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舞台挨拶の最近の記事

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大迫力のライド感!全身を貫く衝撃!五感が炸裂するスピード!
究極体感ドリフトエンターテイメント!

リピーター続出!!多くの絶賛の声を受けYahoo!映画レビュー4.6!!!
野村周平 常に“死”を感じながらのリアルな芝居


日本が生んだ、剛・速・美を競うドリフトレース。大地を揺さぶるエンジン音、猛烈な白煙、車輪をスライドさせながらコーナーを抜ける超絶ドライビングテクニックと全世界の度肝を抜いたアクロバティック&ダイナミックな競技──その魅力のすべてに迫る最高峰のドリフトエンターテイメント、映画『ALIVEHOON アライブフーン』が全国公開中。


本作は、eスポーツ日本一のレーサーが、リアルドリフトの頂点を目指すというオリジナルストーリー。主演に野村周平、共演に吉川愛、陣内孝則、青柳翔、福山翔大といった豪華俳優陣が出演し、映画『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』でもテクニカル・アドバイザーを務めた、ドリフトキング・土屋圭市が監修。監督・下山天が企画構想に3年を費やし、世界トップレーサーたちの実走出演でCGゼロの大迫力のリアルドリフトを描ききる!


この度、リピータが続出し、口コミが口コミを読んで、鑑賞した方々のYahoo!映画のレビューで評価が爆上が、4.6を獲得している本作の舞台挨拶を実施し、野村周平、吉川愛、下山天監督も登壇。こだわり抜いたサウンドシステムでリアル体感音響の極音上映が体感できる上映回にて、世界配給も決まり、多くの絶賛の声を受け、公開した喜びに加え、撮影裏話などを時間が許す限り披露。日本で生み出されたドリフトを、日本車、そして、この日本で撮影した映画『ALIVEHOON アライブフーン』は、今夏を盛り上げる作品として公開中です!


日時:6月18日(土)  18:00-18:35 舞台挨拶

会場:立川シネマシティ シネマ・ツー(立川市曙町2-42-26)

登壇者: 野村周平、吉川愛、下山監督



Alivehoon-bu-550.jpg映画『ALIVEHOON アライブフーン』の【極音】リアル体感音響(=極音上映)が実施されている東京・立川市の立川シネマシティにて6月18日(土)、舞台挨拶が開催され、野村周平、吉川愛、下山天監督が登壇。本作への熱い思いを語り合った。


この極音上映のために、同劇場の「a studio」と「c studio」という異なる2つのスクリーンの音響のセッティングを行なった下山監督は、舞台挨拶が行われた「a studio」について「迫力重視でサーキットにいるかアトラクションに乗っているかのような感じを味わってもらえるセッティングをしてます。ここでは映画を『観る』じゃなく、『浴びる』という言い方をするんですけど、前列の方達はもろに浴びていただけたのではないでしょうか。」と説明。一方で「c studio」に関しては「リアリティ重視でa studioではかき消されている細部の音まで全部出して、ドライバーの気持ちで一緒に走っている感じでセッティングしています」とそれぞれの違いを強調する。


Alivehoon-sub-500-2.jpg.jpeg吉川は、前日に別の映画館で友人と本作を鑑賞し、さらにこの日、シネマシティの“極音上映”を体験したそうだが「本当にサーキットにいるような感覚でした。昨日、(別の)映画館で聴いた音よりも細かい音が聴こえる感じで、サーキットに行って応援しているような感覚でした!」と興奮した面持ちで語る。


野村はスクリーンの真下に設置された特大のスピーカーに目をやり「フジロックばりのスピーカー!そりゃ(音が)良いでしょうねぇ…」と感嘆! 自身も車好きとして知られ、やはり車の発する“音”に対しても強い思いがあるようで「車って生き物なんです!オイルという血液があり、ガソリンという食料を食べさせて生きてるんですよ、“あいつら”は。生きているからこそ届くものがあるんです!」と熱のこもったコメントに、客席から大きな拍手がわき起こる。


下山監督は、撮影時の録音からして、かなり音に対して注力しており「1回の走りでマイク50本くらい。車の中と外、エンジンルーム下、ドアミラーの左右…カットごとに位置を変えていて、編集も(映像より)音のほうが(手間が)掛かっています」と明かす。


Alivehoon-bu-240.jpg改めて映画公開後の周囲の反響について尋ねると、野村は「基本、僕の周りで聞くのは、吉川ちゃんが良いねって声で、僕に対しての評価はあまりないですね。『だってしゃべんねーじゃん」って(笑)」と明かし、吉川は周囲の女性からの反響が大きかったようで「普段、あんまり車に乗らなかったり、車に詳しくない友だちでも観に行ってくれて『海外の映画でカーアクションをやってるのを見ている感じだった』と言ってくれて、嬉しかったです」と明かした。


eスポーツの日本チャンピオンからリアルの世界のドリフトレーサーに転身する主人公を演じた野村は役作りについて「“車が主役”と言ってますけど、eスポーツも主役です。車に関しての役作りは(もともと車好きなので)完璧でやることがなかったんですけど(笑)、(eスポーツの)グランツーリスモを家でじっくりやる役作りがありました」とふり返る。


レース中はヘルメットを被るため“目線”だけでの演技も求められたが、野村は「僕ら、プロなんで、そこはできて当たり前。それくらいできないとここでど真ん中には立てない」とプライドをのぞかせつつ「eスポーツには“死”はないけど、実車のほうは死なない保証はない。常に“死”を感じながら、リアルに助手席に乗らせてもらっていたので、(実車とeスポーツの)移り変わりは勝手にできていたのかなと思います。実際に(プロのドライバーの)隣に座ると『本当に死ぬかも!』と思うんで…」とふり返った。


吉川は野村演じる紘一をドリフトチームにスカウトするメカニックの夏実を演じたが、役作りについて「女の子らしさが出ないようにしました。『小さい頃から男だらけの部屋にずっといた…』という話を聞いていたので、女の子らしさを一切出しちゃいけないぞと…」と明かす。また「私は免許がないので、免許を持っているふうに見せること(笑)。普段からドリフトし慣れているように見せる感じ、メカニックなので器用に(メカニックワークを)やっている感じを出すようにしていました」と語った。


そんな、吉川の運転について、野村は「僕が吉川ちゃんが好きなシーンが、紘一を隣に乗せて工場(こうば)まで行くシーンで、(前を走る車がクレーンで)牽引してるんですけど、吉川ちゃんが両手でしっかりハンドルを握っててカワイイ! そこは“女の子らしさ”が出てた(笑)」と指摘。吉川は「事前にハンドルの持ち方を調べたら(時計の針の位置で)『10時10分』ってあったんです」と苦笑交じりに明かしていた。


一方、吉川に野村の演技で印象的だった部分を尋ねると「歩き方が普段の野村さんとは違う印象でした」と指摘。野村は「最初の頃は自信がなさそうに肩を落として歩いてて、レーススーツを着た時はバシッと胸を張ってます。そういう細かい役作りもちゃんとしてるんです!紘一の成長ストーリーなので、そこに気づいてくれて嬉しいです」と喜んでいた。


Alivehoon-sub-500-1.jpgまた、それ以外のいまだから言える撮影エピソードとして、野村は「陣内(孝則)さんは車やバイクが好きそうなイメージだったんですけどドリフトの練習をしたとき、『俺、これは1回でいいわ。無理だわ、これは!』って言ってて、案外、乗り物苦手なんだなって(笑)。後輩ですけど、大先輩のそんなカワイイ部分をぜひお伝えしたい。キュートな部分があるんです」とニヤリ。


一方、吉川は「本当にサーキットが寒かった…」とポツリ。「最後のドリフトをするシーンで、毎回、寒くて手をぎゅっと握っていたので、昨日、映画館で観ながらそのシーンで無意識に手を握っていました…(苦笑)」と過酷な撮影の一端をうかがわせた。


先日の公開記念舞台挨拶の際に、本作が日本を飛び出して海外で公開されることが決定したことが伝えられたが、世界配給について下山監督は「現在、夏休みにアジア10か国で公開されることになっていて、全部で200館を超えています。まだまだ増える予定ですし、中国、北米、ヨーロッパに向けて着々と話を進めています」と報告し、激情は拍手に包まれる。


先日の舞台挨拶で世界進出に向けて改名をも視野に入れていると話していた野村は、この日もノリノリで「野村“スマイル”周平とか? あと、考えたんですけど“キャンディー野村”って良くないですか? かわいいじゃないですか?」と語り、劇場内で野村の名前の書かれたボードを掲げるファンに向かっても「これからは“キャンディー野村”にしないと見向きもしないです!」と宣言し笑いを誘っていた。


Alivehoon-pos.jpg最後にこれから本作を観る人々に向けて下山監督は「いままでの映画の概念を捨てて見ていただけると、新しい扉が開けると思う」と語り、吉川も「女性は、車のことをよく知らないから見に行きづらいと思うかもしれないけど、1回、観てほしいです。私も車に詳しいわけじゃないけど、見ていて楽しかったし、実際に乗っている気分、ドリフトしている気分を楽しめたので、ぜひ劇場に足を運んでチャレンジして見てください」と呼びかける。


そして野村は「今日、ドリフト車とかスポーツカーで来ている人もいると思うけど、帰りは存分に飛ばしてください!法定速度内でね(笑)。それくらい、走りたくなる映画になったと思います。車に興味がないという人も、『ドリフトってこういうものなんだ!』と知って、『中古車を見てみようか』とかなってもらえたら嬉しいです。いま、車離れしちゃっている世の中で、こういう映画を作って、みなさんに車に乗っていただきたいと思うし、興味を持っていただけたら幸いです」と語り、温かい拍手の中、舞台挨拶は幕を閉じた。
 

