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日本のファッション界に革命をおこし、デザイナーの草分け的存在のコシノアヤコ。2011年にはNHK連続テレビ小説「カーネーション」で、その生涯が放送されました。昭和から平成を駆け抜けたゴッドマザーことコシノアヤコの物語である映画『ゴッドマザー〜コシノアヤコの生涯〜』は、5月23日(金)より新宿ピカデリーほか全国公開いたします。


この度、本作の全国公開に先駆けて、完成披露上映会を実施いたしました。

主人公・コシノアヤコ役を演じ、本作で映画初主演となる大地真央、コシノアヤコの娘で、世界的に活躍する日本を代表するデザイナーであるコシノヒロコ役の黒谷友香、ジュンコ役の鈴木砂羽、ミチコ役の水上京香が登壇。さらに、幼少時代の三姉妹を演じる、ヒロコ役の浅田芭路、ジュンコ役の永尾柚乃、ミチコ役の江原璃莉、曽根剛監督もイベントに駆け付け、コシノ家の全員が、イベントで初めて勢ぞろい。映画の完成の喜びや見どころを、盛大に、華やかに語っていただきました!


■日程:5月14日(水) 

■場所:新宿ピカデリー スクリーン1(新宿区新宿3丁目15−15)

■登壇者(予定):大地真央(だいち・まお/69歳)、黒谷友香(くろたに・ともか/49歳)、

鈴木砂羽(すずき・さわ/52歳)、水上京香(みなかみ・きょうか/29歳)、

浅田芭路(あさだ・はろ/11歳)、永尾柚乃(ながお・ゆの/8歳)、江原璃莉(えばら・りり/5歳)、

曽根剛(そね・たけし/監督)

■MC: 笠井信輔


〈以下、オフィシャルレポート〉

 

映画『ゴッドマザー〜コシノアヤコの生涯〜』(5月23日公開)の完成披露上映会が5月14日、東京・新宿ピカデリーで行われ、主演の大地真央、共演の黒谷友香、鈴木砂羽、水上京香、浅田芭路、永尾柚乃、江原璃莉、メガホンをとった曽根剛監督が登壇した。
 

日本のファッション界に革命をおこし、デザイナーの草分け的存在のコシノアヤコ。2011年には NHK連続テレビ小説「カーネーション」で、その生涯が放送された。本作は、コシノ三姉妹の母で、昭和から平成を駆け抜けたゴッドマザーことコシノアヤコの物語。

 

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本作で映画初主演を果たしたコシノアヤコ役を演じた大地は「今日はみなさまに初めて見ていただくということで、私自身ワクワクドキドキしております」と胸を躍らせ、オファーを受けた際の心境については「世界的なコシノ三姉妹のお母様の役を15歳から92歳までというお話をいただいて、あまりにもおこがましいと思ったんですけども、いろんなご本を読ませていただいて、資料をいただいて、なんて魅力的な方なんだろうと思い、やらせていただこうと思いました」と吐露。


撮影が始まったら楽しい毎日だったそうで「例えばガブリエル シャネルは12歳から72歳までとか、マリー・アントワネットは14歳からとか(演じた経験は)あったんですけど、何しろ身近に感じられる方でしたし、ものすごいプレッシャーだったんですけど、もっともっと面白いエピソードがいっぱいあるのになって思うくらい楽しくて、約1か月、充実した時間を過ごさせていただきました」と目を輝かせた。


加えて、映像作品で15歳から92歳までを演じた感想を求められた大地は「1人の方の人生を1人の役者が生きる。そこは“なるほど!”と共感したんですけれども、いざ私というところで最初は躊躇がありました」と胸の内を明かし、大地に15歳から92歳までを演じてもらった理由について曽根監督は「本作を見ていただければ、その理由がわかります」と力強くコメント。いつの時代を演じるのが難しかったかと追求された大地は「15歳です」と即答して会場の笑いを誘いつつ、「でも(15歳を演じたことは)楽しかったんですよ。なんて図々しいんでしょう」と笑顔を見せた。


godmother-黒谷友香②.jpgまた、コシノヒロコ役を演じ、ヒロコ氏デザインの衣装を身にまとい登壇した黒谷は、どんな役作りをしたか尋ねられると「今日も(客席にいる)先生を前にしていますが、役者としてはとても貴重な体験だと思うんです。いつもいただく役は想像の中での役なので、こうして実在される人物を演じられることはなかなかないと思うので、最初は光栄に思いましたし緊張もしましたけれども、YouTubeや本で先生のお考えや映像を拝見することでイメージを膨らませていきました」と明かし、撮影に入る前にヒロコ氏と会い『頑張ってね』と声をかけてもらったそうで「ひと言が私の支えで、最後まで走り抜けられたような感じです」と感謝。本作を見たヒロコ氏からの感想については「先ほどもお会いさせていただいたんですけど、『あなたと会っていると、あなたに似てくるわ』とおしゃってくださったんですけど、私のほうがお会いするたびにエネルギーをいただくので、今日も楽しくお会いできてよかったなと思います」と声を弾ませた。

 

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コシノジュンコ役を演じ、ジュンコ氏デザインの衣装を身にまとい登壇した鈴木は「コシノジュンコ先生役は大変恐れ多いものでしたが、とても楽しく演じさせていただきました」と挨拶し、役作りについては「大変光栄だったんですけど、最初にこのお話があったときに、この(三姉妹の)中だったらジュンコ先生かなって思いました(笑)」と言い、「私も最初にご挨拶に行かせていただいたんですけど怖くて…。あっ、怖くないです(笑)。でも恐れ多くて『ジュンコ先生をやらせていただきます』って言ったら、『うん、いいんじゃない』っておっしゃっていただいて“よかったー!”と思いました」と回顧。


続けて、鈴木は「ジュンコ先生は会えば会うほど、いつも童女のようで、無邪気でかわいくて、いろんなお話をしてくださって、この間もラジオに出演させていただいたときに『私よかった?』とおっしゃってくださったのが私も嬉しかったです」と笑顔で語り、本作の試写をジュンコ氏と一緒に見たそうで「ジュンコ先生のお家にお呼ばれしまして、それも緊張しちゃったんですよ。でも私も初めてこの作品を見させていただて、大地さんのあまりの可憐さに驚きました」とコメント。これに大地は「いい子ね」とご満悦な表情を浮かべた。

 

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そして、コシノミチコ役を演じ、ミチコ氏デザインの衣装を身にまとい登壇した水上、役作りについて聞かれると「髪を金髪に染めました(笑)。それが1番近づけることじゃないかなと思って、髪型をミチコ先生に合わせて、劇中の衣装もMICHIKO LONDONの衣装をお借りして撮影に臨んだので、それがあれば大丈夫かなという形で頑張りました」と語り、「ミチコ先生とお食事に行かせていただいたりして、お母ちゃんとのエピソードをたくさん聞いたりしたので、あとは飛び込むしかないと思って飛び込んだら、こんなにもすてきなファミリーがいたので、本当に家族のように毎日楽しい撮影期間を過ごせました」とにっこり。


同舞台挨拶後にミチコ氏が本作を初めて見ることについて、水上は「どうしよう…(笑)」と苦笑しつつ、「撮影初日でお母ちゃんとの大事なシーンを撮影しました。そこをミチコ先生が楽しく見ていただけたら、、それに尽きるなと思います」と期待を寄せた。
 

 

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さらに三姉妹の幼少期を演じた3人は、大地と共演した感想を聞かれると、幼少期のコシノヒロコ役を演じた浅田は「お母さんはいつも笑顔で、パワフルで、とっても元気なお母さんで、撮影していく中でたくさんお話ししてもらって、いつも元気づけられていました。本当のお母さんのように、一緒にご飯を食べたり、ミシンを使っているのを見ていたり、撮影の中でも日常の生活のような感じがして、私は大地さんをお母さんとして見ていましたし、すごく尊敬しています」と話し、幼少期のコシノジュンコ役を演じた永尾は「『寒くない?』とか『喉乾いてない?』とか、すごく優しくて、すごく嬉しかったです。演技ももちろんすばらしいんですけど、すごいなと思ってね。全部が本当にすごいんですよ」と大絶賛。幼少期のコシノミチコ役を演じた江原は「優しかったです」と語った。

 

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そんな三姉妹の幼少期を演じた3人と共演した感想について、大地は「本当にかわいくて、今日久しぶりにあったらみんな背が伸びていて、1年でこんなに伸びるのかと思うくらい大きくなっていて、その成長ぶりも嬉しかったです」と目を細め、「現場では3人だけのときと、大人が入るときで会話が違うんですよ。それぞれが女優で、すごいプロ意識で、私こそいろいろ刺激を受けましたし、勉強させていただきました(笑)。本当にかわいかったです」と頬を緩めた。

 

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そして、作品を作るにあたって意識したことを聞かれた曽根監督は「アヤコさんが書いた書籍だったり、いろんなお話しを伺ったりする中で、実際にアヤコさんにお会いできないのが残念だったんですけど、アヤコさんだったらどう考えるんだと、大地さんやみなさんと話し合いながら現場を作っていきました」と答え、「ヒロコ先生、ジュンコ先生、ミチコ先生は実際にお会いしまして、3人同時に会ったんですけど、1つ質問すると一斉に喋りだして、そんなところを作品に生かせたらなと思いながら作っていきました」と打ち明けた。

 

最後に、アヤコさんから学んだことを聞かれた大地は「たくさんあるんですけれども、私が1番印象に残っているのは、何かを始めるのに遅すぎるということはないということで、今の私にもすごく響きましたし、何かにチャレンジすることを当たり前に感じていたんですけど、改めて“よし!”と思い、刺激を受けました」と言葉に力を込め、お客様へ向けて「“クスッと笑って、ホロっと泣ける物語”というキャッチフレーズなんですけど、もしみなさんがククッっときたらワハハと笑っていただいて、ホロっとじゃなくて思いっきり泣いていただきたいと思います。デトックスをして明日への活力となればいいなと思っておりますので、隣の方々を気になさらず、大声で笑って、思いきり泣いていただいて、最後までお楽しみください」とメッセージを送った。


『ゴッドマザー〜コシノアヤコの生涯〜』 

■出演:大地真央
   黒谷友香 鈴木砂羽 水上京香
   寺田 光 菊地麻衣 板垣 樹 浅田芭路 永尾柚乃 江原璃莉
   矢田亜希子 大西礼芳 庄野﨑謙 堀田眞三 上西雄大 川﨑麻世 辰巳琢郎
   温水洋一 木村祐一 市川右團次

■脚本 池田テツヒロ
■監督・撮影・編集 曽根 剛
■クレジット:


 

累計発行部数250万部突破のメガヒット大人気漫画「パリピ孔明」(講談社「ヤングマガジン」連載中)。23年秋にテレビドラマで実写化されるや、キャラクターの濃さや本格的な楽曲とライブシーンが話題を呼び、最終話ではSNSトレンド1位を獲得するなど大きな反響を得た。そんな本作がスケールアップした『パリピ孔明 THE MOVIE』は大ヒット公開中。


paripi-pos-1.jpg三国志の天才軍師・諸葛孔明(向井理)が、なぜか現代の渋谷に転生。アマチュアシンガー月見英子(上白石萌歌)の歌声に心奪われた孔明は、英子とともに音楽の力で<天下泰平>を目指す。そんな中、日本を代表する3大音楽レーベルが頂点を競う、史上最大の音楽バトルフェスの開幕が決定!各レーベルから多彩な強者アーティストが集結する中、孔明と英子も参戦することに。だが、そんな2人の前に三国時代の孔明の最大のライバル司馬懿の末裔・司馬潤(神尾楓珠)とshin(詩羽)の兄妹が立ちはだかる。


先週末に公開を迎えると同時に日本中で話題が沸騰、“パリピフィーバー”が巻き起こる中、その熱は海を越え、5月3日(土)には、ヨーロッパ最大規模のアジア映画の祭典、第27回ウディネ・ファーイースト映画祭(以下、FEFF)のクロージング作品として上映。舞台挨拶には海外映画祭初参加となる向井が“孔明姿”で登壇し、「映画を愛しているオーディエンスの方がたくさんいて、それがすごく誇らしい気持ち」など喜びを語った。さらに、5月4日(日・祝)には大阪コミコンのシネマステージに劇中衣装を着用した向井と、スーパーアーティスト 前園ケイジ役の関口メンディーが堂々登壇。さらにはその後、なんばパークスシネマで行われた舞台挨拶にメンディーが登壇し会場を“爆アゲ”した
 


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【ウディネ・ファーイースト映画祭】クロージング上映で拍手喝采!

