「京都」と一致するもの


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nacchan-pos.jpg数多くのドラマや映画の話題作に出演する実力派俳優、滝藤賢一の映画初主演作となる『ひみつのなっちゃん。』が、2023年1月13日(金)より大阪ステーションシネマ他にて全国公開となりました。


本作は大切な友人なっちゃんの死をきっかけに集まった3人のドラァグクイーン、バージン(滝藤賢一)、モリリン(渡部秀)、ズブ子(前野朋哉)が、なっちゃんが<オネエ>であることを知らない母・恵子(松原智恵子)のため、ふつうのおじさんとしてお葬式に参列するまでの珍道中を、温かな笑いと素直な涙で彩るハートフル・ロードムービー。これが初監督・脚本作となる田中和次朗がメガホンをとり、完全オリジナル脚本で令和の日本でドラァグクイーンたちが本当の”美しさ”を見つける旅を描きます。


1月22日(日)になんばパークスシネマにて滝藤賢一、渡部秀、そして田中和次朗監督による公開記念舞台挨拶を実施しました。
 


■1月22日 (日)18:10~18:40

■場所:なんばパークスシネマ

■登壇者:滝藤賢一、渡部秀、田中和次朗監督



nacchan-bu-550-2.jpg1月13日(金)より公開中の映画『ひみつのなっちゃん。』の公開記念舞台挨拶がここ関西の3劇場で開催されました。MOVIX京都、大阪ステーションシティシネマ、そしてラストのなんばパークスシネマに滝藤賢一、渡部秀、田中和次朗監督が観客の大拍手に迎えられ登場!


滝藤さんの最初の挨拶で「コロナ禍の厳しい中で企画がはじまり、当時は撮影も延期となっていた映画です。皆さんに映画をお届けできるのは幸せです。」と感慨深くコメントをした。渡部さんは、「今日一日、京都から始まり、いよいよここがラストなりました。ここまで走って来れたのも皆様のおかげです。」と、真面目にコメント。その後の田中監督は「愛欲ズブ子役の前野朋哉さんみたいな雰囲気を出している田中和次朗です」と自己紹介で笑いをとり、場を盛り上げた。また滝藤さんが、京都からの移動で京阪電車やJ R環状線に乗ったことにふれ、渡部くんはファンに声をかけられたけど、自分は誰にも気づいてもらえなかったと、残念がる場面もあった。


観客からの質問コーナーで、「オネエなのに男性らしく見せるシーンがよかった」という感想に、滝藤さんは「あのシーンは、男に戻ればいいということではなくて、自分は男なんだけど、オネエを演じていて、そのオネエが男を演じなくてはならないのが大変だった」と語った。


最後に滝藤さんが「ロビーにたくさんのお客さんがいて、とても嬉しかった。いろんな映画が上映されている中で“ひみつのなっちゃん。”を選んでくれてありがとうございます。心が穏やかな気持ちになるとても優しい映画です。ぜひ皆さんで盛り上げていただけると嬉しいです」語った。
 


『ひみつのなっちゃん。』

 

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【ストーリー】

ある夏の夜、なっちゃんが死んだ。つまらない冗談を言っては「笑いなさいよ!」と一人でツッコミを入れていた なっちゃんは、新宿二丁目で食事処を営むママ。

その店で働くモリリンはドラァグクイーン仲間のバージンとズブ子を呼び出す。彼らがまず考えたのは なっちゃんが家族にオネエであることをカミングアウトしていなかったこと。証拠を隠すため なっちゃんの自宅に侵入した3人は、なっちゃんの母・恵子と出くわしてしまう。何とかその場を取り繕った彼らだが、恵子から岐阜県郡上市の実家で行われる葬儀に誘われてしまい、なっちゃんの“ひみつ”を隠し通すため”普通のおじさん”に扮し、一路郡上八幡へ向かうことになる……。

 

■出演:滝藤賢一 渡部 秀 前野朋哉  カンニング竹山 豊本明長 本多 力 岩永洋昭 永田 薫 市ノ瀬アオ(821) アンジェリカ 生稲晃子 菅原大吉 ・ 本田博太郎 松原智恵子
■脚本・監督:田中和次朗
■主題歌:「ないしょダンス」渋谷すばる
■製作:東映ビデオ 丸壱動画 TOKYO MX 岐阜新聞映画部
■ロケ協力:岐阜県郡上市 ドラァグクイーン監修:エスムラルダ
■配給:ラビットハウス 丸壱動画  
■©2023「ひみつのなっちゃん。」製作委員会
■公式サイト:himitsuno-nacchan.com 
■公式twitter:@HimitsuNacchan 

大阪ステーションシティシネマ、なんばパークスシネマ、MOVIX京都、他にて絶賛公開中


(オフィシャル・レポートより)

 


■日時:1月13日 (金) 18:00~18:30

■会場:大阪ステーションシティシネマ SC②
(大阪市北区梅田3丁目1番3号ノースゲートビル11F)

■登壇者:阿部サダヲ 上戸彩 本木克英(敬称略)


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「金か、魂か」――

悪魔に魂を売り渡して外道を歩くか、悔悟の憂いなく王道を歩くか?

 

豪華なキャストの競演に、メガバンクの小さな支店で起きた巨額融資の焦付きを末端の社員が真相究明していく面白さ、詐欺のカラクリからリベンジに至るまで、ハラハラドキドキしながら楽しめる痛快作『シャイロックの子供たち』が2月17日(金)から全国公開される。


shylock-pos-240-1.JPG池井戸潤の小説『シャイロックの子供たち』(文春文庫)は、「ぼくの小説の書き方を決定づけた記念碑的な一冊」と原作者自身が明言。原点にして最高峰とも言え、池井戸潤のファンには堪らない原作の映画化だが、小説と展開が異なり、独自のキャラクター西木(阿部サダヲ)や沢崎(柄本明)が登場する完全オリジナルストーリーとなっている。


「ちょっと拝借しても返せばいい」と軽い気持ちで横領したことや、大金を目の前にして「魔が差す」こともあるだろう。だが、その前に踏み止まれるかどうかでその後の人生が一変する。身近な存在の小さな銀行支店を舞台に、キャリアを利用した顧客との癒着や、人生を大きく狂わせるお金の誘惑など、お金のために悪魔に魂を売り渡すのか、否か――まさにシェイクスピアの『ベニスの商人』に登場するシャイロックに象徴される究極の選択を、観る側の良心をも問い質していく普遍的アプローチで迫る痛快エンタテイメント作品である。


この度2月17日(金)の全国公開を前に 阿部サダヲ・上戸彩・本木克英監督登壇の舞台挨拶付き試写会が大阪ステーションシティシネマで開催された。大阪では1回限りの試写会となり、12倍の倍率で選ばれた幸運な250名の観客を前に、作品への想いや撮影時の裏話などをたっぷりと語ってくれた。また、「金か、魂か。」という本作のキャッチコピーに因んで、大阪ならではの《大阪どっちやねん?クイズ》にも挑戦!ゲストのキャラがさらけ出される思わぬ回答に場内も大盛り上がり!
 


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〈以下は、舞台挨拶の全容です〉

――最初のご挨拶。

阿部:雨の中お越し下さいましてありがとうございます。大阪はいつも暖かい声援を…あっ出しちゃいけないんだ?もう出してもいいのにね~(スタッフに目を遣り)ダメ?

上戸:7年ぶりの大阪になるみたいですが(自分では覚えてない!?)、大阪の方はいつもなら気さくに話し掛けて下さるのですが、ちょっと寂しいですね~今日は最後までお楽しみ下さいね。

本木監督:今日お越しの皆さんは大変な倍率を運良く引き当ててお越し頂いていると聞いております。その運をどうかこの映画の大ヒットにあてて頂きたいと思います。本日はよろしくお願いいたします。


MC:250人のお客様にお出で頂いておりますが、実は3000人の応募がありました。皆さん、めちゃめちゃラッキー!!!(拍手!)しかも、大阪での試写会は1回だけで、後は公開を待つしかないんですよ。皆さん宣伝隊としてご活躍頂きたいと思います。よろしくお願いいたします。


MC:阿部さんと上戸さんは初共演ということですが、阿部さんからご覧になった上戸さんは如何でしたか?

 

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阿部:元々素敵な方じゃないですか、見て“#$%&‘るように…(ろれつ回らず)

上戸:カミカミじゃないですか~?アベサダヲも言えてませんでしたよ!(笑)

阿部:お綺麗だし、こうして素敵なフォローもしてくれるし、優しいね~(バツわるそうに)。実はそういうシーンもあるんですよ。

上戸:そうなんですね、阿部さんが甘噛みしてはごまかしてるシーンもいくつかあるので是非見つけて下さい。(笑)

阿部:あるでしょう?誰だって!世の中のサラリーマン全員が滑舌いい訳じゃないですから――(笑)。


MC:上戸さんからご覧になった阿部さんは?

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上戸:阿部さんが色んな役を演じて来られたのを拝見してきましたので、阿部さんが主役と聞いて「是非出演したい!」と嬉しくて、やっと共演できると楽しみでなりませんでした。現場でもブラックジョークを交えつつ盛り上げて下さり、とても楽しく演じることができました。大好きな役者さんです!

阿部:そう言って頂けて僕も嬉しいです。

上戸:こうして久しぶりにキャンペーンでお会いできてとても嬉しくて、いつLINEを交換してくれるかな…と?

MC:上戸さんがそう仰ってますが…?

阿部:上戸さんは岡村隆史さんと仲良くてよく食事に行ってるという話を聞いて、ちょっとモエました。僕と岡村さんは同じ歳なので、ちょっとライバル心を燃やしてしまいました(笑)。

MC:そういったお話は控室でして頂いて、そろそろ映画のお話に戻ろうかと…(笑)

こんな素敵なお二人ですが、本木監督からご覧になって如何でしたか?

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本木監督:二人には何も言うことはなかったです。1年3か月前もマスクにフェイスシールドをしていて、本番の時だけ外してもらっていたので、「あっ阿部サダヲだ!上戸彩だ!」と舞い上がったまんま撮影が終わっちゃったんです。二人に何も言う暇なかったです(笑)。

阿部:舞い上がってたんですか?

本木監督:はい!

上戸:何も言われないんで、「大丈夫かな?」と思いながら演じてました。

阿部:いろんな表情が出てきますので、ご堪能頂きたいです。


MC:池井戸潤原作ですが、意外にも阿部さんは池井戸作品への出演は初めてなんですってね?

 

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阿部:はい、初めての出演ですが、実は小説を読んだのも始めてでした(笑)。『半沢直樹』などTVドラマは観ていたんですが、「熱い!」というイメージだったので、僕に声は掛からないだろうと勝手に思ってたので、お話頂いた時にはびっくりして、慌てて小説を読んだ次第です。しかも、原作では僕の役はあまり登場しなくて、途中でいなくなるんですよ~。ですから、原作を読んでおられる方はびっくりしないで下さいね。

MC:主役ですからね!

上戸:初のオリジナルストーリーらしいんです。いくつもの脚本が出来てきて、阿部さんの西木という役は最初原作寄りだと途中で居なくなっちゃうんですが、最終稿でいきなり出番が増えて、西木(阿部サダヲ)と私と玉ちゃん(玉森裕太)の3人で事件を解決していくという物語になっていて、びっくり!でも、阿部さんとのシーンがいっぱいあって嬉しかったです!


MC:上戸さんは池井戸作品をどう思っていらっしゃるんですか?

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上戸:「熱い!」気付いたら自分も没頭して、一緒に「倍返しだ!」と思えちゃう感じです。今回の役は、追い込まれたり同僚に目を付けられたりするんですが、終わりの頃には、「自分だったらどうするんだろう?魂をとるか、お金に揺れないかな?」と色々考えちゃいました。


MC:本木監督は、完全なオリジナル脚本になっていますが、原作やドラマがあるのでかなりプレッシャーだったのでは?

