梅田ブルク7が29日にリニューアルし、コミック、アニメ、小説、ゲームなど様々なジャンルを融合させたシアター・ミュージアムとして生まれ変わった。
シックな上質空間の装いをみせる7階ロビー中央には大型ビジョンを設置するほか、ハリウッドから第一線の特殊メイクアップ・アーティストを招いて、特殊メイクの実演&体験する「ユニバーサル・サイト」を設置。物販コーナーは「ショールームサイト」として生まれ変わり、従来のブルク作品関連の商品販売に加え「ここだけでしか買えないオリジナル商品」の販売も行っている。 また、「アニマリアル・プロジェクト」では、アニメの世界をリアルに再現するコーナーとして人気を博している。
ジャポニスタ・メディアートとして映像を演出する半円形のミュージアム・ステーションを設営し、原画やシーンカットなどが見られる「ギャラリー・ウォール」や、関東で人気の「三鷹の森ジブリ美術館ライブラリー」も併設している。今後は、ライヴ感あるイベントを目指して、声優と触れあえるイベントも企画中だ。観るだけではない楽しみが満載の梅田ブルク7に、ぜひ一度足を運んでみてほしい。
リニューアル記念上映として、三鷹の森ジブリ美術館配給映画『しわ』が現在絶賛公開中だ。スペインで公開されるや社会的に大きな反響を呼び、スペインのアカデミー賞と呼ばれるゴヤ賞で最優秀アニメーション賞と最優秀脚本賞を受賞した手書きアニメーションによるヒューマンドラマ。認知症がひどくなり、老人ホームに入居した主人公とその老人ホームで暮らす老人たちの日々を描き、認知症はファンタジーとも感じられるような独特な現象をアニメーションならではのタッチで軽やかに表現している。ユーモアを交えながら、老いの中での人間の尊厳や愛について問いかける感動作をぜひお見逃しなく!
『しわ』公式サイト ⇒ http://www.ghibli-museum.jp/shiwa/


毎年フランス映画祭の顔となる団長だが、今年はフランソワ・トリュフォーやジャン=リュック・ゴダールなどの巨匠たちに愛された女優 ナタリー・バイに決定!グザヴィエ・ドラン監督作品『わたしはロランス』のティーチインに参加する予定だ。オープニング作品にはフランソワ・オゾン監督の最新作『In the House (英題)』が登場。『アメリ』から10年、オドレイ・トトゥがひとりの女性のダークサイドを熱演する『テレーズ・デスケルウ』や、世界の巨匠ラウル・ルイス監督最後のプロジェクト『ウェリントン将軍~ナポレオンを倒した男~ (仮)』他見応えのあるラインナップだ。来日ゲストもフランソワ・オゾン監督やリュディヴィーヌ・サニエなどフランスを代表する映画人が勢揃いする。ぜひ6月の東京でフランス気分を味わってほしい。
『最後のマイ・ウェイ』
『インポッシブル』
②『司令官とコウノトリ』出演:ジュゼッぺ・バッティストン
③『赤鉛筆、青鉛筆』監督:ジュゼッペ・ピッチョーニ
④『家の主たち』監督:エドアルド・ガッブリエッリーニ
⑤『綱渡り』監督:イヴァーノ・デ・マッテオ
⑥『それは息子だった』監督:ダニエ―レ・チプリ



━━━━脚本を書くに当たって、念頭に置いたことや、膨らませて描いた部分は?
こんな激しい戦闘シーンのある歴史大作の監督とは思えないぐらい、非常に穏やかな風貌のヴェイ・ダーション監督。プレイベント上映の舞台挨拶では開口一番「緊張しています」とお茶目な一面を見せながら、インタビュー中の和解に関する発言では、たとえ話を交えながら、こちらが分かるように一生懸命お話していただき、秘めたる情熱をひしひしと感じた。念願の日本公開を果たしたヴェイ・ダーション監督同様、昨年OAFFでいち早く鑑賞し、大きな衝撃を受けた私自身も、本作が日本でどのような反響を巻き起こすのか楽しみで仕方がない。(江口由美)
『愛さえあれば』

