レポートインタビュー、記者会見、舞台挨拶、キャンペーンのレポートをお届けします。

2025年5月アーカイブ


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ミヒャエル・ハネケ、ウルリヒ・ザイドル監督を生み出したオーストリアより新たな鬼才・ダニエル・ヘールス、ユリア・ニーマン両監督作品「Veni Vidi Vici(原題)」が『我来たり、我みたり、我勝利せり』の邦題で6月6日(金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館他全国順次公開が決定。この度、公開に先駆けてダニエル・ヘースル、ユリア・ニーマン両監督が緊急来日!映画評論家の森直人さんをお招きしてトークイベント付き試写会を実施いたしました。


www-pos.jpg本作は、2024年サンダンス映画祭、ミュンヘン映画祭に出品され話題となった。「ユーモアは危険な時にこそ最高に力を発揮する」という信念を持ち、観る者に笑いと怒りを同時に起こさせる『Davos』(未)の監督デュオダニエル・ヘールス、ユリア・ニーマンの日本初公開作品です。製作は、カンヌ、ベネチア、ベルリンの世界三大映画祭を賑わせた『パラダイス三部作』『サファリ』のウルリヒ・ザイドル。金持ちのアンタッチャブルさを極限まで誇張し、歯止めがないシステムの結末と、人々が自分の行動に責任を持たない世界の危険性を明らかにする。


主人公はエレガントな億万長者であり、愛情深いファミリーマンで、趣味の狩に情熱を注いでいる。しかし、アモンが狩るのは動物ではない。莫大な富を抱えた一家は“何”だって狩ることが許されるのだ。アモンは狩りと称し、無差別に“人間”を狩り続けている。一方娘のパウラはそんな父の傍若無人な姿を目の当たりにしながら“上級国民”としてのふるまいを着実に身につけていく。ある日、ポーラは父に“狩り”に行きたいと言い出す。しかし、“上級国民”である彼を止められるものは何もない。何者も彼らを止めることはできない。他人の言葉でも、ジャーナリズムの証拠でも、民主主義の法律でも。今あるのは自由だけだ。限界も不可能もなく、暴力もない。富を持つ者は自由に好きなように行動し、誰にもどうすることもできない。マキャベリストの家族研究では、金持ちが親切で与えるふりをするのと同じくらい、恐ろしく暴力的になりうるという。恐ろしいほど不快なこの物語は私たちのすぐ隣にある物語なのだ。

この問題作のダニエル・ヘースル、ユリア・ニーマン両監督にたっぷりとお話を伺いました。


日時:5月28日(水)19:56〜20:26

会場:ヒューマントラストシネマ渋谷(東京都渋谷区渋谷1-23-16 ココチビル7・8F)

登壇者:ダニエル・ヘールス監督、ユリア・ニーマン監督、森直人(映画評論家)



www-550.jpg“狩り”と称して人間を狙撃するエレガントなヨーロッパの超富裕層の姿を通して、資本主義の堕落をシニカルかつユーモラスに描いたオーストリア映画『我来たり、我見たり、我勝利せり』。公開を直前に控え、ダニエル・ヘースル、ユリア・ニーマン両監督が来日! 5月28日(水)に都内劇場で行われた試写会の上映後の舞台挨拶に登壇し、映画評論家の森直人氏とトークセッションを行なった。


無差別に趣味の“人間狩り”をしながらも、その圧倒的な財力、権力ゆえに罪に問われることなく優雅に暮らす“上級国民”のアモン・マイナートとその家族を描いた本作。ダニエルとユリアが2016年に発表したドキュメンタリー映画『WINWIN』を撮影する際のリサーチで、オーストリアの億万長者の別荘を訪れたことがこの物語の着想のきっかけになったという。


www-bu-240-1.JPGダニエルは「特別なプライベートジェットを持っている金持ちがいるという話を聞いて、この邸宅にお邪魔しました。そこでは子どもたちをベビーシッターが追いかけているんですが、子どもたちはティアラを着けているんです。そして、その後ろを歩いている執事はライフルを抱えていました。その時『そのライフルは何のために?』と尋ねたら『今夜中にプライベートジェットでナミビアまで飛んで、狩りをするんだ』と教えてくれました。猟銃を何のお咎めもなく自由に国外に持ち出すことができてしまうのなら、この人たちは何をやっても許されるんだろうと思いました」と着想の詳細を明かした。そして観客に向けて「かのドナルド・トランプが『私がニューヨークの5番街で誰かを射殺しても、捕まることはない』と言っていました。みなさん、どうぞ帰り道はお気をつけて(笑)」と呼びかけ、会場は笑いに包まれた。


倫理のタガの外れた恐るべき殺人鬼を描いてはいるが、さらに恐ろしいのは、このアモンのキャラクターが、いかにも憎々しい人物として描写されるのではなく、明るく、家族思いの好人物として描かれているところ。この点について、ダニエルは「みなさん、考えてみてください。イーロン・マスクは憧れと羨望の対象ですよね。私たちはみんな、億万長者が大好きなんです。ついさっき、控室で気づいたんですが、この映画のタイトルである『Veni,Vidi,Vici,(ラテン語で“我来たり、我見たり、我勝利せり”)』という言葉は、タバコのマルボロのパッケージにも書かれているんですね。タバコの箱には『死を引き起こす可能性があります』という注意書きがありますが、億万長者も同じです。あまり彼らを支持し過ぎると、私たちが肺ガンになってしまう可能性があります」とユーモアたっぷりに語る。


www-500-2.jpgそして、ユリアはアモンを見事に演じたローレンス・ルップについて言及。「彼は『え? シリアルキラーを演じられるの?』と喜び、楽しみながらこの役に挑んでくれたんですが、私たちは彼に『いや、あなたが演じるのは家族思いの父親であり、人なんか殺さない人なんだ』と説明し、映画を観る人の共感を得るような人物を演じるように伝えました」と明かした。


ちなみに、アモンの妻・ヴィクトリアが人権派の弁護士というのも、かなり風刺の効いた設定だが、その意図を尋ねるとダニエルは「ジョージ・クルーニーの妻であるアマル・クルーニーさん。彼女は人権派の弁護士であり、とても素敵な女性ですよね。彼女の存在にインスパイアされた設定です」と驚きの事実を告白! ユリアはダニエルの言葉を補足し「アモンが求めているのは、彼に対して本当のことを言ってくれる存在、彼に対抗し、立ち向かってくる人を欲しているんです」と語る。


www-500-1.jpgまた、アモンの“帝国”を世襲するであろう娘のパウラも、映画の中でかなり強烈な存在感を放っているが、ダニエルは「彼女がどういう存在かと言うと、この邪悪な循環する社会が生み出した美しい子供であり、資本主義の生んだモンスター。いくらあっても足りずに『もっと!もっと!』と欲しがる象徴であり、カジノを体現するような存在なのです」と説明。(ダニエルとユリアと同じオーストリア出身の)ミヒャエル・ハネケの映画『ファニーゲーム』と共通する部分があると感じています」と明かした。


ちなみに劇中、パウラがカメラ(=観客)に向かってセリフを発するシーンがあるが、これも『ファニーゲーム』と重なる。ユリアは「この映画をつくるにあたって、パウラを演じるオリヴィア・ゴシュラーと一緒に観たのがハネケ監督の『ベニーズ・ビデオ』でした。パウラが酷いことをしても、彼女自身は罪の意識を全く持っていない、そのことをわかってほしかったんです」とその意図を語ってくれた。


www-bu-240-2.JPGそして、改めて現代の資本主義の現状について、ユリアは「皮肉なもので、人々が億万時長者を嫌うべき理由は十分にあるはずなんです。彼らは我々のお金を奪い、民主主義や権利、空間、私たちの声までも奪っているわけですが、それでも人々は彼らを嫌うどころか、彼らに憧れて『自分もそうなりたい』と思っています。アメリカンドリームというのは、ある意味で大衆の麻薬のようなもので『頑張って働けば、いつの日かあの人たちのようになれるかもしれない!』という思いを抱いているわけです。彼らはロックスターや英雄のような憧れの存在であり、『彼らを嫌いになろう!』と呼びかけても、なかなか発想の転換は起こらないんです」と語り、ダニエルは「もし、この映画を見て『さあ、ライフルを持って彼らを撃ち殺せ!』という発想に転換が起きたら嬉しいんですが…(笑)」とブラックユーモアを効かせながら語り、再び会場を笑いに包んだ。


ちなみにダニエルとユリアは、これまでも何度も日本を訪れており「日本の文化が大好きで、日本映画も食も大好き」だという。本作の音楽は、日本の能に影響を受けて制作されており、その点についてユリアは「音楽は編集の段階で加えたものです。というのも、テスト上映を見た人から『この映画をどう解釈したらいいのかわからない。これは風刺なのか…?』といった声が上がったので、映画のトーンを整え、(伝えたいことを)強調するために音楽で演出をすることにしました。本作にヴィタリー医師役で出演している菜穂子・フォート・西上さんが能にインスパイアされた音楽というアイディアを出してくれました」と明かした。


2人は、本作がオーストリアの公共ファンディングで資金を得て制作されたことを明かし、こうして日本で公開されることを改めて感謝。ユリアは「映画を観て、人々に怒りを抱いてほしいと思っています。そのエネルギーが生産的なことに繋がっていくことを願っています」と呼びかけた。
 


<ストーリー>

起業家として億万長者に成り上がり、幸福で充実した人生を送るマイナート家。一家の長であるアモンは、家族思いで趣味の狩りに情熱を注いでいる。ただ、アモンが狩るのは動物ではない。莫大な富を抱えた一家は“何”だって狩ることが許されるのだ。アモンは“狩り”と称し、何カ月も無差別に人を撃ち殺し続けている。“上級国民”である彼を止められるものはもはや何もない。一方、娘のパウラはそんな父親の傍若無人な姿を目の当たりにしながら、“上級国民”としてのふるまいを着実に身につけている。ある日、ついにパウラは父親と“狩り”に行きたいと言い出す。
 

監督:ダニエル・ヘースル、ユリア・ニーマン
製作:ウルリヒ・ザイドル
出演:オリヴィア・ゴシュラー、ウルシーナ・ラルデ、ローレンス・ルップ、マルクス・シュラインツァー、ゾーイ・シュトラウプ
2024年/オーストリア映画/ドイツ語/86分/カラー/5.1ch/スコープサイズ
原題:Veni Vidi Vici 字幕翻訳:吉川美奈子 
後援:オーストリア文化フォーラム東京 映倫PG12 ©2024 Ulrich Seidl Filmproduktion GmbH
配給:ハーク 配給協力:フリック 
公式サイト:www.hark3.com/vvv 

2025年6月6日(金)~ ヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか 全国順次公開


(オフィシャル・レポートより)

 


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6 月13 日(金)より全国順次公開となる映画『おばあちゃんと僕の約束』。この度、公開を目前に、公開記念舞台挨拶が 5 月28 日(水)新宿ピカデリーで行われ、上映後にタイより来日したパット・ブーンニティパット監督が登壇しました。


【日時】5月28日(水)18:30の回上映後

【会場】新宿ピカデリー(東京都新宿区新宿3-15-15)

【登壇者(敬称略)】パット・ブーンニティパット(監督)



obaachantoboku-pos.jpg6 月13日(金)より全国順次公開を迎える映画『おばあちゃんと僕の約束』。公開を目前に、公開記念舞台挨拶が5月28日(水)に新宿ピカデリーで行われ、上映後にタイより来日したパット・ブーンニティパット監督が登壇。日本の観客に向けて、本作への思いや制作時のエピソードを語った。


本作は、遺産相続をめぐる家族の物語。大学を中退して無職の青年エムは、祖母のメンジュがステージ 4のガンを患っていることを偶然にも知り、不謹慎にも遺産を得ようと介護人として同居を始める。反発しながらも、絆を深めていく2人。エムはメンジュの家族を想う愛情に触れ、考えを改めていく……。本国タイでは、涙なしには観られないことから、鑑賞後に号泣する観客の様子が、TikTok をはじめとする SNS で若者を中心に大拡散され、社会現象に。その後、世界中でも大ヒットを収め、タイ史上初のアカデミー賞®国際長編映画部門ショートリスト入りの快挙を果たした話題作。


obaachantoboku-bu-240-3.jpg上映後、満席の会場からは拍手が湧き、涙をうかべる観客も。会場が感動の嵐に包まれる中、大きな拍手に迎え入れられ、パット監督は笑顔で登壇。過去に 10 回近く日本に訪れたことがあるといい、「こんばんは。私はパットです。監督です。よろしくお願いします」と日本語で流暢に挨拶した。


