「京都」と一致するもの

 

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全世界でシリーズ累計約 13.8 億本※を記録した日本発の大人気キャラクターであるソニックがハリウッド実写映画化、全米でゲーム原作映画史上最高の興行収入記録を打ち立てるなど大反響を呼んだ、『ソニック・ザ・ムービー』の待望の続編となる、『ソニックザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』が 8 月 19 日(金)に全国公開となります!(※=DL 含む)


日本公開に先駆け、4 月 8 日より公開された全米ではオープニング 3 日間において興行収入 7,210 万ドルを記録し、前作の全米公開 3 日間の興収 5,801 万ドルを大幅に上回るスタート。イギリス、フランス、オーストラリアを含む 47 ヶ国・地域でも初登場1位を獲得するなど、幅広い地域で大ヒット!また、全米興行収入は、前作の 1 億 4,897 万ドルを上回る 1 億 9,056 万ドル(259 億 1,616 万円)を達成し、前作のゲーム原作映画史上最高興収記録を更新!!また、公開から 3 ヵ月で全世界興行収入は 4 億ドル(544 億円)を突破する等、大躍進が止まらない!


この度、本作及びソニックシリーズを彩る楽曲を手掛けた中村正人を中心に、アーティストたちが集結する 1 日限りの祭典、史上最強の【ソニック・サミット】を実施!

SKY-HI、m-flo ☆Taku Takahashi が登壇し、中川大志がMC初挑戦でイベントを大いに盛り上げました!


本作の日本版主題歌を手掛け、初めてソニックがこの世界に登場したその日から 30 年以上ソニックのゲーム楽曲として愛され続け、長きに亘り世界的人気を誇る名曲「Green Hill Zone」を作曲した”ソニック楽曲の生みの親”である DREAMS COME TRUE 中村正人が登壇。さらに、その「Green Hill Zone」のメロディに歌詩をのせた絵日本版主題歌「UP ON THE GREEN HILL from Sonic the Hedgehog Green Hill Zone - MASADO and MIWASCO Version -」を大胆にサンプリングした本作のオフィシャルインスパイアーソング「Fly Without Wings」が本イベントにて初解禁となった SKY-HI と、本楽曲にプロデューサーとして参加した☆Taku Takahashi(m-flo, block.fm)も登場し、映画とコラボした楽曲プロモーションビデオもあわせて解禁!また、中村がこれまで手掛けた数々のソニックのゲーム楽曲を様々なアーティストたちがアレンジしたコンピレーションアルバム「Sonic the Hedgehog Tribute」の制作を発表!豪華アーティストたちが集結し、時代を超えて、新たな世代へ広がる【ソニック楽曲】の魅力、そしていよいよ公開が迫る映画『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』の注目ポイント等を語り尽くしました!


さらに、本イベントのスペシャルナビゲーターとして、映画の主人公ソニックの日本語吹替を担当する中川大志が登場し、イベントでの MC に初挑戦!大いに会場を盛り上げました!
 


【日時】 8 月 8 日(月)

【会場】 浜町スタジオ(東京都中央区日本橋浜町 2-62-6)

【登壇者】 中村正人(DREAMS COME TRUE)、SKY-HI、☆Taku Takahashi(m-flo, block.fm)
         スペシャルナビゲーター:中川大志


<レポート全文>

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この度、間もなく迎える本作の公開日を前に、超豪華アーティスト大集結の 1 日限りの祭典・史上最強の【ソニック・サミット】と題したイベントを実施した。本イベントでは、なんとソニックの吹替を務める中川大志が MC を担うことに。MC 初挑戦だという中川は「荷が重いですが……とにかく一生懸命、MC をしたいと思います!オンタイムで皆様帰って頂けるよう頑張ります!」と意気込んだ。『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』では、主人公ソニックが「本当のヒーローになりたい」という気持ちから、様々なチャレンジをしていくという展開があるのだが、そんな物語の筋立てに因んで、MC 初挑戦の中川にも、【本物の MC】になるべく、イベント中に難易度高いチャレンジが課されることに。横で、ソニックが見守る中、早速中川が登壇ゲストを呼び込み、本作の日本版主題歌を担当した DREAMS COME TRUE(ドリームズ・カム・トゥルー)の中村正人を筆頭に、今回、映画「ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ」のオフィシャルインスパイア―ソングを担当した SKY-HI(スカイ・ハイ)、そしてオフィシャルインスパイア―ソングのプロデューサーとして参加した m-flo(エム・フロー)の☆Taku Takahashi(タク・タカハシ)という錚々たるメンバーが集結した。


sonicna-ivent3-240-1.JPG登壇した、中村、SKY-HI、☆Taku は、MC 初挑戦で緊張気味の中川に「今日は大志君を助けるためにきました!」と挨拶し、これには中川もタジタジ。会場の笑いを誘った。早速、中川の司会進行でトークセッションがスタートし、ゲストたちに質問をすることに。日本語吹替版が完成しての感想を聞くと、中村は「またこの映画のファンになりましたね!大志君も山寺さんも素晴らしい、吹替版だとビジュアル、各役者さんの声の演技の良さ、全てわかりますのでこれは吹替版の方が良いかもしれませんね」とアピールした。さらに映画の本編エンドロールに、自身の日本版主題歌が流れた際には感極まり「私は鼻水が流れました」と、中村なりの表現で喜びの感想を伝えた。続けてゲーム楽曲と、「DREAMS COME TRUE での曲の制作に違いはありますか?」という中川からの問いには「当時、ソニック1、2の楽曲を作っている合間に、ドリカムでのアルバムを2枚作っていたので、お互いに刺激しあっている感じはありましたね。だから全く違うというわけではないんです!」と回答、意外な事実に中川も大きくリアクションした。そして質問は、SKY-HI、☆Taku にも続き、ゲームの楽曲を聞いた時の感想は?という質問には、SKY-HI が「骨身にしみた楽曲だったので、びっくりしましたね!これ中村さんだったんだ!と。今回、オフィシャルインスパイアーソングを制作することになった際も反芻していくうちに、段々とノスタルジックさを感じていきました」と述べた。ソニックの楽曲を中村が手掛けていたということを知って驚く方はいまだに多いようで、「当時はゲーム音楽を誰がやったか、クレジットを表記する習慣がなかったんですよね。だから色んな方がカバーしてくれていました」と中村は回顧した。


今回、SKY-HI は中村の楽曲をもとにインスパイアーソングを作ったわけだが、「浮かんだメロディやワードはありましたか?」との中川の質問には、「ハードルが高かったんですけど、これは一人では超えられないから、劇中でソニックがテイルスと協力していたように☆Taku さんと一緒に曲つくりましょうという話になって……それで、☆Taku さんのところで延々と映画を流しながら、作りながら見ながらで、歌詞をつくっていきましたね。曲作り始めたら早くて、楽しくてしょうがなかったですね!」と SKY-HI が述べ、☆Taku も同調した。また、「曲作りしていて、気づいたら段々とソニックに近づいてきていましたね!あんなに楽しく曲を作ったのは久方ぶりです!」と続ける SKY-HI は、この日ソニックを彷彿とさせる全身青色のコーデで登壇しており、楽曲制作に際し、相当ソニックに入れ込んだ様子を窺わせた。


ここで、本作の2本の PV が公開されることになり、一つは既に先日実施した完成報告会見で解禁した、映画『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』の日本版主題歌「UP ON THE GREEN HILL from Sonic the Hedgehog Green Hill Zone - MASADO and MIWASCO Version -」の PV、その後 SKY-HI と m-flo の☆Taku Takahashi が「UP ON THE GREEN HILL from Sonic the Hedgehog Green Hill Zone - MASADO and MIWASCO Version」を大胆にサンプリングしたオフィシャルインスパイア―ソング「Fly Without Wings(フライ・ウィズアウト・ウイングス」の PV を中川の楽曲紹介で本邦初公開!スタイリッシュなメロディに、劇中映像が合わさったクールな PV の連続に、思わず中川も「鳥肌立っちゃいました!カッコ良いですね!」とソニックをまさしく表現した楽曲に感嘆!SKY-HI と☆Taku も「映画を見ながら作っただけあって、ハマりが良いですよね」と満足いく出来の様子。自身の楽曲がサンプリングされ、全く新しい楽曲が生み出されたことについて中村は「まさに今の音楽業界の状態ですよね。30 年前の楽曲がお二人によって新たにつくられ、ソニックが今の音楽の形で、世界に届いていくという感じがしましたね。」と感慨深そうにコメントした。


sonicna-ivent3-500-1.JPG「この楽曲をつくるにあたり緊張しましたか?」という質問について☆Taku は「緊張はしなかったですが、悩んだのは、どれくらいまでやっちゃっていいかという部分。でも逆に思いっきりガツンとやらないと中村さん嫌がるかなと思って、思いっきりやってみました!」と、述べ中村も「本当にこれでいいんですよ!これじゃないと。二人のスキルの高さ、音楽をリスペクトしながら異次元に昇華させるという、これが今の世界の流れですよね。」とコメントを寄せた。


