2022年12月アーカイブ
■思春期のアメリカ体験、自分の判断でやっていく気持ちが芽生える
■人生において、いかに女性として生きることの負担が大きいか
■役のバックグラウンドを掘り下げ、自身の結婚生活も脚本に反映したカリーナ・ラム
■強いセリフも自然で説得力があるケイトリン・ファン
■「今撮ればいいじゃないか」背中を押してくれた師匠、トム・リン監督
【元カノ】松本穂香×【今カノ】玉城ティナ×【カレ】渡邊圭祐。映画『恋のいばら』が、いよいよ 1 月 6 日(金)より全国公開いたします。本作は、一人の男性を巡る元カノと今カノによるいびつな三角関係を描き、突然恋人に振られた主人公が、彼の今カノに"ある秘密"の共犯関係を持ち掛けたことからストーリーが展開。現在 47 歳にして、これまでに 100 作以上を監督する、現在の日本映画界に於いて最も多作かつ話題作を提供し続ける城定秀夫監督の最新作となります。
12 月 16 日(金)に TOHO シネマズ 日本橋スクリーン6にて、完成披露試写会イベントを開催。松本穂香、玉城ティナ、渡邊圭祐、城定秀夫監督が登壇し、映画の見どころとともに、恋愛ありなしトークで盛り上がりました!
日程:12月16日(金)
実施時間:18:00~18:30
会場:TOHO シネマズ 日本橋 スクリーン6
(東京都中央区日本橋室町2丁目3−1 コレド室町 2 3F)
参加者(敬称略):松本穂香、玉城ティナ、渡邊圭祐、城定秀夫監督
松本演じる元カノ・桃は、元カレの今カノをインスタで特定し、今カノに会いに行ってしまう行動力ありすぎ女子。松本は「衝動的に言ったり動いたり、頭の整理がつかないままにやっている。ふわっとして掴みどころのない人だけれど実は…という女性です」と役柄を紹介した。
玉城演じる莉子は、派手系な見た目ながらも占いを気にしてしまうギャップ女子。玉城は「ダンスをやったり、メイクも濃くしたり、表面的には強く見えるけれど、内面は女子らしいところもあって弱い部分もある。ストーリーが進む中で印象も変わっていくはず」と解説し、この日の自身のファッションについては「役の印象に合わせて派手に来ました」と笑顔を見せた。
渡邊は、今カノ・莉子と元カノ・桃の間に知らない内に挟まれてしまう健太朗役。一見クズ男に思えてしまうことから、渡邊は「物凄くピュアな心で色々なことをやったり喋ったりしているだけの男なので…健太朗を嫌いにならないで帰って欲しいです!」と観客に懇願していた。
それに対し城定監督は「渡邊さんに会ったことで、健太朗を憎めなくできそうだと思った。それで台本も修正しました。健太朗は無邪気にやっているだけなのに、女性から見るとクズなのかなと…」と苦笑い。
本作の脚本を執筆する上では「今っぽい恋愛を澤井香織さんと相談しながら書いていきました。僕はインスタとかよくわからないので、そういった現代的な点は助監督などの若者を頼りました」と振り返った。
この日の舞台挨拶では、元カノ・今カノ・カレの“いびつな三角関係”を描いている内容にちなんで、恋愛ありなしトークを展開。「恋人の携帯やパソコンを勝手に見るのは?」というお題に渡邊は「今カノが今カレの携帯を見るのはバツだけれど、そっちが見るならば俺も見るよと。対等ですよとなる」と強気。松本は「自分がされたらいやだな」と“なし”派で、玉城も“なし”派ながらも「相手の携帯を見る時は別れるとき。別れる理由を探すときに覗く」と怖いことを口にしていた。
また「恋人が他の異性と二人で飲みに行くのは浮気か?」との問いには「気持ち良くはないけれど、浮気とまではいかないかなあ?」と悩む松本。玉城も「浮気ではないけれど、嫌だとはなる。難しい話」と頭を悩ませた。一方、渡邊は「僕は心の底から行っていいと思う。信頼関係の問題。でもそっちが行くならば俺も行くよ?となる」と再び強気。しかし松本から「二人で個室だったら?」と問題提起されると、渡邊は「いやいや、個室はダメでしょう!」と“ない”派になり、玉城も「個室はダメ。いやらしい」ときっぱり拒否していた。
