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2025年8月アーカイブ



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予期せぬ出来事と出会う人生の幸福を陽気なユーモアと想像力で描く、

すべての登場人物が愛おしい、ちょっとおかしな人生讃歌!


umibemichi-pos.JPG映画『海辺へ行く道』の脚本・監督は、『ジャーマン+雨』『ウルトラミラクルラブストーリー』『俳優 亀岡拓次』『いとみち』 でその度ごとに話題を巻き起こして来た、横浜聡子。最新作は、知る人ぞ知る孤高の漫画家・三好銀の晩年の傑作「海辺へ行く道」シリーズをまさかの映画化。主演をつとめるは、約800人のオーディションを経て主演を射止めた15歳の俳優・ 原田琥之佑。麻生久美子、高良健吾、唐田えりか、剛力彩芽、菅原小春、諏訪敦彦、村上淳、宮藤官九郎、坂井真紀ら個性豊かな大人たちに加え、蒼井旬、中須翔真、山﨑七海、新津ちせなど、実力派の若手俳優たちが見事集結。 さらに、様々なシーンから熱烈な支持を受ける至高のラップトリオ Dos Monos のフロントマン荘子 it が、初の映画音楽を担当。


本作は、第 75回ベルリン国際映画祭ジェネレーション部門Kplus にて正式上映され、特別表彰を獲得した。また、現在開催中の日本最大級の芸術祭・瀬戸内国際芸術祭 2025に映画としては初参加。映画ながら、現代アート作品のひとつとして芸術祭に参加する稀有な作品となった。  

 


■日程:8月30日(土)15:35~

■場所:新宿ピカデリー スクリーン3 (新宿区新宿3-15-15)

■登壇者(敬称略):原田琥之佑、高良健吾、唐田えりか、菅原小春 蒼井旬、中須翔真、山﨑七海、新津ちせ、宮藤官九郎、坂井真紀、横浜聡子監督


漫画家・三好銀による原作漫画を実写映画化した『海辺へ行く道』がついに公開!初日翌日の8月30日には新宿 ピカデリーにて公開記念舞台挨拶が実施され、主演の原田琥之佑、共演の高良健吾、唐田えりか、菅原小春、蒼井旬、中須翔真、山﨑七海、新津ちせ、宮藤官九郎、坂井真紀、そして横浜聡子監督が参加した。


umibemichi-bu8.30-原田琥之佑さん.JPG満員御礼で迎えたこの日。主人公・南奏介を演じた原田は「2 月にベルリンで上映され、先月には小豆島で上映され、 そして昨日から全国公開を迎えました。本日は 11 名と凄い人数での登壇ですが、本日は宜しくお願いいたします!」としっかり挨拶。絵を描くラストシーンに触れて「奏介は考えて描くより、描きながら考えるタイプだと思ったので、僕も描きながら考えようと思って演じました。ただ横浜監督は僕の演出以上に猫を演出する事が多くて…。ラストシーンなのに猫に全部持っていかれたと思って悔しかった」と猫にジェラシーを感じたと笑わせた。


中須演じる立花が特殊能力でおじいさんの腰を曲げる場面も話題。これに中須は「考えて演じるというよりも、直感でこんな感じかな?と力んでいました」と回想。知り合いのおばあさんのために作ったマスクが騒動となり、高校を中退するテルオを演 じた蒼井は「テルオは色々な視点で見られるキャラだと思ったので、彼の二面性三面性をどう表現しようかと考えて演じました」 と演技プランを教えてくれた。


独自の嗅覚で各所を取材する新聞部・平井役の山﨑は「私は平井のように明るいタイプではないけれど、演じていく中で彼女の持つ正義感や様々なことに興味を持つ姿勢に共感しました」と回想。テルオの妹の加奈を演じた新津は「加奈は才能の赴くままに創作していく男子たちに怒る気持ちと何かに夢中になっている事への羨ましさもある。なので加奈がお菓子を食べ るシーンは、その両方の気持ちを持ちながらムシャムシャ食べる事を意識しました」と役作りを紹介した。


そんな子どもたちを瑞々しく演出した横浜監督は「子どもってよくわからないものなので、近づきすぎず適度な距離感を取ろうと思った。彼ら同士が自分たちの力で絆を育む姿が撮れればそれでOK」と自然な姿を撮り重ねたと述べた。


一方、高良は横浜監督の魅力について「もはや作るジャンルが横浜聡子。そこに自分が役として入れたことが嬉しい。 台本をもらって『エセ関西弁でいい』と言われたりして、自分に委ねてくれるところも多かった」と述懐。唐田も「横浜さんならではの世界観があって、私は横浜さんの撮る子どもたちの顔が好き。本作を観た時にメッチャ横浜さんの映画だと思って、大好きになりました」とすっかりお気に入りだった。


ダンサー出身の菅原は「普段踊りを踊っている印象から、動ける人だと思われて、頂く役もそのようなものが多かった。そんな 私に横浜さんは『借金取りの役ってどう?』と。動ける役ばかりの私に、動きを封じてくれたことが嬉しかった。横浜さんはラブリーでユーモアに溢れる人。横浜さん自身の細胞がそのまま映画に反映されています」と絶賛した。


umibemichi-bu8.30-横浜聡子監督.JPG宮藤は「横浜さんは解き放たれるとこんな感じになるのか…と台本を読んで驚いた。キッシュを食べるシーンでは横浜さんから『食べる時はプププと音が出ますよね』と言われて、この人は何を言っているのかと…。何度やってもプププと音を出すことが出 来ずにいたら、最終的に『忘れてください』と言われて、流石だなと思いました。完成した映画でもプププとは鳴っていないので、いまだに正解がわからない」と笑いを誘った。


坂井は「横浜さんは優しくて温かくて、静かな狂気があって。高良くんが仰ったように、まさにジャンル横浜聡子。静かなカリスマです」と絶賛。これに横浜監督は照れながら「撮影ぶりにこうして皆さんと再会できたのが嬉しい。ありがたい事です」としみじみ。


最後に原田は「この作品の魅力は子どもたちよりも大人たちがはしゃいでいて、その対比が魅力のひとつです。自分の新たな代表作が増えたと思うととても嬉しいです」と手応え十分。横浜監督も「個性たっぷりの魅力的な強者の皆さんの中で原田くん演じる南奏介はどのように見えるのか心配したこともあったけれど、原田くんは素晴らしい皆さんの間に抗うことなく泳ぎ渡って 向こう岸に辿り着いていて本当に素晴らしかったです」と賞嘆し「本作は1年半前に完成してだいぶ長い時間が経って公開を迎えましたが、映画とはお客さまに観ていただいて初めて完成するものなので、SNS 等で色々な言葉を発していただいて、私たち製作陣に気づきを与えてもらえたら嬉しいです。 本作をこれからも育ててください」と観客に呼び掛けた。
 


『海辺へ行く道』

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アーティスト移住支援をうたう、とある海辺の街。のんきに暮らす 14 歳の美術部員・奏介(原田琥之佑)とその仲間たちは、夏休みにもかかわらず演劇部に依頼された絵を描いたり新聞部の取材を手伝ったりと毎日忙しい。街には何やらあやしげな“アーティスト”たちがウロウロ。そんな中、奏介たちにちょっと不思議な依頼が次々に飛び込んでくる。ものづくりに夢中で自由奔放な子供たちと、秘密と嘘ばかりの大人たち。果てなき想像力が乱反射する海辺で、すべての登場人物が愛おしく、優しさとユーモアに満ちた、ちょっとおかしな人生讃歌。


原作:三好銀「海辺へ行く道」シリーズ (ビームコミックス/KADOKAWA 刊)
監督・脚本:横浜聡子
出演:原田琥之佑
麻生久美子 高良健吾 唐田えりか 剛力彩芽 菅原小春
蒼井旬 中須翔真 山﨑七海 新津ちせ
諏訪敦彦 村上淳 宮藤官九郎 坂井真紀
製作:映画「海辺へ行く道」製作委員会
配給:東京テアトル、ヨアケ
©2025映画「海辺へ行く道」製作委員会
2025 年/日本/スタンダードサイズ/5.1ch/140 分/G
公式サイト:https://umibe-movie.jp/


(オフィシャル・レポートより)

 


kowlongr-0829bu-550.jpg(左から、花瀬琴音、梅澤美波(乃木坂46)、⻯星涼、吉岡里帆、水上恒司、栁俊太郎、フィガロ・ツェン、池田千尋監督)



累計発行部数 160 万部超え、「恋は雨上がりのように」の眉月じゅん最新作にして人気漫画「九龍ジェネリックロマンス」(集英社 / ヤングジャンプ連載)がアニメ化に続き、待望の実写映画化!! 本作の舞台となる、かつて香港に存在した美しくも妖しい街“九龍城砦”。その風景を再現するため、狭く雑多な路地裏の商店など、誰もがなぜか懐かしさを感じるような古い街並みを残す台湾にて真夏のロケを敢行。ノスタルジーに溢れる世界で、切ないミステリーと極上のラブロマンスが描かれる。


kowlongr-pos.jpg鯨井令子役には、映画『正体』(24)で第 48 回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞した吉岡里帆、工藤発役に『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら』(23)で第 47 回日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞した水上恒司の配役で W 主演を果たす。巨大製薬会社の社⻑・蛇沼みゆき役に⻯星涼、喫茶店・金魚茶館の店員タオ・グエン役に栁俊太郎、靴屋の店主で令子の親友になる楊明役に乃木坂 46 の梅澤美波、九龍のあらゆる店でアルバイトをしている小黑役に花瀬琴音、蛇沼と行動を共にし、九龍の街を調べるユウロン役にフィガロ・ツェンら豪華俳優陣が集結!


この度、映画の公開を記念し8月29日(金)に初日舞台挨拶を実施いたしました!イベントには、W 主演の吉岡里帆、水上恒司をはじめ、⻯星涼、栁俊太郎、梅澤美波(乃木坂46)、フィガロ・ツェン、花瀬琴音、池田千尋監督ら豪華キャストが登壇!初日を迎えての喜びを語ったほか、本作で重要なキーワードである「過去」にちなみ、キャスト陣が忘れられない大切な過去を明かしました。
 


【日時】 8月29日(金)17:10〜17:50 ※上映後イベント

【会場】TOHO シネマズ 日比谷 スクリーン 12 (東京都千代田区有楽町 1-1-3 東京宝塚ビル地下 1F)

【登壇者】吉岡里帆、水上恒司、⻯星涼、栁俊太郎、梅澤美波(乃木46)、フィガロ・ツェン、花瀬琴音、池田千尋(監督)



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九龍の街で働き、先輩社員・工藤に恋をするも過去の記憶がないことに気づく鯨井令子を演じた吉岡。華やかな着物姿で登壇して、初日を迎えられた喜びを口にしながら「この夏は終わらない、をスローガンに本作をより多くの方にお届けできたら」と大ヒットを祈願。令子の先輩社員で九龍の街を誰よりも愛しながらも、誰にも言えない過去を抱える工藤発を演じた水上も「実年齢よりも9つ上の工藤を生きた時間は大切な財産です。無事に初日を迎えられてホッとしています」と封切りを喜んだ。先日行われた香港国際映画祭での上映に立ち会った池田監督は「2回の上映共に満席で、現地の沢山の方が気に入ってくれて、沢山の感想や質問を頂きました」と海外での手応えを報告した。


 

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映画本編内でも物語の核心を突くシーンで『田園』を熱唱している水上。撮影地・台湾での思い出を振り返って、「撮影がはじまってすぐに僕と栁さん、池田監督たちとカラオケスナックに行きました。僕も下手なりに歌っていざ最後に栁さんの歌う番になったら、栁さんはカウンターの中に入って僕らに背を向けてブルースを歌われた。先輩ながらもその哀愁漂う姿が可愛らしかった」と思い出し笑い。

 

 

 

 

 

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栁が人前で歌うのは珍しいそうで、竜星が「それは奇跡に近い!」と驚くと、栁は「海外に行った開放感があって歌っちゃった。酔っていたから、何を歌ったのか?覚えていない。」と羽目を外し過ぎたと反省していた。一方、竜星の思い出もカラオケにあるようで「撮影初日にご飯屋さんに連れて行ってもらって、その流れで池田監督と吉岡さん達とカラオケになった」と報告し、吉岡は「あの時の竜星君は凄かった!矢沢永吉さんを歌ってくれて、『ここで竜星涼の生き様が見られるのか!?』と嬉しかった」と盛り上がっていた。


 

 

 


kowlongr-0829bu-フィガロ様.jpgそんな中、フィガロは「台湾では今日が旧暦の七夕で、恋人たちの記念日として大切な人と過ごす日です。そんな日に、皆さんと本作の初日を迎える事が出来て嬉しいです」と明かし、吉岡は「素敵!ロマンチック!」と大喜びしていた。