次に、夏休みのこどもたちからの質問を事前に募集し、その質問に回答していくというコーナーに。「今、ヒーローはいますか?」、という質問が投げられ、また「今までのお仕事で一番緊張したことは?」という質問には SKY-HI が自身が関わる「BE:FIRST」での仕事を最も緊張したものだったと回答するなどトークした。また、「もし史上最強のパワーを手に入れたら?」という質問も投げかけられ、それぞれ三者三様のアンサーを述べた。また、登壇者はこのコーナーでは質問の最後に子供たちへのメッセージを求められ、代表して中村が「今は全く新しい時代なので、子供たち一人一人が一生懸命考えてほしいですね。それは決してネガティブな感じではなくて、前向きに一生懸命自分で考えて、一生懸命自分で答えてほしいということ。どうしたら、楽しく生きれるかな、どうしたらみんなを助けられるかな、とか考えながら毎日を精一杯、時にはサボりながら過ごしてほしいと思います」と、変化の大きい今を生きる子供たちへエールを贈った。


sonicna-ivent3-500-2.JPG場も温まってきたところで、ここで何やらソニックが伝えたいことがあるようなそぶりを見せ、もう一つ重大発表がある様子。そうして更なるサプライズとして中村の口から発表されたのは、中村が作曲したソニックの Sound Track に含まれる楽曲たちを多彩なアーティストがカバーしたトリビュートアルバム「Sonic the Hedgehog Tribute」!併せてトレイラーも公開され、新たな解禁に会場は色めき立った。


イベントも終盤に差し掛かったところで、実は中川がMCに挑戦するにあたり、いくつかのチャレンジを実施していたことが明らかに。あらかじめ指定していたキーワードを、登壇ゲストから引き出す、というもの楽曲 PV を紹介する際にソニック(ソ“ニック”= 29)に因み 29 秒で紹介テキストを言う、という挑戦をしつつ、更にゲスト史上最強の笑顔を引き出す、という 3 つのミッションが課されていた。この高難易度な司会進行を難なくこなした中川に、中村、SKY-HI、☆Taku は「MC 大志!」と称賛の声を贈った。また、初 MC を終えて中川は「本当にいつもMCをしてくださってる皆様に感謝しなければいけないなと(笑)すごく難しかったです…もうちょっとやりたくないです(笑)もっと楽しみたかったんですけど、ドキドキしすぎてしまって。」と慣れないMCにタジタジの様子だったが、無事、アーティスト大集合の本イベントは終了した。


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【STORY】

ヒーローになるため奮闘中のソニックの元に、ドクター・ロボトニックが銀河系一キケンな戦士ナックルズを引き連れて帰ってきた!

彼らは、史上最強のパワーを持つ【マスターエメラルド】を探し、なぜかソニックが狙われるが、ナックルズにはスピードパワーが全く通用しない。助けに来た味方のテイルスと共にソニックはチームとして、究極のパワーを秘めたマスターエメラルドを守るべく、氷の洞窟や南国ハワイ、海底の迷宮を旅してまわる! そして、遂に姿を見せる謎の超巨大ロボを前にチームは絶体絶命の危機に・・・。

地球まるごとを舞台に、ソニック史上最大の危機を乗り越えられるのか! 今、世界の未来は、ソニックとテイルスに託された。


■監督:ジェフ・ファウラー(『ソニック・ザ・ムービー』)
■脚本:パット・ケイシー、ジョシュ・ミラー、ジョン・ウィッティントン
■ストーリー:パット・ケイシー、ジョシュ・ミラー
■製作:ニール・H・モリッツ(『ワイルド・スピード』シリーズ)、トビー・アッシャー、中原徹、奥野仁
■製作総指揮:里見治紀、杉野行雄、内海州史、ナン・モラレス、ティム・ミラー(『デッドプール』)
■出演:ジェームズ・マースデン、ベン・シュワルツ、ティカ・サンプターwith イドリス・エルバ and ジム・キャリー
■日本語吹替版:中川大志、山寺宏一、木村昴、広橋涼、中村悠一、井上麻里奈、中村正人
■日本版主題歌 DREAMS COME TRUE 「UP ON THE GREEN HILL from Sonic the Hedgehog Green Hill Zone- MASADO and MIWASCO Version -」
■全米公開:2022 年 4 月 8 日
■原題:Sonic the Hedgehog 2
■配給:東和ピクチャーズ
■公式サイト:sonic-movie.jp
■コピーライト:©2022 PARAMOUNT PICTURES AND SEGA OF AMERICA, INC.

2022年8 月19 日(金)~ 全国公開!


(オフィシャル・レポートより)

 
 
 
 

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『HiGH&LOW THE WORST X (クロス)』メガネクロス(非売品) プレゼント!

 

◆提供:松竹

◆プレゼント数: 3 名様

◆締め切り:2022年9月11日(日)


公式HP: https://www.high-low.jp/movies/theworst-x/

 

 

2022年9月9日 (金)~大阪ステーションシティシネマ、なんばパークスシネマ、MOVIX京都、kino cinema 神戸国際 ほか全国ロードショー


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この度、シリーズ累計観客動員556万人・興行収入78億円突破、男たちの友情と熱き闘いを様々なメディアで描く「HiGH&LOW」シリーズと、累計8000万部突破・不良漫画の金字塔「クローズ」「WORST」 (原作・髙橋ヒロシ)の、2大最強コンテンツ・クロスオーバー映画『HiGH&LOW THE WORST』の続編、『HiGH&LOW THE WORST X』(読み:「X」=クロス)が2022 年9月9日(金)に全国の劇場で公開されます。続編である本作では、川村壱馬(THE RAMPAGE)演じる花岡楓士雄が頭をはる、SWORD 地区最強と名高い鬼邪高校の前に、エンジ色の学ランを着た”血の門”と呼ばれる瀬ノ門工業高校が最強最悪の敵として立ちはだかる。鬼邪高を潰すため、金をちらつかせ SWORD 地区の鎌坂高校と江罵羅商業高校を傘下に加え、三校連合を結成した瀬ノ門が鬼邪高に急襲をしかけることで、戦いの火蓋が切られる。さらに、かつて鬼邪高と激突した鳳仙学園や、前作でもその存在が噂されていた、戸亜留市内で”カラスの学校”と恐れられる鈴蘭男子高校も動き出し、かつてないスケールで贈る、シリーズ史上最大の頂上決戦が繰り広げられます!

‟THE RAMPAGE×NCT 127×BE:FIRST”と超人気グループの最強アーティストたちの奇跡のクロスオーバーが実現し、大きな話題を呼ぶこと間違い無し!シリーズ史上最多&最強の高校による、今年“最熱”のクロスバトルアクション超大作です!
 


