レポートインタビュー、記者会見、舞台挨拶、キャンペーンのレポートをお届けします。

2015年6月アーカイブ

nousyou-b-550.jpg■日時:6月24日(水) 18:30~  
■会場:なんばパークスシネマ [シアター1]
■ゲスト:柏木ひなたさん(私立恵比須中学)、竹富聖花さん


 映画『脳漿炸裂ガール』が7月25日(土)より、いよいよ全国公開となります。
4,000万人が歌い踊り、社会現象を巻き起こした大ヒット・ボカロ“ネ申曲”が史上初の実写映画化!公開を前に、上映劇場でもあるなんばパークスシネマにて舞台挨拶&全国初本編冒頭18分間の上映が実施されました! 舞台挨拶には主演の柏木ひなたさん、竹富聖花さんが、映画劇中衣装である制服姿で登壇。映画出演の感想や撮影秘話などが飛び出し、二人に会うために早朝から並ばれたファン含む120名と盛り上がりました!!


nousyou-b-2.jpg全国初の上映となる映画冒頭18分の上映が終わり、拍手が起こる中、MCの呼び込みにより登壇した主演の柏木ひなたさんと竹富聖花さん。満員の場内のお客様に緊張気味の二人。まずは、4,000万回を超える大ヒット・ボーカロイド楽曲の「脳漿炸裂ガール」はご存知でしたか?という質問に柏木さんは「少ししか聴いたことがなくて、この映画の話をいただいてからきちんと聴きました。最初は言葉が聞き取れなくて何を言ってるんだろう思いました」と正直な感想を話すと、竹富さんは「初めて聴きました。聴いてみると歌詞がすごい世界観があって、それを映画化するのが楽しみでした」と笑顔で返答。

市位ハナ(柏木)と稲沢はな(竹富)を演じる上で役作りで気をつけた点は?という質問に、竹富さんが「お嬢様学校が舞台なので、仕草や立ち振る舞いをどうするか、(柏木)ひなちゃんやスタッフさんと話して手を前にしてみたり、背筋を伸ばすとかを気をつけました」と答え、次に柏木さんは「おびえるシーンが多かったので、震えるのをがんばりました!」と答えると客席から笑いが起こり、「もし良かったら」とMCに促され震えを披露。「手だけ震えるのが難しいので自分が思っている以上に震わせないと映像になった時見えないと思ったので、柵とかに手を置いたりするシーンで自分でもびっくりするくらい震えていたのですが、大丈夫でしたかね?」と観客に質問すると、客席から「大丈夫!!」と声がかかり「ありがとう!」と心配顔からとびきりの笑顔なっていました。

その後、撮影中に思い出深いエピソードで柏木さんは檻の中にいるシーンの撮影で、休憩中も含め丸一日檻の中で過ごしたエピソードを披露。「あまり檻に入ることがないので、ちょっとは入れて嬉しかったです」と答えると、竹富さんは「3月の後半だったので二人とも誕生日(竹富さん3/24、柏木さん3/29)だったんです。なので一週間の間に大きいケーキが2個も食べられたのが印象深いです」と話すと柏木さんも「先に聖花ちゃんが誕生日だったので、聖花ちゃんのケーキを見たので期待しちゃって!当日私にも撮影が終わってから大きいケーキをいただけるんだろうなぁと楽しみにしていたら、普通に撮影の合間にケーキを頂いて、タイミングの違いにびっくりしちゃいました」と女の子らしいかわいいエピソードにお客様もほっこりムードになりました。

nousyou-b-3.jpgもしリアルな状況でデスゲームに参加するならどっちが市井ハナ、稲沢はな役をするのかという質問に対しては、柏木さんは「性格的に稲沢はなにはなれないので、市井ハナで隠れたりしてると思いますね」と答え、竹富さんはこんな状況になったら「デスゲームとは気づかず、ただのゲームだと思ったままで死んじゃうかも」と言うも柏木さんに「どうだろう?」と質問、「そうだよね。うーん」と二人で考えだすも、最後に双子のように声を揃え「(死んじゃうの)怖いね」とつぶやくのがきれいにシンクロし、映画さながらのあまりのいいコンビぶりに客席も爆笑になりました。

最後に、竹富さんは「サバイバルゲームの様に怖い雰囲気が漂っているんですが、その中でも友情や家族の絆も大きなテーマになっているので、大切なあったかい部分もひろって帰っていただきたいです」と話し、柏木さんは「脳漿炸裂ガールの曲の様に映画も展開が早くなるのでしっかり集中してみて欲しいのと、エビ中(私立恵比寿中学)版の脳漿炸裂ガールも主題歌にもなっています。がんばって歌ったので、映画も観つつ曲も聴いていただければと思います」とこれから映画を観る方にメッセージを贈り、集まったファンの皆さんと一緒に笑顔で記念撮影をし、舞台挨拶は和やかに終了しました。


 映画『脳漿炸裂ガール』は7月25日(土)より、全国映画館&ニコニコ生放送にて上映。
■映画『脳漿炸裂ガール』公式サイト:http://www.noushou.jp
■『脳漿炸裂ガール』ニコニコ公式ちゃんねる:http://ch.nicovideo.jp/noushousakuretsu
■『脳漿炸裂ガール』ニコ生世界最速オンライン上映会ページ:http://live.nicovideo.jp/watch/lv218412835


