『グッモーエビアン!』舞台挨拶レポート
監督・脚本:山本透 脚本:鈴木謙一 音楽:葉山たけし
出演:麻生久美子 大泉 洋 三吉彩花 能年玲奈 竹村 哲(SNAIL RAMP) MAH (SHAKALABBITS)/ 塚地武雅 (ドランクドラゴン) 小池栄子 土屋アンナ(友情出演)
原作:吉川トリコ『グッモーエビアン!』(新潮文庫刊)
12月15日(土) テアトル新宿他全国ロードショー!
公式サイト⇒ http://gme-movie.com/
(c)2012『グッモーエビアン!』製作委員会
■完成披露試写会 詳細
【日 程】9月5日(水)13:00~
【場 所】スペースFS汐留(港区1-1-6 汐留FSビル3F)
【登壇者】麻生久美子、大泉洋、三吉彩花、山本透監督
家族の数だけ、家族の形があっていい―。
大切な誰かを持つ、すべての人へ。新世代の家族ムービー!
舞台挨拶には、アキ役、麻生久美子さん、ヤグ役の大泉洋さん、ハツキ役の三吉彩花(みよしあやか)さんと、豪華キャストと山本透監督が登壇!出産後初めての公の場である麻生久美子さんは「1度母親役はありましたが、撮影中にお腹に子供がいたのは、この作品しかありませんので、特別な物になりました。」と作品への心境を話されました。
麻生さんとW主演を務めた大泉洋さんに「元パンクロッカーということで、パンクを歌う経験がなかったということですが」という質問に対して「歌の練習は結構やりましたね。ロックということでがなる感じで歌わないといけないことが大変でした。僕こう見えてガラスのボイスなんです(笑)」とコメントすると、会場は大爆笑。終始大盛り上がりの舞台挨拶になりました。
―――挨拶をお願いします。
麻生:今日は一般のお客様に初めてご覧頂くということで、みなさんに気に入って頂ければ嬉しいです。
大泉:今回パンクロッカーという役だったんですが、僕の血にパンクが流れていないので、ムード歌謡でダメですかと監督に言ったんですが(笑)ロックじゃないと、ということで頑張りました。魅力をたくさん見てもらいたいです。
―――ご出産おめでとうございます。久しぶりの舞台挨拶だと思いますがいかがですか?
麻生:1度母親役はありましたが、撮影中にお腹に子供がいたのは、この作品しかありませんので特別な作品になりました。(お腹に子供がいる時だからこそ)セリフで言いたくない言葉があって、それを言わないといけない時は、少し気持ちが落ち込みました。
―――今回の作品は熱望されたと聞きましたが、最初に脚本を読んだ時の印象は?
大泉:とにかく本が面白くて素晴らしかったので、ぜひやりたいと思ったんですが、なかなかスケジュールが合わなかったり、監督が違う作品に入りはじめたりして、もう撮れないんじゃないかと心配しました(笑)最後の最後にピタッと合った時は奇跡かと思いましたね。
―――麻生さんも、大泉さんも元パンクロッカー役で、ギターやパンクを歌う経験がなかったということですが。
麻生:頑張りたいという気持ちはあったんですけど、子供がお腹にいる中での練習だったので、気持ち悪い事が多くて…。今映画を観ると「もっと練習できたんじゃないか」とか「もっと上手くできたんじゃないか」と後悔します。大泉さんのパンク姿はかっこよかったです。
大泉:歌の練習は結構やりましたね。ロックということで、がなる感じで歌わないといけないことが大変でした。僕はこう見えてガラスのボイスなんです(笑)あまり声を出しすぎて潰れたら撮影に影響するので、調整していましたね。
―――役を演じる上で意識したところは?麻生さん、大泉さんとの共演はいかがでしたか?
三吉:ライブのシーンは鳥肌が立ってしまうほどすごかったです。麻生さんは本当のお母さんみたいで、優しくしてくれました。大泉さんは、面白い話をたくさんしてくれて現場でも笑いがたえなかったです。ハツキは大きな声を出すシーンが多い役だったのですが、自分はテンションが上がったりあまりしないので、自分を捨てて体当たりで頑張りました。撮影した時はハツキと同じ15歳だったので、等身大で演技できたかなと思います。
大泉:かわいいねぇ
三吉:大泉さん「三吉彩花よりかわいいと言われるのを目指している」と言ってましたね。
大泉:そうだよ。僕もかわいいキャラだから、負けないよ。(一同大爆笑)
―――キャストのみなさんへの役作りはいかがでしたか?
監督:キャラクターを気に入ってくれていたので、内面もわかってくれていてラクでした。撮影が進む間にどんどん家族らしくなっていって毎日楽しかったです。麻生さんも大泉さんもロックに縁がないということでしたので、昔のロックバンドの映像を見てもらったりしましたね。
―――最後に一言
麻生:私たちが演じた家族は、みなさんから見たら変わった家族に見えるかもしれませんが、家族はいろいろな形があっていいと思っています。改めてこの作品を見て、家族や友達などが周りにいてくれて「ありがとう」と思いました。
みなさんにも何かしら考えてもらえればいいなと思います。そして少しでも気に入って頂ければ、お友達にも勧めて頂ければ嬉しいです。
大泉:自然と涙がこぼれてくる素晴らしい作品です。とてもやりたいと思った作品はなかなかないので、今回やることができて嬉しかったです。血がつながっている家族より血がつながっている家族みたいにみえるセリフも1つ1つ心に残ると思います。とにかく三吉彩花が素晴らしいです(笑)
三吉:なんかプレッシャーを感じましたが(笑)この作品で感じることが多かったので、言葉にすることは難しいのですが、いろいろな家族の方に共感して頂けると思います。温かい気持ちになって頂きたいです。
監督:優しい映画を作りたいと思っていました。脚本を書いてから5年ぐらい経っていて、その間にいろいろなことがあったんですが、この映画を通して1人でも多くの人に、この想いが届けばいいなと思います。
★あらすじ
アキ(麻生久美子)と15歳のハツキ(三吉彩花)は親子で二人暮らし。かつてはパンクバンドのギタリストで、17歳でハツキを産んだアキとしっかり者の娘・ハツキは対照的だが、まるで友達のように仲がいい。ある日、二人の元へ、2年近く海外を放浪していた自由人・ヤグ(大泉洋)が前ぶれもなく帰ってきた。
アキと一緒のバンドでボーカルだったヤグ。自分の子供ではないが、アキのことが昔から大好きだったヤグとアキはハツキが産まれる前から一緒に住んでいた。しかし、思春期のハツキには本当の父親ではないヤグの奔放な行動に苛立ってしまう。
友達のトモちゃんは羨ましがるけれど、ヤグのいい加減さやそれを笑って許してしまうアキをなかなか素直に理解できない。そんな中、親友だったトモちゃんと喧嘩し、そのまま彼女は転校してしまう。それをきっかけにハツキはアキの本当の気持ちや、ヤグの過去にあったある出来事を知ることになるー。