レポートインタビュー、記者会見、舞台挨拶、キャンペーンのレポートをお届けします。

舞台挨拶の最近の記事

 

suzukike-bu-550.jpg

(2018年11月5日(月)なんばパークスシネマにて)
登壇者:原日出子さん、木竜麻生さん、野尻克己監督(敬称略)



悲しみを乗り越えようとする一所懸命さに可笑しみが滲む感動作


長年引きこもりだった兄が自殺してしまった。そばには左手首に傷を負った母が倒れていた。残された妹と父は、記憶を無くした母のために兄が生きているよう一所懸命に嘘をつく。親戚や友人を巻き込んで兄の生存を装う――ただでさえ自殺されたショックは大きいのに、母親を気遣ってつく嘘にこの上なく優しさを感じさせる。監督デビュー作となる本作は、監督自身が自らの実体験を基に脚本を書いたという。悲劇的な出来事にユーモアをバランスよく練り込んだ、優しい嘘から始まる家族の再生と絆の物語は、新たな家族の物語として広く共感を得ることだろう。


suzukike-550.jpg先ごろ開催された【第31回東京国際映画祭】で、活性化する日本映画の多様性を世界に紹介することが目的の《日本映画スプラッシュ部門》で作品賞を受賞。さらには、妹を演じた木竜麻生は、宝石の原石(ジェムストーン)の様な輝きを放つ若手俳優に贈られる《東京ジェムストーン賞》を受賞している。自殺した兄を加瀬亮、家族をこよなく愛する母を原日出子、息子の足跡を辿ろうとする不器用な父を岸部一徳、母の弟で気のいい叔父を大森南朋、父の妹で唯一常識的な物言いをする痛快な叔母に岸本加代子。巧みな脚本に個性と演技力で惹きつける本作の魅力は、じわじわと心に沁みる新鮮な感動となって心を癒してくれる。


公開を前に開催された上映会の舞台挨拶に、原日出子、木竜麻生、野尻克己監督が登壇。作品にかける思いや撮影中の秘話などについて語ってくれた。

以下に詳細を紹介致します。



suzukike-bu-240-2.jpg――今回の役について?
原:家族の話ですので、どなたにも共感して頂けると思います。台本を読む前に、野尻監督の初監督作の出演オファーということで、デビュー作によんで頂いてとても嬉しかったです。でも、台本を読んで「私で大丈夫かしら?」と心配になりました(笑)。


――ベッドから落ちたりいろいろと体当たりの役でしたね?
野尻:原さんにお願いしたことは、人間としての母親は勿論ですが、根源的な本能を出してほしいことです。ベッドから落ちるということもその一つです。

原:記憶を失う前の緊迫した状態を体が覚えていて、どこかへ行こうとしてベッドから落ちました。


suzukike-bu-240-3.jpg――原さんにこの役をやってほしいと思った理由は?
野尻:原さんの日本のお母さんというイメージを壊したいな思いました。原さんは役の幅が広い方だと思っていたので、心が壊れる瞬間を撮りたいなと思ってお願いしました。


――木竜さんはワークショップがあったとか?
木竜:まず面接を受けて400人の中から6人になって、4日間ワークショップを受けてから役が決まりました。ワークショップでは脚本の中の富美が関わるシーンはすべて監督とお話をしながらやらせて頂きました。


――木竜さんのどんなところに注目したのですか?
野尻:木竜さんの第一印象は、素朴なんですが芯がある女優さんだなと思いました。例えれば、『Wの悲劇』の薬師丸ひろ子さんみたいに、自分をむき出しにしてほしいとね。シリアスなテーマですからしんどいシーンもあるのですが、それを明るくしたかったので、木竜さんの笑うと画面が明るくなるのを活かしたいと思いました。

suzukike-bu-240-4.jpg
――木竜さんは、喪失感やいろんなものを受け止めなくてはならない役ですが?
木竜:映画の中のそれぞれの人がいろんなものを感じながら演じる現場でしたが、原さんをはじめ共演者やスタッフの方に引っ張って助けて頂きました。


――シリアスだけどクスクスっと笑えるシーンが多いですよね?
原:シリアスなんだけど笑える。人って一所懸命やればやるほどおかしい様もありますよね。リアルだからこそ可笑しい、生きていくってそんなもんだと思います。


――脚本を書く上でバランスを考えたのですか?
野尻:僕は「笑えない映画は好きじゃない」というのが根本にあり、元々喜劇が好きなんです。大真面目に嘘をつくところに家族の裏の心を描いたつもりです。そこをしっかり描けない内に笑いだけをとる気はなかったので、楽しんでもらえる作品になっていると思います。


suzukike-500-4.jpg――岸部一徳さんについて?
野尻:お父さんが風俗店へ行くシーンがあるのですが、風俗が一番似合うのは岸部さんかな?(笑)無口であることもあり、岸部さん以外あり得ないと考えました。


――原さんは岸部さんとの共演は如何でしたか?
原:私は岸部さんの大ファンなんです!何本かご一緒したことはありますが、直接絡むことがないお芝居だったので、一度でいいからちゃんとお芝居をしたい!と思っていたので、お父さん役が岸部さんだと聞いて飛び上がって喜びました。本当に夢が叶ったと思いました。ドキドキしながら現場に行ったら、ナチュラルで優しくて温かくて益々ファンになりました(笑)。


suzukike-500-2.jpg――木竜さんはこのような両親で如何でしたか?
木竜:岸部さんがお父さんで、原さんがお母さんなんて、こんな幸せなことはないですよね。お二人には本当によくして頂きました。食事の時も私を待って下さり一緒にお食事しました。本当の鈴木家の家族のように、ずっと一緒にいるような雰囲気を作って下さいました。


suzukike-bu-240-1.jpg――弟役の大森南朋さんについて?
野尻:ハードな役を演じられることが多い方ですが、実際はふわふわしていて優しい方です。お兄さんの大森立志監督はよく存じ上げているのですが、優しくて人間大好きなタイプです。芸能界を自由に生きておられる方なんで、その浮遊感が出ればいいかなと思いました。

原:「お姉ちゃん」と呼ばれることに何の抵抗もありませんでした(笑)。私の弟にもちょっと甘えん坊な感じが似ていて、優しくてとても自然な感じの方でした。


――妹役の岸本加代子さんについて?
野尻:僕は本編を何度見ても岸本さんのシーンで泣いちゃうんですよね。この家族は一変して非日常に持っていかれるんですが、「それじゃいけないよ」と客観的な立場で物言う人なんです。残された家族は悲しんでいいかどうかも分からない状態なのに、一番悲しんでいる人なんです。熱いキャラで直情的な人。直情的な人って優しい人が多くて、その辺りが表現できればいいかなと思います。


suzukike-500-3.jpg――突然亡くなる息子の加瀬亮さんについて?
原:凄い存在感ですよねぇ。繊細なニュアンスを出せる俳優さんです。役に入っているときはぐ~っと真剣な表情だったのですが、普段は明るくてよく喋る人です。立った姿が家の息子にそっくりで、何の感情移入も要らず、ずっと本当の息子だと思ってやってました。


――木竜さんは凄い役者さんたちと共演したんですね?
木竜:撮影が終わってしばらく経ちましたが、「あれは夢だったのかな?」と思ったりすることがあります。こうした舞台挨拶などで再びお会いすると、「やっぱり好きだな~」と思います。素敵な方々とご一緒できて、とても大事な作品になりました。

原:これからもっと凄い人と仕事するから大丈夫よ。ほんとに楽しみです!
 


suzukike-500-1.jpg

『鈴木家の嘘』

【STORY】
長年引きこもりをしていた兄・浩一(加瀬亮)が部屋で自殺した。その傍には手首に傷を負った母・悠子(原日出子)が倒れていた。母はようやく意識が回復したものの直近の記憶がない。母が再びショックを受けないよう、妹・富美(木竜麻生)と父・幸男(岸部一徳)は叔父(大森南朋)や叔母(岸本加代子)の力を借りて兄が生きているよう嘘をつく。そんな中、兄を自殺に追い込んだと思い込み自責の念に苦しむ富美。父は息子を理解してあげられず後悔して、息子の足跡を探そうとする。バラバラだった家族が兄の死をキッカケに一つになって母を守ろうとするが……。


(2018 年/日本/上映時間:133 分)
・監督・脚本:野尻克己
・出演:岸部一徳、原日出子、木竜麻生、加瀬亮、岸本加世子、大森南朋
・配給:松竹ブロードキャスティング、ビターズ・エンド
公式サイト: http://suzukikenouso.com/
・コピーライト:(C)松竹ブロードキャスティング

2018年東京国際映画祭スプラッシュ部門作品賞、ジェムストーン賞(木竜麻生)


2018年11月16日(金)~なんばパークスシネマ、シネ・リーブル梅田、MOVIX 京都、神戸国際松竹 他にて全国ロードショー!


(写真・記事:河田 真喜子)

welova-bu-550-1.jpg

『ういらぶ。』舞台挨拶レポート

日時:11月10日(土)18:15~18:35
場所:TOHOシネマズ梅田 スクリーン1 
登壇者:平野紫耀、桜井日奈子、佐藤祐市監督(敬称略)

 


welove-logo.jpg

平野紫耀「自分って、ホンマにゴミやな!」

劇中セリフを関西弁で披露!

 

アスミック・エース配給にて、LINEマンガの少女部門にて月間1位を記録し、累計180万部を突破した、星森ゆきもによる大人気コミック「ういらぶ。-初々しい恋のおはなしー」(小学館「Sho-Comi フラワーコミックス」刊)の映画化、『ういらぶ。』が11月9日(金)に全国公開致しました。

公開を記念して、11月10日(土)、TOHOシネマズ梅田にて舞台挨拶付上映会が実施されました。

welove-bu-250-1.jpg

映画を鑑賞したばかりの観客の熱気と拍手で包まれる中、主演の平野紫耀さん、ヒロインの桜井日奈子さん佐藤祐市監督が登壇。割れんばかりの歓声の中、平野さんは「皆さんの歓声がすごくて!たくさんありがとうございます。」とご挨拶。笑顔でファンに手を振り会場の熱気はさらにヒートアップ!