最後は「恋人同士では観ないでください」というキャッチコピーの本作にかけて「恋人同士で観るのは実はおススメ?」との質問が。これには全員が“あり”と回答。「年始に見て心を新たに、という意味でもいい映画」と渡邊が言うと、玉城も「恋愛においてのお互いのありなしがわかるし、会話が弾むきっかけになる映画」とプッシュ。松本に至っては「最初のデート映画としておススメ。この映画を見ることで、お互いに価値観が合うのか合わないのかがわかる」と勧めて「もし合わなかったら…切る!」と大胆発言で、玉城と渡邊をビックリさせていた。
【STORY】
私が恋したカレには、「今カノ」がいる。どうしてもカレを取り戻したいから、今カノをインスタで特定。ただ、知りたいだけだった。
24歳の桃は、最近、健太朗にフラれ、関係が終わったばかり。健太朗のインスタを見ていると、どうやら新しい恋人ができたらしい。桃は、そこから今カノ・莉子のインスタを発見。インスタを頼りに莉子を特定し、直接会いに行ってしまう。そして莉子と対峙した桃は、ある“秘密の共犯”を持ちかける。「リベンジポルノって知っていますか?」「健太朗のパソコンに保存されている自分の写真を消して欲しい」と。最初は相手にしない莉子だったが、徐々に自分も被害に遭うかもしれないと、不安を覚え始める。そして・・・。
図書館で勤務していて、地味な桃。ダンサーで、桃と同い年ながら、桃とは対照的にイマドキの洗練された莉子。カメラマンで、無邪気にすぐ女性に手を出す健太朗。ふたりの女とひとりの男の甘くて危険な三角関係が始まる――。
■監督:城定秀夫 脚本:澤井香織 城定秀夫
■出演:松本穂香 玉城ティナ 渡邊圭祐 中島 歩 北向珠夕 吉田ウーロン太 吉岡睦雄 不破万作 阪田マサノブ 片岡礼子 白川和子 ほか
■企画・制作プロダクション:アンリコ
■製作幹事・配給:パルコ 宣伝:FINOR
■音楽:ゲイリー芦屋 主題歌:chilldspot 「get high」
■©2023「恋のいばら」製作委員会
■公式サイト:koinoibara.com
■Twitter:koibara_movie
■Instagram:@koinoibara_movie2023
■TikTok:koibara_movie
2023年1月6日(金)~TOHO シネマズ日比谷、渋谷シネクイント他全国ロードショー
(オフィシャル・レポートより)
本屋大賞史上最多得票数で受賞!170万人が泣いた感動作、ついに劇場アニメ化‼
2018年本屋大賞を史上最多得票数で受賞した辻村深月のベストセラー小説「かがみの孤城」。子どもから大人まで幅広い世代に愛され、累計発行部数・170万部を突破した人気ファンタジーミステリー。そんな話題のベストセラー小説を『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』などを手掛け、泣けるアニメーションの名手と呼び声高い原恵一監督が劇場アニメ化!2022年12月23日(金)に全国公開します。
学校での居場所をなくし家に閉じこもっていた中学生・こころ。ある日突然、部屋の鏡が光り始め、吸い込まれるように鏡をくぐり抜けると、その先にあったのは城のような不思議な建物。そこには、こころと似た境遇の7人が集められていた。城の中には秘密の「鍵」が隠されており、その鍵を見つけた者は、何でも願いが叶うという。なぜこの7人が集められたのか。鍵はいったいどこにあるのか。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれるー。
この度、12月13日(火)、大阪芸術大学の学生さま対象の先行試写会にて、原恵一監督の登壇のトークイベントを実施いたしました。
『かがみの孤城』原恵一監督トークイベント ※12:30の回/上映後イベント
■日時:12月13日(火)イベント14:30〜14:50(20分間)
■会場:大阪芸術大学内 映画館(大阪府南河内郡河南町東山469)
■登壇者(敬称略):原恵一監督
試写会終了後、大きな拍手に包まれた会場内に原恵一監督が登場し、トークイベントがスタート。まずは映画を観終えたばかりの学生へ、挨拶。松竹の映画監督の小津安二郎の生誕120周年の話にもふれ、「小津監督の作品は今も世界の観客に見られ、尊敬続けられている。映画というのはそれぐらいの力がある。これから映画業界に入りたいという方に向けて、映画というのはそれぐらい素晴らしいものだというのを是非理解してほしい。」と冒頭投げかけると、会場内からは大きな拍手が沸き起こった。
