
■20年前に知った福田村事件、映画化までの道のり
■女性の優秀さを映画の中でもっと描くべき

■村の中の異物的存在
■加害者をしっかり描くことで見えてくること

『ミッドナイトスワン』の内田英治監督と『岬の兄妹』『さがす』の片山慎三監督、二人の監督がタッグを組み、ドラマやCM・舞台等にも引っ張りダコな伊藤沙莉を主演に迎えた『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』の完成披露舞台挨拶を5月31日(水)に実施いたしました!
本作は、新宿ゴールデン街にある小さなバー「カールモール」のカウンターに立つ女マリコ(伊藤沙莉)が、さまざまなワケあり常連客の相手をする一方、実は「新宿探偵社」としての顔も持っており、ある日FBIを名乗る3人組から「歌舞伎町に紛れ込んだ宇宙人を探してくれ」という依頼をうけ、恋人の自称忍者MASAYA(竹野内豊)の協力のもと宇宙人に迫ってゆく、ブラックユーモア溢れる、過激で少しだけアダルトな異色の探偵エンタテインメントになっております。
イベントには、主演・マリコ役の伊藤沙莉、MASAYA役の竹野内豊をはじめ、主題歌「ハイボールブギ」の作詞作曲も担当したDa-iCE 工藤大輝がスペシャルゲストとして登壇。さらに、内田英治監督、片山慎三監督の両監督も登壇し語りました!
■日時:5月31日(水) 18:20 ~ 18:55 ※上映前イベント
■場所:テアトル新宿(東京都新宿区新宿3-14-20 新宿テアトルビルB1)
■登壇者:伊藤沙莉 (主演・マリコ役)、竹野内豊 (MASAYA役)
主題歌「ハイボールブギ」作詞作曲 Da-iCE 工藤大輝
内田英治監督 、片山慎三監督 (敬称略)
(左から、内田英治監督、工藤大輝、伊藤沙莉、竹野内豊、片山慎三監督)
『ミッドナイトスワン』の内田英治監督と『さがす』の片山慎三監督がタッグを組んだ奇想天外な映画『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』(6月30日公開)の完成披露舞台挨拶が5月31日に都内映画館で行われ、伊藤沙莉、竹野内豊、内田英治監督、片山慎三監督 工藤大輝(Da-iCE)が参加した。
歌舞伎町のBAR「カールモール」のバーテンダーで探偵のマリコを演じた伊藤は「企画立ち上げから長い時間をかけてやっと実現した作品なので、作品に入れることが嬉しかった」と喜び「スナックのママがやりたかったので、役を通してやらせていただく職業として嬉しかった」と喜色満面だった。
マリコの恋人で自称忍者のMASAYAを演じた竹野内は「現代劇なのに忍者!?どういう意味?と思った。僕自身がビックリ」と奇抜オファーに驚きながら「なんといっても日本映画界で当代きっての個性派監督であるお二人がタッグを組んで映画を作る。それだけでワクワクする気持ちがあった」と内田監督&片山監督のタッグに期待を持っていた。
竹野内=忍者という発想について内田監督が「雑談の中での悪ノリかな?」と言えば、片山監督は「言い出したのは僕です。役と合っていました」と太鼓判。伊藤は「やることなすこと可愛くて、竹野内さんがこれをやるんだ?というギャップを楽しみました」とニヤリ。当の竹野内は「衣装合わせの時に片山監督がゲラゲラ笑っていた」と照れながら明かしていた。
東京の新宿歌舞伎町を中心にロケ。伊藤は「歌舞伎町ならではの何かしらの渦巻いている感じがあって、その空気感の中で撮れたのが嬉しかった。自分もよく来る街なので思い入れのある分、そこが舞台になるのが嬉しかった」と撮影を回想。竹野内も「新宿は日本のみならず、世界中から色々な文化や人種、エネルギーが集結する街。個性派監督の2人がそこでどんな映像を作り上げるのか興味深かった」と振り返った。
片山監督は新宿での撮影について「カメラのルックも外国人のカメラマンが歌舞伎町を撮ったような画にしたかった。新宿は色々な時代を映す場所なので、現代の新宿を描きたかった」と狙いを明かし、内田監督も「伊藤さんと竹野内さんは歌舞伎町にはいなそうなイメージなのに、役者として歌舞伎町を歩くとメチャメチャ歌舞伎町にいそうな感じになった」と手応えを得ていた。
日本に先駆けて世界の国際映画祭で上映され、ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭では、主要部門のひとつ「ホワイト・レイヴン・アワード」を授賞。ポルト国際映画祭では「観客賞」を受賞。多忙ゆえに海外の映画祭に参加できない伊藤は「全部行けていない…」と残念がるも、「脚本を読んだ段階で海外に行きそうだという期待感がありました。実際に作品が世界に旅立って評価されるのは嬉しい」と誇らしげ。唯一海外の映画祭に参加した内田監督は「ポルトガルの映画祭では劇場のドアを開けたら人が沢山いた。すごく盛り上がっていたので自信を持ちました。ウケを狙っていない冒頭シーンからドカンと笑いが起きていたりして、ここで笑いが生まれるんだと日本とは違う反応が面白かった」と海外オーディエンスの新鮮なリアクションを報告した。
さらに本作の主題歌「ハイボールブギ」の作詞作曲を担当した工藤がスペシャルゲストとして登壇。「映画からはポジティブなカオスを感じたので、楽曲を作る上ではカオスな楽曲にしたくて曲調を変調にしたり、歌詞もカオスを感じられるようにした」とこだわりを明かした。主題歌「ハイボールブギ」について伊藤は「めちゃくちゃ素敵で聴いたときに痺れました。好きな曲調で先の読めない感じも好き。聴いていて単純に気持ちも上がりました。作品への愛を感じた」とお気に入りだった。
ちなみにDa-iCEといえば昨年、楽曲「スターマイン」がSNSで5億回再生されたことが大きな話題に。援軍を得た形に片山監督も「映画もヒットすること間違いなし!」と饒舌だった。
最後に竹野内は「今日が本作の初お披露目ということなので、多くの方々にSNSなどを使って感想を伝えてほしい」と観客に期待。伊藤も「自分にとって大切な作品です。色々なフィクションをかき集めるとこんなにノンフィクションな雰囲気が作られるんだと思った。どんな感想が皆さんから生まれるのか、私はエゴサーチ魔なので皆さんの感想はひたすらに追っています。口コミ等々でこの作品が広まるといいなと思っています」と反響を楽しみにしていた。
『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』
出演:伊藤沙莉
北村有起哉 宇野祥平 久保史緒里(乃木坂46)
松浦祐也
高野洸 中原果南 島田桃依 伊島空 黒石高大
真宮葉月 阿部顕嵐 鈴木聖奈 石田佳央
竹野内豊
監督:内田英治 片山慎三
脚本:山田能龍 内田英治 片山慎三
音楽:小林洋平
主題歌:Da-iCE 「ハイボールブギ」
製作:「探偵マリコの生涯で一番悲惨な日」製作委員会
(東映ビデオ S-SIZE Alba Libertas 吉野石膏)
制作プロダクション:Libertas
配給:東映ビデオ
©2023「探偵マリコの生涯で一番悲惨な日」製作委員会
公式サイト: detective-mariko-movie.jp
(オフィシャル・レポートより)
日時:2023年5月29日(月)
会場: スターライズタワースタジオ(東京都港区芝公園 4-4-7 東京タワーメディアセンター内)
登壇者:あのちゃん、ヒコロヒー、ミーガンガールズ
『ソウ』『死霊館』や『アナベル』シリーズで知られる巨匠ジェームズ・ワンと、 『ハロウィン』『透明人間』のジェイソン・ブラム率いるブラムハウスが待望の再タッグを組み、心に傷を負った少女の親友になるようプログラムされた AI 人形 <M3GAN>の行き過ぎた愛情と狂気を描く、制御不能サイコ・スリラー『M3GAN/ミーガン』。全米興収9,504万ドル〈約131億円〉、全世界興収 1 億 7,611 万ドル〈約 243 億円〉突破(2023 年 5 月 25 日現在)の大ヒット作がついに、6月9日(金)より全国公開!