TV ドラマを中心にキャリアを積み、本作で長編監督デビューを飾ったパット監督。「最初で最後の作品のつもりで制作しました。タイでは、家族の話は観客にうけない、お金が儲からないと言われていたので、赤字を出さないように次の作品を撮れる程度になればと思っていました」と振り返り、続けて「これまでテレビドラマを作ってきましたが、テレビドラマは毎分毎秒、ずっと注目してもらわなければいけない作り方だったんです。映画とは違うタイプの芸術。この映画では、観客の皆さんに自分の記憶とリンクしていただいて、考えたり、感じる余白を残したいと思っていました」と映画作りへの思いを語った。


obaachantoboku-550.jpg主人公エムを演じたのは、ドラマ「I Told Sunset About You 〜僕の愛を君の心で訳して〜」(20)の出演を機に、タイをはじめアジア全域で大人気スターとして人気を博す俳優・ミュージシャンのプッティポン・アッサラッタナクン、通称ビルキン。パット監督は、彼について「スタッフをからかうのが大好きで、くすぐったり、邪魔したり、マッサージをしたり甘え上手なんです。でも演技にはすごく一生懸命で、好感を持ちました」と述べ、「財産を狙う孫という役なんですけど、観客の皆さんには悪人とは思ってほしくはなかったんです。悪意のない、悪い人には見えないというキャラクターを見事に演じてくれました」と絶賛。


さらに、ビルキンが歌う書き下ろしのエンディング曲「Ever-Forever」については、「最初、(ビルキンに)歌ってもらうことは計画になかったんですが、美しい声の持ち主なので、歌ってもらいたいと思いました。実際に曲を作る過程で、メロディができたよ、歌詞ができたよと逐一報告してくれて。全てがうまくいって、歌を聴いたときは嬉しかったです」と振り返った。


obaachantoboku-500-3.jpg一方、祖母メンジュを演じたのは、78 歳にして本作で映画デビューを果たしたウサー・セームカム。この驚異の新人俳優のキャスティングについて「(本作の)助監督が以前、ウサーさんと小規模のMVを撮影したことがあるんです。MVの中では、ウサーさんは特に何もしてなくて、立ってタバコを吸っているだけ。すごく興味のある外見をしてるし、良さそうだねという話になって、オーディションに来てくれました」と振り返り、「すごく才能を感じました。ウサーさんと出会えて、とてもラッキーだと思いました」と彼女の魅力を明かした。


obaachantoboku-bu-240-1.jpg脚本を完成するにあたって、実際に祖母と一緒に暮らしたというパット監督。「おばあちゃんとの同居を始めて、映画のことは言わないで、騙し討ちのように色々質問をしていったんです。こんな子供や孫がいたらどう思う?など。意見を訊くと、映画がリアルなものに感じました。本当は映画のクレジットにおばあちゃんの名前をのせるべきだったなと思いました」と苦笑い。実際に祖母にも完成披露試写会で映画を見てもらったと話し、「上映が終わった瞬間におばあちゃんの席に走って行って、映画の感想を訊いたんですが、答えは「ふつう」と言って、歩いて帰ってしまいました。リアルなリアクションで、忘れられない思い出となりました」とエピソードを明かすと、会場からはどっと笑いが。続けて、「翌朝、映画はふつうだった。私の人生の方がもっと大変だよと言われ、そういう見方もあるんだと思い、感動しました」と祖母とのエピソードを明かした。


尊敬する監督に、小津安二郎監督や是枝裕和監督、濱口竜介監督の名前を挙げたパット監督。1 番影響を受けた作品について訊かれると、「それぞれ魅力が違います。だから、3 人の監督の作品をしっかりと見て、研究しました。1 本に選ぶのは難しいのですが、小津監督の『東京物語』は、昔の映画ですが、映画のストーリーのパワーというのは、時間や映像制作のテクニックを超えると思いました。すごく丁寧にストーリーを描いています」と明かした。


obaachantoboku-500-1.jpg最後に「この映画は世界中のいろいろな国で上映されてきました。聞いた話によると、5歳ぐらいのお子さんから90歳以上の方まで、映画館で観て、この映画を好きになってくださったと。タイ映画は、もしかすると日本ではまだ目新しいかもしれません。でも、ここまでタイ映画が旅をしてきたということは、日本の皆さんがタイ映画を好きになることは難しくないんじゃないかなと思います。日本の皆さんにもぜひ映画を見ていただきたいと思います」と締めくくり、温かい拍手に包まれ、舞台挨拶は幕を閉じた。


映画『おばあちゃんと僕の約束』は、6月13日(金)~新宿ピカデリーほか全国順次公開


監督・脚本:パット・ブーンニティパット(TV版「バッド・ジーニアス」) 脚本:トッサポン・ティップティンナコーン
製作:ワンルディー・ポンシティサック ジラ・マリクン
音楽:ジャイテープ・ラーロンジャイ
撮影:ブンヤヌット・グライトーン
編集:タマラット・スメートスパチョーク
出演:プッティポン・アッサラッタナクン(ビルキン)、ウサー・セームカム、サンヤー・クナーコン、サリンラット・トーマス(『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』)、ポンサトーン・ジョンウィラート、トンタワン・タンティウェーチャクン
2024 年/126 分/タイ/原題:Lahn Mah/カラー/5.1ch/1.85:1
日本語字幕:小河恵理 後援:タイ国政府観光庁
配給:アンプラグド
©2024 GDH 559 CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED
公式サイト:unpfilm.com/lahnmah
X:@lahnmahjp
Instagram:@unplugged_movie
Facebook:@lahnmahjp
TikTok:@unpfilm

2025年6月13日(金)~大阪ステーションシティシネマ、なんばパークスシネマ、MOVIX堺、京都シネマ、シネ・リーブル神戸、MOVIXあまがさき、ほか全国順次公開


(オフィシャル・レポートより)

 
 


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トム・クルーズの「ミッション:インポッシブル」に背中を押され、

おばあちゃんがオレオレ詐欺師からお金を取り戻す!93歳まさかの冒険が始まる!

最高齢&のんびりヒーロー誕生に世界中が笑い泣き!

 

この度、93歳にして初主演を果たしたジューン・スキッブによるオレオレ詐欺師に立ち向かうおばあちゃんを描いた前代未聞のスロー・アクション・コメディ! 『テルマがゆく! 93歳のやさしいリベンジ』が6月6日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ他全国公開いたします。


Thelma-poster.jpg映画の初主演としては史上最高齢。『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』(13)でアカデミー賞®助演女優賞ノミネート、スカーレット・ヨハンソンの初監督作『Eleanor the Great』でも主演を務めるなど超“遅咲き”ながら今絶好調のジューン・スキッブ。93歳(2025年5月現在95歳)にして、その実年齢と同じ93歳のおばあちゃんを演じ、電動スクーターでのカーアクションや、銃撃などアクションもすべて自身でこなした。2024年のサンダンス映画祭で上映されるや話題沸騰し、米映画批評サイトのロッテントマトでは98%(批評家)の高評価を記録。最高齢のアクション、社会問題になっている特殊詐欺へのリベンジ……と痛快なノリで突っ走り、気がつけばテルマを中心に自分の殻を破るチャレンジに勇気がもらえて思わず笑い泣き! 登場人物のほとんどがそれほど速く動けない前代未聞のスロー・アクション・コメディが誕生!


この度、映画の公開を記念してイベント前日の5/26(月)に91歳の誕生日を迎えた東海林のり子さん登壇の特別試写会を開催いたしました。

93歳でアクションシーンをこなした本作の主演に負けず、アクティブに人生を楽しみ毎日のように好きなアーティストのライブに通うなど推し活に夢中で、“ロックの母”という異名を持つ東海林さん! 90歳を過ぎてからは恥ずかしいことが何もなくなり、大胆に何でもできるようになったと話し、同じく劇中で大胆にもオレオレ詐欺へのリベンジに動き出す93歳のテルマと自身の共通点や、詐欺被害の体験談など映画に絡めたトークから、ご自身のこれまでの人生を振り返りつつ、リポーターとして長きにわたり芸能界を見てきた彼女だから話せる裏話が聞けたりと、貴重なイベントとなりました!
 


【日時】:5月27日(火) 

【会場】:渋谷シネクイント シアター1(渋谷区宇田川町20-11 渋谷三葉ビル7階)

【登壇者】:東海林のり子(リポーター/1934526日生まれ)  MC:東紗友美



登壇後、おなじみの「現場の東海林です!」と挨拶し会場を沸かせ、「映画のトークショーは初めて。緊張するから事件の取材の方がいいわ」とジョークを言い、会場の笑いを誘った。


Thelma-500-1.jpg映画の感想を聞かれると、「テルマに負けた!テルマは凄いんですよ。映画というよりも現実のテルマさんの暮らしを見ているようで。ワンシーンごとに目を凝らして観るところが沢山ありました。自分の生活と比べると、アメリカの補聴器ってかっこいいなーとか、シニアでもパソコン使えるんだーとか。そういったところに励まされましたし、人生ってこうやっていくと何年も生きていけるのかなって、限りなく生きていきたいと思いました。皆さんが見守ってくれれば、100歳はいけるかな」と熱く語った。


ジューン・スキッブは撮影当時93歳、ほとんどのスタントを自らこなしている部分については、「ベッドのシーンがありましたけど、あそこから落ちると大変ですよ。家具を支えにして立ち上がるから。テルマさんはすっと立ち上がっていて凄かった」とし、テルマが冒険に出るきっかけとなったオレオレ詐欺については「日本でもオレオレ詐欺ってしょうちゅうかかってくる。給湯器見せてくださいとか、流し台換えた方がいいですよとか。でも人相を見て詐欺だなと分かります。これは取材経験ですね」と実体験をレポーターとしての経験を踏まえながら答えた。


好きなシーンについては「テルマとお孫さんが会話しているシーンでの気遣いが優しいなと思いました。孫とただベンチに座って喋っているだけでグッときましたね」と思い返した。


Thelma-main.jpgテルマがやっていたようなアクションを挑戦するならという質問には、「スクーターに乗りたい。乗れる自信はないけど、杖をついて歩くより良さそう。でも銃撃戦は銃が重そうだし、ピストルは撃ったことないから緊張するし、あれはできないわね」と改めてテルマの凄さに言及。


3000件以上の事件を取材してきた東海林さん。これは墓場まで持っていきたいネタを聞かれると「雪山の山荘で取材をしたことです。プロデューサーに行けと言われたから、必死に山を登って山荘で取材をしました。会社に戻って無事取材をしたと報告したらご苦労様でした、の言葉もなく「取材できて良かったですね」と言われて、そういう世界なんだと驚きました。仕事って厳しいなと感じたし、そういう経験があるからまだまだいけるなと思います。過去のことと比べてみると、今は楽だと思います」とポジティブな回答。


Thelma-bu-240-1.jpg大変だった事件については、「大体事件は、幸せなものじゃない。大震災とかになると、瓦礫の下敷きになったお母さんに向かって叫ぶ娘さんのことは心に刻まれています。自分もどんなことがあっても耐えて生きていかなければならないと思いましたね」と答えた。


今の芸能界については、「なんて言ったらいいか分からないけど、何かが今乱れていることはわかる。スキャンダルだろうが何だろうが、起こることは起こる。でもそれを皆がどう見ているのかが心配になる」と現場を長年見つめてきた東海林さんだからこその目線。