「過去」が重要なキーワードになっている本作にちなんで「大切に思っている忘れられない過去」をそれぞれ発表。花瀬は「お母さんの手作り焼きそば」、梅澤は「舞台公演中に弟からサプライズでもらった手紙」、フィガロは「20年前の初来日の際に食べたラーメンの味」、栁は「小学生の時に観戦したワールドカップ」と答えた。

 

 

kowlongr-0829bu-花瀬様-2.JPGkowlongr-0829bu-梅澤様-2.jpg


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


kowlongr-0829bu-竜星様.JPG竜星は、とある撮影の際に宿泊したホテルで起きた「人生初の怪奇現象」と言い「部屋のライトがチカチカして、怖くなって栁君に僕の部屋まで付いてきてもらいました。すると今度は栁君が『僕も怖くて帰れない』と言い出した。仕方がないのでシングルベッドに大きい男二人で寝ました」と爆笑をさらい、まるで蛇沼とグエンのような仲睦まじいエピソードを披露した。


水上は「小学校4年の夏休みに経験した野球の練習風景が、僕の努力の始まりのような感触があります」と振り返った。吉岡は「現地スタッフさん達とのカラオケ」と言い、竜星から「カラオケ好きだね~!」と笑われながら「私たちへのおもてなしとして日本の曲を歌ってくれて、感動しました」と現地スタッフの気配りに感謝。


kowlongr-0829bu-監督.JPG最後に池田監督は「謎の多い作品。その謎は人と近づくことで深まっていくし、わからないこともたくさんあるけれど、諦めずに進んでほしい。その先に人を好きなることを愛おしいと思っていただけたら嬉しいです。」と作品の魅力を語り、主演の水上は「多くの方々の力のお陰で、このように無事に初日を迎えることが出来ました。本作を鑑賞した方の中には、人を好きになる気持ちっていいなと思ってくださったら嬉しいです。今後も本作を応援してください」とPR。吉岡も「原作漫画は今も続いていてミステリーとして読み応えがありますし、映画は映画としての解釈があって皆さんに楽しんでいただけるよう一生懸命作りました。多くの方に届くよう、これからもお力添えを宜しくお願いいたします」と呼び掛けていた。
 


『九龍ジェネリックロマンス』

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【STORY】過去を明かせば、想いは消えるー。

懐かしさで溢れる街・九龍城砦の不動産屋で働く鯨井令子は先輩社員の工藤発に恋をしていた。工藤は九龍の街を知り尽くしており、令子をお気に入りの場所に連れ出してくれるが、距離は縮まらないまま。

そんな中、九龍で靴屋を営む楊明、あらゆる店でバイトをする小黒らと意気投合。令子は、九龍でゆっくりと流れる日常にそれなりに満足していた。しかしある日、工藤と立ち寄った金魚茶館の店員タオ・グエンに工藤の恋人と間違われる。さらに、令子は偶然1枚の写真を見つけるのだが、そこには工藤と一緒に自分そっくりの恋人が写っていた。困惑する令子の元に大企業の社長・蛇沼みゆきと謎めいた男ユウロンが現れる。思い出せない過去の記憶、もう 1 人の自分の正体、九龍に隠された秘密。核心に迫る令子は、工藤が抱える切ない過去を知ることになるー。


キャスト:吉岡里帆 水上恒司 
      栁俊太郎 梅澤美波(乃木坂46) 曾少宗(フィガロ・ツェン) 花瀬琴音
                諏訪太朗 三島ゆたか サヘル・ローズ 
                関口メンディー 山中 崇 嶋田 久作
      竜星涼
原作:眉月じゅん「九龍ジェネリックロマンス」(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載)
監督:池田千尋
脚本:和田清人 池田千尋
音楽:小山絵里奈
主題歌:Kroi「HAZE」(IRORI Records / PONY CANYON INC.)
制作プロダクション: ROBOT
制作協力: さざなみ
企画・配給: バンダイナムコフィルムワークス
©眉月じゅん/集英社・映画「九龍ジェネリックロマンス」製作委員会

原作情報
原作「九龍ジェネリックロマンス」眉月じゅん(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載)
単行本1巻〜11巻好評発売中。

︎TVアニメ情報
Blu-ray BOX 全1巻が2025年9月29日(金)に発売!
各種プラットフォームにて全13話配信中!

作品公式サイト&SNS
公式サイト:https://kowloongr.jp/
公式X:https://x.com/kowloongr_jp
公式Instagram:https://www.instagram.com/kowloongr_jp/
 公式TikTok:https://www.tiktok.com/@kowloongr_jp
ハッシュタグ:#九龍ジェネリックロマンス  #九龍GR

2025年 8月29日(金)~全国ロードショー!


(オフィシャル・レポートより)


hyakuemu-550-2.JPG(左から、岩井澤健治監督、津田健次郎、松坂桃李、染谷将太、内山昂輝)


【日時】8月27日(水)

【会場】日経ホール(千代田区大手町1丁目3−7日経ビル3階・4階)

【登壇者】松坂桃李、染谷将太、内山昂輝、津田健次郎、岩井澤健治監督



hyakuemu-pos.jpg劇場長編アニメーション『ひゃくえむ。』が9月19日(金)より全国公開する。原作は、「チ。―地球の運動について―」で手塚治虫文化賞マンガ大賞を史上最年少受賞した新鋭・魚豊の連載デビュー作『ひゃくえむ。』(講談社刊)。陸上競技の世界で、「100m」という一瞬の輝きに魅せられた者たちの情熱と狂気を描いた物語は、「心が熱くなる」「スポーツ漫画で感じたことない感覚」と多くの共感と驚きを呼び、完結後も熱狂的な人気を集めている。監督は、長編1作目の『音楽』で「アニメ界のアカデミー賞」と名高い米アニー賞ノミネートをはじめ、国内外の多数の映画賞で高い評価を受ける気鋭のクリエーター・岩井澤健治が手掛ける。声の出演には、生まれつき足の速い“才能型”のトガシを松坂桃李、トガシとの出会いから、100m走にのめり込んでいく“努力型”の小宮を染谷将太。さらに、「100m」の熱き世界で主人公のトガシと小宮を取り巻くキャラクターに内山昂輝津田健次郎ら総勢12名の豪華声優陣が命を吹き込む。主題歌はOfficial髭男dismの8か月ぶりのリリースとなる書き下ろし最新曲「らしさ」。メンバーが原作に感銘を受けたことからコラボレーションが実現し、最大の熱量で作品を彩る。豪華キャストとスタッフによる、今年一番の興奮がトップスピードでスクリーンを駆け抜ける!
 


この度、劇場アニメ『ひゃくえむ。』の完成披露試写会を開催しました!

W主演の松坂桃李(トガシ役)染谷将太(小宮役)を筆頭に、内山昂輝 (財津役)津田健次郎(海棠役)ら、本作を彩るメインキャストと岩井澤健治監督が登壇。本作完成の喜びや貴重な撮影秘話、作品にちなんだフリップトークなど、大盛況なイベントとなりました。


hyakuemu-松坂桃李-1.JPG映画上映前、会場には大勢の観客が来場、登壇者たちがステージに登壇すると大きな拍手で彼らを出迎えた。そんな熱気あふれる会場の様子に笑顔を見せた松坂(トガシ役)は「僕が参加させていただいているから言うのもなんなんですが、この作品、めちゃくちゃ面白いです。ハードルを上げるのもなんだとは思うんですが、予想を遥かに上回る面白さがこの作品にはありますので。映画を見終わった後は、見終わった熱量のままで、SNSなどを使って感想を言っていただけるとうれしいです」と挨拶。


続く染谷(小宮役)も「僕もひと足先に観させていただいたんですが、最高に面白いです!原作ももちろん大好きなんですが、このアニメには音と臨場感と生々しさと、本当にたくさんのものが入り交じっていて、僕自身も感動しました」とコメント。さらに大勢の観客を前にした岩井澤監督も「企画から4年やってきて、やっとここにたどり着けたなと。本日はたくさんの方に観ていただくことができて、今ちょっと胸がいっぱいです。もうこのまま裏で一人で泣いていたいぐらい」と感無量の様子だった。


hyakuemu--染谷将太-1.JPG実際に完成した本編を鑑賞した松坂は「原作を読んだ時、漫画なのに登場人物の息遣いや走っている足音、風を切る空気感をすごく感じました。この走っている描写をアニメにしたらどうなるんだろうとすごく気になっていましたが、完成した作品を観た時、僕が原作を読んだ時、そのままの衝撃があって。これはすごい。よくぞアニメーションでこんなすごいものができあがったな。と思いました」と驚きを隠せない様子。一方の染谷は「漫画で感じた“たった10秒間”という100メートル走の短さ、儚さ、そこに詰まっている人生。漫画を読んでいた時に感じたその感覚が、映画ならでは新たな形の10秒間になって。それが生々しくもあり、臨場感がある映像にもなっていました」と感激していた。

 


hyakuemu-内⼭昂輝-1.JPGさらに内山(財津役)は「僕は声優として色々なスポーツアニメに関わらせていただいてきたんですけど、そのどれとも違う。観たことのない映像表現が色んなシーンに散りばめられていて。新しい、すごい、とてつもない作品が誕生したなと感動しました」とその革新性について言及すると、津田(海棠役)も「スポーツアニメの王道の良さもたっぷりありつつ、本当に個性的な独自の映像表現もあって、どっちの要素も入っている。王道のカタルシスとは違うカタルシスを生んでいて。皆さん、今日はお越しになってよかったんじゃないかと思いますよ」と笑顔で会場に呼びかけた。


そんな本作のオファーを受けた理由について質問された松坂は「原作を読んだらあまりにも面白すぎて。なんで今までこれを読んでこなかったのかと思いました。これを受けないなんて理由がない。こんな面白い作品に参加させてもらっていいんですか? という思いでした」とオファーの段階から本作に魅了されていたことを明かす。一方の染谷は「企画と一緒に原作をいただいたんですが、本当に食らっちゃって。しかもこれを岩井澤監督がアニメ化して、トガシ役は(松坂)桃李くんがやると聞いて。『これは何て幸せなことだ』と。うれしくてプルプルしてました」と興奮した様子で振り返った。


hyakuemu-500-1.JPG松坂と染谷は2011年の『アントキノイノチ』以来、14年ぶりの共演となる。待望の共演に松坂は「めちゃくちゃうれしかったです。なんで14年も共演できなかったんだろうと。誰かが邪魔してたのかな?と思うくらい」と冗談めかしつつも、「お互い違うところで出ている作品を見ながら刺激をもらって。『いつかまた』と思っていたタイミングだったので。うれしさが倍増しました」と喜びのコメント。染谷も「ずっと桃李くんの作品は拝見していて、いつかまたお会いしたいなと思っていたので、『ひゃくえむ。』という映画でまた一緒にやらせていただけたのは本当にうれしかったです」と感慨深い様子で続けた。


hyakuemu-津田健次郎-1.JPGそしてその後の話題はアフレコに。松坂は津田と一緒に収録を行ったとのことで、「津田さんが声を入れている姿を無料で間近で見られて、めちゃくちゃラッキーだなと。津田さんのしゃべっているのを後ろから聞きながら『うわ、こうやってやるんだ! すげえ!』と内心思いながら、ずっと見学モードみたいな感じで受け取っていました」と興奮した様子でコメント。津田も「掛け合いのシーンで、すごく生っぽい言葉をもらえて。そこに返していくみたいな感じだったので。本当に一緒に録れてよかったし、僕もすごくうれしかった」と笑顔で返した。


一方の染谷は内山と一緒に収録を行った。「財津はものすごく好きなキャラクター。はじまった瞬間に『あ、財津だ!』と思って。しかもそのシーンが僕がものすごく食らったシーンだったので。実際に一緒に隣でやらせていただいて、すごく刺激を受けました」とコメント。それに対し内山は「僕はアフレコは全然失敗していいものだと思っていて。探り探りでやるんですけど、染谷さんは表現に迷いがない。最初から答えを出す感じでやってらして。『ちゃんとしてるな、やっぱり』と思いました」と返した。


hyakuemu-500-2.JPG内山演じる財津は独特なセリフまわしが印象的なキャラクターだが、「文字でセリフを読んでいる時は『ふむふむ』と読めるんですけど、実際に声で表現するとなると、どうすれば財津らしさが出るのか悩みました」と役作りの苦労を語る内山。岩井澤監督によると、原作者の魚豊先生からも細かいところの修正案を出してくれたとのことで、「セリフの語尾とかも、読む文字としては成立するけど、しゃべり言葉として発すると逆に変かもしれませんと言っていただいて。逆に先生からセリフを変えていただいたりもしました」と明かすと、財津のセリフについても「魚豊先生からは、丁寧な言葉に変えた方がいいですと言っていただいて。こちらとしては『それでいいんだ』と思ったんですけど、実際に内山さんにセリフを言ってもらうと、すごくはまってましたね」と感心した様子で付け加えた。


