
「京都」と一致するもの

愛する家族がある日突然、愛情の分だけでっかくなっちゃった!?
笑顔と涙に包まれた、和気あいあい&感動のファミリー試写会で花澤香菜が 2022 年に“でっかくしたい”野望を告白!
“でっかくなっちゃった”といえばこの人、マギー審司もペット(?)を連れ登場!
■日 時 : 1 月 16 日(日)
■会 場 : スペース FS 汐留(東京都港区東新橋 1 丁目 1−16)
■登壇者 : 花澤香菜(主人公・エイミー役)、マギー審司(応援インフルエンサー)
出会った時は、赤くてちっちゃい可愛い子犬ちゃん。
一夜明けたら、子犬のままでっかくなっちゃった!?
アメリカの児童文学作家ノーマン・ブリッドウェルが 1963 年に発表し、今なお世界で愛されている児童文学作品を原作に実写映画化。『でっかくなっちゃった赤い子犬 僕はクリフォード』が、東和ピクチャーズ配給にて、1 月 21 日(金)より全国公開となります。
昨年 11 月 10 日に公開を迎えた全米ではコロナ以降の“ファミリー映画”では最高のスタートとなるオープニング 5 日間で2,200 万ドルを記録、早くも続編の製作も決定するというでっかいスタートを切りました!
日本語吹替版キャストには、たしかな人気・実力と、犬への大いなる愛を兼ね備えた、ワンダフルな豪華声優陣が集結!チャーミングで憎めないクリフォードに大きな愛情を注ぐ、大切な相棒となる主人公の女の子・エミリー役には、「鬼滅の刃」や、『劇場版 呪術廻戦 0』など超話題作へ次々に出演、目覚ましい活躍を続けすっかりお茶の間でもお馴染みの花澤香菜!エミリーに好意を寄せ、困ったときには手を差し伸べてくれる同級生オーウェン役には、三森すずこ、さらに金丸淳一、諏訪部順一がでっかい大騒動を彩ります。
この度、映画の公開にさきがけ、1月16日(日)に”でっかいヒット”を願って、ファミリー試写会を実施いたしました!日本語吹替版で主人公のエミリーを演じた花澤香菜とさらに、“でっかくなっちゃった”といえば、日本でこの人しかいない!?本作の予告編ナレーションを務め、応援インフルエンサーとしても活動中のマギー審司が登壇!映画の魅力をたっぷり語り合いながら、2022年”でっかくしたい”ことを明かすなど、元気いっぱいの子どもたちの、大きな笑いと涙あふれるあたたかな試写会イベントとなりました!
<以下、レポート>
映画『でっかくなっちゃった赤い子犬 僕はクリフォード』(1月21日(金)公開)のファミリー試写会が1月16日に行われ、主人公エミリー役の日本語吹替えを担当した花澤香菜、本作の予告編ナレーションを担当した”応援インフルエンサー”のマギー審司が登場。天候に恵まれた休日とあって、元気いっぱいの子どもたちとファミリーが映画を楽しんだ直後の会場に2人が姿を現すと、大きな拍手と笑顔で迎えられました。
マギーがさっそく「でっかくなっちゃった、のタイトルと、しかも赤いジャケットと赤い子犬、これだけでお仕事をいただきました!みんな予告編見てくれたのかな?喋ってたのおじさんだよ?おじさんは実は手品ができる人だから、あとでYoutubeで見てみてね!(笑)」と盛り上げ、続いてクリフォードのぬいぐるみを手にした花澤が「皆さんこんにちは!映画、面白かったかな?」と呼びかけると再び大きな拍手が巻き起こりました。実力と人気はもちろんのこと、犬好きなことから今回の役のオファーが届いた花澤は、「大好きなんですけど、わたし犬猫アレルギー持ちなんです…小さい頃にワンちゃんを飼っていたんですが発症して、おじいちゃんのところへ預けることになって。でも、こんなにでっかいワンちゃんがいたらモフモフしたいですよね・・・切ないんです…!」と吐露、「アレルギーの方のワンちゃん欲も満たしてくれる作品だと思います!」と力説。
するとマギーが「今日実は、うちのペットを連れてきてるんですよ!」と、ポケットから「いるのよ、ここに…ほら!」とお馴染みのラッキーが登場!ダンス、催眠術と次々に繰り出す絶妙なラッキーの芸に子どもたちからも大喝采、花澤も生ラッキーとの遭遇には「最高ですね!動かなくなる催眠術もシュールで!(笑)」と興奮の様子で会場が沸き立ちました。
