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オチャメな山田裕貴とクールな齋藤飛鳥の温度差に胸キュン!?『あの頃、君を追いかけた』舞台挨拶

 

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(2018年9月27日(木)TOHOシネマズ梅田にて)
ゲスト:山田裕貴(28)、齋藤飛鳥(20)、長谷川康夫監督(65)

 

初本格主演映画に大興奮の山田裕貴と、
映画デビュー作をクールに検証する齋藤飛鳥との温度差に胸キュン!?

 

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高校最後の年、想いを募らせながらも伝えられなかったあの頃、大人になって振り返るかけがえのない日々、その輝きとせつなさに誰しもが心震わせた台湾映画『あの頃、君を追いかけた』(2011年・日本公開は2013年)が、この度日本でリメイクされた。主演は映画・ドラマで大活躍中の山田裕貴、相手役には本作が映画デビューとなる乃木坂46の齋藤飛鳥という新鮮なツーショット。さらに、同世代の新進若手俳優5人が加わり、大人になる前の子供っぽさや将来への不安、男女による価値観の違いによるアクシデントなど、あの頃特有の想いが散りばめられた感動のラブストーリー『あの頃、君を追いかけた』が完成。


10月5日(金)の公開を前に開催されたプレミア上映会には、山田裕貴と齋藤飛鳥と長谷川康夫監督の3名が舞台に登壇。初めての本格主演に興奮気味の山田裕貴に対し、冷静に自分の演技を検証する齋藤飛鳥との温度差が、想いを伝えられなかった劇中の浩介と真愛に重なり、可笑しいやらせつないやら、胸キュンの舞台挨拶となった。
 



【舞台挨拶】
anokoro-yamada-240-2.jpg――最初のご挨拶。
山田:この劇場の座席数を聞いてびっくりしています。東京でもこんな大きな劇場ですることはないので…しかも満席! 映画は観て頂かないと評価されませんので、本当に嬉しいです。今日は楽しんでいきましょう!(と片手を挙げてジャンプ! ひとり意気を吐く山田裕貴。)

齋藤:私も座席数を聞いて「さすがにそれは無理だろう」と思いましたが、こんなに沢山の方に足を運んで頂いて嬉しく思っています。大阪の皆さんは温かく面白い事が好きだと聞いてますので、今日は何を言っても大丈夫だろうと…楽しい時間を過ごしたいなと思っています。

(山田に「(片手挙げてジャンプを)やんないの?」と急かされ、「私は大丈夫です!」とクールに対応する齋藤飛鳥。)

長谷川監督(以後「監督」と表記):ホントに大きな劇場でびっくりしています。これから2時間弱、スクリーンの中の二人の表情をゆっくりじっくり見て楽しんで下さい。

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Q:大阪の印象は?
山田:僕は名古屋出身なんですけど、吉本新喜劇を見て育ったので、関西弁を聴いてるととても落ち着くんですよ。関西弁の役も演じたことがありますし、吉本新喜劇の内場さんとお仕事したこともあり、ご縁を感じています。

齋藤:大阪は乃木坂46の活動では何度もお世話になっております。大阪の皆さんは元気な方が多くてリアクションが大きいので、とても楽しいです。関西弁で好きな言葉は、「ほなね~」かな(笑)。

監督:昔近鉄劇場というところで芝居をやったことがあって、大阪はノリが違って、反応がバシバシ来るので、演じていてとても楽しかったことを覚えています。

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Q:演技が自然体に見えましたが?
山田:小・中・高と僕は問題児で、いつもバカばっかりやっているいじられキャラだったので、その頃の自分を思い返しながらやれました。

齋藤:私もよくクールだと言われることが多いのでやりやすかったです。普段自らアクションを起こすタイプではないので、浩介に対する真愛のアクションは自分とは違うなと思いながらも、ちょっとだけ自分の中の積極性を出しながら演じました。