向井理、初の海外映画祭参加に感無量

 

イタリア北部の都市ウディネで開催され、東アジアや東南アジアの作品を対象とした【ウディネ・ファーイースト映画祭】。過去には、興行収入40億円超えを記録した大ヒット映画『テルマエ・ロマエII』などの作品がクロージング上映を飾ってきたが、今年のフィナーレを華やかに締めくくったのが本作だ。1200席を誇るオペラハウス<テアトロ・ヌォーヴォ>での上映となり、会場は満席に。場内では、作品が終わると同時に割れんばかりの拍手が巻き起こり、観客の感動と興奮が会場中に広がった。


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その熱気冷めやらぬ中、孔明の衣装をまとい満を持して登場したのは向井理。

拍手と歓声に包まれながら壇上に立った向井は、「これはコスプレではありません。本気でやっています!音楽に力を入れている作品なので、この劇場ととてもマッチしていると思いますし、この劇場は作品の力を最大限に引き出してくれる音響設備になっていると思います」と感無量の面持ちでコメントし、満員の観客と心を通わせた。俳優歴19年にして、今回が自身初の海外映画祭参加となった向井は、異国の地で自身の主演作が大きな喝采を浴びたことについて、「初めての経験がウディネで本当に良かったと思います。映画を愛しているオーディエンスの方がたくさんいて、それがすごく誇らしい気持ち」と語り、その喜びと感動をじっくりと噛みしめた。さらに、「映画祭の最後にふさわしいフェスティバル向けの作品になっていますので、最後まで楽しんで下さい」と海外のファンに向けても誠実な言葉でメッセージを贈った。エンターテインメントとしての完成度の高さに加え、<フェス×映画>を巧みに融合させたその世界観が現地でも熱狂的な反響を呼んだ本作。アジア映画の新たな魅力を世界に示した一本として、記憶に残るクロージング上映となった。
 


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【大阪コミコン】に向井理、関口メンディーが劇中衣装で登壇!

ガチャピン・ムックと奇跡のコラボが実現

 

漫画やアニメ、ゲームといったポップカルチャーを愛する人々が集まるイベント・【大阪コミコン】。今年で3回目の開催となった大阪コミコンは、5月2日(金)から5月4日(日)にかけて行われた。最終日の4日には『パリピ孔明THE MOVIE』ガチャピン・ムックスペシャルコラボステージが開催。日本を代表する人気キャラクターのガチャピンとムックが、孔明姿の向井理前園ケイジ姿の関口メンディーとトークをする企画が繰り広げられた。


『パリピ孔明』大阪コミコンステージ_サブ1.JPG実は劇中で向井と共演しているムック。映画を観たガチャピンは「大事な役割だったよね!?」とムックの登場シーンを称賛しつつ、「僕は何で出られなかったんですか?」と悔しさをにじませると、向井から「(孔明のイメージカラーである緑との)色被りです(笑)」と悲しい回答が。 本作が劇場公開を迎えてから約1週間。周囲からの反応を聞かれると、向井は「ついさきほどイタリアの映画祭から帰ってきまして、この格好で登壇したんですけど、イタリアの方にもかなり好評で良いリアクションをいただいて、海を越えたことが嬉しかったですね」と告白。メンディーは「ドラマの時はケイジは孔明の宿敵として出てくるんですけど、映画だとちょっと変わるんですよ。”ケイジが改心したところも描かれるのがエモい”と言って下さる方も多くて、嬉しかったですね!」と嬉々として語った。


本作の舞台は、3大音楽レーベルが熾烈な争いをくり広げる音楽バトルフェス【ミュージックバトルアワーズ2025】。総勢50名以上のミュージシャン&ダンサーが大集結し6000人の観客を動員した圧巻のライブシーンが見所のひとつだ向井は「最初からずっと歌が流れたり、後半はフェスのシーン。今回はライブチームのカメラで臨場感のあるシーンを撮っていただいたので、本当のフェスに参加しているような体験ができると思います」と力を込めた。


『パリピ孔明』大阪コミコンステージ_サブ2.JPGそんな豪華アーティストのひとりに名を連ねる、メンディー演じるケイジ。メンディーは「前園ケイジはドラマではソロアーティストだったんですけど、その後海外に挑戦して、海外のアーティストグループ(タイタン5)に入るんです」と説明すると、向井から「海外を意識してパンプアップしすぎて衣装入らなかったもんね(笑)」と暴露される微笑ましい一幕も。役作りについて、向井は「時代を超越した存在に見せることは意識していました。監督に『大河ドラマっぽくやってほしい』と言われたので、台詞回しをゆっくりにしたり重厚感を出したりしました」と明かす。そんな孔明の衣装についての話が挙がると、向井から「最高到達点は2m10㎝です!」とまさかの事実が明かされ、背の高いムックも驚愕した様子。


ドラマでも、孔明がいつかは元の世界へ戻ってしまうのでは…という展開が描かれ、視聴者をハラハラさせてきた本作。向井は「上白石萌歌さん演じる英子さんに孔明が軍師として仕える、性別を超えた主従関係にも注目していただきたいです。”2人のお別れ”というのがどうなっていくのか…というのも見どころかなと思います」と熱弁した。


最後にメンディーは「色んな音楽が出てくるフェス映画としても楽しめますし、その中にある人間ドラマも注目です。最後はグッときて感動する見応えのある作品になっています。ぜひ劇場でご覧ください!」、向井は「音楽の力を信じている人たちで集まって作った作品です。ライブシーンも本当に圧巻ですし、音環境の良い劇場でぜひご覧いただけたら嬉しいです!」と語り、大盛況の中ステージは終了した。

 


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関口メンディー(スーパーアーティスト・前園ケイジ役)登壇

“爆アゲ”大阪舞台挨拶開催!!!

 

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大阪コミコン後、なんばパークスシネマで実施された舞台挨拶には、関口メンディーが登壇。大きな拍手で迎えられたメンディーはポップコーンを持って登場し、食べた瞬間「うメンディー!」と持ちネタを披露し会場を沸かせた。舞台挨拶前に大阪コミコンに参加したことに話が及ぶと「昨日、ニコラス・ケイジさんが立った舞台に‟前園・ケイジ”が立つという2人のケイジが登場する奇跡のステージでした」とハイテンションに語り、笑いを誘うなど終始賑やかな雰囲気の中イベントがスタートした。


ドラマでは孔明と英子の宿敵として、映画では“タイタン5”の一員として圧巻のパフォーマンスを披露するスーパーアーティスト・前園ケイジを演じたメンディー。そんな前園ケイジという役柄について、メンディーは「持っている心は純粋で音楽やパフォーマンスに真摯に向き合っているが、ちょっと拗らせているところがある」と語り、「自分もエンターテインメントに関わる身として、その部分に共感する部分がある。演じ難いということはなく、もし自分が拗らせていたら、こうなっていたかもと想像力を働かせて芝居をさせていただいた」とキャラクター作りで意識したことを明かした。「フェス映画」としての音楽の本格感や、ドラマとして「意外と泣ける」など、多くの感想が寄せらせている本作。


paripi-大阪舞台挨拶-sub-1-240.jpgメンディーから見た“映画の推せるポイント”を聞かれると、「EIKOが歌う「Count on me」の歌詞が自分と重なる部分があり、グッときた。共感できる方は沢山いると思う」と告白。そして最後に、メンディーから「前園ケイジというキャラクターを自分と重ねて役作り、体作りをしてきました。こうして皆さんにエンターテインメントとしてお届けられたことを嬉しく思います。ストーリーは勿論、登場するアーティストも今をときめく方、大御所の方などがいて各世代に楽しんでいただける音楽を届けている。作品の中で生まれた大切な音楽もあります。皆さんと是非盛り上げていければと思います」と作品愛がこもった熱いメッセージが贈られ、舞台挨拶を締めくくった。

 

超豪華ミュージシャン&ダンサーが集結し、史上最大スケールで描かれる音楽バトルフェス。心揺さぶられる18曲と、6,000人の観客を動員した圧巻のライブシーンが見所の映画『パリピ孔明 THE MOVIE』!この度爆誕した<フェス×映画>のかつてないエンタメを、是非劇場で体感してほしい。
 


『パリピ孔明 THE MOVIE』

■出演:向井理 上白石萌歌 神尾楓珠 詩羽 宮世琉弥 八木莉可子 関口メンディー 森崎ウィン 休日課長 石崎ひゅーい ELLY / アヴちゃん(女王蜂) 菅原小春 くっきー! DJ KOO 和田聰宏 長岡亮介 / 岩田剛典 亀井聖矢 &TEAM / 宮野真守 菊地凛子 ディーン・フジオカ 森山未來
■原 作:『パリピ孔明』 原作・四葉夕ト 漫画・小川亮(講談社「ヤングマガジン」連載)
■監 督:渋江修平
■脚 本:根本ノンジ
■製 作:フジテレビジョン 松竹 講談社 FNS27社
■配 給:松竹
■©四葉夕ト・小川亮/講談社 (C)2025「パリピ孔明 THE MOVIE」製作委員会
【公式HP】https://movies.shochiku.co.jp/paripikoumei-movie
【公式X】https://twitter.com/paripikoumei_cx
【公式Instagram】https://www.instagram.com/paripikoumei_cx/
【公式TikTok】https://www.tiktok.com/@paripikoumei_cx

2025年4月25日(金)~大阪ステーションシティシネマ、なんばパークスシネマ、あべのアポロシネマ、MOVIX京都、YOHOシネマズ二条、T:ジョイ京都、kino cinema 神戸国際、OSシネマズHAT神戸、MOVIXあまがさき ほか全国絶賛公開中!