続けて桜井さんから「映画は楽しんでいただけましたか?今日は短い時間ですがよろしくお願いします」とご挨拶。そして佐藤監督から「今日は東京からまわってきましたけど、大阪が1番熱い!良い雰囲気でちょっと泣きそうです。」と熱狂する大阪の観客を前に目を潤ませました。                           

MCより大阪の印象について聞かれ、平野さんは「大阪は本当に熱い!太陽みたいな街ですね。」と答え、桜井さんは「学生時代よく遊びに来ていたのでよく知っている。大阪の人はみんなハートが熱いですよね。」とそれぞれ大阪の熱さを絶賛しました。


welove-bu-500-1.jpg映画にちなみ、自身がこじらせてるところを問われると、平野さんは「特にないです。自分でいうのもなんですけど、素直なんです。」と答え、すかさず佐藤監督から「発言で周りの人をこじらせるよね。」と言われ、「そうなんですか?知らなかったです。今気づきました!」と天然発言を炸裂し、会場からは笑いが巻き起こりました。「強いて言えば、腰痛ですかね。」と半年ほど前から腰痛に悩まされていると告白。続いて桜井さんは「私は肩をこじらせてます。」とこちらも体の不調を告白。MCから「お二人とも大丈夫ですか?お大事にしてください。」と心配される一幕も。


welove-bu-250-2.jpg続いて、ここは胸キュンだ!と思うシーンを聞かれ、平野さんは「ベッドでシャツをはだけて、優羽を横に座らせて倒すシーン。あのシーンは恥ずかしかった。」、桜井さんは「凛くんがおかゆをまずいといいながら完食するシーン。」と言いMC、観客一同納得。


ここで劇中の決めセリフを関西弁で披露していただくことに!

平野さんは凛の「おまえってマジごみな」のセリフを「自分って、ホンマ、ゴミやな」と流ちょうな関西弁を披露したが、監督から「もっとドSに!」と指摘が入りテイク2。さらにドS度の増したセリフに会場からは悲鳴が。


一方の桜井さんは優羽の「ほんとにわたしってダメダメです。凛くんといると心臓がどきどきしちゃって」を「ホンマにうちってあかんねん。凛くんとおると心臓がどきどきするねん。」とかわいらしい関西弁を披露。これには会場から「可愛い~!」の声が漏れました。

 

welove-bu-250-3.jpg貴重なお二人の関西弁に会場のボルテージは上がりまくる中、最後の挨拶に。

 

佐藤監督から「皆さん注意してください。ベ、ベ、ベイベー(主題歌サビ冒頭部分)に洗脳されますよ!」と笑いを誘い、桜井さんが「主題歌に洗脳されるようにこの作品も皆さんの心に残ればいいなと思います!」と作品への想いを伝え、平野さんが「素敵なキャスト、スタッフで作った作品。何度でもキュンキュンしてほしい。」とご挨拶。舞台挨拶は大盛り上がりの中、幕を閉じました。

 

 

 


welove-500-2.jpg

出演:平野紫耀(King & Prince) 桜井日奈子 玉城ティナ 磯村勇斗 桜田ひより / 伊藤健太郎
監督:佐藤祐市 
原作:星森ゆきも「ういらぶ。-初々しい恋のおはなし―」(小学館「Sho-Comi フラワーコミックス」刊)

脚本:高橋ナツコ 
音楽:佐藤直紀 主題歌:King & Prince 「High On Love!」(Johnnys‘ Universe)

製作:『ういらぶ。』製作委員会 
制作プロダクション:アスミック・エース、共同テレビジョン

配給:アスミック・エース(C)2018『ういらぶ。』製作委員会 (C)星森ゆきも/小学館

11月9日(金)~TOHOシネマズ梅田、ほか全国絶賛上映中!!!


(オフィシャル・レポートより)

ontako-bu-550.jpg

驚異の歌声をもつロックスターの秘密は“声帯ドーピング”!?
爆音!爆上げ!ハイテンション・ロック・コメディ!!

阿部サダヲ「映画をご贔屓に!いっぱい拡散してください!!」

 

日時:2018年10月21日(日) 11:30~11:55
場所:TOHOシネマズなんば スクリーン1 
登壇者:阿部サダヲ、吉岡里帆、三木聡監督(敬称略)



アスミック・エース配給にて、「時効警察」シリーズの三木聡が監督・脚本を務める映画『音量を上げろタコ! なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』が10月12日(金)より全国公開しております。全国公開を記念して、10月21日(日)、TOHOシネマズなんばにて公開記念舞台挨拶付上映会が実施されました。


ontako-bu-abe-240-1.jpg会場から拍手が沸き起こる中、主演の阿部サダヲさん、ヒロインの吉岡里帆さん、三木聡監督が登壇し、まず初めに阿部サダヲさんから「阿部サダヲです。よろしくお願い致します。」とご挨拶。MCから「かなりあっさりしていますね!」とつっこまれ、「このあといっぱい話したいので!」とファンへの優しさを見せました。

続けて吉岡里帆さんから「おはようございます。吉岡里帆です。よろしくお願いします。」と役さながらの小声でご挨拶され、会場から笑いが。

三木監督は「映画を観ていただいてありがとうございます。よろしくお願い致します。」とご挨拶されました。

 


ontako-bu-yoshioka-240-1.jpg三木組へ初参加となった阿部さんと吉岡さんへMCから三木組の印象を聞かれると、阿部さんは「稽古やリハーサルを念入りにして作り込まれている。三木監督の世界ってこんな感じでできていくんだなと思いました。」と答えられ、続けて吉岡さんは「今回ギターと歌を撮影前から練習していて、音楽を準備するのは新鮮だったし、楽しかったです。」と準備期間を含め、撮影を振り返りました。


MCより、監督に向けて映画を作るきっかけとなったことを問われると、「昔バンドをしていて、その時にロックバンドを題材とした映画を作りたいと思った。」と話し、「ロックを歌っている人が声が大きいのは、想いの強さだと知り、面白いと思った。」と答えられました。


ontako-bu-miki.jpgここから観客からの質問を受け付けることに。ところが客席から吉岡さんにセリフのリクエストが!サウンドトラックのCDに収録されているセリフを言ってほしいということになり、質問者の名前を叫びながら、「勘違いは大事よ!大抵の事は勘違いでできている。このまま終わりじゃ、もったいない!!」と全力でファンのリクエストに応えていました。


次に阿部さんへは、「パートを頑張れと罵ってほしい。」とリクエストがあり、戸惑いながらも、こちらも全力で「パート頑張れタコ!」と罵り、会場は笑いに包まれました。その後も観客からのリクエストは続き、質問コーナーのはずがリクエストタイムに。一同もさまざまな要求に対しテンションが上がっていました。


客席のボルテージも上がる中、観客向けのフォトセッションの時間が特別に設けられ、各々ポーズをとりながら、テンション爆上げのフォトセッションとなりました。


ontako-bu-500-1.jpg最後に吉岡さんが「大阪の皆さんのおかげで楽しい時間となりました。また帰ってきたいです!その時は質問してください!」とご挨拶され、続いて阿部さんが「僕もパートとか大変な時期とかありましたけど、今こうやって主演として舞台に立っていて、是非映画をご贔屓にしていただければ。今日いっぱい写真撮ったと思うのでSNSで拡散してください!!」とご挨拶され、大盛り上がりの中、舞台挨拶は無事終了しました。
 


 

『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』


【ストーリー】
ontako-pos.jpg驚異の歌声を持つ世界的ロックスター・シン(阿部サダヲ)と、声が小さすぎるストリートミュージシャン・ふうか(吉岡里帆)。正反対の二人が偶然に出会い、シンの歌声が『声帯ドーピング』によるものだという“禁断の秘密”をふうかは知ってしまう ! そんなシンの喉は『声帯ドーピング』のやりすぎによって崩壊寸前…。さらには、シンの歌声をめぐって二人は追われるハメに!? リミット迫る“声の争奪戦”が今、はじまる―!!!!

 

・出演:阿部サダヲ 吉岡里帆 千葉雄大 麻生久美子 小峠英二(バイきんぐ) 片山友希 中村優子 池津祥子 森下能幸 岩松了 ふせえり 田中哲司 松尾スズキ
・監督・脚本:三木聡(『俺俺』、「時効警察」シリーズ)
・製作:映画「音量を上げろタコ!」製作委員会 制作プロダクション:パイプライン
・配給・制作:アスミック・エース
・公式HP: http://onryoagero-tako.com

・公式Twitter: @onryoagero
・ ⓒ2018「音量を上げろタコ!」製作委員会

 10月12日(金)~TOHOシネマズ梅田他にて絶賛公開中!!!


