(左から、佐渡監督、NANAMI KEYES、濱尾ノリタカ、MEGUMI(プロデューサー)、松田美由紀(監督)節田監督、安藤監督、廣田監督)
この度、短編オムニバス映画 『MIRRORLIAR FILMS Season8』(読み:ミラーライアーフィルムズ シーズンエイト)が、2026年1月 16 日(金)より、ヒューマントラストシネマ渋谷、アップリンク吉祥寺ほか全国の劇場にて、2週間限定上映となります!
2020年より始動した、伊藤主税、阿部進之介、山田孝之らがプロデュースする『MIRRORLIAR FILMS』(ミラーライアーフィルムズ)は、メジャーとインディーズを超えた多彩なクリエイターによる短編映画制作プロジェクト。2025年のSeason7までに著名クリエイターから一般公募まで、俳優、映画監督、漫画家、ミュージシャンなどが監督した52本の短編映画を劇場公開。加藤浩次、加藤シゲアキらが監督として参加したSeason7は先日開催されたショートショートフェスティバル&アジア2025にてショートフィルム文化・産業・地域に著しく貢献し 未来地図形成にも繋がる作品として、映画祭から特別賞を受賞しました。
この度、公開初日の前日となる1月15日(木)に、6作品の短編を手掛けた【スタッフ・キャスト陣】による【公開直前舞台挨拶】を開催いたしました!短編『カラノウツワ』から松田美由紀監督、短編『The Breath of the Blue Whale』から、プロデュースを務めたMEGUMI、監督の佐渡恵理、主演の濱尾ノリタカ、共演のNANAMI、さらに公募作品枠より、節田朋一郎監督、廣田耕平監督、安藤春監督らが登壇!
ついに公開を迎える喜び、各作品へ込めた想いを、たっぷり語っていただきました。
◆日時:1月15日(木) 20:30~21:00 舞台挨拶
◆会場:ヒューマントラストシネマ渋谷 スクリーン1
(東京都渋谷区渋谷1丁目23−16 ココチビル 7・8F)
◆登壇者(敬称略):松田美由紀(監督)、MEGUMI(プロデューサー)、濱尾ノリタカ、NANAMI KEYES、佐渡恵理(監督)、節田朋一郎(監督)、廣田耕平(監督)、安藤春(監督)
映画上映前に行われたこの日の舞台あいさつ。まずはパチンコ店に似つかわしくない、上品な雰囲気を漂わせる常連客の65歳の女性と、そのパチンコ屋に勤める24歳の男性との交流を描き出した『カラノウツワ』のメガホンをとった松田監督からトークはスタート。これまで女優、写真家、アートディレクションなど幅広く活躍してきた松田監督だが、本作が初監督作品。「今までの人生でいろんなことをやってきたんですけれど、やっとたどり着いたこの場所。これで長編監督になれたら私の人生、全く問題ないなと思って。今回は短編ですけれども、脚本、編集、監督をさせていただいて、本当に幸せな時間でした」と振り返る。
主演を務めるのは、40年来の大親友だという女優の原田美枝子だ。「実は何本も脚本を書きまして、その間に原田美枝子さんでお願いするというのは決めていたんですけれど、美枝子とはドラマ『北の国から』以来の大親友でして。いつか美枝子で作品を撮りたいと思っていた」とのことで、いくつか作品を提案していく中で、最後に美枝子が「これだったらやってみる」と言ったのが本作だった。
そして「ラーメン屋さんをやられている方は、どこのラーメンが一番おいしいかよく分かっていると思うんです。だから俳優も、どんな俳優が一番素晴らしいか分かっているような気がするんです。ただ同業者なんで、あの人の方がすてきなんてなかなか言えないんですけどね。やっぱり悔しいから」と笑顔で前置きした松田監督は、「でも私は原田美枝子さんという人がとても良い俳優だということは、親友である以前に思っていましたので。彼女とも、佐藤緋美くんともご一緒できて、本当に幸せでした」としみじみ語る。
続いてAIが発達した近未来を舞台にマッチングサービスで出会った男女の姿を映し出したラブストーリーとなる佐渡恵理監督の『The Breath of the Blue Whale』について。