(オフィシャル・レポートより)

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●日程: 5月1日(木) 18:30~19:00 ※本編上映後

●会場:  TOHOシネマズなんば スクリーン①

●登壇者: 丸山隆平(41)(SUPER EIGHT)、古川豪監督(48)(敬称略)



kanekosashiireten-pos.jpg刑務所や拘置所に収容された人への差入を代行する「差入屋」という稼業をご存知だろうか。厳しい審査や検閲がある差入の商品を扱い、様々な事情から面会に行くことができない人たちに代わって、面会室へ出向くこともある仕事である。「あやまちの数だけ希望を届ける、何度つまずいても立ち上がれると信じて──」をキャッチフレーズに、二つの殺人事件に絡まれることによって、自らの過去の過ちや嫌悪する母親との関係性や、特殊な稼業ゆえの偏見などに抗いながらも懸命に生きる姿を繊細なタッチで感動的に描いた秀作。


〈SUPER EIGHTスーパーエイト〉のメンバー、丸山隆平が8年ぶりに映画の主役を務め、さらに本作が長編映画監督デビューとなる古川豪が脚本・監督を務める。寺尾聰をはじめ名取裕子や岸谷五朗、根岸季衣、甲本雅裕などのベテラン勢に、真木よう子や北村匠海などの豪華俳優陣が集結して作品を盛り上げている。


理不尽な事件や不合理な環境に身をやつしながらも懸命に生きようとする人々――家族の絆を今いちど見直す勇気をくれるような感動のヒューマンサスペンス映画『金子差入店』が、いよいよ5月16日(金)から全国一斉に公開される。公開を前に開催された大阪ABC主催の試写会の舞台挨拶に、主演の丸山隆平と古川豪監督が登壇した。45倍の倍率を勝ち抜いたラッキーな観客を前に、作品について忌憚なく語ってくれた。



20250501-0005.jpg丸山隆平も古川豪監督も京都府の出身で、地元である関西で初披露となる上映会について聞かれると、丸山は「いよいよ皆さんの元に届くんだなぁ、とにかく沢山の方に観て頂きたい。今日も今までにない数の単独取材や関西のいろんな番組に出させて頂いて、本作をアピールすることができました。沢山の方に観て頂けるチャンスが作れたのではないかと思って、今夜はよく寝られそうです」。京都からご両親も駆け付けたという古川監督は、「感無量です!」と初監督作品のお披露目に感慨深いご様子。


kanekosashiireten-5.1bu-furukawa-1.jpg「差入店」を扱ったオリジナル脚本について古川監督は、「まず犯罪はドラマになりやすいことと、特殊稼業はチャンスに繋がるのではないかと思いました」。古川監督は2008年の『おくりびと』にも助監督として参加しており、「特殊稼業は未知の世界を知ることができる上に、自分にとってもチャンスになるのではないかと思い、ひたすら物語を練り上げて時間を掛けて作りました」。


本作を初めて聞いた時の感想を丸山は、「まず初めて聞いた差入屋という職業があることに驚きました。そして、その家族の物語だったり社会からの見え方だったり、どんどん世界が広がっていって、思わずサスペンスやヒューマンドラマを巻き起こしていく脚本でした。情報量の多さから、古川監督が今の日本に伝えたいことが心にガツン!と響く台本だったので、参加させて頂けるなら是非に!とお願いした次第です」。


kanekosashiireten-5.1bu-maruyama-2.jpg金子真司という主人公の人物像について丸山は、「古川監督のオリジナル脚本ですから、人物像も監督自身の中にヒントがあるのではないかと思い、いろんな機会で監督を観察しながら役を構築していき、日常の中にも金子真司を少しずつ浸潤させながら目指していきました」。また「特に今回は生々しい表現だったり心の中の機微みたいなものが身近に感じられたりしたので、撮影に入る前に監督のマインドや家族への接し方や想いなども教えて頂きました」。

 

 

 


kanekosashiireten-5.1bu-furukawa-2.jpg丸山隆平を起用した理由について古川監督は、「私はもう48歳なので、『若手の監督と違って単館系の作品から始めるような歳ではないだろう』とある方からお叱りを受け、『ウチの隆平を使え!』と丸山さんを息子のように思っていらっしゃるプロデューサーからご提案を頂きました。そこから丸山さんと偶然に飲み屋さんで出会う機会がありまして、芝居に対するただならぬ熱意を感じたのです。それでも丸山さんは巨大なチームで20年以上も活躍されている方なので不安でしたが、プロデューサーの推薦もありオファーしてみたらご快諾頂いて、本当に嬉しかったです。今でもその瞬間のことは忘れられません。本当にありがとうございました。」と丸山の出演に感謝する古川監督。
 


kanekosashiireten-5.1bu-maruyama-3.jpg『泥棒役者』以来8年ぶりの映画主演について丸山は、「僕にも両親や友人いますが、この撮影が終わって、親ともう一回向き合ってみようかなと思って会いにいきました。ただ実家に帰るというのではなく、僕の中のわだかまりに向き合うというか、年齢的にも両親と話した方がいいだろうと、この作品がキッカケで家族との絆を改めて感じられました。両親はとても元気そうにしていて、僕の活躍も喜んで観てくれているようでした。これからご覧になる皆さんにこの作品がどのように作用するのか楽しみです。取り敢えず「X」で確認しようと思っています。(笑)」


「名取裕子とのシーンも最高でしたね。」と言われ丸山は、「ありがとうございます。あれは長回しのシーンですね。」続いて古川監督が、「あのシーンはかなりこだわって撮りました。1シーン1カットでごまかしが効かないので、かなり準備して撮ったシーンです」。


名取裕子をはじめベテランの豪華俳優陣だが、古川監督から注目してほしい役は?と訊かれ、「主演の丸山さんだけでなく、奔放な男性たちに翻弄されるいろんな世代の女性たちにも注目してほしいです」。丸山は、「子を持つ女性が対決するいくつかのシーンに僕も出ているのですが、男として何もできない情けなさを感じました。特に凄いシーンがあるのですが、撮り終えてすぐに監督と『凄いな~ヤバいな~』と素晴らしいシーンが撮れたことを喜んでいました。女性側の立場や感情を細かに丁寧に描いているので共感して頂ける部分もあるのではないかなと思います」。


kanekosashiireten500-3.jpg「息子役の綺羅君、可愛かったですよね?」と訊かれ丸山は、「撮影中、僕は我慢するのが大変でした!可愛いので”ワーッ“てしたかったのですが、シリアスな現場に悪い影響を及ぼしてはいけないと、それに彼もプロの俳優なので一線を引いた方がいいだろうと我慢していました。でも、打ち上げの時はずっと触ってました。髪がさらさらでツルツルなんですよ~めちゃくちゃ可愛いんですよ!でも、ただ可愛いだけではない大人びた魅力があるんですよ」。古川監督も、「あのキラキラお目目は本当に可愛かったですね。」と三浦綺羅を大絶賛。


kanekosashiireten-5.1bu-240-1.jpg最後のメッセージに古川監督は、「初めての長編作品です。いろいろとつたない処もあるかも知れませんが、誠心誠意作りました。素晴らしいキャストやスタッフたちと後世に残せるような作品を作ったつもりですが、今はただただ皆さんに楽しんで頂けたら嬉しいです。ありがとうございます!」

丸山は、「僕は普段は〈スーパーエイト〉というスーパーアイドルをやっております。そこでは他のメンパーと一緒に綺麗な景色や日常を忘れるような仕事をしておりますが、この作品では素晴らしいキャストやスタッフの方々と一緒に、目を背けてはいけない現実を見つめながら、その中に希望を見つけられるような作品ができあがったのではないかと思っております。より沢山の方に観て頂いて、今の時代もそんなに悪くないんじゃないかとか、周りの大切な人に気付く機会を届けられたらいいなと思っておりますので、拡散、よろしくお願いいたします!」と舞台挨拶を締めくくった。

 


【Story】

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金子真司(丸山隆平)は気丈で優しい妻の美和子(真木よう子)と共に伯父の星田(寺尾聰)から引き継いだ差入店を営んでいる。住居兼店舗では、10歳になる息子の和真(三浦綺羅)と引退した星田とも一緒に平和に暮らしていた。

ところがある日、和真の幼馴染の花梨が男に殺害されるという悲惨な事件が起きてしまう。被害者家族と親しい真司たちも悲嘆と怒りに苛まれていたが、そこへ犯人の小島(北村拓海)の母親(根岸季衣)から差入の代行と手紙の代読を依頼される。真司は差入屋として淡々と仕事をこなそうとするが、常軌を逸した小島を前に激情を制御できずに精神的に追い詰められていく。さらに、差入屋という犯罪者を支援する稼業のせいで世間から偏見の目で見られ、今回の事件から真司の前科も知られてしまい、和真が学校でいじめに遭ってしまう。真司は消すことのできない過ちへの後悔や世間の偏見に抗いながらも、家族のために人間としての責務を果たそうとしていく。

そんな真司は、自分の母親を殺した男(岸谷五朗)に何度断られても面会を希望する女子高生に目を向けて、事件の真相に迫ることによって二人を救おうとするが…。


出演:丸山隆平
          真木よう子/三浦綺羅、川口真奈
   北村匠海、村川絵梨、甲本雅裕、根岸季衣
   岸谷五朗、名取裕子/寺尾 聡
監督・脚本:古川 豪
音楽:Benjamin Bedoussac
撮影:江﨑朋生 (JSC)
主題歌:SUPER BEAVER「まなざし」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
配給:ショウゲート ©2025「金子差入店」製作委員会
公式サイト:https://kanekosashiireten.jp/

2025年5月16日(金)~TOHOシネマズ日比谷、TOHOシネマズ(梅田、なんば、二条、西宮OS)、他MOVIX系、イオンシネマ系、T・ジョイ系など全国公開!


(河田 真喜子)



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この度、終戦80年になる現代の広島を舞台にアメリカ人観光客と広島の若者たちが出会い、過去と現在が交錯する不思議な物語。映画『惑星ラブソング』が6月13日(金)に全国公開(5月23日(金)より広島先行公開)となります。


wakuseiLS-pos.jpg主人公のモッチを演じるのは、本作で初めて映画主演を務める、若手実力派俳優として数々のドラマで存在感を発揮している曽田陵介。ヒロインのアヤカ役には映画、ドラマ、舞台と順調な活躍をみせる秋田汐梨。モッチとアヤカに広島で出会う謎めいたアメリカ人観光客のジョン役は、ロサンゼルスを拠点に俳優、作家、音楽プロデューサーとして活躍するチェイス・ジーグラー。UFO博士役には、映画「容疑者 室井慎次」、ドラマ「不適切にもほどがある!」などで高い人気と幅広い演技に定評のある八嶋智人、ミュージカルなど明るいイメージが強いが本作で個性的な悪役を演じる川平慈英が脇を固める。その他、谷村美月、さいねい龍二、バイキング西村瑞樹ら豪華キャストも参加している。


監督・脚本は、国際映画祭で数々の賞を受賞し、『彼女は夢で踊る』『鯉のはなシアター』『シネマの天使』『ラジオの恋』などの実績のある時川英之。広島に活動拠点を置く彼が終戦80年にあわせて手掛けた、若者たちと謎めいたアメリカ人旅行者との出会いをきっかけに繰り広げられる不思議で壮大なオリジナルストーリーとなっています。プロデューサーは、広島でアナウンサーでありながら多才な活躍を続ける横山雄二が務めます。


本イベントには、ユニークなUFO博士役を演じた八嶋智人、広島県出身で小学校教諭:山本先生役のさいねい龍二に加え、アナウンサーでありながら本作のプロデューサーを務めた横山雄二、そして監督、脚本、企画の時川英之が登壇し、映画の舞台である広島での撮影や作品にかける想いを満員の観客を前にたっぷりと語っていただきました。


■日時:4月22(火)18:30~19:00 ※上映前舞台挨拶

■会場:MOVIX広島駅 スクリーン2 (広島県広島市南区松原町2番37号ミナモア7階)

