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安藤サクラ、リリー・フランキーは「人生経験のある老犬」みたい!?
『万引き家族』公開記念舞台挨拶@TOHOシネマズ梅田 
(2018.6.10 TOHOシネマズ梅田) 
登壇者:リリー・フランキー、安藤サクラ、是枝裕和監督
 
先日開催された第71回カンヌ国際映画祭【コンペティション部門】にて最高賞パルムドールを受賞した是枝裕和監督の『万引き家族』が6月8日より全国ロードショーされ、現在大ヒット公開中だ。この公開を記念して、6月10日TOHOシネマズ梅田スクリーン1で舞台挨拶が行われ、上映前に主演のリリー・フランキー、安藤サクラ、是枝裕和監督が登壇した。
 

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「ようやく自分の元を離れて映画がお客さんの元に届いているというのを実感しております。関わってくれたスタッフ・キャストが全力を注いだ映画なので、ぜひ楽しんでください」(是枝)、「こんなに大きな劇場でこの映画を観てもらえるというのは最初は想像もしていなかった。ちょっと感動としか言いようがない」(リリー)、「(この回の舞台挨拶に入ってみて)入ってきて、うわ!大阪っぽいって思っていました」(安藤)と、大きなスクリーンや満席の観客を前に、感無量の面持ちで挨拶した。

 

夫婦役で初共演したリリー・フランキーと安藤サクラだが、お互いの印象について、リリー・フランキーは「すごく理想の女性。すごいお芝居ができる人って、人間としても女性としてもやっぱりすごい」と絶賛。さらに、「卵形の輪郭のたれ目が好きなんですよ。そしてまた、安藤さんってすごいきれいなときとすごいブスなときがある。それを演じられる女優さんってすごい」と絶賛は止まらない。劇中は女優陣が全員すっぴんで挑んだため、「こういうところ(舞台挨拶)で会うと、化粧してるから、照れるんですよ」と舞台上での心境を明かした。

 
一方、安藤は、「落ち着いて自分なんかよりもいろんなものを見ていた一緒に寝ている老犬という感じ」と笑わせると、「なかなかうまくコミュニケーション取れないんですけど、リリーさんとはああやって時間を過ごしたからか、最初から何もなく落ち着いてずっといられるような感じでした」と撮影中の模様を振り返った。さらにリリーは共演の松岡茉優や樹木希林についても「松岡茉優ちゃん演じる役はすごくおばあちゃん子なんですけど、撮影していない時も自然に、茉優ちゃんは希林さんの横に座っているし、どこまでが撮影でどこまでが待ち時間か分からないような感じでした」と二人のエピソードを披露した。
 
 

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リリー・フランキーは本作で是枝監督との4度目のタッグとなるが、今回の撮影を振り返り、「こんなに長く一緒の撮影は初めてで、是枝監督の空気を堪能できました。希林さんとも結構長く一緒にいて、この人って本当にすごい人だということを堪能しましたね。台本から、できあがりの何かを想像し、俯瞰から自分の役を見ている。女優さんとしても素晴らしいし、おばあさんとしても超面白い。空き時間もずっと不動産の話と芸能裏情報をえんえんとしゃべっていて。こどもが嫌いなのよ、といいながら子供たちと遊んでいて、すごく繊細で優しくて不器用なかわいいひとです」と樹木希林のことも絶賛した。

 
一方、初めての是枝組となった安藤は撮影の様子を、「(今までとは)本当に違うんです。子供たちを緊張させないようにやっていらっしゃると思うのですが、私たちも変な緊張や準備をしても無駄なので、自然とそこにただ楽しく時間を過ごせる環境にいる。ただ楽しくっていうわけじゃないけど緊張感はあるんです」と振り返った。今回安藤にオファーした理由について、是枝監督は「選んだ人の声を聴いて、家に帰って、脚本を読み始めたときに、自分の中でその役者が動き始めると、あぁ、この人なんだな、って思うんですよね。今回、何度も(企画が出ては)流れた夫婦を、この組み合わせでキャスティングできたっていうのが、自分で自分を一番褒めたいと思っているんです。たまたま町で、(安藤から)声をかけられて、立ち話をちょっとしただけ。信代役はもう少し年齢を高めに設定にしてので、候補に名前が無かったけど、会って話して家に帰って、頭の中でこの二人を並べてみたときに、実年齢の差はあまり関係が無いかもしれないと思って」と、偶然の出会いが奇跡のキャスティングに繋がったのだとか。そんな二人にリリー・フランキーは「たぶん、自分の家の近所をウロウロしていた時だから、すっぴんで(役の)信代に近い感じで歩いてたんじゃないですか」と指摘し、笑いを誘っていた。
 
 

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さらに今回、共演した子役の城桧吏と佐々木みゆの演出について、是枝監督は「(台本はなく)現場で初めてどんなシーンを撮るのか伝えるんです。耳を使って相手のセリフを聞いてもらってお芝居していく。本当は基本ですが、家に帰ってお母さんと練習すると、それができなくなっちゃうので、それを避けるために考え出した方法で、この15年くらいはずっとそういうやり方をしています」と明かした。さらに、「城桧吏くんという祥汰役の子はどんどん、どんどんお芝居がうまくなっていって、役の成長と共にそれができるようになっていたのが良かったです。うまい役者さんたちと一緒にお芝居をすることが、面白くなっていくんです。こうやってかけあいでお芝居ができていくと、たぶん学んでいったから。あまりお芝居の経験が無い子だったから、最初に経験した現場や共演した役者がこの人たちで本当に良かったなって僕は思っています」
 
 
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最後に、
「最近まで撮影していた気がしますが、本当にやっと公開になって皆さんに観ていただく事になりまして。監督が思いを込めて丁寧に作ったものなので、こんな大きな劇場で初日を迎えられて本当に嬉しいです。帰りはモヤモヤするかもしれませんが、そのモヤモヤが今回監督が皆さんにお届けしたかった何かなのかもしれないので、お楽しみくださいませ」(リリー)
 
「大阪の方はとにかく、『ちょっとあんた!』とスーパーとか、近所での拡散はすごく力があるように感じておりますので、楽しみにしております。大阪でいつか、『万引きのお姉ちゃん!』と言われるのをすごく楽しみにしています」(安藤)
 
「たぶん画面に映った瞬間に、あ、この家族は本当にあそこに暮らしてるな、という風に思えるような、それだけ優れた美術、衣装、撮影、照明、音楽ですし、役者さんたちが本当に素晴らしいです。観終わったあとにこの家族が明日何をしているんだろう、それぞれが明日どこでどんな風に生きているんだろうとを見た方の中で想像を広げていただけるような、そんな映画にしたつもりですので、ぜひそのお土産を持って帰っていただければと思います。お楽しみください」(是枝監督)
と挨拶し、映画同様息がピッタリ合った舞台挨拶に、会場から大きな拍手が送られた。
 

『万引き家族』
(2018年 日本 2時間)
監督・脚本・編集:是枝裕和
出演:リリー・フランキー、安藤サクラ、松岡茉優、池松壮亮、城桧吏、佐々木みゆ、緒方直人、森口瑤子、山田裕貴、片山萌美/柄本明、高良健吾、池脇千鶴/樹木希林他
2018年6月8日~全国ロードショー 
 
「是枝組と過ごした時間、温度はまだ自分の中に残っている」。
安藤サクラが語る『万引き家族』はコチラ
 
『万引き家族』作品レビューはコチラ

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「吉野にいることはホームにいるようなもの」ジュリエット・ビノシュ、吉野への感謝を語る。『Vision』初日大阪舞台挨拶 
(2018・6・8 大阪ステーションシティシネマ) 
登壇者:ジュリエット・ビノシュ、永瀬正敏、河瀬直美監督 
 
『あん』『光』の河瀨直美監督が、フランスの大女優、ジュリエット・ビノシュを迎え、吉野の山深い森を舞台に撮影した最新作『Vision』。6月8日に大阪ステーションシティシネマで行われた公開初日の舞台挨拶では、主演ジャンヌ役のジュリエット・ビノシュ、山守の男、智役で河瀬監督とは3度目のタッグとなる永瀬正敏、そして河瀨直美監督が登壇した。ジュリエット・ビノシュは今回が初となる大阪での舞台挨拶で、白いロングドレス姿で会場に現れると、観客から大きな拍手が送られた。
 