『ALIVEHOON アライブフーン』は全国公開中。


<ストーリー>
解散の危機に瀕するドリフトチームがスカウトしたのは、内向的な性格から人付き合いが苦手だが、ゲームにだけは驚異的な才能を放つゲーマー・大羽紘一。実車でもその力を発揮する紘一だったが、彼の前に生死をかけてレースに挑む者たちが立ちはだかる。今、紘一の覚醒したテクニック・情熱・勇気、そしてチームワークは、バーチャルとリアルの壁をブチ破り、新たな極致へ……。
 

■出演: 野村周平 吉川 愛 青柳 翔  福山翔大 /  本田博太郎 
   モロ師岡 土屋アンナ きづき /  土屋圭市(友情出演) / 陣内孝則 
■監督・編集: 下山天  
■主題歌:「Hunter or Prey」(NOISEMAKER) 
■製作:「アライブフーン」製作委員会 製作協力:電通


(オフィシャル・レポートより)

 

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市原隼人 コロナ禍を乗り越え喜びもひとしお

土村芳、佐藤大志と共に満面の笑顔で爆笑必死のトークが炸裂

 

市原隼人主演人気ドラマ「おいしい給食 season2」の映画化となる『劇場版 おいしい給食 卒業』が5月13日より全国公開となりました。


oishiikyushoku-pos.JPG1980年代のある中学校を舞台に、給食絶対主義者の教師・甘利田、自由な発想の給食変革者・ゴウによる、どちらが給食を「おいしく食べるか」という闘いを描く抱腹絶倒の学園グルメコメディ劇場版第2弾は二人の長き戦いがゴウの義務教育最後の年、遂に完結する!


主演の甘利田を演じるのは市原隼人。甘利田が勤務する中学校で、若くして3年の学年主任を担うバリキャリの先生・宗方早苗には土村芳、神野ゴウは前作に続き佐藤大志。さらに体育教師・真野浩太を勇翔(BOYS AND MEN)、給食のおばちゃん・牧野文枝をいとうまい子、教育委員会職員・鏑木を演じた直江喜一、甘利田が担任を勤める学級の学級委員・皆川佐和子に山崎玲奈、駄菓子屋のお春を演じる木野花、校長先生役に酒井敏也、給食センター主任職員・四方田岳には登坂淳一、職員・真田幸助を田村侑久(BOYS AND MEN)が演じる。
 


【日 時】5月14日(土)12:15 舞台挨拶開始 ※上映後の舞台挨拶

【場 所】新宿シネマカリテ SCREEN1(新宿区新宿3-37-12 新宿MOWA B1F)

【登壇】市原隼人、土村芳、佐藤大志、綾部真弥監督



oishiikyushoku-main.JPG昨日からの劇場公開がスタートし、各地で満員御礼の回も出ている映画『劇場版 おいしい給食 卒業』の公開を記念し、5月14日(土)に都内劇場で舞台挨拶が行なわれ、主演の市原隼人をはじめ、土村芳、佐藤大志、綾部真弥監督が登壇した。


この日は、司会を綾部監督が担当。シリーズを通じてキャストと向き合い、共に作品を作り上げてきた監督ならではの視点で質問をぶつけ、ここでしか聞けない答えを引き出していった。


2020年3月に公開された『劇場版 おいしい給食 Final Battle』は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、公開記念舞台挨拶が中止となっており、本作が無事に公開を迎え、こうして観客の前で舞台挨拶ができることに市原さんをはじめ登壇陣一同、喜びもひとしおの様子。


市原さんは改めて本作について「ひとえにこの作品を応援してくださるファンのみなさまの気持ちの賜物です。これ以上ない感謝の思いであふれています。本当に、本当に、本当にありがとうございます!」と思いを口にする。


前回の完成披露上映会の際には、こらえきれずに壇上で思わず涙した市原さんだが、この時のことを振り返り「僕らが生きている映画やドラマの世界は、衣食住と違って、なくても(社会は)成立してしまうものです。だからこそ、必要とされるため、現場で試行錯誤しながら、作品の存在意義を全ての部署のスタッフ、共演者と見つめ続けてきました。この作品は、生まれたての赤ん坊から100歳を超えるご年配の方まで楽しめる“キング・オブ・ポップ”にしたいと思って制作しました。久々にみなさんとお会いできたのが嬉しくて、涙がこらえられなくなってしまいました」と照れくさそうに笑みを浮かべた。


綾部監督は、本作におけるお気に入りのシーンとして、市原さん演じる甘利田が、いとうまい子さん演じる“給食のおばさん”牧野から、試食会のプリントを渡されるシーンを挙げ「プリントを渡されて、(手を)離さない。プリントがちぎれそうになるくらい、力強く握ってもらったんですけど、腕の血管が凄かったです! カットをかけて『いい血管だったね!』と言ったら『監督、芝居も見てください』と言われました(笑)」と明かし、市原さんの浮き出た血管を絶賛する。


甘利田のライバルである生徒・神野ゴウを演じた佐藤さんは、本作で心に残っている甘利田との給食対決を尋ねられると「甘利田のダイブですね。いきなりのダイブで心の準備ができてなくて、ビックリしました(笑)」と感嘆する。


市原さんはこのシーンについて「すごくつらかったです(苦笑)。やろうと思ってなかったんですけど、大志が『シーズン1』だと素直に笑ってくれていたんですけど、3年も一緒にいると、大人になってしまって自分を抑えようとするので、それが悔しくて、ビックリさせたくてダイブしちゃいました(笑)」と明かす。


2人の最後の給食シーンについて、佐藤さんは「甘利田先生との最後の給食を楽しもうという気持ちでした。演じてて、『これでお別れなんだ』と悲しくなってきて、改めて絆を感じました」としみじみと語る。


oishiikyushoku-500-1.JPGそんな2人の対決について、土村さんは「2人のバトルも成長していて、バトルを経て高め合っているのを感じました。2人を見ていると愛おしく思います」と温かい言葉を贈る。土村さん演じる早苗先生は、本作を通じて甘利田に心惹かれていくが、そんな彼女の心理について、土村さんは「出会って最初は混乱すると思います(笑)。でも、難しく考え過ぎず、そのまま受け止められるようになると、甘利田先生の真っ直ぐさ、揺るぎなさを感じられて、とっても魅力的だと思います」と分析する。


改めて、佐藤さんに「今だから市原さんに聞きたいこと」を尋ねると「なんでそんなに筋肉があって動けるんですか? なぜそのポーズで止まれるんだ? と毎回不思議でした」と直球の質問! 市原さんは「2歳から器械体操と水泳をやってて、体力があるし、空手やボクシングもやってました。現場ってハードなので、まず体力です。あとは心身ともに、いつも主観と俯瞰を切り替えられるような気持ちを自分で作っています。現場に入ると食事制限をして、僕はうどんしか食べないし、脂ものも一切入れないでルーティンでつなげていきます。自問自答の世界なので、自分で自分を楽しんで、誰かのせいにせず全てを自分のせいにしていくと『自分が変われば全てを変えられる』と思えるようになって、全てが楽しくなってきました。そのひとつとして、鍛えています」と真摯に回答。佐藤さんは「僕も今日から鍛えます!」とうなずいていた。


舞台挨拶の最後に市原さんは、本作の主題歌「君の花」の歌詞を引用しつつ「悲しみに打ちひしがれて、うまくいかないこともたくさんあるし、膝を抱えて泣くこともあると思うけど、乗り越えられない壁はないと思っています。誰かが決めたルールやしがらみに縛られそうになって、前に行けなくなった時も、みなさんはみなさんの道を歩んでいただきたいと思います! 涙で前が見えなくなっても、必ずこの『おいしい給食』という作品と僕らが、みなさんが立ち上がるまで見守っていますので、ぜひみなさんの活力となることを心から願っています!」と呼びかけ、温かい拍手の中で舞台挨拶は幕を閉じた。

 

映画『劇場版 おいしい給食 卒業』は全国公開中。


◆監督:綾部真弥 企画・脚本:永森裕二
◆出演:市原隼人 土村芳 佐藤大志 勇翔(BOYS AND MEN)山﨑玲奈 田村侑久(BOYS AND MEN)登坂淳一 いとうまい子 直江喜一 木野花 酒井敏也
◆制作プロダクション:メディアンド 配給:AMGエンタテインメント 製作:「おいしい給食」製作委員会
公式HP:https://oishi-kyushoku2-movie.com/
◆2022/日本語/5.1ch/ドルビーデジタル/104分/Ⓒ2022「おいしい給食」製作委員会


(オフィシャル・レポート)

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「本当に愛に溢れた方」松坂桃李、広瀬すずが、李相日監督の演出を語る『流浪の月』関西試写会舞台挨拶
(2022.5.2 関西テレビなんでもアリーナ)
登壇者:広瀬すず、松坂桃李 
 
 2020年本屋大賞を受賞した凪良ゆうの小説を映画化した『流浪の月』が、5月13日(金)TOHOシネマズ梅田、TOHOシネマズなんば、TOHOシネマズ二条、OSシネマズミント神戸他全国公開される。
監督は『怒り』の李相日。広瀬すずが誘拐の被害女児と周りから見られるなか、成長して恋人と結婚間近の更紗を、松坂桃李が公園でずぶ濡れになっていた10歳の更紗に傘を差し出したことがきっかけで2ヶ月一緒に暮らし、女児誘拐犯の烙印を押された文を演じている。事件から15年後に思わぬ再会を果たしたふたりの魂の交流と、それぞれのパートナーとの歪み、そして事件の当事者だったふたりがそれぞれに積み重ねてきた苦労の年月が一気に崩れ去るある事件。育児放棄やDV、過剰なバッシングなど現代社会に蔓延する問題を背景に、ふたりの運命を切なくも美しく描くヒューマンドラマだ。
 