そしてイベント中盤では、登壇者たちの「胸が熱くなること」をテーマとしたフリップトークを実施。まず内山が「陸上のアニメなんですが……」と前置きしつつも、「ヨーロッパサッカー開幕」と回答しドッと沸いた会場内。続く染谷も「陸上なんですが……プール」と回答。「クロールで泳ぐと、だんだん無になっていく感覚が気持ちいいんです。プールにいる先輩スイマーたちの脱力した泳ぎを見て、あの域に達したいなと思っています」とその理由を明かした。


hyakuemu-500-3.JPGさらに松坂も「陸上ではないんですが……金魚すくい」という回答。「こないだ夏祭りで金魚すくいをやったら、めちゃくちゃ面白くて。シンプルだけど技術がいる。金魚すくいってこんなに面白いんだと思った」と熱弁。ポイの扱い方について実技を交えながら「半分だけ水につけて様子を見ながら……」と付け加えた。


hyakuemu-岩井澤健治監督-1.JPGそんな中「ここで軌道修正します」と笑った津田は「純度の高さ」と回答。「この映画もそうですが、純度が高い人や表現を観るとドキッとしてしまう。たとえば子どもが後先考えずに遊んでいる姿とか。それは岩井澤監督もそう。そういう純度の高さに胸を打たれます」とかみ締めるようにコメント。そして最後に岩井澤監督が「今」と回答。「このメンツでここに立てることは二度とないかもしれない。本当に今、胸が熱いです」と語る監督の言葉に、松坂たちも「また呼んでくださいよ!」と再タッグを熱望するひと幕も。


そんな大盛り上がりのイベントもいよいよ終盤。最後のメッセージを求められた染谷は「スポーツをやる方でも、もちろんスポーツをやられない方でも、本当に誰が観ても、絶対に胸に響いてくる音と描写描写が待っています。ぜひ劇場のスクリーンで、そして劇場のスピーカーで、この映画を体感して。何かを持って帰っていただけたら」と語ると、松坂も「トガシのセリフにもあるんですが、『100mを誰よりも速く走れば、全部解決する』と。本当にシンプルだけれどディープなこの世界に人生をかけた登場人物たちの感情の動きだったり、美しさみたいなものが、本当に胸を打つと思うので。臨場感とともにそれを受け取っていただけたら幸いです。どうか最後まで楽しんでいってください」と会場に呼びかけ、温かな拍手に包まれながらイベントは幕を閉じた。
 


『ひゃくえむ。

<STORY>

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生まれつき足が速く、「友達」も「居場所」も手に入れてきたトガシと、辛い現実を忘れるため、ただがむしゃらに走っていた転校生の小宮。
トガシは、そんな小宮に速く走る方法を教え、放課後2人で練習を重ねる。打ち込むものを見つけ、貪欲に記録を追うようになる小宮。
次第に2人は100m走を通して、ライバルとも親友ともいえる関係になっていった。
数年後、天才ランナーとして名を馳せるも、勝ち続けなければいけない恐怖に怯えるトガシの前にトップランナーの一人となった小宮が現れるー。


松坂桃李 染谷将太
笠間 淳 高橋李依 田中有紀
種﨑敦美 悠木 碧
内田雄馬 内山昂輝 津田健次郎
原作:魚豊『ひゃくえむ。』(講談社「マガジンポケット」所載)
監督:岩井澤健治
脚本:むとうやすゆき
キャラクターデザイン・総作画監督:小嶋慶祐
音楽:堤博明
主題歌:Official髭男dism「らしさ」(IRORI Records / PONY CANYON)
美術監督:山口渓観薫 色彩設計:松島英子 
撮影監督:駒月麻顕 編集:宮崎 歩 
音楽ディレクター:池田貴博 サウンドデザイン:大河原 将 
キャスティング:池田舞 松本晏純 音響制作担当:今西栄介
プロデューサー:寺田悠輔 片山悠樹 武次茜
アニメーション制作:ロックンロール・マウンテン
製作:『ひゃくえむ。』製作委員会(ポニーキャニオン/TBSテレビ/アスミック・エース/GKIDS)
配給:ポニーキャニオン/アスミック・エース 
 ©魚豊・講談社/『ひゃくえむ。』製作委員会

公式サイト:https://hyakuemu-anime.com
公式X: https://x.com/hyakuemu_anime

2025年9月19日(金)~全国公開

<原作情報>

『ひゃくえむ。』(講談社「マガジンポケット」所載)
著:魚豊
コミックス全5巻、新装版全2巻:好評発売中


(オフィシャル・レポートより)

 
 
 


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●日時:8月27日(水)18:30~18:55)

●会場:TOHOシネマズなんば 本館 スクリーン7(大阪市中央区難波3-8-9なんばマルイ8F)

●登壇ゲスト: 3時のヒロイン(敬称略)


2025 年に公開した実写映画で“初”の全世界興行収入 10 億ドルを突破し、2025 年実写作品・全世界興行収入 NO.1 を記録している爆発的大ヒット中の『リロ&スティッチ』や、学園ミュージカルの金字塔として世界中で大ヒットし、ティーンエイジャーの心を掴んだ名作『ハイスクール・ミュージカル』、そして普通の高校生として学校生活を送りながら、実は世界的なポップスター「ハンナ・モンタナ」としての顔も持つという二重生活を描き世界中を魅了した青春ドラマ『ハンナ・モンタナ』を手がけたディズニーが贈る最新実写映画『シャッフル・フライデー』(原題『FreakierFriday』)が、9月5日(フライデー)に劇場公開となります。


そしてこの度、日本公開を目前に控えた8月27日(水)、スペシャルゲストとして3時のヒロインが登壇する特別試写会が実施された

本作のキーカラーである紫と緑を取り入れた映画の舞台・ロサンゼルスを感じる”海外ドラマ風”な衣装で3時のヒロインは「こんにちは~奥まで見えてるよ~!」と会場に集まった観客にファンサービスを送りながら登場。MCに「もう一気にパーッと明るくなった感じがします」という感想に、ゆめっちは「ミラーボールってことね」と返し、3人それぞれ映画のヒロインのように挨拶をし、イベントがスタートした。


shuffle-friday-8.27-500-3.jpg海外ドラマから飛び出してきたような衣装で登場した3人。MCに衣装について触れられ、福田は「今日は合わせてきたんですよ。紫と緑を入れさせてもらって、舞台のねロサンゼルスをイメージをしました。」かなでは「私は、髪型とかも普段はストレートなんですけど、(今日は髪を巻いて)ロサンゼルスを巻いてきました。」と話した。3時のヒロインは“海外ドラマあるある”を題材にしたコントで知られているが、そのことについて福田は「明るいし、吹替の良さが好きです。字幕もすごい良いですけど、吹替のあるよねこういうのという展開だったり、お決まりのシーンみたいなのが好きですね」と答え、本作の入れ替わるシーンのドタバタ感がすごく面白かったということでここでなんと本日限定で『シャッフル・フライデー』にちなんだ“あるあるネタ”を披露してくれることに!「信じられないられないことがおこっているのになぜか1度すんなり受け入れる」ネタを披露。予告にもあるシーンを入れたオマージュネタを披露し、会場は大きな笑いに包まれ、3時のヒロイン3人が映画に登場しているんじゃないかと錯覚するような面白いネタを披露した。


shuffle-friday-8.27-500-1(ネタ中).jpg本作の内容について、かなでは「とにかく私たちが大好きな海外ドラマ感ですごいハッピーになれます!でもね、私泣いちゃいました。涙もあるよ。」と感動ポイントをアピール。次に福田は「2人が入れ替わる作品は見たことがあるんですけど、この作品では4人が入れ替わっているから、展開がドタバタ過ぎて面白かったです。展開が気持ちよくて爽快感もあり楽しかったです!」と話し、おばあちゃん、ママ、娘2人の4人がシャッフルするという設定の面白さを語った。そしてゆめっちは劇中ファッションの魅力について「3世代の女性が、メイクとか服装がコロコロ変わるので、真似したくなりました。女子は気分上がると思う!」と話し、それに対し福田は「自分も歳を取ったら年齢にとらわれず、好きな格好していいんだという気持ちにもなれました」とコメント。ファッショントークで盛り上がると、さらにゆめっちは「やばいよ、ぶちアガっちゃうよ」と熱く語った。


shuffle-friday-8.27-500-2.jpgまた、本作にはアンナの結婚相手・エリックとアンナの初恋の相手・ジェイク、そしてテスの夫・ライアンという渋い魅力にあふれる3人の男性が登場する。3人の中で推しを聞かれると福田は「見た目と裏腹のちょっと天然さがすごく可愛くて、王道はジェイク感がありますけど…でも私はエリックです。ダメなところが見当たらなかった!完璧な誠実な男性像です。」と迷いながらも回答。ゆめっちは「ライアン!私は年上の方が好きで、清潔感がとてもありとてもかっこいい。スポーツも現役でやっていて、奥さんやご家族を大事にしていて。ライアンと出会いたかった(笑)でも既婚者はちょっとごめんなさい(笑)」と話すと、福田が「向こうもごめんなさいやで!」とすかさずツッコみ、会場は笑いに包まれた。かなでは「正直ジェイクではありました!でもこれからはエリック。結婚するならライアン!ジェイクにアタックしても手が届かないと思うから、腕短いから届かないんだけど…(笑)」と明るくボケつつ、欲張りな回答で笑いを誘った。


shuffle-friday-main.jpg家族の中身が入れ替わって“シャッフル”するということで、「もし有名人の誰かと“シャッフル”するとしたら、誰と入れ替わって何をしたいか」という質問に対し、ゆめっちは「ドウェイン・ジョンソンさんです!」と答え、「あの体まで鍛え上げて、アクションしてモテまくりたい。彼のプライベートをみたい(笑)」と話す。それに対し福田は「中からのストーカーやん!」とつっこみ笑いを誘った。続いて福田は「私は相方ですね。どっちでもいいけど、2人ともロケ先だったり色んな方から人気で、圧倒的な存在感があるからそういう意味で入れ替わってみたいですね。」とトリオ愛をアピールした。かなでは「べイマックスさんです!私ができないけど彼は勇敢なので、体がどうせ大きいなら守ってあげたいです!」とディズニー愛も交えつつ、3人はシャッフルトークで盛り上がった。


最後にこれから映画をご覧いただく皆様へ、ゆめっちは「この作品を観て、思いやりのこころを自分の心臓に発見しました(笑)笑って笑って笑って泣けて、大切な人皆と観てほしいです。エンドロールの映像も楽しいです!」とアピール。続いて福田は「最近うまくいかないな~とか落ち込んでる子には特に見てほしいです!」とコメント。最後にかなでは「色々変わることで、変わらないことがすごく鮮明に感じることができます。皆さん是非観てください!」とメッセージを贈り、イベントは大盛況のうちに終了した。
 


【STORY】

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ママとおばあちゃんと暮らす高校生のハーパー。ママは結婚間近で、結婚相手の娘はキライな同級生!複雑なキモチで迎えたある金曜日、目覚めたら家族の体が“シャッフル”していて大混乱!ママ⇔私、おばあちゃん⇔あの子――どうやったら元に戻れるの?入れ替わって見えてきた、ママの本当のキモチ、あの子の本当のキモチ・・・笑って笑ってちょっぴり泣ける、最高のハートフルコメディ!

