レポートインタビュー、記者会見、舞台挨拶、キャンペーンのレポートをお届けします。

高校時代の夏の思い出を披露!『海辺へ行く道』完成披露上映会舞台挨拶@新宿ピカデリー



umibemichi-bu7.17-550.JPG(左から、横浜聡子監督、剛力彩芽、高良健吾、原田琥之佑、麻生久美子、唐田えりか、菅原小春)


予期せぬ出来事と出会う人生の幸福を陽気なユーモアと想像力で描く、

すべての登場人物が愛おしい、ちょっとおかしな人生讃歌!


横浜聡子監督最新作の映画『海辺へ行く道』が8月 29日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿ピカデリーほか全国公開いたします。


umibemichi-pos.JPG映画『海辺へ行く道』の脚本・監督は、『ジャーマン+雨』『ウルトラミラクルラブストーリー』『俳優 亀岡拓次』『いとみち』でその度ごとに話題を巻き起こして来た、横浜聡子。最新作は、知る人ぞ知る孤高の漫画家・三好銀の晩年の傑作「海辺へ行く道」シリーズをまさかの映画化。主演をつとめるは、約 800 人のオーディションを経て主演を射止めた 15 歳の俳優・原田琥之佑。麻生久美子、高良健吾、唐田えりか、剛力彩芽、菅原小春、諏訪敦彦、村上淳、宮藤官九郎、坂井真紀ら個性豊かな大人たちに加え、蒼井旬、中須翔真、山﨑七海、新津ちせなど、実力派の若手俳優たちが見事集結。さらに、様々なシーンから熱烈な支持を受ける至高のラップトリオDos Monosのフロントマン荘子itが、初の映画音楽を担当。


本作は、第 75回ベルリン国際映画祭ジェネレーション部門Kplus にて正式上映され、特別表彰を獲得した。また、今年で6回目を迎える日本最大級の芸術祭・瀬戸内国際芸術祭2025への参加も決定。映画ながら、現代アート作品のひとつとして芸術祭に参加する稀有な作品となった。なお、同芸術祭での映画の参加は本作が初となる。


この度、本作の公開に先駆け、原田琥之佑らキャストが登壇する完成披露上映会を実施いたしました。


日程:7月17日(木)18:30の回 上映前

場所:新宿ピカデリー スクリーン1(新宿区新宿3-15-15)

登壇者(敬称略):原田琥之佑、麻生久美子、高良健吾、唐田えりか、剛力彩芽、菅原小春、横浜聡子監督



umibemichi-bu7.17-harada.JPG漫画家・三好銀による原作漫画を実写映画化した『海辺へ行く道』(8月29日公開)がついに完成!この度、7月17 日には都内映画館で完成披露上映会が実施され、主演の原田琥之佑、共演の麻生久美子、高良健吾、唐田えりか、剛力彩芽、菅原小春、そして横浜聡子監督が参加した。


満員御礼で迎えたこの日、主人公・南奏介を演じた原田は、撮影が行われたのが 2 年前であることに触れ、「撮影から身長も 13 センチ伸びて顔も凄く変わってしまったけれど、誰だ?とはならずに、今日はよろしくお願いいたします」とユーモア交じりにニッコリと笑顔で挨拶。800人参加のオーディションから大抜擢されての映画初主演だが「選ばれたときは素直に嬉しかったです。横浜さんと初めて話した時は色々なところを隅々まで見透かされている気がして、この人には嘘が通じないと思った」と回想。夏の小豆島での撮影については「毎日が楽しくてワクワクして、まるで本当に島にいる少年みたいな気持ちになった。撮影終わりに遊びに行ったりして、キャラクターにどっぷりと入れるような環境でした」と懐かしそうだった。


そんな現役高校生・原田を抜擢した横浜監督は原田くんは現代っ子という感じだけれど、画面に映るとノスタルジックな匂いがした。観客の皆さんにもその懐かしい雰囲気を観て感じてもらいたいです」と独特な個性を絶賛していた。


umibemichi-bu7.17-asou.JPG奏介と一緒に暮らす南寿美子役の麻生は、横浜監督作としては映画『ウルトラミラクルラブストーリー』、『俳優 亀岡拓次』に続いて3度目の出演。「私は横浜監督の演出が大好き過ぎるので今回も痺れました。奏介とのやり取りの中で猫が出て来る場面では『悪意のある感じで』とか、うたた寝している場面でも『まるで幽霊みたいに』とか予想外の演出をされると役者としてはワクワク。演じるのが本当に楽しかったです」と手応えを口にした。

 

 

 