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 本作でW主演の松坂桃李と広瀬すずは、久しぶりとなる関西での舞台挨拶に感無量の様子。「なんとも言えない強い繋がりの形をみなさんにどう受け取ってもらえるかが気になります。上映後にみなさんにお会いしたいというのが正直なところです」(松坂)、「取材をしていただく機会が増えれば増えるほど、どんどんわからなくなるんです。話したいことがたくさんあるけど、思い出すと次々感情が蘇り、客観的に観ることができない。同世代の方にどんな風に見えるのかが気になります」(広瀬)と、非常に特殊な環境で出会った主人を演じたふたりから、くしくも同じような言葉が挨拶で飛び出した。
 
 李監督とは『怒り』から7年ぶりにタッグを組んだ広瀬は、監督からずっと心配されていたと明かし、「どんな時もわたしや更紗の味方でいてくださった。お芝居ってこういうものだな、『怒り』の時もこうだったなと再確認できる時間でしたし、今回は感情的な会話をすることができました」と前回とは違う意味での手応えを感じた様子。
 
 一方、今回李監督作品に初出演した松坂は、「(監督に)お会いしてお話しましょうと言われたときは、いつかご一緒したいと思っていたので、これはもしやと。事務所の一室で最初はマネージャーやプロデューサーを交えて話したのですが、その後二人きりになった時に、二人して無言で沈黙。そんな始まりでした。(演じる上で)どう乗り越えたらいいのか、まだわかっていない僕が、李さんとなら乗り越えていける気がすると思わせてくれた方でした」と念願が叶ったことを明かした。
 

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 そんな李監督との仕事は、広瀬にとって唯一無二のようで「李さんは、役者の仕事をする上で、特別に信頼を寄せている方。おー、李組かと思うのだけど、道しるべを作ってくださるし、李さんならではの演出も特別なものがあります」。今回非常に難しい加害者、文を演じた松坂は「李監督は最後まで見捨てないでいてくださる、僕にとってはもう一人の文。文も優しい人間だが、監督も文のように底の見えない包み込み方で手を差し伸べてくれる感じ。現場に入る前はすごく厳しいと方々で言われたが、実際には本当に愛に溢れた方でした」と現場での演出を振り返った。
 
 15年ぶりに再会するという設定だが、更紗を演じる広瀬と、文を演じる松坂はどのように距離を縮めていったのだろうか?広瀬が「現場が一緒でもしゃべれない時間が多くて、現場のすごく端と端にいて、挨拶以外はしゃべらなかったです。感情的なシーンのときに、テイクを重ねれば重ねるほどお芝居で語り合っているような感覚になりました」と語れば、松坂は「端にいても視界の端に入っていて、必ず意識している。意識することを積み重ねることで、ちゃんとお芝居で会話をするときに、違和感なく貯めていたものが溢れ出す。(そんな風に)お互いに溜めていた感じですね」と当時の様子を詳しく解説。
 
 
 
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 一方、15年の間に築いてきたそれぞれのパートナーとの関係が軋み始めるのも、映画の見せ場の一つだが、更紗の結婚間近の恋人、亮を演じた横浜流星とは、人見知り同士だったと広瀬が振り返る。「初対面から短い期間で『婚約者にちゃんとなってね』と言われ、ハウススタジオを借りて二人でダラダラ1日過ごしてみたり、撮影前に長野を二人で周ってみたりを繰り返すうちに、皮膚感覚として信用できる人になりました。撮影では亮くんに感情を乱されました」。一方、文のパートナー、あゆみを演じた多部未華子と共演経験が多い松坂は、映像の作品が久しぶりだという多部がいつになく緊張していたので、文が経営している設定のロケ地のカフェで、多部にコーヒーを淹れてあげたという微笑ましいエピソードを披露。最後に、
「形のない繋がりを李さんが原作の世界観を受け継いで映画化しました。みなさんの感想を添えていただいて作品が完結すると思います。最後まで楽しんでください」(松坂)
「スタッフ、キャスト全員で、文と更紗のように大切に作っていきました。この二人の真実と事実。レッテルを貼られて生きてきた苦しさ、もどかしさをみなさんに解消してほしいという思いがあります。ぜひ余韻に浸ってください」(広瀬)
と熱いメッセージを送った。
(江口由美)
 

 
<作品情報>
『流浪の月』
(2022年 日本 150分)
監督・脚本:李相日
原作:凪良ゆう「流浪の月」(東京創元社 刊)
出演:広瀬すず、松坂桃李、横浜流星、多部未華子 / 趣里、三浦貴大、白鳥玉季、増田光桜、内田也哉子 / 柄本明 
5月13日(金)TOHOシネマズ梅田、TOHOシネマズなんば、TOHOシネマズ二条、OSシネマズミント神戸他全国公開
(c)2022「流浪の月」製作委員会
 

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主演・小林聡美『かもめ食堂』『めがね』
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平山秀幸監督『愛を乞うひと』『閉鎖病棟ーそれぞれの朝ー』

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今日を精一杯に生きる“大人のおとぎ話”


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小林聡美、斎藤汰鷹、平山秀幸監督が大ヒット祈願!

ぽかぽか陽気の中、10年越しの脚本の映画の完成を報告!

小林聡美「みなさんにとっていい時間になるような映画になった」


小林聡美主演、平山秀幸監督最新作『ツユクサ』が4/29(金・祝)全国公開となります。

このたび本作の大ヒット祈願&完成報告イベントを実施いたしました。大人のラブストーリーに挑戦した小林聡美、10年以上も温め続けた安倍照雄氏のこの脚本をついに映画化した平山秀幸監督に、本作に込めた想いを語っていただいたほか、「おみくじ」にも挑戦し、映画のヒット祈願をした後に運試しも行われました。


●日 時:3月14日(月) 
●場 所:赤城神社(新宿区赤城元町1-10)
●登壇者:小林聡美(56)、斎藤汰鷹(12)、平山秀幸監督(71)



映画は、その自然体な演技に女性たちから絶大な支持を得てきた小林聡美を主演に迎え、安倍照雄によるオリジナル脚本を、『愛を乞うひと』『閉鎖病棟-それぞれの朝-』など、さまざまな視点から人生を描いてきた平山秀幸監督が映画化。過去を抱えながらも「今」を生きる主人公・五十嵐芙美(いがらし・ふみ)にこれから訪れるだろう幸せや希望を爽やかに映し出した “大人のおとぎ話”。
 

tsuyukusa-ivent-500-2.JPG学問芸術を司る磐筒雄命(いわつつおのみこと)を祀っている神楽坂の赤城神社にて、映画『ツユクサ』の完成報告と大ヒットをご祈祷した小林聡美、斎藤汰鷹、平山秀幸監督。真剣な面持ちでご祈祷の儀式に参加し、映画の大ヒットを願い神様に祈りを捧げた。


主人公の五十嵐芙美役を演じた小林は「今日は春らしい日になり、こんな日に皆さまにお披露目できることを嬉しくおもいます」と挨拶。芙美の歳の離れた親友・航平役を演じた斎藤は「今年で中学生になります。よろしくお願いします」と初々しく挨拶した。10年以上温めてきた脚本の映画化ということで、平山監督は「一本の映画が成立するのにこんなに長く時間がかかるということを改めて感じています」と、感慨深く映画の完成を報告した。


tsuyukusa-ivent-500-1.JPGトーク前に行ったご祈祷について、小林は「こういった場所でヒット祈願をしたこともあまりないので、祝詞をあげさせていただき、宮司さんから掛けてもらった『みんなで心を合わせ、力を合わせ』という言葉が頭に残っていて、とても心強く思いました」と感想を述べ、斎藤も「初めてご祈祷をしたので、不思議な気持ちがしました。全然分からなくて、心臓止まるくらいガチガチでした」と答え、会場を笑いで包んだ。


tsuyukusa-ivent-kobayashi-240-1.JPG小林は「『閉鎖病棟』で平山監督とご一緒させていただいた後に声を掛けていただけたので、監督が観てくださっていたのだなと嬉しかったです。また、脚本を10年間温めてきた作品ということで、台本を読ませていただいた時に、時間が経っているのに、新鮮な感じで、この話を監督はどんなふうに映像にするんだろうとワクワクしました」と、出演のオファーが来た時の気持ちを明かした。


年の離れた親友を演じた小林と斎藤。斎藤は「歳の離れた親友というのは初めてだったのですが、小林さんと初めて会った時に、本当の親友のように接してもらって楽しかったです。」と小林との共演を振り返り、「小鳥のラブちゃんと共演したり、月の隕石を初めて見たり、ルートビアを飲んでみたり、初めてのことが多くて楽しかったです」と、様々な初体験もあり、終始楽しく撮影できたと笑顔。


tsuyukusa-ivent-saitou-240-1.JPG一方、小林は「(斎藤の)おばあちゃんと血液型が一緒だったらしく、そこで親近感を持ってもらえました」と、斎藤との距離が縮まったきっかけを明かし、「斎藤くんの子供目線に合わせるということもなく、一緒に楽しく話せました」とほほ笑み、無理なく斎藤と親友役を演じられたと語った。


脚本家の安倍照雄氏と10年以上も温め続けてきた本作の脚本を、ついに映画化した平山監督は「10年前に考えだしたので、ここに至るまでに紆余曲折があり、その時々で考えが変わっていて、価値観もその時とは変わっているかもしれません。ただ、出来上がったものが全てだとおもうので、作品を完成できたことをみなさんに本当に感謝しています」と映画の完成に感無量の面持ち。また、本作で大人のラブストーリーに挑戦したことについて「小林さんに色々聞きました」と撮影裏のエピソードも明かした。