【STORY】

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SWORD の「O」鬼邪高校。定時と全日に分かれる SWORD 地区最凶の不良高校である。その全日制で頭を張る花岡楓士雄(川村壱馬)は、数々の伝説を持つ最強の男・ラオウをたずねて、戸亜留市にある鈴蘭男子高校を訪れていた。

その頃、鬼邪高の首を狙う SWORD 内の不良達は、虎視眈々とその機会を伺っていた...。中でも、エンジ色の学ラン、通称“血の門”と呼ばれる瀬ノ門工業高校の頭・天下井公平(三山凌輝)は、須嵜亮(中本悠太)という最強の男の力を手に入れ、さらには、同じく鬼邪高の首を狙う鎌坂高校と江罵羅商業高校を傘下に加え、「三校連合」を築き、その勢力を拡大していく。

鬼邪高の高城司(吉野北人)と 轟洋介(前田公輝)は、そんな三校連合の怪しい動きをいち早く察知するも...その時は突然、訪れる。遂に、三校連合による鬼邪高狩りが始まったのだ。不意をつかれ、急襲されてしまう形となった鬼邪高の男達。圧倒的不利な状況下で、これまで己の拳一つで答えを導いて来た楓士雄は、次々に潰されていく仲間達を守り抜く事は出来るのか!?そして、三校連合最強の刺客、須嵜との頂上決戦に挑む楓士雄!楓士雄の拳はいったい何を語るのか?本物のテッペンを決める戦いが今、始まる。


■企画プロデュース:EXILE HIRO
■総監督:二宮“NINO”大輔 ■監督:平沼紀久 ■アクション監督:鈴村正樹
■原案・キャラクター設定:髙橋ヒロシ
■脚本:増本庄一郎 渡辺啓 平沼紀久 ■音楽:中野雄太
■出演:
【鬼邪高校】川村壱馬、吉野北人、佐藤流司、神尾楓珠、福山康平、龍、鈴木昂秀、うえきやサトシ、中島健/森崎ウィン/前田公輝
【瀬ノ門工業高校】中本悠太(NCT)、三山凌輝(RYOKI)、永沼伊久也、比嘉涼樹
【鎌坂高校】藤原樹、岡宏明
【江罵羅商業高校】長谷川慎、陣、今村謙斗
【鳳仙学園】塩野瑛久、葵揚、小柳心、荒井敦史、堀夏喜、坂口涼太郎
【鈴蘭男子高校】三上ヘンリー大智、板垣瑞生、時任勇気、八木勇征、木村慧人、高橋祐理
■企画制作:HI-AX ■製作著作:『HiGH&LOW』製作委員会
■配給:松竹
©2022「HiGH&LOW THE WORST X」製作委員会 ©髙橋ヒロシ(秋田書店) HI-AX

■公式サイト: https://www.high-low.jp/movies/theworst-x/
■公式 Twitter: https://twitter.com/HiGH_LOW_PR
■公式 Instagram: https://www.instagram.com/high_low_official

2022年9月9日 (金)~大阪ステーションシティシネマ、なんばパークスシネマ、MOVIX京都、kino cinema 神戸国際 ほか全国ロードショー


(オフィシャル・リリースより)

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2022年7月30日(土)@シネマート心斎橋

ゲスト:バンジョン・ピサンタナクーン監督、サワニー・ウトーンマ(祈祷師・二ム役)、ナリルヤ・グルモンコルペチ(ミン役)




ただ恐怖を煽るだけの映画ではない。

日本人も共感する精霊信仰に潜む恐怖をドキュメンタリータッチで肉迫!

 

タイ東北部のイサーン地方に残る精霊信仰、代々女性が継承してきた〈女神バヤンの巫女〉について取材中だった撮影隊が偶然に捉えた最恐の悪霊憑依現象は、観る者をトラウマ級の恐怖に陥れる!

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取材対象の祈祷師ニムは、撮影隊を引き連れ姉ノイの夫の葬儀に参列し、ノイの娘ミンの異変に気付く。ノイは自分が継承するはずだった〈女神バヤンの巫女〉をニムに押し付け、呪われた家系の男と結婚していたのだ。撮影隊は〈女神バヤンの巫女〉の継承シーンを撮れるかもしれないと期待して、今度はミンを対象に撮影を進めていくと……。


ドキュメンタリー撮影から始まる物語は、万物に宿る精霊を信仰している人々の暮らしや、〈女神バヤンの巫女〉の使命などを映像に収めながら、祈祷師ニムの親族に起こる怪奇現象を実録ものとして描写していく。そのリアルさにグイグイ引き寄せられ、最後は逃れようのない想像を絶する恐怖に突き落とされる。


megaminokeishou-sub-500-1.jpg本作の原案・プロデュースを『チェイサー』(08)、『哭声/コクソン』(16)で、正に脳裏に刻み込まれるような恐怖でその名を轟かせた韓国映画界が誇るナ・ホンジンが務め、『心霊写真』や『愛しのゴースト』『アンニョン!君の名は』で日本でもお馴染みのバンジョン・ピサンタナクーンが監督しているというから、ただ恐怖を煽るだけの映画ではないことは確か。今年の夏、逃れられないホラー体験ができること間違いない!


『女神の継承』は7月29日(金)より全国公開され、30日(土)には大阪・シネマート心斎橋でも舞台挨拶が開催された。タイからバンジョン・ピサンタナクーン監督と、最恐の悪霊に憑りつかれたミンを救おうと奮闘する霊媒師・二ム役のサワニー・ウトーンマさんと、狂暴になったり豹変したりする美しい娘・ミンを体当たりで熱演したナリルヤ・グルモンコルペチさんが来阪し、ヒット公開に期待を込めて挨拶した。
 


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(観客と一緒に、はい、ポーズ!)

――最初のご挨拶。

サワニー:こんばんは~♪ ニム役のサワニー・ウトーンマです。

ナリルヤ:(日本語で)初めまして。皆さんに会えて本当に嬉しいです。『女神の継承』をよろしくお願いします。

監督:大阪には何度も来たことがあります。いつもは大阪アジアン映画祭で上映されているのですが、日本でのロードショー公開は初めてなのでとてもドキドキしています。大阪の皆様に気に入って頂いて、是非クチコミで拡めて頂きたいと思います。


*監督のたってのご希望で、観客から質問を受けることに――。

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Q1.次回作はどんな作品ですか?ホラーを撮るとしたらどんなホラーになるのですか?

監督:今いくつかの作品が同時進行中なんですが、まだ言えません。


Q2.タイでは精霊文化が根付いていると聞きましたが、この映画はどんなところに着想を得て作られたのですか?

監督:今回の映画は非常に珍しいケースなんですが、韓国のナ・ホンジンさんが最初は韓国で映画を作ろうとしていたのですが、他の国で撮ったら面白いかなと思われて、元々知り合いだった私に声を掛けて下さったんです。タイの祈祷師がテーマなんですが、私自身全く知らなかったので、時間をかけてリサーチをしました。祈祷師や精霊信仰などについて知らないことが多く、調べながらとてもワクワクしました。


Q3.ドキュメンタリータッチの映画でしたが、演じる上で難しかったことは?

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サワニー:第一に大変だったのは自分のニムの役を丁度いいさじ加減で演じることでした。撮影の前のワークショップで役の理解を深めていきました。ただし、その時にどのように演じるかはきっちりとは決めていなかったのです。撮影現場で監督から「これはやり過ぎだから」とか「これはちょっと足りないので」とい風に常に役者と一緒に考えてくれて素晴らしい監督だと思いました。

ナリルヤ:今回ドキュメンタリー風の作品ということで、その役を演じているのですが演じてないようにするのが難しかったです。その土地で生まれ育ったように演じました。脚本には「こういうことをする」とは書いてあったのですが、セリフが書いてなかったので、大体が即興の演技でした。


Q4.(タイの人からタイ語で質問が)韓国から始まった企画ということで、それをタイの文化に置き替えなければならなかったと思いますが、その難しさは?

監督:最初プロットを見た時は韓国版でしたので自分の知らないことだらけでした。でも、タイでリサーチを始めてみると、意外と韓国とタイは似ている部分も多いなと思いました。例えば、祈祷師の代替わりになる時にひどい病になって耐えられない程の症状が出るというのが似ていて、それが面白かったです。それと、あらゆるものに精霊は宿るという新しい視点はタイらしいと思いました。


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(舞台挨拶後、サイン会の応じるゲストたち)

Q5.映画製作時に、世界に見せるというインターナショナルの視点はありましたか?

監督:ナ・ホンジンさんと私の名前があるということで、最初から世界で公開されることは分かっていましたが、製作時はそのことは一切に気にしませんでした。いかにタイらしさを表現するかを意識して作りました。ですが、ナ・ホンジンさんから世界の観客の視点で作るようにとアドバイスされ、結局数か国で公開されることになりました。


Q6.劇中の車の後ろに張られた「この車は赤い」というステッカーを祈祷師のおじさんが見て意味深な顔をしていましたが、どういう意味があったのでしょうか?