(オフィシャル・レポートより)

 
 
 
 

bokujira-550.jpg和歌山県 太地町立 くじらの博物館を舞台にした映画

『ボクはボク、クジラはクジラで、泳いでいる。』舞台挨拶レポート

(2018年10月13日(土)、ジストシネマ和歌山にて)
登壇者:
矢野聖人さん(主演で飼育員役)、武田梨奈さん(ヒロイン)、岡本玲さん(くじらの博物館・学芸員役で和歌山県出身)、主題歌を担当し、映画にも出演の清水理子さん(主題歌を担当し、映画にも出演。和歌山県出身)、藤原知之監督
 


 

bokujira-bu-500-1.jpg

まず、本作が映画初主演となる矢野聖人に、最初に話が来た時のことを聞いてみると、「20代の時に映画初主演を果たすのが夢のひとつだったので、それがやっと叶うんだと思いましたし、初主演がこの作品で良かったなと思います。 」と述べた。


そして、東京から来た飼育員・唯を演じた武田梨奈は、「とにかく今回は海の中に入って撮るシーンがあったので、矢野君や監督たちと撮影の1ヶ月前に現地で合宿してトレーニングしました。」と語ると、監督は、飼育員役の矢野、武田に対して「合宿では、本物のプロの飼育員さんやトレーナーの方にショーをやってもらって、 それから特訓だったんですが、 サーフィンのシーンや、太一たち飼育員がイルカに対して指示を出したりするシーンも、全部スタントや吹き替えなしで本人たちが演じています。」と裏話を披露。観客からは拍手が起こっていた。


さらに監督は、「博物館の副館長からも、「ちょっと難しいと思う」と言われてしまったので、当初はクジラに乗ろうとするところまで本人で撮影して、あとは本物のトレーナーの方に乗ってもらおうかなと思っていたんですが、武田さんがサクッとできちゃったんです(笑)」と続けると、武田は「全然、サクッとできてないですよ。」と返し、そこに矢野が「実はカナヅチなんですよね。」と暴露。


bokujira-500-2.jpgすると武田が「クランクイン前にそれを言ってキャスティングを変えられたら困るので、合宿の前の1ヶ月間はずっと泳ぐ練習をしていました。」と返すと、監督は「カナヅチって、この前知りました。カナヅチって知っていたら、ちょっとビビっていたと思います。本人に事故があったらどうしようという心配が出てくるので。クジラに乗るのは本当にサクッと乗ったんですが、乗る前の飛び込みができなくて、それをずっと練習していたよね。」。


すると、武田が、「実は、矢野君も飛び込みが苦手だよね?」と矢野にふると、「泳ぐのは得意じゃないですね。でも、岡本さんも泳ぐの苦手なはず」と、実は3人とも泳ぐのが苦手という意外な事実が発覚。監督は「全然知らなかった。そういえば、矢野君が飛び込んだ後にタイトルが出る前のシーンは何回もやった気がします。」と驚きを隠せない様子だった。


次に、同い年の3人に撮影中の過ごし方を聞いてみると、矢野は、「美味しいものをいっぱい食べました。特に、和歌山ラーメンが印象に残っています。泊まってるホテルの近くに屋台があったので、3人でほとんど毎日行っていました。」すると清水も、「私も食べました!あれはおいしい和歌山ラーメンです。」と自信の出身地でもある和歌山のグルメを絶賛。武田も「夜中の11時ぐらいに撮影から帰ってきて、ラーメンを食べに行ってたんですが、普通、女優さんて夜食べないじゃないですか。でも玲ちゃんは一緒に来てくれて(笑)。嬉しかったし、美味しかったです!」とこちらも絶賛していた。


bokujira-bu-500-2.jpgそして、最後に監督は「撮影は昨年の10月だったんですが、本当にたくさんの方にご協力いただきました。太地町の体育館で 「映画に出たい人集まってください」って言ったら、たくさんの人が来てくださいました(笑) 。ロケ場所なども含めて、和歌山県には全面的にバックアップしていただきました。本当にありがたかったです。僕らと皆さんで協力して作った映画だと思っています。 」と感謝を述べた。


主題歌を担当した清水は、「主題歌を歌わせていただいたことは、今でも本当に信じられなくて、今ここに立っているのも夢のようです。大好きな和歌山の作品に携われて本当に嬉しいです。和歌山の良さが伝わる映画だと思います。 この映画と共に私の主題歌も皆様に愛してもらえる嬉しいです。」とコメント。


学芸員役を演じた和歌山県出身の岡本は、「地元の作品に出たいというのが私の目標のひとつでもありました。和歌山には、15歳までしかいなかったんですが、自分のルーツは和歌山ですし、和歌山の自然や人柄の暖かさは、東京に出てから感じることも多くて、それを少しでもスクリーンを通して全国の人達に届けたいと思っています。長く愛される作品になればいいなと思います。これからもよろしくお願いします。」と挨拶。


bokujira-500-1.jpg武田は「理子ちゃんの主題歌の歌詞にある、“言葉では伝わらない想いを”というフレーズが、この映画にピッタリだなと思いました。人間とクジラ、言葉では通じ合えないですが、他の形で通じ合える、一緒に生きているんだと思える作品になっています。派手な映画ではないですが、長く皆さんに愛される作品になってほしいと思うので、皆さんこの映画を愛してそして気に入っていただけたら周りの方に広めて下さい。」と話し、


最後に矢野が、「僕は、この映画を見て皆さんにそれぞれいろんな思いを持ち帰ってほしいと思っています。それは、太一みたいに自分も大きな夢を持ちたいとか、頑張っている人を応援したいとか、なんでもいいと思うんです。でも、必ず何かを感じていただける映画だと思います。たくさんの方に見ていただくためには、皆さんの協力が必要なので是非、協力をお願いします。ありがとうございました。」と挨拶し、舞台挨拶は終了した。
 



『ボクはボク、クジラはクジラで、泳いでいる。』 

【STORY】 
bokujira-pos.jpg舞台は、クジラしか飼育されていない、和歌山県南部にある「太地町立くじらの博物館」。
来客も増えず、次々に飼育員が辞めていく中、館長は、経験豊富なベテランスタッフから強い反対を受けても、飼育員リーダーに、純粋にクジラを愛する青年・鯨井太一(矢野聖人)を任命する。東京の水族館からピンチヒッターとして呼ばれた白石唯(武田梨奈)や、学芸員の間柴望美(岡本玲)ら、同僚たちの中にも懸命に太一をサポートする人も現れるが、皆を悩ませていたのは来客がすくないことだった。http://www.bokujira.com/

そんな中、博物館を盛り上げるために太一は、スタッフの手作りによる「くじら夢まつり」を行うことを思いつく。しかし、開催を目前に控えたある日、「くじら夢まつり」中止の危機が訪れる・・・。


【監督】:藤原知之『U・F・O〜うしまどの、ふしぎなできごと〜』
【出演】:矢野聖人、武田梨奈、岡本玲、近藤芳正(特別出演)、鶴見辰吾  【主題歌】:清水理子「Colorful〜あなたといた時間」
【後援】:和歌山県、和歌山県観光連盟、太地町、太地町観光協会、那智勝浦町、那智勝浦町観光協会、新宮町、新宮町観光協会、串本町、串本町観光協会、熊野灘捕鯨文化継承協議会
【配給】:キュリオスコープ/2018年/117分  bokujira.com
公式サイト】:http://www.bokujira.com/

2018年10月12日(金)より、ジストシネマ和歌山/イオンシネマ和歌山ほか和歌山先行公開中!

11月3日(土)より、なんばパークスシネマ/MOVIX堺/MOVIX八尾にて


(オフィシャル・レポートより)

 
 
 
 
 
 
 
 
 

DSCN7817.jpg

黒木華、初共演の野村周平は「ガツガツくるかと思いきや、相手に合わせて気を遣える人」『ビブリア古書堂の事件手帖』大阪舞台挨拶
(18.10.10 TOHOシネマズなんば)
登壇者:黒木華、野村周平、三島有紀子監督
 
若き古書店主が古書にまつわる謎を解き明かす三上延のベストセラー小説「ビブリア古書堂の事件手帖」が、黒木華&野村周平を迎えて映画化され、11月1日(木)より全国ロードショーされる。
 
 
biblia-550.jpg
 
『幼な子われらに生まれ』などの三島有紀子監督が、鎌倉の片隅に佇む古書店を舞台にした本作の雰囲気を丁寧に描写。亡くなった祖母が大事に持っていた夏目漱石の「それから」を大輔(野村周平)がビブリア古書堂に持参したことがきっかけで、店主栞子(黒木華)と出会う物語は、50年前の祖母の秘密が同時並行で描かれ、時を超えたミステリーになっている。野村周平は9月公開の『純平、考え直せ』に続いての主演、そして黒木華も10月公開『日日是好日』に続いての主演とノリに乗った関西出身の二人が初共演を果たす。
50年前のエピソードで登場する夏帆、東出昌大、そして物語のジョーカー的役割を果たす成田凌と、共演も若手実力派が揃った。
 

 

DSCN7787.jpg

10月10日にTOHOシネマズなんばで行われた先行上映会では、黒木華、野村周平、三島有紀子監督の関西出身トリオが登壇。黒木と三島は大阪出身の中、野村は「僕だけ神戸で仲間外れ、そこは譲れない」と神戸っ子を強調しながらも、ずっと客席後方を見つめている。
実は、最後列に三島監督応援団のパネルがズラリ。いち早く行われた地元大阪での凱旋舞台挨拶で映画のヒットを願うパネルの言葉に、三島監督も笑顔満面だった。撮影中は標準語だったという3人も、この舞台挨拶は全員関西弁で和やかな雰囲気。初共演となった野村の印象を聞かれた黒木は、「ご一緒する前はガツガツこられるかなと思っていたが、実際にお会いすると空気を読みながら、相手に合わせて気を遣える人。周りを見つつ仲良くしてくださったので、とても助けられた」と絶賛。一方、野村も黒木のことを「僕は周りからはうるさいとかチャラいという偏見があるが、こんなタイプは嫌いかと思いきや、そこに栞子さんがいるかのように僕の話を笑顔で聞いてくれてた。優しい方」。そんな二人について、三島監督は「野村さんは一人一人に気を遣い、時には突き放したりする。黒木さんはそれを観察してジリジリと近寄っていました。あまりにも楽しそうだったので、珍しくたまに飲みに行ったりしたよね」と撮影中の様子を振り返った。
 
 

DSCN7779.jpg

人と接するときは内気さを覗かせながらも、本の話になると話が止まらなくなるビブリア古書堂店主の栞子を演じた黒木は、「監督と相談し、謎解きをする部分と、素の栞子の部分との緩急をつけたり、栞子の癖を付け加えました」と役作りを語ると、「(撮影前の)本読みの時に、黒木さんがずっと恥ずかしそうにしていたのが栞子さんぽい仕草だったので映画に取り入れました」と三島監督流の演出を披露。さらに読み聞かせシーンへのこだわりから黒木にオファーしたことを明かし、「黒木さんは、本を読む姿がとても美しい。本の活字の良さの伝え方は難しいが、文章をこの声で読むことで、音符を読むように心に届くのを現場で見ることができた」と読み聞かせのシーンの素晴らしさを称えた。
 
 

