「京都」と一致するもの

 

ekanban-550.jpg

昭和の劇場を彩った「⼀週間の芸術」!

⼤阪の映画絵看板を映画館マップ・作品解説ともに紹介!


株式会社トゥーヴァージンズ(東京都千代⽥区)は、2021 年 6 ⽉ 16 ⽇(⽔)に、昭和の映画絵看板を作品解説とともに総覧できる『昭和の映画絵看板 〜看板絵師たちのアートワーク〜』を全国の書店にて発売します。
 


★いまや貴重な写真 1,000 枚の中から、選りすぐりの 300 作品を掲載!

ekanban-shane-500.jpg

映画全盛期の昭和 30 年代を中⼼に、かつて映画館や劇場街には巨⼤な「⼿描きの絵看板」が掲げられていました。⼀週間ほどで掛け替えられる絵看板は、その華やかさと儚さから「⼀週間の芸術」とも⾔われていましたが、映画があまりにも⽇常的であったためか、現存する記録写真は僅かしかなく貴重な資料となっています。


本書は、⼤阪の通称「ミナミ」と呼ばれる難波、道頓堀、千⽇前周辺で絵看板を⼿がけていた⼯房「不⼆⼯芸」で奇跡的に残されていた貴重なアーカイブから、国内外の名作絵看板写真を紹介! 保存されていた 1,000 枚にものぼる記録写真から、厳選した300 枚を全作品解説つきで掲載。映画絵看板の写真を通して戦後の映画史を展望することができます。

(【シェーン』(1953)スバル座)


昭和史と映画作品を⼀望できる年表、昭和 35 年の⼤阪・千⽇前のマップなど、多彩なコンテンツが満載!

ekanban-500-4.jpg

激動の時代・昭和を、映画史とともに年表化! 社会情勢と映画が相互に影響を与えあっていた戦後から昭和末期の時勢が理解できるだけでなく、⽂化的観点からも当時の⽇本を⼀望できます。ほかにも、かつて看板絵師として活躍していた職⼈へのインタビューや昭和 35 年の⼤阪・千⽇前の「タイムスリップマップ」を収録。映画が最⼤の娯楽であった当時の⼈々の⽣活を、多⾓的な視点から眺めることができます!

(『東京オリンピック』(1965)東宝敷島劇場/敷島シネマ)


是枝裕和監督の映画ポスター制作でも知られる、葛⻄ 薫⽒がアートディレクションを担当!

本書のアートディレクションは、是枝裕和監督「海よりもまだ深く」の宣伝制作や「サントリーウーロン茶」などの広告制作で知られる、⽇本を代表するアートディレクター・葛⻄ 薫⽒が担当しています。⼈の⽬を惹きつける要素をふんだんに詰め込みデザインされた映画絵看板とは対照的に、その芸術がもっとも引き⽴つように、緻密に整えられたシンプルなデザインが魅⼒の本書。時代を超えたクリエイティブのヒントやアイデアを豊富に得られる⼀冊です。
 


《作品紹介例》

○第1章 昭和 20 年代の映画看板 1947-1954

『シンデレラ姫』『別離』『硫⻩島の砂』『若草物語』『凸凹海軍の巻』『ジャンヌ・ダーク』など

○第2章 昭和 30 年代の映画看板 ① 1955-1959

『⼗戒』『⽇本誕⽣』『べビイドール』『標⾼ 8125 メートル マナスルに⽴つ』『エデンの東』など

○第3章 昭和 30 年代の映画看板 ② 1960-1964

『太陽がいっぱい』『⻄部に賭ける⼥』『敵は本能寺にあり』『キングコング対ゴジラ』『マイ・フェア・レディ』など

○第4章 昭和 40 年代の映画看板 1965-1972

『東京オリンピック』『メリー・ポピンズ』『パリは燃えているか』『ドリトル先⽣不思議な旅』『⾵と共に去りぬ』など

○第5章 昭和 50 年以降の映画看板 1975-1987

『男はつらいよ 寅次郎⼣焼け⼩焼け』『007/ムーンレイカー』『⾥⾒⼋⽝伝』『スター・ウォーズ』など
 


《書籍情報》

『昭和の映画絵看板 〜看板絵師たちのアートワーク〜』

監修:岡⽥ 秀則
企画:貴⽥ 奈津⼦
アートディレクター:葛⻄ 薫

発売⽇:2021 年 6 ⽉ 16 ⽇(⽔)
定価:本体価格 2,700 円(+税)

仕様:A5/並製/モノクロ 320P・カラー32P
ページ:352 ページ

ISBN:978-4-908406-62-1


《企画情報》

貴⽥ 奈津⼦(きだ なつこ)

主に⽇仏間でアーティストのエージェント業務に携わり、広告や出版の仕事が多い。訳書に『フィリップ・ワイズベッカーの郷⼟玩具⼀⼆⽀めぐり』(⻘幻舎)、著書に『絵本のつくりかた〈2〉 ―フランスのアーティスト 10 名が語る創作のすべて』(美術出版社)などがある。


《武部好伸のシネマエッセイ番外編!『昭和の映画絵看板~看板絵師たちのアートワーク~』紹介はこちら》


 

(オフィシャル・リリースより)

いとみち横浜監督、駒井さん写真(シネルフレ江口).jpg
 
「いとは瞬間、瞬間で姿が違うんです」
二人三脚で役作りに挑んだ『いとみち』主演、駒井蓮さん、横浜聡子監督インタビュー
 
 『陽だまりの彼女』の著者としても知られる越谷オサムの原作を横浜聡子監督(『ウルトラミラクルラブストーリー』『俳優 亀岡拓次』)が映画化した『いとみち』が、6月25日(金)よりテアトル梅田、イオンシネマシアタス心斎橋、京都シネマ、26日(土)より元町映画館にて公開される。
世界初上映された第16回大阪アジアン映画祭で見事グランプリと観客賞のW受賞に輝いた本作。人見知りの高校生いとがメイドカフェでのアルバイトや、友達の支え、そして津軽三味線を通じて成長していく姿を、青森の津軽を舞台に伸びやかに描いている。人見知りのいとを青森県出身の駒井蓮、いとの父親役を豊川悦司、伝説の三味線奏者でもあるいとの祖母役を初代高橋竹山の一番弟子、西川洋子が演じ、三世代親子による濃密な津軽弁での会話も見どころだ。メイドカフェの店長やスタッフには中島歩、黒川芽以、横田真悠らが顔を揃え、エンターテインメント色の強い中に女たちの連帯もしっかりと描かれている。駒井が猛特訓したという、いとの津軽三味線ライブシーンも必見だ。
 いとを演じた駒井蓮さんと横浜聡子監督に、お話を伺った。
 

『いとみち』メイン.jpg

 

■伝わったと感じて嬉しかった大阪アジアン映画祭の観客賞(駒井)

―――まずは、大阪アジアン映画祭でのグランプリと観客賞のW受賞おめでとうございます。改めて受賞したときのお気持ちをお聞かせください。
横浜:賞があることは知っていたけれど、受賞することは全く考えていなかったので、グランプリをいただいてビックリしたのが最初の気持ちですね。観客賞をいただけたのも素直に嬉しくて、俳優部やスタッフと早く共有したいと思いました。
 
駒井:大阪アジアン映画祭はアジアの映画をたくさん上映するというイメージが強かったので、監督と同じ印象はあったかもしれません。『いとみち』が完成して初めてお客さまに見ていただいたのですが、こんなに青森色の強い映画をどんな風に見ていただけるだろうかと思っていたので、観客賞をいただけたのは本当に嬉しかったです。私たちが映画を撮るときに伝えたいことはたくさんあるけれど、それがそのまま伝わるとは限らないし、全く別のイメージで伝わるかもしれない。でも観客賞をいただけて、(伝えたいことが)伝わったのかなと思えましたね。
 
―――出身地、青森での撮影はいかがでしたか?
駒井:家族や、私が今まで生きる中で関わってきた人たちがたくさんいる場所なので、心強い反面、仕事をするために上京して6年経つ私が、仕事をしに青森に戻ってきたわけですから、不思議な気持ちにもなりました。津軽の人間を演じるということは、津軽で私が生き直す感覚だったので、逆にそれを地元で見ていただくことの緊張感はありました。新聞などで『いとみち』を撮影するというニュースもよく報じられていたので、友達が蓮絡してくれることもありましたね。
 
 
『いとみち』サブ2.jpg

 

■一つひとつ探りながら、積み重ねた主人公、いと(横浜監督)

―――原作では小柄でよく泣くキャラクターだったいとを、映画版ではその逆で泣くことができないキャラクターにしたり、駒井さんが演じる映画版ならではのいとを作り上げていますね。
横浜:最初読み合わせをしたときに、駒井さんの喋り方を観察し、そこからどのようにいとを作り上げていくかを考えました。駒井蓮という人間からどのようにして、歩いたり、しゃべったり、表情を作ったりするいとへ放射線状に広げていけるのか。いとはこういう人物像という、明確なものがあったわけではなく、一つひとつ探りながら積み重ねていった形ですね。
 
駒井:いろいろと試しつつ、いとの断片を掴んでいく。喋り方はこうかなとか、家族とはこんな関係かなと周囲から作り上げていく感じはありました。
 
横浜:学校ではこんな存在だけど、家族のなかではこんな感じだねという話はしました。場所によって有りようが変わる人ではないかと。頑なにこれがいとだと信じこまなくてもいいよと駒井さんには声をかけていました。
 
 

『いとみち』サブ1.jpg

 

■いとは瞬間、瞬間で姿が違う(駒井)

―――いとは他人に理解されたいという気持ちもまだ芽生えていない、思春期の真っ只中にいる少女で、彼女の成長が物語の中心ですが、いとの気持ちは想像しやすかったですか?
駒井:自分の思春期のことを思い出すのはすごく恥ずかしいのですが、そういう作業を重ねながらも、なかなかいとの気持ちが自分の中で定まらなかった。撮影中もずっとそうで定まらなかったのですが、相手に対してこういう態度を取るというのではなく、いとはその瞬間、瞬間で姿が違うんです。だからいとの“筋”にたどり着くまでは時間がかかりました。
 
横浜:駒井さん自身は内気ではないし、クラスの中では元気なタイプですよね。
 
駒井:根がマイペースなので、すごく仲の良い人はいる一方で、その時々によって一緒にいる人が違うんです。だから、基本的にクラスのみんなと仲がいいし、最近話が合うから一緒にご飯を食べるけど、次の週は別の友達と一緒にいたり、結構浮遊していますね。
 
