レポートインタビュー、記者会見、舞台挨拶、キャンペーンのレポートをお届けします。

2022年5月アーカイブ

阪本監督(シネルフレ江口).jpg
 
 『半世界』『一度も撃ってません』の阪本順治監督によるオリジナル脚本の最新作『冬薔薇(ふゆそうび)』が、6月3日(金)より大阪ステーションシティシネマほか全国ロードショーされる。
 主演は、本作が2年ぶりの主演作となる伊藤健太郎。横須賀を舞台に、服飾系専門学校に在籍しながらも、学校にいかず不良グループと行動を共にしていた淳(伊藤)が、喧嘩で大怪我を負い、ガット船業を営む両親のもとに戻るところからはじまる群像劇。小林薫、余貴美子が演じる両親や、不良仲間たち、突然戻ってきた幼馴染、専門学校の同級生など、淳の周りの人たちとのすれ違いや勘違いを描きながら、なんとか自分なりの道を手繰り寄せようと葛藤する淳を伊藤が好演。今までにない佇まいで、見事な復帰を果たしている。父が保有するガット船で働くシニア従業員たちの日常生活がしっかりと描かれているのも注目したい。
 本作の阪本順治監督にお話を伺った。
 

 
――――冒頭にガット船のシーンが登場し、一気に映画の世界に引き込まれました。ロケ地は横須賀ですか?
阪本:横須賀の西浦賀です。淳らの喧嘩のシーンは、元造船所のドッグで観光地としてリニューアルする前に、映画の撮影をさせていただけたのです。そこからすぐの場所にガット船専用の港があります。そこと横須賀駅前のバーなどでも撮影をしました。映像には写っていませんが、横須賀には米海軍基地がありますから米兵が行き来していますし、『亡国のイージス』で撮影した横須賀の自衛隊基地が公園の向こうに見えたりしますね。
 

■ひとりディストピア作品『弟とアンドロイドと僕』、コロナ禍を経て生まれた『冬薔薇』

――――『冬薔薇』というタイトルの生まれた背景は?
阪本:わたしは一人暮らしなので調理もせず外食中心の生活なのですが、コロナ禍になりお店も閉まっていた時期が続き、ずっと悶々としていました。やっと緊急事態宣言からまん延防止等重点措置に変わり、時短営業中の行きつけ店で時間いっぱい飲み、酔っ払った勢いで、鉢植えを買ったのが昨年1月のことでした。それからベランダで水をあげ続け、2月の極寒の日、ついに花が咲いたのです。その薔薇が愛おしくなり、5月に伊藤健太郎で一本映画を撮らないかとオファーがあったとき、この薔薇も登場させたいと思ったのです。たまには文学的なタイトルでもいいかなと。
 
――――2022年は本作と『弟とアンドロイドと僕』の2本が公開と、コロナ禍でもそれをバネに創作を続けておられますね。
阪本:『弟とアンドロイドと僕』は2019年に撮影を終えていたので、コロナに先んじて、ひとりディストピアを終えていたんですよ(笑)。そこから現実のディストピアが訪れ、この2年間は撮影や仕事もたくさんキャンセルされてしまい、鬱々とした沼に自らはまっていた時期もありました。それを経て受けた仕事が『冬薔薇』でしたから、本来ならば観た方が元気になるような、希望で終わるものが良いのだろうと思いつつ、生理的に沼に入っていた頃の残滓みたいなものが拭きれなかった。だから希望というより、むしろギクシャクした人間関係やすれ違い、勘違いを重ねながら、健太郎君の役だけではなく、現在地がわからない人たちを包み込むような映画になってしまいましたね。
 
 
メイン写真.jpg

 

■伊藤健太郎との面談と、復帰作への覚悟

――――伊藤さんとまずお会いになってじっくり話を聞かれたそうですが、一番印象に残ったことは?
阪本:本来は明るい人なのでしょうが、最初は硬い表情でした。生い立ちや家族関係、友人のこと、どこでどんな遊びをしていたのか、事故のこと、SNS上での噂の真偽について一つ一つ聞いていきましたが、そこで彼が言葉を濁したり、言い換えたりしてごまかしていたら、その日だけで健太郎君と仕事をするかの決断ができなかったと思います。でも彼の返答を聞いてきちんと受け止められたのです。僕は33年間、監督業で多種多様な演出をやらせてもらっていますから、たとえごまかしたとしてもバレますから、僕には。初対面で40歳も上の人間に色々な質問をされて、キツかったでしょうが、僕も彼が素直に話せるように自分の今までの恥の部分や親との関係も話し、最終的にはその日のうちに仲間として一緒にやろうと決めることができました。
 
――――どん底の状態にあるとき、どんな手が差し伸べられるかは、伊藤さんにとって非常に重要だったと思いますが、阪本監督の手が差し伸べられたことで最高のリスタートが切れそうですね。
阪本:そう思ってもらえるように、がんばりました。健太郎君が脚本を読んで驚いたように、今まで彼がやってきた役とも違うし、淳は自らの責任で堕ちていく人間です。彼を追い詰めるつもりではなかったけれど、結果的に彼はこの役柄を通過しなくてはいけないということで、追い詰められたと思います。
 この作品は健太郎君の復帰作でもあるけれど、僕にとってもコロナ鬱からの復帰作です。『弟とアンドロイドと僕』のひとりディストピアのまま、本当のディストピアに突入後、オリジナルの新作を撮れないままだったら、旅に出ていたかもしれません(笑)
 
 
サブ1.jpg

 

■小林薫が演じる父とのシーン

――――小林薫さん演じる淳の父で船長の義一は、息子のことを気にかけながらもうまく関係を築けない不器用さが滲み出ていました。
阪本:黙しては何も伝わらないのに言葉が届かないというのは、僕の父や健太郎君の父にも重なる部分です。息子が父性を求めてしまうというのは一つのテーマでもありましたし、それを僕の作品に初めて出ていただく小林薫さんに担っていただくことができたのは良かったと思います。義一がまかないを作るシーンで、「監督、僕、『深夜食堂』というドラマに出演していたんですよ」と小林さんから話しかけられたときは、「知ってます!」とツッコミましたが(笑)
 
――――淳の幼少期に兄が亡くなったことも、父と息子の関係にも影を落としていますね。
阪本:幼少期に長男の兄が亡くなっても、次男の淳はそのことがわかっていないと両親は感じているんです。だから幼い淳の前でも平気で夫婦喧嘩をしていた。でも淳は幼いながらにそれをわかっていて、両親がバレていないと思っているのとズレがあるのです。映画でそこまでは描いていませんが、思春期になって急に反抗しているのではなく、実は幼少期に受けた心の傷がある。そこを理解もされず、両親からは説教されるような状態だったのでしょう。
 
――――そんな淳は、今まで伊藤さんが演じてきたカッコいいキャラクターとは真逆の、しっかりしろよとゲキを飛ばしたくなりました。
阪本:架空の人物ですが、もし僕自身がもし同じ環境に放り込まれたら同じような行動をしたり、口にしてはいけないようなことを口にしていたかもしれないと思う場面がいくつもあります。いろんなことを他人の責任にしてしまうかもしれないし、人間誰しもそういう部分があるけれど、そこで踏みとどまれるかどうか。そこが淳の弱さでもあります。
 
 
サブ6.jpg

 

■伊藤健太郎に伝え続けた「何もしない芝居もある」

――――淳がすれ違い続けてきた父と船上ではじめて向き合うシーンは、本作のクライマックスでもあります。
阪本:「何でもいいから俺に言ってくれないかな」というセリフがありますが、これは健太郎君が実際に父親に対して思っていたそうで、彼との面談から一番ヒントとして取り入れた部分でもあります。台本上でも一つのクライマックスにもなりますから、クローズアップを重ねて、大切に撮ろうと思っていましたが、実際にリハーサルの二人を見ると、引いたままでOKだった。その画を見て、興味を持ってもらえれば、観ている観客自身がクローズアップしてくれる。父親の顔を見たければそちらに観客がズームをしてくれると思ったのです。健太郎君にしてみれば、最も自分とすり合わせられる瞬間だったのではないでしょうか。何も言わずに、すっとカメラの前に立ってくれました。
 
――――自然に演じることができたのでしょうか?
阪本:そうですね。普通が、一番難しいんですよ。特に撮影初日のあたりは、それまで健太郎君が演じてきたのがマンガ原作のものも多かったからでしょうか伝わりやすい表現が求められ、過度な動きが垣間見えたのです。そのたびに「今の動きは要らない」とか「今の目の動きは要らない」と指摘し、「何もしないという芝居もあるんだよ」と伝えてきました。その後は、たとえセリフが熱のこもったものであっても、動きそうなものをなんとか抑えてくれましたね。とはいえクライマックスともなれば力が入って、通常は余計な仕草や目の動きが出たりするのです。でも「熱演は要らない」と言い続けてきたので、このシーンはほぼ一発でOKを出しました。
 
――――確かに普通に演じることや、何もしない芝居というのは、難しいですね。
阪本:だからこの映画で一番印象に残ってほしいなと思うクローズアップは、眞木蔵人さん演じる中本と向かい合い、健太郎君演じる淳が何も語っていないときのクローズアップです。逆に熱演のときのクローズアップはあまり撮っていないと思いますね。
 
 
サブ4.jpg

 

■ガット船の仕事、現代日本の社会問題を織り交ぜて

――――ガット船での仕事の様子や、そこで住み着いた作業員の生活ぶりなど、非常にリアルに描いていましたが、かなり取材をされたのですか?
阪本:ガット船をお借りした船長のご家族や乗組員の人たちにお話を伺いました。乗組員は50代や70代とシニアばかりですが、そのうちのお一人が本当に船に住んでおられたので、住み込みの船員、沖島のモデルにさせていただきました。
 
――――石橋蓮司さんが演じた沖島が、ともすれば重くなりがちな物語をカラリと盛り上げかつ、ジワリとくる名言を放っていましたね。
阪本:沖島は淳と血縁関係はないけれど、先代から船に乗っているし、淳にとっては伯父のような存在です。唯一、親父以上に彼を理解しようとしてくれる人間でしょう。蓮司さんには「しゃべりにくいセリフを書きやがって、このヤロー」と言われたので、「蓮司さんのお年のことを考えて、脳の活性化ですよ!」と。やはり、重たいことは軽妙に語った方が伝わるんです。かと思えば、いい大人がまかないのエビを巡って言い争って(笑)あれも実際にお世話になった船長のエピソードです。単なる世話ばなしにならないように、なんとか着地点を見つけられました。
 
――――毎熊克哉さん、坂東龍汰さん、河合優実さんと若手を起用し、不良グループの犯罪や性犯罪など現代社会で若者たちが加害者、被害者となっている問題を、彼らの背景がわかるような描き方をされているのに、脚本の力を感じました。
阪本:健太郎君が出ずっぱりではありますが、今の日本でそれぞれの世代や、あからさまになってきた問題を入れていこうという狙いがありました。またガット船という職業を知らなかったけれど、彼らがいなければ湾岸の開発やタワマン建設もできず、空港もIR候補地も、しいては辺野古の埋立地もないわけです。日本の高度経済成長を支えてきたガット船に従事する人たちを忘れずに知ってほしいという気持ちもありました。
 
 

サブ3.jpg

 