 【映画『脳漿炸裂ガール』あらすじ】 
nousyou-550.jpgさあ狂ったように踊りましょう♪ どうせ100年後の今頃にはみんな死んじゃってんだから
小さな頃からあこがれていた聖アルテミス女学院に通う市位ハナ(柏木ひなた)は、教室で目を覚ますとクラスメイト達と檻の中にいた。
そして突然、携帯電話を使った「黄金卵の就職活動」というサバイバルゲームに参加する羽目に。
様々なゲームに勝ち残った1名だけが、“真の卵”として、大人の仲間入りができるという。
クラスメイトが次々と脱落していく中、ハナは同級生・稲沢はな(竹富聖花)と共にゲームを戦っていくが……。
誰もが入学を憧れる聖アルテミス女学院を舞台に、突如始まった理不尽なサバイバルデスゲーム。
そして、女子生徒たちに起こる惨劇。果たして、ゲームの行方は? ハナとはなの運命は??


出演:柏木ひなた(私立恵比寿中学) 竹富聖花 上白石萌歌 岡崎紗絵 志田友美(夢みるアドレセンス) 荒井敦史 菅谷哲也 浅香航大
原作:「脳漿炸裂ガール」(原案:れるりり 著:吉田恵里香)角川ビーンズ文庫刊
主題歌:「脳漿炸裂ガール」私立恵比寿中学
監督:アベユーイチ   脚本:吉田恵里香   音楽:れるりり Tatsuya
©2015映画「脳漿炸裂ガール」製作委員会
配給:KADOKAWA
公式サイト:http://www.noushou.jp
公式Twitter:https://twitter.com/noushou3902


 


(プレスリリースより) 

T4-550.jpg新型ターミネーター!? が大阪に出現!
噂を聞きつけた綾小路麗華が大阪駅で迎え撃つ!
裸!? 自転車!? そっくり!? 新型ターミネーターの正体とは!?

パラマウントピクチャーズジャパン配給、映画『ターミネーター:新起動/ジェニシス』が7月10日(金)より、いよいよ全国公開となります。公開を前に、大阪・梅田で公開を記念した特別イベントが実施。 

 


■日時:6月23日(火) 11:30~ ■会場:大阪ステーションシティ5F 時空の広場
■ゲスト:なだぎ武、とにかく明るい安村、ナダル(コロコロチキチキペッパーズ)、綾小路麗華


T4-reika.jpgまず紹介されたのは、大阪のユニバーサル スタジオ ジャパンの人気アトラクション[ターミネーター2・3D]よりやってきた、サイバーダイン社メディアコントロール主任ディレクターの綾小路麗華さん。
 

何とユニバーサル スタジオ ジャパン以外では初のイベント登壇!自己紹介を終えると「今日は一体どちらからお見えなのかしら?」とお馴染みの客いじりを開始。「大阪市内」と言う答えに対し「クソ近いところからどうもありがとうございます! まぁ、特に何の感動も起きませんでした~♪」といつもの調子で答え、会場には大きな笑いが起こりました。
 

次にMCより[新型ターミネーター]の紹介が始まり、「わたくし最先端だーいすき!」と喜びを露わにした綾小路さん。「印象的な未来からの登場シーン」を再現するということで現れたのは大きなバルーン。「ダダンダンダダン♪」の音楽に合わせ、割れたバルーンから登場したのは裸芸が話題の芸人・とにかく明るい安村さん。まさにターミネーターのタイムスリップシーンのポーズを取る安村さんは一見全裸!しかし「安心してください、履いてますよ!」といつものネタを披露すると、観客も安心して(?)笑っていました。
 

T4-nadagi.jpg2人目の新型ターミネーターは「カッコよくバイクを乗る」と言うことで紹介。登場したのはまさかの自転車で登場、ディラン・マッケイことなだぎ武さん。颯爽とバイクを降りると「ターミネーターと言えばアメリカを象徴するロボットだからな!」と本物のアメリカ人さながらのコメントをしていました。
 

そして最後の3人目は高い身長と、手に持ったピストル、そして顔はそっくりとまさにT-800そのものが登場!しかし「アイル・ビー・バック!」と言うその声はなぜか高音・・・・。その正体は良い声として最近テレビにも出演しているコロコロチキチキペッパーズのナダルさん。新型ターミネーターとして紹介された綾小路さんは呆れたような表情を見せるが、MCから「実は彼らは“ターミネーター盛り上げ隊”のメンバーなんです!」と改めて紹介されると納得の表情でした。
 

T4-2.jpg改めて紹介を終えたゲストたちは続いて『ターミネーター:新起動/ジェニシス』について聞かれ、映画通としても知られるなだぎさんは「ターミネーターのパート1を見たときに衝撃を受けて、パート2を見て映画はどこまで進化するのだろうと更に衝撃を受けました。そして今回、T-1000や新たに登場するT-3000がどこまで進化しているのか、それに対抗するシュワルツェネッガーのT-800がどれだけの戦いをするのか、楽しみで仕方ない!」と興奮気味に述べ、更に「先ほど安村君が演じた裸の登場シーンも、今回の作品ではなぜ裸だったのか、と言うことも分かるので、そこも楽しみです!」と安村さんが披露したネタと合わせ、映画好きならではの期待を語っていました。
 

