2015年6月13日(土)初日舞台挨拶レポート
ベストセラー作家・森沢明夫の同名小説を映画化した青森を舞台に描かれる感動作『ライアの祈り』が6月13日(土)より全国公開となり、有楽町スバル座にてキャスト・スタッフによる初日舞台挨拶が行われました。
本作は人生に臆病になっていた女性・桃子が“人間本来の生き方”のエッセンスに満ちた“縄文時代”に触れ、自身の幸せのカタチを見出して一歩を踏み出していく姿を描く、優しさ溢れる感動作。主人公・桃子役にはドラマ・番組パーソナリティーと幅広く活躍する鈴木杏樹。本作が意外にも映画初主演となる。そして、縄文時代への情熱に燃える誠実で不器用な研究者・クマゴロウに宇梶剛士、映画『進撃の巨人』など今年出演作が多数公開される注目度上昇中の武田梨奈が桃子を慕う後輩・桜役で出演。その他にも秋野太作、藤田弓子、宅間孝行、村田雄浩、中本賢といった実力派演技陣が顔を揃えている。
本日、実施された初日舞台挨拶には武田梨奈をはじめ、藤田弓子、ライア役の水嶋仁美、黒川浩行監督、原作者の森沢明夫、製作総指揮の川阪実由貴が登壇。武田梨奈は本作で演じた役柄について「最初は難しい役柄だと思いましたが、演じている中で私が演じた女性の気持ちは特別なことではないと感じました。映画のキャッチコピーにもある“幸せのカタチは決して一つではない”に通じているものがあると思います。」と新境地を開拓した役柄について笑顔でコメント。主人公・桃子の母親役を演じた藤田弓子は客席で観客と一緒に映画を鑑賞し、「エンドロールで涙が出ました。子を思う親の気持ちを改めて強く実感して、自分のセリフで泣いてしまいました。」と本作への思い入れを語った。本作が映画デビューとなるライア役の水嶋仁美は「本編では顔が映っていないので、皆さんは“え!?”と思われたと思います(笑)」とコメントし、会場から笑いが巻き起こった。
そして最後のマスコミ向けのフォトセッションでは、本作の舞台でもある青森県・八戸市から日帰りで「触ると幸せが訪れる」という100kgの合掌土偶が登場!会場からは大きな歓声が巻き起こり、フォトセッション後、会場に設置された土偶の周りには一般客が撮影に集まるなど、舞台挨拶終了後も盛り上がりを見せた。5月30日(土)の青森県先行ロードショーを得て、いよいよ全国公開を迎えた映画『ライアの祈り』の盛り上がりに期待してほしい。
映画『ライアの祈り』は本日、6月13日(土)より有楽町スバル座ほかにて全国ロードショー。
<映画『ライアの祈り』初日舞台挨拶概要>
■日程:6月13日(土)13:00~13:20
■場所:有楽町スバル座 (東京都千代田区有楽町1丁目10番1号有楽町ビルヂング内2F)
■出演:武田梨奈、藤田弓子、水嶋仁美(ライア役)、黒川浩行(監督)、森沢明夫(原作)、川阪実由貴(製作総指揮)
◎武田梨奈:最初は難しい役柄だと思いましたが、演じている中で私が演じた女性の気持ちは特別なことではないと思いました。映画のキャッチコピーにもある“幸せのカタチは決して一つではない”に通じているものがあると思います。皆さん、宜しくお願い致します。
◎藤田弓子:改めて、映画を一般のお客様と一緒に観て、エンドロールで涙が出ました。子を思う親の気持ちに強く共感して、自分のセリフで泣いてしまいました。本当に素晴らしい映画ができましたので、多くの人に観てほしいと思います。
◎水嶋仁美:映画デビュー作が縄文人の役で、しかも本編では顔が全く映っていないので、皆さんは「え!?」と思われたかもしれません(笑)。一生、心に残る役になりました。
◎黒川浩行:特に派手さがある作品ではありませんし、最近の若手が沢山出る作品でもありません。悲しくなくても、人が泣ける作品を目指しました。ぜひ、多くの人に見ていただきたいと思います。