■登壇者(敬称略)八嶋智人(54歳/UFO博士役)さいねい龍二(43歳/山本先生役)

         横山雄二(58歳/プロデューサー)時川英之監督(52歳)

■司会:横山雄二


冒頭、横山さんが完成したばかりの劇場で新作を届けられる喜びを述べ、観客に向けて心からの感謝を伝え、他の登壇者を迎えて。登壇したのは、出演者の八嶋智人さん、さいねい龍二さん、そして時川英之監督。
八嶋さんは「この新しい劇場に来るのは今日が初めて。皆さんもそうですよね? そんな記念すべき日にこの映画を選んでもらえて、本当にうれしい」と話し、広島に14年通ってきた身として、交通の便がいい広島駅に新しく立派な映画館ができたことに感動している様子を見せた。


wakuseiLS-yashima-240-.jpg司会の横山さんが「本作はどんな映画か」と尋ねると、八嶋さんは「これから皆さんが見るからあまり詳しく話せないけど、これは“ファンタジー映画”なんです」と説明。「広島から“平和”を発信するメッセージが込められていて、それがとても自然に伝わる作品だと思います」と語った。


さらに、「広島で実際に撮影された現在の風景が映画のリアリティを高めていて、昔の広島と融合して映画の中で生き生きと描かれている」と述べた。また「海外からのキャストやスタッフが多く、英語が飛び交う国際的な現場でした」と振り返り、「現場はちょっとおしゃれでしたね。監督もカメラマンもイケメンだし」と冗談も交えた。


wakuseiLS-sainei-240.jpgさいねい龍二さんは「脚本をもらって読んだときに“これは新しい平和映画だな”と感じた」と語り、広島出身として強い共感を抱いた様子だった。「戦後80年を迎える中で、この作品が新しい“平和学習教材”になれば」と期待を述べた。


時川監督は「この作品は、“戦争や被爆を直接描かない平和映画”を目指しました。平和を祈る気持ちは込めつつも、堅苦しさは排して、誰にでも届く物語にしたかった」と制作の意図を明かした。


さらに、本作に協力していただいた「みどりグループ」から「マリーナホップ」や「マリホ水族館」の映像を残してほしいと依頼があったことを紹介。すでに閉館してしまったその場所を、映画に記録として残す意義についても語り、「過去の風景を未来に繋ぐという、映画の大事な役割を果たせたと思う」と述べた。


wakuseiLS-akita-240.jpg八嶋さんは撮影中の思い出として、街の人々の協力や、撮影の合間で共演者との食事の席で演技について語り合ったことを振り返り、役者同士の交流が作品に深みを与えたと語った。特にヒロインの秋田汐梨さんとは以前に舞台で共演したことがあり、「舞台では緊張していた彼女が、今回は堂々と演じていた」と感慨深げに話し、温かい現場の空気が伝わった。


最後に時川監督から「平和を祈る気持ちを込めて、だれもが楽しく見られる作品を目指した」と改めて語り、広島で撮影し、広島で上映される意味の重さを伝え、舞台挨拶を締めくくった。


【STORY】

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ある日、広島の若者モッチとアヤカは、謎めいたアメリカ人旅行者、ジョンに出会い、広島の街を案内することになる。ジョンには奇妙な力があり、街の至る所で何かを見つけていく。一方、小学校で広島の歴史を学び怖くなった少年ユウヤはその夜夢を見る。夢の中の少女はユウヤを戦時中の広島へと誘う。彼らに起こる不思議な物語は混ざり合い、一つの大きな渦となる。広島の過去と現代が交錯し、幻と現実が融合し始める。やがて忘れられていた歌が街に響き、人々はひとつの奇跡を見つめる。広島から放つ愛と平和のファンタジー。

 

■『惑星ラブソング』 (英語表記:Love Song from Hiroshima)
■キャスト:曽田陵介/秋田汐梨  Chase Ziegler  八嶋智人
       西川諄  Raimu  谷村美月 佐藤大樹(友情出演)/川平慈英
      さいねい龍二  塚本恋乃葉  西村瑞樹  キコ・ウィルソン 
      松本裕見子  田口智也  HIPPY

監督・脚本・編集:時川英之
プロデューサー:時川英之 横山雄二
特別協賛:みどりグループ
協賛:オタフクソース  モースト 津谷静子  にしき堂  やまだ屋 
   プローバホールディングス  ウメソー 広島電鉄
   生活協同組合ひろしま  Y-HOTEL薬研堀  ボートレース宮島 
   ひろぎんホールディングス フューレック
後援:広島県  広島市 広島市教育委員会 広島ユネスコ協会 
   国連ユニタール協会 鶴学園 広島大学
配給:ラビットハウス 宣伝:ブラウニー 協力:広島フィルムコミッション
企画・制作:TimeRiver Pictures
製作:「惑星ラブソング」製作委員会
コピーライト:©映画「惑星ラブソング」製作委員会

◇公式サイト:https://wakuseilovesong.com
◇X(旧Twitter):https://twitter.com/wakuseilovesong (@wakuseilovesong)
◇instagram: https://www.instagram.com/wakuseilovesongfilm (@wakuseilovesongfilm)

2025年5月23日(金)よりMOVIX広島駅ほか広島県先行公開

2025年6月13日(金)よりシネマート新宿、池袋シネマ・ロサ、イオンシネマ(シアタス心斎橋、京都桂川、和歌山)ほか全国ロードショー


(オフィシャル・レポートより)


uoshu-bu4.1-550.JPG(左から、株式会社浅田飴 代表取締役社長 玉木卓、岡﨑育之介監督、研ナオコ、梅沢富美男)


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映画界に新たな風を吹き込む注目株俳優・中尾有伽×認知症の祖母・紀江役に芸能生活55周年・研ナオコがW主演を果たす映画『うぉっしゅ』が、2025年5月2日(金)新宿ピカデリー/シネスイッチ銀座 他 全国公開いたします。本作の企画・脚本・監督を務めたのは、永六輔の孫・岡﨑育之介


この度、公開に先駆けて「浅田飴presents映画『うぉっしゅ』×研ナオコデビュー55周年記念トークイベント付き試写会」が4月1日(火)にて開催。55周年のお祝いで親友・梅沢富美男さんも駆けつけ、花束を贈呈し、さらに劇中での研さんの演技について「認知症の役、ピッタリ!」と親友ならではの息の合った冗談で会場を沸かせました。

 


◆日時:4月1日(火)18:30~19:00 約30分)

◆会場:新宿ピカデリー・シアター6(新宿区新宿3-15-15)

◆登壇者  :研ナオコ(71歳)、岡﨑育之介監督(31歳)

◆特別ゲスト:梅沢富美男(74歳)、株式会社浅田飴 代表取締役社長 玉木卓



uoshu-bu4.1-ken-240-1.JPG芸能生活55周年の研ナオコが9年ぶりに主演した映画『うぉっしゅ』(5月2日全国公開)。4月1日には都内映画館で完成披露上映&研ナオコ デビュー55周年記念イベントが実施され、主演の研ナオコ、監督の岡﨑育之介、さらに研の友人・梅沢富美男が参加した。

 

満員御礼で迎えたこの日、認知症の祖母・紀江を演じた研はデビュー55周年の節目でもあることから、客席から祝福の声を受けながら「今日はお足元の悪い中、沢山の方に来ていただきありがとうございます。本当ならば天気の良い日に普通に来ていただくのが良かったけれど、岡﨑監督が雨男だから…」と笑わせながら感謝を述べた。

 

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一方、祖父・永六輔さんの私物であるジャケット着用で登壇した岡﨑監督は「今日の雨模様は僕のせい!?すみませんでした」と冗談めかして観客に頭を下げながら「悪天候を僕のせいにされてプレッシャーですが…今日はお越し下さりありがとうございます!」と笑顔を見せた。

 

改めて研は、オファー快諾の理由について「監督は無名だけれど、内容は面白いし、これから伸びていくのではないかとの期待も込めて出演させていただきました」と岡﨑監督のセンスに着目したといい「ただそれには条件があって『私の演技に妥協するなら出ない』と。監督にはご自身が納得いくまで撮って欲しかったから」と明かした。

 

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これに岡﨑監督も「恐れ多いお話しではありましたが、私としても望むところですと。仰せの通りに徹底してこだわりぬいて、最高級の一番いい形を目指して撮影しました」と気合十分。撮影を通して研とはすっかり意気投合したようで「撮影の合間に研さんから『よかったらうちの娘と結婚しない?』と言われて。もしかしたら映画公開初日を迎える時には僕の苗字も変わって本当の意味でケンズファミリーになっているかも!?そんな冗談も交わさせていただきました」と研の個人事務所の社名にかけてジョーク。研も「うちの娘と性格的に合うかなと思って言ってみたら『ぜひ!』と答えてきたので『…マジか!?』と思った」とかぶせるように笑いを取っていた。


 

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また岡﨑監督は「私は女優じゃないので役作りが出来ない。だから普段のままでやりました」という研の演技について「達者なお芝居をしていただいて、歴史に残る名演をされています」と太鼓判を押すと、研は「お?狙っちゃう?日本アカデミー賞主演女優賞!?」とノリノリ。さらに研は、永六輔さんが浅田飴のCMキャラクターを30年以上務めていた縁から株式会社浅田の玉木卓社長より芸能生活55周年を祝した花束&賞状を贈呈されると「『うぉっしゅ』を世界に羽ばたかせて、岡﨑監督を世界に連れて行きます!」と意気込んでいた。


さらに研と20年以上の付き合いという梅沢富美男も駆け付けて花束贈呈。梅沢は「今日4月1日が研ナオコさんのデビュー記念日だとは知らずビックリ」と驚きながら「今から遡ること48年前の1977年、研さん主演の『美女放浪記』という映画があります。…それが見事にスベりました!だから今回の映画はスベるわけにはいかない、芸能生活55周年に泥を塗るような映画は作らせません!」と宣言した。
 

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そんな梅沢は本作を先んじて鑑賞しており「認知症の役、ピッタリ!見事なもので、この人こんなに凄い演技が出来るのかと。私の舞台でいつも女優として使っているけれど、ここまで感動したのは初めて。何故あれを舞台でやらないのか!?」とまくし立てて研を爆笑させつつ「この映画で日本アカデミー賞主演女優賞を狙っております。愛しくて切ない映画であり、観終わったらきっと家族や友人と出会いたくなる作品です」と大絶賛した。ただ岡﨑監督には一つだけ文句があるそうで、梅沢は「どうして私をソープ嬢の客として使ってくれなかったのか?『うぉっしゅ』パート2があるのならば、是非ともお客さん役でお願いします」と自らを売り込んでいた。


漫才のようなやり取りで場内大爆笑の中、舞台挨拶もあっと言う間に終了の時刻に。最後に主演の研は「肩の力をふっと抜いてご覧ください。観終わった後に誰かに会いたいとか連絡したいなと言う気持ちになってもらえたらとても嬉しいです」とアピール。岡﨑監督も「本作を観終わった帰り道に家族や友達の事を思い出して、連絡を取ってみたり会いに行ってみたり、そんな行動のきっかけに繋がったら『うぉっしゅ』を作った意味があると思っています」としみじみ語りかけていた。

 


<あらすじ>

uoshu-550.jpgソープ店で働く主人公・加那(中尾有伽)。ある日、母から電話が。「一週間だけ、おばあちゃん の介護してくれない?」 仕事のことを隠していた加那は、ソープ嬢ということを秘密に、翌日から祖母宅⇔ソープ店を行き来して、“人 の身体”を洗い続ける二重生活〈ダブルワーク〉をすることに。認知症が進み、名前すら覚えていない祖母・紀江(研ナオコ)の介護に奮闘する加那。

会うたびに“初対面”を繰り返してゆく毎日。「どうせ忘れる」相手に対し加那は、祖母との暮らしの中で、本当の事を素直に打ち明けられている自分に気付く。そして祖母の知らなかった、これまでの人生と孤独が垣間見えてきて…。

 

出演:中尾有伽 研ナオコ 
   中川ゆかり 西堀文 嶋佐和也(ニューヨーク)
   髙木直子 赤間麻里子 磯西真喜 
監督・脚本・編集  岡﨑育之介                             
企画:岡﨑育之介 音楽:永太一郎                       
撮影:江成隼 照明:西野正浩                             
制作プロダクション:役式 宣伝協力:浅田飴 
©役式 
配給:NAKACHIKA PICTURES 
2023年|115分|カラー|DCP

2025年5月2日(金)~大阪ステーションシティシネマ/なんばパークスシネマ/MOVIX京都/kino cinema 神戸国際/OSシネマズミント神戸 ほか全国公開!