最後はイベント会場でもある時空の広場に設置されている、シュワルツェネッガーの3M巨大フィギュアの前でフォトセッションを行い、なだぎさんが「シュワちゃんが12年ぶりに主役をやるということで、ターミネーターに思い入れのある人は更に思い入れが強くなるし、面識のない人でもここから入って振り返っていくのもいいですし、これを気に更にターミネーター、映画を好きになってくれたらいいと思います!」と映画好きとして会場の方へメッセージを送り、終始笑いに包まれたイベントは終了した。 


 【STORY】
TM5-550.jpg未来を取り戻せ――。《絶対に守る》とプログラムされたターミネーターは、人類の救世主になれるのか――?
未来の運命を握る一人の女性サラ・コナーとT-800ターミネーターは、人工知能"ジェニシス"の反乱による人類滅亡の「審判の日」を止めることができるのか?
そして、人類の未来に立ちはだかる、人間でも機械でもない史上最強の新型ターミネーターの正体とは――?


 


  『ターミネーター:新起動/ジェニシス』 (読み方:ターミネーター ジェニシス)
原題:TERMINATOR:GENISYS  全米公開:7月1日
監督:アラン・テイラー(『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』、「ゲーム・オブ・スローンズ」シリーズ)
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー(T-800役)
エミリア・クラーク(サラ・コナー役/「ゲーム・オブ・スローンズ」シリーズ)
ジェイソン・クラーク(ジョン・コナー役/『猿の惑星:新世紀(ライジング)』)
ジェイ・コートニー(カイル・リース役/『ダイ・ハード/ラスト・デイ』)
イ・ビョンホン(T-1000役/『G.I.ジョー バック2リベンジ』)
J・K・シモンズ(『セッション』本年度アカデミー賞助演男優賞受賞)ほか
公式HP: http://www.terminator-movie.jp/
公式twitter:https://twitter.com/terminator_JP (#アイルビーバック)
公式Facebook: https://www.facebook.com/terminatorJP
© 2015 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2015年7月10日(金)~全国ロードショー


 


(プレスリリースより)(写真:CINE REFLET)

T4-berlin-550.jpg12年ぶりのアイルビーバック!にシュワ感無量!
シュワルツェネッガーらキャスト&スタッフ集結!
ファン1000人歓喜!ベルリン・プレミア開催!!

 

シリーズ全世界累計興行収入約1680億円以上、日本でも累計興行収入220億円を超える驚異的な記録を打ち立てたSFアクション映画の金字塔『ターミネーター』シリーズ。日本公開から30周年を迎えるこの夏、遂にあのアーノルド・シュワルツェネッガーが帰ってくる! 全世界待望の最新作『ターミネーター:新起動/ジェニシス』は7月10日(金)に日本公開!
 



そしてこの度、現地時間6月21日(日本時間:6月22日)、いよいよ公開迫る本作のベルリン・プレミアが盛大に開催。プレミア会場は、ドイツ首都ベルリンの歴史あるポツダム広場のソニーセンター。映画さながらの時間転送装置のステージ、エンドスケルトンの等身大フィギュアやスカルを設置し『ターミネーター』の世界観を造り上げ、敷き詰められた深紅レッドカーペット上には、世界中から集まった多くの報道陣が詰めかけた。T-800ターミネーター役のアーノルド・シュワルツェネッガー、サラ・コナー役のエミリア・クラーク、カイル・リース役のジェイ・コートニー、ジョン・コナー役のジェイソン・クラーク、オブライエン刑事役のJ・K・シモンズ、監督のアラン・テイラー、プロデューサーのデヴィッド・エリソン&デイナ・ゴールドバーグら主要キャスト&製作陣が登場すると、フラッシュが一斉にたかれると会場は割れんばかりの歓喜に包まれた。熱狂的なシリーズファンを前にシュワは、「ターミネーターというキャラクターを演じることが本当に好きなんだ。だから戻って来られて嬉しかった」と感無量!約1,000人以上もの観客を魅了した。


黒いスーツと右手にはエンドスケルトンのスカルの指輪を身に着けたシュワ。twitterやfacebookなどのSNSを使いこなし、自他共に認めるセルフィ好きのシュワは、多くのファンとの記念撮影、サインに応じるなど手厚いサービスぶり。『ターミネーター3』以来12年ぶりのシリーズ復帰となるこの日を、ファンと共に祝った。シュワは「脚本がとにかく素晴らしかった。ストーリーだけでなく、ローラーコースターに乗っているようなエモーション、素晴らしいアクションシーンに、チェースシーンに、ファイトシーン。すべてが素晴らしかった。」と語り、T-800を再び演じることについては「自転車に乗るようなものだったよ(笑)。すぐに自然に感覚を取り戻せた」とまったくブランクを感じさせないコメント。


また今回、T-800とサラ・コナーの父と娘のような"親子の絆のドラマ"が新たな視点で描かれる。この日は最近切ったばかりボブヘアと黒と白のドレスで登場したエミリアは「撮影でターミネーターとしてのアーノルドを初めて観たときは本当に素晴らしかった。しかも、私の守護神だなんて!夢のようだったわ」と喜びもひとしお。そして、本作の冒頭で過去に送り込まれる為鍛え抜かれた筋肉を披露したジェイは「時間転送装置で裸で出るには、ベストな体じゃないとね(笑)」とコメントし会場を沸かせた。


『ターミネーター』の生みの親あのジェームズ・キャメロン監督が「最新作は私にとって『ターミネーター』の3作目だ!」「期待を遥かに超える、予想外のどんでん返し!必見の作品!」と手放しで絶賛した本作。プロデューサーのデヴィッド&デイナは「ジェームズ・キャメロンの家で完成した映画を見せた時は、とても緊張したよ。キャメロンが『ジェニシス』は彼が創造したユニバースに属していると感じてくれたことは、我々にとっては大きな意味がある。」と語り作品への自信を覗かせた。


日本公開直前7月6日(月)には、通算16度目の来日を果たすアーノルド・シュワルツェネッガーと、初来日のエミリア・クラークが、東京・六本木ヒルズ・アリーナで開催される本作のジャパンプレミアへ登壇する。ますます盛り上がりを見せる本作で、シュワルツェネッガー=T-800ターミネーターが遂にアイルビーバックだ!!

