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『魔女の香水』完成披露舞台挨拶@TOHOシネマズ六本木

写真左から_宮武監督・平岡祐太・黒木瞳・桜井日奈子・川崎鷹也・菅原代表 (2).JPG

(左から_宮武監督・平岡祐太・黒木瞳・桜井日奈子・川崎鷹也・菅原代表)


黒木瞳「香水の力で、生き方すべてを変えてくれるような作品」


香水の香りをテーマに女性の成長を描く映画『魔女の香水』。“魔女さん”と呼ばれる一人の女性が創る香水の香りが、夢に挫折し将来への希望を見失った若い女性を華やかな未来へと導く。香りと言葉で背中を押され、自分の力で未来を切り開いていく爽快なシンデレラストーリーは、運命を切り開く勇気を与えてくれる。“魔女さん”白石弥生を演じるのは宝塚歌劇団月組のトップ娘役を経て俳優へと転身し、近年では映画監督や脚本家デビューなど枠を超えた挑戦を続ける黒木瞳。派遣社員をクビになり自暴自棄となりながらも、魔女との出会いによって華麗なる転身を果たす・若林恵麻を等身大で演じるのはバラエティから映画・ドラマなど幅広く活躍中の桜井日奈子。恵麻の憧れの男性となる実業家の横山蓮を演じるのは、実力派俳優の平岡祐太。また、シンガーソングライターとして活躍する川崎鷹也が本作の主題歌を担当し、演技を初披露しています。

6月16日(金)の公開を前に、黒木瞳、桜井日奈子、平岡祐太、川崎鷹也が【ミステリアス、神秘的】をテーマにした衣装で登壇し、完成披露舞台挨拶を実施いたしました。


【日程】 6月8日(木)18:30~19:00 (30分) ※上映前イベント
【出席者】黒木瞳、桜井日奈子、平岡祐太、川崎鷹也、宮武由衣監督 / 菅原智美(製作統括)※敬称略  
【場所】 TOHOシネマズ 六本木ヒルズ スクリーン2 (港区六本木6丁目10−2)



majokousui-pos.jpg“魔女さん”と呼ばれる香水屋の店主・白石弥生役の黒木は「この日を待っておりました。香水の力でご自分の中に眠っている力や想い、気持ち、生き方をすべて変えてくれるような作品が生まれました。皆さんの明日が変わりますことを願っています!」と作品完成に喜びの挨拶。“魔女”役初挑戦だが「香水の力で魔法をかける役柄です。劇中では70過ぎの役をやっていますが、30歳の役も出てくる。そんなところを魔女みたいに見てもらえれば嬉しい」とユーモア交じりに見どころを挙げると、平岡からは「30歳の違和感はないです!」との声が上がっていた。


魔女さんとの出会いによって自らの未来を変える若林恵麻役の桜井は「社会を憎んでも仕方がない、変われるのは自分だけというセリフは刺さりました。私もその言葉を日々実感しながら仕事をして大切にしていたので、より深く心に刺さりました」と白石弥生のセリフに感動。黒木も「どのセリフも素晴らしくて、自分のセリフで自分を励ましているような気持ちで演じました」と自らのセリフに感銘を受けていた。


恵麻の憧れの男性・横山蓮役の平岡は「起業家とはいえ、人。内面は弱い部分もあると思う。でも社長として弱い部分は見せられないので、外面はいいように演じました」と役作りを報告。一方、主題歌『オレンジ』を書き下ろし、本作で俳優デビューも果たした川崎は「通行人程度の役かと思って台本を読んだらセリフが沢山あって驚いた。まだいるぞ、まだいるぞと思った」と笑わせるも、黒木からは「演技が初めてとは思わなかったし、完成作を見たときに凄いなと思った。しかもこの作品をきっかけにドラマの主演が決まったそうです!」と大絶賛を受けていた。


また香水トークになると黒木は「男性の方はあまり香水をまとわれないけれど、自分自身に香水をつけると高揚する。男性が付けていると『この方はこういう香りが好きなんだ』と想像できる。男性の方が香水をおつけになると嬉しい」とおススメ。劇中では100万円もする高価な香水も登場。黒木が「本物の貴重なヴィンテージをディスプレイしてもらいました。でも高価なものなのでスタッフさんからは触らないでと言われた」と振り返ると、桜井も「私もこっそり匂いを嗅ぎたいと思って試みたけれど勇気がなくてできませんでした」と照れ笑いだった。


宮武監督は貴重な香水を実際にディスプレイした理由について「魔女さんのモチーフになった方がいて、その方が所有する本物の香水を使いたかった。昔作られた香水は瓶が芸術品のようで、こだわりが違う。それを美術として飾りたかった」と狙いを明かした。


本作の公開を記念して、劇中に登場する9種類の香水をモチーフにしたオリジナル香水が発売される。菅原は「香りと記憶は連動する力がある。映画を観て買った香りを自宅で嗅ぐことで、勇気づけられた気持ちなどを再現できればと思います。オリジナル香水はそれぞれに意味があり、映画のキーワードと連動しています」などと紹介。すると黒木は「私は実際にNo.4をつけています。その香水には“恋愛は学び”という意味があります」とすっかりオリジナル香水にハマっていた。


最後に宮武監督は「この映画の中で魔女さんが伝える言葉は香りとともに登場します。必ず皆さんにも当てはまる部分があると思っています。どんな方にも可能性があり、自分の中にある才能を見つけて情熱を持って生きれば未来は拓けるはずです。そんな願いをこの映画に込めて作りました」とアピールしていた。
 


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【Story】

白髪の美しく高貴な上品さを漂わせる女性・白石弥生(黒木瞳)が香水店で2つの香水を見せながら常連客を相手に語っている「世の中には似て非なるものがたくさんある」。一方、華やかなセレブ達が集まっているバンケットホールで派遣社員として奮闘する若林恵麻(桜井日奈子)。高卒の恵麻は、いつか正社員になって、一流の仕事を与えられることを目標に頑張っていたが、後輩の見習い女性への上司のセクハラ行為を抗議したことで職を失ってしまう。自暴自棄になった恵麻は、夜の街のスカウトマンに連れられ「魔女さん」と呼ばれる弥生の店を訪れ、その店を手伝うことになった。ある日、金木犀の香り漂う男性・横山蓮(平岡祐太)と巡りあう。弥生に授けられた言葉と香りによって自分の人生を切り開くのは自分自身だと気づかされ、天職を探し求めるように香料会社で働き始める。すっかり香りの世界に魅了されていく恵麻は、営業先で蓮と再会することに―。魔女の香水『Parfum de prières(パッファンドプリエール)』の力に後押しされるように懸命に未来を切り開いていく恵麻の運命は、果たしてどんな風に変わっていくのだろうか?!


出演:黒木 瞳 桜井日奈子/平岡祐太 
   水沢エレナ 小出恵介 落合モトキ 川崎鷹也 梅宮万紗子/宮尾俊太郎 小西真奈美
製作統括:菅原智美
企画協力:エメラルド倶楽部 TBSスパークル 
制作:クロスメディア  
配給:アークエンタテインメント  
Ⓒ2023映画『魔女の香水』製作委員会
上映時間:119分 
公式サイト:majo-kousui.jp/

2023年6月16日(金) ~TOHOシネマズ 日比谷 全国ロードショー


(オフィシャル・レポートより)

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