「AI」と一致するもの


大正12(1923)年5月、江戸時代から続く芝居街・道頓堀に‟日本最初の鉄筋コンクリート造の活動写真館”として建築・開場された大阪松竹座は、本年、開場100周年を迎えました。


現在の松竹座は、平成9年(1993)3月の新築再開場以来、歌舞伎、喜劇公演、一般演劇、レビュー、ミュージカル、コンサート、落語会などの幅広い舞台公演を上演する演劇専門劇場として親しまれていますが、100年前の創建当初の松竹座は「実演のできる映画館」という当時最新のコンセプトのもと、優秀映画の上映と新進気鋭の多彩な実演を組み合わせた新しい興行スタイルの劇場として大いに人気を博しました。その後、戦前から戦中にかけては時代の情勢とともに徐々に映画上映に軸足を置き、昭和20年(1945)の大阪大空襲にも耐えた松竹座は、終戦直後の8月には早くも映画興行を再開。戦後は主に邦画洋画の封切館として数々の名作大作映画とともに、およそ半世紀に亘り映画ファン憧れの劇場として親しまれました。


今回、大阪松竹座の開場100周年を記念して、かつて映画館として長年皆様に愛された松竹座を会場に、ゴールデンウィーク期間中の特別映画イベント《道頓堀 松竹座 映画祭》を開催する運びとなり、この度、上映作品ラインナップが決定いたしましたのでお知らせいたします。


洋画上映作品は、かつて松竹座で上映された「風と共に去りぬ」「ジョーズ」「E.T.」などをはじめ、「ローマの休日」「アラビアのロレンス/完全版」「2001年宇宙の旅」等の名作を選りすぐりました。

邦画作品は松竹大船作品から「君の名は(第1部)」、生誕120年を迎えた小津安二郎作品「東京物語」、同じく生誕110年を迎えた木下惠介作品「喜びも悲しみも幾年月」、山田洋次作品「男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎」など松竹映画の不朽の名作とともに、近年松竹座の舞台公演でも活躍した関西ジャニーズJr.等の主演映画もラインナップいたします。さらに大阪で唯一の活動写真弁士・大森くみこ出演によるサイレント映画の特別上映にもご注目ください。

ゴールデンウィークの特別映画イベント「道頓堀 松竹座 映画祭」にどうぞご期待ください。



(オフィシャル・リリースより)

320_Minions_SAKURA-550.jpg

「怪盗グルー/ミニオンズ」シリーズに登場し、世界中から絶大な人気を誇る、バナナが大好物の謎の生物ミニオン。昨年は日本だけの特別記念日“3(ミ)月20(ニオン)日=ミニオンの日”が制定され大きな話題となりました。

この度、そんな「ミニオンの日」を記念して3月17日(金)に大阪・なんばマルイにてイベントを実施!イベントにはミニオン好きの女優・本田望結さんがミニオンズ(ボブ&ケビン)とともに登壇!今年成人を迎え、春から大学生として新生活が始まる本田望結さんのミニオン愛溢れるトークとともにイベントは進行。
 

320_Minions_SAKURA_rtl_signage_01.jpg

また、「ミニオンの日」を記念した様々な商品・キャンペーン情報が紹介されました。同会場にて同日よりオープンするミニオンズのスイーツを集めた⽇本初のキャラクタースイーツポップアップ「MINIONS HAPPY SWEETS SHOP」でケーキ缶が発売開始される事を記念し、今日のイベントのために製作された「本田望結さんオリジナルミニオンケーキ缶」もお披露目となり、本田さんがケーキの味をリポート!さらに本記念日に合わせて発売される様々な新商品や、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(TM & © Universal Studios. All rights reserved.)で開催されるグリーティング企画なども紹介され、内容盛りだくさんのイベントは大盛況のうちに幕を閉じました!


【日時】3月17日(金)
【会場】なんばマルイ1F Cake.jp POP UP SHOP店内及び店先エリア
           (〒542-0076 大阪府大阪市中央区難波3丁目8−9)
【登壇】(敬称略)本田望結、ミニオンズ(ボブ&ケビン)


〈以下、レポート全文〉

320_Minions_SAKURA-500-2.jpg

イルミネーション・エンターテインメントが贈る大人気映画「怪盗グルー/ミニオンズ」シリーズは、2010年に公開された『怪盗グルーの月泥棒』から始まり、昨年2022年には最新作『ミニオンズ フィーバー』が公開され、今やメガヒット超大作シリーズへと大成長!欠点だらけで親しみやすく、いたずら好きな“ミニオン”は絶大な人気を誇るキャラクターとして世界中で愛されています。そんな中、日本のファンの方々にさらに応援・楽しんで頂きたいという願いを込め、3(ミ)月20(ニオン)日という⼦供から大人まで覚えやすい語呂合わせにより、3⽉20⽇が“ミニオンの日”として昨年制定されました。公式グッズやイベント、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン、放送や配信など、ミニオンに関する様々な最新ニュースの発表を通して、ファンの方々と一緒にこの記念すべき日をお祝いすべく、桜の開花宣言が待ちきれないミニオンたち(ボブとケビン)と、今年新成人を迎えられた、ミニオン好きな女優・本田望結さんが登壇しスペシャルイベントを実施! 


 黄色いトップスにオーバーオールのミニオンコーデ衣装で登壇した本田さんは「ミニオンと一緒に皆さんにパワーをお届けしたいと思いますのでよろしくお願いします。今日はミニオンと同じ格好をしてきました!」と元気よく挨拶。本田さんは「ミニオンとの最初の出会いはユニバーサル・スタジオ・ジャパンで、(そのあとも)意外とご一緒する機会が多くて、一緒にイベントをしたこともあるし、サッカーもしたことがあります。二週間前もユニバーサル・スタジオ・ジャパンに行く予定があり、『10日後にイベントだからよろしく!』と(ミニオンたちに)伝えました。それくらいミニオンはプライべートでも仕事でも一緒です!」とコメント。またミニオンの好きなところを尋ねられると、「じらされる感じが大好きです。ほんわかするというか。(笑)」と終始笑顔で回答。またシリーズの中での好きなキャラクターについては「普段、ボブが手に持っているぬいぐるみのティムが好きです。ティムがでたときもユニバーサル・スタジオ・ジャパンに行ってティムのカチューシャを買って過ごしたくらい。勿論ボブも大好きだけど、ティムが一緒にいるぬいぐるみやカチューシャを選んじゃいます!」と“ミニオン好き“ならではのキャラクターを選択しミニオンフリークっぷりをいかんなく発揮!さらに、春らしい桜のピンク色を基調としたお花見要素が入った今年の「ミニオンの日」のビジュアルについては「ミニオンとお花見という要素のセットを見たのは初めて!すごいかわいらしいです。」と絶賛。


320_Minions_SAKURA-500-4.jpgそして、本イベントでしか見られない特別な“本田さん限定オリジナルケーキ缶“が登場し食レポをする流れに。「今回黄色のソースをお願いしたんですが、これはミニオンたちが好きなバナナではなくレモンなんです。酸っぱさがしっかりとあるんですが、下のソースはすごく甘いので食べていくうちに(味が変わっていって)美味しいです。缶のケーキだからこそ味わえる、味が変わっていく楽しさというものが味わえました。」と抜群の食レポ技術を披露!


ケーキ以外にも会場に並べられたいくつものミニオン商品の中で、欲しいアイテムを問われると、クレーンゲームの景品でもらえる「ミニオンの日」デザインのぬいぐるみをチョイス!「私、ぬいぐるみが大好きでいっぱい持っているんですが、私も大好きなティムもいるのでコレ!(※チョイスしたぬいぐるみはボブがティムを抱えているもの)」と即答!また、既に自身が持っているミニオングッズを問われると「まずカチューシャ!あとはぬいぐるみがとにかくたくさんありまして、最近はユニバーサル・スタジオ・ジャパンのゲームができるコーナーの景品のぬいぐるみをゲットました。部屋の中がミニオンだらけですし、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンに行くときはミニオンコーデでいっちゃいます!」とミニオン愛がさく裂!


イベントも終盤、3/20の「ミニオンの日」はどう過ごしたいかを聞かれると「もちろん映画も観たいですし、実は予定していることがありまして、ミニオンのグッズたちと撮った写真を(撮りだめていて)まだ出していないんですね。ミニオンの日がチャンスだと思うので(SNSに)載せようと思っています!」と回答。さらに「これまで上映されてきた映画の中で好きなシーンがあったら教えてください。」という質問には「アグネス(「怪盗グルー」シリーズに登場する少女)のシーンは好きです。特に映画の中でも面白くてすごい好きですね!」とコメント。最後に「ミニオンの日を楽しみにしています!」と締めくくり大盛況のうちに幕は閉じました!


