「大阪の人柄がメッチャ好きやねん!」『あのコの、トリコ。』舞台挨拶
(2018年10月8日(月・祝) TOHOシネマズ 梅田にて)
【登壇者】:吉沢亮(24歳)、新木優子(24歳)
「日本中の人をトリコにしたい!」
吉沢亮の“胸キュン・ポイント”を新木優子が披露
子供の頃から俳優を目指してきた昴(杉野遥亮)・雫(新木優子)・頼(吉沢亮)の3人の恋のトライアングルが、芸能界を舞台にせつなくも心ときめかせる、映画『あのコの、トリコ。』。10月5日(金)より全国公開され、その大ヒット御礼のため、主演の頼を演じた吉沢亮と、彼が想いを寄せるヒロイン・雫を演じた新木優子がTOHOシネマズ梅田のシアター1の舞台挨拶に登壇!超満員の客席から割れんばかりの大歓声が沸き起こった。不慣れな関西弁を交えたコメントを求められ、それに応える度に「これで合ってますか?」と訊き返す謙虚さ。今回は、本来の役に加え、いくつかの劇中劇の役にも挑戦するというかつてない複雑な役回りに、俳優としての手応えを感じさせていた。
以下に、舞台挨拶の模様をご紹介いたします。
(敬称略)
――関西弁をまじえたご挨拶をお願いします!
吉沢:皆さん、なんでやん!鈴木頼を演じました吉沢亮です。こんなに沢山の方に集まって頂いて、みんなのトリコやで!(笑)
新木:皆さん、こんばんは~!立花雫を演じました新木優子やで!(笑)
――公開された今のお気持ちは?
吉沢:撮影したのは1年以上前なので、こんなに沢山の方に観て頂けてホッとすると同時にとても嬉しいです。
新木:やっぱり関西の方は元気だなと感じました。
――大阪の「こんなところのトリコです!」というものがありますか?
吉沢:大阪にはこうした舞台挨拶などで1年に何度も来させて頂いてますが、スタッフの方もとても明るくて優しい方が多いので、大阪の人柄がメッチャ好きやねん!(笑)
新木:大阪のみなさんの人柄とノリの良さにトリコです♪
――撮影中、印象に残ったこととは?
新木:いつもはここに無邪気な杉野君が加わってとても和やかになるのですが、そんな杉野君の靴紐を吉沢君が変に結んでは歩けなくして遊んでました。いじられキャラの杉野君をからかっては写真を撮ったりしてました。
吉沢:杉野君は、普段はとても可愛いキャラなんですが、携帯ゲームでヒートアップしてくると人格が変わっちゃいます。「なんでだよ!」とずっと言ってて、熱い一面を見てしまいました(笑)。
――もう一度観るなら、「是非ここを!」というシーンはどこですか?
吉沢:頼が複雑な表情を見せる劇中劇のシーンでしょうか。主人公の頼と劇中劇の役の両方があり、また作品によって表情も変わるので、そこをじっくり見て頂きたいです。
新木:劇中劇の中で頼の表情が急に切り替わる時が女子にとっては“キュン・ポイント”だと思います。劇中劇で、セットから落ちてくる私を頼が受け止めようと、手に持っていたバラの花束をかなぐり捨ててダッシュしてくるシーンがあります。その花束の捨て方がとってもカッコいいんです!そこに注目して是非見て頂きたいです。
(観客からの質問に応じて)
――役で芸能人を演じるのはどんな気分でしたか?
吉沢:中々ある機会ではないのですが、芸能界の裏側を忠実に描いてるなと思いました。例えば、下着宣伝の撮影シーンで緊張しながらも次第に親しくなっていくというのは、意外とよくあることなので、共感しながら演じてました。
新木:こんな役自体あまりないので、とても貴重な体験をさせて頂いたと思っています。また、私が演じた雫はモデルをしながら女優を目指しているのですが、モデルをしていた自分の経験が活かされたかなと思います。雫の役を演じながら劇中劇の役を演じるのは、ほんと不思議な感覚でした。自然に見えるよう演じ分けるのに苦労しました。
――「もっともっと上を目指したい!」と頑張っていた頃を思い起こされたのでは?
