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監督主催の焼肉につられて!?松田、永山、渋川、新井、窪塚&豊田監督の総勢6名が大阪に集結! 『泣き虫しょったんの奇跡』公開記念舞台挨拶

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監督主催の焼肉につられて!?松田、永山、渋川、新井、窪塚&豊田監督の総勢6名が大阪に集結! 『泣き虫しょったんの奇跡』公開記念舞台挨拶
(2018.9.8 TOHOシネマズ梅田 別館・アネックス スクリーン9)
登壇者:松田龍平、永山絢斗、渋川清彦、新井浩文、窪塚愛流、豊田利晃監督
 
アマチュアからプロへ!年齢制限を乗り越え、史上初の偉業を成し遂げた脱サラ棋士、瀬川晶司の自伝的小説を、自身もかつてプロ棋士を目指していた豊田利晃が映画化。松田龍平とタッグを組み、一度はプロを諦めた男が再び夢に挑む姿を描く感動作『泣き虫しょったんの奇跡』が、9月7日(金)より絶賛公開中だ。
 
 
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公開直後の9月8日(日)TOHOシネマズ梅田 別館・アネックス スクリーン9で行われた公開記念舞台挨拶では、瀬川晶司役の松田龍平をはじめ、先輩棋士、山川孝役の渋川清彦、同じく棋士、新藤和正役の永山絢斗、清又勝役の新井浩文、中学時代の瀬川役でスクリーンデビューを飾った窪塚洋介の息子、窪塚愛流、豊田利晃監督の総勢6人が登壇。
 
 
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最初の挨拶では、
「温かい拍手をありがとうございます。来てくれてありがとうございます」(松田)
「今日は休みだったのでこのツアーに参加しています。楽しんでいってください」(永山)
「龍平が入って来た時に、軽めのキャ〜があったのですが、渋キャ〜清彦です。僕も今日休みだったのでこのツアーに参加しました(笑) まだまだ夜まで楽しもうと思います」(渋川)
「僕も休みだったので大阪に来ました。完全飲みに行く格好ですから、この後すぐに行きたいと思います。今日は映画館に、映画を見に来てくれてありがとうございます」(新井)
「こんにちは。今日は見に来てくださってありがとうございます」(窪塚)
「ツアーを企画した監督の豊田です。僕は大阪市東成区出身なのですが、大阪でみんなと一緒に舞台挨拶に来れることはなかなか珍しいので、短い時間ですが楽しんでください」(豊田監督)
と、ツアーという名の豊田監督主催、焼肉が待っていることが明かされ、豊田監督の地元ならではのリラックスしたムードと、豊田組の和気藹々とした雰囲気が伝わってきた。
 
 
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実際の撮影では、キャストそれぞれに苦労した箇所があったそうで、中でも新井浩文演じる清又勝は、「色々な将棋指しの癖を集めたキャラクターで新井さんにぴったり」(豊田監督)というだけあり、数々の棋士の中でもかなり濃いキャラクターになっている。撮影を振り返った新井は、「撮影中は何度も同じことをやらされた。一往復走るシーンでは、テストから本番まで20〜30回走り、まさか将棋の話で筋肉痛になるとは思わなかった」と苦労話を披露。
 
 
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渋川清彦演じる先輩棋士、山川孝は、ムードメーカー的存在で、歌うシーンも多いが、「(撮影では)大事マンブラザーズバンドをまる一曲歌った。(松田)龍平に付き合ってもらってスナックに行って歌った記憶がある」と撮影のオフ時間の過ごし方を語ると、新井からは「龍平もはなれ組を歌っている」と意外な一面を披露。
 

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松田龍平演じる瀬川のターニングポイントとなる対局相手ともなる新藤を演じた永山絢斗は、松田との共演を振り返り、「贅沢な時間でした。龍平君は豊田さんの『I’m Flash』でご一緒して以来で。嬉しかったです」と話すと、松田も「あの湖のシーンは良かったですね。奨励会のプレッシャーを抱えていたときに夕日が綺麗で、プレッシャーが抜けました」と撮影を振り返る一幕もあった。さらに、瀬川と対局し、瀬川が「負けました」と言った瞬間の新藤の表情に話が及ぶと、豊田監督が「役者人生で一番いい顔をしてくれと言ったらあの顔が来ました」。将棋がキャストの中で一番強く、自分の駒も持っているという永山は「元々将棋をしていたけれど、この映画を見て色々やっていたらどハマりして、嘘みたいに毎日やっている」と将棋愛を語った。
 