本木監督:あまりにも多くの脚本ができてしまったがために、これが果たして本当に面白いんだろうかという気持ちになりました。現場でもそれを引き摺りながら、手探りで、皆さんのお芝居と共に何とか面白いものになるようにと努めました。池井戸さん自身が相当入れこまれた原作の脚本作りでしたので、それなりに面白いものになって皆様にお届けできるかなと思っております。


MC:沢山の出演者の方が登場して、観ている側も思わず興奮してしまいましたが、柄本明さんや橋爪功さんなどのベテランの方との共演は如何でしたか?

阿部:緊張感はありました。二人とも凄い演技をされて、「お芝居ってこんなに面白いんだ!」と改めて感じることも多くて、とてもいい勉強になりました。「こんな時そういう顔をするんだ~」とか、柄本さんも原作にはないキャラクターなんですけど、「そうきたか~」とかホントいい勉強になりました。お二人ともセリフにはないところで闘ってるな、という感じがしました。

MC:「セリフではないところで闘ってる」って、どういうことなんでしょうか?

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阿部:柄本明、橋爪功、とそのバックにある劇団「東京乾電池」!「円企画」!といった劇団同士が闘ってるみたいな、看板が闘ってるみたいな感じです。「うん?大人計画?」みたいな目で見られたり、そういう感じのイメージもあって、「一世風靡セピア?」とかいろんな人がいて、「この人銀行の偉い人演じてるけど、ジョニーって呼ばれてるんだ~」って、柳葉さんのことですけど(笑)そういうのが面白くて、やっててとっても楽しかったです。


MC:上戸さんご自身はベテラン勢の方々との共演は如何でしたか?

上戸:『半沢直樹』もそうなんですが、男性陣のバチバチのシーンには一切かかわってないんです。今回は阿部さんと柄本さんにちょっとかかわった位で、柄本さんは呼吸でお芝居をするというか、絶対に同じ芝居をされないです。間合いも毎回違うところでされるので、ワクワクドキドキさせられるお芝居を目の前で拝見できて嬉しかったです。


MC:木本監督ご自身も楽しんでおられたのですか?

本木監督:はい、楽しかったですよ。皆さん、それぞれ違うお芝居をされますしね。柄本さんに関しては「やり過ぎじゃないか?」という心配は常にあったんですが、結果見たら「ああ、これで良かったんだ」と思いました。

MC:今回はベテランの方から新しい方まで、全部にそれぞれの見所があって、またそれぞれに裏があって、本当に面白い作品になっておりますので、このあとご覧になるのを楽しみにして頂きたいと思います。
 



MC:さあ、今日はせっかく大阪に来て頂いておりますので、大阪に因んだゲームをして頂こうと思います。映画のテーマにもなっております「金か魂か」の究極の選択に因んで、≪大阪どっちやねんクイズ≫!

MC:第一問:大阪の観光名所といえば、「ユニバーサルスタジオ・ジャパン」か、「通天閣」か、どっち?

阿部:ユニバーサルスタジオ・ジャパン!随分長いこと行ってませんが、最近凄いことになってませんか?僕が行った頃は、E.Tが「ありがとう~」って名前呼んでくれるだけ嬉しかったんですが。

上戸:私もUSJですね。ゾンビのシーズンやスパイダーマンなどで遊んでました。

本木監督:通天閣です!京都で時代劇を撮ってた頃によく大阪に遊びに来てまして、通天閣あたりでよく飲んでました。通天閣頑張れ!って気持ちを込めて応援したいと思います。

MC:この映画がヒットしたら、是非続編は「通天閣支店」を舞台に撮って頂きたいと思いますが?

本木監督:「USJ支店」というよりリアリティがあって面白そうですね(笑)


MC:第二問:大阪人の口癖は、「知らんけど」か「行けたら行くわ」のどっち?

阿部:「知らんけど」。

上戸:「行けたら行くわ」。関西出身のスタッフさんが多いのですが、「にぎやかし」というか「その気にさせて行かんのかい!?」という感じでガックリすることもありますからね。

本木監督:「知らんけど」。


MC:第三問:もし漫才師になるとしたら、「ボケ」か「ツッコミ」のどっち?

阿部:「ボケ」。

上戸:「ツッコミ」。

本木監督:「ボケ」。上戸さんみたいに上手くツッコめないんですよ。

阿部:僕はツッコまれたい方なんで。何でもツッコまれたい!(笑)。

上戸:ボケの方が覚えなきゃいけないセリフが多そうだな、という理由です。


――最後のご挨拶。

阿部:まだ公開まで1か月あるのですが、観られた方の感想をお聴きすると、「笑えるし、泣ける」という感想を頂いています。池井戸潤さんの作品だと「熱い!」というイメージがあるのですが、手に汗握りながらワクワクしながら観られた方も多くいらしたようです。お客様のお気持ちを盛り上げて元気になって帰って頂けるのかなと思っております。今朝浜村淳さんの番組に出させて頂いたのですが、今日はまだ1月13日なのに、「今年一番の映画だ!」と言われました(笑)。その1番をずっと継続できるよう、よろしくお願いいたします。本日はどうもありがとうございました。
 


【STORY】
shylock-pos-240-3.jpg  ベテランのお客様係の西木(阿部サダヲ)が務める東京第一銀行の小さな支店では、今日も新規融資顧客の獲得に厳しいハッパが掛けられていた。そんな中、赴任間もない滝野(佐藤隆太)が好成績を上げ、支店長・九条(柳葉敏郎)や超パワハラ上司の副支店長・古川(杉本哲太)からも期待されていた。その滝野に前任支店からの顧客・石本(橋爪功)から10億という巨額の融資依頼が来る。支店長自ら出向いて契約に至るが、しばらくして支店内で100万円紛失事件が起こる。西木は窓口業務の愛理(上戸彩)やお客様係の田端(玉森裕太)とともに事件の真相を探っていくと、なんと巨額融資が不良債権になるというとんでもない事態に…。本店の検査部次長の黒田(佐々木蔵之介)による査察が入るが、果たしてメガバンクの支店で起きたこの大事件の顛末とは?


■原作:池井戸潤『シャイロックの子供たち』(文春文庫)
■監督:本木克英  ■脚本:ツバキミチオ 
■音楽:安川午朗 
■主題歌:エレファントカシマシ「yes. I. do」(ユニバーサルシグマ)
■主演:阿部サダヲ、上戸彩、玉森裕太、柳葉敏郎、杉本哲太、佐藤隆太、柄本明、橋爪功、佐々木蔵之介 ほか
■製作:映画「シャイロックの子供たち」製作委員会
■配給:松竹
■公式サイト: movies.shochiku.co.jp/shylock-movie/ 
■公式Twitter :
@shylock_film
© 2023映画「シャイロックの子供たち」製作委員会 

2023年2月17日(金)~全国公開!


(河田 真喜子)

 

 

 

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【元カノ】松本穂香×【今カノ】玉城ティナ×【カレ】渡邊圭祐。映画『恋のいばら』が、昨日1月6日(金)、ついに全国公開いたしました!

本作は、一人の男性を巡る元カノと今カノによるいびつな三角関係を描き、突然恋人に振られた主人公が、彼の今カノに"ある秘密"の共犯関係を持ち掛けたことからストーリーが展開。現在47歳にして、これまでに100作以上を監督する、現在の日本映画界に於いて最も多作かつ話題作を提供し続ける城定秀夫監督の最新作となります。


2023年1月7日(土)にTOHOシネマズ日比谷 スクリーン12にて、公開記念舞台挨拶を開催。松本穂香、玉城ティナ、渡邊圭祐、城定秀夫監督が登壇し、公開を迎えた喜びとともに、東京大神宮の恋みくじに挑戦!少々強烈な神様からのメッセージに、大盛り上がりの舞台挨拶となりました。


日程:1月7日(土)
実施時間:12:00~12:30 
会場:TOHOシネマズ 日比谷 スクリーン12
   (東京都千代田区有楽町1-1-3 東京宝塚ビル地下1階)
参加者(敬称略)松本穂香、玉城ティナ、渡邊圭祐、城定秀夫監督



koinoibara-bu-1.7-240-matsu.JPG映画上映後、大勢の観客の前に立った松本は「皆さん、明けましておめでとうございます。無事、初日を迎えることができて、すごくホッとした気持ちもありつつ、今は皆さんご覧になられたということで、どういう感想をお持ちになられたかなというドキドキもあり、今日は短い時間ですが楽しんでいただければなと思います」とあいさつ。


続く玉城が「皆さん、明けましておめでとうございます。今年、映画館に来るのが初めてという方も多いと思いますが、そんな中でこの作品を新年の一作目に選んでいただいた人もいらっしゃると思います。こうやって皆さまのお顔を見て舞台あいさつができること、すごくうれしく思っております」と晴れやかな笑顔を見せた。


渡邊が「新年が明けて、初めての土曜日にこの映画を選んでくださって、本当にありがとうございます。上映後ということで、短い時間ではありますが、少しでも(自身が演じる)健太朗のことを好きになって帰っていただけるよう、温かい目でよろしくお願いします!」とあいさつし、会場を沸かせた。


koinoibara-bu-1.7-240-tama.JPG松本と玉城は本作が本格的に共演するのは初めてとなる。「本当に面白い方だなと。結局どういう方なんだろうというのが、いまだにつかみきれないところがあって。お会いするたびに新しい一面が見られるので、とりこになっています」と松本が語ると、玉城は「ありがとうございます」と笑顔。


一方の玉城は「わたしに興味を持ってくれるのかなと思っていて。現場で仲が悪くなったらどうしようと心配していたんですけど、でも感覚の温度感みたいなものがわりと近いので。そういうところがとても、話してて分かるなと、理解できる部分も大きかったですし、共演する前の作品も観ていたので、そこはもちろん頼りにさせていただいていました」と息の合った様子を見せた。

 

koinoibara-bu-1.7-240-watanabe.JPG渡邊演じる健太朗は、無邪気にすぐ女性に手を出す役柄。そんなキャラクターを演じるにあたり、「僕の中では、めちゃくちゃ子どもっぽい子で。出す言葉に悪意がないというか、根っこの部分はすごくピュアで。その好奇心から言葉が出てしまっているだけで。そこを原動力にいろいろなことをやっている」と解釈したという渡邊。城定監督も「ちょっとひと言でいうのはあれですが、僕は三人ともちょっとおかしな人たちだなというところから入って。ただどの人に肩入れするということもなく。平等に、フラットな目線で、この物語と、関係性を描けたらいいなという思いがありましたね。だからちょっと健太朗にも優しいというところがあります」と振り返った。


そしてこの日は縁結びの神社として人気の東京大神宮から恋みくじを取り寄せ、登壇者たち全員で運試しをすることに。まず松本が引いたのが「中吉」。「書いてあることがすごいんですけど…」と笑う松本は、「強烈な二人の愛は最高潮に達し、永遠を求めるけれど、長続きはしないかも知れません。嫉妬や快楽に狂わないで、心を平静にして、真実の愛に目覚め新しい人を選べば限りない幸福が得られます」とおみくじの文言を読み上げ、会場は大笑い。さらに「快楽に狂わないように…」と反すうする松本の言葉に、会場も大いに沸いた。


koinoibara-bu-1.7-500-tama-matsu.JPG続いて玉城が引いたのは「吉」。「なんか書いてあることは良くないです」と顔をくもらせた玉城は、「夜も日もなく恋い焦がれても高嶺の花です。しかし恨んではいけません。思い切って諦めなさい。この切なく苦しい思いを祈る心に変えて神様におすがりしなさい。必ず相応しいよい人に廻り逢えます」と読み上げるも、「え? 神様におすがりする?」と戸惑いを隠せない様子の玉城だったが、「おすがりするといいということなので、今年は神社にいっぱい行こうかな」と笑ってみせた。


