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大人になりきれない大泉洋の《ダマキバ感謝祭》『騙し絵の牙』大泉洋・吉田大八監督 舞台挨拶@大阪

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◆4月9日(金)@大阪ステーションシティシネマ スクリーン1<客席50%>

登壇者:大泉洋 吉田大八監督(敬称略)

 

この映画のようなカッコいい大人になりたい!

大泉洋 史上最高の見せ場のオンパレード!

 

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大泉洋という俳優の底知れぬ多面性を「これでもか」と活かした作品。大泉洋が出演しているだけで、その作品の面白さを期待して観客は劇場へと足を運ぶ。アイドル顔負けの超人気俳優。「罪の声」の著者・塩田武士が、大泉洋を主人公にあて書きして小説を書いたなどと、前代未聞!役者冥利に尽きるというもの。それを、『桐島、部活やめるってよ』『紙の月』など、俳優をキャラクターに活かした演出で存在感を引き出す吉田大八監督が実写映画化!


不況にあえぐ出版社の起死回生を、騙し騙されのどんでん返しで翻弄するが、それだけではない。大泉洋に負けないクセモノ揃いの俳優陣が、急展開を繰り返す物語を分かりやすく演じ分ける。演じる方も観る方も真剣勝負の騙し合いバトルの勃発である。先の読めない逆転連発エンターテインメントで、公開以来大好評を博している『騙し絵の牙』。そのヒット御礼として《ダマキバ感謝祭》と銘打って、大阪ステーションシティシネマにおいて舞台挨拶が行われた。登壇したのは、4月3日に48歳になったばかりの大泉洋と、吉田大八監督。新型コロナ感染拡大の折、徹底した感染対策で、観客の前に登場したゲストに惜しみない拍手が贈られていた。

以下は、舞台挨拶の詳細です。
 



――公開後初めての舞台挨拶となりました。ご挨拶をお願いします。

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大泉:今日はご来場頂きましてありがとうございます。舞台挨拶といいますと東京でやりがちですよね。でも、私は大阪に行きたい!この感謝の気持ちを大阪の皆さんにお伝えしたい!今日はこのためだけに大阪にやってまいりました。(会場から笑い声が)実は、TEAM NACSのお芝居を大阪で公演中でして、大阪に居る訳ですが…(笑)

今日は映画をご覧頂いた後なので何を話してもいいということですが、マスコミの方がいらっしゃるのでネタバレになっちゃいませんか?このままずっと喋ってると、吉田監督が何しに来たのか分かんなくなっちゃいますので、この辺でご挨拶はお終いにしたいと思います。本日はよろしくお願い致します。

 

 

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吉田監督:今日はどうもありがとうございます。コロナ禍の中でこうして観に来て下さったお客様を見ると、感謝の気持ちでいっぱいでございます。公開してからいろんな方から感想を頂いているのですが、「面白かった!」と熱烈な感想を多く頂いて、届くところには届いているな、と手応えを感じております。今日はよろしくお願い致します。

 

――大泉さんもいろんな反響を頂いてますか?

大泉:はい、沢山頂いております。関係者の方から直接感想を聞くことはあまりないのですが、この映画については「面白かった!」と仰って頂いております。取材を受けている時、本気で面白いと言ってるかどうか、何となくわかるんですよ。それが、心から面白いと思って下さってるなと感じます。後は、ウチの親父ですね。まず感想メールなんて寄こさないのですが、珍しく「大変面白く拝見いたしました」とメールが来たんですよ。あれね、最近スマホ換えたんで、メール送れるかどうか試しただけなんじゃないかな(笑)。母は、1作前の『新解釈・三国志』について怒りましてね、「何にも面白くない!なんであんなにふざけてんだ?」ってね(笑)。母には理解できなかったみたいで。でも、今回の映画は大変喜んでました。「こういう映画に出なさい」って言ってました。


damashie-bu-oo-2.JPG――Twitterのコメントで、「あっという間に、ラスト!」「洋ちゃん、カッコいい!」とか「髪の毛くるくるしてないし、氷魚くんと並んでも負けてなかった」と大絶賛なんですが?

大泉:こういうの書いちゃうと、〈どうせ大泉洋のファンが書いたんだろう〉と思われて、中々響かないんですよ。 「“洋ちゃん”って書いちゃダメ!ファンじゃないフリをして書きなさい!」ってね!(笑)


――吉田監督は、Twitterで何か気になるコメントはありましたか?

吉田監督:今回は俳優を褒めて頂くことが多くて、自分の映画でも一番手応えを感じる声ですね。


――ここで、松岡茉優さんからのお手紙を読ませて頂きます。

大泉:あら、茉優ちゃんから!? 宣伝部に「書け!」って言われたんでしょうね(笑)

(松岡茉優の手紙):ご来場の皆様、本日はお越し頂きまして誠にありがとうございます。「もう二度目だよ~」という方もいらっしゃるのではないのでしょうか。本作の見所は〈どんでん返しの騙し合いバトル〉ということで、二度目も三度目も楽しんで頂けるのでは、と思っております。そして、その後ロングラン大ヒット舞台挨拶で、大泉洋さんと北海道へ行きたいのです。大泉洋さんを北海道の大地がどう迎えるのか目撃したいのです。吉田監督も北海道へ行きたいですよね?


damashie-bu-oo-4.JPG――というお手紙を頂きましたが?