本作をプロデュースしたMEGUMIは、佐渡監督を起用したきっかけについて「いろんなCMやMVを観て、佐渡監督のファンだったので、突然にInstagramでDMを送ったんです」と説明。ショートフィルムを撮ったことのない佐渡監督、ラブストーリーをつくったことがなかったMEGUMIということで、「このMIRRORLIAR FILMSというのは“チャレンジ”を掲げているプロジェクトだったので。お互い初めてのことをやってみませんか、というような感じでお声がけをさせていただきました」とその経緯を明かした。
本作はMEGUMIの出身地である岡山県で全編撮影が行われた。「自分が通っていた学校の近くや、わたしが初めてデートに行った海とかで撮影をしたので、あらためて自分の育った町に再会できたような感じもあって。大変エモーショナルな経験でした」としみじみ。「こんなすてきな二人(濱尾、NANAMI)が参加していただいて。監督のクルーの方たち、カメラマンさんたちも、皆さんが参加してくださって。本当に美しい作品になりました」と満足げに語った。
一方の佐渡監督は、MEGUMIからのオファーを受けて「最初は、MEGUMIさんの偽物かなと一瞬思った」と笑うと、「わたし自身はずっと緊張していたんですけど、岡山に行くといい緊張感の中にも優しい雰囲気があったというか。岡山という土地がそういった空気感でできたんじゃないかなと思います」と振り返った。
また撮影にはMEGUMIも参加。そんな彼女との撮影を濱尾が「初日の頭からいらしてくださって。それこそ有隣荘の近くが、普段の通学路だったというお話を伺ったりして。一緒にお話ししながら、現場を温かく見守っていただきながら撮影させていただきました」と振り返ると、NANAMIも「わたしはこの作品が初めての映画だったんですけど、楽しかった。皆さんに温かくしてもらいました。でもMEGUMIさんが来た時はちょっとだけ緊張しました」と述懐。その言葉にMEGUMIが「わたしは怖いもんね」と冗談めかして、会場を沸かせた。
また「佐渡組は基本的に“言葉を介さない”ということがテーマなので、セリフがほぼない中でのお芝居でした」と振り返った濱尾は、「そもそもNANAMIさんが初めてのお芝居で。その中でさらにそういう制約がかかっていたので、とても難しかったと思うんですけど、本当にすてきにご一緒させていただいて、素晴らしい時間だったなと思います」と述懐。
NANAMIも「わたしは色んなことが重なってすごく緊張してたんですけど、濱尾さんは現場で常に笑わせてくれて。それでクールダウンできたな、というところはありました。今回は演技自体初めてだったんですけど、セリフがないということで、言葉を超える何かがあるんだな、というのはすごく思いました」と振り返った。

さらに岡山での撮影を振り返った濱尾は、「初日の撮影が終わった日の夜に、日の出海岸で花火がたまたま上がったんです。実はその前にやってた仕事が結構ハードなのが結構続いていた、ということもあって。なんか花火を見てたら本当に泣けてきちゃって。初日の夜から何エモーショナルになってんだって感じかもしれないんですけど、本当にその花火といい、その夕暮れから夜に移行する景色といい、岡山の全てが美しくて。最高の場所のおかげですてきな作品が撮れたと思います」と感慨深い様子で振り返った。
『愛骨』の節田監督は、そうそうたるメンバーと一緒に作品が上映されることに「とってもラッキーだと思いました。すごい作品の中に並べていただいて、なんだか恥ずかしいような気もしますが、すごく光栄に思っています」とあいさつ。骨を愛してやまない生物教師と、骨のことはそれほど興味はないけど、その教師のことは好きだという同僚の教師とのラブストーリーとなる本作について「お互い向き合っていても、見てる所が違ってすれ違っちゃう。すれ違いのラブストーリーみたいなのを書きたいなと思ってつくったので。ふたりのすれ違いをクスリと見ていただけたらうれしいなと思っています」と語った。
『ラの♯に恋をして』の廣田監督は「この映画は、呉服屋さんの娘さんと調律師の男性がひょんなことから出会う恋の物語になっています。あまり詳しくは言えないですが、ちょっとした恥ずかしい失敗の話なんです。そういうことが人から見たらかわいらしく、いとおしく、ポジティブになるようなお話になればいいなと思って作りました」とコメント。「ピアノの音や着物、日本家屋など、いろいろとすてきなものが出てくるので、そういうのも味わいながら見てもらえたらうれしいです」と付け加えた。