 


 【STORY】
TM5-550.jpg未来を取り戻せ――。《絶対に守る》とプログラムされたターミネーターは、人類の救世主になれるのか――?
未来の運命を握る一人の女性サラ・コナーとT-800ターミネーターは、人工知能"ジェニシス"の反乱による人類滅亡の「審判の日」を止めることができるのか?
そして、人類の未来に立ちはだかる、人間でも機械でもない史上最強の新型ターミネーターの正体とは――?


 


  『ターミネーター:新起動/ジェニシス』 (読み方:ターミネーター ジェニシス)
原題:TERMINATOR:GENISYS  全米公開:7月1日
監督:アラン・テイラー(『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』、「ゲーム・オブ・スローンズ」シリーズ)
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー(T-800役)
エミリア・クラーク(サラ・コナー役/「ゲーム・オブ・スローンズ」シリーズ)
ジェイソン・クラーク(ジョン・コナー役/『猿の惑星:新世紀(ライジング)』)
ジェイ・コートニー(カイル・リース役/『ダイ・ハード/ラスト・デイ』)
イ・ビョンホン(T-1000役/『G.I.ジョー バック2リベンジ』)
J・K・シモンズ(『セッション』本年度アカデミー賞助演男優賞受賞)ほか
公式HP: http://www.terminator-movie.jp/
公式twitter:https://twitter.com/terminator_JP (#アイルビーバック)
公式Facebook: https://www.facebook.com/terminatorJP
© 2015 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2015年7月10日(金)~全国ロードショー

 


(プレスリリースより)

 

Laia-ivent.jpg青森から「触ると幸せが訪れる」100kgの合掌土偶が応援にやってきた!!
 

2015年6月13日(土)初日舞台挨拶レポート

ベストセラー作家・森沢明夫の同名小説を映画化した青森を舞台に描かれる感動作『ライアの祈り』が6月13日(土)より全国公開となり、有楽町スバル座にてキャスト・スタッフによる初日舞台挨拶が行われました。

Laia-1.jpg本作は人生に臆病になっていた女性・桃子が“人間本来の生き方”のエッセンスに満ちた“縄文時代”に触れ、自身の幸せのカタチを見出して一歩を踏み出していく姿を描く、優しさ溢れる感動作。主人公・桃子役にはドラマ・番組パーソナリティーと幅広く活躍する鈴木杏樹。本作が意外にも映画初主演となる。そして、縄文時代への情熱に燃える誠実で不器用な研究者・クマゴロウに宇梶剛士、映画『進撃の巨人』など今年出演作が多数公開される注目度上昇中の武田梨奈が桃子を慕う後輩・桜役で出演。その他にも秋野太作、藤田弓子、宅間孝行、村田雄浩、中本賢といった実力派演技陣が顔を揃えている。
 

 

本日、実施された初日舞台挨拶には武田梨奈をはじめ、藤田弓子、ライア役の水嶋仁美、黒川浩行監督、原作者の森沢明夫、製作総指揮の川阪実由貴が登壇。武田梨奈は本作で演じた役柄について「最初は難しい役柄だと思いましたが、演じている中で私が演じた女性の気持ちは特別なことではないと感じました。映画のキャッチコピーにもある“幸せのカタチは決して一つではない”に通じているものがあると思います。」と新境地を開拓した役柄について笑顔でコメント。主人公・桃子の母親役を演じた藤田弓子は客席で観客と一緒に映画を鑑賞し、「エンドロールで涙が出ました。子を思う親の気持ちを改めて強く実感して、自分のセリフで泣いてしまいました。」と本作への思い入れを語った。本作が映画デビューとなるライア役の水嶋仁美は「本編では顔が映っていないので、皆さんは“え!?”と思われたと思います(笑)」とコメントし、会場から笑いが巻き起こった。


そして最後のマスコミ向けのフォトセッションでは、本作の舞台でもある青森県・八戸市から日帰りで「触ると幸せが訪れる」という100kgの合掌土偶が登場!会場からは大きな歓声が巻き起こり、フォトセッション後、会場に設置された土偶の周りには一般客が撮影に集まるなど、舞台挨拶終了後も盛り上がりを見せた。5月30日(土)の青森県先行ロードショーを得て、いよいよ全国公開を迎えた映画『ライアの祈り』の盛り上がりに期待してほしい。

映画『ライアの祈り』は本日、6月13日(土)より有楽町スバル座ほかにて全国ロードショー。

 


