主演・小林聡美『かもめ食堂』『めがね』
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平山秀幸監督『愛を乞うひと』『閉鎖病棟ーそれぞれの朝ー』
今日を精一杯に生きる“大人のおとぎ話”
小林聡美、斎藤汰鷹、平山秀幸監督が大ヒット祈願!
ぽかぽか陽気の中、10年越しの脚本の映画の完成を報告!
小林聡美「みなさんにとっていい時間になるような映画になった」
小林聡美主演、平山秀幸監督最新作『ツユクサ』が4/29(金・祝)全国公開となります。
このたび本作の大ヒット祈願&完成報告イベントを実施いたしました。大人のラブストーリーに挑戦した小林聡美、10年以上も温め続けた安倍照雄氏のこの脚本をついに映画化した平山秀幸監督に、本作に込めた想いを語っていただいたほか、「おみくじ」にも挑戦し、映画のヒット祈願をした後に運試しも行われました。
●日 時:3月14日(月)
●場 所:赤城神社(新宿区赤城元町1-10)
●登壇者:小林聡美(56)、斎藤汰鷹(12)、平山秀幸監督(71)
映画は、その自然体な演技に女性たちから絶大な支持を得てきた小林聡美を主演に迎え、安倍照雄によるオリジナル脚本を、『愛を乞うひと』『閉鎖病棟-それぞれの朝-』など、さまざまな視点から人生を描いてきた平山秀幸監督が映画化。過去を抱えながらも「今」を生きる主人公・五十嵐芙美(いがらし・ふみ)にこれから訪れるだろう幸せや希望を爽やかに映し出した “大人のおとぎ話”。
学問芸術を司る磐筒雄命(いわつつおのみこと)を祀っている神楽坂の赤城神社にて、映画『ツユクサ』の完成報告と大ヒットをご祈祷した小林聡美、斎藤汰鷹、平山秀幸監督。真剣な面持ちでご祈祷の儀式に参加し、映画の大ヒットを願い神様に祈りを捧げた。
主人公の五十嵐芙美役を演じた小林は「今日は春らしい日になり、こんな日に皆さまにお披露目できることを嬉しくおもいます」と挨拶。芙美の歳の離れた親友・航平役を演じた斎藤は「今年で中学生になります。よろしくお願いします」と初々しく挨拶した。10年以上温めてきた脚本の映画化ということで、平山監督は「一本の映画が成立するのにこんなに長く時間がかかるということを改めて感じています」と、感慨深く映画の完成を報告した。
トーク前に行ったご祈祷について、小林は「こういった場所でヒット祈願をしたこともあまりないので、祝詞をあげさせていただき、宮司さんから掛けてもらった『みんなで心を合わせ、力を合わせ』という言葉が頭に残っていて、とても心強く思いました」と感想を述べ、斎藤も「初めてご祈祷をしたので、不思議な気持ちがしました。全然分からなくて、心臓止まるくらいガチガチでした」と答え、会場を笑いで包んだ。
小林は「『閉鎖病棟』で平山監督とご一緒させていただいた後に声を掛けていただけたので、監督が観てくださっていたのだなと嬉しかったです。また、脚本を10年間温めてきた作品ということで、台本を読ませていただいた時に、時間が経っているのに、新鮮な感じで、この話を監督はどんなふうに映像にするんだろうとワクワクしました」と、出演のオファーが来た時の気持ちを明かした。
年の離れた親友を演じた小林と斎藤。斎藤は「歳の離れた親友というのは初めてだったのですが、小林さんと初めて会った時に、本当の親友のように接してもらって楽しかったです。」と小林との共演を振り返り、「小鳥のラブちゃんと共演したり、月の隕石を初めて見たり、ルートビアを飲んでみたり、初めてのことが多くて楽しかったです」と、様々な初体験もあり、終始楽しく撮影できたと笑顔。
一方、小林は「(斎藤の)おばあちゃんと血液型が一緒だったらしく、そこで親近感を持ってもらえました」と、斎藤との距離が縮まったきっかけを明かし、「斎藤くんの子供目線に合わせるということもなく、一緒に楽しく話せました」とほほ笑み、無理なく斎藤と親友役を演じられたと語った。