最後に『CUT!』の安藤監督は、「今回の短編映画は、実は8年前にカナダのバンクーバーの大学の映画学科に所属していた時の卒業制作なんです。なのでこうして8年越しに皆さまの目の前のスクリーンで公開されること、とても誇りを感じます」とコメントすると、「結構メタ的なお話というか。夢野久作で言うと『ドグラ・マグラ』だったり、あとは『8 1/2』といった『映画を見てるんだけど、その映画も映画内の映画の話で』みたいな。そういった入れ子構造になっているものをいつか作りたいと思っていました。ちょうど大学を卒業するぞという時に、せっかく監督になりに映画学科入ったのに、映画1本も撮れてないな、というのが自分の中でモヤモヤっとした感じがあって。『何作っていいかわかんないよ』という自分を映画にしようと思ってこうなりました」と説明。
さらに映画の中で、主人公がいろいろと言われたセリフについては、安藤監督自身が言われたことだったり、安藤監督自身が言ってしまったことなどをセリフに織り込んだとのことで、「だから僕の中では、この映画は僕の思い出のアルバムなんです。だから見るたびに僕は、大学を卒業した自分に会える、という風に思って作っていました」と付け加えた。
舞台あいさつもいよいよ終盤となり、登壇者を代表して松田監督とMEGUMIがあいさつをすることに。まずは松田監督が、「短編映画というものは、まだ日本の中ではそれほどメジャーじゃないのかなと思うんですけど、15分の中にものすごい意味が入っていて。それを読み解くのはちょっとしたゲームみたいなものだと思うんです。長編になると、説明してくれることも多いと思うんですが、短編ってギュッとなっているからこそ、『あれってどういう意味だったんだっけ?』と話す楽しみがあるのかなと思って。ぜひ皆さん、何度も観ていただいて。『あれってどうだったんだろう』と思っていただければうれしいです」とメッセージ。
続いてMEGUMIが「ショートフィルムというのは“極上のデザート”みたいなところがあるなと思ってるんです。普段自分の考えもしないようなこととか、『これって何なの?』みたいに食らっちゃう感覚とか。(長編の)映画やドラマを見る感覚とは体感が全然違うな、というのは前から思っていました。ですから今日は、皆さまが日常で感じていない部分の脳を使うみたいな、そういう面白い時間になるのではないかなと思います。ぜひこの後楽しんでください」と会場に呼びかけた。
短編オムニバス映画『MIRRORLIAR FILMS Season8』
2026年1月16日(金)より2週間限定劇場公開
■アドナン・アル・ラジーブ監督「ALI」 〇出演:アル・アミン インドラニ・ショマ
■松田美由紀監督「カラノウツワ」 〇出演:原田美枝子、佐藤緋美
■節田朋一郎監督「愛骨」 〇出演:根津茂尚、安川まり、宮原俐々帆
■廣田耕平監督「ラの♯に恋をして」 〇出演:北浦愛、小松勇司、名越志保、夏海、平山せい
■安藤春監督「CUT!」 〇出演:イアン・レヴィック、ラナ・ジェリッサ、ケルヴィーン・タマナ、スティーフン・ジョーンズ
■佐渡恵理監督「The Breath of the Blue Whale」 〇プロデューサー:MEGUMI
〇出演:濱尾ノリタカ、NANAMI KEYESテーマソング:水曜日のカンパネラ「桃太郎」
製作:伊藤主税 阿部進之介 山田孝之 関根佑介 松田一輝
プロデューサー:MEGUMI 大橋和実 川原伸一 西原一憲 三輪夕奈 制作:and pictures
宣伝:ローソンエンタテインメント 配給:アップリンク
支援:岡山フィルムプロジェクト
©2025 MIRRORLIAR FILMS PROJECT
配給:アップリンク ©2025 MIRRORLIAR FILMS PROJECT
公式サイト: https://films.mirrorliar.com/
(オフィシャル・レポートより)





