監督:タイ人の迷信で、厄除けみたいなものです。これが最後の儀式に繋がっていくのですが、説明はこれぐらいにしておきます。今のような質問を受けることが、私やナ・ホンジンさんが目標としていたことが達成されたと思います。観客が自分と繋がることを見つけて色々と疑問に思う、だからこそはっきり書かないで、色々考えて楽しんでもらい議論してもらうことを意図しているからです。ネットのいろんな掲示板を見たのですが、アメリカに殆ど言い当てている人がいて、全員が解っている訳ではないのですが、とても驚きました。

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――最後のご挨拶。

サワニー:(日本語で)「私は生きてる!」(笑)

ナリルヤ:サワニーさんが、さっき入口で一所懸命練習していた一言です(笑)。

この映画を応援して下さって本当にありがとうございます。出演者としてとても元気をもらいました。これから先もタイ映画をよろしくお願いします。ありがとうございます。

監督:私の映画は他のアジアの国では公開されているのですが、日本で中々公開されなくて、とても緊張しています。気に入って頂けたら是非クチコミで拡げて頂いて、これからもタイ映画が公開されるよう応援して下さい。よろしくお願いします。

 



megaminokeishou-main-500-1.jpg.jpeg祈祷師役のサワニー・ウトーンマは舞台を中心に活躍されているベテランの女優だが、本作ではドキュメンタリータッチということで、抑えた演技で田舎のおばちゃんを自然体で魅せている。

一方、ナリルヤ・グルモンコルペチは弱冠20歳(撮影当時)でこの難役に体当たりで挑んでいるが、その思い切りの良さは鋭い感性の賜物だろうと思わせるほど。

他にミンの母親・ノイ役のシラニ・ヤンキッティカンも、悪霊から娘を守ろうとする必死さを全身で表現していた。精霊信仰を大切に守る人々の静かなるシーンから始まり、次第に人間の内奥を破壊していく悪霊がエスカレートしていく。その吸引力たるや、この恐怖から逃れられなくなるようだ。
 


『女神の継承』

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原題:The Medium  2021年 タイ・韓国合作 2時間11分 R18+
原案・プロデュース:ナ・ホンジン(『チェイサー』『哭声/コクソン』)
監督:バンジョン・ピサンタナクーン(『アンニョン!君の名は』『一日だけの恋人』)
キャスト:サワニー・ウトーンマ、ナリルヤ・グルモンコルペチ、シラニ・ヤンキッティカン
配給:シンカ  提供:シンカ、エスピーオー
後援:タイ国政府観光庁  協力:OSOREZONE
公式サイト:https://synca.jp/megami/
© 2021 SHOWBOX AND NORTHERN CROSS ALL RIGHTS RESERVED.

2022年7月29日(金)~シネマート心斎橋、シネ・リーブル梅田、T・ジョイ京都、アップリンク京都、シネ・リーブル神戸 他全国ロードショー


(河田 真喜子)

 
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日本生まれの大人気キャラクター”ソニック”ハリウッド実写映画の最新作!!
地球の命運をかけた究極のハイスピードアクションが、さらなるスケール&スピードアップ!!


 

全世界でシリーズ累計約 13.8 億本※を記録した日本発の大人気キャラクターであるソニックがハリウッド実写映画化、全米でゲーム原作映画史上最高の興行収入記録を打ち立てるなど大反響を呼んだ、『ソニック・ザ・ムービー』の待望の続編となる、『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』が 8 月 19 日(金)に全国公開となります!(※=DL 含む)


sonicna-pos-1.jpg日本公開に先駆け、4 月 8 日より公開された全米ではオープニング 3 日間において興行収入 7,210 万ドルを記録し、前作の全米公開 3 日間の興収 5,801 万ドルを大幅に上回るスタート。イギリス、フランス、オーストラリアを含む 47 ヶ国・地域でも初登場1位を獲得するなど、幅広い地域で大ヒット!また、全米興行収入は、前作の 1億 4,897 万ドルを上回る 1 億 9,056 万ドル(259 億 1,616 万円)を達成し、前作のゲーム原作映画史上最高興収記録を更新!!また、公開から 3 ヵ月で全世界興行収入は 4 億ドル(544 億円)を突破する等、大躍進が止まらない!


この度、ソニック役の吹替を務める中川大志と、ソニック、テイルス、ナックルズが登壇する親子試写イベントを実施いたしました!

親子試写会上映終了後、子供たちが集まった会場にソニックが駆け付け、加えて今回のイベントの為に“初来日”を果たしたテイルス、ナックルズも登場!更に、サプライズゲストとして主人公ソニックの日本語吹替を担当する中川大志も登壇し会場は大盛り上がり!中川さんが子どもたちからヒントを得ながら連想ゲームに挑戦したり、子どもたちからの素朴な疑問に回答する Q&A コーナーも行いました!


【日時】 7 月 26 日(火)
【会場】 シネアーツ試写室(東京都新宿区市谷本村町 2-5 AD 市ヶ谷ビル)
登壇者】 中川大志、ソニック、テイルス、ナックルズ


【レポート全文】

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前作から2年、全てにおいてパワーアップを果たした『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』では、よりド派手に進化したハイスピードアクションが展開されることはもちろんのこと、スピードが自慢のソニックに加えて、今回新たな強敵にして、最強のパワーを持つナックルズや、モフモフしっぽで空を飛び、発明が得意なテイルスなど個性あふれるキャラクターも大集結!この夏必見の一作となっている。そんな本作の公開がいよいよ8月19日(金)に迫る中、この度、親子試写会イベントを実施した。会場には、本作の一足早い鑑賞を楽しみに来場した親子連れたちが招待された。


sonicna-ivent2-500-5.JPGそして、上映が終了した会場には、スペシャルゲストとしてなんとソニック・テイルス・ナックルズたちが登場し、キュートな3人の登壇にキッズたちは大喜びの様子!また、テイルスとナックルズは、今回のイベントが“初来日”とあって、来場したキッズたちを前に嬉しそうなリアクションを見せた。ここで、更なるゲストが呼ばれることに…。なんとサプライズゲストとしてソニック役の吹替を務めた中川大志が登場し、会場は更に大盛り上がり!


映画よりちょっと大き目なソニック、テイルス、ナックルズたちに囲まれての賑やかな登壇となった中川さんは「両サイドの圧がスゴイです!(笑)テイルスとナックルズは初めましてですね」と、述べつつ壇上のソニックたちと仲睦まじいやり取りを見せた。中川さんが「来ている皆、夏休みかな?」と問いかけると、観客の方々は事前に配られていたソニック&ナックルズが描かれた特製“Yes or No”団扇でレスポンスし、賑やかしい様子を見せた。


sonicna-ivent2-500-1.JPG今回、映画の冒頭ではソニックは「本当のヒーローになること」に憧れる姿が描かれるのだが、それにちなんで「今日来ている子供たちに、本物のヒーローになるにはどうしたら良いですか?アドバイスをください!」という質問をMCに投げかけられると「難しい質問ですね…。やっぱり、お父さん、お母さんを大切にすれば、本当のヒーローになれると思います!」と神回答!会場内はほのぼのとした雰囲気に包まれた。


そしてイベントでは会場に来ているキッズたちから中川さんへ質問を募集!多くの子供たちからの手が挙がり「ソニックは何センチメートルですか?」「テイルスの好きな食べ物は?」といった、ある意味自由に答えづらい超ピュアな質問に中川さんはタジタジの様子だった。またソニックのぬいぐるみを連れた女の子からは「中川さんのソニックの好きなところは?」という質問も。中川さんは「いつもどんな時も楽しんでいるところ、そこが凄くカッコ良くて可愛らしくもある部分です!」と暖かく答えた。


sonicna-ivent2-240-1.JPG子供たちからのピュアな質問も一区切り、ここで中川さんと会場にいる子供たち、一緒に楽しめる企画として「連想ゲーム」を行うことに!中川さんの背後のスクリーンに映し出されたお題を、会場の子供たちからのヒントを元に中川さんが当てるというもので、子供たちは、事前に配られた団扇で YES or NO のヒントを出しつつ、ステージを一緒に盛り上げているソニックたちも全力で中川さんに答えのヒントを送った。会場全員の協力もあり、難しい問題も難なくクリア!


大きな盛り上がりを見せたところで、時間惜しくも中川さんよりイベント締めくくりのご挨拶。「皆さん、ありがとうございました!僕も楽しかったです!夏休みでも、中々旅行とかまだ行き辛かったりすると思いますが、この映画は、今回ソニックたちが色んなところへ冒険していますので、まるでアトラクションに乗ってソニックたちと一緒に冒険できるような、そんな映画になったかなと思いますし、新たな仲間たちも増えて、益々パワーアップした映画になっていると思っています。公開したら、是非お友達・ご家族と大きいスクリーンで楽しんでもらえたらなと思います!」とコメントし、賑やかな盛り上がりを見せた親子試写会イベントは終了した。
 


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【STORY】

ヒーローになるため奮闘中のソニックの元に、ドクター・ロボトニックが銀河系一キケンな戦士ナックルズを引き連れて帰ってきた!

