とニコニコ。「海に行くのではなく、入るのですか?」と MC から確認されると「入ります!」と中村が即答すると、会場は笑い声に包まれた。


最後の挨拶で今泉監督は「世の中では大変な出来事もたくさん起きているけれど、これからも小さなことに目を向け(それをテーマにして)映画を作り続けていきます」と呼びかけ、イベントを締めくくった。
 


『窓辺にて』

出演:稲垣吾郎 中村ゆり 玉城ティナ 若葉竜也 志田未来 倉 悠貴 穂志もえか 佐々木詩音 / 斉藤陽一郎 松金よね子
音楽:池永正二(あらかじめ決められた恋人たちへ)
主題歌:スカート「窓辺にて」(ポニーキャニオン/IRORI Records)
監督・脚本:今泉力哉
配給:東京テアトル
英語タイトル:by the window
©2022「窓辺にて」製作委員会
公式サイト:https://madobenite.com/#modal

2022 年 11 月 4 日(金)~全国ロードショー

 


(オフィシャル・レポートより)

 
 
 

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日時:2022年11月4日(金)18:30

会場:大阪ステーションシティシネマ 【シアター3】

ゲスト:寺島しのぶさん、豊川悦司さん、瀬尾まなほさん(瀬戸内寂聴さん 秘書)



寺島:「また一緒に仕事できる喜び、縁(えにし)を大切に思える映画」

豊川:「寺島しのぶさんは特別な存在の女優」


昨年99歳で他界した瀬戸内寂聴が53歳で出家するキッカケとなった井上光晴との7年に及ぶ不倫関係を、井上光晴の長女・井上荒野が小説に著した『あちらにいる鬼』が映画化され、11月11 日(金)より全国公開されます。


achiraoni-pos.jpgお互い結婚に辿り着けない関係と知りつつ不倫を重ねる主人公・長内みはるを寺島しのぶが、みはるを始め多くの女性と関係を持っていた奔放な白木篤郎を豊川悦司が、そして夫の放蕩を静観していた白木の妻・笙子を広末涼子が演じています。当時まだ子供だった著者にはこの大人たちがどう見えていたのだろうか。夫の不倫を知りつつ激昂することなく、粛々と夫の原稿を清書し、家庭を守り、夫の不倫の尻ぬぐいまでする妻。当代気鋭の小説家として大人の恋愛にインスピレーションを見出していく二人。高度成長期の昭和という時代を背景に男と女の割り切れない想いを色濃く表現したのは、廣木隆一監督と脚本家の新井晴彦。寺島しのぶと豊川悦司とのコラボも多く、正に熟練の技が魅せる大人の映画となりました。


1週間後の公開を控え、大阪ステーションシティシネマで舞台挨拶が開催され、寺島しのぶさんと豊川悦司さん、そして瀬戸内寂聴さんの秘書をしていた瀬尾まなほさんが登壇。生前の瀬戸内寂聴さんの映画化に対する期待や、寂聴さんを演じた寺島しのぶさんの撮影に臨む想い、そして「難しい役だった」と述懐する豊川悦司の本音などを披露してくれました。
 


〈詳細は以下の通りです。〉(敬称略)

――最初のご挨拶。

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寺島:本日は皆様にお会いできることを、またこの映画を観て頂けることをとても幸せに思っております。本日はどうぞよろしくお願い致します。

豊川:今日はチケット買って頂いてこの映画を観て下さるということで、少し緊張もしますが、いい映画なのでどうぞ最後までお楽しみ下さい。


――今日は朝から大阪で宣伝をされていましたが、如何でしたか?

寺島:今日と明日、お客様に映画を観て頂かないと始まらないので、そのために宣伝させて頂いております。今日はお客様に直接お会いできるとあってとても嬉しく思っております。

豊川:まだ全然街に出ていないので、今日は朝からずっと毎日放送局内で取材を受けておりました。それにしても、大阪駅前の辺りが随分と変わっているのにびっくりしました。あれ?こんなんやったかな~?って。

――オシャレになったでしょう?

豊川:なんか似合わない気もしますが、大阪の街に(笑)。

――寺島さんは大阪の街へは?

寺島:そうですねぇ、松竹座へ伺うことはありますが、遊びで来ることはないですね~。撮影で京都へは来ることはあるのですが、コロナ禍で関西に来る機会も少なくなってしまいました。

――それでは、今日は短い時間ではありますが、大阪を満喫して頂きたいと思います。大阪らしくない大阪駅辺りも…。

寺島:はい、豊川さんに案内して頂こうかと思います。

――大阪らしくない大阪駅辺りを、豊川さんに案内してもらって下さいね。

豊川:失言でしたかね…?(笑)

――いえ、そんなことはありません。大阪の人も皆そう思ってますから…。 


――さて、ここでもうお一方のゲストをお迎えしたいと思います。寺島しのぶさんが演じておられる長内みはるは瀬戸内寂聴さんがモデルとなっていますが、その寂聴さんと66歳も歳の離れた秘書の瀬尾まなほさんです!

