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『牙狼〈GARO〉~蒼哭の魔竜~』通天閣ヒット祈願レポート

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『牙狼〈GARO〉~蒼哭の魔竜~』通天閣ヒット祈願レポート

garo2-ss2.jpg(2013年2月8(金) 大阪通天閣5F展望台にて)

ゲスト:松坂慶子、雨宮慶太監督

 

(2012年 日本 1時間36分)
監督:雨宮慶太
出演:小西遼生、久保田悠来、蒼あんな、蛍雪二郎、奥田ゆかり、渡辺裕之、松坂慶子

2013年2月23日(土)~梅田ブルク7、なんばパークスシネマ、T-ジョイ京都、109シネマズHAT神戸、他全国ロードショー

公式サイト⇒ http://garo-project.jp/SOUKOKU/

(C)2012 雨宮慶太/東北新社

 


 

~『牙狼〈GARO〉』に華やぎの魔法をかけた松坂慶子!~

 

garo2-2.jpg 大阪は通天閣5階にある展望台で、『牙狼〈GARO〉~蒼哭の魔竜~』通天閣ヒット祈願が開催された。雨宮慶太監督と松坂慶子さんが、寒風吹きすさむ2月のキャンペーンにもかかわらず、まるで春の温もりを感じさせるような風をもたらしてくれた。雨宮監督の独創的世界観で活躍する黄金騎士を主人公にした『牙狼〈GARO〉』は、TVシリーズを含め8年のロングランを続けるヒット作品。本作は、劇場版第二作となる。


garo2-ss3.jpg――― ご挨拶を。
雨宮:こんにちは。『牙狼〈GARO〉』の監督、雨宮慶太です。通天閣は初めてなんですが、凄く眺めがいいので、緊張しています。
松坂:皆様お忙しい中ありがとうございます。今回私は女王ジュダムというチャーミングな役をやらせて頂きました。どうぞよろしくお願いいたします。

――― 通天閣のイメージは?
雨宮:こんなに高いとは思わなかったです。
松坂:久しぶりです。お昼に来たのは初めてで、とても綺麗ですね。それに金色がキラキラしていて、今年は蛇年なんで金運がアップするように感じます。

――― 松坂さんが演じられたジュダムという役は美しいものが大好きということですが、何か気になるところはありますか?
松坂:文字にも服とかとても興味ありますので、ジュダムとしてはもうここに住みたいと思っちゃいます♪

――― 松坂さんは個人的に集められているものはありますか?
松坂:可愛いものが好きですね。通天閣のミニチュアのネックレスがあればいいのですが(笑)

garo2-ss5.jpg――― 監督は独特の世界観で作品を創って来られましたが、何かインスピレーションを受けるようなところはありませんか?
雨宮:和の感じがあるので、居心地がいいですね。

――― ホラーに松坂さんを起用されたのは?
雨宮:今回はホラーではなく、ファンタジックな作品です。美しいものが大好きという女王ですので、これは松阪さんでなければ演じられないと思いまして、何度かお願いして出演して頂きました。

 

 

 

garo2-ss4.jpg――― 監督からの熱烈なオファーに対して?
松坂:とても光栄なことです。映像の化身のようなイメージもあり、いろんな映画に出演した女優に演じてほしいという監督の思いがありまして、素敵な原作を頂きました。人々に忘れ去られた物、もう一度ぼくたちの事を思い出してという国の女王なんですが、監督にいいことを教わりまして、それは、今まで大事にしてきたものをもう一度思い出してあげようということと、自分の仕事でも幼い頃からでも愛されてきたことを風化させては勿体ないなと。自分はいろんな出会いに恵まれてきたんだな、その想い出も時々宝箱から出して思い出そうと。そうすることでとても幸せな気持ちになれました。本当に出会えて良かったと思える作品です。

――― とても素敵なコメントですね?
雨宮:そう言って頂けて感無量です。この役は、第一線で活躍された人でないとダメだと思っていましたので、実現できて本当に嬉しかったです。また、いろいろ相談させて頂きながらこのジュダムという役を創り上げていきました。松坂さんのアイデアも随所で活かされていますよ。例えば、ホクロとかアクセサリーとか衣裳とか。
松坂:毎朝6時くらいに撮影所に入って、4時間くらいメイクと衣装にかけるんですが、ああやっと支度が終わった~!と思ったら、撮影はこれからですよ!と言われました(笑)監督自らアイラインを付け加えることもありました。それくらい細かいディテールにこだわって丁寧に作れたことは楽しかったですね。

――― 役柄としては新たなチャレンジですよね?
松坂:今回は、人ではなく物なんですよね。初めての役柄ですが、どこか無機質で、人に裏切られて歪んだ愛や悲しみを抱えている複雑な役柄でした。でもどこか少女のような無邪気さのある怖い女王。監督に自分の中の新たなものを引き出して頂いて、また、監督のデッサンの女王に次第に似てきたのが嬉しかったですね。

――― それはジュダムに同化されていったのでしょうか?
雨宮:デッサンのジュダムが正解ではなく、カメラの前に存在する松坂さん演じるジュダムが正解なんです。それが毎日演じていくうちに揺るぎないものになっていったのだと思います。

garo2-ss6.jpg――― 今回松坂さんはアクションに挑戦されてますが?
雨宮:アクションは初めてだと仰るのびっくりしたのですが、それでもワイヤーアクションや立ち回りをやって頂きました。
松坂:緊張しましたが、現場に入ると「やってみたい!」という気持ちの方が勝っちゃいました。コツや着地方法などを教えて頂きながら、以前から憧れていたワイヤーアクションができて嬉しかったです。

――― 事前に柔軟体操とかされたのですか?
松坂:ストレッチだけはするように言われました。でも、あまり体力がないので、練習し過ぎると本番で動けなくなるので、ほどほどに。
雨宮:元々柔軟な体をしておられて、以前社交ダンスで優勝されたとかで、足も他の人より高く上がってびっくりしました。

――― 出来栄えは?
雨宮:見て頂ければお分かりだと思いますが、迫力あるアクションに仕上がっています。
松坂:愛と悪の表裏一体のような役で、しかもCGを駆使した作品ですので、より心情を大切にして演じました。



 ここでヒットを祈願して絵馬に願い事を書いてもらう。ビリケン像を挟んでポーズ。その後、通天閣の守り神幸運のビリケン像の前で、記念撮影。黄金騎士〈GARO〉も登場して、よりパワーアップ!!!

春らしいピンクのワンピースに白いシフォンのストールを羽織った松坂慶子さん。3年前『大阪ハムレット』でおおさかシネマフェスティバルで主演女優賞を受賞された時よりほっそりされて、益々美しくなられたようだ。

(河田 真喜子)

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