横浜:演じる上で、いとみたいな内気な女の子を演じるのは難しいですか?私は(内気ないとは)自分自身と思ってシナリオを書けるけど、俳優は演じるものによって自分と全く違うキャラクターを演じる必要があるじゃないですか。
 
駒井:基本的に、自分の中にあるどこかの要素を拡大していく感じです。たまにクラスの中心に立つけれど、日頃はあまり目立たないような、立ち位置の定まらない友達を想像しながら演じましたね。学園ものは人気者、委員長、盛り上げ役という役割が往往にしてありますが、そのどれにも当てはまらない人がいとのイメージでしたね。
 
 

『いとみち』サブ4.jpg

 

■三味線を弾くと、ひとりの世界で闘っている感じ(駒井)

―――なるほど。もう一つ、いとの気持ちを掴む上で欠かせないのが津軽三味線です。相当練習され、映画でも見事な演奏を披露されていますが、津軽三味線を演奏しての感想は?
駒井:すごく面白いです。ギターやピアノのようでもあるけれど、もっともっと孤独な楽器だと思います。指の痛さや、バチで叩いている時の力も、そこで鳴らす音も全て自分の世界であり、だからこそとても孤独な楽器だと感じる。いとも劇中で目を閉じて弾いていますが、ひとりの世界で闘っている感じがあるし、私自身も闘った感じがありましたね。
 
―――津軽三味線名人で祖母役の西川洋子さんと二人で演奏するシーンも見事でした。
駒井:ふたりでドキドキして、手を繋いでいました(笑)。西川さんも映画の中で芝居として弾いた経験もないし、ふたりで演奏するということもないので、カメラが回る瞬間までお互いにずっと練習していました。弾きながら相手の呼吸や表情を視界に入れる必要があったので、本番まで「あーやばい!」「間違ったらごめんね」という感じでしたね。
 
 
『いとみち』サブ3.jpg

 

■女性の生き方を感じながら演じたメイドカフェのシーン(駒井)

―――いとがアルバイトで働くメイドカフェのシーンは、横浜監督も現代に女性性の強い場所をどのように描くかで悩まれたそうですが、いとと先輩スタッフたちとのやりとりやお客とのエピソードが豊かでかつフェミニズム的要素がしっかり含まれていましたね。
駒井:女性の生き方(フェミニズム)は自分の中でとても興味のある話題だったので、それを感じながら演じていました。私は男女を超えたものがあると思うし、中島歩さんが演じた店長はまさに独自の世界観がありました。メイドカフェのシーンは、いろいろな人と関わり合っていくなかで生まれる人間の面白さを感じましたし、お兄ちゃんお姉ちゃんと一緒にいたようで、私自身も完全に頼り切っていました。
 
―――横浜監督は撮影前、実際にメイドカフェに行かれたそうですね。
横浜:2回ぐらい行って、「萌え萌え、キューン」を低い声で、低いテンションでやってきました。私自身、楽しむより恥ずかしさの方が優ってしまって、ダメですね(笑)。メイドさんたちから本当にお客様を楽しませようとする心意気が感じられ、かといって、それを押し付けてくるわけでもない。女性のお客様も多いし、それぞれの時間を過ごして、たまに「萌え萌え、キューン」をやるという、なかなか日常では体験のできない空間です。
 
 

■いとと早苗はお互いに片思いしている距離感、初々しさを出して(横浜監督)

―――いとの心の支えになったのが同級生の早苗で、最初は電車内でのアイコンタクトが徐々に距離が近づいていく様子も、微笑ましかったです。
駒井:べったりいっしょにいる友達ではないけれど、見えないところでお互いが好きというか隠れて繋がっている。私の中では結構珍しい関係性の友達ではありますね。よく監督に「初々しさを」と言われていたので、名前を呼び合ったり、お互いに自分のことを打ち明けたりするシーンもまさにそれがテーマでした。
 
横浜:早苗が三味線というものを初めて見て、初めて触らせてもらうときの初々しさとか、初めて見たものにどのように接するのか。いとと早苗はお互いがお互いに片思いをしているような距離感のなか、はじめていとが早苗の家に行くわけで、恥ずかしさと初々しさが混じり合うような感情が見えましたね。学校とは違うふたりの一面が見えたと思います。
 
―――豊川悦司さん演じる、思春期の娘と自分なりのやり方で距離を縮めようとする父はいとにとってどんな存在だったのでしょうか?
駒井:二人とも不器用ですよね。性格が似ている家族は距離ができてしまうと思うのですが、似ているがために真正面からうまく向き合えない。相手のことを思っているからこそうまくいかないというのは、ちょっと恋にも似ていますね。豊川さんとは現場でほとんどお話することがなかったのですが、豊川さんがクランクアップする日に、青森の美味しいご飯屋さんを聞かれたり、身長の高さについてワイワイと話をできたのが思い出です。
 
 

■常にフラットで、ちゃんと吸収できる人間でいたい(駒井)

―――最後に駒井さんがこれから目指していきたいことは?
駒井:大学に入って、自分が知らないだけで、世の中には無限に仕事があることを知ったので、自分で向いていないと決めつけるのではなく、何事も試してみる精神でいきたいですね。こだわる人間でいたい一方、こだわりすぎない人間でいたい。常にフラットで、いつでもいろいろな人やものからの刺激をちゃんと吸収できる人間でいたいです。
(江口由美)
 

 
<作品紹介>
『いとみち』Ito  (2021年 日本 116分)
監督・脚本:横浜聡子
原作:越谷オサム「いとみち」新潮文庫刊
出演:駒井蓮、豊川悦司、西川洋子、黒川芽以、横田真悠、中島歩、古坂大魔王、宇野祥平
公式サイト → http://www.itomichi.com/
6月25日(金)よりテアトル梅田、イオンシネマシアタス心斎橋、京都シネマ、26日(土)より元町映画館にて公開  
(C)2021「いとみち」製作委員会
 

natutobira-6.18-550.jpg

山﨑賢人主演・伝説の小説「夏への扉」初の映画化!

30年の時を超えて、もう1度君に会いたいー


山﨑賢人、LiSAによる主題歌「サプライズ」披露に

「とても幸せな気持ち。LiSAさんの歌声のおかげでポジティブ!」

1週間後に公開を控えた本作への意気込みを語る!


【6月18日(金)実施 オンライントークセッション&サプライズイベント】

■日 時:6月18日(金)

■会 場: Harevutai(東京都豊島区東池袋1-19-1 Hareza池袋1F)

■登壇者: 山﨑賢人、LiSA、三木孝浩監督(敬称略)



1956年にアメリカで発表されて以来、ハリウッド映画に多大な影響を与え、60年以上経つ今でも色褪せぬ伝説の小説「夏への扉」(著:ロバート・A・ハインライン)が待望の映画化、『夏への扉 ーキミのいる未来へー』が6月25日(金)に公開いたします。


natutobira-pos.jpg本作の主演を務めるのは、今最も出演作が期待される俳優・山﨑賢人。本作では罠にはめられ、すべてを失いながらも、未来を変えるため30年の時を超える科学者・高倉宗一郎を演じる。共演には、孤独に生きてきた宗一郎が家族のように大切に想う恩人の娘・璃子役に清原果耶、30年後に目覚めた宗一郎の手助けをする人間にそっくりなロボット役には昨年俳優生活25周年を迎えた藤木直人。その他、夏菜眞島秀和浜野謙太田口トモロヲ高梨 臨、原田泰造といった、多彩な顔ぶれが集結した!本作のメガホンを取ったのは『フォルトゥナの瞳』『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』の三木孝浩監督。さらに、そんな本作を彩る主題歌は、LiSAの書き下ろし楽曲「サプライズ」登場人物の心に寄り添いながら、観る者との架け橋となる。


この度、本作の公開を記念して、一足先に映画を観たファン達とオンラインでのトークセッションを実施!イベントには主演の山﨑賢人と監督の三木孝浩が登壇し、ファンからの感想や質問に答え、さらに主題歌を担当しているLiSAも登場し、本作のために書きおろした楽曲「サプライズ」を歌唱した。


主演の山﨑は「今日は公開前にまたイベントをすることができて、嬉しく思います!」と挨拶し、三木監督は「2月の公開から延期になってしまいましたが、タイトルの『夏への扉ーキミのいる未来へー』というように、ギリギリ夏前に公開することができて嬉しく思います」といよいよ公開となる本作への想いを語った。


natutobira-6.18-240-1.jpg山﨑の映画の初主演作『管制塔』以来、約10年ぶりに今回タッグを組んだ2人ですが、山﨑は「僕のデビュー映画が『管制塔』だったので、その時は右も左もわからない状態でした。思い出に残っていることといえば、三木さんの優しい人柄と北海道の寒さと美味しいご飯ですかね。でも10年経って久々にご一緒させていただくと、その時には気付かなかった三木さんの監督としてのこだわりや良いものを撮り続ける姿勢を見つけることができ、自分も少し大人になったなと思いました」と答えると、三木監督から「おーー賢人くんも大人になったんだね」と驚きと嬉しそうな表情を見せつつ、続けて「今回10年ぶりにお仕事をして、最初の『管制塔』で賢人くんが持つ良い意味での“青臭さ”をまた感じましたね。主演作も経験してきてお芝居の経験値が上がっているなと感じましたが、この作品の撮影時も演出に対して固くならず柔軟に対応してくれたので、そのいい意味での“青臭さ”を失わないでくれているとわかり、すごく嬉しかったです」とコメント。