交通事故で両親を亡くし、悲しみからふさぎこんでしまった9歳の少女ケイディ。おもちゃメーカーの才気あふれる研究者ジェマは、この姪を引き取ることになるが、仕事ひと筋の独身者にとって育児はハードルが高い。そこで彼女は研究段階の AI 搭載の人形 M3GAN(ミーガン)を、実験を兼ねてケイディにあたえる。ケイディは“彼女”との交流によって笑顔を取り戻していった。ケイディが親しめば親しむほど、彼女によかれと思えることを次々と実行していくミーガン。しかし彼女の中に芽生えたケイディへの愛情は、やがて狂気へと変わり、とてつもない惨劇を引き起こす......。
この度、あのちゃんとヒコロヒーさん、そしてミーガンガールズが本作の魅力をアピール!公式アンバサダー就任イベントを実施いたしました! イベントでは、全世界で話題沸騰の“ミーガンダンス”を、可愛くも不気味な「ミーガンガールズ」たちが披露!そして本作の公式アンバサダーに就任した、歌手・モデル・タレント・そして俳優とマルチに活躍するあのちゃんが 、先日解禁された特別動画(5/26(金)解禁)でも披露した“ブロンド”ヘア&ミーガン衣装で共に華麗に登場しました!
さらに、ミーガンのお友達になりたい代表ゲストとしてお笑い芸人のヒコロヒーさんも会場にかけつけ、作品の魅力、そしてこじらせ気味なお友達 AI 人形ミーガンに因み、“最近こじらせてるなと思うこと”をフリップトークしたりと、このイベントだからこその熱い女子トークを繰り広げました!
<以下、レポート文>
イベントの開始とともに音楽に併せて、キュートなブロンドヘアでミーガンの格好に扮したあのちゃんと、彼女を取り巻くようにミーガンガールズが登場。そして「ミーガンとお友達になりたい代表」ゲストとして、ヒコロヒーさんも参戦。「ミーガンとお友達になりたい一心でここにきました!」と挨拶を述べた。このままミーガンガールズも並んで立ったままなのかと思いきや、あのちゃんからの「座ってもらって見ていてください!」という指示に従い、自分たちで椅子をもって後ろに移動。「僕の言うことは聞くの」と話すあのちゃんに、ヒコロヒーさんは「いや、段取りやろうけどなぁ」と冷静にツッコんだ。ヒコロヒーさんもミーガンガールズに指示を出してみるが聞いてくれず、どうやら、あのちゃんのお願いにだけ反応する様子を窺わせた。
ミーガンガールズたちの目線が気になる中、質疑応答へ。あのちゃんは「不気味で怖かったけど…ケイディを守ろうとして、どんどん狂気的になっていったから嫌いじゃなかった。それに今 AI が進歩して世界中の人が色々やってるじゃん。だから未来が怖くなった」、ヒコロヒーさんは「ミーガンというキャラが個性的でしたよね!突然踊ったりとか突拍子もない行動をしだすのが不気味でありながら面白かったですね」と各々本作の感想を述べ、後ろでトークを聞くミーガンガールズたちも納得のジェスチャー。
何をしでかすかわからないミーガンの個性が可愛さでもあり怖さでもある本作。ミーガンのもつ魅力について聞かれると、あのちゃんは「手元に置いておきたくなる。守ってくれるってめちゃいいと思って。人間よりも頭の能力が高いから頼りがいがある」これにはヒコロヒーさんも「確かに。あのちゃんの横にいてくれたら、今言いたいこととか言ってくれるよね」と共感。くわえてあのちゃんは「僕より喋るのが上手くて尊敬してます。歌も上手で。それに不気味なのが凄く趣味にあいました!」と語る。
ヒコロヒーさんも「何をしでかすかわからない。例えばダンスとか、突然なんでそういうことをするの⁉という可笑しさもあり、人知を超えたという意味で、何なんだこのキャラは!?みたいなところもあってそこが魅力だと思います」とミーガンの魅力に言及した。
このイベント冒頭で披露されたミーガンガールズのダンスは、劇中でミーガンが踊る通称<ミーガンダンス>で、海外でも「コワかわいい」と、大きな話題に。あのちゃんは先日、この劇中シーンをイメージした特別映像にも出演した。ここで改めてその映像を観ることに。丁度ステージ上のモニターがミーガンガールズで隠れてしまったため、あのちゃんが「どいて!そっちに行って。そう、ベストポジションです」と指示を出した。
映像終了後、開口一番あのちゃんが「どう?すごいキレあったでしょう」とヒコロヒーさんに問うと「すごいキレなかったよ…?(笑)」と返答。劇中シーンに挑戦したこのダンス映像は限られた時間の中でかなり頑張ったとのことで、「直前にたくさん教えてもらった。やっぱりミーガンダンスは難しいからやりがいあると思う。人間にはできない関節の動きが力を抜けばできると思ってたからそこが難しかった」とあのちゃんは撮影時を振り返った。
アイコニックな衣装に関しては「本当に可愛い。ヒコロヒーさんもミーガンみたいなロン毛似合いそう」と比較的髪の長いヒコロヒーさんへ言うと「え、私の髪型、坊主にみえてる?」とツッコミ。再び笑いが巻き起こった。あのちゃんは「僕は元々黒髪ボブなので、このミーガンの髪型は自分じゃないみたいで違和感。普段の髪型はもう長いのでもう飽きました(笑)」と続け、新鮮さを感じていた様子だった。
ミーガンはお友達 AI 人形で、対象を守るために行動するキャラクター。そんなミーガンがもし家にいたら一緒に何をしたいか?もしくは何を頼みたいか?との質問には、まずあのちゃんが「冷蔵庫からお茶とかとってほしい。あとは…サウナとか一緒に行きたい。友達がいなくて、サウナに興味あっても一歩踏み出せないから、ミーガンだったら一緒に行ってくれると思う」「温度とか湿度とか、結構気をつけなきゃいけなさそうだけど…?」とのヒコロヒーさんの疑問には「多分、余裕だと思う」と返した。ヒコロヒーさんは一緒にしたいことして「人にお金借りる時に一緒についてきて欲しいですね(笑)太もも見せてもらったり。色仕掛けで」と述べ、あのちゃんから「最低ですね…」と突っ込まれた。
絶叫映画界のニューヒロイン「ミーガン」の魅力をミーガンの“お友達”として伝えるなら、どんな推しポイントでアピールする?という質問には、あのちゃんは「友達として推しポイントを紹介するなら、歌が歌える子なので友達になって以来、一緒にアコースティックライブしてます!と言います」と独特な回答。これにはヒコロヒーさんも思わず「もう一発売れたくて、変な嘘つきだした!?(笑)」と反応した。対して、ヒコロヒーさんは「今一番言ってほしい言葉を言ってくれるみたいなところは推したいですよね!すごく気が利く発言をしてくれる感じ。友達として紹介するなら、金髪のすごい奴がおんねん!一緒に麻雀やろうや!という感じでやりますね(笑)」と回答。
本作では、ミーガンのケイディに対するこじらせぶりが狂気を生んでゆく事にちなみ、「私、こじらせているなぁ…」と思うことについてフリップトークをすることに。あのちゃんはこじらせていることについて【歯鑑賞】と回答。「人の歯を観るのがすき。歯磨きしてるときに YouTubeで歯の治療動画をみながら歯を磨いたり、自分の歯が抜けたら、収集したり。歯に執着というこじらせ。がちゃがちゃの歯がすきで。永遠と何時間もみちゃう」と続ける。「前は、さらば青春の光の森田哲矢さんが好きって言ってたけど今は?」というヒコロヒーさんの質問には「今はウエストランドの井口浩之さんです。墓場みたいな歯。東野幸治さんも歯の隙間がスゴイからよく見てみてください」と謎のこだわりを覗かせた。
続けてヒコロヒーさんは【言いがかりをつけてしまう】と回答。「最近、物事の悪い面がみえてしまうというか。この前、ソファーを買いに行こうと見に行った時に、なんでこのソファー偉そうやねん!と思ってしまって、座布団を買って帰りました。座布団の方が謙虚で可愛らしかった…(笑)」と独特なこじらせをアピールした。
続くミーガンとの相性を図るための〇×テストでは――
一問目、【親友が浮気をされていたら、平和的な解決策をアドバイスする?】という質問に対し、あのちゃん、ヒコロヒーさん共に×をあげた。「平和に終わったら、復讐とかできないから」とあのちゃんが答えた。
二問目、【買い物中、残りひとつとなっていたお目当ての商品に手を伸ばした瞬間、他の買い物客も同時に手を伸ばしてきました。その商品を譲る?】との質問にはあのちゃんは〇、ヒコロヒーさんは×と意見が分かれた。「絶対、うわってなって手をひっこめちゃう。タクシーとかも、急に後から来て止めた人へ譲っちゃう。譲ったきっかけから譲り続けてしまって交通整備にまわってしまう…」と意外な一面を語り、笑いを誘った。
三問目は、【恋人の様子がなんだかおかしい…?こっそりスマホを覗いてみる…?】という問いにはあのちゃん、ヒコロヒーさん、共に×をあげ「みていいことないでしょ!こわいです」と両者、同意見を述べた。