DSCN7793.jpg

一方、小さい頃、祖母が大事にしていた夏目漱石の「それから」を偶然触ったことから、祖母にひどく叱られ、それがトラウマとなって活字恐怖症に陥った青年、大輔を演じた野村は、自身も活字が苦手なことを披露。三島監督からは「会った時に、どんな本を読むの?と聞くと、全く・・・と言われて、これは大輔だと思いました」と、キャスティングのポイントになったことを明かした。さらに、「野村さんは素直で人に優しい、まっすぐ。チャラチャラしているように見えて、優しくて、大輔はそういう人だなと」と、他にも大輔と重なる部分が多かったことを付け加えた。
 
 
biblia-500-1.jpg
 
実際の現場では、「三島さんは、時に鬼になる時もありました。僕が喋りすぎると『ちゃんとやろうか』と言われて」と野村が口火を切ると、「現場でサザンの歌を歌うなんて、あり得なくないですか?」と三島監督がその時の真相を暴露。飄々としながら野村は「ちゃんと指先まで見ていただき、しっかりと教育と演出をしていただいた。光の使い方、アングルのこだわりなど、三島節が詰まっているので(映画を見て)引き込まれると思う」と見事に切り返し、映画の見所をアピールした。
 
 
biblia-500-2.jpg
 
最後に
「最初からこの映画に引き込まれていくと思います。素晴らしい照明、素晴らしいアングル、素晴らしい役者 が揃い、ストーリーも面白い、しっかりしたミステリーになっているので、楽しんでください」(野村)
 
「原作が好きな方も、読んでいない方も楽しめますし、本が時を超えて人と人をつなげ、その中で起こる人間関係の網の中を栞子と大輔が泳いでいくような映画です。東出さんと、夏帆さんの姿が本当に文学の香りがして素晴らしいですし、鎌倉の匂い、古本の匂いを感じながら見ていただけるとうれしいです。
 
「黒木華さん、野村周平さん、成田凌さん、夏帆さん、東出昌大さんというキャストたちと映画を一つ作れて、私の中で宝物のような時間でした。死んだ人の思いは今生きている人に色々な形で伝わると信じているのですが、そんな瞬間をこの映画で見つけてもらえたら嬉しいです」(三島監督)
と挨拶。観客と一体となったフォトセッションや、前列の観客と握手を交わすファンサービスぶりを見せた野村周平と黒木華。三島監督と共に地元での舞台挨拶を心から楽しんでいる様子が伺えた。読書の秋にふさわしい、文芸の薫り漂うミステリアスなラブストーリーだ。
(江口由美)
 

biblia-pos.jpg

<作品情報>
『ビブリア古書堂の事件手帖』(2018年 日本 121分)
監督:三島有紀子
原作:三上延「ビブリア古書堂の事件手帖」メディアワークス文庫/KADOKAWA刊
出演:黒木華、野村周平、成田凌、夏帆、東出昌大他
主題歌:サザンオールスターズ「北鎌倉の思い出」(タイシタレーベル/ビクターエンタテインメント) 
配給:20 世紀フォックス映画、KADOKAWA
公式サイト:https://biblia-movie.jp/
(C) 2018「ビブリア古書堂の事件手帖」製作委員会

toriko-bu-550.jpg

「大阪の人柄がメッチャ好きやねん!」『あのコの、トリコ。』舞台挨拶

(2018年10月8日(月・祝) TOHOシネマズ 梅田にて)
【登壇者】:
吉沢亮(24歳)、新木優子(24歳)



「日本中の人をトリコにしたい!」
吉沢亮の“胸キュン・ポイント”を新木優子が披露

 

toriko-pos-2.jpg

子供の頃から俳優を目指してきた昴(杉野遥亮)・雫(新木優子)・頼(吉沢亮)の3人の恋のトライアングルが、芸能界を舞台にせつなくも心ときめかせる、映画『あのコの、トリコ。』。10月5日(金)より全国公開され、その大ヒット御礼のため、主演の頼を演じた吉沢亮と、彼が想いを寄せるヒロイン・雫を演じた新木優子がTOHOシネマズ梅田のシアター1の舞台挨拶に登壇!超満員の客席から割れんばかりの大歓声が沸き起こった。不慣れな関西弁を交えたコメントを求められ、それに応える度に「これで合ってますか?」と訊き返す謙虚さ。今回は、本来の役に加え、いくつかの劇中劇の役にも挑戦するというかつてない複雑な役回りに、俳優としての手応えを感じさせていた。


以下に、舞台挨拶の模様をご紹介いたします。
(敬称略)



toriko-bu-yosizawa-240-2.jpg――関西弁をまじえたご挨拶をお願いします!
吉沢:皆さん、なんでやん!鈴木頼を演じました吉沢亮です。こんな
に沢山の方に集まって頂いて、みんなのトリコやで!(笑)

新木:皆さん、こんばんは~!立花雫を演じました新木優子やで!(笑)


――公開された今のお気持ちは?
吉沢:撮影したのは1年以上前なので、こんなに沢山の方に観て頂けてホッとすると同時にとても嬉しいです。

新木:やっぱり関西の方は元気だなと感じました。


――大阪の「こんなところのトリコです!」というものがありますか?
吉沢:大阪にはこうした舞台挨拶などで1年に何度も来させて頂いてますが、スタッフの方もとても明るくて優しい方が多いので、大阪の人柄がメッチャ好きやねん!(笑)

新木:大阪のみなさんの人柄とノリの良さにトリコです♪


toriko-bu-araki-240-3.jpg――撮影中、印象に残ったこととは?
新木:いつもはここに無邪気な杉野君が加わってとても和やかになるのですが、そんな杉野君の靴紐を吉沢君が変に結んでは歩けなく
して遊んでました。いじられキャラの杉野君をからかっては写真を撮ったりしてました。

吉沢:杉野君は、普段はとても可愛いキャラなんですが、携帯ゲームでヒートアップしてくると人格が変わっちゃいます。「なんでだよ!」とずっと言ってて、熱い一面を見てしまいました(笑)。


――もう一度観るなら、「是非ここを!」というシーンはどこですか?
吉沢:頼が複雑な表情を見せる劇中劇のシーンでしょうか。主人公の頼と劇中劇の役の両方があり、また作品によって表情も変わるので、そこをじっくり見て頂きたいです。

新木:劇中劇の中で頼の表情が急に切り替わる時が女子にとっては“キュン・ポイント”だと思います。劇中劇で、セットから落ちてくる私を頼が受け止めようと、手に持っていたバラの花束をかなぐり捨ててダッシュしてくるシーンがあります。その花束の捨て方がとってもカッコいいんです!そこに注目して是非見て頂きたいです。



(観客からの質問に応じて)
toriko-bu-yosizawa-240-4.jpg――役で芸能人を演じるのはどんな気分でしたか?
吉沢:中々ある機会ではないのですが、芸能界の裏側を忠実に描いてるなと思いました。例えば、下着宣伝の撮影シーンで緊張しながらも次第に親しくなっていくというのは、意外とよくあることなので、共感しながら演じてました。

新木:こんな役自体あまりないので、とても貴重な体験をさせて頂いたと思っています。また、私が演じた雫はモデルをしながら女優を目指しているのですが、モデルをしていた自分の経験が活かされたかなと思います。雫の役を演じながら劇中劇の役を演じるのは、ほんと不思議な感覚でした。自然に見えるよう演じ分けるのに苦労しました。



――「もっともっと上を目指したい!」と頑張っていた頃を思い起こされたのでは?
toriko-bu-araki-240-2.jpg新木:はい。高校時代、みんなががむしゃらに頑張っていた時期だったので、その頃を思い出しました。


――お二人とも多くのドラマや映画で大活躍されていますが、その切り替えはどうしているのですか?
吉沢:僕の場合は役に入り込む瞬間がないというか、基本的には俯瞰で見ているので、のめりこみ過ぎて役が抜けないというような感覚に陥ったことがなく、オン・オフを意識したことがないのです。

新木:作品毎にスタッフや役が違うので、現場に行ったらその役が頭にスッと入ってきて、いつの間にか切り替わっているような気がします。意識して切り替えようとしたことはないです。衣装やヘアメイクなどで切り替えて頂いていますね。周りの方々に上手くサポートして頂いて感謝しています。


――今日は“愛をささやく日”ということで、私たちに愛をささやいて下さい。
新木:「ここにいるみんな、好きやで!」(会場から、「可愛い!」と歓声があがる)

吉沢:「ほんとに、みんなのことが、メッチャ、好きやで!」(笑)

 

toriko-bu-500-1.jpg

――最後のご挨拶をお願いします。
新木:舞台挨拶最終日にこんなに沢山の方に来て頂いて本当にありがとうございます。今日は神戸や大阪の皆さんに盛り上げて頂いて、とても嬉しくて楽しい時間を過ごすことができました。本当にありがとうございました。まだご覧になってない方にもお薦め頂ければ嬉しいです。この映画をこれからも応援して下さいね。

吉沢:今日は楽しんで頂けましたか?僕たちも皆さんのノリの良さに楽しませて頂きました。この映画を面白いと思って頂けましたら、周りの皆さんにお勧めしたり、SNSでつぶやいて頂くとか、この映画が日本中をトリコにすることができたら嬉しいなと思っております。今日は本当にありがとうございました。

 


映画『あのコの、トリコ。』

toriko-550.jpg
「ずっと君のことが好きだった!どんな時も君だけを想ってきた」
“胸キュン・ポイント”いっぱいの楽しい映画

 

子供の頃から俳優を目指してきた昴(杉野遥亮)・雫(新木優子)・頼(吉沢亮)だったが、頼は早々と脱落して地方で暮らしていた。だが、ずっと大好きだった雫のことが諦めきれず、雫の通う東京の芸能コースがある高校に転入する。そこで、既にモデルの仕事を始めていた雫に付き人をさせられ、地味で内向的だった頼が否応なく芸能界の洗礼を受けていく。さらに、人気者となっていた昴も当然のように雫を恋のトリコにしようとするが・・・芸能界を舞台に3人の恋のトライアングルが展開されていく。
 

toriko-500-1.jpg


どんな時も雫だけを見守ってきた頼の男らしさが、ふとした瞬間に発揮されるところにハートを鷲掴みにされる。冴えないメガネ男子の頼が劇中劇の様々な場面で豹変する度に、吉沢亮の美しい顔立ちにハッとさせられる。また、“落ちていく雫”を受け止めようと必死で駆け寄る頼の表情がいい!何をさておいても雫のためならと決死の覚悟を見せる頼は、カメラの前でも別人のような輝きを放つ。雫ならずとも、ときめかずにいられない❤
 