昨年90歳になった元気の秘訣について「90歳になった途端、フリーになった。何でもやっていいんじゃないかなっていうことと、誰かに何を言われてもいいやって凄く気持ちが楽になった。そうしたら、若い恋人ができました。推し活です!」と最近話題の推し活について言及。「好きな人ができたら、アイラブユーと伝えるのよ。若いバンドマンに、ライン聞いて、アイラブユーって送ったら、アイラブユートゥーって返ってきたの。これで沢山の若いボーイフレンドができました。立ち止まってちゃ先に行かない。どうせ先が長くないのなら、言っておきたいことを全部言うのよ」と観客を鼓舞。


Thelma-bu-240-2.jpgなんと昨日91歳の誕生日を迎えた東海林さん。サプライズで花束の贈呈が行われると、「うわー!」と大喜び。ガッツポーズで「ありがとうございます!」と地声で伝えた。抱負を聞かれ、「テルマの映画を観てから、もうちょっと真剣に生きようとか、色んなことを考えるようになりました。日常生活を振り返って、筋力つけなきゃいけないなとか、色んなものを見に行かなきゃ、勉強しなきゃとか。ただ座ってNetflix見るだけじゃなくて、外へ出て行って、皆さんと話したい。皆様が楽しみにこの映画をご覧になって、それぞれの感想が集められると他の方が、映画見ようかなって思うわ」と語った。


最後はこれから映画を観る観客に向けて「すっごい力をもらえます!受け取って帰ってください」と力強く伝えた。


その後のフォトセッションでは、沢山のフラッシュを浴びながら「何だか夢を見ているみたい」と言い、来場したテレビ局のカメラには「お疲れ様!」と声をかけるなど、最後まで謙虚で明るい姿を見せ続けた。
 


<STORY>

93歳テルマは夫に先立たれ、寂しくも気楽な一人暮らしを謳歌していた。心優しい孫のダニエルがベストフレンド。いつもと変わらないはずのある日、一本の電話がテルマの運命を変える。「おばあちゃん、オレオレ。事故を起こしてしまったよ!」刑務所にいるという愛する孫を助けるため、テルマは急いで保釈金の1万ドルをポストに投函する。しかしそれは無情にも、オレオレ詐欺だったのだ……。落胆する娘夫婦を見て、居ても立っても居られないテルマは、詐欺師たちからお金を取り戻す、93歳ミッション インポッシブルの遂行を決意!旧友の老人ベンを巻き込み、電動スクーターでロサンゼルスの街を駆け巡る、大冒険に出発する!果たしてミッションは成功するのか……!?


監督・脚本:ジョシュ・マーゴリン   
出演:ジューン・スキッブ、フレッド・ヘッキンジャー、リチャード・ラウンドトゥリー、パーカー・ポージー、クラーク・グレッグ、マルコム・マクダウェル
2024年/アメリカ・スイス/英語/99分/シネスコ/5.1ch/カラー
原題:Thelma/日本語字幕:種市譲二
配給:パルコ ユニバーサル映画  
公式サイト: https://www.universalpictures.jp/micro/thelma  
公式X: @thelmagayuku
作品コピーライト :© Courtesy of Universal Pictures

2025年6月6日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ他全国公開


(オフィシャル・レポートより)

 



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だらしないところが似てる!?クイーン役の大和悠河、

意外と人情派!?ジョーカー役の加藤和樹、

憧れの声優陣に囲まれて天国だった!?イルマ姫役のCocomi 登壇!
 


◆日時:2025年5月25日(日)11:20〜11:50 ※上映後・舞台挨拶

◆会場:T・ジョイ梅田 シアター3
(大阪市北区梅田1丁目12−6 E-MAビル 7F)

◆登壇者(敬称略): 大和悠河(クイーン役)、加藤和樹(ジョーカー役)、Cocomi(イルマ姫役)



a62e60bceaf093fe.jpg長いブロンドの髪をなびかせ長身で颯爽とした怪盗クイーン! まるでベルばらのオスカルのように美しい! 怪盗クイーンに盗めない物などない。先鋭的で知性派にして変幻自在の変装の名人、どんな敵にもひるむことなく軽やかに身をかわす華麗なる武闘派。クールな反面ワインに目が無く寝ることが大好きなオチャメでだらしない怪盗クイーン。親友(ビジネスパートナー)のジョーカーと最高知能ロボット・RDのアシストを受けながら難攻不落のお宝を鮮やかに奪い取っていく。怪盗クイーンに不可能なことはない!


原作:はやみねかおる・K2商会(講談社青い鳥文庫『怪盗クイーン』シリーズ)で2002年より青い鳥文庫にて刊行されている人気冒険小説「怪盗クイーン」シリーズの劇場アニメ最新作『怪盗クイーンの優雅な休暇(バカンス)』が2025年5月23日(金)に全国公開!


5月25日(日)に本作の公開記念舞台挨拶が開催され、クイーン役の大和悠河をはじめ、 加藤和樹(ジョーカー役)、Cocomi(イルマ役)が登壇!それぞれ違うバックグラウンドで活躍中の3人が本作への想いやアフレコ現場について語った。
 



kaitou-queen-bu-3.jpgkaitou-queen-yamato.jpgクイーンとの共通点を聞かれた大和は、「あんなに色々な技を持ってないので闘えませんが、だらしない部分は似ているかも(笑)。夏休みの宿題を最後になってぎりぎりでやるタイプではないかと」。それに対し加藤が、「そんな風には見えないですけね、何でもしゃしゃって完璧にこなすタイプのように見えますが…」。「そうなんです!そんな風に見られる処が私のいいとこなんです(笑)。でも、ぎりぎりまでやらずに最後に焦るタイプなんですよ。そこはクイーンと似ているかな?」そんな大和に対し加藤もCocomiも同じタイプかもしれないと、3人は似た者同士をアピール。


クイーンの魅力について大和は、「敵と闘ったあと敬意を表するところ。例えば、バーテンダーの刺客と闘うシーンで、最後に彼の作ったカクテルを飲み干し、凶器となった氷の弾丸を置いていくんです。敵とはいえ相手へのリスペクトを忘れないクイーンの美学ですね。それからシスターとの闘いのあと、敢えて相手が大事にしているものを破壊するその意味に感じ入りました」。


kaitou-queen-kanzaki.jpgイルマ姫役のcocomiと共演するシーンが多かった加藤は、「イルマ姫の凛とした成長ぶりが良かったです。Cocomiさんもイルマ姫同様にアフレコの中でどんどん成長していき、最後には本当に堂々とされていました」。それに対し大和は、「ふたりのシーンが沢山あって、どんどん白熱していって、見ていてちょっとうらやましかったです(笑)。クイーンのような気持ちになって、いいな~って思って見てました」。


アフレコ現場についてCocomiは、「今回10人位がブースに入ってアフレコしていたのですが、外から見ている時はアニメオタクの気持ちになって“わぁすご~い!”と感激しながら見ていられるのですが、いざ自分の出番になると、後ろから見られている“圧”が凄くて変に緊張してしまいました」。それでも憧れの声優たちとの共演は、「ご一緒できてとても嬉しかったです。ナレーションの諏訪部順一さんに会った時はもう私の思考が停止してしまいました!私にとっては天国のようで、至福のひと時でした。」と幼い頃からアニメファンだという喜びを語った。


舞台とアフレコとの違いについて大和は、「舞台では動きで気持ちを表現しますが、声だけで表現するのとは大きな違いがあります。闘うときでも、攻撃と受身の時にもっと声を入れなければならず、今回闘う相手は声優の方ばかりだったので、声の入れ方が凄かったんですよ。劇中のバトル漫才のシーンでは本当にテンポ良く技を入れていき、どんどんパワフルにバトルしていって、ホント凄かったですねぇ」。これには加藤も、「あれは凄かった!長回しのシーンですが1発で収録したんですよ」。


今回のアフレコでの雰囲気の違いについて大和は、「“技の出し合い”というか、皆さんご自身の声の持ち味を大事にしながらキャラクターに投入していっているようでした。とてもカッコ良くて素敵だなと思いました」。加藤も、「他の皆さんはセリフの量が多くなかった中で、いかにちゃんと爪痕を残していくか、それぞれの個性を発揮しておられましたねぇ。それが凄いんですよ~」などと声優陣の仕事ぶりに圧倒された様子。


kaitou-queen-cocomi.jpg難しかった点について、音楽家として活躍中のCocomiは、「何か所も「・・・」という部分があるのですが、音楽でいう休符と似ているなと思いました。休符といってもただ休むのではなく、空気感をどう表現するか、繋がるものがありました」。それに対し加藤は、「ジョーカーも「・・・」という部分が多かったですね。僕もいろんな現場を見てきましたが、本当に皆さん多才だなと感心することが多いです。無音でも息の吐き方だったり気持ちのテンションだったりとか、どういう状況なのか考えながら演じるのはいつも難しいと感じています。


本作の見所について加藤は、「イルマ姫の凛とした成長ぶりが良かったです。イルマ姫の表情の変化、素直になること、人としての成長過程で彼女が学んでいくことが見所でもあります。ジョーカーとしても、過去のことや意外な感情が見られたのはイルマ姫と一緒にいたからこそ引き出されたものです。人間らしい温もりを感じさせる部分が見どころかな。今回はイルマ姫を導く立場で責任感もあったと思うが、それまでクイーンに導かれてきたからこその行動かもしれません。」とジョーカーの立場と見どころを語った。


Cocomiもまた、「イルマ自身がどんどん成長していく物語で、クイーンやジョーカーと出会っていろんな経験をしながら変わっていくところは楽しかったです。ジョーカーがいてくれたからこそ成長できたのだと思います」。


メッセージとしてCocomiは、「本作は素晴らしい作品です。はやみね先生が22年前に書かれた作品で私とは2歳違い。もう一度読み直したいです。今の子供たちにも見て欲しい作品です。多くの方に観て頂きたいです。」

続いて加藤は、「今回は2作目ですが、1作目を多くの方に観て頂けたから2作目が出来ました。「怪盗クイーン」はまだまだ続いていく作品ですので、我々もはやみね先生の夢に乗っかって、夢の続きを見てみたいと思っております。応援して頂けると嬉しいです。」

最後に大和は、「私も「怪盗クイーン」のファンの1人として映像化されていくのがとても嬉しくて、ワクワクドキドキしながら明るい世界へ連れてってくれる作品だと思います。はやみね先生や多くのスタッフやキャストの愛がいっぱい詰まった作品です。まだ「怪盗クイーン」を知らない子供たちは勿論多くの方に見て頂いて、何作も続けられるように応援して頂きたいです。どうかよろしくお願いします。」と締めくくった。
 


【あらすじ】

狙った獲物は必ず盗む。それが怪盗クイーン! 性別・年齢・国籍不明。 パートナーのジョーカー、RDとともに飛行船トルバドゥールで世界中を自由に駆け巡る。

ある日、クイーンはサッチモ社の社長サッチモ・ウィルソンから挑戦状を叩きつけられる。サッチモ所有の宝石『インペリアル・サファイア』を盗むとクイーンから予告状が届いたのだ。しかしそれは、過去の因縁からクイーンへの恨みを晴らすためにサッチモが仕掛けた罠。そんなことは百も承知でクイーンはサッチモの誘いに乗り、ジョーカーと共に変装して豪華客船ロイヤルサッチモ号に乗り込む。『優雅な休暇』を過ごすため……ところが、クイーンたちより先に宝石を盗み出そうとするものが現れた!

