「アクションよりダンスシーンに緊張」アーミル・カーン、アクション大作『チェイス!』で初来日!
登壇者:ヴィジャイ・クリシュナ・アーチャールヤ監督、 アーミル・カーン(主演)
~インドの国宝級スター、アーミル・カーンのチャーミングな一面に会場メロメロ~
第27回東京国際映画祭で特別招待作品として出品され、12月5日(土)から全国公開されるアクション超大作のインド映画『チェイス!』。インド映画史上最大という30億円の製作費もすごいが、何といっても注目したいのが『きっと、うまくいく』の大ヒットで日本でもファンが急増、そして本国インドでは国宝級の大スター、アミール・カーンの活躍ぶりだ。本作ではインド映画にお馴染みのアクションやダンスだけでなく、サーカスにまでチャレンジ。ダンスもタップダンスからシルク・ド・ソレイユを連想させるようなものまで、インド映画らしいダンスがさらに進化し、それだけでもエンターテイメントとして見ごたえ十分。もちろん、カーアクションを初めとしたアクションシーンは、シカゴでオールロケを敢行、ハリウッド映画顔負けのド迫力だ。
劇場公開に先駆けた東京国際映画祭でのいち早い上映に、急きょ主演のアーミル・カーン(以下アーミル)が初来日し、舞台挨拶を行った。ヴィジャイ・クリシュナ・アーチャールヤ監督(ヴィジャイ監督)と2人がにこやかに登場すると、来日を楽しみにしていた会場の観客からは割れんばかりの歓声と拍手が送られた。その大歓声に応えて「アイシテマス」と日本語で感謝を伝えたアーミル。監督と2人とも来日は初めてで、緊張して東京をトロントと間違えてしまったと笑わせるおちゃめな一面をみせた。「愛情を込めて作った作品なので、次はお客様から愛を与えてもらえれば」とヴィジャイ監督も初来日の喜びを表現した。
ダンスやスタント、サーカスなど様々なチャレンジを強いられた撮影についての感想を聞かれたアーミルは「スタントは簡単ですが、ダンスは大変。リティック・ローシャンのように私はダンスが上手くないので、ダンスシーンが来ると緊張しました。スタントの中でもサーカスのスタントは何度もリハーサルを積み重ね、とても難しかったです。80~90%は実際に自分たちが高所で命綱なしで演じたので苦労しました」。また、シカゴでの全面ロケによるバイクスタントの撮影について聞かれたヴィジャイ監督は、「スタントは計画的に行うことが大切。スタントマンの安全性を確保することに最大の注意を払っています。いい役者であれば安全性を確保した上である程度のリスクを冒してもらうことも大切で、今回もアーミルにはかなり危険なこともしてもらいました。みなさん映画館を出てからこのスタントは試さないでくださいね」とかなり難易度が高いアクションに臨んだことを示唆。質問に答えている間に会場で赤ちゃんの泣き声が聞こえてくると、すかさずアーミルが「僕の答えが気に入らなかった?」と場を和ませるジョークを飛ばすなど、大スターでありながらチャーミングな一面を随所に垣間見せた。
最後に日本のファンに向けて、