彼らは、史上最強のパワーを持つ【マスターエメラルド】を探し、なぜかソニックが狙われるが、ナックルズにはスピードパワーが全く通用しない。助けに来た味方のテイルスと共にソニックはチームとして、究極のパワーを秘めたマスターエメラルドを守るべく、氷の洞窟や南国ハワイ、海底の迷宮を旅してまわる! そして、遂に姿を見せる謎の超巨大ロボを前にチームは絶体絶命の危機に・・・。

地球まるごとを舞台に、ソニック史上最大の危機を乗り越えられるのか! 今、世界の未来は、ソニックとテイルスに託された。


■監督:ジェフ・ファウラー(『ソニック・ザ・ムービー』)
■脚本:パット・ケイシー、ジョシュ・ミラー、ジョン・ウィッティントン
■ストーリー:パット・ケイシー、ジョシュ・ミラー
■製作:ニール・H・モリッツ(『ワイルド・スピード』シリーズ)、トビー・アッシャー、中原徹、奥野仁
■製作総指揮:里見治紀、杉野行雄、内海州史、ナン・モラレス、ティム・ミラー(『デッドプール』)
■出演:ジェームズ・マースデン、ベン・シュワルツ、ティカ・サンプターwith イドリス・エルバ and ジム・キャリー
■日本語吹替版:中川大志、山寺宏一、木村昴、広橋涼、中村悠一、井上麻里奈、中村正人
■日本版主題歌 DREAMS COME TRUE 「UP ON THE GREEN HILL from Sonic the Hedgehog Green Hill Zone- MASADO and MIWASCO Version -」
■全米公開:2022 年 4 月 8 日
■原題:Sonic the Hedgehog 2
■配給:東和ピクチャーズ
■公式サイト:sonic-movie.jp
■コピーライト:©2022 PARAMOUNT PICTURES AND SEGA OF AMERICA, INC.

2022年8 月19 日(金)~ 全国公開!


(オフィシャル・レポートより)

 
 
 
 
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 『君を想って海をゆく』の脚本で知られるエマニュエル・クールコル監督による、囚人たちと崖っぷち俳優が起こした奇跡の物語『アプローズ、アプローズ! 囚人たちの大舞台』が、7月29日(金)よりシネ・リーブル梅田、なんばパークスシネマ、MOVIX堺、アップリンク京都、8月12日(金)よりシネ・リーブル神戸にて公開される。 
デンマークで80年代に実際に行われた囚人たちによる演劇とその顛末をドキュメンタリー映画で知り、感銘を受けたというエマニュエル・クールコル監督が、現代のフランスの社会事情を反映させながら脚本を執筆。俳優のエチエンヌが、囚人たちの演技ワークショップ講師として招かれ、囚人たちが難解な作品として有名でサミュエル・ベケットの「ゴドーを待ちながら」に挑むという驚くべき高いハードルを、最初は興味本位に、次第に舞台の楽しさにも魅了されながら懸命に越えようとする様が描かれる。
舞台を成功させるため、囚人の役者たちの個性を引き出し、ゴドーの世界を作り上げようと懸命に指導するエチエンヌと、演技に目覚める一方で外の世界と塀の中の世界の往復に苦痛を覚え、これ以上待てないという気持ちになっていく囚人たち。舞台に向けた物語の裏側に、登場人物それぞれの事情や願望が強弱をつけて描かれる。演劇のようなラストにもぜひ注目してほしい。
 本作のエマニュエル・クールコル監督にお話を伺った。
 

 

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――――囚人たちは出所する日を、エマニュエルは自分が再び俳優として舞台で輝く日を待ち続け、それを観ているわたしたちは、コロナや戦争が終わる世を待ち続けているように思い、何度も劇中で演じられてきた「ゴドーを待ちながら」に重なりました。クールコル監督はもともと俳優としてのキャリアも長いですが、監督にとってサミュエル・ベケットはどんな存在であり、「ゴドーを待ちながら」とはどんな演劇と捉えていたのですか?
クールコル監督:演劇学校ではベケットは神話的存在で、「ゴドーを待ちながら」は傑作の一つです。私自身はベケットの作品を演じたことはありませんが授業で触れましたし、世界中で演じられており、現代不条理演劇のひとつだと思います。
 
――――本作のオリジナルとなるヤン・ヨンソンさんのドキュメンタリーを観た時、どのような点に一番魅力を感じたのでしょうか。映画化を熱望した背景は?
クールコル監督:まず、ラストが予想外の展開で印象深く、映画化したいと思いました。物語全体を見ると、演出家と囚人たちとの関係や、囚人たちとベケットの演劇との出会いに興味を抱きました。スウェーデンでも90年代に映画化されたそうですが、ヤン・ヨンソンさんはその作品より今回の『アプローズ、アプローズ!〜』はとても気に入ってくれたそうです。もちろんドキュメンタリーから変えた部分もありますが、精神的な部分をよく伝えてくれていると。
 
 
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■エチエンヌ役のカド・メラッドに出演してもらうため「待つ」

――――脚本を書く前に、実際に刑務所で撮影する仕事に従事することができたそうですね。その経験をどのように脚本に生かしていったのですか?
クールコル監督:刑務所でのドキュメンタリーを撮る前からシナリオを書いていました。エチエンヌ役のカド・メラッドさんもすでに出演を快諾してくれたのですが、多忙のため1年待ってほしいと言われたのです。その間に刑務所で数ヶ月撮影したわけですが、シナリオ自身を変えることはありませんでした。ただ、この映画を作るにあたり、様々な細かい点で反映させたことは確かです。
 
――――1年待ってでも出演を熱望したカド・メラッドさんの魅力とは?
クールコル監督:カド・メラッドさんは大衆コメディーによく出演している俳優です。わたしはテレビの連続ドラマ「バロン・ノワール」で彼が政治家を演じているのを観たのですが、日頃とのギャップからエチエンヌに良い影響をもたらしてくれるのではないかと感じ、彼のスケジュールが空くまでシナリオを書いたり、他の仕事をしながら待ちました。この映画は「待つ」がテーマなので、彼を待ち、劇中では彼と一緒に「ゴドー」を待つことになりましたね。
 
 
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■矛盾に満ちた人物像を描きたかった

――――この物語は、皆とても人間臭さがあります。特にエチエンヌは、演出家として揚々と指揮する面と、囚人たちの気持ちがわからず葛藤する面など、様々な顔を見せます。娘との葛藤もありますね。
クールコル監督:エチエンヌに関心を持っていただけて嬉しいです。わたし自身の内側の葛藤を投影していますから。俳優をやるというのは、すごくフラストレーションが溜まり大変で、うまく自分でコントロールしていかなければならないし、突然仕事がなくなるような経験も活かしています。囚人が変わっていくにつれ、エチエンヌも変わっていきますし、自分がやりたいことの方向性も変わってきます。また、演出をすることで囚人たちの様々な才能を発見したり、人間関係を作ることに関心を持ち、まさに人の人生を表していると思います。
 またエチエンヌは娘との関係も複雑です。自己中心的で仕事のため、ほとんど家にいなかった。ですが、囚人たちの演出をすることで、娘のことを知ることにもなりました。わたしはそのような矛盾に満ちた人物像を描きたかったのです。
 
――――囚人たちのバリエーションが非常に豊かです。様々な国出身の個性豊かな囚人が描かれていますが、中でもロシア人のボイコは掃除係だったのに、いつの間にか演劇に加わっていたりと、非常にユニークな存在ですね。
クールコル監督:ボイコはわたしが創作したキャラクターです。彼はベケット的なキャラクターで、どこからともなく謎めいた人物として現れ、ちょっと面白くて、感動させ、演出家や俳優が、彼をアシスタントとしていつの間にか受け入れているんです。幽霊みたいに舞台で突然ゴドーになるシーンは、何度見ても笑ってしまいます。カメルも色々なモチベーションが混ざった複雑な人物で、隠れた演劇へのモチベーションがあります。囚人たちはベケットの芝居を自然に受け入れ、自分のものとして演じているのですが、まさにそんな感じですよね。情報をなるべく少なくしながら複雑なキャラクターを描写しなくてはならなかったので、キャスティングには力を入れました。
 
 
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■現実を反映させた女性の刑務所長

――――刑務所長マリアンヌの毅然としながら、演劇活動に理解を示す姿はとても魅力的でした。女性がそのような立場になれることにも驚きました。
クールコル監督:女性の刑務所長は、フランスでは非常に多く、過半数はいると思いますので、映画は現実を表しています。マリアンヌは新しいことをして動かしていこうとする実際に取材をした刑務所長をモデルにしており、エチエンヌをしっかり支え、最後まで興行がうまくいくように尽力するのです。
 