本作は、2018年に本屋大賞を最多投票数で受賞した辻村深月さんのファンタジーミステリーが原作。アニメ化の際の大切にしたポイントとして、「すごくシンプルだが、読者を裏切らないものにしたい。」と、語った。さらに本作について、「居場所がない少女の話というけれど、ぶっちゃけて言うと居場所なんかなくて当たり前。求めちゃだめ。なので、居場所がないなんて悩むなんてやめた方がいいよ。」とグッとくるエールを送った、続いて、本作の声優選びの話題へ。
「キャスティングで一番大事にしているのは、アニメーションの絵のキャラクターが発する声として、どれくらい自然かどうかということをシンプルに判断基準としている。」と語った。主人公こころ役の當真さんは1000人以上のオーディションから大抜擢となった。彼女に対して、「當真あみさんはアフレコ当時高校1年生で、かなりきつい芝居をしてもらったけれど、彼女は見事に乗り切ってくれた。」と絶賛。監督は普段アフレコで感動することはあまりないようだが、「當真さんのクライマックスシーンのアフレコでは、何度も撮り直していくうちに、彼女がどんどんヒロインになっていく感じをひしひしと感じ、感動的であった。オールアップを伝えると、當真あみさんが綺麗な涙を流してくれてすごく感動した。」とアフレコ時の思い出を語った。
アキ役の吉柳咲良さんについては、「演技が怖いくらいにうまい。1番きつい状況に置かれているかなり難しい役だったが、見事にやりきってくれた。」と印象を振り返った。
続いて、今日は現役の芸大生を集めた試写会ということで学生からの質問コーナーへ。
「原作ありきの映画だが、アニメの方が優れている点はどこか?」という質問に対し、「原作のファンを裏切らないだけではなく、アニメオリジナルも感じてもらいたいと思いました。原作では出てこない光の階段、願いを叶える部屋の赤い空間、鏡が続いていくビジュアルはアニメのオリジナルで作成した。文章をただただアニメ化するのではなく、より物語を豊かにするために映像ならではの発想。」とアニメ化についてのポイントを語った。
続いては、ここ最近の映画観客・原恵一監督ご自身の変化の質問に対して、「お客さんが映画を見て想像しなくなっているというのを感じているという。例えば、わざと曖昧にしているシーンがあるが、最近では曖昧では分からないという意見を持つ方もいらっしゃるという。映画は分からない部分があって当たり前。見終わったあとに友達と解釈の違いを言い合うことが健全な映画の見方だ。」と語った。今作でも、セリフの言い回しなどで、監督のこだわりの部分が多いと作品を振り返った。
学生からの質問は途絶えず、トークイベント終了後には予定の時間を延長して積極的に学生の質問に答えた。そしてイベントの最後に、クリエイティブなものづくりを目指す学生たちへ、「全員の夢が叶うことはないが、誰かの夢は叶う。何が大事か、夢をあきらめないことが大事。人を感動させることを仕事にしたいなら、きついこともあるが、自分の居場所がいつか見つかることを信じて、ひるむことなく映像制作の道へ進んでください。もしかしたらどこかで一緒にお仕事をした際は、僕に声をかけてください」と学生へのエールで締めくくった。
【STORY】
学校での居場所をなくし、部屋に閉じこもっていた中学生・こころ。ある日突然部屋の鏡が光り出し、吸い込まれるように中に入ると、そこには不思議なお城と見ず知らずの中学生6人が。さらに「オオカミさま」と呼ばれる狼のお面をかぶった女の子が現れ、「城に隠された鍵を見つければ、どんな願いでも叶えてやろう」と告げる。期限は約1年間。戸惑いつつも鍵を探しながら共に過ごすうち、7人には一つの共通点があることがわかる。互いの抱える事情が少しずつ明らかになり、次第に心を通わせていくこころたち。そしてお城が7人にとって特別な居場所に変わり始めた頃、ある出来事が彼らを襲う――。
果たして鍵は見つかるのか?なぜこの7人が集められたのか?それぞれ胸に秘めた〈人に言えない願い〉とは?