映画を振り返りながらマギーが「この映画を一言で言うなら”可愛い”ですよね、もう本当に可愛すぎて!公開されたら、犬派・猫派はほとんどが犬派になるんじゃないでしょうか」と話すと、花澤も「犬派、増えそうですね!でっかいのにあれだけ愛くるしいギャップや、笑いどころもたくさんあって、大人もクスっと笑えるんです」と共感した様子で、さらに「すごく素敵な言葉が出てきて、勇気をもらえるんです。エミリーは学校で馴染めていなくて、でも周りで支えてくれている大人たちがユニークなキャラが多くて、エミリーちゃんが言う『世界を変えるのはいつもユニークな人たちなんだ』って言葉はとても勇気づけられますね。
それぞれで輝ける場所があるんだよ、と育っていて、クリフォードと一緒に成長していくのもすごく素敵です。一緒に暮らすのは大変そうではありますが…食費が大変そう!」と作品の魅力を語り、マギーも「動物が大きくなる映画って襲われたり怖いイメージが結構あったんですけど、こんなに大きくなっているのに可愛いまま、みんなに大好きになってもらえるなんて今までにない映画だなと思います」とアピールしました。
作品タイトルにちなみ、2022年に<でっかくしたいこと>に話が及ぶと、マギーが「コロナ禍でマジックの仕事が少し減っていて、趣味で食パンを作り始めたんです。小麦粉から練って3~4時間かけて、動画とかをアップしながらやっているので、今年は”耳まで美味しいパン”として売り出そうかなと!手品がんばれよ(笑)って話なのですがコロナ禍で機会がなかなか少ないんです」と新たな分野への進出をにらむと、花澤は「今回、吹替でエミリーちゃんと同じように幸せな気持ちにさせてもらったので、まだまだ吹替のお仕事をでっかくやりたいです!お母さま方、韓国ドラマとかお好きですよね…?ベタですが『愛の不時着』からハマりまくっていまして、この吹替できたら楽しいだろうな~と。ちょっと振り回す系とかやってみたいですね!」と心の願いをのぞかせながらの野望を告白して会場を沸かせました。
最後にいま一度、マギーが「今日たくさんお越しいただいているようにご家族の皆さんから、カップルでもいいし、どんな年齢層でも楽しめて観終わった後にニンヤリといい気持ちで帰れると思うので、ぜひ大切な人と観てほしいです!」と呼びかけると、花澤も「新年早々から、本当に笑って幸せな気持ちになって劇場を出られる作品です。この作品は絵本から生まれていて、もっとクリフォードのことを知りたくなったら是非絵本も楽しめますし、子供も大人も、お友だちも誘って観に来て欲しいです」と力を込めてイベントが終了。参加したファミリーには、大きな笑いと涙がそこかしこで見られ、和気あいあいとしたトークの盛り上がりが、翌週末に迫った本作の日本公開への弾みとなる笑顔あふれる試写会となりました。
僕の名前は、クリフォード。実は、大きな問題を抱えてまして…。
僕まだ正直右も左もわからない子犬なんですけど、朝起きたら、でっかくなっちゃってたんです!
どうやら僕をニューヨーク・マンハッタンの公園で拾ってくれた寂しがり屋のシティガール・エミリーの愛情の分だけでっかくなっちゃったらしいのです。それだけでも僕の人生、大問題なんですが、さらになぜか大企業の社長さんが僕のことをさらおうとするんです…。しかもかなり手荒く。でも、エミリーも、友達のオーウェンも、そしてエミリーのおじさんケイシーも、さらに変わりものの近所の人たちも僕を守るのに大奔走してくれて。果たして、これからどうなっちゃうんでしょうか、僕…。
■キャスト:ダービー・キャンプ、ジャック・ホワイトホール、アイザック・ワン、トニー・ヘイル
■吹替キャスト:花澤香菜(エミリー)、三森すずこ(オーウェン)、金丸淳一(ケイシ-)、諏訪部順一(ティエラン)
■監督:ウォルト・ベッカー『アルビン4 それゆけ!シマリス大作戦』
■原作:ノーマン・ブリッドウェル「クリフォード おおきなおおきなあかいいぬ」
■製作:ジョーダン・カーナー、イオル・ルッケーゼ
■音楽:ジョン・デブニー『グレイテスト・ショーマン』
◆邦題:『でっかくなっちゃった赤い子犬 僕はクリフォード』
◆原題:『Clifford the Big Red Dog』
◆北米公開:2021 年 11 月 10 日
© 2021 Paramount Pictures Corporation. All rights reserved.