大泉:それは是非北海道へ行って美味しい物でも食べたいですねぇ。でも、茉優ちゃんが思ってるほど私は北海道で熱烈に迎えられる訳ではありませんよ。東京で活動し始めた頃に出演した映画の舞台挨拶で、他の会場ではワ~っと大歓迎だったので北海道ではどうなるのでしょう?と、いざ北海道へ行ってみたら、もの凄く会場が静かだったんですよ(笑)。北海道の人にしてみれば、私を見る“ありがたみ”というのがそんなに無いんですよね。ずっと見てますから。親戚の叔父さんみたいな感じで落ち着いて見守ってくれているという感じなんです。

――吉田監督も行きたいですよね?

吉田監督:はい、行きたいです。北海道に限らず、観て頂けるのならどこへでも行きたいです。


――実は、大泉洋さんは4月3日にお誕生日を迎えられました!

(観客から大拍手でお祝い!吉田監督からはお祝いの花束を贈られる)

吉田監督:48歳? 48歳は47歳とは大分違いますから、頑張って下さい。

大泉:はいはい、誰でも分かることです(笑)

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――お誕生日には何をしておられましたか?

大泉:現在公演中のTEAM NACSのお芝居で大阪入りした日で、いつもの代り映えのしないバカな4人と一緒に稽古してました。

――皆さんから何かサプライズみたいなものはなかったのですか?

大泉:いや~、何も~、“おめでとう”すら聞いてないです。でも、スタッフが、リハーサル中の休憩の時に、いきなり私にスポットが当たりまして、リーダーが「古畑任三郎みたいだぞ!」って言うもんだから、任三郎の物まねみたいことやっていたら、♪ハッピーバースデー♪の曲がかかって、可愛らしいケーキを用意してくれましたので、皆で食べました。

――それでは、抱負だけお聞かせ願えませんか?

大泉:いいんですか?私はいろんな所で抱負だけを語る男なんでね(笑)

48歳ということでございまして、大概の方は大人になるのでしょうけど、私はいつまで経っても大人になり切れず、---------『騙し絵の牙』のような映画に出て、カッコいい大人になろうと思います!後ろ指を指されて笑われるような人間にならないよう、頑張りたいと思います。TV「水曜どうでしょう」に出てるから悪いんです。あの番組やめます!(笑)ありがとうございます!


damashie-bu-550-1.JPG――最後のご挨拶

大泉:公開されて何日か経っておりますが、こうして沢山の方に観て頂けて嬉しいです。本編は、「騙し騙されのストーリー」の面白さもさることながら、基本的に「一所懸命に働く大人の物語」かなという気がしております。男性も女性も必死に自分のやりたいこと、面白いことを探し出して、懸命に生きている大人たちの爽やかな映画だと思います。これから働こうという学生の皆さんも実にいい刺激を受ける映画でもあります。いろんな視点で楽しめる映画ですので、多くの方に楽しんで頂きたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

吉田監督:今見て頂いたような面白い大泉洋さんではなく、「違う魅力の大泉洋さんを見られる映画だよ」ということを、周りの方に薦めて頂きたいと思います。今日はどうもありがとうございました。よろしくお願いいたします。
 


『騙し絵の牙』

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【STORY】
~最後に笑うのは誰だ⁉ 全員クセモノ!仁義なき騙し合いバトル、遂に開幕!~

大手出版社「薫風社」に激震走る!かねてからの出版不況に加えて創業一族の社長が急逝、次期社長を巡って権力争いが勃発。専務・東松(佐藤浩市)が進める大改革で、雑誌は次々と廃刊のピンチに。会社のお荷物雑誌「トリニティ」の変わり者編集長・速水(大泉洋)も、無理難題を押し付けられて窮地に立たされる…が、この一見頼りない男、実は笑顔の裏にとんでもない“牙”を秘めていた!嘘、裏切り、リーク、告発。クセモノ揃いの上層部・作家・同僚たちの陰謀が渦巻く中、新人編集者・高野(松岡茉優)を巻き込んだ速水の生き残りを賭けた“大逆転”の奇策とは!?
 

■監督:吉田大八 ■脚本:楠野一郎 吉田大八
■原作:塩田武士「騙し絵の牙」(角川文庫/KADOKAWA 刊)
■出演:大泉洋 松岡茉優 宮沢氷魚 池田エライザ/斎藤工 中村倫也 佐野史郎 リリー・フランキー 塚本晋也 / 國村隼 木村佳乃 小林聡美 佐藤浩市
■コピーライト:©2021「騙し絵の牙」製作委員会
■配給:松竹
公式サイトmovies.shochiku.co.jp/damashienokiba/

2021年3月26日(金)~大阪ステーションシティシネマ/なんばパークスシネマ/MOVIX京都/神戸国際松竹/MOVIXあまがさき/MOVIX八尾/MOVIX堺 他全国絶賛公開中!


(河田 真喜子)

 

 

 

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