◎森沢明夫:青森では原作を知らない方が多かったので、東京で原作を知っている方が多く、良かったです。 僕が伝えたかった「裕福」と「幸福」は違うということが映画で、きちんと表現されていると思います。一人でも多くの人に観ていただくために、広めていただければと思います。
【STORY】
桃子(鈴木杏樹)は、明るく姉御肌のアラフォー女性。メガネ販売店の八戸店で店長を務め、後輩の桜(武田梨奈)達から頼られ慕われる存在だが、心の奥の深い傷を抱え人生を前に進ませる勇気が持てずにいた。そんなある日、遺跡発掘一筋の考古学研究員クマゴロウこと佐久間五朗(宇梶剛士)と出会う。彼と出会った瞬間に不思議な感覚を覚えた桃子は縄文時代に興味を抱いていくうちに、無骨で不器用だがまっすぐなクマゴロウに心引かれていくのだが……。
製作総指揮:川阪実由貴 監督:黒川浩行 脚本:寺田敏雄 原作:森沢明夫「ライアの祈り」(小学館文庫)
出演:鈴木杏樹、宇梶剛士、武田梨奈、水嶋仁美、大島蓉子、村田雄浩、秋野太作、藤田弓子
主題歌「Beloved」 WEAVER(A-Sketch) 企画・製作:エム・ケイ・ツー、制作プロダクション:TOブックス
配給:アイエス・フィールド ©2015「ライアの祈り」製作委員会 ©森沢明夫/小学館
2015年/日本/カラー/5.1ch/DCP/ビスタサイズ/119分/G URL:http://raianoinori.com/
2015年6月13日日(土)より有楽町スバル座ほか全国ロードショー
(プレスリリースより)
冒頭、「映画の中の千太郎たちの眼差しが皆さんに届いたであろうことを祈っています」(河瀬監督)、「物語を書きだしてから、今日まで20年かかりました。感無量です」(ドリアン助川)と感動的な挨拶が行われる中、映画さながらの「どら春」で働く割烹着姿で登場した樹木希林は「全生園から来ました徳江です」と挨拶し、一気に場を和ませた。
『ライアの祈り』オリジナル携帯ストラップ プレゼント!
■ 締切:2015年6月26日(金)
2015年6月13日(土)~シネ・リーブル梅田、イオンシネマ京都桂川、109シネマズHAT神戸、MOVIX堺、ほか全国ロードショー
★公式サイト⇒ http://raianoinori.com/
『ライアの祈り』
物語の舞台は青森県八戸市。主人公・桃子は明るく姉御肌だが、恋や人生に臆病になっているアラフォー女性。実は不幸な離婚を経験し、心にはどうしても抜けない棘があった。そんな彼女は、ある時、縄文時代の遺跡発掘に情熱を傾ける男性、クマゴロウと出会う。それをきっかけに、遥かな昔、この場所で生きた生命があったことに想いを馳せた彼女は、悠久の時を経て自身へと繋がる絆を体感するのだった。果たして、桃子が見つけ出す幸せのカタチとは!?
痛みを隠して明るく日常を生きる等身大の、そして優しさを知る登場人物たちが、感動のドラマを織り上げる。悩みを抱えて迷い立ちすくんだとき、一万年以上もの間、平和に続いたという縄文時代のシンプルで心豊かな暮らしに想いを馳せ、未来へ何かを繋ごうとすれば、きっと人生に一歩踏み出す元気が湧いてくるはずだ。
製作総指揮:川阪実由貴
監督:黒川浩行 脚本:寺田敏雄
原作:森沢明夫「ライアの祈り」(小学館刊)
出演:鈴木杏樹、宇梶剛士、武田梨奈、水嶋仁美、大島蓉子、村田雄浩、秋野太作、藤田弓子
企画・製作:エム・ケイ・ツー、制作プロダクション:TOブックス
配給:アイエス・フィールド
2015年/日本/カラー/5.1ch/DCP/ビスタサイズ/119分/G
主題歌「Beloved」 WEAVER(A-Sketch)
URL:http://raianoinori.co
©2015「ライアの祈り」製作委員会 ©森沢明夫/小学館
2015年6月13日(土)~シネ・リーブル梅田、イオンシネマ京都桂川、109シネマズHAT神戸、MOVIX堺、ほか全国ロードショー
(プレスリリースより)
―――実際にハンセン病患者の皆さんと交流をされ、改めてこの作品に込めた思いが強まりましたか?