そして渡邊が引いたのが「中吉」。「灯の木陰にささやき合った恋なのに枯葉が散って行くように淋しく消えてしまう様な運勢です。もっと積極的につき進んで愛情を捧げましょう。そうすれば愛をつなぎとめることが出来ます」と読み上げた渡邊は、「ほかにも、待ち合わせは街中の静かに対話のできる喫茶店が良いと書いてあるんで、水瓶座か双子座のB型かO型で、2つ年の離れた人と喫茶店に行きます」と具体的な内容を挙げつつ、笑顔で今年の意気込みを語った。


koinoibara-bu-1.7-240-DI.JPG一方の城定監督は「小吉」。そこには「数学と英語の復習を必ずやりましょう」と書かれていたとのことで、「いまさら」と笑ってみせた城定監督だった。


そんな大盛り上がりのイベントもいよいよ終盤。最後に松本が「年が明けてすぐに、こんなにたくさんのお客さまの前に立って、刺激を受けましたし、うれしい気持ちでいっぱいです。この映画を観て、少しでも刺さるものがあったら、ぜひともお友だちに勧めていただいたり、感想をSNSに投稿していただけたらわたしたちもとてもうれしいので。ぜひよろしくお願いします」とメッセージを送った。
 


【STORY】

私が恋したカレには、「今カノ」がいる。どうしてもカレを取り戻したいから、今カノをインスタで特定。ただ、知りたいだけだった。


koinoibara-pos.jpg24歳の桃は、最近、健太朗にフラれ、関係が終わったばかり。健太朗のインスタを見ていると、どうやら新しい恋人ができたらしい。桃は、そこから今カノ・莉子のインスタを発見。インスタを頼りに莉子を特定し、直接会いに行ってしまう。そして莉子と対峙した桃は、ある“秘密の共犯”を持ちかける。「リベンジポルノって知っていますか?」「健太朗のパソコンに保存されている自分の写真を消して欲しい」と。最初は相手にしない莉子だったが、徐々に自分も被害に遭うかもしれないと、不安を覚え始める。そして・・・。

図書館で勤務していて、地味な桃。ダンサーで、桃と同い年ながら、桃とは対照的にイマドキの洗練された莉子。カメラマンで、無邪気にすぐ女性に手を出す健太朗。ふたりの女とひとりの男の甘くて危険な三角関係が始まる――。


■監督:城定秀夫  脚本:澤井香織 城定秀夫
■出演:松本穂香 玉城ティナ 渡邊圭祐 中島 歩 北向珠夕 吉田ウーロン太 吉岡睦雄 不破万作 阪田マサノブ 片岡礼子 白川和子 ほか
■企画・制作プロダクション:アンリコ
■製作幹事・配給:パルコ  宣伝:FINOR
■音楽:ゲイリー芦屋  主題歌:chilldspot 「get high」
■©2023「恋のいばら」製作委員会
■公式サイト:koinoibara.com
■Twitter:koibara_movie
■Instagram:@koinoibara_movie2023
■TikTok:koibara_movie

2023年1月6日(金)~TOHO シネマズ日比谷、渋谷シネクイント他全国ロードショー


(オフィシャル・レポートより)

 
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 役所広司、吉沢亮が初共演を果たし、オーディションで選ばれた在日ブラジル人キャストと共に、さまざまな違いを超えて家族を作ろうとする人たちを壮大なスケールで描くヒューマンドラマ『ファミリア』が、2023年1月6日(金)~大阪ステーションシティシネマ、なんばパークスシネマ、kino cinéma 神戸国際、MOVIX京都他全国ロードショーされる。
  監督は、『八日目の蟬』『ソロモンの偽証』2部作の成島出。いながききよたかが、自分にとって身近な題材や実際に起きた事件を取り入れたオリジナル脚本をもとに、ジャパニーズドリームを求めて日本に渡り、リーマンショック後の不景気と日常的な差別を体験している日系ブラジル人と、中でも若者たちが晒される暴力をリアルに描写。ある出来事をきっかけに彼らの隣町に住む、主人公、誠治(役所)との距離が近づく様子は、まるで現実と地続きのようだ。家族の愛を知らずに育ち、妻亡き後、陶芸の仕事に打ち込む誠治誠司と、海外の赴任先で出会った難民の女性、ナディアと結婚する息子、学(吉沢)の、それぞれが考える幸せの違いがもたらす悲劇を超えて、誠治が踏み出す先にあるのは何なのか。ブラジル人コミュニティーに憎悪を募らせる半グレ集団のリーダー役を演じるMIYAVI、誠治と同じ施設で育った友人を演じる佐藤浩市らの熱演にも注目したい。本作の成島出監督にお話を伺った。
 

――――最初、脚本家のいながききよたかさんのプロットを読んだとき、印象深かった点を教えていただけますか。
成島:このような題材ですから、ドキュメンタリーではないけれど、すごくリアルなものを目指したし、ちょっとネット検索をしたら出てくるようなことがベースになっているのではなく、いながきさんのシナリオは全て彼の身近で実際にあった出来事を描いていたのです。最初はアルジェリアの出来事を入れる必要はあるのかという気持ちもありましたが、いながきさんの日揮に勤めている知り合いが実際に事件に巻き込まれ、そのご友人が亡くなられたそうです。その距離感で知り合いが亡くなるということは、今のグローバル社会では作り話ではなく起きうることであるという認識のもと、プロットにあるものを全て使うことに決めました。
 
 
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■暴力の恐怖をリアリティーのある痛みとして表現する

――――親の愛を知らずに育った主人公誠治と息子の学や、学とアルジェリアで知り合った妻ナディア、ブラジル人コミュニティーで暮らすマルコスなど、様々な家族の関係を描くにあたり腐心したことは?
成島:最初に希望を描くと決め、そこから希望の逆算として、どれだけ現実が厳しいのかを描いていきました。例えば両親を空爆で亡くし、故郷もなく難民キャンプにいたナディアが学と出会い、日本で新しい家族を作ろうとする形で希望を提示していますし、今回は暴力描写をしっかりと描いています。嘘っぽい希望にしたくなかったので、痛みや傷、差別、分断、テロなど暴力の恐怖をリアリティーのある表現にしたかったのです。
 
――――冒頭、ブラジル人コミュニティーの象徴となる団地が映ってからのワンシーンワンカットは圧巻でした。
成島:この作品ではマルコスらが住む団地が主役なので、まずは主役の顔から入る形にしました。実際に夜の仕事から帰ってきた女性たちを乗せたバンと、朝、工場に出発するバンが交差している場所です。子どもたちは学校に向かい、夜勤から帰ってくる労働者もいる。そんな情景を、軍艦島のようにちょっと異様な造形の団地と共に収めています。それだけではなく、役所広司さんが演じる誠治が運転するトラックがそれらのバンの横を通り過ぎていきます。いつもその道を通っているけれど、誠治はそのブラジル人コミュニティーに決して接触することなく、暮らしていた男で、それらすべてをワンカットで撮ろうとしたシーンです。
 
 
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■役所さんに渡した「誠治の人生表」

――――日頃すれ違うだけの関係であることが一目でわかる名シーンですね。養護施設で育った誠治は、親子関係をどう構築するのか悩みながら、黙々と陶芸に打ち込む男ですが、演じた役所さんとはどんな話をされたのですか。
成島:役所さんとは長く仕事をしているので、具体的なことを細かくは言いません。誠治の生い立ちや、養護施設時代、中学、高校時代にグレた経緯や初恋のこと、妻との出会いや、どのようにして妻を亡くしてしまったのか、残された一人息子の学とどのように暮らしてきたのか、室井滋さんと中原丈雄さんが演じる金本夫妻にどのように助けられてきたのか等、誠治の人生表を役所さんにお渡ししました。それがいわば僕の演出になり、それをもとに役所さんが誠治という人物像を構築してくれました。
 
――――息子の学はまさに希望を抱き続けてきた人物で、妻のナディアと一時帰国し、誠治と3人で田んぼ道を歩きながら、ナディアが故郷のララバイ(子守唄)を歌うシーンは映画の中でも幸せの最高潮と言えるシーンでしたね。
成島:オーディションやワークショップをするうちに、ナディア役に選ばれたアリまらい果さんの声が素晴らしかったので、アフガニスタンの子守唄を歌ってもらうことにしました。故郷は戦争で失われ、母の顔も覚えていないけど、母が歌ってくれた歌だけは覚えているナディアが、新しい故郷になるであろう日本で、新しい家族になる義父と夫に聞かせている。そんなシーンですね。
 
 

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■幸せが一瞬にして壊れるシナリオが、悲しいことに現実に

――――誠治の養護施設時代の仲間で現在は定年直前の刑事を演じるのは、佐藤浩市さんです。時折お茶を飲みながら二人だけでじっくりと語り合うシーンは、幸せを感じた後の大きな後悔を背負った誠治の本音が垣間見えます。
成島:幸せが一瞬で壊れてしまうという本作のシナリオを書いたのは、ウクライナ侵略が起きる前でしたが、悲しいことにそれが現実になってしまい、戦争で家族と引き離されてしまうというまるで第二次世界大戦のときのような映像が、日々ニュースで流れている時代になってしまった。フィクションとして描こうとしていたものがリアリティーになってしまった一方で、役所さんと佐藤さんが演じた、家族の愛情を知らずに育った二人は子どもの頃から地獄を見ており、誠治は家族とどう接していいのかわからないわけです。ただこの二人はそのわからなさを共有し、お互いに支えあっているわけです。佐藤さんも役所さんも、映画界の中では兄弟分のようなものですし、この映画全体を見ても、演じてもらった人物像が、すべて俳優本人とリンクしているんですよ。
 
 
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■難民たちの痛みを知るMIYAVIに託したこと

――――それはとても興味深いですね。
成島:半グレ集団のリーダー、榎本海斗を演じたMIYAVIさんは、難民キャンプの子どもたちのために長年、支援活動を続け、現在UNHCR親善大使として活動されています。差別される側や故郷を失った難民たち、親を殺された孤児たちをずっと見つめ、その痛みを日本人の中で誰よりも知っている人のひとりです。その痛みを一番知っている人に、ブラジル人のマルコスやその仲間たちへの暴力、蹴りを入れてほしかった。逆に、何も知らない俳優に海斗役をやらせたくはなかったのです。MIYAVIさんが納得して演じてくれたので、監督として暴力描写にブレーキをかけることなく、存分に演出できました。顔の傷とて、彼らブラジル人の若者たちの青春そのものだし、救急車で心臓停止した若者が蘇生したというのも取材で聞いた実話です。そのように日常的に暴力があることを、リアルに描きました。
 
 
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■オーディションで選んだブラジル人キャストの境遇に合わせて、各キャラクターを構築

――――誠治に助けを求めるマルコスや同じコミュニティーのエリカなど、日本の半グレ集団に追い詰められる難しい役どころを、演技経験初のキャストたちが演じていますが、どのように役を掴む演出をされたのですか?
成島:ブラジル人コミュニティーの人たちは皆、オーディションで選んだキャストです。演じてもらった役と、実際の彼らの境遇を合わせていく形でシナリオを変更していきました。マルコスを演じたサガエルカスさんは、国籍がブラジルのブラジル人だけど祖国に行ったことがないんです。幼い頃から家ではポルトガル語で育ったのに、小学生になり、いきなり日本語オンリーの学校に入り、勉強についていけなかった。劇中でも追い詰められたマルコスが「日本人でも、ブラジル人でもない。何者なんだ、俺は!」と叫ぶシーンがありますが、あれはルカスさん自身の実感なのです。エリカを演じたワケドファジレさんは、ある年齢までブラジルで過ごし、そこから日本に来たので、根はラテン気質のブラジル生まれ、ブラジル育ちです。でも日本の学校で全くついていけなかった。そのようなリアルな境遇を使わせてもらい、それぞれのキャラクターを構築する上で、極力彼らの実感でできるように、嘘のないことを目指しました。マノエルを演じたスミダグスタボさんも、ブラジルにいた彼の兄が麻薬事件で命を落としたという実体験をもとに、キャラクターを作り上げましたから、兄のことを思いながら演じていたと思います。
 