○×質問を終え、ヒコロヒーさんはミーガンの性格に近しい回答を答えることができたため、ミーガンと友達になれそうな雰囲気に。あのちゃんは「ヒコロヒーさんはもはやミーガンになれるんじゃない?相性ばっちりだと思います。ミーガンガールズのみなさんはどうですか?」とガールズに問うと、手で大きな〇を作り、お近づきになれたことをアピール。
イベントの締めくくりにはまずヒコロヒーさんが「本当に、サイコ・スリラーとして期待通りの部分もあるし、そんな感じでくるんだ!?という意外な部分もある。ユーモア、ユニークあり、きっちりおっかない部分もある色んな意味で面白い作品だと思います!」続けてあのちゃんが「ミーガンが可愛いって思って観たら、怖い部分もありますし、どんどん狂気的になる姿は痛快でした。そして、怖いんだけど面白いところも沢山あって、ミーガンに惹かれていきましたので皆さんも是非みてください」と述べ、本イベントを締めくくった。
【STORY】
おもちゃ会社の優れた研究者であるジェマ(アリソン・ウィリアムズ)は、子供にとって最高の友達であり、親にとって最大の協力者となるようにプログラムした、まるで人間のようなAI人形<M3GAN(ミーガン)>を開発している。ある日、交通事故で両親を亡くし孤児となった姪のケイディ(ヴァイオレット・マッグロウ)を引き取ることになったジェマは、ミーガンに対し「あらゆる出来事からケイディを守るように」と指示し、力を借りる事にするが、その決断は想像を絶する事態を招くことになる―。
◆キャスト:アリソン・ウィリアムズ(『ゲット・アウト』)、ヴァイオレット・マッグロウ、ロニー・チェン(『シャン・チー/テン・リングスの伝説』『クレイジー・リッチ!』)他
◆監督:ジェラルド・ジョンストン、
◆脚本:アケラ・クーパー(『マリグナント狂暴な悪夢』)
◆製作:ジェイソン・ブラム(『パラノーマル・アクティビティ』シリーズ、『ハロウィン』、『透明人間』)、ジェームズ・ワン(『ソウ』、『死霊館』、『アナベル』シリーズ)
◆配給:東宝東和
◆©2023 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.
◆公式サイト:https://m3gan.jp/
◆公式twitter:https://twitter.com/m3gan_JP
◆公式Instagram:https://www.instagram.com/universal_eiga/
(オフィシャル・レポートより)
全世界累計興行収入9000億円突破の超人気カーアクション大作、待望の最新作『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』が大ヒット上映中!!これまで日本は、全米公開後の公開となっていたが、記念すべき10作目では全世界同時公開を予定!日本のワイスピファミリーには堪らない超スピード公開、さらに本作はシリーズ最終章の始まりということもあり、世界中が“ワイスピ”一色に染まることは必至だ!!
【日時】 5月22日(月)
【会場】 キラナガーデン豊洲 (東京都江東区豊洲6丁目5−27)
【登壇者(敬称略)】 池田美優(みちょぱ)、大倉士門、なかやまきんに君
<イベントレポート>
全世界累計興行収入9000億円突破の超人気カーアクション大作、待望の最新作『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』が5月19日より大ヒット上映中。この度、そんな本作の公開を記念してバーベキュー場・キラナガーデン豊洲にて大ヒット記念イベントを実施!イベントが始まるとワイスピ“レジェンド”サポーターの池田美優(みちょぱ)、そしてみちょぱのファミリーでもあり、筋金入りのワイスピファンでもある大倉士門が登場!
初めに、みちょぱは「今回”レジェンド”サポーターをやらせていただいております。みちょぱです。2人で公の場にでるのが結婚してから初めてなので変な緊張感があります。よろしくお願いします!」、大倉は「うちの妻、(みちょぱ)レジェンドサポーターのファミリーであり、ワイスピのファミリーでもありますので、好きなことを存分に話せればと思います。よろしくお願いします!(みちょぱがワイスピの仕事をするときに)いつも俺のほうが好きちゃう?と家で何回も言っていました。」と仲睦まじく挨拶。
さらにMCの呼び込みにより、本作からワイスピ“ファイヤー”サポーターに就任したなかやまきんに君も登場!きんに君は「よろしくお願いいたします!ワイスピ”ファイヤーーーー”サポーターのなかやまきんに君です!パワーーーー!天気もすごくいいですし、アツくアツく盛り上げていければと思います。」とらしさ全開で挨拶!
前作に続き今作でも吹替に参加したみちょぱは「前回の『ジェットブレイク』に引き続き、今回はあのポール・ウォーカーさんの実の娘さんメドウ・ウォーカーさんの声(の吹替)をやらせていただきました。大事な役割だったのでとても心配だったんですが、意外と(自分の演技を)見た方からは気づかなかったと言われました。」と安堵した様子で回答。妻の演技について大倉は「自然と役に入りきっていて、全然違和感なく素晴らしいと思います。言葉こそ短かったかもしれないけど長く感じました!」と絶賛するとみちょぱも「嬉しいです。大好きな作品に関われて」と改めて笑みをこぼした。続いて“ファイヤー”サポーターとしてワイスピファミリー入りを果たした気持ちを問われたきんに君は「めちゃくちゃ嬉しいです。正直いままで(シリーズを)ちゃんと見ていなかったのですが、今回しっかりと見させていただいて、とんでもない作品だなと。驚きました!」と回答。絶賛放送中のきんに君が出演している本作のTVCMについてみちょぱは「CMの声のやつめっちゃいいですね!めっちゃみますもん!しっかり宣伝してくれてると思って。」と称賛。それに対し、「僕ができるのは“ヤー”と叫ぶこと。誰よりも自信があります。これまで23年近くやってきてますので!1年目から“パワー”と“ヤー”しかやってないんで、この“ヤー”だけは是非見てください!」とアピール!
今回、ワイスピシリーズのキャラクター風の衣装で登場した登壇者たち。黒のタンクトップにロザリオを首からかけたドム風の出で立ちに、短パンを履いてきたきんに君に対して、みちょぱと大倉は「こんな短パン履いてるドムみたことないですよ!」とツッコミ。きんに君は「衣装もそうですが、筋肉もしっかり仕上げておりますので、そこも含めて見ていただきたい。先程(みちょぱ)が音声の吹替と言われていましたが、僕は筋肉の再現でだれだれの筋肉のこの角度がもう一回撮り直しとなったときに代わりに行ける準備をしておきます!」と発言。自身が大好きなブライアン(ポール・ウォーカー)を意識した、上下デニムの衣装を着た大倉に対しみちょぱは「意外といい。普段見ないんでこの格好は。」と惚れ直した様子。ドムのパートナー・レティ(ミシェル・ロドリゲス)風の衣装を纏ったみちょぱは「こういった格好いい服の感じをワイスピのキャラクターたちはしているので意識してみました。」と回答。
また本作の感想についてみちょぱは「過去一。初期のワイスピ感もあるし伏線回収もすごくある!」、大倉は「夕方くらいまで時間貰わないと語りきれない。全部詰まってる!」と興奮気味に回答。さらに「今回のワイスピ、全てのジャンルが詰まってます!」と話が止まらない大倉に対し、きんに君が思わず「すみません、僕もしゃべらせてもらってもいいですか?」と参入。「僕目線で言わせてもらいますと、とんでもないマッチョたちが出てくる!全員首と腕が太い!このときは筋肉がパンプアップしてるなとかわかります本当に!筋肉好きの方たちは是非チェックしていただきたい!アクションも迫力あって、(見ていると)力入るじゃないですか。見る筋トレですよ!終わったあとに慌ててプロテインのみました!」と思い思いの感想を披露! また本作での推しキャラについて聞かれたみちょぱは「ドムの弟・ジェイコブです。本作では意外な姿がみれて。前回は怖い表情しかなかったんですが、今回は笑顔とかみれるので!」と回答。
ワイスピと言えば毎回ファミリーたちが外で食卓を囲んでバーベキューをするシーンがお馴染み。本シーンはファミリーの絆を表すようなシーンといえるが本イベントではそのシーンを再現!きんに君用に特別に用意された、ささみとブロッコリーの串には思わず「減量中のボディビルダーでもいけるものになっていますね!」と興奮!テーブルには豪華な食材が並ぶ中、サラダのみまだ未完成な模様…。見かねたきんに君が「このままだと寂しいんで僕流にアレンジさせてもらってもいいですか?」と言うと、スタッフが粉チーズを用意!粉チーズを渡されたきんに君はおもむろにタンクトップを脱ぎ捨て肉体美を披露!そして「ミュージックスタート!」と叫ぶとボン・ジョヴィの「It's My Life」が流れ出し、お馴染みの流れがスタート!みちょぱ夫妻に見守られながら見事筋肉サラダ!?が完成!