 

■原題:FREAKIER FRIDAY(全米公開8月8日)
■監督:ニーシャ・ガナトラ
■キャスト:ジェイミー・リー・カーティス/リンジー・ローハン/ジュリア・バターズ/ソフィア・ハモンズ/マニー・ジャシント/チャド・マイケル・マーレイ
■日本版声優:小笠原亜里沙、唐沢潤、本渡楓、伊藤彩沙、竹内栄治、浪川大輔、原康義
■上映時間:1 時間 52 分
■配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
■©2025 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

■公式サイト:https://www.disney.co.jp/movie/shuffle-friday

2025年9月5日(フライデー)~全国ロードショー


(オフィシャル・レポートより)


meisoukazoku-bu8.26-550-2.jpg(前列左から、永野宗典、戸田菜穂、三浦理奈、秋庭悠佑、後列左から、坂東さかえ、熊切和嘉監督、金田敬監督)


■日時 :8月26日(火)18:00~18:30 

■会場 :テアトル梅田(大阪市北区大淀中1丁目1−88 3・4階)

■登壇者(敬称略):戸田菜穂、永野宗典、三浦理奈、秋庭悠佑、熊切和嘉監督、金田敬監督

■MC :坂東さかえ



三部構成からなる『メイソウ家族』は、母親が完璧な家庭を維持する緊張がキレたように迷走していく「YUI」、家族に構ってもらえず愛されることを求める一方の娘の迷走が思わぬ遭遇で変化していく「MONOS」、喪失感と孤独感で失声症になった少女がほのかな恋心で変化していく「UMI」と、“愛の渇望”が通底にある家族の物語である。しかも3篇は全く異なる情景で展開されながらもある繋がりを見せていくという、実にユニークな迷走ぶりで観る者を惹き込んでいく。


meisoukazoku-pos-550-2.jpg8月29日(金)からの全国公開を前にテアトル梅田にて先行上映舞台挨拶が行われ、『メイソウ家族』のキャスト、戸田菜穂、永野宗典、三浦理奈、秋庭悠佑の4人と、熊切和嘉監督、金田敬監督が登壇して、作品への想いや撮影中の秘話について語ってくれた。タイトル同様、撮影現場でもかなりのメイソウぶりを見せていたという現役芸大生の秋庭悠佑のハイテンションに会場が笑いに包まれる一方、かつてないクレイジーさで度肝を抜いた戸田菜穂や永野宗典のベテラン俳優の落ち着いた語りが作品への関心をさらに高める舞台挨拶となった。


本作は、大阪芸術大学が映像企業との産学協同で作られた作品で、4年に一度制作されており、映像学科だけでなく他の学科からもキャストやスタッフとして参加。今回は全国公開となり、映画制作だけでなく宣伝や興行についても学ぶ機会となっている。学生が書いた100本以上の脚本の中から選ばれた3本をさらに脚色し、大阪芸術大学の卒業生でもある熊切和嘉監督(『658km、陽子の旅』『ゼンブ・オブ・トーキョー』)と、金田敬監督(『校庭に東風吹いて』)の二人が監督。「YUI」「UMI」は熊切監督が、「MONOS」を金田監督が担当しているが、脚本の完成度が高かった「YUI」については両監督が取り合いになったという。

(詳細は以下の通りです。)
 


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――脚本を初めて読んだ感想は?

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熊切監督3本とも面白い脚本だったのですが、特に「YUI」が元々『メイソウ家族』というタイトルの脚本で、とても完成度が高くて、実は金田監督と取り合いになった程でした。でも、あまりにもまとまり過ぎていたので、逆に破綻させたいという思いで撮りました。「UMI」は元々あまり完成度は高くなかったのですが、うまく直していったらシンプルでいい映像作品になるのではと思いました。


金田監督「YUI」は先に熊切監督に獲られちゃったんで(笑)…「MONOS」はちょっと変わった話で、自分では絶対に選ばない企画でしたが、この機会にチャレンジしようと思いました。また、大阪芸大の客員教授で世界的造形作家であるスクリーミング・マッド・ジョージ先生が造形を担当されることもキッカケにはなりました。


meisoukazoku-bu8.26-toda-240-1.jpg戸田:不思議な台本。不思議な人も登場しますし、どういう映画になるのかなと思いました。とてもエキセントリックでハイになるシーンもあり、実際そういう風になって恐ろしいなと感じました。


永野:歯車が咬み合わなくなってきた家族の様子がとても丁寧に書かれているなと、素直に面白いと感じました。先ほど熊切監督が破綻させたと仰ったので、原型はどうだったんだろうと気になりまた。普段コミカルな役が多いのですが、今回はそうじゃないので、役に集中しようと思えるような魅力的な脚本でした。


三浦:とても不思議な物語。撮影が進むにつれてどんな風な作品かと分かってきました。最初台本読んだだけでは、頭がはてな(?)でした。特に「MONOS」はパンチが効いていて、演じながらわくわくした気持ちでいっぱいでした。


秋庭:芸大らしいなと思いました。僕はミュージカル学科の4回生で芸大大好き“芸大ラブ”なんですよ。僕は「MONOS」しか出てませんが、こういう変わった作品にも出たいなと思っていたので、この役は僕に似ている部分が多くて、やりがいがあると思いました。

永野:映画の中でも疾走感ありますよね。立ってても疾走感があり、凄い存在感でしたね。(笑)


meisoukazoku-bu8.26-nagano-240-1.jpg――大阪芸術大学の学生とのコラボについて?

戸田:撮影中はアシスタントやメイクも学生さんにしてもらって、天王寺駅から学生さんと一緒に電車に乗って大学へ通っていたので、とても楽しくて新鮮な気持ちになれました。私がエキセントリックになるシーンでも真剣に見てくれて、とても嬉しかったです。


永野:他の現場と変わらない快適さだったので、普段からの学習や経験が活かされていたと思います。ただ一点違うのは、スタッフの瞳のピュアさでしょうか。目の奥がキラッと未来を見据えている瞳でしたね。共演したキャストもアドリブ的呼吸も合っていて、とても頼もしく感じました。


三浦:皆さんとても真剣に取り組んでおられて、それが刺激的で自分ももっと頑張ろうと喝が入りました。


――現役学生の秋庭さんは、全国公開となったお気持ちは?

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秋庭:天にも昇る気持ちです。入学時、自分の名前が大学に残るような4年間を過ごそうと思っていたので、実現できて凄く幸せです。僕の口癖は「芸大楽しい!」なんで、それが体現できて嬉しかったです。撮影中、スタッフに「じっとしといてください!」と言われたり、スタッフや金田監督にいっぱい迷惑かけちゃいました(笑)。監督の目から湯気が出てるぐらい熱気が凄かったです。その熱気で演じ切ることができました。


金田監督「MONOS」は全部大学内で撮り終えてます。それは秋庭君がどこ行くか分からないので、大学内でやる必要があったのです(笑)。もう顔見知りの学生がいると、いちいち「ワ~!」って興奮するんで、それを抑えるのが大変でした。お芝居がどうのこうのより、「とにかく落ち着け!」と、動物の調教師になったみたいでしたわ(笑)。でも、いざスイッチが入ると、さすがに舞台芸術学科の本領を発揮してくれました。迷惑は掛けられたけど、楽しい現場でした。


meisoukazoku-bu8.26-kaneda-240-1.jpg秋庭:金田監督から学んだことは、テストでは60~70%の力でいいと…ケガするから。

金田監督君はテストで150%出してきてどんどん興奮してくるから、「抑えて抑えて、60%どころか40%でええし!本番でパーンとやってくれたらいいから…」(笑)


――熊切監督は大阪芸大での撮影は如何でしたか?

熊切監督もう30年位前になりますが、僕が学生の時は毎日のように自主映画を撮っていたので、その頃撮り損ねていた場所で今回撮影できて良かったです。学生とのコラボは普段より時間はかかりますが、一生懸命やってくれるんで、僕も負けじと頑張れました。


――見どころについて?

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秋庭:「MONOS」での三浦さんとの掛け合いがとても自然な感じのカップル感が出ていると思います。最後にあっと驚くような仕掛けがあるんで、それもお楽しみに!

金田監督:あんまりハードル上げんなよ!(笑)

三浦:自分に足りないものを満たしたいと思う時迷走しまいがちだけど、それでもどこかで繋がるんだなと思いました。ずっと役に集中して取り組んできたので、多くの人に観て頂きたいです。

永野:ともすれば自分にも身内にも実際に起こり得る話で、三話の関連性を探しながら観るのも楽しいかなと思います。それと、現在大ヒット中の日本映画『○○』でも登場するロケ地で撮影されています。どこだか気を付けてご覧ください。

戸田:家族であってもそれぞれが大切に思っていることや考えの違いがあることを改めて実感しました。学生さんたちの映画愛にあふれた作品です。是非ご覧ください。

 


◎監督『YUI』・『UMI』:熊切 和嘉、『MONOS』:金田 敬  
◎脚本『YUI』: 三田村 裕真(メイソウ家族) 、『MONOS』: 阪上 彰馬(モノス) 、『UMI』: 幸田 遼太朗(UMI)  
◎脚色『YUI』: 菊田 涼乃、『MONOS』: 村岡 楓太、『UMI』: 長瀬 南海  
◎撮影監督:佐々木原 保志 
◎音楽:池永 正二(あらかじめ決められた恋人たちへ)
◎出演
『YUI』:戸田 菜穂、永野 宗典、三浦 理奈、高村 佳偉人 、
『MONOS』:三浦 理奈、秋庭 悠佑、
『UMI』:西岡 奏、木村 了  
◎特別出演 :久保田 磨希、タージン、島田 珠代、真凛、板東 さえか、谷村 美月
配給:日活
製作総指揮:塚本 邦彦  製作統括:田中 光敏
エグゼクティブプロデューサー:濱名 一哉
協賛:大成建設株式会社  日本電設工業株式会社
企画:大阪芸術大学  芸術学部  映像学科  製作吉著作:大阪芸術大学
©︎大阪芸術大学

公式 HP: https://www.osaka-geidai.ac.jp/topics/meisoukazoku
公式 X:@meisou_movie

2025年8月29日(金)~ヒューマントラスト渋谷、テアトル梅田、アップリンク京都、ほか全国順次公開!


(河田 真喜子)

 


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『ミッドサマー』『シビル・ウォー アメリカ最後の日』や『関心領域』など、観る者の心に焼き付いて離れないジャンルレスな映画を数々手掛けてきたスタジオA24が新たに贈る、規格外のクィア・ロマンス・スリラー『愛はステロイド(原題『LOVE LIES BLEEDING』)が8月29日(金)より全国ロードショーいたします。


『愛はステロイド』は、大胆で示唆に富んだストーリーテリング、刺激的な演出、そして俳優陣の化学反応が各所から絶賛され、映画批評サイトRotten Tomatoesでは94%フレッシュ(※1)という高評価を獲得。ゴッサム・インディペンデント映画賞をはじめとする世界各国の映画賞に44ノミネートを果たし、第74回ベルリン国際映画祭にも出品され、『ピンク・フラミンゴ』などで知られる鬼才ジョン・ウォーターズが<2024年最高の映画>として挙げた一作。


この度、映画『愛はステロイド』のトークイベント付き試写会を開催し、試写会後のトークには、英国推理作家協会賞主催、世界最⾼峰のミステリー⽂学賞・ダガー賞を先⽉⽇本⼈作家として初めて受賞した『ババヤガの夜』の著者・王⾕晶さんがスペシャル登壇した。


■日時:8月21日(木) 20:50~21:20 ※上映後イベント

■場所:ユーロライブ(渋谷区円山町1-5 KINOHAUS 2F)

■登壇者(敬称略):王谷晶(『ババヤガの夜』) MC:奥浜レイラ


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暴力の世界でしか生きられない主人公の女性・新道が暴力団会長の一人娘のボディガードに抜擢されるー拳の咆哮轟く、シスターハードボイルド小説である『ババヤガの夜』の著者で、先月世界最高峰のミステリー文学賞・ダガー賞を日本人作家として初めて受賞した『ババヤガの夜』の著者・王谷晶さんが21日(木)夜、映画『愛はステロイド』の試写会上映後のトークイベントにスペシャルゲストとして登壇。


はじめに王谷は「こんな素晴らしい作品の試写会にお呼びいただいてありがとうございます。本当に嬉しいです」と挨拶。MCからダガー賞を受賞したことに触れられると、「書いたのはもう6年近く前のことで、今回の受賞は翻訳をしてくださったサムテッドさんのお力によるもの。自分が積極的に何かをしたという意識があまりなくて、ボーとしていたらえらいことになったな、というのが正直な気持ちです」と謙遜しながら語った。


aiste-tolk-240-1.jpg続いて本作を初めて観た印象について、「ついにこういう映画が出てきてくれたという驚きと喜びがありました」と述べ、『テルマ&ルイーズ』から四半世紀以上を経て、現代的にアップデートされたシスターフッド映画としての到達点を感じたと話す。さらに「親子の軋轢を描きながらも、主人公がセクシュアルマイノリティだから対立するという構造ではなく、問題はそこじゃないと示しているのが現代的」だと語り、物語の新しさを絶賛した。


主演のケイティ・オブライアンについては、「存在感とフィジカルの説得力が圧倒的で、あの肉体でなければ成立しない映画」と語り、クリステン・スチュワートについても、「暗い表情を魅力に変えられる稀有な俳優で、閉塞した地方に生きる若者の姿を完璧に体現していました」と称賛。さらに『セイント・モード/狂信』に続く長編2作目に挑んだローズ・グラス監督については、「キャリア初期でこの規模の映画をやれる胆力がすごい。いい意味で観客を納得させない勇気が素晴らしい」と称え、アメリカン・ニューシネマのように大きく転調するラストにも強い衝撃を受けたと明かした。


