レポートインタビュー、記者会見、舞台挨拶、キャンペーンのレポートをお届けします。

「大丈夫だよ、愛は平等だよ」と中川大志を慰める知念侑李の優しさに胸キュン!『坂道のアポロン』舞台挨拶レポート

aporon-bu-550.jpg

(2018年3月11日(日)TOHOシネマズ梅田にて)
ゲスト:知念侑李(24)、中川大志(19)、三木孝浩監督(43)


aporon-bu-500-1.jpg知念侑李と中川大志のジャズセッションに酔う、
優しさと煌めきの青春映画

 

「おおきに!」と不自然なイントネーションで感謝の気持ちを示そうとする知念侑李。「すみません!エセ関西弁で」と謙虚に謝るところが、また彼の誠実さを感じさせていい。

3月10日から全国公開されている名作コミックの映画版『坂道のアポロン』。長崎県佐世保市を舞台に、孤独を抱えた高校生の薫が転校先のクラスで知り合った律子や千太郎らとジャズセッションを通じて“一生ものの友情”を得ていく物語。公開2日目、主演の知念侑李と中川大志、三木孝浩監督が、TOHOシネマズ梅田で開催された舞台挨拶に登壇。上映後とあって、感動で涙ぐむ観客の前に現れた3人は、観客を再び興奮の渦に巻き込み、映画のキャラクター同様、優しさと煌めきにあふれた舞台挨拶を行った。


aporon-bu-chinen-240-1.jpg
 

 

演奏シーンのアプローチについて、知念は、「鍵盤ハモニカ程度は小学校の時にやっていたが、ピアノは今回が初めて。この映画のために電子ピアノを買って家で練習。ただ、楽譜が読めないので、先生の演奏を見て、振付を覚える感覚でマスターしていった」と、隠れた才能を発揮。「この映画がなければここまでピアノを弾けなかったと思うので、監督に感謝です」と三木監督にお礼を言う知念。また、コンサートなどで披露することがあるかもしれないと、今後のパフォーマンスに期待を持たせた。

 

 

aporon-bu-nakagawa-240-2.jpg 


一方、中川の方は、「モテたくて少しドラムをやっていたことはあるが、ジャズは初めて。不規則でいろんなジャンルの音楽が混じっていて、スイングしなきゃいけないので、難しかった」と。エネルギッシュにドラムを叩く姿は、『嵐を呼ぶ男』(1957年)の石原裕次郎のような輝きを放っていた。喧嘩っ早くて豪快な千太郎というキャラに、煌めくような魅力を増幅させ、主人公の薫だけでなく観客にとっても忘れ難い青春の象徴となったようだ。それは、逞しく成長した中川大志の魅力に依るところが大きい。

 

 

 

aporon-500-3.jpg音楽が大きな意味を持つ本作のクライマックスの文化祭シーンについて三木監督は、「難しい楽曲だったが、二人が完璧にマスターしてくれたので、どこからでも撮れた。2日にかけて撮ったシーンだったが、二人のライブを撮影しているようで幸せな気分になれた。最後はヘロヘロになりながらも、二人のセッションに参加したくなって、自らカメラを持って撮影した」という。監督が知念の手元にばかり寄って撮影していたので、「僕の方は撮ってもらってない。少しヤキモチ」という中川に対し、「大丈夫だよ、愛は平等だよ」と、これまた胸キュンのフォローをする知念。おそらく撮影中も、5歳年下の中川を思い遣っていたのだろう。


aporon-bu-miki-240-1.jpg1966年の佐世保が舞台となっているロケ地について、「街の空気感がリラックスさせてくれた。緊張せずに自分のペースで演じられた」という知念と、「1カ月半位の滞在だったが、生まれ育った地元のようだった」という中川。「レトロな雰囲気を出すため、当時の街並みが残る大分県豊後高田でも撮影された。時代感を出すために、小道具や美術の健闘も大きかった」と述べる三木監督。当時のファッションについては、2巡ぐらいして現在でも流行しているので、特に小松菜奈が着こなす数々の“可愛い”デザインの服は大注目である。


大阪を舞台にした映画を作るとしたら?という質問に三木監督は、「やはり漫才コンビかな?…それはかなり難しそうですね。二人は現場で菜奈ちゃんにツッコまれてたから、トリオ漫才はどう?」「それはもっと難しいですよ!大阪の人、笑ってくれるかな~?」と心配する知念に、「“おおきに”ぐらいで止めとけば」と三木監督。実現するのはかなり難しそうだ。


最後に、「二人の情熱と汗が詰まった作品なので、もっともっと多くの方に観て頂きたいです」と三木監督。「本日は多くの方に来て頂いてとても嬉しい。僕たちもパワーを頂きました」と中川大志。「見終えて余韻に浸れる作品です。寝ても覚めてもアポロン気分だったら、また観に来て下さい。次は皆さんの大切な人と観て頂けたら嬉しいです。今日はほんまに、おおきに!」と、精一杯の感謝の気持ちを込めて知念侑李がご挨拶。その一所懸命さが清々しかった。


(河田 真喜子)


aporon-550.jpgのサムネイル画像【STORY】
多忙な中でも患者へ優しさを失わない医師の西見薫(知念侑李)。彼には忘れられない高校時代の思い出があった。父を亡くし佐世保の親戚の家に身を寄せた薫だったが、冷たい境遇に孤独を抱えていた。そんな時、転校した高校で心優しい律子(小松菜奈)と問題児の千太郎(中川大志)と知り合い、初めてジャズに触れる。新たな音楽の魅力にはまった薫は、律子への恋心も抱きつつ、唯一無二の友情を育んでいく。文化祭で披露した薫のピアノと千太郎のドラムによるジャズセッションは、かけがえのない青春を最高に輝かせていたが……。


■出演: 知念侑李 中川大志 小松菜奈
真野 恵里菜 / 山下 容莉枝 松村北斗(SixTONES/ジャニーズJr.) 野間口徹
中村梅雀 ディーン・フジオカ
■監督:三木孝浩   脚本:高橋泉
■原作:小玉ユキ「坂道のアポロン」(小学館「月刊Flowers」FCα 刊)
■製作幹事:アスミック・エース、東宝
■配給:東宝=アスミック・エース制作プロダクション:アスミック・エース、C&Iエンタテインメント
■©2018 映画「坂道のアポロン」製作委員会 ©2008 小玉ユキ/小学館

■公式サイト⇒ http://www.apollon-movie.com/

2018年3月10日(土)~全国ロードショー