レポートインタビュー、記者会見、舞台挨拶、キャンペーンのレポートをお届けします。

2013年6月アーカイブ

zekkyo2-s550.JPG『絶叫学級』川口春奈さんインタビュー

(2013年 日本 1時間17分)
出演: 川口春奈  広瀬アリス  松岡茉優  栗原類 ・波瑠 ・山本美月
原作:「絶叫学級」いしかわえみ(集英社「りぼん」連載)
主題歌:新山詩織「Don't Cry」(Being)
監督:佐藤徹也 脚本:三浦有為子 プロデューサー:長澤佳也 三條場一正 古澤佳寛
製作:リバプール 集英社 メ~テレ 東宝 制作:リアルプロダクツ 
配給:東宝映像事業部
TOHOシネマズ梅田、TOHOシネマズなんば、TOHOシネマズ二条、TOHOシネマズ西宮OS他にて公開中
©2013 いしかわえみ/集英社・「絶叫学級」製作委員会

公式HP:www.zekkyo-movie.com

~撮影たったの1週間に絶叫寸前!?川口春奈、セーラー服姿で舞台裏を語る~

ZEKKYO-1.jpg 今人気の美少女が集結!ガールズムービーならぬ、ガールズホラーを展開し大きな話題を呼んでいる『絶叫学級』が、6月14日(金)より絶賛公開中だ。少女マンガ雑誌「りぼん」で5年連載が続いている、いしかわえみの神ホラー「絶叫学級」が満を持しての実写化。川口春奈をはじめ、広瀬アリス、松岡茉優、波瑠、山本美月と若手人気女優が集結した。また、ネガティブキャラで昨年来大ブレイクしている栗原類が映画初出演しているのも見逃せない。

 語り部となっている“黄泉(よみ)”の秘密や、女子高で繰り広げられる陰湿ないじめ。注目を集めたいという願望、見えない力で強固に形造られていくスクールカーストの生々しい現状など、社会問題にもなっているリアルな問題と、過去の事件につながるファンタジーホラーの部分を織り交ぜ人間が変貌する瞬間を見事に映し出した。

 本作で2本目の主演作にして、自分のエゴと友情の間で揺れる主人公・加奈を好演した川口春奈が舞台挨拶で来阪、映画同様まばゆいセーラー服姿でインタビューに応じてくれた。初々しいインタビューの模様をご紹介したい。


【ストーリー】
ZEKKYO-3.jpg 中高一貫教育の私立女子校に通う加奈(川口春奈)は、学校では良くも悪くも目立たない普通の子。美術部員の親友、絵莉花(松岡茉優)から、「旧校舎に現れる12年前の事故で亡くなった女の子=“黄泉(よみ)”に願い事をすると、大事なものを失う代わりに夢が叶う」という都市伝説を聞き、加奈は「誰よりもかわいくなりたい」と学校の人気者でモデルのリオ(広瀬アリス)に憧れをいだく。
しかし、読者モデルとして偶然加奈が雑誌に掲載され、学校中で話題になったことがリオの逆鱗に触れ、リオの策略により加奈は激しいいじめを受けることに。思いつめた加奈は、現状から抜け出すため黄泉に禁断の願い事をするのだった・・・。


【インタビュー】
 zekkyo-s2.jpg―――この映画は人間の暗部を描いていますが、川口さんご自身の中で、人には知られていない悪の部分はありますか?
川口:何も悪いことはしていないです(笑)!ただイメージと違うとはよく言われます。第一印象は静かでおとなしくて清楚な感じ、とよく言われるのですが、実際の私はその逆みたいです。

―――映画のキャッチコピーが「人間が一番怖い」ですが、本作に出演されることで、人との関係や自分を見つめ直すきっかけになりましたか?
川口:友達をもっと大事にしなければと思いました。また、自分はどういうことを望んでいて、どうなっていきたいのか、自分よりどんな大事なものがあるのかなど、ストーリーの結末を知っていても、試写を観て改めて考えさせられることもたくさんありました。

ZEKKYO-2.jpg―――今回の撮影で絶叫するぐらい大変なことはありましたか?
川口:スケジュールがタイトだったことですね。1週間程の撮影だったので時間があっという間に過ぎていき、記憶があまりないんです(笑)。今回メイク道具の匂いで撮影中の頃を思い出しました。また現場で写真もあまり撮れなかったので、シーン写真を見て思い出したりしています。そういう過密なスケジュールで撮影できたのは、いい経験でしたし、それが演技にもプラスに表れていればいいなと思います。  

―――マンガが原作の作品ですが、川口さんは原作を読まれたのでしょうか?  
川口:映画の撮影が終わってから読みました。原作では少女マンガの中にホラーの怖さがあったのですが、完成した作品を観て、映画の方が情景がよりリアルで、怖さが何倍にもなって伝わっているのではないかなと思いました。