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瀬尾:本日はこのような豪華なゲストの方とご一緒させて頂くのが申し訳ないくらいなのですが、本当に素晴らしい作品なので、皆様にこうしてご覧頂けるのをとても嬉しく思っております。

――寺島さんは瀬尾さんとはお会いになってますよね?

寺島:撮影前に廣木監督とご一緒に寂庵へ伺って、ちょっとお話させて頂いたのと、寂聴さんに「どうかパワーを下さい!」とお願いしました。撮影後もご報告に伺いました。また、瀬尾さんからは、映画の感想をとても丁寧に綴ったお手紙を頂いて、すごく嬉しかったです。

――豊川さんは?

豊川:今日初めてお会いしました。

 


――それでは映画について伺っていきましょう。映画のオファーがあった時の率直なお気持ちは?

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寺島:原作者の井上荒野さんの本は大好きで、他にも何冊か読んでいました。廣木監督と豊川さんとは、共演の回数は多いのですがホント久しぶりだったので、是非やらせて頂きたい!と。本とキャストで決めたという感じです。

豊川:最初にお話を頂いた時は、再び廣木監督と寺島さんと一緒にお仕事ができるのがとても嬉しくて、是非やりたい!と手を挙げさせて頂きました。脚本読んだ時は、正直「難しいな」と思いました。映画のオリジナルではあるのですが、とても有名な方がモデルになっていて、そうした方々にゆかりのある人や仕事をしている人もいっぱいいらっしゃるので、自分がこの白木(井上光晴)という人物にどのようにアプローチできるか、結構難しい仕事になるなと思いました。


――お二人は『やわらかい生活』や『愛の流刑地』などで共演されてますが、撮影に関してお話とかされたのですか?

寺島:いや、私たちあんまり喋んないんです。

――(笑)ええ?そうなんですか?

寺島:久しぶりにメール交わして、「ワンシーン、ワンシーン、丁寧に仕事しましょう」と一言交わしたくらいかな~、ね?

豊川:一応脚本の流れはあるのですが、彼女との仕事はセッションというか、その場で自分の体や想いがどういう風に変化していくか、肌触りや手触りなどを大切にしながら丁寧に演じるようにしているので、今回もそれが良かったんじゃないかなと思います。

――寺島さんが演じておられるシーンでとても力強く胸に響くシーンが多かったのですが、演技に入っていくために苦労されたこととかありますか?

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寺島:豊川さんのファンを目の前にして言う事ではないのかも知れませんが、「豊川さんに身を任せていれば何とかなる」という感じです。

豊川:僕の方が身を任せていたと思うんですけど…。僕にとっては寺島さんは特別な存在の女優さんです。一緒にやっていて楽しいし、役とかセリフを超えて、向こう側にある感触のようなものに手が届く感じがするんですよね。それが自分の中ではとても楽しいんです。


――瀬尾さんは映画の感想を寺島さんに丁寧に綴られたそうですが、一節でもご紹介頂きたいのですが?

瀬尾:私はどうしても客観的に観られないというか、瀬戸内の秘書でしたのでいろんな感情が溢れてしまったんです。私の知る瀬戸内は 88 歳からという最晩年でしたので、出家した当時の瀬戸内の気持ちを寺島さんを通して知ることができました。それから、映画化になることを瀬戸内がとても楽しみにしていて、寺島さんと豊川さんに演じてもらえることを本当に大喜びしていたんです。きっとこの場にいたら、「トヨエツって、ホントいい男よ~!」とか「寺島しのぶって、凄い女優よ~!」って言っていたと思います。10 年間一緒にいたので、大体言うことはわかりますので。

――寺島さんはそれをお聞きになってどう感じられたのですか?

寺島:この映画は完成までに 3 年掛かっているんです。コロナ禍で撮影が延び延びになってしまって。勿論、映画化のことはご存じでした。京都でお芝居のお仕事があった時にお食事する約束をしていたのですが、コロナ禍でそれも叶わず、結局会えず終いだったんです。頂いたお手紙の中で、「残念だったのは、先生と一緒に拝見できなかったことです」と書かれてあって、(こみあげる想いを抑えるように)それは寂聴先生ご本人の言葉として受け取り、とても嬉しかったです。

豊川:寂聴先生とは一度はお目に掛かりたかったのですが…今日もどこかで見ておられると思います。

――御命日が 11 月 9 日、来週の水曜日なんですよね?