監督:2人の演技がどうだという感覚ではなく、そこに居てくれるだけで嬉しくなるような……いや~この2人で良かったな~と、いや、あの7人で良かったなと、感謝しています。


anokoro-500-7.jpgQ:同世代の7人が集まりましたが、現場の雰囲気は?
齋藤:男性たちは最初からとても仲良しでワイワイやってました。それを松本穂香ちゃんと「またバカやってるね」と距離を置いて眺めていたのですが、次第に寄って来て笑わされたりふざけてみたり、和気あいあいと楽しかったです。

山田:みんなの自然な空気がこの映画にはとても重要だと思いました。男子の思春期の時の価値観や男子より先に大人になるみたいな女子の価値観がシンクロして映画に活かせればと思ってましたので、とにかくみんなで楽しくやりたいと心掛けました。


anokoro-500-8.jpgQ:台湾でのロケについて?
山田:台湾版と同じ場所でロケしたいと思っていたのですが、1箇所だけ撮れない所があり、それを飛鳥ちゃんがとても残念がって泣いていたと聞いて、それがすごく嬉しかった。普段クールな飛鳥ちゃんがそれほどこだわりを持ってこの映画に臨んでいることが分かって嬉しかったのです。

齋藤:台湾では2人でデートを楽しむシーンがあって、台湾版と同じ場所で丸いアイスが食べられて、撮影しながら聖地巡礼ができたようで嬉しかったです。


Q:主題歌のタイトルが「言えなかったこと」とありますが、監督があの頃言えなかったことは?
anokoro-saitou-240-1.jpg監督:私も浩介のようにバカやってましたたので、何でも全部言ってました。この場で、2人に質問したいのですが、撮影終了時に泣いた理由は?

山田:僕はこの作品をもの凄く大切に思っていました。この作品の評価によって僕自身の俳優としての見られ方が変わっていくんだろうなと。何より、飛鳥ちゃんは映画初出演だし、この映画の出演が決まって芸人辞めてきた人もいるし、みんなにとって報われる作品になってほしいと思っていました。クランクアップして、撮影中の日々やみんなの楽しい顔やスタッフさんたちの温かい眼差しなどが浮かんできて、感情がこみ上げて泣いちゃいました。今でもヤバいです!(笑)

齋藤:私は違います(笑)(さすが、飛鳥ちゃん!感情に流されない)。泣いてはいたんですけど…確かに同じような気持ちはありましたが…私たちより一番泣いていたのは監督です!(笑)

監督:ただ歳をとって涙もろくなっただけです。僕のはもらい泣き!


anokoro-yamada-240-1.jpg―――最後のご挨拶。
監督:今日は若い方が多いですが、おじいちゃんやおばあちゃん、お父さんやお母さんにも是非薦めてあげて下さい。

齋藤:大事なものを思い出させて、かけがえのない時間を過ごしてきたことが実感できる映画です。それぞれご自分の頃と重ね合せて楽しんで頂きたいです。

山田:大人が観られる恋愛映画。壁ドンもなければキラキラしたものもないカッコ悪い主人公ですが、真愛を追かけていた時間の素敵に輝いているものを受け取って頂けたらいいなと思います。主人公の浩介が「凄い人間になりたい。俺がいると少しだけ世界が変わるような人間に。」と言うのですが、この映画を観た後に「この映画良かったな」と言ってもらえたら、それだけで皆さんの世界をちょっとだけ変えたことになると思うので、そう言って頂けること祈りつつ、皆さんに楽しんで頂きたいと思います。
 



【舞台挨拶後の記者会見】
Q:山田さんは沢山の映画に出演されていますが、主演となると違いますか?
山田:そんなに主演が多い俳優ではないので、こんな大きな劇場で掛かるような作品の主演は初めてで、やはり違いますね。いつもだったらどう作品をかき回すかを考えてますが、今回はみんなのことを考えて、みんながどう輝けば自分も輝けるだろうかと思いながら臨みました。


anokoro-500-1.jpgQ:10年というブランクを経る役柄でしたが、演じ分けについては?
山田:浩介と自分は似た処があったので、自分のことに置き換えてみました。僕は地元の友達に「お前、ホント変わんねえな!」とよく言われるので、浩介もそんな男なのかなと。想いを突き通せる人というイメージだったので、高校生の時は朝からギアアップしてテンションを高めていました。でも、内面ってあまり変わらないのではと思い、大人の落ち着きを出すために声を低めにするとかは嘘っぽくなるので、あまり意識せずに演じました。