■様々な読書の果てに生まれたオリジナル脚本

――――映画的でもあると同時に、本作はとても文学的な作品ですね。
阪本:僕自身、小説を読むと、その名残のようなものが必ず残るんです。僕が単に経験したことだけで、映画は作れない。小説を読むと自分ではない人の人生が書かれていますが、自分の人生のようにそこへ没入していくわけです。その経験がオリジナル脚本を書くときに生きていますね。様々な読書の果てに生まれている感じが今回、初めてしました。
日頃は桐野夏生さん、髙村薫さん、角田光代さん、湊かなえさん、中上健次さんなどをよく読んでいますが、特に桐野さんの小説を読み続けると、ディストピアになったんです(笑)。東日本大震災や、原発事故などを背景とするフィクションの映画化は難しいけれど、小説『バラカ』を読み、桐野さんの怒りをすごく覚え、共感しました。桐野さんの『魂萌え!』を映画化したときに言われたのが、「映画だから原作を離れてもらっても構わないけれど、一つだけお願いしたいことがあります。男の願望で女を描かないでください」。この言葉が脚本を書くたびに頭をよぎり、女性を描くときにも「これは男の願望か?」と常々、自分に問いただしています。
 

■純度の高い現場を経験したことが俳優として生きていく上での礎になれば

――――犠牲者的な描かれ方ではなく、女性たちの様々な表情が見えました。最後に、ベテラン勢との撮影を通じて、伊藤さんに何か変化はありましたか?
阪本:この作品で表舞台に再び現れたわけで、健太郎君も舞台挨拶で「賛否両論があると思います」と語っていましたが、次のバッシングの波がきっと来ると思います。ただこの映画を一本取り組んだことで培ったもの、その記憶をもって、罵詈雑言を突破してほしい。素晴らしい俳優たちと一緒に共演したこと、純度の高い現場を経験したことが、これから演じていく上でも、俳優として生きていく上でも礎になれば嬉しいなと思います。健太郎君が取材で阪本監督はどんな存在かと聞かれたとき、「あっ、お父さんです」と答えたそうで、保護者的な気分ではありますね(笑)。
(江口由美)
 

<作品情報>
『冬薔薇(ふゆそうび)』(2022年 日本 109分)PG12
脚本・監督:阪本順治
出演:伊藤健太郎 小林薫 余貴美子
眞木蔵人 永山絢斗 毎熊克哉 坂東龍汰 河合優実 佐久本宝 和田光沙 笠松伴助
伊武雅刀 石橋蓮司
6月3日(金)、大阪ステーションシティシネマ、なんばパークスシネマほか全国ロードショー
公式サイト https://www.fuyusoubi.jp/ 
©2022 「冬薔薇(ふゆそうび)」 FILM PARTNERS
 

《2022 年 大スクリーンで観るべき、“ベスト・オブ・ザ・ベスト”の至高の 1 本!》

TOPGUN2-0524-hibiya-main-550.JPG

映画特別仕様となったTOHOシネマズ日比谷のジャパンプレミアに、

トム・クルーズ、とジェリー・ブロッカイマーが降臨!

来日最後のサプライズは……!

トム史上初!日本のファンと自身の主演作を鑑賞!

万来の拍手でスタンディング・オベーション!


リアルな映像にこだわった迫力のスカイ・アクションシーンと、常識破りの伝説的パイロット・マーヴェリックと若きパイロット達が繰り広げる”胸熱”なドラマが期待を集める、全世界待望のスカイアクションムービー最新作『トップガン マーヴェリック』が、5 月 27 日(金)からいよいよ日本公開。ハリウッドのベスト・オブ・ザ・ベスト、トム・クルーズが36 年間誰にも企画を渡さなかった渾身のハリウッド超大作が、ついに劇場に!

 

2022年、”ベスト・オブ・ザ・ベスト”の最大注目作である本作の日本公開を目前に控え、主演のトム・クルーズとプロデューサーを務めるジェリー・ブラッカイマーが来日!来日最後のサプライズとして、トム史上初となる日本のファンと自身の主演作を鑑賞!万雷の拍手でスタンディング・オベーションが巻き起こりました!

 


『トップガン マーヴェリック』ジャパンプレミア

■日時:5 月24 日(火)

■会場:TOHO シネマズ日比谷 スクリーン 4

■登壇者:トム・クルーズ、ジェリー・ブラッカイマー



TOPGUN2-0524-hibiya-500-2.JPG本作のワールドプロモーションツアーのフィナーレを華々しく飾る日本に主演のトム・クルーズと、伝説的プロデューサーのジェリー・ブラッカイマーが来日!約 4 年ぶりのトムの来日であり、またトムの名を世界に轟かすきっかけとなった名作『トップガン』の 36 年ぶりの新作を携えての来日ということもあって、昨日行われた記者会見には 100 以上のメディアが大集結し、本日横浜港の大さん橋で開催されたレッドカーペットイベントにも大勢の観客が集まり、さらに Twitter ではそんなビッグイベントを見守るファンたちによって「#トム来日」「#トップガン胸熱」がトレンド 1 位と 2 位を独占するなど、日本中が『トップガン マーヴェリック』とトムの来日に熱狂しています!


そんな中、待望の新作『トップガン マーヴェリック』のジャパンプレミアがいよいよ開催!満席御礼となった会場で、舞台挨拶のスタートを待ちながら、スクリーンに流されるレッドカーペットイベントのダイジェスト映像で、ファンを何より大切にするトムが丁寧にファンサービスをする姿とその変わらない人柄を見て、涙を流していた観客たち。そんな誰もが憧れるトップスターの登場をいまかいまかと待ちわびるなか、トム・クルーズとジェリー・ブラッカイマーが登場!大きな拍手で迎えられたトムとジェリーは満席の会場に笑顔で手を振り、これから遂に作品を鑑賞する観客の前で、満を持して公開を迎えることが出来る本作、そして公開を待ち続けた日本のファンへ向けて熱い想いを語りました。


TOPGUN2-0524-hibiya-500-1.JPG▼トム・クルーズ

本当に皆さんに伝えきれないくらいとても嬉しく思っています。私とジェリーはこのような大きなスクリーンでこの映画を楽しんでいただくために作りました。皆さんをワクワクさせたいと思いながら作りました。テレビでは絶対に観ないでくださいね!これは映画です。皆さんのために作った映画ですから。


日本に戻ることができて嬉しく思っています。長い間、このように皆さんに会えることを夢見ていました。本当に特別な思いです。ここへ伝説的なプロデューサーのジェリー・ブラッカイマーと立つことが出来て嬉しいです。ここに集まってくれた皆さんを愛しています。そして今夜は、皆さんとともにここに残り、この映画を一緒に楽しみたいと思います。今日、私はここにいますが、来年の夏もその次の夏もまたここへ帰ってきます!皆さんに、この映画とともに素晴らしい夏を過ごしていただきたいと思います。


▼ジェリー・ブラッカイマー

日本に戻ってこられて嬉しく思います。世界で一番のスターとともに、『トップガン マーヴェリック』を携えてやってきました。今日は皆さんと一緒に映画を楽しみたいと思います。


TOPGUN2-0524-hibiya-スタンディングオベーション1-500-1.jpgトムにとって思い入れの深い本作で、さらに4年ぶりの来日ということからトム本人からの提案で、舞台挨拶を終えたトムが、そのまま一緒にジャパンプレミアで映画を鑑賞することに!トム史上初となる日本の観客と作品を鑑賞するという前代未聞のスーパーサプライズに観客たちも大喜び!上映中、観客は IMAX スクリーンで展開する臨場感溢れる飛行シーンの仕上がりに終始圧倒され、また前作『トップガン』を彷彿とさせるシーンでも涙するなど、すっかり胸が掴まれた様子。エンドロールに入ると、万雷の拍手とともに観客が立ち上がり、スタンディング・オベーションが巻き起こりました!はち切れんばかりの拍手はトムへも向けられ、トムもホッとした様子でにっこりと笑顔に!退場後まで拍手は鳴り止まず、観客からの想いに応えるようにトムは両手で手を振り、手をハートの形にして心からの感謝を示してから、会場を後にしました。


TOPGUN-ivent-ヘルメットスタンディ02-500.jpgジャパンプレミアが開催された TOHO シネマズ日比谷は、日本で唯一日比谷限定のヘルメット型のスタンディが設置されているほか、TOHO シネマズが入っている東京ミッドタウン日比谷の入り口は滅多に実施されることのない貴重な柱巻き装飾が施されるなど、スペシャルな『トップガン マーヴェリック』仕様に!さらには、今回の来日では IMAX シアターでジャパンプレミアが実施されたうえに、観客とトムが一緒に映画を鑑賞するという伝説として語り継がれるイベントまでも歴史として刻まれ、TOHO シネマズ日比谷=『トップガン マーヴェリック』聖地と言わんばかりのミラクルが巻き起こったビッグイベントとなりました!
 


【STORY】

TOPGUN-pos-2.jpg

アメリカのエリート・パイロットチーム“トップガン”。しかし彼らは、ベスト・オブ・ザ・ベストのエースパイロット達をもってしても絶対不可能な任務に直面していた。任務成功のため、最後の切り札として白羽の矢を立てられたのは、伝説のパイロット“マーヴェリック”(トム・クルーズ)だった。記録的な成績を誇る、トップガン史上最高のパイロットでありながら、常識破りな性格と、組織に縛られない振る舞いから、一向に昇進せず、現役であり続けるマーヴェリック。なぜ彼は、トップガンに戻り、新世代トップガンと共にこのミッションに命を懸けるのか?大空を駆け抜ける興奮、そして“胸熱”な感動がここに!スカイ・アクション最新作がついに公開!
 

■監督:ジョセフ・コシンスキー『オブリビオン』
■脚本:クリストファー・マッカリー『ミッション:インポッシブル:フォールアウト』、他
■製作:ジェリー・ブラッカイマー『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ、トム・クルーズ、クリストファー・マッカリー、デヴィッド・エリソン
■キャスト:トム・クルーズ、マイルズ・テラー、ジェニファー・コネリー、エド・ハリス、ヴァル・キルマーほか
■全米公開:2022 年 5 月 27日(金)
■原題:Top Gun Maverick
■配給:東和ピクチャーズ
■(C) 2022 Paramount Pictures Corporation. All rights reserved.

■公式サイト:https://topgunmovie.jp/
■公式 Twitter:@TopGunMovie.jp
■公式 Facebook:@TopGunMovie.jp
■公式 Instagram:@TopGunMovie.jp

ベスト・オブ・ザ・ベストの胸熱スカイアクションムービー 5 月 27 日(金)全国ロードショー


(オフィシャル・レポートより)

《2022 年 大スクリーンで観るべき、“ベスト・オブ・ザ・ベスト”の至高の 1 本!》

TOPGUN2-0524-main-550.JPG

トムが本作のプロモーションの最後に選んだのは、

“ベスト・オブ・ザ・ベスト”の地は…日本!

「特別な夜になりました。素敵な夏を過ごしてください!」

ジェリー・ブラッカイマーと共に登場し、レッドカーペットに終結した400名の一人一人のファンに語り掛ける前代未聞のファンサービス!

横浜の夜空に、トムからの贈り物150発の花火で胸熱のフィナーレ!


リアルな映像にこだわった迫力のスカイ・アクションシーンと、常識破りの伝説的パイロット・マーヴェリックと若きパイロット達が繰り広げる”胸熱”なドラマが期待を集める、全世界待望のスカイアクションムービー最新作『トップガン マーヴェリック』が、5 月 27 日(金)からいよいよ日本公開。ハリウッドのベスト・オブ・ザ・ベスト、トム・クルーズが36 年間誰にも企画を渡さなかった渾身のハリウッド超大作が、ついに劇場に!


TOPGUN2-0524-tom-500-1.JPG遂に待望の来日を果たした、主演のトム・クルーズとプロデューサーを務めるジェリー・ブラッカイマーが公開を待ちわびる大勢の観客の熱気と拍手に包まれながら、満を持してレッドカーペットに登場!!