新木:はい。高校時代、みんなががむしゃらに頑張っていた時期だったので、その頃を思い出しました。
――お二人とも多くのドラマや映画で大活躍されていますが、その切り替えはどうしているのですか?
吉沢:僕の場合は役に入り込む瞬間がないというか、基本的には俯瞰で見ているので、のめりこみ過ぎて役が抜けないというような感覚に陥ったことがなく、オン・オフを意識したことがないのです。
新木:作品毎にスタッフや役が違うので、現場に行ったらその役が頭にスッと入ってきて、いつの間にか切り替わっているような気がします。意識して切り替えようとしたことはないです。衣装やヘアメイクなどで切り替えて頂いていますね。周りの方々に上手くサポートして頂いて感謝しています。
――今日は“愛をささやく日”ということで、私たちに愛をささやいて下さい。
新木:「ここにいるみんな、好きやで!」(会場から、「可愛い!」と歓声があがる)
吉沢:「ほんとに、みんなのことが、メッチャ、好きやで!」(笑)
――最後のご挨拶をお願いします。
新木:舞台挨拶最終日にこんなに沢山の方に来て頂いて本当にありがとうございます。今日は神戸や大阪の皆さんに盛り上げて頂いて、とても嬉しくて楽しい時間を過ごすことができました。本当にありがとうございました。まだご覧になってない方にもお薦め頂ければ嬉しいです。この映画をこれからも応援して下さいね。
吉沢:今日は楽しんで頂けましたか?僕たちも皆さんのノリの良さに楽しませて頂きました。この映画を面白いと思って頂けましたら、周りの皆さんにお勧めしたり、SNSでつぶやいて頂くとか、この映画が日本中をトリコにすることができたら嬉しいなと思っております。今日は本当にありがとうございました。
映画『あのコの、トリコ。』
「ずっと君のことが好きだった!どんな時も君だけを想ってきた」
“胸キュン・ポイント”いっぱいの楽しい映画
子供の頃から俳優を目指してきた昴(杉野遥亮)・雫(新木優子)・頼(吉沢亮)だったが、頼は早々と脱落して地方で暮らしていた。だが、ずっと大好きだった雫のことが諦めきれず、雫の通う東京の芸能コースがある高校に転入する。そこで、既にモデルの仕事を始めていた雫に付き人をさせられ、地味で内向的だった頼が否応なく芸能界の洗礼を受けていく。さらに、人気者となっていた昴も当然のように雫を恋のトリコにしようとするが・・・芸能界を舞台に3人の恋のトライアングルが展開されていく。
どんな時も雫だけを見守ってきた頼の男らしさが、ふとした瞬間に発揮されるところにハートを鷲掴みにされる。冴えないメガネ男子の頼が劇中劇の様々な場面で豹変する度に、吉沢亮の美しい顔立ちにハッとさせられる。また、“落ちていく雫”を受け止めようと必死で駆け寄る頼の表情がいい!何をさておいても雫のためならと決死の覚悟を見せる頼は、カメラの前でも別人のような輝きを放つ。雫ならずとも、ときめかずにいられない❤
・出演:吉沢 亮 新木優子 杉野遥亮
水上剣星 大幡しえり・内田理央 古坂大魔王/高島礼子(友情出演)/岸谷五朗
・原作:白石ユキ「あのコの、トリコ。」(小学館「Sho-Comiフラワーコミックス」刊)
・監督:宮脇 亮 脚本:浅野妙子
・主題歌:「トリコ」Nissy(西島隆弘) 配給:ショウゲート
・©2018白石ユキ・小学館/「あのコの、トリコ。」製作委員会
・公式サイト: http://toriko-movie.jp
2018年10月5日(金)よりTOHOシネマズ 梅田ほか全国ロードショー
(取材・撮影:河田 真喜子)