福くん登場して、天才子役対決!?『天才スピヴェット』舞台挨拶レポート 《東京国際映画祭2014》
◆実施日:10月27日(月)
◆実施場所:TOHOシネマズ六本木ヒルズ2F SCREEN5 (港区六本木3-8-15)
◆登壇者:鈴木福くん(10歳) 主演 カイル・キャトレット(12歳)、監督 ジャン=ピエール・ジュネ(61歳)
フランス本国と日本で驚異の大ヒットを記録、観る者すべてを幸せにした『アメリ』のジャン=ピエール・ジュネ監督待望の最新作で、11月15日(土)よりシネスイッチ銀座、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開となる、映画『天才スピヴェット』。
10月23日(木)~31日(金)まで開催される第27回東京国際映画祭の“特別招待作品”への選出が決定し、 本映画祭にあわせて、ジャン=ピエール・ジュネ監督と共に本作で主演を務める天才子役カイル・キャトレット君が来日、 公式上映の前に、ジュネ監督とカイル君の舞台挨拶を実施。
また、特別ゲストとして日本の天才子役・鈴木福くんが二人の来日を祝し、会場に駆けつけました!
ジャン=ピエール・ジュネ監督と、自身が演じたスピヴェットの格好である燕尾服を着用し髪はオールバックでキメたカイル・キャトレット君が登場すると、会場は歓声に包まれ、カイル君の可愛らしい姿には「かわいいい~!」という声が挙がりました。主人公の10歳の天才少年を演じるカイル君は、6ヵ国語を操り、3年連続「総合格闘技の世界チャンピオン」の顔も持つ、正真正銘の天才少年! この日は、その6ヵ国語を使い分けた、華麗なる自己紹介を披露!
また、スピヴェットと同い歳の10歳の日本の天才子役代表として、二人の来日祝いに駆け付けた鈴木福君は、 カイル君と同じ、燕尾服姿&オールバックヘアーで登場!カイル君は、自身が得意とするカンフーも披露し、更なる天才ぶりをアピール、一方の福君もカイル君に特技のけん玉を披露!可愛らしい”天才子役対決”に会場からは歓声と拍手が送られました。
ジュネ監督は、二人の天才子役を前にイマジネーションが駆り立てられたようで、次回作は二人がけん玉とヌンチャクで闘う映画をつくると約束!福君の世界デビューを予感させると共に、天才子役二人の可愛らしさ、そしてジュネ監督の映画さながらの小粋でエスプリの聞いたトークに会場は大いに盛り上がりました。
MC:本日は第27回東京国際映画祭 特別招待作品「天才スピヴェット」上映にようこそお越し下さいました。
それでは、本日のゲストに登場していただきましょう!
<ジャン=ピエール・ジュネ監督、カイル・キャトレットくんが登場>
ジュネ監督:日本でこうやって上映できるのがとても嬉しいです。日本に私のファンが何名かいることは知ってるよ(笑)。僕はモンマルトルのカフェの近くに住んでいるんだ。なぜならば、日本人がこのカフェにあるものを食べにくるから!『アメリ』のポスターが貼ってあるんだけど、僕が座っていると邪魔って言われることもあるんだ(笑)。彼は(カイル君)は、見ての通りちょっと小さい。映画内ではアクションシーンがいくつかあるんだけど、スタントは全部自分でこなしたんだ。しかし、タフで疲れたとは決して言わないし、真の意味で俳優なんだよ!
カイル君:<【私はカイル・キャトレットです】を、英語・ロシア語・北京語・スペイン語・フランス語・日本語で披露。会場から歓声が!>
MC:6ヶ国語ですが?!すごいですね!ありがとうございました!それでは、ジュネ監督に質問です。本作は原作を気に入られて、映画化を決めたそうですが、ご自身初の3D作品となります。なぜ、本作を3Dで撮ろうと思ったのですか?
ジュネ監督:子供の頃、ビューマスターという3D映像がみれるおもちゃが好きだったんだ。
実はこの作品の脚本は元々3Dで撮るという前提だったし、実際とても合っていると思う。
今日はハジの方の席にもたくさんお客さんが座っているけど、3Dの効果というのは本来真ん中で得られるものだから、本当の効果が得られないかも・・・だから是非もう一度真ん中でみてほしいな!
MC:カイル君は今回ジュネ監督の作品に出演されてみていかがでしたか?
カイル君:楽しかったです!素晴らしい監督です!
MC:さて、ここで本日は更にスペシャルゲストが駆けつけてくれました。日本を代表する天才子役といえばこの方、鈴木福君です!
<燕尾服にオールバックスタイルで鈴木福君登場!花束をジュネ監督とカイル君に手渡す>
MC:福君、ようこそいらっしゃいました!福君は現在10歳ということで、スピヴェット君とまさに同い年、まさに天才子役同士でありますね。一言ご挨拶をお願いします
福君:こんにちは、鈴木福です。本日はこんな素敵な場所に呼んでいただき、 とても嬉しく思っています。映画の天才スピヴェット君をイメージした格好できました。よろしくお願いします!
ジュネ監督:映画は気に入った?!
福君:はい、とても面白かったです!カイル君はアクションシーンもかっこよかったし、映画初出演とは思えないくらい演技が上手でした。
カイル君:(日本語で)ありがとうございます!
MC:カイル君は、7歳以下の武道選手権で3年連続チャンピオンになったそうですね。 是非、武術をここで披露いただけますか?
<カイル君、見事なカンフー(剣、ヌンチャクなど)を披露!会場からは歓声と拍手が!>
MC:福君、カイル君のカンフーはいかがでしたか?
福君:すごいですね。さすが世界チャンピオンだと思いました!かっこよかったです!
MC:では、今度はお返しに今、福君がはまっている、学校で流行っているというこちらを披露いただきます!
<福君けん玉披露!いつくかの技を見事に成功させるも、大技である“野球”という技がなかなか決められず・・・失敗に終わります。>
福君:かっこいい姿をみせることができなくて・・・負けちゃいました・・・
すごく緊張しまくってヤバイです・・・
カイル君:よかったよ!
MC:ジュネ監督は二人の特技はいかがでしたか?
ジュネ監督:今度ケン玉少年の役を書くよ!ヌンチャクとケン玉で闘う映画をね!
MC:それでは最後に映画の見所をこれから観る観客の方にメッセージをお願します。
ジュネ監督:アメリカの専門誌が、”最高の3D映画”と書いてくれました!私も賛成です(笑)
3D映画なので是非真ん中の席で観てください!
カイル君:今日はありがとうござます!是非楽しんでください!
福君:驚きと発見のつまったおもちゃ箱のような映画です。若い人からお年寄りまで楽しめると思いますので是非みてください
【STORY】
モンタナの牧場で暮らす10歳のスピヴェットは、生まれついての天才だ。だが、身も心も100年前のカウボーイの父と昆虫博士の母、アイドルを夢見る姉には、スピヴェットの言動が今ひとつ分からない。さらに、弟の突然の死で、家族の心はバラバラになっていた。そんな中、スピヴェットにスミソニアン学術協会から、最も優れた発明に贈られるベアード賞受賞の知らせが届く。初めて認められる喜びを知ったスピヴェットは、ワシントンDCで開かれる授賞式に出席するべく、家出を決意する。数々の危険を乗り越え、様々な人々と出会うスピヴェット。
何とか間に合った受賞スピーチで、彼は<重大な真実>を明かそうとしていた──。
監督:ジャン=ピエール・ジュネ『アメリ』『デリカデッセン』『エイリアン4』
原作:「T・S・スピヴェット君傑作集」ライフ・ラーセン著(早川書房刊)
出演:カイル・キャトレット(新人)、ヘレナ・ボナム=カーター『チャーリーとチョコレート工場』『英国王のスピーチ』、
ジュディ・デイヴィス、カラム・キース・レニー、ニーアム・ウィルソン、ドミニク・ピノン
原題:『The Young and Prodigious T.S. Spivet』/105分/フランス・カナダ合作/カラー/シネスコ/5.1chデジタル
字幕翻訳:松浦美奈
(c) EPITHETE FILMS - TAPIOCA FILMS - FILMARTO - GAUMONT - FRANCE 2 CINEMA
★作品紹介⇒ こちら
★公式サイト⇒ http://spivet.gaga.ne.jp/