すべての謎が明らかになるとき、想像を超える奇跡が待ち受ける───
●出演:當真あみ 北村匠海
吉柳咲良 板垣李光人 横溝菜帆 ・ 高山みなみ 梶裕貴
矢島晶子 ・ 美山加恋 池端杏慈 吉村文香 ・ 藤森 慎吾 滝沢カレン / 麻生久美子
芦田愛菜 / 宮﨑あおい
●原作: 辻村深月「かがみの孤城」(ポプラ社刊)
●監督: 原 恵一
●主題歌:優里「メリーゴーランド」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
●脚本: 丸尾みほ
●キャラクターデザイン/総作画監督: 佐々木啓悟 ビジュアルコンセプト
●孤城デザイン: イリヤ・クブシノブ
●音楽:富貴晴美
●配給: 松竹
●制作: A-1 Pictures
●©2022「かがみの孤城」製作委員会
●公式サイト: https://movies.shochiku.co.jp/kagaminokojo
●公式Twitter・Instagram・TikTok @kagami_eiga
2023年2月23日(金)~大阪ステーションシティシネマ、なんばパークスシネマほか全国公開
(オフィシャル・レポートより)
人類史上最高の映画シリーズ誕生
キャメロン監督・キャスト陣、来日記者会見開催
“パンドラ”の世界を再現したドルフィンショーに大興奮!!
遂に『アバター』最新作の全貌が解禁‼
■開催日時:12月10日(土)
■開催場所:マクセル アクアパーク品川
■登壇者:ジェームズ・キャメロン(監督)、サム・ワーシントン(ジェイク・サリー役)、ゾーイ・サルダナ(ネイティリ役)、シガーニー・ウィーバー(キリ役)、スティーヴン・ラング(クオリッチ役)、ジョン・ランドー(プロデューサー) MC:Sascha
全世界歴代興行収入第1位に輝き、それまでの映像界の常識を一変させた革命的超大作『アバター』(09)。映画の頂点を極めた巨匠ジェームズ・キャメロンが13年間心血を注いだシリーズ最新作『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』が12月16日(金)に全世界同時公開される。美しい海とそこに宿る生物たちの息吹、そして、神秘の星パンドラの侵略を目論む人類と、先住民ナヴィとの激しい戦いと心を揺さぶる感動のドラマが、人類史上最高の映像美でエモーショナルに描かれる。そしてこの度、本作のワールドツアーの一環として監督・キャストが揃って来日。12月10日(土)に記者会見が行われ、前作よりも進化を遂げた没入感溢れる映像の秘密や撮影の裏側、そして本作に込めた熱い思いを、新作を待ちわびる日本のメディアとファンに向けて、熱く語った。
▼森から海へ。そして、砂漠、氷の世界…キャメロン監督 『アバター』シリーズ今後の構想を明かす!