――――今までブラジル人コミュニティーと接点のなかった誠治が、自身も絶望的な状況に陥る中、同じく四面楚歌のマルコスらと徐々に心の距離を近づけていく構造になっていますが、ドキュメンタリーではないけれど、そのような作り方をするからこそ、伝えられることの強さが増しますね。
成島:例えばウクライナも日本では日頃注目することがなかった国ですが、ロシアの侵略による戦争が始まったことで、みんなが知るようになった。それと同じで、争いが起き、逃げて来たマルコスを誠治が助けたことから、半グレやブラジル人たちなど、誠治が今まで触れることのなかった人たちと関わるようになっていく。僕の中で両者は似ていると思うし、それが大きなテーマではあったけれど、フィクションで描くつもりが、すごくリアルとリンクしてしまった。単なる架空の話ではなく、意外と近い例えになってしまいましたね。
 
――――マルコスの父はジャパニーズドリームを求めて、来日したものの、リーマンショックによる日本企業からの使い捨てで自死したという経緯も語られます。あれから時が経ち、日本で使い捨てのように扱われた外国人が、円安の今、もはや日本を捨て自国に戻る流れも顕著になってきています。本当に日本に住む外国人のみなさんとの関係を今一度真剣に考えるきっかけになる作品でもあります。
成島:僕は東京のコリアンタウンがある大久保に住んでいたので、一時期はヘイトスピーチがすごかった。実際に見ると、憎悪のパワーが凄まじいんです。関東大震災時の朝鮮人虐殺もしかり、日本人の根っこにあるものは変わっていないと悲しいけれど思わざるを得ない。ヘイトスピーチでの生の殴り合いも見ていたので、MIYAVIさんが演じた海斗ら半グレ集団のブラジル人に対する暴力も半端ないものにしたかった。津波のように連鎖する怒りのパワーは恐ろしいのです。差別は昔のことだと言う人もいますが、とんでもない。今も日本中で続いています。
 

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■娯楽映画の奥にあるものに触れてほしい

――――本当にその通りだと思います。憎悪だけではなく希望を描くのは、映画だからできることであり、辛いシーンも多いけれど、家族や人生について希望を捨ててはいけないと感じるラストでした。
成島:家族とはなんだと思いますかという質問に、役所さんがおっしゃってくださったのが「その人の痛みを自分の痛みとして感じられることができる相手が、家族なんじゃないですか」と。誠治も、マルコスの痛みを自分の痛みとして最後の行動に移っていくわけです。ちゃんと相手の痛みや哀しみを、自分のことのように感じることができるかどうか。それが争いや戦争、差別をなくす根本だと思います。その実感を映画は一番伝えやすいので、この作品も娯楽映画ではありますが、その奥にあるものに触れてほしい。ぜひ若いみなさんにも観てもらいたいですね。
(江口由美)
 

 
『ファミリア』(2022年 日本 121分) 
監督:成島出 
脚本:いながききよたか
出演:役所広司、吉沢亮、サガエルカス、ワケドファジレ、中原丈雄、室井滋、アリまらい果、シマダアラン、スミダグスタボ、松重豊、MIYAVI、佐藤浩市 
2023年1月6日(金)~大阪ステーションシティシネマ、なんばパークスシネマ、kino cinéma 神戸国際、MOVIX京都他全国ロードショー
公式サイト⇒https://familiar-movie.jp/
(C) 2022「ファミリア」製作委員会
 
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 台湾新世代と言えるロアン・フォンイー監督の長編デビュー作『アメリカから来た少女』が、2023年1月6日(金)よりアップリンク京都、1月7日(土)よりシネ・ヌーヴォ他全国順次公開される。
 『百日告別』『夕霧花園』のトム・リンが制作総指揮を務めた本作は、ロアン・フォンイー監督の自伝的要素を盛り込み、中学生のファンイーが、母と妹の3人で暮らしていたアメリカから、母の乳がん治療のため台湾に戻るところから物語が始まる。2003年、SARS(重症急性呼吸器症候群)が中華圏を襲った時代を背景に、進学校に転入したものの中国語があまり分からず、クラスメイトからもアメリカ人のようと揶揄され居場所のないファンイーの苛立ちや、死を感じながら生きる母への反発など、父、妹と家族4人暮らしの微妙な空気感が伝わってくる。自身も無念さを抱えながら、思春期のファンイーとつい衝突してしまう母、リリーを『百日告別』のカリーナ・ラムが演じる他、父役には半野喜弘監督作『パラダイス・ネクスト』のカイザー・チュアンなど実力派が顔を揃えた。自身のアイデンティティーや母への想いをうまく伝えられず気持ちが揺れるファンイーを演じたケイトリン・ファンの自然な演技も大きな魅力だ。
 本作のロアン・フォンイー監督に、リモートでお話を伺った。
 

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■思春期のアメリカ体験、自分の判断でやっていく気持ちが芽生える

――――自伝的作品とのことですが、監督自身、思春期の前半までを過ごした母娘三人のアメリカ生活はどんな印象を持っていたのですか?
ロアン監督:本作を撮る前の短編映画『おねえちゃん JieJie』は、まさしく母とわたしと妹と3人でのアメリカ暮らしで最も印象深かった90年代の話を描きました。当時鮮烈な印象を受けたのは華人社会の存在でした。中国語を話す色々な国や場所から集まってきた人たちが形成する社会で、母ですらそれらは初めての体験でしたから。わたしの中で「母すら頼りにならないんだ」という気持ちが芽生え、自分で判断し、この世界でやっていかなくてはいけないと、生まれて初めて強く思いました。
 
――――監督の体験を聞いていると、主人公、ファンイーが母になぜあれだけ反発するのか、理解できますね。
ロアン監督:アメリカに行ったファンイーは、初めてアイデンティティーが確立できたような気がするわけですが、せっかくできたアイデンティティーが台湾に戻ることにより、一度壊して、もう一度立て直さなくてはいけない。だからこそ、母との衝突が生じてくるのです。
 
――――親や学校の先生たちがファンイーに様々なことを命令し、彼女にとっては自尊心が叩き潰されるような気持ちになったのでしょうね。台湾に戻ったファンイーの葛藤を描くとき、特に重きをおいたことは?
ロアン監督:表面的には、ファンイーが台湾に戻ってきて向かわされているのは、台湾とアメリカの様々なギャップなのですが、わたしが特にしっかり描かなくてはいけないと思ったのは、思春期の時期に自分の母がガンに侵され、死ぬかもしれないという恐怖感でした。
 
 

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■人生において、いかに女性として生きることの負担が大きいか

――――一方、母自身は自分の病状を隠すというより、むしろ死の可能性を口にしながら、ファンイーにしっかりしてもらいたい一心で厳しく接していきますね。
ロアン監督:わたしの母の世代は台湾で、大学卒業後、仕事をしてキャリアを積んでいくという第1期の新女性と呼ばれ、社会的な立場を確立していました。でも、なぜそうなるのか考える間もなく、結婚、出産と自然にその道を歩んでしまうわけです。母の人物像を描くとき、特に気をつけたのは、40歳前後の人はまだ健康な人が多いわけで、その中でガンに侵されてしまう人の苦悩をしっかりと描かなくてはいけないということ。そして、最後の方に「生まれ変わったら男の子になりたい」と吐露するシーンがありますが、人生においていかに女性として生きることの負担が大きいかを込めました。ガンを患わなくても、女性はそういう重さを感じていると思いますし、そこをしっかりと描いていきました。
 
 

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■役のバックグラウンドを掘り下げ、自身の結婚生活も脚本に反映したカリーナ・ラム

――――母が夢を追いきれなかった根底に、病だけではなく家父長制への憤りが見えました。母のリリーを演じたカリーナ・ラムさんと、どんな話し合いをしたり、役へのアプローチを行ったのですか?
ロアン監督:本作で最初にキャスティングしたのが、カリーナ・ラムさんでした。カリーナさんとは1年ぐらい前から本作の企画についてお話をしており、だんだんと役に入っていけるように、お話を重ねました。カリーナさんから質問があったのは、リリーのバックグラウンドでした。どんな学校に行き、何を学んで、結婚生活はどうだったのかという人物設定を詳しく聞かれました。わたしの両親は30歳ぐらいに結婚したので当時としては晩婚で、知り合って半年で結婚したのですが、そういうこともお話しながら、役作りをしてもらいました。
カリーナさんなら内面をしっかりと演じてくださると思いましたし、カリーナさんご自身の結婚生活、例えばパートナーとの関係なども伺い、脚本を作っていきました。カリーナさんはわたしが書いた脚本の夫婦関係についても、すごく共感できると言ってくれましたね。
 

■強いセリフも自然で説得力があるケイトリン・ファン

――――久しぶりの家族揃っての生活も、様々な問題が噴出し、家の中がギスギスしてしまうという描写は、非常に共感できました。主演のファンイーを演じたケイトリン・ファンさんのキャスティングや、役を掴んでもらうためにしてもらったことを教えてください。
ロアン監督:ケイトリン・ファンさんについては、バイリンガルという条件に合ったことと、映画の中で出てくる悲しいセリフや、母をなじるようなセリフも、彼女が言うとごく自然で嫌味が全然ない。すごく説得力のあるセリフが言えることが一番の魅力だと思いました。リハーサルを重ねる中で、お互いに理解し合っていたので、わたしの指示をすぐ理解してやってくれました。ケイトリンさんに学んでもらったのは、馬が本当に好きであることを表現するために、馬に乗るシーンはありませんが、親しんでもらうため馬術を習ってもらいました。
 もう一つ、役になりきるために配慮したことは、家の中をリアルに作り、そこで彼女が生活をしていることを理解してもらえるように工夫しました。
 

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■「今撮ればいいじゃないか」背中を押してくれた師匠、トム・リン監督

――――トム・リン監督は短編時代から指南を受け、本作でも製作総指揮を務めておられますが、一番大きな学びは何ですか?
ロアン監督:トム・リン監督から学ぶことはたくさんあり、短編と長編は相当違うので、非常に厳しいことが要求されました。プロの監督は長編をどういう風に撮るのか、どういう風に調整していかなければいけないのかを教わりました。特に「95分にできれば収めてほしい」と尺の要求は厳しかったですね。またわたしが長編を撮ろうとしたとき、多くの人が「若すぎる」と言いましたが、トム・リン監督はご自身が30歳ぐらいで長編第1作を撮っておられるので、決して若すぎるとは言わず、「今、撮ればいいじゃないか」とおっしゃってくださいました。数年経ったら、今わたしが撮りたいものは撮れなかったでしょうから、今撮りたいものを撮ることがすごく大事だと実感しました。
 
――――母と娘はとても普遍的なテーマです。自分の体験をもとに描いた初長編映画を作った今、振り返って、改めてお母さんについて思うことは?
ロアン監督:映画を撮ってみて、母への想いに大きな変化がありました。台湾で上映した時にもよく聞かれたことですが、わたしは今まで自分の好きなことを貫いてやってきた人間ですが、母や家族が自分の人生でどれだけ大事であったかを、この映画を撮ったことでよくわかりました。母も、この映画から娘と自分の関係を考えてくれたと思いますし、わたしも母をより理解できるようになりました。この映画がふたりの間の理解を進めてくれた気がします。
 (江口由美)
 

<作品情報>
『アメリカから来た少女』” AMERICAN GIRL”(2021年 台湾 101分) 
監督:ロアン・フォンイー 
出演:カリーナ・ラム、ケイトリン・ファン、カイザー・チュアン、オードリー・リン 
劇場:2023年1月6日(金)よりアップリンク京都、1月7日(土)よりシネ・ヌーヴォ他全国順次公開
配給:A PEOPLE CINEMA
 (C) Splash Pictures Inc., Media Asia Film Production Ltd., JVR Music International Ltd., G.H.Y. Culture & Media (Singapore).
 