ZEKKYO-4.jpg―――今回の役を演じる上で難しかったところは?
川口:周りに流されて自分が変わっていっているのに、それに気付けていない主人公・加奈の気持ちの変化ですね。表情や制服の丈も少しずつ変わっていきますし、言葉づかいも少しずつ荒くなっていきます。最終的には、最初と最後の加奈では全然違う人のようになっているのですが、徐々に変わっていく様子を演技するのが難しかったです。

―――一番印象に残っているシーンは?
川口:最後に登場する理科室のシーンでは、朝から晩まで部屋に暗幕を貼って撮っていたので、時間の感覚がなくなってきたり、埃っぽかったので喉がやられそうになったりして、大変でした。リハーサルの時から苦労していたシーンでもあったのですが、限られた時間の中で精一杯やれたと思います。

zekkyo-s1.jpg―――昨日東京の舞台挨拶を終え、今日は大阪の舞台挨拶をされていますが、お客さんや周りの方の感想は?
川口:男友達は「女って怖いな」といっていましたが、女友達は「分かる、分かる」という感じで、男女で反応が違って面白かったです。私も「かわいくなりたい」という気持ちや、つい自分と誰かと比べてうらやましく思ってしまう気持ちはちょっとわかる(笑)。こういう気持ちって年齢、性別関係なく誰でも少しはもっていると思うので、共感してもらえる部分があるんじゃないかなと思います。

―――目標にしたい女優さんは?
川口:挙げればきりがないのですが、作品によって全く違う顔をし、違う印象を持ってもらえるような女優になりたいと思います。これから色々なキャラクターにどんどん挑戦していきたいです。(江口 由美)

senkyo2-s550.jpg『選挙2』想田和弘監督インタビュー
(2013年 日本・アメリカ 2時間29分)
 監督:想田和弘
 出演:山内和彦他
2013年7月6日(土)~シアター・イメージフォーラム、第七藝術劇場、7月20日(土)~神戸アートビレッジセンター、今夏~京都シネマ他順次公開

※第七藝術劇場7/13(土)10:00回 上映後、想田和弘監督 舞台挨拶予定
 公式サイト⇒
http://senkyo2.com/
 (C) 2013 Laboratory X,Inc.


~震災直後の統一地方選挙にみる、選挙制度と日本人の「これから」~

  徹底的などぶ板選挙から、徹底的なアンチどぶ板選挙へ。前作『選挙』(07)で小泉政権の落下傘候補として自民党から出馬した山内和彦さん(通称山さん)が、震災直後の4月1日に公示された川崎市議会選挙に急遽無所属で立候補し、前回とは180度真逆の「お金をかけない」選挙戦を展開した。候補者の中で唯一反原発を明言し、「子どもたちにつけを回さない!」と現在主夫として息子を育てる山さんならではの確固たる信念を、ポスターに大きく掲げた山さん。演説も握手も封印し、日々選挙ポスターが剥がれていないか巡回しながら、古巣の自民党議員やライバル議員たちにもエールを送る。ガチガチの選挙戦とは真逆のゆるい戦いぶりだ。一方、郵便局では選挙2日前にも関わらず最後の最後まで妻とハガキを書き続けたり、1度きりの街頭演説では人気の少ない駅前裏通りながら、防護服姿で反原発を力いっぱい訴える。組織に頼らない“山さん流選挙”が、私には非常に新鮮に映った。

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  『選挙』に引き続き、再び立ち上がった山さんの選挙戦に密着したドキュメンタリー作家想田和弘監督。震災後すぐにもかかわらず粛々と通り一遍の選挙戦が行われる違和感や原発事故すら既に口外しにくい雰囲気となっていることに対する違和感など、震災直後を改めて見直すことで今の日本の問題につながる根源が浮かび上がる。また、本作では『選挙』では撮影に協力的だった保守系議員に撮影を拒否されるハプニングにも見舞われ、取材や言論の自由の解釈についても疑問を投げかけているのだ。
  キャンペーンで来阪した想田和弘監督に、想田流震災映画ともいえる『選挙2』を今提示する意義や、前作と真逆の活動を展開する山さんに密着して実感したこと、現行の選挙制度についてお話を伺った。


―――震災後開催すら危ぶまれた統一地方選挙でしたが、いつ撮影を決めたのですか?
  3月28日に山さん(山内和彦さん)のブログで出馬を知りました。前は自民党から徹底したドブ板選挙で出馬した山さんが、今度はドブ板を全部封印し、前は主張がなかったのに、今度は主張のために出馬するのです。この180度違う選挙は撮らなければと直感し、その場で撮影することを決めました。『peace』上映のため香港映画祭にいたので機材もなかったのですが、東京で急きょ撮影機材を揃えましたよ。