・出演:吉沢 亮 新木優子 杉野遥亮
              水上剣星 大幡しえり・内田理央 古坂大魔王/高島礼子(友情出演)/岸谷五朗
・原作:白石ユキ「あのコの、トリコ。」(小学館「Sho-Comiフラワーコミックス」刊)
・監督:宮脇 亮   脚本:浅野妙子
・主題歌:「トリコ」Nissy(西島隆弘)     配給:ショウゲート
・©2018白石ユキ・小学館/「あのコの、トリコ。」製作委員会 
公式サイト: http://toriko-movie.jp

2018年10月5日(金)よりTOHOシネマズ 梅田ほか全国ロードショー



(取材・撮影:河田 真喜子)

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

koinosizuku-bu-550.jpg

被災地の皆さまへのエールになれば嬉しい!『恋のしずく』 舞台挨拶

(2018年10月5日(金)大阪商工会議所国際会議ホールにて)
登壇者:瀬木直貴監督(55)、乃神完爾役/小野塚勇人(25)、石川達也(広島杜氏組合長・日本酒造り監修)

 

koinosizuku-550.jpg


川栄李奈初主演映画!
神の舌を持つリケジョの恋のせつなさと、
日本酒作りの伝統継承の意気込みを感じさせる感動作。

 

本作は、京都の伏見、神戸の灘と並んで日本三大酒処として有名な東広島市の西条を舞台にした、川栄李奈演じる農大生のリケジョ・詩織の恋と成長を描いた物語。『ラーメン侍』や『カラアゲ★USA』を撮った瀬木直貴監督が、和食を掘り下げた結果、日本酒の映画に辿り着いたという作品。また、今年の2月に急逝した大杉連の遺作でもあり、幻の酒造りに命をかけた一途な蔵元を、優しくも悲哀漂う存在感で印象深く演じている。その息子役には劇団EXILEの小野塚勇人、杜氏役には小市慢太郎など、女優として瞬発力のある川栄李奈の初主演作を盛り上げている。また、豊かな自然に清らかな水と米造りの里の美しい風景、酒造りの里の豊かな風情に心癒される作品でもある。


10月20日(土)の公開を前に、瀬木直貴監督と小野塚勇人さん、そして、広島杜氏組合長であり本作の日本酒造りの監修を務められた石川達也さんが舞台挨拶に登場。以下にその詳細をご紹介いたします。
 


(敬称略)

――最初のご挨拶。

koinosizuku-bu-ono-240-1.jpg

小野塚:ひと足先に大阪で上映されることを幸せに思います。

瀬木監督:ざっと見ると8割方女性のお客様でしょうか。これも小野塚君効果でしょうか(笑)。この映画はお酒を飲めない皆さんにもご覧になれる映画です。ごゆっくりお楽しみ下さい。

石川:私はこの映画の舞台となった西条生まれの西条育ちで、この映画が作られると聞いた時にはとてもびっくりして、感激しました。こうして映画が完成して皆さんに観て頂けるだけで感無量です。


――製作のキッカケは?
瀬木監督:今や完全な和食となっているカラアゲやラーメンの映画を作ってきて、もっと和食の世界を掘り下げようと思い、二千年前に麹とお水が出会って神様に捧げられてきたお酒に辿り着いたのです。冠婚葬祭、喜怒哀楽の場にはいつもお酒がありますので、それを描いてみたいと思ったのです。


――酒蔵の息子・莞爾という役のオファーがあった時の感想は?
小野塚:酒蔵にも行ったことがなければ日本酒についてもあまり詳しくなくて、知らないことばかりでした。石川さんに日本酒について詳しく教えて頂いて、クランクインするまでにとてもいい役作りができたと、とても感謝しております。

瀬木監督:とても勉強熱心でしたよ!


――石川さんが小野塚さんに教えたこととは?
koinosizuku-bu-ishikawa-240-1.jpg石川:ありがたいことに、撮影前から日々飲む機会がありまして、この映画のエンドロールには私は「酒監修」となってますが、どちらかというと「夜の監修」の方が多かったような(笑)。一緒に飲むことでお酒の話題も出ますし、わいわい飲んでる中で何か伝わったのなら、それで良かったのかなと思っています。

小野塚:石川さんは凄いんですよ!石川さんがすすめて下さったお酒の銘柄や飲み方をすると、全く二日酔いをしないんですよ!スッキリと気持ちよく飲めました。


――二日酔いしないコツは?
石川:いいお酒を飲むというのが第一。そして、楽しく飲むこと。気持ち良く飲まないと体もお酒を受け付けません。この映画をご覧になって、ぜひ皆さんでわいわい楽しくお酒を酌み交わして頂きたいと思います。


――演じる上でご苦労されたことは?
小野塚:この映画は、主演の川栄李奈さん演じる詩織が西条の酒蔵にやってきて人間として成長する物語ですが、僕が演じた莞爾も酒蔵の息子としての立場や、大杉連さん演じる父親との関係性などで苦悩しながら成長する物語なので、心境の変化を感じ取ってもらえるように演じました。


――小野塚さんはどんな俳優さんだと思いましたか?
koinosizuku-bu-segi-240-1.jpg瀬木監督:まず出会いが衝撃的でした。台本を読んでいるのかどうか分からない段階で、小野塚君は完全に乃神莞爾になってワークショップに現れたんですよ!役に向かい合う真剣さを感じました。

小野塚:役者なので役に寄っていくのは当然ですが、僕が抱いていた莞爾に対するイメージが監督がイメージされていたのと合っていたのかなと思います。せっかく選んで頂いたので期待に応えたいという気持ちで、しっかりやっていこうと思いました。

瀬木監督:莞爾の役は感情のアップダウンが大きいので、それを小野塚君が上手く演じ分けているところをご覧頂きたいと思います。


――2月に亡くなられた大杉連さんが出演されてますが……?
瀬木監督:映画としては遺作になります。このまま公開していいものかどうかと悩みましたが、大杉連さんの事務所の社長である奥様から、「この映画がヒットすることが大杉の供養になりますので」と言って頂いたので、肩の荷がおりました。


――大杉連さんと一緒にお仕事されて如何でしたか?
石川:撮影中は蔵人として少しお話する機会はありましたが、撮影後のパーティで色々とお話させて頂きました。撮影直後の疲れも見せず、とてもハツラツとして若々しいなと思いました。

小野塚:父親役の大杉さんとは撮影中あまりお話することがありませんでした。他の人には声を掛けておられたのに僕にはなく、何か失礼なことをしてしまったのかなと心配しましが、小市慢太郎さんに「役柄通り、確執のある親子の関係性を保つためだよ」と教えて頂いて、ホッとしました。役に厳しい“俳優の鑑”のような方だと思いました。


koinosizuku-500-1.jpg――杜氏を演じた小市慢太郎さんは石川さんがモデルなんですよね?
石川:だいぶ容貌が違いますが(笑)。

瀬木監督:杜氏をはじめ蔵人は半年間一緒に寝泊まりして酒造りをするんです。その距離感を縮めるために、“自主トレ”と称して毎晩のように飲みに行ってましたよ(笑)。

小野塚:あくまで役作りのための自主トレですから(笑)。石川さんと小市さんが並んで飲んでいる姿がとても微笑ましくて、次第に小市さんが石川さんに見えてきました。酒造りの時に歌う「もと摺り唄」を石川さんに歌ってもらおうとしたら、石川さんが酔って歌詞を忘れちゃって、その時一所懸命歌詞を教えていたのが小市さんでした(笑)。どっちが杜氏か分からなくなっちゃいました(笑)。

石川:杜氏のことを“おやじさん”と呼ぶのですが、映画の中では小市さんが、実際には私が“おやじさん”でしたので、お互い「小市おやじさん」とか「石川おやじさん」と呼び合って酒を酌み交わしてました。
 



――ここで、主演の川栄李奈さんからのビデオメッセージ。

koinosizuku-bu-kawaei-500-1.jpg

川栄:大阪の皆さんこんにちは。この度『恋のしずく』の主演を務めさせて頂きました川栄李奈です。東広島市を舞台にした恋と日本酒の映画で、私はいろんな人との出会いを通じて成長していくリケジョを演じております。ステキな共演者やスタッフと地元の方々に支えられて出来上がったとてもステキな映画ですので、是非お楽しみください。

皆さんには、この映画を観たあと、恋をしてみたくなったり、日本酒を飲んでみたくなったり、酒蔵のある東広島市へ行ってみたくなったりして頂きたいなと思っています。私も少し日本酒が飲めるようになりました。

最後になりますが、1か月滞在した東広島市が西日本豪雨で被災され、胸が詰まる思いでおります。この映画で東広島市の魅力を精一杯伝えることができたら幸いです。『恋のしずく』をごゆっくりお楽しみ下さい。

 



――石川さん、西日本豪雨からの復興の度合いは如何ですか?
石川:JRの呉線はまだ復旧しておりませんが、他の線は復旧し、物流もほぼ元の状態に戻っております。まだまだ爪痕は残ったままですが、「大変だ、大変だ」と言ってばかりはおられませんので、「前を向いて、上を向いていこう」と言って頑張っております。


――この映画がひとつのエールになればいいですね?
瀬木監督:8月初めに、この映画のためにご縁を頂いた所にスタッフやエキストラの40数名でボランティア活動をさせて頂きました。大杉連さんのシーンで使わせて頂いた酒蔵の母屋も床上浸水の被害を受けて大変な状態だったんです。昨日蔵元とお会いしたら、年明けから酒造りを再開すると仰ってました。