『トップガン マーヴェリック』ワールドプロモーションツアーの最終地点・日本で、150発の花火と共に盛大なフィナーレを華々しく飾りました!


つい昨日、待望の来日を果たし、多くのファンのみならず数多のメディアにも迎えられ、熱狂の中スタートした日本でのプロモーション。サンディエゴを皮切りに、メキシコ、カンヌ、ロンドンと、本作のプロモーションの為に世界各国を飛び回ったそんな彼らが最後にプロモーションのため訪れた最後の地は、日本・横浜!本作のワールドプロモーションツアーのフィナーレを華々しく飾る、ジャパンプレミアがついに開幕し、横浜大さん橋に設けられたレッドカーペットにトム・クルーズとジェリー・ブラッカイマーが登場しました。コロナ禍で、サインといったファンとの接触が制限される中、行ったファンサービスはなんと1時間以上にも!


TOPGUN2-0524-sub-500-6.JPGそしてイベントのクライマックスには、胸熱極まる盛大な花火が打ち上げられ、華々しいジャパンプレミアイベントを執り行いました。


【『トップガン マーヴェリック』ジャパンプレミア・レッドカーペットセレモニー】

■日時:5月24日(火)

■会場:横浜港 大さん橋 国際客船ターミナル

■登壇者:トム・クルーズ、ジェリー・ブラッカイマー / MC:ハリー杉山



YBB_0116.JPG

つい昨日、100 以上のメディアに迎えられた、熱気に包まれた記者会見場から一日。サンディエゴを皮切りに、メキシコ、カンヌ、ロンドンと、本作のプロモーションの為に世界各国を飛び回ったトム・クルーズ。そんな彼が最後にプロモーションのため訪れた最後の地は、日本・横浜!


トム・クルーズ、ジェリー・ブラッカイマーと、正にベスト・オブ・ザ・ベストの面々の来日を祝福するかのような晴れやかな空の下、横浜・大さん橋で執り行われたジャパンプレミア・レッドカーペットセレモニーには、全長 93 メートルにも及ぶド派手なレッドカーペットが設けられ、来日と本作の公開をを待ちわびる400 名もの招待客、そして数多のメディアが集結しました。久々の超大型来日イベントとあって、開始前から会場が徐々に熱気と興奮に包まれていく中、まず初めに登場したのはトム・クルーズ!


TOPGUN2-0524-sub-500-4.JPG登場したその瞬間、場内は歓喜の拍手に包まれ、会場のボルテージは MAX に!コロナ対策の為、サインができないといった制約があったものの、日本のファンを大事にするトム・クルーズらしく、グリーティングエリアに集まった招待客一人一人にしっかりと写真撮影対応でファンサービスを行い、その時間は 1 時間を超すほどに!本来の予定時間を大幅に超えてしっかりと行った交流はファンを大いに喜ばせ、トムと会話を交わす方々の中には思わず涙を流す方の姿も…。多くの観客がトムの“神対応”に胸熱極まる様子をうかがわせました。


TOPGUN2-0524-sub-500-5.JPGそんな中、続いて登場したのはジェリー・ブラッカイマー。伝説のプロデューサーの登場に、再び会場は大盛り上がり!レッドカーペットに招待客と同様にズラリと並んだメディア陣による二人へのインタビューで「数年ぶりの来日でファンと対面した感想は?」という問いに対し、トムは「私の方が興奮しています!ほんとにうれしく思いながら、特別な夜になりました!一生懸命この映画を作ったので。本物のジェット機も登場していますし、自分の飛行機も登場しています。みんなに笑顔をもたらすことができればと思って作りました。素敵な夏を過ごしてもらいたいと思います。」と述べ、ジェリーは「エキサイティングでした。とにかく早く観ていただきたい。大きなスクリーンで見て頂きたいです。」と熱く語りました。


TOPGUN2-0524-sub-500-1.JPG晴天の下行われたレッドカーペットから一転して、夕暮れで横浜の街が夜景へと変貌していく中、プレミア会場も華やかにライトアップされ、最後には特設ステージへ登った2人。壇上に上がったトムは、改めて今回のイベントに来場した大勢のファンへ向けて「本日はお越しいただき、ありがとうございます!」と感謝の言葉を述べ、ジェリーは「日本にはもっと早く戻りたかったのですが、この最高の作品、最高のムービースターと戻ってこられて本当に嬉しく思っています!」と久々の日本へのカムバックに大興奮の様子。


TOPGUN2-0523tom-500-4.JPGまた、今日この場に来ることができなかった方に対してもトムは「この作品は皆さんの為に作った作品です。是非、皆さんにはこの映画を楽しんでいただいて素敵な夏を過ごしていただきたいと思います。そして本日ここに来ることができなかった皆さん、心配なさらないでください。来年の夏、『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(原題)』で必ず戻ってきますし、また翌年も戻ってきます!」とサプライズ発言!会場を大いに沸かせました。


華々しいイベントの締めくくりには、トムからの、日本へのプレゼントとして、なんと花火が打ち上げられることとなり、150 発もの打ち上げ花火が二人のバックで盛大に打ち上げられ、最後の最後まで大盛り上がり!いよいよ本作の公開に向けたクライマックスの到来をまじまじと感じさせるビッグイベントとなり、胸熱極まるジャパンプレミアイベントは幕を閉じました。
 


【STORY】

TOPGUN-pos-2.jpg

アメリカのエリート・パイロットチーム“トップガン”。しかし彼らは、ベスト・オブ・ザ・ベストのエースパイロット達をもってしても絶対不可能な任務に直面していた。任務成功のため、最後の切り札として白羽の矢を立てられたのは、伝説のパイロット“マーヴェリック”(トム・クルーズ)だった。記録的な成績を誇る、トップガン史上最高のパイロットでありながら、常識破りな性格と、組織に縛られない振る舞いから、一向に昇進せず、現役であり続けるマーヴェリック。なぜ彼は、トップガンに戻り、新世代トップガンと共にこのミッションに命を懸けるのか?大空を駆け抜ける興奮、そして“胸熱”な感動がここに!スカイ・アクション最新作がついに公開!
 

■監督:ジョセフ・コシンスキー『オブリビオン』
■脚本:クリストファー・マッカリー『ミッション:インポッシブル:フォールアウト』、他
■製作:ジェリー・ブラッカイマー『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ、トム・クルーズ、クリストファー・マッカリー、デヴィッド・エリソン
■キャスト:トム・クルーズ、マイルズ・テラー、ジェニファー・コネリー、エド・ハリス、ヴァル・キルマーほか
■全米公開:2022 年 5 月 27日(金)
■原題:Top Gun Maverick
■配給:東和ピクチャーズ
■(C) 2022 Paramount Pictures Corporation. All rights reserved.

■公式サイト:https://topgunmovie.jp/
■公式 Twitter:@TopGunMovie.jp
■公式 Facebook:@TopGunMovie.jp
■公式 Instagram:@TopGunMovie.jp

ベスト・オブ・ザ・ベストの胸熱スカイアクションムービー 5 月 27 日(金)全国ロードショー


(オフィシャル・レポートより)

 
 
 

TOPGUN2-0523main-550.JPG

 

「何年も日本に来られていませんでしたが、

この作品と共にまた来られて感動している」

伝説的プロデューサー、ジェリー・ブラッカイマーと

トップガンだからこそ敢行された“胸熱”の撮影秘話を披露!

 

リアルな映像にこだわった迫力のスカイ・アクションシーンと、常識破りの伝説的パイロット・マーヴェリックと若きパイロット達が繰り広げる”胸熱”なドラマが期待を集める、全世界待望のスカイアクションムービー最新作『トップガン マーヴェリック』が、5 月 27 日(金)からいよいよ日本公開。ハリウッドのベスト・オブ・ザ・ベスト、トム・クルーズが36 年間誰にも企画を渡さなかった渾身のハリウッド超大作が、ついに劇場に!


2022年、”ベスト・オブ・ザ・ベスト”の最大注目作である本作の日本公開を目前に控え、主演のトム・クルーズとプロデューサーを務めるジェリー・ブラッカイマーが来日!!

約 4 年ぶりの来日となったトム・クルーズは、胸いっぱいで満面の笑みを浮かべながら「何年も日本に来られていませんでしたが、この作品と共に来ることができて感動しています。ストーリーへの愛、映画への愛を込めた、必ず皆さんを楽しませる作品です!」と力を込め語りました!

本作のワールドプロモーションツアーのフィナーレを華々しく飾る、日本での来日イベントがついに開幕!

コロナ禍で長らく開催されていなかったハリウッドスターの来日会見を、ハリウッドの”ベスト・オブ・ザ・ベスト”であるトム・クルーズと伝説的プロデューサーのジェリー・ブラッカイマーが再び口火を切る、いわば日本エンタメ界にとっての歴史の転換点となるこの会見には 100 以上のメディアが大集結!!
 

TOPGUN2-0523-2shot-500-1.JPG

トム自身も特に思い入れの深いタイトルである『トップガン』、その 36 年ぶりの新作を携えての来日とあって、「前作から 36年が経ち、この作品をお届けするのに(コロナ禍で)2 年待つことになりました。何年も日本に来られていませんでしたが、また必ず日本に行くからね!とずっと言ってきたので、この作品と共にまたこうして来ることができて感動していますし、皆さんに観ていただけるのでとても興奮しています。」と感無量の様子でコメント。「まるで戦闘機の中にいるような新しい体験をしていただけるのはもちろん、私たち 2 人は、ストーリーへの愛、映画への愛を込めて、”生きること”を讃えるような映画になりましたし、必ず皆さんを楽しませる作品です!」と”胸熱”ポイントをトム自身の口から力強く語りました。


予定よりもたっぷりと話し尽くしたトムとジェリーは、会見の最後に写真撮影のために立ち上がったものの、カメラに手を振ることを忘れステージ上でしばらく 2 人きりで話し込んでしまい、呼びかけに気づいたトムが「あ・・・!ソーリー、失礼しました(笑)」とおどけて会場を沸かせる一幕もあったりと大盛り上がり!いよいよ本作の公開に向けたクライマックスの到来をまじまじと感じさせるビッグイベントとなりました!
 


『トップガン マーヴェリック』来日記者会見概要

■日時:5 月23日(月)

■会場:東京ミッドタウン ホール A

■登壇者:トム・クルーズ、ジェリー・ブラッカイマー


TOPGUN2-0523-2shot-500-2.JPG

<以下、レポート>

日本中がこの日を待っていたことを証明するように、100 以上のメディアが集結し熱気に包まれた記者会見場。壮大なメロディの「TOPGUN ANTHEM」が響き渡るなか、トム・クルーズとジェリー・ブラッカイマーの 2 人が姿を現すと会場は最高潮の盛り上がりで大歓迎!深い礼と固い握手を見せた 2 人は、日本のファンへの想いをじっくりと語る。


▼トム・クルーズ

TOPGUN2-0523tom-500-3.JPG

皆さんこんにちは。ジェリーと私は前作を作ってから 36 年が経ち、この作品をお届けするのに(コロナ禍で)2 年待つことになりました。何年も日本に来られていませんでしたが、また必ず日本に行くからね!とずっと言ってきたので、この作品と共にまたこうして来ることができて感動していますし、皆さんに観ていただけるのでとても興奮しています。大きなスクリーンで楽しんでもらうためにこの作品を作りました。何故作ったのか、それはファンの皆さんのためです。多くの方々から何十年もこの作品の続編を求めてもらいましたが、まだ私には準備ができていなかったんです。刺激的な時間も多く、やりたいこともたくさんあって、正しい続編とは何なのかをきちんと見つけなくてはいけなかった。戦闘機のコックピットに座っているような体験と、エモーショナルなストーリー、そのすべてが正しく揃ったから作ることができました。


映画に対する情熱がさらに高まっているジェリー・ブラッカイマーという、伝説的なプロデューサーと一緒に、ストーリーへの愛、映画への愛を込めて、最先端の技術も駆使しながらキャラクターが中心にある作品をお届けしようと思っていました。単に 1本の映画を作ったのではなく、自分の限界をもっと超えるチャレンジをして、もっと観客の皆さんに楽しんでもらいたい想いで作りました。”生きること”を讃えるような映画になりましたし、皆さんが最初の『トップガン』をご覧になって胸を熱くしていただいたときのように、必ず皆さんを楽しませる作品です!
 