■公式サイト: https://deka-koinu.jp/
■公式 twitter:https://twitter.com/ParamountFamJP
■公式 Instagram:https://www.instagram.com/ParamountFamJP/
2022年1月21日(金) より TOHO シネマズ日比谷ほか 全国ロードショー!
(オフィシャル・レポートより)
第 13 回 京都ヒストリカ国際映画祭 提携企画
①1/23(日)16:10~『インフェルノ』(1911 年 ミラノ・フィルムズ)
②1/26(水)18:30~『小さな聖女』(2021 年 レイン・ドッグズ)
①②の特別上映会の招待券をプレゼント!
★提供:イタリア文化会館ー大阪
★プレゼント数:①3組6名様
②3組6名様
★会場:京都文化博物館フィルムシアター(https://historica-kyoto.com/join/)
★締切日:2022年1月15日(土)必着
★京都ヒストリカ国際映画祭 公式サイト:https://historica-kyoto.com/schedule/
【チネテカ・ディ・ボローニャ提携企画】
『インフェルノ』L’Inferno
日時:1 月 23 日 (日)16 時 10 分~
会場:京都文化博物館フィルムシアター
ダンテの『神曲』完成から 700 年、
映画草創期の特撮技術を駆使して地獄の暴力と恐怖を表現する
この映画は 2007 年にチネテカ・ディ・ボローニャ財団のラボラトリーであるリンマジーネ・リトロヴァータで修復されました。
ダンテ・アリギエーリの「神曲」第 1 篇地獄篇が原作。薄暗い森で迷子になった詩人ダンテ、煉獄山の頂の救いの光に向かう彼に貪欲、傲慢、色欲の獣が立ちはだかる・・・。地獄のイメージ、恐怖とバイオレンスを当時最先端の特撮技術と幻想的なモンタージュを駆使して表現した記念碑的作品。本作は 2007 年にチネテカ・ディ・ボローニャがデジタル復元し、ダンテ没後 700 年にあたる 2021 年にボローニャ復元映画祭で上映された。
●ピアノ伴奏:鳥飼りょう
●ビデオアフタートーク:カルメン・アッカプート(チネテカ・ディ・ボローニャ)
●日本語字幕付き
監 督:フランチェスコ・ベルトリーニ、ジュゼッペ・デ・リグォーロ、アドルフォ・パドヴァン
出 演:サルヴァトーレ・パパ、アルトゥーロ・ピロヴァーノ、ジュゼッペ・デ・リグォーロ
(1911 年 ミラノ・フィルムズ製作/2007 年 チネテカ・ディ・ボローニャ修復/68 分)
© Cineteca di Bologna
【ヴェネツィア・ビエンナーレ、ビエンナーレ・カレッジ・シネマ提携企画】
『小さな聖女』La Santa Piccola
日時:1 月 26日 (水)18 時 30 分~
会場:京都文化博物館フィルムシアター
美、エロス、神聖、卑俗 全てを飲み込んで、二人の進む道は・・・
住民皆が互いを知っている、ナポリの日当たりの良い地区。マリオとリーノは離れがたい友人同士。彼らは変わらぬ日々を過ごしていたが、リーノの妹が奇跡を起こし地区の守護聖女となってから、二人に新しい世界への扉が開き・・・。ナポリの貧しい若者たちの、永遠に変わらないと思われた日常と友情にひずみが生じていく過程を、エロティシズムと神聖さを混濁させつつ、瑞々しく描いた LGBTQ 作品。
●シルヴィア・ブルネッリ監督ビデオメッセージあり
●日本語字幕付き
監 督:シルヴィア・ブルネッリ
出 演:フランチェスコ・ペッレグリーノ、ヴィンチェンツォ・アントヌッチ、ソフィア・ グアスタフェッロ
(2021 年 レイン・ドッグズ/97 分)
※ 詳細は添付の京都ヒストリカ国際映画祭公式リーフレットをご覧ください。
※ 本状に記載されている内容は発表時点の情報です。予告なしに内容が変更となる場合もあります。あらかじめご了承ください。
© Rain Dogs
(オフィシャル・リリースより)
第 13 回 京都ヒストリカ国際映画祭 提携企画
『インフェルノ』(1911 年 ミラノ・フィルムズ)/
