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『恋に至る病』完成披露舞台挨拶@有楽町朝日ホール


koiyamai-10.7-550.JPG(左から、廣木隆一監督前田敦子、長尾謙杜、山田杏奈、石原慎也様(Saucy Dog))


アスミック・エース配給にて、映画『恋に至る病』を今秋10月24日(金)に全国公開いたします。原作は、ミステリ・サスペンスジャンルと恋愛ジャンルを縦横無尽に横断する俊英作家・斜線堂有紀による小説『恋に至る病』(メディアワークス文庫/KADOKAWA刊)。2020年3月末に発売するや否や、TikTokの書籍系アカウントによる紹介動画の再生回数が200万回を超える大反響を記録し30回を超える重版を繰り返している話題作です。そんな衝撃の恋愛小説を実写映画化。興行収入13億円の大ヒット作『月の満ち欠け』で第46回日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞した廣木隆一監督がメガホンをとります。


koiyamai-pos.jpgW主演として内気な男子高校生・宮嶺望を演じる長尾謙杜は、現在ライブツアー中で、来年にはドームライブの初開催を控える人気グループ「なにわ男子」の最年少メンバー。俳優として『おいしくて泣くとき』での劇場用映画初主演をはじめ、『室町無頼』『俺ではない炎上』、そして本作での主演抜擢と今年だけでも計4作品の出演を果たした最も旬な若手俳優です。長尾とともにW主演として寄河景を演じるのは山田杏奈。2016年のスクリーンデビュー以降、『ミスミソウ』『小さな恋のうた』『山女』などで着実にキャリアを重ね、『ゴールデンカムイ』『正体』にて第48回日本アカデミー賞優秀助演女優賞・新人俳優賞をW受賞。卓越した演技力で知られる彼女が本作で魅せる“殺人犯へと変わりゆく恋人”という二面性のある役柄は、まさに映画ファンが求める次なる挑戦と言えます。


不器用で一途な初恋、同級生の不審死と恋人への恐ろしい疑惑、抑えられない純粋な想い。ふたりがたどり着く、〈切なすぎるラスト4分〉と〈明かされる彼女の本心〉とは? “この秋、最もピュアで刺激的なラブストーリー”にご期待ください。


この度、キャスト・主題歌アーティスト・監督が登壇となる完成披露舞台挨拶を行いました!

本作初お披露目の場には、W主演の長尾謙杜、山田杏奈に加え、不審死事件を追う刑事役の前田敦子、さらに、本作のために主題歌「奇跡を待ってたって」を書き下ろしたSaucy Dogギター・ボーカル石原慎也、そして廣木隆一監督をはじめ、豪華キャスト陣とスタッフが集結。会場は、本作品をいち早く鑑賞する観客で賑わい、登壇者たちがレッドカーペットを華やかに彩りました。本作のコピーに因み、純愛とも洗脳とも思えるほど一途に《いま何よりも愛してやまないこと》などのトークも披露。
 


◆実施日:10月7日(火) 18:20~19:00 ※上映前イベント

◆場所: 有楽町朝日ホール (〒100-0006 東京都千代田区有楽町2-5-1 有楽町マリオン11F)

◆登壇者(敬称略): 長尾謙杜、山田杏奈、前田敦子、石原慎也様(Saucy Dog)、廣木隆一監督



koiyamai-10.7-長尾謙杜.JPGイベント開始直前に流されたのは、これから始まる舞台挨拶鑑賞に際しての注意事項を説明するナレーション。その声をよく聞いてみると、長尾、山田、前田、そして石原によるものだった。この粋な演出に会場からは「ええ?」「まじ?」「凄い!」などと拍手喝采。その直後、キャスト&監督陣が客席内左右の扉から順番に登場!客席の間に敷かれたレッドカーペットを歩いてのステージ登壇となった。


内気な男子高校生・宮嶺望を演じた長尾は、念願の初披露に感慨無量。「こうやって完成披露を迎える事が出来て嬉しい気持ちでいっぱいです。これまでにないラブストーリーになっていると感じています。ラブストーリーの恋愛部分だけではなく色々なものが詰め込まれていますし、観ていただく方によっては色々な感想が出てくるのではないかと思いますので、それを皆さんで共有して楽しんで欲しいです」と挨拶した。


koiyamai-10.7-山田杏奈.JPG宮嶺が転校してきた学校の人気者・寄河景役の山田は「初めて皆さんに観ていただくという事で楽しみにしています。撮影は約 1 年前の暑い時期に行っていましたが、スタッフ・キャスト一丸となって詰め込んだ色々な感情を皆さんにお届けできたらと思っています」と笑顔を弾けさせた。


長尾と山田は 3 年ぶりの共演。長尾は山田の印象について「素敵に成長されている。落ち着いていらっしゃるけれど、ふとした時に無邪気に笑う姿や少女の部分が残っているのが素敵だなと思いました。3 年前は僕が 10 代だったので『姉さん!』という感じが強かったけれど、今回改めて共演してみて当時よりも会話をしたり、楽な感じで撮影が出来ました」と信頼しきり。3 年前の初対面時を「撮影初日にご挨拶したら『あ、タメ語でいいよ!』と言われて。『ああ、姉さんだ!』と思った」と懐かしそうに振り返った。一方、山田も「良い意味であまり大きくは変わっていなくて、3 年前は 10 代でなにわ男子としてデビュー前だったので、今回お久しぶり!と言われて嬉しかったです」と再会を喜んでいた。


koiyamai-10.7-前田敦子.JPG前田と廣木監督も映画『さよなら歌舞伎町』以来11年ぶりの顔合わせ。廣木監督が「早いね~!」と驚くと、前田も「あっと言う間ですね!」とビックリ。前田が「監督がいると、いい緊張感があって現場が締まる。普段は優しい物腰で話してくれるけれど、演出の時はキリっとする。その二面性が刺激的で好きです」と久々の印象を述べると、廣木監督も「あっちゃんが刑事役ですよ?今まで見たことのないあっちゃんが見られます。それが僕の中では面白かった」と見どころを挙げていた。