また、邦題『愛はステロイド』について、「ビデオ屋の棚に並んでいるのが目に浮かぶようなインパクトでとてもいい」と気に入った様子で語り、「80年代を時代設定にした作品で、ニューメキシコ州の地方都市を舞台にした作品は珍しい。都会のネオンに頼らず、音楽やファッションで当時を鮮やかに再現していた。ステロイドがまだ危険視されていなかった時代で、体を鍛えることがブームになり始めた頃の雰囲気を描く必然があったからかなと思います」と分析。「クリント・マンセルのシンセサイザーが鳴る音楽も含め、80年代らしい“ネオン・ノワール”の空気をまとっていましたね」と熱を込めて語った。


aiste-500-2.jpgさらに話題は、今年公開され話題を呼んだ映画『サブスタンス』にも及んだ。王谷は「ジャッキーが大会に出場した後の展開は『サブスタンス』と重なる部分があると感じました。注射というアイテムやボディホラー的な側面もそうですし、どちらもアメリカを舞台にしながら、実はアメリカ出身ではない女性監督が撮っている。偶然かもしれないけれど、共通点がすごく多い」と述べ、さらに「『サブスタンス』も全体的に80〜90年代のカルチャーを思わせるギラギラした質感があり、外から見たアメリカの下品さや勢いを現在に引き戻すような感覚がありました」と述べた。


またこれまでレズビアン同士の物語が映画としてほとんど作られてこなかったことについて、「映画雑誌やサイトでLGBTQ特集を組んでも、レズビアン作品が紹介されることは少ない。そもそも作品数自体が少ないのは、やっぱり制作現場に女性が少なかったからだと思います。『愛はステロイド』の宣伝映像では監督とキャスト2人が積極的にクィアであることをオープンにしていて、本当に羨ましいと思いました」と述べた。


aiste-main-550.jpg自身の小説『ババヤガの夜』にも触れ、「映画の舞台のアルバカーキの人口を調べたら宇都宮くらいで、ちょうど自分が舞台にした規模感と同じでした。狭い社会をぎゅっと凝縮して描けることが、作品に純度を与えていると思います」と語った。さらに王谷は、フィクションにおける暴力表現についても踏み込み、「現実の暴力が可視化されすぎた時代に、フィクションで暴力を描くことは難しいと感じます。自分でも戸惑いがあるけれど、どうしてもそういうものが好きだという気持ちもあって。倫理的に正しいものだけでは癒せない気持ちがあるし、若い頃はそうした作品に救われた部分もあった。だからこそ今の時代にどこまで描けるのか、どう責任を取れるのかは常に考えています」と真摯に語った。


そしてもしローズ・グラス監督から「『ババヤガの夜』を映画化したい」と言われたらどうするか、と問われた王谷は「めちゃめちゃ嬉しい。もし映像化の話が来たら、もう全部お任せすると決めているんです好きにやっていただきたい」と即答し、さらに「主人公の新道依子は、ケイティ・オブライアンのようにフィジカルに説得力のある俳優じゃないとできないと思います」と語り、新藤が守る暴力団会長の一人娘・尚子役についても「クリステン・スチュワートも演じられるのではないかなと思います」と妄想を膨らませた。


最後に王谷は「特に告知はないですが、『ババヤガの夜』は税込748円と最近の本にしては安めなので、1000円札の余りでぜひ手に取っていただければ!」と笑顔で締め、観客の大きな拍手に包まれてイベントを終えた。
 


【ストーリー】

1989年。トレーニングジムで働くルーは、自分の夢をかなえるためにラスベガスに向かう野心家のボディビルダー、ジャッキーに夢中になる。しかし、町で警察をも牛耳り凶悪な犯罪を繰り返す父や、夫からDVを受け続ける姉を家族に持つルーの身の上によって、ふたりの愛は暴力を引き起こし、ルーの家族の犯罪網に引きずりこまれることになる。


監督・脚本:ローズ・グラス(『セイント・モード/狂信』)
共同脚本:ヴェロニカ・トフィウスカキャスト
出演:クリステン・スチュワート(『スペンサーダイアナの決意』)、ケイティ・オブライアン(『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』)、エド・ハリス(『トップガンマーヴェリック』)、ジェナ・マローン(『メッセンジャー』)
配給:ハピネットファントム・スタジオ
© 2023 CRACK IN THE EARTH LLC; CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION ALL RIGHTS RESERVED
公式サイト:https://a24jp.com/   

2025年8月29日(金)~全国ロードショー


(オフィシャル・レポートより)


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「1970 年代に放送された特撮ヒーロー番組」という体裁のもと岡本太郎のことばと作品をモチーフに制作され、岡本太郎(日本を代表する芸術)×特撮(日本を代表するエンタメ)の組み合わせが話題よんだ「TAROMAN 岡本太郎式特撮活劇」。1話5分のNHK Eテレ深夜での放送から口コミが拡がり、放送されるたびに【Xのトレンド1位】を獲得。続編の制作や関連書籍が増刷を重ね、関連イベントも盛況ぶりをみせるなど話題性もさることながら、第49回放送文化基金賞のエンターテインメント部門で優秀賞を受賞、藤井亮が脚本・演出賞を受賞するなど高い評価も獲得しています。1話5分の物語が大長編となって、この夏スクリーンで大あばれ!


taroman-500-タローマン&太陽の塔.jpgこの度、8月22日の全国公開に先立ち、岡本太郎最大の聖地“太陽の塔”の目の前、109シネマズ大阪エキスポシティにて、べらぼうジャパンプレミアを開催いたしました!日本で初お披露目となるこのジャパンプレミアでは『大長編 タローマン 万博大爆発』の先行上映とともに、あのでたらめな巨人タローマンが劇場に登場し、べらぼうででたらめな舞台挨拶で盛り上げ、テレビシリーズに続きメガホンを取った藤井 亮監督が、制作秘話を語りました。さらに、イベントの後半ではスペシャルゲストが乱入し大盛り上がり!?
 


◆日時 8月19日(火)18時~18時30分

◆場所 109シネマズ大阪エキスポシティ(大阪府吹田市千里万博公園2−1 EXPOCITY内)

◆登壇者 藤井亮監督、タローマン

◆MC  飯室大吾(FM802)



taroman-8.19-550-2.jpg8 月19日(火)、岡本太郎の代表作・太陽の塔の目の前である109シネマズ大阪エキスポシティで行われたべらぼうジャパンプレミア。当日のチケットは、発売されるや否や即【完売】という人気ぶり。劇場には、いち早く映画を鑑賞しようと、夏休み中の子どもから大人まで、熱狂的なタローマンファンが集結し舞台挨拶前から熱気は最高潮!


taroman-8.19-240-1.jpgイベントが始まると、本編の余韻冷めやらぬ観客たちから会場に拍手で迎えられ、満席の会場に藤井亮監督とタローマンが登場。タローマンは、まっすぐに壇上に向かうわけはなく、でたらめな動きで場内を練り歩くと、観客から歓声が飛び交い、場内は大盛り上がり。タローマンの予測不可能な振る舞いは開始5分経っても続き、なかなか舞台挨拶が始まらない!やりたい放題のタローマンを横目に、しびれを切らした藤井監督は「太陽の塔はタローマンが生まれた場所でもあるので、ここで上映いただけるというのはとても光栄です」と挨拶を開始。「 たった5分のでたらめ(TVシリーズ)を、長編の映画にできるのか!?凄く心配でした。本日初めて見る一般のみなさんの感想を早く聞きたいです」というと会場からは大きな拍手が沸き起こり、安堵の表情をのぞかせた藤井監督。


taroman-8.19-藤井亮監督-240-1.jpg今回、監督・脚本だけでなく、特撮表現やキャラクターデザイン、背景や小道具など映画に関わる多くのパートを一人で担った藤井監督。映画の細部にまで藤井監督のこだわりが詰まっているが、映画ならではの表現としてやりたかったことをと明かし本編を観終えた観客は納得の様子。さらに、「昭和100年の世界をつくりあげるのに、かなり時間をかけました。爆発のシーンも、水槽にインクを垂らしたり、70年代にあった特撮表現の技術を如何に取り入れるか、こだわりました」と語り、一度スクリーンに投影した映像を再撮し、VHS風の粗さを出すなど、敢えてアナログな撮影手法、特撮映像にこだわる徹底ぶりを明かした。


劇中では、岡本太郎の印象的な言葉の数々が盛り込まれているが、どのように言葉を選んだのか問われた藤井監督は、「今回の映画は“万博”がテーマだったので、万博に対する岡本太郎の想いを特にチョイスしました。また、テレビ版で使われていない言葉を選んでいます」と明かした。当時の万博のリアリティと、藤井監督自身が想い描く万博が絶妙に入り混じった映像の数々。監督自身も1970年の万博には憧れがあったそうで、「当時のEXPOにすごく熱気を感じてわくわくした。僕自身が好きで憧れた“万博”を表現できたと思います」と想いを込めた。


また「昔の映画は、フィルムチェンジする時のために、右上に小さい黒い点が一瞬映るんです。それを映画で再現しているので見つけてみてください」と、映画がより楽しめる細かすぎる小ネタも披露。


taroman-8.19-500-1.jpgここで、ジャパンプレミアを祝してスペシャルゲストが乱入!応援に駆け付けた地底の太陽、CBG隊長(そっくりさん)、未来のCBG隊員、風来坊(にせもの)、未来を見た、サンタワー、ガ・ダーンという本編に登場するキャラクターの大群が、オールスターで登場!そして藤井監督、タローマンの総メンバーで、おなじみの主題歌「爆発だッ!タローマン」に合わせて驚異のダンス披露!会場の観客も巻き込み、熱気は頂点へ!


最後に藤井監督は「有名俳優も出ていないPR手段が少ない映画です。是非、みなさんの口コミ、みなさんの力で拡げてください」とメッセージを送り、予測不能のジャパンプレミアは大熱狂のうちに終了。

夏休み終盤をさらにアツく盛り上げる映画『大長編 タローマン 万博大爆発』は、いよいよ8月22日(金)公開!
 


【万博記念公園情報】

住  所:〒565-0826 大阪府吹田市千里万博公園
時  間:9:30~17:00 (最終入園16:30)
料  金:大人260円、小中学生80円(自然文化園・日本庭園共通入園料)
休園日:毎週水曜日
コールセンター 0570-01-1970 / 06‐6877‐7387(9:30~17:00)

万博記念公園ホームページ  https://www.expo70-park.jp/
太陽の塔オフィシャルサイト https://taiyounotou-expo70.jp/


1970 年大阪万博の跡地である万博記念公園内には 岡本太郎のデザインにより建てられた「太陽の塔」や大阪万博の記念館「EXPO'70 パビリオン」など、当時の熱気を感じられる建物が残っています。 また、2018年より太陽の塔の内部を事前予約制で一般公開しています。



『大長編 タローマン 万博大爆発』ようこそ!昭和100年の世界へ‼︎
 

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「1970 年代に放送された特撮ヒーロー番組」という体裁のもと 岡本太郎のことばと作品をモチーフに制作され、岡本太郎×特撮(日本を代表する芸術×エンターテインメント)の組み合わせが話題をよんだ『TAROMAN 岡本太郎式特撮活劇』。
1 話5分の物語が大長編となって、この夏スクリーンで大あばれ!
物語の舞台は1970年。そしてさらに、2025年へ。
時代を超えて、さらなるでたらめを繰り広げる物語に!
ただし…現在の2025年ではなく
「1970 年代頃に想像されていた未来像」としての2025年【昭和100年】が舞台! 
幾何学的な建物、透明なパイプで空中を移動する自動車、宇宙と交信する未来都市。
昭和のこどもたちが目を輝かせ、心を躍らせた、あの頃に思い描いていたワクワクとした未来。
夢と希望に満ち溢れたあの頃の未来の世界で、たたかえタローマン!


【あらすじ】

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時は1970年。
万博開催に日本がわきたっていたその時、2025年の未来から万博を消滅させるためにやってきた恐ろしい奇獣が襲いかかる!
でたらめな奇獣に対抗するには、でたらめな力が必要。
しかし、未来の世界は秩序と常識に満ち溢れ、でたらめな力は絶滅寸前になっていた。
CBG(地球防衛軍)は万博を守るため、タローマンと共に未来へと向かう!