『小さな聖女』(2021 年 レイン・ドッグズ)特別上映会のお知らせ
イタリア文化会館-大阪(大阪市北区中之島、代表:ジョヴァンニ A. A. デサンティス/在大阪イタリア総領事館文化担当アタシェ)は、来年 1 月に開催される「第 13 回 京都ヒストリカ国際映画祭」において、1911 年製作の無声映画『インフェルノ』(ミラノ・フィルムズ/68 分/モノクロ)と 2021 年製作の最新のイタリア映画『小さな聖女』(レイン・ドッグス/97 分/カラー)を上映いたします。
今年はイタリア文学最大の古典と呼ばれる『神曲』の著者 ダンテ・アリギエーリの没後 700 年にあたります。『インフェルノ』は、イタリア映画の草創期に『神曲』の地獄篇をもとに当時の技術の粋を集めて製作された特撮映画で、2007 年にイタリアのボローニャにあるシネテーク「チネテカ・ディ・ボローニャ」が映画修復ラボラトリーの「リマジネ・リトロヴァータ」で修復し、2021 年のボローニャ復元映画祭で上映しました。その作品を、今回は鳥飼りょう氏のピアノの生伴奏とともにご紹介します。また、上映後のビデオアフタートークでは、チネテカ・ディ・ボローニャのカルメン・アッカプート女史がインフェルノおよび映画修復の仕事などについて語る予定です。
一方、『小さな聖女』はヴェネツィア国際映画祭を主催するヴェネツィア・ビエンナーレの映画部門の若手育成プロジェクト「ビエンナーレ・カレッジ・シネマ」の作品で、2021 年のヴェネツィア国際映画祭で上映されました。なお、監督のシルヴィア・ブルネッリ(1988 年生まれ)は、2020 年、ヨーロピアン・カウンシル主催 Euroimages の新人監督賞に選ばれ、今後の活躍が期待されています。映画上映に際してブルネッリ監督から日本の皆さまへ宛てたビデオメッセージを上映する予定です。
このプログラムは、イタリア映画の草創期と最新の長編映画を上映することで、イタリア映画の 1 世紀、ひいては映画の歴史に想いを馳せるとともに、ボローニャ復元映画祭と京都ヒストリカ国際映画祭、そして「ビエンナーレ・カレッジ・シネマ」とヒストリカの人材育成部門「京都フィルムメーカーズラボ」とを繋ぎ、映画分野においても日本とイタリアの交流を促進することを目的に企画されました。
【チネテカ・ディ・ボローニャ提携企画】
『インフェルノ』L’Inferno
日時:1 月 23 日 (日)16 時 10 分~
会場:京都文化博物館フィルムシアター
ダンテの『神曲』完成から 700 年、
映画草創期の特撮技術を駆使して地獄の暴力と恐怖を表現する
この映画は 2007 年にチネテカ・ディ・ボローニャ財団のラボラトリーであるリンマジーネ・リトロヴァータで修復されました。
ダンテ・アリギエーリの「神曲」第 1 篇地獄篇が原作。薄暗い森で迷子になった詩人ダンテ、煉獄山の頂の救いの光に向かう彼に貪欲、傲慢、色欲の獣が立ちはだかる・・・。地獄のイメージ、恐怖とバイオレンスを当時最先端の特撮技術と幻想的なモンタージュを駆使して表現した記念碑的作品。本作は 2007 年にチネテカ・ディ・ボローニャがデジタル復元し、ダンテ没後 700 年にあたる 2021 年にボローニャ復元映画祭で上映された。
●ピアノ伴奏:鳥飼りょう
●ビデオアフタートーク:カルメン・アッカプート(チネテカ・ディ・ボローニャ)
●日本語字幕付き
監 督:フランチェスコ・ベルトリーニ、ジュゼッペ・デ・リグォーロ、アドルフォ・パドヴァン
出 演:サルヴァトーレ・パパ、アルトゥーロ・ピロヴァーノ、ジュゼッペ・デ・リグォーロ
(1911 年 ミラノ・フィルムズ製作/2007 年 チネテカ・ディ・ボローニャ修復/68 分)
© Cineteca di Bologna
【ヴェネツィア・ビエンナーレ、ビエンナーレ・カレッジ・シネマ提携企画】
『小さな聖女』La Santa Piccola
日時:1 月 26日 (水)18 時 30 分~
会場:京都文化博物館フィルムシアター
美、エロス、神聖、卑俗 全てを飲み込んで、二人の進む道は・・・