 
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カンヌ国際映画祭での出会いがきっかけとなり、実現した本作。二人の橋渡し役になったプロデューサーのマリアン・スロットさんもビノシュと共にパリから来場するなど、日本=フランス合作ならではの熱気が漂う中、河瀬監督はビノシュの知られざる一面として「爆買いしていました。職人の細やかな作業に共感し、吉野伝統の手漉き和紙や、醤油、あとは私の下着が奈良のオーガニックコットンのお店のものなのですが、そこで下着も爆買いして帰国していました」とチャーミングな点を明かす一方、「仕事に対する姿勢がプロフェッショナルで、研ぎ澄まされていて、“一流”という言葉がしっかりあてはまる。非常に女性として尊敬できる方」とその仕事ぶりに賛辞を送った。さらに奈良にこだわって映画を作り続けることについては「奈良は私が縁あって生まれ、暮らしている場所。離れる理由はありません。作家にとっては、そこを深く掘り下げることに世界とつながります。映画祭でみなさんとお話するにつけ、その思いが強くなりました」。
 

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撮影中は吉野町の宿坊で暮らしていたというビノシュは、当時の生活を振り返り、「吉野の生活は本当に静けさの中、友情を感じ、自然と自分がつながったという気持ちで滞在していました。宿坊の神主さんもとても良くして下さり、吉野の雰囲気や大きな木、空気感、光を堪能しました。私が和紙をたくさん買ったのは、私自身が絵を描く人間で、自分のために買ったので、まだ誰にも渡していません。絶対再開しようと思っています。吉野は伝統文化がすごく残っていて、それが感動的でした。吉野にいることは、ホームにいるようなもので、家族的な雰囲気を感じますし、愛され、守られているという気持ちでした。まさに『Vision』という映画を象徴していると思います」と特別な体験になったことを明かし、感謝の気持ちを表現した。
 
さらに、河瀬監督の撮影方法にも言及し、「とても緻密。河瀬直美さんは預言者です。彼女の物の見方や存在の仕方が、『預言者だな』と思わせます。本当に素晴らしい出会いでした。他の共演者の皆さんも素晴らしかったですが、なかなかお話できなかったのは、河瀬監督のご希望で『私語は謹んで』と言われたからです。永瀬さんは、とてもおもてなしの心があり、デリケートな方。少しシャイですが、私を迎えてくれました。映画は順撮りで、愛や慎み深い精神、そして希望を感じながら撮影をしました」と、当時を振り返った。
 
 

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河瀬監督から、「千太郎(『あん』)のときは河瀬組の洗礼を受け、共演者と朝挨拶ができないことにストレスを感じていたようですが、吉野ではすっかり河瀬組の顔となり、河瀬組初めての俳優たちにも先輩としてアドバイスしてくれました。 特に岩田君は一緒に泊まったり、真木割りを教えたりしてくれたので、この二人は大丈夫だと思いました」 と熱い信頼を寄せられている永瀬。今回の現場でもあまり話さなかったのも演出の一つとしながら、「役者同士が素に戻って会話をすると、気持ちが切れてしまいます。河瀬監督のやり方は『役を生きる』というやり方ですから、ジュリエットさんは撮影中、なぜこの人はしゃべらないのかと思われたかもしれませんね。 今日、明日いっぱいしゃべらせてもらいます」とシャイも演出の内だったことを明かした。
 
 
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初日舞台挨拶ならではのサプライズも用意され、お客様からの花束贈呈や、逆にキャストからご来場のお客様に吉野杉の苗木をプレゼントする趣向も。さらに、「三代目J Soul Brothers」の岩田剛典演じる鈴の赤ちゃん時代役として映画に出演した夏葉ちゃんがお母さんに抱かれて登場。撮影前日に山形を訪れていた河瀬監督が、山形空港で偶然出会い、飛行機に乗っている間ずっと様子を観察して「飛行機の中で一度も泣かなっかったんです。母の愛情に育まれてそこにいる感じがして、飛行機を降りてから『映画監督の河瀬直美ですが、吉野の山に来ていただけますか。明日撮影なのですが』とお願いしました」とスカウト裏話を披露。終始ご機嫌な夏葉ちゃんに、ビノシュや永瀬も笑顔がこぼれた。
 
 
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最後に河瀬監督は、「映画の初日舞台挨拶は東京が普通ですが、今日は本当に特別に関西から舞台挨拶をさせていただくことができ、しかもジュリエット・ビノシュさんは初めての関西での舞台挨拶です。そのように心を寄せてくださっているジュリエットは、この作品に心から入り込んでくださった。そしてパリから飛んできてくださった。その思いはこのフィルムに刻まれています。私たちはよく『やっと出会えた』と言っているのですが、それは私(河瀬)ということだけでなく、出会いたかったものに出会った経験だと感じています。最初、吉野を訪れるために近鉄電車に乗り、トンネルを過ぎた時にジャンヌは涙を流します。その涙の中に、きっと様々なことを共有し、この映画の美しい旅をしていってもらえると信じています。永瀬さんは、山の男、智を魂ごと演じてくれ、現場でも薪割りや山の様子を見守る所作の中で、愛犬のコウとの時間を育んでくれました。
 

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今でも私たちは家族のように映画の初日に立つことができ幸せです。あさってにはフランスに戻ってしまうジャンヌ、智も新作の現場に戻ってしまうのですが、私たちはいつでもこの疑似家族をもって、皆さんの元にもう一度現れる。そんな存在でいたいと思います。今日はありがとうございました」と挨拶、感極まって目に涙が光るビノシュが河瀬とハグを交わす姿も印象的だった。ジュリエット・ビノシュと吉野の森のセッションのような美しく、詩情豊かな物語。森の命、人間の命、そして目に見えない精霊の営みをも感じとれる。吉野の森の美しい四季と共に、五感を研ぎ澄ませて堪能してほしい作品だ。
(江口由美)
 

<作品情報>
『Vision』(2018年 日本=フランス 110分)
<監督・脚本・編集>河瀨直美
<出演>ジュリエット・ビノシュ、永瀬正敏、岩本剛典、美波、森山未來、コウ、白川和子、ジジ・ぷぅ、田中泯(特別出演)、夏木マリ
2018年6月8日(金)~全国ロードショー
公式サイト⇒http://vision-movie.jp/
(C) 2018“Vision”LDH JAPAN, SLOT MACHINE, KUMIE INC.
 

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「関西弁が一番大変だった」真木よう子、井上真央、桜庭ななみの美人三姉妹が苦労を激白!『焼肉ドラゴン』舞台挨拶
(2018.6.7 関西テレビなんでもアリーナ)
登壇者:鄭義信監督、真木よう子、井上真央、桜庭ななみ 
 
『月はどっちに出ている』『血と骨』の脚本家で知られる劇作家、脚本家の鄭義信が、自身の人気戯曲「焼肉ドラゴン」を自らメガホンをとって映画化。初長編作品となる映画『焼肉ドラゴン』が6月22日(金)より全国ロードショーされる。 
 
 
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日本が高度経済成長で右肩上がり、大阪万博を控えた60年代末から70年を舞台に、関西の地方都市の片隅で開発の荒波にさらされながらも、前を向いていきる家族姿を描いた本作。焼肉店を営む両親の元、ある事故で右足が不自由になりながらも、看板娘として働く長女・静花役の真木よう子、大泉洋演じる哲男と結婚したもののうまくいかず苛立ちを募らせる次女・凜花役の井上真央、大谷亮平演じる職場の既婚者と恋仲になる歌手志望の三女・美花役の桜庭ななみ。豪華三姉妹それぞれの波乱に満ちた生きざまも見所だ。 
 
