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長尾謙杜、山田杏奈を8歳の頃CMに出ていた海遊館へ連れていきたい!『恋に至る病』公開記念舞台挨拶@TOHOシネマズ梅田

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(左から、廣木隆一監督、長尾謙杜、山田杏奈)


日時:2025年10月28日(火)17:05~17:35(終映後)

場所:TOHOシネマズ梅田スクリーン1(大阪市北区角田町7-10 HEPナビオ8F)

登壇者:長尾謙杜(なにわ男子・23)、山田杏奈(24)、廣木隆一監督(71)(敬称略)



koiyamai-pos.jpg「僕は君が好きだ。たとえ殺人犯だとしても。」――という危険な恋のキャッチコピーに惹かれて、内気な高校生・宮嶺望(みやみねのぞむ)がたどる初恋のときめきと次々と起こる自死事件の展開に目が離せなくなる。転校先で出会ってしまったカリスマ女子高生・寄河景(よすがけい)とは何者なのか――純愛なのか、それとも洗脳なのか、観る者に問いかけるラブ・サスペンス映画『恋に至る病』が10月24日(金)から全国にて公開中。


この度、公開記念の舞台挨拶が大阪はTOHOシネマズ梅田にて開催され、W主演の長尾謙杜(なにわ男子)と山田杏奈、廣木隆一監督が登壇した。今年だけでも『室町無頼』『おいしくて泣くとき』『俺ではない炎上』と全く違うキャラクターで立て続けに映画出演を果たしている長尾謙杜山田杏奈は『ゴールデンカムイ』のアシリパ役で強烈な印象を植え付けたが、『正体』『早乙女カナコの場合は』、さらに来年公開予定の『NEW GROUP』でも本作と近いシチュエーションのサイコパスな主人公を演じている。この秋フレッシュな二人が織りなす“純愛”の行方に注目して観ていただきたい。


koiyamai-10.28-hiroki-1.jpg監督は、『ヴァイブレータ』や『彼女の人生は間違いじゃない』等と大人の女性の性(さが)を浮き彫りにする作品で定評のある廣木隆一監督。(近年では少女漫画原作の恋愛映画を次々と手がけ、三木孝浩、新城毅彦とともに「胸キュン映画三巨匠」と呼ばれているという。)本作の撮影では、若い二人が平然と撮影に入り、撮影が終わると平然と去って行ったことを述懐。感情の起伏を要求される演技直後でも、平然となれるのは強い証拠だという。そう、長尾謙杜は子役から、山田杏奈も高校生から俳優として生きる覚悟を持ったというから、二人ともすでにベテランの域なのかもしれない。

 


koiyamai-10.28-nagao-2.jpg公開後とあって反響について訊かれ、長尾は「両親や友達も観てくれて、良かったよと言ってくれて安心しました」、山田も「私の両親や友達が観てくれて、皆興味を持ってくれたことが嬉しい」、廣木監督は「まだ具体的には聞こえて来ないが、とにかくホットしています」。


「純愛か洗脳か」本作のキャラクターについて訊かれ謎めいた景を演じた山田杏奈は、「この役はカリスマ性のある設定なので、“カリスマ”出さなきゃと、複雑なキャラクターで難しかったけど面白い役でした」と答えた。一方長尾は、「一番大切なのは一途に想いを寄せる景のことで、想い合う二人の関係性ができていればいいかなと思って演じました」。廣木監督も「純粋に出会って、信じ合っていく二人の関係性が重要」と、いかに長尾が演じる宮嶺の純粋さが重要だったかを語った。


大阪出身の長尾謙杜は「山田杏奈を連れて行くとしたら大阪のどこがいい?」と訊かれ、彼が8歳の頃にCMに出ていた海遊館と答え、子供の高い声で「かいゆうかん!」と何度も叫んでは笑いを誘っていた。24歳の今でも可愛らしい童顔の長尾謙杜、8歳の頃の姿もぜひ見てみたい。劇中でも初めてデートするシーンで〈八景島シーパラダイス〉が舞台となっていたが、水族館はわくわくする感動を共有できる絶好の場所なのかもしれない。


koiyamai-10.28-2shot-500-1.jpgちなみに、長尾謙杜が今夢中になっているのは“ホットミルク”!?だそうで、カフェへ行ってもホットミルクをオーダーし、自宅でもホットミルクにキャラメルパウダーを混ぜて飲んでいるそうだ。やっぱ可愛い!


