
~70年、4世代から浮かび上がる原発を背負わされた福島の闘い、そして未来~


―――なるほど、原作から離れて、オリジナル脚本が立ち上がるまでに、紆余曲折があったのですね。
井上:最初は現在だけを描こうと思っていましたが、本当にこれが福島の人に届くのか、被災者目線に立っているのかと考えたとき、立ちすくんでしまったのです。そのとき、たまたま新聞で読んでいたウラン開発の記事を目にし、車で福島まで行ったときのことを思い出しました。そこで、東京と福島は地続きであることに改めて気づいたわけです。津波被害も、ほんのちょっとの高低さで建物が残っている場所もあれば、全て流された場所もあり、そこにいたのが僕でもおかしくはなかった。ウラン採掘の石川町に寄った時も、土地だけでなく時間も地続きなのだと思ったのです。ウラン採掘の問題を取り入れることで、他の3.11を扱った映画と差別化を図れるし、ドキュメンタリーにはないフィクションの視点を獲得できるのではないかと考えました。また監督からは、66年原発反対運動が潰れていく様も描いてみてはとアドバイスをいただいたのです。そうすれば、全体的なテーマとして、国家及び国家的な政策によって蹂躙(じゅうりん)された命や尊厳を奪われた人たちの歴史が描けるのではないか。そういう発想で書き上げていきました。











『瀬戸内海賊物語』大森研一監督インタビュー
その頃、大人たちの間では島と本土を結ぶフェリーが廃止されるという大問題が持ち上がる。「村上水軍の財宝を見つければフェリーを直せる」。そう考えた楓たちは蔵の奥から古びた笛を発見する。その笛は英雄・武吉が12歳の息子の船出に与えた「初陣の笛」。そこには埋蔵金のありかを示す手がかりが隠されていた。祖母(中村玉緒)に励まされた楓は“水軍レース”のエース愛子(葵わかな)に教わり船操縦の猛特訓を受ける。財宝の場所は激しい潮流を超えたところだった…。
―― 愛媛出身の監督には思い入れも大きかった?
―― 主役の柴田杏花がいきいきしている。抜てきの決め手は?
『美しい絵の崩壊』
『K2~初登頂の真実~』
【韓
『ファイ 悪魔に育てられた少年』

