レポートインタビュー、記者会見、舞台挨拶、キャンペーンのレポートをお届けします。

岩田剛典、受賞の歓びを語る!《東京国際映画祭2025》観客賞受賞映画『金髪』舞台挨拶付き上映会@T・ジョイ梅田

kinpatsu-11.5-550-2-A.JPG


■日時:11 月 5 日(水) 17:30~18:00(予定)

■会場:T・ジョイ梅田 スクリーン 6 (大阪市北区梅田 1-12-6 E-MAビル7F)

■登壇ゲスト(敬称略):岩田剛典



“金髪”になった大阪の神様 ビリケンさんに大ヒット祈願!

本音と愚痴のオンパレード! 笑いながらも自省することしきり!

かくもゼネレーションギャップに直面した“イタイ大人”の成長談に共感するとは!?


岩田剛典演じる中学校教師が、校則に抗議するため金髪デモを起こした生徒たちと対峙しながらも自らの既成概念を変えていく、“大人”必見の映画『金髪』が11月21日から全国にて公開される。公開を前に舞台挨拶付き上映会がT・ジョイ梅田で開催され、主演の岩田剛典が登壇した。自身のゼネレーションギャップについてや、意外な役柄について、さらに撮影中のことなどについて忌憚なく語ってくれた。


kinpatsu-11.5-550-3-A.JPG★《東京国際映画祭2025》観客賞受賞、おめでとう!★

大歓声の中登場した岩田剛典は、クールないで立ちながらも嬉しそうな表情で、「今、坂下雄一郎監督から連絡がありまして、映画『金髪』が東京国際映画祭で観客賞を受賞しました!」と報告。同時刻、《東京国際映画祭2025》のクロージングセレモニーが開催されており、見事『金髪』が観客賞を受賞!
 

kinpatsu-11.5-240-1.JPG

「多くのコンペティション作品の中から『金髪』が選ばれたことが何よりも嬉しい!撮影時にはこんなことになるとは思ってもみなかったので、ノミネートされるだけでもありがたいと思っていました」と予期せぬサプライズに興奮気味。さらに「坂下監督も授賞式に行った方がいいのかな、なんて言っていて期待もしていなかったのに…本当に皆さんの声が大きな支えとなって受賞することができたのだと思います。」と歓びを語った。また「なぜ自分が式典にいられなかったのか!?」と授賞式に出られなかったことを悔しがる様子も見せた。10月27日のオープニングセレモニーでは、⽩⿃⽟季や坂下雄一郎監督らと共に華々しくレッドカーペットを歩いていたので、さぞかし授賞式での栄誉を自身も受けたかったことだろう。

 

《東京国際映画祭2025》レッドカーペットの様子はこちら⇒ http://cineref.com/festival/2025/10/-38.html


★初めての教師役で、しかも“イタイ大人”の役という意外な役柄について?

「型通りの熱血教師ではありません。まず脚本を頂いた時、圧倒されました!オファーされて、この役を任せて頂けることが何よりも嬉しかったです」。役柄への準備については、「教師として特に指導するシーンはなく、準備することもあまりなかったのですが、クランクイン直前までライブをやっていたので明るめの髪色を黒に染めて撮影に臨みました」。共通点は?「共感できるところがいっぱいありました。」


kinpatsu-11.5-240-3.JPG★難しい役柄だったのでは?

「早口でしゃべるシーンが多く、役作りといえばそこかな? 脚本の7割近くが主人公のセリフ!?覚えるのが大変でしたが、今思えば楽しくてのどかな現場でした」。


★大勢の生徒に囲まれて如何でしたか?

「学校での撮影は4日間だけ、生徒役の子らはガチで本物の中学生で、期末テストどうしよう?なんて喋っているのを見て、こんな大人の現場に現役の中学生がいるなんてどういうこと?期末テストなんて久しぶりに聞く言葉だし、これがゼネレーションギャップかな?と思いました」。また生徒役の子らから話し掛けられることも少なく、「1か月半、ずっと出ずっぱりの現場でも他の方と少し話すくらいで、孤独でした。でもそのお陰でとんでもない量のセリフに没頭できたので良かったです」。


★金髪デモの発起人役の⽩⿃⽟季について?

「彼女は大学受験を控えていて、普通の女の子、というかまだ少女って感じでした」。


kinpatsu-11.5-240-2.JPG★世代間のギャップについて?

「この映画は世代間のギャップを鋭く突いた物語です。でも、僕自身は後輩たちと話をしていてもあまりギャップを感じたことがないんですよ、これは危険なことかも?」


★“イタイおじさん”と思っていない主人公がいろんな問題に直面して成長していくが、印象に残っているシーンは?

「皆さんの日常の中で、話のオチがない人、言葉数は多いが着地しない人、とかいませんか?そういうシーンがいっぱいあるので見つけては楽しんでください」。


★自分が”詰んだな!”と思ったことは?

「海外で携帯を失くした時には“詰んだな!”と思いました。タクシーの中に置き忘れたのですが、聞いたこともない言語の人たちと電話でやりとりしなくてはならず心配しましたが、翌日のフライトに間に合うように空港まで届けてくださったんです。本当にありがたかったです。特にやりとりしてくれたマネージャーには感謝です。」


kinpatsu-11.5-500-2.JPG★映画『金髪』の大ヒットを祈願して、ビリケンさん登場!

なんと金髪のウィッグを被ったビリケンさん登場!「こんなことしていいんですか?ビリケンさんて神様ですよね?」と恐る恐るビリケンさんの足を撫でる岩田。登場したビリケンさんは2代目で、現在通天閣に鎮座しているビリケンさんは3代目となり、実際金髪なんだそうだ。「なんだか映画の中の生徒っぽい?」と金髪ウィッグ姿の可愛らしいビリケンさんを優しく愛でていた。

 


<Story>

kinpatsu-pos.jpg

中学校教師・市川(岩田剛典)は、世の中には様々な生き方があり、多種多様なことが日々起きているが、自分の価値観は間違っていないと思っていた。ところが、ある日、その価値観を大きく揺るがす出来事に直面する。ひとつは担任クラスの⽣徒数⼗⼈が校則に抗議するため髪を⾦⾊に染めて登校してきたこと。そしてもうひとつは、1年付き合っている彼⼥(門脇麦)から結婚の話を切り出されたこと。マスコミやネット、さらには⽂科省まで巻き込む⼤騒動になる“⾦髪デモ”と、⽇々の愚痴を聞いてくれていた彼⼥からの予期せぬ反応。生徒と学校側との板挟みになる市川は、窮地を脱するために“⾦髪デモ”を計画した張本⼈・板緑(⽩⿃⽟季)と⼿を組み、ある作戦に打って出るが…⋯。

仕事の問題と⼈⽣の重要な決断に迫られた市川は、果たして自分が“イタイ大人”だと自覚して、“マトモな⼤⼈”へと成⻑できるのか?


出演:岩田剛典、⽩⿃⽟季、⾨脇⻨、⼭⽥真歩、⽥村健太郎、内⽥慈
監督・脚本:坂下雄一郎 音楽:世武裕⼦
配給:クロックワークス
©2025 映画「金髪」製作委員会
2025年/日本/カラー/アメリカンビスタ/5.1ch/103分/G
公式HP:kinpatsumovie.com 
公式X:@kinpatsumovie #映画金髪

2025年11月21日(金)~ T・ジョイ梅田、なんばパークスシネマ、MOVIX堺、T・ジョイ京都、MOVIX京都、109シネマズHAT神戸、Kino cinema神戸国際、他全国公開


(河田 真喜子)

 

月別 アーカイブ