瀬尾:はい、早いもので一周忌を迎えます。

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――それから 2 日後にこの『あちらにいる鬼』が公開されます。寂聴さんの想いが掛っているのでしょうか。

――さて、「この映画のここが凄いよ!」という処を、言える範囲でご紹介頂けますか?

豊川:僕が一番自信がないのは、最初このお話を頂いた時に設定の年齢が40 歳だったんですよ。それで「ちょっと俺ではキツいんじゃないの?」と言っていたんですが、それから20年から30年近く経っていきながら、キャラクターが変化したり関係性が変化していくのも、またその時その時の時代背景も含めて、ちょっと古いお話ではありますがとても楽しめるものだと思います。

 

――家の中の光景やウィスキーなど、昭和だな~と感じさせる作品ですが、寺島さんのおススメは?

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寺島:やはり、みはる・篤郎・笙子という 3 人の人間関係です。それは誰にも真似はできないし、それを他人がとやかく言うことでもないし、その3人の鬼ごっこのような感じでしょうか。その鬼ごっこのルールを守っている人たちの物語なんですが、ルールを守ってない人も登場してきて、やっぱりそれは違うんですよ。その 3 人のルールを見て理解できるかどうか。私がこの映画観終わって思ったことは、その時その時に出会う人の縁(えにし)は、愛おしくて、切なくて、尊いものだと。今回こうして再び廣木監督や豊川さんと一緒に仕事ができたのも何らかの縁のお陰だし、そういうことを幸せに思える映画だなと思いました。

――廣木監督と寺島さん、豊川さんは長い年月を共にお仕事されているので、人生の節目節目を共にされていますが、その辺りがこの映画と重なっているのではありませんか?

寺島:私は完璧に重なっていました。

――人間って面白いなと思わせる映画ですね。

 

――最後のご挨拶。

豊川:多分、百人観たら百通りの感想があるような映画だと思います。決して派手ではありませんが、何か皆さんの心に響くものがあると思いますので、是非応援の程、よろしくお願い致します。

寺島:スクリーンの中で精一杯頑張って協力して、一つ一つ積み上げていった作品です。私自身とても満足できる映画となりました。こういう地味な映画ですけども、こういう映画がそこそこ入って頂けないと大人の映画は衰退するばかりなので、今日ご覧頂いて気に入って下さいましたら、是非宣伝をよろしくお願い致します。本日はどうもありがとうございました。

(以上)


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『あちらにいる鬼』 シネルフレ作品紹介はこちら

 「髪を洗ってやるよ」。それは、男と女でいられる最後の夜のことだった。

【物語】1966 年、講演旅行をきっかけに出会った長内みはると白木篤郎は、それぞれに妻子やパートナーがありながら男女の仲となる。もうすぐ第二子が誕生するという時にもみはるの元へ通う篤郎だが、自宅では幼い娘を可愛がり、妻・笙子の手料理を絶賛する。奔放で嘘つきな篤郎にのめり込むみはる、全てを承知しながらも心乱すことのない笙子。緊張をはらむ共犯とも連帯ともいうべき 3 人の関係性が生まれる中、みはるが突然、篤郎に告げた。 「わたし、出家しようと思うの」。


作者の父井上光晴と、私の不倫が始まった時、作者は五歳だった。
五歳の娘が将来小説家になることを信じて疑わなかった亡き父の魂は、
この小説の誕生を誰よりも深い喜びを持って迎えたことだろう。
作者の母も父に劣らない文学的才能の持主だった。
作者の未来は、いっそうの輝きにみちている。百も千もおめでとう。

――瀬戸内寂聴 ※(「あちらにいる鬼」/朝日新聞出版 刊行時の瀬戸内寂聴コメント)


原作:井上荒野「あちらにいる鬼」(朝日文庫)
監督:廣木隆一 脚本:荒井晴彦
出演:寺島しのぶ 豊川悦司/広末涼子
製作:「あちらにいる鬼」製作委員会 製作幹事:カルチュア・エンタテインメント
企画・制作:ホリプロ
配給・宣伝:ハピネットファントム・スタジオ
 ©2022「あちらにいる鬼」製作委員会  R15+
公式 HP: https://happinet-phantom.com/achira-oni/
Twitter:@achira_oni

2022年11月11日(金)~新宿ピカデリー/大阪ステーションシティシネマ、なんばパークスシネマ、MOVIX京都、 kino cinema神戸国際 他全国ロードショー!


