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2021年1月アーカイブ

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2021年1月24日(日)大阪・第七芸術劇場にて

主演:後藤淳平 & ヒロイン:徳永えり & 監督:木下半太 登壇


 

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後藤淳平“初”単独主演 × 木下半太 長編映画“初”監督作品


ジャルジャル後藤淳平“初”の映画単独主演を飾り、作家で俳優の木下半太の自伝的小説を原作者自らがメガホンをとり映画化された『ロックンロール・ストリップ』は 1月23日(土)より第七藝術劇場ほかにて全国順次公開し、負け犬が夢を追いかけ続ける、笑って泣ける青春群像劇が関西にも上陸となりました。

本作は、大阪のストリップ劇場を舞台に、映画監督を夢見る劇団座長が売れない劇団員とともに、奇跡のパフォーマンスを繰り広げる痛快エンターテインメント。監督は、自伝的小説「ロックンロール・ストリップ」(小学館文庫・刊)の原作者・木下半太。本作にて長編映画監督デビューし、20年越しの夢を叶えております。

1月23日(土)&24日(日)の2日間、メイン館の大阪・第七藝術劇場、そしてなんばパークスシネマにて舞台挨拶を開催いたしました。24日の本日は、第七藝術劇場では主演・後藤淳平×監督・木下半太による生登壇、出演キャスト・徳永えりによるリモート登壇も行われました。


<日 時> 1月23日(土)
(1)10:00の回(上映後舞台挨拶) (2)12:50の回(上映前舞台挨拶)
<場 所> 大阪・第七藝術劇場
<登壇者> 監督:木下半太
<リモート中継> 智順、三戸なつめ


<日 時> 1月24日(日)
(1)10:00の回(上映後舞台挨拶) (2)12:50の回(上映前舞台挨拶)
<場 所> 大阪・第七藝術劇場
<登壇者> 主演:後藤淳平(ジャルジャル)(※(1)のみ登壇) 監督:木下半太
<リモート中継> 徳永えり


<日 時> 1月24日(日)15:20の回(上映前舞台挨拶)
<場 所> 大阪・なんばパークスシネマ
<登壇者> 主演:後藤淳平(ジャルジャル) 監督:木下半太



RS-bu-500-1.JPG映画「ロックンロール・ストリップ」大阪公開記念舞台挨拶が 23 日・24 日と大阪・第七藝術劇場で行われ、24 日には主演を務めたお笑いコンビ・ジャルジャルの後藤淳平、原作者でメガホンをとった木下半太監督が登壇。さらに出演の徳永えりも都内からリモート登壇した。前日の 23 日には、木下半太監督が登壇し、出演の智順、三戸なつめが都内からリモート登壇した。


本作は、木下監督の自伝的同名小説を実写映画化したもので、大阪のストリップ劇場を舞台に、映画監督を夢見る劇団座長・木村勇太(後藤)が、売れない劇団員とともに奇跡のパフォーマンスを繰り広げる姿を描いた痛快エンターテインメント。


25 年越しの夢であった映画監督デビューを果たした木下監督。本作は昨年 8 月 14 日にテアトル新宿での公開を皮切りに、全国各地で上映されてきたが、今回、ついに作品の舞台となった大阪での上演が叶い、この日もキャラクターのモデルとなった人たちが来場していることを明かした木下監督は「なんか泣きそうです」と感無量な様子で語り、後藤から「撮影中も泣いていた」と突っ込まれて会場の笑いを誘っていた。


RS-500.jpgまた、主人公の木村を演じる後藤は、オファーがきた際の心境を尋ねられると「主演で出させていただく機会はないだろうということで、自信はなかったんですけど、後悔したくないので思い切りました」といい、「小説を読ませていただいたあとに(木村のモデルとなった)木下監督と会ったんですけど、見た目が違いすぎて大丈夫かなと思いました。でも監督から、僕なりの勇太を演じればいいとお言葉をいただきまして、自信を持ってやらせていただきました」と胸を張った。


同じ質問に、木村の恋人・栗山千春役を演じた徳永は「嬉しかったです。監督の奥様になるんですけど、私は(奥さんに)似ているんですよね、監督」と投げかけ、木下監督が「それを言ったら嫁から『そんなんやめてくれ』って」と苦笑すると、徳永は「撮影前も『雰囲気が似ているので、そのままで大丈夫です』っておっしゃってくださったので、すごく楽しく撮影することができました」と笑顔交じりで語った。