石川:それは良かったですね!柄(つか)酒造さんは平屋が多く、酒蔵にも泥水が入ってしまい、麹室まで浸水して、酒蔵を作り直さなければならない程のとてもとても大変な被害でした。酒造りを再開されると聞いて本当に嬉しくて心強い気持ちでいっぱいです。


koinosizuku-bu-ono-240-2.jpg――川栄李奈さんとの共演は如何でしたか?
小野塚:自然体の方。人見知りのところもあるようですが、心を開いてもらえるととても面白い方です。笑い声が凄くて、妖怪のような(笑)、外にいても聞こえてくるような明るい笑い方をされる人です。決断力があって肝の据わったところもあり、飾らない、本当に自然体のステキな女優さんです。


――最後のご挨拶。
小野塚:『恋のしずく』は1年前にオールロケで撮影した映画です。東広島市の組合の方や地域の方やいろんな方々に支えられて完成しました。西日本豪雨で被災された方々にもこの映画をご覧頂いて、少しでも前向きな気持ちで笑顔になって頂けたら嬉しいです。主演の川栄李奈さんの覚悟や熱い気持ちなど、ひとりひとりの想いが詰まった映画です。どうぞ最後までごゆっくりお楽しみ下さい。

 



『恋のしずく』

koinosizuku-pos.jpg

【STORY
東京の農業大学に通う三回生の詩織(川栄李奈)は、ワインソムリエを目指してフランス留学を希望していたが、よりによって苦手な日本酒の老舗酒蔵へ実習に行くことになる。稼業を継がず蔵元(大杉連)と衝突ばかりしている息子の莞爾(小野塚勇人)、厳格な杜氏(小市慢太郎)、何かと面倒をみてくれる優しい美咲。老舗ならではの伝統としきたりを学びながら、様々な人々との出会いによって詩織も人間として成長していく。神の舌を持つ詩織の利き酒シーンも可愛い、せつなくも幸せな気持ちになれる心に沁みる感動作。


・監督:瀬木直貴(『ラーメン侍』『カラアゲ★USA』)  脚本:鴨義信
・出演:川栄李奈 小野塚勇人 宮地真緒 中村優一 蕨野友也 西田篤史 東ちづる 津田寛治 小市慢太郎 大杉漣
・配給:ブロードメディア・スタジオ ©2018 「恋のしずく」製作委員会

公式サイト: http://koinoshizuku.com/

2018年10月20日(土)~第七藝術劇場他全国公開!!
(10月13日広島先行上映開始)



(取材・撮影:河田 真喜子)

 
 

 

anokoro-bu-550-1.jpg

(2018年9月27日(木)TOHOシネマズ梅田にて)
ゲスト:山田裕貴(28)、齋藤飛鳥(20)、長谷川康夫監督(65)

 

初本格主演映画に大興奮の山田裕貴と、
映画デビュー作をクールに検証する齋藤飛鳥との温度差に胸キュン!?

 

anokoro-550.jpg

高校最後の年、想いを募らせながらも伝えられなかったあの頃、大人になって振り返るかけがえのない日々、その輝きとせつなさに誰しもが心震わせた台湾映画『あの頃、君を追いかけた』(2011年・日本公開は2013年)が、この度日本でリメイクされた。主演は映画・ドラマで大活躍中の山田裕貴、相手役には本作が映画デビューとなる乃木坂46の齋藤飛鳥という新鮮なツーショット。さらに、同世代の新進若手俳優5人が加わり、大人になる前の子供っぽさや将来への不安、男女による価値観の違いによるアクシデントなど、あの頃特有の想いが散りばめられた感動のラブストーリー『あの頃、君を追いかけた』が完成。


10月5日(金)の公開を前に開催されたプレミア上映会には、山田裕貴と齋藤飛鳥と長谷川康夫監督の3名が舞台に登壇。初めての本格主演に興奮気味の山田裕貴に対し、冷静に自分の演技を検証する齋藤飛鳥との温度差が、想いを伝えられなかった劇中の浩介と真愛に重なり、可笑しいやらせつないやら、胸キュンの舞台挨拶となった。
 



【舞台挨拶】
anokoro-yamada-240-2.jpg――最初のご挨拶。
山田:この劇場の座席数を聞いてびっくりしています。東京でもこんな大きな劇場ですることはないので…しかも満席! 映画は観て頂かないと評価されませんので、本当に嬉しいです。今日は楽しんでいきましょう!(と片手を挙げてジャンプ! ひとり意気を吐く山田裕貴。)

齋藤:私も座席数を聞いて「さすがにそれは無理だろう」と思いましたが、こんなに沢山の方に足を運んで頂いて嬉しく思っています。大阪の皆さんは温かく面白い事が好きだと聞いてますので、今日は何を言っても大丈夫だろうと…楽しい時間を過ごしたいなと思っています。

(山田に「(片手挙げてジャンプを)やんないの?」と急かされ、「私は大丈夫です!」とクールに対応する齋藤飛鳥。)

長谷川監督(以後「監督」と表記):ホントに大きな劇場でびっくりしています。これから2時間弱、スクリーンの中の二人の表情をゆっくりじっくり見て楽しんで下さい。

anokoro-saitou-240-2.jpg

 

 

Q:大阪の印象は?
山田:僕は名古屋出身なんですけど、吉本新喜劇を見て育ったので、関西弁を聴いてるととても落ち着くんですよ。関西弁の役も演じたことがありますし、吉本新喜劇の内場さんとお仕事したこともあり、ご縁を感じています。

齋藤:大阪は乃木坂46の活動では何度もお世話になっております。大阪の皆さんは元気な方が多くてリアクションが大きいので、とても楽しいです。関西弁で好きな言葉は、「ほなね~」かな(笑)。

監督:昔近鉄劇場というところで芝居をやったことがあって、大阪はノリが違って、反応がバシバシ来るので、演じていてとても楽しかったことを覚えています。

anokoro-hasegawa-240-1.jpg

 

Q:演技が自然体に見えましたが?
山田:小・中・高と僕は問題児で、いつもバカばっかりやっているいじられキャラだったので、その頃の自分を思い返しながらやれました。

齋藤:私もよくクールだと言われることが多いのでやりやすかったです。普段自らアクションを起こすタイプではないので、浩介に対する真愛のアクションは自分とは違うなと思いながらも、ちょっとだけ自分の中の積極性を出しながら演じました。

監督:2人の演技がどうだという感覚ではなく、そこに居てくれるだけで嬉しくなるような……いや~この2人で良かったな~と、いや、あの7人で良かったなと、感謝しています。


anokoro-500-7.jpgQ:同世代の7人が集まりましたが、現場の雰囲気は?
齋藤:男性たちは最初からとても仲良しでワイワイやってました。それを松本穂香ちゃんと「またバカやってるね」と距離を置いて眺めていたのですが、次第に寄って来て笑わされたりふざけてみたり、和気あいあいと楽しかったです。

山田:みんなの自然な空気がこの映画にはとても重要だと思いました。男子の思春期の時の価値観や男子より先に大人になるみたいな女子の価値観がシンクロして映画に活かせればと思ってましたので、とにかくみんなで楽しくやりたいと心掛けました。


anokoro-500-8.jpgQ:台湾でのロケについて?
山田:台湾版と同じ場所でロケしたいと思っていたのですが、1箇所だけ撮れない所があり、それを飛鳥ちゃんがとても残念がって泣いていたと聞いて、それがすごく嬉しかった。普段クールな飛鳥ちゃんがそれほどこだわりを持ってこの映画に臨んでいることが分かって嬉しかったのです。

齋藤:台湾では2人でデートを楽しむシーンがあって、台湾版と同じ場所で丸いアイスが食べられて、撮影しながら聖地巡礼ができたようで嬉しかったです。


Q:主題歌のタイトルが「言えなかったこと」とありますが、監督があの頃言えなかったことは?
anokoro-saitou-240-1.jpg監督:私も浩介のようにバカやってましたたので、何でも全部言ってました。この場で、2人に質問したいのですが、撮影終了時に泣いた理由は?

山田:僕はこの作品をもの凄く大切に思っていました。この作品の評価によって僕自身の俳優としての見られ方が変わっていくんだろうなと。何より、飛鳥ちゃんは映画初出演だし、この映画の出演が決まって芸人辞めてきた人もいるし、みんなにとって報われる作品になってほしいと思っていました。クランクアップして、撮影中の日々やみんなの楽しい顔やスタッフさんたちの温かい眼差しなどが浮かんできて、感情がこみ上げて泣いちゃいました。今でもヤバいです!(笑)

齋藤:私は違います(笑)(さすが、飛鳥ちゃん!感情に流されない)。泣いてはいたんですけど…確かに同じような気持ちはありましたが…私たちより一番泣いていたのは監督です!(笑)

監督:ただ歳をとって涙もろくなっただけです。僕のはもらい泣き!


anokoro-yamada-240-1.jpg―――最後のご挨拶。
監督:今日は若い方が多いですが、おじいちゃんやおばあちゃん、お父さんやお母さんにも是非薦めてあげて下さい。

齋藤:大事なものを思い出させて、かけがえのない時間を過ごしてきたことが実感できる映画です。それぞれご自分の頃と重ね合せて楽しんで頂きたいです。

山田:大人が観られる恋愛映画。壁ドンもなければキラキラしたものもないカッコ悪い主人公ですが、真愛を追かけていた時間の素敵に輝いているものを受け取って頂けたらいいなと思います。主人公の浩介が「凄い人間になりたい。俺がいると少しだけ世界が変わるような人間に。」と言うのですが、この映画を観た後に「この映画良かったな」と言ってもらえたら、それだけで皆さんの世界をちょっとだけ変えたことになると思うので、そう言って頂けること祈りつつ、皆さんに楽しんで頂きたいと思います。
 



【舞台挨拶後の記者会見】
Q:山田さんは沢山の映画に出演されていますが、主演となると違いますか?
山田:そんなに主演が多い俳優ではないので、こんな大きな劇場で掛かるような作品の主演は初めてで、やはり違いますね。いつもだったらどう作品をかき回すかを考えてますが、今回はみんなのことを考えて、みんながどう輝けば自分も輝けるだろうかと思いながら臨みました。


anokoro-500-1.jpgQ:10年というブランクを経る役柄でしたが、演じ分けについては?
山田:浩介と自分は似た処があったので、自分のことに置き換えてみました。僕は地元の友達に「お前、ホント変わんねえな!」とよく言われるので、浩介もそんな男なのかなと。想いを突き通せる人というイメージだったので、高校生の時は朝からギアアップしてテンションを高めていました。でも、内面ってあまり変わらないのではと思い、大人の落ち着きを出すために声を低めにするとかは嘘っぽくなるので、あまり意識せずに演じました。