夫婦揃っての映画イベントへの登壇は初となるみちょぱと大倉。もしも二人が主催でバーベキューを開催するなら誰を呼びたいかという質問に大倉は「ダウンタウンの浜田さん!プライベートで可愛がっていただいたり、お仕事でお世話になったり、僕らの婚姻届の証人の欄を書いていただいたので。」と驚きのエピソードを披露!きんに君はMCからの突然の「バーベキューをするなら、海派or川派?」という質問に「おい俺の筋肉!さあ、聞かれてますよ・・・バーベキューは海派なのかい川派なのかい?どっちなんだい!?・・・・カワーーー!!!」と絶叫!
続いて本作のタイトル『ファイヤーブースト』にかけて、最近一番ファイヤーしたこと(熱くなったこと)ついて聞かれると、大倉は「人生で3本の指に入るくらいの大金を使いました。1つ目は車、2つ目は婚約指輪。そして今回、リクガメを2匹家にお迎えしました!その時はファイヤーしたなと。」、みちょぱは大倉が断りもなくリクガメを買ってきたことに対しファイヤーしたようで、大倉は「リビングから僕の部屋までファイヤーブースト!」と発言。きんに君はプライベートジムを作る計画があることを披露。自分だけの夢でしたので、(筋トレが)いつでもできるのでテンションがあがります。」大倉に「僕ら行っちゃだめですか?」と聞かれると「全然来てもらっていいですけど4時間はトレーニングしてもらいます!」と笑いを誘った。
最後に本作の見どころについてみちょぱは「本当にワイスピならではのカーアクションは勿論なんですけど、ファミリー愛をさらに感じられるので、まだ(シリーズを)見たことない方も見てる方も是非劇場で見てください!」、きんに君は「とんでもなくアツい作品になってます。注目していただきたいポイントは筋肉です!」大倉は「ここまで全世代全ジャンルの人に刺さる映画はないんじゃないでしょうか?この映画、間違いなくワイスピを全部見返したくなります。劇場で絶対見てほしいです。いままでの僕の人生30年かけてこの映画程見てほしい映画は他にないです!」とそれぞれ回答。終始晴天の中で実施されたワイスピらしさ全開の本イベントは惜しまれつつも大盛況のうちに幕を閉じた。
シリーズ最新作『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』
【STORY】
ドム(ヴィン・ディーゼル)とそのファミリーは世界の至るところで幾多のミッションを、絶体絶命!不可能!と思われるいかなる状況下でも敵の裏をかき、勇気と愛、そして仲間との絆で乗り切ってきた。そして、最新作『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』ではシリーズ史上最も凶悪なヴィランと対峙することになる。最狂の敵の名はダンテ(ジェイソン・モモア)。なんと10年もの時をかけてドミニク達ファミリーへの苛烈な復讐計画を練っていたのだった…。さらに、謎に包まれた新キャラクター・テス(ブリー・ラーソン)は敵か味方か?ブリー・ラーソンは『ルーム』(2015)でアカデミー賞主演女優賞を受賞し、MCUのキャプテン・マーベル役でもお馴染み。『ワイスピ』シリーズの大ファンであることを公言する彼女の活躍にも要注目!また、今作よりデッカード・ショウ(ジェイソン・ステイサム)がシリーズ本格復帰を果たすなど、新旧キャラの活躍に期待で胸が躍る!!
出演:ヴィン・ディーゼル、ミシェル・ロドリゲス、タイリース・ギブソン、クリス・“リュダクリス”・ブリッジス、ジェイソン・モモア、ナタリー・エマニュエル、ジョーダナ・ブリュースター、ジョン・シナ、ジェイソン・ステイサム、サン・カン、ヘレン・ミレン、シャーリーズ・セロン、ブリー・ラーソン
監督:ルイ・ルテリエ
脚本:ジャスティン・リン、ダン・マゾー
提供:ユニバーサル・ピクチャーズ
配給:東宝東和
© Universal Studios. All Rights Reserved.
公式サイト:wildspeed-official.jp
公式 Twitter:https://twitter.com/WildSpeed_jp
公式 Facebook:https://www.facebook.com/Wild.Speed.jp
公式 Instagram:https://www.instagram.com/WildSpeed_official/ #ワイルドスピード #ワイスピ
(オフィシャル・レポートより)
映画『雄獅少年/ライオン少年』は、昨年日本で限定上映されるや否や、中国アニメへの意識を変えるほどの驚愕の作品力が絶賛され、今年改めて日本語吹替版で全国公開されることになった。中国では2021年に公開されて大ヒットし、作品の映画満足度ランキング第一位となる。ビジュアルや技術面では世界のトップを行く中国アニメだが、人間性を重視した奥深い物語性に欠けるのかいまひとつ大きな感動までには至らなかった。だが、本作は違う! 格差社会の底辺で取り残されそうな少年が獅子舞と出会い、境遇脱却のため熱い“獅子舞バトル”に挑む姿を活写! その大迫力の獅子舞バトルは勿論、少年の成長を繊細に捉えたビジュアルや「今を変えよう!」とする強い意志を笑いと涙で綴り、観る者の心を衝き動かす傑作アニメとして誕生したのである。
5月26日(金)からの全国公開に先駆けて、大阪で一般試写会が開催された。上映前に神戸の南京町を活動の場とする、神戸で最も古い獅子舞団体《神戸華僑總会 舞獅隊》が特別ゲストとして登場! 映画の大ヒットと共に、試写会会場である4月に梅田ブルク7から名称を変更した 《 T・ジョイ梅田 》の千客万来を祈願し、本場の獅子舞を披露してくれた。
獅子舞はインドを起源として、中国、日本へも伝わったとされている。霊獣や神として崇められていたライオンをモチーフに、「邪気を払い、幸福をもたらす」象徴として古くから神事として舞われてきた。中国では「舞獅」と呼ばれ、太鼓やシンバル、ドラを打ち鳴らし、二人の舞い手が大きな獅子頭を持つ着ぐるみの中で、時にアクロバティックな動きで獅子の躍動感を表現し、大きな目の動きで無邪気さと優しさを表現。その豊かな表情に魅了されては幸福感に浸れる、まさに芸術的「舞踏」のひとつだと思う。
本作の主人公チュンは、広東省の村で祖父と暮らすひ弱な少年。両親はチュンの進学費用を稼ぐため遠い都会へ出稼ぎに行ったきりで長いこと帰って来ていない。まさしく、苦労して子供を大学へ行かせても就職できない今の中国社会を反映しているようだ。そんなチュンが春節で出会った同じ名を持つ獅子舞の雄姿に圧倒され、今よりも強い自分になろうと獅子舞を志すが、……仲間集めや師匠との交渉に獅子舞バトルへの挑戦など、コメディタッチの単なるアクロバティックなサクセスストーリーではない。度重なる不幸に見舞われながらも、自らの力で乗り超えようとするチュンの成長する姿がまぶしい程に清々しいのである。
これは是非劇場でお楽しみ頂きたい逸品です!