【藤井亮監督プロフィール】

1979 年生まれ。愛知県出身。武蔵野美術大学・視覚伝達デザイン科卒。
細部まで作り込まれた"でたらめでくだらない映像"で数々の話題作、受賞作を生み出してきた。今作でも、監督・脚本だけでなく、アニメーションやキャラクターデザイン、背景制作など多くのパートを担い、独自の世界を構築している。


【作品情報】

出演 :タローマン  太陽の塔 地底の太陽 水差し男爵 縄文人 明日の神話
/解説:山口一郎(サカナクション)
監督・脚本:藤井 亮
企画・プロデュース:竹迫雄也
プロデューサー:加藤満喜 桝本孝浩 倉森京子 柳本喜久晴 佐野晴香
撮影:藤本雅也 照明:東岡允 美術:伊藤祐太
録音:辻元良 衣裳・ヘアメイク:浅井可菜 編集:奥本宏幸
VFX:安田勇真 妻谷颯真 ポスプロコーディネーター:のびしろラボ
音楽:林彰人 監督補:佐野晴香 制作担当:富田綾子
宣伝プロデューサー:山澤立樹
製作:『大長編 タローマン 万博大爆発』製作委員会
制作プロダクション:NHK エデュケーショナル 豪勢スタジオ
配給:アスミック・エース
協力:公益財団法人岡本太郎記念現代芸術振興財団
協賛:キタンクラブ 三井住友海上 アルインコ 日本建設工業

【HP】taroman-movie.asmik-ace.co.jp
【X】@eiga_taroman

Ⓒ2025『大長編 タローマン 万博大爆発』製作委員会

2025 年8月22日(金)より全国ロードショー


(オフィシャル・レポートより)

 

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  頑固で孤独な初老の男のほろ苦い日常と、思わぬ恋心をメキシコ出身の若手女性監督ロレーナ・パディージャが描く長編デビュー作『マルティネス』が、8月22日(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町、アップリンク吉祥寺ほか全国順次ロードショーされる。
チリ人俳優フランシスコ・レジェス(『ナチュラルウーマン』)が、仕事のため移住したメキシコでキャリアの終盤を迎え、老いや死、孤独に直面しながら愛に迷う曲者の主人公・マルティネスを絶妙のさじ加減で演じている。淡々とした日常に訪れる変化と共に思わぬ方向へ変わっていくマルティネスに、監督はどんなメッセージを込めているのか。パディージャ監督(写真下)にオンラインでお話をうかがった。
 
 
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■どこにも居場所や所属がない感覚を表現

――――ご自身の初長編で、初老の移民男性を主人公にした物語を描いたいきさつを教えてください。
パディージャ監督:わたしはメキシコ人ですが、過去15年間で5カ国10都市に居住経験があります。だから故郷でも、母国ではない国でも属していないという感覚が強くなりました。移民の方も、わたしの感覚と同様に、どこにも居場所や所属がないと感じているでしょうから、共感や興味を覚えるようになったのです。
 
――――なぜ、そんなに多くの場所を訪れながら暮らしておられたのですか?
パディージャ監督:元々どの世界にも所属していないという感覚があったので色々な国で住んでみたのですが、最終的にはメキシコに帰り、とても満足しています。それは国に対する満足ではなく、わたしがこれでいいんだと自分の内面に向き合った上で、満足できるようになったということなのです。
 

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■フランシスコ・レジェスは、マルティネスのイメージそのもの

――――様々な場所を訪れながら、ご自身と向き合う旅をされてきたんですね。
次に、孤独で偏屈な主人公、マルティネスを演じたフランシスコ・レジェスとの出会いについて教えてください。
パディージャ監督:マルティネスというキャラクターのルックスについて、元々かなりしっかりしたイメージがありました。最初はメキシコでキャスティングを行いましたが、なかなかイメージ通りの俳優が現れなかった。ある日、セバスティアン・レリオ監督の『ナチュラルウーマン』の予告編を見る機会があり、そこに登場したフランシスコ・レジェスさんを見た瞬間に「彼こそがマルティネスだ!」と思いました。すぐにレジェスさんにコンタクトを取り、脚本を送ってオンラインミーティングをしたところ、オファーを受けてくれたのです。わたしの頭の中に、会ったこともないレジェスさんが演じるマルティネスの顔が浮かんでいたので、本当に驚きましたね。
 
 
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■即興的に長回しに変えることでできたベストシーンは?

――――レジェスさんとの役作りについて教えてください。
パディージャ監督:レジェスさんとの役作りはとてもやりやすかったです。わたしは大学で映画を教えているので(メキシコのモンテレイ工科大学グアダラハラキャンパスで脚本・監督コースを担当)、その給料を貯めてチリに行き、彼と役作りや撮影を行いました。わたしは撮影現場で脚本にないことを取り入れ、即興的に変えていくことが好きで、レジェスさんがそのやり方を受け入れてくれるか不安でしたが、快く受け入れてくれました。本当に良かったです。しかも彼は本当にハンサムなんですよ(笑)。
 
――――即興の演出がうまく作用したと思うシーンは?
パディージャ監督:マルティネスが同僚のコンチタとパブロ、(孤独死した隣人の)アマリアについての作り話をしていたシーンは、現場で脚本を変更し、かつわたしが最も重要だと思っているシーンです。わたしは長回しも多用するのですが、カットと言わずに回し続けていると、彼らは舞台経験が豊富な俳優たちなのでひたすら演技を続けてくれ、その結果とてもいいシーンになりました。
 
 
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■人はいくつになっても変われると強く信じて

――――本作は年をとることをネガティブに捉えるのではなく、自分次第で変わっていけるとポジティブに捉えているように感じました。今のお話を聞くと、パディージャ監督自身のお父様に対する願望を描いたようにも映りますね。
パディージャ監督:面白いことに、母にこの映画を見せた時は、「この映画は、実家であなたのお父さんを撮ればよかったんじゃないの」と言われたのですが、父に見せたときは「わたしはマルティネスとは違うし、こんな偏屈じゃない」と言われました。それが現実なのです。わたし自身は、人はいくつになっても変われると強く信じていますし、そこにこそ映画の力があると思っています。
 
――――アキ・カウリスマキ作品のような、ミニマムな描写の中に哀愁やユーモア、働く人間の心情が描かれていましたが、影響を受けた監督や、このようなテイストの作品にした狙いについて教えてください。
パディージャ監督:アキ・カウリスマキはとても好きな監督です。わたしは華やかさや特別なことはなくても、シンプルなストーリーや、市井の人々が主人公の作品が好きです。ミランダ・ジュライも素晴らしい監督で、作品で登場するキャラクターもシンプルですが、どこかユニークさがあって好きです。他にはアレクサンダー・ペイン監督の『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』も好きですね。わたし自身も祖父母や叔母といい関係を築いているので、人が好きですし、とにかく人にまつわる話が好きなのだと思います。シンプルなテイストの映画が好きだからこそ、自分で撮るときはシンプルなトーンの映画を目指しているのです。
 

■もっとわたしたち女性監督には映画を作る機会が必要

――――ありがとうございました。最後にメキシコ映画界、しいてはラテンアメリカ映画界における女性監督の状況や今後の展望について教えてください。
パディージャ監督:今は多くの女性監督が台頭しており、すごく興味深い時期に身を置いていると思います。ただ、女性監督と一言でいっても、皆それぞれに個性があり、違う状況にありますので、もっとわたしたちには映画を作る機会が必要だと感じています。わたしはニューヨーク大学の芸術学部(ティッシュ・スクール・オブ・ジ・アーツ)でフルブライト奨学生としてドラマティック・ライティングの修士号を取得しましたが、そこには世界各国から女性監督が集まっていました。彼女たちは脚本や撮影も担当しますし、母親業をこなしながらそれらをやっている人もいます。彼女たちの撮影や物語へのアプローチ、クルーとの関係性づくりなど、本当に様々です。だからこそ、色々な観点から描く女性の作品が観ることができると思っていますし、わたし自身も観たいと思っています。
(江口由美)
 

『マルティネス』“MARTÍNEZ”
2023年 メキシコ 96分 
監督・脚本:ロレーナ・パディージャ 
出演:フランシスコ・レジェス、ウンベルト・ブスト、マルタ・クラウディア・モレノ
8月22日(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町、アップリンク吉祥寺ほか全国順次ロードショー
© 2023 Lorena Padilla Bañuelos
 


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累計発行部数 150 万部超え、「恋は雨上がりのように」の眉月じゅん最新作にして人気漫画「九龍ジェネリックロマンス」(集英社 / ヤングジャンプ連載)がアニメ化に続き、待望の実写映画化!!

本作の舞台となる、かつて香港に存在した美しくも妖しい街“九龍城砦”。その風景を再現するため、狭く雑多な路地裏の商店など、誰もがなぜか懐かしさを感じるような古い街並みを残す台湾にて真夏のロケを敢行。ノスタルジーに溢れる世界で、切ないミステリーと極上のラブロマンスが描かれる。鯨井令子役には、映画『正体』(24)で第 48 回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞した吉岡里帆、工藤発役に『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら』(23)で第 47 回日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞した水上恒司の配役で W 主演を果たす。巨大製薬会社の社⻑・蛇沼みゆき役に⻯星涼、喫茶店・金魚茶館の店員タオ・グエン役に栁俊太郎、靴屋の店主で令子の親友になる楊明役に乃木坂 46 の梅澤美波、九龍のあらゆる店でアルバイトをしている小黑役に花瀬琴音、蛇沼と行動を共にし、九龍の街を調べるユウロン役にフィガロ・ツェンら豪華俳優陣が集結!


この度、8月14日(木)に「夕涼み試写会」と称し、公開直前イベントを実施いたしました!W主演の吉岡里帆、水上恒司が浴衣姿で登壇!作品の魅力を語るほか、本作の内容にちなみ事前に募集した“恋の悩み”にキャストがアドバイスするコーナーや、大ヒットを記念してスイカ割りに挑戦する企画も!
 


【日時】8月14日(木)18:30〜19:00  ※上映前イベント

【会場】国際フォーラム ホールD7

    (東京都千代田区丸の内3丁目5番1号)

【登壇者】吉岡里帆、水上恒司



kowlongr-0814_yoshioka.jpg九龍の街で働き、先輩社員・工藤に恋をするも、過去の記憶がないことに気づく鯨井令子役の吉岡は「見ていただいてもいいですか?」とくるっと一回転し、金魚がデザインされた浴衣をキュートにお披露目。「TVアニメ『九龍ジェネリックロマンス』で(金魚の)サクセス役の声を担当させていただいている縁で金魚柄にしてみました。そして頭には朝顔、背中にはバラが咲いて…。咲き乱れている人になっています」と照れながら紹介。令子の先輩社員で九龍の街を誰よりも愛しながらも、誰にも言えない過去を抱える工藤発役の水上もくるっと一回転したものの「涼やかではあるけれど、吉岡さんの浴衣姿を見たスタイリストさんから『吉岡さんが華やかだから水上さんが質素に見える』と言われた。いやいやこの浴衣、あなたが持って来たんでしょう(笑)?と。」とぶっちゃけると会場は笑い声に包まれました。


吉岡と水上は初共演吉岡について水上は楽な道を決して選ばず、あえて自分がこれだと思う道を突き進む様は先輩として頼りになるし、素敵だなと思ってずっと見ていました」とリスペクト。吉岡も水上について「青年としての美しさや凛としている繊細な感じが印象的でしたが、一緒に撮影をしていくとどんどん頼りがいのある所を見せてくれた。年齢差はあるけれど前に進む原動力を与えてくれるような。初めは『私がお姉さんとして引っ張っていくぞ!』という気持ちで現場入りしたけれど、結果的には私の方が引っ張ってもらったと思います」と頼りがいある後輩だと称えていた


kowlongr-0814_mizukami.jpg撮影は、かつて香港に存在した“九龍城砦”の風景を再現するため、昨年夏に台湾で行われた。水上は吉岡ら撮影チームをオススメの水餃子屋に連れて行ったというが…。吉岡は「撮影初日にみんなで食べに行って、本当に美味しい水餃子で感動していたら、水上君が真顔で食べていた。どうしたのかな?と思ったら『最初食べた時のような感動はないっすね…』と言っていました。自分で誘ったのに〜(笑)!」と回想。これに水上は「毎日長蛇の列ができるくらいの美味しい店で、僕が初めて台湾に行った時も2、3度行っていて、そこに皆さんをお連れしたものの、真夏の暑さもあったのか僕が色々とマヒしており、無になっていましたね」と理由を説明し、吉岡は「そのリアクションが面白くて。水上君は表裏一体な感じがある人なのかなと。そんな姿が垣間見える瞬間でした」と思い出し笑いだった。
 