そしてここで本作のために書き下ろした楽曲をLiSAが披露。会場で生歌を聴いた山﨑は「最高でしたね!」と興奮気味に話し始め、「未来に向かって頑張ろうというポジティブなメッセージを受け取ることができました。LiSAさんの力強い声が聴けてよかったです!」とコメント。圧巻の歌声で主題歌「サプライズ」を歌い上げたLiSAへどのような想いを込めて曲を作ったか質問すると、「私は出来上がった状態の作品を観てから楽曲を作ったので、映画を観た方へ届くよう意識しました。特に“未来”や“扉”という言葉を大切にしました」と回答。その答えを踏まえ、三木監督は「この曲が入ることでさらに作品のスケールが大きくなったと思いますし、LiSAさんの生歌の伸びやかさに圧巻されました」とコメント。


natutobira-6.18-500-1.jpgここからは3人と映画を一足早く観たファンの方とオンラインでのトークセッションのコーナーへ。あるファンからの「璃子のセリフにある“諦めなければ失敗じゃない”という言葉が自分の夢のために頑張る糧になりました」という感想に対し、山﨑は「素直に嬉しいですね。それこそ“諦めなければ失敗じゃない”という言葉は、この作品で伝えたいなと思っていたメッセージなので、それを感じ取っていただけてよかったです」とコメント。さらに他のファンからは、味わいたい過去の感動した思い出について聞かれ、三木監督は「映画を撮ることが昔からの夢だったのですが、自分が最初に作った映画をお客さんと一緒に映画館で観た時のなんともいえない空気感はまた味わいたいなと思います」と回答。


natutobira-6.18-500-2.jpg「実は見終えたお客さんの後ろでひっそり感想を聴いたりもしてました」と照れ臭そうに話し、LiSAも「三木監督と少し似ているのですが、今のご時世ライブ活動が難しいので、ファンのみんなと歌ったり踊ったりできる日々に戻りたいなと思います」とコメント。三木監督のようにファンの感想を聞いたりするかという質問に対し、「今はSNSがあるおかげでファンのみんなから直接感想が送られてくるので、その感想は全部見ています」と回答。2人が話している間も真剣に答えを考えていた山﨑は「過去に感動した思い出はたくさんあります。関わった現場で過ごした時間はもちろん感動しますし、今までの作品に対して全力で向き合っているからこそ、また次も頑張ってその感動を味わいたいと思います。なので僕は過去を振り返りません!」と力強く回答すると、三木監督からも「ぶれないね!」と笑い声がこぼれた。山﨑も「そうですね。今の連続で未来が作られていくので、今を大切にしたいと思います!」とコメントした。


最後に山﨑から「公開直前に一足早く作品を観ていただいた方からのポジティブなメッセージを受け取れて嬉しかったですし、今日はLiSAさんの生歌を聴くことができてすごく幸せでした。これから公開にむけて自分自身も気合が入りました。この作品が伝えたかった“どんな状況でも諦めないで前に進んでいく”という想いを感じてほしいですし、その中にある色んな愛を感じてもらいたいです。ラブストーリーな部分も含め、多くの世代に楽しんでもらえる作品ですので、公開まで楽しみにしていただけたら嬉しいです。今日はありがとうございました!」とイベントは終了した。
 


★「夏への扉ORINGINAL SOUNDTRACK」発売決定情報

natutobira-6.18-240-2.jpg


2021年6月公開の映画『夏への扉 -キミのいる未来へ-』のオリジナルサウンドトラックの発売が決定!

音楽はアニメ「僕のヒーローアカデミア」、映画「フォルトゥナの瞳」などの林ゆうきが担当し、全30曲が収録予定となっております。

詳しくは、下記ホームページよりご確認ください。

https://anxmusic.lnk.to/yENHKU


 


natutobira-550.jpg

<STORY>
将来を期待される科学者の高倉宗一郎は、亡き養父である松下の会社で研究に没頭していた。早くに両親を亡くしずっと孤独だった宗一郎は、自分を慕ってくれる松下の娘・璃子と愛猫ピートを、家族のように大事に思っていた。しかし、研究の完成を目前に控えながら、宗一郎は罠にはめられ、冷凍睡眠させられてしまう。目を覚ますと、そこは30年後の2025年の東京、宗一郎は研究も財産も失い、璃子は謎の死を遂げていたー失って初めて、璃子が自分にとってかけがえのない存在だったと気づく宗一郎。人間にそっくりなロボットの力を借り、30年の間に起こったことを調べ始めた宗一郎は、ある物理学者にたどり着く。驚きの事実を知った宗一郎は、再び1995年へと時を超える。ただ、璃子を救うためにー


■出演:山﨑賢人、清原果耶、藤木直人
    夏菜、眞島秀和、浜野謙太、田口トモロヲ、高梨 臨、原田泰造
■監督:三木孝浩
■配給:東宝 アニプレックス
公式サイト:https://natsu-eno-tobira.com/
■コピーライト:(C)2021「夏への扉」製作委員会

2021年6月25日(金)~全国ロードショー
 


(オフィシャル・レポートより)

 

 

 
 
 
 
石井監督(シネルフレ).jpg
 
「世界で痛みを共有する今、傷ついたもの同士をつなぐ橋になる作品」
『アジアの天使』石井裕也監督インタビュー
 
 池松壮亮(『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』)、チェ・ヒソ(『金子文子と朴烈』)、オダギリジョー(『茜色に焼かれる』)の共演で描く石井裕也監督最新作『アジアの天使』が7月2日(金)からテアトル梅田、なんばパークスシネマ、シネ・リーブル神戸、Tジョイ京都他にて公開される。
 
 2020年2月から3月にかけてオール韓国ロケを敢行。コロナによる懸念事項が次々生まれるなか、スタッフたちの努力により奇跡的に無事クランクアップを果たしたという本作は、観光地ではないソウルの一面や、海辺の町、江原道の風情を楽しむことができる。妻を亡くし、一人息子と韓国在住の兄のもとを訪ねる剛を演じた池松は初めての韓国ロケにどこかリアルな異邦人ぶりを漂わせる一方、日本語でなんとかコミュニケーションを取ろうとする不器用さが逆に滑稽さを醸し出す。風来坊の雰囲気をまとった兄を演じるオダギリジョーとの絶妙なやり取りは、うまくいかない異国での日々の重い空気を吹き飛ばす。スーパーで営業をしていたソルとの思わぬ再会、ソルの兄妹を巻き込んでの旅路と、思わぬことが起きても、それが人生と言わんばかりに転がり、そしていつの間にか膝を突き合わせて飯を食い、酒を呑むようになっている姿は、今は避けざるをえない「会って話す」コミュニケーションがいかに豊かなものであるかを痛感させる。それぞれが旅の果てに見たものは何なのか。人生に行き詰まった韓国人家族と、人生を探して韓国にたどり着いた日本人家族がみせる、全く新しい「家族のような」物語だ。
 本作の石井裕也監督にお話を伺った。
 

 

アジアの天使 メイン写真.jpg

 

■互いの心の傷や哀しみが手に取るように分かる関係

――――世界初上映となった大阪アジアン映画祭のクロージング上映では笑いも多数起こり、大盛況でした。舞台挨拶で、プロデューサーのパク・ジョンボムさんとはとてもウマが合うとおっしゃっていましたね。
石井:パクさんとは、日本であまり友達に話すことのないような、自分が心に抱えている傷や痛みについてよく話をしました。お互い拙い英語なので言葉自体は不完全で、言語的に理解できているかどうかはわからないけれど、少なくとも彼の哀しみや心の傷は手に取るようにわかった。彼も僕に対して同じような思いだったでしょう。30歳を過ぎて、そんな特別な友達ができるとは思ってもいませんでした。パクさんもなぜそんなに二人は仲がいいのかと聞かれたとき「前世で深い関係だったとしか言いようがない」と答えたそうです。
 
――――それだけ深いところで分かり合える友人で映画監督であるジョンボムさんと一緒に映画を作るのは自然な流れだったと?
石井:一緒に作ろうという話はありましたが、本作に関して言えば、プロジェクトが窮地に陥って頓挫しかけた時にパク・ジョンボムが「絶対に諦めるな、俺がプロデューサーをやるから」と手をあげてくれたんです。
 
 
アジアの天使 サブ4.jpg

 

■韓国で遊んでいた頃からはじまっていた、池松壮亮への言葉にしない演出

――――まさに「アジアの天使」ならぬ「映画の天使」ですね。今回は『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』主演をはじめ石井監督作品に多数出演している池松壮亮さんが、妻を亡くし、一人息子がいる作家、剛を演じています。ちょっとトリッキーさも感じる役ですが、二人でどのように剛のキャラクターを作り上げていったのですか?
石井:池松君とは、パク・ジョンボムと出会った翌年ぐらいから、普通に遊びに行く感覚で韓国に行き、パクさんとも遊んでいたんです。お揃いのグローブを買って、キャッチボールをして、という子どものようなことをやっていたのですが、口には出さずとも、韓国で映画を撮るんだろうなということが互いに分かっていた。だから、言葉にしない演出はその頃からはじまっていたんですね。
 
――――ずっとタッグを組んできた池松さんと、今回は全編韓国ロケでタッグを組み、また新たな一面が見えたという感じですか?
石井:今までとは全部違いましたね。馴染みのない土地を子どもと一緒に歩くということ自体が彼にとっては迷子ですから、異邦人のような感覚があったはず。どこまでその土地に入り込めるか、もしくは入り込まないかということをよく考えたのだと思います。
 
――――入り込む/入り込まないのバランスは、監督とディスカッションで決めたのですか?それとも池松さん自身の判断に委ねたのですか?
石井:その辺は池松君とかなり話をしました。プライベートで一緒に韓国に行っただけではなく、役を掴むきっかけが少しでも多い方がいいと思ったのでロケハンも一緒に行きました。僕が韓国人スタッフとあーでもない、こーでもないと話している姿を見ているだけでも、何かの参考になったのではないでしょうか。撮影を終えて、「これまでとは全く別の景色が見られた」というようなことを言ってくれましたね。
 
 
アジアの天使 サブ5.jpg

 

■日韓関係が最悪な中、強い志で、全存在をかけてタッグを組んでくれたチェ・ヒソ

――――相手役となるかつてのアイドル歌手、チェ・ソルを演じたチェ・ヒソさんは、大阪アジアン映画祭とも馴染みが深く、小学校時代に日本で暮らした経験もある俳優ですが、ヒソさんをキャスティングしたいきさつは?
石井:役の年齢層に合う俳優を何名かピックアップし、打診していくオーソドックスなスタイルをとったのですが、2019年ごろは日韓関係が最悪で、それを理由に断られることが多かった。このプロジェクトに参加することで、日本に加担しているという見方をされかねない状況の中、ヒソさんは「そんなの知るか、面白いことをやりたい」というとても意志の強い方で、日本語もしゃべれるし、色眼鏡が全くない方でした。それなら一緒にチャレンジしましょうかと声をかけさせていただいたのです。実際にすごく聡明で志の高い方で、共に力を合わせて戦えた。思いの強い方でしたね。
 