▼ジェリー・ブラッカイマー

TOPGUN2-0523-jerry-500-1.JPG

皆さん本当にありがとう。いつも日本に来るのは光栄なことですし、この作品を携えて、一番のビッグスターであるトムと一緒に来日できてとても嬉しいです。トム・クルーズと仕事をするのは”本物”でなくてはいけないんです。今回トムは 3 か月間に及ぶ飛行トレーニングプログラムを監修して、ほかの俳優たちと取り組んだ。彼らは 7~8G に耐えなくてはいけないので、耐性をつけるために段階を上げていった。1 作目の時もトムや他の俳優たちを戦闘機に乗せたけど、使える映像だったのはトムだけ、ほかの皆は吐いて失神したんです(笑)。実際のパイロットと同じく、曲芸のような飛行をすべてリアルに体験しているんですよ。

トムはこの 36 年の間に、映画界でも最高峰の監督や脚本家、俳優たちと仕事をしてきたので、彼の様々な経験と知識がすべて発揮されているのが『トップガン マーヴェリック』なんです。


2 人のあふれる想いは止まることなく、次から次へと心を動かすコメントが発されるなか、会場に集まった記者からの質問にも、真剣なまなざしで快く答えていく。


TOPGUN2-0523-2shot-500-3.JPGQ:戦闘機のコックピットの中に日本製の超高性能IMAXカメラを 6 台搭載したという前代未聞の撮影について?

トムから「前作でも、トニー・スコット監督が開発した 5 分ほどの映像が機内で撮影できる当時最新鋭のカメラがあったんです。自分で飛行機を操縦するときにも、どんな撮影ができるんだろうと 10 年以上も考えてきました。空撮の仕組みや、技術の進歩もあって、『バリー・シール/アメリカをはめた男』ではカメラを機体につけた撮影をしたり、『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』ではヘリコプターにぶら下がる空撮スタントもやったり、日々研究してきました。

『トップガン』の続編では、いままで誰もやったことが無いことをやらなくていけないですし、海軍にもこういった撮影の話を相談しにいったときには、一番重要なストーリーがあって、そのために視覚的に伝える必要があると説明したんです。撮影をして、撮影をして、また再撮影をして。そして私が映像をなかなか渡さないので、スタジオもなぜそんなにも何度も撮影が必要なのか理解してくれないんです、何をしているのか見えていなかったと思います。なので、短くまとめた映像を大スクリーンでスタジオの方に観ていただいたら、すぐに『オーマイガー、オーケー。進めてくれ』と言ってもらえた(笑)。

TOPGUN2-0523tom-500-2.JPG

複雑なんですが、いろいろな工夫を皆で取り組みました。長くなってすみません、何時間でも延々と語ってしまいます(笑)。」と止めどなく繰り出される撮影秘話に圧倒される会場。


ジェリーも続けて「一見すると楽勝にも見える映像になっているかもしれないんですが、全くそうではないんです。トムのように、素晴らしい経験があり、本物を追求する人間だからこそできることで、彼は朝早くから飛んでブリーフィングを行うんです。万が一事故に繋がってはいけないのでクリアしないといけないことも多く、SONYがこの作品のために開発した 6 台の IMAXカメラを狭いコックピットのなかに積み、俳優たちはコックピットの中で自分で撮影をするので、飛んでいる間はどんな映像なのか観られない。下りてきてチェックして、ディスカッションをして、そしてまた飛んで再撮影(笑)。地上、コックピットの中や外、別の飛行機からもカメラを向けて、同時に 22 台のカメラで撮影しているときもあった。非常に複雑で難しいことをやってくれました。多くの方は一度も行くことのない世界を体験できますよ。そして、それもほんの一部です」と伝説的なキャリアを誇るジェリーをしても未だかつてないプロセスを経ての撮影だったことを明かした。


TOPGUN2-0523tom-500-1.JPGQ:この 36 年間のことを振り返る質問には?

トムは「シンプルですが、とにかく努力をすること、一生懸命に仕事をすること。夢を生きることができている幸せな人間なのです。世界中を旅して、異なる土地でその文化を体験できる映画を作ってきました。『ラストサムライ』という素晴らしい作品もつくることができました。自分の人生は常に映画と共にあると思っていて、フィルムメイカーとして有能でありたいですね。この作品は前作と同じスピリットを感じていただきたかったので、1 作目を皆でみていろんなことを話し合いました。常に観客の皆さんにどう楽しんでもらえるかを意識してきました。」と目を輝かせた。


ジェリーも「とにかく我々2 人はこの仕事が大好きでやっている。常に、より良くしたい、最高のものにしないと気が済まないんですよ」と続けると、トムも「簡単な決断ではなかったんです、ずっと続編を求めてもらえて失望させたくなかった。このような時代だからこそなおさらですし、映画館で観る時には、(身を乗り出して)こうやって観て欲しいです!(笑)」


予定時間をオーバーしてもなお、まだまだ話し足りない、聞き足りないことばかり。トムとジェリーは最後に写真撮影のために立ち上がったものの、カメラに手を振ることを忘れステージ上でしばらく 2 人きりで話し込んでしまい、呼びかけに気づいたトムが「あ・・・!ソーリー、失礼しました(笑)」とおどけて会場を沸かせる一幕もあり最後の最後まで大盛り上がり!


いよいよ本作の公開に向けたクライマックスの到来をまじまじと感じさせるビッグイベントとなりました!
 


【STORY】

TOPGUN-pos.jpg

アメリカのエリート・パイロットチーム“トップガン”。しかし彼らは、ベスト・オブ・ザ・ベストのエースパイロット達をもってしても絶対不可能な任務に直面していた。任務成功のため、最後の切り札として白羽の矢を立てられたのは、伝説のパイロット“マーヴェリック”(トム・クルーズ)だった。記録的な成績を誇る、トップガン史上最高のパイロットでありながら、常識破りな性格と、組織に縛られない振る舞いから、一向に昇進せず、現役であり続けるマーヴェリック。なぜ彼は、トップガンに戻り、新世代トップガンと共にこのミッションに命を懸けるのか?大空を駆け抜ける興奮、そして“胸熱”な感動がここに!スカイ・アクション最新作がついに公開!
 

■監督:ジョセフ・コシンスキー『オブリビオン』
■脚本:クリストファー・マッカリー『ミッション:インポッシブル:フォールアウト』、他
■製作:ジェリー・ブラッカイマー『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ、トム・クルーズ、クリストファー・マッカリー、デヴィッド・エリソン
■キャスト:トム・クルーズ、マイルズ・テラー、ジェニファー・コネリー、エド・ハリス、ヴァル・キルマーほか
■全米公開:2022 年 5 月 27日(金)
■原題:Top Gun Maverick
■配給:東和ピクチャーズ
■(C) 2022 Paramount Pictures Corporation. All rights reserved.

■公式サイト:https://topgunmovie.jp/
■公式 Twitter:@TopGunMovie.jp
■公式 Facebook:@TopGunMovie.jp
■公式 Instagram:@TopGunMovie.jp

ベスト・オブ・ザ・ベストの胸熱スカイアクションムービー 5 月 27 日(金)全国ロードショー


(オフィシャル・レポートより)

 
 
 
ヤンヨンヒ監督(シネルフレ江口).jpg
 
 『ディア・ピョンヤン』『愛しきソナ』『かぞくのくに』のヤン ヨンヒ監督最新作『スープとイデオロギー』が、6月11日(土)よりシネマート心斎橋、第七藝術劇場、今夏元町映画館にて公開される。 
初めて母(オモニ)にカメラを向けた本作は、韓国近代史最大のタブーと呼ばれ、多数の島民が犠牲者になった済州四・三事件の体験を初めて語り始めた姿や、新しい家族、カオルを迎え入れる姿を捉えている。アルツハイマー病と診断されたオモニが被害の過去に向き合い、葛藤する一方で、カオルに教え、ヤン監督と3人で食べる参鶏湯のスープから立つ湯気が、イデオロギーを超えた団欒の風景を優しく包む。国家に翻弄されたオモニと娘の歴史を監督自らのナレーションで綴っていく、秀作ドキュメンタリーだ。
 本作のヤン ヨンヒ監督にお話を伺った。
 

 
――――著書の「朝鮮大学校物語」(6月10日文庫版発売)を拝読し、ヤン監督の実体験をベースにしながらも、本当はこうしたかったという願望を主人公に託したのではと感じました。徹底した思想教育が行われても、映画の中で監督自身が「私はアナキスト」と語ったように、自分のイデオロギーを保っていられたのは、幼い頃に3人の兄が帰国事業で北朝鮮に渡った実体験が大きかったのでしょうか?
ヤン:それが一つの大きな疑問を持つきっかけになりました。授業で習う北朝鮮のことは、ある意味距離を置いて捉えていて、自分の目で見なければ納得できなかったので、学校からの訪問や、家族のいるピョンヤンのアパートにも泊まりました。わたしが日本で過ごすのと同じ時間を、兄たちはどのように過ごしていたのかが頭から離れなかったです。
 一緒に過ごした時間が短すぎる、生き別れた兄たちですが、そういう単語は使わない。「母なる祖国への栄光ある帰国」とすごく美化した修飾語が常に付くのです。2020年代の今もその修飾語を使っているのならあまりにもナンセンスですよ。
 
 
si_main1.jpeg

 

■映画を観ることで培われた価値観と、主義を強要されることへの拒否感

――――先ほどの著書の主人公も、厳しい門限をかいくぐりながら映画や演劇に足を運んでいましたが、ヤン監督自身にもその影響はあったのでしょうか?
ヤン:わたしが周りのものに疑問を持ち、自分の頭で考えたいと思ったきっかけは映画でした。兄たちと別れた後、親たちは熱烈な活動家になったので、完全に鍵っ子の一人っ子になり、中学に入った頃から一人で映画館に行っていたんです。それについて、両親は何も言わなかったですね。自分が学校やコミュニティーで受ける教育やそこで与えられる価値観と、日本で世界中の映画を観る中で培われた価値観は、高校の始めぐらいまでは共存していました。何度も叱られるのが面倒で、なんでも頷く優等生を演じていたのです。
 しかし、大学進学時の進路指導から、わたしの人生なのに自分で決めさせてもらえないことへの反発が湧き上がりました。ここは日本ですから朝鮮総連の考え方に従わないという生き方も認めるべきだと思いますが、学校から「こういう両親の元で育ったのだから」とすごく強要されたのです。先生にも朝鮮大学校に送り込むノルマがあったし、結局両親も子どもを北朝鮮に送ってしまったから頑張らなくてはと、人質を取られているような部分もあり、イエスマンになっていました。本当にその主義を信じるならそれでいいと思いますが、他人に強要しないでほしい。家族が北朝鮮にいても、両親が朝鮮総連で活動をしていても、わたしは個人として生きていく。それだけなんです。
 