(河田 真喜子)

 
 

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稲垣吾郎主演×今泉力哉監督、待望の完全オリジナル脚本。

創作と恋愛を軸に描く、ちょっぴり可笑しい大人のラブストーリー。

『ミッドナイトスワン』に続く温かな愛、新たな青春映画の誕生。

 

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『半世界』など次々と斬新な役柄に挑んできた稲垣吾郎を主演に迎え、『愛がなんだ』『街の上で』などの今泉力哉監督による完全オリジナル作品『窓辺にて』は 11 月4 日(金)より公開です。ある悩みを持つ主人公・フリーライター市川茂巳を演じる稲垣吾郎に加え、市川の妻・紗衣役に儚げな存在感で観客を魅了し続け、『母性』の公開が控える中村ゆり、高校生作家・久保留亜役に『ホリック xxxHOLiC』など多数の話題作に引っ張りだこの玉城ティナ、市川の友人でプロスポーツ選手の有坂正嗣役に今泉監督作の常連で『街の上で』で主演を務めた若葉竜也、有坂の妻・ゆきの役に幅広い役柄でキャラクターを演じ分ける『架空 OL 日記』の志田未来、そして紗衣と浮気している売れっ子小説家・荒川円役に『裸足で鳴らしてみせろ』の今後が期待される若手俳優の佐々木詩音が抜擢。個性的な俳優陣が今泉組に集結し、濃密でほろ苦い愛についての群像劇を繰り広げます。


10月 26 日(水)TOHO シネマズ日比谷スクリーン12にて、東京国際映画祭の舞台挨拶を実施いたしました。舞台挨拶では、撮影エピソードや、本作に込めた思いなどたっぷりと語っていただきました!!
 


<映画『窓辺にて』東京国際映画祭舞台挨拶 実施概要>

日程:10 月 26 日(水)
実施時間:12:35~13:05
会場:TOHOシネマズ日比谷 スクリーン12
         (千代田区有楽町 1-1-3 東京宝塚ビル地下1階)

参加者(敬称略):
稲垣吾郎、今泉力哉監督



madobenite-TIFF-合体fix.jpg冒頭の挨拶で稲垣は「昨日までは寒かったけれど、今日はポカポカしていてよかったです」とニッコリ。稲垣と今泉監督との出会いは今から 4 年前、2018 年の東京国際映画祭で稲垣の主演作『半世界』(コンペティション部門観客賞を受賞)と今泉監督の『愛がなんだ』が上映された。映画祭で出会いを果たした二人は、その後雑誌の対談で再会。当時、稲垣から「僕を主人公に映画を作るなら?」という質問をしたそうだが、実はそのときすでに企画は進行していたという。そのときの様子を振り返り、今泉監督は「実は今考えているところです、とは言えずに誤魔化しながら話しました」と苦笑いしていた。


madobenite-TIFF-稲垣吾郎 .JPG脚本を読んだときには、今泉監督が生み出した言葉だと感じるセリフがあったとし、「僕をイメージして作ってくださった脚本だと伝わってきました」と笑顔の稲垣。MC から「ホテルで女性(玉城ティナ演じる高校生作家の留亜)がシャワーを浴びているときに、布団をかぶっているシーンが稲垣さんっぽい!」と指摘されると「それは初めての指摘です」と驚きつつ「確かに、あの状況になったら同じことをするかも…」とはにかみながら答えていた。


今泉監督らしい言葉が輝いている映画。「理解なんてしないほうがいい。理解しても裏切られるだけだから」など印象に残るセリフも多く登場する。こういった言葉が生まれる理由について今泉監督は「自分が感じていることを書くことが多いです。映画のセリフは決め台詞にすると現実世界からかけ離れてしまいます。それは避けたいので、普段使っている言葉で書くことは意識しました。ただ、今回の場合は、茂巳の役が小説家なので、しゃべり言葉と文語的な言葉が混ざっていても成立するのかなとは思っていました」と解説。さらに、稲垣自身がこれまでに背負ってきた期待や信頼は監督自身が想像できないものと前置きし、「稲垣さんのこれまでの経験、人生が役にのった気がしています」と稲垣が話すことでセリフが説得力を増すことや言葉が浮かない理由も説明していた。


madobenite-main1-550.jpg稲垣は茂巳のセリフを「すごく理解できる」とし、「もし僕が結婚して妻が浮気をしていたら、ショックはショックだと思います。でも、その場でうまく感情表現ができないかもしれません。どのくらい落ち込んだらいいのか、どのくらい怒ればいいのか、ある種の“線”を考えてしまう自分がいると思います」と想像しながら「人の価値観はそれぞれだけど、(映画では)いろいろな登場人物が幸せになろうとしています。自分で言うのもなんだけど、彼らがとてもチャーミングに感じられる作品です」とおすすめしていた。