【神戸華僑總会 舞獅隊】
1979年に結成された神戸で最も古い歴史をもつ中国獅子舞チーム。神戸在住の華僑青年が中心となって組織されていて、日本の文化交流に貢献したとして、兵庫県より「ともしび賞」を受賞。5代目隊長の盧健良(ろけんりょう)を中心に、年齢や性別が異なる多様なメンバーが、太鼓やシンバル、ドラを打ち鳴らし、ダイナミックな舞を披露する。華僑として、かつては祝いごとに欠かせなかった伝統文化を継承している。
・Facebook:https://www.facebook.com/bushitai1979/?locale=ja_JP
・Youtube:https://www.youtube.com/watch?v=NBfTvUqPsP4
『雄獅少年/ライオン少年』
原題:雄獅少年 I Am What I Am 2021年 中国 1時間44分
監督:ソン・ハイポン
声:花江夏樹、桜田ひより
公式サイト: https://gaga.ne.jp/lionshonen/
配給:ギャガ、泰閣映畫、面白映画、Open Culture Entertainment
©BEIJING SPLENDID CULTURE & ENTERTAINMENT CO.,LTD (C)Tiger Pictures Entertainment. All rights reserved.
(河田 真喜子)
(ドミトリー・メドヴェージェフ、ウラジーミル・プーチン)
ロシア連邦初代大統領ボリス・エリツィンの後を継ぎ、2000年に第2代大統領に就任したウラジーミル・プーチン。当時の憲法上の制限から2期で退いたものの、2012年の大統領選で復帰。実質的に、プーチン政権は20年以上にわたり続いている。プーチンはいかにして権力を握り、現在の統治国家を築き上げたのか。
ヴィタリー・マンスキー監督は、引退を宣言したエリツィンの指名を受け1999年12月31日、プーチンが大統領代行に就任してからの1年間を追った貴重な映像を編集して、1本のドキュメンタリー『プーチンより愛を込めて』を完成させた。
大統領選挙活動では控えめな印象のプーチンだが、徐々にベールの奥に隠されていた本性が見えてくる。その過程はまさに心理スリラーの様相。自身の後継者としてプーチンを20人の候補者から選んだエリツィンだが、やがて自分が利用されていることに気が付き、丸1年後の自宅でのインタビューでは、プーチンについて「赤」と断言するまでに……。
大統領就任後、第二次チェチェン紛争、五輪のドーピング、ウクライナ侵攻が始まったほか、プーチンに逆らった人々の亡命、投獄、死もあった。今だからこそ新たに気づくことがある、若き日のプーチンを映した、カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭 最優秀ドキュメンタリー賞受賞作。
この度、4月21日(金)より池袋シネマ・ロサ、アップリンク吉祥寺ほかにて全国順次公開されるのを前に、ヴィタリー・マンスキー監督のオフィシャルインタビューが届いた。
(左2人目からナイーナ・エリツィナ、ヴィタリー・マンスキー、ボリス・エリツィン、タチアナ・ユマシェワ)
――本作制作の経緯をお教えください。最後のナレーションで「自分はただの証人と甘く見た代償を払った」と言っていますが、それが、本作を作った理由でしょうか?
はい、その通りです。この映画は、黙って同意して犯罪の目撃者になったすべてのロシア国民の個人的責任も、集団的責任の認識もあったからこそ、制作しました。
透明な民主的選挙の代わりに、あるグループが代替手段なしでロシア大統領の後継者を提案することを決定したとき、ロシア国民は、最初の犯罪を目撃し、これを小さな問題と見なしました。しかし、ご存知の通り、この「後継者」という作戦は、最終的に現在のウクライナでの戦争につながり、すべての人に関わる大規模な核戦争の危険につながったことがわかりました。
私も 1 億 4500 万人のロシア国民の一人として、沈黙した証人でした。私は当時メディアで働いていて、公人だったので、私の責任ははるかに大きかったと思います。
その罪の意識で私は苦しんだり、 悩んだりして、悲しみでいっぱいだったので、本作を作りました。
――本作は、いつ撮影したんですか?
私が 国立テレビチャンネルのドキュメンタリー映画部の部長だった時に(2000年)、撮影を始めました。「後継者」作戦は秘密裏に準備されていたので、私がプーチンが大統領代行に選ばれたことを知ったのは他の国民と同じ1999年12月31日でした。ロシアでは、12月31日から1月13日まで、どこもお休みになります。しかし、私はプーチンについての資料を探して、撮影を開始するように命じました。当時は、ロシアは自由で、危険やリスクがなかったので、私は直属の上司とさえ調整なしにプーチンについての撮影をはじめました。 それは私の立場としては、当然すべき仕事だったんです。
(ウラジーミル・プーチン、先生)
――プーチンの元教師の訪問の様子がプーチンのPR動画に使われたというエピソードがありますが、どのような経緯だったんですか?
インタビューで、彼の元教師であるヴェラ・ドミトリエヴナ・グレヴィチは、プーチンの学生時代について非常に生き生きと語っており、彼の人格の形成に大きな影響を与えたことは明らかでした。おそらく彼の両親よりも大きな影響を与えたでしょう。しかし、彼女は非常に悪い環境で生活していました。壁の向こうに犬がいて、吠えて眠れない位でした。そのため、もしかしたら、彼女の現実的な日々の悩みをプーチンが解決してくれるかもしれない、そんな思惑から私は、このテープを渡したんです。
そしてプーチンは、そのビデオテープを見て、私が所属していたテレビ局の局長との面会に私も招待しました。その時、私は初めてロシア大統領の事務所に行きました。そしてプーチンは、「あなたは誰を取材したか、誰が何を言ったのか」と尋ねました。非公式の会話でした。そして、そこで私は彼に元教師の家での撮影を提案しました。このシーンは非常に感動的で、メロドラマチックなシーンになりました。そして、その時の会話で、誰もプーチンを知らないので、プーチンを撮影したいと提案すると、彼は3〜4日間検討する必要があると言い、その後、OKと答えました。このようにして、映画の撮影を始めました。
私が2000年に撮影したこの映画は、プーチンがすでに約1年半にわたって権力を握っていた2001年6月12日にテレビで放送されました。
――冒頭、ご自身の家族のシーンを入れた理由を教えてください。
一つは、一般的な人々の考えは様々であるというのを見せたかったからです。もう一つとして、プーチンがエリツィンの後継者として選ばれたことは、国民全員にとって予想されたことではなかったし、みんながみんな受け入れられることではなかったということをお伝えしたかったからです。
――プーチンの大統領としての1年目に、「見過ごしてしまうような小さな変化が起こっていた」とありますが、そういう小さな変化についてメディアは取り上げていたんでしょうか?
プーチンは大統領に就任して1年目に、全ての独立系のメディアを根絶してしまいました。なので、独立系のメディアは声を失っていました。
(9前列(左から2人目緑)グレブ・パブロフスキー、クセーニャ・ポナマロワ、リュドミラ・プーチナ、ウラジーミル・プーチン、ドミトリー・メドヴェージェフ、(右から2人目)ワレンチン・ユマシェフ、タチアナ・ユマシェワ、(右後ろ長身)ウラジスラフ・スルコフ)
――監督はエリツィンのご家族には受け入れられているような印象を受けましたが、プーチンは監督のことをどう思っていたと思いますか?