 <映画『ライアの祈り』初日舞台挨拶概要>
■日程:6月13日(土)13:00~13:20
■場所:有楽町スバル座 (東京都千代田区有楽町1丁目10番1号有楽町ビルヂング内2F)
■出演:武田梨奈、藤田弓子、水嶋仁美(ライア役)、黒川浩行(監督)、森沢明夫(原作)、川阪実由貴(製作総指揮)


◎武田梨奈:最初は難しい役柄だと思いましたが、演じている中で私が演じた女性の気持ちは特別なことではないと思いました。映画のキャッチコピーにもある“幸せのカタチは決して一つではない”に通じているものがあると思います。皆さん、宜しくお願い致します。

◎藤田弓子:改めて、映画を一般のお客様と一緒に観て、エンドロールで涙が出ました。子を思う親の気持ちに強く共感して、自分のセリフで泣いてしまいました。本当に素晴らしい映画ができましたので、多くの人に観てほしいと思います。

◎水嶋仁美:映画デビュー作が縄文人の役で、しかも本編では顔が全く映っていないので、皆さんは「え!?」と思われたかもしれません(笑)。一生、心に残る役になりました。

◎黒川浩行:特に派手さがある作品ではありませんし、最近の若手が沢山出る作品でもありません。悲しくなくても、人が泣ける作品を目指しました。ぜひ、多くの人に見ていただきたいと思います。

◎森沢明夫:青森では原作を知らない方が多かったので、東京で原作を知っている方が多く、良かったです。  僕が伝えたかった「裕福」と「幸福」は違うということが映画で、きちんと表現されていると思います。一人でも多くの人に観ていただくために、広めていただければと思います。


 【STORY】
桃子(鈴木杏樹)は、明るく姉御肌のアラフォー女性。メガネ販売店の八戸店で店長を務め、後輩の桜(武田梨奈)達から頼られ慕われる存在だが、心の奥の深い傷を抱え人生を前に進ませる勇気が持てずにいた。そんなある日、遺跡発掘一筋の考古学研究員クマゴロウこと佐久間五朗(宇梶剛士)と出会う。彼と出会った瞬間に不思議な感覚を覚えた桃子は縄文時代に興味を抱いていくうちに、無骨で不器用だがまっすぐなクマゴロウに心引かれていくのだが……。 


 製作総指揮:川阪実由貴 監督:黒川浩行  脚本:寺田敏雄  原作:森沢明夫「ライアの祈り」(小学館文庫)
出演:鈴木杏樹、宇梶剛士、武田梨奈、水嶋仁美、大島蓉子、村田雄浩、秋野太作、藤田弓子
主題歌「Beloved」 WEAVER(A-Sketch)   企画・製作:エム・ケイ・ツー、制作プロダクション:TOブックス   
配給:アイエス・フィールド   ©2015「ライアの祈り」製作委員会 ©森沢明夫/小学館
2015年/日本/カラー/5.1ch/DCP/ビスタサイズ/119分/G URL:http://raianoinori.com/
 2015年6月13日日(土)より有楽町スバル座ほか全国ロードショー 
 


 (プレスリリースより)

 

 

hani-550.jpg
★羽仁進監督が特集上映でトークショー

hani-3.jpg大阪・九条のシネ・ヌーヴォで6月13日(土)から、特集上映《映画の天才  羽仁進監督映画祭》がスタート、初日に羽仁進監督(87歳)が登場し、トークショーを行った。岩波映画時代の初期ドキュメンタリー作品から衝撃の劇映画デビュー作『不良少年』(60年)など全20本の特集上映に熱心な観客が詰めかけ、初回は満席=立ち見の盛況だった。特集上映は7月3日まで。


 羽仁進監督「“特集上映”がボクにとってどういう意味があるのか、と考えて、3年ぐらい前から教えられました。アメリカ・ハーバード大で“羽仁進研究”として特集された。詳しく研究している人たちが集まって、私も見直して初めて“自分でも分からないこと”があるんだ、と分かった。ボク自身にとってありがたいことですね」。

「私も『教室の子供たち』(55年)などは初めて見直したけど、意識していないシーンがあった。いろんな子供たちと一緒にそういう時間を持てた。これは凄いことだ、と」。

「私は“風変わりな子供”だった。妻は私を「5歳児」と呼ぶが、5歳児はアタマがいいんです。ほかのことは何も知らないんですけどね」。


――昨年は「ぴあフィルムフェスティバル」の「先人に学ぶ」でも「羽仁進に学ぶ」が行われたが?
羽仁監督:私も、皆さんと一緒に見て驚いた映画がある。『恋の大冒険』(70年)は隠れた大傑作。ホントに面白い。主役の前田武彦さんが大悪役でね。テレビの売れっ子で全部知っていたつもりだったが、映画はまったく違う。素晴らしい演技をされていた。いつもそうだが、相手の方(俳優)も羽仁の変な手法に力を貸してくれて、素晴らしい演技をされるんです。『ブワナ・トシの歌』(65年)の渥美清さんもそうだった。 


hani-1.jpg――初日の1回目は満席、立ち見も出ていますが?
羽仁監督:いろんな年齢の方がおられる。どう見てもらってもいい。人に押し付ける気はまったくない。“けしからん”と思ってもらってもいいんです。
これを言っちゃうと死んじゃうかも知れないけど、実は今“最後の映画”を撮っている。アフリカの動物映画です。もう30年近くアフリカで映画撮ってきているし、テレビの映像からも入れて、すでに編集に入っていて、映像の編集は終わっている」。7月ぐらいに公開出来たら、と思っている。