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6月7日(木)関西テレビなんでもアリーナで開催された特別試写会の舞台挨拶では、鄭義信監督、真木よう子、井上真央、桜庭ななみが登壇。真木よう子はデザインの効いた長袖のロングドレス、井上真央はシースルーのワンピース、桜庭ななみはカッティングが個性的なオフショルダードレスと、黒で揃えたドレス姿で登場し、会場は大きな拍手に包まれた。撮影地の関西では初となる上映に緊張の面持ちで挨拶した三姉妹に対し、初監督作のお披露目に鄭義信監督は「ドキドキしています。伊丹空港の近くにある集落が舞台なので、大阪の人たちにとってすごく身近。大阪の友人たちがすごく期待しているという熱さを感じます。みなさんにとってすばらしい作品になることを祈っています」と笑顔で挨拶した。
 

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映画でも、仲のいい姉妹ぶりをみせた三人だが、「京都の太秦で、セットになっている集落に毎日撮影で集まっていました。撮影が終わったらご飯を食べに行ったので、撮影以外にもコミュニケーションを取ることができ、自然と連帯感ができました」と真木が撮影を振り返ると、井上は「現場でずっとホルモンを焼いていて、たまにつまみたくなったけど、他の人が食べたら怒られたので、食べないでおきました。煙もすごくこだわっているんです」と焼肉屋が舞台の物語ならではの裏話を披露。
 
 

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男性キャストの中でも、大泉洋は「『水曜どうでしょう』そのまま のムードメーカー的存在。現場の空気をよくしてくださった」と真木が振り返ると、鄭監督は「大泉さんは自分の関西弁を『結構いけてるよね~』と一人自信満々だった」と暴露。大泉演じる哲男と関西弁でまくしたてるようなけんかシーンも多々ある凜花役の井上は、「関西弁が一番と言ってもいいぐらい大変でした。凜花は感情をむき出しにする役なので、『どうしてなの?』より『なんでなん?』という方が感情を出しやすい。 関西弁に助けられました」と苦労しながらも役に合っていたことを明かした。一方、真木は「東京で関西の友達がたくさんいるので、できるだろうと思ったら、皆兵庫出身で、大阪の言葉と微妙に違っていた」と微妙な違いに苦労したようだ。この日甲子園球場で始球式をしてきたという桜庭は劇中では韓国語もしゃべれ、舞踊も踊れる設定。「関西の人は関西弁を大事にしているので、たくさん見てもらうためにも、(きちんと話せるように)先生にたくさん教えてもらいました。舞踊もレッスンしました」と関西弁にうるさい関西人気質
を知った上でしっかり練習したことを明かした。
 
 

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『焼肉ドラゴン』の撮影を関西でしたことについて、鄭監督は「伊丹空港が大きなバックグラウンドで、必ず飛行機の音が聞こえる。舞台ではできなかったが、映画では映像で空港のそばという雰囲気を醸し出せた。撮影所も京都だし、関西の空気感、関西の人の暖かさを感じて撮影できたのがよかった」。最後に、両親役を演じた韓国の実力派俳優ハン・ドンギュ、イム・ヒチョルについて井上は、「二人は人柄もすばらしいし、一緒にお芝居していても学ぶところがある。撮影の時も私たちの父であり母でいてくれました。本当の家族のようになれたのは二人の力が大きいです」と賛辞を惜しまなかった。
 
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最後に登壇者を代表して、真木が「『焼肉ドラゴン』というタイトルから想像つかないぐらい、みなさまに感動と驚きが待ちかまえていると思います。『なにこの作品、おもろいやん』と思ったら、関西から口コミでお願いします。『今日はきてくれておおきに、また見てや!』」と関西弁でアピールした。映画ならではのスケールで描く、感涙必須の家族物語を堪能してほしい。
(江口由美)
 

<作品情報>
『焼肉ドラゴン』
(2018年 日本 2時間6分)
監督:鄭義信
出演:真木よう子 井上真央 大泉洋 桜庭ななみ 大谷亮平 ハン・ドンギュ イム・ヒチョル 大江晋平 宇野祥平 根岸季衣
2018年6月22日(金)~TOHOシネマズ日比谷、TOHOシネマズ(梅田、なんば、二条、西宮OS)、MOVIX京都、神戸国際松竹 他全国ロードショー
公式サイト⇒ http://yakinikudragon.com/
(C)2018「焼肉ドラゴン」製作委員会
 
 
 

yuzai-bu-550.jpg生田斗真、瑛太『友罪』特別試写会舞台挨拶

(2018年5月13日(日)17:10~17:30  なんでもアリーナにて)


5月13日(日)大阪のなんでもアリーナにて、『友罪』の特別試写会が開催され、主演の生田斗真さん、瑛太さんが舞台挨拶に登壇しました。


上映後の興奮冷めやらぬ300人を越える観客の前に二人が現れると、会場からは黄色い大歓声!生田さんは「本日はお足元の悪い中、ありがとうございます。皆さんが映画を観ている間、大雨警報が出ていたみたいですよ。帰りも気をつけて帰って下さいね。」と生憎の天気になったことを気遣いながらご挨拶すると、瑛太さんは「この前の完成披露も雨だったので、生田斗真には気をつけた方がいいですよ(笑)」と生田さんへの雨男いじりの発言で会場から笑いを誘うと共に「素晴らしい作品が出来たと思っているのでお客さんに観てもらえて本当に嬉しい」と熱い気持ちが込もったご挨拶を。


yuzai-bu-500-1.jpg和やかな雰囲気で始まったイベントですが、三度目の共演について質問が及ぶと、生田さんは「普段から瑛太のことを知っている分、関係性が築きやすかった。覚悟がいる作品だけど、二人だからこそ増田と鈴木が演じられたと思う」と、一方瑛太さんからは「斗真はパーフェクトな人間なので僕は捻くれたことをしたくなるんですが、どうやったら斗真の感情を揺すぶらせられるかを考えながら演じました」と二人の関係性が垣間見れる回答が。


yuzai-bu-240-1.jpg「友罪」という映画タイトルに因み、お互いの罪だなーと思う部分を問われると、生田さんは「瑛太は、どんなに朝が早くてもいつも現場にお洒落な格好をしてきてシャレオツ!罪だ!と思います」と一言。瑛太さんは「全体的に罪だなと思います。役者としての幅や説得力があって…」とギャップのある真面目な回答が。これには生田さんも思わず「シャレオツとか言って、おれ瑛太のこと真面目に考えてないみたいじゃん!」と。会場からは再び笑いが起こっていました。


最後に生田さんから「映画をご覧になって賛否両論あると思いますが、皆さんに語り合って貰うきっかけになればいいなと思います」と、瑛太さんからは「人それぞれ感じ方が違うと思いますが、周りの方に問題作と広く伝えて貰えたら」と、映画公開に向けて期待が高まるご挨拶で舞台挨拶は締めくくりとなりました!


(オフィシャルレポートより)

 


yuzai-550.jpg『友罪』

【STORY】
ジャーナリストの夢に破れた益田。他人との交流を避ける無口な鈴木。
二人は町工場で出会い、同じ寮で暮らし始める。
「俺が死んだら悲しい?」「悲しいに決まってるだろ」
益田にとって他愛のないやり取りだったはずのそれは、鈴木の悲壮な思いを秘めた質問だった。 やがて少しずつ友情が芽生えてゆく二人。だが、ある事件をきっかけに益田は、鈴木が17年前の連続児童殺害事件の犯人だった “少年A”ではないかと疑い始める――。

 
・(2018年 日本 2時間9分)
・監督・脚本:瀬々敬久
・原作:薬丸岳『友罪』集英社文庫刊
・出演:生田斗真、瑛太、夏帆、山本美月、富田靖子、佐藤浩市他
・2018年5月25日(金)~全国ロードショー
公式サイト⇒ http://gaga.ne.jp/yuzai/
・(C) 薬丸 岳/集英社 (C) 2018映画「友罪」製作委員会

 

 

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吉田羊、「人生に無駄な恋はない」という台詞に実感込めて。『ラブ×ドック』舞台挨拶
(18.4.17 阪急うめだホール)
登壇者:吉田羊、鈴木おさむ監督  
 