――― 向井さんは元々進のような感じ?
――― 脇役も絶妙なキャスティングだったが?特に担任の先生役の木場克己さんが面白かった!
――― よく練られた脚本のようだが、発想は?
――― 映画化に際し、こだわった点は?
――― 家族観について?
(2014年10月22日(水)大阪ステーションシティシネマにて)
先行上映会に集まった500人を超える向井理のファン(?)の前に二人が登場するや否や、劇場を揺るがすような歓声が沸き起こる。先に登場した片桐はいりが、出遅れた向井理に対し「早くおいで!」と言わんばかりに大きく腕を振る。ここでも“しっかり姉ちゃん”なんだ!「何で出てくるのが遅れたの?」と聞かれ、「上映後の舞台挨拶は初めてだったので、ちょっと怖かった」と。
★シリーズ化の可能性は?
★大阪の印象は?
★何の除幕式?
「全天候型」の映画!?













公開を前に、“ナニワのギリシャ”として阿倍野にあるスパワールドのギリシャ風呂にて、公開記念イベントが実施されました。ゲストにはタレントの森脇健児さん、北京五輪シンクロ日本代表の青木愛さんが、それぞれ映画に登場する英雄ヘラクレス、女戦士アタランテに扮して登場。共にアスリート(?)目線で、【肉食系アクション】と銘打った今作についてトークを繰り広げました。
劇中、ヘラクレスがピンチに陥る場面があることに引っ掛け、二人に訪れたピンチについて聞かれると、「ピンチなんてあったかな~?」とまたも男前な発言をする青木さん。すると何か思い出したようで、「シンクロの演技で使うノーズクリップ(鼻の留め具)が試合中に外れてしまって、パニックになりました!」と現役時代に体験したハプニングを披露しました。それに対し森脇さんは「夢がMORIMORI(SMAPと共演していたテレビ番組)が95年に終了して、それから京都に戻ってきて17年間ず~っとピンチの連続です。」としみじみと語っていました。

黒澤明監督のもとで28年間務めた小泉堯史監督。『雨あがる』『阿弥陀堂だより』『博士の愛した数式』『明日への遺言』と発表する作品のすべてが、清廉な人物像を描いて見る者の心を豊かにする。現在の日本映画界に在って、信頼される監督のひとりだろう。「私が会ってみたい!と思える人の物語に興味がある」という。今回小泉監督が惹かれた人物は、封建社会の中で理不尽な藩命でも潔く死を受け入れる戸田秋谷。原作者の葉室麟の世界観が好きで、『蜩ノ記』が直木賞を受賞する前から映画化を希望していたという。
――― 人物像を深める工夫は?
――― 役所広司さんや原田美枝子さんのようなベテランに対し若い役者は?
――― いろんな立場や組織の中で生きている現代人にとって、とても勇気付けられる秋谷の生き方ですね?