脚本家の安倍照雄氏と10年以上も温め続けてきた本作の脚本を、ついに映画化した平山監督は「10年前に考えだしたので、ここに至るまでに紆余曲折があり、その時々で考えが変わっていて、価値観もその時とは変わっているかもしれません。ただ、出来上がったものが全てだとおもうので、作品を完成できたことをみなさんに本当に感謝しています」と映画の完成に感無量の面持ち。また、本作で大人のラブストーリーに挑戦したことについて「小林さんに色々聞きました」と撮影裏のエピソードも明かした。
松重豊との久しぶりの共演、しかも大人のラブストーリーでの共演となった小林は「松重さんという俳優さん自体が、セリフが無くてそこに佇んでいるだけでも味わい深くて素敵な俳優さんで、しかも今回はミステリアスな役だったので、その役柄とマッチしていて、そのまま映画の世界の松重さんに恋することができました」と共演の感想を語った。
一方、平岩紙、江口のりことの女性3人でのシーンでは、小林は「撮影していて楽しかったです。あまり深刻なシーンではなく、ポンポン進むシーンだったので。これまでお二人と共演したことはあったのですが、友人という役ではなかったので、今回色々言い合うことができてとても楽しかったです」と答えると、平山監督も「3人のシーンはもう5分くらいは長く撮っても良かったですね。この3人の絡みの芝居はずっと聞いていたかったですね」と楽し気に撮影を振り返った。
松重と小林が一緒に食事をとるシーンについて、平山監督は「二人で一緒にご飯を食べるシーンがあるんですが、松重さんには『番組間違えないでね』と伝えました」と答え、会場の笑いを誘った。
そんな中、映画の中で主人公の芙美が、隕石とぶつかるという1億分の1の確率の奇跡に遭遇するが、そんな奇跡にちなみ❝おみくじ❞を引いて3人は運試しをすることに。斎藤が念を送るなか、それぞれおみくじを引くと、平山監督が❝末吉❞を引き「あまり大きな願い事をするな、分相応の身近なことをしっかりやりなさいということなので、この映画の内容と一緒なので良かったです」とコメント。続いて斎藤は❝大吉❞を引き、金運が高まっていると聞き「イエーイ」と小躍りして喜んだ。。最後に小林は❝末吉❞を引き、つまづきやすくなる兆し、というおみくじに対し、「つまづきがあるからこそ達成した時の喜びがあるわけで。この映画も、私のパワーより、汰鷹君のパワーで引っ張ってもらって、私は後から巻き返そうと思います」と主人公の芙美同様に前向きな一面をみせた。
最後に映画の公開を楽しみに待つファンへ、平山監督が「力を入れてみる力作や問題作もありますが、この作品は今日のようなポカポかした天気の日に観てもらうのにちょうどいい映画だともいます。」とアピールし、斎藤が「僕が演じた役は、元気だけどいろんなことを考えてたりする役です。芙美ちゃんとの楽しい会話が見どころなので、みなさん是非観てください」と呼びかけ、小林が「派手な出来事があったり、すごいアクションがある映画ではありませんが、皆さんが映画館でスクリーンに向かっているその時間は、みなさんにとっていい時間になるような映画になったと思うので、ぜひ時間をつくって、映画館のスクリーンで観てほしいです」と締めくくり、終始和やかな雰囲気に包まれた大ヒット祈願&完成報告イベントは幕を閉じた。
『ツユクサ』
【STPRY】
とある小さな田舎町で暮らす芙美。気の合う職場の友人たちとほっこり時間を過ごしたり、うんと年の離れた親友の少年と遊びに出かけたり、ある日、隕石に遭遇するというあり得ない出来事を経験したり。そんなふうに日々の生活を楽しく送るなかで、ときおり見え隠れする芙美の哀しみ。彼女がひとりで暮らしていることには理由があって、その理由には“ある哀しみ”があって、そして草笛をきっかけに出会った男性と恋の予感も訪れて……。
出演:小林聡美 平岩紙 斎藤汰鷹 江口のりこ 桃月庵白酒 水間ロン 鈴木聖奈 瀧川鯉昇
渋川清彦 / 泉谷しげる / ベンガル 松重豊
監督:平山秀幸 脚本:安倍照雄
音楽:安川午朗
主題歌:中山千夏「あなたの心に」(ビクターエンタテインメント)
配給:東京テアトル クレジット :©2022「ツユクサ」製作委員会
公式サイト: tsuyukusa-movie.jp
公式ツイッター: tsuyukusa_movie
2020年4月29日(金・祝)より全国公開
(オフィシャル・レポートより)