松重豊との久しぶりの共演、しかも大人のラブストーリーでの共演となった小林は「松重さんという俳優さん自体が、セリフが無くてそこに佇んでいるだけでも味わい深くて素敵な俳優さんで、しかも今回はミステリアスな役だったので、その役柄とマッチしていて、そのまま映画の世界の松重さんに恋することができました」と共演の感想を語った。


tsuyukusa-ivent-hirayama-240-1.JPG一方、平岩紙、江口のりことの女性3人でのシーンでは、小林は「撮影していて楽しかったです。あまり深刻なシーンではなく、ポンポン進むシーンだったので。これまでお二人と共演したことはあったのですが、友人という役ではなかったので、今回色々言い合うことができてとても楽しかったです」と答えると、平山監督も「3人のシーンはもう5分くらいは長く撮っても良かったですね。この3人の絡みの芝居はずっと聞いていたかったですね」と楽し気に撮影を振り返った。


松重と小林が一緒に食事をとるシーンについて、平山監督は「二人で一緒にご飯を食べるシーンがあるんですが、松重さんには『番組間違えないでね』と伝えました」と答え、会場の笑いを誘った。


tsuyukusa-ivent-500-3.JPGそんな中、映画の中で主人公の芙美が、隕石とぶつかるという1億分の1の確率の奇跡に遭遇するが、そんな奇跡にちなみ❝おみくじ❞を引いて3人は運試しをすることに。斎藤が念を送るなか、それぞれおみくじを引くと、平山監督が❝末吉❞を引き「あまり大きな願い事をするな、分相応の身近なことをしっかりやりなさいということなので、この映画の内容と一緒なので良かったです」とコメント。続いて斎藤は❝大吉❞を引き、金運が高まっていると聞き「イエーイ」と小躍りして喜んだ。。最後に小林は❝末吉❞を引き、つまづきやすくなる兆し、というおみくじに対し、「つまづきがあるからこそ達成した時の喜びがあるわけで。この映画も、私のパワーより、汰鷹君のパワーで引っ張ってもらって、私は後から巻き返そうと思います」と主人公の芙美同様に前向きな一面をみせた。


tsuyukusa-pos.jpg最後に映画の公開を楽しみに待つファンへ、平山監督が「力を入れてみる力作や問題作もありますが、この作品は今日のようなポカポかした天気の日に観てもらうのにちょうどいい映画だともいます。」とアピールし、斎藤が「僕が演じた役は、元気だけどいろんなことを考えてたりする役です。芙美ちゃんとの楽しい会話が見どころなので、みなさん是非観てください」と呼びかけ、小林が「派手な出来事があったり、すごいアクションがある映画ではありませんが、皆さんが映画館でスクリーンに向かっているその時間は、みなさんにとっていい時間になるような映画になったと思うので、ぜひ時間をつくって、映画館のスクリーンで観てほしいです」と締めくくり、終始和やかな雰囲気に包まれた大ヒット祈願&完成報告イベントは幕を閉じた。

 


『ツユクサ』

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【STPRY】
とある小さな田舎町で暮らす芙美。気の合う職場の友人たちとほっこり時間を過ごしたり、うんと年の離れた親友の少年と遊びに出かけたり、ある日、隕石に遭遇するというあり得ない出来事を経験したり。そんなふうに日々の生活を楽しく送るなかで、ときおり見え隠れする芙美の哀しみ。彼女がひとりで暮らしていることには理由があって、その理由には“ある哀しみ”があって、そして草笛をきっかけに出会った男性と恋の予感も訪れて……。


出演:小林聡美 平岩紙 斎藤汰鷹 江口のりこ 桃月庵白酒 水間ロン 鈴木聖奈 瀧川鯉昇
   渋川清彦 / 泉谷しげる / ベンガル  松重豊
監督:平山秀幸  脚本:安倍照雄  
音楽:安川午朗  
主題歌:中山千夏「あなたの心に」(ビクターエンタテインメント)
配給:東京テアトル   クレジット :©2022「ツユクサ」製作委員会  
公式サイト: tsuyukusa-movie.jp

公式ツイッター: tsuyukusa_movie

2020年4月29日(金・祝)より全国公開


(オフィシャル・レポートより)

 
 
 

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(2022年3月6日(日) なんばパークスシネマにて)

ゲスト:関水 渚

 

どんなご要望にもお応えします!

最強のウェディング・プランナーによる晴れの日の狂騒曲

 

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人生最大のイベント・結婚式を舞台に繰り広げられる、抱腹絶倒のコメディ映画『ウェディング・ハイ』が3月12日(土)の大安吉日に全国公開となります。芸人・タレントだけでなく脚本家としても才能を発揮するバカリズムの完全オリジナルストーリーを、『勝手にふるえてろ』や『私をくいとめて』などで現代を生きる女性を瑞々しいタッチで描き出す名手・大久明子監督が、結婚式での大騒動をつつがなく執り行います。晴れの日にふさわしい笑いと感動で楽しませてくれる、爆笑ウエディング・エンターテインメントの登場です。


新郎新婦の要望に“絶対にNOと言わない"ウェディングプランナーを篠原涼子が、新郎には中村倫也、新婦には関水渚、なんと岩田剛典が元カレで、向井理が謎の男を演じるという贅沢なキャスティング。他にも超個性派が入り混じっての怒涛の披露宴。果たして無事に幸せな門出を祝福することができるのだろうか――?
 



3月6日の大安吉日に合わせて、大阪はなんばパークスシネマにて舞台挨拶付き特別試写会が開催されました。ゲストは、花嫁役を演じた関水渚さん。たった一人での舞台挨拶で「今まで先輩の皆さんに助けて頂いていたので、今日は寂しさと緊張が入り混じった感じです。でも大阪は明るい街なので、今日は来られて本当に良かったなと思っております」とご挨拶。


weddinghigh-bu-240-1.jpg大阪は?「何回か旅行で来ていて、好きな街です」。大阪で印象に残ったことは?「この前、新大阪駅で宝くじを買おうとしたら、『バラでええやろ?当たるとええな、楽しみやな!』と売り場の方がとても気さくに話し掛けて下さって、そのお陰か、初めて1000円が当たったんです!また買いに行きたいと思っています!」と、縁起のいい日の舞台挨拶に縁起のいいエピソードを披露。


関西弁について?「関西弁を使う人は周りにも居ます。とても可愛い喋り方なので羨ましいなと思っています」。そこで、ちょっと関西弁で喋って頂けないかというMCのオファーに、「レクチャーして頂けるなら」とMCの後に続いて、「『ウェディング・ハイ』をこれから観てや~!」と微妙なイントネーションながら快くムチャぶりに応えてくれた関水渚さん。


ここで、一人だけの舞台挨拶を心配して先輩方のメッセージが届いていると伝えると、「ええ~っ!」とそのサプライズに驚き、スクリーンに映し出された篠原涼子と中村倫也を見て、さらにびっくり!

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中村:「僕は関水さんの新郎役で沢山のシーンを一緒に撮って来ましたが、彼女は結構“緊張しい”なんですよ。」

篠原:「わかります。今日は一人で大丈夫かなって、心配ですよね?」

中村:「ちょっと緊張しすぎて、右足だけガニ股になっているおそれがあるので、ここで僕から関水さんにひとこと言葉を贈りたいと思います『がんばれ~!』」

篠原:「がんばれ~!…ちょっと待ってよ、(中村さんは)今日一日中面白いんですけど…(笑) このように、バカリズムさんの脚本と多才なキャストの皆さんとで作った、ホントにホントに楽しい作品になっておりますので、お楽しみ頂けたら嬉しいです。」

中村:「どうぞ最後までお楽しみ下さい!」

weddinghigh-bu-240-2.jpg「びっくりしました。心強いですね、嬉しいです。右足だけガニ股にならないよう気を付けます(笑)」とサプライズのメッセージに励まされたご様子。中村倫也さんの現場での雰囲気については?「中村さんは誰とでも話せて、誰にでも安心感を与えられる力を持っている人だと感じました」。旦那様としての中村さんは?「撮影初日が二人だけのシーンだったのですが、初対面にもかかわらず仲良しの雰囲気を出す必要があり不安でした。でも、中村さんがとても優しく世間話をして下さったりして、お陰で変な緊張をせずに安心して演じることができました。」


篠原さんは、さっきのメッセージ映像でもそうですが、現場でもずっと笑っておられて、何にでも笑って下さるんですよ。大女優さんなのにピリピリした感じがなくて、本当に優しいんですよ。一緒にいて癒されました。」


ここで、観客からの質問にも応じてくれました。

Q1:好きなタコ焼きの味付けは?
関水:「普通にソースとマヨネーズです。おススメのお味は?」――「塩です。」

Q2:撮影中で印象に残ったエピソードは?
関水:「同級生役の3人とは“ダンス部のメンバー”という設定なのですが、彼女たちとダンスの練習もして来なかったのに、現場で会ったらすぐに仲間に入れてくれて、とても嬉しかったです。」

Q3:ウェディングドレスの好きなポイントは?
関水:「白と深緑の2色のウェディングドレスを着させて頂いたのですが、特に深緑の方のデザインが可愛くてお気に入りでした。」

今日の白のドレスのポイントは?「白のサテン生地です。ギリギリの露出で上品なドレスっぽい感じのものを選びました。それと、このネックホルダーのデザインも素敵だなと。」


白のシルクサテンのスリムドレスをまとった本日の関水渚さんは、ちょっぴり大人びた華やかな笑顔が増々輝いているように見えました。『町田くんの世界』や『コンフィデンスマンJP プリンセス編』と、可愛いだけではない内面からの演技力で魅了する女優として、今後も目が離せませんね。

 


『ウェディング・ハイ』

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【STORY】
結婚式を控えた彰人(中村倫也)と遥(関水渚)は、式場選びから衣装や料理に引き出物、さらには披露宴のプログラムまで、予算と相談しながら決める必要があり困惑していたが、ウェディングプランナーの中越(篠原涼子)の助言でトントン拍子に結婚式の日を迎えることができた。ところが、披露宴が始まると大問題が…!? 予算の都合上、時間制限付きにしたところ、張り切り過ぎた部長のスピーチや、二人の軌跡を紹介する映像を芸術性の高い短編映画に仕上げてしまった友人が大幅に時間オーバー!さあ、残りの時間内で新郎新婦それぞれの友人や父親たちの余興を披露させることができるのか?そして、両親への花束贈呈まで辿り着くことができるのだろうか?