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【元カノ】松本穂香×【今カノ】玉城ティナ×【カレ】渡邊圭祐。映画『恋のいばら』が、いよいよ 1 月 6 日(金)より全国公開いたします。本作は、一人の男性を巡る元カノと今カノによるいびつな三角関係を描き、突然恋人に振られた主人公が、彼の今カノに"ある秘密"の共犯関係を持ち掛けたことからストーリーが展開。現在 47 歳にして、これまでに 100 作以上を監督する、現在の日本映画界に於いて最も多作かつ話題作を提供し続ける城定秀夫監督の最新作となります。


12 月 16 日(金)に TOHO シネマズ 日本橋スクリーン6にて、完成披露試写会イベントを開催。松本穂香、玉城ティナ、渡邊圭祐、城定秀夫監督が登壇し、映画の見どころとともに、恋愛ありなしトークで盛り上がりました!
 


日程:12月16日(金)

実施時間:18:00~18:30

会場:TOHO シネマズ 日本橋 スクリーン6

 (東京都中央区日本橋室町2丁目3−1 コレド室町 2 3F)

参加者(敬称略):松本穂香、玉城ティナ、渡邊圭祐、城定秀夫監督



koinoibara-bu-12.16-matsu-240.JPG松本演じる元カノ・桃は、元カレの今カノをインスタで特定し、今カノに会いに行ってしまう行動力ありすぎ女子。松本は「衝動的に言ったり動いたり、頭の整理がつかないままにやっている。ふわっとして掴みどころのない人だけれど実は…という女性です」と役柄を紹介した。



玉城演じる莉子は、派手系な見た目ながらも占いを気にしてしまうギャップ女子。玉城は「ダンスをやったり、メイクも濃くしたり、表面的には強く見えるけれど、内面は女子らしいところもあって弱い部分もある。ストーリーが進む中で印象も変わっていくはず」と解説し、この日の自身のファッションについては「役の印象に合わせて派手に来ました」と笑顔を見せた。

 

 

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渡邊は、今カノ・莉子と元カノ・桃の間に知らない内に挟まれてしまう健太朗役。一見クズ男に思えてしまうことから、渡邊は「物凄くピュアな心で色々なことをやったり喋ったりしているだけの男なので…健太朗を嫌いにならないで帰って欲しいです!」と観客に懇願していた。

 

 

それに対し城定監督は「渡邊さんに会ったことで、健太朗を憎めなくできそうだと思った。それで台本も修正しました。健太朗は無邪気にやっているだけなのに、女性から見るとクズなのかなと…」と苦笑い。


 


koinoibara-bu-12.16-jou-240.JPG本作の脚本を執筆する上では「今っぽい恋愛を澤井香織さんと相談しながら書いていきました。僕はインスタとかよくわからないので、そういった現代的な点は助監督などの若者を頼りました」と振り返った。
 

この日の舞台挨拶では、元カノ・今カノ・カレの“いびつな三角関係”を描いている内容にちなんで、恋愛ありなしトークを展開。「恋人の携帯やパソコンを勝手に見るのは?」というお題に渡邊は「今カノが今カレの携帯を見るのはバツだけれど、そっちが見るならば俺も見るよと。対等ですよとなる」と強気。松本は「自分がされたらいやだな」と“なし”派で、玉城も“なし”派ながらも「相手の携帯を見る時は別れるとき。別れる理由を探すときに覗く」と怖いことを口にしていた。


koinoibara-bu-12.16-tama-240.JPGまた「恋人が他の異性と二人で飲みに行くのは浮気か?」との問いには「気持ち良くはないけれど、浮気とまではいかないかなあ?」と悩む松本。玉城も「浮気ではないけれど、嫌だとはなる。難しい話」と頭を悩ませた。一方、渡邊は「僕は心の底から行っていいと思う。信頼関係の問題。でもそっちが行くならば俺も行くよ?となる」と再び強気。しかし松本から「二人で個室だったら?」と問題提起されると、渡邊は「いやいや、個室はダメでしょう!」と“ない”派になり、玉城も「個室はダメ。いやらしい」ときっぱり拒否していた。


最後は「恋人同士では観ないでください」というキャッチコピーの本作にかけて「恋人同士で観るのは実はおススメ?」との質問が。これには全員が“あり”と回答。「年始に見て心を新たに、という意味でもいい映画」と渡邊が言うと、玉城も「恋愛においてのお互いのありなしがわかるし、会話が弾むきっかけになる映画」とプッシュ。松本に至っては「最初のデート映画としておススメ。この映画を見ることで、お互いに価値観が合うのか合わないのかがわかる」と勧めて「もし合わなかったら…切る!」と大胆発言で、玉城と渡邊をビックリさせていた。
 


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【STORY】

私が恋したカレには、「今カノ」がいる。どうしてもカレを取り戻したいから、今カノをインスタで特定。ただ、知りたいだけだった。


24歳の桃は、最近、健太朗にフラれ、関係が終わったばかり。健太朗のインスタを見ていると、どうやら新しい恋人ができたらしい。桃は、そこから今カノ・莉子のインスタを発見。インスタを頼りに莉子を特定し、直接会いに行ってしまう。そして莉子と対峙した桃は、ある“秘密の共犯”を持ちかける。「リベンジポルノって知っていますか?」「健太朗のパソコンに保存されている自分の写真を消して欲しい」と。最初は相手にしない莉子だったが、徐々に自分も被害に遭うかもしれないと、不安を覚え始める。そして・・・。

図書館で勤務していて、地味な桃。ダンサーで、桃と同い年ながら、桃とは対照的にイマドキの洗練された莉子。カメラマンで、無邪気にすぐ女性に手を出す健太朗。ふたりの女とひとりの男の甘くて危険な三角関係が始まる――。


■監督:城定秀夫  脚本:澤井香織 城定秀夫
■出演:松本穂香 玉城ティナ 渡邊圭祐 中島 歩 北向珠夕 吉田ウーロン太 吉岡睦雄 不破万作 阪田マサノブ 片岡礼子 白川和子 ほか
■企画・制作プロダクション:アンリコ
■製作幹事・配給:パルコ  宣伝:FINOR
■音楽:ゲイリー芦屋  主題歌:chilldspot 「get high」
■©2023「恋のいばら」製作委員会
■公式サイト:koinoibara.com
■Twitter:koibara_movie
■Instagram:@koinoibara_movie2023
■TikTok:koibara_movie

2023年1月6日(金)~TOHO シネマズ日比谷、渋谷シネクイント他全国ロードショー


(オフィシャル・レポートより)

 

 
 
 
 
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 台湾でフォーリーアーティストとして数多くの作品に携わった伝説の音響技師フー・ディンイーの取材を中心に、映画における音の仕事を探求したドキュメンタリー映画『擬音 A FOLEY ARTIST』が、12月10日(土)より第七藝術劇場、12月16日(金)より京都シネマ、今冬元町映画館にて公開される。
監督は、ドキュメンタリー映画『無岸之河』でデビューを果たし、本作で台湾映画史や台湾語映画についても調べ尽くしたというワン・ワンロー。フー・ディンイーの魔法のように鮮やかな映画の音作りの現場を見せる一方で、吹き替えや映画音楽など、映画にまつわる様々な音の現場でプロフェッショナルに働いている人たちにも取材を重ね、複層的かつ、コラージュのような、発見がたくさんあるドキュメンタリーになっている。映画の中で散りばめられている台湾、香港映画のフッテージの数々にも注目したい。
 
 
 本作のワン・ワンロー監督に、リモートでお話を伺った。
 

 

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■ポスプロ時に出会った、フー・ディンイーさんの仕事ぶりに惹きつけられて

――――映画でよく登場する中央電影公司ですが、ここは台湾映画にとってどのような場所であるか教えてください。
ワン監督:通称中影と呼んでいますが、台湾における非常に歴史の長い映画会社でスタジオもあり、たくさんの映画が作られていました。中影はもともと国民党政府が管理している国有企業で70年代には抗日映画など、たくさんのプロパガンダ映画が製作されました。80年代に入り、台湾映画全体の製作本数が減少していく中、89年に台湾全土で敷かれていた戒厳令が解かれ、国営企業が民営化したり解体されました。中影も、確か2008年だったと思いますが、民営化のため人員削減が行われ、多くの従業員が解雇されたのです。
 
――――ワン監督はここで本作の主人公とも言える国宝級音響効果技師(フォーリーアーティスト)のフー・ディンイーさんと出会われたそうですね。
ワン監督:そうです。私は中影でフー・ディンイーさんと出会いました。フーさんは2008年当時、解雇通告があったものの、最終的には会社に残り、フォーリーアーティストの仕事を続けていたのです。中影のスタジオで、わたしのデビュー作のドキュメンタリー映画『無岸之河』のポストプロダクションの作業をしていたときに、たまたまフーさんのスタジオをお邪魔し、こんなに細かい音を出すことができるなんて!と、その仕事ぶりに本当に惹きつけられました。当時は音についてはあまりにも勉強不足で、改善点がたくさんあったので、次の作品を早く撮りたいと思い、ちょうどテーマを探していたときに、フーさんに出会ったわけです。フーさんに焦点を当てて映画を撮ると面白いのではないかというアイデアが、この作品の出発点になりました。
 
 
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■フーさんの話を時系列に、映画の中の音がどのように作られているのかを肉付け

――――フーさんは既にテレビでもドキュメンタリー番組が放映されていますから、彼に密着するだけではなく他の肉付けが必要だったと思います。コラージュのように、あらゆる映画の「音」にまつわる要素が組み合わされていますが、どのように作品として組み立てていったのですか?
ワン監督:「コラージュのような映画」という表現はとても面白いですね。実は、この映画が台湾で公開されたとき、一部の評論家から批判を受けたのです。映画の中の情報量が多すぎて、雑然としていると。でも私はある意味野心的に、フーさん以外の映画人の歴史や、音のことをたくさん語りたかったので、多くの映画産業に携わった人に出会う旅をし、素材がたくさん溜まりました。フォーリーアーティストが作る効果音、声優たちの吹き替えする音や映画音楽と非常に内容が多岐に渡る中、どうやってこれらを編集し、語っていくのかは私にとっても大きな試練でした。おっしゃる通り、骨格が出来上がってからどのように肉付けしていくのか。そこに血液を送り込むことも必要ですが、フーさんは寡黙な人ですし、彼の人生を見ていても決して波乱万丈ではなく、コツコツ毎日同じリズムで生活をされている。いわゆる物語の起承転結にも当てはまりにくく、困難にぶつかってしまったのです。
 最終的には、フーさんにインタビューをし、彼が語ることを時系列に並べて展開していこうと決めました。フーさんがアシスタントの仕事をしていた時代は、現場で声優たちの吹き替えを手伝っていたと発言したなら、そこへ実際に吹き替えをしていた関係者の取材をして取り入れる。次に映画の音楽についてフーさんが話をすると、映画音楽関係者に話を聞きに行くという具合です。私は映画の中の音がどのように作られているのか、どういう役割を果たしているのかを描きたかったので、フーさんの話に合わせて都度インタビューしながら、アーカイヴ映像を織り込む形を取りました。
 
