美し過ぎる水嶋ヒロ!3年ぶり復帰映画『黒執事』舞台挨拶
(2013年12月16日 なんばパークシネマにて)
ゲスト:水嶋ヒロ(29歳) 剛力彩芽(21歳) 松橋真三プロデューサー
(KUROSHITSUJI 2013年 日本 1時間59分)
■配給:ワーナー・ブラザース映画
■原作:枢やな『黒執事』(掲載 月刊「Gファンタジー」 スクウェア・エニックス刊)
■監督:大谷健太郎 さとうけいいち
■出演者:水嶋ヒロ 剛力彩芽 優香 山本美月 大野拓朗 栗原類 海東健 ホラン千秋 丸山智己 城田優 安田顕 橋本さとし 志垣太郎 伊武雅刀 岸谷五朗
2014年1月18日(土)~新宿ピカデリーほか全国ロードショー
公式サイト⇒ http://www.kuroshitsuji-movie.jp
(c)2014 枢やな/スクウェアエニックス (c)2014 映画「黒執事」製作委員会
~魅惑的な執事に傅(かしず)かれる喜びと陶酔と~
海外でも大人気の超ヒットコミック『黒執事』。特に女性に絶大な人気を誇る原作を実写映画化するのだから、誰しもあのカリスマ執事のセバスチャンを誰が演じるのかと期待と不安で胸ときめかせたことだろう。ご安心下さい。これ以上はないというキャスティングで、貴女の前にひざまずきます、あの水島ヒロが!
『BECK』以来3年ぶりの俳優復帰となるが、長身でハンサム、学生時代はサッカー選手で小説も書く、さらに人柄も優しくて温かいという、天賦の才に恵まれた水嶋ヒロの復帰はビッグニュースだ。 そんな彼に出演を何度断られてもオファーをかけ続け、終いには企画立案に巻き込む荒技でもってOKさせたという松橋プロデューサーの功績は大きい。そのお陰で、こうして彼の主演作を再び見られてファンならずとも嬉しい限りだ。頭脳明晰のセバスチャンによる謎解きの面白さは勿論、華麗なるアクションでご主人様の危機を救う執事の役は、水島ヒロの魅力を最大限に引き出しているようだ。
そんなセバスチャンに傅(かしず)かれる幻峰清玄(げんぽうきよはる)を演じた剛力彩芽の可憐な男装ぶりも見どころのひとつ。
2014年1月18日(土)の公開を前に、水嶋ヒロと剛力彩芽と松橋真三プロデューサーの3人が、なんばパークスシネマで開催された試写会の舞台挨拶に登場した。
(最初のご挨拶) (敬称略)
水島:皆さんこんばんは。本日はお出で下さいましてありがとうございます。この映画が皆さんのお力で広めて頂けたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。
剛力:こんばんは。水嶋さんの久しぶりの作品ですので、楽しみに待っておられた方も多いのではないでしょうか。私もこの作品に携われて嬉しかったですし、自信をもってお見せできる作品となりました。今日は最後までお楽しみ下さい。
松橋:3年ぶりに水嶋ヒロを表舞台に引っ張り出したのは私です!褒めて下さい!(拍手)
――― 『黒執事』を映画化するキッカケは?
松橋:これほど人気のある作品なので、映画プロデューサーだったら誰でもやりたがると思います。実際いろんなお話もありました。上手く行くかどうかはファンに納得してもらえる俳優にすることに掛かっていると思ったので、セバスチャンは水嶋ヒロしかいないとおもいました。その企画だったら成功するだろうと、水島さんの所へ足繁く通いました。
――― ファンとしては良かったですよね~(拍手)でも、最初はノーだったのでしょう?
