レポートインタビュー、記者会見、舞台挨拶、キャンペーンのレポートをお届けします。

キスマイ玉森裕太が完璧大阪弁でご挨拶!『レインツリーの国』舞台挨拶

raintree-550.jpgキスマイ玉森裕太が完璧大阪弁でご挨拶!『レインツリーの国』舞台挨拶

(2015年11月5日(木)TOHOシネマズ梅田にて)
ゲスト:玉森裕太(Kis-My-Ft2)(25歳)、西内まりや(21歳)、三宅喜重監督(49歳)


『レインツリーの国』
raintree-500-3.jpg・(2015年 日本 1時間48分)
・原作:有川 浩『レインツリーの国』
・監督:三宅喜重
・脚本:渡辺千穂 
・音楽:菅野祐悟 
・主題歌:「最後もやっぱり君」Kis-My-Ft2(avex trax)(つんく♂作曲)
・出演:玉森裕太(Kis-My-Ft2) 西内まりや 森 カンナ 阿部丈二 山崎樹範 片岡愛之助(特別出演) 矢島健一 麻生祐未 大杉漣 高畑淳子
・コピーライト:(C)2015「レインツリーの国」製作委員会
・公式サイト⇒ http://raintree-movie.jp/

・公開:2015年11月21日(土)~TOHOシネマズ梅田、 ほか全国ロードショー


 

~愛よ届け!素直な気持ちいっぱいの玉森裕太の関西弁が心地いい~

 

raintree-500-1.jpg丁寧に体を拭いてくれた実の息子(玉森裕太)をヘルパーと間違えてお礼を言う病気の父親(大杉蓮)。自分の子供も分からなくなった父親を寂しく思いながらも優しく応える息子。そのシーンだけでも、この息子の優しさが伝わってくる。この物語は、その優しい息子・伸が、大阪の実家を出て東京でサラリーマン勤務をしながら、本当に自分の価値観を共有できるパートナー・ひとみ(西内まりや)と出会い、内気な彼女の信頼を得ながら愛を育んでいく。イマドキ珍しいくらいのストレートさで気持ちをぶつけてくる素直なラブストーリーである。


原作は、有川浩の大ヒット作「図書館戦争」シリーズ第2弾(「図書館内乱」角川文庫刊)に登場する架空の小説を、実際に有川浩が作品化したもの。『阪急電車』や『県庁おもてなし課』と有川浩原作の作品を映画化してきた三宅喜重監督が、再びメガホンをとる。主人公・伸(しん)には、テレビドラマでも大活躍のKis-My-Ft2の演技派・玉森裕太が映画初主演。事故で感音性難聴になり、長い髪で補聴器を隠し、自分の殻に閉じこもって生きてきたヒロイン・ひとみを演じるのは、モデル・歌手・女優と幅広く活躍し、本作が映画デビューとなる西内まりや。つんく♂氏が書き下ろした珠玉のバラードをKis-My-Ft2が歌う主題歌「最後もやっぱり君」も感動のラブストーリーを盛り上げる
  


11月21日の公開を前に開催された先行上映会の舞台挨拶に、玉森裕太(Kis-My-Ft2)、 西内まりやのフレッシュコンビと、大阪出身の三宅喜重監督が舞台挨拶のため大阪の劇場に登壇した。


――― 玉森さんは初めての主演作ですが?
玉森:不安とか緊張とか関西弁とか高い壁はありましたが、こうして皆さんに見てもらえることになってとても嬉しいです。

raintree-bu-ni-3.jpg――― スクリーンデビューですが?
西内:この映画を通して、人として言葉の大切さや、人と人が思い遣る気持ちとか、本当に沢山のことを得ることができました。皆さんにも何か感じて頂けたら嬉しいです。

――― 大阪出身の監督ですが?
三宅監督:僕自身が大阪出身ということもあり、今日こうして大阪の皆さんに見てもらえて、とても嬉しく思っております。

――― 主人公・伸の地元での舞台挨拶ですが?
玉森:緊張しますね!大阪出身のサラリーマン役です。ちょっと恥ずかしい気がしますけど、今日見て頂けて本当に嬉しいです。

――― 西内さんはこういう場では緊張すると仰ってましたが、もう慣れましたか?
西内:まだまだ緊張します。この映画を大きなスクリーンではまだ見たことがないので、難聴という難しい役の中の細やかな心情がちゃんと伝わっていればいいなと思います。