■奇妙なことが起きているのを実感、これは私たち日本人についての映画だ

senkyo2-s1.jpg―――2012年12月衆議院選挙が自民党圧勝でなくても、本作を作っていましたか?
 作っていなかったかもしれませんね。撮影したときにはすごく奇妙なものが撮れている実感があったものの、どう奇妙なのか分からず、編集するにも手の付けようがありませんでした。ところが2012年12月に行われた衆議院選挙の結果が、予想していたとはいえ自民党圧勝と出たとき、相当ショックを受けました。それは奇妙な結果だからです。原発事故が起きたのに、原発を推進していた自民党が圧勝したというのは、かなり難しい方程式ですよね。映画を撮る定石でいえば、原発事故が起き、それを推進している政党が選挙に負けたというシナリオは書けますが、逆は普通書けません。でも現実にはそれが起こっているわけです。

―――今回山内さんはいわゆる選挙活動らしいことはほとんどしていませんが、なぜ撮り続けたのですか?
 もし僕が観察映画ということを提唱していなければ、映画にならないと判断して撮影をやめています。しかし僕の場合は「観察映画とは目の前の現実をよく見て、それを映画にするのだから、映画にならないものはない」と言っているので、撮り続けました。いくら何もしない山さんでも、何かしらの活動はしていて、それをよく見ていけば映画になるのです。山さんが主人公ですが、僕は究極の主人公は私たち日本人であり、私たちについての映画だと思っています。

■インディペンデントで闘っても当選できる、選挙制度の“隙間”

―――かなり厳しい選挙戦でしたが、山内さんは最後まで望みは捨てていなかったのでしょうか?
senkyo2-2.jpg 山さんは当選するつもりでいましたし、身近で見ているとやりようによっては当選するのではないかと思わせられました。実際、山さんの選挙区でトップ当選したみんなの党の竹田さんは前作の『選挙』をご覧になって、「ああいうドブ板選挙はやってはダメだ」と思ったそうです。竹田さんは今回選挙カーやお金を使わず、また組織に頼らず、山さんよりも少ない予算で選挙戦を行ったのです。選挙制度はなかなか変わらないと思いますが、選挙制度にも隙間があるということが今回の映画で一つ分かりました。つまり、選挙といえば選挙カーを走らせ、お金や組織を使ってやらなければ勝てないのが常識で、実際そういう選挙制度になっています。でも実はお金をかけずにインディペンデントで闘っても当選しうるのです。

■「表現の自由」を放棄しないために必要なのは、憲法第12条「不断の努力」

―――保守系の持田さんや浅野さんから強固に撮影拒否をされるシーンをあえて使っていますが、その意図は?
senkyo2-s2.jpg 撮影拒否されることを想定していなかったので驚きました。選挙は一番取材拒否をしてはいけないものの最高峰にあるものです。山さんがいみじくも「公的なものではなく、私的なものだと思っているんじゃない」と言っていましたが、選挙運動は我々の代表を選ぶための公な活動なので、所有権は誰も主張できないはずなのです。

 折しも今憲法の問題が持ち上がっていますが、自民党の憲法案はこの第21条を骨抜きにしようとしています。つまり第二項を付け加えて、「公益及び公の秩序を害するような目的で行われた表現の自由は認めない」ということが書かれており、いくらでも恣意的に解釈できる文章なのです。表現の自由を制限しかねないことが強行されるかもしれない今、僕自身が自主規制して撮影したものを使わないということは、自分から表現の自由を放棄するようなものです。これはやはり出すしかないと思いました。憲法を改めて読むと、第12条で「このような国民の権利は不断の努力によって保持されなければならない」と書いてあります。この「不断の努力」という言葉が初めて自分の中でピンときました。今回のような局面でひるまないということが「不断の努力」です。ここで引き下がってしまうと、事実上表現の自由がなくなってしまいます。

―――『選挙』に続く2作目で、被写体が想田監督に話しかける場面も度々見られました。観察映画を提唱している想田監督としては、どういう考えで撮影されましたか?
 senkyo2-3.jpg 『精神』のときは、精神科の患者さんにカメラを向けましたが、「僕がいないようにふるまってくれ」といっても、どんどん話しかけてきました。それに対して僕が応答するやりとりの中から、面白いことが起きたのです。それを映画に残すとき「観察といっても、これは”参与観察”だ」と理論化しました。参与観察は文化人類学でよく使われる言葉ですが、観察者も含めた世界を観察するということです。観察映画とは参与観察であるとそこで理論化していたので、『選挙2』を撮るときは絶対参与観察になるだろうと予想していました。本当なら黒子になりたいところですが、なれないことは最初から分かっていたので、それを素直に出していった格好ですね。実際キャメラを向けた時、前作『選挙』ありきで皆さん反応されるし、山さんの妻さゆりさんですら、「私がラーメンを食べているときは、そっちから撮らないで」とアングルを指定してくるんです。長男の悠喜くんも「あっ、『選挙』撮った人!」と、みんな僕のことを意識しているので、もうしょうがないですね。