放送作家として数々の人気バラエティを手がけるにとどまらず、小説・エッセイの執筆や、『ハンサム★スーツ』『新宿スワン』など映画の脚本でも活躍する鈴木おさむが初めて監督に挑んだ完全オリジナル作品『ラブ×ドック』が5月11日(金)よりTOHOシネマズ梅田他全国公開される。
 
 
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遺伝子レベルで恋愛を操作するクリニック【ラブドック】を舞台に“仕事は完璧、だけど恋愛は失敗続き”な愛すべき女性・剛田飛鳥が恋に仕事に友情に奮闘する姿を描いた、“大人が楽しめる”かつてない新感覚ラブコメディ。映画・ドラマ・CM・舞台と、男女問わず高い支持を得ている人気実力派女優・吉田羊は、本作で初の映画単独主演を果たしている。吉田演じるアラフォーの飛鳥のコミカルかつ切ない恋の相手には、野村周平、玉木宏、吉田鋼太郎という年下、同世代、年上の素敵男子3人が扮しているのも見どころだ。
 

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全国公開前に行われた大阪の舞台挨拶付試写会では、「羊ちゃん!」という声援が飛ぶ中、主演の吉田羊さん、鈴木おさむ監督がご登壇。大きなうちわを振っての応援に「私、アラフォーなのですが、こんなに黄色い声援をいただいて!舞台からだと客席が見えないので、ある時『うちわなんかを作ってくれたら、よく見えるのに』と言ったら、本当に作ってきてくださったので、よく見えます。ありがとうございます」と吉田が感激しながら挨拶すると、「どうも!うちの妻は、ハリセンボンと仲悪くないです!仲いいですよ!」と鈴木おさむ監督が挨拶し、観客から笑いを誘った。
 
 
クールビューティーと言われる吉田だが、自らをさらけ出すような飛鳥役を演じての感想を聞かれると、「飛鳥の魅力は、学習しないなと思うところはありますけれど、本能的に、心に素直なのが、一番チャーミングなところ。心に嘘がないように演じたので、喜怒哀楽がいっぱいあり、演じてすごく疲れました」と全力投球の演技であったことを明かした。さらに、前半は好きな人を射止めようと、計算高く立ち回るシーンもあることに触れ、「女子力を高めて演じる時には、監督から『羊さんの2割増しで可愛く演じてください』と言われ、日頃そんなことしないので、ものすごく照れました」と暴露。
 

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すかさず「可愛かったですよ」と合いの手を打った鈴木監督は、吉田の起用について「35歳から40歳までの恋する女性だったので、演者は独身で、しかもコメディーのセンスのある人。コメディーが上手だと泣きのお芝居も上手なので、吉田さんにお願いしたいと思いました。クールビューティーがボロボロになっていく姿を見たかった」とその狙いを語った。
 
さらに3人のタイプの違う男子との恋愛にボロボロになりながらも成長していく飛鳥と照らし合わせ、自身の恋愛観について聞かれた吉田は、「この映画の大きなテーマでもある『人生に無駄な恋はない』という一言は心からリンクできました。私自身も、生まれて今まで出会った人、モノ、事、あらゆるものが今の自分を形作っていると思うので、実感を込めて台詞を言わせていただきました」
 
 
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鈴木監督からは、飛鳥の3つの恋について「キスシーンがあるのですが、それをどう見るか。あまりにもロマンチックすぎるところもあるし、笑えたり、いいなと思う人もいると思いますが、そのキーワードが、ホイップクリーム、ピンポン玉、金魚。皆さんもSNSでつぶやく時、『私は金魚』とか。楽しいと思いますよ」と映画を楽しむヒントが提示されると、吉田は「私が観客の立場なら、金魚かな。背景も含めてすごくロマンチックでステキでした。ああいうシチュエーションなら喜んで」と意味深発言もあった。
 
 
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本作では飛鳥の友達役として登場する大久保佳代子が重要な役割を果たしているが、「女の友情も結構描いています。大久保さんは準主役級の存在。女性の友情や嫌な部分など結構リアルですよ」と鈴木監督がもう一つの見どころに触れると、司会からは妻で芸人の森三中、大島美幸の影響があるのかと鋭いツッコミが。「コンプレックスを抱いている女性は独特の人生観を持っていて、うちの奥さんは『美人は性格悪い』とずっと言ってますから。コンプレックスを抱いていたり、昔いじめに遭っていたような女友達が傍にいたらと思い、今回大久保さんに演じてもらいました」と語り、「吉田さんも広末さんも性格がとてもいい」と大島の説を「嫉妬」と一笑した。
 
 
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最後に鈴木監督が「日本だと10代の女の子が見るキラキラムービーはあるのに、大人の女性の恋愛ムービーがないと思い、吉田羊さんにお願いして作りました。きっと小さく背中を押してくれると思います。もう一つの見どころで、シャチのシーンはCGではございません。それを念頭に置いていただくと、吉田さんがどれだけガッツがあるかわかると思います」
 

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さらに吉田は挨拶の前に、感謝の意を込めて、来場した観客の中から誕生日の人に登壇いただき、一緒に写真を撮り、サイン入りプレスをプレゼントするというサプライズを敢行。2名の方が登壇し、舞台上でフォトセッションさながらの撮影と、豪華ゲストとの交流を楽しんだ。
楽しい舞台挨拶の締めくくりに「大人だって恋をしたいけれど、大人だからそんなこと言えないと思っている人たちにこの映画を観ていただきたい。大人が恋をするのなら、こんなにカッコいいんだと思っていただき、前向きに、ハッピーになって帰っていただけたら、うれしいなと思います。笑って、泣いて、そして最後には清々しい気分になれる作品になっております。今日は楽しんで帰ってください。本当にありがとうございました」と気持ちを込めて吉田が挨拶。舞台上から客席の隅々まで目を配り、観客と交流をする吉田や鈴木監督に、改めて大きな拍手が送られた。
いくつになっても恋する気持ちを忘れたくない大人女子への全力応援ムービーを、ぜひ楽しんでほしい。
(江口由美)
 

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<作品情報>
『ラブ×ドック』
(2018年 日本 1時間54分)
監督・脚本:鈴木おさむ
出演:吉田 羊 野村周平 大久保佳代子 篠原 篤 唐田えりか 成田 凌/広末涼子 吉田鋼太郎(特別出演)/玉木 宏 ほか
ミュージックディレクション&主題歌:加藤ミリヤ
製作:『ラブ×ドック』委員会 
配給:アスミック・エース
2018年5月11日(金)よりTOHOシネマズ梅田他で全国ロードショー
 ©2018『ラブ×ドック』製作委員会
公式サイト →  http://lovedoc.asmik-ace.co.jp/
 

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(2018年3月11日(日)TOHOシネマズ梅田にて)
ゲスト:知念侑李(24)、中川大志(19)、三木孝浩監督(43)


aporon-bu-500-1.jpg知念侑李と中川大志のジャズセッションに酔う、
優しさと煌めきの青春映画

 

「おおきに!」と不自然なイントネーションで感謝の気持ちを示そうとする知念侑李。「すみません!エセ関西弁で」と謙虚に謝るところが、また彼の誠実さを感じさせていい。

3月10日から全国公開されている名作コミックの映画版『坂道のアポロン』。長崎県佐世保市を舞台に、孤独を抱えた高校生の薫が転校先のクラスで知り合った律子や千太郎らとジャズセッションを通じて“一生ものの友情”を得ていく物語。公開2日目、主演の知念侑李と中川大志、三木孝浩監督が、TOHOシネマズ梅田で開催された舞台挨拶に登壇。上映後とあって、感動で涙ぐむ観客の前に現れた3人は、観客を再び興奮の渦に巻き込み、映画のキャラクター同様、優しさと煌めきにあふれた舞台挨拶を行った。


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演奏シーンのアプローチについて、知念は、「鍵盤ハモニカ程度は小学校の時にやっていたが、ピアノは今回が初めて。この映画のために電子ピアノを買って家で練習。ただ、楽譜が読めないので、先生の演奏を見て、振付を覚える感覚でマスターしていった」と、隠れた才能を発揮。「この映画がなければここまでピアノを弾けなかったと思うので、監督に感謝です」と三木監督にお礼を言う知念。また、コンサートなどで披露することがあるかもしれないと、今後のパフォーマンスに期待を持たせた。