RS-bu-240-1.jpgさらに今回、初共演だった後藤と徳永は地元が一緒で、同じスイミングスクールに通っていたそうで、後藤は「すごい繋がりがあって、他人とは思えないじゃないですけど、初めて一緒にさせてもらったんですけど、初めての感じがしなくて、フィット感がありました」と印象を語ると、徳永も「私もです。大阪でも場所によって関西弁のニュアンスが変わるじゃないですか。でも同郷なので、同じ空気が流れているというか、撮影中もそんな感覚でいました」と吐露した。


本作は、ダンスのシーンも見どころとなっているが、テレビ朝日系『アメトーーク』“踊りたくない芸人”の一員である後藤は、やはりダンスのシーンに苦労したことそうで「みんなで動きを合わせて練習するんですけど、本当に足を引っ張ってしまいまして、大丈夫かなって思いながらやらせていただいたんですけど、誰も僕を見捨てることなく、引き上げてくれました」と感謝。これに木下監督は、ダンスの先生が編集に立ち会ったことを明かし「編集室に入ってきて『ダンスのシーンだけは見たい』って言って、『ここは映すと素人っぽく見えるのでやめましょう』とか『ここはきれいに見えるので映してください』とか、カットの指示までしてくれました」と裏話を披露した。


また、“きわどいシーン”もあるそうで、木下監督が「今回のこだわりは、ストリップという場所だけど、女の子が脱ぐんじゃなくて、男がプライドを捨てるという意味で男を脱がしたかったんですね。“後藤君、全裸いけるんだろうか”って心配して、前貼りもちゃんと用意して後藤君のところに行ったら『前貼りいらないんで』って」とエピソードを明かすと、徳永は「かっこいい!そんなことあったんですか?」と後藤の役者魂に惚れ惚れ。これに後藤は「周りの反応とかリアルになるんじゃないかなと。『前貼りなしで挟んでやりますよ』って言ったら、『それはやめて』と逆に断られました。スイッチ入ったんでけどね…」残念がった。


最後に、徳永は「本当にそちらに行きたかったです。お 2 人にお会いしたかったし、お客さまとも肌で感じたかったです。それくらいこの作品はパワーがありますし、こんなご時世だからこそ、エネルギーがもらえる作品です。なので(大阪に)すごく行きたかった気持ちでいます」と地元の大阪へ行けなかったことを悔やみつつ、「まだまだ上映されるので、たくさんの方に見ていただけたら嬉しいです」とアピールした。


木下監督は「大変な時期ですけど、大変なときだからこそ見てほしい映画です。エンタメ業界がいま、大変なことになっているんですけど、それでもエンタメは絶対に必要なものだと思いますし、暗くならずに明るく世の中を盛り上げていきたいと思います」と言葉に力を込め、後藤は「続編の小説『ロックンロール・トーキョー』というのが出ています。続きの話が見られるので、それを見てからまたこの『ロックンロール・ストリップ』を見る流れもいいんじゃないかなと思います」とオススメした。
 


【ストーリー】

木下半太監督の半生を描いた自伝的物語
 

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売れない劇団の座長・木村勇太(後藤淳平)の夢は、映画監督になること。しかしその実態は、観客がまばらな劇場で演劇を続けたあげく、劇団員たちに愛想をつかされ解散。長年付き合っている恋人・栗山千春(徳永えり)との結婚に踏み切ることもできず、人気ロックバンド「マチルダ」でボーカルをつとめている妹の木村朋美(三戸なつめ)とは大違いで、散々な日々を過ごしていた。経営している大阪のバーの常連にも「夢は諦めるのが早いほうがいい」と言われる始末。


ある夜の閉店間際、勇太はバーにやってきた謎の美女・冬音(智順)から、赤星(ぎい子)、ビーバー藤森(坂口涼太郎)、火野(町田悠字)と共に旗揚げした劇団「チーム KGB」にストリップ劇場で上演してほしいとお願いをされる。冬音は「チーム KGB」のファンで、なんと人気ストリッパー旭川ローズだった。劇場を満員にしたい旭川ローズの想いを叶えるべく、場末の劇場を舞台に、勇太たち劇団員4人が町中を巻き込んでの珍騒動が始まる。