■主夫ライター山さんだから獲得できた「おばちゃん目線」と「反原発」への実感

―――山内さんは主夫として子育てをしてきたからこそ、原発事故のことを議論もしないような政治に危機感を覚えたのでしょうか?
 senkyo2-4.jpg 山さんは主夫になることで、おばちゃん目線を獲得したのでしょう。あとは子育てをした者ならではの実感を持てたのも大きいですね。例えば自分の子どもを戦争に行かせたい人はいないと思います。その実感を大事にすると戦争は起きようがない。ではなぜ戦争が起きるかというと、男の概念で戦争が語られ、理屈の世界で安全保障や集団的自衛権という話になってしまうからです。逆に子どもたちを戦争に行かせないためにどうすればいいかと本来は考えるべきで、順序が逆です。理屈が先にあって、そのために何かをやろうとすると実感は常に犠牲にされます。原発も放射能汚染は嫌だし、子どもに浴びせたくないと誰でも思っている訳で、その実感を大事にすれば原発を止めることになるはずです。でも物事は大体逆で、「いや経済が」とか、「エネルギー安全保障が」などの理屈が先にあるので、原発を動かす方向になってしまうのです。山さんはおばちゃん目線を持ち、息子に放射能を浴びてほしくないから、選挙にまで出馬したのでしょう。その実感を大事にして行動に移したのはすごいことだと僕は思います。

■震災から2年経ったから出てきた文脈がある

―――想田監督にとっての震災映画となりましたが、別のタイプの震災映画を撮ろうとは思わなかったのですか?
 震災映画は、作るとしても時間を置いてからと思っていました。震災という現象に対する反応だけで撮ってしまうことに対する警戒心がありましたね。結果的にはこの映画も震災の現象そのものより、それを日本人がどう受け止め、どう受け止めなかったかということに目線が向いていきました。震災から2年経ったからこういう作品になりましたが、震災直後だったらこのような編集はしなかったでしょう。ドキュメンタリーは過去を現在の視点から解釈する作業です。撮影した時は使い道が分からないようなものでも、後で文脈が出てくるのです。


 選挙のあり方だけでなく、憲法が保障する表現の自由の意味を想田監督自身の実体験から学ばせていただき、意義深く、そして笑いの絶えないインタビューとなった。2012年12月の衆議院選挙で自民党が圧勝して以降、改憲について、その危険性やなぜ必要なのか十分な議論が行われないまま7月の参議院選挙を迎えようとしている。この非常事態に待ったを叩きつけるかのようなタイミングで公開される『選挙2』から、我々は今立ち向かわなければならない大きな問題を再認識することだろう。そして、家族と過ごす個人としての実感を政治に全力投入しようとした山さんの行動は、有権者のことは二の次で他人事のように思える「選挙」を身近なものに感じさせてくれた。(江口 由美)

bakusin-550.jpgbakusin-s1.jpg『爆心 長崎の空』日向寺太郎監督インタビュー
(2013年6月11日(火)大阪、ホテルイルモンテにて)
(2013年 日本 1時間38分)
監督:日向寺太郎
出演:北乃きい、稲森いずみ、柳樂優弥、佐野史郎、杉本哲太、宮下順子、池脇千鶴、石橋蓮司
2013年7月13日(土)~岩波ホール、7月20日(土)~なんばパークスシネマ、テアトル梅田 他全国公開

公式サイト⇒ http://www.bakusin-movie.com/
(C)2013「爆心 長崎の空」パートナーズ

「長崎の街に魅せられた。一瞬にして灰になった街の今と昔をつなぐ母娘三代の物語に、今生きていることはどういうことと向き合う。そんな思いが詰まっています」

黒木和雄監督(故人)の助監督を務めた日向寺太郎監督(48)が実写版『火垂るの墓』以来5年ぶりに撮った映画『爆心 長崎の空』(7月20日公開)が完成、11日来阪PRでインタビューに応えた。最後まで戦争にこだわった師・黒木監督同様、被爆地・長崎を舞台にしているが、今作は北乃きい主演の現代劇。「入り口を変えて」現在から過去をあぶりだすアプローチに監督の新境地がうかがえた。


bakusin-2.jpg―――ドキュメンタリーのようなタイトルだが、テーマは長崎の街だった。
日向寺太郎監督:俳人・金子兜太(とうた)さんのドキュメンタリー撮影で訪れた長崎に魅せられた。金子さんも「創作意欲を刺激された」と話しておられたが、長崎は迷路のように入り組んだ坂道と路地、中華街と異国情緒、隠れキリシタンと何よりも一瞬にして廃墟になった町であることに強く惹かれた。長崎をもっとよく知りたいと、本を読みあさるうち、青来有一氏の小説「爆心」に出会い、映画化を申し込んだ。1年半改稿を重ね、途中、脚本家・原田(裕文)さんと2人で長崎を2週間訪れ、綿密なロケハンも出来ました。 