 

 

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一方、中川の方は、「モテたくて少しドラムをやっていたことはあるが、ジャズは初めて。不規則でいろんなジャンルの音楽が混じっていて、スイングしなきゃいけないので、難しかった」と。エネルギッシュにドラムを叩く姿は、『嵐を呼ぶ男』(1957年)の石原裕次郎のような輝きを放っていた。喧嘩っ早くて豪快な千太郎というキャラに、煌めくような魅力を増幅させ、主人公の薫だけでなく観客にとっても忘れ難い青春の象徴となったようだ。それは、逞しく成長した中川大志の魅力に依るところが大きい。

 

 

 

aporon-500-3.jpg音楽が大きな意味を持つ本作のクライマックスの文化祭シーンについて三木監督は、「難しい楽曲だったが、二人が完璧にマスターしてくれたので、どこからでも撮れた。2日にかけて撮ったシーンだったが、二人のライブを撮影しているようで幸せな気分になれた。最後はヘロヘロになりながらも、二人のセッションに参加したくなって、自らカメラを持って撮影した」という。監督が知念の手元にばかり寄って撮影していたので、「僕の方は撮ってもらってない。少しヤキモチ」という中川に対し、「大丈夫だよ、愛は平等だよ」と、これまた胸キュンのフォローをする知念。おそらく撮影中も、5歳年下の中川を思い遣っていたのだろう。


aporon-bu-miki-240-1.jpg1966年の佐世保が舞台となっているロケ地について、「街の空気感がリラックスさせてくれた。緊張せずに自分のペースで演じられた」という知念と、「1カ月半位の滞在だったが、生まれ育った地元のようだった」という中川。「レトロな雰囲気を出すため、当時の街並みが残る大分県豊後高田でも撮影された。時代感を出すために、小道具や美術の健闘も大きかった」と述べる三木監督。当時のファッションについては、2巡ぐらいして現在でも流行しているので、特に小松菜奈が着こなす数々の“可愛い”デザインの服は大注目である。


大阪を舞台にした映画を作るとしたら?という質問に三木監督は、「やはり漫才コンビかな?…それはかなり難しそうですね。二人は現場で菜奈ちゃんにツッコまれてたから、トリオ漫才はどう?」「それはもっと難しいですよ!大阪の人、笑ってくれるかな~?」と心配する知念に、「“おおきに”ぐらいで止めとけば」と三木監督。実現するのはかなり難しそうだ。


最後に、「二人の情熱と汗が詰まった作品なので、もっともっと多くの方に観て頂きたいです」と三木監督。「本日は多くの方に来て頂いてとても嬉しい。僕たちもパワーを頂きました」と中川大志。「見終えて余韻に浸れる作品です。寝ても覚めてもアポロン気分だったら、また観に来て下さい。次は皆さんの大切な人と観て頂けたら嬉しいです。今日はほんまに、おおきに!」と、精一杯の感謝の気持ちを込めて知念侑李がご挨拶。その一所懸命さが清々しかった。


(河田 真喜子)


aporon-550.jpgのサムネイル画像【STORY】
多忙な中でも患者へ優しさを失わない医師の西見薫(知念侑李)。彼には忘れられない高校時代の思い出があった。父を亡くし佐世保の親戚の家に身を寄せた薫だったが、冷たい境遇に孤独を抱えていた。そんな時、転校した高校で心優しい律子(小松菜奈)と問題児の千太郎(中川大志)と知り合い、初めてジャズに触れる。新たな音楽の魅力にはまった薫は、律子への恋心も抱きつつ、唯一無二の友情を育んでいく。文化祭で披露した薫のピアノと千太郎のドラムによるジャズセッションは、かけがえのない青春を最高に輝かせていたが……。


■出演: 知念侑李 中川大志 小松菜奈
真野 恵里菜 / 山下 容莉枝 松村北斗(SixTONES/ジャニーズJr.) 野間口徹
中村梅雀 ディーン・フジオカ
■監督:三木孝浩   脚本:高橋泉
■原作:小玉ユキ「坂道のアポロン」(小学館「月刊Flowers」FCα 刊)
■製作幹事:アスミック・エース、東宝
■配給:東宝=アスミック・エース制作プロダクション:アスミック・エース、C&Iエンタテインメント
■©2018 映画「坂道のアポロン」製作委員会 ©2008 小玉ユキ/小学館

■公式サイト⇒ http://www.apollon-movie.com/

2018年3月10日(土)~全国ロードショー

 

manhunt-bu-550.jpgあの堂島川にも入った!? 福山雅治・桜庭ななみ『マンハント MANHUNT』大ヒット御礼舞台
(2018年2月18日(日)TOHOシネマズ梅田にて)
登壇者:福山雅治・桜庭ななみ



大阪ロケで始まり、大阪の舞台挨拶が最後となる。
ジョン・ウー監督の奇跡のアクション大作、日本列島を爆進中!

 

manhunt-bu-fukuyama-240-1.jpg2月9日(金)よりTOHOシネマズ梅田他にて全国絶賛公開中の映画『マンハント』(ギャガ配給作品)の大ヒット御礼舞台挨拶に、主演の福山雅治桜庭ななみが登壇。夏真っ盛りの暑い大阪でロケが始まったのは2年前。昨年秋の製作本国・中国で公開されてより、数々の舞台挨拶をこなしてきた二人。舞台挨拶最終地となる大阪の映画館に立ち、「ただいま!やっと完成しました。公開までが長かった~!大阪の皆さんと一緒に作った映画です。舞台挨拶も最後だと思うととても名残惜しい」という福山の感慨深そうな言葉に、殆ど福山ファンで埋め尽くされた会場は大歓声をあげた。


本作は、香港フィルムノアールの巨匠ジョン・ウー監督が、高倉健主演でも映画化された原作「君よ憤怒(ふんぬ)の河を渉れ」を、日本映画へのオーマジュを込めて再映画化したもの。『男たちの挽歌』シリーズやトム・クルーズ主演の『ミッション・インポッシブル』シリーズと、独自のアクションスタイルで世界中の映画ファンを熱狂させてきたジョン・ウー監督が、大阪を舞台に、チャン・ハンユー福山雅治のW主演で奇跡のサスペンス・アクション大作を完成させた。


manhunt-500-3.jpg正義を信じる大阪府警の刑事・矢村聡を演じた福山雅治と、殺人の罪を着せられた弁護士のドウ・チウを演じたチャン・ハンユーとの逃亡劇。警察からも暗殺者からも追われる二人を、矢村の部下で新人刑事の百田里香を演じた桜庭ななみがサポートする。桜庭は本作のために運転免許を取ったが、運転シーンはすべてカットされているらしい。それに対し福山が、「最初は4時間になると聞いて、二部作か~!? と驚きましたが、110分に収めるために編集でカットされる部分も多いという訳です。決してダメだからカットされた訳ではありません」と桜庭の努力が無駄ではなかったとフォローした。


manhunt-500-43.jpg福山自身も水上バイクの免許を取って、水の都・大阪の堂島川や大川でのバトルシーンに挑戦した。「あの濃い緑の川に入りました!」。本作の大きな見どころでもある水上バイクでのバトルシーンで、“あの川”に入ったというのだ。全カットをスタントマンで撮ったのだろうと思っていたので、意外や意外。「勿論、水質検査の結果を調べたら、大丈夫ということだったので…」。さすが福山、抜かりはない。次は船舶二級の免許を取って、ヨットの上で優雅にくつろぎたいが、「肌を焼くことはしません」。――49歳になっても若くてカッコ良い秘訣は、美肌を保つことにあったのかな?

 
manhunt-bu-sakuraba-240-1.jpg男気のある激しいアクションが作風のジョン・ウー監督について、桜庭は「ひとりひとりの俳優の意見を尊重してくれる優しい監督さんです。現場でペットのワンちゃんの写真を見て微笑んでおられましたよ」!? 福山も「元々素朴で穏やかな人」と証言しながら、「現場では“カット!”“OK”しか言わない」と真似ると、「似てる~!」と桜庭を驚かせた。