(オフィシャル・レポートより)


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累計 230 万部突破!現在も連載中の安斎かりんによる大人気少女コミックスの実写化で、顔が良すぎる最強青髪イケメン・宇郷奏人(うごうかなと)先輩とその“中の人”(SNS 運営)になってしまったヒロインの新体感型ラブコメディ、映画『顔だけじゃ好きになりません』が全国の劇場で大ヒット上映中!


kaodake-pos.jpg顔が良すぎる青髪男子・奏人役には、国宝級イケメン’24年上半期 NEXT ランキング1位(ViVi)を獲得し、映画やドラマに引っ張りだこな若手俳優・宮世琉弥(みやせりゅうび)。ヒロイン・才さ南な役には、久間田琳加(くまだりんか)。さらに、中島颯太(なかじまそうた)(FANTASTICS)、米倉れいあ(よねくられいあ)が出演!監督は、映画『ライアー×ライアー』(21)や『映画刀剣乱舞』シリーズなどの耶雲哉治(やくもさいじ)、脚本は大人気ラブストーリードラマ「Eye Love You」(24/TBS)でオリジナル脚本を務めた、三浦希紗(みうらきさ)が担当し、さらに、ILLIT による初の日本オリジナル曲「Almond Chocolate」が主題歌として本作を甘く彩ります♡


3月15日(土)に、映画の公開を記念して、大阪で本作の大ヒット御礼舞台挨拶を実施いたしました。映画が公開され1週間が経ち、演じた青髪イケメン・奏人に沼落ちする女子からの反響が SNS を中心に続々と届いている宮世がその心境を語る場面や、事前に一般の方から SNS で募集した質問に対して答える企画では、制作側だからこそ知る貴重なエピソ ードトークなどが繰り広げられました。


◆日時:3月15日(土) 17:00〜17:30 ※上映後舞台挨拶

◆会場:TOHOシネマズ梅田 スクリーン1

◆登壇者(敬称略):宮世琉弥、耶雲哉治監督


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会場では大歓声が上がる中、顔が良すぎる青髪男子・宇郷奏人を演じた宮世は「宮世琉弥です。よろしくお願いします。あ、これ言いたかったんですよ。皆さんお足元が悪い中、来てくださってありがとうございます。」と紳士的に挨拶。「語彙力高めでしたね。」と会場の笑いを誘った。続いて監督の耶雲は「皆様今日はあいにくの天気でしたが、この映画と舞台挨拶を通して、皆さんの心が晴れ渡るように今日は頑張っていきますので、お願いします。」とさらに“豊富な!? ”語彙力を使い対抗するように挨拶。普段からの仲の良さがにじみ出る 2 人だったが、会場に監督の名前パネルを見つけ、関西ならではの熱い空気感を受け取っていた。


kaodake-bu-240-11.jpg「青髪ビジュの奏人先輩にドキドキしっぱなし!」「好きなものを好きって言えるってかっこいい!」など映画の反響について宮世は、「嬉しいですよね。素直に。僕も、こんなモテる学生生活が良かったです。」と呟き、実際モテなかったんですか?と問われると、「いや、まあまあまあ・・・ある程度はモテましたけど。」と少し照れながら答えた。劇中で挑戦した青髪について、「自分ではわからなかったんですけど、周りからすごく似合ってるよ!って言ってもらって、自己肯定感を高めていました。」と明かした。


本作に対する特に印象的な感想・口コミについて、監督は「届いてます!僕も宮世くんもエゴサするんですけど、原作ファンの方が見に行って、『さらにこの顔好きが好きになりました』とか『漫画のコマとコマのアクションが、上手く具現化されていた』など嬉しい感想が並んでいて、原作ファンに届いたっていうのが嬉しいですね。」と答えた。そこから、XやInstagramの推し活の話になると、宮世が「僕が投稿すると、2秒後くらいに1!とか2!とかコメントされるのがわからなくて・・・そのオタクの方の気持ちがまだ共感できないんです。」と日頃の疑問を明かした。それに対し、監督が「それは一番に来ました!ってことを知ってほしいんだよ。」と答えると「なるほど!今共感できました。」と納得した様子に。


kaodake-bu-240-2.jpg推し活の楽しさや、好きな人に好きと伝える楽しさなど、ポジティブなパワーをもらえる作品で2時間ずっとパワーをもらえて幸せでしたという声には、監督は「今回原作を読んで、才南ちゃんのパワーの源が“人を応援する”っていうことで、そうすることで自分の中にもまたパワーが湧いてくると思ったので、しゃべり続けるキャラクターにしました。」そして会場にいる宮世のファンを見ながら「推しを応援するパワーがそれこそ宮世くんに届いてパワーになっていますよね、推し活っていいことだらけだと思います。」と言い、宮世も「僕もイベントに行ったときとか、歓声を浴びることで、元気をもらってるんです。そのときのキャーと歓声をもらっている動画も見返したりして。皆さんの声援や応援が元気の源になっています。」と明かした。


写真が趣味の宮世に対して SNS でバズる写真を撮るとしたら大阪で何を撮影したいかと聞かれると、「クイズ形式で撮りたいです。例えば太陽の塔の一部分だけ撮って、大阪のここはどこでしょうってSNSにあげる。」とファン参加型の回答を披露。意外な答えに会場ではざわめきが起こった。


さらに、今回の舞台挨拶では特別に、映画の主題歌「Almond chocolateの歌詞にちなみ【私だけが知っている、「#映画顔好き」の○○だけじゃない魅力】を PR するために、映画公式 SNS にて一般の方に事前に質問が募集されており、その質問に対して宮世と監督が答えることに!


kaodake-bu-240-12.jpgまず、「奏人先輩のバックハグや、心の声を漏らす多くの沼シーンでこだわったキュンポイントはありますか?」という質問に対して、宮世は「ほかの女の子に見せない、才南だけへの笑顔などの表情がポイントです」とコメント。監督も「才南にだけ向ける笑顔の部分は、とても良かったよね。ギャップを大事にしていて、才南にだけ見せる笑顔や、弱い表情だったり、拗ねてる感じとかキュンとしたし、才南の言葉に奏人が揺れる顔とか、細かい表情が、僕的にはキュンとしました。」と話した。


最後に監督は「この映画は、“推し!”“推す!こと”、“堂々と好きなことを好きだということ”が、エネルギーになり、ポジティブなパワーになるからやっていきましょうっていう思いで作りました。さっき宮世くんが言ったように、歓声があるだけで、応援してもらうだけですごく元気になると同時に、応援する側も同じだけエネルギーをもらっているんだなと感じていて。だから、映画の中でも応援している、推すことで才南も元気になっていく。推しを推すことでいいことしかない!ということを伝えたかったので、この映画を見ていいな。好きだな。と思ってもらえたら、ぜひその気持ちを堂々と大きな声で広げていただければなと思います。」と挨拶した。


宮世は「この映画は、好きということを全力で伝えることは、かっこいいことなんだと教えてくれる作品です。前半はラブコメで、後半には才南や奏人の心がだんだんと開いてきて・・・ヒューマンドラマになっていく、2種類の味が楽しめると思います。観たりないよ!という方は、ぜひもう一度映画館で見てほしいです。また、素敵だなと思っていただけた方は、周りにお勧めしていただけたらなと思います。ありがとうございました。」と挨拶をし、会場があたたかい拍手に包まれる中、舞台挨拶は幕を閉じた
 


【ストーリー】

私が、推しの“中の人”(SNS運営)に!? 整った顔をこよなく愛するオタク女子・才南(さな)(久間田琳加)の推しは、 学校一顔が良い青髪男子・奏人(かなと)先輩(宮世琉弥)。 ついに校内で推しとの遭遇を果たすが、授業をサボりすぎて退学寸前の先輩から思わぬ依頼が……! 「アカウントの“中の人”(運営)になってくれない?」 学校公式アカのフォロワー10万人達成を条件に、先輩の退学が撤回されると知り、 自分が“中の人”だとバレないよう、この極秘ミッションに挑む才南だったが……。 先輩から、ハグやキス未遂……予想外の行動が!?!? さらに、顔だけじゃない“こじらせかわいい”先輩の素顔を知り、想いを募らせていく。 そんな中、クラスメイトの土井垣(どいがき)(中島颯太)が、ふたりの関係に気づいてしまい……!?

 

出演:宮世琉弥 久間田琳加 中島颯太(FANTASTICS) 米倉れいあ
監督:耶雲哉治 脚本:三浦希紗
原作:「顔だけじゃ好きになりません」安斎かりん(白泉社「花とゆめ」連載)
音楽:遠藤浩二 主題歌:「Almond Chocolate」ILLIT(Polydor Records)
製作:『顔だけじゃ好きになりません』製作委員会 制作
プロダクション:アスミック・エース ROBOT
配給:アスミック・エース
Ⓒ2025『顔だけじゃ好きになりません』製作委員会
●公式サイト:https://kaosuki.asmik-ace.co.jp
●公式X・公式Instagram・公式TikTok:@kaosuki_movie

絶賛公開中!