河瀬監督:『二つ目の窓』撮影中に、本作のお話をいただいていたので、奄美にある療養所に訪れ、元患者の方とお会いしました。最初お会いする前はずいぶん緊張しましたが、逆にお会いして、学ぶことがとても多かったのです。 ずっと隔離された人生を送ってこられたにもかかわらず、前向きな方が非常に多かったのです。施設はとても清潔ですし、多摩全生園では桜、奄美の療養所ではガジュマルの樹があり、それらがイキイキしていました。入所されている方が毎日きちんと掃除をされているので療養所の中はゴミひとつ落ちていませんし、製菓部や美容院、学校など必要なものは全てこの場所にあり、入所者がその仕事に従事しています。そういう情景を見ていると、もしかしたら私たちの方が病んでいるのかもしれないと思い、丁寧な生活ができていないと感じました。
“風雲児“天海祐希参上!『ゲキ×シネ「蒼の乱」』満場の女性ファンを前に舞台挨拶
(2015年5月12日(火)18:00~梅田ブルク7にて)
・(2015年 日本 2時間48分)
・演出:いのうえひでのり 脚本:中島かずき
・出演:天海祐希、松山ケンイチ、早乙女太一、梶原善、森奈みはる
・2015年5月9日(土)~梅田ブルク7、なんばパークスシネマ、MOVIX堺、T・ジョイ京都、MOVIX京都、神戸国際松竹、MOVIXあまがさき ほか全国ロードショー
・公式サイト⇒ http://www.aonoran.com/
・(C)2015 ゲキ×シネ「蒼の乱」/ヴィレッヂ・劇団☆新感線
《劇団☆新感線》の舞台を映画で見せるゲキ×シネ最新作『蒼の乱』(中島かずき作、いのうえひでのり演出)で主演を務めた天海祐希が12日、公開中の大阪・梅田ブルク7で舞台挨拶を行い、女性ファンで満杯の客席から熱い声援を受けた。
『蒼の乱』は35周年を迎えた《劇団☆新感線》が“驚愕のスペクタクル”と銘打って昨年春、大阪、東京で上演された。天海祐希のゲキ×シネ出演は4年ぶり3度目。“将門の乱”で有名な伝説の武将・平将門(たいらのまさかど)の激動の一生を描いた壮大な歴史ファンタジー。将門に新感線初参加の松山ケンイチ、大王に大ベテラン平幹二朗。天海は将門と結ばれる蒼真役で、強くて凛々しい鮮烈なヒロインを演じた。
――― お待たせしました。天海祐希さんです! (花柄の赤いレオナールのワンピース姿で登場)
天海:『蒼の乱』を見て頂けるのは本当に幸せです。舞台を見て頂いた方も、ゲキ×シネで見て頂く方も、両方楽しんで頂けると思います。
――― 今日のお客様で昨年の舞台を見た方はどれぐらいいらっしゃいますか?
(挙手多数)天海さん、去年の公演、覚えていますか?
天海:去年の思い出…ウーン、一生懸命だった!(笑)。あとは…いか焼きをどうしても食べたくなって、1枚から届けてくれるところがあって、終演後に食べましたね。
――― それが舞台公演の楽しみ?
天海:ええ、何回か頼みました。舞台は、とにかく頑張りましたね。ゲキ×シネの映像でも、ダイレクトに(お客様に)届いてくれるでしょう。
―――「劇団☆新感線」の舞台はいかがですか?
天海:新感線の魅力は、引きで見ると、もの凄いプロ集団だけど、ちょっと近寄ると、放っといてくれない、愛すべきおせっかいな人たちです。客席で新感線見ると悔しくなります。出演していると、みんなとても頼もしいです。古田(新太)先輩は早い段階で見て下さって、“良かったよ”って言って下さいました。
――― 相手役が“新感線”初参加の松山ケンイチさんでしたが?
天海:とてもいい意味での田舎っぽさが出ている(笑)。ほんと、いい意味なんですよ(笑)。あんなに牧歌的な大きさを感じさせてくれる、風や空の匂いを表現できる人は他にいません。それでいて、笑うと心を締め付けられるように愛おしく感じさせるんです。彼のおかげで自分の役を自然に演じられました。
――― 蒼真役と天海さんの共通点は?