観客からの Q&A のコーナーでは時間の関係でたった一人だけが質問できることに。稲垣は「これは責任重大だ」とニヤニヤ。手を挙げた観客には「勇気のある方!」と微笑みながら称えていた。具体的な役作りについて稲垣は「パブリックイメージやこんな風に演じてほしいというイメージにあてて書くあて書きではなく、素の僕にあてて書かれているように感じました。僕が言いそうな言葉が出てくるので、監督には僕が思っていることを見透かされている気がしました」とちょっぴり恥ずかしそうに微笑み、「(現場で)自然に佇んでいれば茂巳としていられました。お芝居しすぎない今泉組のお芝居のスタイルに自分をチューニングしていく形であわせていきました。僕にとって最高の経験でした」と撮影を振り返っていた。

madobenite-sub1-500-1.jpg「映画を作るにあたり参考にした作品は?」という質問に今泉監督は「具体的なものはありません」と回答。目指したのは現実世界で良い、悪いとされていることへの“問い”だとし、「例えば、手放すことがマイナス、続けることがプラスとされているけれど、実は手放すことは次に進むために必要なことだったりします。これがいけない、これがいいということを“疑おう”という作品です。共感やみんなが知っている感情は主題になりやすいですが、僕は他人には理解されないような小さな悩みを主題にしています」と本作のテーマについても丁寧に解説した。
 


『窓辺にて』

出演:稲垣吾郎 中村ゆり 玉城ティナ 若葉竜也 志田未来 倉 悠貴 穂志もえか 佐々木詩音 / 斉藤陽一郎 松金よね子
音楽:池永正二(あらかじめ決められた恋人たちへ)
主題歌:スカート「窓辺にて」(ポニーキャニオン/IRORI Records)
監督・脚本:今泉力哉
配給:東京テアトル
英語タイトル:by the window
©2022「窓辺にて」製作委員会
公式サイト:https://madobenite.com/#modal

2022 年 11 月 4 日(金)~全国ロードショー


(オフィシャル・レポートより)

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 『さすらいの女神たち』(2010)、『バルバラ セーヌの黒いバラ』など監督作が高い評価を得ているフランスの人気俳優で監督のマチュー・アマルリックによる最新作『彼女のいない部屋』が、シネ・リーブル梅田、シネ・リーブル神戸、京都シネマで絶賛公開中だ。
 海外資料にあるストーリーは「家出をした女性の物語、のようだ」という1行のみで、監督自身も実際に主人公クラリスに起きたことを、鑑賞前の人には明かさないようにお願いしている。ピアノの音色と、家族の風景の断片がコラージュのように錯綜する中、クラリスの人生はどこに向かうのか。ぜひスクリーンで、何度でもクラリスが目にする世界や感情を共有してほしい。
 週末を巨大な台風14号が襲う中、東京から無事移動し、9月20日(火)シネ・リーブル梅田でのティーチインの日を迎えたというマチュー・アマルリック監督。「まわりからは無理だと言われましたが、来ました」との言葉に、客席からも大きな拍手が送られた。フランス語で質問する観客も多く、時間が足りないほどの熱気を帯びたティーチインの模様をご紹介したい。
※鑑賞後のティーチインのため、映画の核心部分に触れる箇所があることを、ご了承ください。
 

■想像しようとする仕草が映画の鍵

―――クラリスが体験する現実と仮想現実が行き来する作品ですが、撮影はどのように行ったのですか?
アマルリック監督:映画も台風のように、どちらから、どんな流れでやってくるかわかりませんし、現実もそういうものです。順番に物事が秩序だって進んでいけばよいのですが、実際は希望があったり、何かに悩んだり、記憶が蘇ったりと色々な方向に揺れながら、人生が進んでいくと思うのです。おっしゃるように、この映画は想像の部分が多く、想像しようとする仕草が映画の鍵となっています。現実から出ていこうとする、想像しようとしているクラリスを映していきます。
 この作品はクロディーヌ・ガレアが書いた戯曲をもとにしています。実際に上演されることはなかったのですが、とてもシンプルでありながら、とても力強い物語で、最初に想像したものが現実と交差し合う構造になっています。
 身を切るような辛い思いを味わったとき、人は現実からそこから逃れるために想像の力を働かせようとします。そこでは真実とまやかしの区別がなくなり、錯乱する瞬間が誰しもあると思うのです。クラリスという女性はそんな瞬間を生きているのです。
 
 
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■メロドラマと亡霊たちの2つのジャンルを実現

―――家族不在の悲しみや狂気、深い愛など様々な感情を覚えました。監督がどのような点に魅力を感じて映画化したのですか?またご自身が思う本作の魅力とは?
アマルリック監督:クラリスが想像しようとする身振りが原作に描かれていることに、とても興味を覚えました。クロディーヌ・ガレアの戯曲は短いものですが、死者と生者のパラレルワールドを描いており、自分の親しい家族がそこにいるかのような感情を抱きました。日本では死者と共に生きるという文化があると思いますが、西洋、特にフランスは死んでしまった人は別の場所におり、どこにもいないものと思って生きています。でもそうではない考え方のあることが描かれていることが映画化したいと思った動機の1つです。
また、この作品ではメロドラマと亡霊たちの2つのジャンルを実現できると思ったのも大きな動機でした。どこに現実があるのか、現実が何なのかがわかりそうで、わからない。それを映画という素晴らしいアートの力で探求し、みせることができると思うのです。
 