 


umibemichi-bu7.17-gouriki.JPG夏の小豆島で撮影を敢行した本作にちなんで「夏の思い出」を大人キャストのそれぞれが発表。街の不動産屋に勤める理沙子役の剛力は、高校時代の思い出を振り返り「当時、仕事でバンドを組んでいて半年後にイベントをする企画がありました。夏休み中にみんなが私の実家に泊まりに来て、みんなでカレーを食べたり、スタジオに行って毎日練習して最終日に花火をしたりしました。この映画を観た時にそれをふと思い出して、ど真ん中の青春をしていたなと思った」と懐かしんだ。

 

 

 

 


umibemichi-bu7.17-koura.JPG街にやって来た包丁売りの男・高岡役の高良はデビュー直前の話として「高校 3 年の夏にオーディションで『ウォーターボーイズ』に受かって、みんなで 1 ヵ月くらい奄美大島に合宿していました。まだその時は高校生だったので、熊本から通いながら練習をしていました。撮影の休みの間は奄美大島のホテルの前の海に飛び込んだり、花火をしたり、釣りをしたり、自転車で島を回ったり。仕事を始めたばかりのあの夏は忘れられません」と回想した。
 

中学時代にソフトボール部でキャッチャーを務めていたという麻生は「強くなりたいと思って紐をつけたタイヤを引っ張ってランニングしていました。漫画で見たことがあるのでいいのだろうと思ったけれど、引きずるのは無理。動かないから一瞬でやめました」とまさかの青春を明かして、会場の笑いを誘っていた。
 

umibemichi-bu7.17-sugawara.JPGアーティストの借金の取り立てに東京からやって来たメグ役の菅原は「夏の思い出は…ありません!ダンスばかりをしていたので」としながらも「当時付き合っていた彼氏のケイタ君と花火大会に行きました。ピンク色の浴衣を着て。私の夏の思い出は苗字を覚えていないケイタ君です」とこちらも会場を笑わせた。

 

 

 

 

 


umibemichi-bu7.17-karato.JPG高岡の恋人・ヨーコ役の唐田は「地元の盆踊りで太鼓を叩く係で、その祭では小学校から長い間太鼓を叩いていました」と懐かしんだ。


一方、現役高校生の原田は「今年の夏にチャレンジしたいこと」を発表。「夏休み期間中は毎日 1 作以上の映画を観ることを目標にしています。毎日 2 作品くらい観ようかな」と宣言。これに原田のデビュー作で共演した高良は「凄いなあ。デビュー作では親子役だったので色々と感じます。成長したね、身長もね」と父親目線でしみじみしていた。


最後に主演の原田は「本作には未来ではなく今を全力で楽しむ人が勢ぞろいして、人生を謳歌している姿が描かれています。色々な人が楽しめる作品なので夏休み中に沢山観てもらえたら嬉しいです」とアピール。横浜監督は「三好銀さんの漫画は色々な人が色々なことをする多様性に溢れた原作で、私はそのある種の寛容さを映画で引き継ぎたいと思いました。皆さんもこの映画を観ながら自分自身の中の多様性の出会いを楽しんでいただければと思います。この映画を気に入ってもらえたら嬉しいです」と呼び掛けていた。
 


『海辺へ行く道』

umibemichi-550.JPG

アーティスト移住支援をうたう、とある海辺の街。のんきに暮らす 14 歳の美術部員・奏介(原田琥之佑)とその仲間たちは、夏休みにもかかわらず演劇部に依頼された絵を描いたり新聞部の取材を手伝ったりと毎日忙しい。街には何やらあやしげな“アーティスト”たちがウロウロ。そんな中、奏介たちにちょっと不思議な依頼が次々に飛び込んでくる。ものづくりに夢中で自由奔放な子供たちと、秘密と嘘ばかりの大人たち。果てなき想像力が乱反射する海辺で、すべての登場人物が愛おしく、優しさとユーモアに満ちた、ちょっとおかしな人生讃歌。


原作:三好銀「海辺へ行く道」シリーズ (ビームコミックス/KADOKAWA 刊)
監督・脚本:横浜聡子
出演:原田琥之佑
麻生久美子 高良健吾 唐田えりか 剛力彩芽 菅原小春
蒼井旬 中須翔真 山﨑七海 新津ちせ
諏訪敦彦 村上淳 宮藤官九郎 坂井真紀
製作:映画「海辺へ行く道」製作委員会
配給:東京テアトル、ヨアケ
©2025映画「海辺へ行く道」製作委員会
2025 年/日本/スタンダードサイズ/5.1ch/140 分/G
公式サイト:https://umibe-movie.jp/


(オフィシャル・レポートより)

 

月別 アーカイブ