さらにサッチモの放った刺客たちも次々と現れて……?!前途多難なカリブ海クルーズがはじまる。

 

原作:はやみねかおるK2商会
監督:池田重隆
脚本:國澤真理子
声:大和悠河(クイーン役)、加藤和樹(ジョーカー役)、Cocomi(イルマ役)
2025年製作 日本 88分
配給:ポニーキャニオン
©はやみねかおる・K2商会・講談社/「怪盗クイーン」製作委員会
公式サイト:https://miragequeen.jp/

2025年5月23日(金)~T・ジョイ梅田、TOHOシネマズ(なんば、二条、西宮OS)、T・ジョイ京都、OSシネマズ神戸ハーバーランド ほか全国公開


(河田 真喜子)

 

 

 




★5H0A3110.jpg左から、中間純太、藤井流星、重岡大毅、濵田崇裕、桐山照史、瑠東東一郎 

 

今年5月2日(金)全国公開した映画『裏社員。-スパイやらせてもろてます‐』の大ヒット舞台挨拶が、23日(金) 大阪ステーションシティシネマで実施され、WEST.のメンバー、重岡大毅、桐山照史、中間淳太、藤井流星、濵田崇裕とメガホンを取った瑠東東一郎監督が登壇、映画館に詰めかけた来場者と喜びを分かち合いました。


WEST.メンバー全員が揃って初主演したこの映画は、通常の業務を超え、表では解決できない問題を秘密裏に処理する、通称裏社員と呼ばれる社員たちが、複合商業施設建設のため、さびれた商店街を取り壊すミッションを受けて奮闘する、笑いあり、涙あり、人情ありの痛快アクション・コメディ。出演に、恒松祐里、森香澄、剛力彩芽、藤原紀香、竹中直人、ハイヒールモモコら。主題歌はトータス松本が作詞・作曲、ウルフルズがサウンドプロデュースした WEST.の「ウェッサイソウル!」で、5月19日付オリコン週間シングルランキングで初登場1位を獲得するなど、映画の高評価、話題性と共に大きな注目を集めました。


映画の撮影は大阪でも行われた本作。この映画の観客動員が日本一となった大阪ステーションシティシネマでの満を持しての大ヒット舞台挨拶且つ、登壇者は全員関西出身ということも相まって、トークは和気あいあいと撮影のことから主題歌のことまで、爆笑の中大いに盛り上がりました。またこの模様は全国206館の映画館でもライブビューイングで中継されました。
 


◆日時:5月23日(金) 17:20~17:50

◆場所:大阪ステーションシティシネマ

◆登壇者:WEST. (重岡大毅、桐山照史、中間淳太、藤井流星、濵田崇裕)、瑠東東一郎監督 (敬称略)


<舞台挨拶レポート>

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重岡大毅は、「本日はお忙しいところお越し頂きありがとうございます!ライブビューイングの皆さんもありがとう!僕、ライブビューイング大好きでーす!いろんな話がしたいです!」と元気にコメント。また映画の反響は皆さんのところにも届いているかと聞かれた重岡は「ライブのスタッフさんや、番組でご一緒した方、(ハイヒール)モモコさんからも、良かったよ!と言って頂いた。僕はライブビューイングも好きですが、反響も大好きなんです」と笑った。


また、会場となった大阪ステーションシティシネマはこの映画が一番動員数が多い劇場ということを聞いた 藤井は「やっぱり大阪やなー、大阪で大ヒットというのはほんま嬉しい」と笑顔をみせた。 大阪での撮影の思い出を聞かれた桐山は、「大阪で朝早く土手で撮影していた時に、遠くからおじさんが走ってきて、いきなり「おはようございます!」と挨拶されたんです。撮影中なのに。みて分かるやろと思ったけど、フレンドリーで大阪ならではやな」と答えると、その時監督は撮影を止めたの?とメンバーが質問。 「監督は撮影を止めない。ずっとカメラ回してる。で、あとから「桐山君、今のおじさん、友達?」って」(全員爆笑)


★5H0A2881.jpgそこから、監督の撮影方法の話に。

昨年末の大阪松竹座の舞台をみた監督が、WEST.の空気感、舞台のあの感じを超えたいと、台本もなく、映画最後のおまけシーンの撮影を撮ると言い始め、ボケ的なところを出したいというリスクエストで、アドリブで撮影させられたというWEST.のメンバー。「ずっとカメラ回しっぱなしで、ダダすべりなところもいっぱいあって」と藤井。監督がカットをかけないから、自分でカットをかけたと中間も告発する場面も。


更に、重岡が演じる元芸人の陽一郎の芸風について聞かれると、「あれは重岡君が勝手に(笑)」と瑠東監督が笑うと、「何ゆうてんねん!あんな格好させて!プロボクシングのライセンス取ったばかりだったから、なんかやってくれっていうから、シュシュシュシュッってパンチいれさせられて」と重岡が猛抗議。ただそのキャラクターはちょっと自分でも気に入ってるそうで、それを聞いた会場も大爆笑となった。


★5H0A2924.jpgWEST.との仕事は15年ぶりになるという瑠東監督。デビュー前から WEST.を見てきた監督は、WEST.の変化を聞かれると、「変わったところと、変わらないところがあるんですよね。変わらないところは、ずっとみんな中2なんです。集まると部室みたいなかんじで。変わったのは、決めるときはバチッと決めてくる。オーラが凄くて積み上げてきたものや自信といったものがこの15年の間に培われたんだなと思った」と語った。


また映画にも出演しているトータス松本さん作詞作曲、ウルフルズがサウンドプロデュースした主題歌「ウェッサイソウル!」にも話が及び、メンバーは一様に主題歌が決まった時は大喜びし、「ホント嬉しかった。大先で、カラオケでも歌っていたし」と濵田中間は、「トータス松本さんからデモテープが届いた時にはみんなで聞いて「めっちゃウルフルズじゃーん」って!」「当たり前だけどね」と笑いあった。


★5H0A3031.jpg最後に「最高でした。皆さん、この映画を愛してくれてありがとうございます!」と、来場者とライブビューイングの皆さんに感謝を伝えたWEST.。瑠東監督は「WEST.ってホントにいいグループなんです。しんどいときも笑わせてくれるし、勇気をくれたり。僕は、本当 WEST が好きなんですが、今回、ますます好きになりました。みんなの心を前に向かせてくれるグループだと思っています。そんなWEST.のいいところを詰め込んだ映画です。まだ公開が続いているので是非映画館でご覧になってください」と最後のコメントで大ヒット舞台挨拶を締めくくった。
 


【ストーリー】

複合商業施設建設のため、さびれたシャッター商店街を取り壊すよう社長から指令を受けた阿川建設の裏社員。しかし、ライバル社の川端建設も同じ目的で裏社員を商店街に潜入させていた。ターゲットは商店街の会長。裏社員vs裏社員で火花を散らし、それぞれが先んじようとするも、なぜか動けば動くほど商店街の住人たちに愛されてしまう裏社員たち。一方、潰れかけの商店街には、立て直しを図ろうとする熱血漢や、謎多き訳あり男、その二人に恋心を抱かせる幼馴染や婚約者らも現れて…。それぞれの背景の中、商店街で出会った者たちが騙し合い、手を組み、交差していくー。

最後はどんでん返し?はたまた大オチ⁉ 物語は予想外の展開へ‼
 

・監督:瑠東東一郎 ・脚本:我人祥太、モラル
・主演:WEST.(重岡大毅、桐山照史、中間淳太、神山智洋、藤井流星、濵田崇裕、小瀧望)
・出演:恒松祐里、森香澄、剛力彩芽/藤原紀香、竹中直人ほか
・主題歌:WEST.「ウェッサイソウル!」(ELOV-label)
     作詞・作曲:トータス松本サウンドプロデュース:ウルフルズ
・制作:松竹撮影所 ・配給:松竹
・©2025「裏社員。-スパイやらせてもろてます‐」製作委員会
●公式サイト:https://movies.shochiku.co.jp/west-eiga/
●映画公式X:@WEST_eiga
●映画公式TikTok:@west_eiga

大ヒット公開中!


(オフィシャル・レポートより)



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■日時:2025年5月22日(木)

■会場:TOHOシネマズ梅田 本館スクリーン1

(大阪市北区角田町7-10 HEPナビオ8F)

■登壇ゲスト(敬称略):永尾柚乃(8歳・日本版声優 リロ役)、酒井藍(38歳・吉本新喜劇)



ディズニー・アニメーション映画『リロ&スティッチ』(2002)の実写版『リロ&スティッチ』が6月6日(金)より全国劇場にて公開されます!

 

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近年の『美女と野獣』『アラジン』『シンデレラ』など映像技術の進歩に伴い名作アニメが次々と実写化され、ディズニー映画に新たな歴史が築かれつつあります。そんな中で、ハワイを舞台に制御不能なエイリアン・スティッチと両親を亡くし姉のナニと暮らす孤独な少女リロとの奇跡の出会いを描いた『リロ&スティッチ』の実写版は、予想外の展開で大人も子供も涙せずにはいられない感動作となっています。


何といってもその魅力はリロのキュートさにあるでしょう。まだティーンエイジャーの姉のナニの苦労を気遣いつつ、破壊魔と化したスティッチにも常に優しく寛大に接し、オハナ(家族)として慈しみ愛することを忘れない本当に優しい女の子なんです! 他の実写版作品より製作費は低く抑えられているんだろうなとは思われますが、感動のベクトルは遥かに高く、大満足の作品


6月6日(金)の全国公開を前に、ディズニー主催のプレミア試写会がTOHOシネマズ梅田で開催され、日本語版のリロの声を演じた永尾柚乃ちゃんが舞台挨拶に登壇! 今や数多くのドラマやコマーシャルに引っ張りだこで、柚乃ちゃんを見ない日はない!という大人気ぶり。その可愛らしさに会場が大興奮に包まれる中、そこに柚乃ゃんと『リロ&スティッチ』の大ファンだという吉本新喜劇の酒井藍ちゃんも応援に駆けつけてくれました。お互い“大好き!” というだけあって、リロ&スティッチに負けないくらい優しく熱い気持ちで繋がり合っていました。
 



DSC06187.JPG最初に登場した柚乃ちゃんは、映画の完成品を観た感想を聞かれ、「とても楽しみにしていたので、ワクワクドキドキで感動もあって、凄く凄く良かったですねぇ!略して「わく・どき・どう!」」とはやる気持ちを抑えられないように早口で語る柚乃ちゃん。さらにスティッチについても「もふもふでキュートなんです!」と語り、リロについては「友だちがいなくていつもひとりだけれど、自分から逃げずに親友が欲しいといつも思っている女の子なんです。そしてスティッチに会って“オハナ”(家族)になっていくんです」と孤独な少女が愛を知らないエイリアン・スティッチと奇跡の出会いを描いた感動物語であることを紹介。


アフレコについて柚乃ちゃんは、「難しいより、めっちゃ楽しかったです!リロになれて凄く嬉しかったです」。また、スティッチの声を担当した山寺宏一さんからは、「ここはハワイだと思って、自分はリロだと思ってやればいいよ」と助言されたという。新たな挑戦でまた一歩成長したようです。またリロについては、「リロは周りに流されないでリロはリロと自分をしっかり持っている女の子です。そういうところは似ているなと思いました」と普段から自分は自分と周囲に流されないしっかり者の柚乃ちゃんが垣間見られるようでした。


大阪について聞かれ、「大好きです!何度も来たことがあります。食べることが大好きなんで粉もんとかも好きです。大阪の人は皆さん面白いし、楽しいし、優しい人ばっかりで大好きです!」というイメージを持ってくれている柚乃ちゃんに観客も大喜び。そこへ、スペシャルゲストとして吉本新喜劇の酒井藍ちゃんが登場!
 

