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『男神』 大ヒット御礼舞台挨拶@シネ・リーブル池袋





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(左から、志賀司、岩橋玄樹、加藤雅也、チャールズ・グラバー)


『辰巳』『ONODA 一万夜を越えて』で鮮烈なインパクトを残した遠藤雄弥を主演、『ソローキンの見た桜』の井上雅貴監督による映画『男神』が、9月19日(金)より絶賛公開中です。


この度、10月5日(日)に、大ヒット御礼舞台挨拶イベントを実施、アーティストとして日本にとどまらず、世界で活躍、本作で映画初出演にして、自身初の映画テーマ曲を手掛けることとなった岩橋玄樹、共演者の加藤雅也チャールズ・グラバー、エグゼクティブプロデューサーの志賀司が登壇し、観客の皆さんに感謝の気持ちをたっぷりと語っていただきました。


日本での公開に続き、「レンブルク国際映画祭」や「日本クロアチア映画祭」など、海外映画祭のコンペティション部門に正式招待が決定するなど、国際的な評価も高まっている本作。当日は、世界中から日本にお越しの皆様にご覧いただけるように、特別に【英語字幕版】にて上映。


イベントでは、国際的にアーティスト活動を展開し、劇中でも流暢な英語を披露している岩橋玄樹が、大ヒットの感謝の気持ちについて、英語でのスピ―チを披露いたしました!
 


■日時:10月5日(日) 午前11:42~12:12  ※上映後イベント

■会場:シネ・リーブル池袋 スクリーン1 (東京都豊島区西池袋 1-11-1 ルミネ池袋 8F) 

■登壇者(敬称略):岩橋玄樹、加藤雅也、チャールズ・グラバー、志賀司



岩橋が手がけたテーマ曲「Bless me」が場内に流れる中、岩橋、グラバー、加藤、志賀プロデューサーが登場すると、大きな拍手と歓声が湧き起こる。この日は英語字幕上映だったこともあり、登壇者は英語でスピーチをし、その後自身で日本語に訳すというスタイルでの冒頭挨拶が行われた。


otokokami-10.5-岩橋玄樹.jpg岩橋は「建設現場で働く山下裕斗役を演じました」と笑顔で挨拶を始めると、本作がYouTubeの人気サイト「怖い話 怪談 朗読」にて朗読され注目を集めたエピソードを原案にして映画化されたことに触れ、「YouTubeで人気のある作品が映画になって、その映画へのオファーはうれしかったし、びっくりしたし、ハッピーでした!」とオファー時の心境を振り返る。続けて「映画出演は初めてで、僕にとってはスペシャルなプロジェクト。意味のある映画に出演できて幸せだなと思いました」と参加へのよろこびを噛み締めた岩橋は「ファンタジー、ホラー、家族愛の要素など、たくさん入っているので、注目して観てもらえたと思います」と上映後の観客に問いかけ、家族を守ることへの葛藤なども描かれていると見どころを補足した上で、「日本のカルチャーやヒストリーが含まれています。すごく愛している映画でこの場所に立てて光栄に思っています」と語り、大きな拍手を浴びていた。


otokokami-10.5-加藤雅也.jpg「ストーリーについては玄樹くんが話してくれたので、僕は演じたキャラクターについて話します」とした加藤は「僕が演じた山伏という役は、お坊さんのひとつで、生き霊、悪い霊と戦う人です。紫色の着物を着た時は特別な人と戦う時です」と劇中で紫色の衣装を着て戦っていた理由を説明。上映後の舞台挨拶で観客が内容を踏まえていることもあり、加藤は役どころのみをシンプルに紹介した。


アーサー考古学教授役のグラバーは「とてもユニークな映画です。ただのホラー映画とは違う、謎がいっぱいの映画です。日本だけじゃなく、海外にアピールする力のある作品だと思います」と本作が国内外に受け入れられる作品だとおすすめした。


志賀プロデューサーは日本語字幕上映を行った理由について、「インバウンドで海外のお客さんがたくさん日本に来ています。日本で最新の映画を字幕付きで楽しんでほしいという思いがあり、実現できてうれしいです」と満足の表情を浮かべながら説明。すでに第24回オレンブルグ国際映画祭(ロシア)コンペティション部門へのノミネートや、第3回クロアチア映画祭ではコンペティション部門に入選するなど、国際的な評価も高まっていることに触れつつ、「賞を獲って、みなさんに素敵なニュースをお届けできればと思っています!」と意気込みを見せていた。


otokokami-10.5-チャールズ・グラバー.jpgイベントでは、今年の「ゆうばり国際ファンタスティック思い出映画祭」への「男神」の正式出品が決定したこと、さらに、岩橋がニューウェーブアワード賞を受賞したことも最新ニュースとして発表された。加藤、グラバー、そして観客からの「おめでとう!」の声に岩橋は満面の笑みを浮かべ「一生懸命やりました。初めての映画なので右も左も分からなかったけれど、頑張ってよかったと思っています」と深々とお辞儀。続けて「1年前に撮影した映画が公開され、映画館で作品のパワーが伝わっているのを感じられるのはすごくうれしいです」と舞台挨拶で直接観客から感じる熱量にも触れた岩橋は、「北海道に行かなくちゃ!」とニコニコしながら、「みなさんがいてくれたから、みなさんが観てくれたからこそ。みなさんのおかげなので、感謝しかないです!」と支えてくれたファンや作品に携わったすべての人に心からの感謝を伝えていた。