――――その想いは、ヤン監督の過去作品からも十分感じ取れます。
ヤン:植民地のときは皇国臣民にさせられ、戦後は日本人の資格や参政権を剥奪し、外国人登録をさせられと、すごく無責任な日本政府の政策に翻弄されてきたのですが、結局政府は在日のことをわかろうとしないことが明らかになった。地域のレベルで日本人と韓国や朝鮮人がわかりあうためには、ぶっちゃけトークじゃないけれど、自らのことをさらすしかないと思ったんです。組織としては外交的な交流イベントをやっていたけど、それよりもお互いに家に行き来して知り合うことの方がいいんじゃないかと。映画にしてもそうですが、自国のことを賛美するプロパガンダ映画ばかり観ていては、理解は深まらないですし、基本的にはその国の矛盾や苦しみを知る中で、普遍的な共通項が見え親近感も湧くわけです。
 
 
si_main2.jpeg

 

■ステレオタイプ的な在日の描かれ方に疑問、映像で自分たちを語る

――――観る側から撮る側に転じたきっかけは?
ヤン:NHKなどのテレビドキュメンタリー番組だと昔からよく虐げられる在日像が描かれていました。アリランが流れ、在日の人が泣いているシーンがすごく嫌で、飲み会で言ったんです。「なんで、あんな可哀想な在日の番組しか作らないんですか?わたしたち、めっちゃ笑ってまっせ!」と。すると「それなら、ヤンさんが自分で作ってみたら?」と言って、アジアプレスの野中章弘さんがちゃんと番組の枠を取ってくれた。わたしの映像作品は、そこから始まっています。
 オープンマインドで生きていると、質問ばかりされます。名前、国籍、日本にいる理由など何度も同じようなことを聞かれますが、そこで思うのは、本当に日本人は何も知らないということ。わたしたちは今だに透明人間のようなものです。だから説明しようとするのだけど、一方で在日だからといって在日のことが全てわかるわけではない。だから自分で勉強し、わたしにとって、その表現手段が映像なのです。
 
――――今回は済州四・三事件を取り上げていますね。
ヤン:『ディア・ピョンヤン』では一切触れていませんが、アボジ(父)は済州島出身で1942年、15歳の時に日本に来ているので事件の時は日本にいたんです。アボジの遠い親戚が犠牲になったかもしれないけど、オモニは日本生まれだから関係ないと思っていました。ただ二人ともの故郷なので何かあるかもと編集中に済州四・三事件の本は読んでいたんです。でも映画に入れるにはもう十分にほかの要素が多かったので、あえて入れなかった。だから、どこかで「いつか済州四・三事件について描くこと」を宿題のように思っていたかもしれません。
 
 
si_sub2.jpeg

 

■オモニが済州四・三事件のことを語り出すまでの葛藤

――――オモニが事件のことを告白するまでに、その予兆はあったのですか?
ヤン:わたしもニューヨークで暮らすまで朝鮮籍だったので、30代最後まで韓国に行ったことがなく、家で済州島のことを両親に聞いていました。アボジは懐かしい歌を歌ったり、故郷の様子を話してくれたのですが、オモニはいつも「面倒くさい!」とか「聞かんとき!」と生理的に韓国を拒絶していて、差別主義者じゃないはずなのに尋常じゃない様子を見せていました。いよいよ父が亡くなり、自分も入退院を繰り返すようになって、少しずつ語るようになってきたんです。あまりにも長い間記憶に蓋をしてきたので、思い出すのにも時間がかかったようです。
 冒頭の告白のシーンは、ちょうど『かぞくのくに』を作る前後で、偶然病室が個室だったので、いつでも撮れるようにカメラを持参していました。オモニには、「死ぬまでのオモニの仕事は、わたしのカメラの前で今まで語らなかったことを語ること」だとずっと伝えていました。本当はどう思っていたのか、兄を行かせたときの気持ちを聞かせてと伝え、次第に済州四・三事件のことも語り出したんです。ただその際には、韓国が民主化され、今はこのことを語っても捕まらないし、国が調査委員会を作り、世界に残すべき虐殺の歴史であるという認識のもと、膨大なデータを正確に残そうと、長年聞き取り調査をやっていることを話しましたね。ただ、オモニの証言だけでは、作れても短編映画ぐらいだなと思っていました。
 

si_sub4.jpeg

 

■参鶏湯の味を引き継ぐ、新しい家族の登場が映画化の決め手に

――――そこで現れたのが、夫になったカオルさんですね。知り合って長いのですか?
ヤン:初めて実家を訪れるシーンがありますが、その3ヶ月前に初めてボブ・ディランのコンサートに誘われたのがきっかけでした。古風なところがあるので、オモニに挨拶に行きたいと言うのです。そこで思ったのが、いまだに最高指導者の肖像画があるクレイジーな家に、日本人の男性が「ぜひ娘さんと結婚させてください」とやってくるなんて、コメディーみたいでオモロイやんかと思って、最初はあなたの顔が映らないように映すからと説得したところ、カオルさんが「僕の顔がでないと、つまんないじゃん」。どういう女と付き合ってるか、よくわかってるなと(笑)。
 新しい日本人の家族ができるというのは、たとえ反対されても面白いし、最初は短編でもいいぐらいの気持ちでした。作品になれば映画祭などで上映があるかもしれないし、将来もし私たちが別れることになったとしても、それでも映画は世にでるし、著作権はわたしが持つ、ここまで全てOKしてもらえることを条件に撮影を始めました。すると、映画のような出来事が起きて、わたしもビックリしたんです。
 
――――どんな点に驚いたのですか?
ヤン:お茶を出すだけかと思っていたので、鶏を炊くと言い出したのにはビックリしました。済州島で男性が結婚の挨拶にくるとき、「体を大事にして、娘をよろしく」という意味合いで参鶏湯を振る舞うのだそうですが、オモニもそんな気持ちで作ったそうです。しかもカオルさんを喜んで受け入れてくれて。初めて来るお客さんをもてなすには、相当ワイルドな料理ですが、カオルさんも喜んで食べてくれたので、オモニは嬉しそうでしたね。カオルさんは書く仕事をしているので好奇心旺盛で、オモニの話も上手に聞いてくれ、わたしが忙しいときは、一人で鶴橋に行き、オモニと過ごしてくれました。
 
――――理想的な息子ですね。参鶏湯はヤン監督の思い出の味でもあるのですか?
ヤン:東京で一人暮らしをして映画の仕事をするようになってからは、毎月母が参鶏湯を送ってくれました。最初は自分で作れるように、あの大きなお鍋を送ってきたんです。北朝鮮じゃないから東京でも鍋は売っているのに(笑)。本当に風邪予防になるし、からだの気が整います。映画でカオルさんが一人で参鶏湯を作っているシーンもありますが、実は東京で参鶏湯を作る練習をしていたんですよ。まだ家にあった大鍋が役立ちました。
 
 
si_sub10.jpeg

 

■家族との決裂と自分の生き方を示した、肖像画のシーン

――――映画ではヤン監督とオモニの母娘がお互いに労わりあう関係性が見えましたが、そうなるまで時間がかかったのでしょうか?
ヤン:両親の全体主義的思想や組織や祖国のためにという考えを、わたしは反面教師にして生きていこうと思っていますが、とても仲の良い夫婦だったので、そこは羨ましかったです。
長男が選ばれて北朝鮮に送られ、現地で心を病んで亡くなってしまったので、両親は犠牲者でもあるのですが、一方で帰国事業を推進した立場の人間でもあります。だから一生懸命に北朝鮮の親戚に仕送りするオモニを見て、心の中では自分たちのことしか考えないのかと腹も立っていました。組織に対する不信感が、しいては親についての不信感にも繋がったし、あの時代は仕方がなかったと言われても、時代のせいにするなと言いたくなる。
 今回、さりげなく入れているけれど強烈なメッセージを放っているのが、肖像画を下ろしているシーンです。あれはわたしにとって家族との決別とも言えるのです。作家の金石範(キム・ソッポム)さんが本作をご覧になり「痛烈な歴史批判、素晴らしいシーン」だと言ってくださり、わたしは泣きそうになりました。北朝鮮にいる家族にとっても朝鮮総連の人にとっても肖像画を下ろすということは許されないし、あえてそれを見せることで、家族に一生会えなくてもわたしはこういう生き方をするし、映画を作るという宣言をしたのです。
 
――――四・三事件70周年追悼式では、済州島にある膨大な数の墓石に息をのみました。実際に現地を訪れたからこそ感じるものがあったのでは?
ヤン:済州島では四・三事件の歴史を風化させないように取り組んでいます。平和公園にある博物館は非常に大きく、収集した事件や犠牲者に関する資料が蓄積されていますし、村々では虐殺の遺跡となってしまいますが、現場が保存されており、小規模な博物館でも当時の様子を細かく解説しています。映画では遺族からの申し出があり、確認が取れた犠牲者数として1万4千人としましたが、オモニの叔父や元婚約者などはその人数に含まれないし、今も一切語りたくないという方や、家族全員亡くなった方、行方不明の方もおられ、実際は3万人を下らないと思います。世界には人間としてよくそんなことができるなというジェノサイドが後を絶ちませんが、アメリカが背後にいたとはいえ、イデオロギーのために自国民を殺した訳です。
 

■イデオロギーが違っても、スープを一緒に食べ、優しくいたわり合う家族になれる

――――『スープとイデオロギー』というタイトルには、深い意味が込められていますね。この映画におけるスープの役割はとても大きいです。
ヤン:現実では個人は国家やシステムには勝てない。それに反発すると弾圧されるので、多くの人は同調圧力に屈してしまうのです。でも、映画では“スープ”が勝たなければいけない。
『かぞくのくに』でヤン・イクチュンさんが演じた監視人は、一人の公務員に過ぎませんが、主人公家族にとっては北朝鮮の監視システムである訳です。息子を守るためには歯向かえない相手だけれど、映画の中で母が、あの監視人さえも包み込んでしまう静かな、母の矜持のような存在感を見せます。だから、この映画でのスープは、イデオロギーを溶かしてしまうぐらい意味のあるものです。我が家の小さな食卓ですら、わたしと両親が笑いながらご飯を食べるのにすごく時間がかかりましたし、さらに新しい家族が増え、一つの鍋で作ったスープを一緒に食べる。すると、イデオロギーが違っても、人はこんなに優しくいたわり合って家族になれるのです。イデオロギーを理由に人を殺す必要なんて、本当にないと思います。(江口由美)
 

<作品情報>
『スープとイデオロギー』(2021年 韓国=日本 118分) 
監督・脚本・ナレーション:ヤン ヨンヒ
アニメーション原画:こしだミカ
音楽監督:チョ・ヨンウク(『お嬢さん』『タクシー運転手 約束は海を越えて』など) 
エグゼクティブ・プロデューサー:荒井カオル
6月11日(土)よりシネマート心斎橋、第七藝術劇場、今夏元町映画館に公開
公式サイト https://soupandideology.jp/
©PLACE TO BE, Yang Yonghi
 
 

onesecond-チャン・イーモウ監督-2.jpg

“映画”を愛するすべての人へ 巨匠チャン・イーモウが贈るラブレター

「神がかっていた」・・突然の砂嵐にも動じないチャン・イーモウ監督の撮影映像 解禁

さらに井上順さん、全国のミニシアターから感動の声続々!監督から映画館にエールも。


これまで3度米アカデミー国際長編映画賞にノミネートされ、多くの映画祭で華々しい受賞歴を誇る中国の巨匠チャン・イーモウ監督の最新作『ワン・セカンド 永遠の24フレーム』が、いよいよ5月20日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国公開いたします

 

onesecond-pos.jpg

フィルムの中にたった1秒だけ映し出されているという娘の姿を追い求める父親(チャン・イー)と、幼い弟との貧しい暮らしを懸命に生き抜こうとする孤独な少女(リウ・ハオツン)。文化大革命時代の中国、広大な砂漠を大胆に映し出す圧倒的な映像美を背景に、娘への父の想いを描いた本作は、長年チャン・イーモウ監督が映画化を熱望していた企画であり、作品全体にあたたかく流れるのは、チャン・イーモウ監督の確かな”映画への愛”

 

今回、映画本編の前に流れるニュース映画に1秒だけ映っているという娘の姿をみるために強制労働所から脱走したチャン・イー演じる男が、広大な砂漠を黙々と歩いていく、本作のファーストカットの撮影に臨むも突然砂嵐が発生。混乱する中、監督の判断で撮影を決行していく様子をとらえた貴重なメイキング映像が解禁なりました!
 