―――原作者は快諾?
日向寺太郎監督:許可はすぐもらいました。原作と映画が違うことを分かっている方で、映画化はオーケーだけど言外に「原作と拮抗する映画を」という作家として主張するニュアンスを感じました。

bakusin-3.jpg―――原作は6つの短編集になっている。
日向寺太郎監督:6編とも素晴らしいんですが、中でも被爆者の両親が孫を失う「鳥」と、子供を失った親の話「貝」に惹かれ、それを軸にして組み立てた。原作の2家族をひとつにし、子供を亡くした父親を母親(稲森いずみ)変えました。娘の女子大生・清水(きよみ=北乃)は映画オリジナル。試行錯誤しました。脚本家(原田裕文)とはこれまでで一番よく話し合った。やりたいことを全部分かってくれた。
祖母・瀧江(宮下順子)と父・良一(石橋蓮司)は孫の死を「神の思し召し」と考え、その娘・砂織(稲森)は子供を亡くした心の傷を癒せないままでいる。清美も含めて三世代にわたる母と娘の物語になりました。

―――脚本執筆中に長崎を訪れたのは?
日向寺太郎監督: (沢田慶)プロデューサーから出来るだけ長く長崎にいたらいい、と言われて、脚本家と2週間、長崎にいました。町をつぶさに見られた。脚本に具体名を入れることが出来た。フィクションだから違っていてもいいんですけどね。楽しい時間でした。

bakusin-4.jpg―――長期滞在で一番感じたことは?
日向寺太郎監督:高台から見たら「66年前(撮影時)はまったく違った風景だったんだ」と思ったら特別な感慨がわいた。今ここにいることが不思議な気がしました。

―――女子大生清水(北乃)は母親(稲森)とケンカして帰宅したら母親が心臓発作で急死。恋人とホテルにいる時に母親からの電話がかかっていたのに出なかったことを悔やむ。
日向寺太郎監督:脚本完成前に東日本大震災を経験した。宮城県仙台市で高校まで過ごしたので衝撃は大きかった。地震、津波のあとに原発事故があって気が滅入った。長崎と福島、原爆と原発…。今、『爆心  長崎の空』を撮るとはどういうことか、と考えた。
「急死」はひとつのテーマでしたね。死ぬと思わなかった人があっけなく死んでしまう。生と死をどうしようもなく意識しました。清水には母親の死に何にも責任がないのに「自分のせい」と思ってしまう。 

bakusin-s2.jpg―――『火垂るの墓』から5年ぶりだが、やりきった。
日向寺太郎監督:『火垂るの墓』をやったことが大きかった。生きるとはどういうことか、という根源的な問いに向き合わざるを得なかった。未来は私たちの現在によって作られる。この映画にはそんな思いが詰まっています。
(安永 五郎)


 

phoenix-s550.jpgイ・ホンギ初主演映画『フェニックス~約束の歌~ の舞台挨拶で生熱唱!

 6月6日「楽器の日」に因んでギター&ドラムケーキでファン約650人とヒット祈願

 爽やかなビジュアルと抜群の音楽性で絶大な人気を誇る韓国のロックバンドFTISLANDイ・ホンギが初主演する映画『 フェニックス~約束の歌~』(6月7日公開)のプレミア前夜祭が6月6日(木)に催され、主演のイ・ホンギがファンと一緒にスクリーンデビューをお祝いしました。

作品紹介はこちら


 

phoenix-s1.jpg 6月7日(金)より公開が始まる映画『フェニックス~約束の歌~』の前夜祭が、本日TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、映画初主演となるイ・ホンギ(23)が舞台挨拶に登場した。普段、ロックバンドFTISLANDのメインボーカルとして活動するホンギだが、映画俳優としてファンの前に現れるのは今回が初めてとなり、いち早く映画を見ようと集まった約650人のファンと喜びを分かち合った。

  初主演映画『フェニックス~約束の歌~』でホンギが演じるのは、自身と同じトップスターのチュンイ役。ワガママでトラブルメーカーなチュンイが、暴力事件を起こしたことでホスピスでの社会奉仕を命じられ、そこで出会った患者達と組むことになったバンド活動を通して成長していく姿を描く感動作。