“ジョン・ウー監督らしい”と思った点については、「鳩ですよ、鳩!鳩と共演するのが夢でしたから!」と興奮気味に語り出す福山。「ハンユーと僕が対決してる時に、2人の間を鳩を飛ばせるんです。香港から呼び寄せた鳩師が鳩を両手でつかんで待機しているんですよ。どんだけ綺麗に飛んでくれるのか気になっていたので、完成品を観て、鳩と一緒に映ってることが本当に嬉しかったです」。ジョン・ウー監督作品を数多く観て来た映画ファンならではの感想だろう。


一方桜庭も監督について、「アクションは勿論カッコイイのですが、発想が素晴らしいですね。私が被害者の気持ちになってシンクロさせるシーンがあるのですが、意外なその演出方法に驚きました」。「突然やって来て、ムチャぶりさせるんですよ。でもそれに応えられた桜庭さんも素晴らしい」と、桜庭を褒める福山。観客と呼応するように語っては笑いや拍手が沸き起こる。ここでも共演者や観客への気遣いに抜かりはない。


manhunt-bu-fukuyama-240-2.jpg撮影時、エキストラ2000人にアイスを提供したという“伝説の福山アイス”については、大阪での撮影中はかなりの暑さだったようで、だんじりのシーンは2日の予定を1か月もかかってしまったとか。会場にはエキストラとして参加されたお客様も来られ、「その節は大変お世話になりました。製作者に成り代わりましてお礼申し上げます」と福山からの謝辞を延べられると、会場はわれんばかりの拍手と歓声が沸き起こった。桜庭はそのシーンでは3日間も現場で待機していたが、1回も出番もなく、福山から差し入れられたアイスだけを食べて帰ったという。


大阪ロケでの楽しい思い出は、「撮影は日中に行われたので、帰り「松屋」へ寄って牛サラとビール飲むのが楽しみでした」。福山雅治が庶民的な「松屋」通いをしていたとは!? 意外過ぎる話にびっくり。勿論、東京では行かないらしい、ロケ先限定とのことだ。


manhunt-bu-500-1.jpg最後に、最終舞台挨拶ということで、名残惜しい気持ちを胸に、「1日も長く皆様に愛されますように」と桜庭が述べると、「大阪あっての作品です。大阪の街が、人情が、人柄も映っています。今後世界中で観られる映画ですから、そんな作品に参加できたことを光栄に思っております」また、「確かに若干ツッコミたくなる部分もあると思います。たとえば斎藤工の出番が少ないとか…。ジョン・ウー監督が30~40億かけて日本でオールロケして撮った奇跡の大作です。末永く愛してやって下さい」。殆ど福山ファンで埋め尽くされた劇場は、終始大歓声と拍手が響いていた。

 
(河田 真喜子)


『マンハント』

【STORY】
manhunt-pos.jpg酒井社長(國村隼)率いる天神製薬の顧問弁護士であるドゥ・チウ(チャン・ハンユー)がパーティの翌朝、ベッドで目を覚ますと、社長秘書・希子の死体が横たわっていた。現場には自身の指紋が付いたナイフが置かれるなど、突如として殺人事件の被疑者となった彼は、何者かにハメられたことに気づき、その場から逃走。そんなドゥ・チウを大阪府警の敏腕刑事・矢村(福山雅治)は、新人の部下・里香とともに独自の捜査で追っていく。

カギとなるのは、天神製薬研究員だった婚約者を3年前に失った謎の美女・真由美(チー・ウェイ)。次々と警察の包囲網を潜り抜けていく被疑者に近づくほどに、この事件に違和感を覚え始め、次第に見解を変えていく矢村だったが、ついに真由美の実家である牧場にいるドゥ・チウを捕らえることに成功。だが、手錠をかけた彼とともに、女殺し屋・レイン(ハ・ジウォン)たちからの襲撃に立ち向かった矢村は、彼の無実を確信する。何者かによって捜査が妨害されるなか、身分や国籍を超えた“強く熱い絆”が芽生えた2人はともに手を組み、事件の真相に立ち向かうことを決意する。だが、そこには恐ろしくも、巨大な陰謀が待ち受けていた――。


監督:ジョン・ウー
主演:チャン・ハンユー、福山雅治、チー・ウェイ、ハ・ジウォン 友情出演:國村隼  
特別出演:竹中直人、倉田保昭、斎藤工 
共演:アンジェルス・ウー、桜庭ななみ、池内博之、TAO、トクナガクニハル、矢島健一、田中圭、ジョーナカムラ、吉沢悠
原作:西村寿行『君よ憤怒の河を渉れ』/徳間書店刊 および 株式会社KADOKAWAの同名映画

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高橋一生、子供の頃の夢は考古学者。共演したい俳優は「原西さん!」。『blank13』大阪舞台挨拶(18.2.17 大阪ステーションシティシネマ)
登壇者:高橋一生  
 
俳優の斎藤工が高橋一生を主演に迎え、「齊藤工」名義でメガホンを取った長編監督デビュー作、『blank13』が 2 月 24 日(土)から大阪ステーションシティシネマ他にて順次公開される。放送作家のはしもとこうじの実話を基にした家族の物語では、高橋一生演じるコウジが13 年前に突然失踪し、見つかったときはがんで余命3カ月だった父雅人の真の姿に辿り着くまでが、静かに描かれる。主人公の彼女役を松岡茉優、失踪した父親役をリリー・フランキー、母親役を神野三鈴が演じ、斎藤も主人公の兄役で出演。葬儀で父親の在りし日のエピソードを語る友人には、村上淳、川瀬陽太、佐藤二朗、くっきー(野生爆弾)ら個性派俳優や芸人が揃った。
 

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2月17日に大阪ステーションシティシネマで行われた舞台挨拶付き先行上映会では、6000人もの応募が寄せられ、453人が当選。大阪での初の単独舞台挨拶となった高橋一生は上下ホワイトのカジュアルスーツスタイルで登場し、満席の観客から大きな歓声が巻き起こった。

 
監督兼、高橋演じるコウジの兄役でも出演している斎藤工の監督ぶりについて聞かれると、「最初は助監督が用意スタートと言うけれど、カットは兄役の斎藤さんが現場で一呼吸置いてから言う感じ。まずこちらが演じてみせて、そこから演出をしていだくような作業でした」と現場の様子を披露。
 
 

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さらに台本をめくると「台詞を丸暗記しなくてもいい」と書かれたページがあり、役者に役作りをゆだねる自由度の幅が広かったことを明かした。そんな高橋が印象的だったのは家族のシーン。「家族の空気感やお兄ちゃん、お母さんとの距離感が測れ、コウジ像を作る助けになった」
 
コウジが弔問客の語りで亡き父の姿を知ることになる葬儀シーンは、出演者それぞれがアドリブを繰り広げる“何が起こるか分からない”現場だったそうで、「僕は喪主側で、アドリブをする訳ではないけれど、笑いをこらえることはありました。特に(野生爆弾の)くっきーさんは、コウジの立場に立てば『怖い人が来た!』と思いますよね」と、そのインパクトの強さを「だんとつ面白い、狂気!」と表現。この撮影が初対面だったというくっきーとのエピソードを聞かれると、「撮影の帰りにいきなり車を貸してほしいと言われました。足利で撮影、東京に帰るのに2時間かかるのに。正直に『ごめんなさい』と言いましたが、冗談だと分かって驚きました」。また、村上淳が棺を覗き込んで歯を抜こうとしたアドリブシーンでは、「斎藤さんの方を見て、何かあったら動くつもりでいました。お兄ちゃん、どうするって感じでした」とまさに息をのむような思いで見守っていたという。
 
 

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コウジが野球選手になるのが夢だったことから、子どもの頃の夢を聞かれた高橋は、「ピラミッドの中の通路に捨てられたバナナの皮がなかなか腐らないと小学校の頃何かで読み、ピラミッドへの興味から考古学者になりたかった。僕にとって吉村作治さんはヒーロー」と意外な一面を披露。さらに、今後共演したい俳優の話題になると、「原西さん!」と即答。「一日、劇場でずっとは原西さんを見続けていたい。大好き!いつか何らかの形でご一緒できれば」と熱烈ラブコールを送った。

