(2020年2月4日(火)@TOHOシネマズ梅田)
登壇者:掛布雅之(64) 、松村邦洋(52)
阪神タイガース球団創設85周年記念映画
トラファン“鳥肌もの”絶品シーン満載!
今年、創立85周年を迎える西の名門球団・阪神タイガース初の公式ドキュメンタリー映画『阪神タイガース THE MOVIE~猛虎神話集~』が完成し2月4日(火)、大阪・TOHOシネマズ梅田で完成披露試写会が行われた。“歴史を彩る名場面”の数々がシーズン開幕よりひと足早く猛虎ファンの喝采を浴びた(ナレーターは石坂浩二)。石橋英夫監督。全国公開は2月14日。
完成披露には、映画のナビゲーターを務めたミスター・タイガース掛布雅之氏が登場、阪神ファンの松村邦洋も顔を見せ、吉田義男、江夏豊、田淵幸一ら阪神ゆかりの名選手をものまねで再現、映画の試写会とは思えない笑いと声援を集めた。猛虎 ファンの幅広さ、根強さを改めて感じさせた。
映画は掛布雅之、バース、岡田彰布の“歴史に残る”バックスクリーン3連発(1985年4月17日、対巨人)の偉業に始まり、奪三振王、江夏豊の延長11回、ノーヒットノーランの快投に自らのバットで決着をつけたサヨナラホームラン(1973年8月30日、対中日)など、トラファンなら“鳥肌もの”の絶品シーンがふんだん。
この内容に掛布氏も「阪神の長い歴史が分かる内容になっている。阪神が個の力から生まれたことが分かる」。掛布氏自身、昭和49年のドラフト6位(当時はテスト生)で入団。「体が小さい割にボクは頑張った」とちょっぴり自慢も。そこには(先輩・藤田)平さんが結婚式で、私が代理スタメンで出場、そのワンチャンスで4の4(4打数4安打)を打ちがっちりモノにした、離れ業もあったという。
もうひとつ、忘れられないのがライバルでもある先代のミスター・タイガース、田淵幸一氏の存在。「私の場合、田淵さんが防波堤になってくれて“4番の責任”という負の部分を全部背負ってくれた。温室にいるようなものだった」と今でこそ分かる内輪話も披露した。ついでに、昨年4番を任された大山についても言及。「田淵さんのような存在がいれば違ったはず」と今年への期待を込めて話した。
映画では初代・藤村富美男に始まる歴代ミスター・タイガース、吉田義男に始まる歴代名ショート、赤星憲広から昨年、台頭した近本まで俊足核弾頭、代打の必殺仕事人・川藤や近年まで活躍した檜山進次郎、昨年、大腸がんを克服し、復帰戦で快打を飛ばした原口まで、伝統と新しい神話も交えた「8つの神話で紡ぐ猛虎伝説」の90分をアピールしていた。
(元“トラ番”記者:安永 五郎)
【掛布雅之】1955年生まれ、新潟県出身。阪神タイガースでの現役時代から、阪神ファンやメディアの間で「4代目(あるいは3代目)ミスター・タイガース」と称される。
【松村邦洋】1967 年生まれ、山口県出身。日本史上の人物・タレント・プロ野球選手・政治家など幅広くものまねをしている。熱狂的な阪神タイガースファンである父親に影響され自身も大変な野球好きである。
『阪神タイガース THE MOVIE~猛虎神話集~』
◆2020年製作/97分/日本 ◆監督:石橋英夫
◆ナビゲーター:掛布雅之、ナレーション・出演:石坂浩二、松村邦洋、佐藤隆太、千秋
◆配給:KADOKAWA (C)2020「TIGERS THE MOVIE」製作委員会
◆公式サイト⇒ https://tigers-movie.com/
2020年2月14日(金)~全国TOHOシネマズ系などロードショー