「変わらないって、ダメな事ですか?」
那須塩原の美しい自然と暖かい人々に抱かれて、自身の生き方を見つめ直す成長の物語。
松本享恭、前田亜季、杉山嘉一監督、川岡大次郎プロデューサー登壇!
11月11日フォーラム那須塩原先行公開 初日舞台挨拶レポート
松本享恭、前田亜希「圧倒的な自然を体感して、お芝居をした」
紅葉で色づく那須塩原の美しい自然を舞台に、母を亡くして一人になった青年の成長の物語を描いた映画『川のながれに』が、11月11日(金)フォーラム那須塩原で先行公開、11月25日(金)より池袋シネマ・ロサ、シモキタ-エキマエ-シネマ『K2』他にて全国順次公開される。
この度、東京公開に先立ち、11月11日(金)フォーラム那須塩原で、松本享恭、前田亜季、杉山嘉一監督、川岡大次郎プロデューサーの先行初日舞台挨拶が、午後17時から行われた。
登壇者は、東京を出発した後、宇都宮のRADIO BERRY(エフエム栃木)で、プロモーションのため番組収録をした後、午後那須塩原に到着。同日公開の大作がひしめく中、160席のスクリーン5は、登壇者を見たい、本作を応援したいという人々で満席。熱気溢れる場内に次々に登壇者が呼び込まれると、コロナ禍であまり声を出せない中、大きな拍手で迎えられた。
司会は、那須塩原市まちづくり大使のプロデューサー兼俳優の川岡大次郎(44)。松本享恭(27)、前田亜季(37)、杉山嘉一監督(52)の順番で登壇し、一言ずつ挨拶。「君島賢司役の松本享恭です。本日はお越し頂きありがとうございます。また応援をありがとうございます。那須塩原で上映できることが本当にうれしく思っています。」「皆様今日は劇場に足をお運び頂きありがとうございます。森音葉を演じました前田亜季です。撮影していたのが丁度1年前の今頃だったのですが、本当にたくさんの方に助けて頂いて、公開を迎えることが出来ました。ここから広がって行きますように、皆さんのお力添えをどうぞよろしくお願い致します。今日はありがとうございます。」「監督の杉山嘉一です。本日は大作の公開が並ぶ中、この作品を選んで頂いてありがとうございます。1年ぶりに戻って参りました。皆様のおかげで撮影もでき、クラウドファンディングの応援でこのように公開もできました。25日は東京でも公開になりますので、ぜひ引き続き応援をよろしくお願い致します。」
「うれしいですね、初日を迎えられました。本来は昨年のなすしおばら映画祭のクロージングとして撮影されていた作品なので、ロードショーというのを当初は考えていなかったんです。でも出来上がった作品を見て、那須塩原の美しい風景と町の魅力が本当によく撮られていて、クオリティが高いし、1回の上映ではもったいない、ということでクラウドファンディングで資金を集めさせて頂いて、やっとここまで来ることが出来ました。」と川岡プロデューサーは熱い思いを語る。久しぶりに戻って来た松本享恭は、「那須塩原に久しぶりに帰ってきまして、まだ街を味わえてはいないのですが(笑)、今日来て、大次郎さんと町の方のやりとりを見ていて、いいなあって思いました。」と語る。そして撮影の時はコロナ禍だったので、あまり町の人と触れ合うことが出来なかったため、「大次郎さんと今度は一緒に来たいですね」と語り、熊鍋パーティー、ジビエ大会、日本酒の名酒とか、と次回来た時のイベントへと夢が膨らんでいた。
「1年ぶりに戻ってきて、またここからスタートできることが本当にうれしくて、クラウドファンディングでたくさん協力して下さったと聞きました。本当にありがとうございます。」世界中を旅してきて那須塩原を客観的に見る女性という役を演じている前田は続いて、「撮影に来るまで、じっくり来たことが無かったのですが、どんな土地かと想像しながら、脚本を読んでいました。実際来てみると自然にも圧倒されて、難しく考えずに、体感で自然を感じながらお芝居をした方がいいなと思って、説得力のある自然でした。」。「想像していたより、圧倒されましたね。」と松本も同意する。「後半の沢登りは印象的でしたね。助け合いながら、登って行きました」と前田が話すと、川岡も「ぜひこれから見る方は注目して下さい。僕たち満身創痍で撮影しています」と語る。監督は、「次に連れて行って下さい。と言われても、もういけないよね」と冗談めかして、撮影の大変さを語った。
那須塩原愛の強い、熱きフリートークが続いた。最後に登壇者か締めの言葉として、松本は「川岡さんがこの町と町の方々と出会って、繋げて頂いたご縁でここに立たせて頂いております。本当に出会えてよかったなと思っています。これから他の街でも上映されて行きますので、自分も広めていきたいと思いますし、皆さまのお力もお借りしたいと思います。ありがとうございました」と語る。前田は「地元の方々と一緒に作品造りをすると、1人ではできないことが、皆さまの力を借りて作品として完成する。皆さんのお力のお陰だと感謝しております。ここからどんどん広がって行くことを願っています。今日はゆっくりご覧下さい」と語る。また杉山監督は「大ちゃんの小さな思いから、皆さんのお陰でここまで来れました。ちいさな川が大きな川に、箒川がアマゾン川になるまで広がって行きたいと思います。東京は25日から公開です。SNS等で応援の方、どうぞよろしくお願い致します」
フォトセッションの後、前田亜季演じる森音葉のモデルとなった方や、撮影で協力して下さった方々が花束を持って登壇。場内からは暖かい拍手が起こっていた。
先行公開のフォーラム那須塩原は、地元の方々の愛情で満席発進となった。本作は、11月25日(金)より池袋シネマロサ、エキマエ-シネマ-シモキタザワ『K2』他にて全国順次公開予定。
『川のながれに』先行公開初日舞台挨拶概要
■日時:11月11日(金) 17時00分~17時30分 (17時30分の回上映前)
■場所:フォーラム那須塩原(〒325-0023栃木県那須塩原市豊浦12-1)
■登壇者:松本享恭、前田亜季、杉山嘉一監督、川岡大次郎プロデューサー(敬称略)
<STORY>
母親を病で亡くし、一人きりになった君島賢司。彼は、心の赴くまま世界中を旅し塩原に移住した女性と出会い、今までの人生に疑問を抱く。「今まで自分はただ流されて生きていたのかも」初めての感情に戸惑う賢司に、想いを寄せる温泉旅館若女将の幼馴染や東京で働く元彼女、さらに、幼い頃に死んだと聞かされていた父親が現れ、穏やかだった賢治の心にさざなみが拡がる…。
出演:松本享恭 前田亜季
小柴カリン 大原梓 松本健太 安居剣一郎 林田麻里 森下ひさえ 三上市朗
青木崇高(友情出演) 音尾琢真(特別出演)
プロデュース:川岡大次郎
監督・脚本:杉山嘉一
2021年/日本/ヴィスタ/5.1ch/105分
配給:株式会社コンセント 配給協力:SDP
©Consent / Nasushiobara City
公式サイト:kawano-nagareni.com
11月11日(金)~フォーラム那須塩原先行公開
11月25日(金)~池袋シネマロサ、シモキタ-エキマエ-シネマ『K2』
12月3日(土)~シアターセブン、順次 ~京都みなみ会館 他全国順次公開
(オフィシャル・レポートより)