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『ナミビアの砂漠』公開記念 『あみこ』特別上映会トークショー@ポレポレ東中野


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【登壇者】河合優実、山中瑶子監督
【日時・場所】9月3日(火)  ポレポレ東中野


この度、第77回カンヌ国際映画祭国際映画批評家連盟賞において、女性監督として最年少受賞に輝いた山中瑶子が監督・脚本、河合優実主演の『ナミビアの砂漠』をいよいよ9/6(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開いたします。

★『ナミビアの砂漠』作品紹介はこちら⇒ 


Nambia_Main_poster.jpg監督は19歳という若さで『あみこ』を作り上げ、史上最年少でのベルリン国際映画祭出品を果たし、坂本龍一も絶賛した若き天才・山中瑶子。主演は、その『あみこ』を高校生の時に観て衝撃を受け、監督に「女優になります、いつか監督の映画に出演したいです」と直接手紙を渡して伝えたという河合優実。


初めての出会いから6年。才能あふれる2人の夢のタッグが実現し、完成した本作は今年のカンヌ国際映画祭でも大絶賛を受け、女性監督史上最年少で“国際映画批評家連盟賞”を受賞。カンヌでのワールドプレミア、上海国際映画祭でのアジアプレミアを経て、いよいよ9月6日より日本で公開となります。


この度は、『ナミビアの砂漠』公開記念として『あみこ』を特別上映。河合優実が女優になることを決心した、原点とも言える『あみこ』を観た場所、思い出の映画館ポレポレ東中野に、世界にその名をとどろかせる監督となった山中瑶子と、俳優として今最も注目の存在、時代のアイコンとなった河合優実の2人が揃って感動の帰還を果たしました。
 



Nambia-9.3-kawai-240.jpg河合は思い出の地のステージに立って、改めて当時を回想。「はあ、恥ずかしい。凄く変な感じがする。今凄くゾワゾワしています。『あみこ』を見てからの出来事は色々なところで話しているので、Webを検索して読んでください」と照れ笑い。当時偶然にも同じ回の『あみこ』を観ていた若手監督からDMでオファーをもらい、自主製作映画で女優デビューを果たしたという逸話もある。河合は「確約もないのに、それで『私、女優になれる!』と思ってしまって、山中監督に手紙を渡してしまった。美談になっているけれど、ただの頭のおかしいイタい高校生」と苦笑いだった。
 

そんな河合のエピソードを山中監督は「ドラマチックな話ですね」と笑いつつ、当時の河合について「河合さんの怖いものがない感は覚えています。こんな子が『あみこ』を見てくれたんだ、作って良かったと思ったくらい、河合さんは万能感に溢れていた」と懐かしそうに思い出していた。
 

さらに河合は「自主映画に出られることが決まった後の高校3年の夏にポレポレ東中野でバイトをしたくて『働かせてください』とメールを送りました。結果は『今バイトは募集していません』という返事でした」とまさかの過去を告白。これに山中監督が「行動力が凄い!もしかしたら河合さんがここでアルバイトをしていた世界線もあったのではと思うと面白い」と驚くと、河合は「働きたかったなあ」と残念そうで「『あみこ』を観に行った日に文字通り人生が変わったので、私にとって『あみこ』は特別な体験です。『あみこ』という映画が個人的な体験と結びついている」と宝物のように語っていた。
 

一方、山中監督は『あみこ』について「初めて撮った映画なので今の自分からするとセオリーも無茶苦茶で観ていられない」と恐縮しながら「『ナミビアの砂漠』では私の歴然とした成長が見られます。7年分の映画に対する私の解像度が上がっているはず」と新作をアピール。河合は『あみこ』を「お金も人も技術もないことが画面から伝わってくるけれど、センスだけがある気がして一番カッコいい映画。今見返してもそう思います」と色褪せない名作だと推していた。
 

そんな2人が念願叶ってタッグを組んだのが、『ナミビアの砂漠』。山中監督は「手紙をもらった翌年には河合さんの事を映画館で観て、そこからどんどん見る様になって人伝手に私と仕事をしたいという話を聞いて、まだ覚えてくれていたんだと嬉しかった」としみじみ。制作まで紆余曲折あったが、河合は「関係者からは『山中さんは天才だから待ちましょう』と言われて、それに私も同意見。待とう、という気持ちしかなくて。人にも恵まれて色々な歯車がカッチリと運よく合ったと思う」とベストタイミングでのタッグだったと理解していた。
 

撮影中、山中監督は「毎日が楽しくて、リハの時から河合さんで良かったという気持ちが毎日更新されていた」と手応えを感じており、河合も「楽し過ぎて逆に不安になるくらい楽しい撮影だった」と同意見。改めて山中監督は『ナミビアの砂漠』について「河合さんをひたすら見続ける映画になっていて、今まで見たことのない表情や仕草が沢山見られます。『あみこ』と近いところもあるし、全然違うし、『あみこ』よりもいい映画を作りたいと思ったことが叶いました」と充実した表情。河合も「私は『あみこ』を観た時に、このような感覚を持っている人がいる事にビックリしました。山中さんしか持っていない圧倒的感性があると思いました。『ナミビアの砂漠』はそれが7年の時間を掛けて山中さんの中でアップグレードされた感じです。一ファンとしてもカッコいい映画が観られて嬉しかったです」と自信作だと胸を張っていた。
 

【ストーリー】

世の中も、人生も全部つまらない。やり場のない感情を抱いたまま毎日を生きている、21歳のカナ。優しいけど退屈なホンダから自信家で刺激的なハヤシに乗り換えて、新しい生活を始めてみたが、次第にカナは自分自身に追い詰められていく。もがき、ぶつかり、彼女は自分の居場所を見つけることができるのだろうか・・・?


脚本・監督:山中瑶子
出演:河合優実 金子大地 寛一郎 新谷ゆづみ 中島歩 唐田えりか
渋谷采郁 澁谷麻美 倉田萌衣 伊島空 堀部圭亮 渡辺真起子
製作:『ナミビアの砂漠』製作委員会
企画製作・配給:ハピネットファントム・スタジオ
©2024『ナミビアの砂漠』製作委員会
2024年/日本/カラー/スタンダード/5.1ch/137分/PG12

公式サイト: happinet-phantom.com/namibia-movie
公式X   @namibia_movie
公式Instagram @namibia_movie

2024年9月6日(金)~TOHOシネマズ 日比谷 他 全国ロードショー


(オフィシャル・レポートより)

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