さらに、「廣木監督に大阪を舞台にした映画を撮ってもらうとしたらどこがおススメ?」と訊かれた長尾は、「天神橋商店街や御堂筋や通天閣辺りとか…昼間っから酔っぱらってる“おっちゃん”が出てきそう」。それに対し廣木監督も、「それは面白そう!」と興味津々のご様子。自分も出演するとなれば「どこかの跡継ぎとか?」と、まんざらでもなさそう。


koiyamai-10.28-yamada-1.jpg山田杏奈に大阪のお気に入りを訊くと、「個人的な旅行で来たいです。友達の家にも遊びに行きたいし、ユニバーサルスタジオへもまた行きたい!」。昨年ミニオンのプロモーションで初めてユニバーサルスタジオを訪れた山田は、終了後も残って大いに楽しんだそうだ。今ユニバはハロウィーン仕様でかなり恐ろしいことになっているそうだが、「ホラー大丈夫です!」と即答。ちなみに、映画館はどこの座席が一番見やすいか、映画館へ行く度にいろんな座席を試しているとか。山田杏奈が隣に座っていたら、さぞかしびっくりするだろうな~。


最後に、廣木監督は「いろんな想いを詰め込んだ作品ですので、共感してもらえたら嬉しいです。二度、三度と観て頂きたい」。山田は「皆で大切に作った作品です。観る方によって感想が違ってくると思うし、何度も観るうちにいろんな発見もあると思います。多くの方に楽しんで頂けたら嬉しいです」。長尾は「本日は短い時間ではありましたが、皆さんと楽しい空間を共有できて本当に良かったと思います。この映画をご家族や友人たちとシェアして、“純愛か洗脳か”を語り合って、楽しんで頂けたら嬉しいです。本日はどうもありがとうございました。」と締めくくった。
 


【STORY】

不器用で一途な初恋、同級生の不審死と恋人への恐ろしい疑惑、抑えられない純粋な想い。
ふたりがたどり着く、〈切なすぎるラスト4 分〉と〈明かされる彼女の本心〉とは?

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内気な男子高校生・宮嶺(長尾謙杜)は親の転勤で転校を余儀なくされていた。今度こそ転校せずに済むと思ったクラスには、学校中の人気者・景(山田杏奈)がいた。しかも家は近所同士。景は男女問わず誰からも慕われ、宮嶺に対してもドギマギするほど親切で近い距離感で接してくれた。さらに二人で水族館へ遊びに行ったり、宮嶺が虐められたらすぐさま仕返ししたり…次の日から、宮嶺を虐めた首謀者が殺されたり、同級生の女子高生が自殺したり、景の周囲で不穏な事件が次々と起きていく。

どんな状況になろうと宮嶺は景を守り抜く覚悟でいたが、事件は思わぬ方向へと突き進んでいき……宮嶺と景の関係は、一途な恋なのか、それとも景による洗脳なのか?
 

出演:長尾謙杜 山田杏奈 醍醐虎汰朗 中井友望 中川 翼 上原あまね 小林桃子 井本彩花 真弓孟之(AmBitious) / 忍成修吾 河井青葉 / 前田敦子
監督:廣木隆一  
脚本:加藤正人 加藤結子
原作:斜線堂有紀『恋に至る病』(メディアワークス文庫/KADOKAWA 刊)
音楽:加藤久貴  主題歌:「奇跡を待ってたって」Saucy Dog(A-Sketch)
撮影:鍋島淳裕
製作:アスミック・エース KADOKAWA ダブ 日本出版販売
配給・宣伝・制作プロダクション:アスミック・エース
Ⓒ2025『恋に至る病』製作委員会  PG-12

公式サイト:https://koiniitaruyamai.asmik-ace.co.jp/

2025年10月24日(金)~絶賛全国公開中!


(河田 真喜子)

 

 
 

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