――― 大阪駅前や通天閣が見せる場所や道頓堀など誰でも知っている大阪が出てましたが、大阪での撮影は如何でしたか?
玉森:大阪は2~3日の撮影でしたが、大阪の人はフランクに絡んで来られて嬉しかったですね。撮影本番中でも「なに撮影してるんや?」と大きな声で言うし、大阪のノリを感じました。

raintree-bu-di-1.jpg――― 監督も撮影中は大変だったのでは?
三宅監督:撮っている時は気付かないのですが、「カット」をかけて周りを見回すと、大勢の人だかりができていて、凄い人気者なんだなと思いました。

――― 玉森さんはとても流暢な関西弁でしたが?
玉森:25年間標準語で生きて来ましたから、メッチャ難しかったです。関西弁指導の方と三宅監督に教えてもらいながら演じました。ちょっとでも間違うと、最初からやり直しで、徹底的に関西弁を叩き込まれました。

――― 特に難しかった言い回しとかはありましたか?
玉森:単語というより、長いセリフで最後の方で間違えると最初からやり直しでしたから、フ~ってため息が出ましたね。

三宅監督:関西の人は、ちょっとでも違う言い方をされると嫌でしょう?ですから、結構厳しく指導してました。

――― 関西への印象は変わりましたか?

玉森:関西の人は何でもテキパキとやる印象でしたが、いつも「たま(・・)ちゃん」と呼ばれていたのを、関西では「たま(・●)ちゃん」と違うイントネーションで呼ばれて、とても親しみを感じました。

raintree-bu-ni-1.jpg――― 西内さんは関西弁を喋る男性をどう思いますか?
西内:関西弁だと、より男らしく、胸にグサッと来やすいように感じました。映画の中で「髪切ってみぃひん?」って言われた時はドキッとしましたね。その前の「野暮ったいから」は要りませんけどね(笑)。

――― 劇中本当に髪を切られたんですよね?
西内:はい、切りました。何だか自分自身と向き合えるキッカケになって、一歩踏み出せるような気がしたので、迷った時には髪を切ってみるのもいいのではないかと思います。

――― 女性が言って感じのいい関西弁とは?
玉森: 「メッチャ好きやねん!」と、超全力の甘えた感じで言われたいです。

――― (会場に向かって)それでは皆さん全員で!
観客: 「メッチャ好きやねん!!!」
玉森:ホ~、イイッスね~ずっと聞いていたい関西弁ですね。

――― せっかく覚えた関西弁で何か喋って下さい。
玉森: 「そやな~、オレもメッチャ好きやねん!」

――― これで皆さんと玉森さんと相思相愛になれましたね。
玉森:アツい~!(笑)

raintree-bu-ni-4.jpg――― 11月21日に公開されますが、今日来られたお客様がもう一回見る時のポイントを教えて下さい。
玉森:上司役の阿部丈二さんの芝居の細かさは1回だけでは分かりにくいかも知れませんので、もう1回見てほしいです。
西内:ラストのクライマックスシーンだけ撮影終了から1か月経ってから撮ったのですが、とても寒い日で、玉森さんがチワワみたいに震えているのが分かるかも?(笑)

玉森:真冬ですから縮みあがってました。お尻にホッカイロ入れてたくらいです!

――― 撮影中、どこかご苦労されたことは?
三宅監督:苦労という苦労はありませんでした。それより個人的に好きなシーンは、玉森君が電車の中で壁ドンするシーンで、本当に嫌がっていて、とても気に入っています。そのシーンは何回やっても上手くいかなくて、エキストラの人にこっそりと玉森君の背中を押してくれるよう頼んだんです。すると、マジで嫌がってました(笑)。

――― 最後のご挨拶を。
raintree-bu-di-2.jpg
三宅監督:今までの大阪弁史上、一番素敵なラブストーリーだと思います。年齢を問わずいろんな方に楽しんで頂ける映画になっていると思いますので、また違う方と見に来て下さい。よろしくお願いいたします。

西内:今の時代らしく、メールを通じて出会う二人ですので、メールのシーンが多かったと思います。今失いつつある言葉のひとつひとつを大切にするというメッセージを思い出して頂いて、明日からちょっと変わって来たなと感じてもらえたら嬉しいです。ブログやツイッターなどを通して、どうか素直な感想やご意見などをお聞かせ下さい。よろしくお願いいたします。

玉森:人として学べることの多い心温まるラブストーリーだと思いますので、沢山の方に見て頂きたいです。(関西弁で)「また見たい人と見てな!」(笑)、また劇場に足を運んで下さい。よろしくお願いいたします。


 (河田 真喜子)

月別 アーカイブ