なお、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンでもパーク内でミニオンたちが登場するグリーティングをはじめとした様々な場⾯で「ミニオンの⽇」のお祝いを実施。その他ホテル ユニバーサル ポート ヴィータ、今年10周年を迎える大人気ゲーム「ミニオンラッシュ」、商品、店頭、そしてSNS上で様々なイベントやキャンペーンが実施されています。
 



《「ミニオンの日」関連商品最新情報 》

今年は日本の桜をテーマにした「ミニオンの日」オリジナルアートをモチーフにしたの商品も続々発売!

320_Minions_SAKURA-4.jpg.png

 

3/17よりマルイなんば1FにてMINIONS×Cake.jp「MINIONS HAPPY SWEETS SHOP」日本初のキャラクタースイーツポップアップ開催中!3(ミ)20(ニオン)の語呂に合わせて「ミニオンの日」デザインを含む32種類のケーキ缶商品が登場!

 

 

 

●なんばマルイ1Fイベントスペース <3月17日(金)〜30日(木)> ⇒クリックすると下記へ遷移
https://www.0101.co.jp/085/event/detail.html?article_seq=57356&article_type=sto

●新宿マルイ 本館B1Fカレンダリウム <3月20日(月)〜4月9日(日)> ⇒クリックすると下記へ遷移https://www.0101.co.jp/003/event/detail.html?article_seq=57359&article_type=sto
 


320_Minions_SAKURA-3.jpg

 

 

 

ミニオンたちの大好物のバナナがユニフルーティーより発売中!桜のパッケージのバナナを食べて栄養補給https://www.unifrutti.co.jp/minions_products

 

 


320_Minions_SAKURA-2.jpg

 

 

セガプライズからボブとティムの頭に桜の花びらが載ったデザインがかわいいぬいぐるみが、全国のゲームセンターに続々登場中

https://segaplaza.jp/prize/B120056/

 

 


 


320_Minions_SAKURA-5.jpg

 

 

 

オンラインストア「ファボリットスタイル」でベースボールシャツなど「ミニオンの日」デザイン商品が予約受付中

https://favorito.style/minions/

 

 

 


(オフィシャル・リリースより)

yurushi-bu-550-1.jpg

娘を殺された元夫婦と、犯行時に未成年だった加害者の女性・夏奈。癒やしようのない苦しみに囚われた3人の葛藤を見すえ、魂の救済、赦しという深遠なテーマに真っ向から挑んだ問題作『赦し』。いよいよ 3月18日(土)より、ユーロスペース、シネスイッチ銀座、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開関西ではシネ・リーブル梅田ほかにて3月24日(金)より公開となります。


怒りと憎悪の呪縛に囚われた主人公、克を演じるのは、フィリピンの巨匠ブリランテ・メンドーサと組んだ主演作『義足のボクサー GENSAN PUNCH』が記憶に新しい尚玄。元妻の澄子に扮するのは、第62回ブルーリボン賞助演女優賞を受賞したMEGUMI。そして、映画デビュー作『渇き。』などで独特の存在感を示してきた新進女優、松浦りょうが夏奈役に大抜擢。監督は世界各国の映画祭で話題を呼んできた日本在住の気鋭のインド人監督アンシュル・チョウハンの最新作です。


【日時】 3月11日(土) 12:00回終了後(13:38~13:50)
【場所】 シネ・リーブル梅田
            (大阪市北区大淀中1丁目1−88 梅田スカイビル タワーイースト3・4階)
【登壇者】 尚玄、松浦りょう、アンシュル・チョウハン監督 ※敬称略



yurushi-bu-550-2.jpgそんな本作の公開に先立ち、3月11日(土)に大阪アジアン映画祭 コンペティション部門で上映され、主演の尚玄さん、夏奈役に抜擢された松浦りょうさん、監督のアンシュル・チョウハンが登壇し、舞台挨拶とQ&Aを行いました。
 

まずは、監督が「ご来場いただきありがとうございます。大阪アジアン映画祭で上映でき、皆さんの前で挨拶できることを嬉しく思っています。皆さんにこの映画を楽しんでいただけたのか気になっているので、Q&Aを楽しみにしています」、尚玄さんは「ジャパンプレミアで大阪アジアン映画祭に戻ってこられて嬉しいです」と挨拶し、Q&Aに。


yurushi-main-500.jpg最初に、「大変興味深く拝見させていただきました。観た人それぞれの視点がある作品だと思います。特に、ポスターにも使われている松浦さんの振り返りのショットが印象的でした。彼女の表情にどのような演出をされたのでしょうか」という質問に対して監督は、「これは12テイク目でした。こういうものにしたいというイメージが自分の中にあったので、テイクを重ねて彼女の肩の位置や傾き加減など細かく指示をしました」と明かし、「映画の中でも特に大事なシーンになるので、観客の皆さんを見ているのか見ていないのか絶妙なバランスを意識して、自分の目指すイメージを意識して撮影しました」と、重要なシーンをどう見せるかへのこだわりを語りました。


次に、「当初の脚本から撮影時の脚本に落とし込むまでに大きく変わったことはありますか?」という質問に対して監督は、「2018年に初めて脚本を読んだ時は映画化する気持ちまで持っていけなかった」そうですが、その後、「コロナになって誰もが家に閉じこもるようになった時に読み返して、これは映画化すべきだと思いました。そこから日本で撮影できるように、少年法など日本の法律に沿って変わった部分や実際に裁判へ赴いて細かいところ調査しながら脚本を改正していきました」と時流や日本に合わせた脚本の変遷について明かしました。


yurushi-500-2.jpg最後に、尚玄さんと松浦さんへの「役作りの過程で一番難しかったこと」という質問について尚玄さんは、「全てが大変でした」と前置きし、中でも「僕は当事者ではないので、当事者じゃない人間がその人が抱えているものをリアルに表現できるのかということにすごく真摯に向き合いました」と役作りへの思いを語り、「(松浦)りょうちゃんと対峙している場面は芝居ではなかったから、監督の指示もありましたし、撮影が終わるまで一言も話さなかったです」と緊張感が漂っていた対峙シーンの裏側を明かしました。さらに、続けて「監督が早い段階で衣装を用意してくれたことがすごく幸運でした」と話し、「3週間前から衣装を着て、克として生活していました」と真摯に役に向き合い続けた日々を明かしました。


yurushi-500-1.jpgそして、松浦さんは、「私も、殺人を犯したことも刑務所に入ったこともないので、役作りとして経験できることではないし、殺人を犯してしまった方のインタビューを見て、役に落とし込んで考えました。その上で、刑務所の生活にできるだけ近い生活をして孤独を知ることで役を作り上げていきました。その時間が一番しんどかったです」と役作りについて明かしました。

観客から大きな拍手で見送られ、舞台挨拶は終了しました。



■監督・編集:アンシュル・チョウハン(『コントラ KONTORA』
■撮影:ピーター・モエン・ジェンセン 音楽:香田悠真
■出演:尚玄 MEGUMI 松浦りょう 生津徹 藤森慎吾 真矢ミキ
■プロデューサー:山下貴裕 茂木美那 アンシュル・チョウハン
■エグゼクティブ・プロデューサー:サイモン・クロウ ランカスター文江
■アソシエイト・プロデューサー:前田けゑ 澤繁実 岡田真一 木川良弘
■脚本:ランド・コルター 
■助成:文化庁 
■製作プロダクション:KOWATANDA FILMS、YAMAN FILMS 
■配給:彩プロ
■2022年/日本/日本語/カラー/2:1/5.1ch/98分
■原題(英語題):DECEMBER 
■©2022 December Production Committee. All rights reserved
公式サイト:https://yurushi-movie.com/

3月18日(土)より、ユーロスペース、シネスイッチ銀座、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開

3月24日㈮より、シネ・リーブル梅田/シネマート心斎橋/アップリンク京都/シネ・リーブル神戸にて


(オフィシャル・レポートより)

paristaxi_main-550.jpg

 