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DSC06196.JPG藍ちゃんに会えた感想を聞かれ、「吉本新喜劇が大好きなんで、酒井藍さんに会えてとってもとっても嬉しいです!」と興奮気味の柚乃ちゃんに対し、藍ちゃんは「嬉しい!柚乃ちゃんを肩に乗せて御堂筋を歩きたいです!」(笑)。作品について聞かれ、「これから皆さんはご覧になるんですよね。。。(と胸を詰まらせるように)映画観た後、カフェで語り合いたいです!(笑)メチャメチャ最高なんです!いち早く観られて“メッチャ、ラッキーやった!”と思われるはずです!」。


改めて作品の魅力について「オハナ(家族)って大切だな~って思わせてくれるところです」語る柚乃ちゃん。藍ちゃんも大きくうなずいて、「そうなんです!それが凄く伝わる作品なんですよ!アニメーション版も最高でしたが、この実写版はより気持ちが入りやすくて、私、序盤でわ~って泣きました。もうお話に入るまでで泣けてくるんですよ~(笑)。(涙声で)まだ問題起こってないよっていうのに、リロに泣けてくるんですよ。最高です!」
 

DSC06202.JPGここでお互いハワイのレイをプレゼントし合うことに。可愛らしいピンクの衣装をさらに華やかに魅せるレイ。終始和やかな、まさに家族の温もりと絆を感じさせる舞台挨拶となりました。

 


【STORY】

“オハナは<家族>”。家族はいつもそばにいる──何があっても…。

両親を亡くした少女リロと姉のナニ。まだティーンエイジャーのナニはバイトしながらひとりでリロを育てようと奮闘するが失敗ばかりでリロとの気持ちもすれ違いそうになる。そんな時、姉妹の前に突然現れたのが、家族の愛を知らない暴れん坊のエイリアン、スティッチ。 予測不可能、制御不能な彼の行動は平和な島に大混乱を巻き起こすが、その奇跡の出会いはやがて、希望を失いかけた姉妹を変えていく…。

ハワイのカウアイ島を舞台に、 “オハナ<家族>”の大切な絆を描く感動のハートフル・ファンタジー。


監督:ディーン・フライシャー・キャンプ
キャスト:クリス・サンダース(スティッチ役)、マイア・ケアロハ(リロ役)
日本版声優:山寺宏一 (スティッチ役)、永尾柚乃 (リロ役)、 MOMONA(ME:I/ナニ役)、 中村海人(Travis Japan/デイヴィッド役)、 長谷川忍(シソンヌ/ジャンバ博士役)、渡辺えり(トゥトゥ役)
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン 
©2025 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
公式サイト:https://www.disney.co.jp/movie/lilo-stitch

『リロ&スティッチ』 6月6日(金) ~全国一斉公開!


(河田 真喜子)

 
 


bubu-bu-550.JPG(左から、松尾貴史、大友律、室井滋、深川麻衣、小野寺ずる、若葉竜也、冨永昌敬監督)


京都が好きすぎる主人公が、“京都愛”が強すぎるために大騒動を引き起こしてしまう映画『ぶぶ漬けどうどす』が、2025年6月6日(金)に全国公開いたします(配給:東京テアトル)。
 

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 本作の舞台となるのは、歴史に名を残す寺社仏閣が点在する美しい街並みや、悠久の時を超えて受け継がれてきた伝統文化が、世界中の人々を魅了する古都・京都。そんな京都が大好きすぎて、この街のいちばんの理解者になろうとした主人公が、思いもよらず引き起こした大騒動を描くシニカルコメディが誕生した。


東京から京都の老舗扇子店に嫁いできたフリーライター・澁澤まどか(しぶさわ・まどか)を演じるのは、シリアスからコメディまで多彩に演じる俳優・深川麻衣。まどかの義母である老舗扇子店の女将・澁澤環(しぶさわ・たまき)には、40年以上のキャリアを持ち今なお活躍の幅を広げる室井滋。さらに、小野寺ずる、片岡礼子、大友律、若葉竜也、松尾貴史、豊原功補ら、日本屈指の実力派俳優たちが古都に大集結!監督を務めるのは、『南瓜とマヨネーズ』(17)、『白鍵と黒鍵の間に』(23)など、唯一無二のユーモアセンスに定評のある冨永昌敬。『his』(20)、『そばかす』(22)の脚本家・アサダアツシが構想7年を費やした完全オリジナル作品。


この度、東京で初お披露目となる東京プレミア上映会を開催いたしました。主演の深川麻衣をはじめ、小野寺ずる、大友律、若葉竜也、松尾貴史、室井滋、冨永昌敬監督が登壇。深川、室井は劇中同様、着物で登壇し華やかなイベントとなりました!!京都での撮影ウラ話のほか、京都への理解度に挑む「ぶぶ漬け式京都検定」も! 
 


【日時】2025年 5月 22日(木) 18:00〜18:30 

【場所】テアトル新宿 (〒160-0022 東京都新宿区新宿3丁目14−20 新宿テアトルビル B1階)

【登壇者】深川麻衣、小野寺ずる、大友律、若葉竜也、松尾貴史、室井滋、冨永昌敬監督(敬称略)



“京都愛”が強すぎる主人公が京都を舞台に大騒動を巻き起こす映画『ぶぶ漬けどうどす』が、ついに完成どす!

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5月22日に都内映画館で東京プレミア上映会が実施され、主演の深川麻衣、共演の小野寺ずる、大友律、若葉竜也、松尾貴史、室井滋、そして冨永昌敬監督が登壇した。主人公まどかの義父・澁澤達雄役の松尾がMCを担当した

 

“京都愛”が強すぎるあまり騒動を巻き起こす主人公・澁澤まどか役の深川は、艶やかな和装で登壇し、「今日はありがとうございます」とニッコリ挨拶。「京都に対するまどかの知識がほぼ私と同じくらいで、街中の塀にある小さな鳥居の意味など観光していただけでは知らないものばかり。試写に来てくださった方の声を聞くとそういうところで笑いどころが分かれていたりしているそうです」と述べた。

 

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まどかの義理の母・澁澤環役の室井も和装で登壇し、京都での撮影について「京都といえば時代劇、それに現代劇だと大体殺人が起こるものに出てきましたが、今回のように殺人が起こらない人間の葛藤を描いた作品でオール京都ロケは初めてかもしれません」と明かしながら「大きな事件や殺人が起こらない分、もっと怖い事が起こっているかもしれません。京都の方がご覧になったらどう思われるかドキドキしますが、私は京都が大好きです!」と呼び掛けていた。

 

 

 

 

 

 

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まどかと一緒にコミックエッセイを描く漫画家・安西莉子役の小野寺。実際に漫画家として活動していることもあり、劇中漫画も担当した。「自分名義で描くと『まぁいいや』と思って下ネタが多くなるけれど、いい意味でも悪い意味でも自分のイラストが映画の一部になると思ったらグッと力が入った。いまだかつてない線が描けたと思う」と手応えを口にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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まどかの夫の澁澤真理央役の大友律は「方言が難しかった。しかも東京在住の京都人という設定なので、相手によっては標準語になるので京言葉から標準語に直すのが大変でした」と苦笑い。まどかのファンと名乗る大学教授・中村航役の若葉は、自身が演じた一風変わったキャラクターについて「冨永監督から『話すときに語尾に“ですよ”を付けたらどうか?』と言われたことで監督の思い描く方向性でキャラクターをキャッチできたと思います」と回想した。

 

 

 

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冨永監督は3週間の京都ロケに触れて「街中で撮影したシーンがあまりないのは、外側の人間から見た京都っぽいものは本作にはいらないと思ったからです。見て欲しいのは家の中。地元の人たちが普段見ているような環境を撮っていきました」と狙いを述べた。

 

 

 

 

 

 

 

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京都理解度を測る「ぶぶ漬け式京都検定」では松尾がうんちくを交えながらクイズを出題。『“そんな、かなんわ~”の意味は?』との出題に室井は「嫌味を言っている!」と自信満々に解答するも、正解は「本当に困った」。室井は「え~!ウソオー!」とビックリしていた。本音と建前が交差する京都の文化について深川は「勉強になります!」と言い、室井は「今まで京都の人に褒められたこともあったけれど、この映画に出てからは“褒められていなかったのかな…。逆の事を思っていたのかな?”と悩みました」と苦笑い。若葉は「京都太秦のスタッフさんは怖いという噂を聞いていたけれど、全然怖くなかったのが意外。でもそれも僕が気づいていないだけなのかな…」と疑心暗鬼になっていた。

 

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最後に主演の深川は「京都を舞台にした作品ですが、偏見を切り口に展開するお話であり、偏見に気づける映画になっています。楽しんで鑑賞してください」とアピール。冨永監督は「京都を何度も取材して作り上げた作品ですが、取材をしていくうちに、僕たち自身が持っている京都文化に対する偏見に気づきました。コメディとして作った意識でいますが、先週行った京都の上映会では“怖い!”という声もありました。東京でご覧いただくのは今日が初めてです。皆さんの反応を楽しみにしています」と呼び掛けていた。
 


 


【Story】

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京都の老舗扇子店の長男と結婚し、東京からやってきたフリーライターのまどかは、数百年の歴史を誇る老舗の暮らしぶりをコミックエッセイにしようと、義実家や街の女将さんたちの取材を始める。ところが、「本音と建前」の文化を甘く見ていたせいで、気づけば女将さんたちの怒りを買ってしまう。猛省したまどかは、京都の正しき伝道師になるべく努力するが、事態は街中を巻き込んで思わぬ方向に──。
 

出演:深川麻衣 小野寺ずる 片岡礼子 大友律 / 若葉竜也
山下知子 森レイ子 幸野紘子 守屋えみ 尾本貴史 遠藤隆太
松尾貴史 豊原功補 /室井滋
監督:冨永昌敬
企画・脚本:アサダアツシ
音楽:高良久美子/芳垣安洋
製作:清水伸司/太田和宏/勝股英夫/小林栄太朗/佐藤央
撮影:蔦井孝洋
製作幹事:メ~テレ/東京テアトル
制作・配給:東京テアトル 制作プロダクション:さざなみ
©2025「ぶぶ漬けどうどす」製作委員会
公式サイト:https://bubuduke.jp/

公式X: @bubuduke_movie

 2025年6月6日(金)~テアトル新宿、テアトル梅田、TOHOシネマズなんば、MOVIX京都、T・ジョイ京都、シネ・リーブル神戸、MOVIXあまがさき ほか全国順次公開


(オフィシャル・レポートより)

 
 


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日本のファッション界に革命をおこし、デザイナーの草分け的存在のコシノアヤコ。2011年にはNHK連続テレビ小説「カーネーション」で、その生涯が放送されました。昭和から平成を駆け抜けたゴッドマザーことコシノアヤコの物語である映画『ゴッドマザー〜コシノアヤコの生涯〜』は、5月23日(金)より新宿ピカデリーほか全国公開いたします。


この度、本作の全国公開に先駆けて、公開記念トークイベントを実施いたしました。

イベントには、大地真央演じるコシノアヤコの命運を見守る天使役の温水洋一と、エグゼクティブプロデューサーの井内徳次が登壇。公開が間近に迫った今だからこそ言えるとっておきの撮影裏話などを語っていただきました!
 


■日程:2025年5月19日 (月) 

■場所:東武百貨店 池袋本店(豊島区西池袋1-1-25 8階)

■登壇者(予定):温水洋一(ぬくみず・よういち/60歳)、井内徳次(いうち・とくじ /エグゼクティブ・プロデューサー/62歳)

■MC: 八雲ふみね


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5月23日(金)公開、映画『ゴッドマザー〜コシノアヤコの生涯〜』公開記念トークイベントが5月19日(月)に東武百貨店池袋本店で5月20日(火)まで開催中の「昭和レトロな世界展」にて行われ、本作に出演する温水洋一と、井内徳次エグゼクティブプロデューサーが登場。映画の魅力や撮影の裏話を語った。


本作は、日本のファッション界に革命をおこし、昭和から平成を駆け抜けたコシノ三姉妹の母、コシノアヤコの猛烈な人生を描いた作品。コシノアヤコ役は、宝塚歌劇団トップスターとして一時代を築き、退団後も『風と共に去りぬ』『マイフェアレディ』『ローマの休日』など舞台を中心に数々のヒロインを演じている大地真央。本作で映画初主演を務める。また、コシノアヤコの娘の三姉妹役は、黒谷友香、鈴木砂羽、水上京香が演じる。


godmother-bu5.19-温水洋一.jpg温水はアヤコが危篤となり、天国か地獄か行きの審判をくだされる場所に案内をしなければならない天使役。温水は「なかなかない役で役作りの仕方も分からなかった」と苦笑いで本音を漏らしながら、「天使役は面白いと思いましたが、大変な役だなと。特に、審判をくだす前のシーンは、92歳のアヤコに扮した大地さんがちょこんと座っていらして、その大地さんに『あなたの人生はこうでこうで…間違いありませんね?』と伝える長いセリフがあったので緊張しました」と撮影秘話を明かした。


一方、井内エグゼクティブプロデューサーは、温水の天使役について「温水さんしかできない役。そのままです」と絶賛し、「もともと天使をやっていたから」と冗談を飛ばして会場を笑わせた。