――動物のドキュメンタリー映画?
羽仁監督:僕は子供と動物が大好きでね。子供の頃はオオサンショウウオを飼っていた。けっこう大きな水槽だったけど、もっと大きなところで遊びたいだろう、と思って、近所の人に相談したら“持って来い”という。まだ自分も体が小さかったが、抱えたらオオサンショウウオが抱きついてくるんだ。だから、抱きかかえてつれていった。ボクを親戚と思ったのかどうか、抱きついてきた。そういうことから動物が好きになった。
アフリカの動物も人間とは別の方法だけど、考えている。ヌーという動物はみんなで川を渡るんですが、これは40年ぐらい前から始まった。今では何百万頭ものヌーが一度に川を渡っている。人間も自然界も変化し始めている。(アフリカの)タンザニアは近代化されずに大草原が残っている。そういう情報がヌーにどうして知られたのか。自然の中でどう生きていくのか、分かってるんだろうね。


――羽仁進監督のスタートはドキュメンタリーの岩波映画だったが?
羽仁監督:ボクは共同通信社で“ボーヤ”(見習い)から始まった。半年ぐらいで大きな賞もらって、初めて浴びるほど酒飲んで泥酔したこともある。その頃、岩波映画製作所作るというんで、そちらに移った。そのころはカメラマンと2人しかいなかった。ボクは映画の知識なかったけどね。


――ドキュメンタリー映画『教室の子供たち』(55年)や『絵を描く子供たち』(56年)、『法隆寺』(58年)などで名を上げた後、劇映画第1作の『不良少年』(60年)が翌年のキネマ旬報ベストテン1位になったが?
hani-furyou.jpg羽仁監督:この年は黒澤さん(『用心棒』)がNO1になるはずだった。東宝は予想が外れて大慌てだったでしょうね。皆さん、(『不良少年』に)投票しちゃった、という感じかな。で、監督協会に遅れて入った。一度だけ、理事会に出たら、小津監督がつかつかとやって来て“あなたと私の映画はまるで違うように見えるが、目指している頂上は同じではないか”と優しい態度で迎えてもらったのが印象的だった。『不良少年』は28歳の時に作って30歳で公開した。


――羽仁監督はご両親(父親・元参院議員・羽仁五郎、母親・婦人運動家・羽仁説子)も教育者として知られるが、影響は?
羽仁監督:父も母も、私に文句は一切言わなかった。私は、3歳ぐらいから変な子で、最初に覚えた言葉が“ジョン”だった。隣の犬がでかくて感銘受けた。小さい子にも優しくてすぐに名前を覚えた。ジョンというのはエラい人だと思っていた。

私は暴力をふるったことが一度もない。軍事教練でも、ワラ人形にも突き刺さらなかった。教官には殴られたけど、反抗する態度を見せないので“おまえはホントに変なやつだなあ”と呆れられた。何べん殴られてもボーっとしてるからでしょうね。

変わった子、いろんな子がいなきゃいけない。人間には、自分でも気付かないものがある。それを引っ張り出して捉えなきゃいけない。いろいろな可能性があって、表に出す機会、“出てみる”機会が要る。選んで見る、というわけではないけれど。

hani-hatukoi.jpgATGで撮った『初恋・地獄篇』(68年)は、ATGが500万円、私が500万円出す映画だったけど、私の分がなくて、ATGの500万円だけで撮った。週4日撮影して、あとの3日でいろいろほかのことをやった。カメラが回るのは、ボクがスイッチ押した時だけ。そういう撮り方をしてきたが、この映画は大ヒットした。何をしたいか…理屈ではないんですね。


  【動物と子供好きな“天然5歳児”羽仁進監督】   

hani-2.jpg米ハーバード大学、エール大学、NY近代美術館などで特集上映が行われ世界的に再評価されている羽仁進監督は、岩波映画製作所でドキュメンタリー映画から作り始めた。授業中の子供たちの姿を生き生きととらえた原点『教室の子供たち』でドキュメンタリーに新風を吹き込み、60年に手掛けた劇映画第1作『不良少年』では俳優を使わず、即興的な撮影でリアリティーあふれる映画を生み出し、黒澤明、木下恵介両巨匠を抑えてキネマ旬報ベストワンと監督賞ダブル受賞の快挙を果たした。


ほかに左幸子主演の『彼女と彼』(63年)はベルリン国際映画祭特別賞。渥美清主演でアフリカで長期ロケーションを行った『ブワナ・トシの歌』(65年)、南米アンデスでオールロケを行った『アンデスの花嫁』(66年)、羽仁プロ・ATG作品『初恋・地獄篇』は大ヒットしてATG1000万円映画の口火を切った。
ドキュメンタリーの手法を駆使して映画の地平を切り開いた“天才監督”である。

(安永 五郎)

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樹木希林は「怪物」。名演技を河瀬監督、永瀬正敏が絶賛『あん』舞台挨拶@梅田ブルク7(2015.6.6)
登壇者:河瀨直美監督、樹木希林、永瀬正敏、兼松若人、ドリアン助川 
 
第68回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門オープニング作品として大好評を博し、日本では5月30日(土)から全国公開されている河瀨直美監督最新作の『あん』。映画のヒットを記念して、関西出身の河瀬監督をはじめ、主演の樹木希林、永瀬正敏、大阪出身の兼松若人、そして原作者のドリアン助川が梅田ブルク7での上映後舞台挨拶に登壇し、映画の余韻に浸った満席の観客から、温かい拍手が送られた。
勇気を持って私たち自身が命を愛でてあげるような作品になれば『あん』河瀨直美監督インタビューはコチラ
 

