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『ハーブ&ドロシー ふたりからの贈りもの』ワールドプレミア上映会

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『ハーブ&ドロシー ふたりからの贈りもの』
現代美術の聖地ニューヨークのホイットニー美術館でのワールドプレミア上映会

大ヒットロングランを記録した、NY 在住の佐々木芽生監督の映画『ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨人』の続編、『ハーブ&ドロシー ふたりからの贈りもの』が、3 月30 日より公開となります。日本での公開に先駆け、世界の現代美術を牽引する街ニューヨークのホイットニー美術館にて、ワールドプレミア上映会と、本作の主役であり世界的なアートコレクターであるドロシー・ヴォーゲルと佐々木監督を迎えて舞台挨拶を行いましたのでご報告致します。ニューヨーク近代美術館(MOMA)やグッケンハイム美術館と並び、ニューヨークのアートシーンを代表する権威のあるホイットニー美術館でのワールドプレミアが開催されました。


●日程:NY 現地時間 3 月12 日(火)18:30 開場/19:00 開映(日本3 月13 日(水) 8:30 開場/9:00 開映)
●登壇:ドロシー・ヴォーゲル&佐々木芽生監督
●場所:ホイットニー美術館 地下カフェテラス


 

【ホイットニー美術館】1931 年に設立された芸術ギャラリーおよび美術館。近代・現代のアメリカンアートを集め、特に現役のアメリカンアーティストによる作品に力を入れている点では、他の現代美術館と一線を画している。

雨にも関わらず出演アーティストや、キュレーター、映画関係者、今回の寄贈計画50×50 の中心人物であるナショナル・ギャラリー元現代美術学芸員ルース・ファイン氏など、約200人もの人々がお祝いに駆けつけ、盛大なワールドプレミア上映となった。

「前作から約4年を経た今日、続編『ハーブ&ドロシー ふたりからの贈りもの』を無事に世に出すことができ、ほっとしました。映画上映後、ドロシーがスタンディング・オベーションで舞台へ迎えられた姿を見た時は、もう一度「親孝行」できた気がして嬉しかったです。」と、シリーズの制作を通して、ドロシーと親子のような信頼関係を築いた佐々木監督は語った。

「コレクションの中で一番忘れがたい作品は何ですか?」という質問に対して、ドロシーは「アート作品で、特に忘れがたいと思うものはありません。忘れられないのは、ハーブのことだけ。」と涙ぐんで答えると、会場が一瞬静寂に包まれた。さらに、「唯一残念だったのは、ハーブと一緒に、このプレミア上映の場でお祝いできなかったことですが、きっと彼の魂は、今晩私たちと共にいてくれたと思います。」と語った。
 


【作品概要】一般市民でありながら世界有数のコレクションを保持し、アメリカ国立美術館にそれらを寄贈するま でに至ったアートコレクターのハーブ&ドロシー夫妻。半世紀を経て収集した5000 点近くの膨大な作品群を全米50 の
美術館に50 作品ずつ寄贈する前代未聞のアート寄贈計画のゆくえと、夫妻の人生のその後を追ったドキュメンタリー

 


『ハーブ&ドロシー ふたりからの贈りもの』 原題:HERB & DOROTHY 50X50 制作・配給:ファイン・ライン・メディア
製作年: 2 0 1 3 年/ アメリカ/ カラー/ 英語
© 2 0 1 3 F i n e L i n e M e d i a , I n c . A l l R i g h t s R e s e r v e d .

 

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