松橋:そうなんです、何回も断られて。断られる度に漫画本を全巻送ったり、アニメのDVDを送ったり、プロットを書いて持って行ったりしました。さらに、彼は頭がいいので巻き込んでみては?と「このプロットどう思う?」と聞くと、「こうしたら面白いじゃないですか?」と答えてくれるというやり取りが始まって、「じゃ一緒に作ろうよ」と無理やり巻き込みました。彼は巻き込まれ型です(笑)。
――― うまく巻き込まれましたね?
水島:そうですね~僕でないとダメだと仰って頂いて、次第に必要とされる喜びが膨らんでいきました。オファーの度に「他の人がいいのでは?」と答えていたので、まさかそこまで考えて下さっているとは思いませんでした。
――― 今回作る側にも参加されましたが、プロデューサーとして携わる面白さは?
水島:ストーリーをイチから作っていく充実感はありました。
――― 美少年から美少女に変えていますが、そのキャスティングは?
松橋:本質な部分は何も変わっていないんです。原作の魅力は何だろうと考えて、それは“永遠の少年性”にあると。ずっと歳をとらない少年・・・それは少女が男の恰好をするのが面白いんじゃないかと。そんなのが似合うのは剛力彩芽さんしかいないだろうということになって決まりました。
――― それを聞いて如何でしたか?
剛力:水嶋さんがこの作品をされるということは前から知っていたので、それに参加できると聞いて不安やワクワク感もありました。また、キャラ変更をファンにどう受け止めてもらえるのか、今とてもドキドキしています。男装はいろんな視点から感情を伝えられるので、やって良かったと思いました。
――― 復讐に燃えるところとクールな部分がある役でしたが、難しかったのでは?
剛力:そうですね、難しかったです。実際経験している訳ではないので、抱えているものをどう表現していけばいいのかと、結構大変でした。でも、周りの空気を感じたり、セバスチャンとどういう関係でこうなったのかと考えたり、水嶋さんを辿っていくと感じる部分が沢山出てきました。
――― 完璧な執事役でしたが、普段の水嶋さんは?
松橋:完璧だと思います。
水島:いえいえ、それが違うんですよ。その質問をよくされるので、セバスチャンとの共通点を何か見つけようと、無口なところかな?と思って「見つけた!」と先程発表したら、どうやら違ってたみたい(笑)。
剛力:無口な印象はないですね~! 最初はクールで近寄りがたい方かなと思ってましたが、実際は温かくてよく話し掛けて下さいました。
――― 完成作を見てどう思った?
水島:本当に自信作だと思っています。芝居の面で作品に貢献できているかどうかというより、面白いと思って受け入れてもらえるか?そればかりを気にしていました。不思議な感覚でした。
――― 今後製作者としても活躍されるかもしれませんね?楽しみですね。
松橋:それに関わる面白いお話を今ここで初めて明かしますね。水嶋さんは凄い才能を持ったアイデアマンなんです。それを端的に著わしているのが、彩芽ちゃんもまだ知らない事ですが、ラストの部屋のシーンのセリフは水嶋さんが作ったんですよ。
剛力:ホントに知らなかった!なぜ言ってくれないんですか~?
水島:気を遣わせるといけないので。
剛力:あのシーンは私も凄く気持ちを込めていましたので…大事なシーンでした。
松橋:そう、一番大事なシーンです。
(最後のご挨拶)
水島:漫画が原作なのでいろんな情報が入っておられると思いますが、一度頭を真っさらにして頂いて、僕らがすべてを注ぎ込んだこの作品を楽しんで頂けたらいいなと思います。どうぞお楽しみ下さい。
剛力:先ずは何も考えずに、映像だけでも楽しめますが、人間ドラマもありますので、その中で何か共感できる部分があれば嬉しいなと思います。これから私たちも宣伝を頑張りますが、皆様にもお力を頂けますよう心からお願いいたします。
この日の映画館のフロア係のスタッフは、セバスチャンが着ている執事用ジャケットの絵の描かれたTシャツを着て出迎えてくれた。今後“黒執事ファッション”が流行るかもしれない!?
(河田 真喜子)