大阪へ大ヒット御礼!『貞子3D2』主演の瀧本美織と英勉監督舞台挨拶
(2013年9月7日(土)11:30~TOHOシネマズ梅田)
ゲスト:瀧本美織、英勉監督
(2013年 日本 1時間36分)
原作:鈴木光司(「エス」角川ホラー文庫)
監督:英勉(はなふさ つとむ)
出演:瀧本美織/瀬戸康史/大沢逸美/平澤宏々路 大西武志/石原さとみ(特別出演)/山本裕典/田山涼成
2013年8月30日(土)~TOHOシネマズ梅田 他全国ロードショー
【3D/スマ4D同時上映】
公式サイト⇒ www.sadako3d.jp
(C)2013『貞子3D2』製作委員会
3Dを超えたと話題の“スマ4D映画”として人気を集めるホラー『貞子3D2』主演の瀧本美織(22)が7日、大阪・TOHOシネマズ梅田で英勉監督とともに舞台挨拶、満員のファンの前で「何が起こるか、分からない怖い映画だけど、アトラクションとして楽しんで」とアピールした。8月30日からスタートし、出足好調の同作品、全国でもNo.1の成績で“ホラー好き”“新しいもの好き”を証明した大阪へ、英勉監督が「御礼のために」訪れた。
ジャパニーズ・ホラーが生んだ最恐ヒロイン・貞子を主人公にした第2弾。上映中にスマホ専用のアプリを起動させながら鑑賞すると予測出来ないことが起こる“映画史上初の試み”が話題を呼んでいる。前夜、阪神―巨人戦が行われた甲子園球場で2度目の始球式を務め“阪神快勝”をもたらした好調・瀧本は大歓声の中、ごきげんな笑顔で登場した。
瀧本:こんにちは。今日は大阪に来てよかった。スマ4Dなんて怖い映画をよく見れますね。でも楽しんでいって下さい(笑)。
英監督:大阪がNO.1ということで今日はお礼にやってまいりました。この映画のノリが分かってもられて喜んでいます。
――― 昨日は甲子園で映画『貞子2』のPRとともに始球式も?
瀧本:ええ、やらせて頂きました。(始球式は)2回目でしたが、今度もちゃんと(ホームに)届きました。甲子園は歓声が大きくて凄かった。飛び上がって喜んでしまいました。
英監督:甲子園球場は、全国4000校以上の高校球児が一生懸命頑張ってようやく上がれるところ。そんな夢の舞台に2回も投げるんだから大したもんです
瀧本:後で聞いたら巨人さんも私のことを見て下さっていたそうで、私も(巨人側を)見ればよかった。
英監督:あのね、大阪で「巨人さん」というと漫才のオール阪神、巨人になってしまうよ(笑)。
――― 瀧本さんはホラー苦手だったそうですが?
瀧本:ホラー映画は『着信あり』とか『リング』、『呪怨』など、けっこう見ていますが、自分が演じるなんて「絶対無理。死んじゃうんじゃないか」と思っていました。「出来たら他の人で」とマネージャーさんにそれとなくお断りしたんです。そうしたら「もう決まっている」と言われて。
――― 監督、瀧本さん起用の理由は?
英勉監督:笑顔が可愛くて素直ないい人。そういう人をキャーキャー言わせたかった。
――― 前作のヒロイン(石原さとみ)は強かった?
瀧本:そうなんです。見てびっくりしました。
英勉監督:いいところのない役だったね。セットもやたら青白かったし、兄貴(瀬戸康史)も(前作の)茜との間に出来た子供・凪を妹の楓子(瀧本)に預けて行ってしまうし、ホントひどくて…。
瀧本:でも瀬戸さんはやさしかったんですよ。特異な役どころなの現場でものすごく集中されていて、「こんなんでごめんね美織さん」と言っていただきました。
英勉監督:可哀そうで、(彼女は)壊れそうだった。怖がることがお客さんに伝わる感情なんだから、と。怖がれば怖がるほど彼女は可愛いんですよ。3D版じゃなくて、スマ4Dでスクリーンとスマホが連動するようになっている。劇場で電源オン、マナーモード解除したらどうなるか、私たちも分からないほどです。
瀧本:スクリーンとスマホ、どちら見ていいか分からないんですよ。
英勉監督:また、批判的なこと言う。でも、確かに、得体のしれないものが映る面白さがあります。
――― デートで映画見に行ったら「後で彼女の知らない女性から着信があって大変なことになった」という投書もありました。
英勉監督:何が起きるかは誰にも分からない。今ここにいる皆さんはもう遅いですね。諦めといて下さい(笑)。
――― いよいよこれから上映ですが、最後に「ここを見てほしい」ところがあれば。
瀧本:ベッドの下で震えている場面ですね。ここはワンカットで撮りました。長いシーンですが、全部、自分のタイミングでやれました。けっこう怖いと思う。スマホだともっと怖いでしょうが、アトラクションとして楽しんでください。
英勉監督:そうですね。あの場面では彼女、女優とは思えない声が出ています。まじめに見ると「後ろの席、うるさい」と思うかも知れないけど、そういう時はもっとうるさく騒いで、気をラクに持って見てやって下さい。
(安永 五郎)