私はプーチンの信頼を得たとは思わないです。 プーチン大統領にとって、特に撮影の第 2 期では、私はかなり予想外の人物だったと思います。大統領になって最初の数ヶ月で、最もありふれた問題からさらに根本的な問題まで、あらゆる問題について彼に異議を唱えることができる人がいなくなったことをよく覚えています。プーチン大統領をゼロから大統領にした人を含めてです。
当時私は、今そうしているように、それを解読し、それを定式化できるほどは怖かったわけではなかったです。しかし、当時、私はある種の違和感を感じました。
彼らはプーチンのイメージを完全に作りました。セーターや犬のような単なるイメージではなく、より広い意味で、です。 つまり、彼は何をすべきか、何を言うべきかについてテキストが書かれ、彼はそれに従いました。
そして突然、ほんの数か月後、彼らは皆、従順な手先に変わりました。 すごく奇妙でした。
そして、自分だけだったとは言いたくないし、私自身をヒーローにしたくないですが、私は、いろいろなことに関する自分の意見を言い続けてきた人間でした。そしてもちろん、私は国家の状況に非常に不安を感じていました。
(ウラジーミル・プーチン)
本作の特徴は、すべて2000年から2001年に撮影されたもので、質問もすべて当時のものだということです。当時、私は何度かプーチンと議論しようとしました。彼の視点を共有していない、または議論の余地のないものとして受け入れていない人がいることにプーチンが驚いたのはその時でした。それで、彼は時々突然私を呼んで、再度その話をしました。 彼は正しいことを示したかったかのようで、議論の余地のないのようでした。
今のロシアでは、このような映画を作ることができる人物や状況を想像することはできません。独裁者から独立した裁判所も、独立した報道機関も、独裁者と何らかの形で議論できる社会もないからです。
――本作を発表するにあたり、ご自身の身に危険はありませんでしたか?
この映画の製作中と公開された時の、私自身や私の愛する人たちにとっての危険について話したくないし、私自身をヒーローにしたくはありません。 特に今は、戦争で大勢の人が公然と死んでいるので。しかしもちろん、ロシアでは、一見無害に見えることでさえ命が危険にさらされています。たとえばロシア軍がマリウポリの劇場を爆撃したというニュースをFacebookでシェアした人は、8年間投獄される可能性があります。オリジナルの投稿ではなく、単なるシェアで8年間刑務所に送られるのです。ロシア連邦大統領の地位にあるプーチン大統領の存在の正統性、正体、人物そのものに疑問を投げかけるこの映画について、私たちは何を言うことができるでしょうか。もちろん、非常に危険なことですが、2014年にロシアによるクリミア併合のプロセスが始まった時に、私はロシアを去りました。
しかし、当時全世界がこの戦争の事実を認識していたわけではありません。私はすでにロシアから独立していたラトビアに移住し、この映画を作りました。なので、私にはある種の保証があったと思います。この映画を製作し、世界の多くの国で公開した後に、何度かロシアに行きましたが、ご覧のとおり、今ベルリンで話しているということは、無事にロシアから出国することができたということです。
――読者にメッセージをお願いします。
日本を含め、世界のどこにも独裁の影響を受けないと保証される国はないです。そういう国は存在しません。 自由は美しくデリケートな花で、絶え間ないケア、直射日光からの保護、水やり、風からの保護が必要です。自由は非常にデリケートで傷つきやすい生物であり、注意深く監視することが必要です。そのため、自由を守ってください。自由がなければ人生に意味がないので、注意深く、慎ましく自由を庇護してください。
私は北朝鮮に関するドキュメンタリーを撮ったことがあります。韓国にも北朝鮮にも同じように韓国民族が暮らしていますが、方や非常に自由な国であり、もう一方は非常に不自由な国です。つまり、どの国であっても、どの民族であっても、自由と民主主義が保証されているわけではないと強く申し上げておきたいです。
<ヴィタリー・マンスキー監督 プロフィール>
1963年、ウクライナ・リヴォフ生まれ。全ソ国立映画大学(VGIK)メジンスキー・スタジオ卒。現代ロシアのドキュメンタリー映像作家/製作者のなかで最も高い評価を受けるひとり。
1作目の映画は1989年に発表され、以後30を超える作品を撮っている。1996年以降、ソ連時代(30~90年代)に撮られたアマチュア・ホームムービーのアーカイヴ制作プロジェクトに取り組む。ロシアで最古のドキュメンタリー映画専門のウェブマガジン(www.vertov.ru)の発行人。ロシアの最優秀ドキュメンタリー映画にあたえられる国内の賞LAVROVAYA VETV(月桂樹の枝)の設立者であり、モスクワ・ドキュメンタリー映画祭ARTDOKFESTの会長も務める。山形国際ドキュメンタリー映画祭2001と2007では、『青春クロニクル』(1999)、『ワイルド・ワイルド・ビーチ』(2006)が上映された。
<あらすじ>
1999年12月31日、この日、ロシア連邦初代大統領ボリス・エリツィンが辞任した。彼は自身の後継者としてウラジーミル・プーチンを指名、3ヶ月後に行われる大統領選挙までの間、ロシアの新しい憲法、国旗は若き指導者に引き継がれた。ヴィタリー・マンスキー監督は、大統領選挙への出馬表明をせず、公約を発表しないまま、名目は違えど“選挙運動”を展開するプーチンの姿を記録していく。ロシア各地へ足を運び、諸問題の解決、第一次チェチェン紛争の"英雄"たちへの慰問や恩師との再会を"演出"したプーチンのPRチームは、国民が抱く彼のイメージを「強硬」から「親身」へと変化させる。マンスキー監督は、ソ連時代の旗や国歌が使用されていることに不安を覚え、プーチンに直接斬り込んでいく。2000年3月26日の開票日当日と2000年の大晦日の、エリツィン元大統領の自宅での貴重映像を辿ることで、プーチンの本当の姿が炙り出されていく。
監督・脚本・撮影・出演ナレーター:ヴィタリー・マンスキー
出演:ウラジーミル・プーチン、ミハイル・ゴルバチョフ、ボリス・エリツィン、トニー・ブレア、アナトリー・チュベイス、ベロニカ・ジリナ、ライサ・ゴルバチョフ、ミハイル・カシヤノフ 、ミハイル・レシン、ドミトリー・メドヴェージェフ、グレブ・パブロフスキー、クセーニャ・ポナマロワ、ウラジスラフ・スルコフ
2018年/ラトビア・スイス・チェコ・ロシア・ドイツ・フランス/1時間42分/カラー/1.85:1/5.1ch/ロシア語/原題:「PUTIN’S WITNESS」/監修:岡部芳彦
配給:NEGA
公式サイト:https://fromputinwithlove.jp
公式twitter:https://twitter.com/fmputinwithlove
公式Facebook: https://www.facebook.com/fromputinwithlove
(オフィシャル・レポートより)
日本では今月28日(金)から全国公開される『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』。日本の公開より一足早く4月5日(水)に公開された海外で、北米では週末3日の興行収入は$146,360,000、そして初日の水曜日を含めた5日間では$204,630,730に達し、全米初登場No.1を記録。ワールドワイドにおいては$375,579,730をあげ、アニメーション映画のオープニングとして歴代新記録を樹立しました!2週目の興行もその勢いを持続し、全米の週末興行収入は$92,347,190で2位を引き離しNo.1ヒット。全世界の累計では$692,968,890に達し、早くも1,000億円突破目前です(※1ドル/134.47円換算)。(Box office Mojo調べ 4/18現在)
この度、公開に先駆けてジャパンプレミアを開催致しました!ジャパンプレミアには、本作の共同プロデューサーである“マリオの生みの親”で任天堂代表取締役フェロー宮本茂氏と、アニメ制作会社イルミネーションCEOのクリス・メレダンドリ氏が登壇。共同監督のアーロン・ホーヴァス監督とマイケル・ジェレニック監督、そして脚本家のマット・フォーゲル氏も緊急来日致しました。さらに、本作のお披露目を祝うために本作のアンバサダーの西野七瀬さんや、マリオファン代表ゲストとしてよゐこのお二人も会場に駆けつけ、共同プロデューサーのお二人による本作の貴重な誕生秘話やアンバサダー、マリオファン代表の二組によるスペシャルな質問コーナーも実施し大いに盛り上がりました!