 
フォトセッションの時、声援に手を振りながら応えていると「キャァー」と黄色い声が飛んだことに感動した高橋は、「ぼくもキャァーを言う側に回りたい!」と咄嗟に舞台を降りて最前列に座るアドリブも。観客の熱気も最高潮のうちに終わりの時間となった舞台挨拶。最後には、「映画を観終わった皆さんとこの時間を共有できて本当にうれしいです。僕達は映画を作り、その映画を観てもらうこの空間でなければできない時間を共有するのが映画館。この作品を観て、それぞれの中にひっかかりを持って帰ってもらったら、(僕が)お芝居をしていて一番うれしい瞬間です。この作品は皆さんの想像力を刺激する作品ですし、それを提示できたと自負しています。これからもそんな作品に出演していきたい。また観たかったら、(劇場に)来てください」と高橋が感激の面持ちで挨拶し、観客と心が一つになれるような温かい舞台挨拶が終了した。主人公の子供時代と2つの時代を行き来しながら綴る家族の物語。対照的な二つの葬儀から在りし日の人間関係を感じさせる演出も印象的だ。
(江口由美)
 

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<作品情報>

『Blank13』
(2017年 日本 1時間10分)
監督:齊藤工
出演:高橋一生、松岡茉優、斎藤工、神野三鈴、リリー・フランキー他
2 月 24 日(土)から大阪ステーションシティシネマ他にて順次公開
公式サイト → http://www.blank13.com/
(C) 2017「blank13」製作委員会
 
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日時:2 月 12 日(月・祝)12:40-13:10   会場  :TOHO シネマズ梅田   シアター②
ゲスト(敬称略):二階堂ふみ・吉沢亮・行定勲監督
 
岡崎京子の代表作「リバーズ・エッジ」の実写映画、且つ主演キャスト2人と人気監督の登壇ということで、今か今かと登場を待ちわびる観客の熱量と高揚感が感じられる満席の劇場。発売開始15分で即完売というだけあり、相当な期待感が伝わってくる。歓声と温かい拍手が鳴り響く中、満面の笑みを浮かべながら登壇したのは、本作で主演を演じた二階堂ふみ、吉沢亮、そして行定勲監督だ。この日二階堂は春めいた白いノースリーブのワンピース、今若者の間で人気絶頂の注目俳優・吉沢亮は  細身なスーツで登壇!今をときめくキャストの登場に、感極まり号泣するファンの姿や、絶叫する女の子たちの姿も見られ、大盛り上がりのスタートを切った。
 
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いよいよ今週末の 2 月 16 日に公開を控えた本作、二階堂は企画が立ち上がった当時はちょうど17歳の時だったそうで、6 年の時を経て公開を迎えるに当たり「いよいよ公開なんだなと。自分にとってとても特別な作品なので、沢山の方々に観て欲しい気持ちですが、少し寂しい様な色々感じるものがあります。」と映画に対する心情を吐露した。二階堂のコメントを受け吉沢は「(『リバーズ・エッジ』は)青春の話ではありますが、どの世代にも必ず“刺さる”ものがある作品。最近の邦画には無い感じの特別な映画なので、たくさんの人に届いて欲しいなと思います!」と、行定監督は「1997 年に出版された、あまりに伝説的な作品につき、映画化するにあたって本当に覚悟しました…。永遠に誰もが持っている気持ちを描いているので、今の若い子たちに観てもらいたいですし、観てくれた人に何か残れば良いな…。」とそれぞれ本作への想いを述べた。
 
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2日後にバレンタインデーが迫っている事もあり、MCからバレンタインデーの思い出を聞かれると,「(バレンタインデーが)明後日だという事に今日気づきました(笑)」と二階堂。加えて「高校生の時は本格的にチョコを作って好きな子にあげたりとかしてました。手作り派なので、カカオから取りに行きたい位でした…(笑)働く様になってからは買う様になったんですけど(笑)」と学生時代の思い出を笑顔で披露していた。また、吉沢の「小学6年生の頃から“友チョコ”が流行り出して…なのでチョコを交換している女 の子のところに自分から行って、“余ってるんだったらチョコ頂戴!”って10個くらい貰ってました(笑)」というエピソードに対して    は、すかさず「チョコ貰ってる奴はすぐこういう事言う!何言ってんだよな~(笑)俺なんか“(女の子に)チョコ嫌いだから”って言い張ってましたよ、本当は甘いものもチョコも好きなんですけどね!(笑)」と行定監督がコメント。会場は爆笑の渦に巻き込まれた。吉沢は「中学時代は死ぬ程モテましたけど、バレンタインデーに関しては何もないです!(チョコが)ないとは思いつつも、ソワソワして入ってないかな~って机の中とか探してました!!(笑)」と笑いながら否定し、またもや会場を沸かせた。
 
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また、大阪に来た際に行く場所は?という MCの問に対して、二階堂が「揚子江ラーメンに必ず食べに行きます!」と即答。この二階堂の意外な(?)返答にキャストと会場がびっくりする場面も見られた。最後に二階堂の「伝えたい事はたくさんあるのですが…シンプルに作品を感じて頂けたらと思います!」と本作と、岡崎京子さ  んの描いた原作に対する愛と尊敬の溢れるコメントを残し、大歓声と満足そうなお客様の笑顔で溢れる中、3人は大阪舞台挨拶を後にした。
 

『リバーズ・エッジ』
 
主演:二階堂ふみ、吉沢亮、上杉柊平、SUMIRE、土居志央梨、森川葵
監督:行定勲 脚本:瀬戸山美咲 原作:岡崎京子「リバーズ・エッジ」(宝島社)
主題歌:『アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)』小沢健二(ユニバーサル ミュージック)
2018 年/日本/カラー/118 分/5.1ch/スタンダード/日本語
<STORY>
若草ハルナ(二階堂ふみ)は、彼氏の観音崎(上杉柊平)が苛める山田(吉沢亮)を助けたことをきっかけに、夜の河原へ誘われ放置された<死体>を目にする。「こ れを見ると勇気が出るんだ」と言う山田に絶句するハルナ。さらに、宝物として死体の存在を共有しているという後輩でモデルのこずえ(SUMIRE)が現れ、3 人は決して恋愛には発展しない特異な友情で結ばれていく。 ゲイであることを隠し街では売春をする山田、そんな山田に過激な愛情を募らせるカンナ(森川葵)暴力の衝動を押さえられない観音崎、大量の食糧を口にしては吐くこずえ、観音崎と体の関係を重ねるハルナの友人ルミ(土居志央梨)。閉ざされた学校の淀んだ日常の中で、それぞれが爆発寸前の何かを膨らませていた。そうした彼らの愛憎や孤独に巻き込まれ、強くあろうとするハルナもまた、何物にも執着が持てない空虚さを抱えていた。そんなある日、ハルナは新しい死体を見つけたという報せを、山田から受ける…。
 
2月16日(金)より TOHO シネマズほか にて全国公開

<オフィシャルリリースより>
 

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関西弁にチャレンジの井浦新、聖地・大阪の観客を前に感動と緊張!『ニワトリ★スター』大阪完成披露舞台挨拶
(18.2.11@大阪カンファレンスセンター)
登壇者:かなた狼監督、井浦新、成田凌、紗羅マリー、シャック、マグナム弾吉
 
バイオレンスもエロもあるけれど、実はとてもロマンチック。役者が全てをさらけ出し、混沌の世界に一筋の希望を見出す物語を体現したバイオレンス・ラブ・ファンタジー『ニワトリ★スター』が、3月18日からヒューマントラストシネマ渋谷、3月24日からシネ・リーブル梅田、シネマート心斎橋、今春元町映画館、他全国順次公開される。
 