また、本作の制作に至った経緯を聞かれると、井内エグゼクティブプロデューサーは「(2011年に放送された)連続テレビ小説『カーネーション』を観て興味を持って、トライしたいと思ってまずは舞台を作ったんです。2017年に六本木と岸和田で上演して大盛況でした。それから10年経つ前に映画を作りたいとコシノ家にお話をしたら受けていただき、始まりました」と説明。連続テレビ小説『カーネーション』では半年間かけて描かれたコシノ三姉妹の物語だが、「我々の映画では117分くらいに収めています。脚本の池田(テツヒロ)さんの力だと思う」と言及した。


godmother-sub-1.jpg主演を務める大地との共演について話が及ぶと温水は「舞台で2018年にご一緒させていただきましたが、今回、久しぶりでした」という。アヤコが92歳で亡くなるシーンから撮影がスタートしたそうで、「(温水が)衣裳を着ようかと思ったら、その日のお弁当がカレーだったのでスタイリストさんから『ご飯を食べた後にしましょう』といわれ、ジャージのような普段着でリハーサルを行ったんです。そうしたら、大地さんが『それが天使の衣裳なの?』とがっかりされて(笑)。でも、(本番では)白い服を着て撮影に入ったら『ああ、よかった、その服で』と言っていただきました」と撮影時のエピソードを披露した。


godmother-bu5.19-井内徳次.jpg続いて、井内エグゼクティブプロデューサーは大地の印象を「主役というのはみんなを引っ張っていく力と器がないとダメなものですが、大地さんはそれを軽々と超えていました」とベタ褒め。さらに、コシノジュンコの幼少期を演じた永尾柚乃にも触れ、「すばらしい演技でした。僕は撮影現場にずっといましたが、本当に家族のように思える芝居で、永尾さんをはじめとした子役たちの演技の凄さを感じました。作品をまた一段と魅力的なものにしてくれていると思います。ぜひ、そこも観て欲しいです」と語った。


本作で描かれているアヤコは名言が多い人物だが、「心に残った名言は?」という質問が挙がると、温水は「92歳のアヤコを演じた大地さんの『うちの人生、まだまだこれからやねん。死んでいる暇なんかないねん』というセリフが響きました。(アヤコは)死の間際にいてもまだ生きようとして、まだまだやりたいことがたくさんある。僕はまだ60歳ですが、最近は疲れがちで『(やらなくても)いいかな』と思うことが増えてきたので、この物語を見て自分の人生もまだまだこれからだと思いました」と力を込めた。


最後に温水は改めて「泣けて笑えておもろい映画になっています。コシノアヤコさんの人生を観て、皆さんがどう感じて劇場を出るのか、楽しみです。ぜひ映画館でご覧ください」とアピール。井内も「クスっと笑ってホロっと泣ける映画なので、心のビタミン剤になると思います。ぜひ映画館に足を運んでください」と呼びかけてイベントを締めくくった。


東武百貨店池袋本店では、昭和100年を記念してさまざまな角度から昭和の魅力に触れることができる催し、祝・昭和100年「昭和レトロな百貨店Part2」を5月20日(火)まで開催中。8階催事場では、本作と「昭和レトロな世界展」(5月20日(火)まで開催)がコラボレーションした「アヤコ食堂」が関東初出店、映画公開記念ポップアップショップも出店している。

 映画『ゴッドマザー~コシノアヤコの生涯~』は、5月23日(金)より新宿ピカデリー、シネ・リーブル池袋ほかで全国公開。


『ゴッドマザー〜コシノアヤコの生涯〜』 

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■出演:大地真央
   黒谷友香 鈴木砂羽 水上京香
   寺田 光 菊地麻衣 板垣 樹 浅田芭路 永尾柚乃 江原璃莉
   矢田亜希子 大西礼芳 庄野﨑謙 堀田眞三 上西雄大 川﨑麻世 辰巳琢郎
   温水洋一 木村祐一 市川右團次

■脚本 池田テツヒロ
■監督・撮影・編集 曽根 剛
■配給:日活 東京テアトル
  ©「ゴッドマザー〜コシノアヤコの生涯〜」製作委員会

2025年5月23日(金)より新宿ピカデリー、シネ・リーブル池袋ほかで全国公開。


(オフィシャル・レポートより)

 


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日本のファッション界に革命をおこし、デザイナーの草分け的存在のコシノアヤコ。2011年にはNHK連続テレビ小説「カーネーション」で、その生涯が放送されました。昭和から平成を駆け抜けたゴッドマザーことコシノアヤコの物語である映画『ゴッドマザー〜コシノアヤコの生涯〜』は、5月23日(金)より新宿ピカデリーほか全国公開いたします。


この度、本作の全国公開に先駆けて、完成披露上映会を実施いたしました。

主人公・コシノアヤコ役を演じ、本作で映画初主演となる大地真央、コシノアヤコの娘で、世界的に活躍する日本を代表するデザイナーであるコシノヒロコ役の黒谷友香、ジュンコ役の鈴木砂羽、ミチコ役の水上京香が登壇。さらに、幼少時代の三姉妹を演じる、ヒロコ役の浅田芭路、ジュンコ役の永尾柚乃、ミチコ役の江原璃莉、曽根剛監督もイベントに駆け付け、コシノ家の全員が、イベントで初めて勢ぞろい。映画の完成の喜びや見どころを、盛大に、華やかに語っていただきました!


■日程:5月14日(水) 

■場所:新宿ピカデリー スクリーン1(新宿区新宿3丁目15−15)

■登壇者(予定):大地真央(だいち・まお/69歳)、黒谷友香(くろたに・ともか/49歳)、

鈴木砂羽(すずき・さわ/52歳)、水上京香(みなかみ・きょうか/29歳)、

浅田芭路(あさだ・はろ/11歳)、永尾柚乃(ながお・ゆの/8歳)、江原璃莉(えばら・りり/5歳)、

曽根剛(そね・たけし/監督)

■MC: 笠井信輔


〈以下、オフィシャルレポート〉

 

映画『ゴッドマザー〜コシノアヤコの生涯〜』(5月23日公開)の完成披露上映会が5月14日、東京・新宿ピカデリーで行われ、主演の大地真央、共演の黒谷友香、鈴木砂羽、水上京香、浅田芭路、永尾柚乃、江原璃莉、メガホンをとった曽根剛監督が登壇した。
 

日本のファッション界に革命をおこし、デザイナーの草分け的存在のコシノアヤコ。2011年には NHK連続テレビ小説「カーネーション」で、その生涯が放送された。本作は、コシノ三姉妹の母で、昭和から平成を駆け抜けたゴッドマザーことコシノアヤコの物語。

 

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本作で映画初主演を果たしたコシノアヤコ役を演じた大地は「今日はみなさまに初めて見ていただくということで、私自身ワクワクドキドキしております」と胸を躍らせ、オファーを受けた際の心境については「世界的なコシノ三姉妹のお母様の役を15歳から92歳までというお話をいただいて、あまりにもおこがましいと思ったんですけども、いろんなご本を読ませていただいて、資料をいただいて、なんて魅力的な方なんだろうと思い、やらせていただこうと思いました」と吐露。


撮影が始まったら楽しい毎日だったそうで「例えばガブリエル シャネルは12歳から72歳までとか、マリー・アントワネットは14歳からとか(演じた経験は)あったんですけど、何しろ身近に感じられる方でしたし、ものすごいプレッシャーだったんですけど、もっともっと面白いエピソードがいっぱいあるのになって思うくらい楽しくて、約1か月、充実した時間を過ごさせていただきました」と目を輝かせた。


加えて、映像作品で15歳から92歳までを演じた感想を求められた大地は「1人の方の人生を1人の役者が生きる。そこは“なるほど!”と共感したんですけれども、いざ私というところで最初は躊躇がありました」と胸の内を明かし、大地に15歳から92歳までを演じてもらった理由について曽根監督は「本作を見ていただければ、その理由がわかります」と力強くコメント。いつの時代を演じるのが難しかったかと追求された大地は「15歳です」と即答して会場の笑いを誘いつつ、「でも(15歳を演じたことは)楽しかったんですよ。なんて図々しいんでしょう」と笑顔を見せた。


godmother-黒谷友香②.jpgまた、コシノヒロコ役を演じ、ヒロコ氏デザインの衣装を身にまとい登壇した黒谷は、どんな役作りをしたか尋ねられると「今日も(客席にいる)先生を前にしていますが、役者としてはとても貴重な体験だと思うんです。いつもいただく役は想像の中での役なので、こうして実在される人物を演じられることはなかなかないと思うので、最初は光栄に思いましたし緊張もしましたけれども、YouTubeや本で先生のお考えや映像を拝見することでイメージを膨らませていきました」と明かし、撮影に入る前にヒロコ氏と会い『頑張ってね』と声をかけてもらったそうで「ひと言が私の支えで、最後まで走り抜けられたような感じです」と感謝。本作を見たヒロコ氏からの感想については「先ほどもお会いさせていただいたんですけど、『あなたと会っていると、あなたに似てくるわ』とおしゃってくださったんですけど、私のほうがお会いするたびにエネルギーをいただくので、今日も楽しくお会いできてよかったなと思います」と声を弾ませた。

 

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コシノジュンコ役を演じ、ジュンコ氏デザインの衣装を身にまとい登壇した鈴木は「コシノジュンコ先生役は大変恐れ多いものでしたが、とても楽しく演じさせていただきました」と挨拶し、役作りについては「大変光栄だったんですけど、最初にこのお話があったときに、この(三姉妹の)中だったらジュンコ先生かなって思いました(笑)」と言い、「私も最初にご挨拶に行かせていただいたんですけど怖くて…。あっ、怖くないです(笑)。でも恐れ多くて『ジュンコ先生をやらせていただきます』って言ったら、『うん、いいんじゃない』っておっしゃっていただいて“よかったー!”と思いました」と回顧。


続けて、鈴木は「ジュンコ先生は会えば会うほど、いつも童女のようで、無邪気でかわいくて、いろんなお話をしてくださって、この間もラジオに出演させていただいたときに『私よかった?』とおっしゃってくださったのが私も嬉しかったです」と笑顔で語り、本作の試写をジュンコ氏と一緒に見たそうで「ジュンコ先生のお家にお呼ばれしまして、それも緊張しちゃったんですよ。でも私も初めてこの作品を見させていただて、大地さんのあまりの可憐さに驚きました」とコメント。これに大地は「いい子ね」とご満悦な表情を浮かべた。

 

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そして、コシノミチコ役を演じ、ミチコ氏デザインの衣装を身にまとい登壇した水上、役作りについて聞かれると「髪を金髪に染めました(笑)。それが1番近づけることじゃないかなと思って、髪型をミチコ先生に合わせて、劇中の衣装もMICHIKO LONDONの衣装をお借りして撮影に臨んだので、それがあれば大丈夫かなという形で頑張りました」と語り、「ミチコ先生とお食事に行かせていただいたりして、お母ちゃんとのエピソードをたくさん聞いたりしたので、あとは飛び込むしかないと思って飛び込んだら、こんなにもすてきなファミリーがいたので、本当に家族のように毎日楽しい撮影期間を過ごせました」とにっこり。


同舞台挨拶後にミチコ氏が本作を初めて見ることについて、水上は「どうしよう…(笑)」と苦笑しつつ、「撮影初日でお母ちゃんとの大事なシーンを撮影しました。そこをミチコ先生が楽しく見ていただけたら、、それに尽きるなと思います」と期待を寄せた。
 

 

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さらに三姉妹の幼少期を演じた3人は、大地と共演した感想を聞かれると、幼少期のコシノヒロコ役を演じた浅田は「お母さんはいつも笑顔で、パワフルで、とっても元気なお母さんで、撮影していく中でたくさんお話ししてもらって、いつも元気づけられていました。本当のお母さんのように、一緒にご飯を食べたり、ミシンを使っているのを見ていたり、撮影の中でも日常の生活のような感じがして、私は大地さんをお母さんとして見ていましたし、すごく尊敬しています」と話し、幼少期のコシノジュンコ役を演じた永尾は「『寒くない?』とか『喉乾いてない?』とか、すごく優しくて、すごく嬉しかったです。演技ももちろんすばらしいんですけど、すごいなと思ってね。全部が本当にすごいんですよ」と大絶賛。幼少期のコシノミチコ役を演じた江原は「優しかったです」と語った。