監督・脚本:木下半太
出演:後藤淳平(ジャルジャル) 徳永えり 智順 三戸なつめ 坂口涼太郎 ぎぃ子 町田悠宇品川祐(品川庄司) 村田秀亮(とろサーモン) 堤下敦(インパルス) 佐田正樹(バッドボーイズ) 宇野祥平 深沢敦 乃緑 綾部リサ 大川成美 後藤拓斗 内藤光佑 立山誉 西郷豊 保土田充 黒岩よし ふーみん 田中慎也 あだち理絵子 伊舞なおみ Calmera やべきょうすけ / 木下ほうか
製作:「ロックンロール・ストリップ」製作委員会
原作:木下半太「ロックンロール・ストリップ」(小学館文庫刊)
エグゼクティブプロデューサー:石田誠
プロデューサー:皆川拓也 三好保洋
音楽:Calmera 撮影:曽根剛 照明:本間光平 美術:秋元博
録音:山本タカアキ 装飾:寺尾淳 衣装:鈴木まさあき ヘアメイク:田鍋知佳
キャステイング:森川祐介 出版プロデュース:新里健太郎

配給:ベストブレーン 企画:株式会社タッチアップエンターテインメント
公式HP: http://www.rocknroll-strip.com
©木下半太・小学館/タッチアップエンターテインメント

第七藝術劇場ほか全国順次公開中!


(オフィシャル・レポートより)

 
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安先生を熱演の柄本佑、動画メッセージで「エンターテインメント作品として肩肘張らずに楽しんで」『心の傷を癒すということ<劇場版>』完成披露試写会&トークショー
(2021.1.15  OS シネマズミント神戸)
登壇者:京田光広氏(NHK エンタープライズ近畿総支社企画事業部)
              安達もじり氏(テレビ版総合演出 NHK 大阪拠点放送局制作部) 
 
    1995 年 1 月 17 日に発生し甚大な被害をもたらした阪神・淡路大震災から25年目を迎えた2020年に、みずから被災しながらも、避難所などで被災者の「心のケア」に積極的に取り組んだ若き精神科医・安克昌さんが寄り添い続けた被災者たちとの交流と、安さんにとって大切な家族、友人との絆、自分らしい死の迎え方を貫く姿を描いたNHKドラマ(全4回)「心の傷を癒すということ」が放送され、大反響を呼んだ。
コロナ禍の今年で震災から26 年目を迎える今、改めて傷ついた心を癒すためにはどうすればいいのかを改めて問いかける本作が特別に再編集され、『心の傷を癒すということ<劇場版>』として2月12日(金)OS シネマズミント神戸ほか全国公開される。
 
 
  1月15日、OS シネマズミント神戸で開催された完成披露試写会&トークショーでは、本作の企画・京田光広さんとドラマ版の総合演出の安達もじりさんが登壇。京田さんが東日本大震災後に精神科医、安克昌先生の原作に出会い、安さんの文字の魅力や作品の魅力、もう一度被災地と向き合いたいという思いから、いつかは番組にしたいと長年企画を温めていたという。安達さんとの出会いを経て、ドラマ化の企画が動き出した時には安先生のご家族や関係者の方にインタビューを重ね、西宮で被災した桑原亮子さんに脚本を依頼したという。
 
 
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  ここで、緊急事態宣言発出のため残念ながら登壇が叶わなかった主演、安和隆役の柄本佑と、妻終子役の尾野真千子が感謝の気持ちを寄せたビデオメッセージがスクリーンに映し出された。
「会場にお越しの皆さん、こんにちは。柄本佑さん演じる安先生の妻、終子を演じた尾野真千子です。この作品は一人でも多くの方に、観たこと、感じたことを伝えたくなるような、これからも受け継ぎたくなるような作品です。この作品に含まれる本当に温かいメッセージは一人でも多くの方に届けたいと思うようなものであり、伝える人がこれからもいてくれると、心強くなるようなメッセージが含まれています。皆さんにもこの気持ちが届くことを願っております」(尾野)
 
「この作品は2020年1月、NHKテレビで放映されましたが、まさか劇場版で大きなスクリーンでみなさんに観ていただけるとは思っていなかったので、感動しています。撮影中神戸の街をあるいて、とても肌に合うなと思いました。神戸がすげえなと思ったのが、手の届く範囲に全部あること。ぎゅっと詰まっていて暮らしやすい街だなと感じました。早く神戸ロケのある作品に出会えないかと真面目に思っています。スクリーンで上映される映画になったことで、もう一つ安さんのご家族にプレゼントできるものが増えたことがうれしいです。震災や心のケアもありますが、一本のエンターテインメント作品として肩肘張らずに、フラットに楽しんでください」(柄本)
 