映画の舞台となる海にちなみ、都内水族館マクセル アクアパーク品川にて行われた<ウォーター・フロント来日記者会見>に、ジェームズ・キャメロン監督、そして主演を務めるサム・ワ—シントン(ジェイク・サリー役)とゾーイ・サルダナ(ネイティリ役)、シガーニー・ウィーバー(キリ役)、スティーヴン・ラング(クオリッチ役)ら前作『アバター』でも活躍した豪華キャスト、そしてプロデューサーのジョン・ランドーが登場。前作『アバター』ではかなわなかった監督と主要キャストが一堂に会す奇跡の来日キャンペーンがついに幕を開けた!
会場に詰め掛けたマスコミ・ファンに向けて、キャメロン監督は「日本とは長い恋愛関係のようなものなんです。80年代半ばからずっと日本に来ていて日本の文化が大好きです。10年ぶりにまた来日出来て本当に嬉しいです。これまでの映画も日本のファンに受け入れてもらってきたので、『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』も好きになってれると嬉しいです。」と感慨深く挨拶。そして、監督が「Welcome to Pandora!!」と声を上げると、この日限りのドルフィンSHOWアバターver.がスタート。
映画の舞台となるパンドラの海をイメージした、イルカたちの華やかなオープニング。映画のワンシーンを思わせる優雅でダイナミックなドルフィンSHOWには監督、キャストも釘付けに。監督は「素晴らしかったと思う。イルカは大好きなんだ。知的で社会性があり、人と繋がり、学ぶことができるんです。(イルカたちに)映画に出演する許可を差し上げます!僕も彼らに乗りたいな。」とユーモアたっぷりにショーを絶賛、さらにシガーニーも「素晴らしい、とてもエキサイティングなショーでした!今までの私の人生で見たショーの中で1番だったかもしれません」と続いた。
会見では、事前にメディアからの質問を募集し、それをMCから読み上げる形での質疑応答を実施。ワールドプレミアでの本編初披露以降、絶賛の声が拡がり続けている本作に関する直球質問が投げかけられた。既に絶賛の声が拡がりつつあることに関してキャメロン監督は「皆さんから良い反響をいただき大変うれしく思っています。製作に5年間ほど携わってきました。観客の皆さんに感情的に訴え、そして美しい世界を楽しんでもらいたいです。1作目のファンの皆さんも、前作以上の感動的な旅路に出られると思います。」と作品への自信を語った。
さらに、今後の映画業界の可能性や作品の構想を問われると、「今作含め続編を作ることを踏まえて新しいツール、ソフト、技術を作ってきました。『アバター』は5作目までの構想があり、とても大きなプロジェクトとして事前にいろいろとデザインしてきたのです。世界感、キャラクター、クリーチャー、文化…等、パンドラがどんな世界なのか海、砂漠、山、北極のような景色もすべて準備をして取り組んでいるのでそのためには今後の準備は特にする必要がないんです。最高の設計、デザイン、CGアーティストがいてワクワク仕事をすることができましたが、これはあくまで第1章。より大きな物語が繋がってきます。私の横にいる素晴らしいキャストも続編に出演していきます。13年とは言いませんが、2年ずつくらいかけて新作を出していくのでまた喜んでもらえたら嬉しいです。」と今後のシリーズの構想を明らかにした!
