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『闇金ウシジマくん』山田孝之、林遣都記者会見

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ushijima-3.jpg『闇金ウシジマくん』記者会見 

ゲスト:山田孝之(左)と林遣都 場所:大阪・ホテル阪急インターナショナルにて


(2012年 日本 2時間10分)
監督:山口雅俊
出演:山田孝之、大島優子、林遣都、新井浩文ほか
2012年8月25日(土)~新宿バルト9、梅田ブルク7、なんばパークスシネマ、他全国ロードショー
公式サイトはコチラ
(C)2012真鍋昌平・小学館/映画「闇金ウシジマくん」製作委員会


累計600万部突破の大人気コミック「闇金ウシジマくん」が映画化され、主演の伝説の闇金・ウシジマ役の山田孝之(28)と、イベントサークル代表でウシジマから金を借りる男・林遣都(21)が、大阪市内でPR会見した。


ushijima-s5.jpg――ドラマから映画にステップアップしましたが―?
山田:ドラマの時から映画の話があって、山口監督とは「映画出来たらいいなあ」と話していた。テレビの30分だと制限が多いけど映画ならできることがあるんじゃないかと。監督が1枚の絵を持ってきたのがすごく「引き」の絵で、これはスクリーンじゃないと出来ないな、と思った。映画でないとやれないものが出来たと思う。未來(ミコ=大島優子)が暮らす団地に回収に行く場面などを見ると「ああ、映画になったんだな」と満足感があった。
林: (山田は)ウシジマとは離れたキャラで雰囲気が違った。だから、どう近づこうか、と思ったけど、僕の役がハードだったのでウシジマに頼らせてもらった。

――映画化に当たって、監督からは?
山田:ドラマで経験しているので、映画では特別演出はされていない。ウシジマは完成されている。顔の角度とか目線などはドラマで積み重ねていたので、そこに戻るような感覚だった。
林:コミック読んで、ルックスとか変えていこうと、監督と話して純というキャラの人間像を発見しながら作っていった。スケジュールも純役もハードだったけど、純のように必死なところに自分を追いやった。監督は僕にはスパルタで、ラストのシーンでは一晩中泣き叫んで、終わったら達成感があった。気持ちいい演出だった。

ushijima-s8.jpg――ウシジマという役については?
山田:機械っぽい人間、物体から音が出ている、異質な人間像をイメージして演じた。感情を表に出しているところでも、自分一人の内側のことでドライな感じがある。普通「なぜこうなったか」を考え感情をのせて演じるが、ウシジマの場合は掘り下げると人間ぽくなってしまうので、そこは一切考えず、理屈をそこに求めなかった。

――イベントサークル主催の小川純という“チャラ男”の役は?
林:楽しかった。都会にどんどん埋もれていってお金に困り、将来に悩んでいろんなことに頑張っている、フツーの若者でしょうね。最初は見たこともない世界観で気持ちが分からないところもあったけど、人目を気にしていろんなものから逃げている若者より、頑張っていてカッコイイと思った。

ushijima-s3.jpg――今までスポーツ専門のヒーロー像を演じてきたが、今回は逆の立場ですが?
林:気持ちは今までと変わらない。いろんな人達に触れ合えていい経験ができた。

――ウシジマは普通の人には悪人だが、原作やテレビがこんなに人気を集めるのはなぜ?
山田:いい悪いは決められない。善悪は関係なくて、見た人にはダークヒーローになる。闇金融は犯罪者、暴力も振う。だけど、未來(大島優子)には「親子だから金を払え」とか「家に帰れ」とまともな事を言ったりする。大事な当たり前のことを言うところが気持ちいい。こういう人物がウケるのは、世の中、欲求不満な人が多いからじゃないですか?

ushijima-2.jpg――自分を変えたいと思うことはある?
山田:人にどう思われてもいいと思っている。あまり嫌われると芝居を見てもらえなくなるから困るけど。イメージと違えば違うほど面白い。それだけお客さんをだませているということだから。今は恵まれたことに、いろんな仕事に使ってもらえている。人からどういうものが求められているのかを今は大事に考えているので、「自分がやりたい」というものはない。
林:面倒くさがりなところを変えたい。これまで忙しくしていて、この間休みもらった時に「何かしなきゃ」と思いながら、何も出来なかった。
山田:いいんだよ、動かなくて。そんな時は。

――山田さんは海外で評価されたりするが、モチベーションになる?
山田:映画作って見た人の話聞いて、その一連の動きがストレスになるけど、またストレス解消にもなる。でないと、こんな仕事してられない。期待されるのは嬉しいけど自分は変わりようがない。今の自分以上のものは出せない。

――自分で監督してみたい?
山田:今はそんな気はないが、どうしても撮りたいものが見つかればやるし、やりたいものがあったら動くと思う。


 ushijima-1.jpg 真鍋昌平原作のコミックの映画化。丑嶋馨(山田孝之)は「10日で5割」という法外な金利を取る闇金業者。泣きながら懇願する債務者に「借金まみれのヤツに明日が来るかどうかなんて分からない。今日返せ」と非情に取り立てる。
 そんな中、若さが売り物の鈴木未來(大島優子)は、高校卒業後も定職に就かず、目的もなく遊び暮らしている。母親はパチンコ狂いで、時に男も引っ張り込む。母の貸し金の取り立てにきたウシジマに「親子だから払え」と返済を迫られる。「楽に稼げる」“出会いカフェ”に入り浸るようになる。
 もうひとりの小川純(林遣都)は急速に拡大したイベントサークルの代表。携帯電話3台にアドレス3000件の“人脈”を誇り、若きセレブを夢見て2000人の大イベントを仕掛けるが、資金不足に悩まされ、ウシジマ相手にあまりに危険なゲームを仕掛ける。
 金と欲望を巡る究極に危険なエンタテイメントが、幕を開ける――。(安永 五郎)