住民皆が互いを知っている、ナポリの日当たりの良い地区。マリオとリーノは離れがたい友人同士。彼らは変わらぬ日々を過ごしていたが、リーノの妹が奇跡を起こし地区の守護聖女となってから、二人に新しい世界への扉が開き・・・。ナポリの貧しい若者たちの、永遠に変わらないと思われた日常と友情にひずみが生じていく過程を、エロティシズムと神聖さを混濁させつつ、瑞々しく描いた LGBTQ 作品。
●シルヴィア・ブルネッリ監督ビデオメッセージあり
●日本語字幕付き
監 督:シルヴィア・ブルネッリ
出 演:フランチェスコ・ペッレグリーノ、ヴィンチェンツォ・アントヌッチ、ソフィア・ グアスタフェッロ
(2021 年 レイン・ドッグズ/97 分)
※ 詳細は添付の京都ヒストリカ国際映画祭公式リーフレットをご覧ください。
※ 本状に記載されている内容は発表時点の情報です。予告なしに内容が変更となる場合もあります。あらかじめご了承ください。
© Rain Dogs
【イタリア文化会館 – 大阪 とは】
イタリア外務・国際協力省の海外出先機関である当館は、世界に約 90 あるイタリア文化会館のひとつとして、日本におけるイタリア文化の普及と日伊文化交流の振興を目的として活動しています。
日本におけるイタリア文化会館は 1941 年に東京に、1978 年に京都に開館しました。イタリア文化会館-京都は 2010 年に大阪・中之島に移転、イタリア文化会館-大阪となりました。当館は音楽、美術、映画、演劇、ダンス、ファッション、デザイン、写真等の多様な分野で文化催事を多数企画・開催するほか、日本の諸機関や企業などが主催するイタリア関連イベントの積極的な後援も行っています。また、ネイティブ教授陣によるイタリア語コース やイタリア文化コースを開講し、図書コーナーでイタリア語・イタリア文化についての図書や映像(書籍約 4500 冊、DVD等)、イタリア語教授法の資料を提供しています。
※ 現在は、新型コロナウィルス感染症対策のため、イタリア語・イタリア文化コースの開催(オンラインレッスンを除く)および図書コーナーの運営・一般来館の受付を休止しております。
〒530-0005
大阪市北区中之島 2-3-18 中之島フェスティバルタワー17 階
Tel: 06-6227-8556
Fax: 06-6229-0067
公式サイト:https://iicosaka.esteri.it
代 表 者:在大阪イタリア総領事館アタシェ(文化担当)
ジョヴァンニ A. A. デサンティス(Giovanni A. A. Desantis)
開館時間:月曜日・水曜日 10:00-13:00 / 14:00-18:30
火曜日・木曜日・金曜日 10:00-13:00 / 14:00-18:00
休 館 日:土・日および規定の祝祭日
(オフィシャル・リリースより)
小説『フェイドアウト 日本に映画を持ち込んだ男、荒木和一』
《 読者の書評 》
(筆者、東龍造(本名:武部好伸)さんのご友人、荒川英二さんからの寄稿です。)
ケルト文化、映画、洋酒、大阪など多彩なテーマで精力的な執筆活動を続ける畏友・武部好伸氏が初めての小説「フェイドアウト 日本に映画を持ち込んだ男、荒木和一」(幻戯書房・刊行、1800円<税別>)に挑んだ(武部好伸ではなく「東龍造」というペンネームで。すでに書店には並んでいる)。
武部氏は5年前、日本映画発展の歴史の中で、大阪と映画の関りを幅広く紹介する「大阪『映画』事始め」(彩流社・刊)を著した。なかには日本映画史を塗り替えるような新事実も含まれ、貴重な調査報道とも言える労作だった。
大阪・難波のシネコン「TOHOシネマズなんば」の1階ロビーには、「1897年<明治30年>2月15日、この地にあった南地演舞場で日本で初めて映画興行が行われた」ことを記念する金属製のプレートが、壁に埋め込まれている。1953年<昭和28年>につくられたプレートには、その興行に尽力した会社・稲畑商店の名も記されている。