さらに、元カレ(岩田剛典)の乱入計画や、怪しい男(向井理)まで現れて、晴れのおめでたい結婚式場は大混乱! 新郎新婦の要望に“絶対にNOと言わない"ウェディングプランナーは全ての難題をクリアし、2人に最高の結婚式を贈ることが出来るのか――!?


(2022年 日本 1時間57分)
■監督:大九明子(『勝手にふるえてろ』『私をくいとめて』『甘いお酒でうがい』) 
■脚本:バカリズム(『架空OL日記』『地獄の花園』) 
■主題歌:東京スカパラダイスオーケストラ「君にサチアレ」(cutting edge / JUSTA RECORD)
■出演:篠原涼子 中村倫也 関水渚 岩田剛典 向井理 高橋克実
■企画・配給:松竹
■© 2022「ウェディング・ハイ」製作委員会

■公式HP:https://movies.shochiku.co.jp/wedding-high-movie/
■Twitter: https://twitter.com/wedding_high
■Instagram: https://www.instagram.com/wedding_high_movie

2022年3月12日(土)<大安吉日>ロードショー


(河田 真喜子)

 

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(2022年2月11日(金・祝)大阪、梅田ブルク7にて)

ゲスト:甲本雅裕、戸田菜穂、錦織良成監督



名バイプレイヤー甲本雅裕、映画初主演

「この日が待ち遠しかった。感謝しかない!」

ほか戸田菜穂・錦織良成監督 登壇


公開延期から2年を経て、本日2月11日(金)に全国公開を迎えた映画『高津川』東京はバルト9に続いて、大阪は梅田ブルク7で、甲本雅裕、戸田菜穂、錦織良成監督による初日舞台挨拶が開催された。
 

一級河川としては珍しいダムが一つも無い日本一の清流「高津川」を舞台に、人口流出に歯止めのかからない地方の現実の中、歌舞伎の源流ともいわれる「石見神楽」の伝承を続けながら懸命に生きる人々を力強く描いた本作。コロナ感染拡大による緊急事態宣言を受け2020年4月に公開延期を強いられていたが、約2年を経て念願の全国公開を迎えた。

 


takatsugawa-bu-240-4.jpgこれまで名バイプレイヤーとして活躍し、錦織監督作品の常連でもあり、監督との兼ねてからの約束通り本作で映画初主演を果たした甲本は、「この日を待ち望んでおりました。世の中の状況はまだ大変ですが、僕はベストな日に公開ができたと思っています。感謝しかありません。頭や心が大変な思いでパンパンになって困っておられる方に、我々は一体何ができるだろうか?そう考えたら、少しでも心に隙間を空けて頂いて、楽しいことだけを詰めて差し上げることができればと思っております」と、公開を迎えた歓びを語った。



 


takatsugawa-bu-240-3.jpgまた、NHK大阪局制作の朝ドラに出演していた戸田は、「大阪でも公開されて本当に嬉しいです。あの頃が思い出されて懐かしい。この映画は、いつ観ても心に響く、心の豊かさとは?自分の幸せとは?本当に大切なものとは?といろんな想いを馳せられる作品だと思います。今日はこの映画を選んで下さいまして、心が響き合えるようです。」と初日を迎えて嬉しそうに語った。


地元・島根県で撮影を行った錦織監督は、「この2年間は長かったです。またしても感染拡大となりましたが、これも運命!キャストを始めスタッフや皆で丁寧に想いを込めて撮った作品です。本日は『スパイダーマン~』や『ウエスト・サイド・ストーリー』ではなく、この地味なタイトルの映画を選んで観に来て下さいまして本当にありがとうございます!舞台は島根ですが、日本全国津々浦々どこにでもある話です。勝手な思い込みですが、皆様の物語として少しでも勇気を持って頂けたら嬉しいです。」と本作への思いを語った。


takatsugawa-550.jpgのサムネイル画像1か月以上に及ぶ撮影期間でじっくりこだわり抜いて撮られたシーンの数々は殆どが現地の方の家や山林や田畑でのロケーションが中心。中でも牧場主を演じた甲本は、「衣装も道具も全て実在の牧場主の方が実際に使っておられる物をそのまま使わせて頂いて、食事のシーンでもそこの奥さんが作って下さった料理を食べさせてもらいました。普通、”消え物“はスタッフが用意するでしょう!? こんな現場ないですよ!」と当時の驚きを語った。


takatsugawa-bu-240-2.jpgそれに対して監督は、「そうなんです!ありのままの状態がいいんです。せっかく綺麗にお掃除して撮影隊を迎え入れて下さったのに、わざわざまた汚したりしてね。戸田さんが演じる役の実家のシーンも、地元のお菓子屋さんの店内や看板をそのまま使わせて頂きました。この映画はフィルムで撮っています。デジタルよりクオリティが高いことは皆様もご存知だと思いますが、細部までこだわろうと、丁寧に撮りました。」と自信をのぞかせた。


監督に地元に馴染むようにと言われた戸田は、「撮影があまりにも居心地がいいので、撮影が終わってほしくなかったです。特にスタッフの皆さんのエネルギーが凄くて最高でした。青々とした山、美しい川や田んぼがあって…」と言いかけると、甲本が、「土手に錦織監督が座ってると、まるでプーさんみたいで!」と場内を笑いの渦に巻き込んだ。確かに、恰幅のいいにこやかな錦織監督はプーさんのイメージにぴったし!


takatsugawa-bu-240-1.jpg最後に、戸田は、「この映画はこれから全国順次公開されますが、それぞれの土地で生きる人々の心の灯になれば嬉しいです。是非ロケ地巡りをしてみて下さい!」。錦織監督は、「少しでも気に入って頂けたらSNSなどで拡散して、皆さんのお力をお借りできれば嬉しいです」。甲本は、「面白かったと思って頂けたなら、観た後に誰かと話すキッカケにして下さい。こんな時期ですが、マスクをしてどんどん出掛けて、誰かとお話をして繋がりましょう!」と締めくくった。


錦織監督のお人柄からさぞかし和やかな現場であったことは容易に想像できる。過疎化が進む地方での暮らしの中で、人と人との繋がりの温もりや、本当の幸せについてなど、忘れてはならない大切なものを思い出させてくれる感動作。今どきこれほど身につまされて心揺さぶられる映画も珍しい。
 


【STORY】

~これはきっとあなたの物語~

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斎藤学(甲本雅裕)は山の上の牧場を家族で経営している。歌舞伎の源流ともいわれる「神楽」の舞いは地元の男たちの誇りだった。だが、息子の竜也は神楽の稽古をさぼりがちであまり興味がなさそうなのだ。多くの若者がそうであるように自分の息子もこの地を離れて行ってしまうのではと心配している。そんな時、学の母校である小学校が閉校になることを知らされ、各地に散った卒業生に連絡して、最後の同窓会を開催することを計画する。

 

■原作・脚本・監督:錦織良成  音楽:瀬川英史
■出演:甲本雅裕、戸田菜穂、大野いと、田口浩正、高橋長英、奈良岡朋子
■2020年 日本 1時間53分
■配給: ギグリーボックス  
■© 2019「高津川」製作委員会 ALL Rights Reserved.
■公式サイト:https://takatsugawa-movie.jp/

2022年2月11日(金・祝)~梅田ブルク7、2月25日(金)~京都シネマ ほか全国順次公開


(河田 真喜子)

 

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日中国交正常化50周年に待望の日本劇場公開

“中国残留孤児”の娘と母の60年にわたる「絆」

『再会の奈良』

1/29(土)奈良県先行公開記念

エグゼクティブプロデューサー河瀨直美 舞台挨拶

 

この度、2月4日(金)より、全国順次公開の映画『再会の奈良』の公開を記念し、1月29日(土)舞台となった奈良県で先行公開中のシネマサンシャイン大和郡山にて本作のエグゼクティブプロデューサーを務めた映画監督の河瀨直美が登壇し、本作の製作を手掛けた背景や本作への想いを語った。


●日時:2022年1月29日(土)14:25~15:00 ※12:30の回上映後

●会場:シネマサンシャイン大和郡山 シネマ5

●ゲスト:河瀨直美(『再会の奈良』エグゼクティブプロデューサー・映画作家)

●MC:枡崎徹



saikainonara-bu-240-1.jpg河瀨直美(以下:河瀨)が登壇するや「このご時世の中、足をお運び頂きありがとうございます。最後のテレサ・テンさんの歌にも込められているように、別れながらも同じ道や未来を歩んでいくんだというポンフェイ監督のメッセージや想いを改めて感じました。」と会場の客席に向かって感謝を述べた。


「なら国際映画祭で『再会の奈良』が観客賞を受賞したことでポンフェイ監督に就任が決まり、プロジェクトが始まりました。中国と日本の懸け橋になりたいという彼の想いがこの作品には込められていたと思います。30代のポンフェイ監督が奈良県御所市で、沢山の方々の支援によってこの作品を作れたことは、なら国際映画祭としても感無量です。奈良がこんなにも美しく、温かい人々がいる街なんだということが世界に発信されたのではないかと思っています。」と挨拶をすると、鑑賞後の会場からは大きな拍手が贈られた。