 
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■上映国の配給がつけるタイトルは、作品の異なる扉を開ける

―――邦題の『彼女のいない部屋』は、原題「Serre moi fort」と大きく異なりますが、監督自身はどう思われますか?
アマルリック監督:戯曲のタイトルは「Je reviens de loin」(遠くからわたしは戻ってくる)でしたが、映画ではフランスの有名歌手、エティエンヌ・ダホの歌から取り、「Serre moi fort」(わたしを抱きしめて)としています。邦題は全く違いますが、それぞれ国の文化が違う観点でこの作品にアプローチし、この作品の異なる扉を開けてくださるのは、とても素晴らしいと思いますし、僕は日本語のタイトルやその響きも好きです。
 黒沢清監督の『スパイの妻』も、フランスでは溝口健二監督の『近松物語』のフランス語タイトルに近い題名をつけ、両者のつながりを見せるようにしていますし、それぞれの国で扉の開け方が違うのは、良いのではないかと思っています。「Serre moi fort」(わたしを抱きしめて)はもっとセンチメンタルな印象になりますが、『彼女のいない部屋』は「彼女」と「部屋」の二重性が含まれており、興味深いですね。
 
―――劇中とエンディングで流れる「チェリー」について、起用理由を教えてください。
アマルリック監督:劇中で、クラリスの夫や子どもたちがクレープを作っているシーンがあります。実際にはクラリスが子どもたちの成長を想像する中で、まるで彼女がいなくても彼らがそこに存在しているかのようなシーンになっており、夫に向かって彼女がもう一度「わたしはここにいるのよ!」と誘惑しなければいけない。そのときにクラリスを演じたヴィッキー・クリープス自身が「チェリー」を歌い始め、僕は素敵だなと思いました。この映画は雪山のシーンがあるため、3回にわけて撮影したのですが、その間に「チェリー」をもう一度使いたいと思い、クラリスが車を運転しているシーンで、ヴィッキーにもう一度歌ってもらい、この曲が一つのテーマ曲となったのです。
 

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■自分がピアノを続けていたら…との想いも込めたピアノのシーン

―――本作はセリフ以上にピアノの音色が印象的で、登場人物の気持ちを表しているようでしたが、ピアノの起用についてお聞かせください。
アマルリック監督:クロディーヌ・ガレアの戯曲でもピアノは大事な要素でした。クラリスと娘とのコミュニケーションツールとなっており、娘がピアノと共に成長していくのです。僕も子どものころはピアノを習い、ベートーヴェンのソナタを弾いていたのですが、あるとき辞めてしまったことをすごく後悔しているのです。ある意味、この映画で成長した娘たちがピアノを弾くシーンは、自分がピアノを続けていたらこうなっていたのではないかという想いも重なりながら、撮影していました。娘、ルーシー役の二人は俳優ではなく、ピアニストを選んでいます。全て彼女たちが弾いたものを収録しているので、まさにライブですし、彼女たちの感情が音色に込められています。また、マルタ・アルゲリッチのようなプロのピアニストも登場していますが、繰り返し聞こえてくるのが「ガヴォット」というジャン=フィリップ・ラモーの曲で、同じ曲がバリエーションとなって作品を支えているのです。
(江口由美)
 
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※最後のフォトセッションで自らポスターを持ち、観客の方に歩み寄って笑顔を見せたマチュー・アマルリック監督。左は通訳の坂本安美さん(アンスティチュ・フランセ日本映画プログラム主任)
 

 
<作品情報>
『彼女のいない部屋』“Serre moi fort
(2021年 フランス 97分)
監督・脚本:マチュー・アマルリック 
出演:ヴィッキー・クリープス、アリエ・ワルトアルテ、アンヌ=ソフィ・ボーウェン=シャテ、サシャ・アルディリ
公式サイト→https://moviola.jp/kanojo/
(C) 2021 - LES FILMS DU POISSON - GAUMONT - ARTE FRANCE CINEMA - LUPA FILM
 

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2022年8月26日(金)なんばパークスシネマ

ゲスト:赤井英和、SHINGO★西成

司会:津田なおみ(敬称略)


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甦る“浪花のロッキー”こと赤井英和の栄光の日々と、

死線をさまよった挫折の日々。

息子が撮った破天荒だが愛されキャラの元プロボクサー・父の実像。

 