この度、作品の舞台となる宮城県にて3月3日(金)より先行公開され、3月10日(金)より全国公開中の映画『有り、触れた、未来』この度、全国公開を迎えた本日(3月10日)、東京での初日舞台挨拶を実施いたしました!主演の桜庭ななみ、共演の北村有起哉、山本透監督が登壇し、ロケ地宮城への思いや本作の成り立ちの背景などをたっぷり語りました。


arifureta-bu-main-550.jpg


■日程 3月10日(金) 18:45~19:05
■場所 ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場 スクリーン4 
(港区台場1丁目7−1 アクアシティ お台場 1F)
登壇者(敬称略):桜庭ななみ、北村有起哉、山本透監督、UNCHAIN10+1
※UNCHAIN10+1(アンチェインイレブン)は途中登壇。下記メンバー
舞木ひと美、宮澤祐、賀谷亮祐、永田直人、平良太宣、中里広海、竹田有美香、横須賀一巧、高品雄基、相原伸哉、松代大介、林田龍真、林真里奈



arifureta-bu-sub2-500.jpg

(左から→北村さま・桜庭さま・山本監督、他「UNCHAIN10+1(アンチェインイレブンとアシスタント)」の皆様)
 

本作の制作経緯について山本監督は「話すと3日くらいかかります」と話した後、「2020年にコロナが蔓延し始めた頃、自分の周りで命を絶つ俳優が続きました。歯止めがきかない状態で、一人の人間として大人として、そして映画監督として何かできることはないかと考え、映画を作ることを決めました」と簡潔にまとめた。山本監督は、自身の周りに集まった多くの俳優、若者の姿に「自主映画でもやりたい!」と背中を押されたと振り返り、深々とお辞儀をしながら、一緒にやってきたことへの感謝を改めて伝えていた。


桜庭は山本監督の熱い思いが自分に響いたと笑顔を浮かべ、「台本を読んだ時に私が感じた“温かさ”のようなものを、映画を観る方に届けられるようにチームの一員として参加したいという思いがありました」と本作出演を決めた当時の心境を振り返った。本作について「ものすごいエネルギーの詰まった群像劇です」と話した北村は(自分が出演者を代表して)舞台挨拶のステージに立っていることは恐縮とコメント。「みんなが主役の映画です。登場人物はそれぞれの人生を背負っています。僕はそのひとつのピースにしか過ぎません。ボランティアの方も含め、たくさんのお力添えがあってできた映画です」と感謝。序盤から「ヤバイぞ、すごいものが出来上がるぞ」という熱量を現場で感じていたと興奮気味に語り、「言葉では説明できないくらい、胸いっぱいにさせていただいた作品になりました。こういう作品はなかなかありません。参加できて本当に良かったです」と胸を張っていた。


arifureta-main-500.jpg本作は3日より宮城県にて先行公開がスタート。先行上映の舞台挨拶にも登壇した桜庭は「作品は宮城でのオールロケ。現地の方にすごくサポートしてもらいましたし、エキストラの方にもたくさん参加していただきました。宮城ならではの温かさを舞台挨拶でも実感しました。宮城だからこそできた作品です」としみじみ。先行上映の舞台挨拶では、会場内に映画に参加した子どもたちの姿もあったそう。桜庭演じる佐々木愛実は保育士役だったため、会場から「めぐみせんせー!」と声をかけられた、と満面の笑みを浮かべ報告。さらに「実は、私の母が保育士で。可愛いけど大変、とよく聞いていたのですが、その言葉の意味がよく分かりました」と役を通しての感想も伝えていた。


愛実は元バンドマンでもあるため、作中ではエレキギターを弾き、歌も披露している桜庭。「撮影に入る2ヶ月前くらいから練習しました。監督は音楽にとても詳しい方。さらにこだわりもかなりあるので、ドキドキしながら演じました」という桜庭のコメントに山本監督は、「桜庭さんチームは楽器の個人練習からバンドの練習を、宮城では太鼓の練習をしているチームもいたし、演劇の練習をしているチームがあって。同時期にみんなあちこちで一生懸命練習していました」と出演者の頑張りを称える。その言葉に桜庭は「毎回、監督からみんなが頑張っている姿(の映像)を見せられて(笑)」と、離れていてもそれぞれ(のチーム)が刺激し合い、作品作りに挑んでいたと説明した。


arifureta-sub2-240.jpg北村は「映画にはこれでもかというくらい監督の思いが詰まっていて、まさにてんこ盛りです」とニッコリ。僕のパートは、手塚理美さん演じる祖母と娘(碧山さえ演じる里見結莉)とのシーンがメイン。娘役はオーディションで決まった方で、演技をするのは本作が初めて。(芝居について)何も知らない子が感情を思い切りぶつけてきたときには『本気で受け止めないと!』という思いが芽生え、とてもスリリングなシーンになりました。彼女から教わったことがたくさんありました」と撮影中に受けた刺激や、現場で込み上げた感情などにも触れた。北村の母役の手塚については「ちゃんと距離をとって見守ってくれて、一番偏ったことを言わない役。特に地元の方には(心に)すーーーっとしみ渡るようなセリフを口にする存在だと思っています」と解説。さらに作中に登場する“こいのぼり”をあげるシーンを挙げ、「自分の出番じゃないときも【UNCHAIN10+1(アンチェインイレブン・アシスタント)】がお手伝いしている姿が印象的でした」と総勢22名からの若手俳優からなるプロデューサーチームの活躍についても言及した。


桜庭は後半に登場する家族を思うシーンが忘れられないと話し、「もともと台本にはなかったけれど、愛実の感情を表現したくて監督と相談して出来上がったシーンです。思い入れ深いシーンなので、注目してほしいです」と呼びかけた。山本監督は桜庭がギターに挑戦しながら、愛実の心の中の傷を落とし込んでいく様子を間近で見られたことが印象に残っているとコメント。北村については「名優である有起哉さんにすべてを預けました。有起哉さんチームの撮影初日は台風で中止になったのですが、あの1日があったから、里見家について考える時間ができました。台風をラッキーだと思った日です」と撮影の思い出を振り返った。


arifureta-pos.jpgイベントでは映画のタイトルにちなみ、ありふれているけれど、大切にしたい時間についてトークする場面も。北村は添い寝をしている自身の子どもが、パジャマのポケットに足を突っ込んでくると話し、「スポッと足が入ると、落ち着いてスーッと眠ってくれます。これが結構たまらなくて。息子も眠りますが、僕のほうが安心して寝つけているような感覚。ありふれたことかもしれないけれど、とても幸せを感じます」と優しい笑顔を浮かべ、「なんだか恥ずかしいな」と恥ずかしそうにうつむいた。桜庭は「家族との時間」と回答。「家族との時間はありふれていて、すごく当たり前の時間だけど、幸せな時間です。他愛のない会話、他愛のない電話、そんな時間に幸せを感じたいし、感じていきたいです」と幸せに満ちた表情を見せた。山本監督が大切にしたいのは「誰かとご飯を食べる時間」だとし、「家族、仲間と一緒に『おいしいね』を分かち合いたいです」と強調した。


最後の挨拶で桜庭は「震災復興の映画ではありません。でも、明日は3月11日。震災から12年が経ったこの日に映画の公開を迎えられることには意味があると思っています。たくさんの人に届けばいいなという思いです」と呼びかけ、北村は「まだまだいろいろな作品が生まれていいと思います。今回、腹をくくったメンバーですごい映画ができました。映画を観たときは、特別元気がなかった状態ではなかったけれど、なんか元気が出ました。一人でも多くの方に観てほしいと率直に思っています」と感想を交えつつ作品をアピール。山本監督は「映画監督として、今の世の中で起きている最悪な状況をどうにか突破したいという思いがあります。ありふれるものを大切にする、たったそれだけのことが大事。映画から何かを感じ、その何かをみなさんと共有できることを幸せに思います」と思いを伝え、イベントを締めくくった。この日のイベントには本作のために集まったプロデューサーチーム【UNCHAIN10+1(アンチェインイレブン・アシスタント)】の面々も駆けつけ、来場者に感謝を伝えていた。
 


【ストーリー】

彼氏を事故で失った、元バンドマンの女性(桜庭ななみ)。30歳を過ぎても、ボクシングを続けるプロボクサー(松浦慎一郎)とその妻(金澤美穂)。1分1秒でも長く生き、娘の結婚式へ出席したい、末期癌と闘う女性(仙道敦子)。将来に不安を感じながら「魂の物語」を演じる若い舞台俳優たち。そして、自然災害で家族を亡くし、自殺願望を抱く中学生の少女(碧山さえ)。妻と息子を亡くし少女の父親(北村有起哉)も生きる希望をなくしていたが、傷ついた娘のために、再び生きることに立ち向かいだす。そんな二人を懸命に支える年老いた祖母(手塚理美)、優しい親友(鶴丸愛莉)と担任教師(宮澤佑)。たくさんの人々の想いを受けて、少女の心は、少しずつ変化し始めるー。