  映画俳優として初めて観客の前に立ったホンギは、「嬉しいです。こんなに観てくれてありがとうございます!」と日本語で挨拶をすると、客席からは大きな歓声が上がった。

 事前にSNSで集められた質問で、ホンギが作詞作曲した日本版エンディングソング「オレンジ色の空」について聞かれると、ファンからの「歌って!」という熱い要望に応え、アカペラで歌声を披露!迫力ある声量で歌い上げたメロディーに650人が酔いしれた。

phoenix-s2.jpg また、6月6日が「楽器の日」ということで、映画の中でミュージシャン役としてギターにドラム、ピアノの演奏を披露しているホンギに“ギター&ドラム”ケーキが贈られ、ファンと一緒にホンギのスクリーンデビューを祝うとともに映画のヒット祈願をおこなった。大きなケーキが登場すると「ここ食べられない!」と一部は張りぼてなケーキの秘密を暴露する茶目っ気をみせるなど終始ご機嫌の様子で、スクリーンデビューをファンと共に喜ぶ姿が見られた。

 最後に、「この映画を撮ったことで人生を振り返るきっかけになりました。後悔しない人生を送りたい。みなさんもこの映画を観て、親や家族、まわりの人を大切にし、感謝してください」と熱いメッセージで締めくくった。

生を送りたい。みなさんもこの映画を観て、親や家族、まわりの人を大切にし、感謝してください」と熱いメッセージで締めくくった。

 『フェニックス~約束の歌~』は、誰もが経験する“死”を前にして、残していく者と残されていく者それぞれの交錯する思いを描き、限りある命の中で精一杯生きることの喜びと大切さを教えてくれる爽やかな感動作。明日、6月7日(金)より、TOHOシネマズ六本木ヒルズほかにて全国ロードショーとなる。


 

【ストーリー】
  phoenix-6.jpg トップアイドルとして日々を気ままに過ごすチュンイ(イ・ホンギ)は、些細なことで暴力事件をおこし、社会奉仕活動として末期癌患者のホスピスに行かされる。そこで出会ったのは一癖も二癖もある人間ばかり。社会奉仕にもおざなりなチュンイの監視役で口うるさいアンナ(ペク・ジニ)、腕の刺青をちらつかせては煙草をねだるムソン(マ・ドンソク)、病院を抜け出して酒場に行くボンシク(イム・ウォニ)に、なんでもかんでも激写する女の子ハウン(チョン・ミンソ)。 病人とは思えないその振る舞いにあきれるチュンイだが、奉仕活動を早く終わらせるため彼らのバンド“フェニックス”の面倒をみることに。腕前は素人なのに文句の多いメンバーにチュンイは苛立つが、彼らの本当の思いを知った時、チュンイの中で何かが変わっていく。

【作品解説】  
 phoenix-1.jpg イ・ホンギが演じるのは、自身と同じトップスターのチュンイ。わがままで奔放なスターの顔の裏側で、繊細で傷つきやすい心をもった青年を、時にはコミカルな演技も交えてナチュラルに演じている。さらに韓国映画界を代表するマ・ドンソク(『グッド・バッド・ウィアード』『痛み』)、イム・ウォニ(『シルミド/SILMIDO』『私は王である!』)、ペク・ジニ(『キッチン~3人のレシピ~』『アコースティック』)、シム・イヨン(『熱血男児』『カメリア』)など豪華な演技派俳優たちが共演。監督は、BIGBANGが誕生するまでをとらえたドキュメンタリー「BIGBANG The Beginning」などを手掛け“視聴率メーカー”と異名をとるナム・テクス、本作が映画初監督となる。


2013年/韓国/100分 
配給:東宝東和 配給協力:東宝映像事業部 提供:KJ-net   
宣伝協力:ブレイントラスト (C)KJ-net                     

監督:ナム・テクス 
出演:イ・ホンギ、マ・ドンソク、イム・ウォニ、ペク・ジニ

日本版エンディングソング:「オレンジ色の空」FTISLAND(アルバム「RATED-FT」収録 発売元:WARNER MUSIC JAPAN)  

公式HP: phoenix-band.jp 

公式twitter:https://twitter.com/phoenixband0607 

公式facebook:https://www.facebook.com/phonenixband.jp

 

GIjo-f550.jpgイ・ビョンホン 福岡最強チーム隊長に任命!『G.I.ジョー バック2リベンジ』

4大都市ツアー最終地・福岡ジョー陸
「また来るけん!!」  ファン1000人大興奮!


