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初主演、岸井ゆきのが監督に感謝したことは?『おじいちゃん、死んじゃったって。』舞台挨拶@テアトル梅田

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初主演、岸井ゆきのが監督に感謝したことは?『おじいちゃん、死んじゃったって。』舞台挨拶@テアトル梅田 
登壇者:森ガキ侑大監督、岸井ゆきの(主演)
司会:島拓生プロデューサー
 
有名CMを手掛けてきた森ガキ侑大監督のオリジナル脚本による長編デビュー作、『おじいちゃん、死んじゃったって。』が、11月4日(土)からテアトル新宿、テアトル梅田他で絶賛公開中だ。岩松了、光石研、美保純、水野美紀というベテラン勢の中で長編初主演を果たした岸井ゆきのと森ガキ監督が、11日(土)12:20の回、上映終了後舞台挨拶に登壇し、大阪の観客の前で、撮影の模様を振り返った。
 

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開口一番、「『ブレードランナー2049』より、こちらを選んでくれて感謝します!」と感動の面持ちの森ガキ監督の横で、「関西で撮影がある時はカレー屋をハシゴしていました。関西はスパイスカレーがいっぱい」と、岸井ゆきのは映画のインドロケにつながるカレー好きを披露。初監督の本作を携え、初の大阪舞台挨拶となる森ガキ監督は、「初めての長編映画を大阪の方に観ていただけるのがうれしいです。こうやって映画は多くの人に広がっていくのだなと思いました。大阪の取材では、東京よりもメディアの方の反応が良く、『この映画はいいので、自信を持って!』と言っていただきました」と感想を語ると、岸井も「最初は不安で落ち込み、小さくなっていました。現場で真ん中に立てるか、やるからにはしっかりしなければと色々考えていたのです。いざ現場に入ると森ガキ組のみなさんが、私たち(キャスト)の居心地のいい環境を丸ごと作っていてくれました」と監督に感謝しながら、初主演の感想を語った。

 

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岸井の言葉に森ガキ監督は、「撮影では2週間ぐらい一緒に寝泊まりする訳ですが、スタッフ間でケンカがあっても、(キャストには)絶対に見せない。そして、現場では絶対に感情を出して怒らないようにしました。疲れながらもそこは頑張りました」。さらに、ヒロイン吉子を演じる岸井について「ベテラン勢がいる中、中心に立ち、ストーリーを展開する役。つかみにくいキャラクターを演じきってもらい、東京でも岸井信者が増えました。後半『ゲロが出る』と言葉は荒いですが、その表情にキュンとするはず」と絶賛。そんな岸井の思い出に残るシーンとして挙げたのは、1カットで撮影された朝食のシーンだという。「舞台っぽく、皆アドレナリンが出ていて、いいグルーブ感」「最初は自由にアドリブを言い、誰かが脚本の台詞を言ってから、脚本の流れに戻っていく」と本当の家族のような空気が流れていた撮影の模様を振り返った。
 
 
初主演作でインドロケにも臨んだ岸井。予防接種を6本も打って、覚悟をもって旅立ったというインドは「大好き!楽しかったです。除菌スプレーさえあればどこへも行けると思いました」と撮影を心から楽しんだ様子。森ガキ監督も「人生で1度は行っておくべき場所」と価値観がひっくり返るようなエピソードを披露した。
 
 
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観客によるフォトセッションに笑顔で応えた後、オリジナル脚本による映画作りについて「今はオリジナル作品を撮るのが難しく、瀬々敬久監督(『64-ロクヨン-』)から、(オリジナル作品が)全国で上映されるというのは、本当にないことだと言われました。脚本の山﨑さんと3年間悩んで書き、イメージ通りに撮影できた。こういうことは今の映画界の状況では少ないこと」と振り返った森ガキ監督。「映画は残っていくもの。CMとはまた違う」とこれから口コミで広げてと訴えた。岸井も「観てもらえてうれしいです。熊本(人吉市)で2週間、インドでも撮影し、家族を一生懸命描きました。この映画は、もっと大きくなっていくと思います」と締めくくり、大阪舞台挨拶を終了した。

 
今人気上昇中のYogee New Waves(ヨギーニューウェーブズ)の書き下ろし曲が、作品の世界観と馴染む家族物語。これからの成長が楽しみな二人の初タッグ作をお見逃しなく!
(写真:河田真喜子、文:江口由美)
 

<作品情報>
『おじいちゃん、死んじゃったって。』(2017年 日本 1時間50分)
監督:森ガキ侑大
出演:岸井ゆきの、岩松両、美保純、光石研、水野美紀、岡山天音、小野花梨他
2017年11月4日(土)~テアトル新宿、テアトル梅田、神戸国際松竹、MOVIX京都他全国順次公開
(C) 2017 『おじいちゃん、死んじゃったって。』製作委員会
※第30回東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門公式出品