全ての登場人物が抱えている問題は、角度は違っても全て「命」と向き合った物語。いくつもの物語が、複雑に折り重なり、それぞれの人生が交錯する。「支え合い、分かち合い、何度でも立ち上がる」それは、「ありふれた物語」であると同時に「有り、触れられないモノ」の哀しさと「有り、触れられるモノ」の尊さを教える。


【キャスト・スタッフ】

監督・脚本:山本透
出演:桜庭ななみ、碧山さえ、鶴丸愛莉、松浦慎一郎、宮澤佑、金沢美穂、岩田華怜、谷口翔太、舞木ひと美、高品雄基、高橋努
麻生久美子、淵上泰史、入江甚儀、萩原聖人、原日出子、仙道敦子、杉本哲太、手塚理美、北村有起哉
原案:齋藤幸男 「生かされて生きる-震災を語り継ぐ-」(河北選書)
プロデュース:UNCHAIN10+1(アンチェインイレブン) 制作プロダクション: Lat-lon 配給:Atemo
著作表記:©UNCHAIN10+1
公式サイト: https://arifuretamirai.wixsite.com/home
アメリカンビスタ/上映時間:132分

3月3日(金)~宮城県先行・3月10日(金)~全国ロードショー


(オフィシャル・レポートより)

 

zakodomoyo-bu3-550.jpg

(上段:左から→坂元・蒼井・足立監督_下段:左から→白石、池川、田代、岩田)

『百円の恋』『アンダードッグ 前編・後編』(脚本)、『喜劇 愛妻物語』(脚本·監督)や、2023 年度後期の NHK 連続テレビ小説「ブ ギウギ」(脚本)など、脚本家として、小説家として、そして映画監督として、人間のみっともない部分を愛情込めて描き続ける足立紳が、20 年がかりで念願の企画を実現させた映画『雑魚どもよ、大志を抱け!』が、いよいよ 3 月 24 日より、 新宿武蔵野館他にて全国順次公開を迎えます


関西ジャニーズ Jr.内のグループ「Boys be」で活躍する池川侑希弥を映画初主演に迎えた本作。主人公は 7 人の小学生男 子たち。地方の町を舞台に、グループのナンバー2的なポジションだが、実は小心で臆病者な高崎瞬。ケンカが強くて人情に厚いリーダー格の村瀬隆造。気弱な性格の愛称・トカゲこと、戸梶元太。母親と姉の3人暮らしで東大進学を目指す星正太郎。大の映画好きで、スピルバーグに憧れて映画監督を夢見る西野聡。隆造を一方的にライバル視しているイジメっ子の玉島明。転校生で、日和見主義な小林幸介など、それぞれが昭和末期の“今”を過ごす個性豊かな 7 人の成長物語は、観る者の心に懐かしさと温かさの余韻をもたらします。


【日程】:3 月 8 日(水)17:30~18:00(約 30 分)※上映後舞台挨拶
【会場】:丸の内 TOEI(東京都中央区銀座 3-2-17)
【登壇】:池川侑希弥(いけがわ ゆきや(Boys be/関西ジャニーズ Jr.) /田代輝(たしろ ひかる)/白石葵一(しらいしきいち)/岩田奏(いわた かなで)/ 蒼井旬(あおい しゅん)/坂元愛登(さかもとまなと)/足立紳(あだちしん)監督  ※敬称略



zakodomoyo-bu3-550-2.jpg

左から(坂元、岩田、白石、池川、田代、蒼井、足立監督)

少年たち 6 人で、上映後の舞台挨拶が行われたのは初となり、現在の心境を聞かれた池川は、「いい意味でみんな変わっていなくて嬉しい。身長が伸びたりとか変化はあるけれど、今日はみんなと一緒に舞台に立てて嬉しい」と喜びを噛みしめた。瞬の親友・隆造役の田代は「今日は僕ら子供たちで一緒に舞台に立てて嬉しい。そしてお客さんに沢山来ていただいて感謝しかないです」と満面の笑み。足立監督は彼らの成長ぶりに触れて「撮影からしばらくして身長も伸びて…。田代君に身長を追い抜かれてショックです!」と目を細めると、田代は「撮影時より 10 センチはいかないけれど結構伸びた」、池川は「僕は撮影時 160 センチで今が 166 センチなので、6 センチは伸びました」と成長を報告した。


zakodomoyo-bu3-240-1.jpgまた、池川は撮影を振り返り「今の時代と映画の舞台である昭和の時代は違う雰囲気だと思った。家の中も今は洋が多いけれど、和という感じだった。置物とか今の時代にはないようなものもあって、今とは違うところが沢山あると思った」と時代の変化を実感。映画監督を夢見る西野役の岩田は「凄い量の台本で圧倒されました。でも覚え始めたらスッと頭の中に入ってきた」と回想し、トカゲこと戸梶元太役の白石は「今の時代と違って子供たちがとても自由で、それを演じることが出来たのが嬉しかった。トカゲ同様に僕も肌が弱いので、その点では撮影に貢献できたかな?」と笑わせた。ツッパリ中学生の舎弟・明役の蒼井は「僕も明のようにいつも 4 人くらいのグループで行動しているので、そこは今も昔も変わらないと思った。でも僕は悪さなんてしません!そこは役柄とは違います!」と苦笑い。


役柄について池川は「高崎瞬とは友達関係が僕と似ているし、全員を引っ張ることが出来ないところも似ている。僕も人から指示をされることがあるので、絶妙な立ち位置が似ていると思った」と共感。田代は「僕は学級委員をやっていてクラスのみんなをまとめたりしているので、その点は隆造と似ている」と優等生な素顔チラリ。武闘派きどりの転校生・小林役の坂元は「小林はサングラスをかけてモデルガンを持っているという他人から見たら面白いキャラクター。人を笑わすという意味では僕も似ているのかな?」と役柄との類似点を明かすと、池川は「(坂元は)僕らのことを笑わせてくれたりして、さっきも舞台袖で変顔とかして場を和ませる一面があります」とその人柄を絶賛していた。


撮影は岐阜県飛騨市で合宿のような形で実施されたという。池川は「クランクアップの日に全員お土産をもらって、その中に升が入っていました。足立監督から『将来これで一緒にお酒を飲もう!』と言ってもらえたのが嬉しかった」と振り返り「その升には映画のタイトルが書かれていて、凄いデザインです。その升は家に飾っていて、これからも大事にしていきたいです」としみじみ。坂元が「オオサンショウウオのマグネットもいただいたよね?」と言うと、池川は「家の冷蔵庫に貼っています!」と嬉しそうに報告した。


zakodomoyo-bu3-240-2.jpg合宿の最中には思い出深いハプニングも。田代は「お風呂にシャンプーがないとう話になってスタッフさんに買ってきてもらいました。ただ話を聞き間違えたようでそれはボディソープだった。僕らはしばらくそれに気づかず、ボディソープで髪の毛を洗っていました」と思い出し笑い。坂元が「ヘアメイクさんに『みんな髪の毛キッシキシだね』と言われて…」と髪の毛の状況を説明すると、池川は「ボディソープが凄く泡立つので気づかなかった」と笑い、足立監督も「ちなみにシャンプーで体を洗っているスタッフもいましたよ」とまさかの秘話を暴露し、子供たちを爆笑させていた。


最後に足立監督は「7 人の少年たちが一人でも多くの人たちに知られていく映画になってほしい」と原石たちのブレイクを願い、主演の池川は「僕にとって初めての映画主演作です。これから先色々な映画に出たとしても、この映画が初めての映画であることに変わりはありません。僕自身大事にしていきたい作品なので、皆さんにも何度も観ていただきたいです」と3月24 日(金)からの劇場公開に期待をかけていた。
 


【作品概要】
『百円の恋』では、引きこもりがちだった30代ニート女性が恋とボクシングに出会い変わっていく姿を…、『アンダードッグ 
前編・後編』では、「咬ませ犬」に成り下がった中年ボクサーがどん底から這い上がろうとする姿を…、『喜劇 愛妻物語』では、売れない脚本家と鬼嫁の絶妙なやり取りで爆笑をさらいつつ根底に流れる夫婦愛を…、映画監督として、脚本家として、小説家として、常に、欠点だらけで、それでいて愛すべき者たちの織り成す人間賛歌を描き、観客の熱い支持を受けて数々の賞を総なめにしてきた映画作家・足立紳。自身が執筆した小説『弱虫日記』(講談社文庫)を原作とし、「プライドを獲得しようと必死にもがいている少年たち。その姿を今の世の中に問うてみたい」と意欲を燃やす作品『雑魚どもよ、大志を抱け!』が誕生しました。