GIjo-f1.jpg 公開に先駆け、監督を務めたジョン・M・チュウ(33歳)と前作に続き悪の組織〝コブラ〟の冷酷な暗殺者・ストームシャドーを演じるイ・ビョンホン(42歳)が、本作を引っ提げ日本にジョー陸!!  27日月曜日に東京都内で行われたジャパンプレミアに続き、全国4大都市(東京を含む、名古屋、大阪、福岡)を巡る大規模キャンペーンの最終地・福岡についにジョー陸。TOHOシネマズ 天神 ソラリア館で初となるレッドカーペット・セレモニーならびに舞台挨拶を行った。

 大阪城を席巻したジョン・M・チュウ監督とイ・ビョンホンがいよいよ福岡に登場。4大都市を巡ったジャパンツアーの最後とあって、イベント前からファンの熱気は高まるばかり。また、TOHOシネマズ 天神 ソラリア館で初めての実施となるレッドカーペット・セレモニーにはファンのみならず、九州中から多くのマスコミが集結。世界中で爆発的大ヒットを記録している本作の監督とハリウッドスター、イ・ビョンホンの来福イベントに期待感はMAX。そして、ついに監督とイ・ビョンホンがファンの前に姿を現すと、会場内は拍手と歓声に包まれ、熱烈歓迎ぶりにゲストも感激。

ジョン・M・チュウ監督とイ・ビョンホンが福岡の最強チームの仲間入り!?

GIjo-f3.jpg レッドカーペット・セレモニーの後、監督とイ・ビョンホンは舞台挨拶に登壇。満席のファンを前に「世界各国まわってきましたが、最後の地・福岡に遂に来ることができました」と挨拶をし、早速会場内を沸かせた。会場が盛り上がって来たところで、福岡を代表するサプライズゲスト、高島宗一郎福岡市長が登場。アジアの玄関口・福岡の代表として歓迎の意を表した。そして、市長から福岡を諸悪から守る最強のチーム≪NCC≫(No Crime in Chuo)が誕生したことが発表され、青栁勝喜(あおやぎかつき)福岡中央警察署長率いるNCCのメンバーが登場。青栁署長より監督とイ・ビョンホンそれぞれにNCC名誉隊長の任命書が手渡され、固い握手で結束を深めた。    

 

 最後にイ・ビョンホンが「また来るけん!」と博多弁で福岡のファンとの再会の約束をすると、会場からは「待っとうよ!」との大声援が送られ、ファンのボルテージは最高潮へ。熱気が冷めやらない中、監督とイ・ビョンホンは客席の間を通りながら、会場を後にした。


 

5月31日(金)  19:45~20:00 【ジャパンツアーin 福岡 特別上映会舞台挨拶】
会場:TOHOシネマズ天神 ソラリア館 
登壇者:ジョン・M・チュウ監督、イ・ビョンホン、高島宗一郎福岡市長、青栁勝喜福岡中央警察署長、NCCメンバー

 


――― ご挨拶
イ・ビョンホン:再び福岡に戻ってこられて嬉しい。最初から最後まで激しいアクション、隣の人を気にせずたまったストレス発散してください。
ジョン・M・チュウ監督:素晴らしい街に来れてうれしい。私の初のアクション映画を皆さんにたっぷり楽しんでもらいたい。

――― アクションシーンが多くありましたが、トレーニングで大変だったことは?
イ・ビョンホン:今作は、復讐するためにパワーアップしたストームシャドーをみせたかった。鳥肉を味付けなしで食べ続けたのが大変だった。皆さんにはお勧めしません(笑)

――― 世界で大ヒットしましたが、一番作品を作るうえで注力したことは?
監督:アクションを体感してもらえる映画を作りたかった。ブルース、ロック、ビョンホン、素晴らしいキャストが集結し、アトラクションにのるようなクレイジーな3D映画ができました。ビョンホンの腹筋も3Dで触れることができるよ(笑)

――― 会場の皆様へのメッセージ
イ・ビョンホン:名誉会長に任命してくれてありがとう。世界を周ってきましたが、こんな風に周ったのは日本だけです。今日の舞台挨拶が日本の最後の舞台挨拶。ここ福岡でみなさんにお会いできたのは本当に意義がありました。「また来るけん!!」

6月7日(金)より先行公開!(一部の劇場を除く)

★大阪城イベントレポートはこちら

★大阪プレミア上映舞台挨拶レポートはこちら

★ジョン・M・チュウ監督インタビューはこちら
 

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GIjo-d550.jpg『G.I.ジョー  バック2リベンジ』ジョン・M・チュウ監督インタビュー

~家族で見た楽しい夢をもう一度…~

(原題:G.I. Joe: Retaliation)
(2013年 アメリカ 1時間51分)

監督:ジョン・M・チュウ
出演:ブルース・ウィリス、ドウェイン・ジョンソン、イ・ビョンホン、チャニング・テイタム、レイ・パーク、エイドリアンヌ・パリッキ、D.J.コトローナ