――――ソルは自国語で話す一方、剛も日本語で話しかけ続け、コミュニケーションが取れていないように見えながらも、だんだん距離感を縮めていきます。映画の中で、コミュニケーションについてどのように捉えて演出したのですか?
石井:いろいろな言葉が飛び交うけれど、結局言葉だけでは本心にたどり着けない。言葉でたどり着けないところにある本当の感情を表現できれば面白いなと思ったのです。だから、今回はディスコミュニケーション(誤解)を生むものとして、言葉を使っていますね。ソルと剛がなんとか思いを伝えあうのは本当に拙い英語で、それは僕とパクさんの関係と似ています。
 
 
アジアの天使 サブ1.jpg

 

■池松壮亮とオダギリジョー、天才ふたりが韓国でみせた演技

――――剛の兄を演じたオダギリジョーさんの軽やかな演技が魅力的でした。池松さんとオダギリさんの共演は初めてなのではないかと思いますが、現場ではいかがでしたか?
石井:韓国で池松君とオダギリさんが、バカみたいなことを言っているシーンを撮るのはすごく楽しかったですね。韓国のスタッフも芝居を見ながらクスクス笑っていましたし。池松君とオダギリさんが一緒に芝居をしているのを日本で見たことはないですが、この天才ふたりが韓国で愚かな会話をしているのは、素晴らしい光景でしたね。キャストも家族のようなものになっていくということを意識していたかどうかは分かりませんが、皆さん本当に仲が良くて、頻繁にビールを飲みに行っていましたね。特に江原道に行ってからはみんなで合宿して撮影したので、浜辺でもよく一緒に遊んでいました。
 
 
アジアの天使 サブ2.jpg

 

■扱いきれないもの、言葉にならないものを映画にしたかった

――――『アジアの天使』というタイトルは意外性もありながら、しっくりとくるタイトルのように思えます。映画でも重要なモチーフですね。
石井:天使というものに対し、人それぞれのイメージがあるでしょうし、捉え方も違う。いるかもしれないし、いないかもしれない。信じているかもしれないし、信じていないかもしれない。そんな扱いきれないもの、言葉にならないものを映画にしたかったので、ちょうどいいと思ったのです。加えて、アジアの隣国であり、別々の国である韓国と日本をつなぐものが、西洋のシンボリックなものだと意味があるのではないかと。あるかないか分からない可能性が偶発的、もしくは奇跡的に二者を結びつけると面白いのではないかという気持ちがありましたね。
 
――――決して主人公たちの置かれた境遇が改善するわけではないけれど、逆にそのままでも大丈夫と包み込んでくれる作品で、コロナ時代で疲れ切っている今の私たちにすごく心地よい余韻を与えるのではないでしょうか。
石井:期せずしてではありますが、コロナ禍になり、痛みを共有せざるを得なくなりました。世界平和という言葉を使うのは恥ずかしいのですが、どこの国の人も皆、同じように辛い状況を強いられているんだと想像することは、新しい関係を生む小さなきっかけになるような気がします。この映画は小さな橋になるかもしれません。みんなで集まってご飯を食べ、ビールを飲むこと以上に重要なことは、実はないんじゃないかと思います。
 
(江口由美)

『アジアの天使』“The Asian Angel”(2021年 日本 128分) 
監督・脚本:石井裕也
出演:池松壮亮、チェ・ヒソ、オダギリジョー、キム・ミンジェ、キム・イェウン他
7月2日(金)からテアトル梅田、なんばパークスシネマ、シネ・リーブル神戸、Tジョイ京都にて公開。
公式サイト⇒https://asia-tenshi.jp/
(C)2021 The Asian Angel Film Partners
 

namonai-bu-550.jpg

写真家、映画監督として活躍する日比遊一監督自らの経験を描いた、実話に基づく兄弟の物語。

『名も無い日』

永瀬正敏、オダギリジョー、金子ノブアキ、日比遊一監督

最初で最後、豪華顔合わせによる生配信イベント

<6月11日(金)実施〈無観客〉生配信舞台挨拶付き上映会>


愛知県名古屋市発信の映画『名も無い日』の全国公開初日生配信舞台挨拶付き上映会が、6月11日(金)に行われました。本作品の監督であり、カメラマンでもある日比遊一に起きた実話を元に描かれた本作。舞台挨拶には日比遊一監督をはじめ、出演者の永瀬正敏、オダギリジョー、金子ノブアキが登壇し、本作への思いを配信を通して、各地の劇場に駆けつけたファンにアピールしました。
 


<『名も無い日』全国公開初日生配信舞台挨拶付き上映会>

■日時:2021年6月11日(金)/19:05~(約30分)

■会場:スペースFS汐留(港区東新橋1-1-16)

■登壇者:永瀬正敏、オダギリジョー、金子ノブアキ、日比遊一監督(敬称略)

■実施形態:無観客/会場から全国27館の劇場に生配信



namonai-bu-500.jpg撮影から約3年の歳月を経て、ついに全国公開を迎えた気持ちを、永瀬は「あっという間であり、無事に公開できた気持ちもあり、心の中がグルグルしていますね」とコメント。一昨年前の初号試写を見たオダギリは「そこで見て以来なので、ほぼ内容を忘れている」と笑いを誘い、「だからこそ、もう1度映画館で見たいですね。映画館は大変な状況が続いていますが、映画館でしか得られない経験はあると思うし、ぜひスクリーンで見てほしいですね」とアピールした。また、金子は「現場の記憶が鮮明に残っているので、時間が経った気がしない」と心境を明かし、「こうやって、やっと見ていただけるのがシンプルにうれしいです。安心もしていますし、何かが心に残って、前に進むきっかけになればという願いもあります」と話していた。


namonaihi-500-1.jpg実の弟の死を題材にした本作について、日比監督は「弟が死んで9年が経ち、構想・原案から6年、撮影から3年が経ちました。もうダメだなと思うときも、ひと言で言い表せない大きな支援をいただき、這いつくばって完成させることができた」としみじみ。「今日は有志の皆さんの思いも背負って、ここに立たせてもらっている。映画はお客さんに見ていただき、初めて完成するので、今日『名も無い日』という作品が独り立ちできて、誇りに思いますし、感動もしております」と感無量の面持ちだった。


namonai-nagase-500.jpg永瀬が演じる長男は、日比監督がモデルになっており「現場で疑問点があれば、すぐそこに監督がいらっしゃる心強さがあった。この物語を映画化するのは、監督自身、かなりの覚悟があったはず」と回想。撮影は日比監督の実家などで行われ、オダギリは「実際に生活されていた空間ですので、軽い気持ちでは入り込めないし、ご実家での撮影だからこそ、いろいろな力を与えてくれた。監督が強い覚悟で臨んだ作品なので、『すべて背負いたい』『自分ができることを全身全霊でやらなければ』という強い気持ちで臨んだ」と振り返った。また、金子は「映画の撮影というより、言葉が見つからず、記憶の中にいた感覚。現場にいる監督の姿を思うだけで、こみ上げてくるものがある。この作品以前/以降で意識も変わったし、貴重な経験でした」と強い思い入れを示した。


namonai-odagiri-500.jpg三兄弟を演じた感想について永瀬は「オダギリさんの背中越しのお芝居は、こっちにもビンビン伝わってきたし、金子くんは金子くんで、涙を流すシーンなんかは、何か心震えるものがあった。二人とも現場に“心”を持ってきてくれる役者さん」オダギリは「がっつりお芝居するのは、お二人とも初めてですが、いい感じの兄弟だなと。自分のことながら、このキャスティングがしっくり来ると実感していた。芝居を交わせるうれしさがあり、最高の答えを出したいという気持ちもあった」金子は「上に兄弟がいないので、現場では僕にもお兄ちゃんができたって思えて『甘えちゃえ』と身を任せることができた。身を裂かれるような悲しいシーンもあるが、でも基本的には優しい時間が流れる、穏やかな現場でした」日比監督は「夢のような三兄弟。感謝の一言しかありません」と話していた。


namonai-kaneko-500.jpg舞台挨拶の締めくくりに、永瀬は「いろんな人のいろんな気持ちが詰まった作品。最後には光があると思っていますし、天国の弟さんにおめでとうございますと伝えたい」と挨拶。オダギリは「いろんなものを受け取り、感じることできる作品なので、いろんな方にも見てほしい」と改めてアピールし、金子は「すばらしい作品に参加させていただき、光栄でしたし、忘れることはないと思います。監督の覚悟でありますし、ものすごい力を持った作品なので、ぜひ広まってくれれば」と期待を寄せた。

namonai-di-240.jpg
 

 

日比監督は「私の身に起こった悲しい、暗い物語を映画にしようとは思わなかった。大切な誰かを失った悲しみは乗り越えるものではなく、そっと心に生き続け、しっかり向き合うもの。そうすることで、次の一歩を踏み出せる…そういう映画だと思います。セリフが少ない、凝縮された俳句のような映画なので、大切な人と一緒に、(映画の)余白に人生を重ね合わせてもらえれば」と全国の映画ファンにメッセージを送っていた。

 


 


<STORY>

名古屋市熱田区に生まれ育った自由奔放な長男の達也(永瀬正敏)は、ニューヨークで暮らして25年。自身の夢を追い、写真家として多忙な毎日を過ごしていた。ある日突然、次男・章人(オダギリジョー)の訃報に名古屋へ戻る。自ら破滅へ向かってゆく生活を選んだ弟に、いったい何が起きたのか。圧倒的な現実にシャッターを切ることができない達也。三男(金子ノブアキ)も現実を受け止められずにいた。「何がアッくんをあんな風にしたんだろう?どう考えてもわからん。」「本人もわからんかったかもしれん。ずっとそばに、おったるべきだった。」達也はカメラを手に過去の記憶を探るように名古屋を巡り、家族や周りの人々の想いを手繰りはじめる。

 

namonaihi-pos.jpg

 

■出演:永瀬正敏、オダギリジョー、金子ノブアキ、今井美樹、真木よう子、井上順、藤真利子、大久保佳代子、中野英雄、岡崎紗絵、木内みどり、草村礼子
■監督:日比遊一
■音楽:岩代太郎
■主題歌:エミ・マイヤー「A Day with No Name」
■配給:イオンエンターテインメント、Zzyzx Studio
公式サイト: https://namonaihi.com/
■©️ 2021 『名も無い日』製作委員会

 

2021年6月11日(金)~シネマート新宿、イオンシネマ シアタス心斎橋、なんばパークスシネマ、MOVIX京都、神戸国際松竹、MOVIXあまがさき 他全国公開!