前作『アバター』で恋に落ち、本作では夫婦となり子供も設けているジェイクとネイティリを演じる、サム・ワーシントンとゾーイ・サルダナは、家族の絆を描くことでより深みを増したストーリーについて、「今作は2人のラブストーリーのさらにその先で、子供たちが加わります。若いキャストが加わったことで彼らの目を通したストーリーを皆さんに体験してもらうことができるんです。」(サム)「家族を持つことによってパンドラが危機的な状況になってしまうんです。スカイ・ピープル(人間)はそう簡単には去らず欲しいものは諦めません。サリー一家はさまざまな葛藤があります。個人としても、チームとしても。こういう状況で何をするべきなのか、どこへ行くべきなのか。」(ゾーイ)とキャメロン監督の描きだすストーリーを絶賛。さらにこの13年間で私生活でも実際に子供を持ったことを聞かれるとゾーイは、「私自身、母親になる前は恐れを知らないところがありましたが、自分自身よりもさらに深く愛する人がいることで彼らに何かあったらどうしようということをまず考えるようになったんです。そういう意味でも本作はより感情的な作品になっていると思います。サリー家の子供たちはかわいいですが、頭痛の原因にもなるんです」と自身とネイティリの共通点を語った。
前作では人間のグレース博士を演じたシガーニー・ウィーバーは、そのグレースの子供でナヴィの少女キリを演じたことについて、「私だけではなく、すべての俳優がパフォーマンスキャプチャーでどんな役でも演じられるようになりました。監督は俳優にとって素晴らしいことをしてくれたました。私たちは黒い衣裳を来てマーカーを付けて演技をしますが、ストーリーは俳優中心のもので、私たちはキャラクターとしてのエッセンスを演じればいいんです。」とモーションキャプチャーでありながらも繊細な演技を盛り込んだことを明かしてくれた。
▼キャメロン監督「パンドラはどこかの惑星の話ではない、地球の話です」
監督・キャストにYES/NOの札をあげてもらうスペシャルな質問コーナーでは、監督・キャストともに和やかな雰囲気で質問に答え、和気あいあいとした『アバター』チームの空気が垣間見られる一幕も。「今回、水中での訓練が大変だったと聞いています。正直、この撮影中に役を降りたいと思った人は?」という質問には全員NOの札を上げたが、シガーニーは、改めて今作の撮影がいかに自身にとってチャレンジングだったかを語ってくれた。「ジム(監督)に誘われて14歳の頃を思い出しながらやりました。撮影まで3~4年準備期間があったので、14歳の子を観察し、学校の授業にも参加して彼女たちの声の幅を研究しました。現場は楽しくて仕方なかったんです。キリは優しくて情熱的、そして自然とのつながりを持っています。チャレンジングではありましたが、監督をはじめ皆さん、そして子供たちのキャストも私を受け入れてくれ本当に家族というものを感じました」と現場でも映画さながらの絆が出来ていたと語った。
さらに、これまでも海にまつわる作品を数多く制作し海を愛する監督は、「子供の頃から海が大好きなんです。スキューバダイビングを17歳から始めて何千時間も海の中で過ごしています。ただ、実際の海の美しさ、すばらしさから時として一度離れてありがたさを知ることは大切なことです。ファンタジーやSF作品を通して、自分たちの持つ海の美しさを考えてもらいたいですし、本作ではそれが伝わるのではないかと思っています。作品では、どこにあるかわらない惑星の話ではなく、私たちの地球の大切さについて語っています。私たちがもっと地球を気にかけていかなくてはならないのです。」と作品の持つメッセージ性も語った。
映画を心待ちにしている会場のファンから、「I see you」という『アバター』シリーズにおける名セリフについての質問されたキャメロン監督はとても良い質問と絶賛しつつ、「この言葉は、私たちの“つながり”を表している言葉です。お互いに共感できる存在であること、作品の中ではナヴィと別の種族とのつながりも表しています。シンプルな使い方では、“あなたがいる=おはよう”的な意味合いもあるし、深く使うと“理解をする”という意味もあります。前作『アバター』でネイティリがトルークマクトに乗って現れたジェイクに使う時は、“今まで理解できていなかったが理解した”という意味になる。さらに深くすると、“あなたを愛しています”という意味にもなります。愛、理解、尊敬、認識するという意味も持っているんです。人間は人生の中でコミュニティの中で認識してほしい、理解してほしい、そして何かをしたい、何かになりたいという気持ちがあります。このコンセプトを映画の中でも描いてるんです。」とその言葉の持つ意味、そして『アバター』シリーズに込めたメッセージを丁寧に教えてくれた。
13年ぶりの続編となる本作への思いをたっぷり語ってくれたキャメロン監督とキャスト陣。世界ツアーがスタートし、いち早く映画を観た人から絶賛の声が集まっている本作に期待が高まるばかりだ!