――――演劇にまつわるシーンの中で、特に監督の心に残るシーンは?
クールコル監督:一つだけ挙げるのは難しいですが、エチエンヌとジョルダンがジム部屋で、繰り返しセリフを練習しているシーンは好きですね。彼は失語症で思うようにセリフが言えなかったのですが、ローイングマシンを漕がせてリズムを付けることでセリフを発することができるようにトレーニングし、一生懸命覚えようとしているんです。
 
――――ありがとうございました。最後に、映画を撮影され、改めて名作「ゴドーを待ちながら」について発見したことはありましたか?
クールコル監督:囚人たちが「ゴドーを待ちながら」を演じる話ですから、何度も読み直しました。どのセリフを映画で採用するかを選ぶ作業をしましたので、とても自分の中に入り込んできた演劇です。もともと俳優にとって、非常に難解で、覚えるのが難しい作品ですし、映画でもそれが現れていると思います。「ゴドーを待ちながら」の芝居の中で普遍的なメッセージを伝えることができたのではないでしょうか。
(江口由美)
 

 
<作品情報>
『アプローズ、アプローズ! 囚人たちの大舞台』(2020年 フランス 105分) 
監督・脚本:エマニュエル・クールコル
出演:カド・メラッド、マリナ・ハンズ、ワビレ・ナビエ、ソフィアン・カメス、ダヴィッド・アヤラ、ピエール・ロタン、ラミネ・シソコ、アレクサンドル・メドベージェフ
劇場:7月29日(金)よりシネ・リーブル梅田、なんばパークスシネマ、MOVIX堺、アップリンク京都、8月12日(金)よりシネ・リーブル神戸にて公開
配給: リアリーライクフィルムズ / インプレオ
(C) 2020 - AGAT Films & Cie - Les Productions du Ch’timi / ReallyLikeFilms - Photo (C) Carole Bethuel
 

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(左から、石橋義正監督、伊藤主税プロデューサー、山田孝之さん(主演・共同プロデューサー)、下京慶子共同プロデューサー)


竹野内豊、山田孝之ダブル主演映画『唄う六人の女』(2023年公開予定)

現在、奈良県内を中心に、京都・大阪でも撮影中!


6月17日には奈良県奈良市のピアッツァホテル奈良で、映画『唄う六人の女』と地域活性及びシティープロモーションに関する記者発表会が行われ、山田孝之さんプロデューサーの伊藤主税氏共同プロデューサーの下京慶子氏、そして本作のメガホンをとった石橋義正監督が出席。奈良県で行われている撮影の近況を語るほか、映画『ゾッキ』や「∞ゾッキシリーズ」、「MIRRORLIAR FILMS PROJECT」など、これまで数多くの作品において地域の自治体や民間団体と共に映画をきっかけとした地域活性化プロジェクトを行ってきた彼らが今後、民間及び自治体とどういった形で取り組みを進めていきたいか、といった展望を語る機会となりました。
 


(以下、会見抜粋より)

――最初にあいさつを。

石橋義正監督: 

自然豊かな場所で撮影するという。自然を“自然に”“当たり前のように”感じるということがテーマとなっている映画なので。豊かな自然の中で撮影をすることが大事だったんですけど、今回、奈良、京都、大阪というロケーションで撮影をさせていただけたことが非常に幸運でした。まだ撮影の最中なんですが、より多くの人に届くように作って参りたいと思います。

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伊藤主税氏(プロデューサー):

僕たちはいろんな地域で、行政と民間の方と一緒に(映画製作の)実行委員会を作ったりと、地元民の方と深くつながって映画を作ってまいりました。監督がおっしゃった通り、今回の映画も奈良・京都・大阪で撮影をしました。映画をきっかけとした地域のつながりや、映画の新しい形の発表の仕方などを考えています。

 

 


 


 

山田孝之さん(主演・共同プロデューサー):

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今回は一応キャストではあるんですが、共同プロデューサーという立ち位置でもあります。具体的に映画作りを進める中で、プロモーションの段取りをふくめて、いろいろとアイデアを話し合ったりしています。(伊藤プロデューサーが代表を務める)《and pictures》さんは昔から地方創生に力を入れていて、地域と一体になって映画を作っているわけですが、どこかの地域の方が言っていたんですけど、大人になってから映画作りに入るのは文化祭をやっているような感覚で、みんなすごくワクワクしているんだと。そうやって地方で撮影をすることで、他県の方にその地域の素晴らしさ、美しさを伝え、さらに普段、日常的に見慣れていて目が届かないようなところの、あらためて自分たちが住んでいるところの良さが伝わるといいなと思っています。

僕たちは公開をしたタイミングで、舞台あいさつとかで戻ってくるんですけど、毎回どこでやっても「ただいま」と言うし、「おかえり」と言ってくれる。ひとつの映画ですけど、人とのつながりが新たにできたり、再確認したりというのがすてきな取り組みだなと思っていて、いつも伊藤さんとこういうことをしています。

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下京慶子氏(共同プロデューサー)

今回は共同プロデューサーだけでなく、ドローンパイロットとしても参加しております。日々、現場で見ている地上からの景色と違って、上から見る景色というのはまた違う魅力があって。空からの魅力も詰まった作品かなと思っております。

 

 


――今回の撮影場所で良かった点について教えてください。

石橋監督:今は撮影中なので、具体的な場所をお伝えするのはなかなか難しいんですが、奈良では、宇陀市、大和郡山市、そして奈良市と撮影させていただきまして。古い建物、大変貴重な文化財などで撮影をさせていただきましたし、京都の南丹市の深山では、原生林での撮影を許可していただきました。なかなか原生林での撮影は難しいですが、人の手がついてない場所なので、貴重な植物や生き物がいる。そうした場所で撮影をさせていただけるということは、わたしにとっても大変重要な経験になりました。

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――この地域をロケ地として選んだ理由は?

石橋監督:まずわたしが京都在住でして、生まれてからずっと関西に住んでいるんですが、こういう映像やメディア関係の仕事をしていながらも関西を拠点に置いている。それが大きな理由のひとつになっているかなと思います。


――心に残っている場所はありますか?

山田:やはりどこもすてきだと思いますよ。京都の深山もそうですが、昔ながらの文化、歴史が残っている地域だということは知識としてはなんとなく知っていたけど、肌で感じるということはあまりなかったので。そういったものが映画を通して伝わったらいいなと思いますね。


――撮影以外ではどんなところに行きましたか?

山田:いろいろと行っていますよ。お野菜はけっこう力を入れているところがあるので。そういうカフェやおそば屋さんにも行きましたし、いろいろと楽しんでおります。ここの食事もそうなんですけど、あるキャストの方が奈良にほれ込んで、奈良に引っ越したいと行っている人もいるくらいなので。あと、何度行っても奈良公演というのは不思議な場所ですね。あの鹿たちが。でもすごくいいところですよね。そういう奈良の魅力が映画を通じて、他県の方や海外の方に少しずつでも伝わったらいいなと思います。
 



映画『唄う六人の女』

【あらすじ】
車の事故で、美しい村に偶然迷い込んでしまった正反対の性格の二人の男 萱島と宇和島 。目がさめると、その村に住む美しくも奇妙な六人の女たちに監禁されている。二人は、本能で動く女たちの行動に次第に翻弄されていく。


公開日:2023年
監督・脚本:石橋義正『ミロクローゼ』
出演:竹野内豊、山田孝之ほか

 


(オフィシャル・レポートより)

 
 
 

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映画『アプローズ、アプローズ!囚人たちの大舞台』特別試写会へご招待!

 

◎日時:2022年6月27日(月)
    19:00~(18:40受付)

◎場所:シネ・リーブル梅田4階
 (アクセス⇒ https://ttcg.jp/cinelibre_umeda/access )

◎ご招待人数:5 名様

◎〆切日:2022年6月19日(日)
 



『アプローズ、アプローズ!囚人たちの大舞台』


2020年カンヌ国際映画祭オフィシャルセレクション
2020年ヨーロッパ映画賞ヨーロピアンコメディ作品賞受賞
2021年アートフィルムフェスティバル最優秀観客賞受賞
2021年ラボール映画と映画音楽祭金のイビス(映画音楽)賞受賞
2021年カナダ・ヴィクトリア映画祭観客賞受賞
2021年フランス映画祭横浜オフィシャルセレクション


aplose-pos.jpg何をやってもうまくいかない、人生崖っぷち俳優エティエンヌ。彼にやっとめぐってきた大仕事は、塀の中のワケありクセありならず者たちに演技を教えて更生させること!このミッション、果たして彼はコンプリートさせることができるのか?