12試合連続KO勝ち、しかも1Rで――ノンタイトル戦ながら対戦相手にボクシングをさせる間もなく瞬殺。 “浪花のロッキー”と呼ばれた赤井英和の圧倒的強さは当時の大阪の人々を熱狂させた。現在、俳優・タレントとして芸能界で活躍しているが、かつてケンカの強さでその名を轟かせた根っからのファイターである。高校入学後、先輩に誘われて入ったボクシング部で最初は雑用ばかりやらされ、いきなり試合に出ろと言われる。何をすればいいのかも分からず断ると、「どついたったらええねん」と言われ、さらにルールも知らないと断ると、「蹴ったらアカン、噛みついたらアカン…」とまあこんな調子で赤井英和のボクサー人生が始まることになる。


赤井英和は、1989年のロングランヒットを飛ばした阪本順治監督の映画『どついたるねん』で一躍芸能界にもその名が知れ渡ることになるが、当時の試合映像を見ることはあまりなかった。本作では、連続KO勝ちの試合の様子や、最後の試合となった大和田正春との試合など、さらに息子の活躍を見守る両親の様子や、負傷して生死をさまよい再起不能と宣告されながらもリハビリに励む様子など、過去を振り返りながら語る現在の赤井に密着している。赤井の長男・英五郎が監督・編集しているせいか、時折本音をのぞかせるリラックスした様子がまた赤井英和の愛されキャラの魅力を感じさせる。


AKAI-500-2.jpg監督曰く、「父は猪突猛進型で、過去も未来も考えられず、今の瞬間しか生きられない男」。だからこそ率直な物言いしかできないのだろう。その飾らない人間味のある人柄に惹かれるのかも知れない。そして、「これまで父をはじめ家族を支えてきてくれた方々への感謝を込めたビデオレターとしてこの映画を作りました」と語っている。破天荒な父親への息子からの貴重な贈り物のような作品だ。


9月9日(金)からの全国公開を前に、なんばパークシネマで開催された一般試写会での舞台挨拶に登壇した赤井英和。地元大阪での開催とあって、赤井英和の応援団の皆さんや大勢のファンが詰めかけた。試写会の前に、道頓堀では赤井英和自ら道行く人々に映画のチラシを配りながら練り歩くというイベントもあり、ほんまもんの赤井英和に驚きながらも、一緒に写真撮ったり、応援の声を掛けられたりしていた。舞台挨拶ではサプライズとして、本作のエンディング曲を歌っている「SHINGO★西成」が応援に駆けつけてくれて、ナマ歌を披露して会場を沸かせた。
 


〈以下はトークの全文です〉

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――最初のご挨拶

赤井:本日はご来場下さいまして誠にありがとうございます。世の中、コロナやいろんなことで大変な状況ですが、私自身が実際、脳挫傷、硬膜下血腫、芯昏睡と死にかけた事がありましたが、こうして元気でやっておりますので、この映画を観て元気を取り戻して頂きたいなと思っております。本日はよろしくお願いいたします。

――どうしても赤井さんが大阪にいらっしゃると、「お帰りなさい」と言いたいのですが、赤井さんは如何ですか?

赤井:「ただいま!」という感じです(笑)。

――今日は道頓堀辺りから歩いていらっしゃったそうですが?

赤井:はい、道頓堀からずっと出会う人みなさんに映画のチラシを渡しながら歩いてきました。行ったり来たりしながら、映画の宣伝をさせて頂きました。

――主演の方がチラシ配り!? 皆さんの反応は如何でしたか?

赤井:一緒に写真撮ったり、「ええっ、ほんまに?」と驚いて頂いたり、「映画観にいくいく!」と言って頂いたりして嬉しかったです。

――やはり大阪の方の反応は違うなと感じることはありますか?

赤井:地元、西成、釜ヶ崎、あいりん地区出身ですから、今も歩いていたらニッカポッカ履いてるおっちゃんが、「お帰り!」てな感じで言うてくれますんで、帰ってきたなという感じですね。


――息子さんが監督してお父さんの映画を撮るなんて、珍しいことだと思いますが?

赤井:ぜんぜん知らんかったんですよ。YouTubeで「おおきに、赤井英和」というのをやってたんで、その中のインタビューかなと思ってたら、まさかこんな映画を作ってるなんて思ってもみませんでした。嫁さんも僕には全然言えへんかったんですわ。なんでや言うたら、「先に方々で言うてしまうから、アイツは!」って、教えてもらえへんかったんです。つい最近、試写室で観て、「こんなん作ってたんや~」とびっくりしました。若い時の自分の試合を見て、今まで沢山のファイターを見てきましたけど、あんなアグレッシブルでメチャクチャなファイターはおれへんかったな~と、当時も大阪の皆さんに応援して頂いて、私の試合の時は大阪中が祭みたいになってましたから、懐かしく思いました。


AKAI-500-1.jpg――この映画ではファイティングシーンが沢山出てきますが、当時の気持ちとかも思い出しましたか?