宮嶺と景のクラスメイト・根津原が殺された事件を捜査する刑事・入見遠子を演じた前田との取り調べシーンについて長尾は「撮影中は思わなかったけれど、完成作を観た時に『俺、あっちゃんに取り調べされている…』と思った。小さい頃からテレビで見ていたので『俺、あっちゃんに取り調べされる時が来たんだ…』と嬉しかった」と大感激。前田はその素朴さに「可愛い感想で嬉しい」と目を細めていた。


koiyamai-10.7-石原慎也(Saucy Dog).JPG主題歌「奇跡を待ってたって」を書き下ろしたSaucy Dogのギター&ボーカル・石原は、楽曲誕生の背景について「この映画を観て僕が感じたのは、人の愛し方はそれぞれだと。自分も育って来た環境が違ったら寄河景のような行動を起こしていたのかもしれない。そんな思いを含めて、愛し方は人それぞれという思いを込めて作りました」と解説。長尾は主題歌について「映画にピッタリ!今も聴いています」とお気に入りの様子で、山田も「最後に流れる曲がそれなしでは考えられないくらい、一つの演出のようになって力を頂いた」と絶賛していた。



本作のコピー「君は、僕のために人を殺したの?」にちなんで《まさか自分のためにしてくれたの!?》と最近驚いたことを発表。

長尾はカフェの店員が書いてくれた「応援しています」というメッセージをあげて「そうやって僕に気づいてくれてメッセージを残してくれるのは嬉しい。一日がそれで始まると、頑張ろう!と思える」としみじみ。山田は「実家に帰省して東京に戻る時に、母と弟が埼玉から東京の家まで送り届けてくれたこと」と家族愛に感謝。一児の母である前田は「先にお風呂から上がった小学生の息子が私のバスタオルを『ハイ!』と差し出してくれた時にキュンとしました。私がそれを喜んだら毎日やってくれて癒されております」とすっかりママの顔。石原は「DMで送られてくるファンからのメッセージ。それを読んで今日も曲作りを頑張ろう!と思える。メッセージは全部読んでエゴサもします」と明かしていた。


作品の内容にちなんで《いま何よりも愛してやまないこと》を発表。

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長尾は「ライブで行った静岡でお茶パックを買って、1 年くらい緑茶にハマっています。自販機でも心の中で『俺は日本人だから…』と思いながらお茶を選ぶ」と偏愛を語り「温かいお茶よりも冷たいお茶の方が年齢的にも好き。僕はまだキンキンに冷えた方が好き」と得意顔だった。山田は「ベランダにリクライニングチェアが置いてあって、そこでリラックスしていると時間が溶ける。今の時期がとても良いです」とお気に入り。前田は「息子とハマっているのはお香を焚いて寝る事。いい匂いだねと言いながら寝るのが幸せ」とうっとり。石原は「お酒」と明かすと、廣木監督も「僕もです」と共感していた。


 

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最後に主演の山田は「純粋なラブストーリーではない、色々な見方をしていただける作品です。これはこう!と決める事が出来ないものが世の中にはあって、本作を観てその気持ちや感覚に触れていただきたいです」とPR。長尾は「この映画はシーンがコロコロと変わっていくのが特徴的で、それもすべて宮嶺望と寄河景が出会うことによって変わっていくものなのかなと感じます。僕は人と人との出会いが大きな影響を周りに与える事をこの映画で学びました。なのでこうして今日皆さんと出会えたことも素敵な事ですし、この映画に出会っていただいて皆さんに素敵な事が起きればいいなと願っています。ぜひ皆さんも“恋に至る病”にかかってください!」と大盛況のイベントを締めくくった。
 


出演:長尾謙杜 山田杏奈
   醍醐虎汰朗 中井友望 中川 翼 上原あまね 小林桃子 井本彩花 真弓孟之(AmBitious)
   忍成修吾 河井青葉 / 前田敦子
監督:廣木隆一 『月の満ち欠け』
脚本:加藤正人 加藤結子
原作:斜線堂有紀『恋に至る病』(メディアワークス文庫/KADOKAWA刊)
音楽:加藤久貴
主題歌:「奇跡を待ってたって」Saucy Dog(A-Sketch)
制作プロダクション:アスミック・エース ダブ 配給:アスミック・エース
コピーライト:Ⓒ2025『恋に至る病』製作委員会 映倫指定:PG-12
公式サイト:https://koiniitaruyamai.asmik-ace.co.jp/
公式X:@KiY_movie 公式Instagram・TikTok:@kiy_movie

2025年10月24日(金)~TOHOシネマズ(梅田、なんば、二条、西宮OS他)、MOVIX(堺、京都、あまがさき他)、ほか全国公開


(オフィシャル・レポートより)

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