【物語】 

地方の町に暮らす平凡な小学生・瞬(池川侑希弥)。心配のタネは乳がんを患っている母の病状……ではなく、中学受験のためにムリヤリ学習塾に入れられそうなこと。望んでいるのは、仲間たちととにかく楽しく遊んでいたいだけなのに。瞬の親友たちは、犯罪歴のある父(永瀬正敏)を持つ隆造(田代輝)や、いじめを受けながらも映画監督になる夢を持つ西野(岩田奏)など、様々なバックボーンを抱えて苦悩しつつも懸命に明日を夢見る少年たち。それぞれの家庭環境や大人の都合、学校でのいじめや不良中学生からの呼び出しなど、抱えきれない問題が山積みだ。ある日、瞬は、いじめを見て見ぬ振りしてしまう。卑怯で弱虫な正体がバレて友人たちとの関係はぎくしゃくし、母親の乳がんも再発、まるで罰が当たったかのような苦しい日々が始まる。大切な仲間と己の誇りを獲得するために、瞬は初めて死に物狂いになるのだった。


【作品情報】 

出演:池川侑希弥 (Boys be/関西ジャニーズJr.) 
          田代輝 白石葵一 松藤史恩 岩田奏 蒼井旬 坂元愛登
     臼田あさ美 浜野謙太 新津ちせ 河井青葉 /永瀬正敏
原作:足立紳『弱虫日記』(講談社文庫)
監督:足立紳(『喜劇 愛妻物語』『14の夜』)
脚本:松本稔/足立紳(『百円の恋』『アンダードッグ 前編・後編』)
音楽:海田庄吾(『百円の恋』『喜劇 愛妻物語』)
主題歌:インナージャーニー「少年」(鶴見river records)
製作幹事:東映ビデオ
制作プロダクション:the ROOM
制作協力:岐阜県飛騨市
配給:東映ビデオ
(C)2022「雑魚どもよ、大志を抱け!」製作委員会
公式サイト:https://zakodomoyo-movie.jp/

『雑魚どもよ、大志を抱け!』 3月24日(金)より、新宿武蔵野館、梅田ブルク7 ほか全国順次公開!


(オフィシャル・レポートより)

 



zakodomoyo-550.jpg

『百円の恋』『アンダードッグ 前編・後編』(脚本)、『喜劇 愛妻物語』(脚本·監督)や、2023 年度後期の NHK 連続テレビ小説「ブ ギウギ」(脚本)など、脚本家として、小説家として、そして映画監督として、人間のみっともない部分を愛情込めて描き続ける足立紳が、20 年がかりで念願の企画を実現させた映画『雑魚どもよ、大志を抱け!』が、いよいよ 3 月 24 日より、 新宿武蔵野館他にて全国順次公開を迎えます


関西ジャニーズ Jr.内のグループ「Boys be」で活躍する池川侑希弥を映画初主演に迎えた本作。主人公は 7 人の小学生男 子たち。地方の町を舞台に、グループのナンバー2的なポジションだが、実は小心で臆病者な高崎瞬。ケンカが強くて人情に厚いリーダー格の村瀬隆造。気弱な性格の愛称・トカゲこと、戸梶元太。母親と姉の3人暮らしで東大進学を目指す星正太郎。大の映画好きで、スピルバーグに憧れて映画監督を夢見る西野聡。隆造を一方的にライバル視しているイジメっ子の玉島明。転校生で、日和見主義な小林幸介など、それぞれが昭和末期の“今”を過ごす個性豊かな 7 人の成長物語は、観る者の心に懐かしさと温かさの余韻をもたらします。

zakodomoyo-bu2-550.jpg

(3月4日㈯、撮影ロケ地の岐阜県飛騨市にて、都竹淳也飛騨市長(右)と記念撮影 )

この度、公開に先立ちまして、3 月 4 日(土)、撮影ロケ地の岐阜県飛騨市、さらに 3 月 7 日(火)、大阪府大阪市にて先行上映会が開催され、舞台挨拶が実施されました。

3 月 4 日(土)、飛騨市文化交流センターにて開催された先行上映会では市民 600 人が鑑賞。上映後の舞台挨拶に立った足立紳監督は、「飛騨の方に真っ先に観ていただいて嬉しいです。生まれ育ったところと似たような空気を感じられる地域を探している中で飛騨市を選びました」と振り返り、「映画を観て、生命力や活力が湧き上がってもらえれば嬉しい」と作品への思いを語りました。また、少年たちのリーダー格・村瀬隆造を演じた田代輝は、「飛騨市は想像以上にきれいな場所ばかりで、空気もおいしくて、撮影中は幸せな時間を過ごしました。東京にはない魅力を感じて、貴重な体験ができました」とロケ地・飛騨の思い出を語りました。

zakodomoyo-bu1-550.jpg

(3月7日㈫、大阪・梅田ブルグ7にて)

また、3 月 7 日(火)に、大阪・梅田ブルグ7で開催された先行上映会では、Boys be/関西ジャニーズ Jr.に所属し、 主人公・高崎瞬を演じる池川侑希弥が、地元に凱旋して足立紳監督と共に舞台挨拶を実施。お互いの第一印象を聞かれた池川は、「監督と初めてお会いしたのがオーディションで、とても優しい方でした。撮影中は、とても格好良い方でした」と語ると、一方の足立監督は、「池川君は、とても可愛らしい方でした。オーディションで、ぐいぐい前に出て来ず、性格が良い子なんだろうな。という印象を受けました。撮影に入ると、どんどん変化して格好良くなってきた。飲み込みが早い子で、とても 楽しかったです」と、互いを褒め合った。


本作の舞台は昭和のスマホもない時代。そんな時代にタイムスリップしたら?という質問に池川は、「小学校時代は友達と手紙でやり取りをしていたので、昭和にタイムスリップしても大丈夫」と回答。さらに、池川は、足立監督に大阪でのおススメの撮影スポットとして、「大阪は素敵なところが多いです。特におススメは太陽の塔。自然も多いし、とても良い場所です」と地元ならではのスポットを紹介。そして最後に足立監督から、「今日の舞台挨拶でも一 生懸命答えようとする、撮影中も私の話を一生懸命聞こうとする、その姿勢が素直で感動しました!その素直な感じで突き 進むと、将来すごい俳優さんになると思います」と池川を評し、池川は、「ありがとうございます!これからも俳優として活躍していきたいです。足立監督には本当にお世話になりました。この映画を広める努力を頑張ります!」と、大志を抱くコメントで、 会場を沸かせました。 
 


【作品概要】
『百円の恋』では、引きこもりがちだった30代ニート女性が恋とボクシングに出会い変わっていく姿を…、『アンダードッグ 
前編・後編』では、「咬ませ犬」に成り下がった中年ボクサーがどん底から這い上がろうとする姿を…、『喜劇 愛妻物語』では、売れない脚本家と鬼嫁の絶妙なやり取りで爆笑をさらいつつ根底に流れる夫婦愛を…、映画監督として、脚本家として、小説家として、常に、欠点だらけで、それでいて愛すべき者たちの織り成す人間賛歌を描き、観客の熱い支持を受けて数々の賞を総なめにしてきた映画作家・足立紳。自身が執筆した小説『弱虫日記』(講談社文庫)を原作とし、「プライドを獲得しようと必死にもがいている少年たち。その姿を今の世の中に問うてみたい」と意欲を燃やす作品『雑魚どもよ、大志を抱け!』が誕生しました。


【物語】 

地方の町に暮らす平凡な小学生・瞬(池川侑希弥)。心配のタネは乳がんを患っている母の病状……ではなく、中学受験のためにムリヤリ学習塾に入れられそうなこと。望んでいるのは、仲間たちととにかく楽しく遊んでいたいだけなのに。瞬の親友たちは、犯罪歴のある父(永瀬正敏)を持つ隆造(田代輝)や、いじめを受けながらも映画監督になる夢を持つ西野(岩田奏)など、様々なバックボーンを抱えて苦悩しつつも懸命に明日を夢見る少年たち。それぞれの家庭環境や大人の都合、学校でのいじめや不良中学生からの呼び出しなど、抱えきれない問題が山積みだ。ある日、瞬は、いじめを見て見ぬ振りしてしまう。卑怯で弱虫な正体がバレて友人たちとの関係はぎくしゃくし、母親の乳がんも再発、まるで罰が当たったかのような苦しい日々が始まる。大切な仲間と己の誇りを獲得するために、瞬は初めて死に物狂いになるのだった。