◆日時:4月18日(火)17:00~17:40
※上映前イベント/ライブビューイング:全国4スクリーン(TOHOシネマズなんば・二条・赤池・ららぽーと福岡)で実施
※16:30~ゲスト登壇のレッドカーペットの様子をスクリーン9にて中継
◆場所:TOHOシネマズ六本木ヒルズ スクリーン9
(東京都港区六本木6-10-2 六本木ヒルズけやき坂コンプレックス内)
◆登壇者(敬称略):
宮本 茂 (任天堂株式会社 代表取締役フェロー) 、
クリス・メレダンドリ (イルミネーション最高経営責任者)、
西野七瀬 (アンバサダー)、
よゐこ・濱口優 /有野晋哉(マリオファン代表ゲスト)
◆映像出演:宮野真守(日本語吹き替え版 マリオ役)、畠中祐(日本語吹き替え版 ルイージ役)
◆MC:伊藤さとり
<以下、レポート>
【レッドカーペットイベント】
TOHOシネマズ六本木ヒルズの1階に設置されたのは「スーパーマリオブラザーズ」のキャラクターたちが描かれたバックパネルを配置したレッドカーペット。TOHOシネマズ六本木ヒルズのスクリーン9とTOHOシネマズなんば・二条・赤池・ららぽーと福岡の全国4スクリーンと中継をつないだレッドカーペットに最初に登場したのは、フォーマルな中にマリオとルイージのイメージカラーである赤と緑をのぞかせた衣装でイベントに参加したマリオファン代表のよゐこの濱口優さんと有野晋哉さん。上映を心待ちにしているファンに向けてメッセージを求められると「楽しすぎてあっという間だと思います。ゲームを自分がやっているかのようでした」と興奮を覗かせる。有野さんも「エンドロールの最後まで楽しめる。ゲームをやっていたら考えたこともなかったマリオがたくさん出て来ます。『え!?マリオそうなん!?』という部分をぜひ観て欲しい。コントローラーを持って、もう一回劇場に来ようと思います!」とマリオファンとしても新しい発見もあり大満足の出来だったことを強調し、これから日本で初めて本編を観る観客たちの期待感を高めた。
続いて登場したのは本作のアンバサダーに就任した西野七瀬さん。マーメイドのような薄いピンクの衣装に身を包み「作品を観たばかりですが、大迫力で興奮しっぱなしでした。これまでいろんなシリーズのゲームをやってきていたので、「これ!!わかるーー!」という部分と「そうだったんだ!!」という部分どっちもあったので楽しめました。世代を超えて愛されているマリオなので、家族でぜひ楽しんでほしいなと思います」とコメント。
今回、世界的な大ヒットを受けて急遽来日したアーロン・ホーヴァス監督、マイケル・ジェレニック監督、脚本家 マット・フォーゲル氏もレッドカーペットに登場し、マイケル・ジェレニック監督は「子供の時から大好きだったゲームをこの作品に盛り込みましたので、ぜひお楽しみいただければと思います。」コメントし笑顔を見せた。
そして、本作の共同プロデューサーであるイルミネーションのCEOクリス・メレダンドリ氏と任天堂株式会社代表取締役フェロー 宮本茂氏が登場。笑顔で写真撮影に応じ、いよいよマリオ生誕の地、日本で映画をお披露目できる喜びをのぞかせた。
クリス氏は「ようこそおいでくださいました。日本の皆さんにワクワクしてこの作品を楽しんでいただければと思います。本当に美しい作品に仕上がっています。この映画を作るのに7年もかかりましたが誇りに思える作品に仕上がりました」とその完成度の高さを伺わせ、
宮本氏は「やっとこの日がきました。ゲームで遊んだことがある人も、ない人も、楽しい1時間半になるように作っているので、応援してください。」とメッセージを寄せた。
【舞台舞台挨拶イベント】
本編の舞台となるキノコ王国さながら、あふれんばかりのキノピオたちが描かれた座席シートに座り、特製キノピオうちわを持ってジャパンプレミア上映を心待ちにするマリオファンたちで満席になったスクリーンに会場を移し、舞台挨拶を実施。引き続き全国4スクリーンと中継がつながる中MCの呼び込みでクリス・メレダンドリ氏と宮本茂氏のお二人が登場すると、会場からは割れんばかりの拍手が響いた。
アニメーション映画として世界で歴代NO.1の大ヒットを記録している本作が、マリオ誕生のここ、日本でついに本作をお披露目できることについて聞かれると宮本氏は「僕にとっては初めてのアニメーションデビュー。それをこんなに派手に飾らせてもらっていいのかと…。クリスさんのお陰だと思って感謝しております。」とまず共同プロデューサーであるクリス氏へ感謝の想いを伝えた。クリス氏は日本のファンに向け「(日本語で)こんにちは、クリスです!」とご挨拶。「皆さんの前に立ててワクワクしています。この映画をここまで旅をさせていただきありがとうございます。今作を任天堂とパートナーとして制作出来たこと、個人的にも宮本さんと一緒に制作ができたことを嬉しく思っています。」と日本のファンと宮本氏へ感謝を伝えた。
MCよりマリオの映画が生まれたきっかけについて聞かれると宮本氏は「10年くらい前にクリスさんと会う機会があって、話してみると私のゲームの作り方とクリスさんのアニメの作り方が似ているという話で盛り上がったんです。それなら一緒に映画を作ってみたら面白いんじゃないか、というところから企画がスタートしました。」と説明。クリス氏は「16年前にイルミネーションを立ち上げてすぐに、日本のプロデューサーやクリエイターたちにお会いしたくて日本に来ました。当時から日本の方と協業したいという願いがありました。2014年に宮本さんにお会いできると聞いて飛びつきました。そこから始まり、今夜この舞台に立つことができました。」と日本のクリエイターへのリスペクトと映画制作の経緯を明かした。
宮本氏は初めてアニメーションとして動くマリオを見たときの印象を聞かれると「大きなスクリーンでマリオが登場するってどうなるんだろうと心配をしていました。40年前8ビットで描いていたマリオがNINTENDO 64で3Dになって進化したけど、どこか人形のような感じでした。それが今回アニメでやっと人間になったぞ!と感じています。」とコメントし、その完成度を絶賛した。
続いて、本作のアンバサダー 西野七瀬さんと、マリオファン代表 よゐこの濱口優さん、有野晋哉さんがキノピオで埋め尽くされた会場を眺めながら登壇。待ちに待った映画の完成について聞かれると西野さんは「観る前から期待していたけど、期待をはるかに超えて、没入感がすごい!(作品を観る前のお客様に対して)観る前のワクワクが羨ましいです。」とコメント。濱口さんは「どう映画になっていくんだろう・・と思っていましたが、見事です!どの世代が見ても楽しめます。素晴らしいと思います」と興奮気味にコメントし、有野さんは「どのシリーズのゲームも入っていて楽しめるので、ポップコーンを食べる暇がないと思います(笑)監督を褒めたいと思います!」と製作陣を称賛した。
世界的なクリエイターである宮本氏・クリス氏と話ができる絶好の機会とあって、ゲストの3人からずっと聞きたかったことを質問することに。
<質問①>
西野さん「宮本さんとクリスさんがマリオを制作する際にどんなお話をしながらこの作品を作り上げたのでしょうか?」
宮本氏「“ゲームが好きな人を裏切らない”そして“ゲームを知らない人も楽しめる”作品をどう作ろうか、ということを話しました。色々案を練って、結論としてはリビングで家族揃って楽しんでいるかのような時間を作ろうということになりました。」
クリス氏「宮本さんと任天堂のチームの方々と全ての要素について話し合いました。デザイン、アニメーション、ストーリー、音楽についてフィルムメーカーとも一丸になって細部にまでこだわって製作しました。」
西野さん「本当に細かいところまで散りばめられているこだわりを感じられたので、1回じゃ追いきれない部分もあると思いました。」
宮本氏「すごく大事なことを言いましたね!本当に音楽も凄くいい、何回も観て欲しいと思います。」
<質問②>
濱口さん「マリオのストーリーを映像化するにあたり、一番こだわったところはどこですか?」
宮本氏「わかりやすく、マリオ大好きな人たちが観にきて、これは自分の大好きなマリオだと思ってもらえるかどうかにこだわりました。このスクリーン上で人間として違和感がないように観てもらえるようひたすら考えました。」
クリス氏「オリジナルのキャラクターをちゃんと表現できるかということに加えて、映画オリジナルの要素を加えるようにしました。大きなスクリーンでこのマリオを観た時に生きているキャラクターだと感じてもらいたいと考えました。制作陣がマリオのファンを代表して細部にまでこだわってくれた。オリジナルのデザインと良さを生かしているかということを確認しながら進めました。」