 
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  心のこもった二人のメッセージを観た後は、柄本と尾野のキャスティングについて語られた。安達さんは「柄本さんは元々顔見知りでいつかご一緒したいと思っていました。この企画を立ち上げた時、年頃や見た目もなんとなく安先生に似ているなと思い、ちゃんと強い思いをもってドラマを作るのだけど、ご一緒しませんかとお声かけしました。尾野さんは、今までご一緒したことがありましたがキャラクターが濃い役が多かったのです。今回はこの物語にとても感情移入をしてくださり、自然体で神戸で生きる人としてそこにいてくれました。本当に安夫妻がそこにいるという時間がとても多く、素敵な現場でした」と撮影を回想。一方、京田さんは「この企画が立ち上がり、モデルとなった安さん一家とご挨拶の会をした時、キャスティングで名前を挙げてくださったのが尾野さん。見事最高のコンビになりました。佑君は、安先生に似ているというより、彼なりに演じて表現してくれたことがすごく良かったと思います」とその演技に賛辞を惜しまなかった。
 

 

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 本作は実にリアルな避難所のシーンが登場するが、このシーンでは300人ぐらいの地元の方がエキストラ出演し、撮影に協力したという。震災を題材にしたドラマを神戸で撮影したことを振り返り、「スタッフ全員で丁寧に説明しながらロケをさせていただいたが、涙が出るぐらい、みなさんきれいな気持ちでご協力いただきました。ロケをするたびに神戸の皆さんと一緒に作らせていただいた感覚を覚えましたし、そういうのが画面に映っていると思います」(安達)、「神戸出身なので阪神大震災直後に取材に入り、三日三晩取材を続けたが、避難所には行けなかったんです。その後東日本大震災や熊本地震では避難所に通い続けたので、今回は同じ風景だと思いました。神戸の方が集まれば何らかの体験をしている中『あの時に何もできなかったけれど、エキストラ出演することで震災を伝えることに協力できた』という人もいらっしゃり、神戸のDNAというか、みんなで作らせていただいたという思いです」(京田)。
 
 

 

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 さらに、安先生のご家族にちゃんと届けたいという思いでドラマを作ってきたという京田さんは柄本のメッセージに触れ、「思いをちゃんと届けることはドラマでやり遂げたということ。公開のタイミングで緊急事態宣言になるとは思っていなかったので今回はオンラインでの開催を提案したのですが、劇場の方を含め、神戸の方々はスクリーンでやりたいとおっしゃってくださった。この時期だからこそ、この映画は絶対に届けなければいけないと思いましたし、安プロデューサーから『プレゼントは終わったから、日本中の人に届けるんだ』と言われている気がします」と決意を新たにした様子。また、柄本の「肩肘張らずにエンターテイメントとして楽しんで」という言葉が一番良かったと褒め、家族の愛など、映画の世界に没頭してほしいと訴える場面もあった。最後に演出をした安達さんは「安先生の本を読ませていただいた時から、これはもっと大きな思いがそこにあるという思いがしたので、奇をてらわずに、そこにある表現すべきこと、思いに寄り添って作ることを肝に命じました。この映画をご覧になった方は、ぜひ安先生の本を読んでみてくださいと言いたいですね」と、映画と安先生の著書「心の傷を癒すということ 神戸…365 日」の両方を味わってほしいと呼びかけた。
(江口由美)
 

 
<作品情報>
『心の傷を癒すということ<劇場版>』
総合演出:安達もじり
原案:安克昌「心の傷を癒すということ 神戸…365 日」 (作品社)
脚本:桑原亮子
音楽:世武裕子 主題歌:森山直太朗『カク云ウボクモ』(UNIVERSAL MUSIC)
出演:柄本佑、尾野真千子、濱田 岳、森山直太朗、浅香航大、清水くるみ、上川周作、 濱田マリ、谷村美月/キムラ緑子、石橋 凌、近藤正臣 ほか 
2月12日(金)OS シネマズミント神戸ほか全国公開
公式サイト→https://gaga.ne.jp/kokoro/
Ⓒ映画「心の傷を癒すということ」製作委員会
 

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