 


(オフィシャル・レポートより)

 

HOKUSAI-ivent526-550.jpg

「こんな日だからこそ見て欲しい!」公開まであと 2 日!

柳楽優弥、田中泯、永山瑛太、玉木宏、瀧本美織

超豪華キャスト陣が葛飾北斎ゆかりの“牛嶋神社”でヒット祈願!

柳楽「映画の持つ力が悪いものを跳ね返していけたら」

 


【映画『HOKUSAI』公開直前ヒット祈願報告会イベント 】

■実施日時: 5 月 26 日(水)

■登壇者(敬称略):柳楽優弥(葛飾北斎 青年期役)、田中泯(葛飾北斎 老年期役)、永山瑛太(柳亭種彦役)、玉木宏(喜多川歌麿役)、瀧本美織(コト役)、橋本一監督

■実施場所: 浅草ビューホテル 4 階(飛翔Ⅲ) (東京都台東区西浅草 3-17-1)


 

HOKUSAI-pos-1.jpg

代表作「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」が新千円札のデザインやパスポートに採用されるなど、今なお愛され続ける世界的アーティスト 葛飾北斎。ゴッホ、モネなど名だたる印象派アーティストたちに大きな影響を与え、米 LIFE 誌「この 1000 年で偉大な功績を残した 100 人」に選ばれた唯一の日本人です。


この度、そんな北斎の知られざる生涯を初めて描く映画「HOKUSAI」が 5 月 28 日(金)に全国公開いたします。本作は、その人生に関する資料がほとんど残されていない北斎の生涯を、史実や作品が生まれた年代などを繋ぎ合わせて生まれたオリジナル・ストーリーで、今までほとんど語られる事のなかった青年時代の北斎をも描きます。第 33 回東京国際映画祭のクロージング上映を経て、世界中から注目を集める本作。何があっても絶対にあきらめず、90 歳の生涯で 3 万点以上もの作品を描き切った絵師の生き様が、170 年の時を経てスクリーンに描き出されます。


そして公開日まであと 2 日に迫った本日 5 月 26 日(水)に、「公開直前ヒット祈願報告会イベント」を実施いたしました!W 主演として、葛飾北斎役を演じた柳楽優弥(青年期)と田中泯(老年期)とともに、老年期の北斎の盟友・柳亭種彦を演じた永山瑛太、常に北斎の一歩先をゆく天才浮世絵師・喜多川歌麿役の玉木宏、北斎を支える妻・コト役の瀧本美織ら豪華キャスト陣が大集結!メガホンを握った橋本一監督と共に登壇しました。


HOKUSAI-ivent526-jinja-550.jpg報告会イベント前には、晩年の北斎が通ったと言われ、86 歳の時に大絵馬に描いた晩年期最大級の肉筆画「須佐之男命厄神退治之図」を奉納したことでも知られる墨田区にある牛嶋神社に一同揃って大ヒット祈願をし、イベントに挑みました。


劇中で北斎は、どんな困難な状況の中でも「こんな日だからこそ描く」と言い放ち、ただ真っ直ぐに描き続けているが、本作は、まさにそんな北斎が生きた時代同様、コロナ禍の緊急事態宣言下という環境で劇場公開を迎える。北斎やその時代を生きたものたちを演じ切ったキャスト、そしてそれを描いた橋本監督が今の気持ち、そして今だからこそ観てほしい映画の魅力について語りつくしました!
 


HOKUSAI-ivent526-jinja-500-2.jpg

<イベントレポート>

いよいよ公開まで 2 日に迫った映画『HOKUSAI』。2019 年に撮影をし、本来ならば昨年 2020 年の公開予定でしたがコロナの影響で 1 年の延期を経て遂に公開を迎えます。葛飾北斎の青年期を演じた柳楽優弥、北斎の老年期を演じた田中泯、柳亭種彦役の永山瑛太、喜多川歌麿役の玉木宏、北斎の妻・コト役の瀧本美織、橋本一監督が約2 年ぶりに再集結し、柳楽は「1 年の延期となりましたが、この作品が持つ運命で、この時期に公開することに意味を感じています。」、田中は「あと 2 日で公開なのでかなり緊張しています。まだ間に合いますので是非宣伝を宜しくお願い致します。」、永山は「映画を観させていただいたんですが、本当に柳楽優弥さんと田中泯さんが演じた北斎が素晴らしくてエネルギーを貰いました。」、玉木は「北斎同様に歌麿も言わずも知れた絵師だと思いますが、静かだけど強くてパワーがある映画だと思います。ようやく公開することができて嬉しく思っています。」瀧本は「劇中で私は柳楽さんとのシーンがほとんどだったので、こうしてキャストの皆さんとお会いできて本当に嬉しく思っていますし、こういう時期だからこそ人と会える喜びを感じています。映画に通ずる部分があると思います。」監督は「この顔ぶれと並んでいると素晴らしい作品に携わることができたんだなと緊張しています。」とそれぞれにいよいよ公開を迎えることができる本作への熱い想いを述べました。


HOKUSAI-ivent526-500-1.jpgイベント前に、北斎が 86 歳の時に大絵馬に描いた晩年期最大級の肉筆画「須佐之男命厄神退治之図(すさのおのみこと やくじんたいじのず)」が奉納されている牛嶋神社へヒット祈願に行ってきた一同。関東大震災で現物は焼けてしまいましたが、神社には今も復元された絵が飾られており、その絵には様々な病気や凶事を起こす厄神たち十五体が須佐之男命にひざまずき、今後悪さをしないよう証文に手形を押されている様子が収められています。コロナ禍の今だからこそ拝みたくなる絵ですが、柳楽は今日お伺いした牛嶋神社や先日訪れた小布施のお寺などで北斎の作品を見させて頂いたのですが、北斎の絵には悪いものを跳ね返して断ち切る力が本当にあると思います。大変な時期ですが、この映画の持つ力が悪いものを跳ね返してくれたらいいなと思います。」田中は「86歳の時に描いたと聞いてびっくりしています。凄まじいパワーを感じました。」と、北斎の絵に圧倒されたとコメントを寄せました。


HOKUSAI-ivent526-jinja-500-1.jpg続いて、武家でありながら文才に溢れ、剣よりも筆を好んだ戯作者・種彦を演じた永山は同じ表現者として「種彦は、武家の人間として芸術を取り締まる立場でありながら北斎と命がけで作品を発表し続けた人間です。現場で初めて田中泯さんとご一緒させていただいて、映画での種彦と北斎さんの関係性のように、俳優や人間であるといったカテゴリー以上のものを貰いました。田中泯さんがいるだけで芸術なんだなと感じました。」と、現場での田中との関係が役柄同様であることを明かし、今日も田中に自家製のお味噌をもらったというエピソードも披露しました。


HOKUSAI-500-3.jpgまた、青年時代の北斎の常に一歩先をゆく、天才浮世絵師・歌麿を演じた玉木。若き日の北斎や写楽といった新たな才能を持った絵師が切磋琢磨して今の世にも残る素晴らしい作品を残している点を、「プロデューサーの重三郎の元に才能がある人たちが集まっている部分が、現代の芸能事務所でアーティストたちが集まり切磋琢磨しながらのし上がっていく部分と通ずる部分があると感じます。歌麿は若き北斎に刺激を与える役どころですが、撮影時は柳楽君の目がとても印象的で、闘志を感じました。」と、北斎が生きた時代と現代のアーティストが生きる環境が時を経ても通ずる部分があると語り、撮影時を振り返りました。


瀧本さんは、絵にまっしぐらな北斎を温かく包み込む妻・コトを演じたことについて、「自分がイメージしたコトは、妻ではあるけれども時折、母でもありました。包容力と慈愛を持って演じさせていただきました。全体を通して北斎さんは自分と戦い続けている人だと思ったので夫婦でいるときは安らげる空気を作れるようにしました。」と語りました。


HOKUSAI-500-6.jpg絵は残っているが人物に関しての資料が残っていない若き日の葛飾北斎。本作ではその北斎の知られざる人生を描いた橋本一監督は、「史実でこういう人ですと残っているわけではないので、どうしたら魅力的な人物になるかと考えました。その上、若いときに描いた夢を貫く姿勢、決して諦めない気持ち、という 2 つのテーマを盛り込んでいきました。」と作品作りでのこだわりを語りました。


劇中では、阿部寛が演じられた稀代の版元、今でいうプロデューサー蔦屋重三郎が「絵で世界は変えられる。」と北斎に伝え、彼の人生に大きな影響を与えますが、MC より「絵、もしくは映画は世界を変えられるか?」という問いに対して、柳楽は「僕は、これまでアートや映画などで表現される様々なものを通して勇気を貰えています。そういう芸術は時代を超えて僕たちに刺激を与えてくれて、映画も映画館で多くの人に感動を与えていると思いますし、世界全体としてではなく一人一人のモチベーションを変えていくことができると感じています。」


HOKUSAI-500-4.jpg田中は「柳楽さんと同様に、一人一人に届けることができるし、その力は絶対あると思います。その力がどう受け止められるのか、世界に繋がるのかわかりませんが、少なくとも人の心に伝わることは確かです。」、永山は「近所のおばさまが僕の作品を観てくださって、『次の作品を楽しみにしているよ』と僕が出ている雑誌の切り抜きを持ってきてくれたんです。そのおばさまの生活を変えたんだなと思ったので、僕も変えられると思います。」


玉木は「作品が作られる以上、前向きなパワーを持って作られると思うので個人には伝わっていくと思う。一人一人に伝わっていけば大きなものも変わると思う。」、瀧本は「世界という大きな部分ではわからないけど、人の気持ちや想いは変えられる。自分自身も映画や芸術をみて勇気づけられたり、子どもの時に観た作品は忘れられないので、思いは根強く残っていくと思うので変えられると思います。」


監督は「僕が監督を目指したのは子供のときに観た映画で、僕自身の世界は映画によって変えられました。僕の作品を観て、何人かは映画監督になりたいと言っている人もいる。それは映画であろうがドラマであろうが同じことであると信じています。だからこそ、映画館が開けられていない状態が続いていますが、僕の基準では言語道断。映画に触れられない人がいるのは間違っている状況なので考えてほしい。」とそれぞれに映画が世界を変えられるとコメントを寄せました。