※メイキング映像はyoutube現在限定公開中です。



砂嵐が吹き荒れる中、撮影機材をあわててブルーシートで保護し、チャン監督も俳優に待機するよう伝えるが、一向に天候は回復しない。考慮の結果、砂嵐を利用して撮影をすることに!「撮ろう カメラ2台準備」と指示するチャン監督の声で現場が一気に撮影準備に動き、視界も悪い砂嵐の中、チャン・イーが砂漠を足早に歩く様を撮影していく。砂嵐のあとには雹まで降ってくる悪天候だったが、俳優、スタッフ一丸となり撮影を進めた結果、風がすごく強いため早歩きなのが、「迫られてる感じが生き生きとしてて、すごくいい」と映像を確認し頷く監督。そして時の運だ。映画の始まりに合う。神がかってた」とチャン・イーと話すチャン監督の表情からも自信が感じられ、本編シーンがより楽しみになるメイキング映像となっている。


さらに、「映画を愛するすべての人に捧げる」というチャン・イーモウ監督の思いを受け、本作を鑑賞した井上順さん(エンタテイナー)、そして全国のミニシアターから感動の声が続々と到着コロナ禍の2020年73歳のときにはじめたTwitterも話題の井上順さんは「映画によって、多くを学んで来た。そして、この映画の優しさに触れ、またひとつ、心のひだが増えた。ありがとう!!」と絶賛。


また、昭和28年創業、親子三代で劇場を運営し続ける三重県の進富座・水野昌光さんは「映写機の油の匂い、スプロケットの音、ランプハウスから漏れる光・・・フィルムを生き物のごとく扱っていたあの頃を思い出し、胸が熱くなった」とコメント。大正11年創業で芝居小屋から始まった歴史ある長野県の東座・合木こずえさんは「冒頭のフィルム缶を見ただけで涙がこみ上げた。「映画が観たくてたまらない」人々の渇望と歓びが全編に溢れている。」 そのほか、シアターキノ(北海道)、立川シネマシティ(東京)、センチュリーシネマ(愛知)、京都シネマ(京都)、八丁座・サロンシネマ(広島)、桜坂劇場(沖縄)と、劇中のファン電影のごとく、映画館の灯をまもり続ける方々からの感動の声が寄せられている。



チャン・イーモウ監督から、コロナ禍で大変な状況にある日本の映画館へ特別エールが届いた!
 

onesecond-チャン・イーモウ監督.jpg

コロナ禍において「人々は安心して映画館で映画を観ることができず、世界的に映画の興行収入は減少しています。その上、オンラインや動画配信サイトなどの新しいプラットフォームがもたらした映像産業が台頭し、伝統的な映画館は大きな打撃を受けています」としたうえで、「でも私は常にこう思っています。映画は映画館で観るからこそ面白いのです。皆で一か所に集まって映画を観るスタイルは最も心惹かれるものです。それは、100年以上もの間、人類と共に存在してきた生理学的な「磁場」です。映画館が今後も消えないこと、そしてこれからも続いていくことを願っています」と熱く断言。そして「映画館は、現在、これまでで最も困難な時期を迎えています。みなさんがこの困難を乗り越えられることを願っています。映画が死を迎えることはありません。映画館も消えません。たとえ違うスタイルに取って代わられたとしても、永遠に我々の傍にいつづけます。夢はどんな時にも必要なものですから」と映画館へ愛溢れるエールを送っている。
 



全国のミニシアターからのコメント(敬称略・順不同)

ほんの束の間の夢を見る。セルロイドの一コマは手に触れ光にかざすと微笑んで見える。懐かしい肌触りの物語を奏ではじめる。
◆シアターキノ 支配人 中島ひろみ

フィルムが唯一の映画を見る手段であった頃のものすごいパワーがこの物語に込められている。切れても汚れても映すことができるフィルムの強さと大きいスクリーンで一堂に会して見る映画の強さが重なりあなたのこころを揺さぶることでしょう。
◆立川シネマシティ 番組編成部 椿原 敦一郎

冒頭のフィルム缶を見ただけで涙がこみ上げた。「映画が観たくてたまらない」人々の渇望と歓びが全編に溢れている。
◆東座 代表取締役 合木こずえ

一瞬の映画を求めてひた走る主人公の熱量に圧倒される。激動の時代、雄大な風景の中で繰り広げられるドラマは慈愛深く中国映画ならではの快作として心に響く。
◆センチュリーシネマ 副支配人 脇田直佳

映写機の油の匂い、スプロケットの音、ランプハウスから漏れる光・・・フィルムを生き物のごとく扱っていたあの頃を思い出し、胸が熱くなった。
◆進富座 水野昌光

映画のために村の人たちが一丸となる姿や映画がはじまるワクワク感…。ちいさいころ、親に連れられていく映画館が一大イベントだったことを思い出して、胸が温かくなりました。
◆京都シネマ・スタッフ

『DUNE砂の惑星』か!と思わず叫ぶ。雄大な風景からはじまる一本のフィルム缶をめぐる物語は、意外にハラハラ・ドキドキ観客をさせてくれるエンターテインメント。そして、クスッと笑ってホロっと泣かせる。これぞ映画!一秒間24コマのフィルムは、一生の想い出。一本の映画がみんなの心を一つにするんだなあ。映画館で働く人間として、愛さずにはいられない映画です。
◆八丁座・サロンシネマ 支配人 蔵本健太郎

初めて一人で繋いだフィルムを上映した日、息を詰めてじっと映写室の小窓からスクリーンを見ていた。そんな気持ちを思い出しました。
◆桜坂劇場 映写技師


【STORY】

onesecond-550.jpgのサムネイル画像

1969年―文化大革命真っただ中の、激動の中国。造反派に歯向かい、西北部にある強制労働所送りになった男(チャン・イー)は、妻に愛想を尽かされ離婚。最愛の娘とも親子の縁を切られてしまう。数年後、22号という映画本編の前に流れるニュースフィルムに、娘の姿が1秒だけ映っているとの手紙を受け取り男は、一目娘の姿を見たいと強制労働所から脱走。逃亡者となりながらも、22号のフィルムを血眼になって探し続け、映画が上映される予定の小さな村の映画館を目指す。だがフィルムを村まで運ぶ男の隙をついて、素早くのフィルムの1缶を盗み出す子供を目撃。ボロボロの格好をした小汚い少年だと思ったその子供は、孤児の少女・リウ(リウ・ハオツン)だった。果たして、逃亡者の男は愛しい娘の姿を見られるのか?

監督・脚本:チャン・イ―モウ 『妻への家路』
出演:チャン・イー 『オペレーション:レッド・シー』 リウ・ハオツン ファン・ウェイ 『愛しの故郷』
2020年/中国/中国語/103分/シネスコ/原題:一秒钟/字幕翻訳:神部明世/配給:ツイン
© Huanxi Media Group Limited     
公式サイト onesecond-movie.com

2022年5月20日(金)~TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー


(オフィシャル・レポートより)

 

oishiikyushoku-bu-550-1.JPG

市原隼人 コロナ禍を乗り越え喜びもひとしお

土村芳、佐藤大志と共に満面の笑顔で爆笑必死のトークが炸裂

 

市原隼人主演人気ドラマ「おいしい給食 season2」の映画化となる『劇場版 おいしい給食 卒業』が5月13日より全国公開となりました。


oishiikyushoku-pos.JPG1980年代のある中学校を舞台に、給食絶対主義者の教師・甘利田、自由な発想の給食変革者・ゴウによる、どちらが給食を「おいしく食べるか」という闘いを描く抱腹絶倒の学園グルメコメディ劇場版第2弾は二人の長き戦いがゴウの義務教育最後の年、遂に完結する!


主演の甘利田を演じるのは市原隼人。甘利田が勤務する中学校で、若くして3年の学年主任を担うバリキャリの先生・宗方早苗には土村芳、神野ゴウは前作に続き佐藤大志。さらに体育教師・真野浩太を勇翔(BOYS AND MEN)、給食のおばちゃん・牧野文枝をいとうまい子、教育委員会職員・鏑木を演じた直江喜一、甘利田が担任を勤める学級の学級委員・皆川佐和子に山崎玲奈、駄菓子屋のお春を演じる木野花、校長先生役に酒井敏也、給食センター主任職員・四方田岳には登坂淳一、職員・真田幸助を田村侑久(BOYS AND MEN)が演じる。
 


【日 時】5月14日(土)12:15 舞台挨拶開始 ※上映後の舞台挨拶

【場 所】新宿シネマカリテ SCREEN1(新宿区新宿3-37-12 新宿MOWA B1F)

【登壇】市原隼人、土村芳、佐藤大志、綾部真弥監督



oishiikyushoku-main.JPG昨日からの劇場公開がスタートし、各地で満員御礼の回も出ている映画『劇場版 おいしい給食 卒業』の公開を記念し、5月14日(土)に都内劇場で舞台挨拶が行なわれ、主演の市原隼人をはじめ、土村芳、佐藤大志、綾部真弥監督が登壇した。


この日は、司会を綾部監督が担当。シリーズを通じてキャストと向き合い、共に作品を作り上げてきた監督ならではの視点で質問をぶつけ、ここでしか聞けない答えを引き出していった。


2020年3月に公開された『劇場版 おいしい給食 Final Battle』は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、公開記念舞台挨拶が中止となっており、本作が無事に公開を迎え、こうして観客の前で舞台挨拶ができることに市原さんをはじめ登壇陣一同、喜びもひとしおの様子。


市原さんは改めて本作について「ひとえにこの作品を応援してくださるファンのみなさまの気持ちの賜物です。これ以上ない感謝の思いであふれています。本当に、本当に、本当にありがとうございます!」と思いを口にする。


前回の完成披露上映会の際には、こらえきれずに壇上で思わず涙した市原さんだが、この時のことを振り返り「僕らが生きている映画やドラマの世界は、衣食住と違って、なくても(社会は)成立してしまうものです。だからこそ、必要とされるため、現場で試行錯誤しながら、作品の存在意義を全ての部署のスタッフ、共演者と見つめ続けてきました。この作品は、生まれたての赤ん坊から100歳を超えるご年配の方まで楽しめる“キング・オブ・ポップ”にしたいと思って制作しました。久々にみなさんとお会いできたのが嬉しくて、涙がこらえられなくなってしまいました」と照れくさそうに笑みを浮かべた。


綾部監督は、本作におけるお気に入りのシーンとして、市原さん演じる甘利田が、いとうまい子さん演じる“給食のおばさん”牧野から、試食会のプリントを渡されるシーンを挙げ「プリントを渡されて、(手を)離さない。プリントがちぎれそうになるくらい、力強く握ってもらったんですけど、腕の血管が凄かったです! カットをかけて『いい血管だったね!』と言ったら『監督、芝居も見てください』と言われました(笑)」と明かし、市原さんの浮き出た血管を絶賛する。


甘利田のライバルである生徒・神野ゴウを演じた佐藤さんは、本作で心に残っている甘利田との給食対決を尋ねられると「甘利田のダイブですね。いきなりのダイブで心の準備ができてなくて、ビックリしました(笑)」と感嘆する。