【作品情報】 

出演:池川侑希弥 (Boys be/関西ジャニーズJr.) 
          田代輝 白石葵一 松藤史恩 岩田奏 蒼井旬 坂元愛登
    臼田あさ美 浜野謙太 新津ちせ 河井青葉 /永瀬正敏
原作:足立紳『弱虫日記』(講談社文庫)
監督:足立紳(『喜劇 愛妻物語』『14の夜』)
脚本:松本稔/足立紳(『百円の恋』『アンダードッグ 前編・後編』)
音楽:海田庄吾(『百円の恋』『喜劇 愛妻物語』)
主題歌:インナージャーニー「少年」(鶴見river records)
製作幹事:東映ビデオ
制作プロダクション:the ROOM
制作協力:岐阜県飛騨市
配給:東映ビデオ
(C)2022「雑魚どもよ、大志を抱け!」製作委員会
公式サイト:https://zakodomoyo-movie.jp/

『雑魚どもよ、大志を抱け!』 3月24日(金)より、新宿武蔵野館、梅田ブルク7 ほか全国順次公開!


(オフィシャル・レポートより)

 

cinefes2023-main1-550.jpg


cinefes2023-murakami-240-1.JPG今年で通算47周年を迎える大阪の映画ファンによる映画まつり、《おおさかシネマフェスティバル》(実行委員長:高橋聰)が、3月5日(日)、ホテルエルセラーン大阪5階のエルセラーンホールで開催された。


メインイベントとなる午後の表彰式では、総合司会の浜村淳が登壇。デビュー30周年で初の受賞となった主演男優賞の村上淳(『夕方のおともだち』)は、浜村に自ら距離を縮めるパフォーマンスで先制パンチ。地元大阪での受賞に「心から感謝申し上げます」と感激の表情を浮かべた。廣木監督とは13本のタッグを組み、ようやく主演作でマゾヒスティックな性癖が醒めかかっている男という難役にチャレンジ。「撮影でSMに目覚めればラッキーぐらいに思って臨んだが、痛かっただけ」とハードな撮影を振り返った。

cinefes2023-yoshioka-240-1.JPG

 

 

『ハケンアニメ!』で主演女優賞を受賞した吉岡里帆は、映画まつりの盛り上がりに驚いた様子。浜村も同じ京都の太秦出身ということで、吉岡への注目度の高さを伺わせた。撮影では、監督の意見とプロデューサーの意見が食い違っているときに難しさを感じたという吉岡。関西出身の受賞者に囲まれ、笑顔が絶えなかった。

 

 


 

 

 

 

 

 

cinefes2023-kiritani-240-1.JPG

菅田将暉とW主演男優賞を受賞した『火花』でも会場を大いに沸かせた桐谷健太は、『ラーゲリより愛を込めて』で見事、助演男優賞を受賞。「監督、キャスト、一緒にシベリアに抑留された役者さんたちの力なので、共に分かち合えたらうれしい」と一気に挨拶。撮影しているときに映画の世界観に入り込みすぎて、絶望を感じ、セリフが言えなくなりそうになったこともあると明かしながら、「少しでも戦争が嫌だとか、幸せな方がいいと思ってもらえれば。それが演じる中の心の糧だった」と、浜村とのお笑いトークバトルの間を縫って、映画に込めた思いを語った。

 


 

 


 

cinefes2023-ono-240-2.JPG

新人賞、助演賞、そして昨年の主演女優賞と当映画祭常連俳優といえる尾野真千子は、『サバカン SABAKAN』で、今年も助演女優賞に輝き「こういう賞は何度いただいても嬉しいもので、昨年に引き続き2度目。嬉しいです!」と喜びを表現。家中トロフィーや賞状だらけでは?という浜村に「そうですよ」とニヤリ。最近のオファーは100%母親役だというが、「番家兄弟で息子役をしていたので、演じる上ではちょっとラクだった」と余裕の笑みを浮かべた。

 


cinefes2023-sabakan1-500-2.jpg新人男優賞の番家一路と原田琥之佑は、共に受賞作『サバカン SABAKAN』が映画初出演。客席に本作の金沢知樹監督がいることを意識しながら、「金沢監督がいるので緊張しなかった」「ここに立てているのは金沢監督のおかげ」と、監督への感謝の言葉を口にした二人。途中からは監督も壇上に上がる一幕もあり、撮影さながらの和気藹々とした雰囲気に。浜村からも「感性豊かな演技」と大絶賛だった。


cinefes2023-arashi-240-1.JPG新人女優賞を受賞した『マイスモールランド』の嵐莉菜は、「5カ国のミックスルーツを持つ自分が経験したことのある葛藤が脚本に描かれていたので、早く現場に入って撮りたいと思った」と本作の出会いを語り、川和田恵真監督との受賞に喜びいっぱいの表情を浮かべた。また新人監督賞を受賞した川和田恵真監督も、「社会的な面がある一方、高校生の主人公とその家族の視点で描いた青春映画として楽しんでいただける作品。主演の嵐さんとは、ミックスルーツとして日本で生きて感じてきたことを共に話し合った中で、彼女ならこの作品を一緒にやっていけると感じた」と嵐の起用理由を語り、内容面など様々な撮影のサポートを行ったクルド人コミュニティの方々に感謝の意を表した。


監督賞は、『夜明けまでバス停で』の高橋伴明監督。「制作側からの過酷な条件をスタッフ、キャストが受け入れ、努力、その熱い想いがこの賞につながった」と挨拶。封印してきた怒りを解いて作ったという本作が高評価を受けたことで、次への意識が高まった様子で「この機会に浜村さんを見習って、生涯現役をやってみようと思った。次回作は沖縄問題に取り組みたい」と力を込めた。脚本賞の梶原阿貴も、「社会的な背景がある事件で、社会性と娯楽性のバランスをとるのが難しかった」と苦労を語る一方、実在の事件を元にはしているが映画の魔法で彼女を死なせないという選択をしたという。「(映画で描写するなら)若い女性の方がいいという風潮には抗いたい」と旧態依然とした映画界の女性描写の風潮にも異議を唱えた。


新人監督賞の山﨑樹一郎監督(『やまぶき』)ワイルドバンチ賞の辻凪子監督、大森くみこ弁士(『I AM JAM ピザの惑星危機一髪!』)も登壇。地元関西での受賞を喜んだ。


他、2022年度の受賞結果は以下のとおり。


【2022年度・個人賞】

◆日本映画

主演男優賞 村上淳           『夕方のおともだち』
主演女優賞 吉岡里帆        『ハケンアニメ!』
助演男優賞 桐谷健太        『ラーゲリより愛を込めて』
助演女優賞 尾野真千子       『サバカン SABAKAN』
新人男優賞 番家一路        『サバカン SABAKAN』
              原田琥之佑                 『サバカン SABAKAN』
新人女優賞 嵐莉菜           『マイスモールランド』
監督賞   高橋伴明        『夜明けまでバス停で』
脚本賞   梶原阿貴                  『夜明けまでバス停で』
撮影賞   斉藤幸一        『とんび』
音楽賞   大島ミチル       『サバカン SABAKAN』
新人監督賞 川和田恵真       『マイスモールランド』
                  山﨑樹一郎               『やまぶき』
ワイルドバンチ賞          『I AM JAM ピザの惑星危機一髪!』     
                                                       監督:辻凪子  活動弁士:大森くみこ 

◆外国映画

監督賞   マイク・ミルズ     『カモン カモン』
主演男優賞 トム・クルーズ     『トップガン マーヴェリック』
主演女優賞 エミリア・ジョーンズ  『Coda コーダ あいのうた』
助演男優賞 トム・ハンクス     『エルヴィス』
助演女優賞 ケイト・ブランシェット 『ナイトメア・アリー』
 


(江口 由美)

 


TikTokの動画総再⽣回数2億回超え、フォロワー数は⽇本⼈⾳楽アーティスト1 位となる520万人(※2023年2月1日時点)を突破。YouTubeで公開されたMusic Video はアジア・中南米・欧州からアクセスが殺到!人気&実力を兼ね備えたいま、もっとも勢いのあるアーティスト、ONE N' ONLYが主演する映画『バトルキング!!-Weʼll rise again-2023年3月10日(金)にユナイテッド・シネマ アクアシティお台場ほかで公開いたします。