(オフィシャル・レポートより)

 

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数々の話題作を世に送り出し、国内外で高い評価を得ている柚木麻子の小説『早稲女、女、男』が映画化され、昨日より『早乙女カナコの場合は』として全国公開されている

主人公・早乙女カナコ役を橋本愛、長津田役を中川大志が演じる。そして監督には『三月のライオン』『ストロベリーショートケイクス』などで知られる矢崎仁司。その他に山田杏奈臼田あさ美中村蒼根矢涼香久保田紗友平井亜門吉岡睦雄草野康太、のんといった若手から実力派まで幅広い俳優陣らが出演する。

本日3月15日(土)に主演の橋本愛、中川大志、山田杏奈、臼田あさ美、矢崎仁司監督が登壇する『早乙女カナコの場合は』公開記念舞台挨拶を行った。


■日時:3月15日(土)  

■会場:新宿ピカデリー スクリーン1(新宿区新宿3ー15−15)

■登壇者(敬称略) 橋本愛、中川大志、山田杏奈、臼田あさ美、矢崎仁司監督(計5名)


<以下、レポート全文>

映画上映後、ステージにキャスト、監督が登壇すると満席の会場からは大きな拍手が。そんな観客に向かって橋本が「映画どうでしたか?」と尋ねると、会場からは大きな拍手が。その様子に笑顔を見せた橋本は「ありがとうございます。最後まで楽しい時間を過ごしましょう」と呼びかけた。続く中川も「1年前に撮影を終えて。そこから1年たって、こうして多くのお客さまの顔を見る時間がしあわせで、パワーをもらえる時間なので。とてもうれしく思います。今日も皆さんからたくさんパワーをいただけたらと思います」と続けた。


前日は、第 48 回日本アカデミー賞の授賞式が行われ、山田は新人俳優賞と優秀助演女優賞を受賞したばかり。そのことについて水を向けられた山田は「あのきらびやかな場所で緊張しましたけど、やはり映画に出るのっていいなということをすごく感じた一日で。とてもしあわせでした」と感慨深い様子で語ると、会場からは祝福の拍手が送られた。


kanako-bu3.15-橋本愛様.jpgそんな山田との共演について橋本も「ずっと山田杏奈さんのファンだったので、一緒に共演できてうれしかった。だからわたしが山田杏奈さん自身をかわいいと思う気持ちと、カナコが麻衣子に対して思う気持ちと重なるような気がしました。ただ難しかったのは、お互いに同じ相手を好きな2人なんですけど、お互いがお互いをエンパワーメントしあう関係なので。わたしが演じるカナコは、麻衣子にとってちゃんと魅力的な人に見えているのだろうか、という不安があって。麻衣子からどう見られているんだろうかということを考えながら演じていました」と語った。


一方の臼田は、「亜依子という役はいつも準備をしていて。未来をちゃんと思い描いて着実に一歩ずつ歩いていく人なんだろうと思って現場に入ったんですけど、現場に入ったらカナコの力がすごすぎて。わたしが思ったよりもちゃんと立てず、足元がグラグラするような気持ちにさせられて、少しその気持ちに触れたような感じがしました」と橋本との共演を振り返ると、「はじめての共演だったので緊張していました。でも(橋本)愛ちゃんがすごくチャーミングな人だというのが現場でも垣間見えて安心しました」と笑顔。その言葉に「こちらこそです」と返した橋本も「わたしにとって昔からあこがれの人だったので、実際にお会いできてうれしかったですし、ご本人が親近感があるというか。日常を生きている感じがして。わたしも最初は緊張していたんですけど、その雰囲気のおかげでほぐれることができた。役柄同士の関係性で現場でもいられたかなと思います」と続けた。


kanako-bu3.15-中川大志様.jpg3月といえば卒業シーズン。そして4月になれば新生活をはじめる人も多いということで、この日のイベントでは「新しくチャレンジしようと思っていること」について登壇者がそれぞれにフリップで回答するというコーナーも。それに対してまずは「けんちん汁」と回答した「けんちん汁」と回答した中川は、総ツッコミを受け、「最近、自分が通っているジムの食堂で食べたけんちん汁が本当においしくて。おみそ汁や豚汁はつくったことがあるんですが、けんちん汁はつくったことがないので。これから研究をして、あれを越えるけんちん汁づくりにチャレンジしたいと思います」と決意のコメント。


続く山田の答えは「日記」。その理由として「わたしは何度もトライしようとして日記を書き始めるんですけど、毎年これくらいの時期に途中で断念してしまう。途中で書いているうちにちょっと恥ずかしくなってきちゃって。客観的に見て、これが遺(のこ)るのかと思ってしまうんです」と明かした山田に、橋本も「確かに。遺品みたいにね」とたたみかけて会場は大笑い。さらに中川が「もう遺品の話をするんですか」と会場を沸かせた。


kanako-bu3.15-臼田あさ美様.jpgさらに臼田は「百名山」と回答。「山にたまに登るんですが、ハイキングと登山の間くらいの感じでやっているんですが、百名山は筑波山だけは頑張って登りました。ちょうどいい疲労感と、山頂ではすばらしい景色が見ることができたので、ここからチャレンジしていきたいなと思っています。わたしは体力はないんですけど、それでも景色と自然に囲まれて気持ち良く登れるんでオススメです」とその理由について語った。


そして最後に「もともと踊りが好きなんです」と語る橋本が「ヒップホップダンス」と回答。「コンテンポラリーという分野はやっていたんですけど、今はヒップホップと日本舞踊と、いろんな踊りをはじめていて。楽しんでいます。わたしは基礎練が大好きなので、ずっとリズムトレーニングをやりながらやってます」と明かした。


kanako-bu3.15-山田杏奈様.jpgそしてイベントも終盤。最後のコメントを求められた山田は「カナコたちの人生を通して、自分自身はどうやって生きていこうかなと顧みられるような映画で、すごくハートフルな作品になっているなと思いました。すてきだなと思ったらぜひまわりの方にも広めていただけたら」とあいさつ。臼田も「わたしもこの映画を観たときに、誰のことも嫌いになれなくて。みんなダメなところがあって、でもたまらなく魅力的なところもあって。『全員抱き締めてやりてーぞ!』という気持ちになったんですが、そういう風に皆さんもこの映画を愛してくれたらうれしいです」と語った。


中川が「この作品の脚本をいただいて、どんな風に演じられるかなと現場でも考えていたんですが、観てくださるお客さまにとって、生きている世界と、映画の世界とが地続きであってほしいなと思いました。完成した作品を観て、映画の中に特別な時間が流れているなと感じました。皆さんも日々めまぐるしく、追われることもあると思うけど、映画館という場所は誰にも邪魔されずに、2時間座れますので。また疲れた時にでも、ゆっくり観てもらって。忘れないでいただけたら」とあいさつ。
 

kanako-bu3.15-矢崎仁司監督.jpgさらに橋本が「劇場を見渡してみても、いろんな年代の方に観ていただいているなと感じました」と切り出すと、「臼田さんもおっしゃっていた通り、自分では欠点だな、人間的に未熟だな、ダメだなと思っているところも、それ自体が美しかったり、いとおしかったりと描いてくれている映画ってわたしも好きで。駄目なところも、未熟なところも、みんな抱き締めてあげられるような映画になればと思います。SNSも映画サイトも全部見てるので。辛口でもいいから投稿してください」とメッセージ。


そして最後に、矢崎監督が「ラストシーンを未完のように思う人もいるかもしれませんが、ラストシーンの続きは皆さんにバトンタッチをしたいと思います。ここにいる新しくできた友だちを、まわりの人に紹介するような形で、この映画を薦めていただけたら、元気がなくなった時にはこの人たちに会いに来たいなと思えるような、そんな映画にしたつもりです」と語ると、最後に「ありがとね」と会場に呼びかけた。


【あらすじ】

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大学進学と同時に友達と二人暮らしを始めた早乙女カナコ。入学式で演劇サークル「チャリングクロス」で脚本家を目指す長津田と出会い、そのまま付き合うことに。

就職活動を終え、念願の大手出版社に就職が決まる。長津田とも3年の付き合いになるが、このところ口げんかが絶えない。⻑津田は、口ばかりで脚本を最後まで書かず、卒業もする気はなさそう。サークルに入ってきた女子大の1年生・麻衣子と浮気疑惑さえある。そんなとき、カナコは内定先の先輩・吉沢から告白される。

編集者になる夢を追うカナコは、長津田の生き方とだんだんとすれ違っていく。大学入学から10年―それぞれが抱える葛藤、迷い、そして二人の恋の行方は―


・出演:橋本愛 中川大志 山田杏奈 根矢涼香 久保田紗友 平井亜門 /吉岡睦雄 草野康太/ のん 臼田あさ美 中村蒼
・監督:矢崎仁司
・原作:柚木麻子『早稲女、女、男』(祥伝社文庫刊)
・脚本:朝西真砂 知 愛 音楽:田中拓人 
・主題歌:中嶋イッキュウ「Our last step」(SHIRAFUJI RECORDS)
・製作:石井紹良 髙橋紀行 宮西克典  
・プロデュース:中村優子 金 山 企画・プロデューサー:登山里紗 プロデューサー:古賀奏一郎
・撮影:石井勲 照明:大坂章夫 音響:弥栄裕樹 美術:高草聡太 装飾:杉崎匠平
・配給: 日活/KDDI 制作:SS工房 企画協力:祥伝社 
・2024/日本/DCP/2:1/5.1ch/119min 映倫区分:G
・(C)2015 柚木麻子/祥伝社 (C)2025「早乙女カナコの場合は」製作委員会
公式サイト:saotomekanako-movie.com 
・公式SNS(X、Instagram)@wands_movie #早乙女カナコの場合は

2025年3月14日(金)~新宿ピカデリー、大阪ステーションシティシネマ、なんばパークスシネマ、MOVIX京都、kino cinema 神戸国際 ほか全国公開


(オフィシャル・レポートより) 

 

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【日 程】 2025年3月8日(土)
【場 所】 テアトル梅田
【登壇者】 杉 良太郎 (敬称略)



「人は苦しくとも、なぜ⽣きるのか」

親鸞聖人が苦悩のすえ辿りついた、「人⽣の⽬的」とは――

 

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鎌倉六大仏教のひとつ、浄土真宗の開祖・親鸞聖人の若き日々を描いたアニメ映画『親鸞 人生の目的』が全国で順次公開されている。親鸞は、平安末期から鎌倉時代にかけて、相次ぐ戦乱や天災、疫病に飢饉と不穏な時代に苦しむ民を救おうと、誰でも解りやすく受け入れやすい方法で仏の教えを説く新たな仏教宗派を興した。9歳で仏門に入りストイックなまでの修行を経てもなお煩悩に苛まれる若き日々…人生とは、生きる目的とは――時代に翻弄されながらも法然聖人や玉日姫など多くの人々との出会いを通じて仏教の真の道を切り拓いていく。


「善人なおもって往生を遂ぐ いわんや悪人をや」――親鸞聖人の人間味溢れる教えや生き方は時代を経ても知識人や文豪などの関心を集めている。本作は、彼の若かりし頃の苦悩や葛藤に焦点を当て、現代にも通じるテーマを描いた感動作である。


本作で晩年の親鸞聖人役としてナレーションを務めた杉良太郎(80歳)が、公開を記念したテアトル梅田での舞台挨拶に登壇した。映画の舞台挨拶は25歳の時に主演した『花の特攻隊 ああ戦友よ』(1970年)以来、実に55年ぶりになるという。杉良太郎といえば、TVドラマ『遠山の金さん』や『大江戸捜査網』などの時代劇で絶大な人気を博し、さらに難波の新歌舞伎座においては36年間で50回の座長公演を務めたという驚異的な記録を持つ大スターである。


sinran-bu-240-1.jpg舞台デビューは京都南座での『水戸黄門』だったそうだが、大阪への思い入れも強く、初めての座長公演でチケット販売に苦労していた時に親切にしてくれた恩人がいたという。東洋紙業の朝日多光氏である。「余ってる切符あったら全部持ってきて~!」、「はい、全部余ってるんですけど…(笑)」と気前よく買ってくれた上に、「また持って来てな~」と言って励ましてくれたという。「本当に仏様みたいなお方でしたわ」と懐かしそうに振り返る。


今回の吹替出演については、アニメ自体あまり観たことがなく、監督にも「一切口を出さないのでしっかり作って!」と伝え、絵を見ずに声を入れたので、場面を想像しながら録音したという。体を張って表現してきた杉良太郎にとって、ちょっと頼りなかったようだ。