【STORY】
世界歴代興⾏収⼊No.1の超⼤作『アバター』が、巨匠J.キャメロン監督⾃⾝の⼿により、⼈類史上最⾼の映画シリーズとして新たな奇跡を巻き起こす。それは、「観る」の先にある“超現実”映像体験──神秘の星パンドラの⼀員となった元海兵隊員のジェイクは、ナヴィの⼥性ネイティリと家族を築き、⼦供たちと平和に暮らしていた。再び⼈類がパンドラに現れるまでは…。神聖な森を追われた⼀家は、“海の部族”の元へ⾝を寄せる。だが、この美しい海辺の楽園にも、侵略の⼿は迫っていた…。
■監督・製作・脚本:ジェームズ・キャメロン
■製作:ジョン・ランドー
■出演:サム・ワーシントン/ゾーイ・サルダナ/シガーニー・ウィーバー他
© 2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.
公式サイト:https://www.20thcenturystudios.jp/movies/avatar2
2022年12月16日(金) 全国劇場公開
(オフィシャル・レポートより)
ジェームズ・キャメロンが贈る人類史上最高の映画シリーズ
ジェームズ・キャメロンが「アバ体験!」の大号令‼
異次元の3D没入体験が日本で初披露!
全世界歴代興行収入第1位に輝き、それまでの映像界の常識を一変させた革命的超大作『アバター』(09)。映画の頂点を極めた巨匠ジェームズ・キャメロンが13年間心血を注いだシリーズ最新作『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』がいよいよ12月16日(金)に全世界同時公開される。
先日、ワールドツアーの幕開けとなったUKプレミアにて一足早く作品を観たメディアからは「これこそ映画製作の最高峰だ」、「彼はまたしても、世界の映画製作者に“超大作映画”とは何であるかを見せつけた!」、「予想の斜め上をいく映像に度肝を抜かれた。」など、称賛の声が続出している『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』。全世界の期待がさらに高まる中、この度、10年8か月ぶりの来日となったジェームズ・キャメロン監督、キャメロン監督の右腕を務めるプロデューサーのジョン・ランドー、そして前作に引き続き出演するサム・ワーシントン、ゾーイ・サルダナ、シガーニー・ウィーバー、スティーヴン・ラングといった豪華キャスト陣が一堂に会したジャパンプレミアが行われた。
日本での公開に先がけTOHOシネマズ 日比谷で行われたジャパンプレミアでは、本作の舞台となる“海”にちなみ、青いカーペットが敷かれ、カーペット上には、豪華な来日ゲスト直々の歴史的超大作のお披露目をカメラに収めようと、会場には多くのマスコミが集まった。そして、日本最速となる本編上映では、映画の歴史が変わる瞬間をいち早く目撃するために集まったファンに向けて<舞台挨拶>を実施。世界歴代興行収入NO.1 に輝くほどの社会現象を巻き起こした前作『アバター』の続編とあって、会場内は超満員。来日ゲストが舞台袖より登場すると、集まったファンのボルテージは最高潮に達し、会場は歓声と凄まじい熱気に包まれた。
まず、ブルー・カーペットに登場したジェームズ・キャメロン監督。来日することを誰よりも楽しみにしていた親日家のキャメロンは、日本で初お披露目となる本作の鑑賞を楽しみに待つファンに向けて「若いファンの方もたくさんいて嬉しいよ。前作を劇場で見たことがない若い人が観てくれるから最高の気分だよ。」とメッセージを贈り、「先日のワールドプレミアから、世界中の方々から反響を頂いているので、とても嬉しいよ。」と、ついに公開を迎える本作への想いを告白。