加藤は「僕が演じた山伏の横にいつもピッタリついているお弟子さんのような方が、実は本物」と説明。加藤が本作に登場する護摩焚きシーンのために、自ら修行に出向いたことはこれまでの舞台挨拶やキャストのインタビューなどで明らかになっている。「お焚き上げの形などもいろいろ相談しました」と伝え、「特別に何をやったという感じはないけれど…」と謙虚に語りつつも、本番は1回しかできないため、事前にはかなりこだわって見せ方などの研究をしたとも話していた。加藤は岩橋のギャップに驚いたそうで、「本当によくやったと思います。普段はこんなに綺麗な子なのに…」と岩橋を見つめ、肩に手を乗せて労う。続けて、「このビジュアルを見たら、『どこに出てた?』ってなります(笑)」と役になりきっていた岩橋に感心しつつ、「こんなにかっこいいなら、イメージは崩したくないはずなのに。あれだけできるのはすごい!」と大絶賛していた。


otokokami-pos.jpg「ストーリーもカメラワークなど撮り方も、テーマも面白い映画です。謎もとても重要です」と話したグラバーは「僕が出ているから、ではなく面白い映画として友達に紹介しています!」と作品そのものにも魅了されている様子だった。「苦労より、やって良かったという気持ちが強い」と撮影を振り返った志賀プロデューサーは映画初出演の岩橋の対応力について「初めてなのに本当にすばらしい。グラバーさん演じるアーサー教授との英語のシーンもスムーズにできて、アドリブも入るほどで」と感心。このシーンの撮影前日に食事に行った際には、岩橋が台本を手に英語のセリフを一生懸命覚えていたそう。しかし、実際の撮影はグラバーによるアドリブが展開。グラバーとは撮影以外でもたくさんコミュニケーションをとっていたという岩橋が「英語でのアクティングの仕方などを教えてくれました。アドリブになったけれど、裕斗としての感情で英語を話すのは(シーンの)いいアクセントになりました」と充実感を滲ませるとグラバーは「台本とは全然違うセリフです」と念押し。すると志賀プロデューサーは「英語のセリフがとても自然。表情も活き活きしている!」と、岩橋の英語でのアドリブ芝居を称賛。さらにグラバーは普段の岩橋について「とても普通です。エゴがない。鼻も高くない。撮影前に彼がとても有名な人であることを知らなかったけれど、本当に普通の人。とてもいいことだと思います」と感想を伝えた。


「ひとつ苦労したのは…」と切り出した志賀プロデューサーはずっと同じ場所で撮影していたため、岩橋の出演がSNSでバレつつあったことだと明かす。「バレそうになったこともあったけれど、黙っていてくれてありがとございます」とファンに感謝した岩橋だったが「オフの日もあんな感じでいたので、そこまでバレることはなかったです」と裕斗役の雰囲気でオフの時間を過ごしたことが、功を奏したとも語っていた。イベント終盤には、クライマックスのシーンはスケジュールや予算の関係で一晩で撮りきらなければいけなかったと打ち明けた志賀プロデューサーが、加藤の護摩焚きシーンや岩橋のアドリブシーンも含めて、全体的にスムーズな撮影が進行するよう、キャスト・スタッフが頑張ってくれたことに、改めて感謝をする場面もあった。


最後の挨拶で岩橋は「海外も含めていろいろなところで観てもらえているようで、とてもうれしいです」と微笑み、「初めての映画が『男神』でよかったです。まだまだ上映しているので、英語字幕バージョンも10回以上は観てもらって(笑)、周りの人に広めてください!」と呼びかけ、大ヒット御礼舞台挨拶イベントを締めくくった。
 


映画『男神』の英語字幕版上映が決定!

10月10日(金)より、ヒューマントラストシネマ渋谷にて【1週間限定】でご覧いただけます。10月5日(日)にシネ・リーブル池袋で行う英語字幕版上映は、チケットが完売となりました。その反響を受け、また海外からお越しのお客様をはじめとするインバウンド需要にもお応えし、このたび渋谷での上映が実現いたしました。

ぜひこの機会に、英語字幕付きで映画『男神』をお楽しみください!
なお、上映スケジュールは決まり次第、劇場HPに掲載されますのでご確認ください。

・上映劇場:ヒューマントラストシネマ渋谷

・上映期間:2025年10月10日(金)~10月16日(木) ※1週間限定

・上映形態:英語字幕版


【ストーリー】

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全国各地で母と子の失踪事件が相次ぐなか、ある日、新興住宅地の建設現場に正体不明の深い「穴」が発生する。時を同じくして、そこで働く和田の息子も忽然と姿を消してしまう。その「穴」の先は不思議な森に繋がり、そこでは巫女たちが「男神」を鎮めるため異様な儀式を行っていた。息子がそこに迷い込んだ事を知った和田は、その穴に入っていくが・・・。「決して入ってはいけない」と語り継がれる穴に、禁忌を破り息子を助けにいったことにより起きる得体のしれない恐怖と狂気、家族の悲劇を描くファンタジーホラー。

【CAST・STAFF】
遠藤雄弥 彩凪翔 岩橋玄樹 須田亜香里 カトウシンスケ 沢田亜矢子 加藤雅也(特別出演) 山本修夢 塚尾桜雅 アナスタシア すずき敬子 大手忍 チャールズ・グラバー 藤野詩音 齋藤守 清水由紀(友情出演) 永倉大輔(友情出演)
監督・脚本:井上雅貴 原案:「男神」(八木商店)
ロケ地:愛知県日進市、岐阜県下呂市 協力:高山市、飛騨・高山観光コンベンション協会
2025年/日本/93分/カラー/シネスコ/5.1ch
配給:平成プロジェクト/配給協力:東京テアトル
©2025「男神」製作委員会

公式サイト: https://otokogami-movie.com/

2025年9月19日(金)~全国にて絶賛上映中!


(オフィシャル・レポートより)

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