天海:ありません(笑)。そんなこと考えたことありません。反乱なんかしたことありませんし。
――― 舞台は同世代の高田聖子、森奈みはるらも一緒だったが?
天海:同い年の女の子の会話をしていましたね。最近何食べてる?とか肌の調子はどう?だとか、終わった後3人で人間ドックに入りました。みんなで“行こうか”ということで。
――― 改めて見どころというと?
天海:全部です!誇りを持って完璧だと思ってやってますから。敢えて言うと、開演からしばらくして3人で逃げるシーンがあって、そこに流れ星が流れるんです。そこは何回やっても泣きそうでした。ケンちゃんは最初、センターが分からなかったんですよ。“どういう人や!?”と思ってたけど(彼は)忘れちゃうんですよね~。
―――ゲキ×シネの魅力とは?
天海:何でそういうこと聞くんだろう? どこ行っても聞かれる。1年前の私には、これが精いっぱいだったなあと思えたのですが、1年後に見てみると“まだまだ行ける”と。それがあるから“まだやれる”と思えるのです。完璧と思ってしまったら、それでおしまいじゃないですか。マスコミの皆さんもそうじゃないですか。
私たちの仕事が、皆さん方の潤いになるなら嬉しいですね。歌あり、踊りあり、笑いも涙もあるので、楽しんで頂けたらと思います。新感線はお稽古中で、今日は初の通し稽古だそうです。私が代表して“元気ですよ!”とお伝えに参りました。皆さんに楽しんで頂いて、また新感線と一緒に仕事出来ることを祈っています。また大阪の舞台でお会いしたいですね。
【ゲキ×シネ『蒼の乱』】
強く美しい女戦士・蒼真(天海祐希)と、坂東の草原の匂いを放つ純粋で無垢な青年・将門小次郎(松山ケンイチ)は、自由への憧憬と渇望を抱き、手を取り合って激動の時代へと飛び込んでいく。だが、国家を揺るがす大乱はすでに西海で起こりつつあった。
瀬戸内の大海賊・伊予純友(粟根まこと)は、西海と東国の二つの辺縁の地で蜂起し、都の政(まつりごと)を揺るがそうと考えていた。無垢な小次郎に惹かれる蒼真には、不安がよぎっていた。
一方、都の朝廷から海賊討伐の命を受けた弾正淑人(梶原善)は瀬戸内に向かう。東国の草原に戻った小次郎が見たのは、飢えに苦しむ民の姿。国司の妻・邦香(森奈みはる)と小次郎の叔父たちは私腹を肥やすことに精を出していた…。
(安永 五郎)
―――原田監督は今回大泉さんとお仕事をするのは初めてだったそうですが、実際に仕事をしてみていかがでしたか?
原田監督:今日はサービス精神が旺盛ですが、すごく真面目で天才的な俳優、芝居はすごいです。僕が彼を初めて観たとき(舞台『ドレッサー』)、楽屋へ行って、時代劇の主役を是非してほしいと伝えて、脚本を送ったのです。
そばにいるパートナーを大事にしたくなる『夫婦フーフー日記』の先行上映舞台挨拶が大阪ステーションシティシネマで行われ、ダンナ・コウタ役の佐々木蔵之介とヨメ・ユウコ役の永作博美の“フーフー”が揃って登壇。関西出身の佐々木は「大阪の観客は反応がすごく早いので、舞台をするのが楽しい。これだけ払ったから、元をとってやろうと思っているので、楽しい反面シビアだなと思う」と早速観客から笑いを誘うと、2月に大阪で舞台を行ったばかりの永作は「みんなで楽しもうと来てくださっていることが分かるので、安心してお芝居や映画を紹介できる。私もお客さんと交流できて、うれしい」と笑顔で応えた。
大阪つながりで、グルメの話題になると、突然佐々木から「IKY食べた?」と振られ、永作がキョトンとする場面も。大阪名物いか焼き(IKY)のことだと分かると、永作は「いか焼きも、たこ焼きも食べましたね。ごちそうさまでした!」と粉ものグルメを楽しんだことを明かした。