 
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■若い人にも台湾映画、台湾語映画を探求してほしい

――――本作ではかつて大衆に愛された台湾語映画についても触れられています。本作の中でもとても意義がある点だと感じました。
ワン監督:私自身の台湾映画に対する認識はフーさんのドキュメンタリー映画を作ることによって始まったと言えます。私は元々文学を専攻しており、あくまでも観客として映画を好きで観ていました。初めて映画製作に携わったのは、ドキュメンタリー映画のラインプロデューサーでしたが、そこで現場の動きを理解できたものの、台湾映画の歴史は知らなかったのです。本作を作るにあたっては、たくさんの書物を読みあさり、宿題もやりましたし、インタビューも行いました。そうすると、少しずつ台湾映画がどのように始まり、今日にいたっているのかという脈をある程度理解することができたのです。
 台湾映画の発展は、歴史的にも政治と大きな関連性を持っていました。50年間の日本統治時代、日本文化の影響は大きく、台湾で初めてできた映画館は日本人が建てたものだったと思います。また、映画製作に関しても、日本の技術から大きな影響を受けていたでしょう。国民党の時代になると、中国から上海や北京の映画会社で働いていた人がたくさん台湾にやってきました。戒厳令下でのプロパガンダ映画を経て、80年代、侯孝賢監督が活躍する時代になり、やっと台湾らしい映画が作られるようになりました。
台湾語の映画については、台湾語で演じる野外公演をそのまま撮影する台湾語映画も多数ありますし、今後どのように展開していくのか。その議論が今さかんに行われています。台湾映画の歴史を探求することはいいことで、私自身はこの作品を作ることにより、台湾映画界の歴史をある程度知ることができましたし、すごく良い機会になりました。今映画を勉強している人が自国の映画の歴史を知ることはとても大事です。彼らが参考にしているのは、作品数や有名な監督が多く、資金力があるので参照しやすい欧米の映画がメインですから。
 
 
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■少しでも音を立てると睨まれた、緊迫の撮影現場

――――フーさんがフォーリー(音作り)の作業をしているところは、まさに職人技で映画の中でも大きな見どころです。その撮影や編集について伺えますか?
ワン監督:フーさんは40年間、毎日同じ時間にスタジオへ出勤し、フォーリーアーティストの仕事をするというのが基本的な一日の流れなので、オープニングは彼が出勤する風景、エンディングは彼がスタジオの電気を消し、家に帰るという流れにしました。その間にフォーリーアーティストの仕事や、映画産業の様々な部門の仕事、中国、香港の発展してきた映画産業についても紹介しています。ここが決まれば、撮影に出かけて素材収集にあたるわけですが、実際にフーさんが現場で音を作るということは、映画の現場にいるところを撮影しなくてはならない。実際にいくつもの現場で仕事をされていましたが、我々がアプローチした撮影現場の中で、1本だけ現場の撮影を許可してくれました。フーさんとその作品の映画監督の関係性があったからこそです。とはいえ、フーさんも現場にいたのは5日間だけで、終日その仕事をカメラで追いました。日頃はニコニコしていますが、本番はとてもシリアスで、少しでも音を立てると睨まれてしまうのです。だから私たち撮影隊は直立不動のままカメラを回していました。どこでカメラを止めるかなども、こちらが指示を出すこともできない。ですから、フーさんの動きが変わった時に、アングルを変えたりしていました。
 
――――想像するだけでも、緊張感に満ちた現場だったんですね。
ワン監督:撮られた映像や集められた素材についてですが、例えばフーさんが20の音を作ったとすれば、私はその音を分類しなければなりませんでした。本棚の本を倒す音だとか、足音だとか、細かく分類した。さらに、場面と場面をどうつなぐのかを考えます。例えばフーさんがフォーリーの足音を作っていると、だんだん画面が前に動いていき、兵隊の歩みにつながっていく。そういう表現も効果的だと思います。音楽の部分に関していえば、映画の中で最も感性豊かで、なかなか言葉では語れません。ここにはフーさんが本を倒す音を入れ、映画音楽ができるまでのイメージとイメージの対話のようなものを生み出せるのではないかと考えました。このように、素材を映像と音とどのように組み合わせるかという、いわば実験のようなことをしていましたね。
 

★ワン・ワンロー監督_オフィシャル写真.jpgのサムネイル画像

――――最後に、フーさんのような専門職はなかなか継ぐ人がいないと若い男性スタッフが語る中、若い女性が弟子入りし、フーさんも一生懸命教えている姿に、少し未来を感じたのですが。
ワン監督:この撮影を終えた時、実はフーさんに弟子入りしていた女性が中影を辞めてしまったのです。撮影時は二人でゴミ捨て場に道具を探しにいくシーンが撮れたのですが、今は完全に映画業界を離れてしまい、本当に残念で仕方がありません。フォーリーアーティストの仕事をフーさんは40年も続けてきましたが、このまま継承者がいないのはとてももったいない。実際にフーさんと弟子のシーンは、時には父と娘のように見えました。なにせ、彼女は一生懸命熱意を訴え、学ぶ姿勢がありましたから。その姿は、映画にしっかりと刻まれているのです。
(江口由美)
 

 
<作品情報>
『擬音 A FOLEY ARTIST』” A FOLEY ARTIST”(2017年 台湾 100分) 
監督:ワン・ワンロー
出演:フー・ディンイー、台湾映画製作者たち
劇場:12月10日(土)より第七藝術劇場、12月16日(金)より京都シネマ、今冬元町映画館他全国順次公開
配給: 太秦
(C) Wan-Jo Wang
 
 

主演・中井貴一、関ジャニ∞・安田章大がロケ地大阪城に登場!

松井市長も加わり、天下の大阪城をバックに、「なにわの夢」を語り合う!?

 

■日程:11月21日 (月) 

■場所:ザ ランドマークスクエア大阪(大阪市中央区大阪城1-1ミライザ大阪城内)

■登壇者:中井貴一、安田章大、松井一郎大阪市長 (敬称略)



usohappyaku3-550.jpg古美術商の小池則夫と陶芸家の野田佐輔という冴えないコンビが、本物以上の完成度で偽物を創り出しては、世の中の巨悪に立ち向かう。いわば骨董界の世直し一団なのだが、これがまた呆れるほど金運のない連中ばかりで、関西人の可笑しみがたっぷり詰まった笑劇エンターテインメント。W主演となる中井貴一と佐々木蔵之介による骨董コンビに加え、居酒屋「土竜」に集う各パーツ再現の名人技を持つ面々やTVマンに調査員などお馴染みの顔ぶれが、今度は大阪城を舞台に鮮やかな騙しのテクニックで魅了する痛快作。


一作目では千利休(堺)、二作目では古田織部(京都)、三作目となる『嘘八百 なにわ夢の陣』では豊臣秀吉の幻の茶碗(大阪)をめぐる騒動となる。大阪城の秀吉由来の遺跡から出土した茶碗の欠片を契機に、豊臣秀吉縁起物「秀吉七品」の中で唯一判明していない器「鳳凰」を追い求める欲深い会社社長や、高価な美術品を会員制で保持しようとする怪しい団体。その発見に日本中が注目する中、骨董コンビを中心に騙し騙される大騒動が展開される。


本作は戦国時代最強の武将として名高い豊臣秀吉のシンボルマークである大阪城で多くが撮影されている。大阪城内の博物館や大阪城を間近に眺望できる〈ザ ランドマークスクエア大阪〉、大阪城近辺のビルなど。近年「お城のある公園」として集客数が日本一という大阪城公園が、さらに世界へアピールできる絶好のチャンスとなることが期待されている。


年明け1月6日(金)の公開を前に、〈ザ ランドマークスクエア大阪〉で試写会が開催され、主演の中井貴一と今回謎めいた前衛アーティスト役で出演している関ジャニ∞の安田章大、さらに松井一郎大阪市長が登壇し、シリーズ化された作品の裏話や撮影現場の様子について語った。


【試写会前の舞台挨拶@3階宴会場

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――最初のご挨拶。

中井:今朝、ザーザー降りの東京から来たのですが、大阪がこんなに晴れていて、幸先がいいなと思っております。初めてこの会場を見て、今まで42年この仕事をしてきた中で一番アナログな試写会場だなと(笑) 椅子も、ちょっと痛くなるかも知れませんが、映画は痛くならないように仕上がっていると思いますので、最後までごゆっくりご覧下さい。

安田:関ジャニ∞の安田章大です。関西人としましては、こんな場所でマスコミの取材を受けることが何よりも幸せだなと。そして、中井貴一さん、松井大阪市長とご一緒に立てるようになったことを、改めて幸せに思っております。本日はどうぞよろしくお願いいたします。

松井市長:市長の松井一郎です。僕も少し緊張しております。普段はこのような場所には参列しないものですから。今回、シリーズ3作目でやっと大阪城、大阪を舞台にしたとても楽しい作品を作って頂きました。先日は《大阪城夢まつり》というのもやりました。この映画にも出演されている中村ゆりさんにも来て頂いて、非常に盛り上げて頂きました。このように映画とコラボしながら大阪を世界にアピールできる絶好の機会を頂いて、心より感謝申し上げます。ありがとうございます。


――『噓八百』もシリーズ3作目となりましたが、中井さんはシリーズ化されると思ってましたか?

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中井:全く思ってませんでした! 1作目は堺市で16日間で撮ったという、映画史上最短では?と思える程でした。撮影中は必死でやっていたのですが、客観的に見ると“やっつけ仕事”だったんじゃないかと思えてくる程大変な撮影だったんです。日が昇ってる間は外で撮影し、日が暮れると建物の中で、夜が更けてからホテルに戻って、また朝3時に起きてメイクするという日々でしたので、これがシリーズ化されたら「死ぬな」と思いました(笑)。それで2作目の話が出た時、僕も佐々木蔵之介君も愕然としました。普通だったら続編決定に喜ぶと思うのですが、愕然とするとは!?でも、3作目でようやく余裕が出てきて、受け止められるようになりました。また大阪に戻ってこれて本当に良かったと思っています。

――これから寅さんみたいにシリーズ化され、お正月恒例の映画になっていくのでは?

中井:…ずっと大阪に居ます!(笑)


――7年ぶりの映画出演でこのような大先輩と共演されましたが、現場の様子は如何でしたか?

安田:もう幸せでしたよ!こんな近くで大先輩のお芝居を観られるんですからね、お金払っても無理ですからね(笑)経験値やお人柄なのでしょうか、中井さんも蔵之介さんもお二人ともテンポよくお芝居をされてますが、演じてない裏でもテンポがいいんですよ、ずっと。仲がいいというか、その空気感がいいなと思いました。

中井:僕の両親は京都出身で、家族の中でも一番京都の血を引いてるんですよ。それは映画の中の僕を観て頂ければお分かり頂けると思いますが、蔵之介君や安田君とも息が合いました。「人生ユーモアがないと面白くない」という想いが根底にあって、撮影のない時から“地ならし”をしながら撮影に臨むという、特にこの映画ではそれが強く出ていたと思います。

安田:そうなんですよ。だから現場の空気が良く、みんなが円滑に楽しくやれているんだなと感じました。裏での“地ならし”も大切なんだと学びました。貴一さんがサクランボを差し入れて下さったことがあって、僕の大好物だということを知って、2回もサクランボを差し入れて下さったんです。その時にはみんなのサクランボなのに、紙コップに「安田」と名前を入れて僕専用のサクランボを用意して下さったんです。こんな大先輩います? 本当にありがたいな~と思いながら、いっぱい勉強させて頂きました。


――松井市長は大阪城が全面的に出てくる映画をご覧になってどう思われましたか?

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松井市長:このシリーズは全部観ておりますが、あの1作目が16日間という短い期間で撮った“やっつけ仕事”だったということを初めて知りました(笑)。大阪城を舞台にして日本中に広げて頂けるということで、とてもありがたく思っております。今日も沢山のお客さんに来て頂いておりますが、コロナ禍の前は「城のある公園」では日本で一番お客さんが多かったんですよ。この映画をキッカケに、中井さんと安田さんには「大阪の観光大使」を引き受けて頂いて、大阪を拠点にして頂きけばと…。中井さんの映画は『ビルマの竪琴』(1985年)からずっと観てきておりまして、大ファンなんですよ。是非ともこれからも大阪を愛して頂きたいと思います。

――中井さん、観光大使のお話が出てますが…?

中井:最初堺市で撮っていた時、現場とホテルの往復だけだったので、自分がどこにいるのか位置関係が全く分からなかったんですよ。でも今回は30日と余裕があったので、堺市や大阪市で撮影の合間に人との触れ合いもできて「いいな~」と思えることもありましたし、蔵之介君に連れていってもらって美味しいお店も見つけられて本当に良かったなと思っています。住めれば住みたいなと(笑)。


――今回大阪城での撮影は如何でしたか?