バイプレイヤーとして俳優の実績を積む傍ら、フィリップ・リオレ監督との共同脚本作品『マドモワゼル』や『灯台守の恋』などで、繊細な心理描写を巧みに描写する筆致が高い評価を得ているエマニュエル・クールコルの監督第二作。ティエリー・カルポニエとの共同脚本となる本作は、1985年、スウェーデンの俳優ヤン・ジョンソンが体験した実話をベースにしている。撮影されたのも実在する刑務所の協力の元に行われた。

 



■キャスト:カッド・メラッド ([コーラス][オーケストラ・クラス]) タヴィッド・アラヤ / ラマイン・シソコ / ソフィアン・カーム / ピエール・ロッタン / ウァビンレ・ナビエ / アレクサンドル・メドヴェージェフ / サイド・ベンシナファ / マリナ・ハンズ(世界にひとつの金メダル) / ロラン・ストーケル(セザンヌと過ごした時間)

■製作: ダニー・ブーン (ぼくの大切なともだち・俳優) 他 
■監督・脚本: エマニュエル・クールコル (アルゴンヌ戦の落としもの) 共同脚本: ティエリー・カルポニエ (パリ特捜刑事) 
■撮影: イアン・マリトー (アルゴンヌ戦の落としもの) 
■音楽: フレッド・アブリル (サウンド・オブ・ノイズ) 主題歌: “I Wish Knew How It Would Feel to Be Free” ニーナ・シモン
■原題:Un triomphe /2020年製作/105分/フランス/
■配給:リアリーライクフィルムズ
■(C)2020 - AGAT Films & Cie - Les Productions du Ch’timi / ReallyLikeFilms

公式サイト: http://applause.reallylikefilms.com/

7月29日(金)公開、シネ・リーブル梅田、なんばパークスシネマ、MOVIX堺、アップリンク京都、8月5日(金)公開、シネ・リーブル神戸


(オフィシャル・リリースより)

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“映画”を愛するすべての人へ 巨匠チャン・イーモウが贈るラブレター

「神がかっていた」・・突然の砂嵐にも動じないチャン・イーモウ監督の撮影映像 解禁

さらに井上順さん、全国のミニシアターから感動の声続々!監督から映画館にエールも。


これまで3度米アカデミー国際長編映画賞にノミネートされ、多くの映画祭で華々しい受賞歴を誇る中国の巨匠チャン・イーモウ監督の最新作『ワン・セカンド 永遠の24フレーム』が、いよいよ5月20日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国公開いたします

 

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フィルムの中にたった1秒だけ映し出されているという娘の姿を追い求める父親(チャン・イー)と、幼い弟との貧しい暮らしを懸命に生き抜こうとする孤独な少女(リウ・ハオツン)。文化大革命時代の中国、広大な砂漠を大胆に映し出す圧倒的な映像美を背景に、娘への父の想いを描いた本作は、長年チャン・イーモウ監督が映画化を熱望していた企画であり、作品全体にあたたかく流れるのは、チャン・イーモウ監督の確かな”映画への愛”

 

今回、映画本編の前に流れるニュース映画に1秒だけ映っているという娘の姿をみるために強制労働所から脱走したチャン・イー演じる男が、広大な砂漠を黙々と歩いていく、本作のファーストカットの撮影に臨むも突然砂嵐が発生。混乱する中、監督の判断で撮影を決行していく様子をとらえた貴重なメイキング映像が解禁なりました!
 


※メイキング映像はyoutube現在限定公開中です。



砂嵐が吹き荒れる中、撮影機材をあわててブルーシートで保護し、チャン監督も俳優に待機するよう伝えるが、一向に天候は回復しない。考慮の結果、砂嵐を利用して撮影をすることに!「撮ろう カメラ2台準備」と指示するチャン監督の声で現場が一気に撮影準備に動き、視界も悪い砂嵐の中、チャン・イーが砂漠を足早に歩く様を撮影していく。砂嵐のあとには雹まで降ってくる悪天候だったが、俳優、スタッフ一丸となり撮影を進めた結果、風がすごく強いため早歩きなのが、「迫られてる感じが生き生きとしてて、すごくいい」と映像を確認し頷く監督。そして時の運だ。映画の始まりに合う。神がかってた」とチャン・イーと話すチャン監督の表情からも自信が感じられ、本編シーンがより楽しみになるメイキング映像となっている。


さらに、「映画を愛するすべての人に捧げる」というチャン・イーモウ監督の思いを受け、本作を鑑賞した井上順さん(エンタテイナー)、そして全国のミニシアターから感動の声が続々と到着コロナ禍の2020年73歳のときにはじめたTwitterも話題の井上順さんは「映画によって、多くを学んで来た。そして、この映画の優しさに触れ、またひとつ、心のひだが増えた。ありがとう!!」と絶賛。


また、昭和28年創業、親子三代で劇場を運営し続ける三重県の進富座・水野昌光さんは「映写機の油の匂い、スプロケットの音、ランプハウスから漏れる光・・・フィルムを生き物のごとく扱っていたあの頃を思い出し、胸が熱くなった」とコメント。大正11年創業で芝居小屋から始まった歴史ある長野県の東座・合木こずえさんは「冒頭のフィルム缶を見ただけで涙がこみ上げた。「映画が観たくてたまらない」人々の渇望と歓びが全編に溢れている。」 そのほか、シアターキノ(北海道)、立川シネマシティ(東京)、センチュリーシネマ(愛知)、京都シネマ(京都)、八丁座・サロンシネマ(広島)、桜坂劇場(沖縄)と、劇中のファン電影のごとく、映画館の灯をまもり続ける方々からの感動の声が寄せられている。



チャン・イーモウ監督から、コロナ禍で大変な状況にある日本の映画館へ特別エールが届いた!
 

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コロナ禍において「人々は安心して映画館で映画を観ることができず、世界的に映画の興行収入は減少しています。その上、オンラインや動画配信サイトなどの新しいプラットフォームがもたらした映像産業が台頭し、伝統的な映画館は大きな打撃を受けています」としたうえで、「でも私は常にこう思っています。映画は映画館で観るからこそ面白いのです。皆で一か所に集まって映画を観るスタイルは最も心惹かれるものです。それは、100年以上もの間、人類と共に存在してきた生理学的な「磁場」です。映画館が今後も消えないこと、そしてこれからも続いていくことを願っています」と熱く断言。そして「映画館は、現在、これまでで最も困難な時期を迎えています。みなさんがこの困難を乗り越えられることを願っています。映画が死を迎えることはありません。映画館も消えません。たとえ違うスタイルに取って代わられたとしても、永遠に我々の傍にいつづけます。夢はどんな時にも必要なものですから」と映画館へ愛溢れるエールを送っている。
 



全国のミニシアターからのコメント(敬称略・順不同)

ほんの束の間の夢を見る。セルロイドの一コマは手に触れ光にかざすと微笑んで見える。懐かしい肌触りの物語を奏ではじめる。
◆シアターキノ 支配人 中島ひろみ

フィルムが唯一の映画を見る手段であった頃のものすごいパワーがこの物語に込められている。切れても汚れても映すことができるフィルムの強さと大きいスクリーンで一堂に会して見る映画の強さが重なりあなたのこころを揺さぶることでしょう。
◆立川シネマシティ 番組編成部 椿原 敦一郎

冒頭のフィルム缶を見ただけで涙がこみ上げた。「映画が観たくてたまらない」人々の渇望と歓びが全編に溢れている。
◆東座 代表取締役 合木こずえ

一瞬の映画を求めてひた走る主人公の熱量に圧倒される。激動の時代、雄大な風景の中で繰り広げられるドラマは慈愛深く中国映画ならではの快作として心に響く。
◆センチュリーシネマ 副支配人 脇田直佳

映写機の油の匂い、スプロケットの音、ランプハウスから漏れる光・・・フィルムを生き物のごとく扱っていたあの頃を思い出し、胸が熱くなった。
◆進富座 水野昌光

映画のために村の人たちが一丸となる姿や映画がはじまるワクワク感…。ちいさいころ、親に連れられていく映画館が一大イベントだったことを思い出して、胸が温かくなりました。
◆京都シネマ・スタッフ