2013年6月7日(金)TOHOシネマズ梅田、TOHOシネマズなんば にて先行上映、6月8日(土)~全国ロードショー

★プレミア上映舞台挨拶レポートはこちら
★大阪城イベントレポートはこちら

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GIjo-4.jpg  話題のメガ・ヒット映画『G.I.ジョー  バック2リベンジ』のジョン・M・チュウ監督(33)が5月31日、大阪市内で来阪キャンペーンを行い、大ヒットへの手応えをうかがわせた。  映画は世界60カ国のインターナショナル週末ランキングで2週連続1位、1億4520万ドル(143億円)をたたきだし、全世界興収3億ドルの前作超えも確実視される。“新生G.I.ジョー”にはブルース・ウィリス、ドウェイン・ジョンソンのほか韓国のスーパースター、イ・ビョンホンが出演、東西大スターの壮絶アクション対決が前評判を集めている。
 



―――『G.I.ジョー』続編のオファーを受けた時は?
ジョン・M・チュウ監督:とても興奮した。断れないし恐怖も感じた。だけど、自分に失うものはない、と開き直った。

―――映画より先にマンガやおもちゃが出ているが?
チュウ監督:私も子供の頃からそういうものが好きだった。この映画はカウボーイや忍者などがごっちゃに混ざったものにしたかった。

GIjo-2.jpg―――G.I.ジョーは主に男性に人気がある?
チュウ監督:日本ではイ・ビョンホンが出ているので女性ファンが圧倒的に多い。悪役キャラなのに彼の顔がハートマークになっていた(笑)。スーパーヒーローものだけど、デートでも家族でもいける、みんなが楽しめる映画だと思う。

―――監督は『ステップ・アップ』などのダンス映画を撮っているが、この映画で役に立ったか?
チュウ監督:イエスでもありノーでもある。ダンス映画は音楽や動きなどいろんな要素を入れなければならず、今回も乗り物をはじめいろんなものを映画に入れている。その点では役に立った。だが、アクションはダンスとは別物。今作ではたくさん才能あるスターが出てくれて助かった。

GIjo-1.jpg―――ブルース・ウィリスはどうだったか?
チュウ監督:はじめはビビったけど、素晴らしい人。天才的な才能の持ち主だった。私が首をかしげるような場面でも、見てみたら素晴らしかった。

―――ヒマラヤで大変な撮影をした?
チュウ監督:興奮以上に凄すぎた。あの中で10分間、まったくセリフのないシーンがある。ヒマラヤだけでなく、バンクーバーでも撮ったし、セットでグリーン・スクリーンでも撮った。すべて合わせてうまくいくか、心配だったが“このシーンはイベントになる”。観客が体感したことのないアトラクションになる、と思った。

―――日本映画は見たことがあるか?
チュウ監督:(南カリフォルニア)大学時代に、授業としてクロサワ(黒澤明監督作品)は見た。だけど、最近はこの映画で手一杯で見る時間がない。

GIjo-3.jpg―――過去のハリウッド映画では日本人、アジア人は『ラスト・サムライ』を除いてほとんどが悪役だった。この映画のイ・ビョンホンはもっと重要な役?
チュウ監督:彼の役、ストームシャドーは悪役ではなく、もっと複雑なキャラクター。過去や怒りといった彼の内面を深く掘り下げている。私もアジア系の監督の一人ですが、それ(役柄)は強要するものではない。だが、アジア人への先入観は克服出来るものだと思う。ストームシャドーは日本で訓練を受けているが、忍者ではない。師匠が黒人だし、いろんな要素が混ざっている。言わば、架空の世界の人物だ。この(役柄の)問題は始まったばかりだと思う。

―――これほどの大作を作ったら、もう小さな映画には戻れない?
チュウ監督:大きい映画も小さなものも、物語を作るということでは同じ。ただ、この映画のように、遊べるものが多い方が楽しいのは確か。この続編の話もある。小さな映画にも興味はある。

GIjo-d1.jpg―――監督のライバルは?  また目標としている人は?
チュウ監督:スティーブン・スピルバーグ監督かな。映画はおとぎ話で、それを魔法で観客に信じさせることが出来る。ほかにディズニーも好きだし、スティーブ・ジョブズもマイケル・ジャクソンも素晴らしい。映画監督はストーリー・テラーとして、物語をちゃんと伝えるのが仕事。だからライバルという考え方はしていない。好きで作っているのだから。私にとって映画製作は旅、日記のようなものと思っている。いろんなことを経験して、それを映画に反映させていく。私がどれだけ成長したかをこれからの作品で見てほしい。だから行く先は遠いし、ゴールも特定していない。もっともっと葛藤して中身を充実させたい。語り手としてまだまだ完璧じゃない。次の作品でこのような機会(取材)があればこの話をしてほしい。

―――ゴールを特定していないとしたら、スタート、映画監督になるきっかけは何か?
チュウ監督:子供のころ、家族で映画を見た。大作を見て、新しい世界の体験をした。3日間ぐらい、悩みなど忘れてしまった。映画は人々を幸せに出来る。自分の映画に関連したおもちゃが出来たらうれしい。それでどこかの少年が影響されるのが私のゴールのひとつかもしれない。

(安永 五郎

 

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