親鸞聖人との相違点については、「人間はそう簡単に煩悩は捨てられへん。ダメと言われれば返ってそっちの方へ行ってしまう。でも、ええやん、それで!なんで悩んでんのか分からへん。畏れ多いことやけど、今やったら私が教えてあげたのにね(笑)」。そして、「生きてる間にひとつでも幸せを重ねることは大事なこと。死んだ後のことなんか考えんでいい!今を精一杯生きることが大切やと思います」。


sinran-bu-240-2.JPG一方、共通点については、「親鸞聖人がどうしたら“後生の一大事”を悟れるのかと木に頭をぶつけるシーンがありますけど、僕も若い頃どうしたら芝居が上手くなれるのかと壁に頭をぶつけて血だらけになったことがあります」と意外なエピソードを披露。青年期は誰しももがき苦しみながら思い悩むものなのかもしれない。


杉良太郎は60歳という若さで引退した後は慈善活動を精力的に行っている。特に、ベトナムでの学校建設ではただ学校を建てるだけでなく、子供たちが安心して学べるよう通学環境や生活環境を整えるために先ずインフラ整備から始めたという。こうした活動は一過性のものではなく長年にわたって継続されており、今月もベトナムへ行く予定だとか。国内の自然災害でも積極的にボランティア活動を行っている。いずれも被災者の心に寄り添う細かな配慮が為されており、これも長年座長として培われた杉良太郎のプロデュース力の賜物かもしれない。


「今でも筋トレに励んでます。裸になったら“えっ!”って皆さんびっくりするような逆三角形なんですよ(笑)」。確かに当日もダブルのスーツをビシッと着こなすカッコ良さは80歳という年齢を感じさせない。「健康には気を付けてます。自分の寿命は150歳と決めますんで…(笑)。皆さんも健康に気を付けてお元気でお過ごしくださいね。」と満場の杉良太郎ファンにエールを送った。
 


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【ストーリー】

平安末期、両親を亡くした親鸞は「やがて死ぬのになぜ⽣きるのか」の答えを求めて9歳で比叡山の僧となる。厳しい修行を重ねてもなお煩悩を払拭できないことに絶望し山を下りた親鸞は、人⽣の師・法然上人(浄土宗の開祖)との邂逅でさらなる仏の道を見出していく。さらに、九条関白の娘・玉日姫との出会いにより、惹かれ合う想いに抗うことなく魂の結び付きを深めていくが、時代は彼らにまだ寛容ではなかった…。

 

キャスト: 杉 良太郎、櫻井孝宏、中 博史
原作:『人⽣の⽬的』高森顕徹著(1万年堂出版)、 『歎異抄をひらく』高森顕徹著(1万年堂出版)
監督:青山 弘
脚本:塩味鷹虎 青山 弘
音楽:篠田大介
アニメーションプロデューサー:千葉博己 下村敬治
アニメーション制作:オーロックス  
制作:パラダイス・カフェ
配給:「親鸞 人⽣の⽬的」実行委員会 / 配給協力:AGentfilms 
©️「親鸞 人⽣の⽬的」映画製作委員会 2025
公式サイト: https://shinran-life-movie.jp/

2025年2月28日(金)~シネマート新宿、3月7日(金)~テアトル梅田、イオンシネマ茨木、ユナイテッド・シネマ岸和田、MOVIX京都、イオンシネマ京都桂川、シネ・リーブル神戸、ユナイテッド・シネマ大津、イオンシネマ和歌山 ほか全国順次公開


(河田 真喜子)


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「日本統一」シリーズや『ベイビーわるきゅーれ』『静かなるドン』の製作・配給を行うライツキューブが、『みーんな、宇宙人。』や『悪魔がはらわたでいけにえで私』など、国内のみならず世界で今注目の宇賀那健一監督による新作映画『ザ・ゲスイドウズ』テアトル新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開中。


主人公・ハナコを演じるのは、本作で確かな演技力と魅力をスクリーンで爆発させた夏子。バンドメンバー、ギターは多国籍バンドALIのヴォーカルを務める今村怜央。ベースは、ゴールデンボンバーの喜矢武豊。ドラムは、アメリカで映画監督としても活躍するRocko Zevenbergenと、リアルで豪華なミュージシャンらとのコラボレーションで結成されている。監督・脚本を務めたのは、国内外で数々の賞を受賞し、今最も注目を集める日本人監督・宇賀那健一


この度、3月1日(土)に主演の夏子今村 怜央(ALI)、喜矢武 豊(ゴールデンボンバー)、Rocko Zevenbergen遠藤 雄弥、監督の宇賀那 健一が登壇する『ザ・ゲスイドウズ』公開記念舞台挨拶を行った。


■日時:3月1日(土)  

■会場:ヒューマントラストシネマ渋谷 シアター1(東京都渋谷区渋谷1-23-16)

■登壇者(敬称略):夏子、今村怜央、喜矢武 豊、RockoZevenbergen、遠藤雄弥、宇賀那健一監督(計6名)


<以下、レポート全文>

映画上映後、大勢の観客が集まる会場内にやってきた夏子は思わず笑顔となり、「本日は映画館までお越しくださいましてありがとうございます」とあいさつ。


gesuidouz-bu3.1-夏子様.JPG過去のロックレジェンドが27歳で命を散らしていることから、自分も「27歳で死ぬ」という“The 27Club”に取りつかれているハナコを演じた夏子は、「27歳を目前として焦ってるハナコが、バンドメンバー、劇中の登場人物との出会って、解放されて音楽に向き合っていく様を観ていただきましたけど、わたし自身も劇中のセリフや、歌詞のひとことひとことに自分自身が救われて。ハナコと一緒に夏子も成長させていただいた、そんな役でした」と述懐。その言葉を聞いた宇賀那監督も「夏子さんの演じたハナコはある種、カリスマ性のあるボーカリストですが、普段音楽をやっているわけではないから重責があったと思います。でもこの映画が海外の映画祭などで上映した時に面白いと言っていただけるのは夏子さんのおかげ。なかなか脚本だけで分かるような作品ではないんですが、いい意味でみんな何も聞かずにジャムりながらはじめたものなので。それは夏子さんを筆頭にキャストの皆さんのおかげだと思うし、僕もこの作品に支えられているかなと思います」と返した。


gesuidouz-bu3.1-今村 怜央様.jpg宇賀那監督とは20年近い付き合いだという今村は、「宇賀ちゃんとは音楽でうまくいく前からの付き合いだけど、この年になって喜矢武さんとは親友だねという感じになれた。撮影が終わったあと、渋谷の駅から家まで歩いて帰ったこともあったし。僕は普段バンドでボーカルをやっているんですけど、一歩引いてひとりのリーダー(ハナコ)を圧倒的に信じる、好きになる。男女を超えた崇拝に近い気持ちを撮影のタイミングで知ることができた。バンドに対してはうまくできなくて、メンバーが去っていったこともあって、映画以上に奇妙な関係を続けているんですが、でも僕はここで人を信じる気持ちを感じることができた」と感慨深い様子で語った。


gesuidouz-bu3.1-喜矢武 豊様.JPG一方の喜矢武は「僕はセリフがない分、楽しかったというか。ほぼ顔芸をしていましたから。(本作が出品されたトロント国際映画祭では)僕が出るたびにカナダ人が笑うんですよ。何にもしていなくて、ただ映っていただけで、なぜかばかウケでした」と述懐。宇賀那監督も「めちゃくちゃおもしろかったですね。撮影本番の前に段取り、テストとやるんですが、毎回違ったことをしてくる。まわりも何をしてくるのか分からない感じなので、ジャムってる感じで。それが良かった」と振り返るも、一方の夏子はそんな喜矢武の芝居がツボに入ることも多かったようで、「視界に入れないようにしてました」と笑いながら振り返った。


gesuidouz-bu3.1-Rocko Zevenbergen様.JPG本作ではドラマーとして参加しているRockoだが、本作の撮影中は「楽しかった。毎日ラーメンを食べてた」そうで、「宇賀那さんとは3年前にニューヨークでトロマ・エンターテインメントの仕事をしていた時に会って、それ以来の付き合い。監督の映画に出させてもらえて、貴重な機会でしたし、それをきっかけに日本でも自分の映画を公開することができた」と笑顔で報告。ちなみにその映画はシネマート新宿で現在上映中の『アイニージューデッド!』ということで、今村たちも「みんなで観に行こう!」と舞台上で誓い合っていた。


またマネジャー役の遠藤だが、喜矢武からは「いちばんNGを出してましたよ」と暴露され、会場は大笑い。遠藤も「後半に撮影したんですが、けっこうなセリフ量だったから」と笑顔で弁解をするも、宇賀那監督が「劇中ではしゃべるカセットテープが出てきますが、実はあれはパペットで。指で動かすんですけど、遠藤さんに動かしてもらっていたんです。自分で(カセットを)手で動かした後に、自分でセリフを返したりして。僕はモニターを見ながら何をやってるんだろうと思っていました」とちゃかしてみせると、遠藤も「監督がやれと言ったんじゃないですか」と笑いながら返した。


gesuidouz-bu3.1-遠藤 雄弥様.JPGそんなキャスト陣を見ていて「何本か映画を撮らせてもらったけど、特別な作品。このメンバーと一緒につくれたんだなと思って。そういう作品が初日を迎えるのは感慨深いですね」としみじみ語った宇賀那監督。キャスト陣は非常に仲が良く、和気あいあいとした雰囲気だが、「最初はカオスでしたね。誰とも仲良くなれないと思っていた。最初は宇賀ちゃんとRockoと俺だけで。何かしゃべりたいけど、何をしゃべったらいいか分からない感じだった」と振り返った喜矢武。さらに「そこに夏子が入ってきたんですけど、僕的には(怖い)オーラをかもし出しているなと思ったんですよ」と付け加えると、「わたしも怖かったです」と返した夏子。さらに喜矢武が「ふたりとも目つきが悪いんで第一印象が良くないでしょ。エアバンド風情がこんなところに来やがってと思われたのかなと。怜央は怜央で遅れてきたのに『うぃッス』みたいな感じで入ってきて、またやべぇヤツが来たなと。自分が一番まともだと思ってました」と語るとドッと沸いた会場内。そしてあらためてRockoに「メンバーの印象は?」と聞いてみると、「とても怖い」とたたみかけて、会場は笑いに包まれた。


そんな夏子だがやはり本作に向き合うにあたってやはり緊張があったようだ。「夏子が俺と怜央に『助けてください』というんですけど、俺もミュージシャンじゃないし」と喜矢武がぶちまけると会場は大爆笑。そんな喜矢武の言葉に今村も、「僕は毎回ミュージシャンとして接しているんですが、なのにずっと『僕はミュージシャンじゃない』と言い続けるんです。それは謙遜なのかどうなのか分からなくて。Googleで調べたりもしたんですけど、これはそろそろミュージシャン扱いをするのはやめようかと思った」と返して会場を沸かせたが、そんな中、喜矢武が「ライブシーンでの夏子のオーラはすごいから。ハートがミュージシャンのようだった」としみじみ語った。


gesuidouz-bu3.1-宇賀那 健一監督.JPG劇中の音楽はKYONOが担当。歌詞は宇賀那監督自身が担当している。「そもそも自分で曲をつくったことがないので、どう頼んだらいいのか分からなくて。蒲田の立ち飲み屋でKYONOさんと何回か飲んで、それでいけると思って曲をつくり出したんですが、歌詞を書いたことがないんで恥ずかしかったんです。でも僕が歌詞を書かないと夏子が練習できないので、それがプレッシャーでした。ちょうど名古屋の(映画館)シネマスコーレに行くことがあったので、新幹線の中でつくりました。悩んだというよりは、恥ずかしかったという方が大きかった」と語ると、今村も「めちゃくちゃピュアで良かった」と称賛。さらに宇賀那監督が「映画を観て良かったといってもらえるのもうれしかったけど、歌詞が良かったよと言ってもらえるのもうれしかった」と付け加えた。


そんな舞台挨拶も終盤。最後のメッセージを求められた夏子が「感想を広げてもらえたらうれしいです」と呼びかけると、宇賀那監督も「血ヘドを吐きながら、この作品が残ると信じて、素晴らしいメンバーと作った映画です。大好きなメンバーたちなんで、このままで終わらせたくなくて。仕上げも編集も、どんなスピーカーから出そうかというところも緻密に、映画館で観てもらうためにいろいろと設計してつくりました。もっとたくさんの劇場で上映してもらいたいので、夏子さんが言った通り、面白いでもつまらないでもいいので、感想をまわりの人に伝えてもらえれば」と呼びかけた。


【STORY】

売れないバンド、“ザ・ゲスイドウズ”の4人。

マネージャーから「田舎へ移住して曲を作れ」と最後のチャンスを与えられた4人は、不器用ながらも村人たちと協力し合い生活していく。ザ・ゲスイドウズは、バンドの未来を変える曲を作ることができるのか!?
 