恋に悩む鯨井と工藤にちなんで、SNSに寄せられた恋のお悩み相談を実施。

これに吉岡は「悩み相談は聞くけれど、その人がすでに答えを持っている事があるので、答えたところで『…違う』と切り捨てられないか心配です」と苦笑いし、水上も「確かに…。僕らの回答は話半分で聞いてください」と言うものの、いざ悩み相談が始まると想定外の盛り上がりを見せた。


「最近小中の同級生の男の子と頻繁に会ってデートしています。わたしも好きだし、ほぼ確実に向こうも好きだと思うのですが、お相手がなかなか告白してくれません。どうしたら告白してくれるでしょうか?」このお悩みに吉岡が「それは確実に男性側が好きなのかな?」と疑問を呈すると、水上は「好きだと思う。ただその状況に男が甘えているだけ。まさに工藤のように現状に甘んじているので、そこは女性の強さで『おら!』と行かなくちゃ」と女性側からのアプローチを熱弁。これに吉岡が「いやいや水上君、相談内容を聞いていましたか?告られたい派なんですよ?」と意見すると、当の相談者が客席にいる事が判明!会場にはいない意中の男性に向かって、水上は「お前、何をやっているんだ!?(恋は)男が決めないといけない瞬間がある!」、吉岡は「男を見せた方が良いんじゃない?伝えられる時に伝えないと後悔しますよ?」とエールを送っていた。


kowlongr-0814_スイカ割り.jpg令子の大好物として本作に登場するスイカにちなんで、最後は大ヒットを祈願して夏の定番・スイカ割りに挑戦

水上はアイマスク装着で5回回転し、吉岡のアシストを頼りに「行きますよ!」と大きなスイカに見事一撃を喰らわせた。吉岡は「良い振り切りでした」と絶賛するも、クールな水上は割れたスイカを見て「普通に切って食べた方が美味しい」と言い、吉岡から「そんな元も子もない事を言わないで!!」と笑顔を魅せた。最後に水上は「本作はなかなかないミステリーラブロマンスになっているので、どなたでも楽しめるはずです」とPR。吉岡は「映画を観れば、恋とは理屈ではないという気持ちになってもらえるはずです。人を愛するのはその人が目の前にいるからこそできることで、好きな人がいる事、好きだと伝えるチャンスがある事は本当に素敵な事だと思います。映画の世界にどっぷり浸かっていただけたらと思います」と呼び掛けていた。
 


『九龍ジェネリックロマンス』

【STORY】過去を明かせば、想いは消えるー。

懐かしさで溢れる街・九龍城砦の不動産屋で働く鯨井令子は先輩社員の工藤発に恋をしていた。工藤は九龍の街を知り尽くしており、令子をお気に入りの場所に連れ出してくれるが、距離は縮まらないまま。

そんな中、九龍で靴屋を営む楊明、あらゆる店でバイトをする小黒らと意気投合。令子は、九龍でゆっくりと流れる日常にそれなりに満足していた。しかしある日、工藤と立ち寄った金魚茶館の店員タオ・グエンに工藤の恋人と間違われる。さらに、令子は偶然1枚の写真を見つけるのだが、そこには工藤と一緒に自分そっくりの恋人が写っていた。困惑する令子の元に大企業の社長・蛇沼みゆきと謎めいた男ユウロンが現れる。思い出せない過去の記憶、もう 1 人の自分の正体、九龍に隠された秘密。核心に迫る令子は、工藤が抱える切ない過去を知ることになるー。


キャスト:吉岡里帆 水上恒司 
      栁俊太郎 梅澤美波(乃木坂46) 曾少宗(フィガロ・ツェン) 花瀬琴音
                   諏訪太朗 三島ゆたか サヘル・ローズ 
                   関口メンディー 山中 崇 嶋田 久作
      竜星涼
原作:眉月じゅん「九龍ジェネリックロマンス」(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載)
監督:池田千尋
脚本:和田清人 池田千尋
音楽:小山絵里奈
主題歌:Kroi「HAZE」(IRORI Records / PONY CANYON INC.)
制作プロダクション: ROBOT
制作協力: さざなみ
企画・配給: バンダイナムコフィルムワークス
©眉月じゅん/集英社・映画「九龍ジェネリックロマンス」製作委員会

原作情報
原作「九龍ジェネリックロマンス」眉月じゅん(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載)
単行本1巻〜11巻好評発売中。

︎TVアニメ情報
Blu-ray BOX 全1巻が2025年9月29日(金)に発売!
各種プラットフォームにて全13話配信中!

作品公式サイト&SNS
公式サイト:https://kowloongr.jp/
公式X:https://x.com/kowloongr_jp
公式Instagram:https://www.instagram.com/kowloongr_jp/
 公式TikTok:https://www.tiktok.com/@kowloongr_jp
ハッシュタグ:#九龍ジェネリックロマンス  #九龍GR

2025年 8月29日(金)~全国ロードショー!


(オフィシャル・レポートより)


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ニューヨークで暮らすとあるアジア人夫婦。ある日、息⼦の誘拐事件をきっかけに夫婦が抱える秘密が浮き彫りとなり、崩壊していく家族を描いたヒューマンサスペンス『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』(英題:『Dear Stranger』)が9月12日(金)に公開いたします。


Dear Stranger-pos.jpg主演は、米アカデミー賞で最優秀国際長編映画賞に輝いた『ドライブ・マイ・カー』や、A24製作のシリーズ『Sunny』など国際的な活躍の場を拡げる俳優・西島秀俊。その妻役には、ベルリン国際映画祭の最優秀作品賞を受賞した『薄氷の殺人』や『鵞鳥湖の夜』に出演するなど、人気と実力を兼ね備えた、台湾を代表する国民的女優のグイ・ルンメイ。日本と台湾、それぞれの国を代表する俳優2人が夫婦役で共演します。


監督は、社会問題を鋭くえぐり、予測不可能な展開で観客を魅了する映画監督・真利子哲也。2016年に『ディストラクション・ベイビーズ』 でロカルノ国際映画祭の最優秀新進監督賞を受賞。同作は2022年、『宮本から君へ』 とともにフランスで劇場公開され、好評を博しました。


新作が待ち望まれていた真利子監督の6年ぶりの最新作となる本作は、全世界に向けて各々の文化圏の人々に届く濃密なヒューマンサスペンス。撮影は、多国籍のスタッフが集結し、2024年11月~12月末までオールNYロケを敢行。ブルックリンを中心に、チャイナタウンやハーレム等、リアルなNYの日常を映しています。
 


【日程】 2025年8月5日(火) 16:00 ※上映・観客無し

【場所】 丸の内TOEI① (中央区銀座3丁目2−17)

【登壇者】西島秀俊、グイ・ルンメイ、真利子哲也(敬称略)


<以下、レポート全文>

2025年7月27日に閉館を迎え、すでに営業が終了した丸の内TOEI。本作では主人公が「廃墟」を研究していることから、「廃墟」さながらの会場で会見が行われ、主演の西島秀俊、台湾から来日したグイ・ルンメイ、そして真利子哲也監督が登壇した。


Dear Stranger-8.5bu-西島秀俊様.JPG登場した西島は「力強い作品が完成しました」と堂々たる挨拶をし、監督は「西島さんとルンメイさんと日本でこうして舞台に立てることが嬉しい」と感動を表現。そしてルンメイは「みなさんこんにちは、私はルンメイです、どうぞよろしくお願いします」と流暢な日本語で挨拶をして会場を驚かせた。


本作のオファーを受けた時の印象、出演の決め手について聞かれた西島は「真利子監督のファンだったのでとにかくご一緒したいと思いました。脚本を読んで、文化の衝突や家族の関係の難しさという、今社会が直面している問題、だけど解決方法が見つかっていないというテーマが多く含まれていて、自分自身もこの作品と向き合ってみたいという思いが生まれました」と、本作への強い熱意を明らかにし、ルンメイは「監督からオファーがあった時に光栄に思いました。今回の脚本には、廃墟というモチーフや、人形を用いて登場人物たちの内面を特別な方法で表現しようとしている素晴らしさを感じました。二人は国籍も言葉も違うけれども愛があるから結ばれた。しかしそこには隔たりがあって、どう向き合っていくのか、乗り越えていくのかというところにとても心惹かれてこの作品に参加したいと思いました。」と、二人ともが監督と作品への信頼を示した。


Dear Stranger-8.5bu-真利子哲也監督.JPGさらに、三人は初タッグであったことについて、真利子監督は西島に対して「西島さんは好きな俳優さんだったのでオファーさせていただいたのですが、映画に対する愛情がすごく強いという印象で、信頼できる方だと感じていました。ボロボロになる役が似合う印象があって、言語が何であっても、言葉に頼らず役を生き抜いてくれる印象がありました」と印象を語り、ルンメイに対しても「ルンメイさんも一映画ファンとして映画にご出演されるところを見て、繊細なことができる女優さんであり、強さも持っていらっしゃるのでお願いしたいと思った」と想像しながら、実際に撮影した際には「何事にも感謝して過ごしている方だと思いました。全てのことに献身的で全力でやってくれる、何もかも空っぽで挑んでくれるすごい俳優さんです」と映画ファンとして、監督としての感謝を伝えた。

また、西島のことを「追い込まれてボロボロになる役が似合う」と評する真利子監督だが、本作でも追い込まれていく西島の姿について「共に同年代で、同じように映画を観てきた信頼できる相手ということで、“どこまでいけるか”ということを西島さんと共有できました。信頼関係があったからできたことですが、そもそも英語の脚本なので、最初から追い込んでいる自覚はありましたが…(笑)そういう負担はあるだろうと思っていたので、西島さんともルンメイさんともコミュニケーションは取るように努めましたが、二人とも普通にそれをお芝居として成立させていたのはさすがでした。」と撮影の様子を振り返った。


Dear Stranger-8.5bu-グイ・ルンメイ様.JPGまた西島は共演したルンメイの印象を聞かれると「(ルンメイさんは)アジアを代表する素晴らしい俳優さんだと思います。とにかく全てを作品に投げ出す方で、1ヶ月半の撮影期間中、休みの日も含めて準備を丁寧にやっていらっしゃっていました。こんなにナチュラルに演技をする方がいるんだと感動しました。何度テストや演技をやっても集中力を切らさない方で、改めて自分がどういう演技が、どういう俳優が理想だったのかということを、見つめ直す機会を与えてくださった、本当に素晴らしい俳優さんです」と感謝と尊敬しきり。

それを受けルンメイは「そのようにおっしゃってくださってありがたいです。西島さんとご一緒することはとても光栄なことでした。西島さんはとても落ち着いていて冷静なのですが、心の中には無尽の情熱が渦巻いていると思うんです。例えば、芝居自体は変わっていないんですが、演技やリアクションが毎回微妙に違うんです。西島さんは大きな木で、その下で私は思う存分遊ぶことができる。毎回異なるエネルギーを受けさせていただいて、俳優として共演ができることはとても幸せです。だから私は準備を万全にして、現場ではエネルギーを浴びながら自由に演技させていただいたんです」と西島の俳優としての度量を褒め称えた。


続いて真利子監督の現場について西島は、「人間の根源的なエネルギー、本能みたいなものを突き詰めていて、それが哲学的に感じる瞬間がありました。監督は、今作では今まで描かれてきた肉体のぶつかり合いや暴力ではなく、社会のようなものにぶつかって向かったんだなと思いました。またもっと先へ進んでいくんだろうなと思います。また現場ではテストを繰り返して全てが揃う形を望んでいるのではなく、常に何か新しく生まれる、生々しい瞬間を捉えようとしていると感じました」と監督との仕事を述懐し、ルンメイは「監督は素晴らしい耳を持っていると思いました。今まで様々な監督とご一緒しましたが、我々が喋っているトーンや体現して成長しているところを監督はどこかでわかっている。“違うやり方でやって”と言われることもあって、その時は私たちの発しているセリフから人間の情感の表現を全部感じ取っている。こういう調整を通して我々の演技を引き出してくれるやり方は新鮮でした」と稀有な存在であったことを語った。


Dear Stranger-8.5bu-ビックカイ.JPG本作が生まれたきっかけを問われた監督はコロナ禍になって世界が一変して、全てが失われて変わった経験をみなさんされていると思うんです。それをきっかけに夫婦を通して『愛』を描きたいと思った」と本作のテーマを語った。さらに本作で描かれる象徴的な廃墟と人形劇に関しては、「様々な場所をロケしながら、西島さん演じる賢治が、廃墟が自分の過去と紐づくことで惹かれていくところに絡めたいと思いました。さらに、滞在時に大きな人形で演じる大人向けの人形劇がカルチャーショックでした。身体的な表現が素晴らしいルンメイさんなので、ぜひ取り入れてみたいと思ったんです」と自身の経験から生まれた設定を明かした。