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中井:今回、大阪城内を使わせて頂いたのですが、あんなに沢山、国宝級の秀吉の財宝が残っているとは初めて知りました。

松井市長:展示されている秀吉の財宝は海外の人たちにも一番関心が高いものなんです。今回お持ち帰り頂く訳にはいきませんが……。

中井:そんなこと思ってませんよ! 誰もおねだりしてませんよ!(笑)


――安田さんは地元でもありますが…?

安田:関ジャニ∞のミュージックビデオを大阪城バックに撮らせて頂いたこともありますし、子供の頃ラジオ体操しに来たこともあります。

中井:安田君、今でもラジオ体操してるんですよ~!

安田:なんで知ってるんですか?

中井:撮影前に見たことあるんですが、真剣にラジオ体操してるんです!

安田:ラジオ体操第一・第二もできますよ。あとお花見もここでしたことがあり、とてもゆかりのある場所です。

――大阪城で撮影したことは他とは違いますか?

安田:自慢になりますね。改めて自分が関西人で良かったなと思えました。今こうして立てているのも、自分が関西人だからであり、何かしらゆかりがあったからだと幸せに思っております。


――松井市長はお正月に公開されるこの映画に関連して募金を呼びかけておられるんですよね?

松井市長:僕がなんか喋ると「お金くれ~」と募金ばかり呼び掛けていると思わてます(笑) 実は豊臣秀吉が築いた本当の石垣はこの下に埋まっているんですよ。徳川家康によって埋められてしまった物を復活させようとするための募金活動なんです。まだまだ財政厳しい折、皆さんにご協力頂けたらと思いまして、この映画のポスターとコラボして、僕からも、中井さんからも、安田さんからもお願いしている次第です。秀吉オリジナルを皆さんに見て頂くことによって、大阪の価値をさらに高めていきたいと思っております。お金の話ですいません!よろしくお願いします。


【舞台挨拶終了後、ザ ランドマークスクエア大阪の屋上レストランへ】



【大阪城をバックにトークセッション@屋上レストラン】

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――大阪城バックに如何ですか?

中井:久しぶりだな~と、(大阪城を見て)相変わらずお元気だなと(笑) 秀吉のお宝がテーマなので大阪城での撮影となりましたが、こんなに近くに見える場所があるなんて知らなくて、これは凄いな!と思いました。

安田:絶景ですね~!圧巻!太閤さんもあの天守閣から大阪の街を眺めて天下を獲ったことを実感していたんだろうなと思うと、感慨深いものがありますね。

松井市長:そんなふうに言って頂けると嬉しいですね。ここ〈ミライザ〉は8年位前にできたんですが、間近に大阪城を観ながら食事が出来る人気スポットなんです。ここは民間の力で出来たんですよ。こういうことを行政がやると大失敗しますから、いつも(笑)。民間の皆さんに大阪城を維持管理して頂いて、〈城のある公園〉として日本で一番お客さんに来て頂いているんです。

中井:ここは元々何の建物だったんですか?

松井市長:日本軍の軍事博物館でした。廃墟みたいになっていたんですが、民間の皆さんが「ここ使えるじゃない!」と言って改修して頂いて、こんなオシャレなレストランや複合施設に生まれ変わったんです。


usohappyaku3-500-oosakajou-2.jpg――撮影中のことで思い出されることはありますか?

中井:ここの地下にある部屋ををメイク室に使わせてもらっていたんですが、確かに廃墟感はありましたね(笑)。でももの凄くトイレとか綺麗なんですよ。それも民間の力なんですよね。

松井市長:そうなんです!

中井:大阪城の中の撮影でも、照明待ちとかカメラ待ちが苦にならない程、興味深い展示品が沢山ありました。

――安田さんは地元大阪での撮影でしたが?

安田:別の建物から大阪城を見るシーンがあって、役の上で非常に葛藤しているシーンだったのですが、実は撮影前に奈良県にある豊臣秀吉のお墓参りをしていたので、一心同体になれるというか、力を借りて役に入れる特別感がありました。大阪で生まれた者として、大阪での仕事で大阪で撮影ができることをとてもありがたいことだなと感じました。


usohappyaku3-11.21-nakai-matsui-500.JPG――今回は『噓八百 なにわ夢の陣』ということで、皆さんの夢について?

松井市長:大阪を子や孫が豊かに過ごせるような街にしたいですね。東京をライバル視する気持ちがあるんですよ。東京一極ではなく、東京と大阪の二極として世界からも認知される大阪を創りたい!と思っています。

安田:関ジャニ∞は関西で育てて頂いて東京にも進出できたので、『噓八百』のように大阪を舞台に全員で映画やドラマをやってみたいなと昔から強く思っています。あと、今回中井貴一さんとご一緒させて頂いたんで、この場を借りて、また次もお仕事させて頂ければと思っています。それが夢であり目標です!

中井:よく「夢を持て!」と言われますが、今の若い世代の中には、夢をどうやって持つか分からない子たちが多いと聞きます。自分たちも学生の頃からどれだけ大きな夢を持ててきたんだろうと振り返ると、この仕事をしながら生まれた夢が本当の夢のような気がしています。今はいろんなことを諦めて変わっていくことが新しい社会みたいな言い方をするのですが、夢を継続させることが大切なことであって、そこから新たに生まれてくる夢が本物なんだというのを伝えていきたいなと思っています。僕も夢が持てなくなったら俳優を辞めようかなと思っています。

――まだまだ先のことですよね?

中井:わかんないですよ~(笑)

安田:付いてきます!
 



・出演:中井貴一、佐々木蔵之介、安田章大、中村ゆり、友近、森川葵、前野朋哉、宇野祥平、塚地武雅、吹越満、松尾諭、酒井敏也、桂雀々、山田雅人、土平ドンペイ、Blake Crawford、高田聖子、麿赤兒、芦屋小雁 / 升毅 / 笹野高史

・監督:武正晴   脚本:今井雅子 足立紳   音楽:富貴晴美
・製作幹事:東映ビデオ
・制作プロダクション:アークエンタテインメント
・配給:ギャガ
・©2023「嘘八百 なにわ夢の陣」製作委員会
公式サイト:https://gaga.ne.jp/uso800-3/

2023年1月6日(金)~TOHOシネマズ梅田他 全国公開!


(河田 真喜子)

 

 

 

 

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稲垣吾郎主演×今泉力哉監督、待望の完全オリジナル脚本。

創作と恋愛を軸に描く、ちょっぴり可笑しい大人のラブストーリー。

『ミッドナイトスワン』に続く温かな愛、新たな青春映画の誕生。

 

『半世界』など次々と斬新な役柄に挑んできた稲垣吾郎を主演に迎え、『愛がなんだ』『街の上で』などの今泉力哉監督による完全オリジナル作品『窓辺にて』は11月4日(金)より絶賛公開中です。ある悩みを持つ主人公・フリーライター市川茂巳を演じる稲垣吾郎に加え、市川の妻・紗衣役に儚げな存在感で観客を魅了し続け、『母性』の公開が控える中村ゆり、高校生作家・久保留亜役に『ホリックxxxHOLiC』など多数の話題作に引っ張りだこの玉城ティナ、市川の友人でプロスポーツ選手の有坂正嗣役に今泉監督作の常連で『街の上で』で主演を務めた若葉竜也、有坂の妻・ゆきの役に幅広い役柄でキャラクターを演じ分ける『架空OL日記』の志田未来、そして紗衣と浮気している売れっ子小説家・荒川円役に『裸足で鳴らしてみせろ』の今後が期待される若手俳優の佐々木詩音が抜擢。個性的な俳優陣が今泉組に集結し、濃密でほろ苦い愛についての群像劇を繰り広げます。


本日、11月17日(木)TOHOシネマズ 六本木ヒルズ スクリーン7にて、公開御礼・全国生中継つき舞台挨拶を実施いたしました。舞台挨拶では、公開を迎えた喜びや、本作に込めた思いなどたっぷりと語っていただきました!!

 


日程1117日(

実施時間18:30~19:00 

会場:TOHOシネマズ 六本木ヒルズ スクリーン7

   (東京都港区六本木6-10-2 六本木ヒルズけやき坂コンプレックス内)

参加者(敬称略)稲垣吾郎、中村ゆり、今泉力哉監督


〈詳細は以下の通りです〉

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Twitterでさまざまな感想が届いていると笑顔を浮かべる稲垣。実際に映画館に足を運んだそうで「映画を観てくださっているみなさんの後頭部を見ながら、映画を楽しみました」とうれしそうに振り返った。顔バレしなかったのかというMCの質問に「バレなかったです。変装していたので」と回答。イベント冒頭に、MCが稲垣の演じるキャラクターの職業・フリーライターを「フリーターの…」と紹介したことを踏まえ「フリーターみたいな雰囲気で座っていたので…」と説明すると、会場は大きな拍手に包まれた。


上映前のイベントのためネタバレはできないと気遣う稲垣だが、会場に来ていた観客のほとんどがリピーターと知ると、「観てくれてありがとうございます」とニッコリ。主人公の市川茂巳については「あまり共感してもらえる役ではないかもしれないけれど、僕が演じることで感情移入して観ていただいているように感じています」と、寄せられた感想から観客が抱いた思いを推測していた。また今泉監督と稲垣の相性の良さを指摘されることも多いそうで、「そういう映画ファンの声もすごくうれしいです」と微笑んだ。


中村は「知り合いのライターさんが、(映画を観て)当時、自分が気づかなかった気持ちが分かり涙が出たと言ってくれました。そういう映画体験をしていただけたことをうれしく思います」とし、感想を見るのがすごくうれしいそうで「この映画(のTwitter)はかなり見ています」と会場を見渡しながら報告していた。


同じくTwitterの感想をチェックしているという今泉監督は、気になった感想をメモしてきたと話し内容を読み上げる。その感想を聞いた稲垣は「すごく、うれしい…」としみじみ。茂巳のことを理解できないと言われることも多いそうで「『なんで怒らないの?』『どうしてなの?』ってインタビューとかでライターの人たちに本当によく怒られます」と熱烈な感想をもらっていることも明かしていた。


madobenite-pos.jpg劇中にはインタビューシーンなども登場する。これまでの(仕事の)経験が活きているのかという質問に「最近はMCをやったりまたラジオなどでゲストの方とお話ししたり、作家の方や映画監督と対談する仕事も増えています。そういう仕事は増えるのはすごくうれしいです。昔は5人組の一番端っこで前髪を気にしているミステリアスな感じというイメージが強かったようで、最近は『意外とよく喋るね』と言われます(笑)」と照れ笑いの稲垣。茂巳役があまりにも稲垣のイメージに近いせいか、「演じてないのでは?」と言われることも多いと話し、「役者として最高の褒め言葉です。今、ここで僕が喋っているような感じで、映画では茂巳が喋っていますので」とこれから作品を鑑賞する観客へ呼びかけていた。