中国のジャ・ジャンク―監督とともにエグゼクティブプロデューサーとして本作に関わったことについて、河瀨は「古くから付き合いがありますが、ジャ・ジャンクー自身も中国国内で小さな映画祭を企画していて、若い監督にチャンスを与える活動をしています。若い監督が映画を作ることやお金を集めることは、とても困難なことです。わたし自身もなら国際映画祭で、将来の映画文化を担う若手育成の取り組みをしていたので、いつか一緒に誰かをプロデュースしたいねと話していました。そうした時にポンフェイ監督が本作で観客賞を受けたことがきっかけで、ARAtiveの監督に就任した時、すぐにジャ・ジャンクーに連絡をしました。本作は、ジャ・ジャンクーが中国で資金を集め、日本では私が資金集めをしました。彼はライバルでもあり、親しい友人でもあります。」


saikainonara-500-1.jpg印象的なエピソードを聞かれた際に、河瀨が、ポンフェイ監督が本作でサプライズ出演していることを明かすと、上映後の会場からは驚きの声があがった。「あのシーンって実は、中国人同士がやりとりしているシーンなんです!言葉を必要としないでユーモアのある撮影ができる。それがポンフェイなんです!だから、ある時期から一切撮影には口出しをしないようにしました。私は、國村隼さんのキャスティングをしたり、永瀬くんにも友情出演してもらったりとプロデュース業に専念させて頂きました。」と述べた。


この日、撮影場所にもなった御所市から沢山のお客様が来場されている中、河瀨は「日中国交正常化50周年という節目で残留孤児について描くことはとても繊細な事で、ポンフェイ監督と、奈良に住んでいる残留孤児の方々にたくさん取材しました。少し難しいと感じてしまうテーマですが、歴史的背景をポップなアニメで表現するなど、優れた素晴らしい表現をしてくれました。」


NARAtiveの次回作について聞かれた河瀨は、「次回は川上村です!」と発表すると客席からは大きな拍手が上がった。「初めて学生部門から20代の監督が決まりました。林業が盛んな山村地域ですが、日本の林業が衰退していく中で、未来へ繋げたい、続けていきたいという切実な想いが込められています。」と意気込みを語る。


さらにこの日、ポンフェイ監督からビデオメッセージもあり、メッセージを受けた河瀨は「コロナ禍の時代に生きたみんなと共に、次の人たちに大事なことを渡していきたい。日中国交正常化50年の節目にこの作品を皆様に届けられることは、意味のあることだなと思います。」と熱く語り舞台挨拶を締めくくった。


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河瀨直美(かわせ なおみ) プロフィール


映画作家。生まれ育った奈良を拠点に映画を創り続ける。一貫した「リアリティ」の追求による作品創りは、カンヌ映画祭をはじめ国内外で高い評価を受ける。代表作は『萌の朱雀』『殯の森』『2つ目の窓』『あん』『光』など。2020年度公開作品『朝が来る』は、第73回カンヌ映画祭公式セレクション、第93回米アカデミー賞国際長編映画賞候補日本代表。第44回日本アカデミー賞7部門優秀賞受賞。D J 、執筆、出演、プロデューサーなど表現活動の場を広げながらも故郷奈良にて「なら国際映画祭」を立ち上げ、後進の育成にも力を入れる。東京 2020 オリンピック競技大会公式映画総監督、2025年大阪・関西万博のテーマ事業プロデューサー兼シニアアドバイザー、バスケットボール女子日本リーグ会長、国連教育科学文化機関(ユネスコ)親善大使を務める。プライベートでは野菜やお米も作る一児の母。
 


『再会の奈良』

出演:國村隼、ウー・イエンシュー、イン・ズー、秋山真太郎、永瀬正敏
脚本・監督:ポンフェイ エグゼクティブプロデューサー:河瀨直美、ジャ・ジャンクー
撮影:リャオ・ペンロン  音楽:鈴木慶一  編集:チェン・ボーウェン 
照明:斎藤徹 録音:森英司 美術:塩川節子
共同製作:21インコーポレーション 
製作:© 2020 “再会の奈良” Beijing Hengye Herdsman Pictures Co., Ltd, Nara International Film Festival, Xstream Pictures (Beijing)
後援:奈良県御所市 配給:ミモザフィルムズ
中国、日本 / 2020 / 99分 / カラー / 日本語・中国語 / DCP / 1:1.85/ Dolby 5.1 英題:Tracing Her Shadow 中題:又見奈良                                                                                                                                 
【公式サイト】http://saikainonara.com


2022年1月28日(金)~シネマサンシャイン大和郡山、ユナイテッド・シネマ橿原にて、奈良県先行上映中!

2022年2月4日(金)~シネ・リーブル梅田、シネスイッチ銀座ほか全国順次公開
 


(オフィシャル・レポートより) 

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『あゝ、荒野』(17) で国内映画賞を総なめにした

岸善幸監督が主演有村架純と挑む希望と再生の物語

『前科者』

有村架純 森田剛 磯村勇斗 石橋静河

記念すべき本作初イベントに超豪華キャスト集結!

有村架純「こういった世の中だからこそ、助け合うことが必要」

 

「ビッグコミックオリジナル」(小学館)にて2018年1月から連載が始まった原作・香川まさひと、作画・月島冬二による漫画「前科者」が、岸善幸監督により実写映像化され、WOWOWにて2021年11月20日(土)より連続ドラマが放送・配信、日活・WOWOWの共同配給で来週1月28日(金)に映画が公開します。


原作はテレビドラマ「監察医 朝顔」の原作や『羊の木』(18)といった映画の脚本も手掛ける香川まさひとが、罪を犯した「前科者」達の更生・社会復帰を目指し、彼/彼女らと向き合い奮闘していく保護司の姿を描いた作品で、2019年「第3回さいとう・たかを賞」の最終候補に選ばれた社会派ヒューマンドラマです。

監督は岸善幸。2017年に公開された『あゝ、荒野』では、数々の賞を受賞するなど、今最も次回作が期待される岸監督が脚本と監督を務め、満を持して『前科者』を本格社会派エンターテイメント作品として描き出します。

主演を務めるのは、大ヒット映画『花束みたいな恋をした』(21)での好演が記憶に新しい有村架純。有村が演じる主人公・阿川佳代は、罪を犯した「前科者」達の更生・社会復帰を目指し、彼らと向き合い奮闘していく保護司の女性です。共演には、佳代の元で更生し社会復帰へ近づいていたが、ある日忽然と姿を消し再び警察に追われる身となる男・工藤誠に6年ぶりの映画出演となる森田剛が務めます。

さらに脇を固めるキャストには磯村勇斗、リリー・フランキー、木村多江、若葉竜也、マキタスポーツから、ドラマ版の続投となる石橋静河、北村有起哉、宇野祥平に加え、様々な作品で存在感を放つ個性派、演技派俳優たちが集結しました。


有村架純や森田剛、磯村勇斗、石橋静河、そして本作の岸善幸監督が登壇する、公開直前舞台挨拶を開催しました。本作の見どころなどをたっぷり語っていただきました。
 


《 映画『前科者』 公開直前舞台挨拶 概要 》

◆日時:1月20日(木) 18:30〜19:00

◆会場:TOHOシネマズ 日比谷 スクリーン12

◆登壇者(敬称略):有村架純、森田剛、磯村勇斗、石橋静河、岸善幸監督



zenkamono-pos.jpg「ビッグコミックオリジナル」で連載中の人気コミック「前科者」を有村架純主演で映画化した『前科者』の公開直前舞台あいさつが1月20日(木)にTOHOシネマズ日比谷で行われ、保護司の阿川佳代を演じた主演の有村架純に加え、佳代の保護観察対象者となる工藤誠を演じた森田剛、佳代の最初の保護観察対象者で良き理解者の斉藤みどりを演じた石橋静河、佳代の中学時代の同級生で刑事の滝本真司を演じる磯村勇斗、岸善幸監督が登壇。共演者たちの印象や撮影の裏側などについて語った。


「ビッグコミックオリジナル」で連載中の人気コミック「前科者」を有村架純主演、連続ドラマ&映画という形で実写化した本作は、"前科者"たちの更生、社会復帰を目指し、保護司が奮闘する姿を描き出した感動作だ。WOWOWで放送されたテレビドラマ版では主人公の佳代が、保護司として成長していく姿が原作に準じて描かれていたが、今回の映画版では、テレビドラマの3年後の世界をオリジナルストーリーで描き出す。


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映画上映前、大勢の観客で埋まった劇場にやってきた有村は、「ちょうど1年前に撮影をしていたんですが、気持ちはまだホットなままで今日を迎えています」と切り出すと、「この作品を観て、ひと筋の光を感じられるような、背中を押されるような作品となればいいなと思っています」とあいさつ。また、岸監督も「それぞれの立場の人たちがどう生きて、過去の傷に立ち向かっていくのか。そのあたりを脚本には書いたんですが、現場では(俳優陣に)お任せでした。みなさんのお芝居がとにかく素晴らしかったです。ありがとうございました」とキャスト陣の芝居に満足げな様子を見せる。

 

 


zenkamono-bu-morita-240.jpg今回、初共演となった森田について、有村は「役柄のこともあって。現場で多くのことを話すこともなかったんですけど、山場のシーンを乗り越えて、残り2日というところでようやく『趣味は何ですか?』という話をすることができました。お芝居をしている時は目線を合わすことがなかったんです。だからお話をした時に初めて(森田の)瞳を見たんですが、その美しさにハッとさせられてしまって。その瞳の奥から感じられる心根の優しさがあって。(作品は)緊張感がある撮影だったけど、その瞳に救われたような気がしました」とコメント。対する森田は「有村さんの現場のあり方もそうですし、役を通しての人への寄り添い方や、あきらめない強さというか、パワフルなところも見られたので、うれしかったですね」と返した。

 