HOKUSAI-500-5.jpgまた、玉木が演じた歌麿が幕府につかまってしまった時や、永山さんが演じた種彦が罰せられた時も北斎は「こんな日だからこそ描く」と絵を描き続けます。現在、一部エリアでは緊急事態宣言下で劇場休業している、まさに「こんな日」ともいえる状況下での劇場公開となりますが、「こんな日だからこそやり遂げたいこと」について問われると、日本映画が大好きと語る柳楽は「映画館で映画を観たい。」と言い、田中は「いつもと変わらずに 1 日をしっかりと生きることが大切。」と語りました。


永山は「誠心誠意の演技をして日本の人を元気にしたい。」と明かし、瀧本は「前向きな気持ちを発信し続けていきたい。」、先日祖父が 100 歳を迎えたという玉木は「こんな時だから地方への行き来はできないですが、子どもも生まれたので祖父に会いに行きたい。」


HOKUSAI-500-2-1.jpg監督は「劇場に行きましょう、映画を観ましょう!」とそれぞれ、先の見えない時代だからこそのやり遂げたいことをあげました。最後に本作を楽しみにしている人々に向けて作品を代表して柳楽が「こういう時期にもかかわらず、公開することができたことをありがたく思います。人はトンネルに入ったら出口を探すと思うんですが、芸術や映画はトンネルでのライトになりうる力があると思います。一日でも早くコロナが収束して皆さんの笑顔が戻ることを思って頑張っています。」、田中「北斎こそが人々を愛し、人々の体を描写した最初で最後の人だと思っています。ぜひ、北斎に愛されに、映画を見て欲しいです。」と作品をアピールし、イベントは幕を閉じました。


なお、本作が公開を迎える、5月 28 日(金)の夜 20:00 より、公開記念としてオンライン生配信番組を配信することが決定しております。番組では、柳楽優弥、玉木宏、瀧本美織といった豪華出演者陣、そして橋本一監督が再び大集結し、それぞれが選んだ本作のイチオシシーンを視聴者とともに見たり、視聴者からの質問に答える企画などを実施予定。
 


<番組概要>

【番 組 名】今だからこそ!映画『HOKUSAI』をニッポンに届けたいスペシャル!!

【配信日時】2021 年 5 月 28 日(金) 20:00〜20:40(予定)※⽣配信

【配信場所】①共感シアター (https://bals.space/)

②共感シアター
YouTube チャンネル (https://www.youtube.com/user/MOVIEMAR
BIE/)

【出 演 者】柳楽優弥/玉木宏/瀧本美織/橋本一監督
 


HOKUSAI-main-500-1.jpg

<STORY>

何があっても絶対に諦めず、描き続けた、その先にー。

腕はいいが、食うことすらままならない生活を送っていた北斎に、ある日、人気浮世絵版元(プロデューサー)蔦屋重三郎が目を付ける。しかし絵を描くことの本質を捉えられていない北斎はなかなか重三郎から認められない。さらには歌麿や写楽などライバル達にも完璧に打ちのめされ、先を越されてしまう。“俺はなぜ絵を描いているんだ?何を描きたいんだ?”もがき苦しみ、生死の境まで行き着き、大自然の中で気づいた本当の自分らしさ。北斎は重三郎の後押しによって、遂に唯一無二の独創性を手にするのであった。

ある日、北斎は戯作者・柳亭種彦に運命的な出会いを果たす。武士でありながらご禁制の戯作を生み出し続ける種彦に共鳴し、二人は良きパートナーとなっていく。70 歳を迎えたある日、北斎は脳卒中で倒れ、命は助かったものの肝心の右手に痺れが残る。それでも、北斎は立ち止まらず、旅に出て冨嶽三十六景を描き上げるのだった。そんな北斎の元に、種彦が幕府に処分されたという訃報が入る。信念を貫き散った友のため、怒りに打ち震える北斎だったが、「こんな日だから、絵を描く」と筆をとり、その後も生涯、ひたすら絵を描き続ける。描き続けた人生の先に、北斎が見つけた本当に大切なものとは…?

今だから、見えるものが、きっとあるー。


<CREDIT>

出演:柳楽優弥 田中泯 阿部寛 永山瑛太 玉木宏 青木崇高 瀧本美織 津田寛治
監督:橋本一 / 企画・脚本:河原れん /
配給 S・D・P / コピーライト:©2020 HOKUSAI MOVIE
公式 HP:www.hokusai2020.com  
SNS:@hokusai2020 ハッシュタグ「#映画 HOKUSAI」

2021年5 月28 日(金)~ 今だからこそ公開!


(オフィシャル・レポート)

 
 

アオラレ メイン.jpg

 

『アオラレ』ムビチケ前売鑑賞券(デジタルムビチケ)プレゼント!

ポスター.jpg

 

 

■提 供:  KADOKAWA

■当選数: 2組 4名様

■締切日: 2021年 5月26日(水)

公式サイト:https://movies.kadokawa.co.jp/aorare/

 
2021年5月28日(金)~TOHOシネマズ二条、MOVIX京都、109シネマズHAT神戸、OSシネマズミント神戸、TOHOシネマズ西宮OS 他全国ロードショー
大阪府の映画館は非常事態宣言解除後公開予定 
 

 

※ムビチケ利用での座席指定は、「ネットで座席指定する」「映画館で座席指定する」の2種 類があり、ご利用いただける映画館が異なりますのでご注意ください。

【ネットで座席指定する場合】
ムビチケの購入情報(ムビチケ購入番号・ムビチケ暗証番号)をご用意のうえ、ご鑑賞予 定映画館のウェブサイトにて座席指定を行ってください。 座席指定完了後、「座席指定(予約)番号」が発行されますので、ご鑑賞当日は、映画館の自 動発券機で入場券を発券してください。 座席指定の詳細につきましては、ご鑑賞予定映画館へご確認ください。

【映画館で座席指定する場合】
映画館窓口または自動券売機にて座席指定を行ってください。 ムビチケ購入番号・ムビチケ暗証番号、または、ムビチケスマホサイトの QR コード作成 ツールにて、ムビチケ購入番号・ムビチケ暗証番号をご入力いただくと、QR コードが表 示されますので、映画館にてご提示ください。 ※QR コード作成ツール(スマートフォンのみ)▶ mvtk.jp/QRCode 上記 URL にアクセスして QR コードを表示してください。または以下の QR コードを スマートフォンで読み取って表示してください。
 



世界中でロックダウン後、18の国と地域でまさかのNo.1ヒット!

究極の恐怖と爽快な展開にアドレナリン出まくりの、

ノンストップ・アクションスリラー誕生!!

 
『グラディエーター』でアカデミー賞®主演男優賞を受賞した名優ラッセル・クロウ主演の最新作『Unhinded』(原題)。世界中でロックダウンが相次いだ後の公開にも関わらず、18の国と地域でNo1ヒットを記録した話題作が日本上陸!!

今や社会問題となっている「あおり運転」は身近な恐怖として存在している。その恐ろしさを描く本作は、シングルマザーのドライバー、レイチェル(カレン・ピストリアス)が見知らぬ“男”(ラッセル・クロウ)と信号で言い合いになってしまうところから始まる。「運転マナーがなっていない」と謝罪を求められるが、レイチェルはそれを拒否。しかし、そのささいな小競り合いから、レイチェルは想像もしていなかった恐怖に巻き込まれることになる。果たして、レイチェルはその“男”の壮絶な【アオリ】から逃げ切ることが出来るのか!?リアルで爽快な展開に、ストレス発散できるノンストップ・アクションスリラーの傑作が誕生!
 


出演:ラッセル・クロウ、カレン・ピストリアス、ガブリエル・エイトマン、ジミ・シンプソン、オースティン・マッケンジー
監督:デリック・ボルテ『レッド・バレッツ』『幸せがおカネで買えるワケ』
脚本:カール・エルスワース『レッド・ドーン』『ディスタービア』
製作:リサ・エルジー『メン・イン・キャット』『ジェシー・ジェームズの暗殺』
日本語字幕:松崎広幸
レイティング:PG12
配給:KADOKAWA
(C)2020 Unhinged Film Holdings LLC.  All Rights Reserved.
 
2021年5月28日(金)~TOHOシネマズ二条、MOVIX京都、109シネマズHAT神戸、OSシネマズミント神戸、TOHOシネマズ西宮OS 他全国ロードショー
大阪府の映画館は非常事態宣言解除後公開予定 
 

(オフィシャル・リリースより)

海辺の家族たち_メインビジュアル_fix.jpg

 

〈フランスのケン・ローチ〉と称えられるロベール・ゲディギャン監督の集大成!

マルセイユ近郊の小さな港町を舞台に、人生を変える出会いを描く忘れられない感動作

『海辺の家族たち』

〈みんな若い!貴重な青春時代シーン〉本編映像解禁ニュース 

 

マルセイユ近郊の海辺の家に、父との最期の日々を過ごすために集まる3人の子供たち。

それぞれが胸に秘めた過去と向き合う時間を、漂着した難民の子供たちが思わぬ希望に変えていく──


空と海を一望できる美しい入り江沿いにあり、かつては別荘地として賑わったが、今ではすっかり寂れた町で、過去にとらわれて絆を見失い、明日へと踏み出せない家族たちが描かれる。だが、彼らが〈人生を変える新しい出会い〉を受け入れたことで、再び未来が輝き始める。こんな時代だからこそ、人と人の繋がりが何よりも大切だと、忘れられないラストシーンが教えてくれる感動作。今、世界が忘れた優しさが、ここにある。


監督を務めたのは、自身が生まれ育ったマルセイユを舞台に、労働者階級や移民など社会的に弱い立場の人々の人生を温かな眼差しで見つめ続け、〈フランスのケン・ローチ〉と称えられるロベール・ゲディギャン監督。本国で半年以上のロングラン上映を成し遂げた大ヒット作『マルセイユの恋』や『幼なじみ』、『キリマンジャロの雪』などで高く評価され、ベルリン国際映画祭や、ヴェネチア国際映画祭、審査員も務めたカンヌ国際映画祭の常連でもある名匠が、映画人生40年の集大成となる傑作を完成させた。


06.jpgこの度解禁された本編映像では、3人兄妹に父親を加えた4人の若かりし頃の映像が切り取られている。4人で車に乗り込み、窓を開け放し音楽を流しながら楽しそうにはしゃぎながら海への道を走る。港に到着し、“遊泳禁止”、”違反者は起訴”の注意書き看板を目にした4人は、ふざけ合って次々にお互いを海の中へと突き落としていく。最終的には全員海の中へと飛び込み、楽しそうに遊ぶ4人の若い姿が眩しく目に映る映像となっている。実はこのシーン、各俳優にそっくりの若い俳優が回想シーンを演じている訳ではなく、正真正銘、30年以上前に本人たちが演じた映像。ロベール・ゲディギャン監督の『Ki lo sa?』という、1986年に製作された作品(日本未公開)から抜き出された映像で、地元フランス・マルセイユで同じ俳優を使って長年映画を撮り続けてきたロベール・ゲディギャン監督ならではの貴重な映像となっている。この4人が歳を重ね、その後どんな人生を歩んできたのかは、ぜひ劇場で映画をご覧いただきたい!
 