監督は、映画『鬼ガール!!』などを手掛けた瀧川元気。本作は歌あり、ラップあり、ダンスありの今のONE N' ONLYの魅力を詰め込んだ作品です。3月3日(金)になんばパークスシネマにて本作の先行プレミア上映会in大阪を実施いたしました。本作が初主演となるONE N' ONLYより山下永玖 高尾颯斗と瀧川元気監督の合計3名が登壇し、作品の魅力を余すことなくアピールしました。


■日時:3月3日(金) 18:30~19:00 ※上映前イベント

■場所:なんばパークスシネマ スクリーン7

■登壇者:山下永玖(高崎源二郎 役)、高尾颯斗(直江愛之助 役)、瀧川元気監督

■MC:樋口大喜


battleking-bu-550.jpg

3月3日(金)18:30にONE N' ONLYから山下永玖、高尾颯斗、瀧川元気監督が登壇し、満席の会場からあふれんばかりの拍手で大阪の観客に迎えられた。初めに大阪で映画の披露することができた心境を尋ねられた山下永玖(以下永玖)は「映画でメンバー全員が参加するなんてなかなか無いことなので、沢山の方にやっと1年かけて披露できるのも、みんなの応援があったからこそだと思います。僕たちのことを知らない人たちにも届けたいです。」と、大阪で初上映ができる喜びと感動を述べた。


大阪出身の瀧川監督(以下監督)は「コロナの影響でなかなか撮影ができなくて何度も監督を辞めようかなと思うことがあったんです。そんな時に本作のお話をいただいて、めっちゃ一生懸命でまじめで努力家のONE N’ ONLYのみんなをみて、誰よりもぼくがSWAG(ONE N’ ONLYファンの名称)になったんじゃないかと思うくらい彼らに夢中になりました!ONE N’ ONLYの魅力が詰まった青春のパッションあふれる映画を作れたと思います」と絶賛した。


大阪でおすすめの食べ物を聞かれた監督は「僕はわなか派!たこ焼きといえばわなか!あと、ふにゃふにゃなったたこせん!」と答えると、ぜひ連れて行ってほしい!と永玖と高尾颯斗(以下颯斗)から言われた監督は二つ返事で二人と行くことを約束。撮影終了後もたまに決起集会としてONE N’ ONLYメンバーと会い、映画について熱い話で盛り上がった仲であることも披露した。


いよいよ映画に関わる質問を受ける登壇者。最初の質問は自身の見どころ。永玖は「プライドが高くて意思が強い役柄ですが、劇中ではピュアな部分もあるのでそこには注目してもらいたい」。1か月前からアクションシーンの稽古をしていた颯斗は「(アクション監督から)“蹴り”を誉められて意気込んでたのに、いざ台本を読むとやられる方ばかりで!…だから…華麗な殴られシーンにも注目してもらいたい(笑)」とエピソードを話すと、MCから「ぜひここで披露してほしい!」と無茶ぶり。緊張しながらも見事な蹴りを披露し、この日来場していたアクション監督からも大きく「丸」のポーズをもらい大喜びの颯斗に、会場からも大きな拍手が送られた。


battleking-pos.jpgヤンキーたちが挫折を経験しながらも夢を見つけて向かっていく役柄にちなみ、これまでに挫折したことを聞かれた颯斗は「運動会のプログラムで「ソーラン節」が見つけ、ダンスをずっとやってきた俺が輝く種目だ!って気合をいれてたのに、直前で怪我をしちゃって、フルパワーで踊れなかったのが悔しくて!ソーラン節で挫折!」と会場を笑わせた。


そして壇上でMCから先日の完成披露上映会で発表した公開時の入場者プレゼント(オリジナルポストカード)に抽選で劇中衣装の学ランの第二ボタンがプレゼントされることが発表されたが、本日の大阪の舞台挨拶ではONE N’ ONLYメンバー最後である山下永玖の第2ボタンをプレゼントとして観客の目の間で外された。


舞台挨拶の最後には、永玖から「青春を感じさせてくれる映画ですし、瀧川監督がぼくたちにもたくさん指導してくれて愛情を込めてできた作品だと思うので、見逃さず最後まで見ていただけたら嬉しいです。」と話し、颯斗は「長い時間、濃い時間をかけて完成させた作品です。いつも応援してくれているみんなは僕たちの事を知っていると思うけど、その僕たちと(演じている役柄との)共通したシーンや感情もあります。実際の僕たちが映画の中で夢をおいかけているような不思議な感覚を、体感してほしいなと思います。」、監督「ロングラン大ヒット御礼になるように、何回も見ていただいて、バトルキング2・3へと続いていってくれたらいいなと思います。」と続編への期待を込めて締めくくった。
 


■豪華レアアイテムが当たるプレゼント抽選付き入場者プレゼント

battleking-hagaki-500.jpg

3月10日(金)より上映劇場にて、映画『バトルキング!!-We’ll rise again-』をご観覧いただきました皆様全員にオリジナルポストカードをプレゼント!さらにここでしか手に入らない「レアアイテム」が当たるプレゼントキャンペーン付き!

※ポストカードは各劇場なくなり次第配布終了となります。


【抽選で豪華レアイテムが当たる】

【A賞】ONE N’ONLYメンバー劇中着⽤⾐装学ラン付属の第2ボタン(6名様)
【B賞】⽣写真全48種コンプリートセット(2名様)
【C賞】⽸バッジ全14種コンプリートセット(2名様)

■応募方法:⼊場者特典のポストカード裏⾯に記載のシリアルコードを作品公式HP内の応募フォームページに入力して、希望賞品を選んで応募ください。
※応募フォームページURLはポストカードに掲載しております。

■応募期間:2023年3月10日(金)10:00〜4月6日(木)23:59まで

■賞品発送:2023年4月中旬~下旬を予定


【ストーリー】

お前らがいたら、誰にも負けねぇ!

ダンスと出会い、俺たちの青春が始まった


「夢に向かって本気になるなんてバカらしい…」と仲間たちとクラブへ入り浸り、喧嘩に明け暮れていた源二郎(山下永玖)は、ひょんなことから全国でも知られている名門アートスクールに侵入して設備を破壊する事件を起こしてしまう。校長の計らいで校内の清掃活動をすることで許されることになる。そこで出会った、ダンスに打ち込む少女、可乃(櫻愛里紗)。源二郎は可乃の誘いで、HIPHOPのDUETダンスの練習相手を務めることになり、「本気で打ち込みたい!」と思い始めていた。そんな時、源二郎たちと対立する山縣虎太郎(森愁斗)との抗争が勃発!仲間たちの危機に自分の想いを抑え、戦いへ向かう源二郎。ようやく夢を見出した源二郎、そして仲間たちの運命は…


battleking-main-500.jpg

【ONE N' ONLYとは】

スターダストプロモーション所属のダンス&ボーカルグループ。ボーカルTETTA、REI、EIKU、ラップ&ダンサーのHAYATO、KENSHIN、NAOYAの6人組。TikTokのフォロワー数は日本人音楽アーティスト1位の520万人超え(※2023年2月1日時点)。合計再生回数は2億回を突破。2022年7月にはブラジルにて開催された南米最大のアニメフェス『Anime Friends 2022』で初の海外パフォーマンスを成功させた。
2023年春には全国ホールツアーの開催が決定!世界を股にかけるワールドワイドなグループ。


battleking-sub-500.jpg

【BUDDiiSとは】

スターダストプロモーション所属、令和に誕生した ”DIY” ダンス&ボーカルグループ BUDDiiS(バディーズ)!!
2020年9月16日結成、FUMINORI・KEVIN・MORRIE・SEIYA・YUMA・SHOW・TAKUYA・HARUKI・FUMIYA・SHOOTからなる10人組。
2021年5月『CLICK ME』でデビュー、2022年3月『R4U』LINE MUSICウィークリー5位獲得!
そして8月24日、待望の初CDとなる6th Single『SM:)LE』をリリース、オリコンウィークリー7位を獲得!
ライブでは2022年5月末に横浜武道館にて男性アーティスト初のワンマンライブを開催・成功させ、2022年夏には初の全国ツアーとなる5大都市Zeppツアーを開催。
同年12月、LINE CUBE SHIBUYA(旧渋谷公会堂)の2days 3公演のワンマンライブは全公演チケットSOLD OUT!!
関わるものすべてをバディ(仲間)へ巻き込んでいく、新進気鋭のダンス&ボーカルグループ!