 

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そんな三姉妹の幼少期を演じた3人と共演した感想について、大地は「本当にかわいくて、今日久しぶりにあったらみんな背が伸びていて、1年でこんなに伸びるのかと思うくらい大きくなっていて、その成長ぶりも嬉しかったです」と目を細め、「現場では3人だけのときと、大人が入るときで会話が違うんですよ。それぞれが女優で、すごいプロ意識で、私こそいろいろ刺激を受けましたし、勉強させていただきました(笑)。本当にかわいかったです」と頬を緩めた。

 

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そして、作品を作るにあたって意識したことを聞かれた曽根監督は「アヤコさんが書いた書籍だったり、いろんなお話しを伺ったりする中で、実際にアヤコさんにお会いできないのが残念だったんですけど、アヤコさんだったらどう考えるんだと、大地さんやみなさんと話し合いながら現場を作っていきました」と答え、「ヒロコ先生、ジュンコ先生、ミチコ先生は実際にお会いしまして、3人同時に会ったんですけど、1つ質問すると一斉に喋りだして、そんなところを作品に生かせたらなと思いながら作っていきました」と打ち明けた。


最後に、アヤコさんから学んだことを聞かれた大地は「たくさんあるんですけれども、私が1番印象に残っているのは、何かを始めるのに遅すぎるということはないということで、今の私にもすごく響きましたし、何かにチャレンジすることを当たり前に感じていたんですけど、改めて“よし!”と思い、刺激を受けました」と言葉に力を込め、お客様へ向けて「“クスッと笑って、ホロっと泣ける物語”というキャッチフレーズなんですけど、もしみなさんがククッっときたらワハハと笑っていただいて、ホロっとじゃなくて思いっきり泣いていただきたいと思います。デトックスをして明日への活力となればいいなと思っておりますので、隣の方々を気になさらず、大声で笑って、思いきり泣いていただいて、最後までお楽しみください」とメッセージを送った。


『ゴッドマザー〜コシノアヤコの生涯〜』 

■出演:大地真央
   黒谷友香 鈴木砂羽 水上京香
   寺田 光 菊地麻衣 板垣 樹 浅田芭路 永尾柚乃 江原璃莉
   矢田亜希子 大西礼芳 庄野﨑謙 堀田眞三 上西雄大 川﨑麻世 辰巳琢郎
   温水洋一 木村祐一 市川右團次

■脚本 池田テツヒロ
■監督・撮影・編集 曽根 剛
■配給:日活 東京テアトル
©「ゴッドマザー〜コシノアヤコの生涯〜」製作委員会

2025年5月23日(金)より新宿ピカデリー、シネ・リーブル池袋ほかで全国公開。


(オフィシャル・レポートより)

  


 

累計発行部数250万部突破のメガヒット大人気漫画「パリピ孔明」(講談社「ヤングマガジン」連載中)。23年秋にテレビドラマで実写化されるや、キャラクターの濃さや本格的な楽曲とライブシーンが話題を呼び、最終話ではSNSトレンド1位を獲得するなど大きな反響を得た。そんな本作がスケールアップした『パリピ孔明 THE MOVIE』は大ヒット公開中。


paripi-pos-1.jpg三国志の天才軍師・諸葛孔明(向井理)が、なぜか現代の渋谷に転生。アマチュアシンガー月見英子(上白石萌歌)の歌声に心奪われた孔明は、英子とともに音楽の力で<天下泰平>を目指す。そんな中、日本を代表する3大音楽レーベルが頂点を競う、史上最大の音楽バトルフェスの開幕が決定!各レーベルから多彩な強者アーティストが集結する中、孔明と英子も参戦することに。だが、そんな2人の前に三国時代の孔明の最大のライバル司馬懿の末裔・司馬潤(神尾楓珠)とshin(詩羽)の兄妹が立ちはだかる。


先週末に公開を迎えると同時に日本中で話題が沸騰、“パリピフィーバー”が巻き起こる中、その熱は海を越え、5月3日(土)には、ヨーロッパ最大規模のアジア映画の祭典、第27回ウディネ・ファーイースト映画祭(以下、FEFF)のクロージング作品として上映。舞台挨拶には海外映画祭初参加となる向井が“孔明姿”で登壇し、「映画を愛しているオーディエンスの方がたくさんいて、それがすごく誇らしい気持ち」など喜びを語った。さらに、5月4日(日・祝)には大阪コミコンのシネマステージに劇中衣装を着用した向井と、スーパーアーティスト 前園ケイジ役の関口メンディーが堂々登壇。さらにはその後、なんばパークスシネマで行われた舞台挨拶にメンディーが登壇し会場を“爆アゲ”した
 


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【ウディネ・ファーイースト映画祭】クロージング上映で拍手喝采!

向井理、初の海外映画祭参加に感無量

 

イタリア北部の都市ウディネで開催され、東アジアや東南アジアの作品を対象とした【ウディネ・ファーイースト映画祭】。過去には、興行収入40億円超えを記録した大ヒット映画『テルマエ・ロマエII』などの作品がクロージング上映を飾ってきたが、今年のフィナーレを華やかに締めくくったのが本作だ。1200席を誇るオペラハウス<テアトロ・ヌォーヴォ>での上映となり、会場は満席に。場内では、作品が終わると同時に割れんばかりの拍手が巻き起こり、観客の感動と興奮が会場中に広がった。


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その熱気冷めやらぬ中、孔明の衣装をまとい満を持して登場したのは向井理。

拍手と歓声に包まれながら壇上に立った向井は、「これはコスプレではありません。本気でやっています!音楽に力を入れている作品なので、この劇場ととてもマッチしていると思いますし、この劇場は作品の力を最大限に引き出してくれる音響設備になっていると思います」と感無量の面持ちでコメントし、満員の観客と心を通わせた。俳優歴19年にして、今回が自身初の海外映画祭参加となった向井は、異国の地で自身の主演作が大きな喝采を浴びたことについて、「初めての経験がウディネで本当に良かったと思います。映画を愛しているオーディエンスの方がたくさんいて、それがすごく誇らしい気持ち」と語り、その喜びと感動をじっくりと噛みしめた。さらに、「映画祭の最後にふさわしいフェスティバル向けの作品になっていますので、最後まで楽しんで下さい」と海外のファンに向けても誠実な言葉でメッセージを贈った。エンターテインメントとしての完成度の高さに加え、<フェス×映画>を巧みに融合させたその世界観が現地でも熱狂的な反響を呼んだ本作。アジア映画の新たな魅力を世界に示した一本として、記憶に残るクロージング上映となった。
 


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【大阪コミコン】に向井理、関口メンディーが劇中衣装で登壇!

ガチャピン・ムックと奇跡のコラボが実現

 

漫画やアニメ、ゲームといったポップカルチャーを愛する人々が集まるイベント・【大阪コミコン】。今年で3回目の開催となった大阪コミコンは、5月2日(金)から5月4日(日)にかけて行われた。最終日の4日には『パリピ孔明THE MOVIE』ガチャピン・ムックスペシャルコラボステージが開催。日本を代表する人気キャラクターのガチャピンとムックが、孔明姿の向井理前園ケイジ姿の関口メンディーとトークをする企画が繰り広げられた。


『パリピ孔明』大阪コミコンステージ_サブ1.JPG実は劇中で向井と共演しているムック。映画を観たガチャピンは「大事な役割だったよね!?」とムックの登場シーンを称賛しつつ、「僕は何で出られなかったんですか?」と悔しさをにじませると、向井から「(孔明のイメージカラーである緑との)色被りです(笑)」と悲しい回答が。 本作が劇場公開を迎えてから約1週間。周囲からの反応を聞かれると、向井は「ついさきほどイタリアの映画祭から帰ってきまして、この格好で登壇したんですけど、イタリアの方にもかなり好評で良いリアクションをいただいて、海を越えたことが嬉しかったですね」と告白。メンディーは「ドラマの時はケイジは孔明の宿敵として出てくるんですけど、映画だとちょっと変わるんですよ。”ケイジが改心したところも描かれるのがエモい”と言って下さる方も多くて、嬉しかったですね!」と嬉々として語った。


本作の舞台は、3大音楽レーベルが熾烈な争いをくり広げる音楽バトルフェス【ミュージックバトルアワーズ2025】。総勢50名以上のミュージシャン&ダンサーが大集結し6000人の観客を動員した圧巻のライブシーンが見所のひとつだ向井は「最初からずっと歌が流れたり、後半はフェスのシーン。今回はライブチームのカメラで臨場感のあるシーンを撮っていただいたので、本当のフェスに参加しているような体験ができると思います」と力を込めた。


『パリピ孔明』大阪コミコンステージ_サブ2.JPGそんな豪華アーティストのひとりに名を連ねる、メンディー演じるケイジ。メンディーは「前園ケイジはドラマではソロアーティストだったんですけど、その後海外に挑戦して、海外のアーティストグループ(タイタン5)に入るんです」と説明すると、向井から「海外を意識してパンプアップしすぎて衣装入らなかったもんね(笑)」と暴露される微笑ましい一幕も。役作りについて、向井は「時代を超越した存在に見せることは意識していました。監督に『大河ドラマっぽくやってほしい』と言われたので、台詞回しをゆっくりにしたり重厚感を出したりしました」と明かす。そんな孔明の衣装についての話が挙がると、向井から「最高到達点は2m10㎝です!」とまさかの事実が明かされ、背の高いムックも驚愕した様子。


ドラマでも、孔明がいつかは元の世界へ戻ってしまうのでは…という展開が描かれ、視聴者をハラハラさせてきた本作。向井は「上白石萌歌さん演じる英子さんに孔明が軍師として仕える、性別を超えた主従関係にも注目していただきたいです。”2人のお別れ”というのがどうなっていくのか…というのも見どころかなと思います」と熱弁した。


最後にメンディーは「色んな音楽が出てくるフェス映画としても楽しめますし、その中にある人間ドラマも注目です。最後はグッときて感動する見応えのある作品になっています。ぜひ劇場でご覧ください!」、向井は「音楽の力を信じている人たちで集まって作った作品です。ライブシーンも本当に圧巻ですし、音環境の良い劇場でぜひご覧いただけたら嬉しいです!」と語り、大盛況の中ステージは終了した。

 


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関口メンディー(スーパーアーティスト・前園ケイジ役)登壇

“爆アゲ”大阪舞台挨拶開催!!!

