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天使役の温水洋一登場!『ゴッドマザー~コシノアヤコの生涯~』 公開記念トークイベント@東武百貨店 池袋本店


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日本のファッション界に革命をおこし、デザイナーの草分け的存在のコシノアヤコ。2011年にはNHK連続テレビ小説「カーネーション」で、その生涯が放送されました。昭和から平成を駆け抜けたゴッドマザーことコシノアヤコの物語である映画『ゴッドマザー〜コシノアヤコの生涯〜』は、5月23日(金)より新宿ピカデリーほか全国公開いたします。


この度、本作の全国公開に先駆けて、公開記念トークイベントを実施いたしました。

イベントには、大地真央演じるコシノアヤコの命運を見守る天使役の温水洋一と、エグゼクティブプロデューサーの井内徳次が登壇。公開が間近に迫った今だからこそ言えるとっておきの撮影裏話などを語っていただきました!
 


■日程:2025年5月19日 (月) 

■場所:東武百貨店 池袋本店(豊島区西池袋1-1-25 8階)

■登壇者(予定):温水洋一(ぬくみず・よういち/60歳)、井内徳次(いうち・とくじ /エグゼクティブ・プロデューサー/62歳)

■MC: 八雲ふみね


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5月23日(金)公開、映画『ゴッドマザー〜コシノアヤコの生涯〜』公開記念トークイベントが5月19日(月)に東武百貨店池袋本店で5月20日(火)まで開催中の「昭和レトロな世界展」にて行われ、本作に出演する温水洋一と、井内徳次エグゼクティブプロデューサーが登場。映画の魅力や撮影の裏話を語った。


本作は、日本のファッション界に革命をおこし、昭和から平成を駆け抜けたコシノ三姉妹の母、コシノアヤコの猛烈な人生を描いた作品。コシノアヤコ役は、宝塚歌劇団トップスターとして一時代を築き、退団後も『風と共に去りぬ』『マイフェアレディ』『ローマの休日』など舞台を中心に数々のヒロインを演じている大地真央。本作で映画初主演を務める。また、コシノアヤコの娘の三姉妹役は、黒谷友香、鈴木砂羽、水上京香が演じる。


godmother-bu5.19-温水洋一.jpg温水はアヤコが危篤となり、天国か地獄か行きの審判をくだされる場所に案内をしなければならない天使役。温水は「なかなかない役で役作りの仕方も分からなかった」と苦笑いで本音を漏らしながら、「天使役は面白いと思いましたが、大変な役だなと。特に、審判をくだす前のシーンは、92歳のアヤコに扮した大地さんがちょこんと座っていらして、その大地さんに『あなたの人生はこうでこうで…間違いありませんね?』と伝える長いセリフがあったので緊張しました」と撮影秘話を明かした。


一方、井内エグゼクティブプロデューサーは、温水の天使役について「温水さんしかできない役。そのままです」と絶賛し、「もともと天使をやっていたから」と冗談を飛ばして会場を笑わせた。


また、本作の制作に至った経緯を聞かれると、井内エグゼクティブプロデューサーは「(2011年に放送された)連続テレビ小説『カーネーション』を観て興味を持って、トライしたいと思ってまずは舞台を作ったんです。2017年に六本木と岸和田で上演して大盛況でした。それから10年経つ前に映画を作りたいとコシノ家にお話をしたら受けていただき、始まりました」と説明。連続テレビ小説『カーネーション』では半年間かけて描かれたコシノ三姉妹の物語だが、「我々の映画では117分くらいに収めています。脚本の池田(テツヒロ)さんの力だと思う」と言及した。


godmother-sub-1.jpg主演を務める大地との共演について話が及ぶと温水は「舞台で2018年にご一緒させていただきましたが、今回、久しぶりでした」という。アヤコが92歳で亡くなるシーンから撮影がスタートしたそうで、「(温水が)衣裳を着ようかと思ったら、その日のお弁当がカレーだったのでスタイリストさんから『ご飯を食べた後にしましょう』といわれ、ジャージのような普段着でリハーサルを行ったんです。そうしたら、大地さんが『それが天使の衣裳なの?』とがっかりされて(笑)。でも、(本番では)白い服を着て撮影に入ったら『ああ、よかった、その服で』と言っていただきました」と撮影時のエピソードを披露した。


godmother-bu5.19-井内徳次.jpg続いて、井内エグゼクティブプロデューサーは大地の印象を「主役というのはみんなを引っ張っていく力と器がないとダメなものですが、大地さんはそれを軽々と超えていました」とベタ褒め。さらに、コシノジュンコの幼少期を演じた永尾柚乃にも触れ、「すばらしい演技でした。僕は撮影現場にずっといましたが、本当に家族のように思える芝居で、永尾さんをはじめとした子役たちの演技の凄さを感じました。作品をまた一段と魅力的なものにしてくれていると思います。ぜひ、そこも観て欲しいです」と語った。


本作で描かれているアヤコは名言が多い人物だが、「心に残った名言は?」という質問が挙がると、温水は「92歳のアヤコを演じた大地さんの『うちの人生、まだまだこれからやねん。死んでいる暇なんかないねん』というセリフが響きました。(アヤコは)死の間際にいてもまだ生きようとして、まだまだやりたいことがたくさんある。僕はまだ60歳ですが、最近は疲れがちで『(やらなくても)いいかな』と思うことが増えてきたので、この物語を見て自分の人生もまだまだこれからだと思いました」と力を込めた。


最後に温水は改めて「泣けて笑えておもろい映画になっています。コシノアヤコさんの人生を観て、皆さんがどう感じて劇場を出るのか、楽しみです。ぜひ映画館でご覧ください」とアピール。井内も「クスっと笑ってホロっと泣ける映画なので、心のビタミン剤になると思います。ぜひ映画館に足を運んでください」と呼びかけてイベントを締めくくった。


東武百貨店池袋本店では、昭和100年を記念してさまざまな角度から昭和の魅力に触れることができる催し、祝・昭和100年「昭和レトロな百貨店Part2」を5月20日(火)まで開催中。8階催事場では、本作と「昭和レトロな世界展」(5月20日(火)まで開催)がコラボレーションした「アヤコ食堂」が関東初出店、映画公開記念ポップアップショップも出店している。

 映画『ゴッドマザー~コシノアヤコの生涯~』は、5月23日(金)より新宿ピカデリー、シネ・リーブル池袋ほかで全国公開。


『ゴッドマザー〜コシノアヤコの生涯〜』 

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■出演:大地真央
   黒谷友香 鈴木砂羽 水上京香
   寺田 光 菊地麻衣 板垣 樹 浅田芭路 永尾柚乃 江原璃莉
   矢田亜希子 大西礼芳 庄野﨑謙 堀田眞三 上西雄大 川﨑麻世 辰巳琢郎
   温水洋一 木村祐一 市川右團次

■脚本 池田テツヒロ
■監督・撮影・編集 曽根 剛
■配給:日活 東京テアトル
  ©「ゴッドマザー〜コシノアヤコの生涯〜」製作委員会

2025年5月23日(金)より新宿ピカデリー、シネ・リーブル池袋ほかで全国公開。


(オフィシャル・レポートより)

 

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