Q:齋藤さんは台湾版のファンということですが、意識されたことは?
齋藤:最初は台湾版がすごく可愛らしくて私も好きになったのですが、こんな魅力的な女性を私が演じられるのかと不安になって、他の人の方がいいのではと思いました。でも、監督に「台湾版とは別物と思って、同じように演じなくていいよ」と言って頂いて、気持ちが少し軽くなりました。真似をする必要もないし、無理して創ることもないんだなと思ったのです。


anokoro-500-2.jpgQ:乃木坂46のメンバーも観られたのですか?
齋藤:一人か二人「観たよ」と連絡があって、「泣いた」と言われ、「嘘だ~!」と言っちゃいました(笑)。

山田:オレは信じたいよ(笑)。


Q:齋藤さんは泣かなかったのですか?
齋藤:初めて観た時には客観的に観られなくて、とにかく自分の粗探しをしていました。じっくり落ち着いて観たら、グッときたり、フッと笑ったりして、心を動かすいい作品になったなと思いました。


Q:台湾でクランクアップした時の泣きっぷりはどんな感じだったのですか?
齋藤:山田さんは大号泣でしたよ。私はそんなに泣いてなかったんですけど(笑)。

山田:いやいや、飛鳥ちゃんが泣いてたんでびっくりして、それがすごく良かったなと思ったよ。勿論僕も思いが溢れて号泣したけど、飛鳥ちゃんがそこまで泣いてくれたことや、みんなの想いを受けて泣けてきました。


Q:撮影中、齋藤さんが「クールやな」と思ったことは?
山田:映画の中の2人の関係のように、朝からテンション上げようと乃木坂46の曲を掛けていたら、「うるさいよ」と叱られました。でも飛鳥ちゃんに叱られて悪い気はしなかった(笑)。


Q:西野七瀬さんの乃木坂46卒業について?
齋藤:アイドルはいろんな職業にお邪魔させてもらっているのですが、表現すると言う意味ではどれも繋がっていると思います。ライブ活動も個人のお仕事もグループ活動に繋がっていると。七瀬さんは昔からグループの先頭に立って引っ張ってくれたので、その姿を見てきて、自分もグループのために何かしら貢献できたらなと思っています。


(取材・撮影:河田 真喜子)

 



『あの頃、君を追いかけた』

anokoro-pos.jpg

【STORY】
担任の依頼で問題児の浩介(山田裕貴)の面倒みることになった優等生の真愛(斎藤飛鳥)。やんちゃでバカなことばかりしている浩介と、ちょっと大人びたクールな真愛は正反対の性格。最初は険悪な雰囲気だったが、浩介のために手書きの問題を作ってきたり、勉強に付き合ってくれたり、みんなの憧れの的の真愛に浩介は次第に惹かれていく。一方、真愛も屈託のない明るい浩介を放っておけない気になる存在となっていく。愉快な仲間7人と楽しく過ごした高校最後の年…煌めいていた日々もそれぞれの道へと分かれていき、浩介と真愛もお互いの気持ちを伝えられぬまま時は過ぎていく……。


・(2018年 日本 1時間54分 キノフィルムズ)
・出演:山田裕貴、齋藤飛鳥、松本穂香、佐久本宝、國島直希
・監督:長谷川康夫
・原作:九拍刀(ギデンズ・コー)『あの頃、君を追いかけた』
公式サイト: http://anokoro-kimio.jp/
・(C)「あの頃、君を追いかけた」フィルムパートナーズ

2018年10月5日(金)~TOHOシネマズ梅田 ほか全国ロードショー

 

 

 
 
 
 
 
 
 

しょったんメイン.jpg

監督主催の焼肉につられて!?松田、永山、渋川、新井、窪塚&豊田監督の総勢6名が大阪に集結! 『泣き虫しょったんの奇跡』公開記念舞台挨拶
(2018.9.8 TOHOシネマズ梅田 別館・アネックス スクリーン9)
登壇者:松田龍平、永山絢斗、渋川清彦、新井浩文、窪塚愛流、豊田利晃監督
 
アマチュアからプロへ!年齢制限を乗り越え、史上初の偉業を成し遂げた脱サラ棋士、瀬川晶司の自伝的小説を、自身もかつてプロ棋士を目指していた豊田利晃が映画化。松田龍平とタッグを組み、一度はプロを諦めた男が再び夢に挑む姿を描く感動作『泣き虫しょったんの奇跡』が、9月7日(金)より絶賛公開中だ。
 
 
shottan-550.jpg
 
公開直後の9月8日(日)TOHOシネマズ梅田 別館・アネックス スクリーン9で行われた公開記念舞台挨拶では、瀬川晶司役の松田龍平をはじめ、先輩棋士、山川孝役の渋川清彦、同じく棋士、新藤和正役の永山絢斗、清又勝役の新井浩文、中学時代の瀬川役でスクリーンデビューを飾った窪塚洋介の息子、窪塚愛流、豊田利晃監督の総勢6人が登壇。
 
 
しょったん5.jpg
 
最初の挨拶では、
「温かい拍手をありがとうございます。来てくれてありがとうございます」(松田)
「今日は休みだったのでこのツアーに参加しています。楽しんでいってください」(永山)
「龍平が入って来た時に、軽めのキャ〜があったのですが、渋キャ〜清彦です。僕も今日休みだったのでこのツアーに参加しました(笑) まだまだ夜まで楽しもうと思います」(渋川)
「僕も休みだったので大阪に来ました。完全飲みに行く格好ですから、この後すぐに行きたいと思います。今日は映画館に、映画を見に来てくれてありがとうございます」(新井)
「こんにちは。今日は見に来てくださってありがとうございます」(窪塚)
「ツアーを企画した監督の豊田です。僕は大阪市東成区出身なのですが、大阪でみんなと一緒に舞台挨拶に来れることはなかなか珍しいので、短い時間ですが楽しんでください」(豊田監督)
と、ツアーという名の豊田監督主催、焼肉が待っていることが明かされ、豊田監督の地元ならではのリラックスしたムードと、豊田組の和気藹々とした雰囲気が伝わってきた。
 
 
しょったん1.jpg
実際の撮影では、キャストそれぞれに苦労した箇所があったそうで、中でも新井浩文演じる清又勝は、「色々な将棋指しの癖を集めたキャラクターで新井さんにぴったり」(豊田監督)というだけあり、数々の棋士の中でもかなり濃いキャラクターになっている。撮影を振り返った新井は、「撮影中は何度も同じことをやらされた。一往復走るシーンでは、テストから本番まで20〜30回走り、まさか将棋の話で筋肉痛になるとは思わなかった」と苦労話を披露。
 
 
shottan-500-1.jpg
 
渋川清彦演じる先輩棋士、山川孝は、ムードメーカー的存在で、歌うシーンも多いが、「(撮影では)大事マンブラザーズバンドをまる一曲歌った。(松田)龍平に付き合ってもらってスナックに行って歌った記憶がある」と撮影のオフ時間の過ごし方を語ると、新井からは「龍平もはなれ組を歌っている」と意外な一面を披露。
 

しょったん2.jpg

松田龍平演じる瀬川のターニングポイントとなる対局相手ともなる新藤を演じた永山絢斗は、松田との共演を振り返り、「贅沢な時間でした。龍平君は豊田さんの『I’m Flash』でご一緒して以来で。嬉しかったです」と話すと、松田も「あの湖のシーンは良かったですね。奨励会のプレッシャーを抱えていたときに夕日が綺麗で、プレッシャーが抜けました」と撮影を振り返る一幕もあった。さらに、瀬川と対局し、瀬川が「負けました」と言った瞬間の新藤の表情に話が及ぶと、豊田監督が「役者人生で一番いい顔をしてくれと言ったらあの顔が来ました」。将棋がキャストの中で一番強く、自分の駒も持っているという永山は「元々将棋をしていたけれど、この映画を見て色々やっていたらどハマりして、嘘みたいに毎日やっている」と将棋愛を語った。
 
 

しょったん4.jpg

中学時代のしょったんこと瀬川を演じた窪塚愛流(あいる)は、オーディションのことを聞かれると「オーディションが初めてだったので、緊張してあまりうまくできなかったと思ってました。決まった時むちゃくちゃ嬉しかった」と当時の気持ちを語った。豊田監督は、「彼が小学生の時、お父さん(窪塚洋介)と一緒に旅行をして、その時から勘がいいなと思っていた。今回、お父さんに電話して、役者やりたいと言っているかと聞くと、やりたがっていると返事があったので、それならオーディションにおいでよと声をかけたんです」と裏話を明かした。さらに、「斎藤工さんが、愛流をみて、『御法度』の時の松田龍平さんと同じぐらいの衝撃と言っていた」と明かすと、すかさず松田が「僕も15歳の時にやらせてもらいましたが、(愛流は)俺よりしっかりしてます。当時僕は人の目とか見れなかった」と堂々と舞台挨拶で挨拶をする窪塚をたたえた。
 
 