<ストーリー>
深夜のバーでアルバイトをしながら大麻を売買する草太(井浦新)と、自由奔放で破天荒な楽人(成田凌)は東京の片隅にあるギザギザアパートで同居しながら、きままに暮らしていた。楽人は覚せい剤中毒で6歳の息子を抱え、DVの恐怖におびえるかつてのバンド仲間、月海(紗羅マリー)と再会し、月海と彼女の息子を支えたいと願うようになる。街の不良たちを陰で操るヤクザの八田清(津田寛治)の陰謀を感じ、大麻売買から足を洗って実家の大阪に戻ることを決意した草太は、楽人と喧嘩別れをしてしまうが、東京に残った楽人は仕事欲しさに八田の元を訪れてしまい…。
 
前日の東京完成披露試写会に引き続き、撮影地でもある大阪で行われた完成披露試写会では、かなた狼監督、草太役の井浦新さん、楽人役の成田凌さん、楽人と深い縁を持つ月海役の紗羅マリーさん、バーのママ、中年ゲイカップル、菊役のシャックさん、熊役のマグナム弾吉さんが登壇。かなた監督の地元である大阪での初披露とあって、全編関西弁で挑んだ井浦は緊張の面持ち。かなた監督からキャストへの言葉には笑いあり、感動あり、そして涙あり。ここから羽ばたくという決意を込めた舞台挨拶となった。その内容をご紹介したい。
 

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■かなた監督が吹き込んだ台詞を2ヶ月かけて完コピした関西弁。(井浦)

井浦:この作品の生まれた場所で、皆さんに見ていただくのはうれしい気持ちと、少し緊張している気持ちもあります。普通の作品では言語指導が必ずありますが、狼組だから指導してほしいと言う訳にはいかない。その代わりに、「草太の台詞を全部監督の声で録音したデータを僕にください」とお願いし、2か月間24時間、ヘッドフォンで監督の声と共に過ごしました。睡眠学習のように、寝る前にイヤホンをして、監督の声を聴きながら寝たりするものだから、家族とも離れて寝ていましたね。現場でもちょっと音程がずれるとかなた監督からチェックが入ったのですが、撮影がはじまると自分では全く気にならなかったです。監督のほぼ完コピできたつもりなので、映画の関西弁がマズいのなら、それは監督の関西弁がオリジナルすぎるということです(笑)
 
かなた監督:僕が物語を書き始め、これを映画にすると伝えた時から、新は「わかりました」と言ったきり、ずっと待ち続けてくれました。関西弁を話すこと、世間が持つ井浦新の少しクールなイメージを一切封印するという大きな十字架を背負わせましたが、彼はやり遂げてくれた。新は決着をつけたいような関係、結局(この作品を一緒にやっても)決着はまだだけれど、遠い先にまたやるかもしれない。とにかく、この作品でまた(二人の新しい関係が)始まりました。

 

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■楽人を演じたというより、「2016年の夏をただ草太と一緒に生きた“良い思い出”」。(成田)

成田:2016年の夏をただ一緒に生きていただけなので、代表作と思える作品になっていると思うだけでなく、他の作品とは少し距離がある気がします。「ただ過ごした」ということにしたい。草太と楽人として過ごした、スタッフさんたちと一緒に過ごしたあの日々を「すごく良い思い出」という気分に収めておきたい。まだ作品を観ても、一切客観的に観ることができないし、初号を観た時にも、僕と新さんは一切目を合わさず一番遠い距離にいました。まだ誰とも感想を言い合えてないですね。
 
かなた監督:映画を作る時、最初は真っ裸の状態からはじまるので、逆に今は精神的に服を着てしまって、お互いにぎこちなさがある。凌は「楽人をやるのは俺しかいません!」と言い切り、この作品に全てを捧げ、僕らも現実かどうか分からない瞬間が多々ありました。この世ではないことを延々と話し、草太、楽人としてその期間を生きた。今、井浦新と成田凌が一緒にいるけれど、あの時の草太と楽人には二度と会えない。映画の中にはいたけれど、もうここにはいない。「あの夏」という言葉が僕達には相応しいのでしょう。

 

■撮影前、人生をさらけ出したワークショップがあったから、本当に辛いことを乗り越えられた。(紗羅)

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紗羅:何年も前に東京の代々木公園で5分会っただけの私に、いきなりかなた監督からインスタのメッセージで出演依頼をされました。すごく大きな気持ちを受け、とても難しい役でしたが、やってみようと決意。撮影前に凌君と私と監督の3人のワークショップでは、「凌と手を繋いで、見つめ合って、人生全てを語れ」と2時間密室で見つめ合いながら、親にも言えない悩みや人生で辛かったこと、嬉しかったこと全てをさらけ出しました。その上でこの作品に臨んだおかげで、「できないかも」と思う瞬間や、本当に辛いこともなぜか乗り越えられました。120%の力を出し切ることができたと思います。
 
かなた監督:役者とはすごく危険な仕事。違う人格になるし、全てがポジティブな人格ではないので、不安定な状態を保たなくてはならない。役者に「精神の世界の深いところに飛び込め」と言うのと同時に、何かあった時に救出に行くのも監督の仕事。ワークショップで心の深い悩みを一緒に聞いたので、本番で行き詰った時にも見えない関係性で声をかけることができる。だから、あの時聞いた話は、3人の秘密。この作品をやれば、絶対何かが変わったと思う。

 

■20年来の友人シャックと、30年来の友人マグナム弾吉の出演秘話

シャック:東京で10年以上役者活動をしていて、かなた監督の短編にも出演していました。10年前に映画を作る時は声をかけると言われていたけれど、音沙汰がなくて。でも「お前の役を作ったから」とオカマの菊という素晴らしい役をやらせていただいて、本当に感謝しています。
かなた監督:20年来の友達で、いろいろありました。愛してるよ!
マグナム:かなた監督とは30年来の友達。人生で大分弱っている時に監督へ電話すると、「映画を撮るけど、役があるから出てくれへんか」と。自信を取り戻すことができたので、これからもがんばっていきたいと思います。
 

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■色々なことをやり、彷徨い、やっと居場所を見つけた。(かなた監督)

かなた監督:46歳で初監督ですよ。色々なことをしてきたけれど、今振り返れば彷徨っていた。魂の置き場、居場所がやっと見つかったと思いました。映画作りは、俳優に精神的、肉体的にきつい役作りをしてもらったり、スタッフさん、出資してくださる方、ありとあらゆる方が関わってくださり、それらの努力、忍耐全てを僕が絞り上げ、作品に全て注ぐ。それを皆さんに観ていただく。それができた今、究極の言葉は心からの「ごめんなさい」と心からの「ありがとうございます」しか思い浮かばないんです。自分を支えてくれる家族、仲間、役者や他の人たちの家族の人たちもそうです。そういう皆さんに支えられて映画を作る覚悟が要りました。自分が誇れる人たちと一緒にやれたことで、自分を誇りに思える。今は、勲章をもらったつもりでいます。
 
 

■狭くなってきている表現の幅を、押し返したい。(かなた監督)

かなた監督:この作品は僕の10年間、必死でした。こういう映画を世に出すということはものすごいものを背負わないといけない。過激な作品、暴力な作品と言われもしますが、現実を見てください。現実の方がよほど恐ろしいことが起こっている。現実の方が麻痺していて、逆にコンプライアンスで映画の表現の幅が狭まってきている。だから僕はこういう作品で、狭くなってきている幅を押し返したい。日本には素晴らしい役者や、製作陣がいますので、世界に向けて新しい時代を示していく。僕らの世代は政治や宗教、教育のはざまで、何か役割があるのではないかと思っています。本当にありがとうございました。
(江口由美)
 

<作品情報>
『ニワトリ★スター』(2017年 日本 2時間15分)
監督:かなた狼
出演:井浦新、成田凌、紗羅マリー、阿部亮平、LiLiCo、津田寛治、奥田瑛二他
2018年3月17日(土)~ヒューマントラストシネマ渋谷、3月24日(土)~シネ・リーブル梅田、シネマート心斎橋、今春~元町映画館他全国順次公開
公式サイト⇒http://niwatoristar.com/
(C) 映画『ニワトリ★スター』製作委員会