 

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中学時代のしょったんこと瀬川を演じた窪塚愛流(あいる)は、オーディションのことを聞かれると「オーディションが初めてだったので、緊張してあまりうまくできなかったと思ってました。決まった時むちゃくちゃ嬉しかった」と当時の気持ちを語った。豊田監督は、「彼が小学生の時、お父さん(窪塚洋介)と一緒に旅行をして、その時から勘がいいなと思っていた。今回、お父さんに電話して、役者やりたいと言っているかと聞くと、やりたがっていると返事があったので、それならオーディションにおいでよと声をかけたんです」と裏話を明かした。さらに、「斎藤工さんが、愛流をみて、『御法度』の時の松田龍平さんと同じぐらいの衝撃と言っていた」と明かすと、すかさず松田が「僕も15歳の時にやらせてもらいましたが、(愛流は)俺よりしっかりしてます。当時僕は人の目とか見れなかった」と堂々と舞台挨拶で挨拶をする窪塚をたたえた。
 
 

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将棋を指すシーンから始まる本作では、将棋を指す手つきも重要で、「所作のようなもので難しいので、3ヶ月前ぐらいから練習してもらった」と豊田監督が語ると、松田は「将棋を指すのに決まりごとはなく、棋士によって指し方が違う。僕の場合は本人(瀬川晶司)がいつもいてくれたので、一番やりやすかったです」と練習を振り返った。本作のエンドクレジットで王将を指しているのは豊田監督自身だが、そのシーンを監督した松田は「将棋を指すシーンは寄りの撮影が多く、1ミリでもずれたら撮り直し。監督にもプレッシャーを味わってもらおうと思って・・・」と何テイクも重ねたという。また、瀬川が精神的に追い詰められ、渋谷の横断歩道でズブズブと沈んでいく印象的なシーンの撮影では「1回目はリアルに泥と思ってしまったが、心の中のお芝居をもう一度やりたいなと思って」と再テイクを重ねたことを松田が語り、「しょったんの中で、豊田組だなと思ったシーン」と明かすと、豊田監督も「スタジオに沼を作って大がかりのセットだったので、1回で決めろよと言って、テイクの後、モニターの横で龍平が立っていたので、もう一回やりたいのかと思って」と松田の意を汲んだ再テイクシーンを振り返った。
 
 
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最後に、
「豊田さんが監督20周年、僕も15歳に役者を始めて20周年。お互いに20年という節目で、一緒にやれてうれしいです。初めて一緒に映画をやった時からたくさん影響を受けたし、そういう作品で愛流君のように初めて映画をする人がいるのは感慨深いです。すごくいい映画になったと思います。今日はありがとうございました」(松田)
「原作を読んで、人の出会いの先に自分がいるんだろうなと思いました。今日いる全ての人もいろんな出会いがあって今いると思います。奇跡は人との出会い、皆さんにもいい出会いがあることを祈っています」(豊田監督)
と挨拶したが、それだけにはとどまらない。最後に豊田監督は新井に締めのギャグを指名し、アドリブで何もギャグが出ない新井に助け舟で、最後は渋川の一発ギャグで締めくくった。常連だけでなく、窪塚愛流という新しい才能を得て、さらに進化を遂げる豊田組の『泣き虫しょったんの奇跡』。人との出会いが奇跡だとすれば、奇跡はある意味手の届くところにある。見過ごしたり、諦めてしまわず、奇跡を信じること、年齢を言い訳にせず努力することを教えてくれる、感動作だ。
(江口由美)
 

<作品情報>
『泣き虫しょったんの奇跡』
(2018年 日本 127分)
監督:豊田利晃
原作:瀬川晶司「泣き虫しょったんの奇跡」(講談社刊)
出演:松田龍平 野田洋次郎 / 永山絢斗 染谷将太 渋川清彦 駒木根隆介 新井浩文 早乙女太一 / 妻夫木聡 松たか子 美保純 イッセー尾形 小林薫 / 國村隼
公式サイト → http://shottan-movie.jp/
(C) 2018『泣き虫しょったんの奇跡』製作委員会 (C) 瀬川晶司/講談社