■日程:2023年2月12日 (日)
■時間:12:45~13:10※上映前舞台挨拶
■場所:TOHOシネマズ梅田 スクリーン1
■登壇者:中島裕翔様(Hey! Say! JUMP)、熊切和嘉監督
結婚式前夜のハイスぺ男、マンホールに落ちる。
そこは、人生のどん底だった―。
目にしたもの全てを疑え。予測不能の99分!!
熊切和嘉監督が、Hey! Say! JUMPの中島裕翔さんを主演に迎え、結婚式前夜にマンホールに落ちてしまった男の脱出劇を描く完全オリジナルストーリー『#マンホール』。「GPS不能」「2分に1度訪れるピンチの連続」「手元にあるのはスマホのみ」「つながるのは元カノとSNSのフォロワーたち」「タイムリミットは夜明けまで」極限状態の連続とつぶやき厳禁の衝撃の結末が待ち受ける話題作です。
そんな本作の公開を記念し、2月12日(日)、大阪のTOHOシネマズ梅田で主演の中島裕翔さん、監督の熊切和嘉さんが登壇し、舞台挨拶を行いました。マスクを付けての声援が解禁になったこともあり、ふたりが登場すると会場は大きな声援に包まれました。まずは、日本一の規模を誇る劇場で満席の中の舞台挨拶ということで、中島さんが「こんなにたくさんの方に観ていただけて嬉しい」、大阪芸術大学出身の熊切監督は「学生時代に憧れていた大きな劇場で自分の映画を公開してもらえることが嬉しい」と語り、舞台挨拶は始まりました。
公開後のSNSでの反応について中島さんが「「今まで見たことのない僕がいた」と言ってくださる方や映画の巧妙な仕掛けに気づいてくださる方もいて、いろんな反応があって嬉しい」と喜びを語り、MCが監督にも話を振ると、代わって中島が「監督、SNS弱いんです」と暴露し、「でも、そんな監督がSNSを駆使する映画を作ったんです!」とフォロー。
また、ネタバレ厳禁となっている本作について中島さんは、「言えないことがいっぱいある」と前置きし、「伏線もたくさんあって、ネタバレできない。初めて観る方は、まずは身を委ねて、一緒にマンホールの中にいる閉塞感に包まれながら、主人公と苦しみながら観てほしい」と本作の魅力を熱弁していました。
そして、マンホールの中というワンシュチエーションで物語が進むことについて中島さんは「ひとり芝居でワンシチュエーション。自分ひとりで画を持たせることができるか不安を感じていた」と言うと、熊切監督は「そもそもこの企画は中島くんじゃないと成立しないので、すごく助けられた」と中島さんを称賛。
エリートサラリーマンがマンホールに落ち、どんどん本性が露わになっていくという役柄について中島さんは「普通の人の方がいいと思った」と言い、「主人公の持つ、人からよく見られたいという意識は、僕らアイドルが常日頃活動する時に必要な要素でもあるので、共通点を感じた」そうで、「普段仕事をしている時の自分のまま、マンホールに落ちて毒されて変わっていく方が面白いと思ったので、特に役作りはしていない」と普段の自分のままで作品に取り組んだと語りました。
特に大変だったシーンを聞かれると中島さんは「泡のシーン」と即答。「撮る方もやる方も大変だった」と話すと、熊切監督も「二度とやりたくない」と心境を吐露し、ふたりで苦笑いするシーンも。続けて中島さんは「泡で初めて怖いと感じると思う」と観客に語りかけていました。熊切監督も「誰もやったことがないから正解がわからない。結局、現場でやってみるしかないので、泡の中で1分ぐらい息をとめてもらったり、中島くんは苦労されたと思う」と中島さんを思いやっていました。
熊切監督の印象について聞かれると中島さんは会う前は「寡黙で、一見緊張感のある方なのかと思った」そうですが、「会ってみると、監督もおっしゃってくださいましたが、初めてお会いした気がしなくて、意気投合したと勝手に思ってます」とはにかみながら語ると、監督も「僕もそう思ってます」と仲の良さが伝わってきました。中島さんは、「映画に詳しい監督にいろんな映画を薦めてもらっている」そうで、熊切監督は「徐々に僕寄りになってきています」と笑わせました。
そんな中島さんの俳優としての魅力を監督に尋ねると「まず役に取り組む姿勢が素晴らしかった」と称賛し、「バランス感覚と身体能力の高さが抜群だったので、彼の動きのキレのおかげでカットを割れている部分もある」と絶賛していました。
大阪での舞台挨拶ということで、大阪と言えば思い出すことを聞かれると中島さんは「ひやしあめって知ってますか?」と会場に語りかけ、「ひやしあめが大好きなので、毎回、楽屋の冷蔵庫に入れてもらっています」と言い、「東京で見たことないので、ご当地のものだと思う」とコメントすると、会場はざわつき、全国区だと思っていた方が多いよう。すると中島さんは「ないないない」と否定し、「だからすごく新鮮で。しょうがとはちみつの甘い感じが喉にいい気がしていて。大阪公演の時は糖分補給として飲んでいます」と語りました。
一方、熊切監督が「インディアンカレーは好きです。ちょっとフルーティーな甘さがあるんだけど、後でめちゃめちゃ辛さがくる。癖になるんです」と魅力を語ると、中島さんは「うわ~。食べたい」と心の底から食べたそうなコメント。
また、本作がシリーズ化になったら?と尋ねられると中島さんは一瞬、戸惑った後に「一瞬、嫌な顔はしましたが、続編があるなら面白そう」と意気込み、次はどんなところに落ちてみたいか聞かれると「側溝」と即答。会場から大きな笑い声が起きると「良かった。関西の人に笑ってもらえた」と喜び、「皆さん、優しい。甘えてます」と観客に感謝していました。
最後に、熊切監督が「この作品にはいろんなスペクタクルな要素がありますが、中島くんの表情が最初と最後で全然違うので、彼の表情を楽しむ映画だと思います。最後まで存分に楽しんでいただけたら嬉しいです」、中島さんが「僕自身も自分の顔に驚きました。日本にはなかなかないタイプの映画なので、マニアックな映画が好きな人にも満足してもらえるはず。ぜひ、複数回観て伏線を探してほしいですし、ぜひ共犯者になってネタバレ厳禁を続けてほしい。協力よろしくお願いします」と作品をPRし、舞台挨拶は終了しました。
■監督:熊切和嘉 (『私の男』『海炭市叙景』)
■原案・脚本:岡田道尚 『マスカレード・ホテル』シリーズ『ライアーゲーム』シリーズ
■出演: 中島裕翔(Hey! Say! JUMP)、奈緒、永山絢斗ほか
■制作プロダクション:ツインズジャパン 製作幹事・配給:ギャガ
■2023 年/日本/シネスコ/ 5.1ch/99 分
■©2023 Gaga Corporation/J Storm Inc.
■公式サイト:映画『#マンホール』公式サイト (gaga.ne.jp)
2023年2月10日(金)~TOHOシネマズ 梅田、TOHOシネマズ なんば、TOHOシネマズ二条、MOVIX京都、T・ジョイ京都、OSシネマズ 神戸ハーバーランド、TOHOシネマズ 西宮OS 他全国ロードショー
(オフィシャル・レポートより)