(オフィシャル・レポートより)

半世紀の時を経て現代に蘇るTBSドキュメンタリー史上最大の問題作

「日の丸について気軽に話せる社会のきっかけになれば」

新星・佐井大紀 監督が作品への思いを熱く語る
 

hinomaru-bu-550.jpg

TBSドキュメンタリー史上最大の問題作を現代に蘇らせた『日の丸~寺山修司40年目の挑発~』が、2月24日(金)より全国公開中です。

1967年、寺山修司がTBSで構成担当したドキュメンタリー番組『日の丸』。長年タブーとされていた本作を「現代に同じ質問をしたら、果たして?」 という思いから、TBSドラマ制作部所属の佐井大紀(弱冠28歳)が製作した本作。初ドキュメンタリーにして、衝撃的な内容に挑んだ監督にも大きな注目が集まっています。

本作公開を記念し、2月26日(日) に公開記念舞台挨拶を実施しました!


【日時】2月26日(火) ※上映後

【会場】シネ・リーブル梅田 シネマ4(大阪市北区大淀中1丁目1-8 梅田スカイビル) 

【登壇】(敬称略)佐井大紀監督     MC:加美幸伸(FM COCOLO DJ)


<以下、レポート全文>

寺山修司が構成を手掛け、街ゆく人に“日の丸”について矢継ぎ早に質問を繰り出すという内容からTBSドキュメンタリー史上最大の問題作と呼ばれた番組『日の丸』。1967年2月9日に放送されると、その直後から世間の物議を醸し、閣議でも問題視されるなど、長年タブーとされてきた曰くつきの番組です。『日の丸~寺山修司40年目の挑発~』はTBS新人研修の際にこの作品と出会った若き佐井大紀監督が「現代に同じ質問をしたら、果たしてどうなるのか?」と、この街録の手法を今に蘇らせ制作。2月24日(金)より公開を迎えたのを記念し、シネ・リーブル梅田にて舞台挨拶を実施しました。

hinomaru-bu-500-1.jpg上映終了後、自身も寺山修司の大ファンである加美幸伸(FM COCOLO DJ)がMCで登壇。鑑賞後のお客様を前に「本作はいかがでしたか」と感想を求めると、客席からは厚い拍手で返答が。続いて、MCの呼びかけで監督が登場すると大きな拍手が沸き起こり、寺山ファン同士の佐井監督&加美による熱を帯びたトークが展開しました。


TBSの新人研修の際に寺山が手がけた『日の丸』と出会ったという監督は、「見た時に抱いた違和感・気持ち悪さ」れ、「インタビューがただ羅列されているだけの映像は、ホラーやフェイクドキュメンタリーを見た感覚に近い。当時、あの違和感が公共の電波に乗ったということはどういう意味を持っていたのか」と、疑問を抱いたことが本作製作の出発点だったと明かした。


hinomaru-sub-1.jpgそしてMCから「『日の丸』は、建国記念日にテレビ放送されました。当時の国民の気持ちはどうだったのでしょうか」と尋ねられた監督は、放送枠が当時の話題を紹介する企画だったことを前置きし、「現代で言うところの『情熱大陸』で紹介されたような感じ」と例えます。「そのいびつさ・危うさ・TV局の懐の広さ、全部含めて面白いな」と思ったと語りました。


「感情を入れず、淡々と質問を街行く人に浴びせる」という寺山・萩元ディレクターが『日の丸』で用いた撮影スタイルに則り、“街録(がいろく)”を採用した本作。バラエティ番組の撮影手法として街行く人々にインタビューすることは一般的になっているが、本作撮影時では「答えてもらえなかった」と監督は苦笑い。「いきなり身分を明かさず質問をしても不審がられて、YouTuberと勘違いされましたね。最後に「TBS」と明かすと理解してもらえたんですが、95%は去り、なかには罵声を浴びせてくる方もいました」と、撮影時の苦悩を語りました。


hinomaru-sub-5.jpg今回の劇場版公開前にTV版で放送した本作。放送前には公式Twitterを開設し、「日の丸」の写真を募集していましたがほとんど反応はありませんでした。そのことに対して監督は「当事者になることを回避する、防衛本能が発揮されたのではないか。現代人は誰かの意見に批判はできるが、自分から発信することは好まない」と推察し、 「(SNSは人と人が直接)対面するのではなく距離があるメディア。だからこそ、(批判されることを恐れて)意見を述べない人が多かったのではないか」と語りました。


「現代社会に、寺山修司は何を考えるか」とMCが問うと「多様であるように見えて、単一思想がはびこる歪な現代社会を挑発するのではないか」と寺山の考えを想像。さらに、「考えが凝り固まっている状態が現代。『個人のイマジネーションで何かを破壊する』という寺山修司の“情念の反動化への挑戦”思想とは異なり、“1億総評論家社会”とも言われている現代は周囲の同調圧力によって意見が狭まっているのではないか。SNSでも自分にとって都合の良い情報だけが流れてくるように」と分析していました。


hinomaru-sub-2.jpg「弱冠28歳で現代日本を生きる監督は、どんな気持ちで生きているか」と問われた監督は、「寺山は強い野心や確立された自分の世界を持っていて憧れる。私は普通の会社員なので、よりそのすごさを感じた」と語りました。


60~70年代初頭へのイメージについては「既存の価値観を破壊して再構築するカウンターカルチャーが中心だったと思う。再構築から何が見えてきたのかと物事を疑う価値観にも憧れがあり、本作ではそれが難しい現代社会を寺山の名を借りて描いた」と熱い胸の内を明かした。「ナンセンスなものがうねりをもってなだれ込む時代だった」とMCが当時の社会の風潮を語ると、監督は赤塚不二夫の『レッツラゴン』などを例に挙げ、「政治的なものとナンセンスなものが融合していた」という当時への憧れを語りました。


hinomaru-sub-3.jpgMCから「当時のドキュメンタリーには、その起点が映し出されている。今の時代に『日の丸』が描かれたことで、『お前ら考えろよ』と想像力をつつかれたような気持ちになった。当時は良い時代だったと思い出し、寺山の価値観からも学びを得た」と伝えられた監督は、笑顔で感謝の意を述べました。


惜しくも終了の時刻が迫り、最後に本作のコメント求められた監督。「本日は朝早くからありがとうございました。日の丸という題材は皆で語りづらいですが、酒の肴にするような形で身近な人に話してほしい。日の丸やアイデンティティについて、気軽に話せる社会のきっかけになればいいなと思います」と締めくくり、舞台挨拶は幕を閉じました。

                                      以上


hinomaru-main.jpg

<内容>

寺山修司が構成を手がけた1967年放送のTBSドキュメンタリー「日の丸」を現代によみがえらせたドキュメンタリー映画。

街ゆく人々に「日の丸の赤は何を意味していますか?」「あなたに外国人の友達はいますか?」「もし戦争になったらその人と戦えますか?」といった本質に迫る挑発的な内容のインタビューを敢行した同番組は、放送直後から抗議が殺到し閣議でも問題視されるなど大きな反響を呼んだ。

TBSのドラマ制作部所属で本作が初ドキュメンタリーとなる佐井大紀監督が、自ら街頭に立って1967年版と同様の質問を現代の人々に投げかける。ふたつの時代を対比させることで「日本」や「日本人」の姿を浮かび上がらせていく。
 


<作品情報>

・監督:佐井大紀 製作:米田浩一郎、安倍純子 
・企画・エグゼクティブプロデューサー:大久保竜
・チーフプロデューサー:松原由昌 プロデューサー:森嶋正也、樋江井彰敏、津村有紀
・総合プロデューサー:秋山浩之、小池博 TBS DOCS事務局:富岡裕一
・協力プロデューサー:石山成人、塩沢葉子
・出演:高木史子、シュミット村木眞寿美、金子怜史、安藤紘平、今野勉 
・語り:堀井美香、喜入友浩(TBSアナウンサー)
・2023年/日本/87分/5.1ch/16:9 
・製作:TBSテレビ 配給:KADOKAWA 
・©TBSテレビ
公式サイト:hinomaru-movie.com

2023年2月24日(金)~シネ・リーブル梅田  ほか全国順次公開


(オフィシャル・レポートより)

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86  
Content-Type: text/html; charset=UTF-8 Movable Type | Movable Type Pro
Movable Type

Movable Type

エラーが発生しました。

タイムアウトしました。お手数ですが検索をやり直してください。