撮影で印象に残っていることについて中村は「何度か話してきましたが…」と前置きし「予想していなかった役の感情を稲垣さんに引き出してもらったことが印象深いです」とこの日のイベントでも稲垣との掛け合いシーンの感想を明かしていた。今泉監督は稲垣の出演シーンで個人的に気になっているシーンを2つ挙げ、「パフェを食べるシーンとトランプのシーン。パフェを食べながら静かに揺れる稲垣さんを編集時には『ダンサブル吾郎』と名付けていました」とニヤリ。また、トランプを持った手がリズムを刻んでいたと指摘された稲垣は「あーーー」と反応し、頭の中で音楽が流れているのかを問われると「記憶にないけれど、そんな指摘されることは多いです。中村さんがABEMAの『ななにー』に出てくれたときも、パフェのシーンについて(香取)慎吾くんが『パフェ(のグラス)をおさえながら食べてるのって、まんま吾郎ちゃんじゃん!』と話していて。勝手にやっちゃっているんだと思う。パフェのシーンもそうだけど、ダンサブル吾郎が出ちゃうほど、素だったんだと思います。演じていないのかも」と照れ笑いしながら「踊れと言われると踊りたくなくなるけれど」とニヤニヤ。稲垣のこの姿に会場のあちこちから笑い声が漏れていた。


madobenite-pos-2.jpg形に残るものが愛情を表現するというシーンにちなみ、ラブレターの思い出を訊かれると「そりゃ〜ね〜」と微笑んだ中村は「若かりし頃はピュアな心を綴っていました」と告白。「え?ない…」とちょっぴり驚いた表情を見せた稲垣に「これから、書きましょう!」と促した中村。この中村の提案に「そっか、でも、実際に言葉でハッキリ伝えた方が手っ取り早いかな…」とモゴモゴする稲垣は「(自分の書く)字にコンプレックスがあるので…」とラブレターを書かない理由を説明。ラブレターやファンレターはもらうことが多いという稲垣は「残るし、うれしいもんです。手紙はいいですもんね」としみじみ。すると、小学生の時にもらったラブレターを思い出したようで「もらったことはあるけれど…中身を見てなくて。(本人から)渡したというのを聞いたのですが、僕の二つ上の姉が本人に返したそうなんです。その理由は訊いていないけれど…、迷宮入りですね」と首を傾げながら話した。


「監督は美しい文章で書きそうですよね」という稲垣の言葉に、今泉監督は「いつ渡そうか迷いに迷っていたら泥酔してしまって…。泥酔状態で渡したことはあります」と照れながら「でも、その手紙は(相手の方が)今でも持っていると聞いています」とラブレターのその後についても触れていた。


madobenite-sub4-500.jpg夫婦の物語を描く本作。理想の夫婦像を訊かれた稲垣は中村と顔を見合わせながら「独り(身)だから、あまり説得力ないよね…」と苦笑い。「友達みたいなのがいいです。なんでも話せるけれど、よりかかり過ぎず、お互い自立している感じ。機嫌の悪さも出し合わない感じがいいです」という中村の回答に稲垣は「そっか。機嫌の悪いことも全部伝えられるような人がいいのかなと思うこともあるけれど、難しいよね」と微笑むと、「大人同士だから」とすかさず答える中村。稲垣から「今から結婚したら、すごく気を遣っちゃうと思います。無邪気でいられる?」と訊かれた中村は「無邪気でいられる人がいい」と即答。中村の話を噛み締めながら「僕もそういう形がいいかな。ちゃんと距離感を保ちながら、家族だけど他人としても認めあうような。家族だからみたいなベタベタもないような、お友達のような」と理想を語りながら、「僕たち気が合いますね」とキリッとした表情を見せた稲垣。「お話を引き出すのが上手だから、ペラペラしゃべっちゃった」と話す中村に「いや、同じ考えを持っているのかなと思って…。しつこい?ぜひ、よろしくお願いします」と微笑む稲垣が、徐々に中村のほうに寄っていくような仕草を見せるとステージ上は劇中の夫婦関係とは違う、ホッコリとした雰囲気に包まれた。


夫婦の理想のデートについて「好きなこと、趣味は共有できた方がいいかな。スポーツとか、映画を見ることもそうだし…。食事の趣味とか部屋の温度とかもね。27度と22度じゃ違うから」という稲垣のコメントに中村は「ほっこりなのがいいですね」と笑顔。「一緒に何かを乗り越えるようなデートはどう?」という稲垣の問いかけに「山登りとか? 機嫌悪くなりそう…。富士山に登ったことがあるのですが、自分のことで精一杯で(相手を思いやれなくて)」と苦笑いの中村。すると稲垣は「夫婦二人三脚じゃなくていいの?一緒にゴールしようみたいな感じでいいの?」とグイグイ質問し、再び中村に近づくような仕草を見せて笑わせた。


この日のイベントは全国生中継つきイベント。稲垣は時折「中継ってこと忘れちゃう。ちゃんと手を振らなくちゃ…」とカメラ目線になる場面もあった。
 


『窓辺にて』

出演:稲垣吾郎 中村ゆり 玉城ティナ 若葉竜也 志田未来 倉 悠貴 穂志もえか 佐々木詩音 / 斉藤陽一郎 松金よね子
音楽:池永正二(あらかじめ決められた恋人たちへ)
主題歌:スカート「窓辺にて」(ポニーキャニオン/IRORI Records)
監督・脚本:今泉力哉
配給:東京テアトル
英語タイトル:by the window
©2022「窓辺にて」製作委員会
公式サイト:https://madobenite.com/#modal

2022 年 11 月 4 日(金)~全国ロードショー


(オフィシャル・レポートより)

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「変わらないって、ダメな事ですか?」

那須塩原の美しい自然と暖かい人々に抱かれて、自身の生き方を見つめ直す成長の物語。

松本享恭、前田亜季、杉山嘉一監督、川岡大次郎プロデューサー登壇!

11月11日フォーラム那須塩原先行公開 初日舞台挨拶レポート

松本享恭、前田亜希「圧倒的な自然を体感して、お芝居をした」

 

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紅葉で色づく那須塩原の美しい自然を舞台に、母を亡くして一人になった青年の成長の物語を描いた映画『川のながれに』が、11月11日(金)フォーラム那須塩原で先行公開、11月25日(金)より池袋シネマ・ロサ、シモキタ-エキマエ-シネマ『K2』他にて全国順次公開される。


この度、東京公開に先立ち、11月11日(金)フォーラム那須塩原で、松本享恭、前田亜季、杉山嘉一監督、川岡大次郎プロデューサーの先行初日舞台挨拶が、午後17時から行われた。


登壇者は、東京を出発した後、宇都宮のRADIO BERRY(エフエム栃木)で、プロモーションのため番組収録をした後、午後那須塩原に到着。同日公開の大作がひしめく中、160席のスクリーン5は、登壇者を見たい、本作を応援したいという人々で満席。熱気溢れる場内に次々に登壇者が呼び込まれると、コロナ禍であまり声を出せない中、大きな拍手で迎えられた。


司会は、那須塩原市まちづくり大使のプロデューサー兼俳優の川岡大次郎(44)。松本享恭(27)、前田亜季(37)、杉山嘉一監督(52)の順番で登壇し、一言ずつ挨拶。「君島賢司役の松本享恭です。本日はお越し頂きありがとうございます。また応援をありがとうございます。那須塩原で上映できることが本当にうれしく思っています。」「皆様今日は劇場に足をお運び頂きありがとうございます。森音葉を演じました前田亜季です。撮影していたのが丁度1年前の今頃だったのですが、本当にたくさんの方に助けて頂いて、公開を迎えることが出来ました。ここから広がって行きますように、皆さんのお力添えをどうぞよろしくお願い致します。今日はありがとうございます。」「監督の杉山嘉一です。本日は大作の公開が並ぶ中、この作品を選んで頂いてありがとうございます。1年ぶりに戻って参りました。皆様のおかげで撮影もでき、クラウドファンディングの応援でこのように公開もできました。25日は東京でも公開になりますので、ぜひ引き続き応援をよろしくお願い致します。」


kawanonagareni-500-2.jpg「うれしいですね、初日を迎えられました。本来は昨年のなすしおばら映画祭のクロージングとして撮影されていた作品なので、ロードショーというのを当初は考えていなかったんです。でも出来上がった作品を見て、那須塩原の美しい風景と町の魅力が本当によく撮られていて、クオリティが高いし、1回の上映ではもったいない、ということでクラウドファンディングで資金を集めさせて頂いて、やっとここまで来ることが出来ました。」と川岡プロデューサーは熱い思いを語る。久しぶりに戻って来た松本享恭は、「那須塩原に久しぶりに帰ってきまして、まだ街を味わえてはいないのですが(笑)、今日来て、大次郎さんと町の方のやりとりを見ていて、いいなあって思いました。」と語る。そして撮影の時はコロナ禍だったので、あまり町の人と触れ合うことが出来なかったため、「大次郎さんと今度は一緒に来たいですね」と語り、熊鍋パーティー、ジビエ大会、日本酒の名酒とか、と次回来た時のイベントへと夢が膨らんでいた。


kawanonagareni-500-3.jpg「1年ぶりに戻ってきて、またここからスタートできることが本当にうれしくて、クラウドファンディングでたくさん協力して下さったと聞きました。本当にありがとうございます。」世界中を旅してきて那須塩原を客観的に見る女性という役を演じている前田は続いて、「撮影に来るまで、じっくり来たことが無かったのですが、どんな土地かと想像しながら、脚本を読んでいました。実際来てみると自然にも圧倒されて、難しく考えずに、体感で自然を感じながらお芝居をした方がいいなと思って、説得力のある自然でした。」。「想像していたより、圧倒されましたね。」と松本も同意する。「後半の沢登りは印象的でしたね。助け合いながら、登って行きました」と前田が話すと、川岡も「ぜひこれから見る方は注目して下さい。僕たち満身創痍で撮影しています」と語る。監督は、「次に連れて行って下さい。と言われても、もういけないよね」と冗談めかして、撮影の大変さを語った。


kawanonagareni-bu-11.11-500.jpg那須塩原愛の強い、熱きフリートークが続いた。最後に登壇者か締めの言葉として、松本は「川岡さんがこの町と町の方々と出会って、繋げて頂いたご縁でここに立たせて頂いております。本当に出会えてよかったなと思っています。これから他の街でも上映されて行きますので、自分も広めていきたいと思いますし、皆さまのお力もお借りしたいと思います。ありがとうございました」と語る。前田は「地元の方々と一緒に作品造りをすると、1人ではできないことが、皆さまの力を借りて作品として完成する。皆さんのお力のお陰だと感謝しております。ここからどんどん広がって行くことを願っています。今日はゆっくりご覧下さい」と語る。また杉山監督は「大ちゃんの小さな思いから、皆さんのお陰でここまで来れました。ちいさな川が大きな川に、箒川がアマゾン川になるまで広がって行きたいと思います。東京は25日から公開です。SNS等で応援の方、どうぞよろしくお願い致します」


フォトセッションの後、前田亜季演じる森音葉のモデルとなった方や、撮影で協力して下さった方々が花束を持って登壇。場内からは暖かい拍手が起こっていた。


先行公開のフォーラム那須塩原は、地元の方々の愛情で満席発進となった。本作は、11月25日(金)より池袋シネマロサ、エキマエ-シネマ-シモキタザワ『K2』他にて全国順次公開予定。 
 


『川のながれに』先行公開初日舞台挨拶概要

■日時:11月11日(金) 17時00分~17時30分 (17時30分の回上映前)

■場所:フォーラム那須塩原(〒325-0023栃木県那須塩原市豊浦12-1)

■登壇者:松本享恭、前田亜季、杉山嘉一監督、川岡大次郎プロデューサー(敬称略)
 


STORY

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母親を病で亡くし、一人きりになった君島賢司。彼は、心の赴くまま世界中を旅し塩原に移住した女性と出会い、今までの人生に疑問を抱く。「今まで自分はただ流されて生きていたのかも」初めての感情に戸惑う賢司に、想いを寄せる温泉旅館若女将の幼馴染や東京で働く元彼女、さらに、幼い頃に死んだと聞かされていた父親が現れ、穏やかだった賢治の心にさざなみが拡がる…。


出演:松本享恭 前田亜季 
   小柴カリン 大原梓 松本健太 安居剣一郎 林田麻里 森下ひさえ 三上市朗
   青木崇高(友情出演) 音尾琢真(特別出演)
プロデュース:川岡大次郎
監督・脚本:杉山嘉一
2021年/日本/ヴィスタ/5.1ch/105分
配給:株式会社コンセント 配給協力:SDP
©Consent / Nasushiobara City

公式サイト:kawano-nagareni.com   

11月11日(金)~フォーラム那須塩原先行公開

11月25日(金)~池袋シネマロサ、シモキタ-エキマエ-シネマ『K2』

12月3日(土)~シアターセブン、順次 ~京都みなみ会館 他全国順次公開
 


(オフィシャル・レポートより)

 
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