赤井:勿論です。21回試合やってきましたが、あの時はこうだった、あ~だったとか思い出しました。最後の試合で、試合中の事故でダメージを受け、開頭手術をし、脳挫傷、硬膜下血腫、芯昏睡となり、両親は医者に「8割は諦めてくれ」と言われてたんですが、今こうして元気でやってますので、何とかなります。明日という字は明るい日と書きますが、世の中こんな状況ですが、気持ち入れて本気でやったら何とかなるんじゃないかなということが、この映画から伝わってくると思います。


AKAI-pos.jpg――今もカッコいいんですが、この映画のポスターの赤井さん、メチャメチャカッコいいですよね?

赤井:ありがとうございます。丁度世界タイトル戦の前です。知り合いから紹介して頂いた坂東玉三郎さんから篠山紀信先生を紹介して頂いて、玉三郎さんが篠山紀信先生に「撮りなさいよ」と言ったら、「私はこの人知らないから撮らない」と言われて、玉三郎さんが「いいから撮りなさいよ!」と言って頂いて撮ってもらった写真ですね。丁度23歳の時です。


――試写でこの映画をご覧になって、その後監督である息子さんと何かお話されましたか?

赤井:私の現役時代のことを残してくれて、ありがとう!と感謝の気持ちを伝えました。

――これでご家族の絆も強まったんじゃないかなと思います。赤井さんがこうやって大阪に戻って来られると、赤井さんの沢山の応援団の方が来て下さってますが?

赤井:学校の後輩とか仲間とか串カツ「だるま」の会長とか、いつも応援してもらって、またこうして沢山の方に来て頂いて、本当に嬉しく思います。ありがとうございます!


――今日は、その応援隊として特別にお越し頂いてる方がいらっしゃるんですよ。

赤井:ええっ、誰ですか?

――ご紹介しますね。この映画のエンディングテーマを歌って下さってます…

赤井:SHINGO★西成!?えええええ~!!!

――同じ西成ご出身ということもありまして、今日は駆けつけて下さいました。SHINGO★西成さんのご登場です!

(SHINGO★西成の登場!)

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SHINGO:誰や誰やて、俺や俺や!(客席に向かって)みなさん今日はお越し下さいまして誠にありがとうございます!

――お二人はいつからのお知り合いなんですか?

赤井:いつからって、小学校の後輩やな。あんまり小学校の後輩って言わんけどな(笑)。

SHINGO:赤井さんは、自分にとっても、地元にとってもヒーローです!

赤井:今は疲れてもうた「ひーろー」やけどね(笑)。

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――出ました、オヤジギャグ!エンディング曲にSHINGOさんの「独立記念日」という作品が使われていますが、どういう経緯で使用されることになったのですか?

赤井:監督の英五郎がずっとSHINGOのファンで、是非SHINGOにいちゃんの曲を映画に使わせて頂きたいとお願いした次第です。

SHINGO:いつも赤井のにいちゃんは、「SHINGO元気か~?」って、こういう浮き沈みのある仕事してる俺のこと気に掛けてくれるんですよ。その息子も気に掛けてくれて、「行こうぜ!」と言ってくれたんでやりました。

――エンディング曲のお陰で映画がキュッと締まるような感じがして、とても素敵なんですけど……ちょっと聴きたいような……?

(客席からも拍手が起こり、ちょっと歌って下さることに――)

SHINGO:俺は家賃4,100円の高速の下の育ちなんですけど、「どうせ俺なんか、どうせ僕なんか」と言って(卑下して)来たんです。そんな中で、赤井のにいちゃんが「やったらできる!」とか「お前ならできる!」と言ってくれたんで、俺は今でも焦らず、腐らず、諦めずにやってます。にいちゃんの背中を見て、これからもまた伝説は続くんやなあと思って、歌わせてもらっていいですか?

赤井:え~い!(拍手)


「独立記念日」熱唱!

 

 

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――最後のご挨拶を。

赤井:2か月に近い入院生活を送って、8割方は諦めてくれと親は医者に言われて死にかけた私でも、今でも元気に生きております。明日が明るい日になるよう、これからも一所懸命生きていきますので、どうか皆さんも明るい明日を目指して、頑張って生きて下さい。本日はどうもありがとうございました!


 


『AKAI』

監督・編集:赤井英五郎
出演: 赤井英和

公式サイト: https://gaga.ne.jp/akai_movie/
配給:ギャガ
映像協力: 朝日放送テレビ、坂本順治(『どついたるねん』監督)
©映画『AKAI』製作委員会

2022年9月9日(金)~大阪ステーションシティシネマ、なんばパークスシネマ、MOVIX京都、kino cinema神戸国際 ほか全国ロードショー


(河田 真喜子)