市原さんはこのシーンについて「すごくつらかったです(苦笑)。やろうと思ってなかったんですけど、大志が『シーズン1』だと素直に笑ってくれていたんですけど、3年も一緒にいると、大人になってしまって自分を抑えようとするので、それが悔しくて、ビックリさせたくてダイブしちゃいました(笑)」と明かす。


2人の最後の給食シーンについて、佐藤さんは「甘利田先生との最後の給食を楽しもうという気持ちでした。演じてて、『これでお別れなんだ』と悲しくなってきて、改めて絆を感じました」としみじみと語る。


oishiikyushoku-500-1.JPGそんな2人の対決について、土村さんは「2人のバトルも成長していて、バトルを経て高め合っているのを感じました。2人を見ていると愛おしく思います」と温かい言葉を贈る。土村さん演じる早苗先生は、本作を通じて甘利田に心惹かれていくが、そんな彼女の心理について、土村さんは「出会って最初は混乱すると思います(笑)。でも、難しく考え過ぎず、そのまま受け止められるようになると、甘利田先生の真っ直ぐさ、揺るぎなさを感じられて、とっても魅力的だと思います」と分析する。


改めて、佐藤さんに「今だから市原さんに聞きたいこと」を尋ねると「なんでそんなに筋肉があって動けるんですか? なぜそのポーズで止まれるんだ? と毎回不思議でした」と直球の質問! 市原さんは「2歳から器械体操と水泳をやってて、体力があるし、空手やボクシングもやってました。現場ってハードなので、まず体力です。あとは心身ともに、いつも主観と俯瞰を切り替えられるような気持ちを自分で作っています。現場に入ると食事制限をして、僕はうどんしか食べないし、脂ものも一切入れないでルーティンでつなげていきます。自問自答の世界なので、自分で自分を楽しんで、誰かのせいにせず全てを自分のせいにしていくと『自分が変われば全てを変えられる』と思えるようになって、全てが楽しくなってきました。そのひとつとして、鍛えています」と真摯に回答。佐藤さんは「僕も今日から鍛えます!」とうなずいていた。


舞台挨拶の最後に市原さんは、本作の主題歌「君の花」の歌詞を引用しつつ「悲しみに打ちひしがれて、うまくいかないこともたくさんあるし、膝を抱えて泣くこともあると思うけど、乗り越えられない壁はないと思っています。誰かが決めたルールやしがらみに縛られそうになって、前に行けなくなった時も、みなさんはみなさんの道を歩んでいただきたいと思います! 涙で前が見えなくなっても、必ずこの『おいしい給食』という作品と僕らが、みなさんが立ち上がるまで見守っていますので、ぜひみなさんの活力となることを心から願っています!」と呼びかけ、温かい拍手の中で舞台挨拶は幕を閉じた。

 

映画『劇場版 おいしい給食 卒業』は全国公開中。


◆監督:綾部真弥 企画・脚本:永森裕二
◆出演:市原隼人 土村芳 佐藤大志 勇翔(BOYS AND MEN)山﨑玲奈 田村侑久(BOYS AND MEN)登坂淳一 いとうまい子 直江喜一 木野花 酒井敏也
◆制作プロダクション:メディアンド 配給:AMGエンタテインメント 製作:「おいしい給食」製作委員会
公式HP:https://oishi-kyushoku2-movie.com/
◆2022/日本語/5.1ch/ドルビーデジタル/104分/Ⓒ2022「おいしい給食」製作委員会


(オフィシャル・レポート)

TOPGUN-premia-550.jpg


2022年、大スクリーンで観るべき、”ベスト・オブ・ザ・ベスト”至高の1本!

ハリウッドの”ベスト・オブ・ザ・ベスト”のトム・クルーズ

『トップガン』の聖地サンディエゴに、空からヘリで大迫力の登場!!

トム自身、約4年ぶりの“胸熱”プレミアイベント開催に感無量!!

「日本に行くのが楽しみ、待ち切れない!」トムが来日を発表!!

 

リアルな映像にこだわった迫力のスカイ・アクションシーンと、常識破りの伝説的パイロット・マーヴェリックと若きパイロット達が繰り広げる”胸熱”なドラマが期待を集める、全世界待望のスカイアクションムービー最新作『トップガン マーヴェリック』が、5 月 27 日(金)からいよいよ日本公開。ハリウッドのベスト・オブ・ザ・ベスト、トム・クルーズが36 年間誰にも企画を渡さなかった渾身のハリウッド超大作が、ついに劇場に!


この度、全世界公開に先駆け、本作のグローバルプレミアが現地時間 5 月4 日(水)《日本時間 5 月 5 日(木)》に、1986 年公開の映画『トップガン』、そして 36 年ぶりの続編『トップガン マーヴェリック』の舞台となったアメリカのサンディエゴで開催されました!


TOPGUN-premia-500-1.jpg

【『トップガン マーヴェリック』グローバルプレミア 詳細】

♦日時:サンディエゴ現地 5 月 4 日(水)/日本時間 5 月 5 日(木)

♦開催場所:アメリカ・サンディエゴ

♦会場:サンディエゴ・ミッドウェイ博物館 USS Midway Museum

♦登壇者:トム・クルーズ、マイルズ・テラー、ジェニファー・コネリー、ジョセフ・コシンスキー監督、ジェリー・ブラッカイマー(プロデューサー)、モニカ・バルバロ、ジョン・ハム、チャールズ・パーネル、バシール・サラディン、グレン・パウエル、ダニー・ラミレス、グレッグ・ターザン・デイビス、ジェイ・エリス、ルイス・プルマン、カーラ・ワン、クリストファー・マッカリー(脚本)、ケニー・ロギンス(音楽) 他



TOPGUN-premia-240-1.jpg世界中が待ち焦がれていた本作の船出を祝うように、澄み切った青空が広がったサンディエゴに、コロナ禍以降で最大規模のプレミア会場が出現!プロペラの轟音が響き渡り、トップガン仕様のヘリコプターがレッドカーペットのすぐそばに着陸すると、姿を現したのはもちろんトム・クルーズ!


♪「Top Gun Anthem」が荘厳に響き渡る、思い入れの地・サンディエゴでの華やかなレッドカーペットに、トップガンを象徴するサングラスを着用して晴れやかな表情で登場し、大歓声で迎えられたトムは、「本当に最高です。何年もロックダウンした中で映画の撮影を続けてきたけど、こうしてファンの皆と会えて、顔が見られるなんて、この場に立てて光栄です。『トップガン マーヴェリック』が、ビジュアルの上でも物語の上でも 1 作目と同じ世界観で、かつ現代に続いているものとして捉えられるかどうか。非常に面白い挑戦でした」と時折胸をいっぱいにした様子も見せながら、喜びをかみしめコメント。


TOPGUN-premia-240-2.jpg他にも、前作で悲しい死を遂げたマーヴェリックの親友グースの息子“ルースター”を演じるマイルズ・テラー、組織に縛られない孤高のマーヴェリックを支えるヒロイン・ペニーを演じるアカデミー賞®女優ジェニファー・コネリーをはじめ豪華キャスト達が大集結!ジョセフ・コシンスキー監督や、『トップガン』『トップガン マーヴェリック』の両作品を手掛けたハリウッドのヒットメーカージェリー・ブラッカイマー、『ミッション:インポッシブル』等でもタッグを組むトムの盟友・クリストファー・マッカリー(脚本)らスタッフも豪華な顔ぶれが勢ぞろいし、ついに飛び立つこの作品への想いを語りました。


さらに、いち早く本作を鑑賞したプレミア参加者等による現地アーリーレビューでは、「完璧。前作への敬意と、未来への想い。一つの文句もつけようがない。」、「とてつもない飛行シーンの先に待つ、エモーショナルな展開と俳優たちの熱演に、何度も心を揺さぶられ何度も涙した。ピュアで最高の映画をありがとう」、「最高のアドレナリンラッシュ!トム・クルーズは私たちが知る史上もっとも偉大なベスト・オブ・ザ・ベストの俳優であり、大作映画のすべてが詰まっている」など、世代を超えて胸を熱くした絶賛の声が鳴りやまず、今月 27 日の公開に向け早くも大盛り上がり!


TOPGUN-premia-500-2.jpgトム・クルーズ主演映画のプレミアが開催されるのは、2018 年 7 月に日本で開催された『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』のジャパンプレミアなどから約 4 年ぶり。加えてトムはなんと、「(この作品で)もちろん日本に行くよ!行くのが楽しみで待ちきれないよ!」と本作のプロモーションで、約4年振りに来日することを電撃発表!!


コロナ禍になって久しい世の中、誰もが待ちに待っていたハリウッドの大スターの来日、中でも”ベスト・オブ・ザ・ベスト”であるトム・クルーズの来日は 5 月下旬を予定。前述の『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』以来、約 4 年ぶり通算 24 回目の来日となり、前作でもタッグを組んだプロデューサーのジェリー・ブラッカイマーとともに日本へと飛んでくる。


トムがいよいよこの作品を引っ提げて日本にやってくるこの 5 月、聖地・サンディエゴの熱気に負けじと、日本列島のボルテージは限界突破をむかえること間違いなし!!
 


【STORY】
TOPGUN-pos.jpgアメリカのエリート・パイロットチーム“トップガン”。しかし彼らは、ベスト・オブ・ザ・ベストのエースパイロット達をもってしても絶対不可能な任務に直面していた。任務成功のため、最後の切り札として白羽の矢を立てられたのは、伝説のパイロット“マーヴェリック”(トム・クルーズ)だった。記録的な成績を誇る、トップガン史上最高のパイロットでありながら、常識破りな性格と、組織に縛られない振る舞いから、一向に昇進せず、現役であり続けるマーヴェリック。なぜ彼は、トップガンに戻り、新世代トップガンと共にこのミッションに命を懸けるのか?大空を駆け抜ける興奮、そして“胸熱”な感動がここに!スカイ・アクション最新作がついに公開!
 

■監督:ジョセフ・コシンスキー『オブリビオン』
■脚本:クリストファー・マッカリー『ミッション:インポッシブル:フォールアウト』、他
■製作:ジェリー・ブラッカイマー『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ、トム・クルーズ、クリストファー・マッカリー、デヴィッド・エリソン
■キャスト:トム・クルーズ、マイルズ・テラー、ジェニファー・コネリー、エド・ハリス、ヴァル・キルマーほか
■原題:Top Gun Maverick
■配給:東和ピクチャーズ
■コピーライト:(C) 2022 Paramount Pictures Corporation. All rights reserved.
公式サイト:https://topgunmovie.jp/
■公式 Twitter:@TopGunMovie.jp
■公式 Facebook:@TopGunMovie.jp
■公式 Instagram:@TopGunMovie.jp

ベスト・オブ・ザ・ベストの胸熱スカイアクションムービー 5 月 27 日(金~)全国ロードショー
 


(オフィシャル・レポートより)

 

onesecond-550.jpg

“映画”を愛するすべての人へ 巨匠チャン・イーモウが贈るラブレター

”魂の飢餓感を満たしてくれるのは映画のフィルムなのかもしれません“

辛酸なめ子のイラストコメント&フィルムを巡り出会う3人…本編映像解禁!
 