『DUNE砂の惑星』か!と思わず叫ぶ。雄大な風景からはじまる一本のフィルム缶をめぐる物語は、意外にハラハラ・ドキドキ観客をさせてくれるエンターテインメント。そして、クスッと笑ってホロっと泣かせる。これぞ映画!一秒間24コマのフィルムは、一生の想い出。一本の映画がみんなの心を一つにするんだなあ。映画館で働く人間として、愛さずにはいられない映画です。
◆八丁座・サロンシネマ 支配人 蔵本健太郎

初めて一人で繋いだフィルムを上映した日、息を詰めてじっと映写室の小窓からスクリーンを見ていた。そんな気持ちを思い出しました。
◆桜坂劇場 映写技師


【STORY】

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1969年―文化大革命真っただ中の、激動の中国。造反派に歯向かい、西北部にある強制労働所送りになった男(チャン・イー)は、妻に愛想を尽かされ離婚。最愛の娘とも親子の縁を切られてしまう。数年後、22号という映画本編の前に流れるニュースフィルムに、娘の姿が1秒だけ映っているとの手紙を受け取り男は、一目娘の姿を見たいと強制労働所から脱走。逃亡者となりながらも、22号のフィルムを血眼になって探し続け、映画が上映される予定の小さな村の映画館を目指す。だがフィルムを村まで運ぶ男の隙をついて、素早くのフィルムの1缶を盗み出す子供を目撃。ボロボロの格好をした小汚い少年だと思ったその子供は、孤児の少女・リウ(リウ・ハオツン)だった。果たして、逃亡者の男は愛しい娘の姿を見られるのか?

監督・脚本:チャン・イ―モウ 『妻への家路』
出演:チャン・イー 『オペレーション:レッド・シー』 リウ・ハオツン ファン・ウェイ 『愛しの故郷』
2020年/中国/中国語/103分/シネスコ/原題:一秒钟/字幕翻訳:神部明世/配給:ツイン
© Huanxi Media Group Limited     
公式サイト onesecond-movie.com

2022年5月20日(金)~TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー


(オフィシャル・レポートより)

 

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“映画”を愛するすべての人へ 巨匠チャン・イーモウが贈るラブレター

”魂の飢餓感を満たしてくれるのは映画のフィルムなのかもしれません“

辛酸なめ子のイラストコメント&フィルムを巡り出会う3人…本編映像解禁!
 

これまで3度米アカデミー国際長編映画賞にノミネートされ、多くの映画祭で華々しい受賞歴を誇る中国の巨匠チャン・イーモウ監督の最新作『ワン・セカンド 永遠の24フレーム』が、いよいよ5月20日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国公開いたします


この度、日本公開に先駆けて本作を鑑賞した、辛酸なめ子さん(マンガ家・コラムニスト)より本作の印象的な場面を描いたイラストコメントが到着!さらに、主人公の逃亡者の男(チャン・イー)、孤児の少女(リウ・ハオツン)、そして映画館のファン電影(ファン・ウェイ)の3人が初めて出会うシーンの本編映像が解禁となりました!


onesecond-pos.jpg文化大革命時代の中国を舞台に繰り広げられるノスタルジックで普遍的な物語と、広大な砂漠を大胆に映し出す圧倒的な映像美。フィルムの中にたった1秒だけ映し出されているという娘の姿を追い求める父親と、幼い弟との貧しい暮らしを懸命に生き抜こうとする孤独な少女。決して交わるはずのなかった2人が、激動の時代の中で運命的に出会い、そして彼らの人生は思いがけない方向へと進んでいくー。  主人公の逃亡者を演じるのは『最愛の子』『山河ノスタルジア』『オペレーション:レッド・シー』などで人気を博すチャン・イー。逃亡者と出会い奇妙な絆で結ばれていく孤児の少女・リウの娘を演じるのは、本作が記念すべきデビュー作となる若手俳優リウ・ハオツン。さらに小さな村の映画館を仕切り、人々から尊敬の念を集める人格者・ファン電影に、実力派俳優ファン・ウェイ。時代の波に翻弄されながらも、映画をこよなく愛する魅力的なキャラクターを味わい深く演じてみせた。

 

今回、本作をいち早く鑑賞した辛酸なめ子さんが注目しイラストに描いたシーンは、劇中、ある理由からフィルム缶を巡り出会うことになったチャン・イー演じる逃亡者の男とリウ・ハオツン演じる孤児の少女が、村の食堂で麺をすする場面。そして、不手際から泥だらけになってしまったフィルムをファン電影の指揮のもと、丁寧に手洗いで洗浄をする場面。麺は「とにかくおいしそう」とし、さらに「泥だらけになったフィルムを洗う場面では箸で丁寧に伸ばす様子が麺のよう」という辛酸なめ子さんは「魂の飢餓感を満たしてくれるのは映画のフィルムなのかもしれません」とイラストで解説

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さらに「娯楽が増えすぎてしまった今、映画を観られる貴重な機会に熱狂する人々が羨ましくなります。泥だらけのフィルムと一緒に、情報まみれの心が洗われました。」というコメントも寄せた。

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そしてあわせて本編解禁となったのは、辛酸なめ子さんも注目した食堂でのシーン。フィルムに1秒映っているという娘の姿をなんとしても見たい逃亡者の男が、そのフィルム缶を盗んだ孤児の少女を町の食堂(麺屋)まで追いかけてくる。空腹だった男は、少女が注文した麺を奪い取り貪るように食べ、そのすきに逃げようとした少女を力づくで座らせる。無言で悔しそうな目をむける少女。男はお構いなしに同じ食堂にいた映画館のファン電影に「来てくれ、ここにフィルムが」と呼びかけ、フィルム缶を差し出す。「『英雄子女』の6巻?」とすぐに気づいたファンは、手慣れた様子でフィルムを取りだし「確かにそうだ」と確認。「どこで?」と男に疑惑の目をむける。すると男は逃げようとするが、ファンが「待て」と捕まえ一喝!「座るんだ」と二人に向き合う。フィルム缶からハンカチを用いてフィルム取り出し確かめるしぐさや、その佇まいから、映画館を仕切るファン電影の映写技師としての誇りと責任感が感じられ、フィルムを巡り出会った3人の関係が今後どうなっていくのか、セリフが少ないが引き込まれるワンシーン


★今回解禁の本編シーン映像⇒ https://youtu.be/C5TfaA8SJO4


ちなみに、食堂で出てくる麺は、「ビャンビャン麵」といい、監督の故郷でもある中国の陝西省で一般的な幅広い手打ち麺。日本にも専門店があり、その美味しさにハマる人続出中とか。本作を観てから食べると、さらにその味わいが深まりそうだ。

長年映画化を熱望していた企画であり、チャン・イーモウ監督の”映画への愛”が溢れる、フィルムを巡るノスタルジックな人間ドラマをぜひ劇場のスクリーンでお見逃しなく。


【STORY】
onesecond-500-3.jpg1969年―文化大革命真っただ中の、激動の中国。造反派に歯向かい、西北部にある強制労働所送りになった男(チャン・イー)は、妻に愛想を尽かされ離婚。最愛の娘とも親子の縁を切られてしまう。数年後、22号という映画本編の前に流れるニュースフィルムに、娘の姿が1秒だけ映っているとの手紙を受け取り男は、一目娘の姿を見たいと強制労働所から脱走。逃亡者となりながらも、22号のフィルムを血眼になって探し続け、映画が上映される予定の小さな村の映画館を目指す。だがフィルムを村まで運ぶ男の隙をついて、素早くのフィルムの1缶を盗み出す子供を目撃。ボロボロの格好をした小汚い少年だと思ったその子供は、孤児の少女・リウ(リウ・ハオツン)だった。果たして、逃亡者の男は愛しい娘の姿を見られるのか?


監督・脚本:チャン・イ―モウ 『妻への家路』
出演:チャン・イー 『オペレーション:レッド・シー』 リウ・ハオツン ファン・ウェイ 『愛しの故郷』
2020年/中国/中国語/103分/シネスコ
原題:一秒钟/字幕翻訳:神部明世
配給:ツイン
© Huanxi Media Group Limited     
公式サイト:onesecond-movie.com

2022年5月20日(金)~TOHOシネマズ シャンテ、大阪ステーションシティシネマ、TOHOシネマズなんば、京都シネマ ほか全国ロードショー


(オフィシャル・リリースより)

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