しかし実は、その約2カ月前の、1896年<明治29年>12月、荒木和一(1872~1957)という男が、大阪・難波の鉄工所内で「日本で初めて」スクリーン上に映画を映し出していた新事実が、武部氏の綿密で粘り強い調査の結果、浮かび上がったのだ。この経緯は「大阪『映画』事始め」の第一章で綴られた。この小説は、作者曰く「その第一章を膨らませ、物語に紡いだ」ものである。
荒木和一(1872~1957)。大阪・天王寺の文具店の長男に生まれたが、事情があって16歳で、ミナミで舶来品の雑貨販売業を営む荒木家の養子となる。若干24歳で単身渡米し、エジソンが開発したヴァイタスコープという「映写機」を、ニューヨークで持ち前の英語力を活かして本人に直談判して購入。日本で初めてスクリーン上で動く画像を映し出した男である。
武部氏はこの小説「フェイドアウト」で、荒木を主人公として、その行動力と情熱に満ち溢れた人生を、様々な取材によって、濃密に肉付けしながら描いた。
物語は、荒木がエジソンと出会う場面(序章)から始まる。そして、一転、荒木の生い立ちを時系列でたどる。読者は読み進むうちに再び、エジソンとの直談判に場に引き戻される。そして、念願叶ってのヴァイタスコープの輸入、東京や名古屋にまで興行に走り回る日々、ライバルとも言える稲畑勝太郎(稲畑商店店主)のシネマトグラフ興行との攻防を同時並行で描きつつ、飽きることなく読ませる。
本業(舶来品輸入販売など)そっちのけで、あまりに働き過ぎて健康を害した荒木。魑魅魍魎がうごめく興行界に嫌気もさして決別した後、本業に戻りつつ、語学の才能を見込まれて、政府や経済界の「通訳」などとしても活躍するが、より詳しい話は本をお読み頂きたい。
興行界からの決別シーンの後は、一転、59年後の1956年<昭和31年>に場面が転換する。84歳になった荒木は、堺の自宅書斎で、新聞記者からインタビューを受け、映写機初輸入など自らの映画との関りをあれこれと振り返った。
事実に基づいた創作ではあるが、作者は(あとがきで)どこまでが事実で、どの部分が(イマジネーションをふくらませた)創作なのかを詳しく明かしている。元・新聞記者らしい「誠意」が感じられてよい。荒木和一の「影」の部分も含めて、ほぼ全人間像を描ききった「評伝」としても立派に成立していると言っていい。
練達のジャーナリストであるから、文章が巧みなのは至極当然とも言えるが、物語の展開が見事である。場面(シーン)の転換は、まるで一つの映画を観ているような錯覚にも陥る。文章も奇をてらった、純文学的な小難しい表現は皆無で、実に読みやすい。300ページ近い長編なのだが、あっと言う間に読み切った。
武部氏は、初の小説ですでに、ジャーナリスティックな技量だけではない、シナリオライターとしての才能までも開花させた。ただただ凄いというしかないが、これは長年、彼が(映画ライターとして)膨大な映画を観続けてきた蓄積=努力の賜物でもあろう(欲を言えば、巻末に荒木と稲畑の写真、それに年表/年譜があれば、より物語への理解がすすんだであろう)。
【追記】読み終えて思ったのは、大阪や京都が主な舞台となるこの小説、これは(NHK大阪局制作の)朝の連続ドラマにぴったりの脚本にもなるということ。この私の文章をお読みのNHK関係の方々、ぜひ社内でご提案を。
【荒川英二氏プロフィール】
1954年生まれ、元朝日新聞記者。在職中から全国のバーを巡りながら、2004年以来、バー文化について自身のブログで発信し、クラシック・カクテルの研究もライフワークとしてきた。14年5月、大阪・北新地にオーセンティック・バーBar UKをオープン。お酒(モルトウイスキーやオールドボトルなど)、洋楽(ジャズやロック)、ピアノ演奏が大好きなマスターとして知られている。切り絵作家の故・成田一徹氏没後に出版されたバー切り絵作品集『NARITA ITTETSU to the BAR』では編者をつとめた。
★Bar UK:大阪市北区曽根崎新地1-5-20 大川ビルB1F 06-6342-0035)
★Bar UK Official HP & Blog(https://plaza.rakuten.co.jp/pianobarez/)





井之脇海、大ファンのピアニスト角野隼斗から
一足先に誕生日のお祝いに生演奏のプレゼントを!