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そしてドラマ版に続いて映画版にも出演することになった石橋について、有村が「わたしにとっても石橋さんの存在は大きくて。彼女が現場にいるだけで、肩の荷が下りるというか。和やかな雰囲気で撮影できました」と語ると、それを聞いた石橋も「大好きです!」とラブコール。「やっぱり座長として、みんながついていきたくなるし、みんなを包み込んでもくれるんですけど、だけど話してみるとおちゃめだし。素晴らしいリーダーです」と有村のことを称賛するひと幕も。


さらにNHK朝の連続テレビ小説「ひよっこ」で共演した磯村について、有村は「4年ぶりの共演で。本当に久しぶりという照れくささもありながら。でもこの4年の中できっと、お互いにいろんなものを見てきただろうし。(磯村が)とても充実した目をされていらっしゃったので。その姿を見た時に、そういう姿でお互いに再会できたのは、とても喜ばしいことだと思いますし。でもご本人の性格は変わっていなくて。いつも穏やかで、自分自身に向き合っている方なので。その力強さみたいなものはずっと持っていらっしゃる方だなと思いました」とコメント。


zenkamono-bu-yuto-240.jpg対する磯村も「本当にこの撮影を楽しみにしていましたし、二人の初日が再会のシーンでした。ちょうど4年たっての久々の共演ということで、感慨深いものがありました。前回は夫婦の役だったんですけど、今回は真逆のアプローチでやらなければいけなかったのですが、安心感もありましたし、前と変わらず、ずっと前にしっかりと立っていてくださるので、こちらも何でもやりやすいというか。何を投げても受け止めてくれる。だからお芝居をしていても楽しかったですし、人としても、女優さんとしても大きく羽ばたいているなと思いました」と振り返った。


さらに映画のテーマにちなんで「勇気づけられたもの」というテーマで質問された磯村は、「(有村)架純ちゃんの存在が大きいかも」と返答。「朝ドラで一緒にやって。今でも連絡を取りあったりするんですけど、いつも『お互いに頑張ろうね』と送ってくれるんです。その『お互いに』という言葉に、僕も頑張ろうと思えるんですよね。そもそも先に進んでいる方なのに、まだまだ貪欲に作品や芝居を突き詰めようとする姿は刺激になりますし、頑張っている同世代がいて、頑張ろうねと言ってくれるとそりゃ頑張らなきゃいけないだろうと。僕もムチをたたかれるように、刺激をもらっていますし、一緒に頑張りたいなという意味でも勇気をもらっていますね」と語ると、有村も「そうですね。大切な仲間なので」と笑顔で返した。


イベントの最後に有村は「被害者とは、加害者とは、人とは…。さまざまなことを考えさせられます。この映画を観ても、正解はわからなくて、正解もないのかもしれない。でもこういった世の中だからこそ、助け合うこと、寄り添うこと、許し合うことが必要なのかなと思います」と締めくくった。


映画『前科者』は1月28日より全国公開。映画の3年前を描いたWOWOWオリジナルドラマ「前科者 -新米保護司・阿川佳代-」はWOWOWオンデマンド、Amazon Prime Videoで見逃し配信中。1月29日にはWOWOWプライムで一挙3時間にわたり再放送される。
 


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【ストーリー】

罪を犯した者、非行のある者の更生に寄り添う国家公務員、保護司。

保護司を始めて3年の阿川佳代(有村架純)は仕事にやりがいを感じ、様々な「前科者」のために奔走していた。

そんな中、阿川が担当している物静かな工藤誠(森田剛)は更生を絵に描いたような人物で、阿川は工藤が社会人として自立する日は近いと楽しみにしていた。しかし、工藤は忽然と姿を消し、再び警察に追われる身に。一方その頃、連続殺人事件が発生。捜査が進むにつれ阿川の壮絶な過去や、若くして保護司という仕事を選んだ理由も次第に明らかになっていき――。
 

原作:「前科者」(原作/香川まさひと・月島冬二「前科者」(小学館「ビッグコミックオリジナル」連載))
監督・脚本・編集:岸善幸
出演:有村架純 磯村勇斗 若葉竜也 マキタスポーツ 石橋静河 北村有起哉 宇野祥平 リリー・フランキー 木村多江 /森田剛
制作プロダクション:日活・テレビマンユニオン 配給:日活・WOWOW
© 2021香川まさひと・月島冬二・小学館/映画「前科者」製作委員会

映画版公式サイト:zenkamono-movie.jp 
公式Twitter:@zenkamono_jp 
公式facebook:zenkamono.official
ドラマ版公式サイト:https://www.wowow.co.jp/drama/original/zenkamono_drama/

映画版:2022年1月28日(金)公開

ドラマ版:WOWOWオンデマンド、Amazon Prime Videoで見逃し配信中


(オフィシャル・レポートより)

 
 

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孤独に生きてきた二人が出会ったとき、抑えていた狂気が目覚める。

男の狂気を描く、バイオレンス・アクション・ムービー

映画『Pure Japanese』


■日程:2022年1月12日 (水)

■場所:新宿バルト9 スクリーン9(新宿区新宿3丁目1‐26 新宿三丁目イーストビル13階)

登壇者(敬称略):ディーン・フジオカ(41)、蒔田彩珠(19)、坂口征夫(48)、松永大司監督(47)

■MC:伊藤さとり



PureJapanese-pos.jpg映像・音楽・ファッションなど様々なカルチャーシーンで活躍するディーン・フジオカ(『空飛ぶタイヤ』『海を駆ける』)が企画・プロデュースを手掛け、さらに主演も担う『Pure Japanese』1月28日(金)に全国公開となります。


『朝が来る』で渾身の演技を披露し、映画界が注目する若手女優・蒔田彩珠をヒロインに、国内外で数々の映画賞を受賞した『トイレのピエタ』、『ハナレイ・ベイ』の松永大司監督によるタッグが実現。そんな松永大司が監督、脚本は『合葬』の小林達夫による完全オリジナル作品。そして共演者として、別所哲也渡辺哲金子大地村上淳嶋田久作といったヴァラエティに富んだ個性派俳優たち、さらにDDTプロレスリングプロレスラー・元総合格闘家として活躍する坂口征夫が参加!


この度、本作の完成を記念し、完成披露舞台挨拶が開催され、本作の企画・プロデュース、主演を担ったディーン・フジオカ、共演の蒔田彩珠、坂口征夫といった豪華キャスト陣に加え、メガホンをとった松永大司監督が登壇いたしました。


PureJapanese-bu-240-1.JPG企画・プロデュースを手掛け、さらに主演も担うディーンは「シンプルに感動しています!」と完成披露舞台挨拶の開催をよろこび、「素晴らしい出会いに恵まれ、このクルー(仲間たち)と一緒に、企画立ち上げから、脚本完成、撮影オールアップ、ポスプロなど、都度都度フレッシュな感動と向き合ってきました」としみじみ語り、「まずは、お客様に観ていただくこの場所にたどりつきました!」と感謝を伝えた。「言い出しっぺなので、責任を持って最後までやり遂げることこそが、自分がやるべきことだと思っていました」と映画作りを振り返り、スタッフ、キャストだけでなく、作品を観る観客も、仲間、同志のような気持ちでいると明かすディーンに会場から労いの拍手が贈られた。

 


 

 


PureJapanese-bu-240-2.JPG蒔田は撮影中のディーンについて「自分の役だけでなく登場人物全員の役のことを考えていらっしゃいました。真っ直ぐ作品と向き合っている姿がかっこよかったです」とにっこり。蒔田のコメントに少し照れた表情を浮かべながら「現場の指揮は監督に任せて、撮影中は役者として立っていたいという思いでした」と振り返ったディーンだったが、「(現場で仕事を)お願いした人に委ねることが信頼の表現の形だと思っていました。ただ、溢れる思いが(自分の中に)あったのでしょうね。さまざまな場面でその想いが滲み出ることはありました」と微笑んでいた。ショットガンを使用したアクションシーンに挑戦した蒔田が「女子高生のアユミには自分と近いところが多いと感じていました。怖い人たちとやりあうシーンは、刺激的でした(笑)」と地元のヤクザ長山組を率いる陣内を演じた坂口を見つめ微笑むと、「すみません、怖い人で」と坂口がお詫びをする場面もあった。


PureJapanese-500-3.JPG坂口はディーンの姿から、ただならぬ決意と覚悟と侍を感じたという。「すべてにおいて真っ直ぐなんです。話をしていても、芝居をしていても。自分は曲がってばかりなので(笑)、憧れの目で見ていました」と思いを伝えると、ディーンは「恐縮です」と深々とお辞儀をした。坂口の出演は映画の勝敗を分ける大きな要素だったと説明したディーン。俳優同志のアクションは、怪我をしないようにと考え、もう一歩踏み込めない部分があるのですが、坂口さんからは“当ててくれないと困る”と言われて(笑)。その言葉が僕にとっては安心感でした」と改めて感謝を伝えた。坂口の佇まい、肉体に“強い”という説得力があるからこそ、胸を借りて思いっきり演じることができたと明かしたディーン。「坂口さんが積み上げてきたレガシーみたいなものをお借りした形です」と解説した。佇まいについては松永監督からも言いたいことがあったようで、「坂口さんは現場で本当に組長みたいになっていきました。コロナで食事に出かけられないので、坂口さんはロビーでお酒を飲んでいたのですが、気づくとそこに組の人たちが集まっている(笑)。アクションシーンの撮影でも同じ光景が見られて。アクションシーンの撮影後、ディーンさんの周りにはトレーナーの方たちが集まり、坂口さんの周りには組員がいました」と笑わせた。また、坂口は「ディーンさんってこんなに体大きかった?」と驚くことが何度もあったという。松永監督が「撮影から東京に戻ってきて、体を鍛え直したんですよね?」と坂口にツッコミを入れると、「負けていられない、という思いで鍛え直しました」と返していた。