これまで3度米アカデミー国際長編映画賞にノミネートされ、多くの映画祭で華々しい受賞歴を誇る中国の巨匠チャン・イーモウ監督の最新作『ワン・セカンド 永遠の24フレーム』が、いよいよ5月20日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国公開いたします


この度、日本公開に先駆けて本作を鑑賞した、辛酸なめ子さん(マンガ家・コラムニスト)より本作の印象的な場面を描いたイラストコメントが到着!さらに、主人公の逃亡者の男(チャン・イー)、孤児の少女(リウ・ハオツン)、そして映画館のファン電影(ファン・ウェイ)の3人が初めて出会うシーンの本編映像が解禁となりました!


onesecond-pos.jpg文化大革命時代の中国を舞台に繰り広げられるノスタルジックで普遍的な物語と、広大な砂漠を大胆に映し出す圧倒的な映像美。フィルムの中にたった1秒だけ映し出されているという娘の姿を追い求める父親と、幼い弟との貧しい暮らしを懸命に生き抜こうとする孤独な少女。決して交わるはずのなかった2人が、激動の時代の中で運命的に出会い、そして彼らの人生は思いがけない方向へと進んでいくー。  主人公の逃亡者を演じるのは『最愛の子』『山河ノスタルジア』『オペレーション:レッド・シー』などで人気を博すチャン・イー。逃亡者と出会い奇妙な絆で結ばれていく孤児の少女・リウの娘を演じるのは、本作が記念すべきデビュー作となる若手俳優リウ・ハオツン。さらに小さな村の映画館を仕切り、人々から尊敬の念を集める人格者・ファン電影に、実力派俳優ファン・ウェイ。時代の波に翻弄されながらも、映画をこよなく愛する魅力的なキャラクターを味わい深く演じてみせた。

 

今回、本作をいち早く鑑賞した辛酸なめ子さんが注目しイラストに描いたシーンは、劇中、ある理由からフィルム缶を巡り出会うことになったチャン・イー演じる逃亡者の男とリウ・ハオツン演じる孤児の少女が、村の食堂で麺をすする場面。そして、不手際から泥だらけになってしまったフィルムをファン電影の指揮のもと、丁寧に手洗いで洗浄をする場面。麺は「とにかくおいしそう」とし、さらに「泥だらけになったフィルムを洗う場面では箸で丁寧に伸ばす様子が麺のよう」という辛酸なめ子さんは「魂の飢餓感を満たしてくれるのは映画のフィルムなのかもしれません」とイラストで解説

onesecond-辛酸なめ子さんイラスト.jpg

さらに「娯楽が増えすぎてしまった今、映画を観られる貴重な機会に熱狂する人々が羨ましくなります。泥だらけのフィルムと一緒に、情報まみれの心が洗われました。」というコメントも寄せた。

onesecond-500-6.jpg

そしてあわせて本編解禁となったのは、辛酸なめ子さんも注目した食堂でのシーン。フィルムに1秒映っているという娘の姿をなんとしても見たい逃亡者の男が、そのフィルム缶を盗んだ孤児の少女を町の食堂(麺屋)まで追いかけてくる。空腹だった男は、少女が注文した麺を奪い取り貪るように食べ、そのすきに逃げようとした少女を力づくで座らせる。無言で悔しそうな目をむける少女。男はお構いなしに同じ食堂にいた映画館のファン電影に「来てくれ、ここにフィルムが」と呼びかけ、フィルム缶を差し出す。「『英雄子女』の6巻?」とすぐに気づいたファンは、手慣れた様子でフィルムを取りだし「確かにそうだ」と確認。「どこで?」と男に疑惑の目をむける。すると男は逃げようとするが、ファンが「待て」と捕まえ一喝!「座るんだ」と二人に向き合う。フィルム缶からハンカチを用いてフィルム取り出し確かめるしぐさや、その佇まいから、映画館を仕切るファン電影の映写技師としての誇りと責任感が感じられ、フィルムを巡り出会った3人の関係が今後どうなっていくのか、セリフが少ないが引き込まれるワンシーン


★今回解禁の本編シーン映像⇒ https://youtu.be/C5TfaA8SJO4


ちなみに、食堂で出てくる麺は、「ビャンビャン麵」といい、監督の故郷でもある中国の陝西省で一般的な幅広い手打ち麺。日本にも専門店があり、その美味しさにハマる人続出中とか。本作を観てから食べると、さらにその味わいが深まりそうだ。

長年映画化を熱望していた企画であり、チャン・イーモウ監督の”映画への愛”が溢れる、フィルムを巡るノスタルジックな人間ドラマをぜひ劇場のスクリーンでお見逃しなく。


【STORY】
onesecond-500-3.jpg1969年―文化大革命真っただ中の、激動の中国。造反派に歯向かい、西北部にある強制労働所送りになった男(チャン・イー)は、妻に愛想を尽かされ離婚。最愛の娘とも親子の縁を切られてしまう。数年後、22号という映画本編の前に流れるニュースフィルムに、娘の姿が1秒だけ映っているとの手紙を受け取り男は、一目娘の姿を見たいと強制労働所から脱走。逃亡者となりながらも、22号のフィルムを血眼になって探し続け、映画が上映される予定の小さな村の映画館を目指す。だがフィルムを村まで運ぶ男の隙をついて、素早くのフィルムの1缶を盗み出す子供を目撃。ボロボロの格好をした小汚い少年だと思ったその子供は、孤児の少女・リウ(リウ・ハオツン)だった。果たして、逃亡者の男は愛しい娘の姿を見られるのか?


監督・脚本:チャン・イ―モウ 『妻への家路』
出演:チャン・イー 『オペレーション:レッド・シー』 リウ・ハオツン ファン・ウェイ 『愛しの故郷』
2020年/中国/中国語/103分/シネスコ
原題:一秒钟/字幕翻訳:神部明世
配給:ツイン
© Huanxi Media Group Limited     
公式サイト:onesecond-movie.com

2022年5月20日(金)~TOHOシネマズ シャンテ、大阪ステーションシティシネマ、TOHOシネマズなんば、京都シネマ ほか全国ロードショー


(オフィシャル・リリースより)

DSCN9559.jpg
 
 
「本当に愛に溢れた方」松坂桃李、広瀬すずが、李相日監督の演出を語る『流浪の月』関西試写会舞台挨拶
(2022.5.2 関西テレビなんでもアリーナ)
登壇者:広瀬すず、松坂桃李 
 
 2020年本屋大賞を受賞した凪良ゆうの小説を映画化した『流浪の月』が、5月13日(金)TOHOシネマズ梅田、TOHOシネマズなんば、TOHOシネマズ二条、OSシネマズミント神戸他全国公開される。
監督は『怒り』の李相日。広瀬すずが誘拐の被害女児と周りから見られるなか、成長して恋人と結婚間近の更紗を、松坂桃李が公園でずぶ濡れになっていた10歳の更紗に傘を差し出したことがきっかけで2ヶ月一緒に暮らし、女児誘拐犯の烙印を押された文を演じている。事件から15年後に思わぬ再会を果たしたふたりの魂の交流と、それぞれのパートナーとの歪み、そして事件の当事者だったふたりがそれぞれに積み重ねてきた苦労の年月が一気に崩れ去るある事件。育児放棄やDV、過剰なバッシングなど現代社会に蔓延する問題を背景に、ふたりの運命を切なくも美しく描くヒューマンドラマだ。
 

DSCN9537.jpg

 本作でW主演の松坂桃李と広瀬すずは、久しぶりとなる関西での舞台挨拶に感無量の様子。「なんとも言えない強い繋がりの形をみなさんにどう受け取ってもらえるかが気になります。上映後にみなさんにお会いしたいというのが正直なところです」(松坂)、「取材をしていただく機会が増えれば増えるほど、どんどんわからなくなるんです。話したいことがたくさんあるけど、思い出すと次々感情が蘇り、客観的に観ることができない。同世代の方にどんな風に見えるのかが気になります」(広瀬)と、非常に特殊な環境で出会った主人を演じたふたりから、くしくも同じような言葉が挨拶で飛び出した。
 
 李監督とは『怒り』から7年ぶりにタッグを組んだ広瀬は、監督からずっと心配されていたと明かし、「どんな時もわたしや更紗の味方でいてくださった。お芝居ってこういうものだな、『怒り』の時もこうだったなと再確認できる時間でしたし、今回は感情的な会話をすることができました」と前回とは違う意味での手応えを感じた様子。
 
 一方、今回李監督作品に初出演した松坂は、「(監督に)お会いしてお話しましょうと言われたときは、いつかご一緒したいと思っていたので、これはもしやと。事務所の一室で最初はマネージャーやプロデューサーを交えて話したのですが、その後二人きりになった時に、二人して無言で沈黙。そんな始まりでした。(演じる上で)どう乗り越えたらいいのか、まだわかっていない僕が、李さんとなら乗り越えていける気がすると思わせてくれた方でした」と念願が叶ったことを明かした。
 

DSCN9547.jpg

 そんな李監督との仕事は、広瀬にとって唯一無二のようで「李さんは、役者の仕事をする上で、特別に信頼を寄せている方。おー、李組かと思うのだけど、道しるべを作ってくださるし、李さんならではの演出も特別なものがあります」。今回非常に難しい加害者、文を演じた松坂は「李監督は最後まで見捨てないでいてくださる、僕にとってはもう一人の文。文も優しい人間だが、監督も文のように底の見えない包み込み方で手を差し伸べてくれる感じ。現場に入る前はすごく厳しいと方々で言われたが、実際には本当に愛に溢れた方でした」と現場での演出を振り返った。
 
 15年ぶりに再会するという設定だが、更紗を演じる広瀬と、文を演じる松坂はどのように距離を縮めていったのだろうか?広瀬が「現場が一緒でもしゃべれない時間が多くて、現場のすごく端と端にいて、挨拶以外はしゃべらなかったです。感情的なシーンのときに、テイクを重ねれば重ねるほどお芝居で語り合っているような感覚になりました」と語れば、松坂は「端にいても視界の端に入っていて、必ず意識している。意識することを積み重ねることで、ちゃんとお芝居で会話をするときに、違和感なく貯めていたものが溢れ出す。(そんな風に)お互いに溜めていた感じですね」と当時の様子を詳しく解説。
 
 
 
DSCN9546.jpg
 
 一方、15年の間に築いてきたそれぞれのパートナーとの関係が軋み始めるのも、映画の見せ場の一つだが、更紗の結婚間近の恋人、亮を演じた横浜流星とは、人見知り同士だったと広瀬が振り返る。「初対面から短い期間で『婚約者にちゃんとなってね』と言われ、ハウススタジオを借りて二人でダラダラ1日過ごしてみたり、撮影前に長野を二人で周ってみたりを繰り返すうちに、皮膚感覚として信用できる人になりました。撮影では亮くんに感情を乱されました」。一方、文のパートナー、あゆみを演じた多部未華子と共演経験が多い松坂は、映像の作品が久しぶりだという多部がいつになく緊張していたので、文が経営している設定のロケ地のカフェで、多部にコーヒーを淹れてあげたという微笑ましいエピソードを披露。最後に、
「形のない繋がりを李さんが原作の世界観を受け継いで映画化しました。みなさんの感想を添えていただいて作品が完結すると思います。最後まで楽しんでください」(松坂)
「スタッフ、キャスト全員で、文と更紗のように大切に作っていきました。この二人の真実と事実。レッテルを貼られて生きてきた苦しさ、もどかしさをみなさんに解消してほしいという思いがあります。ぜひ余韻に浸ってください」(広瀬)
と熱いメッセージを送った。
(江口由美)
 

 
<作品情報>
『流浪の月』
(2022年 日本 150分)
監督・脚本:李相日
原作:凪良ゆう「流浪の月」(東京創元社 刊)
出演:広瀬すず、松坂桃李、横浜流星、多部未華子 / 趣里、三浦貴大、白鳥玉季、増田光桜、内田也哉子 / 柄本明 
5月13日(金)TOHOシネマズ梅田、TOHOシネマズなんば、TOHOシネマズ二条、OSシネマズミント神戸他全国公開
(c)2022「流浪の月」製作委員会
 

月別 アーカイブ