【STORY】
パリに暮らす人気女優のアンジェルは、20年ぶりにマルセイユ近郊の故郷へと帰って来る。家業である小さなレストランを継いだ上の兄のアルマンと、最近リストラされて若い婚約者に捨てられそうな下の兄のジョゼフが迎えてくれる。兄妹3人が集まったのは、父が突然、倒れたからだ。意識はあるもののコミュニケーションが取れなくなった父と、家族の思い出の詰まった海辺の家をどうするのか、話し合うべきことはたくさんあった。だが、それぞれが胸に秘めた過去が、ひとつひとつあらわになっていく。昔なじみの町の人々も巻き込んで、家族の絆が崩れそうになったその時、兄妹は入り江に漂着した3人の難民の子供たちを発見する──。


監督:ロベール・ゲディギャン
出演:アリアンヌ・アスカリッド、ジャン=ピエール・ダルッサン、ジェラール・メイラン、ジャック・ブーデ、アナイス・ドゥムースティエ、ロバンソン・ステヴナン
2016年|フランス|フランス語|カラー|ビスタ|DCP|5.1ch|107分
原題:La Villa|英題:The House by the Sea|レイティング:G|字幕翻訳:宮坂愛
提供:木下グループ  配給:キノシネマ  © AGAT FILMS & CIE – France 3 CINEMA – 2016
公式HP:https://movie.kinocinema.jp/works/lavilla

2021年5月14日(金)~キノシネマ横浜みなとみらい・立川・天神 

5月21日(金)~アップリンク京都、近日公開~シネ・リーブル梅田、シネ・リーブル神戸、6月25日(金)~7/7(木)シネ・ピピア ほか全国順次公開


(オフィシャル・リリースより)

HOKUSAI-ivent-550-1.jpg

 

「北斎の生き抜く強さは誰にでもあるはずです。」

柳楽優弥&田中泯 葛飾北斎役/ W主演が北斎生誕の地に登場!

更に世界的書家・紫舟がライブパフォーマンスで大浪披露!

 


■実施日時:5 月 13 日(木)13:00~13:40

登壇者(敬称略):柳楽優弥(葛飾北斎 青年期役)、田中泯(葛飾北斎 老年期役)、紫舟(ゲスト)

■実施場所:江戸東京博物館 大ホール (〒130-0015 東京都墨田区横網 1-4-1)



HOKUSAI-pos-1.jpg代表作「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」が新千円札のデザインやパスポートに採用されるなど、今なお愛され続ける世界的アーティスト 葛飾北斎。ゴッホ、モネなど名だたる印象派アーティストたちに大きな影響を与え、米 LIFE 誌「この 1000 年で偉大な功績を残した 100 人」に選ばれた唯一の日本人です。この度、そんな北斎の知られざる生涯を初めて描く映画「HOKUSAI」が 5 月 28 日(金)に全国公開いたします。本作は、その人生に関する資料がほとんど残されていない北斎の生涯を、史実や作品が生まれた年代などを繋ぎ合わせて生まれたオリジナル・ストーリーで、今までほとんど語られる事のなかった青年時代の北斎をも描きます。第 33 回東京国際映画祭のクロージング上映を経て、世界中から注目を集める本作。何があっても絶対にあきらめず、90 歳の生涯で 3 万点以上もの作品を描き切った絵師の生き様が、170 年の時を経てスクリーンに描き出されます。


そしてこの度、約 2 週間後と迫った本作の公開を記念して、5 月 13 日(木)に、「大波トークイベント」を実施いたしました!W主演として、葛飾北斎役を演じた柳楽優弥(青年期)と田中泯(老年期)が揃って、北斎生誕の地・東京・墨田区にある江戸東京博物館に登壇!二人は当日、江戸東京博物館所蔵の“あの波”(冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏)を含む貴重な北斎作品を鑑賞し、作品の持つ力強さや北斎が込めた想いを全身に感じながらトークイベントに登場致しました。


HOKUSAI-ivent-550.jpgさらには、世界に向けて日本の文化と思想を発信する活動を続ける書家/芸術家の紫舟がゲストとして登場!2014 年にフランス・ルーヴル美術館地下会場で開催されたフランス国民美術協会展にて「北斎は立体を平面に、紫舟は平面を立体にした」と評され、最高位である審査員賞金賞を受賞した他、アメリカやイタリア、スイス、スウェーデン、エジプトなど各国で作品を展示し、世界に向けて日本文化と思想を発信する活動を続けている紫舟は、本作を見て制作意欲が溢れ出たと話します。


当日は「HOKUSAI」をテーマに全長 2m を超える和紙に「大波」をライブパフォーマンスで披露!カンヌ国際映画祭の男優賞を史上最年少で受賞した柳楽優弥、そして国際的ダンサーとして知られる田中泯と共に、世界的アーティスト葛飾北斎をとことん語り尽くしました。
 


<レポート>

HOKUSAI-ivent-yagira-240-2.jpg

MC の呼びかけで、W 主演で葛飾北斎を演じた柳楽優弥と田中泯がステージに登場! 2019 年に映画の撮影を実施し、昨年 2020 年公開予定だった本作。約 1 年の公開延期を経ていよいよ公開まで一か月を切った本作ですが、北斎の青年期を演じた柳楽は「1 年越しではありますが、こうして公開することができたことを、嬉しく思っています。今まで経験したことのない延期という状況に戸惑いもありましたが、こういう時代の中であるからこそ、『HOKUSAI』という映画が持つ力強さ、生き方様、北斎自身の強靭なエネルギーをこの映画を通して皆さんに伝わると嬉しいです。」

北斎の老年期を演じた田中は「いよいよ公開ですが、まだ 2 年前の撮影の日々が体にしっかりと残っています。全力以上の時間を過ごしていました。今の日本の状況の中でどのように迎えていただけるか正直分からないですが、強烈な情熱が伝わるといいなと思っています。ドキドキしています。」と、思い思いに 1 年越しにいよいよ公開ができる喜び、そして映画への想いについてコメントを寄せました。


イベントの舞台は北斎の生まれ育った東京・墨田区にある江戸東京博物館ということで、現在は休止中ではありますが、特別展「冨嶽三十六景への挑戦北斎と広重」[~6 月 20 日(日)]を登壇前に特別に見てきた柳楽と田中。当時実際に刷られた貴重な浮世絵版画を観た感想について問われると柳楽は「これだけの名作の本物が集結しているという状況にただただ圧倒されてしまいました。1つの作品を描くのにものすごいプロセスや時間を経て描かれたものだということを知り、素晴らしい傑作を見ることができて、とてもパワーをもらいました。


HOKUSAI-ivent-tanaka-240-1.jpg本作のプロモーションでは葛飾北斎が残した様々な本物の作品を初めて見ることができ、とても嬉しいです!」と話し、田中は「とっても驚きました。小さい頃に、マッチ箱に全部印刷された『冨嶽三十六景』があって、一生懸命集めていたんですが、(実物は)マッチ箱の大きさと違って、小さい人が克明に掛かれていてやっぱり北斎はすごいと改めて思いました。」と興奮気味に語ります。


さらに、柳楽は「90 年という生涯を通して絵を描くことに没頭し続けて、70 歳になってもまだ満足していないという生き様をかっこいいと思いました。(田中)泯さんも 10 代から踊りをずっと続けられていて、1つのことに向き合い続けて活躍されている大先輩の方たちを見ると勇気をもらえます。」と北斎の作品を目の当たりにして、北斎の絵に懸ける情熱を感じとった様子を語った。それを受け、田中も「比較にはならないんですが、驚異的ですよね。『あと5年あったらもっといい絵がかける』と言っているけれども恐らく 5 年たっても同じことを言うと思う。果てしないものに立ち向かっているというか、想像を絶する情熱は本当にすごい力だと思います。」と、北斎の生き様に圧倒されたと尊敬の念を込めて語りました。


HOKUSAI-ivent-shishu-240-1.jpg続いて、本日の特別ゲストである書家、芸術家の紫舟が登場!映画を観た後に制作意欲が沸々と湧き、一気に大きな和紙に 70 もの作品を描いたことを明かし、「生きる力をたくさんもらえた映画です。」と北斎からエネルギーを得たとコメント。また、柳楽の演技について最も難しい所作が美しく、「プロになると呼吸と線が合ってくるんですが、柳楽さんの筆は呼吸をしているようでした。絵描きは手にも目がないと描けないのですが、柳楽さんの手には目がついていて美しい所作で見とれてしまいました。」と大絶賛!