Q:齋藤さんは台湾版のファンということですが、意識されたことは?
齋藤:最初は台湾版がすごく可愛らしくて私も好きになったのですが、こんな魅力的な女性を私が演じられるのかと不安になって、他の人の方がいいのではと思いました。でも、監督に「台湾版とは別物と思って、同じように演じなくていいよ」と言って頂いて、気持ちが少し軽くなりました。真似をする必要もないし、無理して創ることもないんだなと思ったのです。


anokoro-500-2.jpgQ:乃木坂46のメンバーも観られたのですか?
齋藤:一人か二人「観たよ」と連絡があって、「泣いた」と言われ、「嘘だ~!」と言っちゃいました(笑)。

山田:オレは信じたいよ(笑)。


Q:齋藤さんは泣かなかったのですか?
齋藤:初めて観た時には客観的に観られなくて、とにかく自分の粗探しをしていました。じっくり落ち着いて観たら、グッときたり、フッと笑ったりして、心を動かすいい作品になったなと思いました。


Q:台湾でクランクアップした時の泣きっぷりはどんな感じだったのですか?
齋藤:山田さんは大号泣でしたよ。私はそんなに泣いてなかったんですけど(笑)。

山田:いやいや、飛鳥ちゃんが泣いてたんでびっくりして、それがすごく良かったなと思ったよ。勿論僕も思いが溢れて号泣したけど、飛鳥ちゃんがそこまで泣いてくれたことや、みんなの想いを受けて泣けてきました。


Q:撮影中、齋藤さんが「クールやな」と思ったことは?
山田:映画の中の2人の関係のように、朝からテンション上げようと乃木坂46の曲を掛けていたら、「うるさいよ」と叱られました。でも飛鳥ちゃんに叱られて悪い気はしなかった(笑)。


Q:西野七瀬さんの乃木坂46卒業について?
齋藤:アイドルはいろんな職業にお邪魔させてもらっているのですが、表現すると言う意味ではどれも繋がっていると思います。ライブ活動も個人のお仕事もグループ活動に繋がっていると。七瀬さんは昔からグループの先頭に立って引っ張ってくれたので、その姿を見てきて、自分もグループのために何かしら貢献できたらなと思っています。


(取材・撮影:河田 真喜子)

 



『あの頃、君を追いかけた』

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【STORY】
担任の依頼で問題児の浩介(山田裕貴)の面倒みることになった優等生の真愛(斎藤飛鳥)。やんちゃでバカなことばかりしている浩介と、ちょっと大人びたクールな真愛は正反対の性格。最初は険悪な雰囲気だったが、浩介のために手書きの問題を作ってきたり、勉強に付き合ってくれたり、みんなの憧れの的の真愛に浩介は次第に惹かれていく。一方、真愛も屈託のない明るい浩介を放っておけない気になる存在となっていく。愉快な仲間7人と楽しく過ごした高校最後の年…煌めいていた日々もそれぞれの道へと分かれていき、浩介と真愛もお互いの気持ちを伝えられぬまま時は過ぎていく……。


・(2018年 日本 1時間54分 キノフィルムズ)
・出演:山田裕貴、齋藤飛鳥、松本穂香、佐久本宝、國島直希
・監督:長谷川康夫
・原作:九拍刀(ギデンズ・コー)『あの頃、君を追いかけた』
公式サイト: http://anokoro-kimio.jp/
・(C)「あの頃、君を追いかけた」フィルムパートナーズ

2018年10月5日(金)~TOHOシネマズ梅田 ほか全国ロードショー