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冒頭、「映画の中の千太郎たちの眼差しが皆さんに届いたであろうことを祈っています」(河瀬監督)、「物語を書きだしてから、今日まで20年かかりました。感無量です」(ドリアン助川)と感動的な挨拶が行われる中、映画さながらの「どら春」で働く割烹着姿で登場した樹木希林は「全生園から来ました徳江です」と挨拶し、一気に場を和ませた。

 
撮影中心に残るエピソードを聞かれた河瀬監督は、桜や秋の紅葉、月など人間ではないものも味方をしてくれ、「映画の神様が降りてきて、撮らせてくれたような作品」と表現する一方、役者たちの演技に対しては「俳優が演技として刻むのではなく、(役を)生きてくれた」と称えた。
 

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また、「どら春」にお客がこなくなり、徳江が去らなければならないシーンでは、徳江がさらりと出ていくテイク1を撮った後、樹木に「徳江さんは今日で最後かもしれないですよ」と話をし、二度と来れないかもしれない時にどう表現すればいいのかを考えてもらったのだとか。「テイク2で、希林さんは(去る前に)割烹着をゆっくりと丁寧にたたんだのです。(永瀬正敏演じる)千太郎の演技も相まって、本当に凄かった」と河瀬監督が絶賛すると、永瀬正敏も「凄かった。怪物です」と、現場での感動がよみがえった様子だった。また、登場シーンは少ないながらも関西弁で鮮烈な印象を残した兼松若人は、共演者の内田伽羅から本気で嫌われていたエピソードを河瀬監督から暴露され、「本番中に『もっと言って!』と横から監督が入ってきてビックリした」と逆暴露する一幕もあった。
 

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一方樹木が、一度は出版社に断られながらも、ポプラ社での出版を経て、今や10万部を突破するまでになった原作本の力を称えると、ドリアン助川は「徳江は聞こえない言葉を聞き、見えないものを見る人。希林さん以外にありえなかったし、見事に演じていただきました」と返し、原作の『あん』がフランス語、ドイツ語、韓国語、台湾語で出版されること、映画『あん』が40か国での上映が決定したことを報告。観客から大きな拍手が送られた。
 
 
また、樹木は「カンヌに行くときの(河瀬監督の)勢いがすごい。カンヌに行った結果、バイヤーたちがいて、(作品が)世界に飛び立てる。河瀬さんの押しの凄さのおかげです」とカンヌ映画祭での感想を述べながら、最後には「いいところだけ真似ましょう」と希林節で会場を沸かせた。
 
 
最後に「関西にやっと帰ってくることができたなと思っています。日本でいいものをと、一生懸命作り続けてきました。みなさんの大切な人に手渡しで伝えていただきたいです」と満席の観客を前に、撮影中キャストやスタッフと様々な差別についてディスカッションをしたエピソードも明かしながら挨拶した河瀬監督。退場時には、客席から花束を手に駆け出してきたファンと交流する場も見られ、映画同様、感動的な舞台挨拶となった。
(江口由美)
 

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<ストーリー>
訳あってどら焼き屋「どら春」の雇われ店長となった千太郎(永瀬正敏)は、桜の咲く季節に徳江(樹木希林)という女性から店で働くことを懇願される。最初は断っていた千太郎だが、徳江が持参した粒あんの味に惹かれ、徳江を採用。どら春は徳江の粒あんのおかげで大繁盛する。シングルマザーに放ったらかしにされる日々で、高校受験も諦めていた中学生のワカナ(内田伽羅)も、毎日店に訪れるうちに徳江と親しくなっていく。だが、徳江にまつわる心ない噂が広がり、千太郎も次第に窮地に追い込まれていくのだった。
 

<作品情報>
『あん』
(2015年 日本・フランス・ドイツ 1時間53分)
監督・脚本:河瀨直美 
原作:ドリアン助川『あん』ポプラ社刊
出演:樹木希林、永瀬正敏、内田伽羅、市原悦子、水野美紀、大賀、兼松若人、浅田美代子他
主題歌: 秦基博
2015年5月30日(土)~新宿武蔵野館、Tジョイ 梅田ブルク、シネマート心斎橋、OSシネマズ神戸ハーバーランド、イオンシネマ京都桂川他全国公開
※第68回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門オープニング作品
公式サイト⇒http://an-movie.com/
(C) 2015 映画『あん』製作委員会 / COMME DES CINEMAS / TWENTY TWENTY VISION / ZDF-ARTE
 
 
 
 
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NYのおしゃれマダムが勢ぞろい!自由なファッションを謳歌する 60 歳から 100 歳代までの女性を被写体にした写真集が、アメリカのみならず、日本でも大反響を呼んでいる。今日から6 月 10 日(水)まで、そごう神戸店で写真家のアリ・セス・コーエン氏が撮った NY マダムたちの写真集 「Advanced Style」(大和書房)の写真展『NY マダムのおしゃれスナップ展-Advanced Style-』 が開催中だ。
 
1 章/ステイトメント・アイテム -NY ファッション革命- 
2 章/プライスレスヴィンテージ -自分の価値は自分で決める- 
3 章/ウォーク・イン・ヒール -いつだって踵を鳴らして- 
4 章/パワーエレガント -何を足すかで自分が決まる-
5 章/ノールール・マイルール -ルールなんてないのが私のルール-
 