東京藝術大学の方を講師につけて役作りをしたという柳楽は、それをうけて照れ笑いをする一幕も。田中のファンと語る紫舟は、劇中、田中が演じた老年期の北斎について「物理的に存在するものではなく、目では見えないものを描こうとしているんですが、風を見つけたときの狂気に満ちた(田中)泯さんの笑顔が頭に残っています。北斎が表現したいものに出会って、狂気の笑顔になったんじゃないかな。」と田中が演じた北斎の印象に残ったシーンについて語りました。


それを受け田中も「風は目には見えないです。自分のことになってしまうけど、踊りは目に見えるけど、目の前にないものを表現しようとしているので、踊りに対する目線に近いのかなと思います。」と北斎の絵と自身の踊りの共通点を明かしました。


HOKUSAI-ivent-shishu-500-1.jpg本作を観て創作意欲が湧き出たと話していた紫舟ですが、今回特別に『HOKUSAI』をイメージした作品をライブパフォーマンスで披露してくれることに!マスコミ陣が見守る中、“生き抜け”という文字とともに、北斎の作品「神奈川沖浪裏」を彷彿させるダイナミックな波に、カラフルな配色がされた絵が完成されました!紫舟は「私たちは非常に困難な中にいますが、この映画でもう一回立ち上がってみよう、踏ん張ってみようという気持ちになり、波を起こして、太陽のような光の色である赤や黄色を入れて“生き抜け”というメッセージをいれさせていただきました。」と絵について説明します。


HOKUSAI-ivent-yagira-240-1.jpg柳楽は「圧倒されました、生き抜けという言葉はこの時代に響く。北斎を通して生命力を感じます。」と語り、田中はただただ一言「いいですね。」と本日 1 番の笑顔を見せながら紫舟の生命力に溢れた絵にパワーをもらった様子だった。


最後に公開を待つ人々に向けて柳楽は「本当に大変な状況ではありますが、この映画を通して、北斎の様に強い生命力を持つことや「生き抜く」という力強さを感じることができました。北斎のメッセージは今の時代にとって必要なことであると今日のイベントを通して改めて実感しました。劇場でぜひご覧ください。」

 

HOKUSAI-ivent-tanaka-240-2.jpg

田中は「老年期から最後まで演じさせていただきましたが、北斎は特別なことをして過ごしたわけではなく、好きなことを精一杯やって、運良く全うできた人だと思います。生き抜く強さは人によって差があると思いますが、みんな同じように持っていると思います。うまく発揮できるかできないかは、私たちは考え続けていかなければいけない。北斎の生き抜く強さは誰にでもあるはずです。」とコメントを寄せ、本作と、本作で描かれる北斎の生き様の力強さをアピールしました。

 

 

※江戸東京博物館公式 HP:https://edo-tokyo-museum.or.jp
 


HOKUSAI-main-500-1.jpg

<STORY>

何があっても絶対に諦めず、描き続けた、その先にー。

腕はいいが、食うことすらままならない生活を送っていた北斎に、ある日、人気浮世絵版元(プロデューサー)蔦屋重三郎が目を付ける。しかし絵を描くことの本質を捉えられていない北斎はなかなか重三郎から認められない。さらには歌麿や写楽などライバル達にも完璧に打ちのめされ、先を越されてしまう。“俺はなぜ絵を描いているんだ?何を描きたいんだ?”もがき苦しみ、生死の境まで行き着き、大自然の中で気づいた本当の自分らしさ。北斎は重三郎の後押しによって、遂に唯一無二の独創性を手にするのであった。


ある日、北斎は戯作者・柳亭種彦に運命的な出会いを果たす。武士でありながらご禁制の戯作を生み出し続ける種彦に共鳴し、二人は良きパートナーとなっていく。70 歳を迎えたある日、北斎は脳卒中で倒れ、命は助かったものの肝心の右手に痺れが残る。それでも、北斎は立ち止まらず、旅に出て冨嶽三十六景を描き上げるのだった。そんな北斎の元に、種彦が幕府に処分されたという訃報が入る。信念を貫き散った友のため、怒りに打ち震える北斎だったが、「こんな日だから、絵を描く」と筆をとり、その後も生涯、ひたすら絵を描き続ける。描き続けた人生の先に、北斎が見つけた本当に大切なものとは…?

今だから、見えるものが、きっとあるー。
 


<CREDIT>

出演:柳楽優弥  田中泯  阿部寛  永山瑛太  玉木宏  青木崇高  瀧本美織  津田寛治
監督:橋本一 / 企画・脚本:河原れん
配給 S・D・P / コピーライト:©2020 HOKUSAI MOVIE
公式 HP:www.hokusai2020.com /
SNS:@hokusai2020 ハッシュタグ「#映画 HOKUSAI」

2021年5月28日(金)~全国ロードショー!!


(オフィシャル・レポートより)

 

 

FUNNY BUNNY初日オフィシャル (2).jpg

世界なんて、想像力で変えられる

【監督】飯塚健×【主演】中川大志

映画『FUNNY BUNNY』《4/29(木・祝) 

初日舞台挨拶レポート


2012年、青山円形劇場で上演され、大きな反響を呼んだ、飯塚健監督のオリジナル戯曲を映像化した映画『FUNNY BUNNY』が、4/29(木・祝)より全国の映画館とauスマートパスプレミアムにて同時に上映、および配信されました。本来、この日には東京都内3カ所の映画館で、主人公・剣持聡役の中川大志、剣持の親友・漆原聡役の岡山天音、そして飯塚健監督が登壇する初日舞台あいさつを行う予定でしたが、東京都の緊急事態宣言発令の状況等を鑑み、別会場での無観客イベントに切り替えて実施。この様子はイベント後、YOUTUBEにて配信予定となっています。



■日にち:4月29日(木・祝) 13:00~13:40 ※無観客での実施

■会場:スペースFS汐留 (港区東新橋1-1-16 汐留FSビル3F)

■登壇予定:中川大志、岡山天音、飯塚健監督(敬称略)
 



ステージに登壇した中川は「本当なら劇場で、お客さまの前で舞台あいさつの予定でしたが、こういう状況下ですので。このような形で初日を迎えることになりましたが、まずは作品を届けられることに感謝しています」とあいさつ。岡山が「こういった形での舞台あいさつは珍しいと思いますが、皆さんの目に届くということで、映画を楽しんでいただけたらと強く思っております」と続けると、飯塚監督も「この場に立つと、やはりお客さまの顔を観て、あいさつをしたかったなという思いもありますが、ようやく公開なので。よろしくお願いします」と呼びかけました。


メイン.JPG今回の、岡山との共演について中川は、「5~6年前にドラマのゲストでご一緒しまして。もちろん同じシーンもあったんですが、そんなにガッツリと絡むという役柄ではなくて。だからその時はほとんどしゃべることがなかった。だから僕にとって天音くんはベールに包まれた感じで。もちろんいろんなところで共通の知り合いがいて。今までは人を介して天音くんの話をいろいろと聞いていたんですけども、現場でガッツリと一緒にやらせていただくのは初めて。とにかく僕も大好きな役者さんなので嬉しかったですし、楽しかったですね」とコメント。


一方の岡山も「現場で、共演する俳優さんとガッツリ台本だったりお芝居について話すことって意外とないことなので。だから何かそういった意味でも貴重でしたし、最初に共演した頃から考えると、だいぶ近くなったなという感じがありますね」と返すも、中川は「でも今日、久々に会ったら若干距離を感じるというか。リセットされたというか。あんなに密な関係だったのに」とちゃかした様子でコメントを返した。


その言葉に、岡山も「忘れていないですよ。最初に共演した時は10代でしたが、その時から大志くんは世の中に認知されている方でした。本当にスマートな印象だったんですけど、今回は剣持をやられているからかもしれないですけど、剣持のお芝居に対して本当に愚直かと思えば、とてもピュアな部分もあって。前回(のドラマの撮影)が数日だったというのもあるんですけど、今回はそのイメージがものすごくひっくり返った印象ですね。大志くんがいないところで、大志くん大好き、という話をするくらいになりました。すごく恥ずかしいですけど、ファンです」とコメント。その言葉に中川も「僕も大好きです」と笑顔で返答。そんな二人の信頼関係を目の当たりにした飯塚監督も「よくぞこの二人がそろってくれたと思いますよ」としみじみ付け加えました。


サブ2.JPG本作の劇中では、剣持と漆原のエネルギーがぶつかり合うような、キスシーンがある。そのシーンについて「あのシーンの前はめっちゃ、うがいしましました。嫌われたくないと思って」と笑う岡山に対して、中川も「忘れられないですね、あの感触が。ちょっと目覚めそうになりました。いろんなものがパッと出ました」とコメント。ただし、お互いに感情的になっているというシーンだったため、「意識が吹っ飛んでいるような感じでしたね。何も覚えていないです」と中川が振り返ると、岡山も「キスシーンって緊張しますけど、あれだけ印象に残らないというか、感触を覚えていないキスシーンもはじめてですね」と述懐。飯塚監督も「あれはキスシーンというジャンルじゃないですね」と付け加えた。


そんな二人に対して、ファンからの「続編を希望します」という声が読み上げられると、中川は「映画『FUNNY BUNNY』は、図書館とラジオ局が舞台のエピソードですが、ほかにもエピソードがありますので、このメンバーで続編ができたら、どんなに楽しいだろうと。やっていく中でもそう思いましたし、完成した作品を観た中でもそう思いました。またやれたらいいなと思います」と続編に意欲的なコメント。岡山も「同じくですが、『FUNNY BUNNY』の舞台版の映像を見ていた当時は僕が参加するとは思っていなかったので、続編があるなら参加したいです」とこちらも意欲的なコメント。そんな二人の言葉に飯塚監督も「嬉しいですね。やれたらいいですね」と笑顔を見せた。
 


【あらすじ】 
WEB用チラシ表面.jpgとある図書館に「強盗」しに現れた二人の愛くるしいうさぎ。目的は「絶対借りられない本」を見つけること・・・はぁ!?だが、あっという間に形勢は逆転し、捕らえられてしまう。観念した剣持と漆原から事の真意が明かされる。「絶対に借りられない本の中に、宝の地図が隠されている」。そこに秘められた驚愕の真実とは!?月日は流れ、図書館で出会った五人は、またしても剣持からのとんでもないミッションをするハメに。それはラジオ局を「襲撃」し「電波」を盗むこと。剣持から語られたのは、まったく売れなかったバンドと幻の名曲に秘められた哀しい真実。果たして無事にクリアできるのか? DJブースのマイク前に立つバンドによる、最後の曲が流れ始めるー。


■出演」中川大志 岡山天音 / 関めぐみ 森田想 レイニ ゆうたろう / 田中俊介 佐野弘樹 山中聡 落合モトキ / 角田晃広 菅原大吉  
監督・脚本・編集:飯塚健  
2021年/日本/103分/カラー/ビスタ/5.1ch/
■公式サイト:  https://funnybunny-movie.jp
原作:舞台「FUNNY BUNNY -鳥獣と寂寞の空-」(演出・脚本 飯塚健 /青山円形劇場、 2012)
小説「FUNNY BUNNY」(飯塚健/朝日新聞出版)
製作:KDDI 制作プロダクション:ダブ 
配給:「FUNNY BUNNY」製作委員会
■(C)2021「FUNNY BUNNY」製作委員会

映画 & auスマートパスプレミアムにて公開中


(オフィシャル・レポートより)

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77