「主演映画を多くの方に観てもらえて、
さらに生演奏まで26歳最高のスタートになりそうです」
■日程:11月22日 (月)
■場所:TOHOシネマズ日比谷 スクリーン5
■登壇者(敬称略):井之脇海、松本穂香、ゲストプレゼンター 角野隼斗
■MC:伊藤さとり
文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を2度にわたり受賞している漫画家・さそうあきらによる音楽シリーズ三部作の最終作『ミュジコフィリア』(第16回文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作)が全国公開中!主人公・漆原朔を、本作で長編映画初主演となる井之脇海!朔の異母兄・貴志野大成には、山崎育三郎、朔に想いを寄せるヒロイン・浪花凪を、松本穂香が演じる。そして脇を固める阿部進之介、川添野愛、さらに石丸幹二、神野三鈴、濱田マリといったベテラン勢が作品にさらなる厚みをもたらす。脚本・プロデューサーは『太秦ライムライト』の大野裕之が担当し、監督を務めたのは、『時をかける少女』『人質の朗読会』などを手掛け、自身も京都生まれである谷口正晃。
この度、本作の公開を記念し、公開記念舞台挨拶を実施し、主演の井之脇海、共演の松本穂香が登壇し、さらにゲストプレゼンターとして大人気ピアニスト角野隼斗が駆けつけました。
主演作が公開となった今の心境について井之脇は「今までは、番手は関係ない。主演でもセリフのない役でも、取り組み方は変わらないと思っていました。映画が公開されて、たくさんの方から“映画観たよ”“よかったよ”と声をかけていただくことが増え、知り合いからのメールもたくさん来ていて、“主演してよかった”と思うようになりました。映画に携わる身として、自分が主演する作品が公開される喜びを噛み締めています」と明かし、深々とお辞儀をした。
セリフは京ことば。関西出身の松本から井之脇へのアドバイスはあったのかという質問に松本は「アドバイスは……特にありません。私は関西出身というだけでアドバイスするなんておこがましいと思ったので。井之脇さんが何度もセリフを練習して“どうかな?”“大丈夫かな?”と確認してくるので、“大丈夫だと思います”と返事をするくらいでした。私(のアドバイス)は全然必要なかったと思います(笑)」と撮影を振り返る。これに対し井之脇は、「たくさん練習しましたが、不安はありました。お芝居で気持ちが優先し発音やアクセントにズレが出てしまうといけないので“合ってる?”とその都度、確認してもらいました。“大丈夫ですよ”と優しく答えてくれるので、本当に助かっていました」と感謝を伝えた。同じく関西出身の共演者・阿部進之介については「役柄同様、撮影以外でも僕を振り回してくれました(笑)。“その関西弁違うやろ!”って。松本さんからは飴と鞭の飴をたくさんいただき、阿部さんからは鞭でビシバシ叩かれていました」と笑顔を浮かべていた。
NHK連続テレビ小説「ひよっこ」以来、2度目の共演となる2人。井之脇は「『ひよっこ』では、松本さんが所属するコーラス部の指導者役でした。部員が20人くらいいるコーラス部の中でも、松本さんの強いパワーを感じていたので、いつかガッツリ一緒にお芝居をしたいと感じていました。今回、松本さんが演じる凪をみたときに“あのとき感じたパワーは間違いじゃなかった”と実感しました。凪として投げてくれたパワーに呼応してお芝居ができました。ありがとうございました」と再共演のよろこびを語った。
一方の松本は「井之脇さんが演じていた雄大先生(が指導するとき)のモノマネをみんなでやっていました。実際にお話しする機会がほとんどなくて、思い出と言えばモノマネをしたなぁという薄い思い出しかありません(笑)」とおどけつつ、「今回、映画を撮影し、舞台挨拶では4回ご一緒したのですが、思っていた以上に真っ直ぐで芯のある素敵な方。そういう一面を知ることができて、またご一緒できたらいいなと思っています」と微笑み、2人で顔を見合わせて照れる場面もあった。
山崎育三郎との共演について井之脇は「異母兄役の大成にピッタリで、現場ではどの瞬間を切り取っても大成としていてくれたのでありがたかったです。撮影中だけでなく撮影以外でも、いつも優しいお兄ちゃんとして僕のことを見守ってくれました」と支えになっていたことを明かす。松本は「私は現場でみなさんとすぐに仲良くなれるタイプではないんです。山崎さんは人見知り全開の私に積極的に、そして優しく話しかけてくれました。“みんな、ソフトクリーム買ってあげるよ!”とか、声をかけてくれて……、おいしくいただきました(笑)。優しくて面倒見のいいお兄ちゃんという印象です」と山崎の現場での振る舞いに触れた。