また、ジェイク役を務めた主演のサム・ワーシントンは「日本のファンが相変わらず熱狂的で最高の気分です。僕が演じたジェイクは新たに家族も増えて、精神的に大人になっています。でも、どこか無鉄砲なところは変わっていませんね(笑)」と語り、ジェイクを支える妻・ネイティリ役のゾーイ・サルダナは「素晴らしい日本の文化にはずっと興味がありました。日本の映画、ファッション、文化、食事からとても影響を受けています。アリガトウゴザイマシタ!」、物語の鍵を握る14歳の少女・キリ役を務めたシガーニー・ウィーバーは「前作もかなり熱狂的なファンがいたけど、今回はもっと熱いファンが多いみたいね。本作をとても誇りに思うわ。演じるときに自身の14歳を思い返したり、10歳~14歳の子供たちを観察したんです。完成版のキリを見てとても楽しそうに動いていたので最高の気分でした。」。
再びジェイクらの前に立ちはだかるクオリッチ役のスティーヴン・ラングは「今回はほとんどがパフォーマンスキャプチャーでの撮影だったから大変でした。特に水の中での撮影でしたし。結果的には、完成版最高のものに仕上がっていたから、とても満足しています。」などと、美しい海とそこに宿る生物たちの息吹、そして、神秘の星パンドラの侵略を目論む人類と、先住民ナヴィとの激しい戦いを描いた心を揺さぶる感動のドラマを、比類なき没入感と共に紡いだ最新作の魅力を存分に語った。
観客に向けて大きく手を振り、笑顔で応えるなど、最高のファンサービスで会場を魅了した来日ゲスト陣。全員揃ってのセッションでは集まったファンの「日本中が!」に続き、ゲスト全員で「アバ体験!」と声を揃えて日本での大ヒットを祈願した。
その後行われた舞台挨拶では、身近なところでキャメロン監督を支えたプロデューサーのジョン・ランドーが「ハロー!再び東京に来ることができて嬉しいです。皆さんお越しいただきありがとうございます。努力して作り上げたこの素晴らしい作品を観ていただき、皆さんにパンドラの世界を体験してもらえることが楽しみです。」と、それぞれが思いの丈を告白。会場にはゾーイ・サルダナのファミリーが駆け付けたようで、「私のファミリーにも感謝したいです。映画楽しんでいってね!」と、家族の絆のドラマが描かれた本作を彷彿とさせるような、胸を打つメッセージを放った。更にキャメロン監督は「13年お待たせし、5年かけて作り上げた作品を今回、日本人の方々に初めて観ていただけるということですごく嬉しいです。」と語り、最後に「アリガトー!」と日本語で心待ちにするファンにメッセージ。イベントは大盛況のまま幕を閉じた。
【STORY】
世界歴代興⾏収⼊No.1の超⼤作『アバター』が、巨匠J.キャメロン監督⾃⾝の⼿により、⼈類史上最⾼の映画シリーズとして新たな奇跡を巻き起こす。それは、「観る」の先にある“超現実”映像体験──神秘の星パンドラの⼀員となった元海兵隊員のジェイクは、ナヴィの⼥性ネイティリと家族を築き、⼦供たちと平和に暮らしていた。再び⼈類がパンドラに現れるまでは…。神聖な森を追われた⼀家は、“海の部族”の元へ⾝を寄せる。だが、この美しい海辺の楽園にも、侵略の⼿は迫っていた…。
■監督・製作・脚本:ジェームズ・キャメロン
■製作:ジョン・ランドー
■出演:サム・ワーシントン/ゾーイ・サルダナ/シガーニー・ウィーバー他
© 2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.
公式サイト:https://www.20thcenturystudios.jp/movies/avatar2
2022年12月16日(金) 全国劇場公開
(オフィシャル・レポートより)
■ポスプロ時に出会った、フー・ディンイーさんの仕事ぶりに惹きつけられて
■フーさんの話を時系列に、映画の中の音がどのように作られているのかを肉付け
■若い人にも台湾映画、台湾語映画を探求してほしい
■少しでも音を立てると睨まれた、緊迫の撮影現場