そして、全編NYロケという撮影に関して西島は「雪が降っているシーンは本当に降っていて、寒さが想像以上でした。皆さんがイメージするNYとは違って、片隅で一生懸命生きる家族の姿、古いチャイナタウンなど、人がかつて生きていた、これからは忘れ去られていくであろう場所でロケをしていたのは非常に印象深いです」と語り、ルンメイは「るつぼのような街。なんでも受け入れるような街だと思いました。でもその反面、人間一人一人が孤独なんだと思います。この夫婦ふたりもそうなんだなと思いました。NYを舞台にして英語を共通語として話しますが、心のコミュニケーションはなかなか取れない、そういう意味でロケーションとしてはピッタリだったと思います。」と振り返った。


さらに、全編ほぼ英語でのセリフを選んだ経緯について真利子監督は「夫婦の中でお互いの思いやりがすれ違ってしまうという関係を描きたくて、その中で第三ヶ国語を入れることによって、その少しのすれ違いを描くのに有効でした。」と明かした。そんな英語での演技について西島は「研究が評価されてNYに呼ばれている役なので、ネイティブである必要がなかったこともありますが、目の前にルンメイさんがナチュラルな感情のままにいてくださったので、現場に入った瞬間に不安はなくなりました。内面に集中してその後に言語がついてくる感じになりましたし、“映画を撮る”という共通言語があってそれは世界中変わらない。みんなが監督をリスペクトして撮影する、同じ方向を向いていたので、改めて海外の企画で様々な国の人が集まることは挑戦のしがいがありましたし、豊かで分かり合える時間が過ごせるんだと思いました」と国境や言語の壁を超えた作品作りがあったことを明かした。ルンメイは「英語の脚本を読んでいたのですが、そもそも日本語からの英訳なので元々の日本語の意味などをお伺いしたんです。日本語はニュアンスが微妙な表現、行間の表現を重んじる表現だと思いますので、監督の本当に言いたかった内容をキャッチして英語の中に溶け込むようにさせていたと思います。」と、言葉の奥深くまで理解をする努力を語った


Dear Stranger-550.jpg最後に監督は「アメリカという地で、西島さんもルンメイさんも素晴らしい演技でやりきってくれました。不思議なことに観る人の立場によって印象が変わる映画なので、観た人と一緒に語り合ってくれると嬉しいです。自分の中でもラストが震える映画になっていますのでどうぞお楽しみください」と語り、ルンメイは「久しぶりの来日で、集まってくださった日本の皆さんに感謝します。本作での二人の関係性において様々な課題、問題を提起して崩れても、結局は愛がある。それぞれの立場から見て感じ取っていただけたらと思います」と伝えた。西島は「過去に囚われてなかなか抜け出せない人、自分が生きていくうえでかけがえのないものが周りから理解されない人、やりたいことと実際の生活のバランスが取れない人。今、懸命に生きている人にぜひ観ていただきたいです。ある人には希望の光に見えるかもしれないし、ある人には何も解決しないように見えるかもしれないけれど、ラストは不思議な爽快感がある映画だと思います。映画の中での登場人物たちも生々しく生きて、困難を乗り越えていきます。ぜひ劇場に足を運んでそんな姿をご覧になって欲しいです。」と締め括った。
 


【物語】

ニューヨークで暮らす日本人の賢治(西島秀俊)と、台湾系アメリカ人の妻ジェーン(グイ・ルンメイ)は、仕事や育児、介護と日常に追われ、余裕のない日々を過ごしていた。ある日、幼い息子が誘拐され、殺人事件へと発展する。悲劇に翻弄される中で、口に出さずにいたお互いの本音や秘密が露呈し、夫婦間の溝が深まっていく。ふたりが目指していたはずの“幸せな家族”は再生できるのか?

【作品情報】
作品タイトル:『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』 (英題:『Dear Stranger』)
公開日:9.12 Fri TOHOシネマズ シャンテほか 全国ロードショー
出演: 西島秀俊 グイ・ルンメイ
監督・脚本:真利子哲也
配給:東映
公式サイト: https://d-stranger.jp/   
公式Xアカウント: @d_stranger_mv   
公式Instagram:@d_stranger_mv

2025年9月12日(金)~ TOHOシネマズ シャンテ、大阪ステーションシティシネマ、なんばパークスシネマ、京都シネマ、シネ・リーブル神戸ほか 全国ロードショー


(オフィシャルレポートより)
 
 


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吉沢亮のふり幅の大きな演技力に、笑えてくるくらい感銘!

笑ってキュンとしてクセになる前代未聞のバンパイア・ラブコメディ!


■日時:8月1日(金)19:35~20:00(上映終了後舞台挨拶)

■会場:大阪ステーションシティシネマスクリーン1

(大阪市北区梅田3丁目1番3号ノースゲートビル11F)

■登壇者:吉沢亮、浜崎慎治監督(敬称略)

■MC :遠藤淳



映画『ババンババンバンバンパイア』は「別冊少年チャンピオン」(秋田書店)にて連載中の奥嶋ひろまさ氏による大人気コミックの映画化作品で現在全国にて絶賛公開中!


bababa-pos.jpg現在、優美さと繊細さで歌舞伎役者の波乱万丈の一代記を大胆に演じた映画『国宝』が大ヒット中の吉沢亮だが、7月4日から公開されているバンパイア・ラブコメディ映画『ババンババンバンバンパイア』では全く別の顔で魅了している。違い過ぎて思わずケラケラ笑えてくるくらい面白いのだ! 昨年公開の『ぼくが生きてる、ふたつの世界』では華やかさとは無縁のナイーブな演技で心に沁みる感動に惹き込まれてしまった。そして、今年の大躍進をみても、改めて吉沢亮という俳優の底知れぬ演技力に驚きを隠せない。


主演の吉沢亮をはじめ、役名と同じ名前の“りひと”の板垣李光人に、原菜乃華眞栄田郷敦満島真之介関口メンディーら豪華キャストが贈る、クセ強で愛すべきキャラクターたちが繰り広げる、すれ違いまくりの恋愛模様にドハマりする人が続出!


監督にはKDDI au「三太郎」シリーズなど話題のCMを多数手掛ける浜崎慎治。主題歌には、imaseが昭和の名曲をアレンジカバーした「いい湯だな2025 imase×mabanuaMIX」。豪華キャスト・スタッフが揃った、笑ってキュンとしてクセになる前代未聞のバンパイア・ラブコメディ映画『ババンババンバンバンパイア』で、この厳しい夏を超り越えよう!
 



bababa-8.1bu-500-2.JPG今回、初の大阪での舞台挨拶が開催され、主演を務めた、450歳のバンパイア・森蘭丸役の吉沢亮と本作のメガホンをとった浜崎慎治監督が、観客からの拍手に迎えられ登壇。


【大阪での思い出は?】

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本作初の大阪での舞台挨拶ということで、大阪での思い出を問われた吉沢は、今まさに大阪で別作品を撮影中だそうで、「大阪は本当に良い所ですよね。今撮影している場所の近くで、やきそばが有名なお店があって、やきそばとお好み焼きを一緒にいただいたのですが、東京ではあまりない食べ方なので、関西を感じています」と、大阪グルメを満喫している様子。


鳥取出身の浜崎監督は、都会的な大阪に憧れをもっていたといい、「“かに道楽”でかにが動いているだけでびっくりした記憶があります」と、子供の頃に訪れた大阪の思い出を懐古。

笑いの本場と言われる大阪での舞台挨拶に少し緊張気味の吉沢は、「上映後のお客さんのテンションが低かったらどうしようと不安で(笑)。喜んでくださっていますよね?(会場大きな拍手)皆様の笑顔を見てちょっと安心しました」と、バンパイア・コメディが大阪でも受け入れられたことに、ほっとしたようだ。


【2度目のタッグとなったお互いの印象は?】

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2020年公開の映画『一度死んでみた』以来のタッグとなった2人だが、改めてお互いの印象を問われると、吉沢は「前作も映像の強さやカメラワークのかっこよさを感じましたが、今回も笑いがありつつ、映像作品としてのクオリティが高く、素晴らしい。蘭丸と長可(眞栄田郷敦)が対峙するシーンなんかは、急に本気のバンパイア映画が始まったなと思って」とコメント。


一方、浜崎監督も、「ご一緒した5・6年前より経験を積まれた顔をしていた。今回は座長として現場にいらっしゃって、吉沢さんを見て皆さんの芝居のレベルがあがったと思います」と、吉沢の座長ぶりを明かし、お互いに絶賛していた。



【細かすぎるババクイズ?】

ここで、クセになる笑いでリピーターも多い本作から、映画を何度も観ないとかわらない、細かすぎる「バババクイズ」に2人が挑戦することに!

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Q1:劇中、蘭丸が李仁(板垣李光人)を、何度も「李仁くん!」と呼ぶシーンが出てくるが、合計何回「李仁くん!」と言ったか?

吉沢は「むずかしい!」と頭を抱えながら「12回」と回答。浜崎監督は「35回」と、回答が分かれたが、正解は「33回」ということで、ここは浜崎監督の勝利!


Q2:李仁も、何度も「森さん!」と呼ぶシーンがあり、合計何回言ったか?

浜崎監督が「47回」で、吉沢が「56回」と回答。正解は「81回」と発表されると、あまりの多さに壇上の2人のみならず会場からも驚きの声が。


Q3:蘭丸がまとっていたバンパイアの衣裳の重さは?

浜崎監督は「3.8kg」で、吉沢は「5.2kg」という回答。正解は「6kg」と発表されると、実際に衣裳を着用していた吉沢は、正解に近い回答を出しながらも「そんな重かったんだ!」と改めて驚きの表情を見せていた。


【最後のご挨拶】

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終始笑顔の絶えない和やかなムードで行われた舞台挨拶もいよいよ終わりが近づき、

浜崎監督は、「公開して一か月経ちますが、嬉しいコメントをたくさんいただいています。『鬼滅の刃』の“鬼”もいますが、吸血鬼という“鬼”もいますので(笑)、こちらもよろしくお願いします。先日東京で応援上映がありましたが、そういうイベント上映会のようなものに向いている作品だと思いますので、大阪や九州の方にも広がっていくといいなと思っています」と思いを込めて語った。


吉沢は「大阪のお客様に楽しんでいただけて嬉しく思いますし、是非、このコメディ映画を本場の皆様が共に盛り上げてくださると作品にとって嬉しいことだなと思います」と観客にメッセージを送った。そして、最後は大阪弁で「みなさん、本当に・・・なんでやねん!」と大阪弁でツッコミを入れ最後まで会場の笑いを誘っていた。
 


【STORY】

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瀕死のところを、「ぼくんち来る?」というあどけない純粋無垢な少年に救われた森蘭丸(吉沢亮)。以来、450歳のバンパイアであることを隠して(いや相当怪しいのだが気付かれずに)銭湯で働くことになる。バンパイアにとって至高の味わいである「18歳童貞の血」を求め、救ってくれた銭湯のひとり息子である15歳の李仁(板垣李光人)の成長と純潔をそばで見守る日々を送っていた。だが、高校進学で李仁がクラスメイトの葵(原菜乃華)に一目惚れ!恋に浮かれる李仁をよそに、童貞喪失という絶体絶命のピンチを切り抜けようと、蘭丸による決死の童貞喪失阻止作戦が幕を開ける!

ところが、バンパイアオタクである葵から逆に恋心を抱かれてしまうは、さらには蘭丸の命を狙うバンパイアハンター・坂本(満島真之介)、葵の兄である脳筋番長・フランケン(関口メンディー)が次々登場、全員の勘違いとすれ違いにより、恋の矢印が大混線!

そして、そんな蘭丸のもとへ因縁の相手である兄・長可(眞栄田郷敦)の影が忍び寄る――。


出演:吉沢亮
板垣李光人
原菜乃華、関口メンディー/満島真之介
堤真一
音尾琢真、映美くらら
笹野高史
眞栄田郷敦
原作:奥嶋ひろまさ『ババンババンバンバンパイア』(秋田書店「別冊少年チャンピオン」連載)
監督:浜崎慎治  脚本:松田裕子
主題歌:imase「いい湯だな2025 imase×mabanuaMIX 」(Virgin Music / ユニバーサルミュージック)
製作幹事:松竹テレビ朝日
製作:「ババンババンバンバンパイア」製作委員会
制作プロダクション:ダーウィン
配給:松竹
©表記:©2025「ババンババンバンバンパイア」製作委員会©奥嶋ひろまさ(秋田書店)2022

公式サイト:https://movies.shochiku.co.jp/bababa-eiga/
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2025年7月4日~大阪ステーションシティシネマ、なんばパークスシネマ、MOVIX(堺・京都・あまがさき)ほか全国にてバンバン絶賛公開中!


(河田 真喜子)

 

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