と章立てられた展示では、コーエン氏がプロデューサーを務め、NY マダムを 4 年間にわたり密着したドキュメンタリー映画『アドバンスト・スタイル そのファッションが、人生』に登場するマダムたちも登場。多数の素敵なマダムたちの写真と共に、自身の生き方やファッションのスタイルについて一言が添えられている。洋服はもちろんのこと、ヘアスタイル、帽子、アクセサリー、靴と細部に渡ってこだわりをみせるマダムたちが、そのファッションに負けないぐらい素晴らしい笑顔を見せているのも印象的だ。
 
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神戸での写真展開催初日、アリ・セス・コーエン氏がそごう神戸店に来場、記者たちの質問に応じてくれた。「ジャケットは母親のものを失敬してきた」とカラフルなジャケットに身を包んだコーエン氏は、既に東京・銀座で日本のマダムを写真に収めてきたことを語ると同時に、「この後は神戸のマダムを撮りに街へ出かけたいので、60歳以上で素敵なマダムがいれば紹介してほしい」と笑顔で挨拶。日本でもやはり被写体は“おしゃれなマダム”で、マダムのオシャレスナップは、もはやライフワークになっていることを伺わせた。同時に、写真展や映画のメインビジュアルで黄色いターバンと金の大ぶりなネックレスがよくお似合いだったリン・デルさんが6月2日に急逝したことにも触れ、「リン・デルさんは、毎日いきいきと生活し、何事も諦めずに仕事を続け、色々なインスパイアを与えてくれた。残念ながら急逝されたが、今日は彼女の人生にリスペクトを捧げる素晴らしい日になるのではないか」と神戸での写真展初日に特別な想いを込めた。
 

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何百もの帽子を持つほどのおしゃれ好きで、最高の親友でもあった祖母の影響を大きく受けたというコーエン氏。「クリエイティブなことを目指すならニューヨークに行け」という祖母の言葉に従い、2008年からニューヨークに住み、素晴らしいマダムたちが街を歩いていることに気付いたときは「祖母からのギフトだと思った。(マダム達の写真を撮り始めて)年を取ることが怖くなくなった」とその感想を語った。また、年配者を阻害しがちな社会に対して「人はどうしても年配者の存在を忘れて、社会の隅に追いやってしまうが、透明人間ではなく、見える人間としてクローズアップしたい。実際、人生のゴールデンエイジは色々な知見が高まり、豊かなアドバイスができる年齢。日本ではアメリカに比べて年配者を敬う良い文化があると聞いている」と、日本での年配者の扱われ方を興味深く感じている様子だった。
 
 

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数々のファッショナブルなマダムを撮影してきたコーエン氏だが、撮影するに至るまでは、尊敬の念を持って、自身のことやどんな写真が撮りたいかをゆっくり話したという。コミュニケーションを取ることで、被写体となるマダムも心を開き、こちらからポーズを要求しなくても自然とエレガンスな笑顔が浮かぶのだ。「ただファッショナブルだからではなく、彼女たち自身が持っている内面に惹きつけられる。年配の方がドレスアップするときは、自分のためにドレスアップするのであり、自分の着たいものが分かったうえで、個性を表現している。若い時のドレスアップとはまた違ったものがある」。
 

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本作の映画化は、コーエン氏曰く「偶然の産物だ」としながら、NYに移り住んだばかりの頃に通っていたカフェで出会った監督・撮影のリナ・プライオプライトさんのエピソードや、ブログだけでなく、Youtubeに投稿したマダム達の動画の反応が良かったこと、350時間分にもなった動画から映画化を考え、素材を1年半かけて編集したことを明かしてくれた。来年には、日本のマダムや、年配の男性にも被写体を広げた内容の本を出したいというコーエン氏。NYマダムからスタートした年配者のおしゃれスナップが、国や性別を超えてどのような広がりを見せるのか、コーエン氏の今後の活躍を大いに期待したい。
 
 
来場されるお客様も、NYマダムに劣らぬおしゃれマダム揃いで、初日から大盛況ぶりをみせた『NYマダムのおしゃれスナップ展 -Advanced Style-』。映画『アドバンスト・スタイル そのファッションが、人生』同様に、独自のファッション哲学を持った女性たちが、自分らしさを表現する姿や、喜びに満ちた笑顔は、年を重ねることで人生がより輝くことを何よりも雄弁に語っている。マダム世代も、近未来マダム世代も、ぜひNYおしゃれマダムのファッションや生き方を体感してほしい。
 

 
『NYマダムのおしゃれスナップ展 -Advanced Style-』
会期: 2015 年 6 月 4 日(木)~6 月 10 日(水)  
会場: そごう神戸店 本館 9 階催会場 
入場時間: 午前 10 時~午後 7 時 30 分 ※各日午後 8 時閉場  
※最終日 6 月 10 日(水)は入場時間午後 5 時 30 分まで(午後 6 時閉場) 
入場料: 一般・大学生 500 円(高校生以下無料)  
 
映画『アドバンスト・スタイル そのファッションが、人生』
5月29日(金)~TOHOシネマズシャンテ&新宿、大阪ステーションシティシネマ 
6月13日(土)~シネ・リーブル神戸 他 全国ロードショー
 
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