 

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大阪コミコン後、なんばパークスシネマで実施された舞台挨拶には、関口メンディーが登壇。大きな拍手で迎えられたメンディーはポップコーンを持って登場し、食べた瞬間「うメンディー!」と持ちネタを披露し会場を沸かせた。舞台挨拶前に大阪コミコンに参加したことに話が及ぶと「昨日、ニコラス・ケイジさんが立った舞台に‟前園・ケイジ”が立つという2人のケイジが登場する奇跡のステージでした」とハイテンションに語り、笑いを誘うなど終始賑やかな雰囲気の中イベントがスタートした。


ドラマでは孔明と英子の宿敵として、映画では“タイタン5”の一員として圧巻のパフォーマンスを披露するスーパーアーティスト・前園ケイジを演じたメンディー。そんな前園ケイジという役柄について、メンディーは「持っている心は純粋で音楽やパフォーマンスに真摯に向き合っているが、ちょっと拗らせているところがある」と語り、「自分もエンターテインメントに関わる身として、その部分に共感する部分がある。演じ難いということはなく、もし自分が拗らせていたら、こうなっていたかもと想像力を働かせて芝居をさせていただいた」とキャラクター作りで意識したことを明かした。「フェス映画」としての音楽の本格感や、ドラマとして「意外と泣ける」など、多くの感想が寄せらせている本作。


paripi-大阪舞台挨拶-sub-1-240.jpgメンディーから見た“映画の推せるポイント”を聞かれると、「EIKOが歌う「Count on me」の歌詞が自分と重なる部分があり、グッときた。共感できる方は沢山いると思う」と告白。そして最後に、メンディーから「前園ケイジというキャラクターを自分と重ねて役作り、体作りをしてきました。こうして皆さんにエンターテインメントとしてお届けられたことを嬉しく思います。ストーリーは勿論、登場するアーティストも今をときめく方、大御所の方などがいて各世代に楽しんでいただける音楽を届けている。作品の中で生まれた大切な音楽もあります。皆さんと是非盛り上げていければと思います」と作品愛がこもった熱いメッセージが贈られ、舞台挨拶を締めくくった。

 

超豪華ミュージシャン&ダンサーが集結し、史上最大スケールで描かれる音楽バトルフェス。心揺さぶられる18曲と、6,000人の観客を動員した圧巻のライブシーンが見所の映画『パリピ孔明 THE MOVIE』!この度爆誕した<フェス×映画>のかつてないエンタメを、是非劇場で体感してほしい。
 


『パリピ孔明 THE MOVIE』

■出演:向井理 上白石萌歌 神尾楓珠 詩羽 宮世琉弥 八木莉可子 関口メンディー 森崎ウィン 休日課長 石崎ひゅーい ELLY / アヴちゃん(女王蜂) 菅原小春 くっきー! DJ KOO 和田聰宏 長岡亮介 / 岩田剛典 亀井聖矢 &TEAM / 宮野真守 菊地凛子 ディーン・フジオカ 森山未來
■原 作:『パリピ孔明』 原作・四葉夕ト 漫画・小川亮(講談社「ヤングマガジン」連載)
■監 督:渋江修平
■脚 本:根本ノンジ
■製 作:フジテレビジョン 松竹 講談社 FNS27社
■配 給:松竹
■©四葉夕ト・小川亮/講談社 (C)2025「パリピ孔明 THE MOVIE」製作委員会
【公式HP】https://movies.shochiku.co.jp/paripikoumei-movie
【公式X】https://twitter.com/paripikoumei_cx
【公式Instagram】https://www.instagram.com/paripikoumei_cx/
【公式TikTok】https://www.tiktok.com/@paripikoumei_cx

2025年4月25日(金)~大阪ステーションシティシネマ、なんばパークスシネマ、あべのアポロシネマ、MOVIX京都、YOHOシネマズ二条、T:ジョイ京都、kino cinema 神戸国際、OSシネマズHAT神戸、MOVIXあまがさき ほか全国絶賛公開中!


(オフィシャル・レポートより)

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●日程: 5月1日(木) 18:30~19:00 ※本編上映後

●会場:  TOHOシネマズなんば スクリーン①

●登壇者: 丸山隆平(41)(SUPER EIGHT)、古川豪監督(48)(敬称略)



kanekosashiireten-pos.jpg刑務所や拘置所に収容された人への差入を代行する「差入屋」という稼業をご存知だろうか。厳しい審査や検閲がある差入の商品を扱い、様々な事情から面会に行くことができない人たちに代わって、面会室へ出向くこともある仕事である。「あやまちの数だけ希望を届ける、何度つまずいても立ち上がれると信じて──」をキャッチフレーズに、二つの殺人事件に絡まれることによって、自らの過去の過ちや嫌悪する母親との関係性や、特殊な稼業ゆえの偏見などに抗いながらも懸命に生きる姿を繊細なタッチで感動的に描いた秀作。


〈SUPER EIGHTスーパーエイト〉のメンバー、丸山隆平が8年ぶりに映画の主役を務め、さらに本作が長編映画監督デビューとなる古川豪が脚本・監督を務める。寺尾聰をはじめ名取裕子や岸谷五朗、根岸季衣、甲本雅裕などのベテラン勢に、真木よう子や北村匠海などの豪華俳優陣が集結して作品を盛り上げている。


理不尽な事件や不合理な環境に身をやつしながらも懸命に生きようとする人々――家族の絆を今いちど見直す勇気をくれるような感動のヒューマンサスペンス映画『金子差入店』が、いよいよ5月16日(金)から全国一斉に公開される。公開を前に開催された大阪ABC主催の試写会の舞台挨拶に、主演の丸山隆平と古川豪監督が登壇した。45倍の倍率を勝ち抜いたラッキーな観客を前に、作品について忌憚なく語ってくれた。



20250501-0005.jpg丸山隆平も古川豪監督も京都府の出身で、地元である関西で初披露となる上映会について聞かれると、丸山は「いよいよ皆さんの元に届くんだなぁ、とにかく沢山の方に観て頂きたい。今日も今までにない数の単独取材や関西のいろんな番組に出させて頂いて、本作をアピールすることができました。沢山の方に観て頂けるチャンスが作れたのではないかと思って、今夜はよく寝られそうです」。京都からご両親も駆け付けたという古川監督は、「感無量です!」と初監督作品のお披露目に感慨深いご様子。


kanekosashiireten-5.1bu-furukawa-1.jpg「差入店」を扱ったオリジナル脚本について古川監督は、「まず犯罪はドラマになりやすいことと、特殊稼業はチャンスに繋がるのではないかと思いました」。古川監督は2008年の『おくりびと』にも助監督として参加しており、「特殊稼業は未知の世界を知ることができる上に、自分にとってもチャンスになるのではないかと思い、ひたすら物語を練り上げて時間を掛けて作りました」。


本作を初めて聞いた時の感想を丸山は、「まず初めて聞いた差入屋という職業があることに驚きました。そして、その家族の物語だったり社会からの見え方だったり、どんどん世界が広がっていって、思わずサスペンスやヒューマンドラマを巻き起こしていく脚本でした。情報量の多さから、古川監督が今の日本に伝えたいことが心にガツン!と響く台本だったので、参加させて頂けるなら是非に!とお願いした次第です」。


kanekosashiireten-5.1bu-maruyama-2.jpg金子真司という主人公の人物像について丸山は、「古川監督のオリジナル脚本ですから、人物像も監督自身の中にヒントがあるのではないかと思い、いろんな機会で監督を観察しながら役を構築していき、日常の中にも金子真司を少しずつ浸潤させながら目指していきました」。また「特に今回は生々しい表現だったり心の中の機微みたいなものが身近に感じられたりしたので、撮影に入る前に監督のマインドや家族への接し方や想いなども教えて頂きました」。

 

 

 


kanekosashiireten-5.1bu-furukawa-2.jpg丸山隆平を起用した理由について古川監督は、「私はもう48歳なので、『若手の監督と違って単館系の作品から始めるような歳ではないだろう』とある方からお叱りを受け、『ウチの隆平を使え!』と丸山さんを息子のように思っていらっしゃるプロデューサーからご提案を頂きました。そこから丸山さんと偶然に飲み屋さんで出会う機会がありまして、芝居に対するただならぬ熱意を感じたのです。それでも丸山さんは巨大なチームで20年以上も活躍されている方なので不安でしたが、プロデューサーの推薦もありオファーしてみたらご快諾頂いて、本当に嬉しかったです。今でもその瞬間のことは忘れられません。本当にありがとうございました。」と丸山の出演に感謝する古川監督。
 


kanekosashiireten-5.1bu-maruyama-3.jpg『泥棒役者』以来8年ぶりの映画主演について丸山は、「僕にも両親や友人いますが、この撮影が終わって、親ともう一回向き合ってみようかなと思って会いにいきました。ただ実家に帰るというのではなく、僕の中のわだかまりに向き合うというか、年齢的にも両親と話した方がいいだろうと、この作品がキッカケで家族との絆を改めて感じられました。両親はとても元気そうにしていて、僕の活躍も喜んで観てくれているようでした。これからご覧になる皆さんにこの作品がどのように作用するのか楽しみです。取り敢えず「X」で確認しようと思っています。(笑)」


「名取裕子とのシーンも最高でしたね。」と言われ丸山は、「ありがとうございます。あれは長回しのシーンですね。」続いて古川監督が、「あのシーンはかなりこだわって撮りました。1シーン1カットでごまかしが効かないので、かなり準備して撮ったシーンです」。


名取裕子をはじめベテランの豪華俳優陣だが、古川監督から注目してほしい役は?と訊かれ、「主演の丸山さんだけでなく、奔放な男性たちに翻弄されるいろんな世代の女性たちにも注目してほしいです」。丸山は、「子を持つ女性が対決するいくつかのシーンに僕も出ているのですが、男として何もできない情けなさを感じました。特に凄いシーンがあるのですが、撮り終えてすぐに監督と『凄いな~ヤバいな~』と素晴らしいシーンが撮れたことを喜んでいました。女性側の立場や感情を細かに丁寧に描いているので共感して頂ける部分もあるのではないかなと思います」。


kanekosashiireten500-3.jpg「息子役の綺羅君、可愛かったですよね?」と訊かれ丸山は、「撮影中、僕は我慢するのが大変でした!可愛いので”ワーッ“てしたかったのですが、シリアスな現場に悪い影響を及ぼしてはいけないと、それに彼もプロの俳優なので一線を引いた方がいいだろうと我慢していました。でも、打ち上げの時はずっと触ってました。髪がさらさらでツルツルなんですよ~めちゃくちゃ可愛いんですよ!でも、ただ可愛いだけではない大人びた魅力があるんですよ」。古川監督も、「あのキラキラお目目は本当に可愛かったですね。」と三浦綺羅を大絶賛。


kanekosashiireten-5.1bu-240-1.jpg最後のメッセージに古川監督は、「初めての長編作品です。いろいろとつたない処もあるかも知れませんが、誠心誠意作りました。素晴らしいキャストやスタッフたちと後世に残せるような作品を作ったつもりですが、今はただただ皆さんに楽しんで頂けたら嬉しいです。ありがとうございます!」

丸山は、「僕は普段は〈スーパーエイト〉というスーパーアイドルをやっております。そこでは他のメンパーと一緒に綺麗な景色や日常を忘れるような仕事をしておりますが、この作品では素晴らしいキャストやスタッフの方々と一緒に、目を背けてはいけない現実を見つめながら、その中に希望を見つけられるような作品ができあがったのではないかと思っております。より沢山の方に観て頂いて、今の時代もそんなに悪くないんじゃないかとか、周りの大切な人に気付く機会を届けられたらいいなと思っておりますので、拡散、よろしくお願いいたします!」と舞台挨拶を締めくくった。

 


【Story】

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金子真司(丸山隆平)は気丈で優しい妻の美和子(真木よう子)と共に伯父の星田(寺尾聰)から引き継いだ差入店を営んでいる。住居兼店舗では、10歳になる息子の和真(三浦綺羅)と引退した星田とも一緒に平和に暮らしていた。

ところがある日、和真の幼馴染の花梨が男に殺害されるという悲惨な事件が起きてしまう。被害者家族と親しい真司たちも悲嘆と怒りに苛まれていたが、そこへ犯人の小島(北村拓海)の母親(根岸季衣)から差入の代行と手紙の代読を依頼される。真司は差入屋として淡々と仕事をこなそうとするが、常軌を逸した小島を前に激情を制御できずに精神的に追い詰められていく。さらに、差入屋という犯罪者を支援する稼業のせいで世間から偏見の目で見られ、今回の事件から真司の前科も知られてしまい、和真が学校でいじめに遭ってしまう。真司は消すことのできない過ちへの後悔や世間の偏見に抗いながらも、家族のために人間としての責務を果たそうとしていく。

そんな真司は、自分の母親を殺した男(岸谷五朗)に何度断られても面会を希望する女子高生に目を向けて、事件の真相に迫ることによって二人を救おうとするが…。


出演:丸山隆平
          真木よう子/三浦綺羅、川口真奈
   北村匠海、村川絵梨、甲本雅裕、根岸季衣
   岸谷五朗、名取裕子/寺尾 聡
監督・脚本:古川 豪
音楽:Benjamin Bedoussac
撮影:江﨑朋生 (JSC)
主題歌:SUPER BEAVER「まなざし」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
配給:ショウゲート ©2025「金子差入店」製作委員会
公式サイト:https://kanekosashiireten.jp/

2025年5月16日(金)~TOHOシネマズ日比谷、TOHOシネマズ(梅田、なんば、二条、西宮OS)、他MOVIX系、イオンシネマ系、T・ジョイ系など全国公開!


(河田 真喜子)

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