PureJapanese-500-1.jpgタイトル『Pure Japanese』については、「現代社会においての日本人ってなんだろう」という考えがきっかけだったという。そこから、日本人っぽいという表現を検査キットによって数値化できたらというアイデアに至ったという。そのような側面もありつつ、作品としてはバイオレンスではあるが、アクション映画というエンターテイメントとして楽しんでほしいという思いも伝えていた。イベントではタイトルにちなみ「自身のピュア」について語るコーナーも。坂口は「撮影中の自分」と回答。その理由を「長山組一同、どうやったら立石(ディーン)を倒せるのか、組長としてひと肌脱ぐというピュアな気持ちで現場にいました」とコメント。蒔田は「まだ、ピュアだと思います」と微笑み、「撮影現場などで上司からきつい指導を受けている人を見ると、一緒に悲しい気持ちになったりします」とピュア度を説明していた。ディーンは「ピュアでいたいと思います」とアピール。「自分が作るものに対してピュアでいれたらいいなと思いながらやっています」と仕事、作品作りへの姿勢を表現した。そんなピュアな姿勢で仕事をするディーンについて松永監督が「ディーンさんは“こういう人と一緒にモノを作れたらいいなと思える人”です。日本のトム・クルーズになってほしい」と提案すると会場は大きな拍手に包まれる。松永監督のこの言葉に「責任重大」と照れながらも「引き続き、地道に一歩一歩、ピュアな精神で作品を作り続けていくこと大事だと思っています」と決意を述べた。


イベント最後に“今年の抱負”を訊かれたディーンは「コロナに負けないでがんばりましょう!」と力強く呼びかけた後、「コメント準備していなかったので、なんだか普通のことを言ってしまったような気もします」と少ししょんぼりとしながらも、作品に関しては「初めてのことなので、いろんな思いがあふれちゃいます。素敵なチームで作った作品です。ぜひ、楽しんでください」と笑顔で呼びかけ、挨拶を締めくくった。


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★作品概要

【ストーリー】日光大江戸村で働く立石大輔(ディーン・フジオカ)は抜群の身体能力の持ち主だが、社交性がなく、一方日本の文化に傾倒している変わった男で、周囲からは距離をおかれていた。忍者ショーでも任されているのは、立ち回りではなく効果音担当。神社で人知れず、非科学的なトレーニングに勤しむのが日課だった。同僚の送別会が行われたパブには高校生でありながら、年齢をごまかして働くアユミ(蒔田彩珠)、アユミが祖父・隆三(渡辺哲)と暮らしている土地一帯を県議・黒崎(別所哲也)と結託し、中国人ブローカーに売り払ってしまおうと画策している地元のヤクザ長山組・陣内(坂口征夫)、佐伯(二ノ宮隆太郎)らの姿も。P(ure)J(apanese)キットという、日本人の純度を図る試薬が出回っていた。結果が50%と中途半端な数字だった佐伯は腹を立て、江戸村の忍者たちにも検査を強いる。その場での検査を拒否した立石だったが、自宅でPJキットを使用してみると、数値は100%。何故か湧き上がる高揚感。


立石はショーである役に参加することになるが、アユミたちが見に来ているとき、派手に失敗してしまう。立石が立ち回りをできないのは過去に参加していた撮影現場でおこった事故によるトラウマで暴力に対するリミットをかけているのであった。アユミの家には相変わらず嫌がらせが続いていた。ある日、隆三が怪我をし、入院する。アユミと立石は黒崎の仕業だと思い込み、黒崎の事務所に乗り込むが、しらをきられ怒りを爆発させた立石は黒崎事務所を破壊する。立石は初めてアユミに己の暴力を肯定される。アユミの家の敷地は重機が搬入され、強引に掘削が着手される。アユミは立石に助けをもとめ、立石は今まで封印してきた暴力衝動を爆発させるのだった。


出演:ディーン・フジオカ 蒔田彩珠/渡辺哲 金子大地 坂口征夫(DDTプロレスリングプロレスラー・元総合格闘家)村上淳 嶋田久作 別所哲也
監督:松永大司(『ハナレイ・ベイ』『トイレのピエタ』『ピュ~ぴる』) 
脚本:小林達夫(『合葬』)
企画・プロデュース:ディーン・フジオカ 
製作:アミューズ 
企画・制作協力:ブリッジヘッド
制作プロダクション:ザフール 
配給:アミューズ 
配給協力:クロックワークス 
クレジット:©2021「Pure Japanese」製作委員会

公式サイト:https://purejapanese-movie.jp/

2022年1月28日(金)全国ロードショー


(オフィシャル・レポートより)

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「前田監督は私の10倍ぐらいエネルギッシュ」松井怜奈、単独初主演作の魅力を語る。『幕が下りたら会いましょう』公開記念大阪舞台挨拶
(2021.12.5 テアトル梅田)
登壇者:松井玲奈(主演)、前田聖来監督 
 
 私たちには「戻りたい夜」が多すぎるーーー。切ってしまった妹からの最後の電話、母が隠し続けてきた秘密、そして自分自身が向き合うのを避けてきたこと。突然の妹の死をきっかけに、今一度なおざりにしてきたことに向き合い、自分の人生の幕を上げようとする劇団主宰者の姿を描く『幕が下りたら会いましょう』が、12月3日よりテアトル梅田で絶賛公開中だ。
 
 
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  12月5日に同館で行われた公開記念舞台挨拶では、本作が初単独主演となる松井玲奈、同じく本作が初長編作となる前田聖来監督が登壇した。現在は小説家としても活躍し、マルチな才能を発揮している松井は、大阪での舞台挨拶は久しぶりと前置きしながら、
「大阪で映画を見てくださったお客様に会えたのがうれしい。その作品が自分の主演作であることがとても光栄です」と喜びを表現。一方、オリジナル脚本で初の商業映画を撮った前田監督はビッグチャンスすぎて奇跡的だったと振り返りながら、
「松井さんに主演をしていただき、全国で映画が公開され、大阪で観ていただけるのがまだ信じられない気持ち」と感動醒めやらん様子。
 

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 コロナ禍での脚本打ち合わせや読み合わせは全てオンラインだったというが、かえって密に連絡を取ることができたという二人。脚本の早い段階からラストシーンが決まっていたことから、前田監督がラストへの思いを語り、そこに至るまでに麻奈美がどういう行動をし、どういう気持ちになれば、そのラストにたどり着けるかを重点的に話し合ったという。松井は「脚本に書かれていない麻奈美のバックボーンを知ることができ、私にとってもいい時間になりました」と撮影までの期間を振り返った。
 
 
 
   初めての本格的な演出にとにかく必死だったと撮影を振り返った前田監督は、
「松井さんはオンラインでお会いした時から今まで、ずっとお姉さん的存在で、私がうまく伝えきれない部分も噛み砕き、うまく消化した上で演技してくれる。私が言いきれなかったことを理解してやってくれることが多く、それにたくさん支えられました」
一方、松井はその熱量に言及し、「私の10倍ぐらいエネルギーがあり、質問するとシーンの意図や、答えをすごく多く出してくれました。エネルギッシュだと思うし、撮りたいものがはっきりしている。私はずっと『監督、元気だな』と思っていました」とお互いの存在を陽と陰と表現しながら、熱量の高い撮影の様子を語った。
 

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 自分の感情を出すのが苦手な性格の麻奈美役を演出するにあたり、感情が表に出る瞬間、出ない瞬間をセリフではなく、真波の行動や表情で映像にのせたかったという前田監督。感情をそぎ落とす演出の中、唯一違うイメージを要求したことも。「『恋がはじまるキラキラした感じを出してほしい』と突然言われました」という松井の演技は、「呼びかけられて『はい!』と振り返りながら言うワントーン高い声。松井さん自身が50%ぐらい入っています。麻奈美が東京に行って、浮き足立っている感じがほんの少しあればいいなと思って演出しました。もう一度見直してみてください!」と唯一のキラキラシーンをアピールする一幕も。

 さらに長年、麻奈美を支えてきた劇団の看板女優、早苗との友情について話が及ぶと、松井は「二人はお互いの足りない部分を補い合っている存在です。例えばクマのプーさんは楽観的で、一方、いつも一緒にいるピグレットは心配しすぎな性格ですが、ずっとお互いで補い合っているような関係。自分の中ではシンパシーを感じています。自分の足りないところを補ってくれる人がいるのを“プーさん理論”と勝手に呼んでいますが。みなさんにもそれを伝えたい」と持論を初披露した。
 
 

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プーさん理論が思わぬ反響を呼び、名残惜しい中での最後の挨拶で「麻奈美は、周りと距離を取る孤独な存在ですが、一人で寂しいと思っていても母親や早苗、妹の尚などの視線に気づいていないだけ。視線を常に向けてもらっているという人の温かさに改めて気づくことができました。ご覧になった皆さんにとっての、足りない部分を補ってくれる大切な人を見つけてほしいです」(松井)
「家族に対しての思いを馳せる瞬間もあれば、演劇にフォーカスすると友情関係や30歳という年齢で、これからの人生をどう生きるかという大人の葛藤も見えます。色々な見え方をすればいいなと思って作りましたので、この映画を観て、何かを持って帰り、心の片隅に置いてもらえたら嬉しいです」(前田監督)
と、その思いを観客に伝えた二人。演劇やシスターフッド、そして尚を取り巻く環境にはハラスメント的な要素を取り入れながら、自分の本当の気持ちを自分なりのやり方で表現しようと前を向き始める麻奈美の姿を、ぜひ映画館で目撃してほしい。
(江口由美)
 
<作品情報>
『幕が下りたら会いましょう』
(2021年 日本 94分)
監督・脚本:前田聖来 
出演:松井玲奈、筧美和子、しゅはまはるみ、日高七海、江野沢愛美、木口健太
12月3日(金)よりテアトル梅田、なんばパークスシネマ他絶賛公開中 
公式サイト→http://makuai-movie.com/
(C) avex entertainment Inc
 
 

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