イベントにはそんな山崎からのビデオメッセージが上映された。公開を祝うとともに、11月24日生まれの井之脇へ、“ハッピーバースデー”をアカペラで披露し、その美声に会場では大きな拍手が鳴り響いた。山崎のメッセージを受け井之脇は「共演の思い出とか、お互いの印象を語るものと思っていたので、答えをいろいろ準備していたのですが、まさかの“ハッピーバースデー”に感動しています」とコメント。山崎の美声に感動しすぎて「感想がまとまらない!」とアタフタしながらも「とにかくうれしいです」と満面の笑みを浮かべた。
さらに、ゲストプレゼンターとしてピアニストの角野隼斗が登場し、井之脇と松本に花束をプレゼント。第18回ショパン国際ピアノコンクールのセミファイナリストでもあり、 “Cateen(かてぃん)”名義でYouTubeでも活動する角野の大ファンだという井之脇は「動画で観ている人だ!」と大興奮。「角野さんはこんな音、絶対鳴らせないという音を鳴らすんです。音のひとつひとつに魂が感じられて、本当に大好きです」と喜びを爆発させた。トイピアノで「トルコ行進曲」を弾く動画で角野の虜になったという井之脇。「コロナ禍の支えでした」と伝えた。
12日(金)より先行上映されている京都で映画を観たという角野の「音楽とは何かを考えさせられました。葛藤がありながらも本当に音楽を楽しんでいる純真な姿に“これこそ音楽”と改めて感じました。音楽についていろいろなことを考えさせられた作品です。素晴らしかったです」という感想に井之脇は「音楽を経験している方に“音楽とはなにか”“音楽をやる意味”のようなものが届くといいなと思っていたので、映画をそのように受け取ってくださり、とても光栄です」と感無量の様子だった。
イベントでは角野が「角野隼斗 Happy Birthday To Everyone 12の調によるバースデイ変奏曲」を生演奏。圧巻の演奏に、井之脇、松本は大興奮。会場は割れんばかりの拍手に包まれた。松本は「体にじんわりと(感動が)来ています。テーマパークに来たみたいな(ワクワク気分の)感じがします」と感想をコメント。井之脇は「僕も映画の中で(天性の音楽の才を垣間見せる役として)ピアノを弾いていますが、それとは比べものにならない奥行きを感じて……。大ホールで聴いているようなスケール感に圧倒されています。主演映画の公開をたくさんの方に観ていただき、今日この舞台挨拶で育三郎さんのアカペラ、角野さんの生演奏とたくさんの素敵なものを受け取り、26歳最高のスタートになりそうです」と喜びを伝えた。
最後の挨拶で角野は井之脇に「改めまして、映画公開そしてお誕生日おめでとうございます。お祝いできて嬉しかったです。いつかセッションしましょう」とニッコリ。松本は「この映画を通して “音楽って底知れない、こんなにパワーがあるものなんだ”と感じています。楽しく観ていただけたらいいなと思います」と笑顔で語った。井之脇は「この映画での舞台挨拶は今日で5回目ですが、行く会場、行く会場で温かいお言葉をいただいきました。初主演映画をたくさんの方に観ていただいただけでも嬉しいですが、今日は誕生日までお祝いしていただき、本当にありがとうございます。この映画は、音楽が大好きな人たちがぶつかり合いながらも成長していく物語です。理屈じゃないパワーがあります。コロナ禍でこの2年ほど、なかなか思うように本音がぶつけられない時期が続いています。しかし、そういう時期を経験した私たちだからこそ、(心に)届くものがあると思っています」と作品の魅力を改めて語り、イベントを締めくくった。
監督:谷口正晃
出演:井之脇海 松本穂香 山崎育三郎 川添野愛 阿部進之介 石丸幹二 濱田マリ 神野美鈴
配給:アーク・フィルムズ
2021/日本/113分
©2021musicophilia film partners
©さそうあきら/双葉社
TOHOシネマズ日比谷 他 全国絶賛公開中!
(オフィシャル・レポートより)


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