宮本氏「パリにいる600人のスタッフもみんなマリオファン。そういった人たちに支えられていました。」
<質問③>
有野さん「マリオのゲームの思い出があれば教えてください」
クリス氏「最初のマリオとの出会いは「スーパーマリオワールド」でした。会社が忙しかった頃、息子を会社に来させたくて会社にマリオのゲームを用意したことを覚えています。仕事をしながら同時に親でいることを両立させました。」
質問コーナーを終えると、本日お越しいただいたお客様へ向けて、日本版吹き替えでマリオ役を務めた宮野真守さんとルイージ役を務めた畠中祐さんからの動画コメントを上映。宮野さんは「オリジナルに負けない最高の吹き替え版になるよう、僕たちみんなで頑張りました!畠中さんは「みなさんにも楽しんでいただけたら嬉しいです!」とコメントを寄せた。本作の見どころについて宮野さんは「マリオはルイージにとってもみんなにとってもヒーローなんですね。でも普通の人間だからこそ、くじけそうにもなるし、負けそうにもなる、そんな等身大の部分にグッと来ました」と明かすと畠中さんも「ルイージの信じる力がすごくいいなと思いました。彼は小さい頃からマリオをヒーローと信じている。その一途さが兄弟を動かすパワーになる、ここがすごく素敵だと思いました!」と答え、最後はマリオとルイージのポーズを決め、スクリーンの中から会場を盛り上げた。
MCから「スーパー日本語版」といっても過言ではないこだわりがあるとか?と尋ねられると宮本氏は「せっかくアメリカと日本と一緒に作るので、最初から脚本を日本語版を同時に作っています。だから会話がすごく自然なんです。英語版と日本語版両方観てもらえると嬉しい。」と説明した。
最後に、これから作品を観るお客様に一言ずつメッセージを寄せた。
西野さん「私も観ていてマリオたちの諦めない心、何度でも立ち上がる姿に憧れながら観ていました。皆さんにも刺さると思うのでそういったところも楽しんでいただけたらと思います。」
濱口さん「昔からマリオが好きな50代の人たちも、マリオをこれから知る小さいお子さんたちも楽しめる。世代を超えて家族で楽しめる映画だと思います。本当にあっという間で、『マリオの世界観ってここでこう繋がってるんだ』と長年の謎も解けました。非常に見応えのある映画です」
有野さん「WBCの次は、マリオで、世界中の人たちに日本すげえぞ!って思わせてほしい。それくらい世界中の人たちに観て欲しいです。ぜひコントローラーを持って劇場に来て欲しいです!」
クリス氏「イルミネーションを代表して、宮本さんと任天堂のチームの皆様と仕事できたことを感謝しています。この特別な日本語バージョンのこの作品を本日皆様に共有させていただけることを光栄に思っています。日本の声優陣の皆様が素晴らしいお仕事をしてくださっているので、ぜひこの作品をお楽しみください。」
宮本氏「家族で来て1時間半、ゲーム知ってても知らなくても、あー楽しかったってなると思うので、それをみなさん体験していただき、映画館でマリオを応援してください。」
フォトセッションの際には会場中のマリオファンに拍手と笑顔で迎えられ、マリオとルイージが舞台に登場!!!
西野さんの「ヒア、ウィー、ゴー!」の掛け声に合わせてゲスト全員でマリオポーズを決めると舞台袖からカラフルなテープが飛び出し、大興奮のうちに幕を閉じた。
これからどんどん暖かくなる日本に「マリオ旋風」が巻き起こることを予感させる、大盛り上がりのイベントとなった。
『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』 概要
『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』はイルミネーションと任天堂が共同で制作する、「スーパーマリオ」のアニメーション映画です 。
監督は『ティーン・タイタンズGO!トゥ・ザ・ムービー』でタッグを組んだアーロン・ホーヴァスとマイケル・ジェレニック、脚本には大ヒット作『ミニオンズ フィーバー』、『レゴ®・ムービー2』のマシュー・フォーゲルを起用。
声優キャストには、マリオにクリス・プラット、ピーチ姫にアニャ・テイラー=ジョイ、ルイージにチャーリー・デイ、クッパにジャック・ブラック、キノピオにキーガン=マイケル・キー、ドンキーコングにセス・ローゲン、クランキーコングにフレッド・アーミセン、カメックにケヴィン・マイケル・リチャードソン、そしてブラッキーにセバスティアン・マニスカルコがそれぞれ起用されています。
製作はイルミネーションの創業者で最高経営責任者のクリス・メレダンドリと、任天堂の代表取締役フェローの宮本茂が務めます。
また日本語版の吹替声優として、マリオに宮野真守、ピーチ姫に志田有彩、ルイージに畠中祐、クッパに三宅健太、キノピオに関智一、ドンキーコングに武田幸史が起用されています。
今作はユニバーサル・ピクチャーズと任天堂が共同出資しユニバーサル・ピクチャーズが全世界で公開。日本では2023年4月28日(金)に全国公開されます。
『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』
声の出演:クリス・プラット、アニャ・テイラー=ジョイ、チャーリー・デイ、ジャック・ブラック、キーガン=マイケル・キー、セス・ローゲン、フレッド・アーミセン、ケヴィン・マイケル・リチャードソン、セバスティアン・マニスカルコ
監督:アーロン・ホーヴァス、マイケル・ジェレニック
脚本: マシュー・フォーゲル
製作:クリス・メレダンドリ(イルミネーション)、 宮本茂(任天堂)
日本語版吹替声優: (マリオ)宮野真守、(ピーチ姫)志田有彩、(ルイージ)畠中祐、(クッパ)三宅健太、(キノピオ)関智一、(ドンキーコング)武田幸史
原題:THE SUPER MARIO BROS. MOVIE
配給:東宝東和
公式HP:https://mario-movie.jp/
Twitter:https://twitter.com/mariomoviejp
Instagram:https://www.instagram.com/mariomoviejp/
Facebook:https://www.facebook.com/mariomoviejp/
2023年4月28日(金)~ 全国ロードショー!
(オフィシャル・レポートより)
TBSテレビは、魂を揺さぶる良質のドキュメンタリー映画の発信地となるべく立ち上げた、新ブランド 「TBS DOCS」 のもと、今年で第3回目となる『TBSドキュメンタリー映画祭 2023』 を開催中です。
本映画祭は、東京:ヒューマントラストシネマ渋谷、大阪:シネ・リーブル梅田、 名古屋:伏見ミリオン座での順次開催を経て、4月15日(土)から、札幌:シアターキノで開催。 現在、1週間限定(4/8〜4/14)でオンラインでの配信上映も実施中です。
そしてこの度、福岡(kino cinema 天神:4/28〜5/11)、京都(アップリンク京都:5/12〜5/25)での「TBSドキュメンタリー映画祭 2023」の追加開催が決定しました。
福岡(kino cinéma 天神)では、東京限定公開となっていた、福岡発のロックバンド「シーナ&ロケッツ」のドキュメンタリー作品、『シーナ&ロケッツ 鮎川誠と家族が見た夢』の地元福岡での凱旋上映が決定。 1 月 29 日に 74 歳で逝去したギタリスト鮎川誠が生前に語った、バンドのボーカルであり妻シーナとの二人の馴れ初めからはじまる人生秘話を映し出します。
また、福岡限定で、『坑道の記憶 〜炭鉱絵師・山本作兵衛〜』の上映も決定しました。
さらに、元SMAPメンバーでオートレーサー森且行さんの、2021年1月の落車事故から再起を目指した2年間を追った『オートレーサー森且行 約束のオーバルへ』では、5/1(月)福岡、5/13(土)京都の上映回に、森且行さんの舞台挨拶が決定!
先日、2年3ヶ月ぶりに復帰戦を見事1着で勝利を飾ったばかりの森且行さんが、映画や復帰について何を語るのか。
【開催情報】
◉オンライン上映:4月14日(金)23:59まで、絶賛配信中
各作品、東京上映後の「舞台挨拶」付きで、1,300円(税込)
※一部、配信・舞台挨拶なし
※札幌限定上映 『劇場版 ヤジと民主主義』のみ、配信期間は4月18日(火)12:00から4月24日(月)23:59まで
◉福岡開催:4月28日(金)〜5月11日(木)「kino cinema 天神」 にて開催
※『坑道の記憶 〜炭鉱絵師・山本作兵衛〜』 福岡限定上映
◉京都開催:5月12日(金)〜5月25日(木)「アップリンク京都」 にて開催
※大阪限定公開 『93歳のゲイ』 を再上映
(オフィシャル・リリースより)