【作品情報】

出演:夏子 今村怜央 喜矢武 豊 Rocko Zevenbergen
水沢林太郎 伊澤彩織 天野眞由美 KYONO Lloyd Kaufman
一ノ瀬 竜 神戸誠治 豊満 亮 中野 歩 かんた 小野塚渉悟 小林宏樹 松原怜香 横須賀一巧 Joseph Kahn
マキタスポーツ / 斎藤 工
遠藤雄弥
監督・脚本:宇賀那健一
楽曲プロデュース:KYONO 音楽:今村怜央
製作:人見剛史 砂﨑基 山口隆実 エグゼクティブプロデューサー:鈴木祐介 プロデューサー:角田陸 ラインプロデューサー:工藤渉
撮影:古屋幸一 照明:加藤大輝 録音:岩﨑敢志 美術:松塚隆史 スタイリスト:中村もやし ヘアメイク:くつみ綾音 助監督:可児正光
特殊メイク・特殊造型:千葉美生、遠藤斗貴彦 編集:小美野昌史 VFX:松野友喜人 キャスティング:渡辺有美 スチール:柴崎まどか
「ザ・ゲスイドウズ」製作委員会(ライツキューブ/METEORA/Vandalism) 制作プロダクション:Vandalism
配給:ライツキューブ 宣伝:FINOR‎
Ⓒ2024「ザ・ゲスイドウズ」製作委員会

公式HP:https://thegesuidouz.com
公式X:https://x.com/the_gesuidouz
公式Instagram:https://www.instagram.com/the_gesuidouz
公式TikTok: https://www.tiktok.com/@the_gesuidouz

絶賛公開中!


(オフィシャル・レポートより)

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kanako-pos.jpg数々の話題作を世に送り出し、国内外で高い評価を得ている柚木麻子の小説『早稲女、女、男』が映画化され、2025年3月14日(金)『早乙女カナコの場合は』として全国公開されます

主人公・早乙女カナコ役を橋本愛、長津田役を中川大志が演じる。そして監督には『三月のライオン』『ストロベリーショートケイクス』などで知られる矢崎仁司。その他に山田杏奈臼田あさ美中村蒼根矢涼香久保田紗友平井亜門吉岡睦雄草野康太、のんといった若手から実力派まで幅広い俳優陣らが出演。

この度、2月25日(火)に主演の橋本愛、中川大志、臼田あさ美、中村蒼が登壇する『早乙女カナコの場合は』完成披露上映会を行われました。

 


■日時:2月25日(火)  

■会場:新宿ピカデリー スクリーン1(新宿区新宿3丁目15−15)

■登壇者(敬称略):橋本愛、中川大志、臼田あさ美、中村蒼(計4名)



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大勢の観客が集まった会場に橋本が登場すると会場は大歓声。橋本の金髪姿に会場からも思わず「かわいい!」という声も飛び交った。


kanako-bu2.25-hashimoto.JPG劇中でつかず離れずの関係を続けるカナコと長津田を演じた橋本と中川だが、本作が初共演となる。まず橋本が「中川さんとは今回初めての共演だったんですけど、本読みの時にセリフ合わせをしたんですが、その時にどこか作品に対しての準備の仕方が似ている気がするなと直感的に思って。現場でお話しても共有できることがすごくありました。だから自分にとっては同志のような感覚で現場にいることができて心強かった」と語ると、中川も「橋本さんと共演させていただけることはすごくうれしかったですし、いつかお芝居ができたらなと思う役者さんのひとりでした。この作品って言語化しづらい感情や空気感を表現していかなければいけない場面も多々あるんですけど、そういった感情が共有できるような。そんな安心感を持ちながらお芝居をさせていただきました」と続けた。
 

kanako-bu2.25-nakagawa.JPGさらにカナコの会社の上司、亜依子役の臼田は、「わたしも橋本さんの作品はたくさん拝見していて。俳優としてもリスペクトの気持ちがあったので、現場をご一緒するのは楽しみでしたし、共演してみてより作品に対する思いと、演技をする姿勢などを見て、ご一緒できて良かったです」としみじみ。さらに橋本とは3度目の共演だという中村は「僕は他の皆さんよりはより知ってるんですけど、最初にご一緒したのは橋本さんが10代の時。まだ人見知りで、オープンな感じではなくて。少しずつ距離を縮めていくような間柄だったんですけど、今日久しぶりに会ったら金髪になっていたので。突き抜けたなと思います」と笑いながら語った。


個性的なキャラクターが多数登場する本作だが、「共感するところは?」という質問に橋本は、「わたしは他人からどう見られているのかを常に気にしていました。今は落ちついて、それも自分を客観視するために必要な目線だと考えていますけど、やはりどうしてもこう見られたいという自分の欲求とか、こう見られているんじゃないかという恐怖におびえていたりという時期がすごく長かったので。カナコを見て懐かしいなという部分もすごくありました」と返答。そしてあらためて「自分にすごく近いです。ちょっとデフォルメしているわたしです」とキッパリと語った。

 

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本作はカナコと長津田のおよそ10年におよぶ軌跡を描いた作品となる、ということを踏まえて「10年前と変わったことは?」という質問も。それにはまず中川が「10年前というと16歳ですが、むちゃくちゃ生意気だったと思います。当時は年上の世代の方と仕事をすることが多かったんですが、よくかわいがってくれたなと思います」と冗談めかすと、臼田も「わたし自身は変わっていないけど、身体が絶好調な日がなくなった。あとは物価が高くなりましたね」と笑いながらコメント。それに続けて中村も「僕は食ですかね。10年前は23歳で何でも食べられましたけど、今は油が無理で。胃もたれするようになってきた」と笑いながら付け加えた。

 

一方、「19歳でしたけど、同じところが見つからないくらい大変身しました」という橋本は、「ここ5、6年はアウトドアになって、外に出て自然で遊ぶようになりました。昔は本を読んで、映画を見てという感じで楽しんでいましたけど、今はわりとアクティブになって。多趣味になりましたね」とコメント。さらに「過去の自分に言いたいことは?」と水を向けられると、「でもやっぱり頑張っているねと拳を突き合わせたいというか。やはり自分の過去は抱きしめてあげたいような存在なので、抱きしめたいです」と誇らしげに語った。

 

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そんなイベントも終盤、最後のコメントを求められた中村が「この作品はそれぞれのキャラクターがそれぞれの立場に嫉妬したり、うらやましく思ったり、傷つけたりしながら成長していく物語だと思います。きっと皆さんそれぞれの立場で共感できるところがたくさんあると思います。ぜひ楽しんで観ていただけたら」と語ると、臼田も「この作品も3月に公開されますが、そのあとはすぐ4月で新学期や新年度がはじまる季節です。何か自分の中でもどかしい何かがある人は、この映画が一歩でも、半歩でも進むための勇気になればいいなと思います」とメッセージ。

 

さらに中川が「この映画は早乙女カナコという女性がフィーチャーされていますが、この映画の世界が皆さんの普段生きている世界と地続きであってほしいなと思いながら演じていました。決して映画だからスペシャルなことなのではなく、皆さんに寄り添えるような映画になったらいいなと思います」とコメントを寄せると、最後に橋本が「この映画はカナコも含めて自分らしく生きるって何だろう、この先どう生きるべきかという、それぞれの切実な悩みがリアルに描かれているなと思っていて。その自分らしさというのは、本当に長い時間をかけて自分と対話し続けて、やっとどうにか見つかるものだと思います。だからカナコもきっと何年もかかったんだと思うし、自分の人生の主導権を取り戻すという映画になったんじゃないかなと思います」と力強く呼びかけると、さらに「自分らしく生きることもそうだけど、何か自分がとらわれているものから解き放たれるというか、そういった人たちの生きざまを観てもらって。皆さんをエンパワーメントできるようになったらなと期待しているので。どうかそれがかなったらいいなと、祈るような気持ちです。最後まで楽しんでください。」とメッセージを送った。
 


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【あらすじ】

大学進学と同時に友達と二人暮らしを始めた早乙女カナコ。入学式で演劇サークル「チャリングクロス」で脚本家を目指す長津田と出会い、そのまま付き合うことに。

就職活動を終え、念願の大手出版社に就職が決まる。長津田とも3年の付き合いになるが、このところ口げんかが絶えない。⻑津田は、口ばかりで脚本を最後まで書かず、卒業もする気はなさそう。サークルに入ってきた女子大の1年生・麻衣子と浮気疑惑さえある。そんなとき、カナコは内定先の先輩・吉沢から告白される。

編集者になる夢を追うカナコは、長津田の生き方とだんだんとすれ違っていく。大学入学から10年―それぞれが抱える葛藤、迷い、そして二人の恋の行方は―


・出演:橋本愛 中川大志 山田杏奈 根矢涼香 久保田紗友 平井亜門 /吉岡睦雄 草野康太/ のん 臼田あさ美 中村蒼
・監督:矢崎仁司
・原作:柚木麻子『早稲女、女、男』(祥伝社文庫刊)
・脚本:朝西真砂 知 愛 音楽:田中拓人 
・主題歌:中嶋イッキュウ「Our last step」(SHIRAFUJI RECORDS)
・製作:石井紹良 髙橋紀行 宮西克典  
・プロデュース:中村優子 金 山 企画・プロデューサー:登山里紗 プロデューサー:古賀奏一郎
・撮影:石井勲 照明:大坂章夫 音響:弥栄裕樹 美術:高草聡太 装飾:杉崎匠平
・配給: 日活/KDDI 制作:SS工房 企画協力:祥伝社 
・2024/日本/DCP/2:1/5.1ch/119min 映倫区分:G
・(C)2015 柚木麻子/祥伝社 (C)2025「早乙女カナコの場合は」製作委員会
公式サイト:saotomekanako-movie.com 
・公式SNS(X、Instagram)@wands_movie #早乙女カナコの場合は

2025年3月14日(金)~新宿ピカデリー、大阪ステーションシティシネマ、なんばパークスシネマ、MOVIX京都、kino cinema 神戸国際 ほか全国公開


(オフィシャル・レポートより) 

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