しょったん3.jpg

将棋を指すシーンから始まる本作では、将棋を指す手つきも重要で、「所作のようなもので難しいので、3ヶ月前ぐらいから練習してもらった」と豊田監督が語ると、松田は「将棋を指すのに決まりごとはなく、棋士によって指し方が違う。僕の場合は本人(瀬川晶司)がいつもいてくれたので、一番やりやすかったです」と練習を振り返った。本作のエンドクレジットで王将を指しているのは豊田監督自身だが、そのシーンを監督した松田は「将棋を指すシーンは寄りの撮影が多く、1ミリでもずれたら撮り直し。監督にもプレッシャーを味わってもらおうと思って・・・」と何テイクも重ねたという。また、瀬川が精神的に追い詰められ、渋谷の横断歩道でズブズブと沈んでいく印象的なシーンの撮影では「1回目はリアルに泥と思ってしまったが、心の中のお芝居をもう一度やりたいなと思って」と再テイクを重ねたことを松田が語り、「しょったんの中で、豊田組だなと思ったシーン」と明かすと、豊田監督も「スタジオに沼を作って大がかりのセットだったので、1回で決めろよと言って、テイクの後、モニターの横で龍平が立っていたので、もう一回やりたいのかと思って」と松田の意を汲んだ再テイクシーンを振り返った。
 
 
shottan-500-4.jpg
 
最後に、
「豊田さんが監督20周年、僕も15歳に役者を始めて20周年。お互いに20年という節目で、一緒にやれてうれしいです。初めて一緒に映画をやった時からたくさん影響を受けたし、そういう作品で愛流君のように初めて映画をする人がいるのは感慨深いです。すごくいい映画になったと思います。今日はありがとうございました」(松田)
「原作を読んで、人の出会いの先に自分がいるんだろうなと思いました。今日いる全ての人もいろんな出会いがあって今いると思います。奇跡は人との出会い、皆さんにもいい出会いがあることを祈っています」(豊田監督)
と挨拶したが、それだけにはとどまらない。最後に豊田監督は新井に締めのギャグを指名し、アドリブで何もギャグが出ない新井に助け舟で、最後は渋川の一発ギャグで締めくくった。常連だけでなく、窪塚愛流という新しい才能を得て、さらに進化を遂げる豊田組の『泣き虫しょったんの奇跡』。人との出会いが奇跡だとすれば、奇跡はある意味手の届くところにある。見過ごしたり、諦めてしまわず、奇跡を信じること、年齢を言い訳にせず努力することを教えてくれる、感動作だ。
(江口由美)
 

<作品情報>
『泣き虫しょったんの奇跡』
(2018年 日本 127分)
監督:豊田利晃
原作:瀬川晶司「泣き虫しょったんの奇跡」(講談社刊)
出演:松田龍平 野田洋次郎 / 永山絢斗 染谷将太 渋川清彦 駒木根隆介 新井浩文 早乙女太一 / 妻夫木聡 松たか子 美保純 イッセー尾形 小林薫 / 國村隼
公式サイト → http://shottan-movie.jp/
(C) 2018『泣き虫しょったんの奇跡』製作委員会 (C) 瀬川晶司/講談社

netemosametemo-bu-550-1.jpg

大阪色がいっぱい!『寝ても覚めても』東出昌大さん、濱口竜介監督 舞台挨拶
(2018年8月22日(水)なんばパークスシネマにて)
 
今年だけでも『OVER DRIVE』『パンク侍、斬られて候』『菊とギロチン』『ビブリア古書堂の事件手帳』と多彩な役柄で魅了し続けている東出昌弘さん。本作では、自由奔放で謎の多い男・麦(バク)と実直で誠実な男・亮平という一人二役という新キャラに挑戦。監督は、演技未経験の4人の女性を主役にした5時間17分という長編『ハッピーアワー』で数々の国際映画祭で高い評価を受けた新進気鋭の濱口亮介監督。本作でも、「濱口メソッド」なるワークショップを重ね、心を突く鋭いセリフと役を生きるリアルさで想定外の緊張感を生み出し、観る者を釘付けにする。“濱口マジック”にはまったような不思議な感覚に陥ってしまう。
 
 
netemosametemo-500-1.jpg
 
そんなお二人の新作『寝ても覚めても』は、同じ顔をした二人の男の間で揺れる朝子を通して、「人は、人のどこを好きになるのか?なぜ、その人でなくてはならないのか?」――「愛すること」の意味に迫るスリリングなラブストリー。9月1日(土)の公開を前に、なんばパークスシネマにてプレミア上映会が開催され、主演の東出昌弘さんと濱口亮介監督が登壇されました。
 

netemosametemo-bu-igaside-240-1.jpg

★東出:「関西弁は、リズム感があり温かさもあり、とてもステキです」

「ただいま!」という東出昌弘さんの挨拶に会場から一斉に「おかえりなさい!」。NHK連続TV小説「ごちそうさん」の撮影のため10カ月間大阪で生活した東出さんにとって、大阪は第二の故郷。映画のキャンペーンで来阪する度に「ただいま!」と挨拶。本作でも大阪ロケあり大阪弁あり播磨弁ありとかなり難しいイントネーションのセリフを違和感なくクリア。

東出:「この映画は、大阪で始まり大阪で終わります。原作者も大阪出身ですし、とても大阪に馴染み深い作品です。本読みの時にもニュアンスを抜いた関西弁でセリフを言わされ、初めてのことで熱が出るかと思いましたよ」。
濱口監督:「変なことやらせてすみません!方言指導の方が一音一音的確に指導なさる方でしたから…。私も神戸に3年程住んで『ハッピーアワー』という映画を撮りました。それ以来ですので“おかえりなさい”と言われたがってます…(笑)」。
 

★東出:「熱闘甲子園の感動に応えてくれたのは渡辺大知だけ!?」

この猛暑の中熱戦を繰り広げた高校野球について、「決勝戦の日、終日仕事をしていたのですが、結果は言わないでくれ!と周囲に口止めして、家に帰ってから夜中録画観戦。いや~両校素晴らしかった!この映画で作ったグループLINEでその感動を伝えたのですが、「本当に清々しかったね!」と返してくれたのは渡辺大知だけでした(笑)」。
濱口監督:「すいません、僕ついていけてなくって…」
 

★《第71回カンヌ国際映画祭》コンペティション部門正式出品について?

netemosametemo-bu-id-240-1.jpg

「キャストもスタッフも誰もカンヌへ行ったことがないのに、大阪ロケ中、この映画でカンヌへ行けたらいいねと話していました。それは草野球チームがメジャーを夢見るようなもの。でも、とにかく濱口監督の映画愛が凄いんです。この監督の純真無垢な映画愛につかまってこのまま突き進んで行ったらもしかして?と漠然と思っていたら《カンヌ国際映画祭》に招いて頂けたので、夢が叶って本当に驚きました」。
 
一方、濱口監督は、「製作費も潤沢ではない現場でしたので、突出しているものと言えば俳優さんだけ。カンヌではフワフワした気分でしたが、2000人の大観衆と一緒に観ていて、つくづく俳優さんにつれてきて頂いたなと実感しました」と謙虚なお言葉。
 
 
netemosametemo-500-2.jpg

★一人二役は初めての経験?

東出:「初めての挑戦でしたがプレッシャーはありませんでした。監督が「演じ分ける必要はない」と言われたので、監督もスタッフも共演者も同じの二つの現場を同時期に行き来しているような感じで演じました」。
濱口監督:「カメラが回っている時は勿論、回ってない時でもそれぞれの役になりきっていました。それは東出さんから自然と醸し出されるものがあったからだと思います」。
 
観客からの質問を受けて、
Q:一番言いにくかった大阪弁は?
東出:「感情がのる言葉は難しかったです。他には「もっと前に」という言葉でも、場所を表すのと時間軸を表すのとではイントネーションが違うことに愕然としました。大阪の方はそれらを使い分けておられて凄いなと感じました」――大阪の人間は誰もそんなことを考えながら喋ってる人はいないと思うが…!?
 
Q:オススメのシーンは?
濱口監督:「だんだん後半になるにつれて、こんなことになるの~!?と驚かれると思います。ずばり、ラストシーンです」。そこで濱口監督に何か耳打ちをしていた東出さんは、「僕はラストのカットです。エンディング直前のカットです」。
 
 
netemosametemo-500-3.jpg

★観る人によって意見は分かれ、観る人の人生観が反映される映画。

濱口監督:「観終っていろいろ語り合って頂きたいし、それを私も聴きたい。去年の夏撮った思い出深い作品です。駆け抜けた1カ月間でした。映画は一応完成しておりますが、これから皆様に受け止めて頂いて初めて完成すると思っております。受け止めて意外と痛いかも知れませんが(笑)。本日はどうもありがとうございました!」。
東出:「僕は一回目見終えて咀嚼しきれない感覚が残りました。ある人が「一回目観ていい映画だと思ったが、二回目観て凄くいい映画だと思った」と仰って下さいました。心にうずくものが残るかもしれませんが、それも娯楽だと思って楽しんで頂きたいです。“濱口メソッド”と呼んでいる独特の演出法で作られた一風変わったお芝居を初めてご覧になる方もおられると思います。大阪・東京・東北と全国をめぐる、ストーリーも含めて問題作だと思っています。でも僕はこの問題作が大好きです。ご覧になって何がしかのものを感じ取って頂けたら幸いです」。
 

『寝ても覚めても』
【STORY】朝子(唐田えりか)は、麦(東出昌弘)という自由奔放で不思議な魅力の男と大阪で運命的な出会いをして恋に落ちる。たが、突然姿を消してしまった麦。思い出の大阪を去り東京のカフェで働くようになった朝子は、ある日麦にそっくりの亮平に出会う。外見はうりふたつなのだが、内面は正反対の実直なビジネスマンの亮平。朝子への想いをストレートに伝えてくる亮平に対し戸惑いながらも惹かれていく朝子。亮平が麦にそっくりだから惹かれるのか――麦のことを秘密にしたまま亮平と親密になっていくが……。
 
【出演】:東出昌大 唐田えりか 瀬戸康史 山下リオ 伊藤沙莉 渡辺大知(黒猫チェルシー)/仲本工事/田中美佐子
【監督】:濱口竜介 
【脚本】: 田中幸子、濱口竜介 
【原作】:「寝ても覚めても」柴崎友香(河出書房新社刊)
【配給】:ビターズ・エンド、エレファントハウス/2018/日本=フランス/119 分
【公式サイト】 http://www.netemosametemo.jp/
【コピーライト】(C)2018 映画「寝ても覚めても」製作委員会/ COMME DES CINEMAS
2018年9月1日(土)~テアトル梅田、なんばパークスシネマ、MOVIX京都、シネ・リーブル神戸 他にて全国公開
 
第71 回カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式出品